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JP2019042424A - 供給部材および吸収性物品の製造装置 - Google Patents

供給部材および吸収性物品の製造装置 Download PDF

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JP2019042424A JP2017171925A JP2017171925A JP2019042424A JP 2019042424 A JP2019042424 A JP 2019042424A JP 2017171925 A JP2017171925 A JP 2017171925A JP 2017171925 A JP2017171925 A JP 2017171925A JP 2019042424 A JP2019042424 A JP 2019042424A
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竜祐 尾▲崎▼
Ryusuke Ozaki
竜祐 尾▲崎▼
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Abstract

【課題】吸収体に混合剤を所望の状態で含有させる。【解決手段】供給部材50には、ダクトの内部において分散した繊維材料に混合される混合剤を内部において第一方向へ供給する第一供給路R1を形成する第一供給部60が設けられる。さらに、第一供給路60の一部を塞ぎ、第一供給路R1において流通する混合剤の一部を内部において第一方向と交差する第二方向へ供給する第二供給路R2を形成する第二供給部70が設けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、吸収性物品の製造装置に用いて好適な供給部材に関する。
紙おむつや尿パッドといった吸収性物品の吸収体には、パルプ繊維をはじめとした繊維材料に高吸水性樹脂(いわゆる「SAP〈Super Absorbent Polymer〉」)や消臭剤といった混合剤を含有させることが知られている。
この吸収体を製造する方法の一つとして、ダクトの内部で分散した状態の繊維材料へ高吸水性樹脂を混合し、混合された材料を回転ドラム上に積層させる手法が開発されている。たとえば、高吸水性樹脂を上方から下方へ供給するフィードシュータの設けられた製造ユニットが提案されている(特許文献1参照)。
特開2017-64546号公報
本件は、吸収体に混合剤を所望の状態で含有させることを目的の一つとする。
ここで開示する供給部材には、ダクトの内部において分散した繊維材料に混合される混合剤を前記内部において第一方向へ供給する第一供給路を形成する第一供給部が設けられている。さらに、前記第一供給路の一部を塞ぎ、前記第一供給路において流通する前記混合剤の一部を前記内部において前記第一方向と交差する第二方向へ供給する第二供給路を形成する第二供給部が設けられている。
なお、上方から下方へ向かう方向が前記第一方向に含まれることが好ましく、高吸水性樹脂が前記混合剤に含まれることが好ましい。
ここで開示する吸収性物品の製造装置には、上記した供給部材と、前記繊維材料および前記混合剤が積層されるドラムの回転方向上流側と回転方向下流方とに前記内部を区画する仕切板とが設けられる。さらに、前記供給部材は、前記仕切板で区画された一方の空間へ前記第一方向を向けて配置され、前記仕切板で区画された他方の空間へ前記第二方向を向けて配置されている。
本件によれば、混合剤を所望の状態で吸収体に混合させることができる。
紙おむつ(吸収性物品)の一部を破断させて示す斜視図である。 紙おむつの製造装置を示す模式図である。 製造装置の供給部材を示す斜視図である。
本実施形態では、吸収体に含有される混合剤を供給する部材と、この供給部材を用いた製造装置とを説明する。製造装置の製造対象は吸収性物品であり、吸収性物品には混合剤を含有する吸収体が設けられる。
吸収性物品は、着用者に装着され、着用者から排泄される尿や経血といった液体を吸収し保持する衛生用品である。この吸収性物品としては、テープ型やパンツ型の紙おむつ(いわゆる「使い捨ておむつ」),尿パッド,生理用ナプキン,パンティーライナーなどが挙げられる。以下の実施形態では、吸収性物品として、紙おむつを例示する。
