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JP2018203950A - フィルム、農業用フィルム及び農園芸用施設 - Google Patents

フィルム、農業用フィルム及び農園芸用施設 Download PDF

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JP2018203950A
JP2018203950A JP2017113596A JP2017113596A JP2018203950A JP 2018203950 A JP2018203950 A JP 2018203950A JP 2017113596 A JP2017113596 A JP 2017113596A JP 2017113596 A JP2017113596 A JP 2017113596A JP 2018203950 A JP2018203950 A JP 2018203950A
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copolymer
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mass
agricultural
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新悟 片山
Shingo Katayama
新悟 片山
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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SANTERRA KK
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】
0℃〜40℃程度の範囲における光散乱性の変化が大きいフィルムなどを提供する。
【解決手段】
エチレンに由来する単量体単位と、不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体に由来する単量体単位とを有し、密度が930kg/m以上950kg/m以下の範囲内であるエチレン系共重合体と、屈折率が1.500以上1.515以下の範囲内である、(メタ)アクリル酸エステルとスチレンとの共重合体粒子と、を含有する樹脂組成物からなる層を少なくとも1層有するフィルム。
【選択図】なし

Description

本発明は、フィルム、農業用フィルム及び農園芸用施設に関するものである。
従来、環境の温度変化に伴って光散乱性が可逆的に変化するフィルムが知られており、このフィルムを農業用被覆材として用いることで、作物の栽培環境を制御することができる。具体的には、日射の強い夏には光散乱性が高くなることで、過剰な直射光に起因する作物の葉焼けなどの障害を防ぐことができ、日射の弱い冬季には光散乱性が低くなり、作物に十分な直射光を届けることができるなどの効果があると考えられる。
特許文献1には、室温での透明性と50℃程度の高温における透明性の差が大きい農業用ポリオレフィン系多層フィルムとして、中間層がエチレン酢酸ビニル共重合体を含有してなり、少なくとも中間層に架橋アクリル粒子を含有する多層フィルムが記載されている。
特開2015−112746号公報(2015年6月22日公開)
しかしながら、特許文献1に記載されているフィルムは、50℃といった高温での光散乱性は高いものの、夏季においてもここまで高い温度になることは稀である。0℃〜40℃程度の範囲においての光散乱性の変化は十分なものとはいえない。
本願発明は上記の課題を鑑みてなされた発明であり、その目的は、0℃〜40℃程度の範囲における光散乱性の変化が大きいフィルムなどを提供することである。
本発明の第一の形態は、エチレンに由来する単量体単位と不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体に由来する単量体単位とを有し、密度が930kg/m以上950kg/m以下の範囲内である共重合体と、屈折率が1.500以上1.515以下の範囲内である、(メタ)アクリル酸エステルとスチレンとの共重合体粒子と、を含有する樹脂組成物からなる層を少なくとも1層有するフィルムである。
また、本発明の好ましい他の形態は、前記のフィルムからなる、農業用フィルムである。本発明の好ましいさらに他の形態は、前記の農業用フィルムを備えてなる、農園芸用施設である。
本発明の一態様によれば、0℃〜40℃程度の範囲における光散乱性の変化が大きいフィルムなどを提供することができるという効果を奏する。
以下、本発明に係る実施の一形態について詳細に説明する。
本発明の実施の一形態に係るフィルムの少なくとも1層を構成する樹脂組成物は、エチレンに由来する単量体単位と不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体に由来する単量体単位とを有し、密度が930kg/m以上950kg/m以下の範囲内であるエチレン系共重合体と、屈折率が1.500以上1.515以下の範囲内である、(メタ)アクリル酸エステルとスチレンとの共重合体粒子とを含有してなる。
[エチレン系共重合体]
