技術分野
[0001]本開示のいくつかの態様は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、シングルおよびマルチユーザ信号拡張またはパディングのための方法および装置に関する。
背景技術
[0002]多くの電気通信システムでは、通信ネットワークは、いくつかの対話している空間的に分離されたデバイスの間でメッセージを交換するために使用される。ネットワークは、たとえば、メトロポリタンエリア、ローカルエリア、またはパーソナルエリアであり得る、地理的範囲に従って分類され得る。そのようなネットワークはそれぞれ、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、またはパーソナルエリアネットワーク(PAN)に指定され得る。ネットワークはまた、様々なネットワークノードとデバイスとを相互接続するために使用されるスイッチング/ルーティング技法(たとえば、回線交換対パケット交換)、送信のために採用される物理媒体のタイプ(たとえば、ワイヤード対ワイヤレス)、および使用される通信プロトコルのセット(たとえば、インターネットプロトコルスイート、SONET(同期光ネットワーキング:Synchronous Optical Networking)、イーサネット(登録商標)など)によって異なる。
[0003]ワイヤレスネットワークは、しばしば、ネットワーク要素がモバイルであり、したがって動的接続性の必要を有するときに、またはネットワークアーキテクチャが、固定ではなくアドホックトポロジーで形成される場合に好適である。ワイヤレスネットワークは、無線、マイクロ波、赤外線、光などの周波数帯域中の電磁波を使用する非誘導伝搬モードでは、無形物理媒体(intangible physical media)を採用する。ワイヤレスネットワークは、有利には、固定ワイヤードネットワークと比較して、ユーザモビリティと迅速なフィールド展開とを可能にする。
[0004]ワイヤレス通信システムのために要求される増加する帯域幅要件という問題に対処するために、複数のユーザ端末が、高いデータスループットを達成しながら、チャネルリソースを共有することによって単一のアクセスポイントと通信することを可能にするために、異なる方式が開発されている。しかしながら、ユーザ端末に送信されるデータの量が増加すると、ユーザ端末が、それが受信するデータを適切に処理するために、追加の処理時間が必要であり得る。したがって、シングルおよびマルチユーザ信号拡張またはパディングのための改善されたプロトコルが必要である。
[0005]添付の特許請求の範囲内のシステム、方法およびデバイスの様々な実装形態は、それぞれいくつかの態様を有し、それらのうちの単一の態様が、単独で、本明細書で説明される望ましい属性を担当するとは限らない。添付の特許請求の範囲を限定することなしに、いくつかの顕著な特徴が本明細書で説明される。
[0006]本明細書で説明される主題の1つまたは複数の実装形態の詳細が、添付の図面および以下の説明に記載されている。他の特徴、態様、および利点は、説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。以下の図の相対寸法は一定の縮尺で描かれていないことがあることに留意されたい。
[0007]本開示の一態様は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて通信する方法を提供する。本方法は、複数のワイヤレス通信デバイスの各々について、それぞれ、複数のデータパケットを複数のワイヤレス通信デバイスの各々に送信するために必要とされるシンボルの数を決定することを備える。本方法は、複数のワイヤレス通信デバイスの各々について、複数のデータパケットの各々の最終シンボル中の有用ビットの部分を決定することをさらに含む。本方法は、複数のワイヤレス通信デバイスの各々について、有用ビットの部分と、複数のワイヤレス通信デバイスの各々の変調およびコーディング方式(MCS)能力とに少なくとも部分的に基づいて、シグナリング拡張長さを決定することをさらに含む。本方法は、それぞれ、複数のワイヤレス通信デバイスの各々のための複数のデータパケットを生成することをさらに含み、各データパケットは、それぞれのワイヤレス通信デバイスのためのデータビットと、複数のデータパケットの各々の最終シンボルの後のシグナリング拡張に等しい長さの拡張とを備える。本方法は、それぞれ、複数データパケットを複数のワイヤレス通信デバイスの各々に送信することをさらに含む。一実施形態では、シグナリング拡張長さは、0μs、4μs、8μs、12μsまたは16μsのうちの1つである。いくつかの態様では、受信機に与えられた処理拡張は、0、8、または16μsであり得る。これは、メッセージに応答するためにSTAに与えられた時間の総追加量であり得る。いくつかの態様では、信号拡張(SE:signal extension)は、0、4、8、12、または16μsである。これは、パケット中の最後のシンボルの終わりに追加される時間の量である。処理拡張(PE:processing extension)は、SEと、パケット中に含まれるPost-FECパディングビット(Post-FEC padding bit)を処理する必要がないことによりSTAに与えられた追加の時間との和であり得る。
[0008]いくつかの態様では、本方法は、複数のワイヤレス通信デバイスの間で、シンボルの最大数と有用ビットの最大部分とを決定することをさらに含むことができ、ここにおいて、複数のデータパケットを生成することは、それぞれのワイヤレス通信デバイスのためのデータビットの長さに少なくとも部分的に基づいて、それぞれのワイヤレス通信デバイスのためのデータビットの後に、および最大数のシンボル中の有用ビットの最大部分によって示されるビットまで、パディングビットを含むように複数のデータパケットを生成することをさらに備える。様々な実施形態では、本方法は、複数のデータパケットの符号化方法に少なくとも部分的に基づいて、複数のワイヤレス通信デバイスのうちのいずれか1つが追加のショートシンボルを必要とするかどうかを決定することと、複数のワイヤレス通信デバイスのうちのいずれか1つが追加のショートシンボルを必要とする場合に、有用ビットの部分または必要とされるシンボルの数のうちの1つまたは複数を変更することとをさらに含むことができる。様々な態様では、本方法は、複数のデータパケットの各々中で、有用ビットの部分の指示と、シグナリング拡張ディスアンビギュエーション(disambiguation)指示と、複数のワイヤレス通信デバイスのうちのいずれか1つが追加のショートシンボルを必要とするかどうかの指示とを送信することをさらに含むことができる。
[0009]他の態様では、本方法は、複数のワイヤレス通信デバイスの各々について、それぞれのワイヤレス通信デバイスのためのシグナリング拡張長さが、他の複数のワイヤレス通信デバイスのためのシグナリング拡張長さよりも大きいかどうかを決定することと、それぞれのワイヤレス通信デバイスのためのデータパケットを送信するために必要とされるシンボルの数が、複数のワイヤレス通信デバイスのうちのいずれか1つのための複数のデータパケットを送信するために必要とされるシンボルの最大数よりも小さいかどうかを決定することと、それぞれのワイヤレス通信デバイスのための有用ビットの部分が、100パーセントよりも小さいかどうかを決定することとをさらに備えることができる。これらの態様によれば、本方法は、それぞれのワイヤレス通信デバイスに必要とされるシンボルの数を1だけ減分することと、複数のワイヤレス通信デバイスのうちのいずれか1つが追加のショートシンボルを必要とする場合、それぞれのワイヤレス通信デバイスのための有用ビットの部分を100パーセントに設定することと、他の場合、それぞれのワイヤレス通信デバイスのための有用ビットの部分を100パーセントよりも小さく設定することとをさらに備え得る。
[0010]本開示の別の態様は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて通信する別の方法を提供する。この態様によれば、本方法は、ワイヤレス通信デバイスによって、有用ビットの部分の指示と、追加のショートシンボルがデータパケット中に含まれているかどうかの指示と、データビットと、データパケットの最終シンボルの後のシグナリング拡張とを備えるデータパケットを受信することを備える。本方法は、有用ビットの部分と追加のショートシンボルがデータパケット中に含まれているかどうかの指示とに少なくとも部分的に基づいて、データパケットを処理することをさらに備える。いくつかの態様では、本方法は、ワイヤレス通信デバイスによって、データパケット中のシグナリング拡張ディスアンビギュエーション指示(signaling extension disambiguation indication)とパケット長さ指示とを受信することと、パケット長さ指示とシグナリング拡張ディスアンビギュエーション指示とに少なくとも部分的に基づいて、データパケットがそれの上で送信されるシンボルの数を決定することとをさらに備え得る。
[0011]開示される別の態様は、ワイヤレス通信ネットワークにおいてメッセージを拡張するための方法である。いくつかの態様では、本方法は、第1のメッセージの宛先デバイスの変調およびコーディング方式能力を決定することと、第1のメッセージの最終シンボル中のビットの数を決定することと、変調およびコーディング方式能力とビットの数とに基づいて、拡張の長さを決定することと、決定された長さの拡張をもつ第1のメッセージを宛先デバイスに送信することとを含む。いくつかの態様では、本方法は、第1のメッセージの送信と同時に、異なる長さの第2の拡張をもつ第2のメッセージを第2の宛先デバイスに送信することを含む。いくつかの態様では、拡張長さは、0μs、4μs、8μs、12μsまたは16μsのうちの1つである。いくつかの態様では、本方法は、第1および第2のメッセージの最終シンボル中のビットの最大数に基づいて、第1のメッセージおよび第2のメッセージをパディングすることをも含む。
[0012]いくつかの態様では、本方法は、最終シンボルの持続時間と拡張長さとの間の差を決定することと、差に基づいて、第1のメッセージ中でプロセシング拡張ディスアンビギュエーション指示(processing extension disambiguation indication)を示すこととを含む。いくつかの態様では、本方法は、第1のメッセージが低密度パリティチェック(LDPC:low density parity check)を使用して符号化されたかどうかを決定することと、第1のメッセージが低密度パリティチェックを使用して符号化されたことに応答して、第1のメッセージにシンボルを追加することとを含む。
