JP2018124277A - 粒子含有組成物、免疫測定用試薬、免疫測定方法及び粒子の保存方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】粒子表面に固定化したHCV抗原のNS3領域の安定性を高め、継続的に安定した測定が可能な粒子含有組成物、免疫測定用試薬、免疫測定方法及び粒子の保存方法を提供する。【解決手段】表面にHCV抗原のNS3領域を固定化した粒子(A)、ゼラチン(B)及び水を含有し、pHが7〜9である粒子含有組成物。前記粒子含有組成物は更に糖類(C)を含有することが好ましく、糖類(C)に対するゼラチン(B)の重量比率[(B)/(C)]は0.025〜1.6であることが好ましい。【選択図】なし
Description
本発明は、粒子含有組成物、免疫測定用試薬、免疫測定方法及び粒子の保存方法に関する。
免疫測定試薬においては、主要構成要素として固相担体となる磁性粒子やガラスビーズ等の表面に測定対象物質、測定対象物質の類似物質、又は測定対象物質と特異的に結合する物質、例えば、抗原を固定化したものがある。免疫測定試薬においては、固相担体上に固定化した物質が一定の活性を維持していることが望まれる。経時的に物質の活性が低下したり、保存状態によって物質の活性が変化したのでは正確な測定結果は期待できず、免疫測定試薬としては、大きな問題である。
固相担体に固定化される抗原の物質自体は、緩衝液等に溶解した液状試薬や、凍結乾燥した凍結乾燥試薬等、それぞれの形態において様々な安定化方法が提案されている。液状試薬の場合、IgM試薬溶液にウシ血清アルブミン(BSA)を添加して安定化する方法(特許文献1)、標識抗体をアミノ酸及びその誘導体を添加して安定化する方法(特許文献2)等が提案されている。また、凍結乾燥試薬の場合、酵素標識抗体溶液にスクロース、トレハロース又はデキストランを添加して凍結乾燥して安定化する方法(特許文献3)、が提案されている。しかしながら、固相担体上にこれらの物質を固定化し、液状での長期保存の場合における安定化方法としては、満足のいくものではない。多数検体同時迅速検査を目的とした自動化免疫測定装置の開発において、さらなる安定性の改善が望まれている。
本発明の目的は、粒子表面に固定化したHCV抗原のNS3領域の安定性を高め、継続的に安定した測定が可能な粒子含有組成物、免疫測定用試薬、免疫測定方法及び粒子の保存方法を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。即ち本発明は、表面にHCV抗原のNS3領域を固定化した粒子(A)、ゼラチン(B)及び水を含有し、pHが7〜9である粒子含有組成物;前記粒子含有組成物を含有する免疫測定用試薬;前記免疫測定用試薬を用いて、試料中の測定対象物質を測定する免疫測定方法;表面にHCV抗原のNS3領域を固定化した粒子(A)を、ゼラチン(B)を含有する水溶液中で保存する粒子(A)の保存方法であって、水溶液のpHが7〜9である粒子(A)の保存方法である。
本発明の粒子含有組成物及び免疫測定用試薬は、長期保存後においても、粒子表面に固定化されたHCV抗原のNS3領域の安定性が高い。また、本発明の粒子の保存方法は、粒子表面に固定化されたHCV抗原のNS3領域を安定に保存することが可能である。更に、本発明の免疫測定方法は、長期保存後においても、高感度かつ正確性の高い臨床検査を可能とする。
尚、本発明において、「表面のHCV抗原のNS3領域の安定性」及び「免疫測定用試薬の安定性」とは、粒子含有組成物及び免疫測定用試薬の作製直後と一定期間保存後のHCV抗原のNS3領域の活性の変化が少ないことを意味する。
尚、本発明において、「表面のHCV抗原のNS3領域の安定性」及び「免疫測定用試薬の安定性」とは、粒子含有組成物及び免疫測定用試薬の作製直後と一定期間保存後のHCV抗原のNS3領域の活性の変化が少ないことを意味する。
本発明の粒子含有組成物は、表面にHCV抗原のNS3領域を固定化した粒子(A)、ゼラチン(B)及び水を含有し、pHが7〜9の粒子含有組成物である。
粒子(A)は、一般的に免疫測定の分野で使用されるものであれば特に限定されず、例えばガラスビーズ、ポリスチレンビーズ、磁性粒子、マイクロプレート及びラテックス等が代表的なものとして挙げられる。
これらの内、免疫測定における測定時間の短時間化の観点から好ましいのは磁性粒子であり、更に好ましいのは特開2014−210680号公報及び特開2013−019889号公報等に記載の磁性シリカ粒子である。
粒子(A)を含む粒子含有組成物は、免役測定用試薬及びたんぱく質精製等に使用できるが、これらの中で免役測定用試薬の用途が最も好ましい。
これらの内、免疫測定における測定時間の短時間化の観点から好ましいのは磁性粒子であり、更に好ましいのは特開2014−210680号公報及び特開2013−019889号公報等に記載の磁性シリカ粒子である。
粒子(A)を含む粒子含有組成物は、免役測定用試薬及びたんぱく質精製等に使用できるが、これらの中で免役測定用試薬の用途が最も好ましい。
磁性シリカ粒子は、シリカのマトリックス中に平均粒子径が1〜15nmで超常磁性を有する金属酸化物が分散されているものである。超常磁性とは、外部磁場の存在下で物質の個々の原子磁気モーメントが整列し誘発された一時的な磁場を示し、外部磁場を取り除くと、部分的な整列が損なわれ磁場を示さなくなることをいう。
平均粒子径が1〜15nmで超常磁性を示す超常磁性金属酸化物としては、鉄、コバルト、ニッケル及びこれらの合金等の酸化物が挙げられるが、磁界に対する感応性が優れていることから、酸化鉄が特に好ましい。超常磁性金属酸化物は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
磁性シリカ粒子中の超常磁性金属酸化物の含有量の下限は、60重量%が好ましく、更に好ましくは65重量%であり、上限は95重量%が好ましく、更に好ましくは80重量%である。超常磁性金属酸化物の含有量が60重量%以上であると、得られた磁性シリカ粒子の磁性が十分であるため、実際の用途面における分離操作に時間がかからない。95重量%以下のものは合成が容易である。
本発明において、HCV抗原のNS3領域としては、C型肝炎ウィルスの非構造タンパク領域を示し、NS4Aと結合してウィルス蛋白のプロセッシングとRNA複製に働くものである。
本発明において、粒子(A)の表面にHCV抗原のNS3領域を固定化する方法としては、一般的に免疫測定の分野で使用される固定化方法であれば特に限定はされず、例えば物理吸着させる方法が挙げられる。
より効率良く固定化させる観点から、グルタルアルデヒド、アルブミン、カルボジイミド、ストレプトアビジン、ビオチン及び官能基を有するアルキルアルコキシシランからなる群から選ばれる少なくとも1種の有機化合物を粒子(A)表面に結合させ、それらを介して固定化させることが好ましい。
これらの有機化合物の内、(A)表面に結合させる観点から、官能基を有するアルキルアルコキシシランが更に好ましい。
このような官能基を有するアルキルアルコキシシランとしては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、トリス−(トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート、3−ウレイドプロピルトリアルコキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン及び3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
より効率良く固定化させる観点から、グルタルアルデヒド、アルブミン、カルボジイミド、ストレプトアビジン、ビオチン及び官能基を有するアルキルアルコキシシランからなる群から選ばれる少なくとも1種の有機化合物を粒子(A)表面に結合させ、それらを介して固定化させることが好ましい。
