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JP2018120067A - 画像データ生成装置、画像データ生成方法、画像データ生成プログラム及び情報表示システム - Google Patents

画像データ生成装置、画像データ生成方法、画像データ生成プログラム及び情報表示システム Download PDF

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JP2018120067A JP2017010703A JP2017010703A JP2018120067A JP 2018120067 A JP2018120067 A JP 2018120067A JP 2017010703 A JP2017010703 A JP 2017010703A JP 2017010703 A JP2017010703 A JP 2017010703A JP 2018120067 A JP2018120067 A JP 2018120067A
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Shota Kobashigawa
翔太 小橋川
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Abstract

【課題】 レーザ光を走査することにより描画される画像に含まれる情報の可読性の向上させる。
【解決手段】 レーザ光を走査することで画像を描画する光源走査部と接続し、該光源走査部により出射される該レーザ光の各走査位置での輝度を、画像データの各画素の画素値に基づいて制御する画像データ生成装置であって、前記画像データの各画素領域のうち、前記画像に含まれる情報を前記レーザ光が描画する際に用いる画素領域に対して、所定方向に周期的に変化する画素値を割り当てることで前記画像データを生成する生成手段を有することを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像データ生成装置、画像データ生成方法、画像データ生成プログラム及び情報表示システムに関する。
従来より、車両等の運転者に対して情報提供を行う情報表示システムとして、HUD(ヘッドアップディスプレイ)システムが知られている。HUDシステムによれば、運転者はフロントガラス前方における虚像として情報を視認できるため、少ない視線移動で情報を認識することができる。
一般に、HUDシステムの投射方式には、「パネル方式」と「レーザ走査方式」とがある。「パネル方式」は、液晶装置とDMD(デジタルミラーデバイス)とを含むイメージングデバイスにより中間像を形成する。また、「レーザ走査方式」は、半導体レーザ素子から射出されたレーザ光を2次元走査デバイスで走査することにより、中間像を形成する。
「レーザ走査方式」の場合、「パネル方式」と比較して、中間像として、高いコントラストの画像を描画できる一方で、レーザ光特有のスペックルノイズ等により、輝度ムラが発生するため、画質が劣化する。この結果、画像に含まれる情報の可読性(読みやすさの度合い)が低下するといった問題がある。
これに対して、例えば、下記特許文献1では、偏光方向の異なる光源を複数設けたレーザ光を用いることで、発散光同士の干渉を抑え、スペックルノイズを低減させる方法が提案されている。
しかしながら、上記方法の場合、従来のHUDシステムにおいて光学系の構造を変更する必要があるうえに、新たに部品等を追加する必要があり、コストがかかるといった問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、レーザ光を走査することにより描画される画像に含まれる情報の可読性を向上させることを目的とする。
本発明の各実施形態に係る画像データ生成装置は、以下のような構成を有する。即ち、
レーザ光を走査することで画像を描画する光源走査部と接続し、該光源走査部により出射される該レーザ光の各走査位置での輝度を、画像データの各画素の画素値に基づいて制御する画像データ生成装置であって、
前記画像データの各画素領域のうち、前記画像に含まれる情報を前記レーザ光が描画する際に用いる画素領域に対して、所定方向に周期的に変化する画素値を割り当てることで前記画像データを生成する生成手段を有することを特徴とする。
本発明の各実施形態によれば、レーザ光を走査することにより描画される画像に含まれる情報の可読性を向上させることができる。
情報表示システムの適用例を示す図である。 HUD制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 光源部のハードウェア構成の一例を示す図である。 光偏向器のハードウェア構成の一例を示す図である。 被走査面のハードウェア構成を説明するための図である。 HUD制御装置で生成される画像データについて説明するための図である。 HUD制御装置の機能構成の一例を示す図である。 切り抜き表示画面の一例を示す図である。 切り抜き表示オブジェクト情報の一例を示す図である。 画像輝度情報の一例を示す図である。 背景模様情報の一例を示す図である。 背景模様画像データに基づいてレーザ光により描画される画像の特性を説明するための図である。 生成された表示画面及び表示オブジェクトの一例を示す図である。 画像データの具体例を示す図である。 第1の実施形態における画像データ出力処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態における画像データ出力処理の流れを示すフローチャートである。 画像輝度とコントラスト比との関係を示す図である。 第3の実施形態における画像データ出力処理の流れを示すフローチャートである。 画像輝度と背景輝度との比と、コントラスト比との関係を示す図である。 表示画面群の一例を示す図である。 表示オブジェクト情報群の一例を示す図である。 第5の実施形態における表示オブジェクトの生成方法を示す図である。
以下、各実施形態の詳細について添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に際して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<1.情報表示システムのシステム構成>
はじめに、第1の実施形態に係る情報表示システムのシステム構成について説明する。第1の実施形態に係る情報表示システムは、いわゆるHUD(ヘッドアップディスプレイ)システムと称されるシステムであり、車両や航空機、船舶等の移動体に搭載され、移動体の操作に必要な情報を提供する。
図1は、情報表示システムの適用例を示す図である。図1に示すように、車両に適用した場合、運転者はフロントガラス160前方における虚像として、車両の操作に必要な情報を視認することができる。
情報表示システム100は、HUD制御装置110、光源走査部120、走査ミラー130、被走査面140、凹面ミラー150を有する。
HUD制御装置110は画像データ生成装置の一例である。HUD制御装置110は、車両に搭載されたCAN(Controller Area Network)やナビゲーション装置等から、車両の操作に必要な情報を取得し、取得した情報を含む画像をレーザ光により描画する際に用いる画像データを生成する。また、HUD制御装置110は、生成した画像データを用いて、光源走査部120の光源部121、光偏向器122を制御する。