[0013]開示される別の態様は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて拡張を含む第1のメッセージを受信するための方法である。本方法は、ワイヤレス通信デバイスによって、パケットの最終シンボル中のビットの数の第1の指示と、追加のシンボルがデータパケット中に含まれているかどうかの第2の指示と、データパケットの最終シンボルの後のシグナリング拡張とを備えるデータパケットを受信することと、ビットの部分と追加のシンボルがデータパケット中に含まれているかどうかの第2の指示とに少なくとも部分的に基づいて、データパケットを処理することとを含む。いくつかの態様は、ワイヤレス通信デバイスによって、データパケット中のシグナリング拡張ディスアンビギュエーション指示とパケット長さ指示とを受信することと、パケット長さ指示とシグナリング拡張ディスアンビギュエーション指示とに少なくとも部分的に基づいて、データパケットがそれの上で送信されるシンボルの数を決定することと、シンボルの数に基づいてパケットを処理することとを行う。
[0014]開示される別の態様は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて第1のメッセージを拡張するための装置である。本装置は、メッセージの宛先デバイスの変調およびコーディング方式能力を決定することと、メッセージの最終シンボル中のビットの数を決定することと、変調およびコーディング方式能力とビットの数とに基づいて、拡張の長さを決定することとを行うように構成された電子ハードウェアプロセッサと、決定された長さの拡張をもつ第1のメッセージを宛先デバイスに送信するように構成する送信機とを含む。いくつかの態様では、電子ハードウェアプロセッサは、第1のメッセージの送信と同時に、異なる長さの第2の拡張をもつ第2のメッセージを第2の宛先デバイスに送信するようにさらに構成される。いくつかの態様では、拡張長さは、0μs、4μs、8μs、12μsまたは16μsのうちの1つである。いくつかの態様では、電子ハードウェアプロセッサは、第1および第2のメッセージの最終シンボル中のビットの最大数に基づいて、第1のメッセージおよび第2のメッセージをパディングするようにさらに構成される。いくつかの態様では、電子ハードウェアプロセッサは、最終シンボルの持続時間と拡張長さとの間の差を決定することと、差に基づいて、第1のメッセージ中でプロセシング拡張ディスアンビギュエーション指示を示すこととを行うようにさらに構成される。いくつかの態様では、電子ハードウェアプロセッサは、第1のメッセージが低密度パリティチェック(LDPC)を使用して符号化されたかどうかを決定することと、第1のメッセージが低密度パリティチェックを使用して符号化されたことに応答して、第1のメッセージにシンボルを追加することとを行うようにさらに構成される。
[0015]開示される別の態様は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて拡張を含む第1のメッセージを受信するための装置である。本装置は、パケットの最終シンボル中のビットの数の第1の指示と、追加のシンボルがデータパケット中に含まれているかどうかの第2の指示と、データパケットの最終シンボルの後のシグナリング拡張とを備えるデータパケットを受信するように構成された受信機と、ビットの部分と追加のシンボルがデータパケット中に含まれているかどうかの第2の指示とに少なくとも部分的に基づいて、データパケットを処理するように構成された電子ハードウェアプロセッサとを含む。いくつかの態様では、受信機は、データパケット中のシグナリング拡張ディスアンビギュエーション指示とパケット長さ指示とを受信するようにさらに構成され、ここにおいて、電子ハードウェアプロセッサは、パケット長さ指示とシグナリング拡張ディスアンビギュエーション指示とに少なくとも部分的に基づいて、データパケットがそれの上で送信されるシンボルの数を決定することと、シンボルの数に基づいてパケットを処理することとを行うようにさらに構成される。
[0016]アクセスポイントとユーザ端末とをもつ多元接続多入力多出力(MIMO)システムを示す図。
[0017]MIMOシステムにおけるアクセスポイント110と2つのユーザ端末120mおよび120xとのブロック図。
[0018]ワイヤレス通信システム内で採用され得るワイヤレスデバイスにおいて利用され得る様々な構成要素を示す図。
[0019]一実施形態による、例示的なデータパケットを示す図。
[0020]一実施形態による、例示的なデータパケットの信号拡張(SE)をもつ様々な最終シンボルを示す図。
[0021]一実施形態による、例示的なデータパケットの信号拡張(SE)をもつ様々な最終シンボルを示す図。
[0022]一実施形態による、SEをもつデータパケットの例示的な送信を示す図。
[0023]一実施形態による、マルチユーザシナリオにおけるSEをもつデータパケットの例示的な送信を示す図。
[0024]一実施形態による、マルチユーザシナリオにおけるSEをもつデータパケットの例示的な送信を示す図。
[0025]一実施形態による、マルチユーザシナリオにおけるSEをもつデータパケットの別の例示的な送信を示す図。
[0026]ワイヤレス通信の例示的な方法の一態様のフローチャート。
[0027]ワイヤレス通信の例示的な方法の一態様のフローチャート。
[0028]ワイヤレス通信の例示的な方法の一態様のフローチャート。
[0029]ワイヤレス通信の例示的な方法の一態様のフローチャート。
[0030]ワイヤレス通信の例示的な方法の一態様のフローチャート。
詳細な説明
[0031]添付の図面を参照しながら、新規のシステム、装置、および方法の様々な態様が以下でより十分に説明される。ただし、教示開示は、多くの異なる形態で実施され得、本開示全体にわたって提示されるいずれかの特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本発明の他の態様と組み合わせられるにせよ、本明細書で開示される新規のシステム、装置、および方法のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載される態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本発明の範囲は、本明細書に記載される本発明の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーするものとする。本明細書で開示されるどの態様も請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
[0032]本明細書では特定の態様が説明されるが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内に入る。好適な態様のいくつかの利益および利点が説明されるが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、それらのうちのいくつかが例として、図および好適な態様についての以下の説明において示される。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。
[0033]ワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを採用して、近接デバイスを互いに相互接続するために使用され得る。本明細書で説明される様々な態様は、Wi−Fi(登録商標)、またはより一般的には、ワイヤレスプロトコルの米国電気電子技術者協会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11ファミリーの任意のメンバーなど、任意の通信規格に適用され得る。
[0034]いくつかの態様では、ワイヤレス信号は、直交周波数分割多重(OFDM)、直接シーケンススペクトル拡散(DSSS:direct sequence spread spectrum)通信、MIMO、それらの何らかの組合せ、または他の方式を使用して、高効率802.11プロトコルに従って送信され得る。高効率802.11プロトコルの実装形態は、インターネットアクセス、センサー、計測、スマートグリッドネットワーク、または他のワイヤレス適用例のために使用され得る。有利には、この特定のワイヤレスプロトコルを実装するいくつかのデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスよりも少ない電力を消費し得、短い距離にわたってワイヤレス信号を送信するために使用され得、および/または人間などの物体によって阻止される可能性が低い信号を送信することが可能であり得る。
[0035]いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント(「AP」)および(局または「STA」とも呼ばれる)クライアントがあり得る。概して、APはWLANのためのハブまたは基地局として働き、STAはWLANのユーザとして働く。たとえば、STAはラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイルフォンなどであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的接続性を取得するためにWi−Fi(たとえば、802.11ahなどのIEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはAPとして使用されることもある。
[0036]本明細書で説明される技法は、直交多重化方式に基づく通信システムを含む様々なブロードバンドワイヤレス通信システムのために使用され得る。そのような通信システムの例としては、空間分割多元接続(SDMA)、時分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システムなどがある。SDMAシステムは、複数のユーザ端末に属するデータをコンカレント(concurrently)に送信するために十分に異なる方向を利用し得る。TDMAシステムは、送信信号を異なるタイムスロットに分割することによって、複数のユーザ端末が同じ周波数チャネルを共有することを可能にし得、各タイムスロットは異なるユーザ端末に割り当てられる。TDMAシステムは、モバイル用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile)または当技術分野で知られている何らかの他の規格を実装し得る。OFDMAシステムは、全システム帯域幅を複数の直交サブキャリアに区分する変調技法である、直交周波数分割多重(OFDM)を利用する。これらのサブキャリアは、トーン、ビンなどと呼ばれることもある。OFDMでは、各サブキャリアは独立してデータで変調され得る。OFDMシステムは、IEEE802.11または当技術分野で知られている何らかの他の規格を実装し得る。SC−FDMAシステムは、システム帯域幅にわたって分散されたサブキャリア上で送信するためのインターリーブFDMA(IFDMA)、隣接するサブキャリアのブロック上で送信するための局所FDMA(LFDMA)、または隣接するサブキャリアの複数のブロック上で送信するための拡張FDMA(EFDMA)を利用し得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMでは時間領域で送られる。SC−FDMAシステムは、3GPP(登録商標)−LTE(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション)または他の規格を実装し得る。
