[go: up one dir, main page]

JP2018129450A - 白色光源及びled照明装置 - Google Patents

白色光源及びled照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018129450A
JP2018129450A JP2017022659A JP2017022659A JP2018129450A JP 2018129450 A JP2018129450 A JP 2018129450A JP 2017022659 A JP2017022659 A JP 2017022659A JP 2017022659 A JP2017022659 A JP 2017022659A JP 2018129450 A JP2018129450 A JP 2018129450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
light source
blue
wavelength
white light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017022659A
Other languages
English (en)
Inventor
津森 俊宏
Toshihiro Tsumori
俊宏 津森
美濃輪 武久
Takehisa Minowa
武久 美濃輪
敏彦 塚谷
Toshihiko Tsukatani
敏彦 塚谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2017022659A priority Critical patent/JP2018129450A/ja
Publication of JP2018129450A publication Critical patent/JP2018129450A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

【解決手段】励起光源と蛍光部材とを備え、波長が440nm以上465nm以下の単一発光ピークを有する青色LED素子と、波長が、青色LED素子の上記単一発光ピークより10nm以上長く、かつ480nm以下である単一発光ピークを有する青緑色LED素子とを含み、蛍光部材が、LED素子からの励起光により励起されて、励起光より長波長の光を発光する蛍光体を含み、発光色温度が3500K以上であるリモートフォスファー方式の白色光源。【効果】発光成分中の青緑色の成分を確保した上で、安定して容易に、演色性に優れた白色光源及びLED照明装置を提供することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、演色性に優れた白色光源及びLED照明装置に関する。
LEDを用いた白色光源(白色LED)は、その発光効率が、従来から広く用いられてきた白熱電球に比べて5倍以上と高く、更に、蛍光灯とは異なり、有害な水銀を使用しないなどの特長から、白色LEDを用いた照明は、主流の照明となりつつあるが、その演色性については、白熱電球と比べて十分とは言い難い。
特開2006−245443号公報
一般的な白色LEDパッケージは、青色LED素子と、この青色LED素子から発光した励起光を、より長波長の可視光成分に変換する蛍光体により構成されている。この蛍光体は、入射した青色励起光を吸収し、より長波長の蛍光を発する。蛍光体に吸収されなかった励起光は、白色光の青色光成分として利用される。励起光として用いられる青色光の波長が440nmより短い場合は、波長が可視光範囲から外れてしまい、460nmより長い場合は、白色LEDの発光スペクトル中の短波長の成分、即ち青色成分が少なく、発光色の青味が不足してしまうため、好ましくないとされている。そのため、通常、白色LEDでは励起光として波長440〜465nmの青色光が用いられている。
白色LEDにおいて、青色LED素子からの励起光を蛍光体により波長変換する場合、励起光に近い波長の蛍光を得ることは困難であり、蛍光のピークは青色LED素子からの励起光より50nm以上長い波長となる。そのため、励起光と蛍光とを組み合わせる白色LEDの発光では、励起光と蛍光との発光ピークの間の中間域波長の成分が不足し、青緑色光の欠損領域(いわゆるグリーンバレー)が生じることで、やや演色性が劣った光となってしまう。
この対策としては、白色LED光源の発光に、波長450〜500nmに発光ピークを有する青緑色の発光を組み合わせて波長欠損領域の光を補うことが考えられる。しかしながら、白色光に単純に青緑色LEDパッケージの発光を組み合わせるのみでは、照明光の発光スペクトルにおける短波長成分が過剰となることで、発光が緑色となり、高演色性の白色発光とはならない。白色LED照明において、青緑色LEDパッケージを組み合わせて良好な演色性を得ようとする場合、白色LEDは、青緑色光を加えることを前提に、長波長の発光成分を増やすなど、専用に、スペクトルを調整した白色光を発するものとする必要がある。
例えば、特開2006−245443号公報(特許文献1)には、蛍光体を、青色発光LED素子と緑色発光LED素子とを封止する樹脂に分散させて被覆した蛍光体分散樹脂被覆型のLEDパッケージを組みあわせた照明が開示されている。このような蛍光体分散樹脂被覆型のLEDパッケージの製造では、得られるLEDパッケージの発光特性にばらつきがあり、特定の発光特性のもののみを、歩留り良く得ることは、技術的に難しい。特開2006−245443号公報(特許文献1)では、この問題に対し、それぞれのLEDパッケージ毎にドライバ回路を設けることで照度の調整を行い、全体として所望の演色性の光を得る方法が示されている。この方法は、色度のばらつきが大きいLEDパッケージを用いても、印加電流の調整により、発光色の調整が可能な反面、機構的に複雑で、良好な演色性の白色光を得るためには、照明製造後に、演色性の測定によりLEDパッケージ毎の光量調整が必須となる。加えて、このような組み合わせを前提としたLEDパッケージでは、用いる個別のLEDパッケージの発光スペクトル、色度が、汎用白色LEDとは異なるため、従来品としての転用が難しい。