JP2018130310A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】パルセータの形状に創意工夫を施すことにより衣類の攪拌性能を一層高めるようにした洗濯機を提供する。【解決手段】本実施形態に係る洗濯機は、衣類が収容される槽と、前記槽の内底部において、前記衣類を巻き込む巻き込み方向および前記衣類を押し出す押し出し方向に回転可能に設けられるパルセータと、前記パルセータを構成する円形のベース部と、前記ベース部の上面において、中央部から放射状に延び、先端部が前記ベース部の径方向に対して傾斜している羽根部と、を備え、前記羽根部の先端部は、前記ベース部の径方向に対する前記巻き込み方向側の傾斜角度が前記押し出し方向側の傾斜角度よりも大きくなっている。【選択図】図4
Description
本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
例えば特許文献1に開示されているように、槽の内底部においてパルセータを回転させることにより、衣類を攪拌しながら洗濯を行う洗濯機が考えられている。
この種の洗濯機は、衣類を効率良く攪拌するために、例えば、パルセータの上面の羽根部の高さを高くすること、パルセータの回転速度を高くすることが行われている。しかし、このような従来の技術では、衣類の攪拌性能を十分に高めることができなかった。
そこで、パルセータの形状に創意工夫を施すことにより衣類の攪拌性能を一層高めるようにした洗濯機を提供する。
本実施形態に係る洗濯機は、槽、パルセータ、ベース部、羽根部を備える。槽には、衣類が収容される。パルセータは、前記槽の内底部において、前記衣類を巻き込む巻き込み方向および前記衣類を押し出す押し出し方向に回転可能に設けられている。ベース部は、円形であり、前記パルセータを構成する。羽根部は、前記ベース部の上面において、中央部から放射状に延び、先端部が前記ベース部の径方向に対して傾斜している。
そして、前記羽根部の先端部は、前記ベース部の径方向に対する前記巻き込み方向側の傾斜角度が前記押し出し方向側の傾斜角度よりも大きくなっている。また、前記羽根部の先端部の幅は、基端部の幅よりも大きくなっている。また、前記羽根部は、基端部から先端部に向かって幅が広がる部分を有している。また、前記羽根部は、前記巻き込み方向側である巻き込み面および前記押し出し方向側である押し出し面が何れも円弧状をなしており、前記巻き込み面に接する複数の接線の傾斜角度の変化量が、前記押し出し面に接する複数の接線の傾斜角度の変化量よりも大きくなっている。
以下、洗濯機に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示する洗濯機10は、回転槽の回転中心軸が垂直方向に延びる、いわゆる縦軸型の洗濯機である。洗濯機10は、その外郭を構成する外箱11の内部に、上面が開放した有底円筒状の水槽12を備える。水槽12は、周知の弾性吊持機構13によって弾性的に支持されている。外箱11の内部には、図示しない給水機構部が設けられている。水槽12の内部には、この給水機構部から供給される水が貯留される。水槽12の内部には、上面が開放した有底円筒状の回転槽14が回転可能に設けられている。
回転槽14は、衣類が収容される槽の一例である。回転槽14は、垂直な軸線を中心に回転するように構成されており、洗濯物を洗う洗い行程および洗濯物をすすぐすすぎ行程における洗濯槽、および、洗濯物を脱水する脱水行程における脱水槽として兼用される。回転槽14の内部の底部には、パルセータ15が回転可能に設けられている。パルセータ15の裏面、つまり、回転槽14の底部に対向する面には、複数枚のフィン16が設けられている。
図2に例示するように、フィン16は、パルセータ15の裏面において、当該パルセータ15の中央部から周端部に向かって放射状に延びている。また、フィン16は、パルセータ15の中央部から周端部に向かって直線状に延びている。なお、フィン16は、パルセータ15の中央部から周端部に向かって曲線を帯びるように放物線状に曲がった形状であってもよい。