前記のエチレン系共重合体の構成材料となる不飽和カルボン酸としては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、3−ブテン酸などの不飽和モノカルボン酸;マレイン酸、フマル酸などの不飽和ジカルボン酸などを挙げることができるが、これらに限定されない。中でも不飽和モノカルボン酸が好ましく、例えば(メタ)アクリル酸が好ましい。なお、本明細書では、アクリル酸とメタクリル酸を総称して(メタ)アクリル酸と記す。
エチレン系共重合体の構成材料となる不飽和カルボン酸の誘導体としては、上記不飽和カルボン酸の塩、不飽和カルボン酸エステル、酸無水物、不飽和カルボン酸アミド、不飽和カルボン酸イミド等を挙げることができ、好ましくは不飽和カルボン酸の塩及び不飽和カルボン酸エステルである。不飽和カルボン酸の塩としては、不飽和カルボン酸のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、亜鉛塩などを挙げることができる。不飽和カルボン酸エステルとしては、不飽和カルボン酸メチルエステル、不飽和カルボン酸エチルエステル、不飽和カルボン酸ブチルエステル等の不飽和カルボン酸アルキルエステル;不飽和カルボン酸フェニルエステル等の不飽和カルボン酸アリールエステル;不飽和カルボン酸グリシジルエステル等を挙げることができる。
本発明におけるエチレンに由来する単量体単位と不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体に由来する単量体単位とを有する共重合体の具体的な例としては、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体などのエチレン−不飽和カルボン酸共重合体;エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体等のエチレン−不飽和カルボン酸共重合体のカルボキシル基の一部又は全部をナトリウム、カリウム、カルシウム、亜鉛等の金属イオンで中和したアイオノマー;エチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体などのエチレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体を挙げることができ、特に、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エチル共重合体等が好適に使用される。また、本発明の一態様において、上記エチレン系共重合体は、2種類又はそれ以上の不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体に由来する単量体単位を含むものであってもよい。
エチレン系共重合体の具体例としては、例えば、以下のものを挙げることができる。
(i)エチレン−不飽和カルボン酸共重合体
ニュクレル(エチレン−メタクリル酸共重合体、三井・デュポンポリケミカル株式会社製)
(ii)エチレン−不飽和カルボン酸共重合体のカルボキシル基の一部又は全部を金属イオンで中和したアイオノマー
ハイミラン(エチレン−メタクリル酸共重合体のカルボキシル基の一部を亜鉛イオン又はナトリウムイオンで中和したアイオノマー、三井・デュポンポリケミカル株式会社製)
(iii)エチレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体
アクリフト(エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、住友化学株式会社製)、レクスパールEMA(エチレン−アクリル酸メチル共重合体、日本ポリエチレン株式会社製)、レクスパールEEA(エチレン−アクリル酸エチル共重合体、日本ポリエチレン株式会社製)、ロトリル(エチレン−アクリル酸メチル共重合体またはエチレン−アクリル酸ブチル共重合体、アルケマ社製)、エルバロイAC(エチレン−アクリル酸メチル共重合体・エチレン−アクリル酸エチル共重合体・エチレン−アクリル酸ブチル共重合体のいずれか、デュポン社製)
エチレン系共重合体は単独で用いてもよく、2種類以上のエチレン系共重合体を併用してもよい。
エチレン系共重合体における不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体に由来する単量体単位の含有量は、フィルムの剛性と温度変化(0℃〜40℃)に伴う光散乱性(ヘイズ値)の変化率との兼ね合いから、好ましくは10質量%以上40質量%以下であり、より好ましくは15質量%以上35質量%以下であり、さらに好ましくは20質量%以上30質量%以下である(ただし、エチレン系共重合体の質量を100質量%とする)。
エチレン系共重合体における不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体に由来する単量体単位の含有量は、赤外線吸収スペクトル分析法により測定することができる。
エチレン系共重合体におけるエチレンに由来する単量体単位の含有量は、フィルムの剛性と温度変化(0℃〜40℃)に伴う光散乱性(ヘイズ値)の変化率との兼ね合いから、好ましくは60質量%以上90質量%以下であり、より好ましくは65質量%以上85質量%以下であり、さらに好ましくは70質量%以上80質量%以下である(ただし、エチレン系共重合体の質量を100質量%とする)。
エチレン系共重合体におけるエチレンに由来する単量体単位の含有量は、赤外線吸収スペクトル分析法により測定した不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体に由来する単量体単位の含有量を100質量%から引くことにより算出することができる。
