JP2019040039A - 構造体の製造方法、加工方法、および光学部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】 無機ガラスや樹脂などにも適用が可能であり、且つレンズ形状などの曲面にも形成が可能な凹凸構造の形成方法を提供する。【解決手段】 表面に凹凸構造を有する構造体の製造方法であって、第一の材料からなる基材の表面に対し、前記第一の材料とは異なる第二の材料が付着するように当該第二の材料の存在下でドライエッチングを行い、前記表面に凹凸構造を形成することを特徴とする。【選択図】 図2
Description
本発明は、構造体の製造方法、加工方法、および光学部品に関する。
レンズなどの光学部品には、表面の反射を防止する反射防止技術が用いられている。従来から利用されている反射防止技術として、誘電体の多層膜を表面に積層する技術がある。
誘電体の多層膜は、特定の波長と入射角度の光であれば、その反射率を大幅に抑えることができるが、波長と角度に大きく依存するため、充分な反射防止効果が得られない場合がある。
誘電体の多層膜以外の反射防止技術として、部品の表面に微細な凹凸構造を形成する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
波長に比してサイズの小さい凹凸が部品の表面に形成されると、凹凸の形成領域の実効屈折率は、凹凸の形状、空気と凹凸材料の屈折率によって大きく変化する。空気と部品界面における屈折率の急激な変化を抑制することができれば、部品の表面における反射を防止することができるようになる。
反射防止構造を形成する方法の一つとして、フォトリソグラフィーにより基材上にパターニングされたフォトレジストを形成し、それをマスクに基材をエッチングして凹凸を形成する方法がある。
しかし、当該方法では、形成される凹凸パターンは周期的な構造になる。部品の表面に周期Pの繰り返しの凹凸構造がある場合、周期Pと波長λの大小関係、および入射角度により回折光が発生してしまう。
この回折光を防ぐ方法として、凹凸を不規則(ランダム)に配置することがあげられる。周期Pが不規則になることで、回折格子として機能しなくなるため、結果として回折光の発生を抑えることができる。
不規則に配置された凹凸構造を作る方法としては、例えばシリコン基板表面のエッチング残渣であるシリコン酸化物を形成し、表面に付着したシリコン酸化物をマスクとしてドライエッチングすることにより凹凸形状を得る方法(特許文献2)や、陽極酸化ポーラスアルミナを金型として利用する方法(特許文献3)がある。
特許文献2では、シリコン基板の表面を反応性イオンエッチングおよび類似のドライエッチングで粗面化する。その際に、エッチングされたシリコンの酸化物がエッチング残渣となり表面に再付着する。これをエッチングのマイクロマスクとして利用することでシリコン基板表面に凹凸構造を形成するものである。
透過型光学素子などの光学部品は、例えば石英ガラスなどの無機材料や樹脂などの有機材料が使用される。また、レンズ形状のように曲面構造を有する場合もあり、反射防止構造を形成する面は、平面でないこともある。
特許文献2の方法では、加工対象であるシリコンのエッチング残渣であるケイ素酸化物をエッチングマスクとして利用するものであり、もともとケイ素酸化物が主成分である石英ガラスなどには適用できない。樹脂を加工対象とする場合、エッチングガスに含まれる酸素から発生する酸素ラジカルにより樹脂が分解されるため、エッチングマスクとして不適当である。
また、特許文献3にある方法では陽極酸化により製作した金型の形状を被加工材に転写して利用する。そのため被加工材の加工面は平面に限られるという課題がある。
上記解題に鑑み、本発明は、光学部品に用いることのできる透明な材料、特に無機ガラスや樹脂などにも適用が可能であり、且つレンズ形状などの曲面にも形成が可能な凹凸構造の形成方法を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、表面に凹凸を有する構造体の製造方法であって、第一の材料からなる基材の表面に対し、前記第一の材料とは異なる原子種の第二の材料の粒子が付着し、該粒子をマスクとして第一の材料がエッチングされるように当該第二の材料の存在下でドライエッチングを行い、前記表面に凹凸構造を形成することを特徴とする。
