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JP2018120579A - 画像処理方法、印刷方法、画像処理装置、印刷装置 - Google Patents

画像処理方法、印刷方法、画像処理装置、印刷装置 Download PDF

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JP2018120579A JP2017212509A JP2017212509A JP2018120579A JP 2018120579 A JP2018120579 A JP 2018120579A JP 2017212509 A JP2017212509 A JP 2017212509A JP 2017212509 A JP2017212509 A JP 2017212509A JP 2018120579 A JP2018120579 A JP 2018120579A
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英伸 吉川
Hidenobu Yoshikawa
英伸 吉川
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Abstract

【課題】個々のノズル列のインク吐出特性のばらつきに対する補正を行う必要が無い印刷装置を提供する。【解決手段】画像処理方法は、ノズル列が、印刷媒体に対しX軸方向(主走査方向)に相対移動しながらインク滴を吐出して印刷媒体にドットを形成するパス動作と、ノズル列と印刷媒体とをX軸方向(主走査方向)と交差する副走査方向に相対移動させる送り動作とを繰り返すことによって、画像データに基づく印刷画像を印刷する印刷システム1(印刷装置)に印刷を実行させるための印刷データを生成する画像処理方法であって、同色のインクを吐出するノズル列が形成するドットの形成状態を決定するハーフトーンデータを生成するハーフトーン処理を、画像データの同一領域に対して複数(第1および第2ハーフトーン処理を)適用して行う工程と、生成されたハーフトーンデータをパス動作に割り付ける工程と、を含む。【選択図】図9

Description

本発明は、画像処理方法、および該画像処理方法を用いて印刷を行う印刷方法、画像処理装置、および該画像処理装置を備えた印刷装置に関する。
シリアルタイプのインクジェット式プリンターは、印刷媒体に対して、インク滴を吐出するノズル列が形成されたヘッドを主走査方向に移動(主走査)させながらインク滴を吐出するパス動作と、印刷媒体を主走査方向と交差する搬送方向(副走査方向)に移動(副走査)する搬送動作とを交互に繰り返すことで、主走査方向に並ぶドット(ドット列)を搬送方向に並べて形成し、印刷媒体上に画像を形成する。
このようなインクジェット式プリンターでは、印刷速度をより高めるための一つの方法として、ノズルの数を増やす方法が取られてきた。具体的には、ヘッド当たりのノズル数を増やしたり、複数のヘッドを並べたりすることで、1回の主走査(パス動作)で形成されるドット数を増やし、印刷速度を高める方法である。
複数のヘッドを並べて1つのヘッドとして構成する場合、並べる個々のヘッドのインク吐出特性に差(インク吐出量や吐出方向のばらつき)が有ると、形成されるドットの大きさや位置がばらつき、色彩むらが顕在化するなど、印刷品質に影響を与えてしまう場合がある。これに対し、特許文献1には、インク吐出量のばらつきや吐出タイミングの補正が可能な駆動波形生成データ補正手段を備えたインクジェット記録装置(印刷装置)が記載されている。
特開2001−47614号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェット記録装置では、個々のヘッドのインク吐出特性に対応させて補正を行う必要があるため、ヘッド毎に駆動波形生成データ補正手段を設ける必要が有り、コストダウンの妨げになってしまうという課題があった。また、個々のヘッドのインク吐出特性に合わせた補正量を求める必要があり、調整に時間を要するという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
[適用例1] 本適用例に係る画像処理方法は、ノズル群が、印刷媒体に対し主走査方向に相対移動しながらインク滴を吐出して前記印刷媒体にドットを形成するパス動作と、前記ノズル群と前記印刷媒体とを前記主走査方向と交差する副走査方向に相対移動させる送り動作とを繰り返すことによって、画像データに基づく印刷画像を印刷する印刷装置に印刷を実行させるための印刷データを生成する画像処理方法であって、同色のインクを吐出する前記ノズル群が形成する前記ドットの形成状態を決定するハーフトーンデータを生成するハーフトーン処理を、前記画像データの同一領域に対して複数適用して行う工程と、生成された前記ハーフトーンデータを前記パス動作に割り付ける工程と、を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、同色のインクを吐出するノズル群が形成するドットの形成状態を決定するハーフトーンデータを生成するハーフトーン処理を、画像データの同一領域に対して複数適用して行う工程と、生成されたハーフトーンデータをパス動作に割り付ける工程と、を含んでいる。つまり、各色の印刷画像の形成においては、画像データの同一領域に対して複数のハーフトーン処理を適用して別々に生成された複数のハーフトーンデータを用いて行うことができる。
その結果、例えば、印刷装置において、複数のヘッドを並べて同色のインクを吐出する1つのヘッド(以下、並べる個々のヘッドと区別するため大ヘッドと言う)としてノズル群を構成する場合、画像データの全領域に対して、大ヘッドを構成する個々のヘッドに対応するハーフトーンデータを別々に生成し、それぞれのハーフトーンデータに基づいて、個々のヘッド毎に全画像領域の印刷を行わせることができる。すなわち、個々のヘッドに全画像領域に亘る印刷をさせることで、一律の(個々のヘッド間のばらつきが含まれない)インク吐出特性に基づいた色彩むらの無い(色彩むらが抑制された)印刷画像を個々のヘッド毎に得ることができる。これらの個々のヘッド毎の印刷画像を重ねることにより画像データに基づいた印刷画像が形成されるように各ヘッドに印刷を分担する(パス動作に割り付けをする)ことで、個々のヘッドのインク吐出特性にばらつきが有る場合であっても、色彩むらが抑制された印刷画像を印刷することができる。
その結果、印刷装置においては、個々のヘッド間のインク吐出特性ばらつきを抑制するために個々のヘッドのインク吐出特性に対応させて補正を行う必要が無くなる。すなわち、個々のヘッドのインク吐出特性に合わせた補正量を求める必要が無くなり、また、ヘッド毎に求めた補正量の補正を実行させる補正手段を設ける必要が無くなる。
[適用例2] 上記適用例に係る画像処理方法において、前記ノズル群は複数のノズルグループによって構成され、前記ハーフトーン処理は、前記複数のノズルグループのそれぞれに対応するハーフトーン処理を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、画像データの同一領域に対して適用する複数のハーフトーン処理は、ノズル群を構成する複数のノズルグループのそれぞれに対応するハーフトーン処理を含んでいる。すなわち、ノズルグループ毎に、別々に生成されたハーフトーンデータを用いて印刷を行うことができる。
その結果、個々のノズルグループに全画像領域に亘る印刷をさせることで、一律の(ノズルグループ間のばらつきが含まれない)インク吐出特性に基づいた色彩むらの無い(色彩むらが抑制された)印刷画像を個々のノズルグループ毎に得ることができる。これらのノズルグループ毎の印刷画像を重ねることにより画像データに基づいた印刷画像が形成されるように各ノズルグループに印刷を分担する(パス動作に割り付けをする)ことで、個々のノズルグループのインク吐出特性にばらつきが有る場合であっても、色彩むらが抑制された印刷画像を印刷することができる。
