JP2018110690A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】有利な期間において特別な状態に制御可能にしつつも有利な期間が終了した際に残念感を抱かせてしまうことを極力防止できる遊技機を提供する。【解決手段】チャンスゾーン(CZ)と、アシストタイム(AT)とを含む有利期間に制御可能なスロットマシンにおいて、有利期間であるか否かにかかわらず「CBB」に制御可能とし、「CBB」に制御されて終了することのみならずAT非当選報知が行われることにより有利期間のCZを終了させる。【選択図】図10
Description
本発明は、複数種類の図柄を可変表示する表示手段と、可変表示を停止させる停止操作手段とを備え、可変表示が停止したときの図柄に応じて特典を付与可能な遊技機に関する。
遊技機の一例として、複数種類の図柄が配列されたリールを複数備え、スタートスイッチが操作されることにより役抽選を行うとともにリールの回転を開始し、役抽選の結果とストップスイッチの操作態様(押し順、操作タイミング等)とに基づいてリールの回転を停止し、すべてのリールが停止したときの入賞ライン上の図柄の組合せに応じて特典を付与可能なスロットマシンが存在する。また、遊技者にとって有利な状態として、所定の役(たとえば、小役あるいはリプレイ等)の当選確率を向上させるボーナスやRT(Replay Time)、役抽選の結果が複数の役に当選する結果となったときに特典がより大きな役を入賞させるための遊技者にとって有利となる操作情報を報知するAT(Assist Time)が設けられているスロットマシンも存在する。
このような遊技機は、有利な期間としてRTに制御することにより遊技に用いるメダルを抑えつつボーナス当選することに対する期待を抱かせるとともに、当該RTを維持しつつ特別な状態としてチャレンジタイム(CT)に制御可能とし、CTに所定回数制御されることやRT中に遊技が所定回数実行されることなどによりRTを終了させるものがあった(例えば、特許文献1)。
従来の遊技機においては、RTを継続しつつCTに制御可能にすることにより遊技の興趣を向上させることができる。しかしながら、RTの終了条件は、CTへの制御回数あるいは遊技の実行回数など、あるひとつの事象のみによって成立してしまう。このため、CTへの制御回数により終了条件が成立したときには、例えばRT中に遊技が所定回数実行されていなくても、RTが突然終了してしまう。その結果、CTに制御されさえしていなければ継続していたであろうRT中においてボーナス当選していたかもしれないなどといったことを想像させてしまい、RT終了時の残念感を倍増させてしまう虞があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、有利な期間において特別な状態に制御可能にしつつも有利な期間が終了した際に残念感を抱かせてしまうことを極力防止できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明のある局面に従う遊技機は、特別役を含む複数の役のうちのいずれの役に当選したか否かを決定する役抽選を行う役抽選手段と、複数種類の図柄を可変表示する表示手段と、可変表示を停止させる停止操作手段とを備え、可変表示が停止したときの図柄に応じて特典を付与可能な遊技機において、第1期間と前記第1期間終了後に制御可能な第2期間とを含む有利期間に制御する有利期間制御手段と、前記第1期間において前記第2期間に制御するか否かを報知する報知手段と、前記有利期間であるか否かにかかわらず、前記特別役に対応する図柄が停止されることにより特別状態に制御する特別状態制御手段とを備え、前記有利期間の終了条件は、当該有利期間であり前記特別状態制御手段による制御が開始されて前記特別状態となった後において当該特別状態が終了し、かつ、前記報知手段により前記第2期間に制御しない旨が報知されることにより成立する条件を含む。
この構成によると、有利期間において特別状態に制御可能とすることにより、遊技の興趣を向上させることができる。また、特別状態が終了することのみならず第2期間に制御しない旨が報知されることにより有利期間の終了条件が成立する。これにより、有利期間終了時においては、確実に第2期間に制御しない旨を遊技者に認識させることができるため、残念感を抱かせてしまうことを防止できる。
好ましくは、遊技機は、前記第2期間に制御するか否かを決定する第2期間決定手段を備え、前記役抽選手段は、複数の設定値のうち設定されている設定値に基づいて前記役抽選を行い、前記役抽選手段の抽選結果が前記特別役に当選している特別抽選結果となる確率は、前記複数の設定値のうちのいずれが設定されているかにかかわらず所定確率であり、前記第2期間決定手段は、前記役抽選手段の抽選結果が前記有利期間において前記特別状態に制御する契機となる特別抽選結果となることにより前記第2期間に制御するか否かを決定する。
この構成によると、特別役に当選している特別抽選結果となる確率は設定値にかかわらず所定確率である。また、特別状態への制御契機である特別抽選結果となることにより第2期間に制御するか否かが決定される。このため、特別状態に制御されて終了するまでに要する期間(ひいては有利期間の終了条件が成立するまでの期間)が設定されている設定値により変動してしまうような不都合の発生を未然に防止できるとともに、有利期間が終了するまでに第2期間に制御するか否かを必ず1回は決定されるために期待感を向上させることができる。
好ましくは、遊技機は、前記第2期間に制御するか否かを決定する第2期間決定手段を備え、前記役抽選手段は、複数の設定値のうち設定されている設定値に基づいて前記役抽選を行い、前記役抽選手段の抽選結果が前記特別役に当選している特別抽選結果となる確率は、前記複数の設定値のうちのいずれが設定されているかにかかわらず所定確率であり、前記第2期間決定手段は、前記第1期間における前記特別状態中において前記第2期間に制御するか否かを決定する。
この構成によると、特別役に当選している特別抽選結果となる確率は設定値にかかわらず所定確率である。また、特別状態中において第2期間に制御するか否かが決定される。このため、特別状態に制御されて終了するまでに要する期間(ひいては有利期間の終了条件が成立するまでの期間)が設定されている設定値により変動してしまうような不都合の発生を未然に防止できるとともに、有利期間が終了するまでに必ず制御される特別状態中において第2期間に制御するか否かが決定されるために期待感を向上させることができる。