本発明によれば、石英や樹脂などの透明材質に対しても表面に凹凸構造を形成することが可能であり、且つレンズ形状などの曲面などにも凹凸構造を形成することができる。
以下、本発明の実施形態について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明は、表面に凹凸を有する構造体の製造方法であって、第一の材料からなる基材の表面に対し、前記第一の材料とは異なる原子種の第二の材料の粒子が付着し、該粒子をマスクとして第一の材料がエッチングされるように当該第二の材料の存在下でドライエッチングを行い、前記表面に凹凸構造を形成する方法である。
凹凸構造は、光の反射を抑制する反射防止構造として使用可能であり、ピラー状の凸形状を多数有する構成や、ランダムモスアイ構造、錘状などの様々な形状があげられるが、凹凸の形状は特に限定されない。
基材上で、凹凸構造が形成される領域を後で形成予定領域と呼ぶ場合がある。
第一の材料が無機ガラス材料であり、第二の材料が金属または金属酸化物であると好ましく、基材が石英ガラスであり、第二の材料がCr、Arの中から選択される少なくとも一種であることが好ましい。
凹凸構造の形成は、付着した第二の材料をマスクとして、第一の材料がエッチングされることにより形成されることが好ましく、凹凸構造の形成後に、付着した第二の材料を除去する工程をさらに有することがより好ましい。
また、第二の材料の供給源が、基材の表面の少なくとも一部を覆うように配置されているとよく、あるいは第二の材料の供給源が、ドライエッチングを行うチャンバ内に配置された基材と別体の供給源であっても良い。
また、第二の材料の供給源を第三の材料で覆う工程を有すると良い。
また基材が、パターンが形成されたパターン面を有しており、凹凸構造が、基材のパターン面に対向する裏面に形成すると良い。
また、本発明に係る加工方法は、表面に凹凸構造を形成する加工方法であって、第一の材料からなる基材の表面に対し、前記第一の材料とは異なる第二の材料が付着するように当該第二の材料の存在下でドライエッチングを行い、前記表面に凹凸構造を形成することを特徴とする。
また、本発明に係る光学部品は、透明な基材の一面にパターンが形成されたパターン面と、該基材の前記パターン面に対向する裏面に形成された不規則な凹凸構造と、を有する。
基材が石英ガラスであると好ましく、凹凸構造が形成されていない基材の少なくとも一部の領域に、遮光膜が配置されていると良い。
本発明の方法は、種々の材料の基材に対して適用が可能であり、非平面の表面にも簡便に凹凸構造を作成することが可能である。
本発明に係る実施形態は、形成予定領域を有する基材と、マスク材を供給するマスク材供給領域を有するマスク材供給部材とを、同一のチャンバ内に配置し、エッチングを行うものである。これにより、基材表面に不規則なパターン配列をもつ反射防止構造を形成する。
より具体的には、本発明に係る第1の実施形態は、基材上の形成予定領域と、形成予定領域とは異なる領域に、基材と異なるマスク材供給領域とを設け、両領域に対してエッチングを行うものである。
これにより、供給領域からスパッタリングされたマスク材を形成予定領域へマスクとして不規則に付着させる工程と、該マスクをエッチングマスクとして基材をエッチングし、その表面に不規則な配列をもつ凹凸構造を形成する工程が同時に行うことができる。
また、第2の実施形態として、マスク材供給領域を有するマスク材供給部材は基材とは別の材料片としてチャンバ内へ配してもよい。
同一チャンバ内に配されたマスク材供給領域があればよく、この場合基材に対する供給源のパターニングは不要になる。また、基材がプラズマに曝される面全体に凹凸構造の形成が可能である。
本発明に用いる基材とマスク材は、用途に応じてそれぞれ種々の材料を組合せ、適宜選択することが可能である。質を選択できるため、組合せによって種々の材料へ反射防止構造の形成が可能である。
以下、本発明の各要件について詳細に説明する。
(第一の材料からなる基材について)
第一の材料からなる基材は、ドライエッチング可能な材料であればよい。例えばガラス、シリコン、樹脂などがある。シリコン基板、アクリルガラス、カルコゲンガラス、金属ガラス、有機ガラスなどがあげられるが、特に石英ガラスやシリコン基板が好ましい。
