以下の説明において、可視光フィルタが設けられた画素を可視光画素とし、赤外光フィルタ(以下、IRフィルタ)が設けられた画素をIR画素とする。例えば、可視光フィルタが原色フィルタの場合、主に赤の光を透過するフィルタを赤フィルタ(Rフィルタ)と、主に緑の光を透過するフィルタを緑フィルタ(Gフィルタ)と、主に青の光を透過するフィルタを青フィルタ(Bフィルタ)と、のいずれかを有する。以下において、Rフィルタが配された画素をR画素、Gフィルタが配された画素をG画素、Bフィルタが配された画素をB画素と称する。また、以下において、R画素、G画素およびB画素の可視光領域の光を検出する画素をまとめて可視光画素と称する場合がある。
また、以下で説明する実施例においては、1つの画素に1つのフィルタが設けられる場合について説明する。また、平面図において、画素の形状とフィルタの形状が同一であり、画素部に設けられる複数の画素の面積は、全て同一であるとする。1画素には、少なくとも1つの光電変換素子、本実施例ではフォトダイオードが含まれるものとする。
ここで、各実施例におけるフィルタの分光透過率について説明する。図19は、横軸が波長(単位nm)で、縦軸に分光透過率(単位%)を示したグラフである。まず、可視光の波長の範囲は、一般に400nm以上700nm未満の範囲であり、赤外光の波長の範囲は、750nm以上1mm以下である。ここで、IRフィルタの分光透過率は、少なくとも700nm以上の波長範囲において50%以上であり、700nm未満の波長範囲において50%未満である。つまり、IRフィルタとは、主に赤外光を透過させるためのフィルタである。図19の実線IRにて示すように、IRフィルタの分光透過率は740nm近傍で90%以上の値を示しているが、700nm以下においては、50%を超えることはない。一方、可視光フィルタの分光透過率は、700nm未満の波長範囲において、50%以上となる。つまり、可視光フィルタとは、主に可視光を透過させるためのフィルタである。可視光フィルタは、赤外光の波長以下の可視光の波長範囲の光を透過すればよく、例えば、700nm未満の波長の光を透過する。図19の実線R、G、Bに示すように、可視光フィルタのそれぞれの分光透過率は、700nm未満の特定の波長において50%を超える。例えば、Rフィルタの分光透過率のピークは約650nmであり、Gフィルタの分光透過率のピークは約550nmであり、Bフィルタの分光透過率のピークは約450nmである。可視光フィルタは、一部、赤外光の波長範囲の光を透過する場合があるが、赤外光の影響を除くため、赤外光の波長範囲の光、例えば700nm以上の光を透過しないように設計されていてもよい。また、可視光フィルタは、例えば、700nm以上の光をカットする赤外光カットフィルタを含んでいてもよい。図19には、IRカットフィルタが光を透過する範囲を例示している。各フィルタの材料は有機材料であっても無機材料であってもよい。なお、光を透過しない、不透明とは、光を100%透過しないものに限定されない。
以下、図面を用いて各実施例についての詳細な説明を行う。
(実施例1)
本実施例の光電変換装置を、図1乃至図5を用いて説明する。まず、本実施例の光電変換装置の概要を図1の概略図を用いて説明する。
図1において、光電変換装置100は、画素部101と、垂直走査部102と、読み出し回路部103と、水平走査部104と、出力部105と、端子106と、を有する。画素部101は、入射光に応じて発生した電荷に基づく信号を出力する複数の画素を備える。複数の画素は、例えば、行列状に配列されている。垂直走査部102は、複数の画素から信号を読み出すための制御信号を供給する、例えば、シフトレジスタである。読み出し回路部103は、複数の画素からの信号を、加算や増幅などの処理をする回路である。水平走査部104は、読み出し回路部103から出力部105への信号の転送を制御する、例えば、シフトレジスタである。出力部105は、外部との接続のための端子106へ信号を出力する部分であり、例えば、差動アンプである。ここで、第1方向aが水平方向、および行方向であり、第2方向bが垂直方向、および列方向とし、第1方向aと第2方向bは直交するものとする。また、第1方向aと45度の角度をなす方向を第3方向cとし、第3方向cと直交する方向を第4方向dとする。
図2を用いて、画素部101における画素配列、すなわちフィルタ配列を説明する。図2は、画素部101の一部を模式的に示した平面図である。図2の画素部101には、第1方向aに12画素分、第2方向bに12画素分の144画素が示されている。mからm+11は画素列の番号であり、nからn+11は画素行の番号である。m、nは整数である。以下の説明において、任意の画素、例えば、m+1列にあり、n+1行にある画素を示す場合には、画素(m+1、n+1)と表記する。また、図2において、記号RはRフィルタであり、記号GはGフィルタであり、記号BはBフィルタであり、記号IRはIRフィルタを示す。つまり、図2は、フィルタアレイの模式図と言える。また図2は、フィルタアレイの可視光フィルタと赤外光フィルタが配列する配列面を示しているともいえる。