これらの有機化合物の内、(A)表面に結合させる観点から、官能基を有するアルキルアルコキシシランが更に好ましい。
このような官能基を有するアルキルアルコキシシランとしては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、トリス−(トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート、3−ウレイドプロピルトリアルコキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン及び3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
本発明における粒子含有組成物中の粒子(A)の含有量は、免疫測定用試薬の感度の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、0.000025〜0.01重量%が好ましく、更に好ましくは0.0005〜0.003重量%である。
本発明の粒子含有組成物は、ゼラチン(B)及び水を含む。
ゼラチン(B)には、公知のゼラチンが含まれ、分子量及び性状に限定はなく、いかなる動物(ホ乳、類、鳥類及び魚類等)から取得したものであってもよい。ゼラチンとしては例えばコラーゲンを酸又はアルカリによる化学処理後、加熱処理して製造した酸処理ゼラチン及びアルカリ処理ゼラチン等を挙げることができる。
更にこのゼラチンをアミノ基、イミノ基、カルボキシル基、メルカプト基及び水酸基等の官能基を周知の方法を利用し導入し、化学的に修飾したゼラチン誘導体を用いることもできる。
ゼラチン(B)には、公知のゼラチンが含まれ、分子量及び性状に限定はなく、いかなる動物(ホ乳、類、鳥類及び魚類等)から取得したものであってもよい。ゼラチンとしては例えばコラーゲンを酸又はアルカリによる化学処理後、加熱処理して製造した酸処理ゼラチン及びアルカリ処理ゼラチン等を挙げることができる。
更にこのゼラチンをアミノ基、イミノ基、カルボキシル基、メルカプト基及び水酸基等の官能基を周知の方法を利用し導入し、化学的に修飾したゼラチン誘導体を用いることもできる。
本発明の粒子含有組成物中のゼラチン(B)の含有量は、免疫測定用試薬の安定性の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、1〜8重量%が好ましく、更に好ましくは3〜6重量%である。
本発明の粒子含有組成物は、更に糖類(C)を含んでもよい。
糖類(C)としては、単糖類(C1)、二糖類(C2)及び多糖類(C3)が挙げられる。
単糖類(C1)としては、トリオース(ケトトリオース等)、テトロース(ケトテトロース等)、ペントース(ケトペントース、アルドペントース及びデオキシ糖等)、ヘキソース[ケトヘキソース(プシコース、フルクトース、ソルボース及びタガトース等)、アルドヘキソース(アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトース及びタロース等)及びデオキシ糖(フコース、フクロース及びラムノース等)等]並びにヘプトース(セドヘプツロース等)等が挙げられる。
糖類(C)としては、単糖類(C1)、二糖類(C2)及び多糖類(C3)が挙げられる。
単糖類(C1)としては、トリオース(ケトトリオース等)、テトロース(ケトテトロース等)、ペントース(ケトペントース、アルドペントース及びデオキシ糖等)、ヘキソース[ケトヘキソース(プシコース、フルクトース、ソルボース及びタガトース等)、アルドヘキソース(アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトース及びタロース等)及びデオキシ糖(フコース、フクロース及びラムノース等)等]並びにヘプトース(セドヘプツロース等)等が挙げられる。
二糖類(C2)としては、上記単糖類の内、2分子が脱水縮合してグリコシド結合を形成したものが挙げられ、具体的には、スクロース、ラクトース、トレハロース、マルトース及びセロビオース等が挙げられる。
多糖類(C3)としては、上記単糖類の内、3分子以上が脱水縮合してグリコシド結合を形成したものが挙げられ、具体的には、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、セルロース、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸及びヘパリンが挙げられる。
糖類(C)は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
糖類(C)としては、免疫測定用試薬の安定性の観点から、二糖類(C2)が好ましく、更に好ましいのはスクロース、ラクトース及びトレハロースであり、特に好ましいのはトレハロースである。
糖類(C)としては、免疫測定用試薬の安定性の観点から、二糖類(C2)が好ましく、更に好ましいのはスクロース、ラクトース及びトレハロースであり、特に好ましいのはトレハロースである。
本発明の粒子含有組成物中の糖類(C)の含有量は、免疫測定用試薬の安定性の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、1〜40重量%が好ましく、更に好ましくは10〜20重量%である。
粒子含有組成物中の糖類(C)に対するゼラチン(B)の重量比率[(B)/(C)]は、免疫測定用試薬の安定性の観点から、0.025〜1.6が好ましく、更に好ましくは0.15〜0.5である。
本発明の粒子含有組成物は、更に無機塩(D)を含有してもよい。
無機塩(D)としては、アルカリ金属塩[ハロゲン化物(塩化ナトリウム、塩化カリウム、臭化ナトリウム及びフッ化ナトリウム等)、硫酸塩(硫酸ナトリウム及び硫酸カリウム等)、硝酸塩(硝酸ナトリウム及び硝酸カリウム等)及びリン酸塩(リン酸ナトリウム及びリン酸カリウム等)]、アルカリ土類金属塩[ハロゲン化物(塩化カルシウム及び塩化マグネシウム等)及び硫酸塩(硫酸マグネシウム等)]等が挙げられる。
これらの内、免疫測定用試薬の安定性の観点から、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硝酸ナトリウム及び硝酸カリウムが好ましい。
無機塩(D)は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
無機塩(D)としては、アルカリ金属塩[ハロゲン化物(塩化ナトリウム、塩化カリウム、臭化ナトリウム及びフッ化ナトリウム等)、硫酸塩(硫酸ナトリウム及び硫酸カリウム等)、硝酸塩(硝酸ナトリウム及び硝酸カリウム等)及びリン酸塩(リン酸ナトリウム及びリン酸カリウム等)]、アルカリ土類金属塩[ハロゲン化物(塩化カルシウム及び塩化マグネシウム等)及び硫酸塩(硫酸マグネシウム等)]等が挙げられる。
これらの内、免疫測定用試薬の安定性の観点から、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硝酸ナトリウム及び硝酸カリウムが好ましい。
無機塩(D)は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
粒子含有組成物中の無機塩(D)の含有量は、免疫測定用試薬の安定性の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、0.1〜2重量%が好ましく、更に好ましくは0.5〜1重量%である。
本発明の粒子含有組成物は、上記以外に、粒子表面にHCV抗原のNS4領域、NS5領域及びCORE蛋白領域からなる群から選ばれる少なくとも1種の領域を固定化した粒子(A’)を含有してもよい。