好ましくは、遊技機は、前記有利期間に制御されている旨の有利期間報知を行う有利期間報知手段を備え、前記有利期間報知手段は、前記有利期間の終了条件が成立して当該有利期間への制御が終了するときに前記有利期間報知を終了する。
この構成によると、有利期間への制御が終了するときに有利期間報知が終了する。このため、有利期間への制御が終了していないにもかかわらず、例えば特別状態が終了したときや第2期間に制御しない旨が報知されたときに有利期間報知が終了してしまうことを防止できる。
好ましくは、遊技機は、前記報知手段により前記第2期間に制御するか否かが報知されるタイミングを、前記第1期間に制御するときに決定する報知タイミング決定手段を備える。
この構成によると、第1期間に制御するときに第2期間に制御するか否かが報知されるタイミングを決定する。このため、いつまで経っても第2期間に制御するか否かが報知されずに延々と有利期間が継続してしまうことを防止できる。
好ましくは、遊技機は、前記有利期間において前記特別状態に未だ制御されていないか制御された前記特別状態が未だ終了していない場合において、前記報知タイミング決定手段により決定されたタイミングであって前記報知手段により前記第2期間に制御しない旨を報知するタイミングに到達したときに、当該タイミングから前記特別状態が終了するまでの間において特定条件が成立することにより前記第2期間に制御するか否かを決定する第2期間決定手段を備える。
この構成によると、第2期間に制御しない旨を報知するタイミングから特別状態が終了するまでの間において特定条件が成立することにより第2期間に制御するか否かが決定される。このため、第2期間に制御しない旨を報知するタイミングから特別状態が終了するまでの間における遊技の興趣を向上させることができる。
好ましくは、遊技機は、前記有利期間において前記特別状態に未だ制御されていないか制御された前記特別状態が未だ終了していない場合において、前記報知タイミング決定手段により決定されたタイミングであって前記報知手段により前記第2期間に制御しない旨を報知するタイミングに到達したときに、前記報知手段により報知するタイミングを遅延させる報知タイミング遅延手段を備える。
この構成によると、第2期間に制御しない旨を報知するタイミングに到達したときでも、特別状態に未だ制御されていないか制御された前記特別状態が未だ終了していない場合、報知手段により報知するタイミングが遅延される。このため、有利期間が終了していないにもかかわらず早々と第2期間に制御しない旨が報知されてしまうことを防止できるとともに、第2期間に制御しない旨の報知と特別状態の終了との整合性を図ることができる。
好ましくは、前記有利期間制御手段は、前記報知手段により前記第2期間に制御する旨が報知されたときには、前記有利期間において前記特別状態に制御されたか前記特別状態が終了したかにかかわらず、前記第2期間に制御する。
この構成によると、第2期間に制御する旨が報知されたときには遊技者を待たせることなく第2期間に制御することができる。
好ましくは、前記特別役に対応する図柄は、前記停止操作手段が操作されたタイミングにかかわらず停止表示可能となる図柄である。
この構成によると、特別状態に制御されるタイミングが遊技者の技量によって変動してしまうことがなく、その結果、遊技者の技量によって有利期間に制御される期間が変動してしまうことを防止できる。
好ましくは、前記特別状態の終了条件は、当該特別状態中に払出された遊技媒体数が所定数を超えたことにより成立する条件を含む。
この構成によると、有利期間に制御されると少なくとも所定数以上の遊技媒体を獲得することに対する期待感を遊技者に抱かせることができ、有利期間における遊技の興趣を向上させることができる。
好ましくは、前記特別状態の終了条件は、前記役抽選において前記複数の役のうちの特殊役に当選することにより成立する条件を含む。
この構成によると、特別状態に制御されたとしても特殊役に当選してしまうと当該特別状態が終了してしまうため、特別状態中における緊張感を高め、その結果、特別状態における遊技の興趣を向上させることができる。
好ましくは、前記第2期間は、前記役抽選の抽選結果が、前記停止操作手段の操作態様によって遊技者にとっての有利度が異なる特定抽選結果となったときに、遊技者にとって有利度が高くなる操作態様を特定可能に報知する期間である。
この構成によると、第2期間においては特定抽選結果となったときに遊技者にとって有利度が高くなる操作態様が報知されるため、第2期間における遊技者にとっての有利度を高めることができ遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。本発明に係る遊技機の具体例として、メダルを遊技媒体として用いて遊技を実行可能なスロットマシンを挙げて説明する。しかし、遊技機は、このようなスロットマシンに限定されず、遊技球を遊技媒体として用いて遊技を実行可能な遊技機や、遊技媒体を用いるものではなく内部的に付与される得点を用いて遊技を実行可能な遊技機などの他の遊技機であってもよい。
<スロットマシンの構成例>
図1および図2を参照してスロットマシンの全体構成を説明する。図1は、スロットマシンの正面図である。図2は、スロットマシンの前面扉が開放された状態を示す斜視図である。
スロットマシン1は、前面に開口を有する箱状の筐体3と、筐体3の一辺において開閉自在に取り付けられた前面扉5とを含む部材から構成される。筐体3の前面は、前面扉5が筐体3に対して閉じられることにより閉塞される。前面扉5は、遊技場の管理者が管理する扉用鍵により筐体3に対して施錠・解除が可能となる。
図1に示すように、前面扉5の中央部分には、表示窓7が設けられている。表示窓7からは、複数種類の図柄が配列されているリール11L、11M、11R(以下、まとめてリール11L〜11Rともいう)を視認できる。リール11L〜11Rが回転すると、表示窓7からは、リール11L〜11R各々に配列されている図柄が可変表示している状態を視認できる。このように、表示窓7およびリール11L〜11Rにより、複数の図柄を可変表示する可変表示部13が形成される。