図2に示すように、本実施例の画素は、配列面において、その外縁が正方形であり、行列状に配列されている。このような配列の画素に、それぞれRフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタ、IRフィルタが配されている。これらフィルタの配列は、可視光フィルタであるRフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタの周りに、複数のIRフィルタが、それぞれを囲むように配置されている。可視光フィルタは、行方向、列方向および対角方向において、IRフィルタと隣接しており、各々の方向において、各可視光フィルタの間にはIRフィルタが配されている。
例えば、B画素(m+2、n+2)の最も近い位置には、4個のIR画素が配されている。4個の画素とは、IR画素(m+2、n+1)、IR画素(m+2、n+3)、IR画素(m+1、n+2)、IR画素(m+3、n+2)である。ここで、最も近い位置とは、例えば、画素1つ分、すなわち1ピッチの距離の位置である。各画素の距離は、その画素の重心を用いて決めることができる。さらに、対角方向においてB画素(m+2、n+2)に隣接する画素も全てIR画素である。具体的には、対角方向においてB画素(m+2、n+2)の角部と接する(m+1、n+1)、(m+3、n+1)、(m+1、n+3)、(m+3、n+3)に配される画素も全てIR画素である。B画素以外のR画素およびG画素においても同様に、R画素およびG画素の最も近い位置には4個のIR画素が配され、対角方向に隣接する4個の画素も全てIR画素である。
このように、可視光画素の周りをIR画素で囲み、かつ可視光画素およびIR画素の各々を同じ形状・大きさとすることで、IR光に対する感度を高めつつ、各画素における信号の補正を同様に行うことができる。これに対して、従来技術において、IR光を高感度で検出する場合は可視光画素とIR画素との形状が異なる構成で在ったため、それに応じて形成される開口の形状も可視光画素とIR画素とで異なったものとなっていた。よって可視光画素とIR画素とで異なる特性を有する補正値を用いて補正を行う必要があった。しかし、本実施例によれば、可視光画素とIR画素とは同じ形状・大きさを有するため、可視光画素とIR画素とに対して同様の信号補正を行うことが可能となる。各光電変換領域に対応する位置に開口を区画している配線によって生じる、各画素への入射光量の減少を補うための補正については後の段落において説明する。
次に、図3および図4を用いて、本実施例に係る画素の詳細な構造について説明する。図3は、1つの画素900に対応する半導体基板上の領域を示した平面図である。
画素900には、隣接する画素との信号電荷の移動を防ぐための高濃度のP型不純物領域901が形成され、P型不純物領域901で囲われた中に活性領域902が形成されている。活性領域902の中には光電変換領域(以下PD領域ともいう)905が形成されている。PD領域905には、ゲート電極907が隣接して配されており、PD領域905で発生した電荷はゲート電極907によってフローティングディフュージョン領域(以下FD領域ともいう)909へと転送される。なお、活性領域902を画定している絶縁分離膜については、図3では図示を省略している。PD領域905は、活性領域902の外縁とPD領域905の外縁とが一致するように形成されてもよい。
次に、図3におけるX−X´断面図を図4Aに示す。PD領域905は、電荷蓄積領域9051と、電荷蓄積領域9051よりも基板の表面側に配されたP型不純物領域9052と、P型の不純物領域9033を含む。半導体基板としては、N型半導体基板9031の表面にN型エピタキシャル層9032が設けられ、さらにそのN型エピタキシャル層にP型の不純物領域9033が形成されたものを用いている。
次に図3におけるY−Y´断面図を図4Bに示す。電荷蓄積領域9051とFD領域909は離隔して形成され、ゲート絶縁膜906およびゲート電極907が、電荷蓄積領域9051とFD領域909との間のP型の不純物領域9033上に配されている。
図5を用いて、各PD領域905に対応して配される開口について説明する。図5は、画素部101の一部を平面視した状態を示している。図中の一点鎖線で囲われた1つの領域が1つの画素であり、撮像領域を構成する繰り返しの最小単位である。各画素の上方には有機材料から構成されるフィルタが配されている。本実施例では、各画素の上方には、Rフィルタ、Gフィルタ、BフィルタまたはIRフィルタのいずれかが配されている。また、各画素の上方には、不図示の配線によって区画される開口APが設けられる。各フィルタの上方には不図示のマイクロレンズが配されており、マイクロレンズで集光された光は開口APを通過して、PD領域に入射する。
図6は、図5のX−X´における断面を示した図である。半導体基板の上方には、第1配線層913、第2配線層915および第3配線層917が配されている。第1の配線層913から第3の配線層917の各々は所定の配線を有する。各配線層に含まれる配線は、PD領域905への光の入射を過度に妨げないように配されている。本実施例では、PD領域905の上方に配された各配線層のうち、X方向における配線間の間隔については第1の配線層913に含まれる配線の間隔が最も狭い。即ち、X方向における開口OPの幅については第1の配線層913に含まれる配線により規定されている。