その結果、個々のノズルグループ間のインク吐出特性ばらつきを抑制するために個々のノズルグループのインク吐出特性に対応させて補正を行う必要が無くなる。すなわち、個々のノズルグループのインク吐出特性に合わせた補正量を求める必要が無くなり、また、ノズルグループ毎に求めた補正量の補正を実行させる補正手段を設ける必要が無くなる。
また、例えば、インク吐出特性が同一の、あるいは近似するノズルの集団をノズルグループとして分けた場合に、ノズルグループ毎に個々のハーフトーンデータに基づいて全画像領域の印刷を行わせることができるため、ノズルグループ毎に、ノズル間のばらつきが少なく色彩むらの無い(あるいは、色彩むらが抑制された)印刷画像を得ることができる。また、これらのノズルグループ毎の印刷画像を重ねることにより画像データに基づいた印刷画像が形成されるように各ノズルグループに印刷を分担する(パス動作に割り付けをする)ことで、色彩むらの無い(あるいは色彩むらが抑制された)印刷画像を効率的に印刷することができる。
ノズルグループとしては、例えば、同じ製造環境や製造条件で加工されたノズルを複数備える一つのヘッドチップなどを適用させることができる。
[適用例3] 上記適用例に係る画像処理方法において、前記ハーフトーン処理は、ディザ法を用いたハーフトーン処理と誤差拡散法を用いたハーフトーン処理とを含むことを特徴とする。
本適用例によれば、画像データの同一領域に対して適用する複数のハーフトーン処理は、ディザ法を用いたハーフトーン処理と誤差拡散法を用いたハーフトーン処理とを含んでいる。そのため、各色の印刷画像の形成においては、画像データの同一領域に対してディザ法を用いたハーフトーン処理と誤差拡散法を用いたハーフトーン処理など複数のハーフトーン処理を適用して別々に生成された複数のハーフトーンデータを用いて印刷を行うことができる。
その結果、例えば、ノズル群をインク吐出特性が同一の、あるいは近似するノズルグループとして分けた場合に、ノズルグループ毎に形成する印刷画像を重ねることにより画像データに基づいた印刷画像が形成されるようにすることができる。また、ノズルグループ毎の印刷画像は、ディザ法を用いたハーフトーン処理や誤差拡散法を用いたハーフトーン処理など、異なる複数のハーフトーン処理によって処理された異なるハーフトーンデータに基づいて形成される。従って、インク吐出特性が異なるノズルグループによってそれぞれ形成される印刷画像が同一領域に重ねられる場合に、それぞれの印刷画像が、同一の画像データを同一のハーフトーン処理することによって生成された同一のハーフトーンデータに基づいて形成される場合と比較して、ノズルグループ間のインク吐出特性の差異を画像領域内において分散させることができるため、より印刷品質の低下を抑制した印刷を行うことができる。
[適用例4] 上記適用例に係る画像処理方法において、適用する複数の前記ハーフトーン処理に用いられるディザマトリクスは、異なるディザマトリクスを含むことを特徴とする。
本適用例によれば、画像データの同一領域に対して適用する複数のハーフトーン処理に用いられるディザマトリクスは、異なるディザマトリクスを含んでいる。そのため、例えば、ノズル群をインク吐出特性が同一の、あるいは近似するノズルグループとして分け、ノズルグループ毎にそれぞれ形成される印刷画像を同一領域に重ねることにより画像データに基づいた印刷画像が形成されるようにした場合に、それぞれの印刷画像が、同一の画像データを同一のディザマトリクスを用いてハーフトーン処理することによって生成された同一のハーフトーンデータに基づいて形成される場合と比較して、ノズルグループ間のインク吐出特性の差異を画像領域内において分散させることができるため、より印刷品質の低下を抑制した印刷を行うことができる。
[適用例5] 上記適用例に係る画像処理方法において、適用する複数の前記ハーフトーン処理に用いられる誤差拡散法は、異なる誤差拡散法を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、画像データの同一領域に対して適用する複数のハーフトーン処理に用いられる誤差拡散法は、異なる誤差拡散法を含んでいる。そのため、例えば、ノズル群をインク吐出特性が同一の、あるいは近似するノズルグループとして分け、ノズルグループ毎にそれぞれ形成される印刷画像を同一領域に重ねることにより画像データに基づいた印刷画像が形成されるようにした場合に、それぞれの印刷画像が、同一の画像データを同一の誤差拡散法を用いてハーフトーン処理することによって生成された同一のハーフトーンデータに基づいて形成される場合と比較して、ノズルグループ間のインク吐出特性の差異を画像領域内において分散させることができるため、より印刷品質の低下を抑制した印刷を行うことができる。
[適用例6] 上記適用例に係る画像処理方法において、適用する複数の前記ハーフトーン処理に用いられる決定された前記ドットの形成状態を展開するマトリクスの座標には、異なるマトリクス座標が含まれることを特徴とする。
本適用例によれば、画像データの同一領域に対して適用する複数のハーフトーン処理に用いられる決定されたドットの形成状態を展開するマトリクスの座標には、異なるマトリクス座標が含まれる。マトリクス座標とは、ハーフトーン処理の結果を展開するドットマトリクスの座標であり、異なるマトリクス座標とは、例えば、その座標軸を主走査方向におけるドットピッチの何分の1かずつずらすことで得られるマトリクス座標である。そのため、例えば、ノズル群をインク吐出特性が同一の、あるいは近似するノズルグループとして分け、ノズルグループ毎にそれぞれ形成される印刷画像を同一領域に重ねることにより画像データに基づいた印刷画像が形成されるようにした場合に、それぞれの印刷画像が、同一の画像データに基づくハーフトーン処理の結果を同一のマトリクス座標に展開することによって得られるハーフトーンデータに基づいて形成される場合と比較して、よりインクの面内分布の均一性が高い印刷を行うことができる。
[適用例7] 本適用例に係る印刷方法は、上記適用例に係る画像処理方法により印刷データを生成する工程と、前記印刷データに基づいて印刷する工程と、を含むことを特徴とする。
本適用例の印刷方法によれば、上記適用例に係る画像処理方法により生成した印刷データに基づいて印刷を行うため、インク吐出特性に差(インク吐出量や吐出方向のばらつき)が有る複数のノズルグループ(例えばヘッド)を有する印刷装置であっても、色彩むらが抑制された印刷画像を効率的に印刷することができる。
その結果、個々のノズルグループのインク吐出特性に対応させて補正を行う必要が無くなる。すなわち、個々のノズルグループのインク吐出特性に合わせた補正量を求める必要が無くなり、また、ノズルグループ毎に求めた補正量の補正を実行させる補正手段を設ける必要が無くなる。
[適用例8] 本適用例に係る画像処理装置は、ノズル群が、印刷媒体に対し主走査方向に相対移動しながらインク滴を吐出して前記印刷媒体にドットを形成するパス動作と、前記ノズル群と前記印刷媒体とを前記主走査方向と交差する副走査方向に相対移動させる送り動作とを繰り返すことによって、画像データに基づく印刷画像を印刷する印刷装置に印刷を実行させるための印刷データを生成する画像処理装置であって、同色のインクを吐出する前記ノズル群が形成する前記ドットの形成状態を決定するハーフトーンデータを生成するハーフトーン処理を、前記画像データの同一領域に対して複数適用して行うハーフトーン処理部と、生成された前記ハーフトーンデータを前記パス動作に割り付ける割り付け部と、を備えることを特徴とする。
本適用例の画像処理装置によれば、同色のインクを吐出するノズル群が形成するドットの形成状態を決定するハーフトーンデータを生成するハーフトーン処理を、画像データの同一領域に対して複数適用して行うハーフトーン処理部と、生成されたハーフトーンデータをパス動作に割り付ける割り付け部と、を備えている。つまり、各色の印刷画像の形成においては、画像データの同一領域に対して複数のハーフトーン処理を適用して別々に生成された複数のハーフトーンデータを用いて行うことができる。
