JP2018126435A - 乗物用シート及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートカバーに取付けられている吊込部材をシートパッドの溝部に取付ける際の力を利用して、シートカバーのシート幅方向における中央部分により確実に適切なテンションをかけておくことにある。【解決手段】シートカバー4Sが、シートカバー4Sの一部として、天板メイン部10を覆うメイン表皮ピースSP1と天板サイド部11を覆うサイド表皮ピースSP2の隣り合う端部同士を中表状に重ねて縫合することで形成された縫合部30を有し、縫合部30のメイン表皮ピース側に取付けられた吊込部材40が、メイン表皮ピースSP1を天板サイド部11側に張引した状態で溝部20に取付けられている。【選択図】図4
Description
本発明は、シートパッドと、シートパッドを被覆しているシートカバーとを備え、シートカバーの一部に取付けられた吊込部材がシートパッドの溝部に引き込み状に取付けられる乗物用シート及びその製造方法に関する。
この種の乗物用シートは、乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、シートパッドを被覆している面状のシートカバーとを有している。そしてシートパッドの着座面には、適宜の方向に延びている線状の溝部が設けられている。またシートカバーは、複数の表皮ピースを縫合することで形成されており、隣り合う表皮ピースの縫合箇所である縫合部が形成されている。そして縫合部は、隣り合う表皮ピースの端部同士を中表状に重ねて縫合することで形成されており、シートカバーの裏側に突出した状態とされて、対応する溝部に沿って延長している。さらに縫合部には、帯状の吊込部材が共縫いされており、この帯状の吊込部材が、縫合部とともに溝部に引き込まれた状態で取付けられている。例えば特許文献1に開示の乗物用シートでは、シートカバーの縫合部に、吊込部材としての吊り布が取付けられている。そしてシートカバーでシートパッドを被覆した状態において、吊込部材としての吊り布が、シートパッドの溝部に引き込まれて、溝部の底に配置するワイヤにCリングを介してホグリング止めされている。
ところで典型的なシートパッドは、シート幅方向における中央の天板メイン部と、この天板メイン部の左右両側に設けられた天板サイド部に区分けされ、さらに天板メイン部と各天板サイド部の間に溝部が設けられている。またシートカバーは、天板メイン部を覆うメイン表皮ピースと、対応する天板サイド部を覆うサイド表皮ピースを有し、さらに両表皮ピースの縫合部に吊込部材が取付けられている。そして吊込部材は、典型的に縫合部のサイド表皮ピース側に取付けられており、天板メイン部にメイン表皮ピース部分をあてがった状態において、天板サイド部側から吊込部材の全体を目視で確認できる。そこでシートカバーの被覆作業時において、天板メイン部にメイン表皮ピース部分をあてがったのち、天板サイド部側に露出している吊込部材を、目視で確認しながら溝部内に引き込み状に取付ける。つぎに各天板サイド部に対応するサイド表皮ピースをあてがいつつ、シートカバーの末端をシートパッドの適所に取付けることとなる。
ところで上述の構成では、メイン表皮ピースが、シートカバーのシート幅方向における中央部分を構成しており、着座状態の乗員を支持する部分に配置されている。この種のシート構成では、シートの仕上がり性などを考慮して、メイン表皮ピースに対してシート幅方向に適度なテンションをかけておくことが望まれる。例えば上述の吊込部材の取付け作業において、この吊込部材を、メイン表皮ピースとともに天板サイド部側に張引した状態で溝部に取付けることにより、メイン表皮ピースにシート幅方向からテンションをかけておくことができる。しかし上述のように縫合部のサイド表皮ピース側に吊込部材が取付けられている構成では、メイン表皮ピースを十分に張引できず適度なテンションをかけられないことがあった。すなわち上述の構成では、吊込部材の張引力が、縫合部をなしているサイド表皮ピースを伝って間接的にメイン表皮ピースに伝わるため、メイン表皮ピースを直接張引する場合に比してテンションをかけにくい構成であった。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シートカバーに取付けられている吊込部材をシートパッドの溝部に取付ける際の力を利用して、シートカバーのシート幅方向における中央部分により確実に適切なテンションをかけておくことにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートは、乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、シートパッドを被覆している面状のシートカバーとを備え、シートカバーの一部に取付けられている吊込部材がシートパッドの溝部に引き込まれた状態で取付けられている。そしてシートパッドが、シート幅方向における中央に配置する天板メイン部と、シート幅方向における天板メイン部の側方に配置する天板サイド部とを有し、天板メイン部と天板サイド部の間に溝部が設けられている。またシートカバーが、シートカバーの一部として、天板メイン部を覆うメイン表皮ピースと天板サイド部を覆うサイド表皮ピースの隣り合う端部同士を中表状に重ねて縫合することで形成された縫合部を有している。
そして縫合部に取付けられている吊込部材を溝部に取付けるのであるが、この種の構成では、吊込部材を溝部に取付ける際の力を利用して、シートカバーのシート幅方向における中央部分により確実に適切なテンションをかけておくことが望ましい。そこで本発明では、縫合部のメイン表皮ピース側に取付けられた吊込部材が、メイン表皮ピースを天板サイド部側に張引した状態で溝部に取付けられている。本発明では、縫合部のメイン表皮ピース側に吊込部材を取付けることで、メイン表皮ピースを天板サイド部側に向けて直接的に張引しておくことができる。こうしてメイン表皮ピースを吊込部材にて直接張引しておくことで、メイン表皮ピースに対してより確実に適切なテンションをかけておくことができる。
第2発明の乗物用シートは、第1発明の乗物用シートにおいて、吊込部材が、縫合部においてメイン表皮ピースとサイド表皮ピースの隣り合う端部同士を縫合している縫合線によって縫合部に取付けられているとともに、縫合線よりも溝部側に向けて延長している延長部を有している。そして縫合部に、縫合部のメイン表皮ピース側に延長部を密接させた状態で保持している保持部が設けられている。本発明では、吊込部材の延長部を、保持部にて縫合部に保持することで、メイン表皮ピース側ではなくサイド表皮ピース側を向くように癖付けしておく。こうして吊込部材の延長部を、保持部にてサイド表皮ピース側を向くように仕向けることで、メイン表皮ピースを天板サイド部側により自然な形で張引しておくことができる。
第3発明の乗物用シートは、第2発明の乗物用シートにおいて、保持部が、延長部と縫合部を厚み方向に貫通している。本発明では、吊込部材の延長部を、比較的強固な構成の保持部にてサイド表皮ピース側を向くように仕向けることで、メイン表皮ピースを天板サイド部側に安定的に張引しておくことができる。
第4発明の乗物用シートは、第2発明又は第3発明の乗物用シートにおいて、保持部が、延長部を縫合部に縫付けている他の縫合線で構成されている。本発明では、吊込部材の延長部を、他の縫合線というシンプルな構成の保持部にてサイド表皮ピース側を向くように仕向けることができる。
