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JP2018139261A - コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 実効容量の高いコンデンサを提供する。
【解決手段】 誘電体層5と内部電極層7とが交互に複数積層されたコンデンサ本体1と、該コンデンサ本体1の内部電極層7が露出した端面に設けられている外部電極3とを備えており、誘電体層5が、チタン酸バリウムを主成分とし、バナジウムを含む結晶粒子9によって構成された誘電体磁器からなり、結晶粒子9は、その結晶粒子9の表面9aから1nm以上20nm以内の深さの範囲にバナジウムの濃度の最大値を有するとともに、表面9aからの深さが20nmより深い範囲におけるバナジウムの濃度が0.05原子%以下である。
【選択図】図2

Description

本開示は、コンデンサに関する。
従来より、誘電体層と内部電極層とを交互に複数層積み重ねた後、一体的に焼成して作製された積層型のコンデンサが知られている(例えば、特許文献1を参照)。コンデンサは、近年の携帯電話に代表される小型の電子機器への対応から、さらなる小型化および高容量化が要求されてきている。
特開2011−129841号公報
誘電体層および内部電極層の積層数が、例えば数百層にも及ぶコンデンサにおいては、誘電体層を構成する結晶粒子が微粒であることから所望の誘電特性を得るのが困難になってきている。とりわけ、コンデンサに電圧を印加したときの静電容量(以下、実効容量という。)を高くできないという問題がある。
従って、本開示は、実効容量の高いコンデンサを提供することを目的とする。
本開示のコンデンサは、誘電体層と内部電極層とが交互に複数積層されたコンデンサ本体と、該コンデンサ本体の前記内部電極層が露出した端面に設けられている外部電極とを備えているコンデンサであって、前記誘電体層が、チタン酸バリウムを主成分とし、バナジウムを含む結晶粒子によって構成された誘電体磁器からなり、前記結晶粒子は、該結晶粒子の表面から1nm以上20nm以内の深さの範囲に前記バナジウムの濃度の最大値を有するとともに、前記表面からの深さが20nmより深い範囲における前記バナジウムの濃度が0.05原子%以下であるものである。
本開示によれば、実効容量の高いコンデンサを得ることができる。
(a)は、本実施形態のコンデンサの一例を示す斜視図であり、(b)は、(a)のA−A線断面図である。 (a)は誘電体磁器の断面の一部を撮影した透過電子顕微鏡写真であり、(b)は、(a)の写真内に矢印で示した範囲における元素の分析データである。 (a)は誘電体磁器の断面の走査型電子顕微鏡写真であり、(b)は(a)の断面における結晶粒子の粒度分布データである。
本実施形態のコンデンサは、コンデンサ本体1の対向する両端部に外部電極3を有する構成である。コンデンサ本体1は、誘電体層5と内部電極層7とが交互に複数層に亘って積層された構成を成している。コンデンサ本体1の形状は直方体状を成すものである。誘電体層5は平面視したときの形状が矩形状である。誘電体層5の主面内に配置された内部
電極層7は誘電体層5と同様に矩形状を成している。内部電極層7は積層方向に交互に外部電極3側に延出されて外部電極3に接続されている。図1(b)に示したコンデンサ本体1は誘電体層5および内部電極層7の積層数を少なく図示しているが、本実施形態はこれに限らず積層数が数百層にも及ぶ構成まで含まれることは言うまでもない。
誘電体層5は結晶粒子9が粒界11を介して焼結した誘電体磁器である。結晶粒子9はチタン酸バリウムを主成分とし、これにバナジウムを含んだものである。この場合、チタン酸バリウムを主成分とするとは、誘電体磁器の元素分析を行ったときにチタンの酸化物(TiO換算)とバリウムの酸化物(BaO換算)との合計量の割合が60質量%以上であるものを言う。また、結晶粒子9がバナジウムを含む状態は、任意に選択した結晶粒子(個数は10〜30個)9に対して電子線を当てる分析を行ったときに、バナジウムを示すX線が検出されるものを言う。本実施形態における誘電体磁器は、バナジウムが検出される結晶粒子9が個数割合で90%以上含まれるものとなる。
