JP2018127737A - 糸条の交絡付与装置およびそれを用いた合繊繊維の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】噴射孔面の中心軸が交差する2つの流体噴射孔15から噴射された流体によって糸道部にて糸条に交絡を付与するマルチフィラメント糸の交絡処付与装置1において、噴射孔面および/または対向壁面には、流体噴射孔よりも糸条走行方向の上流側に、交絡処理装置の外部空間と連通する排気穴18が設けられ、2つの流体噴射孔の中心軸を含む平面の中で、2つの流体噴射孔の内側の稜線、噴射孔面及び対向壁面に囲まれた領域、又は2つの流体噴射孔の内側の稜線および噴射孔面に囲まれた領域の重心点G1から糸条走行方向の上流側へ引いた糸条走行方向に平行な線CDを、噴射孔面及び/又は対向壁面の排気穴の輪郭線を通る平面へ投影した線CD’が、排気穴の輪郭線の内側の領域を通過する交絡付与装置1。
【選択図】図1
Description
前記噴射孔面および/または前記対向壁面には、前記流体噴射孔よりも糸条走行方向の上流側に、前記交絡付与装置の外部空間と連通する排気穴が設けられ、
2つの前記流体噴射孔の中心軸を含む平面の中で、2つの流体噴射孔の内側の稜線、噴射孔面および対向壁面に囲まれた領域、又は2つの流体噴射孔の内側の稜線および噴射孔面に囲まれた領域の重心点をG1とし、
前記重心点G1から糸条走行方向の上流側へ引いた糸条走行方向に平行な線CDとして、前記線CDを、前記噴射孔面および/または前記対向壁面の前記排気穴の輪郭線を通る平面へ投影した線CD’が、前記排気穴の輪郭線の内側の領域を通過している。 本発明のマルチフィラメット糸の交絡付与装置は、前記排気穴の輪郭線と線CD’との交点の中で前記重心点G1に近接した側の点と、前記重心点G1との距離T2が、以下の式(1)を満たすことが好ましい。
(1) 0.6≦T2/D1≦1.4
D1:噴射孔面および/または対向壁面での排気穴の孔径。
本発明の糸条走行方向の上流側とは、糸条走行方向とは反対の方向の側とする。
0.6≦T2/D1≦1.4。
流体噴出孔15から圧縮空気を噴射したときの、交絡付与装置の糸条走行方向の上流側の排気圧力P1と、下流側の排気圧力P2の測定を実施した。図12に排気圧力の測定の概略図を示す。P1、P2は圧力計を示し、L1は交絡付与装置の重心点G1からそれぞれP1、P2の圧力計までの距離である。排気圧力の測定には、日本電産コパル電子株式会社製 ハンディーマノメーターPG−100を用いて、距離L1は9mmとした。
実施例、及び比較例で得られたマルチフィラメント糸について交絡数を測定した。測定装置にはロッシールド社製自動連続交絡度試験器R−2072を用いた。プリテンションを10cN、トリップテンションを17cNに設定し、設定係数交絡部数を20個として試料糸を走行させて、交絡部が20個カウントされるまでに要した糸長さ(走行糸長さ)を測定し、交絡部から次の交絡部までの長さの平均値を求めた。
実施例、比較例で得られたマルチフィラメント糸について毛羽数を測定した。測定装置には東レ・エンジニアリング株式会社製毛羽計数装置DT-105を用いた。S型検出器により検出高さを0.5mmに設定し、パッケージの解舒速度を500m/分として、10,000mの糸長さについて測定し、そのまま糸10, 000m長さ当たりに存在する毛羽数として求めた。
総合評価は、集束性とパッケージ品位の双方の判定結果の低い方を総合評価の判定に反映した。「最良」と「良」を合格とし、「やや未達」と「不良」は不合格とした。 実施例1〜7、比較例1における交絡付与装置の構成と、集束性、パッケージ品位および総合評価の結果を表2に示す。
