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JP2018122561A - 画像記録装置、乾燥装置および画像記録方法 - Google Patents

画像記録装置、乾燥装置および画像記録方法 Download PDF

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JP2018122561A JP2017018315A JP2017018315A JP2018122561A JP 2018122561 A JP2018122561 A JP 2018122561A JP 2017018315 A JP2017018315 A JP 2017018315A JP 2017018315 A JP2017018315 A JP 2017018315A JP 2018122561 A JP2018122561 A JP 2018122561A
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雅晴 中川
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Abstract

【課題】電磁波を用いたインクの乾燥処理において、乾燥効率の低下を抑制し得る技術を提供する。【解決手段】画像記録装置は、基材2の表面2Sに付着したインクに電磁波を照射して当該インクを加熱する乾燥部5を備える。乾燥部5は、基材2を内部に導入する導入開口542と基材2を内部から導出する導出開口541とが設けられ、筒状に形成された導波管部53と電磁波を透過させる材料で形成され、導波管部53の内部における導入開口542から導出開口541の間の位置に配設され、導波管部53に導入された基材2におけるインクが付着した表面2Sに対向する対向部材10とを備える。【選択図】図5

Description

この発明は、インクジェット方式により、用紙などの基材に向けてインクの液滴を吐出して基材の表面に画像を記録する技術に関し、特に、基材の表面に付着したインクを乾燥させる技術に関する。
従来のインクジェット方式の画像記録装置は、例えば、ヘッドに対してその長手方向に移動する長尺帯状(ウェブ状)の基材の表面に向けて、ヘッドに設けられた複数の吐出口からインク滴を吐出することによって、基材の表面にインクを付着させる。その後、インクが付着した基材に対して乾燥処理を施してインクを乾燥させ、基材の表面に画像を定着させる。
この乾燥処理においては、例えば、基材の表面に付着したインクに電磁波を照射することが公知である。例えば、特許文献1には、マグネトロンから供給され、プロペラ部材で反射したマイクロ波をインクに照射することが開示されている。また、ファンから温風を導波管内に送り込むことによって、インクの乾燥を促進させることが開示されている。
インクにマイクロ波を照射すると、インクの溶媒(水性インクの場合は水分)の分子が振動することによって加熱され、気化する。このように、マイクロ波を利用した乾燥方式は、インクの溶剤を選択的に加熱できるため、他の乾燥方式、例えば、基材に熱風を吹き付けてインクを加熱する方式、あるいは、基材にヒートドラムを接触させてインクを加熱する方式に比べて、インクを効率よく乾燥させることができる。
導波管は、マイクロ波の外部の漏洩を防止するために、閉塞性の高い空間を形成している。このため、導波管の内部へ基材を導入し、乾燥処理を行うと、基材に付着したインクから気化した溶媒蒸気が、導波管内部に滞留する。したがって、乾燥処理を継続して行うと、徐々に導波管内部の溶媒蒸気量が上昇することによって、乾燥効率が低下するおそれがあった。また、導波管内部における溶媒蒸気量が増大すると、溶媒蒸気が結露して液滴となって基材へ付着するおそれがあり、これによって、画像品質低下を招くおそれがあった。
特許文献1では、「インク溶媒が気化することにより発生する溶媒蒸気が導波管内に滞留するため、この溶媒蒸気によりメディアに吐出されたインクの乾燥速度が十分に得られないという問題」に対する解決策として、導波管を換気する換気手段(ファン)を、導波管の始端部および終端部に設けている。
特開2010−125781号公報
しかしながら、上記の技術によっても、導波管内から溶媒蒸気や紙粉を十分に除去することは難しく、導波管の内部における溶媒蒸気量や紙粉の増大によって、インクの乾燥効率の低下を招くおそれがあった。
本発明は、電磁波を用いたインクの乾燥処理において、乾燥効率の低下を抑制し得る技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、第1態様は、画像記録装置であって、基材に向けて、画像データに基づきインクの液滴を吐出するヘッド部と、前記ヘッド部から吐出され、前記基材の表面に付着した前記インクに電磁波を照射して当該インクを加熱する乾燥部とを備え、前記乾燥部は、前記基材を内部に導入する導入開口と前記基材を内部から導出する導出開口とが設けられ、筒状に形成された導波管と、前記導波管の内部に前記電磁波を供給する電磁波供給部と、前記電磁波を透過させる材料で形成され、前記導波管の内部における前記導入開口から前記導出開口の間の位置に配設され、前記導波管に導入された前記基材における前記インクが付着した前記表面に対向する対向部材とを備える。
第2態様は、第1態様の画像記録装置であって、前記対向部材は、前記基材よりも幅広に形成されている。
第3態様は、第2態様の画像記録装置であって、前記対向部材は、前記基材の両面にそれぞれ対向して配設される一対の対向部を有する。
第4態様は、第2態様または第3態様の画像記録装置であって、前記対向部材は、前記基材の周囲を囲む筒状に形成された。