ここで、結晶粒子9は、図2(a)(b)に示しているように、その表面9aから1nm以上20nm以内の深さの範囲にバナジウムの濃度が最大となる分布を有する。また、表面9aからの深さが20nmより深い範囲においては、バナジウムの濃度は0.05原子%以下である。
誘電体層5を構成する結晶粒子9が、このようなバナジウムの濃度分布を示すものであると、コンデンサに電圧が印加された条件での静電容量の低下を抑えることができる。この場合の印加電圧(直流電圧)は、誘電体層5の単位厚み(1μm)当たり15〜20V/μmである。つまり、本実施形態のコンデンサによれば高い実効容量を得ることができる。
また、本実施形態のコンデンサは、バナジウムに限らず希土類元素などの他の元素を含んでいても良い。結晶粒子9に希土類元素が含まれる場合には、希土類元素の濃度は結晶粒子9の全領域において、0.3原子%以上0.7原子%以下、特に、0.4原子%以上0.6原子%以下であるのが良い。
結晶粒子9がバナジウムと希土類元素とを上記のような濃度分布の状態で含む場合には、室温よりも高い温度(例えば、85℃)においても高い実効容量を示すコンデンサを得ることが可能になる。これは拡散しやすいバナジウムが結晶粒子9の表面9a付近に局在していることから、結晶粒子9内に強誘電性の部分が多く残っているためである。また、希土類元素が全体に亘って高い濃度で分布していることから、結晶粒子9内に含まれる酸素空孔などの欠陥が全体に亘って少なくなっているためである。
さらに、結晶粒子9には、バナジウムおよび希土類元素以外の他の元素(例えば、マグネシウムおよびマンガン)が含まれても良いが、これらマグネシウムおよびマンガンの濃度は結晶粒子9の全領域において0.05原子%以下であるのが良い。
ここで、結晶粒子9中に含まれるバナジウムおよびその他の元素の濃度は、元素分析機器を付設した、走査型電子顕微鏡または透過型電子顕微鏡を用いて測定する。測定に用いる試料は誘電体層5の断面を鏡面研磨したもの、あるいは必要に応じてさらにイオンミリングによる研磨を施したものを用いる。このとき電子線のスポットサイズは2〜5nmとする。また、分析する箇所は、例えば、図2(a)に示しているように、結晶粒子9の表面9aから中心へ向けて引いた矢印上の4〜5点とする。こうして求めた各測定点から検出されるバナジウムの濃度を図2(b)のようにプロットする。このような分析を5〜10個ほどの結晶粒子9について行い、結晶粒子9中におけるバナジウムの濃度変化を求める。図2(b)に示したバナジウムの濃度のプロットは、分析した結晶粒子の表面9aか
らほぼ中央までの範囲で濃度を測定したものである。
また、本実施形態のコンデンサについては、誘電体層5内に粒径の大きい結晶粒子9が存在して広い粒度分布を有する方が良い。誘電体層5中に粒径の大きい結晶粒子9が含まれていると、さらに実効容量の高いコンデンサを得ることができる。
図3(a)に誘電体磁器の断面の走査型電子顕微鏡写真を示す。図3(b)に図3(a)の断面における結晶粒子の粒度分布データを示す。図3(a)は、粒界11成分を溶解して除去した結晶組織である。
誘電体磁器が、例えば、図3(b)に示すような粒度分布を有しているものが良い。図3(b)に示す粒度分布は、最大頻度を示す粒径のピーク(図3(b)におけるピーク1)に対して、粒径の大きい範囲に2つ以上のピーク(図3(b)におけるピーク2およびピーク3)を有する状態である。この場合、最大頻度を示すピーク(ピーク1)以外に存在する2つ以上のピークは、最大頻度を示すピークの裾野から顕著な頻度がわかる程度に突出していれば、粒度分布のグラフは山形の形状だけではなく、図3(b)の270〜320nmの範囲のピーク2のようにショルダの形状であっても良い。