第5発明の乗物用シートは、第1発明〜第4発明のいずれかの乗物用シートにおいて、乗物用シートが、着座状態の乗員の下半身を支持するシートクッションを有するとともに、メイン表皮ピースが、着座状態の乗員臀部を支持するシートクッションの後部に配置されている。本発明では、乗員臀部を支持するメイン表皮ピースに、より確実に適度なテンションをかけることができるため、シートの着座性の向上に資する構成となる。
第6発明の乗物用シートは、第1発明〜第5発明のいずれかの乗物用シートにおいて、シートパッドが、天板メイン部をシート幅方向に横断して溝部に交差している他の溝部を有している。またシートカバーが、メイン表皮ピースに他の溝部を挟んで隣接している他の表皮ピースと、メイン表皮ピースと他の表皮ピースの隣り合う端部同士を中表状に重ねて縫合することで形成された他の縫合部とを有している。そして吊込部材が、縫合部のメイン表皮ピース側から他の縫合部のメイン表皮ピース側に跨って取付けられているとともに、縫合部に取付けられている吊込部材部分が溝部に引き込み状に取付けられ、他の縫合部に取付けられている吊込部材部分が他の溝部に引き込み状に取付けられている。本発明では、一つの吊込部材によって、異なる位置に設けられている各溝部に対してメイン表皮ピースの対応する縫合部を引き込み状に取付けることができる。
第7発明の乗物用シートの製造方法は、乗員を弾性的に支持可能なシートパッドを面状のシートカバーにて被覆し、シートカバーの一部に取付けられている吊込部材をシートパッドの溝部に引き込んで取付ける乗物用シートの製造方法である。そしてシートパッドが、シート幅方向における中央に配置する天板メイン部と、シート幅方向における天板メイン部の側方に配置する天板サイド部とを有し、天板メイン部と天板サイド部の間に溝部が設けられている。またシートカバーが、シートカバーの一部として、天板メイン部を覆うメイン表皮ピースと天板サイド部を覆うサイド表皮ピースの隣り合う端部同士を中表状に重ねて縫合することで形成された縫合部を有している。
そこで本発明では、吊込部材を、縫合部においてメイン表皮ピースとサイド表皮ピースの隣り合う端部同士を縫合している縫合線によって縫合部のメイン表皮ピース側に取付けるとともに、縫合線よりも溝部側に向けて延長している吊込部材の延長部を、縫合部の保持部で縫合部のメイン表皮ピース側に密接させておく。そしてシートパッドをシートカバーで被覆する際に、吊込部材を、メイン表皮ピースとともに天板サイド部側に向けて張引しつつ溝部に取付ける。本発明では、縫合部のメイン表皮ピース側に吊込部材を取付けることで、メイン表皮ピースを天板サイド部側に向けて直接的に張引することができる。更に吊込部材を、保持部にてメイン表皮ピース側ではなくサイド表皮ピース側を向くように癖付けしておくことにより、天板サイド部側に向けてスムーズに張引することができる。
本発明に係る第1発明によれば、シートカバーに取付けられている吊込部材をシートパッドの溝部に取付ける際の力を利用して、シートカバーのシート幅方向における中央部分により確実に適切なテンションをかけておくことができる。また第2発明によれば、吊込部材を溝部に取付ける際の力をよりスムーズに利用して、シートカバーのシート幅方向における中央部分により確実に適切なテンションをかけておくことができる。また第3発明によれば、比較的強固な構成によって、吊込部材を溝部に取付ける際の力をよりスムーズに利用することができる。また第4発明によれば、比較的シンプルな構成によって、吊込部材を溝部に取付ける際の力をよりスムーズに利用することができる。また第5発明によれば、シートの着座性を向上させつつ、シートカバーのシート幅方向における中央部分により確実に適切なテンションをかけておくことができる。また第6発明によれば、更にシンプルな構成によって、シートカバーのシート幅方向における中央部分により確実に適切なテンションをかけておくことができる。そして第7発明によれば、吊込部材を溝部に取付ける際の力を利用して、シートカバーのシート幅方向における中央部分に作業性良く且つより確実に適切なテンションをかけることができる。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図7を参照して説明する。各図には、乗物用シートの前後方向と上下方向と左右方向を示す矢線を適宜図示する。図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F,8F)と、乗員を弾性的に支持可能なシートパッド(4P,6P,8P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S,8S)を有する。そしてシートクッション4(詳細後述)の後部には、シートバック6の下部が起倒可能に連結されているとともに、起立状態のシートバック6の上部にはヘッドレスト8が配設されている。
[シートクッション]
シートクッション4は、乗員の下半身を支持する座部となる部材であり、図2を参照して、シートパッド4Pに設けられた複数の溝部20〜22と、シートカバー4Sの一部に取付けられた複数の吊込部材40〜42を有している(各部の詳細は後述)。そしてシートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆するに際して、各吊込部材40〜42を対応する溝部20〜22に引き込み状に取付ける。このときシートの仕上がり性などを考慮して、シートカバー4Sのシート幅方向における中央部分(後述するメイン表皮ピースSP1)に適度なテンションをかけて張った状態としておくことが望ましい。そこで本実施例では、後述の構成にて、一部の吊込部材40(41)を対応する溝部20(21)に取付ける際の力を利用して、シートカバー4Sのメイン表皮ピースSP1により確実に適切なテンションをかけておくこととした。以下、各構成について詳述する。
シートクッション4は、乗員の下半身を支持する座部となる部材であり、図2を参照して、シートパッド4Pに設けられた複数の溝部20〜22と、シートカバー4Sの一部に取付けられた複数の吊込部材40〜42を有している(各部の詳細は後述)。そしてシートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆するに際して、各吊込部材40〜42を対応する溝部20〜22に引き込み状に取付ける。このときシートの仕上がり性などを考慮して、シートカバー4Sのシート幅方向における中央部分(後述するメイン表皮ピースSP1)に適度なテンションをかけて張った状態としておくことが望ましい。そこで本実施例では、後述の構成にて、一部の吊込部材40(41)を対応する溝部20(21)に取付ける際の力を利用して、シートカバー4Sのメイン表皮ピースSP1により確実に適切なテンションをかけておくこととした。以下、各構成について詳述する。
[基本構成]
シートクッション4では、シートパッド4Pが、図示しないシートフレーム4F上に配置されてシートカバー4Sで被覆されている。ここでシートフレーム4Fは、上方視で略矩形の枠体であり、剛性に優れる金属や硬質樹脂等の素材にて形成できる。またシートパッド4Pは、シート外形をなす上方視で略矩形の部材であり、乗員を弾性的に支持できる。このシートパッド4Pは、弾性的に伸縮可能な樹脂で形成でき、この種の樹脂として、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)等の発泡樹脂を例示できる。