[0037]本明細書の教示は、様々なワイヤードまたはワイヤレス装置(たとえば、ノード)に組み込まれ得る(たとえば、その装置内に実装されるか、またはその装置によって実施され得る)。いくつかの態様では、本明細書の教示に従って実装されるワイヤレスノードはアクセスポイントまたはアクセス端末を備え得る。
[0038]アクセスポイント(「AP」)は、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、基地トランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、基本サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。
[0039]また、局(「STA」)は、ユーザ端末、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示される1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラーフォンまたはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、ゲームデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
[0040]図1は、アクセスポイントとユーザ端末とをもつ多元接続多入力多出力(MIMO)システム100を示す図である。簡単のために、ただ1つのアクセスポイント110が図1に示されている。アクセスポイントは、概して、ユーザ端末と通信する固定局であり、ユーザ端末またはSTAは、固定または移動であり得、本明細書では簡単にワイヤレス通信デバイスと呼ばれることがある。アクセスポイント110は、ダウンリンクおよびアップリンク上で所与の瞬間において(UT120a〜iとして示される)1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス120と通信し得る。ダウンリンク(すなわち、順方向リンク)はアクセスポイント110からワイヤレス通信デバイス120への通信リンクであり、アップリンク(すなわち、逆方向リンク)はワイヤレス通信デバイス120からアクセスポイント110への通信リンクである。ワイヤレス通信デバイス120はまた、別のワイヤレス通信デバイス120とピアツーピアで通信し得る。システムコントローラ130は、アクセスポイント110に結合し、アクセスポイント110のための協調および制御を行う。
[0041]以下の開示の部分は、空間分割多元接続(SDMA)を介して通信することが可能なワイヤレス通信デバイス120について説明するが、いくつかの態様では、ワイヤレス通信デバイス120は、SDMAをサポートしないいくつかのワイヤレス通信デバイス120をも含み得る。したがって、そのような態様では、AP110は、SDMAユーザ端末と非SDMAユーザ端末の両方と通信するように構成され得る。この手法は、好都合なことに、より新しいSDMAワイヤレス通信デバイスが適切と見なされるときに導入されることを可能にしながら、SDMAをサポートしないより古いバージョンのワイヤレス通信デバイス120(「レガシー」局)が企業において展開されたままであることを可能にし、それらの有効寿命を延長し得る。
[0042]システム100は、ダウンリンクおよびアップリンク上でのデータ送信のために複数の送信アンテナと複数の受信アンテナとを採用する。アクセスポイント110は、Nap個のアンテナを装備し、ダウンリンク送信では多入力(MI)を表し、アップリンク送信では多出力(MO)を表す。K個の選択されたワイヤレス通信デバイス120のセットは、ダウンリンク送信では多出力をまとめて表し、アップリンク送信では多入力をまとめて表す。純粋なSDMAの場合、K個のワイヤレス通信デバイスのためのデータシンボルストリームが、何らかの手段によって、コード、周波数または時間において多重化されない場合、Nap≦K≦1が成り立つことが望まれる。TDMA技法、CDMAを用いた異なるコードチャネル、OFDMを用いたサブバンドの独立セットなどを使用してデータシンボルストリームが多重化され得る場合、KはNapよりも大きくなり得る。各選択されたワイヤレス通信デバイスは、アクセスポイントにユーザ固有データを送信し、および/またはアクセスポイントからユーザ固有データを受信し得る。概して、各選択されたワイヤレス通信デバイスは、1つまたは複数のアンテナを装備し得る(すなわち、Nut≧1)。K個の選択されたワイヤレス通信デバイスは同じ数のアンテナを有することができるか、または、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスは異なる数のアンテナを有し得る。
[0043]システム100は、時分割複信(TDD)または周波数分割複信(FDD)による、SDMAシステムであり得る。TDDシステムの場合、ダウンリンクとアップリンクは同じ周波数帯域を共有する。FDDシステムの場合、ダウンリンクとアップリンクは異なる周波数帯域を使用する。システム100はまた、送信のために単一のキャリアまたは複数のキャリアを利用するMIMOシステムであり得る。各ワイヤレス通信デバイス120は、(たとえば、コストを抑えるために)単一のアンテナを装備するか、または(たとえば、追加コストがサポートされ得る場合)複数のアンテナを装備し得る。システム100は、送信/受信を異なるタイムスロットに分割することによってワイヤレス通信デバイス120が同じ周波数チャネルを共有する場合、TDMAシステムでもあり得、ここで、各タイムスロットは異なるワイヤレス通信デバイス120に割り当てられ得る。
[0044]図2は、(MIMOシステムとして示される)システム100における、アクセスポイント110と(ユーザ端末120mおよびユーザ端末120xとして示される)2つのワイヤレス通信デバイスとのブロック図を示す。アクセスポイント110はNt個のアンテナ224aおよび224apを装備する。ユーザ端末120mはNut,m個のアンテナ252maおよび252muを装備し、ユーザ端末120xはNut,x個のアンテナ252xaおよび252xuを装備する。アクセスポイント110は、ダウンリンクでは送信エンティティであり、アップリンクでは受信エンティティである。ワイヤレス通信デバイス120は、アップリンクでは送信エンティティであり、ダウンリンクでは受信エンティティである。本明細書で使用される「送信エンティティ」は、ワイヤレスチャネルを介してデータを送信することが可能な独立動作型の装置またはデバイスであり、「受信エンティティ」は、ワイヤレスチャネルを介してデータを受信することが可能な独立動作型の装置またはデバイスである。以下の説明では、下付き文字「dn」はダウンリンクを示し、下付き文字「up」はアップリンクを示し、Nup個のワイヤレス通信デバイス120がアップリンク上での同時送信のために選択され、Ndl個のワイヤレス通信デバイス120がダウンリンク上での同時送信のために選択される。NupはNdnに等しいことも等しくないこともあり、NupおよびNdnは静的な値であり得るか、または各スケジューリング間隔について変化し得る。ビームステアリングまたは何らかの他の空間処理技法がアクセスポイント110および/またはワイヤレス通信デバイス120において使用され得る。
[0045]アップリンク上で、アップリンク送信のために選択された各ワイヤレス通信デバイス120において、TXデータプロセッサ288が、データソース286からトラフィックデータを受信し、コントローラ280から制御データを受信する。TXデータプロセッサ288は、ワイヤレス通信デバイス120のために選択されたレートに関連付けられたコーディングおよび変調方式に基づいてワイヤレス通信デバイス120のためのトラフィックデータを処理(たとえば、符号化、インターリーブ、および変調)し、データシンボルストリームを与える。TX空間プロセッサ290は、データシンボルストリームに対して空間処理を実施し、Nut,m個の送信シンボルストリームをNut,m個のアンテナに与える。各送信機ユニット254は、アップリンク信号を生成するために、それぞれの送信シンボルストリームを受信し、処理(たとえば、アナログ変換、増幅、フィルタ処理、および周波数アップコンバート)する。Nut,m個の送信機/受信機ユニット254は、Nut,m個のアンテナ252からの送信のために、たとえばアクセスポイント110に送信するために、Nut,m個のアップリンク信号を与える。
[0046]Nup個のワイヤレス通信デバイス120が、アップリンク上での同時送信のためにスケジュールされ得る。これらのワイヤレス通信デバイス120の各々は、それのそれぞれのデータシンボルストリームに対して空間処理を実施し、アップリンク上で送信シンボルストリームのそれのそれぞれのセットをアクセスポイント110に送信し得る。
[0047]アクセスポイント110において、Nup個のアンテナ224a〜224apは、アップリンク上で送信するすべてのNup個のワイヤレス通信デバイス120からアップリンク信号を受信する。各アンテナ224は、受信信号をそれぞれの受信機ユニット222に与える。各送信機/受信機ユニット222は、送信機/受信機ユニット254によって実施される処理を補足する処理を実施し、受信シンボルストリームを与える。受信空間プロセッサ240は、Nup個の送信機/受信機ユニット222からのNup個の受信シンボルストリームに対して受信機空間処理を実施し、Nup個の復元アップリンクデータシンボルストリーム( recovered uplink data symbol stream)を与える。受信機空間処理は、チャネル相関行列反転(CCMI:channel correlation matrix inversion)、最小平均2乗誤差(MMSE:minimum mean square error)、ソフト干渉消去(SIC:soft interference cancellation)、または何らかの他の技法に従って実施され得る。各復元アップリンクデータシンボルストリームは、それぞれのユーザ端末によって送信されたデータシンボルストリームの推定値である。受信データプロセッサ242は、復号データを取得するために、そのストリームのために使用されたレートに応じて各復元アップリンクデータシンボルストリームを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)する。各ワイヤレス通信デバイス120のための復号データは、記憶のためにデータシンク244に与えられ、および/またはさらなる処理のためにコントローラ230に与えられ得る。