光源走査部120の光源部121は、HUD制御装置110による制御のもと、R、G、B3種類のレーザ光を射出するとともに、これらのレーザ光を合成し、光偏向器122に入射する。
光源走査部120の光偏向器122は、光源部121より入射されたレーザ光を所定方向に走査しながら出射する。光偏向器122は、半導体プロセス等で製造されたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーであり、直交する2軸に対して揺動する単一の微小なミラーを有する。なお、光偏向器122の構成はこれに限定されず、例えば、1軸に揺動及び回転する2つのミラーを有していてもよい。
走査ミラー130は、光源走査部120の光偏向器122より所定方向に走査しながら出射されたレーザ光をそれぞれ折り返し、被走査面140に2次元像(中間像)を描画する。
被走査面140は、レーザ光を所望の発散角で発散させる機能を有しており、マイクロレンズアレイ構造等により構成される。被走査面140において発散したレーザ光は、単一の凹面ミラー150において反射されることで拡大され、フロントガラス160に投射される。
単一の凹面ミラー150は、レーザ光をフロントガラス160に投射する投射部材として機能し、フロントガラス160の影響で中間像の水平線が上または下に凸形状となる光学歪み要素を補正する。
フロントガラス160は、投射されたレーザ光の一部を透過させ、残りの少なくとも一部を拡大して反射させる透過反射部材として機能する。これにより、運転者は、被走査面140に描画された中間像を、フロントガラス160前方において、虚像として視認することができる。なお、フロントガラス160を透過反射部材として機能させる代わりに、別途、部分反射鏡(コンバイナ)を配置してもよい。
<情報表示システムの各部のハードウェア構成>
次に、情報表示システム100を構成する各部のうち、HUD制御装置110、光源走査部120の光源部121及び光偏向器122、被走査面140のハードウェア構成についてそれぞれ説明する。
(1)HUD制御装置のハードウェア構成
図2は、HUD制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、HUD制御装置110は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を有する。CPU201、ROM202、RAM203はいわゆるコンピュータを形成する。
また、HUD制御装置110は、I/F(Interface)装置204、FPGA(Field Programmable Gate Array)205、LD(Laser Diode)ドライバ206、MEMSコントローラ207を有する。なお、HUD制御装置110を構成する各ハードウェアのうち、CPU201、ROM202、RAM203、I/F装置204、FPGA205は、バス208を介して相互に接続されている。
CPU201は、ROM202に格納された各種プログラム(例えば、後述する画像データ生成プログラム等)を実行するデバイスである。
ROM202は不揮発性の主記憶デバイスであり、各種プログラムを格納する。
RAM203は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性の主記憶デバイスである。RAM203は、ROM202に格納された各種プログラムがCPU201によって実行される際に展開される、作業領域を提供する。
I/F装置204は、CANやナビゲーション装置等の、車両に搭載された各種装置、ネットワーク等と接続するためのインタフェースデバイスである。
FPGA205は、LDドライバ206及びMEMSコントローラ207を介して、光源部121及び光偏向器122を動作させることで、CPU201において生成された画像データに対応する2次元像(中間像)が被走査面140に描画されるよう制御する。
具体的には、FPGA205は、画像データの各画素の画素値に応じた光量で、各画素の位置に応じた走査位置にレーザ光が出射されるように、LDドライバ206及びMEMSコントローラ207を介して、光源部121及び光偏向器122を制御する。これにより、光源走査部120では、画像データの各画素の画素値に応じた輝度の画像を、被走査面に描画することができる。
LDドライバ206は、FPGA205からの指示に基づいて光源部121のR、G、B3種の半導体レーザ素子を動作させるためのドライバである。MEMSコントローラ207は、FPGA205からの指示に基づいて光偏向器122を動作させるためのコントローラである。
(2)光源部のハードウェア構成
次に、光源部121のハードウェア構成について説明する。図3は、光源部のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、光源部121は、R、G、B3種類の半導体レーザ素子301R、301G、301Bと、カップリングレンズ302R、302G、302Bと、アパーチャ303R、303G、303Bと、合成素子310と、レンズ320とを有する。
半導体レーザ素子301R、301G、301Bは、LDドライバ206により制御され、互いに異なる波長λ、λ、λのレーザ光を射出する。本実施形態において、波長λ、λ、λは、それぞれ、λ=640nm、λ=530nm、λ=445nmであるとする。
カップリングレンズ302R、302G、302Bは、それぞれ、半導体レーザ素子301R、301G、301Bより射出されたレーザ光を、後続の光学系にカップリングする。
アパーチャ303R、303G、303Bは、それぞれ、カップリングレンズ302R、302G、302Bによりカップリングされたレーザ光を整形する。アパーチャ303R、303G、303Bは、レーザ光の発散角等に応じた形状(例えば、円形、楕円形、長方形、正方形等)を有しているものとする。
合成素子310は、プレート状またはプリズム状のダイクロイックミラーであり、波長に応じてレーザ光を反射または透過し、1つの光路に合成する。
レンズ320は、光偏向器122に向かって凹面を向けたメニスカスレンズであり、合成素子310により合成されたレーザ光を、光偏向器122の反射面に入射する。
(3)光偏向器のハードウェア構成
次に、光偏向器122のハードウェア構成について説明する。図4は、光偏向器のハードウェア構成の一例を示す図である。上述したとおり、光偏向器122は、MEMSミラーであり、図4に示すように、ミラー410と蛇行状梁部420とを有する。
ミラー410は、反射面を有し、x軸周り及びy軸周りに回動する。このうち、x軸周りの回動は、蛇行状梁部420により実現される。一方、y軸周りの回動は、ミラー410に接続されたトーションバーなどを利用した共振により実現される。ミラー410の反射面がx軸周り及びy軸周りに回動することで、光源走査部120より出射されるレーザ光を、垂直方向及び水平方向に走査させることができる。