HCV抗原のNS4領域、NS5領域及びCORE蛋白領域としては、一般的に免疫測定の分野で使用されているものであれば特に限定されないが、取り扱いが容易であることから、ペプチド又はリコンビナント抗原が好ましい。
固定化方法は、上記HCV抗原のNS3領域の固定化方法と同様である。
固定化方法は、上記HCV抗原のNS3領域の固定化方法と同様である。
粒子含有組成物中のHCV抗原のNS4領域、NS5領域及びCORE蛋白領域からなる群から選ばれる少なくとも1種を固定化した粒子(A’)の含有量は、免疫測定用試薬の感度の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、0.000025〜0.01重量%が好ましく、更に好ましくは0.0005〜0.003重量%である。
本発明の粒子含有組成物中は、上記以外に、タンパク質を含有してもよい。
タンパク質としては、一般的に免疫測定の分野で測定されるものであれば特に限定はされず、例えばウシ血清アルブミン(BSA)、カゼイン及びスキムミルク等が挙げられる。
タンパク質は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
粒子含有組成物中のタンパク質の含有量は、免疫測定用試薬の安定性の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、0.01〜5重量%が好ましく、更に好ましくは0.1〜3重量%である。
タンパク質としては、一般的に免疫測定の分野で測定されるものであれば特に限定はされず、例えばウシ血清アルブミン(BSA)、カゼイン及びスキムミルク等が挙げられる。
タンパク質は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
粒子含有組成物中のタンパク質の含有量は、免疫測定用試薬の安定性の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、0.01〜5重量%が好ましく、更に好ましくは0.1〜3重量%である。
本発明の粒子含有組成物のpHは、7〜9である。pHが7未満であるとHCV抗原のNS3領域の安定性が悪く、pH9より大きくなると測定値のバックグラウンドが高くなり測定結果に悪影響を与え、正しい測定値が得られない。
尚、pHは、JIS K0400−12−10:2000に準拠して測定温度25℃で測定される。
尚、pHは、JIS K0400−12−10:2000に準拠して測定温度25℃で測定される。
本発明の粒子含有組成物は、上記以外に、緩衝剤を含有してもよい。
緩衝剤としては、一般的に免疫測定の分野で使用され、上記pHの間に緩衝能をもつのであれば特に限定はされず、リン酸、炭酸、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン−塩酸、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン、4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンプロパンスルホン酸、N−[トリス(ヒドロキシメチル)メチル]グリシン及びN−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−N’−2−エタンスルホン酸等が挙げられる。
緩衝剤は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
粒子含有組成物中の緩衝剤の含有量は、pHの安定性の観点から、粒子含有組成物中の濃度として、0.001〜1Mが好ましく、更に好ましくは0.01〜0.1Mである。
緩衝剤としては、一般的に免疫測定の分野で使用され、上記pHの間に緩衝能をもつのであれば特に限定はされず、リン酸、炭酸、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン−塩酸、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン、4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンプロパンスルホン酸、N−[トリス(ヒドロキシメチル)メチル]グリシン及びN−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−N’−2−エタンスルホン酸等が挙げられる。
緩衝剤は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
粒子含有組成物中の緩衝剤の含有量は、pHの安定性の観点から、粒子含有組成物中の濃度として、0.001〜1Mが好ましく、更に好ましくは0.01〜0.1Mである。
本発明において、粒子含有組成物は、粒子(A)、ゼラチン及び水を含有し、pHが7〜9であれば特に制限なく製造できるが、粒子(A)上のHCV抗原の安定性の観点から、ゼラチンを含むpHが7〜9の水溶液中に粒子(A)を添加して粒子含有組成物とすることが好ましい。
本発明の粒子含有組成物の保存条件としては、一般的に免疫測定用試薬の保存で用いられる方法であれば、特に限定はない。
保存温度としては、粒子(A)上に固定化されているHCV抗原の活性を損なわない一般的保管温度である2℃〜10℃が好ましい。
容器としては、耐久性のある保管容器であれば、特に限定はないが、例えばクライオチューブ[サーモフィッシャーサイエンティフィック(株)製]、遠沈管[コーニングインターナショナル(株)製]、マイクロチューブ[エッペンドルフ(株)製]、スクリュー管[(株)マルエム製]、PCRチューブ[日本ジェネティクス(株)製]が挙げられる。
また、保存中の粒子含有組成物中の粒子は、沈殿状態又は分散状態のどちらの状態でもよい。
保存期間としては、特に限定はないが、粒子(A)上に固定化されているHCV抗原の安定性の観点から、1.5年以内が好ましい。
保存温度としては、粒子(A)上に固定化されているHCV抗原の活性を損なわない一般的保管温度である2℃〜10℃が好ましい。
容器としては、耐久性のある保管容器であれば、特に限定はないが、例えばクライオチューブ[サーモフィッシャーサイエンティフィック(株)製]、遠沈管[コーニングインターナショナル(株)製]、マイクロチューブ[エッペンドルフ(株)製]、スクリュー管[(株)マルエム製]、PCRチューブ[日本ジェネティクス(株)製]が挙げられる。
また、保存中の粒子含有組成物中の粒子は、沈殿状態又は分散状態のどちらの状態でもよい。
保存期間としては、特に限定はないが、粒子(A)上に固定化されているHCV抗原の安定性の観点から、1.5年以内が好ましい。
本発明の免疫測定用試薬は、上記粒子含有組成物を含有するものであれば特に限定されず、免疫測定用試薬として粒子含有組成物をそのまま使用してもよい。
また、免疫測定用試薬は、上記粒子含有組成物以外に、免疫測定における非特異的反応を抑制する目的で、タンパク質、界面活性剤及び高分子化合物等を含む免疫反応緩衝液を含有していてもよい。
また、免疫測定用試薬は、上記粒子含有組成物以外に、免疫測定における非特異的反応を抑制する目的で、タンパク質、界面活性剤及び高分子化合物等を含む免疫反応緩衝液を含有していてもよい。
免疫反応緩衝液中のタンパク質としては上述の粒子含有組成物に使用されるタンパク質と同様のもののほかに、動物血清及び動物抗体等が挙げられ、非特異的反応の抑制の観点から、動物抗体が好ましく、マウス抗体、ウサギ抗体、ヒツジ抗体、ヤギ抗体及びウマ抗体が好ましい。
動物抗体の濃度は、非特異的反応の抑制の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、0.0001〜0.2重量%が好ましく、更に好ましくは0.05〜0.1重量%である。
