JP2018111631A - セメント補強用繊維材料 - Google Patents
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Abstract
Description
この欠点を補うために、アラミド繊維等の有機高分子重合体を用いた補強が有効である。これらの繊維で補強することにより、セメントペースト、モルタルまたはコンクリート等のセメント成形体の曲げ強度、曲げ靱性等の機械的特性を向上させることが可能になる。
さらには、繊維材料が複数の繊維ストランドを逆方向に諸撚りしたものであることや、下撚の撚り係数0.3以上であり、上撚の撚り係数0.3〜3であることが好ましい。また樹脂がイソシアネート化合物を構成成分とする樹脂であることや、さらには樹脂がイソシアネート化合物に加えて、ポリオールまたはエポキシ化合物を構成成分とする樹脂であることが好ましい。
また本発明は、上記の本発明のセメント補強用繊維材料を含有するコンクリートまたはモルタル成形体を包含する。
本発明のセメント補強用繊維材料は、樹脂に被覆された繊維材料であって、繊維材料を構成する繊維が複数の繊維ストランドから構成されている繊維材料である。
なおここで、本発明における撚り係数とは、単位長さ当りの撚り数と繊維繊度の平方根の積で示されるものであり、ASTM D885に記載されている次式;撚り係数={撚り数(回/m)×√繊維繊度(tex)}/1055で規定された値である。
そして本発明の繊維材料を被覆する樹脂としては、繊維束内部に浸透しやすく、且つ繊維束内で単糸と単糸を接着させやすく、高靱性を有する樹脂が好ましい。例えばイソシアネート化合物を構成成分とする樹脂であることが好ましいい。具体的には、イソシアネート樹脂、ポリウレタン樹脂、イソシアネートとエポキシの架橋体等が挙げられる。
また、上記のイソシアネート化合物等の樹脂は繊維の集束に寄与するものであるが、その表面にコンクリートやセメントモルタルとの付着性能を向上させる目的でその他の樹脂でさらに被覆してもよい。
まず複数の繊維ストランドから構成されている繊維材料としては、単繊維が集まったマルチフィラメント長繊維、さらにはそれを複数本に引き揃えた形状のものやトウ状の長繊維を用いることが好ましい。そして本発明で集束剤として用いられる樹脂を付着させる方法としては、そのような繊維材料をボビンやビームクリールから連続的に送繊されるようにして、該集束剤の入った漕の中で含浸させる方法やローラータッチ法によって付着させる方法、スプレー方式により該集束剤を噴霧して付着させる方法などが挙げられる。中でも繊維に均一に付着させるためには樹脂の入った漕の中で含浸させる方法が好ましく、絞りロールで一定の付着量に調整することが容易である。また、集束剤となる樹脂をより繊維束内部に含浸、浸透させるためには、集束剤を水系マルション、または有機溶剤に分散、または溶解させ、希釈して使用することも好ましい。また、安全性や作業環境負荷の問題から水系の剤を用いることが好ましい。さらに繊維束内部への浸透性を確保するために、水溶性を高めた比較的低分子量の化合物を使用することが好ましい。
この本発明の補強用繊維材料を構成する繊維のセメントモルタルまたはコンクリートへの混入率は目的に応じて選定することができるが、通常は0.01〜10.0容積%の範囲で使用することが好ましい。
この時、本発明の補強用繊維材料と共に、被補強物のセメントには、高炉スラグ粉末、フライアッシュ、シリカヒューム、石灰石粉末、石英粉末、二水石膏、半水石膏、無水石膏、生石灰系膨張材、カルシウムサルフォアルミネート系膨張材などの公知の混和材(結合材)を添加することが好ましい。その配合割合は特に限定されず、様々な設計を行うことが可能である。
このような本発明のセメント補強用繊維材料を含有するコンクリートまたはモルタル成形体の用途は特に限定されるものではなく、一般の土木、建築用途に広く適用できる。
JIS−L−1015に準拠して測定した。
(2)繊維引張強度
ASTM D885に準拠して測定した。
(3)集束された繊維束の繊維束径と繊維束長
樹脂で処理した後、切断した処理繊維束(処理糸)をデジタルノギス(エー・アンド・ディー株式会社製)でその繊維束径と繊維束長を測定した。