蛇行状梁部420は、枠部材430に支持されており、複数の折り返し部分を有することで、蛇行して形成されている。蛇行状梁部420には、梁部421aと梁部421bとがx軸方向に交互に配され、隣り合う梁部ごとに独立の圧電部材422がそれぞれ配されている。MEMSコントローラ207による制御のもと、梁部421aに配された圧電部材422と、梁部421bに配された圧電部材422とで、異なる電圧が印加されることで、梁部421a、421bに反りが発生し、隣り合う梁部が異なる方向にたわむ。そして、梁部421a、421bのたわみが累積されることで、ミラー410のx軸周りの回動が実現される。
(4)被走査面のハードウェア構成
次に、被走査面140のハードウェア構成について説明する。図5は、被走査面のハードウェア構成を説明するための図である。このうち、図5(a)は被走査面140の一部を示した正面図である。図5(a)に示すように、被走査面140はマイクロレンズ群500が隙間なく配列されたマイクロレンズアレイ構造を有しており、光源走査部120により走査され、走査ミラー130で折り返されたレーザ光を、所定の発散角で発散させる。
マイクロレンズ群500は、幅が200μm程度のサイズを有しており、外形が六角形形状を有している。このように、外形を六角形形状にすることで、マイクロレンズを最密に配列することができる。ただし、外形は六角形形状に限定されず、四角形形状や三角形形状であってもよい。また、図5(a)の例は、各マイクロレンズを規則正しく配列した場合を示しているが、例えば、各マイクロレンズの中心を互いに偏心させ、不規則に配列する偏心配列にしてもよい。なお、偏心配列にした場合、各マイクロレンズの外形は、1種類ではなく、複数種類の外形が含まれることになる。
図5(b−1)、(b−2)は、被走査面140の側面図である。図5(b−1)、(b−2)に示すように、被走査面140は、一方の面にマイクロレンズ群500が整列して配置された光学板501により構成される。
光学板501上をレーザ光502、511が走査することで、マイクロレンズ群500において発散され、発散光503、515が出射される。マイクロレンズ群500の構造により、レーザ光を所定の発散角504、517で発散させることができる。
図5(b−1)は、レーザ光502の径506が、マイクロレンズ群500の各マイクロレンズの配列周期505と等しい大きさであった場合の発散光503を示している。一方、図5(b−2)は、レーザ光511の径516が、マイクロレンズ群500の各マイクロレンズの配列周期512の2倍の大きさであった場合の発散光515を示している。
レーザ光511の径516が、マイクロレンズ群500の各マイクロレンズの配列周期512の2倍の大きさであった場合、レーザ光511は、マイクロレンズ513、514に同時に入射し、それぞれ発散光515を出射する。このとき、領域518には2つの発散光515が同時に存在するため、光の干渉が発生する。
被走査面140において光の干渉が発生した場合、運転者は、スペックルノイズとして視認する。一般に、スペックルノイズを低減させるためには、マイクロレンズ群500の各マイクロレンズの配列周期512が、レーザ光511の径516よりも大きくなるように被走査面が設計される。しかしながら、マイクロレンズ群500の各マイクロレンズの配列周期512を、レーザ光511の径516よりも大きく設計しただけでは、スペックルノイズを完全に除去することはできず、レーザ光により描画された画像に含まれる情報の可読性は低下する。そこで、本実施形態では、光学系の構造を変更する代わりに、あるいは光学系の構造の変更に加えて所定の特性を有する画像データを生成することで、レーザ光により描画される画像に含まれる情報の可読性を向上させる。
<本実施形態における可読性向上のための画像データの概要>
本実施形態における可読性向上のための画像データの概要について説明する。図6は、HUD制御装置で生成される画像データについて説明するための図である。
このうち、図6(a)は、比較対象のため、従来のHUD制御装置により生成される画像データに基づいてレーザ光が描画した画像の一例を示している。従来のHUD制御装置の場合、画像データに含まれる各画素領域のうち、レーザ光が情報を描画するのに用いる画素領域に対して、均一の画素値を割り当てていた。このため、スペックルノイズが発生した場合に、図6(a)に示すように、運転者にとって文字内の輝度ムラが視認しやすかった。
一方、図6(b)は、本実施形態におけるHUD制御装置110により生成される画像データに基づいてレーザ光が描画した画像の一例を示している。本実施形態におけるHUD制御装置110の場合、画像データに含まれる画素領域のうち、レーザ光が情報を描画するのに用いる画素領域に対して、所定方向に周期的に濃淡(コントラスト)が変化する画素値を割り当てる。これにより、スペックルノイズが発生した場合でも、図6(b)に示すように、輝度ムラを相対的に視認しにくくさせることができる。この結果、レーザ光により描画される画像に含まれる情報の可読性を向上させることができる。
以下、当該画像データを生成するためのHUD制御装置110の機能構成について詳細に説明する。
<HUD制御装置の機能構成>
図7は、HUD制御装置の機能構成の一例を示す図である。図7に示すように、HUD制御装置110は、画像データ生成部710と画像表示制御部720とを有する。画像データ生成部710は、例えば、ROM202に格納された画像データ生成プログラムがCPU201により実行されることで実現される。また、画像表示制御部720は、例えば、画像表示制御プログラムがFPGA205において実行されることで実現される。
画像データ生成部710は生成手段の一例であり、レーザ光が画像を描画する際に用いる画像データを生成する。具体的には、画像データ生成部710は、車両情報入力部711、外部情報入力部712、表示画面決定部713、表示画面生成部714、表示オブジェクト決定部715、表示オブジェクト生成部716を有する。
車両情報入力部711は、CANから車速情報や、衝突の危険がある物体の有無等の車両情報を取得し、表示オブジェクト決定部715に通知する。
外部情報入力部712は、ナビゲーション装置から車両の現在位置を示す位置情報や、所定地点までの距離を示す距離情報等のナビゲーション情報を取得し、表示オブジェクト決定部715に通知する。
表示画面決定部713は、運転者からの指示に基づいて、「切り抜き表示画面」を決定する。切り抜き表示画面とは、レーザ光が画像を描画する際に用いる画像データに含まれる各画素領域のうち、情報の描画に用いる画素領域が切り抜かれ、当該画素領域が透明を示す画素値で形成された表示画面をいう。
なお、表示画面情報格納部750には、予め複数種類の切り抜き表示画面が格納されており、表示画面決定部713では、複数種類の切り抜き表示画面のうち、運転者からの指示に応じた切り抜き表示画面を決定し、表示画面生成部714に通知する。
表示画面生成部714は、表示画面決定部713において決定された切り抜き表示画面を表示画面情報格納部750から読み出し、背景模様情報格納部770に格納された背景模様画像データに重ね合わせることで、表示画面を生成する。背景模様画像データとは、例えば、市松模様等のように、所定方向に濃淡(コントラスト)が周期的に変化する画素値により構成されたデータを指す。これにより、表示画面生成部714により生成される表示画面に含まれる情報は、いずれも、その画素領域が所定方向に濃淡(コントラスト)を有する画素値により構成されることになる。