[0048]ダウンリンク上で、アクセスポイント110において、TXデータプロセッサ210が、ダウンリンク送信のためにスケジュールされたNdn個のワイヤレス通信デバイス120のためのトラフィックデータをデータソース208から受信し、コントローラ230から制御データを受信し、場合によってはスケジューラ234から他のデータを受信する。様々なタイプのデータが異なるトランスポートチャネル上で送られ得る。TXデータプロセッサ210は、各ワイヤレス通信デバイス120のために選択されたレートに基づいてそのワイヤレス通信デバイス120のためのトラフィックデータを処理(たとえば、符号化、インターリーブ、および変調)する。TXデータプロセッサ210はNdn個のダウンリンクデータシンボルストリームをNdn個のワイヤレス通信デバイス120に与える。TX空間プロセッサ220は、Ndn個のダウンリンクデータシンボルストリームに対して(プリコーディングまたはビームフォーミングなどの)空間処理を実施し、Nup個の送信シンボルストリームをNup個のアンテナに与える。各送信機/受信機ユニット222は、ダウンリンク信号を生成するために、それぞれの送信シンボルストリームを受信し、処理する。Nup個の送信機/受信機ユニット222は、Nup個のアンテナ224からの送信のために、たとえばワイヤレス通信デバイス120に送信するために、Nup個のダウンリンク信号を与え得る。
[0049]各ワイヤレス通信デバイス120において、Nut,m個のアンテナ252はアクセスポイント110からNup個のダウンリンク信号を受信する。各送信機/受信機ユニット254は、関連付けられたアンテナ252からの受信信号を処理し、受信シンボルストリームを与える。受信空間プロセッサ260は、Nut,m個の送信機/受信機ユニット254からのNut,m個の受信シンボルストリームに対して受信機空間処理を実施し、復元したダウンリンクデータシンボルストリームをワイヤレス通信デバイス120に与える。受信機空間処理は、CCMI、MMSE、または何らかの他の技法に従って実施され得る。受信データプロセッサ270は、ワイヤレス通信デバイス120のための復号データを取得するために、復元したダウンリンクデータシンボルストリームを処理(たとえば、復調、デインターリーブおよび復号)する。
[0050]各ワイヤレス通信デバイス120において、チャネル推定器278は、ダウンリンクチャネル応答を推定し、チャネル利得推定値、信号対雑音比(SNR)推定値、雑音分散などを含み得る、ダウンリンクチャネル推定値を与える。同様に、チャネル推定器228は、アップリンクチャネル応答を推定し、アップリンクチャネル推定値を与える。各ユーザ端末のためのコントローラ280は、一般に、そのワイヤレス通信デバイス120のためのダウンリンクチャネル応答行列Hdn,mに基づいてワイヤレス通信デバイス120のための空間フィルタ行列を導出する。コントローラ230は、有効アップリンクチャネル応答行列Hup,effに基づいてアクセスポイント110のための空間フィルタ行列を導出する。各ワイヤレス通信デバイス120のためのコントローラ280は、フィードバック情報(たとえば、ダウンリンクおよび/またはアップリンク固有ベクトル、固有値、SNR推定値など)をアクセスポイント110に送り得る。コントローラ230およびコントローラ280はまた、それぞれ、アクセスポイント110およびワイヤレス通信デバイス120における様々な処理ユニットの動作を制御し得る。
[0051]図3は、ワイヤレス通信システム100内で採用され得るワイヤレス通信デバイス302において利用され得る様々な構成要素を示す。ワイヤレス通信デバイス302は、本明細書で説明される様々な方法を実装するように構成され得るデバイスの一例である。ワイヤレス通信デバイス302はアクセスポイント110またはワイヤレス通信デバイス120を実装し得る。
[0052]ワイヤレス通信デバイス302は、ワイヤレス通信デバイス302の動作を制御する電子ハードウェアプロセッサ304を含み得る。プロセッサ304は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ306は、命令とデータとをプロセッサ304に与える。メモリ306の一部分は不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含み得る。プロセッサ304は、メモリ306内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算と算術演算とを実施し得る。メモリ306中の命令は、本明細書で説明される方法を実装するために実行可能であり得る。
[0053]プロセッサ304は、1つまたは複数のプロセッサとともに実装された処理システムを備えるか、またはそれの構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限状態機械、あるいは情報の計算または他の操作を実施することができる任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。
[0054]処理システムは、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体をも含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、任意のタイプの命令を意味すると広く解釈されたい。命令は、(たとえば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、または任意の他の好適なコード形式の)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明される様々な機能を処理システムに実施させる。
[0055]ワイヤレス通信デバイス302はまた、ワイヤレス通信デバイス302と遠隔ロケーションとの間のデータの送信および受信を可能にするために送信機310と受信機312とを含み得るハウジング308を含み得る。送信機310と受信機312とは組み合わせられてトランシーバ314になり得る。単一または複数のトランシーバアンテナ316が、ハウジング308に取り付けられ、トランシーバ314に電気的に結合され得る。ワイヤレス通信デバイス302はまた、複数の送信機と、複数の受信機と、複数のトランシーバとを含み得る(図示せず)。
[0056]ワイヤレス通信デバイス302はまた、トランシーバ314によって受信された信号のレベルを検出し、定量化するために使用され得る信号検出器318を含み得る。信号検出器318は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号として検出し得る。ワイヤレス通信デバイス302は、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)320をも含み得る。
[0057]ワイヤレス通信デバイス302の様々な構成要素は、データバスに加えて、電力バスと、制御信号バスと、ステータス信号バスとを含み得る、バスシステム322によって互いに結合され得る。
[0058]本開示のいくつかの態様は、複数のSTAからAPにデータパケットを送信することをサポートする。いくつかの実施形態では、データパケットは、マルチユーザMIMO(MU−MIMO)システムにおいて送信され得る。代替的に、データパケットは、マルチユーザFDMA(MU−FDMA)、マルチユーザOFDMA(MU−OFDMA)または同様の周波数分割多元接続(FDMA)システムにおいて送信され得る。これらの実施形態では、アップリンクMU−MIMO、アップリンクOFDMA、または同様のアップリンクFDMAシステム送信は、複数のSTAからAPに同時に送られることがあり、ワイヤレス通信における効率をもたらし得る。
[0059]図4は、一実施形態による、例示的なデータパケット400を示す。いくつかの態様では、ワイヤレス通信デバイス120のうちの1つまたは複数が、データパケット400をAP110に送信し得る。いくつかの態様では、AP110は、データパケット400をワイヤレス通信デバイス120のうちの1つまたは複数に送信し得る。様々な態様では、データパケット400は複数のシンボル上で送信される。データパケット400を送信するために使用されるシンボルの数は、それのコンテンツに応じて大幅に変動することがある。図示のように、データパケット400は、レガシープリアンブル402と、高効率(HE:high efficiency)プリアンブル404と、HEデータ406〜410とを備える。
[0060]様々な態様では、データパケット400は、IEEE802.11axフォーマットに従って送信されるデータを含み得る。これらの態様によれば、データパケット400中で送信される情報の量は、他のプロトコル(たとえば、802.11a)に従って送信される情報よりも約4倍多くなり得る。様々な実施形態では、複数のデータパケット400が、受信デバイス(たとえば、ワイヤレス通信デバイス120またはAP110)に連続して送信され得る。これらの実施形態によれば、複数のデータパケット400の連続する送信間にSIFS(ショートフレーム間スペース)のみがあり得る。しかしながら、パケット間のSIFS時間期間は、パケット400を受信するデバイスが、第2のパケットが到着する前にパケットを完全に処理するのに十分な量の処理時間でないことがある。これは、特に、パケット400が、たとえば、802.11aパケットの4倍の情報を有する場合であり得る。したがって、受信デバイスに追加の処理時間を与えるための様々なシステムおよび方法が説明される。
[0061]図5A〜Bは、一実施形態による、例示的なデータパケットの信号拡張(SE)をもつ様々な最終シンボルを示す。いくつかの態様では、送信デバイス(たとえば、ワイヤレス通信デバイス120またはAP110)が、受信デバイスに追加の処理時間を与えるために、データ送信の最終シンボルの終わりにSEを付加し得る。受信デバイスがデータ送信の最終シンボルの少なくとも一部分中で「有用」な情報を受信していない場合、受信デバイスは、「有用」でないビットを処理することを必要とされない。これにより、受信機が、最後のシンボル中のより少ない数のビットを処理することが可能になり、これは、より小さい量の時間中に(シグナリング拡張(SE)が最後のシンボルに追加されたとき、SIFS+SE時間内に、またはSEが追加されない場合、SIFSのみの内に)完了され得る。