動物抗体の濃度は、非特異的反応の抑制の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、0.0001〜0.2重量%が好ましく、更に好ましくは0.05〜0.1重量%である。
免疫反応緩衝液中の界面活性剤としては、公知の非イオン界面活性剤、両性界面活性剤及びアニオン界面活性剤が含まれ、非特異的反応の抑制の観点から、水溶性の非イオン界面活性剤が好ましい。
水溶性の非イオン界面活性剤としては、高級アルコールエチレンオキサイド(エチレンオキサイドを以下EOと略記)付加物、脂肪酸EO付加物、脂肪酸アミドEO付加物、ソルビタン脂肪酸エステルEO付加物及びポリプロピレングリコールEO付加物等の公知(特開平8−261943号公報等に記載)の界面活性剤が使用できる。
界面活性剤は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
界面活性剤の含有量は、非特異的反応の抑制の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、0.01〜5重量%が好ましく、更に好ましくは0.1〜3重量%である。
界面活性剤の含有量は、非特異的反応の抑制の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、0.01〜5重量%が好ましく、更に好ましくは0.1〜3重量%である。
免疫反応緩衝液中の高分子化合物としては、一般的に免疫測定の分野で使用されるものであれば特に限定されず、例えばポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、Blockmaster[JSR(株)製]及びLipidure[日油(株)製]が挙げられる。
高分子化合物は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
高分子化合物の含有量は、非特異的反応の抑制の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、高分子化合物の純分が、0.001〜3重量%であることが好ましく、更に好ましくは0.5〜1重量%である。
高分子化合物の含有量は、非特異的反応の抑制の観点から、粒子含有組成物の重量を基準として、高分子化合物の純分が、0.001〜3重量%であることが好ましく、更に好ましくは0.5〜1重量%である。
免疫測定用試薬は、上記粒子含有組成物以外に、標識物質により標識されたHCV抗原のNS3領域、或いは、標識物質により標識されたHCV抗原のNS3領域と特異的に結合する抗HCV抗体と特異的に結合する物質(標識物質により標識された抗ヒトIgG抗体)を含有する試薬(以下、標識試薬と略記する場合がある)を含有してもよい。また、標識物質により標識されたHCV抗原のNS4領域、NS5領域及びCORE蛋白領域を含有していてもよい。
標識するために用いられる標識物質としては、例えば酵素免疫測定法(EIA)において用いられるアルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ、ペルオキシダーゼ(以下PODと略記)、マイクロペルオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素、リンゴ酸脱水素酵素、ルシフェラーゼ、チロシナーゼ、酸性ホスファターゼ等の酵素、例えば放射免疫測定法(RIA)に於いて用いられる99mTc、131I、125I、14C、3H、32P等の放射性同位元素、例えば蛍光免疫測定法(FIA)に於いて用いられるフルオレセイン、ダンシル、フルオレスカミン、クマリン、ナフチルアミン或いはこれらの誘導体、グリーン蛍光タンパク質(GFP)等の蛍光性物質、例えばルシフェリン、イソルミノール、ルミノール、ビス(2,4,6−トリフロロフェニル)オキザレート等の発光性物質、例えばフェノール、ナフトール、アントラセン或いはこれらの誘導体等の紫外部に吸収を有する物質、例えば4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、3−アミノ−2,2,5,5−テトラメチルピロリジン−1−オキシル、2,6−ジ−t−ブチル−α−(3,5−ジ−t−ブチル−4−オキソ−2,5−シクロヘキサジエン−1−イリデン)−p−トリオキシル等のオキシル基を有する化合物に代表されるスピンラベル化剤としての性質を有する物質等が挙げられる。
これらの内、感度等の観点から、酵素及び蛍光性物質が好ましく、更に好ましいのはアルカリホスファターゼ、POD及びグルコースオキシダーゼであり、特に好ましいのはPODである。
これらの内、感度等の観点から、酵素及び蛍光性物質が好ましく、更に好ましいのはアルカリホスファターゼ、POD及びグルコースオキシダーゼであり、特に好ましいのはPODである。
標識試薬には、酵素免疫測定標識物質により標識されたHCV抗原のNS3領域、或いは、標識物質により標識されたHCV抗原のNS3領域と特異的に結合する抗体と特異的に結合する物質以外に緩衝液等を含むことができる。
標識試薬に使用される緩衝液としては、免疫測定に一般的に用いられる緩衝液を好ましく用いることができ、例えば、上述の粒子含有組成物に使用される緩衝剤と同様のものが挙げられ、緩衝剤の濃度及びpHも上述の粒子含有組成物に使用される場合と同様である。
標識試薬に使用される緩衝液としては、免疫測定に一般的に用いられる緩衝液を好ましく用いることができ、例えば、上述の粒子含有組成物に使用される緩衝剤と同様のものが挙げられ、緩衝剤の濃度及びpHも上述の粒子含有組成物に使用される場合と同様である。
本発明の免疫測定用試薬は、本発明の粒子含有組成物及び標識試薬以外に、化学発光試薬を含んでいてもよい。
化学発光試薬は、上記の標識物質に基づき選択され、例えば、標識物質がPODである場合、2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン化合物及び化学発光増強剤を必須構成成分とする化学発光試薬第1液と、酸化剤及び水を必須構成成分とする化学発光試薬第2液とを含む。
化学発光試薬は、上記の標識物質に基づき選択され、例えば、標識物質がPODである場合、2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン化合物及び化学発光増強剤を必須構成成分とする化学発光試薬第1液と、酸化剤及び水を必須構成成分とする化学発光試薬第2液とを含む。
2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン化合物としては、例えば、特開平2−291299号公報、特開平10−319015号公報及び特開2000−279196号公報等に記載の公知の2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン化合物及びこれらの混合物等が使用できる。
これらの内、ルミノール、イソルミノール、N−アミノヘキシル−N−エチルイソルミノール(AHEI)、N−アミノブチル−N−エチルイソルミノール(ABEI)及びこれらの金属塩(アルカリ金属塩等)が好ましく、更に好ましいのはルミノール及びその金属塩であり、特に好ましいのはルミノールのナトリウム塩である。
これらの内、ルミノール、イソルミノール、N−アミノヘキシル−N−エチルイソルミノール(AHEI)、N−アミノブチル−N−エチルイソルミノール(ABEI)及びこれらの金属塩(アルカリ金属塩等)が好ましく、更に好ましいのはルミノール及びその金属塩であり、特に好ましいのはルミノールのナトリウム塩である。
化学発光増強剤としては、例えば、特開昭59−500252号公報、特開昭59−171839号公報及び特開平2−291299号公報等に記載の公知の化学発光増強剤及びこれらの混合物等が使用できる。