第5態様は、第1態様から第4態様のいずれか1態様の画像記録装置であって、前記電磁波が、波長が110mm以上340mm以下のマイクロ波を含み、前記対向部材が、比誘電率に誘電損失角を乗じた値が0.0012以下である材料で形成されている。
第6態様は、第5態様の画像記録装置であって、前記対向部材の材料の耐熱温度が、200℃以上である。
第7態様は、第5態様または第6態様の画像記録装置であって、前記対向部材の材料が、石英ガラスである。
第8態様は、第1態様から第7態様のいずれか1態様の画像記録装置であって、前記対向部材と前記導入開口を介して前記導波管の内部に導入された前記基材との間に、前記導入開口または前記導出開口に向かう気流を形成する気流形成部、をさらに備える。
第9態様は、第8態様の画像記録装置であって、前記気流形成部は、前記導入開口から前記導出開口に向かう気流を形成する。
第10態様は、第8態様または第9態様の画像記録装置であって、前記気流形成部は、前記導入開口および前記導出開口のうち一方から、前記導波管の内部における前記基材と前記対向部材との間に向けて気体を供給する気体供給部と、前記導入開口および前記導出開口のうち他方から、前記導波管の内部における前記基材と前記対向部材との間にある気体を吸引する気体吸引部とを有する。
第11態様は、基材の表面に付着したインクに電磁波を照射して当該インクを加熱する乾燥装置であって、前記基材を内部に導入する導入開口と前記基材を内部から導出する導出開口とが設けられ、筒状に形成された導波管と、前記導波管の内部に前記電磁波を供給する電磁波供給部と、前記電磁波を透過させる材料で形成され、前記導波管の内部における前記導入開口から前記導出開口の間の位置に配設され、前記導波管に導入された前記基材における前記インクが付着した前記表面に対向する対向部材とを備える。
第12態様は、第11態様の乾燥装置であって、前記対向部材と前記導波管の内部に導入された前記基材との間に、前記導入開口または前記導出開口に向かう気流を形成する気流形成部、をさらに備える。
第13態様は、画像記録方法であって、基材に向けて、画像データに基づきインクの液滴をヘッド部から吐出する吐出工程と、前記ヘッド部から吐出され、基材の表面に付着した前記インクに電磁波を照射して当該インクを加熱する乾燥工程とを含み、前記乾燥工程は、筒状に形成され、前記基材を内部に導入する導入開口および前記基材を内部から導出する導出開口とが設けられた導波管の内部に前記電磁波を供給する電磁波供給工程と、前記導入開口を通じて前記基材を導入する導入工程と、前記電磁波を透過させる材料で形成され、前記導波管の内部における前記導入開口から前記導出開口の間の位置に配設された対向部材を、前記導波管に導入された前記基材における前記インクが付着した前記表面に対向させる対向工程と、前記導波管に形成された前記導出開口を通じて、前記導波管の内部の前記基材を外部に導出する導出工程とを含む。
第14態様は、第13態様の画像記録方法であって、前記対向部材と前記導入工程にて前記導波管の内部に導入された前記基材との間に、前記導入開口または前記導出開口に向かう気流を形成する気流形成工程とを含む。
第1態様の画像記録装置によると、基材の表面に付着したインクから発生した溶媒蒸気や紙粉を、対向部材によって遮ることができるため、その溶媒蒸気が導波管の内部に拡散することを低減できる。これによって、導波管の内部における溶媒蒸気量の増大が抑制され、インクの乾燥効率の低下を抑制し得る。
第2態様の画像記録装置によると、基材よりも幅広な対向部材によって基材が覆われるため、基材の幅方向に広がりながら拡散する溶媒蒸気を対向部材によって遮ることができる。これによって、導波管の内部への溶媒蒸気の拡散を有効に低減できる。
第3態様の画像記録装置によると、対向部材が基材の両側に対向することによって、基材を両側から遮ることができるため、導波管の内部に溶媒蒸気が拡散することを有効に低減できる。
第4態様の画像記録装置によると、基材の周囲を囲むことによって、溶媒蒸気が導波管の内部への拡散を有効に低減できる。
第5態様の画像記録装置によると、比誘電率に誘電損失角を乗じた値が0.0012以下の材料で対向部材を形成することによって、対向部材のマイクロ波吸収を低く抑えられることができ、もって、インクを効率良く乾燥できる。
第6態様の画像記録装置によると、耐熱温度が200℃以上の材料で対向部材を形成することによって、高温の溶媒蒸気などによって対向部材が熱変形することを低減できる。
第7態様の画像記録装置によると、対向部材を石英ガラスで形成することによって、耐熱性の高い対向部材を得ることができる。また、インクの溶媒が染みこみ難い対向部材を得るできるため、対向部材の洗浄作業が容易となり得る。
第8態様の画像記録装置によると、対向部材と導波管の内部に導入された基材との間において、導入開口または導出開口に向けた気流が形成されることによって、基材の表面から発生した溶媒蒸気が導波管の外部に排出される。これによって、溶媒蒸気が対向部材と基材との間に定在することを抑制できるため、インクの乾燥効率の低下を抑制できる。
第9態様の画像記録装置によると、基材の搬送方向と同方向に気流が形成されるため、基材の移動を妨げることなく、溶媒蒸気を排出し得る。
第10態様の画像記録装置によると、導波管の内部における基材と対向部材との間において、前記導入開口および前記導出開口のうち一方から他方に向かう気流を形成できる。
第11態様の乾燥装置によると、基材の表面に付着したインクから発生した溶媒蒸気を、対向部材によって遮ることができるため、その溶媒蒸気が導波管の内部に拡散することを低減できる。これによって、導波管の内部における溶媒蒸気量の増大が抑制され、インクの乾燥効率の低下を抑制し得る。