表示オブジェクト決定部715は、表示画面決定部713において決定された切り抜き表示画面に含まれる各表示項目に対応する表示領域に組み込む「切り抜き表示オブジェクト」を、車両情報及びナビゲーション情報に基づいて決定する。切り抜き表示オブジェクトとは、レーザ光が情報を描画する際に用いる画素領域が切り抜かれ、当該画素領域が透明を示す画素値で形成されたオブジェクトをいい、数字、文字、記号等が含まれる。
例えば、切り抜き表示画面に含まれる表示項目="速度"であった場合、表示オブジェクト決定部715は、まず、車両情報に含まれる現在の車速情報を取得する。そして、取得した車速情報を表現するための切り抜き表示オブジェクト(数字)を、表示オブジェクト格納部780から決定する。
また、切り抜き表示画面に含まれる表示項目="交差点での進行方向"であった場合、表示オブジェクト決定部715は、まず、ナビゲーション情報に含まれる、交差点での進行方向に関する情報を取得する。そして、取得した進行方向を表現するための切り抜き表示オブジェクト(記号)を、表示オブジェクト格納部780から決定する。
表示オブジェクト生成部716は、表示オブジェクト決定部715により決定された切り抜き表示オブジェクトを表示オブジェクト格納部780から読み出す。また、表示オブジェクト生成部716は、読み出した切り抜き表示オブジェクトを、背景模様情報格納部770に格納された背景模様画像データに重ね合わせることで、表示オブジェクトを生成する。これにより、表示オブジェクト生成部716により生成された表示オブジェクトは、いずれも、その画素領域が所定方向に濃淡(コントラスト)を有する画素値により構成されることになる。
なお、本実施形態では、表示領域ごとに、レーザ光により情報が描画された際の画像輝度が規定されており、画像輝度情報として、設定情報格納部760に格納されているものとする。このため、表示オブジェクト生成部716は、表示オブジェクトを生成するにあたり、画像輝度情報を参照し、表示領域ごとに規定された画像輝度を実現する背景模様画像データを、背景模様情報格納部770から選択するものとする。
表示画面生成部714により生成された表示画面と、表示オブジェクト生成部716により生成された表示オブジェクトとは、画像データ生成部710内において組み合わされ、画像データとして、画像表示制御部720に出力される。
画像表示制御部720は、画像データ生成部710より出力された画像データに応じて、光源部121及び光偏向器122を動作させるための指示を、LDドライバ206及びMEMSコントローラ207に対して送信する。
<HUD制御装置の各格納部の説明>
次に、HUD制御装置110の各格納部について説明する。
(1)表示画面情報格納部の説明
はじめに、表示画面情報格納部750に格納される切り抜き表示画面について説明する。図8は、切り抜き表示画面の一例を示す図である。
図8に示すように、切り抜き表示画面800は、複数の表示項目810〜821と、表示領域830〜860とを有する。
切り抜き表示画面800において、表示項目810(及び単位811)は、進行方向を変更する可能性のある次の交差点までの距離を表示する項目である。表示項目820(及び単位821)は、現在の車速情報を表示する項目である。
また、表示領域830は、進行方向を変更する可能性のある次の交差点までの距離を表示する領域である。表示領域840は、現在の車速情報を表示する領域である。
表示領域850は、次の交差点での進行方向を表示する領域である。表示領域860は、衝突の危険があるなどの警告を表示する領域である。
なお、表示項目810(及び単位811)、表示項目820(及び単位821)は、いずれも、切り抜き文字により形成されている。このため、切り抜き文字を含む切り抜き表示画面を背景模様画像データに重ね合わせることで、表示項目810(及び単位811)、表示項目820(及び単位821)の文字を構成する画素領域を、背景模様画像データにより構成することができる。
(2)表示オブジェクト格納部の説明
次に、表示オブジェクト格納部780に格納される切り抜き表示オブジェクトについて説明する。図9は、切り抜き表示オブジェクト情報の一例を示す図である。
図9に示すように、切り抜き表示オブジェクト情報900には、情報の項目として、"オブジェクト種類"、"切り抜き表示オブジェクト"が含まれる。
"オブジェクト種類"には、切り抜き表示オブジェクトの種類を示す情報が格納される。切り抜き表示オブジェクト情報900の場合、"オブジェクト種類"には、「数字」、「文字」、「記号」が格納されている。ただし、"オブジェクト種類"に格納される情報はこれに限定されず、図形、マーク等であってもよい。
"切り抜き表示オブジェクト"には、切り抜き表示オブジェクトが、オブジェクト種類と対応付けて格納されている。
(3)設定情報格納部の説明
次に、設定情報格納部760に格納される画像輝度情報について説明する。図10は、画像輝度情報の一例を示す図である。
図10に示すように、画像輝度情報1000には、情報の項目として、"表示領域"、"画像輝度"が含まれる。
"表示領域"には、切り抜き表示画面に含まれる各表示領域(表示領域830〜860)を示す情報が格納される。図10の例は、"表示領域"として、「距離」、「進行方向」、「速度」、「警告」が含まれることを示している。
"画像輝度"には、対応する表示領域に組み込まれる表示オブジェクトをレーザ光により描画した場合の画像輝度が格納される。
このように、本実施形態では、表示領域ごとに画像輝度を規定している。これにより、例えば、「警告」のように運転者にとって重要な情報については、視認性の高い高輝度のレーザ光により描画されるよう制御することができる。
(4)背景模様情報格納部の説明
次に、背景模様情報格納部770に格納される背景模様情報について説明する。図11は、背景模様情報の一例を示す図である。
図11(a)に示すように、背景模様情報1100には、情報の項目として、"模様の種類"、"画像輝度"、"コントラスト比"、"周期"、"背景模様画像"、が含まれる。
"模様の種類"には、模様の種類を示す情報が格納される。図11の例は、模様の種類として、市松模様が格納されていることを示している。
"画像輝度"には、"模様の種類"により特定される背景模様画像データをレーザ光で描画した場合の画像輝度が格納される。図11(b)に示すように、例えば、市松模様の場合には、暗い部分と明るい部分とが含まれる。仮に、暗い部分の輝度値がそれぞれ、L11〜L18、明るい部分の輝度値がそれぞれ、L21〜L28であったとすると、
画像輝度=(L11+L12+・・・L18+L21+L22+・・・L28)/16
と算出することができる。
"コントラスト比"には、"模様の種類"により特定される背景模様画像データをレーザ光で描画した場合の最大輝度値と、最小輝度値との比が格納される。図11(b)に示すように、例えば、市松模様の場合、最大輝度値=L21〜L28、最小輝度値=L11〜L18となるので、
コントラスト比=(L11+L12+・・・L18)/(L21+L22+・・・L28
と算出することができる。
"周期"には、周期性のある背景模様画像データをレーザ光で描画した場合の繰り返し周期が格納される。図11(c)に示すように、市松模様の場合、最大輝度値から次の最大輝度値までの距離の1/2が繰り返し周期となる。