このような特殊な白色LEDパッケージの製造は、汎用性の高い白色LEDパッケージの製造と比べて、高価となってしまうため、工業的に現実的ではないと思われる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、発光成分中の青緑色の成分を確保した上で、演色性に優れた白色光源及びLED照明装置を、安定して容易に提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、照明装置として好適な白色光源を、複数のLED素子を含む励起光源と、LED素子からの励起光の波長を変換する部材として、励起光源の発光方向前方に、真空層又は気体層を介して、励起光源と離間して設けられ、LED素子からの励起光により励起されて、励起光より長波長の光を発光する蛍光体、例えば、黄色若しくは緑色の波長の光を発光する蛍光体、又は黄色若しくは緑色の波長の光を発光する蛍光体及び赤色の波長の光を発光する蛍光体を含む蛍光部材とを備えるリモートフォスファー方式とし、励起光源の複数のLED素子として、波長が440nm以上465nm以下の単一発光ピークを有する青色LED素子と、波長が、青色LED素子の上記単一発光ピークより10nm以上長く、かつ480nm以下である単一発光ピークを有する青緑色LED素子とを組み合わせて用いて、発光色温度を3500K以上となるように構成すること、好ましくは、発光スペクトルの波長400nm以上500nm以下の範囲に、励起光源の発光ピークに由来する複数のピークを有し、この複数のピークの中で、最も短波長側のピークのエネルギー強度(ES)と、残余のピークのうちの最大ピークのエネルギー強度(EL)との比(ES/EL)が0.8以上となるように構成することで、安定かつ容易に緑色成分の不足を補完して、高い演色性を有する白色光を得ることができることを見出し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、下記の白色光源及びLED照明装置を提供する。
請求項1:
複数のLED素子を含む励起光源と、該励起光源の発光方向前方に、真空層又は気体層を介して、上記励起光源と離間して設けられた蛍光部材とを備えるリモートフォスファー方式の白色光源であって、
上記励起光源の複数のLED素子が、波長が440nm以上465nm以下の単一発光ピークを有する青色LED素子と、波長が、上記青色LED素子の上記単一発光ピークより10nm以上長く、かつ480nm以下である単一発光ピークを有する青緑色LED素子とを含み、上記蛍光部材が、上記LED素子からの励起光により励起されて、励起光より長波長の光を発光する蛍光体を含み、かつ発光色温度が3500K以上であることを特徴とする白色光源。
請求項2:
発光スペクトルの波長400nm以上500nm以下の範囲に、複数のピークを有し、該複数のピークの中で、最も短波長側のピークのエネルギー強度(ES)と、残余のピークのうちの最大ピークのエネルギー強度(EL)との比(ES/EL)が0.8以上であることを特徴とする請求項1記載の白色光源。
請求項3:
上記励起光源が、1又は2以上の上記LED素子が透明材料又は半透明材料で封止されたLEDパッケージを1又は2以上含むことを特徴とする請求項1又は2記載の白色光源。
請求項4:
上記蛍光部材が、粒子上の上記蛍光体を無機又は有機の透明材料又は半透明材料に分散させてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の白色光源。
請求項5:
上記蛍光体が、波長440nm以上465nm以下の青色乃至青緑色光で励起されて黄色若しくは緑色の波長の光を発光する蛍光体、又は該蛍光体と、波長440nm以上465nm以下の青色乃至青緑色光で励起されて赤色の波長の光を発光する蛍光体とを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の白色光源。
請求項6:
上記黄色又は緑色の波長の光を発光する蛍光体が、セリウム賦活イットリウムアルミニウムガーネット蛍光体及び/又はセリウム賦活ルテチウムアルミニウムガーネット蛍光体を含み、上記赤色の波長の光を発光する蛍光体が、マンガン賦活ケイフッ化カリウムを含むことを特徴とする請求項5記載の白色光源。
請求項7:
請求項1乃至6のいずれか1項記載の白色光源を備えることを特徴とするLED照明装置。
本発明によれば、発光成分中の青緑色の成分を確保した上で、安定して容易に、演色性に優れた白色光源及びLED照明装置を提供することができる。また、黄色蛍光体又は緑色蛍光体のみを用いた場合は、発光色温度4500〜6500Kの範囲において、黄色蛍光体又は緑色蛍光体と、赤色蛍光体とを併用した場合は、発光色温度3500〜6500Kの範囲において、単一種のLED素子を用い、発光ピーク波長が単一の励起光源で励起する従来の白色光源と比べて優れた演色性を得ることができる。
青色LED素子及び青緑色LED素子からの発光スペクトルの一例を示す図である。 実施例及び比較例で用いた白色光源(蛍光部材を装着したLEDモジュール)の側面図である。 実施例10の白色光源の発光スペクトルを示す図である。 比較例5の白色光源の発光スペクトルを示す図である。 比較例12の白色光源の発光スペクトルを示す図である。 黄色蛍光体のみを含有する発光部材を用いた実施例及び比較例について、色温度に対して平均演色評価数Raをプロットした図である。 赤色蛍光体及び黄色蛍光体を含有する発光部材を用いた実施例及び比較例について、色温度に対して平均演色評価数Raをプロットした図である。 赤色蛍光体及び黄色蛍光体を含有する発光部材を用いた実施例及び比較例について、色温度に対して特殊演色評価数R12をプロットした図である。
以下、本発明について、更に詳細に説明する。
本発明の白色光源は、LED素子を含む励起光源と、励起光源の発光方向前方に設けられた蛍光部材とを備える。また、本発明の白色光源は、いわゆるリモートフォスファー方式の光源、即ち、励起光源に対して、蛍光部材が、真空層又は気体層を介して、励起光源と離間して設けられている光源である。本発明の白色光源は、白色光源を備えるLED照明装置の該白色光源として好適である。
一般に広く用いられている白色光源は、波長440〜465nmの青色光を発光する青色LED素子を励起光源とし、青色光により励起されて黄色乃至緑色、又は赤色を発光する蛍光体を含む封止材で、青色LED素子を封止した白色LEDパッケージとし、青色光の一部を黄色乃至緑色、又は赤色の光に変換し、この変換光と、青色光の残部(未変換の青色光)との混合光を白色光として取り出している。このような白色LEDパッケージでは、半導体プロセスにより青色光を発光するLED素子を形成した後、素子の保護のために素子を覆うように設けられる透明シリコーン樹脂、透明エポキシ樹脂などの封止材中に、白色発光が得られるように蛍光体を混合し、個々の白色LEDパッケージに対する発光試験を実施し、発光色度による選別を経て製造される。