エチレン系共重合体として2種類以上のエチレン系共重合体を併用する場合、共重合体におけるエチレンに由来する単量体単位の含有量Eは、下記式(1)により算出される。
E(質量%)=
(E・W+E・W+・・・+E・W)/(W+W+・・・W) (1)
(ただし、共重合体1、共重合体2、・・・共重合体mのm種の共重合体を併用する(mは2以上の整数)とし、共重合体kにおけるエチレンに由来する単量体単位の含有量をE、樹脂組成物中の共重合体kの含有量をWとする(kは1からmまでの整数)。)
エチレン系共重合体のメルトフローレイト(MFR)は、フィルム状に加工する観点では好ましくは0.1g/10分以上10g/10分以下である。該MFRは、JIS K7120−1995に従い、温度190℃、荷重21.18Nの条件でA法により測定される。
エチレン系共重合体の密度は、40℃付近に達する夏季に光散乱性を高め、0℃付近に達する冬季に光散乱性を低くする観点から、930kg/m以上950kg/m以下であり、より好ましくは935kg/m以上945kg/m以下である。なお、本発明における密度は、JIS K6760−1981に規定された方法に従い測定された値である。密度が930kg/m未満であるか、950kg/mより大きいと、0℃における光散乱性(ヘイズ値)と40℃付近における光散乱性(ヘイズ値)との十分な差が得られにくくなるため好ましくない。
エチレン系共重合体として2種類以上のエチレン系共重合体を併用する場合、共重合体の密度dは、下記式(2)により算出される。
d(kg/m)=
(d・W+d・W+・・・+d・W)/(W+W+・・・W) (2)
(ただし、エチレン系共重合体1、エチレン系共重合体2、・・・エチレン系共重合体mのm種のエチレン系共重合体を併用する(mは2以上の整数)とし、エチレン系共重合体kの密度(単位:kg/m)をd、樹脂組成物中のエチレン系共重合体kの含有量(単位:kg)をWとする(kは1からmまでの整数)。)
[粒子]
前記粒子は、(メタ)アクリル酸エステルとスチレンとの共重合体粒子である。(メタ)アクリル酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどを挙げることができ、好ましくはアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル又はメタクリル酸ブチルであり、より好ましくはメタクリル酸メチルである。
前記粒子を構成する共重合体は、(メタ)アクリル酸エステルとスチレンとに由来する単量体単位のみを含む共重合体であってもよく、(メタ)アクリル酸エステルとスチレンとに由来する単量体単位以外の単量体単位を含む共重合体であってもよい。なお、前記粒子を構成する共重合体において、全単量体単位に占める(メタ)アクリル酸エステルとスチレンとに由来する単量体単位の含有割合は、80質量%以上であることが好ましい。
前記粒子を構成する共重合体における(メタ)アクリル酸エステルに由来する単量体単位の含有量は、好ましくは50〜99質量%であり、より好ましくは60〜90質量%である。また、前記粒子を構成する共重合体におけるスチレンに由来する単量体単位の含有量は、好ましくは1〜50質量%であり、より好ましくは10〜40質量%である。(ただし、(メタ)アクリル酸エステルに由来する単量体単位とスチレンに由来する単量体単位との合計を100質量%とする。)
前記粒子は、(メタ)アクリル酸エステルから選択される少なくとも1種と、スチレンと、必要に応じて他の単量体とを含む単量体成分を、懸濁重合などの公知の方法により重合することにより得ることができる。
前記粒子は、粒子の形状を保持し、光散乱性のばらつきを防ぐ観点から架橋されていることが好ましい。架橋された粒子を得る方法としては、(メタ)アクリル酸エステル及びスチレンなどの単量体成分を、架橋剤とともに懸濁重合する方法を挙げることができる。架橋剤としては、2個以上の不飽和基を有する化合物を用いることが好ましく、具体的には、エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ジビニルベンゼンなどを挙げることができる。
前記粒子の体積中位径は、40℃付近に達する夏季に光散乱性を高くする観点から、好ましくは1μm以上であり、より好ましくは2μm以上であり、さらに好ましくは3μm以上である。また、当該体積中位径は、40℃付近に達する夏季に光散乱性を高くする観点から、好ましくは20μm以下であり、より好ましくは15μm以下であり、さらに好ましくは10μm以下である。粒子の体積中位径は、コールターカウンター法により測定される。
前記粒子の屈折率は、1.500以上1.515以下である。当該屈折率は室温(23℃)にて粒子液浸法を用いて測定した値である。屈折率が1.500未満であるか、1.515より大きいと、0℃における光散乱性(ヘイズ値)と40℃付近における光散乱性(ヘイズ値)との十分な差が得られないため好ましくない。
前記粒子の市販品の例として、テクポリマーMSXシリーズ、テクポリマーSSXシリーズ(以上、積水化成品工業株式会社製)、アートパールGシリーズ、アートパールGSシリーズ(以上、根上工業株式会社製)、ガンツパールGSM(登録商標)シリーズ(以上、アイカ工業株式会社製)などを挙げることができる。
[樹脂組成物]