図1に例示するように、回転槽14の底部の上面とパルセータ15の裏面との間には羽根空間部17が形成されている。フィン16は、この羽根空間部17内に収容されている。詳しくは後述するように、この羽根空間部17内においてパルセータ15の回転に伴いフィン16が回転することにより、ポンプ機能が実現される。即ち、この羽根空間部17は、いわゆるポンプ室として機能する。
水槽12の下部の中央部には駆動機構部18が設けられている。この駆動機構部18は、可変速駆動が可能なモータ、クラッチ機構、ブレーキ装置などを備えている。洗い行程時またはすすぎ行程時においては、駆動機構部18は、モータの回転力を、クラッチ機構によってパルセータ15に伝達する。脱水行程時においては、駆動機構部18は、モータの回転力を、クラッチ機構によって回転槽14およびパルセータ15に高速で伝達する。
そして、回転槽14の内周面には、当該回転槽14の軸方向、つまり、上下方向に沿って延びる循環水路19が設けられている。循環水路19の下端部は、羽根空間部17に連通されている。パルセータ15が回転すると、当該パルセータ15とともにフィン16が羽根空間部17内において回転する。そして、羽根空間部17内において回転するフィン16により、羽根空間部17内の水が当該羽根空間部17の外周側、つまり、循環水路19側に押し出されるようになり、これにより、羽根空間部17内の水が循環水路19を通して上昇するようになる。即ち、洗濯機10は、羽根空間部17内においてフィン16を回転させることにより、水槽12内の水を、循環水路19を通して上昇させるポンプ機能を備えている。
また、循環水路19には、水平方向に沿ってスリット状に延びる開口部19aが設けられている。フィン16を回転させることによるポンプ機能により循環水路19内を上昇する水は、開口部19aを介して回転槽14内に吐出される。即ち、洗濯機10は、水槽12内の水を、循環水路19を通して上昇させ、開口部19aから回転槽14内に吐出する循環機能を有している。
本実施形態に係る洗濯機10は、上述したパルセータ15の構成、特に形状に特徴を有している。即ち、図3〜図6に例示するように、パルセータ15は、その全体が例えば合成樹脂で構成されており、平面視、つまり上方から見た形状が円形となるベース部21と、このベース部21の表面、この場合、上面の中央部において上方に突出する中央突部22と、ベース部21の表面において中央突部22を中心として放射状に延びる山状のメイン羽根部23と、ベース部21の表面において中央突部22を中心として放射状に延びる山状の補助羽根部24と、上述したフィン16と、を一体的に備えている。中央突部22の裏面側の中心部には、ボス部25が設けられている。ボス部25は、駆動機構部18が備えるパルセータ駆動軸18aに上方から嵌合される。
駆動機構部18は、回転槽14の内底部において、パルセータ15を、図4に例示する矢印R1方向および矢印R2方向に回転可能に構成されている。ここで、図4に例示する矢印R1方向は、パルセータ15の当該矢印R1方向への回転に伴いメイン羽根部23が回転槽14内の衣類を巻き込むような状態となる「巻き込み方向」の一例である。また、図4に例示する矢印R2方向は、パルセータ15の当該矢印R2方向への回転に伴いメイン羽根部23が回転槽14内の衣類を押し出すような状態となる「押し出し方向」の一例である。
メイン羽根部23は、複数、この場合、3つ設けられている。メイン羽根部23は、中央突部22の周囲において等間隔で配置されている。メイン羽根部23は、ベース部21の上面において、中央突部22から放射状に延び、且つ、その先端部がベース部21の径方向に対して一方側に傾斜した形状となっている。
そして、メイン羽根部23の両側面のうち先端部が傾斜する方向側の側面は、パルセータ15が矢印R1方向に回転する場合に回転槽14内の衣類を巻き込む巻き込み面23aを構成している。一方、メイン羽根部23の両側面のうち先端部が傾斜する方向とは反対側の側面は、パルセータ15が矢印R2方向に回転する場合に回転槽14内の衣類を押し出す押し出し面23bを構成している。