このような粒度分布を有するコンデンサを製造する場合の誘電体粉末には、主成分となるチタン酸バリウム粉末として、粒度分布が正規分布を示すようなチタン酸バリウム粉末を用いる。なお、粒度分布の中に複数のピークが存在する誘電体磁器を形成する場合には、粒度分布が正規分布を成し、平均粒径の異なるチタン酸バリウム粉末を混合して調製する。
バナジウムの原料としては、バナジウムを含む化合物がゾル状に調製された有機金属化合物を用いるのが良い。また、焼成条件としては、後述するように、昇温速度の高い条件を採用するのが良い。
本実施形態のコンデンサは、バナジウムを含む化合物として、ゾル状に調製された有機金属化合物を用い、また、焼成条件として昇温速度の高い条件を採用することにより、バナジウムが結晶粒子9の表面9a近傍に止められた結晶粒子9を形成することができる。
このような結晶粒子9を実現できる誘電体磁器の組成としては、静電容量の温度特性を安定化できるという点から、チタン酸バリウム100モルに対するバナジウムの含有量はV換算で0.02〜0.10モルが良い。また、他の添加成分については、希土類元素(RE)はRE換算で0.5〜1.5モル、マグネシウムはMgO換算で0.5〜1.5モル、マンガンはMnO換算で0.1〜0.3モルが好適な範囲となる。
本実施形態のコンデンサでは、実効容量を高めるという点から、添加したマグネシウムおよびマンガンは、そのほとんどがチタン酸バリウムを主成分とする結晶粒子9の粒界11に止まり、結晶粒子9の内部に固溶する割合が少ない方が良い。
希土類元素(RE)としては、イットリウム、ジスプロシウム、ホルミウム,テルビウムおよびイッテルビウムから選ばれる少なくとも1種が良い。
また、結晶粒子9の平均粒径としては0.1〜0.8μmであるのが良い。さらに、誘電体層5の平均厚みは0.3〜2μmであるのが良い。この場合、内部電極層7も同様の平均厚みであるのが良い。内部電極層7の材料としては、高積層化しても製造コストを抑制できるとともに、誘電体層5との同時焼成が図れるという点でニッケル(Ni)が好適なものとなる。
以下、本実施形態のコンデンサを具体的に作製して誘電特性の評価を行った。まず、原料粉末として、純度が99.9質量%であり、粒度分布の範囲が0.05〜0.2μm、平均粒径(D50)が0.1μm、Ba/Tiのモル比が1.005のチタン酸バリウム粉末(表1におけるBT1粉末)を準備した。また、平均粒径の異なるチタン酸バリウム粉末として、Ba/Tiのモル比が同じで、粒度分布の範囲が0.1〜0.5μm、平均粒径(D50)が0.2μmのチタン酸バリウム粉末(表1におけるBT2粉末)および粒度分布の範囲が0.3〜0.9μm、平均粒径(D50)が0.45μmのチタン酸バリウム粉末(表1におけるBT3粉末)を準備した。
これらの原料粉末に以下の成分を添加して誘電体粉末を調製した。誘電体粉末の組成は、チタン酸バリウム粉末100モルに対して、Vを含む有機金属化合物をV換算で0.05モル、MgO粉末を1モル、希土類元素(Dy)の酸化物粉末を0.85モル、MnCO粉末を0.2モルとし、さらに焼結助剤(SiO=55,BaO=20,CaO=15,LiO=10(モル%)のガラス粉末)をチタン酸バリウム粉末100質量部に対して1質量部添加したものとした。以下、試料No.1〜4は、バナジウムの原料としてゾル状の有機金属化合物を使用して作製したコンデンサである。試料No.5はバナジウムの原料としてV粉末を使用して作製したコンデンサである。
次に、得られた誘電体粉末を、ポリビニルブチラール樹脂と、トルエンおよびアルコールの混合溶媒中に投入し、直径1mmのジルコニアボールを用いて湿式混合してセラミックスラリを調製し、ドクターブレード法により厚み1.7μmのセラミックグリーンシートを作製した。