[0062]有用ビットは、たとえば、データパケット中に含まれるユーザデータを符号化するデータビット、および、いくつかの態様では、パケットからデータビットを適切に復号するのに必要なビットを含み得る。いくつかの態様では、有用ビットは第1のタイプのビットであり得、他のビットは第2のタイプのビットであり得る。いくつかの態様では、有用ビットは、レイヤードプロトコルアーキテクチャにおける第1のレイヤに関連付けられたビットであり得る。たとえば、802.11を使用するいくつかの態様では、802.11プロトコルは、シグナリング目的で、各パケット中の1つまたは複数のビットを利用し得る。パケット中の他のビットは、上位レイヤ、たとえば、アプリケーションレイヤによって与えられ得る。いくつかの態様では、上位レイヤ、すなわち、802.11より上のレイヤによって与えられるビットは、有用ビットと見なされ得る。これらの上位レイヤビットは第1のタイプのビットと見なされ得、802.11シグナリングのために利用されるビットは第2のタイプのビットと見なされ得る。いくつかの態様では、有用ビットは、より高いレベルのプロトコルまたはアプリケーションレイヤから受信されたデータビットを符号化するために利用され得る。
[0063]したがって、いくつかの態様では、SEの量、長さ、またはサイズは、どのくらいの情報が最終シンボル中に残っているか(「超過(excess)」とも呼ばれる)に依存することがある。様々な態様では、どのくらいの情報が最終シンボル中に残っているかに基づいて、4つの異なるサイズのSEが使用され得る。いくつかの態様では、各サイズは、割合(たとえば、25%、50%、75%、100%)に対応し得るが、整数(たとえば、1〜4)または2ビット指示(たとえば、00、01、10、または11)によって表され得る。これらの態様によれば、(「a」、「aファクタ」、または「a値」とも呼ばれる)様々なカットオフが、送信および受信デバイスによって利用され得る。たとえば、「a=1」は、最終シンボルの第1の4分の1(first quarter)を指すことがあり、「a=2」は、最終シンボルの第2の4分の1(second quarter)を指すことがあり、「a=3」は、最終シンボルの第3の4分の1(third quarter)を指すことがあり、「a=4」は、最終シンボルの第4の4分の1(fourth quarter)を指すことがある。a値について4つの値が本明細書で説明されるが、他の数が使用され得ることが諒解されよう。いくつかの態様では、a値は、データ送信の最終シンボル中の「有用ビット」の部分を指すことがある(たとえば、1のa値は、第1の4分の1のビットが受信デバイスに情報を伝達することを示すことができ、2のa値は、第1の2分の1(first half)のビットが受信デバイスによって使用され得る情報を伝達することを示すことができる)。
[0064]様々な態様では、このデータを送信するデバイスは、送信全体(たとえば、データパケット400)に関する情報に基づいて、アプリオリに、最終シンボル中の超過情報ビットの長さ、および次に、どんな値「a」をパケット中に含めるべきかを決定することが可能であり得る。その後、このデータを受信するデバイスは、データに関する情報(たとえば、パケットの長さ)に基づいて、どんなa値を使用すべきかを決定することが可能であり得る。
[0065]図5Aに示されている、パケット512aはa=1で示されている。パケット512aは、パケット512aの最終シンボル510aの第1の4分の1内に残っている超過情報ビット502aを含む。いくつかの態様では、送信デバイスは、シンボル510aの第1の4分の1(25%)に対応する境界まで、Pre-FEC(フレーム誤り検査)パディングビット504aを追加し得る。シンボル510aを処理するときに、受信デバイスは、Pre-FECパディングビット504aの終わりまでのビットを処理するにすぎないことがある。したがって、Post-FECパディングフィールド506aおよびSE1フィールド508a中に含まれるビットは、パケット512aを受信するデバイスによって受信されるが、処理されないことがある。
[0066]いくつかの態様では、送信デバイスは、シンボル510aの終わりに、いくつかの場合にはPre-FECパディングビットの後に、Post-FECパディングビット506aを追加し得、パケット512aの終わりに第1の長さのSE508aを追加し得る。これらの態様によれば、受信デバイスは、それが受信されたビットを処理するために通常必要とするであろう時間に対応する時間を使用し得、Post-FECパディングビット506aおよびSE508aを処理または復号するのではなく、デバイスがパケット512a中で受信された他の情報を処理し得る。シンボル510aおよびSE508aの終わりが送信された後のSIFS時間期間後に、パケット512aの送信デバイスは別のデータパケットを送信し得る。
[0067]パケット512bは、a=2(シンボル510bの第1の2分の1内に超過情報ビット502b)であるとき、第2の長さのSE508bを含み得る。パケット512bはまた、シンボル510b内にPre-FECパディングビット504bとPost-FECパディングビット506bとを含むように生成され得る。図5Aは一定の縮尺でないことに留意されたい。
[0068]図5Bを参照すると、パケット512cは、a=3(シンボル510cの第1の4分の3内に超過情報ビット502c)であるとき、第3の長さのSE508cを含み得る。パケット512cはまた、シンボル510c内にPre-FECパディングビット504cとPost-FECパディングビット506cとを含むように生成され得る。
[0069]パケット512dは、a=4(シンボル510dのすべての4つの4分の1内に超過情報ビット502d)であるとき、第4の長さのSE508dを含み得る。パケット512dは、シンボル510d内にPre-FECパディングビット504dとPost-FECパディングビット506dとを含み得る。様々な態様では、第1の長さは4μsであり得、第2の長さは8μsであり得、第3の長さは12μsであり得、第4の長さは16μsであり得る。いくつかの態様では、パケット512a〜dのうちの1つまたは複数は、SEフィールド508a〜dを含まないことがある。
[0070]図6は、一実施形態による、SEをもつデータパケット600の例示的な送信を示す。図示のように、パケット600は、レガシープリアンブルおよびHEプリアンブル602と、複数のシンボル604上で送信されるHEデータ1〜Nと、終わりに付加されるSE606とを備える。604内の個々のシンボルの各々は、データシンボル持続時間(図示せず)を有する。いくつかの態様では、パケット600を受信するデバイスは、送信長さに少なくとも部分的に基づいて、パケット600を受信するために必要とされるシンボルの数を計算し得る。
[0071]いくつかの態様では、パケット600の送信長さは、レガシープリアンブルまたはHEプリアンブル602中で与えられる。しかしながら、送信長さの量子化が、「丸め誤差」Δによるあいまいさ(ambiguity)を生じ得る。したがって、様々な態様では、送信または受信デバイスは、適用されたSEが、丸め誤差Δに基づく処理非効率(processing inefficiencies)を生じることになると決定し得る。たとえば、一態様では、パケット600の送信または受信デバイスは、適用されたSE606の長さ+丸め誤差Δの長さが、上記で説明されたデータシンボル持続時間よりも大きいと決定し得る。
[0072]したがって、送信デバイスは、この問題が存在するか否かを受信デバイスに示すために、パケット600の一部として、「SEディスアンビギュエーション指示(SE disambiguation indication)」(またはビット)を送信し得る。したがって、いくつかの態様では、送信デバイスは、この問題が存在するとき、SEディスアンビギュエーション指示を「1」の値に設定することができ、受信デバイスは、この指示に少なくとも部分的に基づいて、(たとえば、送信を受信するときに受信デバイスによって計算された)パケット600内の計算された数シンボルを1だけ低減し得る。
[0073]図7Aは、一実施形態による、マルチユーザシナリオにおけるSEをもつデータパケット705a〜bの例示的な送信700aを示す。上記で説明されたように、AP110は、一度に2つ以上のワイヤレス通信デバイス120にパケットを送信し得る。これらの態様によれば、各ワイヤレス通信デバイス120に送信されるパケットの各々内のデータは変動し得る。いくつかの態様では、複数のパケットの長さが同じになるように、より少ないデータを含むパケットに情報(たとえば、パディングビット)を追加することが望ましいことがある。上記で説明されたように、いくつかの態様では、受信デバイスに追加の処理時間を与えるために、パケットにSEを追加することは有益であり得る。様々な態様では、SEがパケットのうちの1つの終わりに必要とされる場合、SEは、送信のすべてが同じサイズのものになるように、パケットのすべての終わりに追加される。たとえば、図示のように、第1の局STA1(たとえば、ワイヤレス通信デバイス120)によって受信されたパケット705aは、第2の局STA2の処理の必要性に基づいて、SE706aを備え得る。第1の局STA1がSE706aをもつパケット705aを受信したとき、第1の局STA1はSE706aを無視し得る。
[0074]図7Bは、一実施形態による、マルチユーザシナリオにおけるSEをもつデータパケット710a〜bの例示的な送信700bを示す。様々な態様では、シグナリング拡張(SE)711a〜bが、データ送信の終わりに(たとえば、最後のデータパケットの最後のシンボルの後に)追加され得る。いくつかの態様では、受信デバイスは、変調およびコーディング方式(MCS)に従って通信を受信し得る。たとえば、図7B中の第1の局STA1は、MCS2に従って通信を受信し得、第2の局STA2は、MCS7に従って通信を受信し得る。したがって、様々な実施形態では、マルチユーザ送信は、受信デバイスの各異なるMCSのために専用化されたSEを利用し得る。様々な実施形態では、SEは、別のデータ送信が送られる前に受信デバイスが通信を処理しなければならない処理時間の量を拡張するために、データ送信の終わりに追加され得る。一態様では、SEは、0μs、8μs、または16μsのうちのいずれか1つであり得る。
[0075]いくつかの態様では、受信デバイスが、関連付け時に、それのMCS能力(たとえば、しきい値)をシグナリングし得る。これらのしきい値は、受信デバイスが使用しているMCSに基づいて、受信デバイスが追加の処理時間なしに通信を受信することが可能であるかどうかを示し、場合によっては、追加の処理時間が必要とされる場合、どのくらいかを示し得る。一態様では、関連付けプロシージャ中に、ワイヤレス通信デバイス120が、AP110に2つのしきい値をシグナリングするために、8ビットを使用し得る。ビットのうちの最初の4つは、第1のMCSしきい値に対応することができ、後の4ビットは、第2のMCSしきい値に対応することができる。これらのしきい値の一実施形態が、以下の表1で与えられる。たとえば、ワイヤレス通信デバイス120は、それが、MCS0〜MCS3の場合に処理時間の0μs、MCS4〜MCS7の場合に処理時間の8μs、およびMCS8以上の場合に処理時間の16μsを必要とすることをシグナリングするために、関連付け中に「00110110」をシグナリングし得る。