"背景模様画像"には、"模様の種類"、"画像輝度"、"コントラスト比"、"周期"にそれぞれ格納された特性に応じた画像をレーザ光が描画する際に用いる背景模様画像データが格納される。
図12は、背景模様画像データに基づいてレーザ光により描画される画像の特性を説明するための図である。図12の例は、"模様の種類"=「市松模様」であって、"画像輝度"、"コントラスト比"、"周期"の各特性が異なる背景模様画像データに基づいてレーザ光により描画される画像を示している。
このうち、図12(a)は、最小輝度値、周期は同じで、最大輝度値が異なる画像1201、1202を示している。画像1201及び画像1202は、いずれも市松模様であり、最小輝度値、周期が同じであるが、最大輝度値が異なっているため、画像輝度及びコントラスト比は異なっている。
図12(b)は、最大輝度値、周期は同じで、最小輝度値が異なる画像1211、1212を示している。画像1211及び画像1212は、いずれも市松模様であり、最大輝度値、周期が同じであるが、最小輝度値が異なっているため、画像輝度及びコントラスト比は異なっている。
図12(c)は、周期が異なる画像1221、1222を示している。画像1221及び画像1222は、いずれも市松模様であり、最大輝度値、最小輝度値が同じであるため、画像輝度、コントラスト比は同じになる。
このように、背景模様情報格納部770には、図12(a)〜(c)に示したような、特性の異なる様々な背景模様画像データが格納されているものとする。
<表示画面生成部及び表示オブジェクト生成部の処理の具体例>
次に、表示画面生成部714及び表示オブジェクト生成部716の処理の具体例について説明する。図13は、生成された表示画面及び表示オブジェクトの一例を示す図である。
このうち、図13(a)は、表示画面生成部714により生成された表示画面の一例を示している。表示画面決定部713において決定された切り抜き表示画面800を表示画面情報格納部750から読み出し、背景模様画像データに重ね合わせることで表示画面1300が生成される。
図13(a)に示すように、表示画面生成部714によれば、表示画面に含まれる表示項目を示す情報1301〜1304を、背景模様画像データにより構成することができる。なお、表示画面生成部714によって、切り抜き表示画面800が重ね合わされる背景模様画像データは、予め定義されているものとする。
図13(b)は、表示オブジェクト生成部716により生成された表示オブジェクトの一例を示している。表示オブジェクト決定部715において決定された切り抜き表示オブジェクトを表示オブジェクト格納部780から読み出し、背景模様画像データに重ね合わせることで表示オブジェクト1311〜1322が生成される。
図13(b)に示すように、表示オブジェクト生成部716によれば、表示オブジェクト1311〜1322を、背景模様画像データにより構成することができる。なお、表示オブジェクト生成部716によって、切り抜き表示オブジェクトが重ね合わされる背景模様画像データは、画像輝度情報1000に基づいて決定されるものとする。
例えば、表示領域830は「距離」を表示する領域であることから、表示オブジェクト生成部716は、画像輝度情報1000を参照することで、「距離」の画像輝度を読み出す。また、表示オブジェクト生成部716は、読み出した画像輝度を実現する背景模様画像データを、背景模様情報1100から選択する。このとき、表示オブジェクト生成部716は、他の表示領域に組み込まれる表示オブジェクトと、コントラスト比が等しい背景模様画像データを選択する。これにより、表示オブジェクト1311、1312が生成される。
同様に、表示領域840は「速度」を表示する領域であることから、表示オブジェクト生成部716は、画像輝度情報1000を参照することで、「速度」の画像輝度を読み出す。また、表示オブジェクト生成部716は、読み出した画像輝度を実現する背景模様画像データを、背景模様情報1100から選択する。このとき、表示オブジェクト生成部716は、他の表示領域に組み込まれる表示オブジェクトと、コントラスト比が等しい背景模様画像データを選択する。これにより、表示オブジェクト1313、1314が生成される。
同様に、表示領域850は「交差点における進行方向」を表示する領域であることから、表示オブジェクト生成部716は、画像輝度情報1000を参照することで、「進行方向」の画像輝度を読み出す。また、表示オブジェクト生成部716は、読み出した画像輝度を実現する背景模様画像データを、背景模様情報1100から選択する。このとき、表示オブジェクト生成部716は、他の表示領域に組み込まれる表示オブジェクトと、コントラスト比が等しい背景模様画像データを選択する。これにより、表示オブジェクト1321が生成される。
同様に、表示領域860は「警告」を表示する領域であることから、表示オブジェクト生成部716は、画像輝度情報1000を参照することで、「警告」の画像輝度を読み出す。また、表示オブジェクト生成部716は、読み出した画像輝度を実現する背景模様画像データを、背景模様情報1100から選択する。このとき、表示オブジェクト生成部716は、他の表示領域に組み込まれる表示オブジェクトと、コントラスト比が等しい背景模様画像データを選択する。これにより、表示オブジェクト1322が生成される。
この結果、表示オブジェクト生成部716では、各表示領域830〜860に表示される表示オブジェクト1311〜1322として、表示領域ごとに画像輝度が異なるが、コントラスト比が等しい表示オブジェクトを生成することができる。つまり、表示オブジェクト生成部716によれば、各表示領域830〜860に表示される表示オブジェクト1311〜1322を、重要度に応じて画像輝度が異なるようにしつつ、輝度ムラの視認しにくさを同程度にすることができる。
図14は、画像データの具体例を示す図である。図14に示すように、画像データ生成部710は、表示画面生成部714により生成された表示画面1300に、表示オブジェクト生成部716により生成された表示オブジェクトを組み込むことで、画像データ1400を生成する。
画像データ1400の例は、交差点までの距離が「82」mで、次の交差点での進行方向が直進であることを示している。また、現在の車両速度が「46」km/hで、前方に衝突の危険がある物体が存在していることを示している。
<HUD制御装置による画像データ出力処理の流れ>
次に、HUD制御装置110による画像データ出力処理の流れについて説明する。図15は、第1の実施形態における画像データ出力処理の流れを示すフローチャートである。
情報表示システム100の起動指示が入力されると、HUD制御装置110は、図15に示す画像データ出力処理を開始する。
ステップS1501において、表示画面決定部713は、運転者より画面モードの指示を受け付ける。
ステップS1502において、表示画面決定部713は、受け付けた画面モードの指示に応じた切り抜き表示画面を、表示画面情報格納部750に格納された切り抜き表示画面から決定する。
ステップS1503において、表示画面生成部714は、切り抜き表示画面を重ね合わせる背景模様画像データとして、予め定義された背景模様画像データを読み出す。