第3の配線層917の上方には、不図示の層間絶縁膜を介してカラーフィルタ層919、平坦化層921、マイクロレンズ923が設けられている。カラーフィルタ層919は、各PD領域905に対応して配される複数のカラーフィルタから構成されている。図6に示す図では、各PD領域905に対応して、Bフィルタ、IRフィルタ、Gフィルタの3種のフィルタが配されている。各カラーフィルタは互いに接するように形成されている。マイクロレンズ923は互いに一部が接するように形成されている。
カラーフィルタ層919に含まれる各カラーフィルタおよびマイクロレンズ923は、各々の中心が電荷蓄積領域9051の中心と一致するように配されている。このような構成とすることで、マイクロレンズ923により集光された光をより確実にPD領域905に入射させ、電気信号に変換させることが可能となる。もしくは撮像領域の周辺に向かうにしたがって各カラーフィルタおよびマイクロレンズ923が、各々の中心が電荷蓄積領域9051の中心とずれるように配置してもよい。このように配置することで斜め入射光に対しての感度を向上させることが可能となる。
図7は、図5のY−Y´における断面を示した図である。本実施例では、PD領域905の上方に配された各配線層のうち、Y方向における配線間の間隔については第2の配線層915に含まれる配線の間隔が最も狭い。即ち、Y方向における開口APの幅については第2の配線層915に含まれる配線により規定されている。図7における断面図では、各PD領域905に対応して、Rフィルタ、IRフィルタ、Gフィルタの3種のフィルタが配されている。図6における断面図と同様に、各カラーフィルタは互いに接するように形成されている。また、マイクロレンズ923は互いに一部が接するように形成されている。
次に、本実施例の画素部101が備える具体的な回路構成について、図8を用いて説明する。図8は、画素部101に設けられる画素の等価回路を示している。図8では、行列状に配列した画素のうち、例えば、m列(mは整数)に配置された、n行目からn+3行目(nは整数)までの4行分の画素回路を示している。以降の説明において、図8の画素の等価回路は、例えば、図2のm列のn行目からn+3行目までの画素200に相当する。図8の回路は、例えば、図2の画素部101において、繰り返し配置されている。
図8に示すように、第2方向bに沿って隣り合う2つの光電変換素子401は、リセットトランジスタ403と、増幅トランジスタ404と、選択トランジスタ405とを共有している。つまり、図8に示すように、画素回路は、2画素が最小の繰り返し単位となっている。ここで、図8において、401(n)は、n行目の光電変換素子401を示し、403(n、n+1)は、n行目とn+1行目に対応するリセットトランジスタ403であることを示している。以下の説明において、他の符号の整数nからn+3については同様に用いる。
図8を用いて、n行目とn+1行目における画素回路の基本的な動作を説明する。光電変換素子401(n)で発生した電荷は、転送トランジスタ402(n)によって、フローティングディフュージョン領域(以下、FD領域)に転送される。光電変換素子401(n+1)で発生した電荷は、転送トランジスタ402(n+1)によって、FD領域に転送される。FD領域は、増幅トランジスタ404(n、n+1)のゲート電極と、フローティングノード(以下、FDノード)407(n、n+1)を構成する。FDノード407(n、n+1)の電位に基づく信号を増幅トランジスタ404(n、n+1)が信号線406(m)に出力する。選択トランジスタ405(n、n+1)は、増幅トランジスタ404(n、n+1)と信号線406(m)との導通を制御する。リセットトランジスタ403(n、n+1)は、FDノード407(n、n+1)の電位をリセットする。転送トランジスタ402(n)と、転送トランジスタ402(n+1)と、リセットトランジスタ403(n、n+1)と、選択トランジスタ405(n、n+1)は、図1の垂直走査部102からの制御信号によって、その動作が制御される。制御信号は、転送トランジスタ402(n)への信号TX(n)と、転送トランジスタ402(n+1)への信号TX(n+1)と、を含む。更に、制御信号は、リセットトランジスタ403(n、n+1)への信号RES(n、n+1)と、選択トランジスタ405(n、n+1)への信号SEL(n、n+1)を含む。
次に、本実施例の光電変換装置の信号読み出し方法について、図9A、および図9Bを用いて、説明する。本実施例の光電変換装置の信号読み出し方法には、少なくとも2つの方法がある。1つの方法は、1フレーム目として可視光画素の信号を読み出した後、2フレーム目としてIR画素の信号を読み出す方法である。また、別の1つの方法は、可視光画素の信号とIR画素の信号を、同時に読み出す方法である。換言すると、1つの方法は、可視光の画像信号とIRの画像信号とを別のフレームとして読み出す方法であり、別の1つの方法は、可視光の画像信号と赤外光の画像信号とを1つのフレームとして読み出す方法である。なお、可視光画素の信号とIR画素の信号を同時に読み出す方法については、通常の読み出し方法であるため、説明を省略する。