また、図7に例示するように、メイン羽根部23の先端部は、当該先端部の周方向の中心部を通るベース部21の径方向D1に対する巻き込み方向R1側の傾斜角度α1が押し出し方向R2側の傾斜角度α2よりも大きくなっている。つまり、メイン羽根部23の先端部は、巻き込み方向R1側に巻き込むような形状となっている。
また、図8に例示するように、メイン羽根部23は、ベース部21の中央突部22側である基端部側からペース部21の周端部側である先端部側に向かって、その幅つまりメイン羽根部23の延出方向Aに直交する方向の幅が徐々に広くなる形状となっており、これにより、メイン羽根部23の先端部の幅H1は、基端部側の幅H2よりも大きくなっている。
また、図9に例示するように、メイン羽根部23は、巻き込み方向R1側である巻き込み面23aおよび押し出し方向R2側である押し出し面23bが何れも円弧状をなしている。そして、メイン羽根部23は、巻き込み面23aに接する複数の接線L1aがメイン羽根部23の先端部の周方向の中心部を通るベース部21の径方向D1に対して傾斜する傾斜角度α3の変化量が、押し出し面23bに接する複数の接線L1bが径方向D1に対して傾斜する傾斜角度α4の変化量よりも大きくなっている。つまり、巻き込み面23aの方が押し出し面23bよりも、より大きく湾曲する形状となっている。
また、補助羽根部24は、複数、この場合、3つ設けられている。補助羽根部24は、中央突部22の周囲において等間隔で配置されている。また、補助羽根部24は、それぞれ、隣り合うメイン羽根部23の間の中央部に位置して設けられている。パルセータ15の上面において、メイン羽根部23および補助羽根部24は、交互に配置されている。また、補助羽根部24の高さ、つまり、ベース部21の上面からの突出量は、メイン羽根部23の高さ、つまり、ベース部21の上面からの突出量よりも低くなっている。即ち、パルセータ15は、隣り合うメイン羽根部23の間において、これらメイン羽根部23よりも低い補助羽根部24が補助的に存在する構成となっている。
補助羽根部24は、ベース部21の上面において、中央突部22から放射状に延び、且つ、その先端部がベース部21の径方向に対して一方側に傾斜した形状となっている。そして、補助羽根部24の両側面のうち先端部が傾斜する方向側の側面は、パルセータ15が矢印R1方向に回転する場合に回転槽14内の衣類を補助的に巻き込む巻き込み面24aを構成している。一方、補助羽根部24の両側面のうち先端部が傾斜する方向とは反対側の側面は、パルセータ15が矢印R2方向に回転する場合に回転槽14内の衣類を補助的に押し出す押し出し面24bを構成している。
また、図7に例示するように、補助羽根部24の先端部は、当該先端部の周方向の中心部を通るベース部21の径方向D2に対する巻き込み方向R1側の傾斜角度β1が押し出し方向R2側の傾斜角度β2よりも大きくなっている。つまり、補助羽根部24の先端部は、巻き込み方向R1側に巻き込むような形状となっている。
また、図8に例示するように、補助羽根部24は、ベース部21の中央突部22側である基端部側からペース部21の周端部側である先端部側に向かって、その幅つまり補助羽根部24の延出方向Bに直交する方向の幅が徐々に広くなる形状となっており、これにより、補助羽根部24の先端部の幅H3は、基端部側の幅H4よりも大きくなっている。なお、メイン羽根部23および補助羽根部24の全体を比較すると、補助羽根部24の幅は、メイン羽根部23の幅よりも小さくなっている。
また、図9に例示するように、補助羽根部24は、巻き込み方向R1側である巻き込み面24aおよび押し出し方向R2側である押し出し面24bが何れも円弧状をなしている。そして、補助羽根部24は、巻き込み面24aに接する複数の接線L2aが補助羽根部24の先端部の周方向の中心部を通るベース部21の径方向D2に対して傾斜する傾斜角度β3の変化量が、押し出し面24bに接する複数の接線L2bが径方向D2に対して傾斜する傾斜角度β4の変化量よりも大きくなっている。つまり、巻き込み面24aの方が押し出し面24bよりも、より大きく湾曲する形状となっている。