[0076]図7Cは、一実施形態による、マルチユーザシナリオにおけるSEをもつデータパケット720a〜bの別の例示的な送信700cを示す。いくつかの態様では、最後のデータシンボル全体が第1の局STA1のための有用ビットを含んでいることがあるが、第1の局STA1は、第1の局STA1が送信700cのそれの部分を受信するために利用しているMCSに基づいて、追加の処理時間を必要としないことがある。さらに、いくつかの態様では、第2の局STA2は、利用されるMCSに基づいて、それが追加の処理時間の16μsを必要とすることを示していることがあり、第2の局STA2のための最後のデータシンボルは、有用ビットを含んでいないことがある。したがって、関連付けにおいて示された第2の局のSTA2しきい値に基づいて、送信700cの終わりに16μsのSEを自動的に追加するのではなく、送信デバイスは、第2の局STA2が、依然として、それが必要とする16μsを与えられ得るように、第2の局STA2のための送信の最終データシンボルをパディングし得る。いくつかの他の態様では、16μsのシグナリング拡張が追加され得る。このソリューションを与えるための方法および装置が、以下でさらに詳細に説明される。
[0077]図8は、ワイヤレス通信の例示的なプロセス800の一態様のフローチャートである。プロセス800はまた、ワイヤレス通信の方法と見なされ得る。プロセス800は、いくつかの態様では、図3に関して上記で説明されたデバイス302によって実施され得る。たとえば、いくつかの態様では、メモリ306に記憶された命令は、プロセス800に関して上記で説明された機能のうちの1つまたは複数を実施するようにプロセッサ304を構成し得る。
[0078]いくつかの態様では、プロセス800は、SEをもつデータをAP110からワイヤレス通信デバイス120に送信するために利用され得る。プロセス800の開始より前に、送信されるべきデータのコンテンツと、データがそれに送信されるべきであるワイヤレス通信デバイス120とは、知られ得る。
[0079]プロセス800のブロック805は、対応する複数のデータビットを各STAに送信するために必要とされるシンボルの対応する数(Nsym,u)と対応するa値(au)とを決定する。この決定は、各STAのためのデータビットを含む送信の最初の初期パケットサイズに対して少なくとも部分的に行われ得る。さらに、a値は、1、2、3、または4のうちの1つであり得、上記で説明された4つの境界のうちの1つに対応し得る。いくつかの態様では、各STAのためのa値は、対応する複数のデータビットを対応するSTAに送信するために必要とされるシンボルの最終シンボル中の有用ビットの対応する部分に基づき得る。いくつかの態様では、有用ビットの部分は、対応する複数のデータビットを符号化するビットの部分であり得る。
[0080]ブロック810において、複数のデータビットのためのシンボルの最大数(Nsym,init)およびビットの最大部分(a値(ainit))が、すべてのSTAのためのシンボルの決定された数およびa値に基づいて決定される。いくつかの態様では、ビットの最大部分は、有用ビットの最大部分であり得る。いくつかの態様では、シンボルの最大数は、最大のa値とは別に決定され得る。他の態様では、最大のa値は、送信されるべきシンボルの最大数を有するSTAに関連付けられる。この決定は、以下の式に従って行われ得る。
[0082]
−>送信されるべきシンボルの最大数を有するk番目のユーザを選択する。
[0083]ainit=ak−>送信されるべきシンボルの最大数を有するユーザに対応するa値としてainitを選択する。
[0084]ブロック815において、最大のa値(ainit)によって識別された境界まで、データがシンボルの最大数(Nsym,init)の総数を満たすまで、Pre-FECパディングがSTAのために適用される。その結果、パディングを含むデータパケットの各々の長さは、同じであり得る。Pre-FECパディングは、メディアアクセス制御(MAC)レイヤによって適用され、STAによって復号されるべき情報ビットの一部であると見なされる。
[0085]ブロック820は、ワイヤレス通信デバイス(STA)のいずれかが、追加のショートシンボルなど、追加のシンボルを必要とするかどうかを決定する。いくつかの態様では、STAは、STAに送信されたデータパケットの符号化方法により、追加のショートシンボルを必要とし得る。たとえば、低密度パリティチェック(LDPC)符号化されたパケットは、いくつかの態様では、追加のショートシンボルを必要とし得る。一態様では、ショートシンボルは、シンボルの長さの4分の1に対応する。この態様によれば、ブロック820のいくつかの態様は、複数のワイヤレス通信デバイスのうちのいずれか1つが追加のショートシステムを必要とする場合に、有用ビットの部分または必要とされるシンボルの数のうちの1つまたは複数を変更することを含み得る。たとえば、最大のa値と必要とされるシンボルの最大数とが変更され得る。最大のa値が4よりも小さい場合、いくつかの態様では、1の値がそれに追加される。ただし、最大のa値が4である場合、それの値は1に変更され、1の値が、必要とされるシンボルの最大数に追加される。たとえば、
[0086]
If (ainit <4); a = ainit + 1; Nsym=Nsym, init
[0087]
If (ainit = 4); a = 1; Nsym=Nsym, init + 1
[0088]ブロック825は、複数のワイヤレス通信デバイスの各々について、有用ビットの対応する部分(a値)と、複数のワイヤレス通信デバイスの各々の変調およびコーディング方式(MCS)能力とに少なくとも部分的に基づいて、各STA(PEu)のための拡張ビット(SE)の対応するシグナリング拡張長さを決定する。たとえば、上記で説明されたように、ワイヤレス通信デバイス120は、それが、MCS0〜MCS3の場合に処理時間の0μs、MCS4〜MCS7の場合に処理時間の8μs、およびMCS8以上の場合に処理時間の16μsを必要とすることを示していることがある。したがって、AP110は、デバイスがどんなMCSを現在使用しているかを決定し、これを、関連付け中に設定されるしきい値と比較し得る。たとえば、ワイヤレス通信デバイス120がMCS4を現在使用している場合、AP110は、8μsのSEがこのデバイスのために必要であると決定することができる。いくつかの態様では、AP110は、a値に少なくとも部分的に基づいて、この追加の処理時間の一部または全部がすでにワイヤレス通信デバイス120にとって利用可能であると決定し得る。たとえば、a値が2である場合、ワイヤレス通信デバイス120は、最後のシンボルの終わりの後に、受信データを処理するための自由な8μsを有し得る。しかしながら、a値が3である場合、たとえば、ワイヤレス通信デバイス120は、シンボルの終わりの後に、データを処理するための時間の4μsのみを有し得る。したがって、いくつかの態様では、AP110は、ワイヤレス通信デバイス120が、送信を適切に処理するために4μsのSEを必要とすると決定し得る。同様に、ワイヤレス通信デバイス120が処理時間の16μsを必要とし、a値が3である場合、AP110は、ワイヤレス通信デバイス120が、12μsのSEが送信の終わりに追加されることを必要とすると決定し得る。AP110は、この目的で、特定のワイヤレス通信デバイス120のa値を利用し得るか、または最大のa値を利用し得る。AP110は、最大のPEを決定するために、データを受信するワイヤレス通信デバイス120の各々について、このプロセスを実施し得る。次に、プロセス800は、すべてのSTAのためのフレームに最大のSEを適用することを伴う。この時点で、STAのすべてのための送信長さは、同じであり得る。
[0089]ブロック830は、複数のデータパケットを生成することを含み得、各データパケットは、対応するデータビットと、複数のデータビットの各々についての最終シンボルの後の対応するシグナリング拡張長さの拡張ビットとを含む。いくつかの態様では、複数のデータパケットは、上記で説明されたデータビットの後にパディングビットを含むように生成される。パディングビットは、対応するデータビットの長さに少なくとも部分的に基づいて、最大数のシンボル中の有用ビットの最大部分によって示されるビットロケーションまで、データパケット中に含まれ得る。
[0090]ブロック835は、それぞれ、複数のデータパケットを複数のワイヤレス通信デバイスの各々に送信する。複数のデータパケットの各々は、1つまたは複数のa値の対応する指示(たとえば、または有用ビットの部分の対応する第1の指示)と、図6を参照しながら上記で説明されたようにSEディスアンビギュエーション指示と、ワイヤレス通信デバイス120のうちの少なくとも1つの要件に基づいて、追加ショートシンボル指示が追加されたかまたはデータパケット中に含まれているかどうかの第2の指示を含み得る。
[0091]いくつかの態様では、(合計4ビットについて)a値のうちの1つまたは複数は2ビットによって示され得、SEディスアンビギュエーション指示は1ビットであり得、追加ショートシンボル指示は1ビットであり得る。一態様では、これらのビットは、パケットヘッダのL−SIGまたはHE−SIG中でなど、送信されているパケットのヘッダ中で与えられ得る。追加の機能がプロセス800中に存在し得、プロセス800に関して上記で説明された機能のすべてが必要であるとは限らないことを諒解されたい。いくつかの態様では、送信機310は、ブロック835に関して説明された送信を実施するように構成され得る。
[0092]図9は、ワイヤレス通信の例示的なプロセス900の一態様のフローチャートである。いくつかの態様では、プロセス900は、AP110からSEをもつデータを受信するために、ワイヤレス通信デバイス120によって利用され得る。いくつかの態様では、プロセス900は、図3に関して上記で説明されたデバイス302によって実施され得る。たとえば、いくつかの態様では、メモリ306に記憶された命令は、プロセス900に関して以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するようにプロセッサ304を構成し得る。
[0093]ブロック905は、パケット長さ情報とSEディスアンビギュエーション指示とに基づいて、シンボルの数と適用されたSEとを決定する。上記で説明されたように、この情報は、デバイス120など、プロセス900を実施するデバイスが受信するパケットのヘッダ中で示され得る。パケットは、いくつかの態様では、受信機312によって受信され得る。