図9A、および図9Bのタイミング図を用いて、1つ目の読み出し方法について、説明する。図9Aは画素部101の全体の動作のタイミングを示しており、図9Bは、図8に示した画素回路における具体的な動作のタイミングを示している。
図9Aにおいて、縦軸が読み出し行nを示し、横軸が時刻tを示している。縦軸の矢印は走査の方向を示しており、画素部101の1行目からn行目に向かって走査がなされることを意味している。まず、時刻t1において、走査501が始まり、リセットが行われる。そして、時刻t2において、走査502が始まり、可視光画素の信号の読み出しが行われる。この動作によって、第1フレームとして可視光の画像信号が読み出される。次に、時刻t3において、走査503が始まり、赤外光画素の信号の読み出しが行われる。この動作によって、第2フレームとして赤外光の画像信号が得られる。時刻t4において、走査504が始まり、リセットが行われる。動画の場合には、走査504の後に、走査502、走査503、走査504が繰り返し行われる。この一連の動作について、図9Bを用いて詳しく説明する。
図9Bは、各時刻tにおける図8に示した画素回路の制御信号の値(レベル)を示したものである。各制御信号の値がハイレベルの時には、トランジスタが導通(オン)し、各制御信号の値がローレベルの時にはトランジスタが非導通(オフ)することとする。例えば、トランジスタがP型MOSトランジスタの場合には、ハイレベルはローレベルに比べて低い電圧であることを意味する。以下、図8におけるn行目からn+3行目の画素(図3でのm列のn行目からn+3行目の画素)の動作について説明する。以下の説明において、類似の動作の部分については、説明を省略する。
まず、時刻t11において、信号RES(n、n+1)がハイレベルの状態で、信号TX(n)と信号TX(n+1)がハイレベルとなる。この時、図8のリセットトランジスタ403(n、n+1)がオンした状態で、転送トランジスタ402(n)と転送トランジスタ402(n+1)とがオンする。この動作によって、光電変換素子401(n)と光電変換素子401(n+1)とがリセットされる。その後、信号TX(n)と信号TX(n+1)とがローレベルとなり、光電変換素子401(n)と光電変換素子401(n+1)での信号電荷の蓄積が始まる。また、この時、FDノード407(n、n+1)がリセットされた状態となる。
時刻t12においては、n+2行目、n+3行目において、時刻t11のn行目、n+1行目の画素と同様に、リセットが行われる。信号RES(n+2、n+3)がハイレベルの状態で、信号TX(n+2)と信号TX(n+3)がハイレベルとなる。この動作によって、光電変換素子401(n+2)と光電変換素子401(n+3)とがリセットされる。その後、信号TX(n+2)と信号TX(n+3)とがローレベルとなり、光電変換素子401(n+2)と光電変換素子401(n+3)での信号電荷の蓄積が始まる。また、この時、FDノード407(n+2、n+3)がリセットされた状態となる。
時刻t21において、信号RES(n、n+1)がローレベルとなり、信号SEL(n、n+1)がハイレベルになる。この時、選択トランジスタ405(n、n+1)は、増幅トランジスタ404(n、n+1)が出力する、FDノード407(n、n+1)の電位に基づく第1信号を信号線406(m)に出力する。第1信号は、FDノード407(n、n+1)をリセットした時の電位に基づき、リセット時のノイズを含む。
時刻t22において、信号TX(n)がハイレベルになり、光電変換素子401(n)に蓄積されていた電荷が転送される。この時、選択トランジスタ405(n、n+1)は、増幅トランジスタ404(n、n+1)が出力する、FDノード407(n、n+1)の電位に基づく第2信号を信号線406(m)に出力する。第2信号は、R画素の蓄積電荷に基づく画像信号と、先の第1信号を含む信号である。
次に、時刻t23において、信号SEL(n、n+1)がローレベルとなり、信号RES(n、n+1)がハイレベルになる。この時、リセットトランジスタ403(n、n+1)は、FDノード407(n、n+1)の光電変換素子401(n)の信号をリセットする。
時刻t24において、信号RES(n+2、n+3)がローレベルとなり、信号SEL(n+2、n+3)がハイレベルになる。この時、選択トランジスタ405(n+2、n+3)は、FDノード407(n+2、n+3)の電位に基づく第3信号を信号線406(m)に出力する。第3信号は、FDノード407(n+2、n+3)をリセットした時の電位に基づき、リセット時のノイズを含む。
時刻t25において、信号TX(n+2)がハイレベルになり、光電変換素子401(n+2)に蓄積されていた電荷が転送される。この時、選択トランジスタ405(n+2、n+3)は、FDノード407(n+2、n+3)の電位に基づく第4信号を信号線406(m)に出力する。第4信号は、G画素の蓄積電荷に基づく画像信号と、先の第3信号を含む信号である。
次に、時刻t26において、信号SEL(n+2、n+3)がローレベルとなり、信号RES(n+2、n+3)がハイレベルになる。この時、リセットトランジスタ403(n+2、n+3)は、FDノード407(n+2、n+3)の光電変換素子401(n+2)の信号をリセットする。