以上は、パルセータ15を特に平面視、つまり上方から見た場合における形状の特徴について説明した。次に、パルセータ15を特に側面から見た場合における形状の特徴について説明する。即ち、図5に例示するように、ベース部21は、その中央部に中央突部22を有する一方、その周端部には、円環状の周端面部26を有している。周端面部26は、回転槽14の内底部において、水平となる平坦な面部である。そして、ベース部21は、中央突部22と周端面部26との間にへこみ部27を有している。へこみ部27は、周端面部26の内側において当該周端面部26よりも下方に滑らかにへこむように形成されている。そして、パルセータ15は、ベース部21の周端面部26の高さとメイン羽根部23の上面の高さとの差T1が、ベース部21の周端面部26の高さとへこみ部27の底部の高さとの差T2よりも大きくなる形状となっている。
この場合、メイン羽根部23の上面は、中央突部22側である基端部側から周端面部26側である先端部側に向かって、徐々に下方に傾斜する形状となっている。そして、メイン羽根部23は、どの部位においても、上述の差T1が上述の差T2よりも大きくなっている。
また、図6に例示するように、上面が傾斜するメイン羽根部23に対し、補助羽根部24は、その上面が水平となる平坦な面を構成している。即ち、補助羽根部24の上面は、ベース部21の周端面部26と平行な面部を構成している。また、詳しい図示は省略するが、パルセータ15は、ベース部21の周端面部26の高さと補助羽根部24の上面の高さとの差が、ベース部21の周端面部26の高さとへこみ部27の底部の高さとの差T2よりも大きくなる形状となっている。また、補助羽根部24は、どの部位においても、これら差の大小関係が成り立つ形状となっている。
また、図4に例示するように、パルセータ15には、吸い込み部41および吐き出し部42が設けられている。また、パルセータ15には、当該パルセータ15の表面側と裏面側とを貫通する複数の貫通孔51が設けられている。この場合、複数の貫通孔51は、何れも円形状に開口する孔となっている。また、複数の貫通孔51の開口面積は、相互に完全に一致あるいはほぼ一致する大きさとなっている。
そして、吸い込み部41に配置されている貫通孔51の数は、吐き出し部42に配置されている貫通孔51の数よりも多くなっている。よって、吸い込み部41に配置されている複数の貫通孔51の開口面積を合計した合計値は、吐き出し部42に配置されている複数の貫通孔51の開口面積を合計した合計値よりも大きくなっている。また、吸い込み部41に存在する複数の貫通孔51の密度は、吐き出し部42に存在する複数の貫通孔51の密度よりも大きくなっている。
上述した通り、パルセータ15が回転すると、当該パルセータ15とともにフィン16が羽根空間部17内において回転し、これにより、羽根空間部17内の水が当該羽根空間部17の外周側に押し出されるようになる。このとき、このフィン16によるポンプ作用に伴い、水槽12内の水は、パルセータ15の吸い込み部41に存在する貫通孔51から羽根空間部17内に吸い込まれ、そして、羽根空間部17内に吸い込まれた水は、パルセータ15の外周端、および、パルセータ15の吐き出し部42に存在する貫通孔51から吐き出されるようになる。
ここで、上述した通り、パルセータ15は、吸い込み部41に存在する貫通孔51の数が、吐き出し部42に存在する貫通孔51の数よりも多くなっている。そのため、パルセータ15は、吸い込み部41から水を吸い込みやすくした構造となっている。よって、このパルセータ15によれば、より多くの水を吸い込み部41から吸い込むことができる。また、このパルセータ15によれば、吸い込み部41から吸い込んだ多量の水を、パルセータ15の外周端および吐き出し部42から勢い良く吐き出すことができる。
