JP2018124000A - マイクロ流路熱交換器およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
高温流体の流路が設けられた複数の第1の伝熱板と低温流体の流路が設けられた複数の第2の伝熱板とが交互に積層された流路層積層体と、
前記流路層積層体の積層方向の少なくとも一方の面に接合された保護板と、
フランジを有し、温度センサーが封入されたシース管とを備え、
前記保護板は、前記保護板の積層方向に貫通した貫通孔と、前記貫通孔の周囲に前記保護板の積層方向に凹んだフランジ収容部とを有し、
前記シース管は前記貫通孔に貫通し、
前記フランジは前記フランジ収容部に収容され、
前記流路積層体と前記保護板と前記フランジとが一体に接合されたものである。
高温流体の流路が設けられた複数の第1の伝熱板と低温流体の流路が設けられた複数の第2の伝熱板とを交互に重ねて積層され、積層方向のうち少なくとも一方の面に、積層方向に貫通する貫通孔を形成するための孔部を有する少なくとも1枚の第1の金属板を配置するステップと、
前記第1の金属板の上に、フランジ収容部を有する第2の金属板を配置するステップと、
前記第1の金属板の上に、一方の端が閉口した金属製のフランジ付きシース管のフランジより他方の側のシース管部分を前記貫通孔に挿通させた状態で前記フランジを前記フランジ収容部に配置するステップと、
拡散接合により、少なくとも前記1以上の第1の金属板、前記フランジ付きシース管のフランジおよび前記第2の金属板を、一体化するステップと
を有する。
前記第2の金属板の前記フランジ収容部に前記第2の金属板よりも薄い前記フランジを収容する場合、前記フランジを載置するステップの前に、前記第2の金属板の厚さと前記フランジの厚さの差分を厚さとする金属スペーサを前記第1の金属板の上に載置するステップと
を有してもよい。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るマイクロ流路熱交換器を示す斜視図、図2は図1のマイクロ流路熱交換器を一部分解して示す斜視図である。
これらの図に示すように、このマイクロ流路熱交換器1は、流路層積層体である熱交換器本体2と、下側保護板3Aと、上側保護板3Bと、高温流体の入口用の接続部5Aと、高温流体の出口用の接続部5Bと、低温流体の入口用の接続部5Cと、低温流体の出口用の接続部5Dとを有する。
熱交換器を構成する材料については、同じ種類に限定するものではない。より具体的には、ステンレス鋼とチタンなどが用いられる。ステンレス鋼とセラミックスの例もある。
積層後の形状については、略直方体に限定するものではない。より具体的には、丸い板を積層すれば円筒状になる。
以降、説明上の必要に応じて、図中にあるX軸、Y軸、Z軸を基に、マイクロ流路熱交換器1のZ軸に直交する上下の両面を「主面」と呼び、主面以外のX軸やY軸に直交する四面を「側面」と呼ぶこととする。
次に、熱交換器本体2の構成を説明する。
前述したように、熱交換器本体2は、2種類の第1の伝熱板2Aと第2の伝熱板2Bを交互に複数積層して構成される。これらの伝熱板2A、2Bにはエッチング処理によって溝および切り欠き部が形成されている。第1の伝熱板2Aと第2の伝熱板2Bは、溝および切り欠き部のパターンが異なっている。
図3に示すように、高温伝熱板2Aには、高温流体の流路を形成する溝25A、30A、31Aおよび切り欠き部26A、27A、28A、29Aがそれぞれ設けられている。溝25A、30A、31Aは高温伝熱板2Aの一方の面にのみ設けられる。溝25A、30A、31Aの深さはどこも均一であってよい。切り欠き部26A、27A、28A、29Aは、高温伝熱板2Aの基材の4辺に各々対応する縁端部における所定の部位を基材の厚み分除去することによって形成される。
図4に示すように、低温伝熱板2Bには、低温流体の流路を形成する溝25Bおよび切り欠き部26B、27B、28B、29Bがそれぞれ設けられている。溝25Bは低温伝熱板2Bの一方の面にのみ設けられる。溝25Bの深さはどこも均一であってよい。切り欠き部26B、27B、28B、29Bは、低温伝熱板2Bの基材の4辺に各々対応する縁端部における所定の部位を基材の厚み分除去することによって形成される。