本発明に係るフィルムを構成する樹脂組成物において、前記エチレン系共重合体の含有量は、0℃付近に達する冬季において光散乱性を低くする観点から、好ましくは50質量部以上であり、より好ましくは65質量部以上であり、さらに好ましくは75質量部以上であり、特に好ましくは80質量部以上である。また、40℃付近に達する夏季において光散乱性を高くする観点から、前記エチレン系共重合体の含有量は、好ましくは98質量部以下であり、より好ましくは94質量部以下であり、さらに好ましくは91質量部以下であり、特に好ましくは89質量部以下である。ただし、エチレン系共重合体と粒子との合計量を100質量部とする。
また、前記の粒子の含有量は、夏季において光散乱性を高くする観点から、好ましくは2質量部以上であり、より好ましくは6質量部以上であり、さらに好ましくは9質量部以上であり、特に好ましくは11質量部以上である。また、冬季において光散乱性を低くする観点から、好ましくは50質量部以下であり、より好ましくは35質量部以下であり、さらに好ましくは25質量部以下であり、特に好ましくは20質量部以下である。ただし、共重合体と粒子との合計量を100質量部とする。
前記の樹脂組成物は、前記エチレン系共重合体及び前記の粒子以外の樹脂を含んでいてもよい。当該樹脂としては、高圧法低密度ポリエチレン;高密度ポリエチレン;エチレン−α−オレフィン共重合体;エチレン−酢酸ビニル共重合体などのエチレン−ビニルエステル共重合体を挙げることができる。
なお、前記の樹脂組成物が、前記エチレン系共重合体及び前記の粒子以外の樹脂を含む場合、樹脂の全量(100質量%とする)に占める、前記エチレン系共重合体(エチレンと不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体との共重合体)の割合は、50質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることがより好ましく、90質量%以上であることがさらに好ましい。
前記の樹脂組成物は、このほかに、必要に応じて、赤外線吸収剤、光安定剤、紫外線吸収剤、防曇剤、酸化防止剤、防霧剤、滑剤などの添加剤を、エチレン系共重合体と粒子との作用により得られる光散乱性を損なわない範囲で含んでいてもよい。
前記赤外線吸収剤としては、ハイドロタルサイト類化合物、リチウムアルミニウム複合水酸化物が挙げられる。ハイドロタルサイト類化合物の具体例としては、天然ハイドロタルサイトや商品名:DHT−4A(協和化学工業株式会社製)、マグクリア(戸田工業株式会社製)、マグセラー(協和化学工業株式会社製)、スタビエースHT−P(堺化学工業株式会社製)などが挙げられる。リチウムアルミニウム複合水酸化物の具体例としては、OPTIMA−SS(戸田工業株式会社製)、ミズカラック(水澤化学工業株式会社製)などが挙げられる。
本発明の一形態においては、ハイドロタルサイト類化合物を単独で用いてもよいし、リチウムアルミニウム複合水酸化物を単独で用いてもよい。あるいは、両者を併用しても良い。
前記光安定剤としては、例えば、特開平8−73667号公報に記載の構造を有するヒンダードアミン化合物を挙げられる。具体的には、商品名:チヌビン622、キマソーブ944、キマソーブ119(以上BASF製)、ホスタビンN30、VP Sanduvor PR−31(以上クラリアント社製)、サイヤソーブUV3529、サイヤソーブUV3346(以上サイテック社製)などが挙げられる。
さらには、特開平11−315067号公報、特開2001−139821号公報、WO2005/082852、特表2009−530428号公報に記載の構造を有するヒンダードアミン化合物が挙げられる。具体的には、商品名:NOR371(BASF製)、アデカスタブLA−900(株式会社ADEKA製)、アデカスタブLA−81(株式会社ADEKA製)、ホスタビンNOW(クラリアント株式会社製)が挙げられる。
また、光安定剤として、エチレンに基づく単量体単位と環状アミノビニル化合物に基づく単量体単位とを有するエチレン−環状アミノビニル化合物共重合体も挙げることができる。かかるエチレン−環状アミノビニル化合物共重合体としては、特開2002−265693号公報に記載の構造を有するものが挙げられる。
本発明に係る樹脂組成物に含まれる光安定剤の含有量は、0.01〜3質量%が好ましく、0.05〜2質量%がより好ましく、特に0.1〜1質量%が好ましい。ただし、樹脂組成物の質量を100質量%とする。
前記紫外線吸収剤としては、例えば、2−ヒドロキシベンゾフェノン類、2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類、ベンゾエート類、置換オキザニリド類、シアノアクリレート類、トリアジン類などが挙げられる。
2−ヒドロキシベンゾフェノン類としては、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)などが挙げられる。
2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類としては、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ第三ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ第三ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−第三ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−第三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ペンチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’-メチレンビス(4−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾリル)フェノール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−第三ブチル−5−カルボキシフェニル)ベンゾトリアゾールなどが挙げられる。