本発明の白色光源は、蛍光体からなる蛍光部材、又は蛍光体を含有する透明材料又は半透明材料からなる蛍光部材を、LED素子又はLEDパッケージとは別異の部材として形成し、これをLED素子又はLEDパッケージの発光方向前方に設けた白色光源である。この場合、蛍光部材は、LEDパッケージとは別に、LED素子の封止性を考慮することなく、調色に最適な条件で製造することができるので、蛍光体の精密な配合(即ち、精密な調色)が可能である。換言すれば、蛍光部材における蛍光体の配合(即ち、蛍光部材の発光色の調色)によって、白色光源の発光色の精密な調整が可能であるので、従来のように、個々の白色LEDパッケージに対する厳密な調色や、LED照明装置とした後に、発光色の調整を実施しなくても、演色性に優れた白色光源を効率的に提供することができる。
本発明の白色光源では、励起光源に含まれるLED素子として、ピーク波長が異なる2種以上、即ち複数種のLED素子を含む。即ち、本発明の白色光源は、多重青色励起光のリモートフォスファー型白色光源である。具体的には、波長が440nm以上465nm以下の単一発光ピークを有する青色LED素子と、波長が、青色LED素子の上記単一発光ピークより10nm以上長く、かつ480nm以下である単一発光ピークを有する青緑色LED素子とが含まれる。従って、本発明の励起光源には、複数のLED素子が含まれることになる。本発明においては、蛍光部材に対して、波長の異なる複数種のLED素子、即ち、青色LED素子と青緑色LED素子とを組み合わせて励起光源とすることで、発光色温度の広い範囲において、演色性が向上した白色光源を提供することを可能としたものである。
本発明の白色光源及びLED照明装置における発光色温度は3500K以上、好ましくは4000K以上で、通常6500以下であり、単一種のLED素子を用い、発光ピーク波長が単一の励起光源で励起する従来の白色光源と比べて優れた演色性を得ることができる。例えば、黄色蛍光体又は緑色蛍光体のみを用いた場合は、発光色温度4500K以上、特に5500K以上で、6500K以下の範囲において、黄色蛍光体又は緑色蛍光体と、赤色蛍光体とを併用した場合は、発光色温度3500K以上、特に4000K以上で、6500K以下、特に6000K以下の範囲において、単一種のLED素子を用い、発光ピーク波長が単一の励起光源で励起する従来の白色光源と比べて優れた演色性を得ることができる。
青色LED素子は、従来の一般的な白色光源に用いられる青色LED素子と同様の、波長が440nm以上、好ましくは445nm以上で、465nm以下、好ましくは460nm以下の単一発光ピークを有する光を発光する青色LED素子とする。青色LED素子のピーク波長を440nm以上とするのは、波長が440nm未満の光は可視光領域外となってしまい、近紫外線による種々の影響が現れるためである。一方、ピーク波長が465nmを超えると、白色光源としたとき、得られる白色光中の波長の短い深い青色の成分が不足してしまい、好ましくないためである。
青緑色LED素子としては、波長が、青色LED素子のピーク波長より10nm以上、好ましくは15nm以上、より好ましくは20nm以上長く、かつ480nm以下、好ましくは480nm未満、より好ましくは475nm以下である単一発光ピークを有する光を発光する青緑色LED素子を用いる。従って、青緑色LED素子のピーク波長は、450nm以上、好ましくは455nm以上である。また、青緑色LED素子のピーク波長は、青色LED素子のピーク波長より40nm以下、特に40nm未満、とりわけ35nm以下長いことになる。本発明においては、青色LED素子と青緑色LED素子とを組み合わせることにより、従来の白色光源で問題となる励起光のスペクトルにおけるピークと、蛍光部材からの蛍光のスペクトルにおけるピークとの間の青緑色成分の光量を補完して、演色性のよい白色光を得ることができるようになる。
青緑色LED素子のピーク波長を480nm以下とするのは、波長480nmを超える光は、蛍光部材からの蛍光のスペクトルの短波長側と重複するため、青緑色の波長領域の光の補完が不十分となるためである。また、青緑色LED素子のピーク波長を、青色LED素子のピーク波長より10nm以上とするのは、10nm未満では、青緑色LED素子からの発光の大部分が、青色LED素子からの発光と重複してしまうため、この場合も、青緑色の波長領域の光の補完が不十分となるためである。
励起光源の、青色LED素子による発光スペクトルにおけるピーク波長のエネルギー強度(ES)と、青緑色LED素子による発光スペクトルにおけるピーク波長のエネルギー強度(EL)との比率は、目的とする発光によりES>ELであっても、ES=ELであっても、ES<ELであってもよいが、青色LED素子からの光が、主に、蛍光体を励起する光として機能し、青緑色LED素子からの光は、蛍光体を副次的に励起するが、主に、蛍光体に吸収されずに透過する光として機能すること、即ち、前者が主励起光、後者が副励起光として、蛍光体に作用することが好ましい。具体的な両者の強度比(ES/EL)は、明るさの点において、実用上では0.4以上であればよい。これは、ES/ELの値が0.4を下回ると、発光成分中の黄緑光が増加する一方で、蛍光体の励起に必要な主励起光成分が不足し、照度が低下してしまうためである。更に、ES/ELの値は、高い演色性を得るためには0.8以上であることが好ましく、特に良好な演色性が望まれる場合は1以上であることがより好ましい。
励起光源としては、LED素子(ここで、LED素子とは、発光起点となる半導体発光素子自身のことを指し、青色LED素子及び青緑色LED素子では、窒化ガリウムにより形成されたPN接合ダイオードが用いられる。)が、配線、通電端子、チップダイなどと共に、例えば、耐湿性、耐酸化性などの向上を目的として、透明材料又は半透明材料、例えば、ガラスなどの無機材料や、樹脂、ゴム、エラストマー等の有機高分子材料などの有機材料で封止されたLEDパッケージが好適に用いられる。LEDパッケージには、LED素子が1個封止されていても、2個以上封止されていてもよく、励起光源として、LEDパッケージを1個又は2個以上含むようにすればよい。
具体的には、一つのLEDパッケージに青色LED素子及び青緑色LED素子の双方が封止されていれば、このようなLEDパッケージを1個以上用いればよく、青色LED素子のみが封止されたLEDパッケージと、青緑色LED素子のみが封止されたLEDパッケージとを用いる場合は、各々のLEDパッケージを1個以上(即ち、LEDパッケージを2個以上)用いればよい。LEDパッケージは、独立した部品として、市販されているものを用いることができる。なお、LEDパッケージは、青色LED素子のLEDパッケージのみを2個以上組み合わせたLEDパッケージ群、青緑色LED素子のLEDパッケージのみを2個以上組み合わせたLEDパッケージ群、又は青色LED素子のLEDパッケージと、青緑色LED素子のLEDパッケージとを組み合わせたLEDパッケージ群として用いてもよい。