第12態様の乾燥装置によると、対向部材と導波管の内部に導入された基材との間において、導入開口または導出開口に向けた気流が形成されることによって、基材の表面から発生した溶媒蒸気や紙粉が導波管の外部に排出される。これによって、溶媒蒸気が対向部材と基材との間に定在することを抑制できるため、インクの乾燥効率の低下を抑制できる。
第13態様の画像記録方法によると、基材の表面に付着したインクから発生した溶媒蒸気や紙粉を、対向部材によって遮ることができるため、その溶媒蒸気が導波管の内部に拡散することを低減できる。これによって、導波管の内部における溶媒蒸気量の増大が抑制され、インクの乾燥効率の低下を抑制し得る。
第14態様の画像記録方法によると、対向部材と導波管の内部に導入された基材との間において、導入開口または導出開口に向けた気流が形成されることによって、基材の表面から発生した溶媒蒸気や紙粉が導波管の外部に排出される。これによって、溶媒蒸気が対向部材と基材との間に定在することを抑制できるため、インクの乾燥効率の低下を抑制できる。
実施形態の画像記録装置1を示す概略側面図である。 実施形態の乾燥部5の全体を示す概略斜視図である。 実施形態の乾燥部5の断面を示す概略平面図である。 図3中に示すA1−A1線における乾燥部5の断面を示す正面図である。 図3中に示すA2−A2線における乾燥部5の断面を示す側面図である。 実施形態の導波管部53を分解して示す概略斜視図である。 実施形態の画像記録装置1の動作を示す流れ図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
また、各図においては、方向関係を明確にするため、Z軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とする座標系を適宜付している。この座標系においては、矢印の先端が向く方向を+(プラス)方向とし、その逆方向を−(マイナス)方向とする。
<1. 実施形態>
図1は、実施形態の画像記録装置1を示す概略側面図である。画像記録装置1は、インクジェット方式により、基材2に向けてインクの液滴を吐出し、基材2の表面2Sに画像を記録するものである。基材2は、ここでは長尺帯状(ウエブ状)に形成された用紙としているが、基材2の形態はこれに限定されるものではない。
画像記録装置1は、各要素を収容する筐体100を備える。画像記録装置1は、送出部3と、ヘッド部4と、乾燥部5(乾燥装置)と、気体供給部61と、気体吸引部65と、巻取部7と、制御部8とを備える。送出部3、ヘッド部4、乾燥部5、巻取部7および制御部8は筐体100の内部に配設されている、気体供給部61および気体吸引部65は筐体100の内部および外部の双方にわたって配設されている。ただし、送出部3、ヘッド部4、乾燥部5、巻取部7および制御部8のうち一部または全部は、筐体100の外部に配設されてもよい。
ウエブ状の基材2は、搬送駆動部90によりロール状態で配置される送出部3から送り出された後、その長手方向(Y方向)に水平搬送され、巻取部7にてロール状に巻き取られる。水平搬送とは、ここでは、基材2の主面(最も面積が大きい面)である表面2Sが水平面(XY面)に平行な状態で搬送されることをいう。搬送駆動部90は、例えば、巻取部7に設けられた駆動モータを回転駆動するとともに、基材2の搬送速度や位置情報などをロータリーエンコーダなどで検出する。搬送駆動部90、送出部3および巻取部7は、基材2を移動させる移動部の一例である。
ヘッド部4および乾燥部5は、基材2が水平搬送される区間に、基材2の表面2S(XY面)に対向するように配設されている。ヘッド部4は、水平搬送される基材2の上側(+Z側)に配置され、Y方向に順に配列された第1ヘッド41、第2ヘッド42、第3ヘッド43および第4ヘッド44を備える。
第1ヘッド41〜第4ヘッド44各々は、特定色のインクの液滴を、基材2の表面2S(+Z側の主面(最も面積が大きい面))に向けて吐出する。例えば、第1ヘッド41はシアン(C)のインクの液滴を吐出し、第2ヘッド42はマゼンダ(M)のインクの液滴を吐出し、第3ヘッド43はイエロー(Y)のインクの液滴を吐出し、第4ヘッド44はブラック(K)のインクの液滴を吐出するとよい。第1ヘッド41〜第4ヘッド44各々は、異なる3種類のサイズ(大サイズ、中サイズおよび小サイズ)のインクの液滴を吐出可能に構成してもよい。
第1ヘッド41は、基材2の表面2Sと対向する底面に、X方向に配列された複数の吐出口(不図示)が設けられており、この複数の吐出口各々から独立に特定色(例えばシアン)のインクの液滴を吐出する。複数の吐出口は、基材2の幅方向(X方向)において画像を記録すべき領域の寸法以上の幅にわたって設けられている。第1ヘッド41と同様に、第2ヘッド42〜第4ヘッド44にも、複数の吐出口がそれぞれ設けられている。
乾燥部5は、ヘッド部4よりも、基材2の搬送方向の下流側(+Y側)に配設されている。乾燥部5は、ヘッド部4から吐出されたインクが表面2Sに付着している基材2の部分に電磁波を照射してそのインクを乾燥させる、乾燥処理を行う。
乾燥部5において基材2に照射される電磁波としては、波長が110mm以上340mm以下のマイクロ波が好適であるが、電磁波の波長はインクの溶媒の種類に応じて適宜決定し得る。インクが水性である場合には、インクに含有される溶媒成分(水分)の吸収波長の属する電磁波、具体的には、周波数が2.45GHz(ギガヘルツ)のマイクロ波を利用し得る。
図2は、実施形態の乾燥部5の全体を示す概略斜視図である。図3は、実施形態の乾燥部5の断面を示す概略平面図である。図4は、図3中に示すA1−A1線における乾燥部5の断面を示す正面図である。図5は、図3中に示すA2−A2線における乾燥部5の断面を示す側面図である。