可変表示部13は、複数の可変表示列10を備えている。具体的に、可変表示部13は、表示窓7のうちリール11Lの前方に相当する部分とリール11Lとから構成される左可変表示列10L、表示窓7のうちリール11Mの前方に相当する部分とリール11Mとから構成される中可変表示列10M、および、表示窓7のうちリール11Rの前方に相当する部分とリール11Rとから構成される右可変表示列10Rを備えている。リール11L〜11Rが停止している状態において、左可変表示列10L、中可変表示列10M、および右可変表示列10R各々は、上段・中段・下段に図柄を停止表示できる。このため、表示窓7からは、9つの図柄を視認できる。
本実施形態では、役の入賞判定対象となる入賞ラインとして、左可変表示列10Lの下段、中可変表示列10Mの下段、右可変表示列10Rの下段により構成されるいわゆる下段ラインが設定されている。表示窓7には、入賞ラインNLが描かれている。
前面扉5の表示窓7の上方には、液晶表示器27が設けられている。液晶表示器27は、遊技(ゲーム)の進行に応じて、所定の画像を表示することにより演出を実行する。また、前面扉5の液晶表示器27の上方には、予め定められた役の図柄組合せや払出枚数等が刷られた説明パネル29が設けられ、さらに、説明パネル29の上方および左右各々には、ランプ部33L、33M、33Rが設けられている。ランプ部33L、33M、33Rは、LEDなどの光源を備え、遊技の進行に応じて発光することにより演出を実行する。
前面扉5の表示窓7の左側には、クレジット表示器45と、ペイアウト表示器46と、報知用表示器60と、有利期間報知ランプ80とが配設されている。クレジット表示器45は、遊技者所有のメダルのうち、スロットマシン1内において貯留(記憶)されているメダルの枚数であるクレジットを表示する。クレジットの上限枚数は50に設定されている。
ペイアウト表示器46は、役の入賞が発生したときにメダル(遊技媒体)の払出枚数を表示するとともに、エラー情報など各種情報の表示にも兼用される表示器である。報知用表示器60は、遊技者にとって有利となる操作態様(例えば、操作タイミング、押し順など。以下、有利操作態様ともいう)や役抽選の結果などを特定するための所定情報を報知する表示器である。有利期間報知ランプ80は、有利操作態様を報知可能なAT遊技を許容できる有利な期間(以下、有利期間という)であることを報知する表示器である。
クレジット表示器45、ペイアウト表示器46、および報知用表示器60は、各々、例えば7セグメントLEDにより構成され、各セグメントの点灯態様に応じて情報を報知する。また、有利期間報知ランプ80は、例えばLEDにより構成され、有利期間において点灯し、有利期間ではない通常期間において消灯する。
前面扉5の表示窓7の下方には、各種の操作部が設けられている。操作部としては、ベットスイッチ15、最大ベットスイッチ17、スタートスイッチ19、精算スイッチ23、ストップスイッチ21L、21M、21R(以下、まとめてストップスイッチ21L〜21Rともいう)、および、メダル投入口25が設けられている。
ベットスイッチ15は、クレジットを用いて1枚分のメダルを賭数設定するための操作を検出するスイッチである。最大ベットスイッチ17は、クレジットを用いて最大賭け枚数分のメダルを賭数設定するための操作を検出するスイッチである。最大賭け枚数とは、1回の遊技(以下、1遊技ともいう)について賭数設定できる最大の枚数(本実施形態では「3」に設定。)をいう。スタートスイッチ19は、リール11L〜11R各々を回転させて図柄の可変表示を開始させるための操作を検出するスイッチである。精算スイッチ23は、クレジットあるいは設定済の賭数に相当する枚数分のメダルを払い出させるための操作を検出するスイッチである。ストップスイッチ21L〜21Rは、各々、リール11L〜11Rのうちの対応するリールの回転を停止させて図柄の可変表示を停止させるための操作を検出するスイッチである。メダル投入口25は、遊技者がメダルを投入するための開口である。
前面扉5における各種の操作部の下方には、キャラクタなどが刷られた下部パネル35が設けられている。また、下部パネル35の左右には、それぞれ下部ランプ部37L、37Rが設けられている。下部ランプ部37L、37Rは、例えばLEDなどの光源を備え、遊技の進行に応じて発光することにより演出を実行する。
また、下部パネル35の下方には、役入賞の発生等に応じてメダルを払い出すためのメダル払出口39、および、メダル払出口39から払い出されるメダルを受けるメダル受け41が設けられている。メダル払出口39の左右には、各々、遊技の進行に応じて効果音や音声などを出力することによる演出を行うためのスピーカ31L、31Rが設けられている。
次に、スロットマシン1の筐体3の内部構成について説明する。図2に示すように、スロットマシン1の筐体3内の中央には、リール11L〜11Rを横並びに収容するためのリールユニット9が設けられている。リールユニット9は、筐体3内の後壁に固定されている。リールユニット9は、リールモータ14L、14M、14R(図4参照。以下、リールモータ14L〜14Rともいう。)と、位置センサ55L、55M、55R(図4参照。以下、位置センサ55L〜55Rともいう)とを備えている。
リールモータ14L〜14Rは、各々、リールユニット9のフレームに対して横並びに固定されており、その回転軸にリール11L〜11Rのうちの対応するリールが固定されている。これにより、リールモータ14L〜14Rが駆動制御されることにより回転・停止する。リールモータ14L〜14Rは、例えばステッピングモータにより構成されている。
位置センサ55L〜55Rは、各々、リール11L〜11Rに設けられた突起部がリール回転に伴って所定位置を通過したことを検出するためのセンサである。位置センサ55L〜55Rは、例えばフォトインタラプタにより構成されている。位置センサ55L〜55Rは、各々対応するリールの突起部を検出したときに、そのリールの所定位置の図柄(例えば、図3の図柄番号19番の図柄)が表示窓7の中段に位置するように構成されている。