シートクッション4では、シートパッド4Pが、図示しないシートフレーム4F上に配置されてシートカバー4Sで被覆されている。ここでシートフレーム4Fは、上方視で略矩形の枠体であり、剛性に優れる金属や硬質樹脂等の素材にて形成できる。またシートパッド4Pは、シート外形をなす上方視で略矩形の部材であり、乗員を弾性的に支持できる。このシートパッド4Pは、弾性的に伸縮可能な樹脂で形成でき、この種の樹脂として、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)等の発泡樹脂を例示できる。
[天板メイン部・天板サイド部]
そしてシートパッド4Pの着座面をなす上面は、図2を参照して、天板メイン部10と、左右一対の天板サイド部11,12に区分け可能であるとともに、後述する複数の溝部20〜22を有している。天板メイン部10は、シート幅方向におけるシートパッド4Pの中央部分であり、適度な幅寸法でシート前後方向に延びている。また天板メイン部10の左右両側には、それぞれ天板メイン部10よりも上方に突出する天板サイド部11,12が設けられている。これら右側の天板サイド部11と左側の天板サイド部12によってカーブ走行時などの旋回時に乗員側部を支持できる。
そしてシートパッド4Pの着座面をなす上面は、図2を参照して、天板メイン部10と、左右一対の天板サイド部11,12に区分け可能であるとともに、後述する複数の溝部20〜22を有している。天板メイン部10は、シート幅方向におけるシートパッド4Pの中央部分であり、適度な幅寸法でシート前後方向に延びている。また天板メイン部10の左右両側には、それぞれ天板メイン部10よりも上方に突出する天板サイド部11,12が設けられている。これら右側の天板サイド部11と左側の天板サイド部12によってカーブ走行時などの旋回時に乗員側部を支持できる。
[溝部・他の溝部]
また複数の溝部(右側溝部20,左側溝部21,前側溝部22等)は、それぞれシートパッド4Pの着座面に設けられた線状の凹部である(図2では、特定の溝部に特定の符号を付し、その他の溝部の符号を省略する)。右側溝部20と左側溝部21は、本発明の溝部に相当する部位であり、天板メイン部10と対応する天板サイド部11,12の間に設けられてシート前後方向に延びている。すなわち右側溝部20は、天板メイン部10と右側の天板サイド部11の間に設けられており、左側溝部21は、天板メイン部10と左側の天板サイド部12の間に設けられている。また前側溝部22は、本発明の他の溝部に相当する部位であり、天板メイン部10を横断して湾曲しながら左右方向に延びており、この前側溝部22によって、天板メイン部10が前後に二分されている。そして各溝部20〜22には、図4に示す係止部材XMがそれぞれ設けられており、各溝部20〜22の係止部材XMは略同一の構成を有している。例えば右側溝部20の係止部材XMは、前後方向に長尺なワイヤ状の部材であり、右側溝部20の底側に埋設されて一体化されている。この係止部材XMの一部は、右側溝部20の底面を部分的に深くしている凹部位から外部に露出しており、後述する右側吊込部材40の被係止部材YMに対面状に配置される。
また複数の溝部(右側溝部20,左側溝部21,前側溝部22等)は、それぞれシートパッド4Pの着座面に設けられた線状の凹部である(図2では、特定の溝部に特定の符号を付し、その他の溝部の符号を省略する)。右側溝部20と左側溝部21は、本発明の溝部に相当する部位であり、天板メイン部10と対応する天板サイド部11,12の間に設けられてシート前後方向に延びている。すなわち右側溝部20は、天板メイン部10と右側の天板サイド部11の間に設けられており、左側溝部21は、天板メイン部10と左側の天板サイド部12の間に設けられている。また前側溝部22は、本発明の他の溝部に相当する部位であり、天板メイン部10を横断して湾曲しながら左右方向に延びており、この前側溝部22によって、天板メイン部10が前後に二分されている。そして各溝部20〜22には、図4に示す係止部材XMがそれぞれ設けられており、各溝部20〜22の係止部材XMは略同一の構成を有している。例えば右側溝部20の係止部材XMは、前後方向に長尺なワイヤ状の部材であり、右側溝部20の底側に埋設されて一体化されている。この係止部材XMの一部は、右側溝部20の底面を部分的に深くしている凹部位から外部に露出しており、後述する右側吊込部材40の被係止部材YMに対面状に配置される。
[シートカバー]
シートカバー4Sは、シートパッド4Pを被覆可能な袋状の部材であり、図2を参照して、複数の表皮ピース(メイン表皮ピースSP1、左右一対のサイド表皮ピースSP2,SP3,フロント表皮ピースSP4等)を縫合することで形成されている(図2では、便宜上、一部の表皮ピースにのみ特定の符号を付し、その他の表皮ピースには共通の符号SPを付す)。メイン表皮ピースSP1は、前側が前方に凸の湾曲形状をなし且つ後側が略矩形の表皮ピースであり、前側溝部22の後方に配置する天板メイン部10の後部を被覆することができる。また右側のサイド表皮ピースSP2は、前後方向に長尺な縦長の表皮ピースであり、右側の天板サイド部11を被覆することができる。また左側のサイド表皮ピースSP3は、右側のサイド表皮ピースSP2と概ね左右対称形状の表皮ピースであり、左側の天板サイド部12を被覆することができる。そしてフロント表皮ピースSP4は、本発明の他の表皮ピースに相当する表皮ピースである。このフロント表皮ピースSP4は、後側が前方に凸の湾曲形状をなし且つ後側が略矩形の表皮ピースであり、前側溝部22の前方に配置する天板メイン部10の前部を被覆することができる。なおシートカバー4S末端の適宜の位置には断面J字状のフック部材FMが取付けられている。これら各フック部材FMは、シートパッド4P裏面に掛止可能であり、例えばシートパッド裏面に埋設された掛止部材(図示省略)やシートフレームに掛止しておくことができる。
シートカバー4Sは、シートパッド4Pを被覆可能な袋状の部材であり、図2を参照して、複数の表皮ピース(メイン表皮ピースSP1、左右一対のサイド表皮ピースSP2,SP3,フロント表皮ピースSP4等)を縫合することで形成されている(図2では、便宜上、一部の表皮ピースにのみ特定の符号を付し、その他の表皮ピースには共通の符号SPを付す)。メイン表皮ピースSP1は、前側が前方に凸の湾曲形状をなし且つ後側が略矩形の表皮ピースであり、前側溝部22の後方に配置する天板メイン部10の後部を被覆することができる。また右側のサイド表皮ピースSP2は、前後方向に長尺な縦長の表皮ピースであり、右側の天板サイド部11を被覆することができる。また左側のサイド表皮ピースSP3は、右側のサイド表皮ピースSP2と概ね左右対称形状の表皮ピースであり、左側の天板サイド部12を被覆することができる。そしてフロント表皮ピースSP4は、本発明の他の表皮ピースに相当する表皮ピースである。このフロント表皮ピースSP4は、後側が前方に凸の湾曲形状をなし且つ後側が略矩形の表皮ピースであり、前側溝部22の前方に配置する天板メイン部10の前部を被覆することができる。なおシートカバー4S末端の適宜の位置には断面J字状のフック部材FMが取付けられている。これら各フック部材FMは、シートパッド4P裏面に掛止可能であり、例えばシートパッド裏面に埋設された掛止部材(図示省略)やシートフレームに掛止しておくことができる。
[縫合部]