この時刻t26から時刻t31の間に、上述のn行目、n+2行目の読み出し方法と同様な方法で、n+4行目から順次、可視光画素の信号の読み出しが行われる。この時刻t11から時刻t31の間に、第1フレームである可視光に基づく信号およびIR光に基づく信号が出力される。
その後、時刻t31において、信号RES(n、n+1)がローレベルとなり、信号SEL(n、n+1)がハイレベルになる。この時、選択トランジスタ405(n、n+1)は、FDノード407(n、n+1)の電位に基づく第5信号を信号線406(m)に出力する。第5信号は、FDノード407(n、n+1)をリセットした時の電位に基づき、リセット時のノイズを含む。
時刻t32において、信号TX(n+1)がハイレベルになり、光電変換素子401(n+1)に蓄積されていた電荷が転送される。この時、選択トランジスタ405(n、n+1)は、FDノード407(n、n+1)の電位に基づく第6信号を信号線406(m)に出力する。第6信号は、IR画素の蓄積電荷に基づく画像信号と、先の第5信号を含む信号である。
次に、時刻t33において、信号SEL(n、n+1)がローレベルとなり、信号RES(n、n+1)がハイレベルになる。この時、リセットトランジスタ403(n、n+1)は、FDノード407(n、n+1)の光電変換素子401(n+1)の信号をリセットする。
時刻t34において、信号RES(n+2、n+3)がローレベルとなり、信号SEL(n+2、n+3)がハイレベルになる。この時、選択トランジスタ405(n+2、n+3)は、FDノード407(n+2、n+3)の電位に基づく第7信号を信号線406(m)に出力する。第7信号は、FDノード407(n+2、n+3)をリセットした時の電位に基づき、リセット時のノイズを含む。
時刻t35において、信号TX(n+3)がハイレベルになり、光電変換素子401(n+3)に蓄積されていた電荷が転送される。この時、選択トランジスタ405(n+2、n+3)は、FDノード407(n+2、n+3)の電位に基づく第8信号を信号線406(m)に出力する。第8信号は、IR画素の蓄積電荷に基づく画像信号と、先の第7信号を含む信号である。
次に、時刻t35において、信号SEL(n+2、n+3)がローレベルとなり、信号RES(n+2、n+3)がハイレベルになる。この時、リセットトランジスタ403(n+2、n+3)は、FDノード407(n+2、n+3)の光電変換素子401(n+3)の信号をリセットする。
この時刻t36から時刻t41の間に、上述のn+1行目、n+3行目の読み出し方法と同様な方法で、n+5行目から順次、IR画素の信号の読み出しが行われる。この時刻t31から時刻t41の間に、第2フレームである赤外光に基づく画像信号が出力される。そして、動画の場合には、時刻t41以降は、時刻t11からt41までの動作が繰り返される。
このような読み出し方法を行うことで、可視光に基づく画像信号と、赤外光に基づく画像信号とを別々に読み出すことができ、信号処理が容易となる。また、IR画素の光電変換素子の信号蓄積時間が可視光画素の光電変換素子の信号蓄積時間よりも長くなるため、赤外光に対する感度を上げることができ、赤外光に基づく良好な画像信号を得ることができる。
次に信号処理について説明する。まず、読み出した赤外光に基づく画像信号において、例えば、図2の単位セル201を1つの画素信号とすることもできる。つまり、単位セル201に含まれる12個のIR画素の信号を加算することができる。このように画像信号を処理することで、更に、赤外光に基づく画像信号の感度を向上させることができる。この時、画像信号の加算は、画像信号を信号線に出力した後に行う。しかし、FDノード407において、信号電荷を加算する方法を行うことも可能である。例えば、図8のFDノード407(n、n+1)とFDノード407(n+2、n+3)とを接続するスイッチを設けてもよい。
また、他の画像信号の処理方法としては、赤外光の感度の向上が優先される場合には、赤外光の解像度を落としてIR画素の信号は加算して使用すればよい。また、可視光の解像度が優先される場合には、IR画素を周辺の可視光画素により補完して使用すればよい。また、撮像装置において、これらの画像を切り替えて出力し、モニター上に交互に表示することで、高解像度の画像と高感度の画像を認識することができる。
また、読み出した画像信号については、以下のような処理を行うことができる。例えば、IR画素における可視光の情報を、周囲の可視光画素の色情報、および輝度情報により補完し、生成することができる。具体的には、IR画素(m+1、n+1)に対して、R画素(m、n)、G画素(m+2、n)、G画素(m、n+2)、B画素(m+2、n+2)の情報を用いればよい。図2のフィルタ配列によって、このような画像信号の処理が可能となる。
また、例えば、可視光画素における赤外光の情報を、周囲のIR画素の情報により補完し、生成することができる。具体的には、B画素(m+2、n+2)に対して、IR画素(m+1、n+2)、IR画素(m+2、n+1)、IR画素(m+2、n+3)、IR画素(m+3、n+2)の情報を用いる。更には、IR画素(m+1、n+1)、IR画素(m+1、n+3)、IR画素(m+3、n+1)、IR画素(m+3、n+3)を加えてもよい。図2のフィルタ配列によって、このような画像信号の処理が可能となる。