乾燥部5は、電磁波発生部51と、増幅器部52と、導波管部53と、反射部55と短絡部57とを備える。電磁波発生部51は、マイクロ波などの電磁波を発生させるマグネトロンを備える。増幅器部52は、電磁波発生部51で発生した電磁波を導波管部53へ向けて出射する。反射部55は、増幅器部52から出射され、導波管部53を通過した電磁波を反射する。導波管部53の内部には、増幅器部52から出射され反射部55で反射した電磁波による定常波が発生する。短絡部57は、反射部55によって反射されなかった電磁波を終端させるものである。
導波管部53は、X方向に延びる筒状に形成された部材である。具体的には、導波管部53は、+Y側の側壁531と、側壁531と対向する−Y側の側壁532と、+Z側の側壁534と、側壁534と対向する−Z側の側壁535とを有する角筒状に形成された部材である。
導波管部53には、基材2に導波管部53の内部を通過させるための基材通し部54が設けられている。基材通し部54は、導波管部53の+Y側の側壁531において、導出開口541を形成している。また、基材通し部54は、導波管部53の−Y側の側壁532において、導入開口542を形成している。導出開口541および導入開口542は、基材2の幅方向(X方向)の長さよりも大きいスリット状の開口とされている。
基材2は、導波管部53の−Y側に設けられた導入開口542から導波管部53の内部に導入された後、導波管部53内部を通って+Y側に設けられた導出開口541から導出される。ここでは、導出開口541および導入開口542は、同一のXY平面上に設けられおり、基材2が直線状にこれらを通過する。ただし、導出開口541および導入開口542を同一平面上に設けることは必須ではない。
側壁531の外側面(+Y側面)には、+Y側に張り出す一対の張出部544,544が設けられている。一対の張出部544,544は、導出開口541よりもX方向に長く延びる長尺状に形成されており、導出開口541の+Z側および−Z側に配設されている。一対の張出部544,544は、導出開口541から出た電磁波を導波管部53の内側へ反射することによって、導出開口541から外部空間への電磁波の漏出を低減する。図5に示すように、基材2は、導入開口542を通過した後、一対の張出部544,544の間を通過する。
側壁532の外側面(−Y側面)にも、−Y側に張り出す一対の張出部545,545が設けられている。一対の張出部545,545は、導入開口542よりもX方向に長く延びる長尺状に形成されており、導入開口542の+Z側および−Z側に配設されている。一対の張出部545,545は、導入開口542から出た電磁波を導波管部53の内側へ反射することによって、導入開口542から外部空間への電磁波の漏出を低減する。図5に示すように、基材2は、一対の張出部545,545の間を通過した後、導波管部53の内部を通り、導入開口542を通過する。
<増幅器部52>
増幅器部52は、誘電率の低い材料、例えば高密度ポリエチレン(UHMW)ポリテトラフルオロエチレンなどの樹脂材料で構成され得る。なお、加工容易性およびコスト面の観点から、増幅器部52として高密度ポリエチレンを用いるとよい。電磁波発生部51が電磁波を発生させると、導波管部53内の増幅器部52と反射部55間の長さが電磁波の1/2波長の倍数になることにより、定常波が発生する。なお、乾燥効率が良いことから、定在波の発生による加熱室を例示するが、これは必須ではなく、導波管部53内において不規則な電磁波の状態であっても乾燥は可能である。
<反射部55>
反射部55は、導波管部53よりも+X側に配設されており、増幅器部52から出射された電磁波を反射する。反射部55の導波管部53の内部に向いている反射面(−X側面)は、電磁波を反射する材料、例えばアルミニウムなどの金属で形成され得る。反射部55は、その反射面と増幅器部52の出射面との間で生成される定常波の節が、当該反射面に位置するように配設される。
<対向部材10>
図5に示すように、導波管部53の内部には、対向部材10が配設されている。対向部材10は、導入開口542から導出開口541の間の位置において、導波管部53の内部に導入された基材2におけるインクが付着した表面2Sに対向する部材である。
ここでは、対向部材10は、基材2の周囲を囲む筒状(ここでは、角筒状)に形成された遮蔽枠(図6参照)をなしている。より具体的には、対向部材10は、Z方向に対向する一対の対向部101,102と、一対の対向部101,102の+X端および−X端各々を連結する一対の対向部103,104とを備える。対向部101〜104が、導波管部53内部を通過する基材2の周囲を囲むことによって、基材2に付着したインクから発生した溶媒蒸気を遮ることによって、その溶媒蒸気が導波管部53の内部へ拡散することを抑制する。
対向部101,102は、XY面に平行な板状部分である。対向部101は、導波管部53の内部を通過する基材2の+Z側に配されている。対向部101の−Z側面はXY面に平行な平滑面であり、基材2の+Z側の表面2Sに対向する。対向部102は、導波管部53の内部を通過する基材2の−Z側に配されている。対向部102の+Z側面は、XY面に平行な平滑面であり、基材2の−Z側の表面に対向する。すなわち、対向部101,102は、基材2の両面にそれぞれ対向して配設される一対の対向部の一例である。
対向部103,104は、YZ平面に平行な板状部分である。対向部103は、導波管部53の内部を通過する基材2の+X側に配されている。対向部103の−X側面は、YZ平面に平行な平滑面であり、基材2における+X側の側端部に対向する。対向部104は、導波管部53の内部を通過する基材2の−X側に配されている。対向部104の+X側面は、YZ平面に平行な平滑面であり、基材2における−X側の側端部に対向する。