リールユニット9の上方には、メイン制御基板63およびサブ制御基板73が各々基板ケースに収納された状態で設置されている。基板ケースは、収納されている制御基板などに対して仮に不正が行われた場合、その痕跡を容易に判別可能にするために、たとえば一部の部材を破壊等しなければ制御基板に接触できない構造を有している。また、メイン制御基板63とサブ制御基板73とは、基板間を接続する信号線により電気的に接続されている。
リールユニット9の下方には、ホッパーユニット43が設けられている。ホッパーユニット43は、ホッパー容器42と、満タンセンサ58(図4参照)と、ホッパーモータ57(図4参照)と、払出センサ54(図4参照)とを備えている。
ホッパー容器42は、メダル投入口25から受け入れられたメダルを貯留するための容器である。満タンセンサ58は、ホッパー容器42の所定位置に設けられ、ホッパー容器42に貯留されたメダルが所定量に達した満タン状態であることを検出するセンサである。
ホッパーモータ57は、所定の払出条件が成立したときに駆動し、ホッパー容器42に貯留されたメダルを所定枚数排出するために駆動するモータである。ホッパーモータ57は、たとえばDCモータ(Direct Current Motor)により構成されている。払出センサ54は、ホッパーモータ57によりホッパー容器42から排出されるメダルを1枚ずつ検出するセンサである。払出センサ54により検出されたメダルは、前面扉5の裏面側の下方に設けられたメダルシュート47を介して、メダル払出口39から払い出される。
ホッパーユニット43の左側方には、スロットマシン1が備える各種装置に電力を供給するための電源ユニット49が配設されている。電源ユニット49には、電源スイッチ50、リセットスイッチ52、および、変更処理開始スイッチ56が配設されている。
電源スイッチ50は、スロットマシン1への電力供給の有無を切り換えるスイッチである。リセットスイッチ52は、設定値を変更可能な設定変更処理中において設定値の切り換え操作を検出するためのスイッチである。リセットスイッチ52は、エラーが発生した際のエラー解除するためのスイッチとしても用いられる。変更処理開始スイッチ56は、設定変更処理用のキーシリンダからなり、設定変更処理に移行させるための操作を検出するスイッチである。
設定値とは、役抽選における当選確率(ひいては払出率、有利度合い)を特定する値である。設定値としては、例えば、当選確率が異なる1〜6の6段階が設けられている。設定値の変更は、遊技場の管理者が管理する設定変更用鍵により変更処理開始スイッチ56をONにした状態で電源を投入することにより設定変更処理に移行させることにより可能となる。設定変更処理に移行するとスロットマシン1のRAMは初期化(クリア)される。
設定値は、設定変更処理中にリセットスイッチ52を操作することにより順次切替える(例えば…5→6→1→2…)ことができる。設定変更処理中は、ペイアウト表示器46に設定値が表示される。設定変更処理では、スタートスイッチ19への操作が検出されることによりそのときに表示されている設定値を記憶し、変更処理開始スイッチ56をOFFにすることにより終了する。これにより、設定値の変更が完了し、以降の遊技においては、記憶された設定値に基づき後述する役抽選等が行われる。
前面扉5の裏面側には、メダル投入口25の裏側に相当する位置にメダルセレクタ48が配設されている。メダルセレクタ48は、メダル投入口25に投入されたメダルが正規のものであるか否かを物理的に選別し、正規のメダルについてはホッパー容器42に貯留させるための第1流路40側に誘導する一方、非正規のメダルについては外部へ排出させるための第2流路44側に誘導する構造を有する。
また、メダルセレクタ48は、切替ソレノイド51(図4参照)と、投入センサ53(図4参照)とを備えている。切替ソレノイド51は、遊技状況(例えばリール回転中、クレジット上限到達時等)に応じて投入されたメダルを強制的に第2流路44側に切替えるためのソレノイドである。投入センサ53は、メダル投入口25から投入されたメダルのうち第1流路40側に誘導されたメダルを1枚ずつ検出するセンサである。投入センサ53により検出されたメダルは、前面扉5が閉じられた状態においてホッパー容器42に貯留される。これに対し、第2流路44側に誘導されたメダルは、メダルシュート47を介してメダル払出口39から排出される。
次に、図3を参照して、リール11L〜11R各々の図柄配列の構成について説明する。リール11L〜11Rには、各々、図3に示すとおり複数種類の図柄が所定の順序で配列されている。図3では、説明の便宜上、複数種類の図柄を「R7」「G7」「BR」「C1」「C2」「BE」「RP」「MD」「T1」「T2」などといった文字列で示しているが、実際にはこれら文字列に対応する絵柄が配列されている。例えば、「R7」として赤色の「7」の絵柄、「G7」として緑色の「7」の絵柄が、「BE」として「ベル」の絵柄、「RP」として「リプレイ」の絵柄などが配列されている。複数種類の図柄は、他の図柄と識別可能な態様であれば絵柄に限るものではなく、模様や、記号、数字など、どのようなものであってもよい。なお、「C1」および「C2」は、外観が類似する絵柄により構成されているため、これらをまとめて「C」ともいう。同様に、「T1」および「T2」も外観が類似する絵柄により構成されているため、これらをまとめて「T」ともいう。
図3においては、その左端に、リール11L〜11R各々に図柄が配置されている図柄配置領域に対応させて図柄番号0〜19を示している。図柄番号0〜19は、本実施形態のリール11L〜11R各々において、どの図柄配置領域の図柄であるかを特定するための番号である。
本実施形態の場合、例えば、図柄番号0〜19までの図柄が印刷されたリールテープがリール11L〜11R各々の周面に貼り付けられている。このため、リール11L〜11Rが回転すると、図柄番号…19→18→17→…2→1→0→19→18…といったように、予め定められた順に複数の図柄を表示窓7において可変表示させることができる。
以上のような構成を備えるスロットマシン1は、まずメダル投入口25へのメダル投入あるいはベットスイッチ15等が操作されて1ゲームの開始に必要な規定数(本実施形態では「3」に設定)分のメダルが賭数設定されることにより回転開始可能な状態になり、スタートスイッチ19が操作されることにより、リール11L〜11Rを回転させて図柄を可変表示して1遊技を開始する。規定数は、「3」に設定されているものに限らず、「3」以上に設定されているものや「3」未満に設定されているものであってもよく、また制御されている遊技状態に応じて異なる値(例えば、「CT」以外は「3」、「CT」中は「1」等)が設定されるものであってもよい。