更に、可視光画素のピッチを等間隔にすることで、具体的には、図2のようにRフィルタとBフィルタとGフィルタとを1画素おきに設けることで、可視光画素のみを見れば、フィルタの配列は、通常のベイヤー配列となっている。となる。これによって、従来の信号処理部を使って、可視光の画像を形成できる。
本実施例の光電変換装置は、一般の半導体技術によって製造可能である。具体的には、フォトリソグラフィー技術、エッチング技術、イオン注入技術、成膜技術などによって、半導体基板に素子を形成し、半導体基板の上部に、上述の配列を有するフィルタを形成すればよい。また、素子が形成された半導体基板の上に、別途形成したフィルタアレイを設置してもよい。これらフィルタ、あるいはフィルタアレイの形成方法についても、一般の技術によって製造可能である。
また、本実施例において、フィルタアレイを正方形であるものとして示したが、実際のフィルタアレイにおいては、複数のIRフィルタ同士は角で接続していてもよく、1つのIRフィルタであってもよい。後者の場合には、1つのIRフィルタが複数の開口を有し、複数の開口のそれぞれに、それぞれの可視光フィルタが位置する。この場合には、複数の開口のそれぞれの形状は任意の形状でよく、例えば、配列面におけるその外縁の形状が、円や、多角形でもよい。ここで、多角形とは、3以上の角を有する。なお、各フィルタは互いに接し、一方のフィルタの端部が他方のフィルタの端部の上に重ねて形成されていてもよい。この場合、各フィルタの外縁は、各フィルタの端部のうち、隣接するフィルタに接する面であり、かつ半導体基板の表面に対して垂直な方向に延在する面によって判断される。即ち、一方のフィルタの端部が他方のフィルタの端部に重なっており、平面視にて円形を有する場合であっても、一方のフィルタの面のうち隣接するフィルタに接する面であり、かつ半導体基板の表面に対して垂直な方向に延在する面により画定される領域が多角形で在る場合は、該フィルタは多角形であるといえる。
また、本実施例において、各フィルタの間に金属や黒の有機材料からなる遮光体を有していてもよい。遮光体は、可視光の波長範囲の光に対して不透明であればよく、ブラックマトリクスを含む。この場合には、配列面において、遮光体が、1つの可視光フィルタの複数の辺と、複数のIRフィルタの1つの辺との間に位置し、1つの可視光フィルタの複数の辺と接し、複数のIRフィルタの1つの辺と接する。また、遮光体が複数の開口を有し、複数の開口のそれぞれに、IRフィルタあるいは可視光フィルタが位置する。この場合には、複数の開口のそれぞれの形状は任意の形状でよく、例えば、配列面における形状が、円や、多角形である。
(実施例2)
本実施例の光電変換装置を、フィルタ配列を示す図10A、および図10Bを用いて説明する。本実施例の光電変換装置は、可視光フィルタの配列の点で実施例1と相違する。その他の構成は、実施例1と同様であり、詳細な説明を省略する。図10A、および図10Bは、実施例1の図2に対応する図面であり、実施例1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
図2では、可視光フィルタは、1画素おきに配されており、単位セル201は、水平方向に4画素分と垂直方向に4画素分を含む範囲(4×4)を有していた。一方、図10Aでは、可視光フィルタは、行方向、列方向および対角方向において2画素おきに配されており、単位セル600は、水平方向に6画素分と垂直方向に6画素分を含む範囲(6×6)を有する。また、図10Bでは、可視光フィルタは、行方向、列方向および対角方向において3画素おきに配されており、単位セル601は、水平方向に8画素分と垂直方向に8画素分を含む範囲(8×8)を有する。
図10A、および図10Bのフィルタ配列によれば、実施例1のフィルタ配列に比べて、赤外光フィルタの割合を高くすることができるため、より赤外光に対する感度を向上させることができる。
(実施例3)
本実施例の光電変換装置を、フィルタ配列を示す図11を用いて説明する。本実施例の光電変換装置は、画素配列、および画素形状の点で実施例1と相違する。その他の構成は、実施例1と同様であり、詳細な説明を省略する。図11Aは、実施例1の図2に対応する図面であり、図11Bは、実施例1の図5に対応する図面である。実施例1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図11Aでは、図2にて示した行列番号(n、m等)を省略している。
図11Aに示す画素部101における画素700は、図2における画素200を45度回転させた構成となっている。画素は、図2においては、画素行が第1方向aに沿い、画素列が第2方向bに沿うように配されていたが、図11Aにおいては、画素行が第3方向cに沿い、画素列が第4方向dに沿うように配されている。図11Bは、図11Aに示すフィルタ配列の一部を拡大したものである。図11Bに示すフィルタ配列は、図5に示すフィルタ配列を45度回転させた構成となっている。各フィルタに対応して形成される開口APも、各フィルタと同様に、図5に示す開口に対して45度回転させた構成となっている。