これらの内、化学発光増強効果等の観点から、フェノール骨格含有化合物が好ましく、更に好ましいのはP−ヨードフェノール、4−(シアノメチルチオ)フェノール及び4−シアノメチルチオ−2−クロロフェノールであり、特に好ましいのは4−(シアノメチルチオ)フェノールである。
これらの内、化学発光増強効果等の観点から、フェノール骨格含有化合物が好ましく、更に好ましいのはP−ヨードフェノール、4−(シアノメチルチオ)フェノール及び4−シアノメチルチオ−2−クロロフェノールであり、特に好ましいのは4−(シアノメチルチオ)フェノールである。
化学発光試薬第1液は、液体であることが好ましく、また、酵素の蛍光強度の観点からはアルカリ性であることが好ましい。
第1液のpHは、7〜11が好ましく、更に好ましくは8〜10である。
尚、pHは、JIS K0400−12−10:2000に準拠して測定温度25℃で測定される。
第1液のpHは、7〜11が好ましく、更に好ましくは8〜10である。
尚、pHは、JIS K0400−12−10:2000に準拠して測定温度25℃で測定される。
化学発光試薬第2液が含有する酸化剤としては、例えば、特開平8−261943号公報及び特開2000−279196号公報等に記載の公知の酸化剤等[無機の過酸化物{}過酸化水素、過ホウ酸ナトリウム及び過ホウ酸カリウム、ペルオキソ酸化合物(ペルオクソ硫酸及びペルオキソリン酸等}及び有機過酸化物(過酸化ジアルキル及び過酸化アシル等)等]の水溶液が挙げられる。
これらの内、保存安定性等の観点から、過酸化水素水溶液、過ホウ酸ナトリウム水溶液及び過ホウ酸カリウム水溶液が好ましく、更に好ましいのは過酸化水素水溶液である。
これらの内、保存安定性等の観点から、過酸化水素水溶液、過ホウ酸ナトリウム水溶液及び過ホウ酸カリウム水溶液が好ましく、更に好ましいのは過酸化水素水溶液である。
本発明の免疫測定方法は、上記本発明の免疫測定用試薬を用いて、試料中の抗HCV抗体(測定対象物質)を測定する免疫測定方法である。
免疫測定方法として、具体的には、以下の方法が含まれる。
本発明の免疫測定用試薬を用いて行う以外は免疫測定の分野で一般的に行われる、文献[例えば、酵素免疫測定法第2版(石川栄治ら編集、医学書院)1982年]記載のサンドイッチ法、競合法及び特開平6−130063号公報記載の測定法に準じて行えばよい。
本発明の免疫測定用試薬を用いて行う以外は免疫測定の分野で一般的に行われる、文献[例えば、酵素免疫測定法第2版(石川栄治ら編集、医学書院)1982年]記載のサンドイッチ法、競合法及び特開平6−130063号公報記載の測定法に準じて行えばよい。
サンドイッチ法は、例えば、測定対象物質を含む試料と表面にHCV抗原のNS3領域を固定化した粒子(A)とを接触させて、粒子表面に測定対象物質と特異的に結合する物質と測定対象物質との複合体を形成させ、更に該複合体に、標識された測定対象物質と特異的に結合する物質を接触させて、粒子に固定化されたHCV抗原のNS3領域と測定対象物質と標識された測定対象物質と特異的に結合する物質との複合体(標識複合体)を形成させ、該標識複合体をB/F分離して、標識複合体中の標識物質量を測定し、その結果に基づいて試料中の測定対象物質を測定すればよい。
この方法においては、測定対象物質とHCV抗原のNS3領域が固定化された粒子(A)とを反応させた後、標識された測定対象物質と特異的に結合する物質を反応させているが、標識された測定対象物質と特異的に結合する物質と測定対象物質とを反応させた後にHCV抗原のNS3領域が固定化された粒子(A)とを反応させても、これら3つを同時に反応させても構わない。
この方法においては、測定対象物質とHCV抗原のNS3領域が固定化された粒子(A)とを反応させた後、標識された測定対象物質と特異的に結合する物質を反応させているが、標識された測定対象物質と特異的に結合する物質と測定対象物質とを反応させた後にHCV抗原のNS3領域が固定化された粒子(A)とを反応させても、これら3つを同時に反応させても構わない。
上記サンドイッチ法におけるB/F分離とは、上記標識複合体と、標識複合体の形成に関与しなかった標識された測定対象物質と特異的に結合する物質との分離を意味し、具体的には、粒子に固定化されたHCV抗原のNS3領域、粒子に固定化されたHCV抗原のNS3領域と測定対象物質との複合体及び上記の標識複合体と、他の成分(試料中の測定対象物質以外の成分、標識複合体の形成に関与しなかった標識された測定対象物質と特異的に結合する物質)との分離を意味する。
また、B/F分離工程は標識複合体の形成後には必須の工程であるが、粒子表面にHCV抗原のNS3領域と測定対象物質との複合体を形成させた後においても実施することができる。
また、B/F分離工程は標識複合体の形成後には必須の工程であるが、粒子表面にHCV抗原のNS3領域と測定対象物質との複合体を形成させた後においても実施することができる。
本発明の免疫測定法において、試料、粒子、標識された測定対象物質と特異的に結合する物質、標識物質により標識された測定対象物質又はその類似物質等を接触させる方法としては、免疫測定の分野で一般的になされる撹拌、混合等の処理により、粒子が分散されればよい。
反応時間は、各試薬の濃度応じて適宜設定することができるが、1〜20分が好ましく、更に好ましくは3〜10分である。
反応時間は、各試薬の濃度応じて適宜設定することができるが、1〜20分が好ましく、更に好ましくは3〜10分である。
本発明の免疫測定法におけるB/F分離は、例えば、粒子が磁性シリカ粒子の場合、磁性を利用し、反応槽の外側等から磁石等により磁性シリカ粒子を集めて、反応液を排出し、洗浄液を加えた後、磁石を取り除き、磁性シリカ粒子を混合して分散させ、洗浄することによりなされる。上記操作を1〜3回繰り返してもよい。洗浄液としては、一般的に免疫測定の分野で用いられるものであれば特に限定はされない。
標識物質又はその活性の測定方法としては、放射免疫測定法(RIA)、酵素免疫測定法(EIA)、蛍光免疫測定法(FIA)及び化学発光免疫測定法(CLIA及びCLEIA)が挙げられ、短時間での免疫測定における感度の観点から、EIA、CLIA及びCLEIAが好ましく、更に好ましいのはCLEIAである。
本発明の粒子(A)の保存方法は、上記表面にHCV抗原のNS3領域を固定化した粒子(A)をゼラチン(B)を含有する水溶液中で保存する粒子(A)の保存方法であって、水溶液のpHが7〜9である粒子(A)の保存方法である。
保存温度としては、粒子(A)上に固定化されているHCV抗原の活性を損なわない一般的保管温度である2〜45℃が好ましい。
また、容器及び保存期間として好ましいのは、上記粒子含有組成物の保存条件と同様である。
また、本発明においては、ゼラチン(B)を含有する水溶液中で20〜45℃で保存する場合においても、固相担体表面に固定化したHCV抗原の活性を維持し、安定性を高めることができる。この場合、水溶液中に、更に糖類(C)及び/又は無機塩(D)を含有することにより、安定性を高めることができる。
20〜45℃で保管する場合の保管期間としては、特に限定はないが、粒子(A)上に固定化されているHCV抗原の安定性の観点から、1日〜4週間が好ましい。
保存温度としては、粒子(A)上に固定化されているHCV抗原の活性を損なわない一般的保管温度である2〜45℃が好ましい。
また、容器及び保存期間として好ましいのは、上記粒子含有組成物の保存条件と同様である。
また、本発明においては、ゼラチン(B)を含有する水溶液中で20〜45℃で保存する場合においても、固相担体表面に固定化したHCV抗原の活性を維持し、安定性を高めることができる。この場合、水溶液中に、更に糖類(C)及び/又は無機塩(D)を含有することにより、安定性を高めることができる。