ステップS1504において、表示画面生成部714は、ステップS1502において決定された切り抜き表示画面を表示画面情報格納部750から読み出し、ステップS1503において読み出した背景模様画像データに重ね合わせることで、表示画面を生成する。
ステップS1505において、車両情報入力部711は車両情報を取得し、外部情報入力部712はナビゲーション情報を取得する。また、表示オブジェクト決定部715は、車両情報及びナビゲーション情報に基づいて、切り抜き表示画面に含まれる表示領域に対応する切り抜き表示オブジェクトを決定する。
ステップS1506において、表示オブジェクト生成部716は、設定情報格納部760に格納された画像輝度情報1000を参照し、表示領域ごとに規定された画像輝度を実現する背景模様画像データをそれぞれ読み出す。
ステップS1507において、表示オブジェクト生成部716は、ステップS1505において決定した切り抜き表示オブジェクトを、ステップS1506においてそれぞれ読み出した背景模様画像データに重ね合わせることで、表示オブジェクトを生成する。
ステップS1508において、画像データ生成部710は、ステップS1504において生成された表示画面に、ステップS1507において生成された表示オブジェクトを組み込むことで画像データを生成し、画像表示制御部720に出力する。
ステップS1509において、表示オブジェクト決定部715は、車両情報入力部711より通知された車両情報または外部情報入力部712より通知されたナビゲーション情報のいずれかの情報が変更されたか否かを判定する。
ステップS1509において、いずれかの情報が変更されたと判定した場合(ステップS1509においてYesの場合)には、ステップS1505に戻る。
一方、ステップS1509において、いずれの情報も変更されていないと判定した場合(ステップS1509においてNoの場合)には、ステップS1510に進む。
ステップS1510において、表示画面決定部713は、運転者より画面モードの切り替え指示を受け付けたか否かを判定する。ステップS1510において、画面モードの切り替え指示を受け付けたと判定した場合には(ステップS1510においてYesの場合には)、ステップS1501に戻る。
一方、ステップS1510において、画面モードの切り替え指示を受け付けていないと判定した場合には(ステップS1510においてNoの場合には)、ステップS1511に進む。
ステップS1511において、表示画面決定部713は、情報表示システム100の終了指示が入力されたか否かを判定する。ステップS1511において、情報表示システム100の終了指示が入力されていないと判定した場合には(ステップS1511においてNoの場合には)、ステップS1509に戻る。
一方、ステップS1511において、情報表示システム100の終了指示が入力されたと判定した場合には(ステップS1511においてYesの場合には)、画像データ出力処理を終了する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、HUD制御装置110を、
・レーザ光を走査することで画像を描画する光源走査部120と接続し、光源走査部120により出射されるレーザ光の各走査位置での輝度を、画像データの各画素の画素値に基づいて制御するように構成した。
・画像データの各画素領域のうち、画像に含まれる情報(車両情報やナビゲーション情報等)をレーザ光が描画する際に用いる画素領域に対して、所定方向に濃淡が周期的に変化する画素値を割り当てることで、市松模様を形成する構成とした。
これにより、スペックルノイズが発生した場合でも、輝度ムラを相対的に視認しにくくさせることが可能となる。この結果、レーザ光を走査することにより描画される画像に含まれる情報の可読性を向上させることができる。
また、本実施形態では、HUD制御装置110を、
・表示領域ごとに、異なる画像輝度を実現する背景模様画像データが選択される構成とした。また、このとき、表示領域間で、コントラスト比が等しい背景模様画像データが選択される構成とした。
これにより、表示領域の重要度に応じて画像輝度が異なるようにしつつ、輝度ムラの視認しにくさを同程度にすることが可能となる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、表示領域ごとに背景模様画像データを選択するにあたり、輝度ムラの視認しにくさを同程度にするために、コントラスト比の等しい背景模様画像データを選択する構成とした。これに対して、第2の実施形態では、画像輝度に応じたコントラスト比の背景模様画像データを選択する構成とする。
具体的には、画像輝度が高い場合には、コントラスト比を高くしても、表示オブジェクトの視認性(目で見て確認できる度合い)は低下しないため、輝度ムラの視認しにくさを優先して、コントラスト比が高い背景模様画像データを選択する。
一方、画像輝度が低い場合には、コントラスト比を高くしすぎると、表示オブジェクトの視認性が低下することから、コントラスト比を抑え、表示オブジェクトの視認性を優先して、背景模様画像データを選択する。以下、第2の実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図16は、第2の実施形態における画像データ出力処理の流れを示すフローチャートである。図15に示したフローチャートとの相違点は、ステップS1601〜ステップS1604である。
ステップS1601において、表示オブジェクト生成部716は、画像輝度情報1000を参照し、表示領域ごとに規定された画像輝度を識別する。
ステップS1602において、表示オブジェクト生成部716は、ステップS1601において識別した画像輝度に基づいてコントラスト比を導出する。
ステップS1603において、表示オブジェクト生成部716は、背景模様情報格納部770を検索し、ステップS1601において識別した画像輝度及びステップS1602において導出したコントラスト比を実現する背景模様画像データを読み出す。
ステップS1604において、表示オブジェクト生成部716は、ステップS1505において選択された切り抜き表示オブジェクトを、ステップS1603において読み出された背景模様画像データに重ね合わせることで、表示オブジェクトを生成する。
図17は、画像輝度とコントラスト比との関係を示す図である。図17において、横軸は画像輝度を表し、縦軸はコントラスト比を表す。
表示オブジェクト生成部716は、識別した表示領域ごとの画像輝度に基づいて、コントラスト比を導出するにあたり、図17に示す関係図を利用する。なお、図17に示す関係図を用いるのは以下のような理由による。
上述したとおり、コントラストを有する画素値を割り当てることで、スペックルノイズが発生した場合でも輝度ムラを視認させにくくさせることができる一方で、一般に、コントラスト比を大きくすると視認性が下がる。
そこで、図17に示す関係図では、画像輝度が大きい場合に、コントラスト比の大きい背景模様画像データが選択されるように構成している。なお、図17の例では、画像輝度が100[cd/m]以下では、コントラスト比を1とし、画像輝度が100[cd/m]より大きい場合に、コントラスト比を上げるように構成している。
これにより、画像輝度が小さい場合には視認性を担保し、画像輝度が大きい場合には、輝度ムラをより視認させにくくさせることができる。
[第3の実施形態]