ベンゾエート類としては、フェニルサリシレート、レゾルシノールモノベンゾエート、2,4−ジ第三ブチルフェニル−3’,5’−ジ第三ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、2,4−ジ第三アミルフェニルー3’、5’−ジ第三ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートなどが挙げられる。
置換オキザニリド類としては、2−エチル−2’−エトキシオキザニリド、2−エトキシ−4’−ドデシルオキザニリドなどが挙げられる。
シアノアクリレート類としては、エチル−α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、メチル−2−シアノ−3−メチル−3−(p−メトキシフェニル)アクリレートなどが挙げられる。
トリアジン類としては、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−〔(ヘキシル)オキシ〕−フェノール、2−〔4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル〕−5−(オクチロキシ)フェノール、2−(2−ヒドロキシ−4−オクトキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)−s−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ジフェニル−s−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−プロポキシ−5−メチルフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)−s−トリアジンなどが挙げられる。
紫外線吸収剤は、単独で又は二種以上で用いられる。本発明に係る樹脂組成物に含まれる紫外線吸収剤の含有量は、0.001〜3質量%が好ましく、0.005〜1質量%がより好ましい(ただし、樹脂組成物の質量を100質量%とする)。
前記防曇剤としては、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノモンタネート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンジオレエートなどのソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレンオキサイド付加物などのソルビタン系界面活性剤、グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノステアレート、ジグリセリンジステアレート、トリグリセリンモノステアレート、テトラグリセリンジモンタネート、グリセリンモノオレエート、ジグリセリンモノオレエート、ジグリセリンセスキオレエート、テトラグリセリンモノオレエート、ヘキサグリセリンモノオレエート、ヘキサグリセリントリオレエート、テトラグリセリントリオレエート、テトラグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセリンモノラウレートなどのグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレンオキサイド付加物などのグリセリン系界面活性剤、ポリエチレングリコールモノパルミテート、ポリエチレングリコールモノステアレートなどのポリエチレングリコール系界面活性剤、アルキルフェノールのアルキレンオキシド付加物、ソルビタン/グリセリン縮合物と有機酸とのエステル、ポリオキシエチレン(2モル)ステアリルアミン、ポリオキシエチレン(4モル)ステアリルアミン、ポリオキシエチレン(2モル)ステアリルアミンモノステアレート、ポリオキシエチレン(4モル)ラウリルアミンモノステアレートなどのポリオキシエチレンアルキルアミン及びその脂肪酸エステルなどの非イオン性界面活性剤が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種類以上を併用してもよい。
前記酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジアルキルフェノール誘導体や2−アルキルフェノール誘導体などのいわゆるヒンダードフェノール系化合物、フォスファイト系化合物やフォスフォナイト系化合物などの3価のリン原子を含むリン系エステル化合物が挙げられる。これら酸化防止剤は、単独で用いても2種類以上を併用してもよい。特に色相安定化の観点から、ヒンダードフェノール系化合物とリン系エステル化合物を併用して用いることが好ましい。