なお、図10に例示するように、中央突部22には上方に開放する固定部22aが設けられており、この固定部22aの開口部は、着脱可能なカバー部材22bにより塞がれている。固定部22aがカバー部材22bにより塞がれることにより、中央突部22の上面を平坦な状態とすることができ、衣類が引っ掛かってしまうことを回避することができる。また、固定部22aが視認されてしまうことを回避することができ、美観やデザイン性が損なわれてしまうことを回避することができる。
また、固定部22aの内部には、上下方向に延びる筒状部22cが設けられており、この筒状部22cの底部には、ねじ孔22dが設けられている。パルセータ15のボス部25に差し込まれるパルセータ駆動軸18aの先端部は、ねじ孔22dに挿通されるねじ22eにより固定され、これにより、パルセータ駆動軸18aの先端部にパルセータ15が取り付けられる。
例えば、回転槽14の内底部からパルセータ15を取り外したい場合には、作業者は、カバー部材22bを取り外し、さらに、筒状部22cからねじ22eを取り外す。これにより、パルセータ駆動軸18aに対するパルセータ15の固定状態が解除され、作業者は、パルセータ15を取り外すことができる。このとき、作業者は、例えば手指や工具により筒状部22cを保持することにより、パルセータ15を容易に持ち上げることができ、作業負荷の軽減を図ることができる。
本実施形態に係る洗濯機10によれば、メイン羽根部23の先端部は、パルセータ15のベース部21の所定部位の径方向D1に対する巻き込み方向R1側の傾斜角度α1が押し出し方向R2側の傾斜角度α2よりも大きくなっている。また、洗濯機10によれば、メイン羽根部23の先端部の幅H1は、基端部の幅H2よりも大きくなっている。また、洗濯機10によれば、メイン羽根部23は、巻き込み方向R1側である巻き込み面23aおよび押し出し方向R2側である押し出し面23bが何れも円弧状をなしており、さらに、巻き込み面23aに接する複数の接線の傾斜角度の変化量が、押し出し面23bに接する複数の接線の傾斜角度の変化量よりも大きくなっている。
このような特徴的な形状を有するメイン羽根部23によれば、パルセータ15が巻き込み方向R1に回転する場合には、回転槽14内の衣類を巻き込み面23aにより巻き込むようにして攪拌することができ、一方、パルセータ15が押し出し方向R2に回転する場合には、回転槽14内の衣類を押し出し面23bにより押し出すようにして攪拌することができる。よって、パルセータ15による衣類の攪拌性能を一層高めることができる。
また、洗濯機10によれば、衣類の攪拌機能を主に発揮する羽根部はメイン羽根部23であるが、そのメイン羽根部23の間に、当該メイン羽根部23よりも低い補助羽根部24を備えている。よって、この補助羽根部24によっても、衣類の攪拌を補助的に行われるため、パルセータ15による衣類の攪拌性能の一層の向上を図ることができる。
また、パルセータ15を平面視で見た場合、補助羽根部24も、大きさは小さいものの、基本的にはメイン羽根部23と同様の傾斜形状を有している。よって、この補助羽根部24による衣類の巻き込み作用および押し出し作用も期待することができ、パルセータ15による衣類の攪拌性能の一層の向上を図ることができる。
また、隣り合うメイン羽根部23の間において、これらメイン羽根部23よりも低い補助羽根部24は、平坦な上面を有している。よって、メイン羽根部23の間であって補助羽根部24の上方となる部分に、衣類が嵌り込みやすい空間を形成することができ、この空間に嵌り込んだ衣類を、メイン羽根部23により巻き込みやすくすることができ、また、押し出しやすくすることができる。
また、洗濯機10によれば、パルセータ15の周端面部26の高さとメイン羽根部23の上面の高さとの差T1が、周端面部26の高さとへこみ部27の底部の高さとの差T2よりも大きくなっている。即ち、ベース部21の上面からメイン羽根部23が十分に突出した構成となっているため、このメイン羽根部23により、衣類を確実に巻き込むことができ、また、確実に押し出すことができ、パルセータ15による衣類の攪拌性能の一層の向上を図ることができる。