本実施形態で説明に用いる方向については、下記のように定義する。
紙おむつについて、着用者の腹部に対向して配置される前身頃と背部に対向して配置される後身頃とを結ぶ方向を長手方向とする。これらの前身頃と後身頃との間には、着用者の股下に配置(股間に対向して配置)される股下部が位置する。また、紙おむつが着用者に装着された状態(以下「装着状態」と略称する)において、着用者の肌に向かう側(装着状態で内側)を肌面側とし、肌面側の反対側(装着状態で外側)を非肌面側とする。さらに、肌面側と非肌面側とを結ぶ方向を厚み方向とし、長手方向および厚み方向の何れにも直交する方向を幅方向とする。
また、製造装置について、吸収体を構成する資材の流通方向を基準に上流および下流を定める。なお、鉛直方向を基準に上方および下方を定め、鉛直方向に直交する方向を水平方向とする。
[I.一実施形態]
[1.構成]
以下、製造装置の製造対象である紙おむつの構成を述べ、その後に、製造装置の構成を述べる。
[1−1.紙おむつ]
図1に示すように、紙おむつ1には吸収体10が内蔵され、この吸収体10に対して種々のシート2,3,4,5が重ね合わせられている。
〈吸収体〉
吸収体10は、吸水性のマット状部材である。この吸収体10は、コアラップシート(以下「ラップシート」と略称する)11で吸収体コア(以下「コア」と略称する)12が被包されている。
ラップシート11には、ティシュペーパや親水性の不織布などが用いられる。
コア12には、粉砕あるいは解繊されたパルプ繊維(繊維材料)に高吸水性樹脂(混合剤)が混合されている。
なお、パルプ繊維に加えてまたは替えて、レーヨン繊維やコットン繊維といった他の繊維材料を用いてもよい。また、高吸水性樹脂に加えてまたは替えて、消臭剤や芳香剤といった他の混合剤を用いてもよい。
〈シート〉
上記した吸収体10に対して、肌面側にはセンターシート2およびサイドシート3が積層され、非肌面側にはバックシート4およびカバーシート5が積層されている。
センターシート2は、水分を透過させて吸収体10に吸収させるため、透水性をもつ。また、センターシート2は、紙おむつ1において最も肌面側に配置される(このことから「トップシート」とも称される)。このセンターシート2は、吸収体10よりも幅方向寸法が大きく、肌面側から吸収体10を被覆する。
サイドシート3は、吸収体10よりも肌面側において幅方向側方への液漏れを防ぐため、非透水性をもつ。このサイドシート3は、紙おむつ1において最も肌面側に配置される(このことからセンターシート2と同様に「トップシート」とも称される)。
また、バックシート4は、吸収体10から非肌面側への液漏れを防ぐため、非透水性をもつ。
カバーシート5は、上記した吸収体10およびシート2,3,4を非肌面側から被覆する。このカバーシート5は、バックシート4を補強するとともに触感(たとえば手触り)を向上させるために設けられ、紙おむつ1において最も非肌面側に配置される。なお、カバーシート5は、単層構造に限らず、インナカバーシートおよびアウターカバーシートを有する多層構造であってもよい。
〈ギャザー〉
そのほか、紙おむつ1には、装着状態における着用者への追従性を高めるため、立体ギャザー6,レッグギャザー7,ウエストギャザー8といった種々のギャザーが設けられている。これらのギャザー6,7,8では、糸ゴムや伸縮フィルムといった伸縮性部材によってサイドシート3やカバーシート5などが皺寄せられる。
[1−2.製造装置]
つぎに、図2を参照して、紙おむつ1の製造装置20を説明する。
製造装置20では、吸収体10の成形をはじめ、シート2,3,4,5の積層やギャザー6,7,8の形成といったさまざまな工程が実施される。ここでは、製造装置20のうち吸収体10の成形ユニット21に着目して説明する。
成形ユニット21では、ダクト30からのパルプ繊維13および高吸水性樹脂14がドラム40の外周部41に積重されて、コア12が形成される。そして、ラップシート11に対応する帯状の連続体11′にコア12が載置される。ここでは、ドラム40から反転ドラム90にコア12が受け渡され、反転ドラム90に受け渡されたコア12が連続体11′に載置されるものを例示する。なお、図示省略するが、コア12が載置された連続体11′は、連続体11′でコア12を被包した後に所定の寸法に裁断されることによって、吸収体10として形成される。