なお、本発明の目的を損なわない範囲であれば、励起光源として、上述した青色LED素子及び青緑色LED素子以外のLED素子、又は上述した青色LED素子及び青緑色LED素子以外のLED素子を含むLEDパッケージを含むようにしてもよいが、このようにすれば、白色光源からの発光色を高精度で調整することが可能にはなるが、白色光源の光量を左右する蛍光体からの蛍光の量はあまり増えず、装置としての発光効率が低下することになるため、発光効率の点からは、上述した青色LED素子及び青緑色LED素子のみが含まれるように構成することが好ましい。
本発明の白色光源が備える蛍光部材には、LED素子からの励起光、特に、主励起光である青色LED素子からの励起光により励起されて、励起光より長波長の光を発光する蛍光体が含まれる。この蛍光体としては、波長440nm以上480nm以下の青色乃至青緑色光、特に、波長440nm以上465nm以下の青色光で励起されて蛍光を発する蛍光体が好適である。このような蛍光体としては、例えば、上記波長の光で励起されて黄色又は緑色の波長を発光する蛍光体(黄色蛍光体又は緑色蛍光体)が用いられ、具体的には、青色LED素子を用いた白色光源に一般的に用いられるY3Al512:Ce(セリウム賦活イットリウムアルミニウムガーネット蛍光体)、(Y,Gd)3(Al,Ga)512、(Y,Gd)3Al512:Ce、Lu3Al512:Ce(セリウム賦活ルテチウムアルミニウムガーネット蛍光体)、(Lu,Y)3Al512:Ce、Y3(Al,Ga)512:Tb、(Sr,Ca,Ba)SiO4:Eu、β−SiAlOn:Euなどが挙げられ、なかでも、Y3Al512:Ce、Lu3Al512:Ceが好適であり、Ceの賦活率(YとCeとの総量に対するCeの割合)が0.2〜8mol%のY3Al512:Ce、Ceの賦活率(LuとCeとの総量に対するCeの割合)が0.1〜7mol%のLu3Al512:Ceが、特に好適である。蛍光体としては、黄色蛍光体及び緑色蛍光体の一方又は双方のみを用いてもよい。黄色蛍光体及び緑色蛍光体の一方又は双方のみを用いた場合、平均演色評価数Raの絶対値が65以上、特に70〜80の白色光を得ることができ、同一の色温度で比較すると、単一種の青色LEDのみを用いた場合と比べて、Raを少なくとも3ポイント、場合によっては20ポイント以上高くすることができる。これに加え、5000K以上の高い色温度においては、白色LED光源で問題となる青色の色再現性、即ち、演色評価数R12についても10ポイント以上改善することができる。
5000K以下の低い色温度の発光が求められる場合は、黄色蛍光体又は緑色蛍光体と共に、LED素子からの励起光、特に、主励起光である青色LED素子からの励起光により励起されて、励起光より長波長の光を発光する黄色蛍光体及び緑色蛍光体以外の蛍光体が含まれていることが特に好ましい。このような蛍光体としては、波長440nm以上480nm以下の青色乃至青緑色光、特に、波長440nm以上465nm以下の青色光で励起されて赤色の波長の光を発光する蛍光体(赤色蛍光体)を用いることが好ましい。このような蛍光体として具体的には、CaAlSiN:Eu2+、(Sr,Ca)AlSiN3:Eu3+、マンガン複フッ化物蛍光体などが挙げられる。黄色蛍光体又は緑色蛍光体と、赤色蛍光体とを併用して、青色LED素子及び青緑色LED素子を本発明のように適用した場合、平均演色評価数Raが95以上、特に96以上、とりわけ97以上の白色光を発光する白色光源を得ることができる。
赤色蛍光体としては、より高い演色性が得られる点において、マンガン賦活複フッ化物蛍光体を用いることが好適である。マンガン賦活複フッ化物蛍光体として具体的には、下記組成式(1)
2(M1-x,Mnx)F6 (1)
(式中、AはLi、Na、K、Rb及びCsから選ばれ、かつ少なくともNa及び/又はKを含む1種又は2種以上のアルカリ金属元素、MはSi、Ti、Zr、Hf、Ge及びSnから選ばれる1種又は2種以上の4価元素であり、xは0.001〜0.3の範囲の正数である(以下同じ)。)で表わされる蛍光体が挙げられる。この蛍光体は、A2MF6で表わされる複フッ化物の構成元素の一部がマンガンで置換された構造を有するマンガン賦活複フッ化物蛍光体である。なかでも、K2(Si1-x,Mnx)F6で表されるマンガン賦活ケイフッ化カリウム蛍光体が、励起波長域、耐候性の点から特に好ましい。このマンガン賦活複フッ化物蛍光体において、賦活元素のマンガンは、特に限定されるものではないが、Mで表わされる4価元素のサイトをマンガンが置換したもの、即ち、4価のマンガン(Mn4+)として置換した構造のものが好適である。その場合、A2MF6:Mn4+(マンガン賦活ケイフッ化カリウム蛍光体の場合はK2SiF6:Mn4+)と表記してもよい。
マンガン賦活複フッ化物蛍光体は、波長440nm以上460nm以下の青色光で励起されて、波長600〜660nmの範囲に発光ピーク又は最大発光ピークを有する蛍光を発光する。マンガン賦活複フッ化物蛍光体の光吸収特性は、CaAlSiN:Eu2+、(Sr,Ca)AlSiN3:Eu3+などの赤色蛍光体とは異なり、波長が460nmより長くなると、吸収率が急激に低下するため、励起光源として用いられる青緑色LED素子からの発光を、マンガン賦活複フッ化物蛍光体が吸収して減衰してしまうことがほとんどない。そのため、青緑色LED素子を用いる本発明においては有利である。
蛍光部材は、蛍光体のみで構成することも可能であるが、粒子状(例えば平均粒径D50(体積基準)が2〜20μm)の蛍光体を、無機又は有機の透明材料又は半透明材料、具体的には、ガラスなどの無機材料や、樹脂、ゴム、エラストマー等の有機高分子材料などの有機材料に分散させたものが好適である。蛍光体は、蛍光部材の基材をなす透明材料又は半透明材料に均一に分散させることが好ましい。
蛍光部材中の蛍光体の濃度は、用いる蛍光体の種類、粒径、透明材料又は半透明材料の種類、白色光源としたときに得られる発光色温度、厚み、LED素子と蛍光部材との配置、その他の諸条件により異なるが、蛍光体の総量として、2質量%以上、特に3質量%以上で、20質量%以下、特に15質量%以下であることが好ましい。
例えば、Y3Al512:Ce蛍光体を樹脂に分散させて、厚み0.5〜5mmの蛍光部材とし、色温度6000Kの白色光を得ようとする場合、Y3Al512:Ce蛍光体の濃度は、概ね2〜8質量%である。より具体的には、厚み2mmの蛍光部材とし、色温度6000Kの白色光を得ようとする場合、Y3Al512:Ce蛍光体の濃度は、概ね3〜6質量%である。