そしてシートカバー4Sには、複数の縫合部(右側縫合部30,左側縫合部31,前側縫合部32等)が設けられており、各縫合部30〜32は、隣り合う表皮ピースの端部同士を縫合することで形成されている。例えば右側縫合部30は、図3及び図4を参照して、メイン表皮ピースSP1の右縁端部E1と、右側のサイド表皮ピースSP2の左縁端部E4とが中表状に重ねられて縫合された箇所である。そして右側縫合線30では、両表皮ピースの端部E1,E4同士が左右に重ねられた状態で、前後方向に延長している第一縫合線SEW1で縫合されている。そして右側縫合部30は、シートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆した状態でシートパッド4P側に向けて突出しており、前後方向に延びている右側溝部20に沿って配置されている。また図3に示す左側縫合部31は、右側縫合部30と同様の手法で、メイン表皮ピースSP1の左縁端部E2と左側のサイド表皮ピースSP3の右縁端部E5を縫合することで形成されている。この左側縫合部31は、シートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆した状態においては左側溝部21に沿って配置されている。また図2示す前側縫合部32も、右側縫合部30と同様の手法で、メイン表皮ピースSP1の前縁端部E3とフロント表皮ピースSP4の後縁端部E6を縫合することで形成されている。この前側縫合部32は、シートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆した状態においては、左右方向に湾曲しながら延びている前側溝部22に沿って配置されている。
そしてシートカバー4Sには、複数の縫合部(右側縫合部30,左側縫合部31,前側縫合部32等)が設けられており、各縫合部30〜32は、隣り合う表皮ピースの端部同士を縫合することで形成されている。例えば右側縫合部30は、図3及び図4を参照して、メイン表皮ピースSP1の右縁端部E1と、右側のサイド表皮ピースSP2の左縁端部E4とが中表状に重ねられて縫合された箇所である。そして右側縫合線30では、両表皮ピースの端部E1,E4同士が左右に重ねられた状態で、前後方向に延長している第一縫合線SEW1で縫合されている。そして右側縫合部30は、シートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆した状態でシートパッド4P側に向けて突出しており、前後方向に延びている右側溝部20に沿って配置されている。また図3に示す左側縫合部31は、右側縫合部30と同様の手法で、メイン表皮ピースSP1の左縁端部E2と左側のサイド表皮ピースSP3の右縁端部E5を縫合することで形成されている。この左側縫合部31は、シートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆した状態においては左側溝部21に沿って配置されている。また図2示す前側縫合部32も、右側縫合部30と同様の手法で、メイン表皮ピースSP1の前縁端部E3とフロント表皮ピースSP4の後縁端部E6を縫合することで形成されている。この前側縫合部32は、シートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆した状態においては、左右方向に湾曲しながら延びている前側溝部22に沿って配置されている。
[吊込部材]
複数の吊込部材(右側吊込部材40,左側吊込部材41,前側吊込部材42)は、図2を参照して、シートカバー4Sの一部である縫合部30〜32に取付けられている帯状の面材である。右側吊込部材40は、右側縫合部30に沿うように取付けられて、右側溝部20に引き込み可能な位置に配置されている。また左側吊込部材41は、左側縫合部31に沿うように取付けられて、左側溝部21に引き込み可能な位置に配置されている。そして前側吊込部材42は、前側縫合部32に沿うように取付けられて、前側溝部22に引き込み可能な位置に配置されている。なお各吊込部材40〜42の素材としてシートカバー4Sで例示の素材を用いることができるが、引張強度に優れてシートカバー4Sよりも伸びにくい素材で形成されることが望ましい。例えばシートカバー4Sと各吊込部材40〜42を同材質で形成する場合、シートカバー4Sを織編物で形成するとともに、各吊込部材40〜42を、織編物よりも伸びにくい不織布で形成できる。
複数の吊込部材(右側吊込部材40,左側吊込部材41,前側吊込部材42)は、図2を参照して、シートカバー4Sの一部である縫合部30〜32に取付けられている帯状の面材である。右側吊込部材40は、右側縫合部30に沿うように取付けられて、右側溝部20に引き込み可能な位置に配置されている。また左側吊込部材41は、左側縫合部31に沿うように取付けられて、左側溝部21に引き込み可能な位置に配置されている。そして前側吊込部材42は、前側縫合部32に沿うように取付けられて、前側溝部22に引き込み可能な位置に配置されている。なお各吊込部材40〜42の素材としてシートカバー4Sで例示の素材を用いることができるが、引張強度に優れてシートカバー4Sよりも伸びにくい素材で形成されることが望ましい。例えばシートカバー4Sと各吊込部材40〜42を同材質で形成する場合、シートカバー4Sを織編物で形成するとともに、各吊込部材40〜42を、織編物よりも伸びにくい不織布で形成できる。
そして各吊込部材40〜42の基本構成及び取付け手法は略同一であることから、専ら右側吊込部材40を一例にその詳細を詳述する。この右側吊込部材40は、図4に示すように上下に内折りされた帯状の面材で構成されており、延長部40aと、被係止部材YMを有している。この右側吊込部材40は、その自由端側が第一縫合線SEW1に共縫いされることで右側縫合部30に取付けられている。このとき本実施例では、後述するようにメイン表皮ピースSP1に適度なテンションをかけるため、右側吊込部材40を、右側縫合部30のメイン表皮ピースSP1の右縁端部E1に取付けている。なお左側吊込部材41も、図3に示すように左側縫合部31のメイン表皮ピースSP1の左縁端部E2に取付けられており、前側吊込部材42も、図2に示すように前側縫合部32のメイン表皮ピース側(図2では後側)に取付けられている。
[延長部]
また延長部40aは、図4を参照して、第一縫合線SEW1よりも下方に配置される右側吊込部材40部分であり、右側吊込部材40の袋状の連結端側を第一縫合線SEW1から下向きに折り返すことで形成されている。この袋状とされた延長部40aの末端にはワイヤ状の被係止部材YMが挿通されており、この被係止部材YMは、前後方向に延びつつ、右側溝部20内の係止部材XMに対面可能な位置に配置される。そして延長部40aの適宜の位置には、被係止部材YMを露出するための切欠き部40bが設けられており、この切欠き部40bから露出した被係止部材YM部分を、後述するように係止部材XMに取付けることができる。
また延長部40aは、図4を参照して、第一縫合線SEW1よりも下方に配置される右側吊込部材40部分であり、右側吊込部材40の袋状の連結端側を第一縫合線SEW1から下向きに折り返すことで形成されている。この袋状とされた延長部40aの末端にはワイヤ状の被係止部材YMが挿通されており、この被係止部材YMは、前後方向に延びつつ、右側溝部20内の係止部材XMに対面可能な位置に配置される。そして延長部40aの適宜の位置には、被係止部材YMを露出するための切欠き部40bが設けられており、この切欠き部40bから露出した被係止部材YM部分を、後述するように係止部材XMに取付けることができる。
[シートカバーに対する吊込部材の取付け手法]