以下、ドラム40,ダクト30の順に各構成を述べる。
〈ドラム〉
ドラム40は、ダクト30から供給されたパルプ繊維13および高吸水性樹脂14(何れも一箇所のみに符号を付す)を内周側へ吸引して積重することで、外周部41にコア12を成形する円筒状の回転体である。このドラム40の外周部41には、コア12の概形に応じた形状の金型42(一箇所のみに符号を付す)が周方向に沿って断続的に設けられており、各金型42の内部に積重されたパルプ繊維13および高吸水性樹脂14がコア12として成形される。なお、断続的にコア12が成形されるのに限らず、ダクト外周に金型が周方向に沿って連続的に設けられ、連続的にコアが成形されてもよい。
図2には、時計回りのドラム40を例示する。このドラム40は、回転軸から視たドラム40をアナログ時計に準えた場合に、外周部41のうち9時〜12時に対応する一部41aにパルプ繊維13および高吸水性樹脂14が供給される。
なお、ドラム40の4時に対応する箇所で積重されたコア12を反転ドラム90に受け渡し、反転ドラム90の6時に対応する箇所でコア12を連続体11′に受け渡して載置する。
〈ダクト〉
ダクト30は、パルプ繊維13および高吸水性樹脂14を供給する中空の部材である。ダクト30の上流端部(図示省略)から分散した状態のパルプ繊維13が内部空間S(内部)に導入され、この内部空間Sで分散した状態のパルプ繊維13がドラム40へ向けて吹き付けられている。
このダクト30は、開口の設けられた下流端部39に向けて広げられたスカート状に設けられ、この下流端部39でドラム40の外周部41のうち一部41aを覆うように配置されている。
さらに、ダクト30には、ドラム40の回転方向上流側と回転方向下流側とに内部空間Sを区画する仕切板31,32が設けられている。ここでは、ドラム40の回転方向を基準として、上流側の第一仕切板31および下流側の第二仕切板32の二枚が並設されている。これらの仕切板31,32によって、内部空間Sが下記の三空間S1,S2,S3に区画される。
・第一空間S1:第一仕切板31よりも上流側(図2では下側)の空間
・第二空間S2:第一仕切板31よりも下流側であって第二仕切板32よりも上流側
(図2では下側)の空間(一方の空間)
・第三空間S3:第二仕切板32よりも下流側の空間(他方の空間)
上記したダクト30には、下記に詳述する供給部材50が付設されている。
〈供給部材〉
供給部材50は、ダクト30の内部空間Sへ高吸水性樹脂14を供給する部材である。
ここでは、ダクト30の内部空間Sと外部空間Oとに跨って供給部材50が設けられ、外部空間Oにおいて導入部80から供給部材50に高吸水性樹脂14が導入される。さらに、供給部材50に導入された高吸水性樹脂14は、重力によって滑落(落下)することで内部空間Sに送り込まれる。さらに、ダクト30の内部空間Sが外部空間Oに対して負圧であることから、この負圧によっても高吸水性樹脂14が内部空間Sへ引き込まれる。
供給部材50には、高吸水性樹脂14の供給方向として、第一方向(黒塗りの矢印で示す)および第二方向(白抜きの矢印で示す)の二方向が設定されている。これらの第一方向および第二方向は、互いに交差する方向に設定される。図2および図3には、第一方向よりも第二方向のほうが上側を向く配向を例示する。具体的には、第一方向が第二空間S2を向く右下向きであって、第二方向が第三空間S3を向く右上向きの配向で設けられた供給部材50を例に挙げる。
この供給部材50には、図3に示すように、第一方向へ高吸水性樹脂14を供給する第一供給路R1が第一供給部60によって形成され、第二方向へ高吸水性樹脂14を供給する第二供給路R2が第二供給部70によって形成されている。
――第一供給部――
第一供給部60は、第一供給路R1に沿って設けられ、高吸水性樹脂14の供給を案内するガイド部材である。この第一供給部60は、上方から下方に向かうにつれてドラム40へ近接するように下方傾斜して配向される。
図3には、上方が開放されたチャンネル形状(開放側が上方を向くコの字型の断面をもつ樋形状,滑り台形状)の第一供給部60を例示する。すなわち、第一供給部60は、底壁部61におけるドラム40の軸方向端部から二つの立壁部62,63が立設されている。これらの壁部61,62,63で囲まれる空間に第一供給路R1が形成されている。