また、Y3Al512:Ce蛍光体と共に、マンガン賦活複フッ化物蛍光体を用いる場合、マンガン賦活複フッ化物蛍光体の濃度は、Y3Al512:Ce蛍光体は、概ね2〜4倍である。具体的には、例えば、Y3Al512:Ce蛍光体と、マンガン賦活複フッ化物蛍光体とを樹脂に分散させて、厚み0.5〜5mmの蛍光部材とし、色温度3500Kの白色光を得ようとする場合、Y3Al512:Ce蛍光体の濃度は、概ね2〜5質量%、マンガン賦活複フッ化物蛍光体の濃度は、概ね6〜13質量%である。より具体的には、厚み2mmの蛍光部材とし、色温度3500Kの白色光を得ようとする場合、Y3Al512:Ce蛍光体の濃度は、概ね2〜5質量%、マンガン賦活複フッ化物蛍光体の濃度は、概ね5〜10質量%である。
透明材料又は半透明材料としては、有機高分子材料の中でも、樹脂、特に硬質樹脂を用いることが好ましい。樹脂としては、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂又は紫外線硬化性樹脂、ポリエチレン、ポリプロプレン等のオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂等のスチレン系樹脂、アクリルイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、PET樹脂等のエステル系樹脂などの熱可塑性樹脂が挙げられる。特に、蛍光体として、マンガン賦活複フッ化物蛍光体を用いる場合は、上記で例示した熱可塑性樹脂の中でも、エステル系樹脂以外の樹脂が好適である。マンガン賦活複フッ化物蛍光体とエステル系樹脂を用いると、加水分解反応により、樹脂が溶解又は脆化する場合がある。これに対して、ポリエチレン、ポリプロプレン等のオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂等のスチレン系樹脂、アクリルイミド樹脂においては、マンガン賦活複フッ化物蛍光体に対して、上記の問題を引き起こさずに、特に効果的な練り込みと高い分散性が得られる。
エラストマー樹脂を初めとする軟質樹脂は、温度、荷重等の条件により厚みや蛍光体の体積密度が変動するため、独立した部材としての形態保持を必要としない場合に用いることができる。また、熱、紫外線により硬化させる熱硬化性樹脂又は紫外線硬化性樹脂では、厚さ数mmの蛍光部材を得ようとする場合、硬化が完了するまでに数10分間必要であり、その間に混合した蛍光体に凝集や沈降が生じてしまい、蛍光体の分散性が得られない場合もある。
このような観点から、透明材料又は半透明材料としては、蛍光部材を励起光源の発光方向前方に配置したとき、独立してその形状を保つことができ、硬化が速く、混合、成形時に蛍光体の分散性を保つことができる熱可塑性樹脂、特に硬質の熱可塑性樹脂が好適である。また、熱可塑性樹脂の場合、JIS K 7210で規定されるメルトフローレートが5〜30g/min程度のものが、蛍光体の分散性と、成形時、特に射出成形時の成形性のバランスが良く、特に好ましい。更に、蛍光部材は励起光源により励起された蛍光体の発熱を考慮し、70℃以上での連続使用で変形しない程度の耐熱性を有する樹脂が好ましい。特に、シリコーン樹脂、環状オレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂などは、変形温度が高いが、高温条件下で長期間使用すると、黄色乃至褐色の着色を生ずる場合があり、樹脂の選択は、使用条件を考慮する必要がある。
蛍光部材には、一般的な樹脂材料と同様に、酸化防止剤、光安定化剤、紫外線吸収剤等の安定化剤、金属不活性化剤、成形滑材など助剤を用いることができるが、光安定化剤、紫外線吸収剤については、僅かではあるが励起光源からの青色光を吸収してしまい、白色光源としての性能を低下させるおそれがあるため、可能な限り使用しないことが好ましい。また、厚みが薄く、蛍光体濃度が低い蛍光部材において、白色光源の励起光源と蛍光部材とのレイアウト上、励起光源からの励起光のうち、蛍光部材への入射面に垂直入射する割合が多くなるような場合、蛍光部材内部で青色光が蛍光体粒子の間をすり抜ける量が多くなる「青抜け」が発生することがある。このような「青抜け」を避けるためには、蛍光部材内部を透過する光の拡散性を増大させる目的で、タルク、酸化アルミニウム、酸化イットリウム、酸化ケイ素アルミニウムなどの微粉を、ヘイズ増加のため、光拡散材として、蛍光体と共に蛍光部材に分散させることもできる。光拡散材の効果は、粒径に依存し、一般的には、平均粒径D50の値で0.1μm以上20μm以下のものが好ましい。平均粒径D50が0.1μm未満であると又は20μmを超えると、光拡散材の効果が大きく低下する場合がある。光拡散材の蛍光部材中の濃度は0.05〜5質量%程度であり、平均粒径D50が小さいほど濃度を低くすることができる。
蛍光部材の成形方法は、樹脂等の有機高分子材料を基材とする場合は、圧縮成形、押出成形、射出成形など、従来公知の方法が適用でき、特に限定されないが、熱可塑性樹脂を用いる場合は、成形寸法及び成型密度のバラつきが小さく、成形時に蛍光体が凝集又は沈降する時間を与えずに形成し、硬化させることが可能な射出成形が好ましい。
熱可塑性樹脂を用いた蛍光部材の通常の成形工程としては、例えば、熱可塑性樹脂と、蛍光体と、必要に応じて助剤などとを混練機により混合した後、蛍光部材の所望の発光に合わせて、所定の形状に熱成形する。この場合、例えば、混練時にそのまま白色光源の蛍光部材の所定の形状に成形してもよいが、混練後に、一旦ペレットとする方法も好適である。この場合、ペレットを1種作製した後、又は配合の成分や濃度が異なる2種以上のペレットを作製して、それらを適宜混合した後、蛍光部材の所望の発光に合わせて、所定の形状に熱成形すれば、良好な発光特性の蛍光部材を、効率良く、かつ精度良く製造することができる。蛍光部材の形状としては、例えば、シート状、板状、カップ形状、その他のバルク形状が挙げられる。
蛍光部材の厚みは、励起光の透過厚みがN倍となったときの、蛍光体の濃度の倍率Cとの関係は、およそC=N(-0.6)となり、蛍光部材の厚みが薄くなるに従い、分散させる蛍光体の濃度は急増する。即ち、蛍光部材の蛍光体濃度に対する厚みの影響は、蛍光部材が薄くなるほど急速に増大する。本発明の白色光源は、励起光源とは空間的に独立した、別異の部材として、蛍光部材を設けることで、高い再現性で色度調整ができるリモートフォスファー方式を採用したものであるから、蛍光部材の厚みを過度に薄くすることは、蛍光部材の厚みや蛍光体濃度の公差を必要以上に縮めるおそれがある。一方、蛍光部材の厚みを厚くすると、蛍光部材の厚さ当たりで、使用する蛍光体の総量が増加してしまうことになる。そのため、蛍光部材の厚みは0.5mm以上、特に1mm以上で、5mm以下、特に3mm以下が好ましい。