また、洗濯機10によれば、パルセータ15の周端面部26の高さと補助羽根部24の上面の高さとの差が、周端面部26の高さとへこみ部27の底部の高さとの差T2よりも大きくなっている。そのため、この補助羽根部24による補助的な攪拌機能も十分に発揮させることができ、パルセータ15による衣類の攪拌性能の一層の向上を図ることができる。
また、メイン羽根部23の先端部および補助羽根部24の先端部は、何れも、ベース部21の周端までは到達しておらず、これらメイン羽根部23の先端部および補助羽根部24の先端部の先に平坦な周端面部26が存在する構成となっている。ここで、仮にメイン羽根部23の先端部あるいは補助羽根部24の先端部がベース部21の周端まで到達した構成、つまり、メイン羽根部23の先端部あるいは補助羽根部24の先端部の先に平坦な周端面部26が存在しない構成を想定すると、メイン羽根部23の先端部あるいは補助羽根部24の先端部がベース部21の周端の一部を構成する態様となるため、この部分の強度が弱くなって撓むおそれがある。つまり、ベース部21の周端部の一部が撓むことになり、羽根空間部17の閉塞性が不十分となり、十分なポンプ機能を発揮できなくなるおそれがある。
本実施形態に係るパルセータ15によれば、メイン羽根部23の先端部および補助羽根部24の先端部の先に平坦な周端面部26が存在する構成、つまり、ベース部21の周端部の全周が平坦な周端面部26により構成されているので、ベース部21の周端部の撓みを回避することができ、羽根空間部17の閉塞性を十分に確保することができ、そのポンプ機能を損なうことなく発揮することができる。
なお、本実施形態は、上述した実施形態に限られるものではなく、例えば、次のように拡張または変更してもよい。
即ち、図11に例示するように、補助羽根部24は、ベース部21の周端面部26まで延びる構成に限られず、例えば、メイン羽根部23の半分程の長さにするなど、その長さを適宜変更して実施することができる。また、図12に例示するように、補助羽根部24は、その幅を、上述した実施形態に比べ小さくしてもよい。また、詳しい図示は省略するが、補助羽根部24は、その幅を、上述した実施形態に比べ大きくしてもよい。なお、図11および図12においては、メイン羽根部23および補助羽根部24の形状を強調するため、貫通孔51などの図示を省略している。
即ち、図11に例示するように、補助羽根部24は、ベース部21の周端面部26まで延びる構成に限られず、例えば、メイン羽根部23の半分程の長さにするなど、その長さを適宜変更して実施することができる。また、図12に例示するように、補助羽根部24は、その幅を、上述した実施形態に比べ小さくしてもよい。また、詳しい図示は省略するが、補助羽根部24は、その幅を、上述した実施形態に比べ大きくしてもよい。なお、図11および図12においては、メイン羽根部23および補助羽根部24の形状を強調するため、貫通孔51などの図示を省略している。
また、メイン羽根部23および補助羽根部24は、基端部から先端部に向かって幅が広がる部分を有する構成としてもよい。即ち、メイン羽根部23および補助羽根部24は、基端部から先端部に向かって幅が広がる部分を有する構成であれば、例えば、先端部に幅が狭まる部分を有していてもよいし、途中部に幅が狭まる部分を有していてもよい。
また、メイン羽根部23の数は、3つに限られるものではなく、その数を適宜変更して実施することができる。また、メイン羽根部23の数は、奇数であっても偶数であってもよい。また、補助羽根部24の数は、3つに限られるものではなく、その数を適宜変更して実施することができる。また、補助羽根部24の数は、奇数であっても偶数であってもよい。また、メイン羽根部23の数と補助羽根部24の数は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、隣り合うメイン羽根部23の間に補助羽根部24を有しない部位を設けることも許容される。また、隣り合うメイン羽根部23の間に複数の補助羽根部24を設けることも許容される。