ここでは、第一供給部60が一直線に延びて設けられる。そのため、第一供給路R1における高吸水性樹脂14の流通方向は、第一供給部60の延在方向と同方向であり、第一方向とも同方向の供給部材50を例示する。ただし、第一供給部が延在する形状は、複数の直線が突き合わせられた形状であってもよいし、曲線状であってもよい。これらの場合の第一供給路における高吸水性樹脂の流通方向は、第一供給部の延在直線や延在曲線に沿う方向となる。
底壁部61の上面61a(第一供給路R1に面する部位)には、第一供給路R1に沿って延びるとともに第二空間S2に連通する溝部61bが設けられている。ここでは、複数の溝部61bが並設されている。この上面61aは、導入部80から導入された高吸水性樹脂14が滑り落ちるシュート面として機能する。
ところで、上述した〔背景技術〕の欄で上述したように、供給部材による高吸水性樹脂の供給方向に下方(一方向)だけが設定されている技術では、吸収体に高吸水性樹脂を所望の状態で含有させられないおそれがある。たとえば、コアの厚み方向において含有される高吸水性樹脂の領域が偏り、吸水性や保水性の低下を招くおそれがある。
そこで、本実施形態の供給部材50には、第一方向へ高吸水性樹脂14を供給する第一供給部60に加えて、第一方向とは異なる第二方向にも高吸水性樹脂14を供給する第二供給部70が設けられている。
――第二供給部――
第二供給部70は、第一供給路R1の一部を塞いで第二供給路R2に沿って設けられ、高吸水性樹脂14の供給を案内するガイド部材である。
この第二供給部70は、第一供給路R1を流通する高吸水性樹脂14の一部については第二供給部70によって第二方向へ供給させ、第一供給路R1を流通する高吸水性樹脂14の残りの一部についてそのまま第一方向へ供給させる。
そのため、第二供給部70は、第一供給路R1における高吸水性樹脂14のうち一部の供給方向を変更する観点からは「進路変更部」と言え、方向別に高吸水性樹脂14の供給量の配分を調節する観点からは「配給調節部」と言える。
ここでは、第二供給部70は、第二方向に延在する板状に形成された第二供給部70を例示する。また、第一供給部60の下端部69(下流端部)に結合された第二供給部70を例に挙げる。言い換えれば、第一供給路R1における高吸水性樹脂14の出口(下流端部)に配置された第二供給部70を例示する。
さらに、第二供給部70には、第一方向(第一供給路R1)に沿って貫通孔71が穿設されている。そのうえ、第二供給部70は、上記した第一供給部60の溝部61bを塞がないように設けられている。すなわち、第一供給路R1における高吸水性樹脂14の流通方向を基準とした第二供給部70に対して上流側と下流側とは、溝部61bや貫通孔71によって連通されている。
なお、図3では、二つの貫通孔71が設けられた第二供給部70を例示する。ただし、第二供給部70における貫通孔の数は、単数であっても三つ以上の複数であってもよい。
このように、第二供給部70によって第一供給路R1の一部は塞がれるのに対し、上記した貫通孔71や溝部61bによって、第一供給路R1の他部は塞がれることなく第二空間S2への連通が構造的に確保されている。
そのため、第二供給部70に対して第一供給路R1を流通する高吸水性樹脂14の一部が衝突し、衝突した高吸水性樹脂14が第一供給部60において開放された斜め上方(第二方向)に方向を変える。このようにして、第一供給路R1を流通する高吸水性樹脂14の一部が第三空間S3へ供給される。これに対し、第一供給路R1を流通する高吸水性樹脂14の残りの一部は、第二供給部70によって方向を変えられることなく、貫通孔71や溝部61bを通じて斜め下方(第一方向)に流通する。このようにして、第一供給路R1を流通する高吸水性樹脂14の他部が第二空間S2へ供給される。
[2.作用および効果]
本実施形態は、上述したように構成されるため、以下のような作用および効果を得ることができる。
(1)供給部材50には、第一方向へ高吸水性樹脂14を供給する第一供給部60に加えて、第一方向とは異なる第二方向にも高吸水性樹脂14を供給する第二供給部70が設けられている。これにより、吸収体10における高吸水性樹脂14の分布を調節することができる。
ここで、本件の供給部材50によって高吸水性樹脂14の分布が調節された吸収体10と、以下に示す混合状態1,2の吸収体とを比較する。
・混合状態1:コアの非肌面側に含有される高吸水性樹脂が偏る場合
・混合状態2:コアの肌面側に含有される高吸水性樹脂が偏る場合