上記第2の実施形態では、表示領域ごとに規定された画像輝度に応じて、コントラスト比を決定するものとして説明した。これに対して、第3の実施形態では、表示領域ごとに規定された画像輝度と背景輝度(虚像が視認される領域の背後の輝度。すなわち、車両の外部の輝度)とに基づいて、コントラスト比を決定する。
画像輝度が同じであっても、背景輝度によっては視認性が異なるからである。例えば、背景輝度が明るい場合には、画像輝度が低いと視認性が低下するが、背景輝度が暗い場合には、画像輝度が低くても視認性は低下しないからである。以下、第3の実施形態について、上記第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
図18は、第3の実施形態における画像データ出力処理の流れを示すフローチャートである。図16に示したフローチャートとの相違点は、ステップS1801〜ステップS1802、ステップS1803〜ステップS1804である。
ステップS1801において、表示画面生成部714は、背景輝度と予め定められた画像輝度との比に基づいて、コントラスト比を導出する。なお、本実施形態では、背景輝度を計測する輝度センサを配し、当該輝度センサからの出力を、CANを介してHUD制御装置110が逐次取得できるように構成されているものとする。
ステップS1802において、表示画面生成部714は、導出したコントラスト比を実現する背景模様画像データを、背景模様情報格納部770から読み出す。
ステップS1803において、表示オブジェクト生成部716は、識別した画像輝度と背景輝度との比に基づいて、コントラスト比を導出する。
ステップS1804において、表示オブジェクト生成部716は、導出したコントラスト比を実現する背景模様画像データを、背景模様情報格納部770から読み出す。
図19は、画像輝度と背景輝度との比と、コントラスト比との関係を示す図である。図19において、横軸は、画像輝度と背景輝度との比を表し、縦軸はコントラスト比を表す。
表示画面生成部714は、予め定められた画像輝度と、取得した背景画像との比を算出し、図19に示す関係図を利用することでコントラスト比を導出する。
同様に、表示オブジェクト生成部716は、識別した表示領域ごとの画像輝度と、取得した背景輝度との比を算出し、図19に示す関係図を利用することで、コントラスト比を導出する。
情報表示システム100の場合、運転者が視認する虚像は、背景に重ねられるため、運転者は、虚像の輝度と、背景の輝度との合計の輝度を視認することになる。
このため、上述したように、背景輝度を加味したコントラスト比を導出する構成とすることで、レーザ光により描画される画像に含まれる情報の視認性を、より向上させることが可能となる。
[第4の実施形態]
上記第1乃至第3の実施形態では、切り抜き表示画面及び切り抜き表示オブジェクトを、背景模様画像データに重ね合わせることで、表示画面及び表示オブジェクトを生成するものとして説明した。
これに対して、第4の実施形態では、切り抜き表示画面を予め様々な特性を有する背景模様画像データに重ね合わせた表示画面を複数用意しておく。そして、表示画面生成部714が、所定の画像輝度または所定の画像輝度とコントラスト比とを実現する表示画面を選択する。
同様に、第4の実施形態では、切り抜き表示オブジェクトを予め様々な特性を有する背景模様画像データに重ね合わせた表示オブジェクトを複数用意しておく。そして、表示オブジェクト生成部716が、所定の画像輝度または所定の画像輝度とコントラスト比とを実現する表示オブジェクトを選択する。
以下、第4の実施形態について、上記第1乃至第3の実施形態との相違点を中心に説明する。
図20は、表示画面群の一例を示す図である。図20に示すように、第4の実施形態において表示画面情報格納部750には、切り抜き表示画面を背景模様画像データに重ね合わせて生成した表示画面2000_1〜2000_nが格納されている。
なお、表示画面2000_1〜2000_nには、重ね合わせた背景模様画像データの特性(模様の種類、画像輝度、コントラスト比、周期)が対応付けられている。これにより、表示画面生成部714は、指定された画面モードに応じた表示画面であって、所定の画像輝度または所定の画像輝度とコントラスト比とを実現する表示画面を選択することができる。
このように、予め表示画面を用意しておくことで、例えば、表示画面に含まれる各文字に適した背景模様画像データに重ね合わせた表示画面を生成することが可能となる。
図21は、表示オブジェクト情報群の一例を示す図である。図21に示すように、第4の実施形態において表示オブジェクト格納部780には、切り抜き表示オブジェクトを背景模様画像データに重ね合わせて生成した表示オブジェクト情報2100_1〜2100_nが格納されている。
なお、表示オブジェクト情報2100_1〜2100_nには、重ね合わせた背景模様画像データの特性(模様の種類、画像輝度、コントラスト比、周期)が対応付けられている。これにより、表示オブジェクト生成部716は、所定の画像輝度または所定の画像輝度とコントラスト比とを実現する表示オブジェクトを選択することができる。
また、図21に示すように、予め表示オブジェクトを用意しておくことで、例えば、各数字ごと、各文字ごと、各記号ごとに適した背景模様画像データに重ね合わせることが可能となる。更に、1つの文字(または、数字、記号)を構成する、横方向の線または縦方向の線と、斜めの線とで、異なる背景模様画像データに重ね合わせることができる。
例えば、符号2110の左側に示す表示オブジェクトは、横方向に濃淡が周期的に変化する画素値が割り当てられているのに対して、符号2110の右側に示す表示オブジェクトは、斜め方向に濃淡が周期的に変化する画素値が割り当てられている。
このように、切り抜き表示オブジェクトの形状に合わせて、画素領域の長手方向に、濃淡が周期的に変化するように画素値を割り当てることで、可読性をより向上させることが可能となる。
[第5の実施形態]
上記第1乃至第4の実施形態では、切り抜き表示画面または切り抜き表示オブジェクトを背景模様画像データに重ね合わせることで、表示画面または表示オブジェクトを生成するものとして説明した。
これに対して、第5の実施形態では、切り抜き表示画面または切り抜き表示オブジェクトに、画素領域の幅に応じた所定形状の画像を、順次配列していくことで、表示画面または表示オブジェクトを生成する。以下、第5の実施形態について、上記第1乃至第4の実施形態との相違点を中心に説明する。
図22は、第5の実施形態における表示オブジェクトの生成方法を示す図である。
図22(a)に示すように、第5の実施形態における表示オブジェクト生成部716は、切り抜き表示オブジェクトの切り抜き幅に応じた円形画像を、切り抜き表示オブジェクトに順次配列する。更に、第5の実施形態における表示オブジェクト生成部716は、切り抜き表示オブジェクトのうち、円形画像が配列された領域以外の領域に、背景画像を重ね合わせる。このとき、表示オブジェクト生成部716は、表示領域に応じた画像輝度を実現する円形画像及び背景画像を選択する。
このように、図22(a)に示す生成方法の場合も、レーザ光が情報を描画するのに用いる画素領域に対して、周期的に変化する画素値を割り当てることが可能となる。