上記のような構成を有する高温伝熱板2Aおよび低温伝熱板2Bは、図5および図6に示すように、双方の溝25A、25B、30A、31Aが設けられた面の向きを一致させて、複数の高温伝熱板2Aと低温伝熱板2Bを交互に重ね合わせて積層される。このようにして熱交換器本体2が形成される。
図5は熱交換器本体2における高温流路を示す斜視図である。
高温流路は、高温伝熱板2Aの各溝25A、30A、31Aと低温伝熱板2Bの下側の面との間に形成される。高温流体は、高温流体入口21から流入し、溝30Aを通って複数の溝25Aに分配される。複数の溝25Aを通過した高温流体は溝31Aで合流し、高温流体出口22より流出する。このような高温流体の流れが各々の高温伝熱板2Aに対応する高温流路層において生じる。
低温流路は、低温伝熱板2Bの溝25Bと高温伝熱板2Aの下側の面もしくは上側保護板4の下側の面との間に形成される。低温流体は、低温流体入口23から流入し、複数の溝25Bを通って低温流体出口24から流出する。このような低温流体の流れが各々の低温伝熱板2Bに対応する低温流路層において生じる。
また、高温伝熱板2Aの溝25Aを流れる高温流体と低温伝熱板2Bの溝25Bを流れる低温流体は対向流となっている。
高温伝熱板2Aの溝25Aを流れる高温流体と低温伝熱板2Bの溝25Bを流れる低温流体は、対向流に限定するものではなく、並行流や直交流などでもよい。
この実施形態のマイクロ流路熱交換器1では、熱交換器本体2内の高温流体および低温流体の温度を、熱交換器本体2内に差し込まれた温度センサーにより測定する。
図8はフランジ付きシース管4Aの取り付け構造を示す断面図である。同図は図1のA−A断面図である。その他のフランジ付きシース管4B、4C、4Dの取り付け構造も同じである。
上側保護板3Bは、貫通孔121を形成する第1の孔部125が設けられた複数の第1の金属板127と、フランジ付きシース管4Aのフランジ103を収容可能なフランジ収容部129を形成するための第2の孔部131が設けられた第2の金属板133とを積層して形成される。なお、図8では、5枚の第1の金属板127と1枚の第2の金属板133との積層体によって上側保護板3Bが構成される場合を示しているが、第1の金属板127および第2の金属板133ともに1枚以上であればよい。
また、フランジ付きシース管4Aのフランジ103の下面134が上側保護板3Bの第1の金属板127のフランジ受け面123に拡散接合によって一体に接合されるので、その接合部位がシールとなって、熱交換器本体2内の流体が、フランジ付きシース管4Aのシース管101を通すために上側保護板3Bに開けた貫通孔121の内壁面とシース管101の外周面との隙間を通じて漏れ出すことを防止できる。したがって、隙間をシールするための工程が不要となり、製造工数を減らすことができる。
以下、上記の実施形態のマイクロ流路熱交換器1およびその製造方法の変形例を説明する。
図10はフランジ付きシース管4Aの変形例を示す断面図である。
上記実施形態のフランジ付きシース管4Aでは、シース管101の開口側である他端側をフランジ103の他端面よりも突出させたが、図10に示すように、シース管101の開口側である他端側の高さをフランジ103の他端面の高さと揃えてもよい。これにより、拡散接合に用いる加圧面にシース管101の突出部を避ける空間を設ける必要が無くなる。
上記の実施形態のフランジ付きシース管4Aでは、フランジ付きシース管4Aのフランジ103を収容可能なフランジ収容部129を形成するための第2の孔部131が設けられた第2の金属板133を、複数の第1の金属板127の上に積層したが、例えば、図11に示すように、上から2番目の金属層を第2の金属板133とするなど、複数の第1の金属板127のうちいずれかの第1の金属板127の上面と接する位置に第2の金属板133を積層してもよい。
図12に示すように、フランジ付きシース管4Aのフランジ103の厚さが複数の第2の金属板133を重ねた時の厚さと等しくなるようにしてもよい。当然ながら、この場合には第2の孔部131が設けられた複数の第2の金属板133が連続して積層される。この場合も、フランジ収容部129を形成するための第2の孔部131が設けられた複数の第2の金属板133は、複数の第1の金属板127のうちいずれかの第1の金属板127の上面と接する位置に積層されてもよい。