混合状態1の場合には、非肌面側よりも肌面側のほうが高吸水性樹脂の含有量が少ないため、吸収体に吸収された液体を保持できずに再び肌面側へ漏れだす現象(以下「ウェットバック」と言う)を招くおそれがある。
混合状態2の場合には、非肌面側よりも肌面側に多量の高吸水性樹脂が含有されるため、肌面側の高吸水性樹脂が液体を保持することで膨潤することにより、コアの肌面側における厚み方向への液体の透過が阻害される現象(以下「ゲルブロック」という)を招くおそれがある。
混合状態1の吸収体に対しては、供給部材50によって非肌面側における高吸水性樹脂14の含有を抑えた吸収体10を積層させることができ、これによってウェットバックを抑えることもできる。
混合状態2の吸収体に対しては、供給部材50によって肌面側における高吸水性樹脂14の含有を抑えた吸収体10を積層させることができ、これによってゲルブロックを抑えることもできる。
このように、吸収体10に所望の状態で高吸水性樹脂14を含有させることができ、吸収体10に所望の吸水性や保水性を発揮させることができる。
(2)第二供給部70が第一供給部60の下端部69に結合されることから、高吸水性樹脂14が第二方向へ供給される箇所が供給部材50において下部に設定される。そのため、内部空間Sのうち上部(ここではドラム40の回転方向下流側)への過度な高吸水性樹脂14の供給を抑えることができる。これは、上記した混合状態1の吸収体のように非肌面側に多量の高吸水性樹脂が含有されるのを抑えることに寄与する。
そのほか、第一供給部の上下方向中間部に第二供給部が結合された供給部材と比較して、第一供給部60に対する第二供給部70の結合作業が容易であり、供給部材50の製造コストを抑えることができる。
(3)第二供給部70には第一方向に沿って貫通孔71が穿設され、第一供給部60の溝部61bが第二空間S2に連通して延設される。このようにして第二供給部70よりも上流側と下流側とが溝部61bや貫通孔71によって連通されるため、第一供給路R1を流通する高吸水性樹脂14の一部を確実に第一方向へ供給することができる。
さらに、溝部61bや貫通孔71の寸法や数を適宜設定することで、各方向への高吸水性樹脂14の供給量を調節することができる。
たとえば、溝部61bや貫通孔71の寸法を大きくすることや数を増やすことで、第一方向への高吸水性樹脂14の供給量を増加させることができる。この場合には、上記した混合状態1の吸収体のように非肌面側に多量の高吸水性樹脂が含有されるのを確実に抑えることができる。
反対に、溝部61bや貫通孔71の寸法を小さくすることや数を減らすことで、第一方向への高吸水性樹脂14の供給量を低下させることができる。この場合には、上記した混合状態2の吸収体のように肌面側に多量の高吸水性樹脂が含有されるのを確実に抑えることができる。
このようにして、吸収体10に所望の状態で高吸水性樹脂14を精度良く含有させることができ、吸収体10に所望の吸水性や保水性を確実に発揮させることができる。
(4)製造装置20の成形ユニット21には、第一方向が第二空間S2を向くとともに、第二方向が第三空間S3を向く配向で供給部材50が設けられる。このことから、第二空間S2への高吸水性樹脂14の偏った供給を抑えることができる。そのため、コア12の厚み方向中間領域に偏った高吸水性樹脂14の混合を抑えることができる。ここでは、コア12における非肌面側への高吸水性樹脂14の混合量を確保することができる。よって、ゲルブロックを確実に抑制することができる。
(5)成形ユニット21に付設された供給部材50は、第二供給部70による高吸水性樹脂14の供給方向(すなわち第二方向)が斜め上向きに設定される。そのため、第一供給路R1を流通して第二供給部70に衝突した高吸水性樹脂14は、第二供給部70の配向に沿って滑り落ちる。そのため、第二供給部70への高吸水性樹脂14の堆積を抑えることができ、導入された高吸水性樹脂14を内部空間Sへ確実に供給することができる。具体的に言えば、第二供給部70を滑り落ちた高吸水性樹脂14は、貫通孔71や溝部61bを通って第二空間S2に供給される。この点からも、吸収体10に所望の状態で高吸水性樹脂14を含有させることができ、吸収体10に所望の吸水性や保水性を発揮させることができる。
[II.その他]
上述した実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、適宜組み合わせることもできる。