その結果、例えば、印刷装置において、複数のヘッドを並べて同色のインクを吐出する1つの大ヘッドとしてノズル群を構成する場合、画像データの全領域に対して、大ヘッドを構成する個々のヘッドに対応するハーフトーンデータを別々に生成し、それぞれのハーフトーンデータに基づいて、個々のヘッド毎に全画像領域の印刷を行わせることができる。すなわち、個々のヘッドに全画像領域に亘る印刷をさせることで、一律の(個々のヘッド間のばらつきが含まれない)インク吐出特性に基づいた色彩むらの無い(色彩むらが抑制された)印刷画像を個々のヘッド毎に得ることができる。これらの個々のヘッド毎の印刷画像を重ねることにより画像データに基づいた印刷画像が形成されるように各ヘッドに印刷を分担する(パス動作に割り付けをする)ことで、個々のヘッドのインク吐出特性にばらつきが有る場合であっても、色彩むらが抑制された印刷画像を効率的に印刷することができる。
その結果、印刷装置においては、個々のヘッド間のインク吐出特性ばらつきを抑制するために個々のヘッドのインク吐出特性に対応させて補正を行う必要が無くなる。すなわち、個々のヘッドのインク吐出特性に合わせた補正量を求める必要が無くなり、また、ヘッド毎に求めた補正量の補正を実行させる補正手段を設ける必要が無くなる。
[適用例9] 本適用例に係る印刷装置は、上記適用例に係る画像処理装置と、前記画像処理装置が生成する前記印刷データに基づいて印刷する印刷部と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、印刷部を構成する個々のヘッドのインク吐出特性にばらつきが有る場合であっても、個々のヘッドのインク吐出特性に対応させて補正を行うことなく、色彩むらが抑制された印刷画像を効率的に印刷することができる。すなわち、本適用例に係る印刷装置は、その製造や、調整に際し、個々のヘッドのインク吐出特性に合わせた補正量を求める必要が無くなり、また、ヘッド毎に求めた補正量の補正を実行させる補正手段を設ける必要が無くなるため、より簡便に製造され、あるいは調整され、より低コストで提供される。
実施形態1に係る印刷装置としての印刷システムの構成を示す正面図 実施形態1に係る印刷装置としての印刷システムの構成を示すブロック図 従来技術におけるプリンタードライバーの基本機能の説明図 印刷ヘッドの下面から見た、ノズルの配列の例を示す模式図 従来技術のハーフトーン処理においてハーフトーンデータが展開されるデータ空間のマトリクスを示す概念図 インク吐出特性の差異によりドット形成位置にズレが生じている場合の例を模式的に示す説明図 従来技術において印刷される画像に色彩の濃淡むらが視認されてしまう場合の例を示す模式図 従来技術において印刷される画像に色彩の濃淡むらが視認されてしまう場合の例を示す模式図 実施形態1に係る画像処理装置が備えるプリンタードライバーの機能を示すフローチャート ノズルチップのそれぞれに対応するハーフトーンデータのマトリクス座標を示す概念図 実施形態1に係る印刷装置で印刷した画像を示す概念図 ノズルチップのそれぞれに対応するハーフトーンデータのマトリクス座標のその他の例を示す概念図 ノズルチップのそれぞれに対応するハーフトーンデータのマトリクス座標のその他の例を示す概念図 ノズルチップのそれぞれに対応するハーフトーンデータのマトリクス座標のその他の例を示す概念図 4つのノズルチップが印刷する4つの画像を重ねることによって所望の印刷画像を得ることを示す概念図 4つのノズルチップが印刷する4つの画像において形成されるドット位置の例を示す概念図 4つのノズルチップが印刷する4つの画像において形成されるドット位置の例を示す概念図
以下に本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。以下は、本発明の一実施形態であって、本発明を限定するものではない。なお、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる尺度で記載している場合がある。また、図面に付記する座標においては、Z軸方向が上下方向、+Z方向が上方向、X軸方向が前後方向、−X方向が前方向、Y軸方向が左右方向、+Y方向が左方向、X−Y平面が水平面としている。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る「印刷装置」としての印刷システム1の構成を示す正面図、図2は、同ブロック図である。
印刷システム1は、プリンター100、および、プリンター100に接続される画像処理装置110によって構成されている。プリンター100は、画像処理装置110から受信する印刷データに基づいて、ロール状に巻かれた状態で供給される長尺状の「印刷媒体」としてのロール紙5に所望の画像を印刷するインクジェットプリンターである。
<画像処理装置の基本構成>
画像処理装置110は、プリンター制御部111、入力部112、表示部113、記憶部114などを備え、プリンター100に印刷を行わせる印刷ジョブの制御を行う。画像処理装置110は、好適例としてパーソナルコンピューターを用いて構成している。
画像処理装置110が動作するソフトウェアには、印刷する画像データを扱う一般的な画像処理アプリケーションソフトウェア(以下アプリケーションと言う)や、プリンター100の制御や、プリンター100に印刷を実行させるための印刷データを生成するプリンタードライバーソフトウェア(以下プリンタードライバーと言う)が含まれる。
すなわち、画像処理装置110は、画像データに基づく印刷画像をプリンター100に印刷させるための印刷データを生成する。
なお、プリンタードライバーは、ソフトウェアによる機能部として構成される例に限定するものではなく、例えば、ファームウェアによって構成されても良い。ファームウェアは、例えば、画像処理装置110において、SOC(System on Chip)に実装される。
プリンター制御部111は、CPU115や、ASIC116、DSP117、メモリー118、プリンターインターフェイス部(I/F)119などを備え、印刷システム1全体の集中管理を行う。
入力部112は、ヒューマンインターフェイスとして情報入力手段である。具体的には、例えば、キーボードや情報入力機器が接続されるポートなどである。
表示部113は、ヒューマンインターフェイスとしての情報表示手段(ディスプレー)であり、プリンター制御部111の制御の基に、入力部112から入力される情報や、プリンター100に印刷する画像、印刷ジョブに関係する情報などが表示される。
記憶部114は、ハードディスクドライブ(HDD)やメモリーカードなどの書き換え可能な記憶媒体であり、画像処理装置110が動作するソフトウェア(プリンター制御部111で動作するプログラム)や、印刷する画像、印刷ジョブに関係する情報などが記憶される。
メモリー118は、CPU115が動作するプログラムを格納する領域や動作する作業領域などを確保する記憶媒体であり、RAM、EEPROMなどの記憶素子によって構成される。
<プリンター100の基本構成>
プリンター100は、印刷部10、移動部20、制御部30などから構成されている。画像処理装置110から印刷データを受信したプリンター100は、制御部30によって印刷部10、移動部20を制御し、ロール紙5に画像を印刷(画像形成)する。
印刷データは、画像データを、画像処理装置110が備えるアプリケーションおよびプリンタードライバーによってプリンター100で印刷できるように変換処理した画像形成用のデータであり、プリンター100を制御するコマンドを含んでいる。
画像データには、例えば、デジタルカメラなどによって得られた一般的なフルカラーのイメージ情報やテキスト情報などが含まれる。
印刷部10は、ヘッドユニット11、インク供給部12などから構成されている。
移動部20は、主走査部40、搬送部50などから構成されている。主走査部40は、キャリッジ41、ガイド軸42、キャリッジモーター(図示省略)などから構成されている。搬送部50は、供給部51、収納部52、搬送ローラー53、プラテン55などから構成されている。