本実施例に示す画素列においても、行方向c、列方向d、対角方向aおよびbの各々において、可視光フィルタの間にIRフィルタが配された構成となっている。また、本実施例では、可視光画素のフィルタの配列が、ベイヤー配列ではない。このような画素配列、およびフィルタ配列であっても、可視光画素の周りにはIR画素が設けられていればよい。
(実施例4)
本実施例の光電変換装置を、フィルタ配列を示す図12を用いて説明する。本実施例の光電変換装置は、画素配列、および画素形状の点で実施例1と相違する。その他の構成は、実施例1と同様であり、詳細な説明を省略する。図12Aは、実施例1の図2に対応する図面であり、図12Bは、実施例1の図5に対応する図面である。実施例1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
図2に示す画素200の外縁が四角形のところ、図12Aに示す画素部101における画素702は六角形を有する点が、実施例1と異なる。本実施例における画素配列においても、可視光画素をIR画素が囲っている。具体的には、可視光画素の外縁の一辺に垂直な方向である、方向a、b、cにおいては、各々の可視光画素の間に2つのIR画素が配されている。可視光画素の対角方向である方向d、e、fにおいては、各々の可視光画素の角部がIR画素の角部と接し、また、各々の可視光画素の間に、互いに隣接するIR画素同士の境界領域が位置しており、可視光画素同士が対角方向において接しない構造となっている。このように、可視光画素とIR画素の配列や形状、およびフィルタ配列が変わろうとも、それぞれの可視光フィルタの隣にIRフィルタが設けられ、IRフィルタに囲まれていればよい。
(実施例5)
本実施例に係る光電変換装置を、図13を用いて説明する。図13はフィルタの配列を示したものである。本実施例の光電変換装置は、IRフィルタに代わって白色光フィルタ(以下Wフィルタともいう)が配されている点で実施例1の光電変換装置と異なる。IRフィルタが、近赤外光を選択的に透過させるフィルタであるのに対して、Wフィルタは、透過する光の波長に対して選択性を有さず、可視光および近赤外光の全ての波長の光を一様に透過させる。
図14に、図13におけるX−X´断面図を示す。カラーフィルタ層959は、IRフィルタがWフィルタに代わっている点以外は、実施例1と同様の構成である。本実施例では、Wフィルタは、マイクロレンズ923と同じ材料から構成され、透明である。Wフィルタは、隣接するB画素、G画素およびR画素と接するように形成されている。
(撮像装置について)
光電変換装置の応用例として、光電変換装置が組み込まれた撮像装置について例示的に説明する。撮像装置の概念には、撮影を主目的とするカメラのみならず、撮影機能を補助的に備える装置(例えば、パーソナルコンピュータ、携帯端末)も含まれる。撮像装置は、上記の実施例として例示された光電変換装置と、光電変換装置から出力される信号を処理する信号処理部とを含む。該信号処理部は、例えば、A/D変換器、および、該A/D変換器から出力されるデジタルデータを処理するプロセッサを含み、先に述べた加算等の処理を行うことができる。
以下、図18を用いて、撮像装置800として、カメラの概要を説明する。撮像装置800は、例えば、光学部810、光電変換装置100、信号処理部830、記録・通信部840、タイミング制御部850、システムコントロール部860、及び再生・表示部870を含む。タイミング制御部850等は光電変換装置100と一体となっていてもよい。
レンズなどの光学系である光学部810は、被写体からの光を光電変換装置100の、図1に示す画素部101に結像させ、被写体の像を形成する。光電変換装置100は、タイミング制御部850からの信号に基づくタイミングで、図1の画素部101に結像された光に応じた信号を出力する。
光電変換装置100から出力された信号は、信号処理部830に入力され、信号処理部830は、プログラムなどによって定められた方法に従って、入力された電気信号に対してAD変換などの処理を行う。信号処理部830での処理によって得られた信号は画像データとして記録・通信部840に送られる。記録・通信部840は、画像を形成するための信号を再生・表示部870に送り、再生・表示部870に動画や静止画像が再生・表示させる。記録・通信部840は、また、信号処理部830からの信号を受けて、システムコントロール部860とも通信を行うほか、不図示の記録媒体に、画像を形成するための信号を記録する動作も行う。
システムコントロール部860は、撮像装置の動作を統括的に制御するものであり、光学部810、タイミング制御部850、記録・通信部840、及び再生・表示部870の駆動を制御する。また、システムコントロール部860は、例えば記録媒体である不図示の記憶装置を備え、ここに撮像装置の動作を制御するのに必要なプログラムなどが記録される。また、システムコントロール部860は、例えばユーザの操作に応じて駆動モードを切り替える信号を撮像装置内で供給する。具体的な例としては、実施例1に示した読み出し方法の変更、電子ズームに伴う画角の変更や、電子防振に伴う画角のずらしなどである。タイミング制御部850は、制御部であるシステムコントロール部860による制御に基づいて光電変換装置100、および信号処理部830の駆動タイミングを制御する。