1遊技が開始された後においては、リール回転中においてストップスイッチ21L〜21Rが操作されることにより対応するリールの回転を停止させ、リール11L〜11Rすべての回転が停止することにより1遊技を終了する。スロットマシン1は、リール11L〜11Rすべての回転が停止したときの図柄組合せなどに応じて遊技者に対して所定の特典を新たに付与する。所定の特典としては、例えば、遊技状態の移行、メダル等を新たに用いることなく前回遊技と同じ賭数を次回遊技の賭数として自動設定、所定枚数のメダル払出(あるいはクレジット加算)等が挙げられるが、これらに限るものではない。
次に、図4を参照して、スロットマシン1の電気的な構成について説明する。図4に示すとおり、スロットマシン1には、メイン制御基板63、サブ制御基板73、電源ユニット49、および、外部出力基板90などが設けられている。
メイン制御基板63は、遊技の進行に関する制御を行うメインCPU61が実装された基板である。サブ制御基板73は、遊技の進行に応じた演出の制御を行うサブCPU71が実装された基板である。電源ユニット49は、スロットマシン1に搭載された各種電気部品を駆動するための電源を生成する。外部出力基板90は、遊技の進行に応じた信号をスロットマシン1の外部(例えば、ホールコンピュータ、台毎データ表示器等)に出力する基板である。
メインCPU61は、遊技の進行を制御するための遊技制御プログラムを記憶するROM67と、遊技に関するデータなどを一時的に記憶するRAM65とを備え、ROM67に格納された遊技制御プログラムを実行することにより実現される種々の機能や、ハードウェアが制御されることにより実現される種々の機能を有している。
メインCPU61は、タイマ割込などの割込機能を有し、ROM67に記憶されている遊技制御プログラムを実行し、メイン制御基板63に接続されたスイッチ(操作手段)やセンサ(検出手段)からの信号に基づいて遊技の進行に関する処理を行う。
メイン制御基板63に接続されたスイッチやセンサには、図4に示される、投入センサ53、ベットスイッチ15、最大ベットスイッチ17、スタートスイッチ19、ストップスイッチ21L〜21R、精算スイッチ23、リセットスイッチ52、変更処理開始スイッチ56、位置センサ55L〜55R、払出センサ54、満タンセンサ58などが含まれる。
また、メインCPU61は、遊技の進行に関する処理を行って、メイン制御基板63に接続された機器類を駆動制御する。メイン制御基板63に接続された機器類には、図4に示される、切替ソレノイド51、クレジット表示器45、ペイアウト表示器46、報知用表示器60、有利期間報知ランプ80、リールモータ14L〜14R、ホッパーモータ57、および、各種LEDなどが含まれる。また、メイン制御基板63には、7セグメントLEDからなる表示器が搭載されている。メイン制御基板63に搭載されている表示器は、全遊技期間に対して有利期間に滞在している有利期間滞在比率、および総払出枚数に対するボーナスでの払出枚数の役物比率などを常に表示する。なお、有利期間滞在比率および役物比率などは、メイン制御基板63に搭載されている表示器に表示するものに限らず、別個に設けられた表示器(例えば、ペイアウト表示器46等)に表示するものであってもよい。この場合、メインCPU61は、例えばリセットスイッチ52が操作されたときに、有利期間滞在比率および役物比率をメイン制御基板63とは別個に設けられた表示器に表示するようにしてもよい。
メイン制御基板63は、遊技の進行に応じて、サブ制御基板73に対して各種のコマンドを送信する。サブ制御基板73は、メイン制御基板63からのコマンドに基づいて演出の制御を行う。一方、サブ制御基板73からメイン制御基板63に対しては、コマンドを送ることはできない。コマンドは、メイン制御基板63からサブ制御基板73に対して一方向にのみ送信される。
サブ制御基板73に搭載されているサブCPU71は、演出を制御するための演出制御プログラムを記憶するROM77と、演出に関するデータなどを一時的に記憶するRAM75とを備え、ROM77に格納された演出制御プログラムを実行することにより実現される種々の機能や、ハードウェアが制御されることにより実現される種々の機能を有している。
サブCPU71は、タイマ割込などの割込機能を有し、メイン制御基板63からのコマンドに基づいて、ROM77に記憶されている演出制御プログラムを実行し、遊技の進行に応じた演出内容の決定等を行い、その結果に基づいてサブ制御基板73に接続された機器類を駆動制御して演出を行う。サブ制御基板73に接続された機器類には、図4に示される、スピーカ31L、31R、液晶表示器27、および各種ランプ・LEDなどが含まれる。
<遊技制御処理>
メインCPU61は、ROM67に記憶されている遊技制御プログラムに基づいて、遊技の進行を制御するための遊技制御処理を行う。図5は、遊技制御処理の一例を説明するための図である。
(賭数設定処理)
S100の賭数設定処理では、投入センサ53からの検出信号、ベットスイッチ15あるいは最大ベットスイッチ17からの操作信号、および再遊技役の入賞時に設定される再遊技フラグなどに応じて、賭数を設定するための処理が行われる。設定された賭数が規定数に達しているときには、スタートスイッチ19への操作を有効に受け付ける回転開始可能な状態(有効化)にする。
また、賭数設定処理では、精算スイッチ23からの操作信号に基づいて、ホッパーモータ57を駆動させる駆動信号を出力して、クレジット分あるいは設定済の賭数分に相当する枚数のメダルを払い出すための精算処理が行われる。賭数設定処理は、回転開始可能な状態においてスタートスイッチ19からの操作信号を受信することにより終了し、S200の内部抽選処理へ移行する。
(内部抽選処理)
S200の内部抽選処理では、所定範囲(例えば0〜65535)で乱数値を更新する乱数回路から役抽選用の乱数値を抽出し、抽出した値(以下、抽出値という)に基づいて予め定められた複数種類の役のいずれかに当選するか否かを抽選する役抽選が行われる。図6を参照して、スロットマシン1において設定されている役の種別および役名称について説明する。