第一の材料からなる基材は、ドライエッチング可能な材料であればよい。例えばガラス、シリコン、樹脂などがある。シリコン基板、アクリルガラス、カルコゲンガラス、金属ガラス、有機ガラスなどがあげられるが、特に石英ガラスやシリコン基板が好ましい。
第一の材料からなる基材の形状は、ドライエッチングチャンバ内へ配置できるものであればよい。基材の形状は、種々の形状が選択でき、平板基板のような平面を有する基板であっても、曲面を有するレンズ形状であっても、平面と曲面を両方有する形状であってもよい。
(マスクとなる第二の材料および第二の材料の配置領域)
マスクとなる第二の材料は、第一の材料からなる基材に対して、ドライエッチングレートの小さいものを選択するのが好ましい。
マスクとなる第二の材料は、第一の材料からなる基材に対して、ドライエッチングレートの小さいものを選択するのが好ましい。
第一の材料の選択によるが、ドライエッチングレートが小さい金属または金属酸化物が好ましい。例えば、基材に石英を選択する場合、Cr、CrOx、Al、Al2O3、Ni、Ti、Ta、などがあげられる。
第二の材料は、第一の材料からなる基材の表面の一部に配置される構成が好ましい。その場合、第二の材料からなる固形物を基材の表面に配置する構成であっても、第一の材料からなる基材上に第二の材料をスパッタ等で成膜してもよい。
特に、シリコンや石英などの電子部品、光学部品などのリソグラフィー用途で使用される平滑性の高い平板基板などを使用する場合、基板上に蒸着、CVD、スパッタリングなどで第二の材料を均一に、且つ容易に成膜することができるので、好ましい。
第二の材料の配置構成は、ドライエッチングを行うチャンバ内へ配置できれば特に制限はなく、基材とは別の材料片としてエッチングチャンバ内へ同時配置する構成であっても、チャンバを構成する材料の一部として該第二の材料を配置する構成であってもよい。
また第二の材料が第一の材料からなる基材の表面の一部に配置されている構成においては、エッチングにより凹凸構造を形成する予定の領域の周囲に配置する構成が好ましい。
特に、第二の材料が配置される領域は、凹凸構造を形成しない領域であるほうが良い。
(ドライエッチング)
ドライエッチングは、一般的なエッチング装置が利用可能であり、図3に示すようなリアクティブイオンエッチング装置(RIE装置)やリアクティブイオンビームエッチング装置などが選択できる。
ドライエッチングは、一般的なエッチング装置が利用可能であり、図3に示すようなリアクティブイオンエッチング装置(RIE装置)やリアクティブイオンビームエッチング装置などが選択できる。
図3は、RIE装置の構成を模式的に示すものである。基材202を、試料トレー203上に配置して使用する。
このとき、第二の材料の供給源204も試料トレー203上に基材202とともに配置してもよい。
RFパワー、ガス導入量、プロセス圧力、プロセスなどの装置条件の設定が可能であり、条件を設定してドライエッチングを行うことができる。
次に、図2を用いて、凹凸構造を形成する工程について説明する。
凹凸構造を形成する前に、予め基板101に対し、その裏面にホログラムレンズ形状のパターン102などを形成すると良い(図2、A)。
次いで、パターン102が形成された面の裏面全面を覆うように、まずスパッタリングにての金属クロム(Cr)などの膜103を成膜する(図2、B)。
その後、凹凸構造を形成する領域(形成予定領域)の膜103を部分的に除去する(図2、E)。
膜103の部分除去は、フォトレジスト104を用いたパターニング(図2、c)、およびウエットエッチングによる開口部の膜の除去(図2、D)などによって、従来の方法で実現できる。
このとき、基板101上に存在する除去されていない膜106が、第二の材料の供給源106となる。
凹凸構造が形成される領域105のある面をエッチング対象面として基板をドライエッチングする。
このとき、膜106が同時にスパッタリングされ、凹凸構造の形成される領域105に不規則に粒子として付着し、これらがエッチングマスク107になる(図2、F)。
その結果、粒子をマスク107として基板の表面がエッチングされ、基板表面に不規則に配置された凹凸構造108が形成される(図2、G)。
その後、基板101をRIE装置から取り出し、再びウエットエッチングを行うなどの工程により、凹凸構造108の頂上部に付着しているマスク107を除去すると良い。