ヘッドユニット11は、印刷用インク(以下インクと言う)をインク滴として吐出する複数のノズル(ノズル群)を有する印刷ヘッド13およびヘッド制御部14を備えている。ヘッドユニット11は、キャリッジ41に搭載され、主走査方向(図1に示すX軸方向)に移動するキャリッジ41に伴って主走査方向に往復移動する。ヘッドユニット11(印刷ヘッド13)が主走査方向に移動しながら制御部30の制御の下に、プラテン55に支持されるロール紙5にインク滴を吐出することによって、主走査方向に沿ったドットの列(ラスタライン)がロール紙5に形成される。
インク供給部12は、インクタンクおよびインクタンクから印刷ヘッド13にインクを供給するインク供給路(図示省略)などを備えている。
インクには、例えば、濃インク組成物からなるインクセットとして、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のインクセットにブラック(K)を加えた4色のインクセットなどがある。また、例えば、それぞれの色材の濃度を淡くした淡インク組成物からなるライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトイエロー(Ly)、ライトブラック(Lk)などのインクセットを加えた8色のインクセットなどがある。インクタンク、インク供給路、および同一インクを吐出するノズルまでのインク供給経路は、インク毎に独立して設けられている。
インク滴を吐出する方式(インクジェット方式)には、ピエゾ方式を用いている。ピエゾ方式は、圧力室に貯留されたインクに圧電素子(ピエゾ素子)により印刷情報信号に応じた圧力を加え、圧力室に連通するノズルからインク滴を噴射(吐出)し印刷する方式である。
なお、インク滴を吐出する方式は、これに限定するものではなく、インクを液滴状に噴射させ、印刷媒体上にドット群を形成する他の印刷方式であってもよい。例えば、ノズルとノズルの前方に置いた加速電極間の強電界でノズルからインクを液滴状に連続噴射させ、インク滴が飛翔する間に偏向電極から印刷情報信号を与えて印刷を行う方式、またはインク滴を偏向することなく印刷情報信号に対応して噴射させる方式(静電吸引方式)、小型ポンプでインクに圧力を加え、ノズルを水晶振動子などで機械的に振動させることにより、強制的にインク滴を噴射させる方式、インクを印刷情報信号に従って微小電極で加熱発泡させ、インク滴を噴射し印刷を行う方式(サーマルジェット方式)などであってもよい。
移動部20(主走査部40、搬送部50)は、制御部30の制御の下に、ロール紙5をヘッドユニット11(印刷ヘッド13)に対し相対移動させる。
ガイド軸42は、主走査方向に延在しキャリッジ41を摺接可能な状態で支持し、また、キャリッジモーターは、キャリッジ41をガイド軸42に沿って往復移動させる際の駆動源となる。つまり、主走査部40(キャリッジ41、ガイド軸42、キャリッジモーター)は、制御部30の制御の下にキャリッジ41を(つまりは、印刷ヘッド13を)ガイド軸42に沿って主走査方向に移動させる。
供給部51は、ロール紙5がロール状に巻かれたリールを回転可能に支持し、ロール紙5を搬送経路に送り出す。収納部52は、ロール紙5を巻き取るリールを回転可能に支持し、印刷が完了したロール紙5を搬送経路から巻き取る。
搬送ローラー53は、ロール紙5を主走査方向と交差する搬送方向(図1に示すY軸方向)に移動させる駆動ローラーやロール紙5の移動に伴って回転する従動ローラーなどから成り、ロール紙5を供給部51から印刷部10の印刷領域(プラテン55の上面で印刷ヘッド13が主走査移動する領域)を経由し、収納部52に搬送する搬送経路を構成する。
制御部30は、インターフェイス部(I/F)31、CPU32、メモリー33、駆動制御部34などを備え、プリンター100の制御を行う。
インターフェイス部31は、画像処理装置110のプリンターインターフェイス部119に接続され、画像処理装置110とプリンター100との間でデータの送受信を行う。画像処理装置110とプリンター100との間は、直接、ケーブル等で接続してもよいし、ネットワーク等を介して間接的に接続してもよい。また、無線通信を介して、画像処理装置110とプリンター100との間でデータの送受信を行ってもよい。
CPU32は、プリンター100全体の制御を行うための演算処理装置である。
メモリー33は、CPU32が動作するプログラムを格納する領域や動作する作業領域などを確保する記憶媒体であり、RAM、EEPROMなどの記憶素子によって構成される。
CPU32は、メモリー33に格納されているプログラム、および画像処理装置110から受信した印刷データに従って、駆動制御部34を介して印刷部10、移動部20を制御する。
駆動制御部34は、CPU32の制御に基づいて、印刷部10(ヘッドユニット11、インク供給部12)、移動部20(主走査部40、搬送部50)の駆動を制御する。駆動制御部34は、移動制御信号生成回路35、吐出制御信号生成回路36、駆動信号生成回路37を備えている。
移動制御信号生成回路35は、CPU32からの指示に従って、移動部20(主走査部40、搬送部50)を制御する信号を生成する回路である。
吐出制御信号生成回路36は、印刷データに基づき、CPU32からの指示に従って、インクを吐出するノズルの選択、吐出する量の選択、吐出するタイミングの制御などをするためのヘッド制御信号を生成する回路である。
駆動信号生成回路37は、印刷ヘッド13の圧電素子を駆動する駆動信号を含む基本駆動信号を生成する回路である。
駆動制御部34は、ヘッド制御信号と基本駆動信号とに基づいて、各ノズルのそれぞれに対応する圧電素子を選択的に駆動する。
以上の構成により、制御部30は、搬送部50(供給部51、搬送ローラー53)によって印刷領域に供給されたロール紙5に対し、ガイド軸42に沿って印刷ヘッド13を支持するキャリッジ41を主走査方向(X軸方向)に移動させながら印刷ヘッド13からインク滴を吐出(付与)するパス動作と、搬送部50(搬送ローラー53)により主走査方向と交差する「副走査方向」としての搬送方向(+Y方向)にロール紙5を移動させる搬送動作(送り動作)とを繰り返すことにより、ロール紙5に所望の画像を形成(印刷)する。
<従来技術におけるプリンタードライバーの基本機能>
図3は、従来技術におけるプリンタードライバーの基本機能の説明図である。
ロール紙5への印刷は、画像処理装置110からプリンター100に印刷データが送信されることにより開始される。印刷データは、プリンタードライバーによって生成される。
以下、従来技術における印刷データの生成処理について、図3を参照しながら説明する。
プリンタードライバーは、アプリケーションから画像データを受け取り、プリンター100が解釈できる形式の印刷データに変換し、印刷データをプリンター100に出力する。アプリケーションからの画像データを印刷データに変換する際に、プリンタードライバーは、解像度変換処理、色変換処理、ハーフトーン処理、ラスタライズ処理、コマンド付加処理などを行う。
解像度変換処理は、アプリケーションから出力された画像データを、ロール紙5に印刷する際の解像度(印刷解像度)に変換する処理である。例えば、印刷解像度が720×720dpiに指定されている場合、アプリケーションから受け取ったベクター形式の画像データを720×720dpiの解像度の、ビットマップ形式の画像データに変換する。解像度変換処理後の画像データの各画素データは、マトリクス状に配置された画素から構成される。各画素はRGB色空間の例えば256階調の階調値を有している。つまり、解像度変換後の画素データは、対応する画素の階調値を示すものである。
マトリクス状に配置された画素の内の、所定の方向に並ぶ1列分の画素に対応する画素データを、ラスタデータと言う。なお、ラスタデータに対応する画素が並ぶ所定の方向は、画像を印刷するときの印刷ヘッド13の移動方向(主走査方向)と対応している。
