JP2018132169A - シール構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】クランクプーリーのボス部とエンジンブロックのカバー部材との間に装着されるオイルシールのダストリップのシール性が振動によって損なわれる。【解決手段】クランク軸10の先端部が嵌合されるクランクプーリー17のボス部17aの外周面と、クランク軸を回転自在に支持するエンジンブロック13に固定され、かつクランクプーリーのボス部が挿通されるカバー部材20の開口部20aの内周面との間に配され、カバー部材の開口部に嵌合される嵌め合い部22aと、クランクプーリーのボス部に摺接するシールリップ22bおよびダストリップ22cとを有するオイルシール22を用いた本発明のシール構造は、クランクプーリーのボス部の外周面に形成され、底面24aとこの底面を挟んで対向する一対の側面24b,24cとを有し、底面にシールリップが摺接すると共に一対の側面の一方にダストリップが摺接する環状溝24を具えている。【選択図】図3
Description
本発明は、クランク軸の先端部が嵌合されるクランクプーリーのボス部の外周面と、このボス部が挿通されるカバー部材の開口部の内周面との間に配されるオイルシールを用いたシール構造に関する。
回転部材と、この回転部材を支持する固定部材との間には、軸受の他にシール部材を配することがある。例えば、クランク軸の先端部に嵌合されるクランクプーリーのボス部の外周面と、このボス部が挿通されるカバー部材の開口部の内周面との間には、外部へのエンジン油の漏出を防止すると同時に外部からの塵埃の侵入を防止するためのオイルシールが配されている。このようなオイルシールの一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されたオイルシールを用いたシール構造において、通常、オイルシールのシールリップは、これを環状に囲むように配されるコイルばねによって、所定圧にてクランクプーリーのボス部の外周面に押し当たった状態に維持される。このため、クランク軸のトルク変動や、車両の走行中に発生する振動に伴って生ずるスラスト方向やラジアル方向への変形に対し、リールリップとクランクプーリーのボス部の外周面との間でのシール性を確実に保つことが可能である。しかしながら、ダストリップは、上述したラジアル方向への変形に対し、クランクプーリーのボス部の外周面から浮き上がってしまい、そのシール性を維持することかできなくなる可能性があった。
本発明の目的は、振動などによってクランクプーリーにラジアル方向への変位が生じた場合であっても、オイルシールのダストリップのシール性を維持することが可能なシール構造を提供することにある。
本発明によるシール構造は、クランク軸の先端部が嵌合される円筒状のボス部を有するクランクプーリーの前記ボス部の外周面と、前記クランク軸を回転自在に支持するエンジンブロックに固定され、かつ前記クランクプーリーのボス部が挿通される開口部が形成されたカバー部材の前記開口部の内周面との間に配され、前記カバー部材の開口部に嵌合される嵌め合い部と、前記クランクプーリーのボス部に摺接するシールリップおよびダストリップとを有するオイルシールを用いたシール構造であって、前記クランクプーリーのボス部の外周面に形成され、底面とこの底面を挟んで対向する一対の側面とを有し、前記底面に前記シールリップが摺接すると共に前記一対の側面の一方に前記ダストリップが摺接する環状溝を具えたことを特徴とするものである。
本発明においては、底面の径がクランクプーリーのボス部の径よりも小さい環状溝がクランクプーリーのボス部に形成され、この環状溝の一対の側面の一方にオイルシールのダストリップが摺接する。オイルシールとクランクプーリーとがラジアル方向に相対変位した場合、ダストリップがオイルシールの一方の側面に当接したまま、クランクプーリーに対してラジアル方向に相対変位するだけであり、そのシール状態が維持される。
本発明のシール構造によると、クランク軸のトルク変動や、車両の走行中に発生する振動に伴って生ずるラジアル方向への変形に対し、環状溝の一対の側面の一方にダストリップを摺接させ続けることができ、そのシール性を確実に保つことができる。
また、従来よりも小径のオイルシールを使用することが可能となるため、クランクプーリーのボス部に対する摺動抵抗が少なくなる分、オイルシールの寿命を延ばすことができる。
本発明によるシール構造の一実施形態について、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、本発明によるオイルシールはこのような実施形態のみに限らず、内部からの液体の漏出を抑制すると同時に外部からの塵埃の侵入を防止する必要のあるあらゆる機器に対して適用させることができる。