上記した工程により、石英基板の表面に不規則に配置された凹凸構造を持つ反射防止構造を形成することができる。
ドライエッチング(図2、F〜G)で使用するエッチングガスは、第一の材料からなる基材をエッチング可能であり、且つ第二の材料のエッチングレートが第一の材料に較べて低いものを選択する。
石英ガラスなどの無機ガラスであればCF4、CHF3、C3F8、C4F8などのCF系ガス、樹脂であれば前述のCF系ガスのほか、O2ガスなどが選択可能である。
なおこれらガスは単体で使用しても、数種類を混合してもよい。さらにAr、O2、N2を添加してもよい。
ドライエッチングを開始するとチャンバ内へ配置された第二の材料の供給源となる膜106がスパッタリングされる。
スパッタリングされた第二の材料(マスク材)の一部は、第一の材料からなる基材の凹凸構造を形成する予定領域に多数の粒子のマスクとして不規則に付着する。
同時にそのマスクをエッチングマスクとして基材をエッチングすることで、不規則な配列を有する反射防止構造が形成される。
(洗浄について)
前述のドライエッチングにより、基材表面に凹凸構造を形成した後、形成された凹凸部に残っている基材以外の材料を除去すると良い。
前述のドライエッチングにより、基材表面に凹凸構造を形成した後、形成された凹凸部に残っている基材以外の材料を除去すると良い。
除去する対象としては、第二の材料(マスク材)やエッチング時の副生成物がある。
これらの除去方法にはマスクを選択的に溶解するエッチング液を使用する方法や、基材をわずかにエッチングすることでリフトオフにより基材以外の材料を除去する方法がある。
例えば第二の材料としてCrやCrOxを使用した場合、硝酸第2セリウムアンモニウムと過塩素酸からなるクロムエッチング液でマスクを除去することができる。
また、基材が石英ガラスである場合、希フッ酸により基材表面をわずかにエッチングすることで、基材表面に付着する基材以外の材料をリフトオフし除去することができる。
(光学部品について)
上述したように、本発明は光学部品に適した反射防止のための凹凸構造を形成することができる。
上述したように、本発明は光学部品に適した反射防止のための凹凸構造を形成することができる。
すなわち、光学部品であって、透明な基材の一面にパターンが形成されたパターン面と、該基材の前記パターン面に対向する裏面に形成された不規則な凹凸構造と、を有する光学部品を提供する。
基材が石英ガラスであると良く、前記凹凸構造が形成されていない前記基材の少なくもとも一部の領域に、遮光膜が配置されていると良い。
以下に実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
(実施例1) 平板基板への加工
図2に示すように、一方の表面に光学素子パターンを形成し、もう一方の裏面側に反射防止となる凹凸構造を形成した。
図2に示すように、一方の表面に光学素子パターンを形成し、もう一方の裏面側に反射防止となる凹凸構造を形成した。
厚さ1mm、直径8インチの平板形状の石英基板(ウエハ)101に対し、一方の表面にフォトリソグラフィープロセスとドライエッチングプロセスを実施し、回折レンズ形状のパターン102を形成した(図2、A)。
次いで、パターン102が形成された面の裏面全面を覆うように、スパッタリングにて膜厚100nmの金属クロム(Cr)の膜103を成膜した(図2、B)。
その後、パターン102が形成された領域の裏面に微細な凹凸構造を形成するために、この領域(形成予定領域)のCr膜を部分的に除去した。
Cr膜の部分除去は、所定領域においてフォトレジスト104を塗布し、マスクを介した光照射によりパターニングした(図2、C)。
基板101を硝酸第2セリウムアンモニウムと過塩素酸からなるクロムエッチング液に浸漬した。これにより、光硬化していないフォトレジストによる開口部が形成され、さらに開口部のCr膜が除去される。この結果、凹凸構造が形成される領域106の石英表面が露出する(図2、D)。
さらにその基板101を、70℃に加熱したN−メチル−2−ピロリドンに浸漬し、フォトレジスト104を除去した(図2、E)。
このとき、基板101上に存在する除去されていないCr膜が、マスク粒子材料の供給源106となる。
凹凸構造が形成される領域105のある面をエッチング対象面として基板をドライエッチングした。