前記防霧剤としては、例えば、パーフルオロアルキル基、ω−ヒドロフルオロアルキル基などを有するフッ素化合物(特にフッ素系界面活性剤)、またアルキルシロキサン基を有するシリコーン系化合物(特にシリコーン系界面活性剤)等が挙げられる。フッ素系界面活剤の具体例としては、ダイキン工業株式会社製のユニダインDSN−403N、DS−403、DS−406、DS−401(商品名)、AGCセイミケミカル株式会社製のサーフロンKC−40、AF−1000、AF−2000(商品名)等が挙げられ、シリコーン系界面活性剤としては、東レダウコーニング株式会社製のSH−3746(商品名)が挙げられる。これらは、単独で用いても2種類以上を併用してもよい。防霧剤の含有量は、0.01〜3質量%が好ましく、0.02〜2質量%がより好ましく、0.05〜1質量%が特に好ましい(ただし、樹脂組成物の質量を100質量%とする)。
[フィルム]
本発明に係るフィルムは、前記の樹脂組成物からなる層を少なくとも1層有するフィルムである。上記樹脂組成物からなる層を有することにより、0℃等の低温下から、40℃等の高温下にかけての光散乱性の変化が大きいフィルムを得ることができる。
本発明の一態様において、0℃におけるヘイズ値と、40℃におけるヘイズ値との差は、例えば25%以上であり、さらに好ましくは30%以上である。ヘイズ値の差がこの範囲であることにより、一年を通じて安定した光量を届けることができる。
なお、本発明において、ヘイズ値は、温度以外の測定条件をJIS K 7136:2000に準拠して、株式会社村上色彩技術研究所製 温調ヘイズメーター(THM−150TL)を使用して測定される値である。
前記の樹脂組成物のフィルム化の方法は、例えば、リボンブレンダー、バンバリーミキサー又はスーパーミキサーなどの混合機で樹脂組成物を混合し、次いで、例えば、溶融押出成形法及びカレンダー成形法などによって、この樹脂組成物をフィルムとすればよい。
本発明の一形態に係るフィルムは、前記樹脂組成物からなる層のみを有するフィルムであってもよく、前記樹脂組成物からなる層以外の層を有するフィルムであってもよい。本発明の樹脂組成物のみからなる単層フィルムは、良好な光散乱特性を有する。また、本発明のフィルムの好ましい形態の一つとして、前記樹脂組成物からなる中間層が、2つのポリオレフィン系樹脂層の間に存在する多層フィルムを挙げることができる。この層構成により、フィルムの強度を向上させることができるという利点が得られる。
前記の多層フィルムにおける2つのポリオレフィン系樹脂層は、同じであってもよく、異なっていてもよい。前記の多層フィルムの構成として、より具体的には、2種3層、3種3層、3種4層、4種4層、4種5層、5種5層などが例示できる。
多層フィルムが4種以上の層からなる場合、前記樹脂組成物からなる層及びポリオレフィン系樹脂層のどちらとも異なる層を有していてもよく、ポリオレフィン系樹脂層を3層以上有していてもよい。また、前記樹脂組成物からなる層が2層以上あってもよい。
本発明の一形態に係るフィルムが3層からなる多層フィルムである場合には、各層の厚みの比は、0℃〜40℃付近の感温性とフィルムの強度との兼ね合いの観点から、ポリオレフィン系樹脂層/前記樹脂組成物からなる層/ポリオレフィン系樹脂層が、1/2/1〜1/4/1であることが好ましい。
前記のポリオレフィン系樹脂層はポリオレフィン系樹脂を含有する。ポリオレフィン系樹脂としては、高圧法低密度ポリエチレン;高密度ポリエチレン;エチレン−1−ブテン共重合体やエチレン−1−ヘキセン共重合体などのエチレン−α−オレフィン共重合体;エチレン−酢酸ビニル共重合体などのエチレン−ビニルエステル共重合体;エチレン−アクリル酸メチル共重合体やエチレン−メタクリル酸メチル共重合体などのエチレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体を挙げることができる。これらのポリオレフィン系樹脂は、1種類のみを用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
前記のポリオレフィン系樹脂層は、必要に応じて、光安定剤、紫外線吸収剤、防曇剤、酸化防止剤、防霧剤、滑剤、抗ブロッキング剤、帯電防止剤、顔料などを含んでいてもよい。
本発明の一形態に係るフィルムは、一方の表層として又は両面に、防曇性塗膜層を有していてもよい。かかる防曇性塗膜層としては、無機コロイドからなる防曇層、無機コロイドとバインダー樹脂とを含有する防曇性塗膜層が挙げられる。
無機コロイドは、疎水性のポリオレフィン系樹脂フィルム表面に親水性を付与するものであり、通常、水などの液体分散媒中に、無機コロイドが分散されたゾルの形態で使用される。具体的には、シリカゾル、アルミナゾルが挙げられ、シリカゾルが好ましい。
バインダー樹脂としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、アクリル変性ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂などが挙げられる。
前記バインダー樹脂は、通常、水や水とアルコールなどの水性溶剤との混合溶剤に該樹脂が分散されている水系エマルジョンとして用いられる。
好ましいシリカとして、平均粒子径が5〜100nmの球状のものが挙げられる。
防曇性塗膜層に含まれるシリカ及びバインダー樹脂の合計を100質量%とするとき、シリカの含有量が30〜70質量%であり、バインダー樹脂の含有量が30〜70質量%であることが好ましく、シリカの含有量が50〜65質量%であり、バインダー樹脂の含有量が35〜50質量%であることがより好ましい。シリカの含有量が少なすぎると十分な防曇効果が得られず、逆に多すぎると、被膜が白濁化して低温下での光線透過率を低下させ得る。