下記の実施例及び比較例において、セメント混練後、セメントモルタルまたはコンクリート中の補強材料の撚り解けを目視で確認し、以下のように評価した。特に短繊維の中央で撚が解けやすいが、中央部分で撚が解けることにより、短繊維の端から中央にかけてふくらみが生じることを、撚り解けと定義した。
○:10本中、解けた繊維束が2本以下。
△:10本中、解けた繊維束が3本以上8本以下。
×:10本中、解けた繊維束が9本以上。
下記の実施例及び比較例において、上記(4)の混練工程に引き続き、水平に配置した50cm角のアルミ板にスランプコーン(高さ15cm、下面内径10cm、上面内径5cmの内側がくり貫かれた円錐柱)に生セメントを摺り切りで注ぎ入れ、スランプコーンをゆっくり垂直に引き上げた。このとき生セメントはアルミ板上に円形に広がる。このときの広がった円形の直径、または円形が歪んでいる場合は最短径と最長径の相加平均をフロー値として計測した。このフロー値は生セメントの流動性を反映している。
下記の実施例及び比較例において得られたセメントを用い、幅40mm×高さ40mm×長さ160mmの型枠に、生セメントを打設し、20℃、90%RHで材齢28日まで養生して、供試体を製造した。上記供試体を、「JIS−R−5201」に準拠して3点曲げ測定した。より詳しくは、10トン用引張圧縮試験機(TOYO BALDWIN社製、UNIVERSAL TESTING INSTRUMENT MODEL UTM 10t)を用い、支点間距離10cmの中心を2mm/分の速度で圧縮し、曲げ応力−歪みの関係から供試体が破壊する際の2次降伏点応力を算出した。
補強材料となる繊維として、共重合型アラミド繊維ストランド(共重合型芳香族ポリアミド繊維、帝人株式会社製「テクノーラ」1670dtex、1000フィラメント、引張強度24.5cN/dtex)を用い、撚糸機を用いて該繊維に撚り係数が2となるように下撚り(S方向)をかけ、さらに表の合計繊度となるように2本の繊維ストランドを合わせ、撚り係数が1となるように逆方向に上撚り(Z方向)をかけ、集束剤樹脂成分としてソルビトールポリグリシジルエーテル系エポキシ化合物(ナガセケムテックス株式会社社製、「EX614B」)、ジメチルピラゾールブロックヘキサメチレンジイソシアネート(Baxenden社製、「Trixene aqua201」、ジメチルピラゾールブロック−HDIトリマー)をそれぞれ固形分で50重量%、50重量%の割合で混合した、総固形分量:10重量%の配合液に浸漬した後、温度200℃で乾燥させ、集束剤を10重量%付与した繊維束を得た。その後、仕上げ用のコーティング剤樹脂成分としてカルボキシル基含有アクリル変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂(DIC株式会社製、「ディックファインEN」)を含む固形分重量10%の水分散液中に浸漬した後、温度200℃で乾燥させ、繊維に対するコーティング剤付着量が3重量%となるように剤処理し、該繊維材料を30mmに切断し補強用材料とした。得られた処理繊維束の直径は0.7mmであった。
実施例1の撚り構成、撚り係数や使用繊維を表1記載のものに変更した以外は実施例1と同様に実施し、評価した。結果を表1に併せて示す。
Claims (6)
- 樹脂に被覆された繊維材料であって、繊維材料を構成する繊維が複数の繊維ストランドから構成されていることを特徴とするセメント補強用繊維材料。
- 繊維材料が複数の繊維ストランドを逆方向に諸撚りしたものである請求項1記載のセメント補強用繊維材料。
- 下撚の撚り係数0.3以上であり、上撚の撚り係数0.3〜3である請求項1または2記載のセメント補強用繊維材料。
- 樹脂がイソシアネート化合物を構成成分とする樹脂である請求項1〜3のいずれか1項記載のセメント補強用繊維材料。
- 樹脂がイソシアネート化合物に加えて、ポリオールまたはエポキシ化合物を構成成分とする樹脂である請求項4記載のセメント補強用繊維材料。
- 請求項1〜5のいずれか1項記載のセメント補強用繊維材料を含有するコンクリートまたはモルタル成形体。
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