色変換処理は、RGBデータをCMYK色系空間のデータに変換する処理である。CMYK色とは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)であり、CMYK色系空間の画像データは、プリンター100が有するインクの色に対応したデータである。従って、例えば、プリンター100がCMYK色系の10種類のインクを使用する場合には、プリンタードライバーは、RGBデータに基づいて、CMYK色系の10次元空間の画像データを生成する。
この色変換処理は、RGBデータの階調値とCMYK色系データの階調値とを対応づけたテーブル(色変換ルックアップテーブルLUT)に基づいて行われる。なお、色変換処理後の画素データは、CMYK色系空間により表される例えば256階調のCMYK色系データである。
ハーフトーン処理は、高階調数(256階調)のデータを、プリンター100が形成可能な階調数のデータに変換する処理である。このハーフトーン処理により、256階調を示すデータが、例えば、2階調(ドット有り、無し)を示す1ビットデータや、4階調(ドット無し、小ドット、中ドット、大ドット)を示す2ビットデータなど、ドットの形成状態を決定するハーフトーンデータに変換される。具体的には、階調値(0〜255)とドット生成率が対応したドット生成率テーブルから、階調値に対応するドットの生成率(例えば、4階調の場合は、ドット無し、小ドット、中ドット、大ドットのそれぞれの生成率)を求め、得られた生成率において、ディザ法・誤差拡散法などを利用して、ドットが分散して形成されるように画素データが作成される。このように、ハーフトーン処理では、同色のインクを吐出するノズル群が形成するドットの形成状態を決定するハーフトーンデータが生成される。
ラスタライズ処理は、マトリクス状に並ぶ画素データ(例えば上記のように1ビットや2ビットのハーフトーンデータ)を、印刷時のドット形成順序に従って並べ替える処理である。ラスタライズ処理には、ハーフトーン処理後の画素データ(ハーフトーンデータ)によって構成される画像データを、印刷ヘッド13(ノズル列)が主走査移動しながらインク滴を吐出する各パス動作に割り付ける割り付け処理が含まれる。割り付け処理が完了すると、マトリクス状に並ぶ画素データは、各パス動作において、印刷画像を構成する各ラスタラインを形成する実際のノズルに割り付けられる。
コマンド付加処理は、ラスタライズ処理されたデータに、印刷方式に応じたコマンドデータを付加する処理である。コマンドデータとしては、例えば印刷媒体(ロール紙5)の搬送仕様(搬送方向への移動量や速度など)に関わる搬送データなどがある。
プリンタードライバーによるこれらの処理は、CPU115の制御の元にASIC116およびDSP117(図2参照)によって行われ、生成された印刷データは、印刷データ送信処理により、プリンターインターフェイス部119を介してプリンター100に送信される。
<ノズル列>
図4は、印刷ヘッド13の下面から見た、ノズルの配列の例を示す模式図である。
図4に示すように、印刷ヘッド13は、各色のインクを吐出するための複数のノズルが並んで形成された6つ(ブラックインクノズル列K、シアンインクノズル列C、マゼンタインクノズル列M、イエローインクノズル列Y、グレーインクノズル列LK、ライトシアンインクノズル列LC)のノズル列130を備えている。ノズル列130は、搬送方向と交差する方向(X軸方向)に沿って、一定の間隔(ノズル列ピッチ)で、各ノズル列130が平行になるように整列して並んでいる。
ノズル列130は、Y軸方向に延在し連なって並ぶ2つのノズルチップ131から成り、ノズルチップ131は、それぞれ搬送方向(Y軸方向)に沿って、一定の間隔(ノズルピッチ)で整列して並ぶ♯1〜♯200の200個のノズルを有している。
ノズルチップ131は、例えばシリコンウエハーを基本材料として、半導体プロセスを応用したMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)製造プロセスによって製造され、ノズルチップ131が有する200個のノズルは、インク吐出特性が同一の、あるいは近似する「ノズルグループ」を構成している。
すなわち、「ノズル群」を構成する印刷ヘッド13は、複数の「ノズルグループ」としてのノズルチップ131によって構成されている。
また、各ノズルには、各ノズルを駆動してインク滴を吐出させるための駆動素子(前述したピエゾ素子などの圧電素子)が設けられている。
<従来技術における課題>
図5は、従来技術のハーフトーン処理においてハーフトーンデータが展開されるデータ空間のマトリクスを示す概念図である。丸印で示される位置に、上述したドットの形成状態に対応する1ビットデータや2ビットデータが展開され、このデータに対して、ラスタライズ処理(割り付け処理)を行って、割り当てられたノズルからハーフトーンデータに基づくドットの形成が行われる。
図6は、ノズル列130を構成するノズルチップ131間においてインク吐出特性に差異があり、ドット形成位置にズレが生じている場合の例を模式的に示す説明図である。
説明を簡単にするため、同じ色のインクを吐出するノズル列130が2つのノズルチップ131(ノズルチップ1311およびノズルチップ1312)で構成され、それぞれのノズルチップ131が8個のノズルによって構成されている例で説明する。
例えば、ノズルチップ1311が1ショットで形成する8つのドット位置(図6に1の数字で示す位置)に対し、ノズルチップ1312が同じショットで形成する8つのドット位置が、図6に2の数字で示すようにX軸方向(主走査方向)にΔx、Y軸方向(搬送方向)にΔyだけずれてしまう場合、印刷される画像に色彩の濃淡むらが視認されてしまう場合がある。
図7、図8は、従来技術において印刷される画像に色彩の濃淡むらが視認されてしまう場合の例を示す模式図である。
図7に示す例は、1回のパス動作によって、8個×2=16個のノズルからなる列の長さに応じた幅2Lの領域(バンド)の画像形成を完了し、次に、この幅2Lに応じて搬送方向(+Y方向)へ印刷媒体(ロール紙5)の搬送を行い、形成されたバンドの端部と、次のパス動作によって形成されるバンドの端部が接するように搬送方向(Y軸方向)に並べてバンドを形成する方法を繰り返すことにより印刷する場合の例を示している。例えば、最大濃度でベタ印刷を行う場合には、図7に示す1,2の全ドット位置に大ドットが形成される。
図7には、印刷媒体(ロール紙5)の送り量2L毎のステップ移動によるノズル列130の相対位置をノズル列130が重ならないように斜め方向に示している。つまり、図7ではノズル列130が−Y方向に移動しているように描かれているが、実際には印刷媒体(ロール紙5)が+Y方向に移動する。また、X軸方向におけるノズル列130の位置関係は意味を持たない。
このような印刷方法では、図7から明らかなように、破線で囲んだ領域のドット密度に大きな差異が発生し、結果的に印刷される画像に色彩の濃淡むらが視認されてしまうことになる。具体的には、図7に示すA領域は、ドット密度が高い黒すじ(濃すじ)として視認され、B領域は、ドット密度が低い白すじ(淡すじ)として視認されてしまう。
また、図8に示す例は、上記のような黒すじ(濃すじ)、白すじ(淡すじ)を軽減するために、バンド幅(2L)での送り量を半分の送り量Lとし、バンドの境界領域がバンド中央領域に重なるように印刷する場合の例を示している。これは、1つの画像領域を2パスで形成していく方法であり、最初のパス動作でX軸方向(主走査方向)の密度が半分の印刷を行い、次のパス動作で、密度が半減した間隙部分を埋めるように印刷を行う。この印刷は、図5に示すように展開されたハーフトーンデータを、割り付け処理によって2つのパス動作に割り付けることによって行う。
この方法により、ドット密度が高い黒すじ(濃すじ)領域とドット密度が低い白すじ(淡すじ)領域とがミックスされるため、色彩の濃淡むらが軽減されるが、依然として図8に示す破線で囲んだC領域のように、X軸方向のすじむらが視認される状態であることが分かる。