ここで右側縫合部30に対する右側吊込部材40の取付け手法は特に限定しないが、例えば右側縫合部30の第一縫合線SEW1に右側吊込部材40を共縫いしておくことができる。すなわち右側縫合部30を形成するに際しては、メイン表皮ピースSP1と右側のサイド表皮ピースSP2を中表状に重ねた状態で、これらの端部E1,E4同士をミシンで縫合していく。そこでミシンでの縫合に先立って、内折り状とされた右側吊込部材40を、メイン表皮ピースSP1の裏側にあてがいつつ、右側吊込部材40の自由端を、メイン表皮ピースSP1の右縁端部E1の末端に位置合わせしておく。この状態で両表皮ピースSP1,SP2と右側吊込部材40を第一縫合線SEW1で縫合することで、右側吊込部材40を、右側縫合部30のメイン表皮ピースSP1の右縁端部E1に共縫いして取付けることができる。そして両表皮ピースSP1,SP2を、右側縫合部30を基点として面状となるように展開して、右側縫合部30を両表皮ピースの裏側に配置し、さらに右側吊込部材40を、第一縫合線SEW1を基点として折り返しておく。こうすることでメイン表皮ピースSP1と右側のサイド表皮ピースSP2を縫合して右側縫合部30を形成し、さらに右側吊込部材40を、右側縫合部30の適所に共縫いして取付けておくことができる。
ここで右側縫合部30に対する右側吊込部材40の取付け手法は特に限定しないが、例えば右側縫合部30の第一縫合線SEW1に右側吊込部材40を共縫いしておくことができる。すなわち右側縫合部30を形成するに際しては、メイン表皮ピースSP1と右側のサイド表皮ピースSP2を中表状に重ねた状態で、これらの端部E1,E4同士をミシンで縫合していく。そこでミシンでの縫合に先立って、内折り状とされた右側吊込部材40を、メイン表皮ピースSP1の裏側にあてがいつつ、右側吊込部材40の自由端を、メイン表皮ピースSP1の右縁端部E1の末端に位置合わせしておく。この状態で両表皮ピースSP1,SP2と右側吊込部材40を第一縫合線SEW1で縫合することで、右側吊込部材40を、右側縫合部30のメイン表皮ピースSP1の右縁端部E1に共縫いして取付けることができる。そして両表皮ピースSP1,SP2を、右側縫合部30を基点として面状となるように展開して、右側縫合部30を両表皮ピースの裏側に配置し、さらに右側吊込部材40を、第一縫合線SEW1を基点として折り返しておく。こうすることでメイン表皮ピースSP1と右側のサイド表皮ピースSP2を縫合して右側縫合部30を形成し、さらに右側吊込部材40を、右側縫合部30の適所に共縫いして取付けておくことができる。
[シートカバーの被覆作業]
図2を参照して、シートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆しつつ、シートカバー4Sの一部に取付けられている各吊込部材40〜42を、対応する溝部20〜22内に引き込み状に取付ける。本実施例では、メイン表皮ピースSP1が、シートカバー4Sのシート幅方向における中央を構成して、シートクッション4の後部に配置される。このメイン表皮ピースSP1は、着座状態の乗員臀部を支持する位置に配置されるため、仕上がり性と着座性向上の観点から適度なテンションをかけておくことが望ましい。そこで本実施例では、シートカバー4Sが、シートカバー4Sの一部として、メイン表皮ピースSP1とサイド表皮ピースSP2(SP3)の隣り合う端部同士を中表状に重ねて縫合することで形成された縫合部30(31)を有している。そして各縫合部30(31)のメイン表皮ピースSP1側に取付けられた吊込部材40(41)が、メイン表皮ピースSP1を天板サイド部側に張引した状態で対応する溝部20(21)に取付けられている。
図2を参照して、シートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆しつつ、シートカバー4Sの一部に取付けられている各吊込部材40〜42を、対応する溝部20〜22内に引き込み状に取付ける。本実施例では、メイン表皮ピースSP1が、シートカバー4Sのシート幅方向における中央を構成して、シートクッション4の後部に配置される。このメイン表皮ピースSP1は、着座状態の乗員臀部を支持する位置に配置されるため、仕上がり性と着座性向上の観点から適度なテンションをかけておくことが望ましい。そこで本実施例では、シートカバー4Sが、シートカバー4Sの一部として、メイン表皮ピースSP1とサイド表皮ピースSP2(SP3)の隣り合う端部同士を中表状に重ねて縫合することで形成された縫合部30(31)を有している。そして各縫合部30(31)のメイン表皮ピースSP1側に取付けられた吊込部材40(41)が、メイン表皮ピースSP1を天板サイド部側に張引した状態で対応する溝部20(21)に取付けられている。
すなわち本実施例では、シートカバー4Sの被覆作業において、メイン表皮ピースSP1を、シートパッド4Pの天板メイン部10にあてがった状態とする。この状態で右側縫合部30のメイン表皮ピースSP1側に取付けられている右側吊込部材40を、図4に示すように右側の天板サイド部11側に引張しつつ右側溝部20内に引き込んでいく。そして右側吊込部材40に挿通されている被係止部材YMを、右側溝部20内から露出している係止部材XMに、リング状の留具ZMを介してホグリング止めする。こうすることでメイン表皮ピースSP1が、右方且つ下方に傾斜した状態で右側溝部20に取付けられている右側吊込部材40によって右側に張引されることとなる。また同様に左側吊込部材41を、図3に示すように左側の天板サイド部12側に引張しつつ左側溝部21内にホグリング止めする。こうすることでメイン表皮ピースSP1が、左方且つ下方に傾斜した状態で左側溝部21に取付けられている左側吊込部材41によって左側に張引されることとなる。そして本実施例では、左右の吊込部材40,41が、ともに対応する縫合部30,31のメイン表皮ピースSP1側に直接縫合されている。このため左右の吊込部材40,41を上述のように引張することで、メイン表皮ピースSP1を直接的に張引することができる。こうしてメイン表皮ピースSP1を左右の吊込部材40,41にて直接張引しておくことで、メイン表皮ピースSP1に対してより確実に適切なシート幅方向のテンションをかけておくことができる。
つぎに図2を参照して、左右のサイド表皮ピースSP2,SP3で、対応する天板サイド部11,12を覆う。また前側吊込部材42を前側溝部22内にホグリング止めしたのち、フロント表皮ピースSP4で天板メイン部10の前部を覆う。そしてシートカバー4Sの末端側に取付けられている各フック部材FMを、シートパッド4P裏側の適宜の位置に掛止することにより、シートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆することができる。そしてシートカバー4Sが被覆されている状態においては、メイン表皮ピースSP1が、図1に示すように着座状態の乗員臀部を支持するシートクッション4後部に配置されている。このメイン表皮ピースSP1は、上述のとおり適度なテンションがかけられた状態で仕上がり性良くシートパッド4Pを覆っている。このため乗員臀部を、適度な張りを持ったメイン表皮ピースSP1で着座性良く支持できるとともに、メイン表皮ピースSP1には皺や弛みがほとんど生じていないため、見栄えの良いシート構成となる。
以上説明した通り本実施例では、各縫合部30(31)のメイン表皮ピースSP1側に吊込部材40(41)を取付けることで、メイン表皮ピースSP1を天板サイド部側に向けて直接張引しておくことができる。こうしてメイン表皮ピースSP1を吊込部材40(41)にて直接張引しておくことで、メイン表皮ピースSP1に対してより確実に適切なテンションをかけておくことができる。そして本実施例では、着座状態の乗員臀部を支持するメイン表皮ピースSP1に、より確実に適度なテンションをかけることができるため、シートの着座性の向上に資する構成となる。このため本実施例によれば、シートカバー4Sに取付けられている吊込部材40(41)をシートパッド4Pの溝部20(21)に取付ける際の力を利用して、シートカバー4Sのシート幅方向における中央部分により確実に適切なテンションをかけておくことができる。