本発明の白色光源では、励起光源として、青色LED素子及び青緑色LED素子の2種類のLED素子を用いることにより、高い演色性の白色光を発光させる。青色LED素子及び青緑色LED素子の発光スペクトルの一例を図1に示す。この場合、励起光は、低波長側の青色LED素子からの光に由来するピークと、長波長側の青緑色LED素子からの光に由来するピークとを有し、青色LED素子からの光のピーク強度が、青緑色LED素子からの光のピーク強度よりも高い設定となっている。このようなスペクトルを有する青色LED素子及び青緑色LED素子を励起光源として、黄色蛍光体又は緑色蛍光体としてY3Al512:Ce蛍光体と、赤色蛍光体としてK2SiF6:Mn蛍光体とを含有する蛍光部材により白色光源を構成し、その発光光のスペクトルを確認すると、図3に示されるようなスペクトルが得られる。得られたスペクトルでは、励起光源の青色LED素子からの光のピーク強度と青緑色LED素子からの光のピーク強度とは異なる比率で、低波長側及び長波長側のピークが構成され、また、各々のピーク波長が数nmシフトしている。このピーク波長のシフトは、青色LED素子と青緑色LED素子との発光波長の重なり、蛍光体からの蛍光との重なり、更には、蛍光体の吸収特性などが相互に影響した結果と考えられる。
そこで、得られる白色光の演色性に与える影響、特に、演色性に特に影響を与える青緑色LED素子及び白色光源の発光スペクトル中の青緑色領域でのピークに着目し、青色LED素子及び青緑色LED素子の発光特性、更には、得られた白色光源の発光スペクトル中の青色乃至青緑色領域でのピーク及びその強度について更に検討したところ、発光中の青色乃至緑色の成分の割合が多くなる色温度が3500K以上の白色光、特には4000K以上の光を得ようとする場合、そのスペクトルの波長400nm以上500nm以下の範囲に、複数のピークを有し、複数のピークの中で、最も短波長側のピークのエネルギー強度(ES)と、残余のピークのうちの最大ピークのエネルギー強度(EL)との比(ES/EL)が0.8以上、特に1以上である場合において、高い演色性の白色光源として有効な白色光スペクトルが得られることがわかった。
具体的には、青色LED素子と青緑色LED素子とを用いる場合、青色LED素子からの励起光の未変換成分に由来すると考えられる波長450nm近傍のピーク(最も短波長側のピーク)のエネルギー強度(ES)と、それより長波長側にある青緑色LED素子からの励起光の未変換成分に由来すると考えられるピーク(残余のピークのうちの最大ピーク)のエネルギー強度(EL)との比(ES/EL)が0.8以上、特に1以上である場合において、高い演色性が得られる。比率ES/ELが0.8未満の場合は、青色LED素子からの励起光によりもたらされる深青色領域の演色性が低くなり、青色の色相の再現範囲が狭くなってしまう。また、比率ES/ELの上限は、特に限定されるものではないが、ELが相対的に小さくなることは、そのピークが失われること、また、青緑色成分が減少することであるから、その結果、演色性の向上効果が低くなるため、5以下、特に2以下であることが好ましい。
以下に、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[実施例1〜16、比較例1〜12]
まず、メタクリル樹脂(旭化成株式会社製、デルペット60N)ペレットを、90℃で6時間乾燥させた。次に、黄色蛍光体としてY3Al512:Ce蛍光体(Ce賦活率2モル%)、赤色蛍光体としてK2SiF6:Mn蛍光体(Mn賦活率3モル%)を、各々12質量%、25質量%の含有率で、別々にメタクリル樹脂に練り込み、赤色蛍光体含有樹脂ペレット及び黄色蛍光体含有樹脂ペレットを、2軸混練押出機(東芝機械株式会社製、TEM−18SS、以下同じ)にて作製した。
また、黄色蛍光体含有樹脂ペレット及び蛍光体未添加のメタクリル樹脂ペレットを用い、Y3Al512:Ce蛍光体濃度を0.2質量%刻みで6〜10質量%の範囲で21種として、黄色蛍光体のみを含有する計21種の樹脂ペレットを、2軸混練押出機にて作製した。
次に、赤色蛍光体含有樹脂ペレット、黄色蛍光体含有樹脂ペレット及び蛍光体未添加のメタクリル樹脂ペレットを用い、K2SiF6:Mn蛍光体濃度を0.2質量%刻みで2〜4質量%の範囲で11種、Y3Al512:Ce蛍光体濃度を0.25質量%刻みで5.5〜8質量%の範囲で11種として、両者の濃度が異なる計121種の、赤色蛍光体及び黄色蛍光体の双方を含有する樹脂ペレットを、2軸混練押出機にて作製した。
次に、黄色蛍光体のみを含有する樹脂ペレット及び赤色蛍光体及び黄色蛍光体の双方を含有する樹脂ペレット計142種の各々を、射出成形機(ファナック株式会社製、α−S30iS)にて成形して、蛍光体の組成の異なる60mmφ、2mmtの円盤状の計142種の蛍光部材を得た。
励起光源として、LMH−2型LEDモジュール(Cree社製)を筐体とし、その内部に、ピーク波長447nmのXT−E型青色LEDパッケージ(Cree社製)を4個、ピーク波長467nmのXT−E型青緑色LEDパッケージ(Cree社製)を4個、計8個を組み込んだ、2波長LEDモジュールを準備した。ここでピーク波長447nmの青色LEDパッケージ4個を直列接続の回路、ピーク波長467nmの青緑色LEDパッケージ4個を別の直列接続回路で構成して、電流調整により、それぞれの波長の発光比率を調整可能とした。また、比較用の励起光源として、上記8個のLEDパッケージの代わりに、ピーク波長452nmのXT−E型青色LEDパッケージ(Cree社製)のみを6個、直列接続回路で構成した単波長LEDモジュールを準備した。
次に、得られた142種の蛍光部材を、順に、2波長LEDモジュールのLEDパッケージの発光方向前方の、LEDパッケージから約2cm離間した位置に配置して白色光源とした。蛍光部材を装着したLEDモジュール(白色光源)を図2に示す。なお、図2中、1は蛍光部材、2はLEDモジュール本体、3はヒートシンク、4はスペーサ(ジュラコン(登録商標)スペーサ)を示す。
得られた白色光源を用い、分光放射照度計(コニカミノルタジャパン株式会社製、CL−500A、以下同じ)にて、発光部材面から白色光源の発光色の黒体軌跡からの偏差(Δuv)を計測しながらΔuvが最も小さくなるように、ピーク波長447nmの青色LEDパッケージと、ピーク波長467nmの青緑色LEDパッケージに印加する電流を調整して、Δuvが最も小さくなったときの、色温度と、発光スペクトルの波長400nm以上500nm以下の範囲でのピーク波長を測定し、ピーク波長のうち、最も短波長側のピークのエネルギー強度(ES)と、残余のピーク(長波長側)のうちの最大ピークのエネルギー強度(EL)との比(ES/EL)を算出した。
また、得られた142種の蛍光部材を、順に、単波長LEDモジュールのLEDパッケージの発光方向前方の、LEDパッケージから約2cm離間した位置に配置して白色光源とし、分光放射照度計にて、発光部材面からの白色光源の発光色の黒体軌跡からの偏差(Δuv)を計測しながらΔuvが最も小さくなるように、ピーク波長452nmの青色LEDパッケージに印加する電流を調整して、Δuvが最も小さくなったときの、色温度と、発光スペクトルの波長400nm以上500nm以下の範囲でのピーク波長を測定した。