図14に示すように、流体の流れの方向とシース管101の断面の楕円の長軸方向を一致させたい場合がある。
図14は軸周り方向における取り付けの向きが決められたフランジ付きシース管4Aの例を示す上面図および側面断面図である。
図15に示すように、フランジ付きシース管4Aのフランジ103の厚さが第2の金属板133の厚さよりも小さい場合、拡散接合した時にプレスPがフランジ103と接していないため、プレスPの圧がフランジ103に加わらずフランジ103を第1の金属板127と一体化することができない。逆に、フランジ103の厚さが第2の金属板133の厚さよりも大きい場合、拡散接合した時にプレスPが第2の金属板133と接していないため、プレスPの圧が第2の金属板133に加わらず第2の金属板133を一体化させることができない。
上記の実施形態では、金属製のシース管101の外周面にフランジ103が溶接されたフランジ付きシース管4Aを用いたが、例えばフレア加工あるいはバジル加工などによって一体成形されたフランジ付きシース管を用いてもよい。
2…熱交換器本体
3B…上側保護板
3A…下側保護板
4A、4B、4C、4D…フランジ付きシース管
21…高温流体入口
22…高温流体出口
23…低温流体入口
24…低温流体出口
101…シース管
103…フランジ
121…第1の孔部
127…第1の金属板
129…フランジ収容部
131…第2の孔部
133…第2の金属板
141…温度センサー
143…絶縁体
151…金属スペーサ
Claims (3)
- 高温流体の流路が設けられた複数の第1の伝熱板と低温流体の流路が設けられた複数の第2の伝熱板とが交互に積層された流路層積層体と、
前記流路層積層体の積層方向の少なくとも一方の面に接合された保護板と、
フランジを有し、温度センサーが封入されたシース管とを備え、
前記保護板は、前記保護板の積層方向に貫通した貫通孔と、前記貫通孔の周囲に前記保護板の積層方向に凹んだフランジ収容部とを有し、
前記シース管は前記貫通孔に貫通し、
前記フランジは前記フランジ収容部に収容され、
前記流路積層体と前記保護板と前記フランジとが一体に接合されたことを特徴とするマイクロ流路熱交換器。 - 高温流体の流路が設けられた複数の第1の伝熱板と低温流体の流路が設けられた複数の第2の伝熱板とを交互に重ねて積層され、積層方向のうち少なくとも一方の面に、積層方向に貫通する貫通孔を形成するための孔部を有する少なくとも1枚の第1の金属板を配置するステップと、
前記第1の金属板の上に、フランジ収容部を有する第2の金属板を配置するステップと、
前記第1の金属板の上に、一方の端が閉口した金属製のフランジ付きシース管のフランジより他方の側のシース管部分を前記貫通孔に挿通させた状態で前記フランジをフランジ収容部に配置するステップと、
拡散結合により、少なくとも前記1枚の第1の金属板、前記フランジ付きシース管のフランジおよび前記第2の金属板を、一体化するステップと
を有するマイクロ流路熱交換器の製造方法。 - 請求項2に記載のマイクロ流路熱交換器の製造方法であって、
前記第2の金属板の前記フランジ収容部に前記第2の金属板よりも薄い前記フランジを収容する場合、
前記フランジを載置するステップの前に、
前記第2の金属板の厚さと前記フランジの厚さの差分を厚さとする金属スペーサを前記第1の金属板の上に載置するステップ
を有する
マイクロ流路熱交換器の製造方法。
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| CN114270146A (zh) * | 2019-08-23 | 2022-04-01 | 特兰特公司 | 用于换热器的传感器组件 |
| JP2024130822A (ja) * | 2023-03-15 | 2024-09-30 | オリオン機械株式会社 | プレート式熱交換器および水素ガス冷却システム |
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