[変形例1]
ここで縫合部と吊込部材の構成は、上述の構成のほか、各種の構成を取り得る。例えば本変形例では、図5を参照して、右側縫合部30に保持部50が設けられており、この保持部50にて、右側縫合部30のメイン表皮ピースSP1の右縁端部E1に延長部40aが密接した状態で保持されている。この保持部50は、右側縫合部30に延長部40aを縫合している第二縫合線SEW2によって形成されており、この第二縫合線SEW2は、本発明の他の縫合線に相当する部分である。そして保持部50をなしている第二縫合線SEW2は、第一縫合線SEW1の下方で延長部40aと右側縫合部30を厚み方向に貫通しつつ、第一縫合線SEW1に沿って前後方向に連続的に延びている。すなわち第二縫合線SEW2は、延長部40aを貫通し、さらにメイン表皮ピースSP1の右縁端部E1とサイド表皮ピースSP2の左縁端部E4を厚み方向に貫通している(比較的強固な構成である)。
ここで縫合部と吊込部材の構成は、上述の構成のほか、各種の構成を取り得る。例えば本変形例では、図5を参照して、右側縫合部30に保持部50が設けられており、この保持部50にて、右側縫合部30のメイン表皮ピースSP1の右縁端部E1に延長部40aが密接した状態で保持されている。この保持部50は、右側縫合部30に延長部40aを縫合している第二縫合線SEW2によって形成されており、この第二縫合線SEW2は、本発明の他の縫合線に相当する部分である。そして保持部50をなしている第二縫合線SEW2は、第一縫合線SEW1の下方で延長部40aと右側縫合部30を厚み方向に貫通しつつ、第一縫合線SEW1に沿って前後方向に連続的に延びている。すなわち第二縫合線SEW2は、延長部40aを貫通し、さらにメイン表皮ピースSP1の右縁端部E1とサイド表皮ピースSP2の左縁端部E4を厚み方向に貫通している(比較的強固な構成である)。
[シートカバーの被覆作業]
そしてシートカバー4Sの被覆作業において、右側縫合部30のメイン表皮ピースSP1側に取付けられている右側吊込部材40を、右側の天板サイド部11側に引張しつつ右側溝部20内に引き込んでいく。このとき本変形例では、延長部40aを、保持部50にてメイン表皮ピースSP1側ではなくサイド表皮ピースSP2側を向くように癖付けしておくことで、右側の天板サイド部11側にスムーズに張引できる。すなわち仮に保持部がない場合、メイン表皮ピースSP1を天板メイン部10にあてがった際に、延長部40aが、メイン表皮ピースSP1の裏側に倒れ込むなどして、右側の天板サイド部11側に張引する作業に手間取ることがある。そこで延長部40aを、保持部50によってサイド表皮ピースSP2側を向くように癖付けすることで、延長部40aの意図しない倒れ込みを極力回避することができる。このため本変形例によれば、右側溝部20に対する右側吊込部材40の取付け作業をスムーズに行うことができ、シートの組立作業性に資する構成となる。
そしてシートカバー4Sの被覆作業において、右側縫合部30のメイン表皮ピースSP1側に取付けられている右側吊込部材40を、右側の天板サイド部11側に引張しつつ右側溝部20内に引き込んでいく。このとき本変形例では、延長部40aを、保持部50にてメイン表皮ピースSP1側ではなくサイド表皮ピースSP2側を向くように癖付けしておくことで、右側の天板サイド部11側にスムーズに張引できる。すなわち仮に保持部がない場合、メイン表皮ピースSP1を天板メイン部10にあてがった際に、延長部40aが、メイン表皮ピースSP1の裏側に倒れ込むなどして、右側の天板サイド部11側に張引する作業に手間取ることがある。そこで延長部40aを、保持部50によってサイド表皮ピースSP2側を向くように癖付けすることで、延長部40aの意図しない倒れ込みを極力回避することができる。このため本変形例によれば、右側溝部20に対する右側吊込部材40の取付け作業をスムーズに行うことができ、シートの組立作業性に資する構成となる。
そして本変形例では、右側吊込部材40の延長部40aを、保持部50にてサイド表皮ピースSP2側を向くように仕向けることで、メイン表皮ピースSP1を天板サイド部側により自然な形で張引しておくことができる。また保持部50としての第二縫合線SEW2は、ミシンによって第一縫合線SEW1とともに形成でき、縫糸だけで構成することができる。このため延長部40aを、比較的シンプルな構成の右側縫合部30によってサイド表皮ピースSP2側を向くように仕向けることができる。また保持部50としての第二縫合線SEW2は、右側吊込部材40と右側縫合部30をこれらの厚み方向に貫通している。このため延長部40aを、比較的強固な構成の保持部50によってサイド表皮ピースSP2側を向くように仕向けることで、メイン表皮ピースSP1を右側の天板サイド部12側に安定的に張引しておくことができる。
[変形例2]
また保持部の構成は、上述の構成のほか、各種の構成を取り得る。例えば本変形例では、図6を参照して、保持部としてピン状の保持部材52を用いている。この保持部材52は、第一縫合線SEW1の下方で延長部40aと右側縫合部30を厚み方向に貫通している。また保持部材52の左右両端には、それぞれ抜け防止用の寸大の頭部52aが設けられており、これら左右の頭部52aが、それぞれ延長部40a又は右側縫合部30から露出している。こうして本変形例においても、延長部40aを、保持部材52にて右側縫合部30に保持することで、メイン表皮ピースSP1側ではなくサイド表皮ピースSP2側を向くように癖付けしておくことができる。そして本変形例では、保持部としての保持部材52を、第一縫合線SEW1に沿って断続的に配置することができる。このとき保持部材52の配置数を適宜変更することにより、右側縫合部30に対する右側吊込部材40の癖付に強弱をつけることもできる。例えば右側縫合部30を上方視で左側に曲げることもあるが、この曲がっている右側縫合部30部分では、右側吊込部材40との間に周長差が生じて、右側吊込部材40が相対的に離れやすくなる。このため曲がっている右側縫合部30部分では保持部材52の配置数を多くして右側吊込部材40を強く癖付しておくことができる。これとは異なり右側縫合部30が直線状に配置されている部分では、右側吊込部材40が右側縫合部30から相対的に離れにくいため、保持部材52の配置数を少なくしておくことができる。
また保持部の構成は、上述の構成のほか、各種の構成を取り得る。例えば本変形例では、図6を参照して、保持部としてピン状の保持部材52を用いている。この保持部材52は、第一縫合線SEW1の下方で延長部40aと右側縫合部30を厚み方向に貫通している。また保持部材52の左右両端には、それぞれ抜け防止用の寸大の頭部52aが設けられており、これら左右の頭部52aが、それぞれ延長部40a又は右側縫合部30から露出している。こうして本変形例においても、延長部40aを、保持部材52にて右側縫合部30に保持することで、メイン表皮ピースSP1側ではなくサイド表皮ピースSP2側を向くように癖付けしておくことができる。そして本変形例では、保持部としての保持部材52を、第一縫合線SEW1に沿って断続的に配置することができる。このとき保持部材52の配置数を適宜変更することにより、右側縫合部30に対する右側吊込部材40の癖付に強弱をつけることもできる。例えば右側縫合部30を上方視で左側に曲げることもあるが、この曲がっている右側縫合部30部分では、右側吊込部材40との間に周長差が生じて、右側吊込部材40が相対的に離れやすくなる。このため曲がっている右側縫合部30部分では保持部材52の配置数を多くして右側吊込部材40を強く癖付しておくことができる。これとは異なり右側縫合部30が直線状に配置されている部分では、右側吊込部材40が右側縫合部30から相対的に離れにくいため、保持部材52の配置数を少なくしておくことができる。