実施例1および比較例1の交絡付与装置を用いて、図11に示した工程概要で実際にマルチフィラメント糸を採取した。84デシテックス、フィラメント数36本の異型断面のポリエチレンテレフタレートを溶融紡糸して流体交絡処理に供し、巻取速度3000m/分で巻き取りマルチフィラメント糸を採取した。流体噴射の設定圧力は0.3MPaとした。
実施例2にて、流体噴射ノズル部材に中央溝を設置した場合の効果、ならびに実施例3にて対向壁面の絞り部を設置した場合の効果について、説明する。実施例2では、中央溝(体積9mm3のV溝形状)を配置した以外は実施例1と同じである。実施例3では、噴射壁面と対向壁面との間に、流体噴射孔よりも糸条走行方向の上流側に噴射壁面と対向壁面の間隙が短くなる絞り部を配置し、対向壁面が糸条走行方向の下流側、上流側に向かって拡大していく形状とした以外は実施例2と同じである。また、絞り部における噴射壁面と対向壁面の間隙はスペーサ厚みHの0.2mmとし、噴射壁面は走行する糸条の走行軸Yと平行で平滑な面とした。中央溝、絞り部以外は、実施例1と同じ交絡付与装置を用いて、同じ条件にてマルチフィラメント糸を採取した。
実施例4、5、6、7では、式(1)0.6≦T2/D1≦1.4の効果について、説明する。実施例4のT2は1.8mm、実施例5のT2は4.2mm、実施例6のT2は0.9mm、実施例7T2は5.4mmとした以外は、実施例1と同じ交絡付与装置を用いて、同じ条件にてマルチフィラメント糸を採取した。
11:流体供給部
12:流体噴射ノズル部材
13:側板部材
14:スペーサ
15:流体噴射孔
16:スリット部
17:糸道部
18:排気穴
19:流体導入路
20:流体供給路
21:噴射孔面
22:対向壁面
23:中央溝
31:給油ガイド
32:第1ホットローラユニット
33:第2ホットローラユニット
34:巻取機
G1:糸道部17の重心点
L:糸道長さ
T:糸条走行方向の上流側の糸道部開始地点から中央溝開始地点までの距離
Y:糸条の走行軸
H:スペーサの厚み
CA:流体噴射孔15の中心軸
CB:流体噴射孔15の中心軸
Claims (3)
- 糸条が通過する糸道部と、前記糸道部を挟んで互いに向かい合う噴射孔面および対向壁面とからなり、前記噴射孔面には2つの流体噴射孔が開口し、前記流体噴射孔の中心軸が交差し、前記流体噴射孔から噴射された流体によって前記糸道部にて糸条に交絡を付与するマルチフィラメント糸の交絡付与装置において、
前記噴射孔面および/または前記対向壁面には、前記流体噴射孔よりも糸条走行方向の上流側に、前記交絡付与装置の外部空間と連通する排気穴が設けられ、
2つの前記流体噴射孔の中心軸を含む平面の中で、2つの流体噴射孔の内側の稜線、噴射孔面および対向壁面に囲まれた領域、又は2つの流体噴射孔の内側の稜線および噴射孔面に囲まれた領域の重心点をG1とし、
前記重心点G1から糸条走行方向の上流側へ引いた糸条走行方向に平行な線CDとして、前記線CDを、前記噴射孔面および/または前記対向壁面の前記排気穴の輪郭線を通る平面へ投影した線CD’が、前記排気穴の輪郭線の内側の領域を通過する、マルチフィラメント糸の交絡付与装置。 - 前記排気穴の輪郭線と線CD’との交点の中で前記重心点G1に近接した側の点と、前記重心点G1との距離T2が、以下の式(1)を満たす、請求項1のマルチフィラメント糸の交絡付与装置。
(1) 0.6≦T2/D1≦1.4
D1:噴射孔面および/または対向壁面での排気穴の孔径 - 請求項1または2のマルチフィラメント糸の交絡付与装置を用いて糸条に交絡を付与することで、交絡が付与された合成繊維を製造する、合成繊維の製造方法。
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