図5に示すように、本例の対向部材10のY方向の長さは、導出開口541から導入開口542までの長さよりも長く、側壁531の+Y側面から側壁532の−Y側面よりも長くなっている。対向部101,102の+Y側端部は、導波管部53の導出開口541の外側の位置であって、一対の張出部544,544とZ方向に重なる位置まで延びている。また、対向部101,102の−Y側端部は、導波管部53の導入開口542よりも外側の位置であって、一対の張出部545,545とZ方向に重なる位置まで延びている。
対向部材10のZ方向の長さは、導出開口541および導入開口542のZ方向の長さと略一致する。−Z側の対向部102が、側壁531の導出開口541をなす縁部、−Z側の張出部544、側壁532の導入開口542をなす縁部、および−Z側の張出部545に接触することによって、対向部材10が支持されている。対向部101の+Z側面は、側壁531における導出開口541をなす縁部の+Z側面に接触しているとともに、側壁532における導入開口542をなす縁部の+Z側面に接触している。
対向部101,102を、導出開口541の縁部および導入開口542の縁部にX方向にわたって全体的に接触させることによって、対向部101,102と、側壁531および側壁532との間の隙間をなくすことができる。これによって、基材2から発生した溶媒蒸気が導波管部53の内部に侵入することを低減できる。
対向部材10のX方向の長さは、導出開口541および導入開口542のX方向の長さと略一致する。対向部103の+X側面は、側壁531,532の導出開口541および導入開口542をなす縁部の+X側面に接触する。また、対向部104の−X側面は、側壁531,532の導出開口541および導入開口542をなす縁部の−X側面に接触する。
対向部103,104を導出開口541の縁部および導入開口542の縁部にZ方向にわたって全体的に接触させることによって、対向部103,104と、側壁531および側壁532との間の隙間をなくすことができる。これによって、基材2から発生した溶媒蒸気が導波管部53の内部に侵入することを低減できる。
なお、対向部材10の対向部101〜104を、側壁531,532における導出開口541および導入開口542の縁部に接触させることは必須ではない。例えば、対向部101〜104の一部または全部が、導出開口541および導入開口542の縁部と非接触状態で支持されていてもよい。
ここで、導波管部53の内部に対する対向部材10の装着例について説明する。図6は、実施形態の導波管部53を分解して示す概略斜視図である。図6に示すように、導波管部53は、例えば、断面U字状に形成された2つの部品53a,53bをZ方向に重ねることによって構成され得る。部品53aは導波管部53の−Z側の部分に相当する部材であり、部品53bは導波管部53の+Z側の部分に相当する部材である。部品53aの+Y側および−Y側の+Z側を向く端面の中間部には、X方向にわたって凹む凹部581,582が設けられている。また、部品53bの+Y側および−Y側の−Z側を向く端面の中間部には、X方向にわたって凹む凹部583,584が設けられている。部品53a,53bが組み合わされた状態では、凹部581,583が導出開口541を形成し、凹部582,584が導入開口542を形成する。
2つの部品53a,53bが分解された状態で、対向部材10が、凹部581〜584に嵌め込まれることによって、対向部材10が導波管部53の内部において、導出開口541および導入開口542間に跨がって装着された状態となる。
なお、図6に示す装着例は、一例であり、その他の方法で対向部材10を導波管部53の内部に装着してもよい。例えば、導波管部53の導出開口541または導入開口542を通じて、対向部材10を導波管部53の内部に挿入してもよい。
また、図示を省略するが、導波管部53の側壁531,532、一対の張出部544,544または一対の張出部545,545に、対向部材10の+Y側部分および−Y側部分を係止する機構を設けてもよい。
対向部材10は、電磁波を透過させる材料で形成されている。導波管部53に発生した電磁波(定常波)は、対向部材10を透過して、基材2に付着したインクに吸収される。電磁波がマイクロ波である場合、対向部材10の材料としては、石英ガラス、高密度ポリエチレン、フッ素樹脂(PTFE)、ホウケイ酸ガラス、ソーダガラスなどの無極性物質(双極子モーメントがゼロまたは略ゼロの物質)を採用し得る。
ここで、対向部材10の材料として好適な材料について説明する。誘電体が吸収するマイクロ波電力Pは、理論的に下記式(1)によって定義される。
P=K・ε・tanδ・f・E・・・式(1)
式(1)において、「K」は定数(0.556×10−10)を、「ε」は誘電体の比誘電率を、「tanδ」は誘電体の誘電損失角を、「f」は周波数(Hz)を、「E」は電界強度(V/m)をそれぞれ示している。
式(1)が示すように、誘電体の発熱量は、比誘電率(ε)と、誘電損失角(tanδ)に比例する。したがって、被誘電体(ε)に誘電損失角(tanθ)を乗じた値(=ε・tanδ)が小さい程、マイクロ波の吸収性を小さくなる。
表1は、各材料の比誘電率、誘電損失角および耐熱温度を示す図である。表1から求められる各材料のε・tanθは、石英ガラスで0.00037、高密度ポリエチレンで0.00115〜0.001175、フッ素樹脂で0.00042、ホウケイ酸ガラスで0.01702、ソーダガラスで0.145となる。基材2に付着したインクを効率良く乾燥させるためには、対向部材10のマイクロ波の吸収が小さいことが望ましい。具体的には、石英ガラス、高密度ポリエチレンおよびフッ素樹脂が望ましく、上記ε・tanδの値でいえば、0.0012以下であることが望ましい(要件1)。
Figure 2018122561
また、対向部材10は、基材2のインクから発生した高温の溶媒蒸気にさらされるため、耐熱温度(融点)は高いことが望ましい。例えば、対向部材10の材料の耐熱温度を200℃以上とすることが望ましい(要件2)。この要件を満たす材料は、表1に掲げられた材料のうちでは、石英ガラス、フッ素樹脂、ホウケイ酸ガラスである。