[0094]ブロック910において、a値は、追加ショートシンボル指示に基づいて更新される。この更新は、AP110によって実施されるプロセスの逆であり得る。たとえば、a値が1よりも大きい場合、a値から1の値が減算され得る。ただし、a値が1である場合、a値は4に設定され得、シンボルの計算された数は1だけ低減され得る。たとえば、LDPC追加ショートシンボルビット=1である場合、
[0095]a>1である場合、a=a−1、およびNsymは変更なし
[0096]a=1である場合、a=4、Nsym=Nsym−1
[0097]ブロック915において、適用されたPEを利用してデータシンボルが復号される。たとえば、データシンボルは、PDPC復号プロセスに基づいて、上記で説明された受信されたパケットから復号され得、ワイヤレス通信デバイス120は、データ送信の処理を完了するためのバッファとしてSEによって与えられる処理時間を利用し得る。ブロック915は、復号されたデータシンボルを処理することを含み得る。たとえば、復号されたデータシンボルは、受信されたパケットのバイト値を形成するために利用され得る。
[0098]図10は、ワイヤレス通信の例示的なプロセス1000の一態様のフローチャートである。いくつかの態様では、プロセス1000は、SEをもつデータをAP110からワイヤレス通信デバイス120に送信するために利用され得る。プロセス1000は、図8のプロセス800と同様であり得るが、追加または代替の処理効率を与え得る。プロセス1000の開始より前に、送信されるべきデータのコンテンツと、データがそれに送信されるべきであるワイヤレス通信デバイス120とは、知られ得る。図示のように、プロセス1000は、最初に、各STAのためのパケットサイズに基づいて各STAについて必要とされるシンボルの数とa値とを決定することを伴う。この決定は、各STAのための送信のパケットサイズに対して少なくとも部分的に行われ得る。さらに、a値は、1、2、3、または4のうちの1つであり得、上記で説明された4つの境界のうちの1つに対応し得る。
[0099]次に、プロセス1000は、すべてのSTAのためのシンボルの決定された数およびa値の中から、シンボルの最大数およびa値を決定することを伴う。いくつかの態様では、シンボルの最大数は、最大のa値とは別に決定され得る。他の態様では、最大のa値は、送信されるべきシンボルの最大数を有するSTAに関連付けられたa値に対応する。次に、プロセス1000は、デバイス能力に基づいて各STAのためのSE(たとえば、関連付けにおいてワイヤレス通信デバイス120によって示されたしきい値と比較して現在のMCSに基づいて、0μs、8μs、または16μs)を決定することを伴う。
[00100]次に、プロセス1000は、いずれかのSTAが、すべての他のSTAよりも大きいSEと、最大数よりも小さいシンボルの数と、4よりも小さいa値とを有するかどうかを決定することを伴う。このSTAは、以下で「識別された」STAと呼ばれる。たとえば、AP110は、以下の式を利用し得る。
[00102]
Nsym, u<Nsym, init
[00103]
au< 4
[00104]次に、プロセス1000は、識別されたSTAのためのシンボルの数を1だけ低減し、追加のショートシンボルが必要とされなければ、STAのa値を3に設定することを伴い、それから、STAのa値を4に設定する。このプロセスは、識別されたSTAの各々について実施されることになる。たとえば、
[00105]
Nsym,u=Nsym−1; au=3
[00106]LDPC追加(extra)ショートシンボルがそのSTA(または他のSTA)のために必要とされる場合、au=4
[00107]次に、プロセス1000は、最大のa値(ainit)によって識別された境界まで、データがシンボルの最大数(Nsym,init)の総数を満たすまで、すべてのSTAについてPre-FECパディングを適用することを伴う。この時点で、パディングを含むデータパケットの各々の長さは、同じであり得る。ただし、識別されたSTAの場合、異なるパディングが使用され得る。いくつかの態様では、Pre-FECパディングがSTA自身のa値(au)によって示された境界まで適用され、Post-FECパディングが最後のシンボルのために適用される。
[00108]次に、プロセス1000は、いずれかのSTAが追加のショートシンボルを必要とするかどうかを決定することを伴う。いくつかの態様では、デバイスは、LDPC符号化により、追加のショートシンボルを必要とし得る。一態様では、ショートシンボルは、シンボルの長さの4分の1に対応する。この態様によれば、最大のa値と必要とされるシンボルの最大数とが変更され得る。たとえば、最大のa値が4よりも小さい場合、1の値がそれに追加される。ただし、最大のa値が4である場合、それの値は1に変更され、1の値が、必要とされるシンボルの最大数に追加される。たとえば、
[00109]
If (ainit <4); a = ainit + 1; Nsym=Nsym, init
[00110]
If (ainit = 4); a = 1; Nsym=Nsym, init + 1
[00111](上記の例に示されているように)シンボルの最大数が1だけ増加する場合、LDPC符号化プロセスは、追加のシンボル(extra symbol)および新しいa値を考慮に入れて繰り返される。Pre-FECパディングが、新しいa値に従って各STAに適用される。(条件を満たすものとして前に識別された)いくつかのSTAの場合、シンボルの数は増加されるが、a値は変化しない。
[00112]次に、プロセス1000は、図8を参照しながら上記で説明されたプロセス800と同様に、各STAの能力とa値とに基づいて、各STAのためのSEを決定することを伴う。AP110は、この目的で、特定のワイヤレス通信デバイス120のa値を利用し得るか、または最大のa値を利用し得る。AP110は、最大のPEを決定するために、データを受信するワイヤレス通信デバイス120の各々について、このプロセスを実施し得る。ただし、識別されたSTAの場合、異なる決定が行われ得る。一態様では、最後のシンボル全体がデバイスのためのSEとして使用され得、したがって、追加のSEは必要とされないことがある。したがって、AP110は、適用すべき最大のSEの決定を行う際に、識別されたSTAを除外し得る。次に、プロセス1000は、すべてのSTAのためのフレームに最大のSEを適用することを伴う。この時点で、STAのすべてのための送信長さは、同じであり得る。
[00113]次に、プロセス1000は、a値と、図6を参照しながら上記で説明されたようにSEディスアンビギュエーション指示と、ワイヤレス通信デバイス120のうちの少なくとも1つの要件に基づいて、追加のショートシンボルが追加されたかどうかを示し得る追加ショートシンボル指示とを送信することを伴う。いくつかの態様では、(合計4ビットについて)a値は2ビットによって示され得、SEディスアンビギュエーション指示は1ビットであり得、追加ショートシンボル指示は1ビットであり得る。一態様では、これらのビットは、パケットヘッダのL−SIGまたはHE−SIG中でなど、送信機であるパケットのヘッダ中で与えられ得る。追加のステップがプロセス1000中に存在し得、プロセス1000のステップのすべてが必要であるとは限らないことを諒解されたい。
[00114]図11は、ワイヤレス通信の例示的なプロセス1100の一態様のフローチャートである。いくつかの態様では、図11に関して以下で説明されるプロセス1100は、デバイス302によって実施され得る。たとえば、メモリ306中の命令は、プロセス1100に関して以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するようにプロセッサ304を構成し得る。
[00115]いくつかの態様では、プロセス1100は、AP110からSEをもつデータを受信するために、ワイヤレス通信デバイス120によって利用され得る。
[00116]ブロック1105は、パケット長さ情報とSEディスアンビギュエーション指示とに基づいて、シンボルの数と適用されたSEとを決定する。上記で説明されたように、この情報は、プロセス1100を実施するデバイスによって受信されるパケットのヘッダ中で示され得る。たとえば、この情報は、ワイヤレス通信デバイス120が受信しているパケット中にあり得る。
[00117]ブロック1110は、デバイス能力に基づいて、決定されたa値およびシンボルの数を調整すべきかどうかを決定する。たとえば、一態様では、受信デバイスは、与えられたa値と関連付けにおいて示されるデバイス能力とに基づいて、適用されたSEが、受信デバイスのために必要なSEの量よりも小さいかどうかを決定し得る。代替的に、この基準を満たすワイヤレス通信デバイス120の各々に指示が与えられ得、受信デバイスの各々は、それが識別されたデバイスのうちの1つであるかどうかを決定するために、この指示を検査することになる。
[00118]ブロック1115は、デバイス能力と追加ショートシンボル指示とに基づいて、a値を更新する。この更新は、AP110によって実施されるプロセスの逆であり得る。たとえば、前のステップ中で識別されないデバイスの場合、a値が1よりも大きい場合、a値から1の値が減算され得る。ただし、a値が1である場合、a値は4に設定され得、シンボルの計算された数は1だけ低減され得る。たとえば、LDPC追加ショートシンボルビット=1である場合、
[00119]a>1である場合、a=a−1、およびNsymは変更なし
[00120]a=1である場合、a=4、Nsym=Nsym−1
[00121]ただし、前のステップによって識別されたデバイスの場合、デバイスは、シンボルの数を1の値だけ減少させるかまたは減分し得、追加ショートシンボル指示が1の値に設定された場合、aを4の値に等しくなるように設定するが、追加ショートシンボル指示が0の値に設定された場合、aを3の値に等しくなるように設定する。
[00122]ブロック1120は、適用されたPEを利用してデータシンボルを復号する。たとえば、データシンボルは、PDPC復号プロセスに基づいて復号され得、ワイヤレス通信デバイス120は、データ送信の処理を完了するためのバッファとしてSEによって与えられる処理時間を利用し得る。
[00123]ある帯域幅(BW)、MCS、および空間ストリームの数(NSS)の場合、あるMCSは「除外」され得る。このMCS除外は、上記の組合せが、整数でない、NCBPS,short(ショートシンボルごとのコード化ビットの数)、NDBPS,short(ショートシンボル中のデータビットの数)、またはNDBPS,short/NES(必要とされるバイナリ畳み込みコード(BCC)エンコーダの数)についての値をもたらすときに少なくとも部分的に基づき得る。一態様では、以下の式が使用され得る。
[00124]
NCBPS,short = NSD,short * NSS * NBPSCS
[00125]
NDBPS,short = NCBPS,short * R