平行平板型のRIE装置(サムコ株式会社製、RIE−10NR)を使用し、RFパワー70W、ガスCHF3/O2=40/3sccm、プロセス圧力2Pa、プロセス時間30分の条件でエッチングした。
このとき、マスク粒子材料の供給源106のCrがスパッタリングされ、凹凸構造の形成される領域106に不規則に粒子として付着し、エッチングマスク107になる(図2、F)。
同時に、Cr粒子107をマスクとして石英基板の表面がエッチングされ、基板表面に不規則に配置された凹凸構造108が形成された(図2、G)。
その後、基板をRIE装置から取り出したのち、再びクロムエッチング液に浸漬し、凹凸構造108の頂上部に付着しているクロムを除去した。クロムエッチング液への浸漬時間は30秒行った。
この短時間の浸漬により、金属Cr膜105と比較してサイズの小さい金属Cr粒子107はエッチング液にすべて溶解するが、マスク材料の供給源であった金属Cr膜105は残存するように制御する。残存する膜は、光学素子の遮光膜108としてさらに利用する。
上記した工程により、石英基板の表面に不規則に配置された凹凸構造を持つ反射防止構造を形成することができた。
本実施例により石英基板の片面に凹凸構造を形成したときの透過率を図1に示す。
図1を見れば理解できるように、未加工の石英基板と比較し、透過率が1から2%増加する。加工した凹凸構造が反射防止構造として機能していることが確認される。
(実施例2) レンズなどの曲面を有する構成
本実施例2においては、図3に示すように、凸レンズ形状を持つ基材に凹凸構造を形成する。
本実施例2においては、図3に示すように、凸レンズ形状を持つ基材に凹凸構造を形成する。
凹凸構造が形成される曲面201を有する基材202を、実施例1で使用したRIE装置のSiO2製試料トレー203上に配置した。
このとき、マスク粒子材料の供給源204も試料トレー203上へ基材202とともに配置する。
マスク粒子材料の供給源204は、厚み0.725mmのシリコンウエハ上に金属アルミニウム(Al)を200nmスパッタリングし、その後ダイサーによって30mm角に切断したものである。
RFパワー100W、ガスCF4=45sccm、プロセス圧力2Pa、プロセス時間15分、の条件でエッチングした。
マスク粒子材料の供給源204上のAlがスパッタリングされ、凹凸が形成される面201に不規則に付着する。
この金属アルミニウム(Al)のマスク粒子をマスクとして石英をエッチングすることにより、基材表面に反射防止構造となる凹凸構造が形成される。
RIE装置から取り出したのち、濃度1%の希フッ酸に1分浸漬し、凹凸形状の表面に残存する基材以外の材料をリフトオフにより除去する。
上記工程により、基材表面に不規則に配置された凹凸構造を持つ反射防止構造を形成することができる。
(実施例3) 載置基板がエッチングマスク材
本実施例3は、マスク粒子材料となる第二の材料の供給源が基材と別体であり、装置の構成の一部である場合の製造方法を示すものである。
本実施例3は、マスク粒子材料となる第二の材料の供給源が基材と別体であり、装置の構成の一部である場合の製造方法を示すものである。
本実施例では、図4に示すように、RIE装置内にマスク粒子材料の供給源となるAl製の試料トレー303が設置される。基材302が設置される領域以外は、試料トレー303もプラズマに曝される構成になっている。
試料トレー303上に凹凸構造が形成される面301が曲面の樹脂基材302を配置しドライエッチングを行う。
RFパワー100W、O2ガス=30sccm、プロセス圧力2Pa、プロセス時間10分、の条件でエッチングする。
基材302の設置領域を除く試料トレー303の表面がマスク粒子材料の供給源として機能し、マスク粒子となるAlがスパッタリングされ、基材の凹凸構造が形成される面301に不規則に付着する。このAlの粒子をマスクとして樹脂基材をエッチングすることにより基材302表面に反射防止構造となる凹凸構造が形成される。
上記工程により、基材表面に不規則に配置された凹凸構造を持つ反射防止構造を形成することができる。
(実施例4) 曲面形成および凹凸構造形成
本実施例4は、図5に示すように、曲面形成(ドライエッチングによるレンズ加工)と、その表面の凹凸構造形成を一度に実施するものである。
本実施例4は、図5に示すように、曲面形成(ドライエッチングによるレンズ加工)と、その表面の凹凸構造形成を一度に実施するものである。