また、撮像装置には、医療用の画像システムも含まれる。例えば、赤外光は、生体に対して透過性を有する。予め、赤外光によって励起し、赤外蛍光を発する薬剤が注入された被写体の外よりその蛍光を観察することで、生体内を可視化しようとする技術が注目されている。このような分野において、体内からの蛍光を検知するとともに、体外の可視画素も同時に取得することが望まれている。各実施例によれば、体内からの蛍光を検知するとともに、体外の可視画素も同時に取得すること可能となり、同じ方向からの撮影を可能し、遠隔治療や、画像の拡大等の活用が可能である。
(信号補正について)
次に、上述した撮像装置の信号処理部830において行われる信号補正について、図15乃至図16を用いて説明する。
このとき、各画素で検出された信号に対して行われる補正について、図15を用いて説明する。まず、撮像装置において、光電変換装置の前面に配される光学系より、画素部101の全領域に対して均一な光量の光が照射された場合を考える。このとき、画素部101上の位置に依存して、各画素へ入射する光量が異なる。即ち、画素部101の中心に位置する画素に対しては、画素の受光面に対してほぼ垂直な方向に光が入射するが、画素部101の周辺に位置する画素に対しては、画素の受光面に対して斜めに光が入射しやすい。
このときの、画素部101上の各領域における信号の違いを示したものが図15である。図15は、ある列の行方向における各画素への光の入射量を示したものである。図15において、横軸は、ある特定の行における各領域の位置を示している。具体的には横軸の左端および右端が、画素部101における最外周の領域を示している。縦軸は、各領域に入射する光量を示している。縦軸は、区分された各領域における入射光量のうち、最も光量が大きい領域を1として、各領域に入射する光量を規格化したものが記載されている。画素部101に入射する光量は、通常、図15に示されるように、画素部101の中心で最も大きく、画素部101の中心から外れるに従って小さくなる。従って、各画素に光が入射して電気信号に変換されたのち、これらの信号は、各画素の位置に依存する入射光量の差を補うように補正が行われる。具体的には、各領域における光量が全て1となるように、光信号の増幅値が決定される。
ここで、IR光と可視光では波長が異なり、それぞれ吸収される深さが異なる。このため、波長が長い光は、PD領域905に対して光が斜めに入射した場合、光がPD領域905を斜め方向に抜けてP型不純物領域901などに達してしまう可能性が高くなる。従って、本発明に係る撮像装置においては、各画素に入射する光の波長に応じた補正も同時に行っている。
図16は、赤色光とIR光とを画素部101に照射した場合の、画素部101上の各領域における光信号量を示した図である。図16の横軸および縦軸は図15と同様である。図16において、実線は赤色光を、破線はIR光を示している。図16に示されるように、特に画素部101の周辺領域において、IR光の信号が、赤色光に比べて小さくなる。より正確な画像情報を得るためには、このような光の波長に依存する入射光量の違いについても補正されることが好ましい。
上述した、光の波長に依存する入射光量の補正について、図17を用いて説明する。図17の横軸は、図15および図16と同様である。縦軸は、図16において、赤色光の信号の強度をIR光の信号の強度で割った値である。即ち、図17の縦軸は、IR光に対する赤色光の信号の比を示している。本発明に係る撮像装置においては、図15に示されるように、画素部101上の位置に依存する入射光量の差を補正した後、各画素で検出される光の波長に応じた信号の補正も行っている。なお、図17では、補正の一例として赤色光とIR光についてのみ述べたが、本発明に係る撮像装置では、同様に、青色光および緑色光との信号の比についても求めて補正を行っている。即ち、IR光に対する赤色光、青色光、緑色光の信号の比を求め、各画素で検出される光の波長に応じた信号の補正を行っている。
各実施例は適宜、変更や組み合わせが可能である。例えば、各実施例では、原色のカラーフィルタ(赤、緑、青)を用いたが、それらの配列は限定されず、適宜、並び替えが可能である。更には、原色のカラーフィルタの代わりに補色のカラーフィルタなどを用いることもできる。また、画素の平面形状は矩形に限らず、面積同一に限らず、三角形、六角形、楕円などの任意の形状や、面積の異なる画素を有していてもよく、フィルタと画素とが一対一で対応していなくてもよい。
また、上述した実施例では、第1の配線層913と第2の配線層915とによって、各光電変換領域に対応する位置に開口が区画されていた。これに対して、第1の配線層913、第2の配線層915、第3の配線層917のいずれか1つの配線層のみによって開口が区画されてもよい。また、これら3つの配線層によって開口が区画されていてもよい。
更に、各実施例では、表面照射型のCMOS型光電変換装置を用いて説明を行ったが、表面照射でなく裏面照射型でもよく、CCD型やCMD型などの各種光電変換装置でもよい。