本実施形態におけるクランクプーリーが取り付けられたエンジン前端部の断面構造を図1に示し、その主要部の分解構造を図2に示し、図1中のオイルシールの部分を抽出拡大して図3に示す。なお、図3の下半分は、クランクプーリーのみを抽出してこれを破断状態で示してある。
図1に示すクランク軸10は、主軸受キャップ11により軸受メタル12を介してシリンダーブロック13aに回転自在に支持されている。本実施形態におけるクランク軸10の先端部には半月キー溝10aが刻設され、ここに装着される半月キー14を介して一対のスプロケット15,16と、クランクプーリー17とが嵌合される。そして、クランク軸10の先端部に形成された雌ねじ部10bに座金18を介してねじ込まれるボルト19により、これら一対のスプロケット15,16およびクランクプーリー17がクランク軸10と一体的に連結される。
一方のスプロケット15には、図示しない吸排気弁を開閉する図示しないカム軸を回転させるための図示しないタイミングチェーンが巻き掛けられ、他方のスプロケット16には、図示しない油ポンプを駆動するための図示しないチェーンが巻き掛けられる。
クランクケース13bは、シリンダーブロック13aや図示しないシリンダーヘッドなどと共にエンジンブロック13を構成し、本発明におけるカバー部材としてのチェーンカバー20が端部カバー21と共にエンジンブロック13に固定されている。チェーンカバー20には、クランクプーリー17のボス部17aが挿通される円形の開口部20aが形成されており、この開口部20aの内周面には後述するオイルシール22の嵌め合い部22aが圧入状態で固定される。
クランクプーリー17は、クランク軸10の先端部が嵌合される円筒状のボス部17aを有する。ゴム状弾性体17bによるダンパー機能を持たせた本実施形態におけるクランクプーリー17には、図示しない空気調和装置のコンプレッサーや冷却水ポンプおよびオルタネーターなどを駆動するためのVベルト23が巻き掛けられる。このクランクプーリー17のボス部17aの外周面には、後述するオイルシール22のシールリップ22bおよびダストリップ22cを収容する環状溝24が形成されている。この環状溝24は、底面24aと、この底面24aを挟んで対向する一対の側面24b,24cとを有し、底面24aの径は、ボス部17aの径よりも小さい。環状溝24の深さ、すなわち側面24b,24cの高さは、チェーンカバー20に対し、クランク軸10の回転軸線Cと直交するラジアル方向に沿ったクランクプーリー17の最大相対変位量よりも大きく設定することが好ましい。チェーンカバー20に対するクランクプーリー17の相対変位は、エンジンや車両の振動などに伴って発生する。
上述したチェーンカバー20に形成された開口部20aと、この開口部20aを貫通するクランクプーリー17のボス部17aに形成された環状溝24との間には、オイルシール22が配される。本実施形態におけるオイルシール22は、嵌め合い部22aと、バックフェイス22dと、ラビリンスリップ22eと、ダストリップ22cと、シールリップ22bと、無端コイルばね25とを具えているが、これに限定されない。ラビリンスリップ22eは、円筒状をなす嵌め合い部22aのエンジンブロック13と反対側(図3中、左側)から径方向内側に延在するバックフェイス22dに対し、エンジンブロック13と反対側に突出し、先端側ほど大径となるような円錐台状をなす。ダストリップ22cは、バックフェイス22dの内周端部から外側に突出してクランク軸10と共に回転するクランクプーリー17の環状溝24のエンジンブロック13と反対側の側面24cに摺接し、先端側ほど小径となるような円錐台状をなしている。シールリップ22bは、バックフェイス22dの内周端部からエンジンブロック13側(図3中、右側)に突出し、クランク軸10と共に回転するクランクプーリー17の環状溝24の底面24aに摺接する。無端コイルばね25は、シールリップ22bの外周に装着されてこれを縮径方向に付勢し、シールリップ22bを環状溝24の底面24aに対してほぼ一定圧で常に押し当たるようにしている。これにより、チェーンカバー20に対してラジアル方向に沿ったクランクプーリー17の相対変位がエンジンや車両の振動などに伴って発生した場合であっても、シールリップ22bのシール性が確実に維持される。