また、図22(a)に示す生成方法によれば、切り抜き表示オブジェクトの形状(文字を形成する線の方向)に関わらず、画素領域の長手方向に周期的に変化する画素値を割り当てることができる。このため、切り抜き表示オブジェクトの形状によって、視認性が変わるといった事態を回避することができる。
図22(b)は、図22(a)に示す生成方法により生成された表示オブジェクトに基づいて、レーザ光を描画した様子を示している。図22(b)に示す画像によれば、スペックルノイズが発生した場合でも、輝度ムラを相対的に視認しにくくさせることができる。この結果、上記各実施形態と同様に、レーザ光により描画される画像に含まれる情報の可読性を向上させることができる。
[その他の実施形態]
上記第1乃至第5の実施形態では、背景模様画像データの周期の詳細について特に言及しなかったが、レーザ光による情報の描画に用いられる画素領域に、少なくとも2周期分の画素値の変化が含まれるように、背景模様画像データが選択されることが望ましい。
また、虚像として運転者に視認された状態で、30周期/度以下となるように、背景模様画像データが選択されることが望ましい。
また、上記第1乃至第5の実施形態では、所定方向に濃度が周期的に変化するように画素値を割り当てるものとして説明した。しかしながら、所定方向に周期的に変化するように画素値を割り当てるにあたっては、所定方向に色度が周期的に変化するように画素値を割り当ててもよい。具体的には、背景模様画像データとして、白黒の市松模様の代わりに、例えば、赤色と緑色の市松模様や、青色と黄色の市松模様を格納しておいてもよい。
また、上記第1乃至第4の実施形態では、背景模様画像データとして市松模様を例に説明したが、所定方向に周期的に変化するように画素値が割り当てられていれば、市松模様に限定されない。
また、上記第2及び第3の実施形態では、最低のコントラスト比を「1」としたが(図17、図19参照)、輝度ムラを視認しにくくするには、コントラスト比を1.5以上にすることが望ましい。
また、上記第1乃至第5の実施形態では、HUD制御装置110と光源走査部120とを別体として説明したが、HUD制御装置110と光源走査部120とは、一体により形成されていてもよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 :情報表示システム
110 :HUD制御装置
120 :光源走査部
130 :走査ミラー
140 :被走査面
150 :凹面ミラー
160 :フロントガラス
710 :画像データ生成部
711 :車両情報入力部
712 :外部情報入力部
713 :表示画面決定部
714 :表示画面生成部
715 :表示オブジェクト決定部
716 :表示オブジェクト生成部
720 :画像表示制御部
750 :表示画面情報格納部
760 :設定情報格納部
770 :背景模様情報格納部
780 :表示オブジェクト格納部
800 :切り抜き表示画面
900 :切り抜き表示オブジェクト情報
1000 :画像輝度情報
1100 :背景模様情報
1300 :表示画面
1301〜1304 :表示項目を示す情報
1400 :画像データ
2000_1〜2000_n :表示画面
2100_1〜2100_n :表示オブジェクト情報
特開2013−47704号公報

Claims (14)

  1. レーザ光を走査することで画像を描画する光源走査部と接続し、該光源走査部により出射される該レーザ光の各走査位置での輝度を、画像データの各画素の画素値に基づいて制御する画像データ生成装置であって、
    前記画像データの各画素領域のうち、前記画像に含まれる情報を前記レーザ光が描画する際に用いる画素領域に対して、所定方向に周期的に変化する画素値を割り当てることで前記画像データを生成する生成手段、
    を有することを特徴とする画像データ生成装置。
  2. 前記生成手段は、前記情報を前記レーザ光が描画する際に用いる画素領域に対して、複数の方向に周期的に変化する画素値を割り当てることを特徴とする請求項1に記載の画像データ生成装置。
  3. 前記生成手段は、前記情報を前記レーザ光が描画する際に用いる画素領域に対して、該画素領域の長手方向に周期的に変化する画素値を割り当てることを特徴とする請求項1に記載の画像データ生成装置。
  4. 前記生成手段は、所定方向に濃淡が周期的に変化する画素値または所定方向に色度が周期的に変化する画素値を割り当てることを特徴とする請求項1に記載の画像データ生成装置。
  5. 前記画像データは複数の表示領域を有しており、表示領域ごとに、前記情報を前記レーザ光が描画する際の画像輝度が規定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像データ生成装置。
  6. 前記生成手段は、前記表示領域ごとに規定された画像輝度となるように、前記画素値を割り当てることを特徴とする請求項5に記載の画像データ生成装置。
  7. 前記生成手段は、それぞれの表示領域において、コントラスト比が等しくなるように、前記画素値を割り当てることを特徴とする請求項6に記載の画像データ生成装置。
  8. 前記生成手段は、前記表示領域ごとに規定された画像輝度に応じたコントラスト比になるように、前記画素値を割り当てることを特徴とする請求項6に記載の画像データ生成装置。
  9. 前記生成手段は、前記表示領域ごとに規定された画像輝度と、前記レーザ光が走査されることで描画される画像が視認される領域の背景の輝度との比に応じたコントラスト比になるように、前記画素値を割り当てることを特徴とする請求項6に記載の画像データ生成装置。
  10. 前記コントラスト比は1.5以上であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像データ生成装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像データ生成装置と、前記光源走査部とを有することを特徴とする情報表示システム。
  12. 前記画像が描画されるマイクロレンズアレイと、
    前記マイクロレンズアレイにおいて発散した前記レーザ光を、透過反射部材に投射する投射部材と
    を更に有することを特徴とする請求項11に記載の情報表示システム。
  13. レーザ光を走査することで画像を描画する光源走査部と接続し、該光源走査部により出射される該レーザ光の各走査位置での輝度を、画像データの各画素の画素値に基づいて制御する画像データ生成装置が、
    前記画像データの各画素領域のうち、前記画像に含まれる情報を前記レーザ光が描画する際に用いる画素領域に対して、所定方向に周期的に変化する画素値を割り当てることで前記画像データを生成する生成工程、
    を実行することを特徴とする画像データ生成方法。
  14. レーザ光を走査することで画像を描画する光源走査部と接続し、該光源走査部により出射される該レーザ光の各走査位置での輝度を、画像データの各画素の画素値に基づいて制御する画像データ生成装置のコンピュータに、
    前記画像データの各画素領域のうち、前記画像に含まれる情報を前記レーザ光が描画する際に用いる画素領域に対して、所定方向に周期的に変化する画素値を割り当てることで前記画像データを生成する生成工程、
    を実行させるための画像データ生成プログラム。
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