このような色彩の濃淡むらが視認されてしまう場合に、例えば、X軸方向(主走査方向)のドットの位置ずれに対しては、パス動作中におけるノズルからの吐出タイミングを調整することにより、ドットの位置ずれを補正することができる。また、例えば、異なるパス動作間におけるY軸方向(搬送方向)のドットの位置ずれに対しては、パス動作間の搬送量(送り量)を調整することにより、ドットの位置ずれを補正することができる。
しかしながら、これらの調整は、個々のプリンター100が備える印刷ヘッド13(構成する個々のノズルチップ131)のインク吐出特性を評価し、その評価結果に基づいて調整量(補正量)を決定する必要があり、また、プリンター100としては、決定された個々の調整量(補正量)が反映できる機構(例えば、ノズルチップ131毎の吐出タイミング調整機構や、パス動作毎の搬送量調整機構)を備える必要があった。
<画像処理>
図9は、本実施形態の画像処理装置110が備えるプリンタードライバーの機能を示すフローチャートである。
上述の課題に対し、画像処理装置110は、プリンタードライバーにおける機能部として、同色のインクを吐出するノズル群が形成するドットの形成状態を決定するハーフトーンデータを生成するハーフトーン処理を、画像データの同一領域に対して複数適用して行うハーフトーン処理部120と、生成されたハーフトーンデータをパス動作に割り付ける割り付け部121と、を備えることを特徴としている。
すなわち、本実施形態において、印刷データを生成する画像処理方法としては、同色のインクを吐出するノズル群としてのノズル列130が形成するドットの形成状態を決定するハーフトーンデータを生成するハーフトーン処理を、画像データの同一領域に対して複数適用して行う工程と、生成されたハーフトーンデータをパス動作に割り付ける工程と、を含むことを特徴としている。
つまり、従来技術における画像処理では、画像データの同一領域(印刷データを生成する対象領域)に対し一括してハーフトーン処理を行い、そこで生成されたハーフトーンデータをパス動作に割り付けることにより印刷データを生成していたのに対し、本実施形態における画像処理では、同一領域(印刷データを生成する対象領域)に対して、ハーフトーン処理を複数適用して行い、その結果(複数のハーフトーン処理のそれぞれに対応して生成された複数のハーフトーンデータ)をパス動作に割り付けることにより印刷データを生成する。
また、画像データの同一領域に対して適用する複数のハーフトーン処理は、ノズル列130を構成するノズルグループとしてのノズルチップ131のそれぞれに対応するハーフトーン処理として行っている。
以下に具体的に説明する。
まず、最も簡単な例として、画像データの同一領域に対して適用する複数のハーフトーン処理として、ハーフトーンデータのマトリクス座標を異ならせる例について説明する。すなわち、画像データの同一領域に対して適用する複数のハーフトーン処理に用いられる決定されたドットの形成状態を展開するマトリクスの座標(ハーフトーンデータのマトリクス座標)には、異なるマトリクス座標が含まれる。また、印刷に当たっては、図8に示す方法と同様に、1つの画像領域を2パスで形成していく方法を用いる。すなわち、最初のパス動作でX軸方向(主走査方向)の密度が半分の印刷を行い、送り量Lで印刷媒体(ロール紙5)の搬送を行い、次のパス動作で、密度が半減した部分を埋めるように印刷を行う。
図10は、ノズルチップ131のそれぞれ(ノズルチップ1311、ノズルチップ1312)に対応するハーフトーンデータのマトリクス座標を示す概念図である。
ノズルチップ1311に対応するハーフトーン処理(以下、第1ハーフトーン処理と言う)は、図5に示す従来技術におけるハーフトーンデータ処理に対して、マトリクス座標においてX軸方向(主走査方向)の密度が半分になるようにハーフトーンデータを展開している。
また、ノズルチップ1312に対応するハーフトーン処理(以下、第2ハーフトーン処理と言う)は、第1ハーフトーン処理と同様にX軸方向(主走査方向)の密度が半分になるようにハーフトーンデータを展開し、その展開座標位置が、図10に示すように、第1ハーフトーン処理で展開した密度が半減した座標の間隙部分を埋める座標位置となるように展開している。
図9に示すように、プリンタードライバーの機能部としてのハーフトーン処理部120は、このような複数のハーフトーン処理(第1ハーフトーン処理、第2ハーフトーン処理)を画像データの全領域に対して行い(すなわち、画像データの同一領域に対してハーフトーン処理を複数適用して行い)、複数のハーフトーンデータ(第1ハーフトーン処理に対応する第1ハーフトーンデータおよび第2ハーフトーン処理に対応する第2ハーフトーンデータ)を得る。
割り付け部121は、第1ハーフトーンデータおよび第2ハーフトーンデータをマージし、ノズルチップ1311およびノズルチップ1312の各パス動作への割り付け処理を含むラスタライズ処理、およびコマンド付加処理を行って印刷データを生成する。
印刷に当たって、プリンタードライバーは、プリンター100に印刷データを送信し、ノズルチップ1311は、第1ハーフトーンデータに基づいて割り付けられた印刷データに従って印刷を行い、ノズルチップ1312は、第2ハーフトーンデータに基づいて割り付けられた印刷データに従って印刷を行う。
換言すると、プリンタードライバーの機能部としての割り付け部121は、このような2パス印刷に対応するように、ノズルチップ1311の各パスに対して第1ハーフトーンデータに基づいて割り付けを行い、ノズルチップ1312の各パスに対して第2ハーフトーンデータに基づいて割り付けを行うことで印刷データを生成している。
図11は、本実施形態に係る印刷装置(印刷システム1)で印刷した画像を示す概念図である。
図11に1の数字で示すドットは、第1ハーフトーンデータに基づいてノズルチップ1311によって形成されたドット、2の数字で示すドットは、第2ハーフトーンデータに基づいてノズルチップ1312によって形成されたドットを示している。
それぞれのドット位置には、画像データに基づいて生成された第1ハーフトーンデータあるいは第2ハーフトーンデータに基づくドット(すなわち、例えば、ハーフトーンデータが2ビットの場合には、ドット無し、小ドット、中ドット、大ドットのいずれか)が形成される。
本実施形態における印刷方法としては、上述した本実施形態の画像処理方法により印刷データを生成する工程と、この印刷データに基づいて印刷する工程と、を含んでいる。
本実施形態による印刷方法によれば、図11から明らかなように、Y軸方向には連続して同一のノズルチップ131による印刷が行われるため、Y軸方向において、異なるノズルチップ131間のインク吐出特性の差異に起因してドット密度差が生ずることが無くなる。その結果、上述した従来技術で視認されたX軸方向のすじむらは視認されない。あるいは、本実施形態による印刷方法によれば、少なくとも、上述した従来技術で視認されたX軸方向のすじむらは抑制される。
以上述べたように、本実施形態による画像処理方法、印刷方法、画像処理装置、印刷装置によれば、以下の効果を得ることができる。
同色のインクを吐出するノズル列130が形成するドットの形成状態を決定するハーフトーンデータを生成するハーフトーン処理を、画像データの同一領域に対して第1ハーフトーン処理と第2ハーフトーン処理との複数を適用して行う工程と、生成されたハーフトーンデータをパス動作に割り付ける工程と、を含んでいる。つまり、各色の印刷画像の形成においては、画像データの同一領域に対して別々に生成された複数のハーフトーンデータ(第1ハーフトーンデータおよび第2ハーフトーンデータ)を用いて行うことができる。
また、画像データの同一領域に対して適用する複数のハーフトーン処理は、ノズル列130を構成するノズルチップ1311に対応する第1ハーフトーン処理、および、ノズル列130を構成するノズルチップ1312に対応する第2ハーフトーン処理である。すなわち、ノズルチップ131毎に、別々に生成されたハーフトーンデータを用いて印刷を行うことができる。