板厚0.625mm、直径8インチの石英基板(ウエハ)401の表面にフォトレジスト402を塗布し、マスク露光、現像処理により基板外周10mm領域のフォトレジストを選択的に除去した(図5、A)。
次いで、実施例1と同様に、スパッタリングによりCr膜403を厚み20nm成膜した(図5、B)。
基板401を70℃に加熱したN−メチル−2−ピロリドンに浸漬し、28kHzの超音波を印加することで基板中央から半径90mmまでの領域にあるフォトレジストを溶解し、その上に成膜されているCrをリフトオフにより除去した(図5、C)。
基板の外周部10mm領域に残存するCrがマスク粒子材料の供給源404となる。
Cr成膜面にポジ型のフォトレジストを塗布し、グレースケール露光によりフォトレジストをレンズ形状に露光した(図5、D)。グレースケール露光により露光する領域は基板中央から半径90mmまでの範囲である。この際、基板の外周10mm領域に存在するCr上のフォトレジストは露光しない。
この基板を現像することで、基板中央から半径90mmまでの領域にはレンズ形状を持つフォトレジスト405が存在し、基板外周10mm領域はCr上にフォトレジストが積層されている多層構造となる。
この基板をNLD型のRIE装置(ULVAC社製、NLD5700)でエッチングする。
アンテナパワー1000W、バイアスパワー80W、プロセス圧力1Pa、Arガス30sccm、C3F8ガス10sccm、O2ガス5sccmの条件でエッチングを行った。
この時、O2ガスの添加量を調整し、石英とフォトレジストのエッチングレートが同等となるようにエッチング条件を調整する。
調整された条件でフォトレジスト膜405がなくなるまでエッチングすることで、基板中央から半径90mmまでの領域ではフォトレジストのレンズ形状が基材に転写され、レンズ形状406が形成される。
レンズ形状406の曲面が、凹凸構造が形成される面となる。一方、基板外周10mm領域ではフォトレジスト405がなくなり、Cr膜404の表面が露出する(図5、E)。
このCr膜404が凹凸構造形成のためのマスク粒子材料の供給源となる。フォトレジスト膜405がなくなるまでエッチングしたのち、同じエッチング条件でさらに2分間エッチングを行った。
フォトレジスト膜405がなくなりプラズマに暴露される状態となった供給源404からスパッタリングされたCrが、基板中央から半径90mmまでのレンズ形成領域へ不規則に付着する(図5、F)。
これをマスク407として基材の石英をエッチングすることで、表面に反射防止構造を有するレンズ408を加工することができた(図5−G)。
本発明は、表面に凹凸構造を有する構造体の製造方法、および凹凸構造の形成方法に関するものであり、本発明の方法により凹凸が不規則に配置された反射防止構造を種々の材料に対し形成することができる。
101、202、302、401 基材
102、406 レンズ形状
103、403 Cr膜
104、402 フォトレジスト
105、201、301 反射防止構造形成予定領域
106、404 マスク材供給領域
107、407 マスク
108 不規則配置された反射防止構造
109 遮光膜
203 SiO2製試料トレー
204 マスク材供給部材
205 シャワーヘッド
206 ガス導入ライン
303 Al製試料トレー
405 レンズ形状を有するフォトレジスト
408 表面に反射防止構造を有するレンズ
102、406 レンズ形状
103、403 Cr膜
104、402 フォトレジスト
105、201、301 反射防止構造形成予定領域
106、404 マスク材供給領域
107、407 マスク
108 不規則配置された反射防止構造
109 遮光膜
203 SiO2製試料トレー
204 マスク材供給部材
205 シャワーヘッド
206 ガス導入ライン
303 Al製試料トレー
405 レンズ形状を有するフォトレジスト
408 表面に反射防止構造を有するレンズ
Claims (13)
- 表面に凹凸構造を有する構造体の製造方法であって、
第一の材料からなる基材の表面に対し、前記第一の材料とは異なる第二の材料が付着するように当該第二の材料の存在下でドライエッチングを行い、前記表面に凹凸構造を形成することを特徴とする構造体の製造方法。 - 前記第一の材料が無機ガラス材料であり、前記第二の材料が金属または金属酸化物である請求項1に記載の構造体の製造方法。