20〜45℃で保管する場合の保管期間としては、特に限定はないが、粒子(A)上に固定化されているHCV抗原の安定性の観点から、1日〜4週間が好ましい。
以下、実施例により、本発明を更に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<実施例1>
以下に示す方法により、HCV抗原NS3領域を固定化した磁性シリカ粒子を含有する粒子含有組成物(NS3結合磁性シリカ粒子試薬)、免疫反応緩衝液、標識試薬(POD標識抗ヒトIgG抗体試薬)、ルミノール発光試薬及び過酸化水素水から構成される本発明の免疫測定用試薬(S−1)を得た。
以下に示す方法により、HCV抗原NS3領域を固定化した磁性シリカ粒子を含有する粒子含有組成物(NS3結合磁性シリカ粒子試薬)、免疫反応緩衝液、標識試薬(POD標識抗ヒトIgG抗体試薬)、ルミノール発光試薬及び過酸化水素水から構成される本発明の免疫測定用試薬(S−1)を得た。
磁性シリカ粒子の作製:
反応容器に塩化鉄(III)6水和物2.7部、塩化鉄(II)4水和物1.0重量部及び水375重量部を仕込んで溶解させて50℃に昇温し、撹拌下温度を50〜55℃の保持しながら、25重量%アンモニア水溶液3.8重量部と水100重量部を混合した溶液を1時間かけて滴下し、滴下後1時間撹拌し、オレイン酸10.5重量部加え、2時間撹拌を継続した。室温に冷却後、デカンテーションにより固液分離して得られたオレイン酸が吸着したマグネタイト粒子を水50重量部で洗浄する操作を3回行った。得られたオレイン酸が吸着したマグネタイト粒子を容器に仕込み、デカン5.7重量部及びテトラエトキシシラン2.2重量部を加えて混合し、分散液(1)を調製した。
反応容器に25重量%アンモニア水溶液39.0重量部、イソプロパノール55.4重量部、ソルビタンモノオレエート2.9重量部(三洋化成工業株式会社製「イオネットS−80」)及びポリオキシエチレン(付加モル数20モル)アルキルエーテル(三洋化成工業株式会社「エマルミン200」)2.0重量部を加えてクリアミックス(エムテクニック社製)を用いて混合し、50℃に昇温後、クリアミックスの回転数6,000rpmで攪拌しながら、上記分散液(1)を1時間かけて滴下後、50℃で1時間反応させた。反応後、2,000rpmで5分間遠心分離して微粒子の存在する上清を除いた。得られた固相に水50重量部を加えて粒子を分散させて1,000rpmで10分間遠心分離後、微粒子の存在する上清を除く操作を10回行った。続いて、得られた固相に水50重量部を加えて粒子を分散させて500rpmで5分間遠心分離することにより、大きな粒子径の粒子を沈降させて目的とする粒子径を有する粒子を含有する上清(1)を回収した。残った固相に水50重量部を加えて500rpmで5分間遠心分離後、上清(2)を回収する操作を2回行い、固相中に存在する目的とする粒子径を有する粒子を回収した。次に、上清(1)及び(2)について、磁石を用いて粒子を集磁し、集磁された粒子を80℃で8時間乾燥させて磁性シリカ粒子を得た。
反応容器に塩化鉄(III)6水和物2.7部、塩化鉄(II)4水和物1.0重量部及び水375重量部を仕込んで溶解させて50℃に昇温し、撹拌下温度を50〜55℃の保持しながら、25重量%アンモニア水溶液3.8重量部と水100重量部を混合した溶液を1時間かけて滴下し、滴下後1時間撹拌し、オレイン酸10.5重量部加え、2時間撹拌を継続した。室温に冷却後、デカンテーションにより固液分離して得られたオレイン酸が吸着したマグネタイト粒子を水50重量部で洗浄する操作を3回行った。得られたオレイン酸が吸着したマグネタイト粒子を容器に仕込み、デカン5.7重量部及びテトラエトキシシラン2.2重量部を加えて混合し、分散液(1)を調製した。
反応容器に25重量%アンモニア水溶液39.0重量部、イソプロパノール55.4重量部、ソルビタンモノオレエート2.9重量部(三洋化成工業株式会社製「イオネットS−80」)及びポリオキシエチレン(付加モル数20モル)アルキルエーテル(三洋化成工業株式会社「エマルミン200」)2.0重量部を加えてクリアミックス(エムテクニック社製)を用いて混合し、50℃に昇温後、クリアミックスの回転数6,000rpmで攪拌しながら、上記分散液(1)を1時間かけて滴下後、50℃で1時間反応させた。反応後、2,000rpmで5分間遠心分離して微粒子の存在する上清を除いた。得られた固相に水50重量部を加えて粒子を分散させて1,000rpmで10分間遠心分離後、微粒子の存在する上清を除く操作を10回行った。続いて、得られた固相に水50重量部を加えて粒子を分散させて500rpmで5分間遠心分離することにより、大きな粒子径の粒子を沈降させて目的とする粒子径を有する粒子を含有する上清(1)を回収した。残った固相に水50重量部を加えて500rpmで5分間遠心分離後、上清(2)を回収する操作を2回行い、固相中に存在する目的とする粒子径を有する粒子を回収した。次に、上清(1)及び(2)について、磁石を用いて粒子を集磁し、集磁された粒子を80℃で8時間乾燥させて磁性シリカ粒子を得た。
NS3結合磁性シリカ粒子試薬の作製:
0.1重量%γ−アミノプロピルトリエトキシシラン含有アセトン溶液40mLの入った蓋付きポリエチレン瓶に上記磁性シリカ粒子40mgを加え、25℃で1時間反応させ、ネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を集磁後、液をアスピレーターで吸引除去した。次いで脱イオン水40mLを加えて蓋をし、ポリスチレン瓶をゆっくりと2回倒置攪拌した後、ネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を集磁後、液をアスピレーターで吸引除去して磁性シリカ粒子を洗浄した。この洗浄操作を5回行った。次いで、この洗浄後の磁性シリカ粒子を0.2重量%グルタルアルデヒド含有水溶液40mLの入った蓋付きポリエチレン瓶に加え、25℃で1時間反応させた。そして、脱イオン水40mLを加えて蓋をし、ポリスチレン瓶をゆっくりと2回倒置攪拌した後、ネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を集磁後、液をアスピレーターで吸引除去して磁性シリカ粒子を洗浄した。この洗浄操作を10回行った。更にこの洗浄後の磁性シリカ粒子をHCV抗原のNS3領域[「リコンビナントNS3」、フナコシ(株)製]10μg/mLの濃度で含む0.02Mリン酸緩衝液(pH8.7)120mLの入った蓋付きポリエチレン瓶に加え、25℃で3時間反応させた。反応後、ネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を集磁後、HCV抗原のNS3領域含有リン酸緩衝液を除去した。次いで、磁性シリカ粒子を1重量%のカゼイン含有の0.02Mリン酸緩衝液(pH7)40mLの入った蓋付きポリエチレン瓶に加え、25℃で12時間浸漬させた後、ネオジウム磁石でシリカ粒子を集磁後、1重量%のカゼイン含有のリン酸緩衝液を除去し、表面にHCV抗原のNS3領域を固定化した磁性シリカ粒子(A−1)を得た。得られた粒子(A−1)を5重量%のゼラチン[「商品名:スーパーゼラチン BPG−160」、(株)ニッピ製]、10重量%のスクロース[和光純薬工業(株)製]、0.85重量%の塩化ナトリウム及び0.01%アジ化ナトリウムを含む0.02Mリン酸緩衝液(pH7.8)を用いて、粒子(A−1)の濃度として0.2mg/mLの濃度となるように希釈し、表面にHCV抗原のNS3領域を固定化した磁性シリカ粒子(A−1)を含有する粒子含有組成物を調製し、冷蔵(2〜10℃)で保存した。これをNS3結合磁性シリカ粒子試薬(T−1)として用いた。