また、チェーンカバー20に対するラジアル方向に沿ったクランクプーリー17の相対変位がエンジンや車両の振動などに伴って発生した場合、ダストリップ22cと環状溝24の側面24cとの摺接位置が径方向にずれるだけとなる。このため、ダストリップ22cのシール性を従来のものよりも確実に高めることが可能である。しかも、クランクプーリー17のボス部17aに環状溝24を形成しているため、クランクプーリー17のボス部17aにオイルシールのダストリップおよびシールリップを摺接させるようにした従来のものよりも、小径のオイルシール22が使用可能となる。この結果、クランクプーリー17のボス部17aに対する摺動抵抗が少なくなる分、オイルシール22の寿命を延ばすことができる。
なお、本発明はその特許請求の範囲に記載された事項のみから解釈されるべきものであり、上述した実施形態においても、本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が記載した事項以外に可能である。つまり、上述した実施形態におけるすべての事項は、本発明を限定するためのものではなく、本発明とは直接的に関係のない構成を含め、その用途や目的などに応じて任意に変更し得るものである。
10 クランク軸
13 エンジンブロック
17 クランクプーリー
17a ボス部
20 チェーンカバー
20a 開口部
22 オイルシール
22a 嵌め合い部
22b シールリップ
22c ダストリップ
24 環状溝
24a 底面
24b,24c 側面
13 エンジンブロック
17 クランクプーリー
17a ボス部
20 チェーンカバー
20a 開口部
22 オイルシール
22a 嵌め合い部
22b シールリップ
22c ダストリップ
24 環状溝
24a 底面
24b,24c 側面
Claims (1)
- クランク軸の先端部が嵌合される円筒状のボス部を有するクランクプーリーの前記ボス部の外周面と、
前記クランク軸を回転自在に支持するエンジンブロックに固定され、かつ前記クランクプーリーのボス部が挿通される開口部が形成されたカバー部材の前記開口部の内周面と
の間に配され、前記カバー部材の開口部に嵌合される嵌め合い部と、前記クランクプーリーのボス部に摺接するシールリップおよびダストリップとを有するオイルシールを用いたシール構造であって、
前記クランクプーリーのボス部の外周面に形成され、底面とこの底面を挟んで対向する一対の側面とを有し、前記底面に前記シールリップが摺接すると共に前記一対の側面の一方に前記ダストリップが摺接する環状溝を具えたことを特徴とするシール構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017028113A JP2018132169A (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | シール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017028113A JP2018132169A (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | シール構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018132169A true JP2018132169A (ja) | 2018-08-23 |
Family
ID=63248314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017028113A Pending JP2018132169A (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | シール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018132169A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116146370A (zh) * | 2022-11-30 | 2023-05-23 | 中国石油集团济柴动力有限公司 | 一种发动机曲轴轴端密封结构、发动机、车辆及方法 |
-
2017
- 2017-02-17 JP JP2017028113A patent/JP2018132169A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116146370A (zh) * | 2022-11-30 | 2023-05-23 | 中国石油集团济柴动力有限公司 | 一种发动机曲轴轴端密封结构、发动机、车辆及方法 |
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