さらに、対向部材10の内側には、溶媒蒸気やインク、ヤニなどが付着する可能性がある。このため、対向部材10のメンテナンス(具体的には、洗浄作業)の容易性を考慮した場合、対向部材10の表面が硬く、かつ、インクやヤニなどの吸収(染み込み)が起き難いことが望ましい(要件3)。この要件3を満たす材料は、表1に掲げられた材料のうちでは、石英ガラスと、ホウケイ酸ガラスと、ソーダガラスである。
表1に掲げられた材料のうち、対向部材10として好適な材料は、要件1〜要件3を満足する石英ガラスである。石英ガラスは、マイクロ波の吸収性が比較的低く、かつ、耐熱温度も比較的高い。さらに、石英ガラスは硬質性が比較的高いため、対向部材10の表面の平滑性を高める加工が比較的容易である。したがって、対向部材10の材料として石英ガラスを採用することによって、対向部材10のメンテナンスが容易となる。
<気体供給部61>
気体供給部61は、乾燥部5へ気体を供給するユニットである。図1に示すように、気体供給部61は、気体に圧力を付与する送風駆動部611と、送風駆動部611から圧送される気体を乾燥部5へ案内する筒状の供給ダクト612と、外部から取り込まれる気体を送風駆動部611に案内する吸気ダクト613とを備える。
送風駆動部611としては、ファンを有する公知の送風機を用い得る。送風駆動部611は、ファンの前段または後段に加熱機(電熱器など)を備えることによって、温風を送風可能に構成され得る。また、送風駆動部611は、ファンの前段または後段に公知の除湿機を備えることによって、除湿された低露点の気体(例えば露点0℃など、常温よりも露点の低い空気や、湿度30〜45%の空気)を送風する機構として構成され得る。
<気体吸引部65>
気体吸引部65は、乾燥部5から気体を吸引するユニットである。気体吸引部65は、気体に圧力を付与する吸引駆動部651と、乾燥部5内の気体を吸引駆動部651に案内する筒状の吸引ダクト652と、吸引駆動部651から圧送される気体を外部へ排出する排気ダクト653と、を備える。
図1および図5に示すように、供給ダクト612の先端部は、基材2の+Z側において気体を吐出する気体供給口部6121と、基材2の−Z側において気体を吐出する気体供給口部6122とに分かれている。気体供給口部6121,6122は、図示を省略するが、X方向に延び且つ先端が導入開口542を向く気体供給口を形成しており、その気体供給口各々から基材2の幅方向(X方向)にわたって略均一な流量の気体を吐出する。より具体的には、気体供給口部6121は、導波管部53の内部における基材2と対向部材10の対向部101との間に向けて気体を吐出する。気体供給口部6122は、導波管部53の内部における基材2と対向部材10の対向部102との間に向けて気体を吐出する。
また、図1および図5に示すように、吸引ダクト652の先端部は、基材2の+Z側において気体を吸引する気体吸引口部6521と、基材2の−Z側において気体を吸引する気体吸引口部6522とに分かれている。気体吸引口部6521,6522は、図示を省略するが、X方向に延び且つ先端が導出開口541を向く気体吸引口を形成しており、その気体吸引口各々から基材2の幅方向(X方向)にわたって気体を吸引する。より具体的には、気体吸引口部6521は、導波管部53の内部における基材2と対向部材10の対向部101との間にある気体を吸引する。気体吸引口部6522は導波管部53の内部における基材2と対向部材10の対向部102との間にある気体を吸引する。
図5に示すように、気体供給口部6121から吐出された気体は、基材2と対向部101の間を通過して、気体吸引口部6521に吸引される。これによって、導入開口542から導出開口541に向かう気流を形成することによって、インクから発生した溶媒蒸気が、導波管部53の外部に排出される。これによって、溶媒蒸気が対向部材10と基材2との間に定在することを抑制できる。また、基材2の搬送方向(+Y方向)と同方向に気流を形成することによって、基材の移動を妨げることなく、溶媒蒸気を排出しできる。
さらに、本実施形態では、基材2より−Z側の気体供給口部6122から吐出された気体が、基材2と対向部102の間を通過して、気体吸引口部6522に吸引される。これによって、基材2の両側の主面と、対向部101,102との間に気流を形成することができるため、一方側のみに気流を形成する場合よりも基材2がばたつくことを低減できる。これによって、基材2が他の部材(例えば、対向部材10、張出部544,545など)に接触することを低減できる。特に、特にインクが付着した表面2Sが他の部材に接触することを低減できることによって、基材2に形成される画像の画質低下を抑制できる。
なお、基材2のZ方向の両側に気流を形成することは必須ではなく、例えば、表面2S側のみに気流を形成してもよい。また、導出開口541から導入開口542に向かう方向(すなわち基材2の搬送方向(+Y方向)と同方向)の気流を形成することは必須ではなく、それとは逆方向の気流を形成してもよい。この場合、基材2に対する気流の相対速度を大きくできるため、基材2の乾燥効率を向上し得る。
なお、気体を導波管部53の導入開口542より外側(または導出開口541より外側)から供給することは必須ではない。例えば、導波管部53の内側において、基材2と対向部101(または対向部102)との間に気体を供給し、その気流を導出開口541または導入開口542に排出するようにしてもよい。
<制御部8>
制御部8は、画像記録装置1の各要素に動作命令を行うことにより、各要素の動作を制御する。制御部8のハードウェアとしての構成は、一般的なコンピュータと同様である。すなわち、制御部8は、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAM、および、制御用アプリケーションまたはデータなどを記憶する記憶部を備えている。