シリカとバインダー樹脂とを含有する防曇性塗膜層は、例えば、以下に示すようにして形成することができる。バインダー樹脂を含有する水系エマルジョン、シリカを含有する水性シリカゾル、及び分散媒である水を混合し、攪拌して塗工液を得る。次に、この塗工液を、公知の手段を用いて塗布し、乾燥することにより、防曇層を形成することができる。塗布手段としては、具体的には、バーコーティング、グラビアコーティング、リバースコーティング、刷毛コーティング、スプレーコーティング、キッスコーティング、ダイコーティング、ディッピングなどが挙げられる。乾燥手段としては、例えば熱風乾燥が挙げられる。
シリカとバインダー樹脂からなるコーティング膜の厚みは、防曇効果と白濁下等との兼ね合いから、0.3〜1.5μmが好ましく、0.5〜1.2μmがより好ましい。
前記塗工液には、塗工性を向上させるために、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤を含有させることができる。シリコーン系界面活性剤としては、例えばポリエーテル変性シリコーンオイルが挙げられる。
また、前記塗工液には、必要に応じて、架橋剤、光安定剤、紫外線吸収剤を添加してもよい。
防曇性塗膜層は、前記フィルムの一方の表層として形成されていてもよいし、両方の表層として形成されていてもよい。また、防曇層は単層膜でも2層以上の多層膜でもよい。
本発明の一形態に係るフィルムの厚みは、40℃付近に達する夏季において光散乱性を高める観点から、好ましくは0.01mm以上であり、より好ましくは0.05mm以上であり、さらに好ましくは0.08mm以上である。また、0℃付近に達する冬季において光散乱性を低くする観点から、好ましくは0.30mm以下であり、より好ましくは0.20mm以下である。
[農業用フィルム及び農園芸用施設]
本発明の一形態に係るフィルムは、農業用フィルムとして用いることができる。より具体的には、植物栽培用の温室の外張り又は内張りフィルム、及びトンネルの被覆材などとして好適に用いることができる。
本発明の一形態に係る農業用フィルムで被覆された農園芸用施設においては、40℃付近に達する夏季にはフィルムの光散乱性が高いため過剰な直射光に起因する作物の葉焼けなどの障害を防ぐことができ、0℃付近に達する冬季にはフィルムの光散乱性が低いため作物に十分な直射光を届けることができるため、一年を通じて使用でき、安定した光量を届けることができる。前記農園芸用施設は、ホウレンソウ、トマト、ネギ、キュウリ、イチゴなどの栽培に好適に用いられる。
これにより、例えば、季節に応じてフィルムを交換する労力、及び季節に応じた複数の種類のフィルムを準備するコストを削減することが可能となり、一年中安定して使用することができる。
本発明の一形態に係る農業用フィルムを備えた農園芸用施設としては、例えば、植物栽培用の温室、トンネルなどが挙げられる。農園芸用施設において、前記の農業用フィルムは、例えば、農園芸用施設フレームに展張されている。
以下、本発明の実施例を示す。なお実施例及び比較例中の試験方法は次の通りである。
[試験方法]
<ヘイズ値>
株式会社村上色彩技術研究所製 温調ヘイズメーター(THM−150TL)を使用し、0℃及び40℃において測定を行った。温度以外の測定条件はJIS K 7136:2000に準拠した。
[材料]
以下に、使用した材料を示す。
なお、下記の(1)〜(7)に記載のMFRは、JIS K 7120:1995に従い、温度190℃、荷重21.18Nの条件でA法により測定された値に相当する。
エチレンに由来する単量体単位と、不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体に由来する単量体単位とを有するエチレン系共重合体:
(1)エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(以下、EMMA−1とする)
密度 943kg/m
MFR(190℃、21.18N) 7g/10分
エチレンに由来する単量体単位の含有量 75質量%
(アクリフトWK307 住友化学株式会社製)
(2)エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(以下、EMMA−2とする)
密度 939kg/m
MFR(190℃、21.18N) 2g/10分
エチレンに由来する単量体単位の含有量 80質量%
(アクリフトWH206―F 住友化学株式会社製)
(3)エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(以下、EMMA−3とする)
密度 936kg/m
MFR(190℃、21.18N) 7g/10分
エチレンに由来する単量体単位の含有量 82質量%
(アクリフトWF303―F 住友化学株式会社製)
(4)エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(以下、EMMA−4とする)
密度 927kg/m
MFR(190℃、21.18N) 2g/10分
エチレンに由来する単量体単位の含有量 90質量%
(アクリフトWD201―F 住友化学株式会社製)
(5)エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(以下、EMMA−5とする)
密度 951kg/m
MFR(190℃、21.18N) 450g/10分
エチレンに由来する由来する単量体単位の含有量 68質量%
(アクリフトCM5022 住友化学株式会社製)
粒子 :