[変形例3]
また吊込部材は、右側縫合部30と前側縫合部32に跨って取付けることもできる。例えば本変形例では、図7を参照して、相対的に長尺な吊込部材45を、右側縫合部30のメイン表皮ピースSP1側と、前側縫合部32のメイン表皮ピースSP1側と、左側縫合部31のメイン表皮ピースSP1側に跨って取付けておく。そしてシートカバー4Sの被覆作業時において、この吊込部材45を略U字状となるように配置しつつ、図2に示す右側溝部20と前側溝部22と左側溝部21に順次引き込み状に取付けることができる。このように本変形例では、一つの吊込部材45によって、各縫合部30〜32を対応する溝部内に引き込み状に取付けることができる。なお仮に吊込部材45を、右側縫合部30のサイド表皮ピースの左縁端部E4に取付けると、吊込部材45を前側縫合部32のメイン表皮ピースSP1側(E3側)に取付けようとしても右側縫合部30が邪魔となって素直に取付けられない。なお本変形例の構成は、吊込部材を、右側縫合部30と左側縫合部31の少なくとも一方と、前側縫合部32とに跨って取付ける構成に適用できる。また本変形例の構成は、メイン表皮ピースと、このメイン表皮ピースの後方に配置する他の表皮ピースとしてのリア表皮ピース(図示省略)とを有する構成のシートパッドにも適用でき、この場合には、他の溝部が、メイン表皮ピースの後方に形成される。
また吊込部材は、右側縫合部30と前側縫合部32に跨って取付けることもできる。例えば本変形例では、図7を参照して、相対的に長尺な吊込部材45を、右側縫合部30のメイン表皮ピースSP1側と、前側縫合部32のメイン表皮ピースSP1側と、左側縫合部31のメイン表皮ピースSP1側に跨って取付けておく。そしてシートカバー4Sの被覆作業時において、この吊込部材45を略U字状となるように配置しつつ、図2に示す右側溝部20と前側溝部22と左側溝部21に順次引き込み状に取付けることができる。このように本変形例では、一つの吊込部材45によって、各縫合部30〜32を対応する溝部内に引き込み状に取付けることができる。なお仮に吊込部材45を、右側縫合部30のサイド表皮ピースの左縁端部E4に取付けると、吊込部材45を前側縫合部32のメイン表皮ピースSP1側(E3側)に取付けようとしても右側縫合部30が邪魔となって素直に取付けられない。なお本変形例の構成は、吊込部材を、右側縫合部30と左側縫合部31の少なくとも一方と、前側縫合部32とに跨って取付ける構成に適用できる。また本変形例の構成は、メイン表皮ピースと、このメイン表皮ピースの後方に配置する他の表皮ピースとしてのリア表皮ピース(図示省略)とを有する構成のシートパッドにも適用でき、この場合には、他の溝部が、メイン表皮ピースの後方に形成される。
本実施形態の乗物用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、吊込部材40〜42,45の構成(形状,寸法,配置位置,配置数など)を例示したが、吊込部材の構成を限定する趣旨ではない。例えば吊込部材は、末端部分が矢尻形状をなしているサスペンダー構造を有していてもよく、この場合には矢尻部分を樹脂板などの剛性に優れる部材で構成できる。このサスペンダー構造の吊込部材では、矢尻状とされた末端部分が、溝部内の係止部材に挟持された状態で比較的強固に係止されることとなる。なお吊込部材は、第一縫合線とは別の構成(例えば別の縫合線)で対応する縫合部に取付けることができる。また吊込部材の延長部は、縫合部に重なる部分を一枚物の面材で構成することもでき、この場合には、被係止部材を保持する部分だけを袋状に折り返して延長部に固定しておくことができる。そして本実施形態では、右側吊込部材と左側吊込部材の双方に本発明の構成を適用したが、右側吊込部材と左側吊込部材の少なくとも一方に本発明の構成を適用することができる。
また本実施形態では、保持部として、第二縫合線SEW2(保持部50)と、保持部材52を例示したが、保持部の構成を限定する趣旨ではない。例えば保持部は、対応する縫合部に延長部を密接させる構成であればよく、接着や貼着や融着などの化学的な密着構成や、ステープルやボルトやクリップなどの物理的な密着構成を例示できる。また保持部として縫合線やピン状の部材を用いる場合には、保持部が、少なくとも縫合部をなしているメイン表皮ピースを貫通していることが望ましい。また延長部の延長方向において、縫合部に、複数の保持部を設けておくこともできる。また実施例の構成に対して、各変形例の構成を適宜組み合わせて用いることができる。なお各変形例では、右側縫合部を一例に説明したが、保持部は、右側縫合部と左側縫合部の少なくとも一方に設けることができ、前側縫合部に設けることもできる。
また本実施形態では、シートカバー4Sとシートパッド4Pの構成(形状,寸法,配置位置,配置数など)を例示したが、これら各部材の構成を限定する趣旨ではない。例えばメイン表皮ピースは、天板メイン部の前部を被覆する構成とすることができる。またシートパッドの溝部は、着座面の適宜の向きに延長させることができ、各溝部の構成に応じて、各表皮ピースの構成を適宜変更可能である。
また乗物用シート2の構成(形状,寸法,構成部材など)を例示したが、乗物用シートの構成を限定する趣旨ではない。また本実施例では、シートクッションを一例に説明したが、本実施例及び変形例の構成は、シートバックやヘッドレストなどの各種シート構成部材に適用できる。なおシートバックに本実施例の構成を適用する場合には、メイン表皮ピースを、着座状態の乗員腰部を支持するシートバックの下部に配置することができる。そして本実施形態の構成は、車両や航空機や電車などの乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
4F シートフレーム
4P シートパッド
4S シートカバー
10 天板メイン部
11 右側の天板サイド部
12 左側の天板サイド部
20 右側溝部
21 左側溝部
22 前側溝部
30 右側縫合部(本発明の縫合部)
31 左側縫合部(本発明の縫合部)
32 前側縫合部(本発明の他の縫合部)
40 右側吊込部材
40a 延長部
40b 切欠き部
41 左側吊込部材
42 前側吊込部材
45 変形例3の吊込部材
50 変形例1の保持部
52 変形例2の保持部材
52a 頭部
FM フック部材
SEW1 第一縫合線(本発明の縫合線)
SEW2 第二縫合線(本発明の他の縫合線)
SP1 メイン表皮ピース
SP2 右側のサイド表皮ピース
SP3 左側のサイド表皮ピース
SP4 フロント表皮ピース(本発明の他の表皮ピース)
XM 係止部材
YM 被係止部材
ZM 留具
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
4F シートフレーム
4P シートパッド
4S シートカバー
10 天板メイン部
11 右側の天板サイド部
12 左側の天板サイド部
20 右側溝部
21 左側溝部
22 前側溝部
30 右側縫合部(本発明の縫合部)
31 左側縫合部(本発明の縫合部)