その結果、個々のノズルチップ131(ノズルチップ1311およびノズルチップ1312のそれぞれ)に全画像領域に亘る印刷をさせることで、一律の(ノズルチップ131間のばらつきが含まれない)インク吐出特性に基づいた色彩むらの無い(色彩むらが抑制された)印刷画像を個々のノズルチップ131毎(ノズルチップ1311およびノズルチップ1312のそれぞれ)に得ることができる。これらのノズルチップ131毎の印刷画像を重ねることにより画像データに基づいた印刷画像が形成されるように各ノズルチップ131に印刷を分担する(パス動作に割り付けをする)ことで、個々のノズルチップ131のインク吐出特性にばらつきが有る場合であっても、色彩むらが抑制された印刷画像を印刷することができる。
その結果、個々のノズルチップ131間のインク吐出特性ばらつきを抑制するために個々のノズルチップ131のインク吐出特性に対応させて補正を行う必要が無くなる。すなわち、個々のノズルチップ131のインク吐出特性に合わせた補正量を求める必要が無くなり、また、ノズルチップ131毎に求めた補正量の補正を実行させる補正手段を設ける必要が無くなる。
また、ノズルチップ1311およびノズルチップ1312は、半導体プロセスを応用したMEMS製造プロセスによって製造され、ノズルチップ131が有する200個のノズルは、インク吐出特性が同一の、あるいは近似する「ノズルグループ」を構成している。
そのため、ノズルチップ131毎(ノズルチップ1311およびノズルチップ1312のそれぞれ)に、ノズル間のばらつきが少なく色彩むらの無い(あるいは、色彩むらが抑制された)印刷画像を得ることができる。また、これらのノズルチップ131毎の印刷画像を重ねることにより画像データに基づいた印刷画像が形成されるように各ノズルチップ131に印刷を分担する(パス動作に割り付けをする)ことで、色彩むらの無い(あるいは色彩むらが抑制された)印刷画像を効率的に印刷することができる。
また、画像データの同一領域に対して適用する複数のハーフトーン処理(第1ハーフトーン処理および第2ハーフトーン処理)のそれぞれで決定されたハーフトーンデータ(第1ハーフトーンデータおよび第2ハーフトーンデータ)を展開するマトリクスの座標には、図10に示すように、それぞれに異なるマトリクス座標を用いている。そのため、それぞれの印刷画像が、同一の画像データに基づくハーフトーン処理の結果を同一のマトリクス座標に展開することによって得られるハーフトーンデータに基づいて形成される場合と比較して、よりインクの面内分布の均一性が高い印刷を行うことができる。
また、本実施形態の印刷方法によれば、インク吐出特性に差(インク吐出量や吐出方向のばらつき)が有る複数のノズルチップ131を有する印刷システム1(印刷装置)であっても、色彩むらが抑制された印刷画像を効率的に印刷することができる。
その結果、個々のノズルチップ131のインク吐出特性に対応させて補正を行う必要が無くなる。すなわち、個々のノズルチップ131のインク吐出特性に合わせた補正量を求める必要が無くなり、また、ノズルチップ131毎に求めた補正量の補正を実行させる補正手段を設ける必要が無くなる。
また、本実施形態の画像処理装置110によれば、印刷システム1(印刷装置)において、個々のノズルチップ131間のインク吐出特性ばらつきを抑制するために個々のノズルチップ131のインク吐出特性に対応させて補正を行う必要が無くなる。すなわち、個々のノズルチップ131のインク吐出特性に合わせた補正量を求める必要が無くなり、また、ノズルチップ131毎に求めた補正量の補正を実行させる補正手段を設ける必要が無くなる。
また、本実施形態に係る印刷システム1(印刷装置)によれば、印刷部10を構成する個々のノズルチップ131のインク吐出特性にばらつきが有る場合であっても、個々のノズルチップ131のインク吐出特性に対応させて補正を行うことなく、色彩むらが抑制された印刷画像を効率的に印刷することができる。すなわち、本実施形態に係る印刷システム1(印刷装置)は、その製造や、調整に際し、個々のノズルチップ131のインク吐出特性に合わせた補正量を求める必要が無くなり、また、ノズルチップ131毎に求めた補正量の補正を実行させる補正手段を設ける必要が無くなるため、より簡便に製造され、あるいは調整され、より低コストで提供される。
なお、本実施形態では、最も簡単な例として、画像データの同一領域に対して適用する複数のハーフトーン処理として、ハーフトーンデータのマトリクス座標を異ならせる例について、図10を参照して説明したが、最初のパス動作でX軸方向(主走査方向)の密度が半分の印刷を行い、送り量Lで印刷媒体(ロール紙5)の搬送を行い、次のパス動作で、密度が半減した部分を埋めるように印刷を行う方法は、図10に示すパターンの例に限定するものではない。例えば、図12から図14に示すような例であっても良い。
図12から図14は、ノズルチップ131のそれぞれ(ノズルチップ1311、ノズルチップ1312)に対応するハーフトーンデータのマトリクス座標のその他の例を示す概念図である。
マトリクス座標においてX軸方向(主走査方向)の密度が半分になるようにハーフトーンデータを展開する方法としては、例えば、図12に示すように千鳥格子状(チェッカーフラッグパターン状)に展開する方法であっても良い。また、あるいは、図13や図14に示すように、2ドットずつの千鳥格子状(チェッカーフラッグパターン状)に展開する方法であっても良い。また、図10、図12〜図14に示す例の範囲に限定するものでもない。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。ここで、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略している。
実施形態1では、予め、ノズルチップ131毎に独立して行うハーフトーン処理において、パス動作の回数分だけドットの密度を低下させ(つまりは濃度を低くしたハーフトーン処理を行い)、各パスで形成するドット位置が重ならないようにマトリクス座標をずらしてハーフトーンデータを展開する例を説明したが、ノズルチップ131毎に行う複数の異なるハーフトーン処理は、この方法に限定するものではない。
(変形例1)
変形例1としての画像処理方法は、適用する複数のハーフトーン処理に用いられるディザマトリクス(ディザマスク)に、異なるディザマトリクスを含むことを特徴としている。
すなわち、ノズルチップ1311に対して行う第1ハーフトーン処理で用いるディザマトリクスと、ノズルチップ1312に対して行う第2ハーフトーン処理で用いるディザマトリクスとで、異なるディザマトリクスを用いる。
なお、適用するディザマトリクスによっては、印刷画像によって相互間の干渉による影響(干渉縞などの発生)が危惧される場合もあるため、予め充分な評価を行うことによってディザマトリクスを決定することが好ましい。
本変形例によれば、ノズルチップ131毎の印刷画像は、異なるディザマトリクスによって展開されたハーフトーンデータに基づいて形成される。従って、それぞれのノズルチップ131による印刷画像が、同一の画像データを同一のディザマトリクスを用いてハーフトーン処理することによって生成された同一のハーフトーンデータに基づいて形成される場合と比較して、ノズルチップ131間のインク吐出特性の差異を画像領域内において分散させることができるため、より印刷品質の低下を抑制した印刷を行うことができる。
(変形例2)
変形例2としての画像処理方法は、適用する複数のハーフトーン処理が、ディザ法を用いたハーフトーン処理と誤差拡散法を用いたハーフトーン処理とを含むことを特徴としている。
すなわち、例えば、ノズルチップ1311に対して行う第1ハーフトーン処理は、ディザ法を用いてハーフトーンデータを展開し、ノズルチップ1312に対して行う第2ハーフトーン処理は、誤差拡散法を用いてハーフトーンデータを展開する。
本変形例によれば、ノズルチップ131毎の印刷画像は、ディザ法を用いたハーフトーン処理と誤差拡散法を用いたハーフトーン処理とで異なるハーフトーン処理によって処理された異なるハーフトーンデータに基づいて形成される。従って、インク吐出特性が異なるノズルチップ131によってそれぞれ形成される印刷画像が同一領域に重ねられる場合に、それぞれの印刷画像が、同一の画像データを同一のハーフトーン処理することによって生成された同一のハーフトーンデータに基づいて形成される場合と比較して、ノズルチップ131間のインク吐出特性の差異を画像領域内において分散させることができるため、より印刷品質の低下を抑制した印刷を行うことができる。