次に、このセラミックグリーンシートの上面にNiを主成分とする導体ペーストを矩形状の内部電極パターンとなるように複数形成した。内部電極パターンを形成するための導体ペーストは、平均粒径が0.3μmのNi粉末100質量部に対してチタン酸バリウム粉末を20質量部添加したものを用いた。
次に、内部電極パターンを印刷したセラミックグリーンシートを420枚積層し、その上下面に内部電極パターンを印刷していないセラミックグリーンシートをそれぞれ20枚積層し、プレス機を用いて温度60℃、圧力10Pa、時間10分の条件で密着させて積層体を作製し、しかる後、この積層体を、所定の寸法に切断してコンデンサ本体成形体を形成した。
次に、コンデンサ本体となる生の成形体を大気中で脱バインダ処理した後、水素−窒素中、昇温速度を800〜1000℃/hとし、最高温度を1200℃に設定して焼成を行い、コンデンサ本体1を作製した。この焼成にはローラーハースキルンを用いた。
作製したコンデンサ本体について、続いて、最高温度を1000℃に設定し、保持時間を5時間として、窒素雰囲気中にて再酸化処理を行った。このコンデンサ本体のサイズは、1.6mm×1.0mm×0.8mm、誘電体層の厚みは1.3μm、内部電極層の厚みは約1μm、内部電極層の1層の有効面積は1mmであった。ここで有効面積とは、コンデンサ本体の異なる端面にそれぞれ露出するように積層方向に交互に形成された内部電極層同士の重なる部分の面積のことである。作製したコンデンサの静電容量の設計値は10μFに設定した。
次に、コンデンサ本体をバレル研磨した後、コンデンサ本体の両端部にCu粉末とガラスとを含んだ外部電極ペーストを塗布し、850℃で焼き付けを行って外部電極を形成し
た。その後、電解バレル機を用いて、この外部電極の表面に、順にNiメッキ及びSnメッキを行い、コンデンサを得た。
次に、これらのコンデンサについて以下の評価を行った。静電容量はLCRメータ(ヒューレットパッカード社製)を用いて、周波数を1.0kHz、AC電圧を1.0V/μmとし、直流電圧を印加しない条件(0V/μm)および15V/μmの直流電圧を印加した条件にて測定した。測定温度は室温(25℃)および85℃とした。また、コンデンサの絶縁抵抗を同じく85℃の温度条件で測定した。静電容量および絶縁抵抗の各測定の試料数はそれぞれ30個とした。
高温負荷寿命試験は温度170℃、30Vの条件で行った。高温負荷試験での寿命は絶縁抵抗が10Ω以下になった時点とした。高温負荷寿命試験の試料数は300個とした。
結晶粒子の平均粒径は、誘電体層の断面を走査型電子顕微鏡を用いて撮影した写真から結晶粒子の輪郭を画像処理し、各粒子の面積を求め、同じ面積を持つ円に置き換えたときの直径を算出し、その平均値より求めた。
結晶粒子の粒度分布は、図3(b)に示したように、平均粒径を求めたデータから粒径を60nm毎に分割したデータにプロットし直して求めた。
結晶粒子中に含まれるバナジウムなどの元素の濃度分布は、分析器を付設した透過型電子顕微鏡を用いて求めた。分析用試料は以下のように作製した。まず、作製したコンデンサの試料を所定のサイズに切断し、最後にイオンミリング加工を施すことによって誘電体磁器の断面(研磨面)を露出させた試料を作製した。次に、作製した試料の断面に存在する個々の結晶粒子に対して元素分析を行った。このとき電子線のスポットサイズは装置の性能から2〜3nmとした。分析する箇所は各結晶粒子の粒界から中心へ向けて引いた直線上のうち粒界から4〜6点とした。次に、各測定点から検出されるバナジウムの濃度を求め、図2(b)のようにプロットした。こうした分析を各試料について3箇所の分析を行い、濃度変化の平均値を算出して求めた。他の元素の濃度分布についても同様の方法で求めた。
表1に誘電体粉末の調製組成および各元素の濃度分布の結果を示した。表2にはコンデンサの誘電特性を示した。