役の種別としては、ボーナス役と、再遊技役と、小役とが設けられている。ボーナス役は、小役の当選確率が高いボーナスへの移行を伴う移行役である。再遊技役(以下、リプレイともいう)は、前述の再遊技フラグを設定する役であって、賭数設定処理において遊技者所有のメダル(あるいはクレジット)を新たに用いることなく当該役に入賞した遊技と同じ賭数を次回遊技の賭数として自動設定する役である。小役は、所定枚数のメダルの払い出し(あるいはクレジット加算)を伴う役である。
ボーナス役としては、役名称「RBB1」「RBB2」「CBB1」〜「CBB6」「SFT」および「SB」が設けられている。「RBB1」「RBB2」の図柄組合せには、各々、「R7」の3つ揃い、「G7」の3つ揃いとなる組合せが定められている。その他のボーナス役についても、各々、図6に記載のとおりの図柄組合せが定められている。
このうち「CBB1」〜「CBB6」の図柄組合せが入賞ラインNLに停止したときには、「BE」図柄がリール11L〜11R各々の上段・中段・上段に停止して、見た目上は「BE」図柄がいわゆる小Vに揃う。「CBB1」〜「CBB6」は、有利期間に制御するか否かの有利期間抽選の契機となる役である。
また、「SB」の図柄組合せが入賞ラインNLに停止したときには、「T」図柄がリール11L〜11R各々の上段・上段・上段に停止される場合があり、見た目上は「T」図柄が上段に揃う。「RBB1」「RBB2」「CBB1」〜「CBB6」は、各々、払出されたメダルの枚数が、図6の備考欄に記載の枚数を超えた遊技で終了する。一方、「SFT」および「SB」は、1遊技で終了する。
再遊技役としては、役名称「RPC」「RTT1」〜「RTT9」が設けられている。「RPC」の図柄組合せには、「RP」の3つ揃いとなる組合せが定められている。「RTT1」〜「RTT9」についても、各々、図6に記載のとおりの図柄組合せが定められている。「RTT1」〜「RTT9」の図柄組合せが入賞ラインNLに停止したときには、「T」図柄がリール11L〜11R各々の下段・中段・上段に停止される場合があり、見た目上は「T」図柄が斜めに揃う。また、「RTT1」〜「RTT9」は、有利RTに制御する契機となる役であるため、昇格リプレイともいう。
小役としては、役名称「BE」「ATA1」〜「ATA12」および「CH」が設けられている。「BE」の図柄組合せには、「BE」の3つ揃いとなる組合せが定められている。「ATA1」〜「ATA12」および「CH」についても、各々、図6に記載のとおりの図柄組合せが定められている。「BE」は、押し順が正解したときに入賞となり、メダルが9枚払い出される。「ATA1」〜「ATA12」は、押し順が不正解(失敗)したときであってストップスイッチ21L〜21Rへの操作タイミングに応じて入賞可能であり、メダルが1枚払出される。「CH」は、入賞するとメダルが1枚払い出される。また、「CH」は、有利期間に制御するか否かの有利期間抽選の契機となる役である。
内部抽選処理では、図6に示す役のうち予め定められた役から構成される複数種類の当選役グループ毎に役抽選が行われる。図7を参照して、本実施形態における当選役グループおよび役構成について説明する。
ボーナス役を含む当選役グループとしては、「RBB1」「RBB2」「CBB」「シフトCB」および「SB」が設けられている。「RBB1」「RBB2」「シフトCB」および「SB」は、それぞれ1つのボーナス役から構成される当選役グループである。一方、「CBB」は、複数のボーナス役(「CBB1」〜「CBB6」)から構成される当選役グループである。
再遊技役の当選役グループとしては、「通常リプ」および「昇格リプ」が設けられている。「通常リプ」は、「RPC」のみから構成される当選役グループである。一方、「昇格リプ」は、「RTT1」〜「RTT9」から構成される当選役グループである。
小役の当選役グループとしては、「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」および「1枚役」が設けられている。「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」は、「BE」に加えて、「ATA1」〜「ATA12」のうちの2種類以上の役であって、互いに異なる組合せとなる役を含むように構成される当選役グループである。「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」は、まとめて「押し順ベル」ともいう。「1枚役」は、「CH」から構成される当選役グループである。
これら複数種類の当選役グループのうち役抽選の対象となる当選役グループは、複数種類の遊技状態毎に定められている。また、役抽選における当選確率にかかわる判定値は、当選役グループ、制御されている遊技状態、および設定されている設定値に応じて定められている。
スロットマシン1において制御可能となる遊技状態としては、「初期RT」、「通常RT」、「有利RT」、「RBB」が当選している「RBB内部当選状態」、およびボーナス役の種類に応じた「RBB」、「CBB」、「CBB」中における「CT」、および「SB」などが設けられている。「初期RT」、「通常RT」、および「有利RT」は、まとめて一般遊技状態ともいう。「CBB」は、「初期RT」、「通常RT」、および「有利RT」のいずれかにおいて「CBB1」〜「CBB6」のいずれかに入賞することにより制御される。「CBB」に制御された後においても、RT状態はその後も継続される。また、有利期間であるか否かにかかわらず、「CBB1」〜「CBB6」のいずれかに入賞したときには、有利期間あるいは通常期間において「CBB」に制御される。
ボーナス役を含む当選役グループのうち「RBB1」「RBB2」「CBB」および「SB」は、一般遊技状態において役抽選の対象となる。また、「SB」は、「CBB」中においても役抽選の対象となる。これに対して「シフトCB」は、「CBB」中においてのみ役抽選の対象となる。ボーナス役を含む当選役グループは、各々、図7に示す当選確率となるように判定値が定められている。