[00126]したがって、MCS除外を回避するために、パラメータのすべての3つは、整数である必要がある。いくつかの態様では、NSD,shortの値は、それがNSD,longの値の4分の1であるようなものであるべきである。一態様では、以下の表2中で識別された値が使用され得る。
[00127]たとえば、2.5MHz BWでは、a値1〜4によって示された各境界は、6つのトーン間隔になる。すなわち、送信の最後のシンボル中のデータが最初の6つのトーン内にのみあるとき、a=1であり、送信の最後のシンボル中のデータが最初の6つのトーンの外にあるが最初の12個のトーン内にあるとき、a=2であり、送信の最後のシンボル中のデータが最初の12個のトーン外にあるが最初の18個のトーン内にあるとき、a=3であり、送信の最後のシンボル中のデータが最初の18個のトーンの外にあるが利用可能な24個のトーン内にあるとき、a=4である。NSD,shortの値が、厳密に表1中のNSDの4分の1でないとき、1、2、および3のa値によって示される最初の3つの境界は、NSD個のトーン間隔であり、残りの4のa値はトーンの残りに対応することになる。たとえば、40MHz BWでは、送信の最後のシンボル中のデータが最初の120個のトーン内にのみあるとき、a=1であり、送信の最後のシンボル中のデータが最初の120個のトーンの外にあるが最初の240個のトーン内にあるとき、a=2であり、送信の最後のシンボル中のデータが最初の240個のトーン外にあるが最初の360個のトーン内にあるとき、a=3であり、送信の最後のシンボル中のデータが最初の360個のトーンの外にあるが利用可能な468個のトーン内にあるとき、a=4である。NSDは、40MHzのBWについて120として記載されるが、114個のトーンが代替的に使用され得る。ただし、この代替選択肢は、7/8のコードレートをもつ1024QAMを満たさないことがある。
[00128]図12は、ここで開示されるフォーマットのデータパケットを受信する方法のフローチャートである。いくつかの態様では、プロセス1200は、ワイヤレスデバイス302によって実施され得る。たとえば、いくつかの態様では、上記で説明されたように、受信機312はパケットを受信するように構成され得、プロセッサ304はパケットを復号するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットの受信は、プロセッサ304によって制御され得る。たとえば、プロセッサ304は、受信機がそれ自体をパケットを受信するように構成すべきであることを受信機に示し得、次いで、パケットが受信された後に、受信機312からメモリ306にデータをコピーし得る。
[00129]ブロック1205において、データパケットが受信される。データパケットは、有用データビットの部分の指示と、データビットとを含む。いくつかの態様では、データパケットは、追加のショートシンボルがデータパケット中に含まれているかどうかの指示、および/またはデータパケットの最終シンボルの後のシグナリング拡張を含み得る。
[00130]ブロック1210において、データパケットは、有用ビットの部分に少なくとも部分的に基づいて処理される。いくつかの態様では、データパケットを処理することは、データパケット中の指示のうちの1つまたは複数に基づいてデータパケットを復号することを含み得る。いくつかの態様では、データパケットは、追加のショートシンボルがデータパケット中に含まれているかどうかの指示に基づいて処理され得る。たとえば、いくつかの態様では、データビットは、有用データビット指示に基づいてパケットから抽出され得る。たとえば、示された有用ビットは、バッファにコピーされ、所定のパケットフォーマットに基づいて処理され得る。たとえば、いくつかの態様では、フレーム検査シーケンスが、有用ビット数指示に基づいて、パケットの終わりから抽出され得る。フレーム検査シーケンスは、次いで、パケットの完全性を検証するために使用され得る。
[00131]いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信のための装置が、図8〜図11で説明されたプロセス800〜1100のいずれかを実施し得る。例示的な実施形態では、ワイヤレス通信のための装置は、図3のワイヤレス通信デバイス302と同様である。いくつかの実施形態では、装置は、チャネル状態情報を1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに要求する第1のメッセージを生成するための手段を備える。生成された第1のメッセージは、ヘッダとペイロードとを備え得る。第1のメッセージのヘッダは、要求されたチャネル状態情報を決定するために使用可能である第1のフィールドタイプの複数のフィールドを備え得、第1のメッセージのペイロードは、チャネル状態情報パラメータを備え得る。装置は、第1のメッセージを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに送信するための手段をさらに備え得る。
[00132]情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[00133]本開示で説明された実装形態への様々な修正は当業者には容易に明らかであり得、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実装形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示された実装形態に限定されるものではなく、本明細書で開示される特許請求の範囲、原理および新規の特徴に一致する、最も広い範囲を与られるべきである。「例示的」という単語は、本明細書ではもっぱら「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明されたいかなる実装形態も、必ずしも他の実装形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。
[00134]本明細書で使用される、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「A、BまたはCのうちの少なくとも1つ」は、A、またはB、またはC、またはAおよびB、またはAおよびC、またはBおよびC、またはA、BおよびC、または2A、または2B、または2Cなどを包含するものとする。
[00135]また、別個の実装形態に関して本明細書で説明されたいくつかの特徴は、単一の実装形態において組合せで実装され得る。また、逆に、単一の実装形態に関して説明された様々な特徴は、複数の実装形態において別個に、あるいは任意の好適な部分組合せで実装され得る。その上、特徴は、いくつかの組合せで働くものとして上記で説明され、初めにそのように請求されることさえあるが、請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、いくつかの場合にはその組合せから削除され得、請求される組合せは、部分組合せ、または部分組合せの変形形態を対象とし得る。
[00136]上記で説明された方法の様々な動作は、(1つまたは複数の)様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路、および/または(1つまたは複数の)モジュールなど、それらの動作を実施することが可能な任意の好適な手段によって実施され得る。概して、図に示されたどの動作も、その動作を実施することが可能な対応する機能的手段によって実施され得る。
[00137]本明細書で使用されるインターフェースという用語は、2つまたはそれ以上のデバイスを一緒に接続するように構成されたハードウェアまたはソフトウェアを指すことがある。たとえば、インターフェースは、プロセッサまたはバスの一部であり得、デバイス間での情報またはデータの通信を可能にするように構成され得る。インターフェースは、チップまたは他のデバイスに組み込まれ得る。たとえば、いくつかの態様では、インターフェースは、あるデバイスからの情報または通信を別のデバイスにおいて受信するように構成された受信機を備え得る。(たとえば、プロセッサまたはバスの)インターフェースは、フロントエンドデバイスまたは別のデバイスによって処理される情報またはデータを受信し得、あるいは受信された情報を処理し得る。いくつかの態様では、インターフェースは、情報またはデータを別のデバイスに送信または通信するように構成された送信機を備え得る。したがって、インターフェースは、情報またはデータを送信し得るか、あるいは(たとえば、バスを介した)送信のために出力するために情報またはデータを準備し得る。
[00138]本開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたは状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00139]1つまたは複数の態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を備え得る。さらに、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を備え得る。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[00140]本明細書で開示された方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに入れ替えられ得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されていない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
[00141]さらに、本明細書で説明された方法および技法を実施するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ、および/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明された方法を実施するための手段の転送を可能にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明された様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)をデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を得ることができるように、記憶手段によって提供され得る。その上、本明細書で説明された方法および技法をデバイスに与えるための任意の他の好適な技法が利用され得る。
[00142]上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、それの基本的範囲から逸脱することなく考案され得、それの範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。