32 前側縫合部(本発明の他の縫合部)
40 右側吊込部材
40a 延長部
40b 切欠き部
41 左側吊込部材
42 前側吊込部材
45 変形例3の吊込部材
50 変形例1の保持部
52 変形例2の保持部材
52a 頭部
FM フック部材
SEW1 第一縫合線(本発明の縫合線)
SEW2 第二縫合線(本発明の他の縫合線)
SP1 メイン表皮ピース
SP2 右側のサイド表皮ピース
SP3 左側のサイド表皮ピース
SP4 フロント表皮ピース(本発明の他の表皮ピース)
XM 係止部材
YM 被係止部材
ZM 留具
Claims (7)
- 乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、前記シートパッドを被覆している面状のシートカバーとを備え、前記シートカバーの一部に取付けられている吊込部材が前記シートパッドの溝部に引き込まれた状態で取付けられている乗物用シートにおいて、
前記シートパッドが、シート幅方向における中央に配置する天板メイン部と、シート幅方向における前記天板メイン部の側方に配置する天板サイド部とを有し、前記天板メイン部と前記天板サイド部の間に前記溝部が設けられており、
前記シートカバーが、前記シートカバーの一部として、前記天板メイン部を覆うメイン表皮ピースと前記天板サイド部を覆うサイド表皮ピースの隣り合う端部同士を中表状に重ねて縫合することで形成された縫合部を有し、
前記縫合部のメイン表皮ピース側に取付けられた前記吊込部材が、前記メイン表皮ピースを前記天板サイド部側に張引した状態で前記溝部に取付けられている乗物用シート。 - 前記吊込部材が、前記縫合部において前記メイン表皮ピースと前記サイド表皮ピースの隣り合う端部同士を縫合している縫合線によって前記縫合部に取付けられているとともに、前記縫合線よりも前記溝部側に向けて延長している延長部を有し、
前記縫合部に、前記縫合部のメイン表皮ピース側に前記延長部を密接させた状態で保持している保持部が設けられている請求項1に記載の乗物用シート。 - 前記保持部が、前記延長部と前記縫合部を厚み方向に貫通している請求項2に記載の乗物用シート。
- 前記保持部が、前記延長部を前記縫合部に縫付けている他の縫合線で構成されている請求項2又は3に記載の乗物用シート。
- 前記乗物用シートが、着座状態の乗員の下半身を支持するシートクッションを有するとともに、前記メイン表皮ピースが、着座状態の乗員臀部を支持する前記シートクッションの後部に配置されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
- 前記シートパッドが、前記天板メイン部をシート幅方向に横断して前記溝部に交差している他の溝部を有し、
前記シートカバーが、前記メイン表皮ピースに前記他の溝部を挟んで隣接している他の表皮ピースと、前記メイン表皮ピースと前記他の表皮ピースの隣り合う端部同士を中表状に重ねて縫合することで形成された他の縫合部とを有し、
前記吊込部材が、前記縫合部のメイン表皮ピース側から前記他の縫合部のメイン表皮ピース側に跨って取付けられているとともに、前記縫合部に取付けられている前記吊込部材部分が前記溝部に引き込み状に取付けられ、前記他の縫合部に取付けられている前記吊込部材部分が前記他の溝部に引き込み状に取付けられている請求項1〜5のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 乗員を弾性的に支持可能なシートパッドを面状のシートカバーにて被覆し、前記シートカバーの一部に取付けられている吊込部材を前記シートパッドの溝部に引き込んで取付ける乗物用シートの製造方法において、
前記シートパッドが、シート幅方向における中央に配置する天板メイン部と、シート幅方向における前記天板メイン部の側方に配置する天板サイド部とを有し、前記天板メイン部と前記天板サイド部の間に前記溝部が設けられており、
前記シートカバーが、前記シートカバーの一部として、前記天板メイン部を覆うメイン表皮ピースと前記天板サイド部を覆うサイド表皮ピースの隣り合う端部同士を中表状に重ねて縫合することで形成された縫合部を有し、
前記吊込部材を、前記縫合部において前記メイン表皮ピースと前記サイド表皮ピースの隣り合う端部同士を縫合している縫合線によって前記縫合部のメイン表皮ピース側に取付けるとともに、前記縫合線よりも前記溝部側に向けて延長している前記吊込部材の延長部を、前記縫合部の保持部で前記縫合部のメイン表皮ピース側に密接させておき、
前記シートパッドを前記シートカバーで被覆する際に、前記吊込部材を、前記メイン表皮ピースとともに天板サイド部側に向けて張引しつつ前記溝部に取付ける乗物用シートの製造方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2017023200A JP2018126435A (ja) | 2017-02-10 | 2017-02-10 | 乗物用シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2017023200A JP2018126435A (ja) | 2017-02-10 | 2017-02-10 | 乗物用シート及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018126435A true JP2018126435A (ja) | 2018-08-16 |
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ID=63171713
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2017023200A Pending JP2018126435A (ja) | 2017-02-10 | 2017-02-10 | 乗物用シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018126435A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021090588A1 (ja) | 2019-11-06 | 2021-05-14 | デルタ工業株式会社 | シート、およびシートの製造方法 |
| CN112996416A (zh) * | 2018-11-21 | 2021-06-18 | 德鱼塔工业股份有限公司 | 座椅 |
-
2017
- 2017-02-10 JP JP2017023200A patent/JP2018126435A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112996416A (zh) * | 2018-11-21 | 2021-06-18 | 德鱼塔工业股份有限公司 | 座椅 |
| CN112996416B (zh) * | 2018-11-21 | 2023-09-29 | 德鱼塔工业股份有限公司 | 座椅 |
| WO2021090588A1 (ja) | 2019-11-06 | 2021-05-14 | デルタ工業株式会社 | シート、およびシートの製造方法 |
| US12319179B2 (en) | 2019-11-06 | 2025-06-03 | Delta Kogyo Co., Ltd. | Seat and seat production method |
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