次に、LEDモジュール毎に、得られた色温度の結果から、概ね500K毎の色温度で層別し、各々の色温度範囲において最もΔuvが±0.03の範囲内となったもの(Δuvが同じ複数のものがある場合は、それら全て)を抽出した。その結果、黄色蛍光体のみを含有する発光部材と、2波長LEDモジュールとを用いたものは7種(実施例1〜7)、黄色蛍光体のみを含有する発光部材と、単波長LEDモジュールとを用いたものは4種(比較例1〜4)、赤色蛍光体及び黄色蛍光体の双方を含有する発光部材と、2波長LEDモジュールとを用いたものは9種(実施例8〜16)、赤色蛍光体及び黄色蛍光体の双方を含有する発光部材と単波長LEDモジュールとを用いたものは6種(比較例5〜12)抽出された。
これら実施例1〜16、比較例1〜12の白色光源について、演色評価数(Ra、R1〜R15)及び発光スペクトルを測定した。実施例1〜16、比較例1〜12の白色光源の発光部材面からの発光の色温度、ピーク波長、ES/EL、及び演色評価数を表1〜4に、実施例10、比較例5及び比較例12の発光スペクトルを図3〜5に、各々示す。
Figure 2018129450
Figure 2018129450
Figure 2018129450
Figure 2018129450
黄色蛍光体のみを含有する発光部材と、2波長LEDモジュールとを用いたもの(実施例1〜7)と、黄色蛍光体のみを含有する発光部材と、単波長LEDモジュールとを用いたもの(比較例1〜4)について、色温度に対して、平均演色評価数Raをプロットした結果を図6に示す。この場合、平均演色評価数Raは、色温度5500〜6500Kの範囲で、実施例の方が約2ポイント向上し、演色性が改善している。
赤色蛍光体及び黄色蛍光体の双方を含有する発光部材と、2波長LEDモジュールとを用いたもの(実施例8〜16及び比較例11、12)、赤色蛍光体及び黄色蛍光体の双方を含有する発光部材と、単波長LEDモジュールとを用いたもの(比較例5〜10)について、色温度に対して、平均演色評価数Raをプロットした結果を図7に示す。この場合、平均演色評価数Raは、色温度4000〜6000Kの範囲で、実施例の方が約4〜5ポイント向上し、演色性が改善しており、最も低いものでもRa=95.2、最も高いものではRa=97.6という良好な演色性が得られている。一方、ピーク波長のうち、最も短波長側のピークのエネルギー強度(ES)と、残余のピーク(長波長側)のうちの最大ピークのエネルギー強度(EL)との比(ES/EL)が0.8未満である比較例11及び12では、平均演色評価数Raは、それぞれRa=78.8、76.0と演色性が低かった。
更に、赤色蛍光体及び黄色蛍光体の双方を含有する発光部材と、2波長LEDモジュールとを用いたもの(実施例8〜16及び比較例11、12)、赤色蛍光体及び黄色蛍光体の双方を含有する発光部材と、単波長LEDモジュールとを用いたもの(比較例5〜10)について、色温度に対して、青色の指標とのなる特殊演色評価数R12をプロットした結果を図8に示す。この場合、特殊演色評価数R12は、色温度3500〜6500Kの範囲で、実施例の方が約20ポイント向上し、演色性が大きく改善しており、青色域での演色性向上効果が、特に大きかった。一方、ピーク波長のうち、最も短波長側のピークのエネルギー強度(ES)と、残余のピーク(長波長側)のうちの最大ピークのエネルギー強度(EL)との比(ES/EL)が0.8未満である比較例11及び12では、特殊演色評価数R12は、それぞれRa=34.2、41.4と演色性が低かった。
1 蛍光部材
2 LEDモジュール本体
3 ヒートシンク
4 スペーサ

Claims (7)

  1. 複数のLED素子を含む励起光源と、該励起光源の発光方向前方に、真空層又は気体層を介して、上記励起光源と離間して設けられた蛍光部材とを備えるリモートフォスファー方式の白色光源であって、
    上記励起光源の複数のLED素子が、波長が440nm以上465nm以下の単一発光ピークを有する青色LED素子と、波長が、上記青色LED素子の上記単一発光ピークより10nm以上長く、かつ480nm以下である単一発光ピークを有する青緑色LED素子とを含み、上記蛍光部材が、上記LED素子からの励起光により励起されて、励起光より長波長の光を発光する蛍光体を含み、かつ発光色温度が3500K以上であることを特徴とする白色光源。
  2. 発光スペクトルの波長400nm以上500nm以下の範囲に、複数のピークを有し、該複数のピークの中で、最も短波長側のピークのエネルギー強度(ES)と、残余のピークのうちの最大ピークのエネルギー強度(EL)との比(ES/EL)が0.8以上であることを特徴とする請求項1記載の白色光源。
  3. 上記励起光源が、1又は2以上の上記LED素子が透明材料又は半透明材料で封止されたLEDパッケージを1又は2以上含むことを特徴とする請求項1又は2記載の白色光源。
  4. 上記蛍光部材が、粒子上の上記蛍光体を無機又は有機の透明材料又は半透明材料に分散させてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の白色光源。
  5. 上記蛍光体が、波長440nm以上465nm以下の青色乃至青緑色光で励起されて黄色若しくは緑色の波長の光を発光する蛍光体、又は該蛍光体と、波長440nm以上465nm以下の青色乃至青緑色光で励起されて赤色の波長の光を発光する蛍光体とを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の白色光源。
  6. 上記黄色又は緑色の波長の光を発光する蛍光体が、セリウム賦活イットリウムアルミニウムガーネット蛍光体及び/又はセリウム賦活ルテチウムアルミニウムガーネット蛍光体を含み、上記赤色の波長の光を発光する蛍光体が、マンガン賦活ケイフッ化カリウムを含むことを特徴とする請求項5記載の白色光源。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の白色光源を備えることを特徴とするLED照明装置。
JP2017022659A 2017-02-10 2017-02-10 白色光源及びled照明装置 Pending JP2018129450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017022659A JP2018129450A (ja) 2017-02-10 2017-02-10 白色光源及びled照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017022659A JP2018129450A (ja) 2017-02-10 2017-02-10 白色光源及びled照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018129450A true JP2018129450A (ja) 2018-08-16