本実施形態に係る洗濯機によれば、羽根部の先端部は、ベース部の径方向に対する巻き込み方向側の傾斜角度が押し出し方向側の傾斜角度よりも大きくなっている。また、本実施形態に係る洗濯機によれば、羽根部の先端部の幅は、基端部の幅よりも大きくなっている。また、羽根部は、巻き込み方向側である巻き込み面および押し出し方向側である押し出し面が何れも円弧状をなしており、巻き込み面に接する複数の接線の傾斜角度の変化量が、押し出し面に接する複数の接線の傾斜角度の変化量よりも大きくなっている。本実施形態に係る洗濯機によれば、パルセータの形状、特に羽根部の形状に創意工夫が施されており、これにより、衣類の攪拌性能を一層高めることができる。
なお、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は洗濯機、14は回転槽(槽)、15はパルセータ、21はベース部、23はメイン羽根部(羽根部)、23aは巻き込み面、23bは押し出し面、24は補助羽根部(羽根部)、24aは巻き込み面、24bは押し出し面、27はへこみ部を示す。
Claims (6)
- 衣類が収容される槽と、
前記槽の内底部において、前記衣類を巻き込む巻き込み方向および前記衣類を押し出す押し出し方向に回転可能に設けられるパルセータと、
前記パルセータを構成する円形のベース部と、
前記ベース部の上面において、中央部から放射状に延び、先端部が前記ベース部の径方向に対して傾斜している羽根部と、
を備え、
前記羽根部の先端部は、前記ベース部の径方向に対する前記巻き込み方向側の傾斜角度が前記押し出し方向側の傾斜角度よりも大きい洗濯機。 - 衣類が収容される槽と、
前記槽の内底部において、前記衣類を巻き込む巻き込み方向および前記衣類を押し出す押し出し方向に回転可能に設けられるパルセータと、
前記パルセータを構成する円形のベース部と、
前記ベース部の上面において、中央部から放射状に延び、先端部が前記ベース部の径方向に対して傾斜している羽根部と、
を備え、
前記羽根部の先端部の幅は、基端部の幅よりも大きい洗濯機。 - 衣類が収容される槽と、
前記槽の内底部において、前記衣類を巻き込む巻き込み方向および前記衣類を押し出す押し出し方向に回転可能に設けられるパルセータと、
前記パルセータを構成する円形のベース部と、
前記ベース部の上面において、中央部から放射状に延び、先端部が前記ベース部の径方向に対して傾斜している羽根部と、
を備え、
前記羽根部は、基端部から先端部に向かって幅が広がる部分を有する洗濯機。 - 衣類が収容される槽と、
前記槽の内底部において、前記衣類を巻き込む巻き込み方向および前記衣類を押し出す押し出し方向に回転可能に設けられるパルセータと、
前記パルセータを構成する円形のベース部と、
前記ベース部の上面において、中央部から放射状に延び、先端部が前記ベース部の径方向に対して傾斜している羽根部と、
を備え、
前記羽根部は、前記巻き込み方向側である巻き込み面および前記押し出し方向側である押し出し面が何れも円弧状をなしており、前記巻き込み面に接する複数の接線の傾斜角度の変化量が、前記押し出し面に接する複数の接線の傾斜角度の変化量よりも大きい洗濯機。 - 前記羽根部は、複数設けられており、
複数の前記羽根部の間に、当該羽根部よりも低い補助羽根部を備える請求項1から4の何れか1項に記載の洗濯機。 - 前記ベース部は、円環状の周端部と、この周端部の内側において当該周端部よりも下方にへこむへこみ部と、を有し、
前記周端部の高さと前記羽根部の上面の高さとの差は、前記周端部の高さと前記へこみ部の底部の高さとの差よりも大きい請求項1から5の何れか1項に記載の洗濯機。
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