- 前記基材が石英ガラスであり、前記第二の材料がCr、Arの中から選択される少なくとも一種である請求項1または2に記載の構造体の製造方法。
- 前記凹凸構造の形成は、前記付着した第二の材料をマスクとして、第一の材料がエッチングされることにより形成されるものである請求項1から3のいずれか一項に記載の構造体の製造方法。
- 前記凹凸構造の形成後に、前記付着した第二の材料を除去する工程を有することを特徴とする請求項4に記載の製造方法。
- 前記第二の材料の供給源が、前記基材の表面の少なくとも一部を覆うように配置されている請求項1から5のいずれか一項に記載の構造体の製造方法。
- 前記第二の材料の供給源を第三の材料で覆う工程を有する請求項6に記載の構造体の製造方法。
- 前記第二の材料の供給源が、ドライエッチングを行うチャンバ内に配置された前記基材と別体の供給源である請求項1から5のいずれか一項に記載の構造体の製造方法。
- 前記基材が、パターンが形成されたパターン面を有しており、前記凹凸構造を、前記基材の前記パターン面に対向する裏面に形成する請求項1から8のいずれか一項に記載の構造体の製造方法。
- 表面に凹凸構造を形成する加工方法であって、
第一の材料からなる基材の表面に対し、前記第一の材料とは異なる第二の材料が付着するように当該第二の材料の存在下でドライエッチングを行い、前記表面に凹凸構造を形成する
ことを特徴とする加工方法。 - 光学部品であって、
透明な基材の一面にパターンが形成されたパターン面と、
該基材の前記パターン面に対向する裏面に形成された不規則な凹凸構造と、
を有する光学部品。 - 前記基材が石英ガラスである、請求項11記載の光学部品。
- 前記凹凸構造が形成されていない前記基材の少なくとも一部の領域に、遮光膜が配置されている請求項11または12に記載の光学部品。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017161463A JP2019040039A (ja) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | 構造体の製造方法、加工方法、および光学部品 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017161463A JP2019040039A (ja) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | 構造体の製造方法、加工方法、および光学部品 |
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ID=65727124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017161463A Pending JP2019040039A (ja) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | 構造体の製造方法、加工方法、および光学部品 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12293920B2 (en) | 2020-03-25 | 2025-05-06 | Fujifilm Corporation | Structure manufacturing method |
| US12518974B2 (en) | 2020-03-25 | 2026-01-06 | Fujifilm Corporation | Structure manufacturing method and structure |
-
2017
- 2017-08-24 JP JP2017161463A patent/JP2019040039A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12293920B2 (en) | 2020-03-25 | 2025-05-06 | Fujifilm Corporation | Structure manufacturing method |
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