試料No.1〜4は、結晶粒子中のバナジウムの濃度変化が結晶粒子の表面から1nm以上20nm以内の深さの範囲内で最大値を示す一方、表面からの深さが20nmより深い範囲におけるバナジウムの濃度が0.05原子%以下であった。
これに対し、試料No.5は、バナジウムの濃度変化が結晶粒子の表面から1nm以上20nm以内の深さの範囲内で最大値を示すものであったが、表面からの深さが20nmより深い範囲におけるバナジウムの濃度が0.1原子%であった。
希土類元素の濃度は試料No.1〜4のいずれにおいても結晶粒子の全領域において0.5原子%であった。試料No.5の希土類元素の濃度は0.3原子%であった。
試料No.1と試料No.2とは結晶粒子の粒度分布が異なるものである。試料No.1は結晶粒子の粒度分布が単一ピークを示す誘電体磁器を誘電体層とするコンデンサである。試料No.2は粒径30〜700nmの範囲内に3つのピーク(図3(b)のピーク1〜3)を有する粒度分布の誘電体磁器を誘電体層とするコンデンサである。
昇温速度を変化させた試料(試料No.3:900℃/h、試料No.4:800℃/h)は、昇温速度を1000℃/hとして作製した試料No.2に比較して、結晶粒子の表面からの距離50nmの位置におけるマグネシウムおよびマンガンの濃度が高くなっていた。
表2に示した誘電特性については、試料No.1〜4は試料No.5に比較して、室温(25℃)下、直流電圧を印加しない条件での静電容量および室温(25℃)および高温(85℃)における実効容量が高かった。この場合、試料No.1〜4は、試料No.5に比較して、室温(25℃)下、直流電圧を印加しない条件で測定した静電容量を基準にした実効容量の変化率(表2における(B−A)/A(%)、(C−A)/A(%))も小さかった。さらに、試料No.1〜4は試料No.5に比較して、高温での絶縁抵抗も高く、また、高温負荷寿命についても故障数が少なかった。
また、結晶粒子の粒度分布を変化させた試料No.1と試料No.2との間では、試料No.2の方が、試料No.1に比較して、静電容量、実効容量およびその変化率、高温での絶縁抵抗ならびに高温負荷寿命のいずれについても優れたものとなっていた。
試料No.2〜4の中で、昇温速度を1000℃/hとした試料No.2は、昇温速度を800〜900℃/hと遅くした試料(試料No.3、4)に比較して、静電容量および実効容量が高い値を示した。
1 コンデンサ本体
3 外部電極
5 誘電体層
7 内部電極層
9 結晶粒子
9a (結晶粒子の)表面
11 粒界

Claims (4)

  1. 誘電体層と内部電極層とが交互に複数積層されたコンデンサ本体と、該コンデンサ本体の前記内部電極層が露出した端面に設けられている外部電極とを備えているコンデンサであって、前記誘電体層が、チタン酸バリウムを主成分とし、バナジウムを含む結晶粒子によって構成された誘電体磁器からなり、前記結晶粒子は、該結晶粒子の表面から1nm以上20nm以内の深さの範囲に前記バナジウムの濃度の最大値を有するとともに、前記表面からの深さが20nmより深い範囲における前記バナジウムの濃度が0.05原子%以下である、コンデンサ。
  2. 前記結晶粒子が希土類元素を含み、該希土類元素の濃度は、前記結晶粒子の全領域において0.3原子%以上0.7原子%以下である、請求項1に記載のコンデンサ。
  3. 前記結晶粒子がさらにマグネシウムおよびマンガンを含み、該マグネシウムおよびマンガンの濃度が前記結晶粒子の全領域において0.05原子%以下である、請求項2に記載のコンデンサ。
  4. 前記誘電体層を構成する前記結晶粒子の粒度分布は、粒径30〜700nmの範囲内に少なくとも3つのピークを有する、請求項1乃至3のうちいずれかに記載のコンデンサ。
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