たとえば、第二供給部は、第一供給部の下端部に設けられるのに替えてまたは加えて、他の箇所に第二供給部が設けられていてもよい。具体的には、ダクトの内部空間において第一供給路における高吸水性樹脂の流通方向に交差する第二供給部が並設され、これらの第二供給部が第一供給部に結合されていてもよい。このような複数の第二供給部によれば、吸収体に含有される高吸水性樹脂の分布調節精度を向上させることができる。
また、供給部材は、上述したように下方傾斜した配向に限らず、種々の配向を採りうる。たとえば、加圧空気によって高吸水性樹脂をダクト内に送り込むことや、ダクト内の負圧によって高吸水性樹脂を引き込むことにより、上向きに高吸水性樹脂を流通させることも可能であり、上方傾斜した配向の供給部材を採用することもできる。
ただし、高吸水性樹脂を安定して供給する観点や装置を簡素化する観点からは、重力によってダクト内部に供給する供給部材を用いることが好ましい。すなわち、高吸水性樹脂を送り込む方向制御機能を必要としない下向きの供給部材を用いることが好適である。
そのほか、供給部材における第一供給部や第二供給部の形状は、周辺構造や要求仕様などに応じて種々の形態に設定することができる。たとえば、パイプにおいて下流端部に第一方向を向く開口が設けられるとともに周壁に第二方向を向く開口が設けられ、前者の開口への流通を邪魔する部材が後者の開口周辺においてパイプの内部に配置された供給部材を用いてもよい。このように管状の第一供給部を用いてもよいし、ブロック状(塊状)やポール状(棒状)の第二供給部を用いてもよい。
なお、反転ドラムを省略し、ドラムから連続体に直接コアが載置されてもよい。この場合には、コアにおける高吸水性樹脂の分布に関して、上述した「非肌面側」を「肌面側」と読み替え、同様に、上述した「肌面側」を「非肌面側」と読み替えればよい。
1 紙おむつ(吸収性物品)
10 吸収体
11 ラップシート
11′ 連続体
12 コア
13 パルプ繊維(繊維材料)
14 高吸水性樹脂
20 製造装置
21 成形ユニット
30 ダクト
31 第一仕切板
32 第二仕切板(仕切板)
39 下流端部
40 ドラム
41 外周部
41a 一部
42 金型
50 供給部材
60 第一供給部
61 底壁部
61a 上面
61b 溝部
62,63 立壁部
69 下端部(下流端部)
70 第二供給部
71 貫通孔
80 導入部
O 外部空間
1 第一供給路
2 第二供給路
S 内部空間(内部)
1 第一空間
2 第二空間(一方の空間)
3 第三空間(他方の空間)

Claims (7)

  1. ダクトの内部において分散した繊維材料に混合される混合剤を前記内部において第一方向へ供給する第一供給路を形成する第一供給部と、
    前記第一供給路の一部を塞ぎ、前記第一供給路において流通する前記混合剤の一部を前記内部において前記第一方向と交差する第二方向へ供給する第二供給路を形成する第二供給部と
    を備えた供給部材。
  2. 前記第二供給部は、前記第一供給路の下流端部において前記第一供給部に結合された
    請求項1に記載された供給部材。
  3. 前記第二供給部には、前記第一供給路に沿って穿設された貫通孔を有する
    請求項1または2に記載された供給部材。
  4. 前記第一供給部は、前記第一供給路に沿って延びるとともに前記内部に連通する溝部を有する
    請求項1〜3の何れか1項に記載された供給部材。
  5. 前記第二供給部は、前記第一供給路における前記混合剤の流通方向に対して交差して並設された
    請求項1〜4の何れか1項に記載された供給部材。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載された供給部材と、
    前記繊維材料および前記混合剤が積層されるドラムの回転方向上流側と回転方向下流方とに前記内部を区画する仕切板とを備え、
    前記供給部材は、前記仕切板で区画された一方の空間へ前記第一方向を向けて配置され、前記仕切板で区画された他方の空間へ前記第二方向を向けて配置された
    吸収性物品の製造装置。
  7. 前記第二方向は、水平方向に対して傾斜する
    請求項6に記載された吸収性物品の製造装置。
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