Family

ID=63173196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017022659A Pending JP2018129450A (ja) 2017-02-10 2017-02-10 白色光源及びled照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018129450A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109638115A (zh) * 2018-11-14 2019-04-16 五邑大学 仿钠黄光led灯珠及其制备方法
KR20200113133A (ko) * 2019-03-22 2020-10-06 삼성전자주식회사 백색 발광 모듈
CN113937202A (zh) * 2021-09-29 2022-01-14 佛山市国星光电股份有限公司 白光光源及白光光源系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150097200A1 (en) * 2013-10-03 2015-04-09 Cree, Inc. Solid state lighting apparatus with high scotopic / photopic (s/p) ratio
WO2016093076A1 (ja) * 2014-12-09 2016-06-16 信越化学工業株式会社 波長変換部材及び発光装置
WO2016093119A1 (ja) * 2014-12-09 2016-06-16 信越化学工業株式会社 車載ヘッドライト用led光源
WO2016159141A1 (ja) * 2015-04-03 2016-10-06 シャープ株式会社 発光装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150097200A1 (en) * 2013-10-03 2015-04-09 Cree, Inc. Solid state lighting apparatus with high scotopic / photopic (s/p) ratio
WO2016093076A1 (ja) * 2014-12-09 2016-06-16 信越化学工業株式会社 波長変換部材及び発光装置
WO2016093119A1 (ja) * 2014-12-09 2016-06-16 信越化学工業株式会社 車載ヘッドライト用led光源
WO2016159141A1 (ja) * 2015-04-03 2016-10-06 シャープ株式会社 発光装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109638115A (zh) * 2018-11-14 2019-04-16 五邑大学 仿钠黄光led灯珠及其制备方法
CN109638115B (zh) * 2018-11-14 2020-02-21 五邑大学 仿钠黄光led灯珠及其制备方法
KR20200113133A (ko) * 2019-03-22 2020-10-06 삼성전자주식회사 백색 발광 모듈
KR102872842B1 (ko) * 2019-03-22 2025-10-22 삼성전자주식회사 백색 발광 모듈
CN113937202A (zh) * 2021-09-29 2022-01-14 佛山市国星光电股份有限公司 白光光源及白光光源系统
CN113937202B (zh) * 2021-09-29 2024-05-14 佛山市国星光电股份有限公司 白光光源及白光光源系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6365159B2 (ja) 発光装置
US7768189B2 (en) White LEDs with tunable CRI
US20070090381A1 (en) Semiconductor light emitting device
CN103827259B (zh) 磷光体材料和相关的设备
US8723412B2 (en) White lighting device
JP5749201B2 (ja) 白色発光装置
US9923126B2 (en) Light emitting device having high color rendering using three phosphor types
CN102918668A (zh) 半导体发光装置、半导体发光系统和照明设备
JP6197908B2 (ja) 発光装置
KR20160083015A (ko) 적색 방출 인광체를 구비한 led 패키지
JP2013187358A (ja) 白色発光装置
TWI625380B (zh) 用於發光裝置之磷光體組件
JP2019054286A (ja) 発光装置
CN105023995A (zh) 发光装置
JP2018129450A (ja) 白色光源及びled照明装置
US10340426B2 (en) Phosphor and illumination device utilizing the same
CN105793391A (zh) 发光材料混合物、具有发光材料混合物的发光半导体器件和具有发光材料混合物的路灯
US20190097093A1 (en) Light-emitting device
KR101706600B1 (ko) 고연색성 백색 발광 소자
CN1485931A (zh) 一种制作白光发光二极管光源的方法
JP2017183522A (ja) 発光装置
CN105226171A (zh) 一种发光二极管模块
JP6640753B2 (ja) 蛍光体組成物及びそれからなる照明器具
KR20080072945A (ko) 형광체 및 그 제조방법
KR101652258B1 (ko) 고연색성 백색 발광 소자

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191112

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200915

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210323