(変形例3)
変形例3としての画像処理方法は、適用する複数のハーフトーン処理では、それぞれ誤差拡散法を用いてハーフトーンデータを展開し、そこで用いられる誤差拡散法が、異なる誤差拡散法を含むことを特徴とする。
すなわち、ノズルチップ1311に対して行う第1ハーフトーン処理で用いる誤差拡散法と、ノズルチップ1312に対して行う第2ハーフトーン処理で用いる誤差拡散法とで、異なる誤差拡散法を用いる。
誤差拡散法とは、画像データをハーフトーン処理によりハーフトーンデータに展開する際、画像データの注目画素を2値化した際の量子化誤差を、注目画素の近傍の2値化を実施していない画素の階調値に拡散させながら、逐次これらの各階調値を2値化していく方法である。
異なる誤差拡散法としては、量子化誤差を、注目画素の近傍の2値化を実施していない画素の階調値に拡散させる際の、拡散させる画素の方向、拡散させる画素の範囲、量子化誤差として拡散させるか否かの閾値などを異ならせた方法がある。
本変形例によれば、ノズルチップ131毎の印刷画像は、異なる誤差拡散法によって展開されたハーフトーンデータに基づいて形成される。従って、それぞれの印刷画像が、同一の画像データを同一の誤差拡散法を用いてハーフトーン処理することによって生成された同一のハーフトーンデータに基づいて形成される場合と比較して、ノズルチップ131間のインク吐出特性の差異を画像領域内において分散させることができるため、より印刷品質の低下を抑制した印刷を行うことができる。
なお、上述した変形例1〜変形例3のように異なる複数のハーフトーン処理を用いることで、必ずしも、図10を参照して説明した実施形態1のようにハーフトーンデータを展開するマトリクス座標をずらす必要は無いが、インクの面内分布の均一性が高い印刷を行うためには、ハーフトーンデータを展開するマトリクス座標をずらすことが好ましい。
(変形例4)
実施形態1、および変形例1〜変形例3では、ノズル列130が2つのノズルチップ131によって構成されている例を説明したが、これに限定するものではない。
例えば、ノズル列130が2つのノズルから構成され、それぞれのノズル毎に、上述したように異なるハーフトーン処理を行って、それぞれに行う印刷を重ねる方法であっても良い。また、あるいは、ノズル列130が3つ以上のノズルチップ131によって構成されていても良い。
図15は、ノズル列130が4つのノズルチップ131(ノズルチップ1311〜ノズルチップ1314)によって構成され、それぞれが印刷する画像(画像G1〜画像G4)を重ねることによって所望の印刷画像を得ることを概念的に示している。
また、図16、図17は、それぞれが印刷する画像(画像G1〜画像G4)において形成されるドット位置の例を示している。n(n=1〜4)の数字で示す位置に形成されるドットで画像Gnが構成される。すなわち、ノズルチップ1311〜ノズルチップ1314のそれぞれに対応するハーフトーン処理でハーフトーンデータが展開されるマトリクス座標は、図16、図17に示される位置にそれぞれの数字が配置されるマトリクス座標になっている。つまり、適用する4つのハーフトーン処理に用いられるハーフトーンデータを展開するマトリクスの座標には、4つの異なるマトリクス座標が含まれる。
このように、異なるマトリクス座標にハーフトーンデータを展開することで、それぞれの印刷画像が、同一の画像データに基づくハーフトーン処理の結果を同一のマトリクス座標に展開することによって得られるハーフトーンデータに基づいて形成される場合と比較して、よりインクの面内分布の均一性が高い印刷を行うことができる。
1…印刷システム、5…ロール紙、10…印刷部、11…ヘッドユニット、12…インク供給部、13…印刷ヘッド、14…ヘッド制御部、20…移動部、30…制御部、31…インターフェイス部、32…CPU、33…メモリー、34…駆動制御部、35…移動制御信号生成回路、36…吐出制御信号生成回路、37…駆動信号生成回路、40…主走査部、41…キャリッジ、42…ガイド軸、50…搬送部、51…供給部、52…収納部、53…搬送ローラー、55…プラテン、100…プリンター、110…画像処理装置、111…プリンター制御部、112…入力部、113…表示部、114…記憶部、115…CPU、116…ASIC、117…DSP、118…メモリー、119…プリンターインターフェイス部、120…ハーフトーン処理部、121…割り付け部、130…ノズル列、131…ノズルチップ。

Claims (9)

  1. ノズル群が、印刷媒体に対し主走査方向に相対移動しながらインク滴を吐出して前記印刷媒体にドットを形成するパス動作と、前記ノズル群と前記印刷媒体とを前記主走査方向と交差する副走査方向に相対移動させる送り動作とを繰り返すことによって、画像データに基づく印刷画像を印刷する印刷装置に印刷を実行させるための印刷データを生成する画像処理方法であって、
    同色のインクを吐出する前記ノズル群が形成する前記ドットの形成状態を決定するハーフトーンデータを生成するハーフトーン処理を、前記画像データの同一領域に対して複数適用して行う工程と、
    生成された前記ハーフトーンデータを前記パス動作に割り付ける工程と、を含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記ノズル群は複数のノズルグループによって構成され、
    前記ハーフトーン処理は、前記複数のノズルグループのそれぞれに対応するハーフトーン処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記ハーフトーン処理は、ディザ法を用いたハーフトーン処理と誤差拡散法を用いたハーフトーン処理とを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 前記ハーフトーン処理に用いられるディザマトリクスは、異なるディザマトリクスを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  5. 前記ハーフトーン処理に用いられる誤差拡散法は、異なる誤差拡散法を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  6. 前記ハーフトーン処理に用いられる決定された前記ドットの形成状態を展開するマトリクスの座標には、異なるマトリクス座標が含まれることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像処理方法により印刷データを生成する工程と、
    前記印刷データに基づいて印刷する工程と、を含むことを特徴とする印刷方法。
  8. ノズル群が、印刷媒体に対し主走査方向に相対移動しながらインク滴を吐出して前記印刷媒体にドットを形成するパス動作と、前記ノズル群と前記印刷媒体とを前記主走査方向と交差する副走査方向に相対移動させる送り動作とを繰り返すことによって、画像データに基づく印刷画像を印刷する印刷装置に印刷を実行させるための印刷データを生成する画像処理装置であって、
    同色のインクを吐出する前記ノズル群が形成する前記ドットの形成状態を決定するハーフトーンデータを生成するハーフトーン処理を、前記画像データの同一領域に対して複数適用して行うハーフトーン処理部と、
    生成された前記ハーフトーンデータを前記パス動作に割り付ける割り付け部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項8に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置が生成する前記印刷データに基づいて印刷する印刷部と、を備えることを特徴とする印刷装置。
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