<動作>
図7は、実施形態の画像記録装置1の動作を示す流れ図である。ユーザからの入力などに基づいて、画像記録装置1が動作を開始すると、制御部8が画像記録装置1の各要素に動作指令を行い、以下に説明する動作(画像記録動作)が順次実行される。
なお、下記のとおり、ここでは、吐出工程S10、電磁波供給工程S20、導入工程S30、対向工程S40、気流形成工程S50、導出工程S60が実行されるが、矛盾が生じない限りにおいて、各工程の実行順序は任意に変更され得る。また、複数の工程を並行して実行することも想定され得る。
吐出工程S10が開始されると、制御部8が搬送駆動部90へ動作指令を行い、基材2が送出部3から巻取部7へ連続的に搬送される。続いて、制御部8が4へ動作指令を行い、ヘッド部4は制御部8から送信された画像データ(吐出制御信号)に基づいてインク滴の吐出を、基材2に対して実行する。この結果、元画像に対応する網点画像に基づいて、CMYKのそれぞれの複数のインクの液滴が基材2の表面2Sに付着する。
続いて、電磁波供給工程S20が実行される。電磁波供給工程S20では、制御部8が乾燥部5の電磁波発生部51へ動作指令を行い、導波管部53の内部に電磁波が供給される。これにより、導波管部53の内部において、増幅器部52と反射部55との間に、電磁波の定常波が形成される。
続いて、導入工程S30が実行される。導入工程S30では、搬送駆動部90による基材2の連続搬送によって、インクが付着した基材2の部分が、導出開口541を通じて導波管部53の内部に導入される。
続いて、対向工程S40が実行される。対向工程S40では、搬送駆動部90による基材の連続搬送によって、インクが付着した基材2の部分が、対向部材10に対向する。より具体的には、基材2の表面2Sが対向部材10の対向部101に対向し、基材2の表面2Sとは反対側の裏面が対向部材10の対向部102に対向する。
続いて、気流形成工程S50が実行される。気流形成工程S50では、対向部材10と基材2のインク付着した部分との間に、導入開口542から導出開口541に向かう気流が形成される。なお、気流形成は、制御部8が気体供給部61および気体吸引部65に動作命令を行い、気体供給口部6121,6122からの気体の吐出、および、気体吸引口部6521,6522の気体の吸引が行われることにより実現される。気流形成自体は、吐出工程S10において、基材2の連続搬送が開始された後(あるいは、その前)の時点で開始してもよい。
続いて、導出工程S60が実行される。導出工程S60では、搬送駆動部90による基材2の連続搬送によって、乾燥処理が施されてインクが定着した状態の基材2の部分が、導入開口542を通じて導波管部53の外部に導出される。
<効果など>
本実施形態の画像記録装置1によると、導波管部53の内部において、電磁波照射によって基材2の表面2Sに付着したインクから発生する溶媒蒸気を、対向部材10(特に、対向部101)で遮ることができる。これによって、その溶媒蒸気が導波管部53の内部に拡散することを低減できる。したがって、導波管部53の内部における溶媒蒸気量の増大を抑制でき、もって、インクの乾燥効率の低下を抑制し得る。
また、導波管部53の内部において、基材2と対向部材10との間に気流が形成されることによって、導入開口542から導出開口541に向かう気流が形成される。基材の表面から発生した溶媒蒸気が導波管の外部に排出される。これによって、溶媒蒸気が対向部材と基材との間に定在することを抑制でき、もって、乾燥効率の低下を抑制できる。
<2. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、導波管部53を通過する基材2の部分の全周囲を囲むように、対向部材10が対向部101〜104を備えている。しかしながら、対向部材10が対向部101〜104の全てを備えることは必須ではない。例えば、対向部材10を、対向部101のみとすることも考えられる。この場合、導波管部53の内部において、基材2のうち表面2Sのみに対向部101が対向することとなるものの、この表面2Sは、インクが付着した面であり、かつ、基材2において最も面積が大きい主面である。このため、対向部材10を対向部101のみの構成としても、表面2Sから発生する触媒蒸気を対向部101で直接受け止めることによって、導波管部53の内部に拡散することを有効に低減できる。また、対向部材10を、一対の対向部101,102のみとすることも考えられる。この場合、対向部101のみとしたときよりも導波管部53の内部への触媒蒸気の拡散を抑制できる。
また、対向部材10のY方向の長さを、導波管部53の側壁531,532間の長さよりも短くしてよい。この場合、対向部材10と側壁531または側壁532との隙間が形成されるが、溶媒蒸気を対向部材10(特に、対向部101)で遮ることができるため、対向部材10を設けない場合よりも導波管内にその溶媒蒸気が拡散することを低減できる。
ここで、基材2に付着したインクは導波管部53の内部を進むことで温度が上昇する。したがって、インク中の溶媒は、導波管部53における−Y側(基材2の搬送方向の上流側寄り)の位置よりも、+Y側(基材2の搬送方向の下流側寄り)において蒸発しやすい。すなわち、溶媒蒸気は、導波管部53における+Y側(すなわち側壁531側)で発生量が多くなり得る。したがって、導波管部53の内部への溶媒蒸気の侵入を抑制するため、対向部材10は、側壁531における導出開口541の縁部に隙間無く接触させることが望ましい。また、対向部材10の+Y側端は、導出開口541の縁部よりも外側の位置(一対の張出部544,544とZ方向に重なる位置、もしくは、一対の張出部544,544よりも+Y側の位置)まで延びていることが望ましい。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態および各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