0.1重量%γ−アミノプロピルトリエトキシシラン含有アセトン溶液40mLの入った蓋付きポリエチレン瓶に上記磁性シリカ粒子40mgを加え、25℃で1時間反応させ、ネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を集磁後、液をアスピレーターで吸引除去した。次いで脱イオン水40mLを加えて蓋をし、ポリスチレン瓶をゆっくりと2回倒置攪拌した後、ネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を集磁後、液をアスピレーターで吸引除去して磁性シリカ粒子を洗浄した。この洗浄操作を5回行った。次いで、この洗浄後の磁性シリカ粒子を0.2重量%グルタルアルデヒド含有水溶液40mLの入った蓋付きポリエチレン瓶に加え、25℃で1時間反応させた。そして、脱イオン水40mLを加えて蓋をし、ポリスチレン瓶をゆっくりと2回倒置攪拌した後、ネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を集磁後、液をアスピレーターで吸引除去して磁性シリカ粒子を洗浄した。この洗浄操作を10回行った。更にこの洗浄後の磁性シリカ粒子をHCV抗原のNS3領域[「リコンビナントNS3」、フナコシ(株)製]10μg/mLの濃度で含む0.02Mリン酸緩衝液(pH8.7)120mLの入った蓋付きポリエチレン瓶に加え、25℃で3時間反応させた。反応後、ネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を集磁後、HCV抗原のNS3領域含有リン酸緩衝液を除去した。次いで、磁性シリカ粒子を1重量%のカゼイン含有の0.02Mリン酸緩衝液(pH7)40mLの入った蓋付きポリエチレン瓶に加え、25℃で12時間浸漬させた後、ネオジウム磁石でシリカ粒子を集磁後、1重量%のカゼイン含有のリン酸緩衝液を除去し、表面にHCV抗原のNS3領域を固定化した磁性シリカ粒子(A−1)を得た。得られた粒子(A−1)を5重量%のゼラチン[「商品名:スーパーゼラチン BPG−160」、(株)ニッピ製]、10重量%のスクロース[和光純薬工業(株)製]、0.85重量%の塩化ナトリウム及び0.01%アジ化ナトリウムを含む0.02Mリン酸緩衝液(pH7.8)を用いて、粒子(A−1)の濃度として0.2mg/mLの濃度となるように希釈し、表面にHCV抗原のNS3領域を固定化した磁性シリカ粒子(A−1)を含有する粒子含有組成物を調製し、冷蔵(2〜10℃)で保存した。これをNS3結合磁性シリカ粒子試薬(T−1)として用いた。
免疫反応緩衝液の作製:
スキムミルク粉末[和光純薬工業(株)製]を0.3重量%、エマルミンL−90−S[三洋化成工業(株)製]を1重量%、塩化ナトリウム[和光純薬工業(株)製]を0.85重量%及びマウス血清[コスモ・バイオ(株)製]を1重量%含有した0.02Mリン酸緩衝液(pH7)を調製し、冷蔵(2〜10℃)で保管した。
スキムミルク粉末[和光純薬工業(株)製]を0.3重量%、エマルミンL−90−S[三洋化成工業(株)製]を1重量%、塩化ナトリウム[和光純薬工業(株)製]を0.85重量%及びマウス血清[コスモ・バイオ(株)製]を1重量%含有した0.02Mリン酸緩衝液(pH7)を調製し、冷蔵(2〜10℃)で保管した。
標識試薬の作製:
抗ヒトIgGポリクローナル抗体[ダコジャパン(株)製]、西洋ワサビ由来POD[東洋紡(株)製]を用い、文献(エス・ヨシタケ、エム・イマガワ、イー・イシカワ、エトール;ジェイ.バイオケム,Vol.92,1982,1413−1424)に記載の方法でPOD標識抗ヒトIgG抗体を調製した。これを0.5重量%のカゼイン加水分解物含有の0.02Mリン酸緩衝液で、POD標識抗ヒトIgG抗体濃度として0.5nMの濃度に希釈し、標識試薬を調製し、冷蔵(2〜10℃)で保存した。
抗ヒトIgGポリクローナル抗体[ダコジャパン(株)製]、西洋ワサビ由来POD[東洋紡(株)製]を用い、文献(エス・ヨシタケ、エム・イマガワ、イー・イシカワ、エトール;ジェイ.バイオケム,Vol.92,1982,1413−1424)に記載の方法でPOD標識抗ヒトIgG抗体を調製した。これを0.5重量%のカゼイン加水分解物含有の0.02Mリン酸緩衝液で、POD標識抗ヒトIgG抗体濃度として0.5nMの濃度に希釈し、標識試薬を調製し、冷蔵(2〜10℃)で保存した。
ルミノール試薬の調製:
ルミノールのナトリウム塩[シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製]0.7g及び4−(シアノメチルチオ)フェノール0.1gを1,000mLメスフラスコに仕込んだ。3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)を溶液の容量が1,000mLになるように仕込み、25℃で均一混合してルミノール発光試薬を調製した。測定に用いるまで冷蔵(2〜10℃)保存した。
ルミノールのナトリウム塩[シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製]0.7g及び4−(シアノメチルチオ)フェノール0.1gを1,000mLメスフラスコに仕込んだ。3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)を溶液の容量が1,000mLになるように仕込み、25℃で均一混合してルミノール発光試薬を調製した。測定に用いるまで冷蔵(2〜10℃)保存した。
過酸化水素水の調製:
過酸化水素[和光純薬工業(株)製、試薬特級、濃度30重量%]6.6gを1,000mLメスフラスコに仕込んだ。脱イオン水を溶液の容量が1,000mLになるように仕込み、25℃で均一混合して過酸化水素水を調製した。測定に用いるまで冷蔵(2〜10℃)保存した。
過酸化水素[和光純薬工業(株)製、試薬特級、濃度30重量%]6.6gを1,000mLメスフラスコに仕込んだ。脱イオン水を溶液の容量が1,000mLになるように仕込み、25℃で均一混合して過酸化水素水を調製した。測定に用いるまで冷蔵(2〜10℃)保存した。
<実施例2〜21>
実施例1の「NS3結合磁性シリカ粒子試薬の作製」において、ゼラチン(B)の濃度、糖類(C)の種類及び濃度、無機塩(D)の種類及び濃度並びにpHを表1に記載のものとする以外は実施例1と同様にしてNS3結合磁性シリカ粒子試薬(T−2)〜(T−21)を作製し、実施例1と同じ免疫反応緩衝液、標識試薬(POD標識抗ヒトIgG抗体試薬)、ルミノール発光試薬及び過酸化水素水と組み合わせて免疫測定用試薬(S−2)〜(S−21)とした。
実施例1の「NS3結合磁性シリカ粒子試薬の作製」において、ゼラチン(B)の濃度、糖類(C)の種類及び濃度、無機塩(D)の種類及び濃度並びにpHを表1に記載のものとする以外は実施例1と同様にしてNS3結合磁性シリカ粒子試薬(T−2)〜(T−21)を作製し、実施例1と同じ免疫反応緩衝液、標識試薬(POD標識抗ヒトIgG抗体試薬)、ルミノール発光試薬及び過酸化水素水と組み合わせて免疫測定用試薬(S−2)〜(S−21)とした。
<比較例1〜4>
実施例1の「NS3結合磁性シリカ粒子試薬の作製」において、ゼラチン(B)の濃度、糖類(C)の種類及び濃度、無機塩(D)の種類及び濃度並びにpHを表1に記載のものとする以外は実施例1と同様にして比較用のNS3結合磁性シリカ粒子試薬(T’−1)〜(T’−4)を作製し、実施例1と同じ免疫反応緩衝液、標識試薬(POD標識抗ヒトIgG抗体試薬)、ルミノール発光試薬及び過酸化水素水と組み合わせて免疫測定用試薬(S’−1)〜(S’−4)とした。
実施例1の「NS3結合磁性シリカ粒子試薬の作製」において、ゼラチン(B)の濃度、糖類(C)の種類及び濃度、無機塩(D)の種類及び濃度並びにpHを表1に記載のものとする以外は実施例1と同様にして比較用のNS3結合磁性シリカ粒子試薬(T’−1)〜(T’−4)を作製し、実施例1と同じ免疫反応緩衝液、標識試薬(POD標識抗ヒトIgG抗体試薬)、ルミノール発光試薬及び過酸化水素水と組み合わせて免疫測定用試薬(S’−1)〜(S’−4)とした。