当選確率について、特に「CBB」は、いずれの設定値が設定されているときでも1/15の確率で当選するように、設定値にかかわらず共通の判定値が定められている。なお、「CBB」中においてのみ役抽選の対象となる「シフトCB」についても、いずれの設定値が設定されているときでも1/13の確率で当選するように、設定値にかかわらず共通の判定値が定められている。CBB中における「シフトCB」の当選確率は、1/13に限らず、1/100などであってもよい。
一方、「SB」は、設定値に応じて1/140(例えば設定値が「1」の場合)〜1/100(例えば設定値が「6」の場合)の確率で当選するように、設定値に応じて異なる判定値が定められている。なお、「RBB1」「RBB2」は、設定値にかかわらず一律の確率で当選するように判定値が定められているものであってもよく、設定値毎に異なる判定値が定められているものであってもよい。
次に、再遊技役を含む当選役グループのうち「通常リプ」は、一般遊技状態、「CBB」、「CT」、「RBB内部当選状態」において役抽選の対象となり、「有利RT」中の当選確率が1/1.7となりそれ以外の状態(例えば「通常RT」)における当選確率が1/8となるように判定値が定められている。また、「昇格リプ」は、「通常RT」(「CBB」中における「通常RT」を含む)においてのみ役抽選の対象となり、1/20の当選確率となるように判定値が定められている。再遊技役を含む当選役グループの当選確率は、「CBB」中であるか否かにかかわらず、制御されているRTの種類に応じた当選確率となる。
通常リプおよび昇格リプのいずれかに当選する確率は、「通常RT」<「初期RT」<「RBB内部当選状態」<「有利RT」の関係となるように判定値が記憶されている。このため、一般遊技状態のうち「有利RT」は、他の遊技状態と比較して再遊技役の当選確率が向上するため、遊技者にとって有利な状態であるといえる。
小役を含む当選役グループのうち「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」は、一般遊技状態、「CBB」、「SB」、「RBB内部当選状態」、および「RBB」において役抽選の対象となる。一般遊技状態中および「CBB」中などにおいて「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」のいずれかに当選する確率は、1/5となり、かつ「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」各々の当選確率が同一となるように、判定値が均等に振分けられている。「RBB」中においては、ほぼ1/1の確率で「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」のすべてに当選するように判定値が定められている。「RBB」は、一般遊技状態などと比較して「BE」に入賞する確率が向上するため、遊技者にとって有利な状態であるといえる。なお、「SB」中は、一般遊技状態などであるときよりも小役に当選する確率が高くなるように判定値が定められている。
「1枚役」は、一般遊技状態、「CBB」、「RBB内部当選状態」において役抽選の対象となる。一般遊技状態中および「CBB」中などにおいて「1枚役」に当選する確率は、いずれの設定値が設定されているときでも1/50の確率で当選するように、設定値にかかわらず共通の判定値が定められている。「CBB」中において「シフトCB」に入賞することにより制御される「CT」中の1遊技においては、役抽選の結果にかかわらず、必ずすべての小役(「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」および「1枚役」)が当選した状態となる。
内部抽選処理では、現在の遊技状態において役抽選の対象となる当選役グループの判定値を読み出し、抽出値から減算した値(抽出値を更新)が所定値(例えば0)よりも小さい値になっているか否かを判定する判定処理を行い、小さい値になっていなければ(例えば0以上のとき)次の当選役グループについての判定処理を行うというサイクルを繰り返す。
いずれかの当選役グループについての判定処理において所定値よりも小さい値になっていると判定したときには、この当選役グループに当選していると判定し、当該当選役グループに含まれる役の当選フラグをRAM65の所定領域に設定して役抽選を終了する。このため、当選役グループに当選する確率は、「当選役グループの判定値/65536」となる。役抽選において読み出される判定値が大きいほど所定値よりも小さい値になりやすくなるため、当選確率が高い当選役グループであるといえる。一方、役抽選の対象となるすべての当選役グループについて判定処理を行ったが所定値よりも小さい値になっていないと判定されたときには、いずれの当選役グループにも当選していない「はずれ」であると判定する。
内部抽選処理は、いずれかの当選役グループに当選していると判定されるか、いずれの当選役グループにも当選しておらず「はずれ」であると判定されると役抽選を終了して、S300の有利期間関連処理に移行する。
内部抽選処理では、役抽選において当選した当選役グループの種別を特定可能な当選種別コマンドをサブ制御基板73に出力するための処理を行う。例えば、「RBB1」「RBB」に当選したときにはいずれかの「RBB」に当選していることを特定可能な当選種別コマンドを出力し、「通常リプ」「昇格リプ」に当選したときにはいずれかの再遊技役に当選していることを特定可能な当選種別コマンドを出力し、「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」のいずれかに当選したときには押し順ベルに当選していることを特定可能な当選種別コマンドを出力する。これにより、サブ制御基板73側においては、当選役グループの種別に応じた演出を実行可能となる。
(有利期間関連処理)
S300の有利期間関連処理では、有利期間にかかわる処理を行う。本実施形態においては、通常期間において、所定のCZ移行抽選条件が成立することにより行われるCZ移行抽選において当選することにより、有利期間に制御可能となる。有利期間は、AT遊技にかかわる抽選を実行可能なチャンスゾーン(以下、CZという)と、AT遊技を実行するアシストタイム(以下、ATという)とを含む。CZは、CZ期間中の払出率が1を超えない期間であるのに対し、ATは、AT遊技が行われることや有利RTを維持できる結果、AT中の払出率が1を超える期間であるといえる。有利期間においては、まずCZに制御される。また、CZ中においては、所定のAT移行抽選条件が成立することにより行われるAT移行抽選において当選することによりATに制御可能となる。