1 画像記録装置
2 基材
2S 表面
4 ヘッド部
5 乾燥部
10 対向部材
101,102,103,104 対向部
51 電磁波発生部
52 増幅器部
53 導波管部
531,532,533,534 側壁
54 基材通し部
541 導出開口
542 導入開口
55 反射部
57 短絡部
61 気体供給部
6121,6122 気体供給口部
65 気体吸引部
6521,6522 気体吸引口部

Claims (14)

  1. 基材に向けて、画像データに基づきインクの液滴を吐出するヘッド部と、
    前記ヘッド部から吐出され、前記基材の表面に付着した前記インクに電磁波を照射して当該インクを加熱する乾燥部と、
    を備え、
    前記乾燥部は、
    前記基材を内部に導入する導入開口と前記基材を内部から導出する導出開口とが設けられ、筒状に形成された導波管と、
    前記導波管の内部に前記電磁波を供給する電磁波供給部と、
    前記電磁波を透過させる材料で形成され、前記導波管の内部における前記導入開口から前記導出開口の間の位置に配設され、前記導波管に導入された前記基材における前記インクが付着した前記表面に対向する対向部材と、
    を備える、画像記録装置。
  2. 請求項1の画像記録装置であって、
    前記対向部材は、前記基材よりも幅広に形成されている、画像記録装置。
  3. 請求項2の画像記録装置であって、
    前記対向部材は、前記基材の両面にそれぞれ対向して配設される一対の対向部を有する、画像記録装置。
  4. 請求項2または請求項3の画像記録装置であって、
    前記対向部材は、前記基材の周囲を囲む筒状に形成された、画像記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項の画像記録装置であって、
    前記電磁波が、波長が110mm以上340mm以下のマイクロ波を含み、
    前記対向部材が、比誘電率に誘電損失角を乗じた値が0.0012以下である材料で形成されている、画像記録装置。
  6. 請求項5の画像記録装置であって、
    前記対向部材の材料の耐熱温度が、200℃以上である、画像記録装置。
  7. 請求項5または請求項6の画像記録装置であって、
    前記対向部材の材料が、石英ガラスである、画像記録装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項の画像記録装置であって、
    前記対向部材と前記導入開口を介して前記導波管の内部に導入された前記基材との間に、前記導入開口または前記導出開口に向かう気流を形成する気流形成部、
    をさらに備える、画像記録装置。
  9. 請求項8の画像記録装置であって、
    前記気流形成部は、前記導入開口から前記導出開口に向かう気流を形成する、画像記録装置。
  10. 請求項8または請求項9の画像記録装置であって、
    前記気流形成部は、
    前記導入開口および前記導出開口のうち一方から、前記導波管の内部における前記基材と前記対向部材との間に向けて気体を供給する気体供給部と、
    前記導入開口および前記導出開口のうち他方から、前記導波管の内部における前記基材と前記対向部材との間にある気体を吸引する気体吸引部と、
    を有する、画像記録装置。
  11. 基材の表面に付着したインクに電磁波を照射して当該インクを加熱する乾燥装置であって、
    前記基材を内部に導入する導入開口と前記基材を内部から導出する導出開口とが設けられ、筒状に形成された導波管と、
    前記導波管の内部に前記電磁波を供給する電磁波供給部と、
    前記電磁波を透過させる材料で形成され、前記導波管の内部における前記導入開口から前記導出開口の間の位置に配設され、前記導波管に導入された前記基材における前記インクが付着した前記表面に対向する対向部材と、
    を備える、乾燥装置。
  12. 請求項11の乾燥装置であって、
    前記対向部材と前記導波管の内部に導入された前記基材との間に、前記導入開口または前記導出開口に向かう気流を形成する気流形成部、
    をさらに備える、乾燥装置。
  13. 基材に向けて、画像データに基づきインクの液滴をヘッド部から吐出する吐出工程と、
    前記ヘッド部から吐出され、基材の表面に付着した前記インクに電磁波を照射して当該インクを加熱する乾燥工程と、
    を含み、
    前記乾燥工程は、
    筒状に形成され、前記基材を内部に導入する導入開口および前記基材を内部から導出する導出開口が設けられた導波管の内部に前記電磁波を供給する電磁波供給工程と、
    前記導入開口を通じて前記基材を導入する導入工程と、
    前記電磁波を透過させる材料で形成され、前記導波管の内部における前記導入開口から前記導出開口の間の位置に配設された対向部材を、前記導波管に導入された前記基材における前記インクが付着した前記表面に対向させる対向工程と、
    前記導波管に形成された前記導出開口を通じて、前記導波管の内部の前記基材を外部に導出する導出工程と、
    を含む、画像記録方法。
  14. 請求項13の画像記録方法であって、
    前記対向部材と前記導入工程にて前記導波管の内部に導入された前記基材との間に、前記導入開口または前記導出開口に向かう気流を形成する気流形成工程と、
    を含む、画像記録方法。
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