(1)架橋メタクリル酸メチル‐スチレン共重合体粒子(以下、粒子−1とする)
体積中位径=5μm
屈折率(23℃)=1.510
(テクポリマーMSX−5Z 積水化成品工業株式会社製)
(2)架橋メタクリル酸メチル‐スチレン共重合体粒子(以下、粒子−2とする)
体積中位径=5.5μm
屈折率(23℃)=1.515
(テクポリマーSSX1055QXE 積水化成品工業株式会社製)
(3)架橋メタクリル酸メチル‐スチレン共重合体粒子(以下、粒子−3とする)
体積中位径=6μm
屈折率(23℃)=1.520
(テクポリマーSSX106EXE 積水化成品工業株式会社製)
ポリオレフィン系樹脂 :
(1)ポリエチレン樹脂(以下、PE−1とする)
密度 912kg/m
MFR(190℃、21.18N) 0.5g/10分
(エクセレンGMH GH030 住友化学株式会社製)
(2)ポリエチレン樹脂(以下、PE−2とする)
密度 921kg/m
MFR(190℃、21.18N) 0.4g/10分
(エクセレンGMH GH051 住友化学株式会社製)
[実施例1]
EMMA−1 85質量部と、粒子−1 15質量部とを混合し、ラボプラストミル(株式会社東洋精機製作所製)に供し、温度150℃、回転数60rpmの条件で5分間混練し、樹脂組成物を得た。当該樹脂組成物を150℃でプレス成形することにより厚さ100μmのフィルムを得た。得られたフィルムの0℃及び40℃におけるヘイズ値を表1に示す。
[実施例2]
EMMA−1に代えてEMMA−2を用いたほかは、実施例1と同じように樹脂組成物及びフィルムを得た。得られたフィルムの0℃及び40℃におけるヘイズ値を表1に示す。
[実施例3]
EMMA−1に代えてEMMA−3を用いたほかは、実施例1と同じように樹脂組成物及びフィルムを得た。得られたフィルムの0℃及び40℃におけるヘイズ値を表1に示す。
[比較例1]
EMMA−1に代えてEMMA−4を用いたほかは、実施例1と同じように樹脂組成物及びフィルムを得た。得られたフィルムの0℃及び40℃におけるヘイズ値を表1に示す。
Figure 2018203950
[実施例4]
粒子−1に代えて粒子−2を用いたほかは、実施例1と同じように樹脂組成物及びフィルムを得た。得られたフィルムの0℃及び40℃におけるヘイズ値を表2に示す。
[実施例5]
EMMA−1に代えてEMMA−2を用いたほかは、実施例4と同じように樹脂組成物及びフィルムを得た。得られたフィルムの0℃及び40℃におけるヘイズ値を表2に示す。
[比較例2]
EMMA−5 85質量部と、粒子−2 15質量部とを混合し、ラボプラストミル(株式会社東洋精機製作所製)に供し、温度70℃、回転数30rpmの条件で5分間混練し、樹脂組成物を得た。当該樹脂組成物を90℃でプレス成形することにより厚さ100μmのフィルムを得た。得られたフィルムの0℃及び40℃におけるヘイズ値を表2に示す。
[比較例3]
粒子−2に代えて粒子−3を用いたほかは、実施例5と同じように樹脂組成物及びフィルムを得た。得られたフィルムの0℃及び40℃におけるヘイズ値を表2に示す。
Figure 2018203950
[実施例6]
<マスターバッチの作製>
粒子−1 50重量部と、EMMA−1 49.2重量部と、酸化防止剤としてIrganox1010(BASF社製)0.8重量部とをバンバリーミキサーに供給し、160℃で5分間混合し、得られた混合物を65mmφ単軸押出機に供給して押出し、ペレット化することでマスターバッチを得た。これをMB−1とする。
<フィルムの作製>
内層用押出機(40mm押出機)と、中間層用押出機(40mm押出機)と、外層用押出機(40mm押出機)と、100mmφダイス(リップ間隙 1.2mm)とを備えた3層インフレーション成形機を用い、三層のチューブ状フィルムを成形した。
具体的には、PE−1 50重量%とPE−2 50重量%とを混合した後、外層用押出機に投入し、EMMA−1を70重量%とMB−1を30重量%とを混合した後、中間層用押出機に投入し、PE−1 50重量%とPE−2 50重量%を混合した後、内層用押出機に投入し、各押出機にて溶融混練した後、100mmφダイスから、内層が30μm、中間層が90μm、外層が30μmとなるように吐出量を調整して、溶融した各層の樹脂組成物を押出し、冷却して三層のチューブ状フィルムを成形し、切り開いて三層の多層フィルムを得た。この時、内層、外層の押出機は160℃、中間層の押出機、ダイスは150℃の設定とした。
得られたフィルムの0℃及び40℃におけるヘイズ値を表3に示す。
Figure 2018203950
本発明に係るフィルムは、植物栽培用の温室やトンネルなどの農園芸用施設において、被覆材などとして好適に利用することができる。

Claims (3)

  1. エチレンに由来する単量体単位と、不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体に由来する単量体単位とを有し、密度が930kg/m以上950kg/m以下の範囲内であるエチレン系共重合体と、
    屈折率が1.500以上1.515以下の範囲内である、(メタ)アクリル酸エステルとスチレンとの共重合体粒子と、
    を含有する樹脂組成物からなる層を少なくとも1層有する、フィルム。
  2. 請求項1に記載のフィルムからなる、農業用フィルム。
  3. 請求項2に記載の農業用フィルムを備えてなる、農園芸用施設。
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