以下の方法により免疫測定用試薬(S−1)〜(S−21)及び(S’−1)〜(S’−4)を用いて、下記免疫測定を行い、粒子含有組成物(免疫測定用試薬)の安定性を評価した。安定性の結果を表1に示す。
<免疫測定方法>
実施例及び比較例で得たNS3結合磁性シリカ粒子試薬(T−1)〜(T−21)及び(T’−1)〜(T’−4)をそれぞれ0.025mL、試験管に入れ、試験管の外側からネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を10秒間集め、試験管中の液をアスピレーターで除き、ネオジウム磁石を側面から十分に離し、免疫反応緩衝液0.2mLとHCV陽性血清0.025mLを試験管に入れて混合、試験管中で37℃3分間反応させ、NS3結合磁性シリカ粒子/HCV抗体の複合体を形成させた。反応後、試験管の外側からネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を10秒間集め、試験管中の液をアスピレーターで除き、ネオジウム磁石を側面から十分に離し、生理食塩水0.5mLを加えて磁性シリカ粒子を分散させて集磁後、アスピレーターで液を除く洗浄操作を3回行った。
実施例及び比較例で得たNS3結合磁性シリカ粒子試薬(T−1)〜(T−21)及び(T’−1)〜(T’−4)をそれぞれ0.025mL、試験管に入れ、試験管の外側からネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を10秒間集め、試験管中の液をアスピレーターで除き、ネオジウム磁石を側面から十分に離し、免疫反応緩衝液0.2mLとHCV陽性血清0.025mLを試験管に入れて混合、試験管中で37℃3分間反応させ、NS3結合磁性シリカ粒子/HCV抗体の複合体を形成させた。反応後、試験管の外側からネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を10秒間集め、試験管中の液をアスピレーターで除き、ネオジウム磁石を側面から十分に離し、生理食塩水0.5mLを加えて磁性シリカ粒子を分散させて集磁後、アスピレーターで液を除く洗浄操作を3回行った。
続いて、標識試薬0.1mLを試験管に注入し、試験管中で37℃3分間反応させ、NS3結合磁性シリカ粒子/HCV抗体/POD標識抗ヒトIgG抗体複合体を形成させた。反応後、試験管の外側からネオジウム磁石で磁性シリカ粒子を10秒間集め、試験管中の液をアスピレーターで除き、ネオジウム磁石を側面から十分に離し、生理食塩水0.5mLを加えて磁性シリカ粒子を分散させて集磁後、アスピレーターで液を除く洗浄操作を2回行った。
最後に、ルミノール試薬0.1mLと過酸化水素水0.1mLとを同時に加え、37℃で発光反応させ、ルミノール試薬及び過酸化水素水を添加後40〜45秒の一秒当たりの平均発光量をルミノメーター[ベルトールドジャパン社製「Lumat LB9507」]で測定した。
最後に、ルミノール試薬0.1mLと過酸化水素水0.1mLとを同時に加え、37℃で発光反応させ、ルミノール試薬及び過酸化水素水を添加後40〜45秒の一秒当たりの平均発光量をルミノメーター[ベルトールドジャパン社製「Lumat LB9507」]で測定した。
<4℃での安定性評価>
4℃で0.5年間保管した免疫測定用試薬を用いて上記免疫測定をして、得られた発光量cpsを一定期間保存後の活性(X1)とした。また、免疫測定用試薬を作製直後に免疫測定を行い、得られた発光量cpsを作製直後の活性(X2)とした。得られた活性測定値を用いて、以下の計算式で4℃での安定率を算出した。
4℃での安定率(%)=(X1/X2)×100
4℃で0.5年間保管した免疫測定用試薬を用いて上記免疫測定をして、得られた発光量cpsを一定期間保存後の活性(X1)とした。また、免疫測定用試薬を作製直後に免疫測定を行い、得られた発光量cpsを作製直後の活性(X2)とした。得られた活性測定値を用いて、以下の計算式で4℃での安定率を算出した。
4℃での安定率(%)=(X1/X2)×100
<37℃での安定性評価>
37℃で3日間保管した免疫測定用試薬を用いて上記免疫測定をして、得られた発光量cpsを一定期間保存後の活性(X3)とした。また、免疫測定用試薬を作製直後に免疫測定を行い、得られた発光量cpsを作製直後の活性(X2)とした。得られた活性測定値を用いて、以下の計算式で37℃での安定率を算出した。
37℃での安定率(%)=(X3/X2)×100
37℃で3日間保管した免疫測定用試薬を用いて上記免疫測定をして、得られた発光量cpsを一定期間保存後の活性(X3)とした。また、免疫測定用試薬を作製直後に免疫測定を行い、得られた発光量cpsを作製直後の活性(X2)とした。得られた活性測定値を用いて、以下の計算式で37℃での安定率を算出した。
37℃での安定率(%)=(X3/X2)×100
表1の実施例17と比較例3との比較並びに実施例1、15及び16と比較例1及び2との比較から、ゼラチンを含有し、pHが7〜9であることにより、4℃安定率が高くなり、粒子表面のHCV抗原のNS3領域の安定性が高くなることがわかる。特に、ゼラチンに加えて、糖類及び無機塩を含有する実施例1〜16及び18〜21の免疫測定用試薬は、4℃安定率及び37℃安定率が共に80%以上を示しており、幅広い温度で安定性が向上することがわかる。
したがって、本発明の免疫測定試薬は、長期保存後においても、高感度かつ正確性の高い臨床検査が可能であることがわかる。
したがって、本発明の免疫測定試薬は、長期保存後においても、高感度かつ正確性の高い臨床検査が可能であることがわかる。
本発明の粒子含有組成物、免疫測定用試薬、免疫測定方法及び粒子の保存方法は、免疫測定及び臨床検査分野に用いられるHCV抗原を用いた検査薬に有用である。
Claims (12)
- 表面にHCV抗原のNS3領域を固定化した粒子(A)、ゼラチン(B)及び水を含有し、pHが7〜9である粒子含有組成物。
- 更に糖類(C)を含有する請求項1に記載の粒子含有組成物。
- 粒子含有組成物中のゼラチン(B)の含有量が1〜8重量%であり、糖類(C)の含有量が1〜40重量%である請求項2に記載の粒子含有組成物。
- 糖類(C)に対するゼラチン(B)の重量比率[(B)/(C)]が0.025〜1.6である請求項2又は3に記載の粒子含有組成物。
- 糖類(C)が二糖類(C2)である請求項2〜4のいずれか1項に記載の粒子含有組成物。
- 更に無機塩(D)を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の粒子含有組成物。
- 無機塩(D)が塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硝酸ナトリウム及び硝酸カリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項6に記載の粒子含有組成物。
- 粒子(A)が磁性シリカ粒子である請求項1〜7のいずれか1項に記載の粒子含有組成物。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の粒子含有組成物を含有する免疫測定用試薬。
- 請求項9に記載の免疫測定用試薬を用いて、試料中の測定対象物質を測定する免疫測定方法。
- 表面にHCV抗原のNS3領域を固定化した粒子(A)を、ゼラチン(B)を含有する水溶液中で保存する粒子(A)の保存方法であって、水溶液のpHが7〜9である粒子(A)の保存方法。
- 2〜45℃の温度で保存する請求項11に記載の粒子(A)の保存方法。
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