所定のCZ移行抽選条件は、内部抽選処理における役抽選の結果に基づいて成立する条件であって、「CBB」当選により成立する第1CZ移行抽選条件と、「1枚役」当選により成立する第2CZ移行抽選条件とを含む。また、所定のAT移行抽選条件についても、「CBB」当選により成立する第1AT移行抽選条件と、「1枚役」当選により成立する第2AT移行抽選条件とを含む。
CZ後においてATに制御されない場合、有利期間は、所定の終了条件が成立することにより終了する。所定の終了条件は、少なくとも所定回数遊技が行われてAT非当選報知が行われることにより成立する第1終了条件と、「CBB」に制御されて終了することにより成立する第2終了条件とのいずれもが成立することにより終了する。
有利期間関連処理では、所定のCZ移行抽選条件、所定のAT移行抽選条件、および所定の終了条件各々を成立させ得る状況(例えば当選役グループに当選)であるか否かを判定し、成立させ得る状況であるときには当該条件が成立する可能性があることを煽る演出を実行する。例えば、メインCPU61は、すべてのセグメントを点滅させる態様でペイアウト表示器46、報知用表示器60等を駆動制御する。
また、有利期間関連処理では、所定のCZ移行抽選条件、所定のAT移行抽選条件、および所定の終了条件各々を成立させ得る状況であるときには、メインCPU61は成立する可能性がある条件を特定可能な条件関連コマンドをサブ制御基板73に出力する。これにより、例えば、所定のCZ移行抽選条件、所定のAT移行抽選条件、および所定の終了条件各々について成立する可能性を液晶表示器27により報知することができる。
また、有利期間関連処理では、有利期間のうちのAT中における役抽選の結果に応じて、有利操作態様を報知用表示器60により報知するための報知処理を実行する。例えば、当選役グループのうち「左正解ベル1」に当選しているときには、後述するように「BE」を入賞させるために左のリール11Lから停止させるように、報知用表示器60を構成する7セグメントのうちアルファベットの大文字「L」に対応する位置のセグメント(左辺の上下2つ下辺の1つ)を点灯させる態様で報知用表示器60を駆動制御する。さらに、有利期間関連処理では、当該有利操作態様を特定可能な有利操作態様コマンドを出力する。これにより、サブ制御基板73側においても有利操作態様を報知するための演出を液晶表示器27等において実行可能となる。有利期間関連処理が終了すると、S400のリール制御処理に移行する。
(リール制御処理)
S400のリール制御処理では、リールモータ14L〜14Rを駆動制御して、リール11L〜リール11Rを回転させて停止させる処理が行われる。リール制御処理では、ウェイトタイムが経過しているか否かを判定する。ウェイトタイムは、例えば4.1秒に定められており、前回遊技のリール制御処理においてリール11L〜11R各々の回転が開始されてから計測が開始される。
リール制御処理では、ウェイトタイムが経過していると判定されたときに、リール11L〜11Rの回転を開始させるリール回転処理が行われる。これにより、前回遊技においてリール11L〜11R各々の回転が開始されてから少なくとも4.1秒経過するまで今回遊技におけるリール11L〜11Rを回転開始させるタイミングを遅延させることができる。リール回転処理においては、リール11L〜11Rの回転が開始すると、リール回転開始コマンドを出力する。
リール制御処理では、リール11L〜11R各々の回転を開始させて一定速度に到達した後(例えば、リールモータ14L〜14Rの励磁パターンが一定速度となる励磁パターンとなった後)、リール11L〜11R各々の基準位置が位置センサ55L〜55R各々により検出されることにより停止操作可能な状態となり、ストップスイッチ21L〜21Rへの操作を有効に受け付ける状態(有効化)になる。
また、リール制御処理では、停止操作可能な状態においてストップスイッチを操作したときに、例えば当該ストップスイッチに対応するリールの入賞ラインNL上に位置する図柄から予め定められた引込み可能範囲内に配列されている図柄のいずれかを入賞ラインNLに引き込んで当該リールを停止させるリール停止処理を行う。引込み可能範囲は、4図柄先までの範囲であって、ストップスイッチが操作されたときに入賞ラインNL上にある図柄から4図柄先までに配列されている図柄を入賞ラインNL上に停止可能となる。
役抽選においていずれかの役に当選している場合は、当選している役を構成する図柄を引込み可能範囲内で入賞ライン上に引き込むことができるときに、当該図柄を入賞ライン上に引き込んで停止させる。これに対して、いずれの役にも当選していない場合は、いずれの役にも入賞しないはずれ図柄組合せとなる図柄を入賞ライン上に引き込み停止させる。このため、ストップスイッチへの操作が行われたときに、当選している役を構成する図柄を引込み可能範囲内で入賞ラインNL上に引込み可能であれば当該図柄を引込んで入賞ラインNL上に停止させることができる一方、当選していない役の図柄組合せを入賞ラインNL上に停止させてしまうことがない。
リール停止処理では、引込み可能範囲内の図柄を入賞ラインNL上に停止させることができるものの、引込み可能範囲外の図柄については入賞ラインNL上に停止させることができない。このため、リール11L〜11Rの図柄配列において、役を構成する図柄が引込み可能範囲内に存在しない個所が存在する役については、役抽選において当選していても、操作タイミングが合わなければ入賞ラインNL上に当該役を構成する図柄を引き込むことができずに、当該役を取りこぼしてしまう場合(非入賞)が生じる。
「ボーナス役」を構成する図柄は、図3に示すとおり、リールの図柄配列において引込み可能範囲内に存在しない個所が存在する。例えば、「RBB1」を構成する図柄「R7」は、リール11L〜11Rに1つしか配列されていない。また、他の「ボーナス役」を構成する図柄についても、少なくとも1つのリールにおいて引込み可能範囲内に存在しない個所が存在する。このため、「ボーナス役」は、当選していてもストップスイッチ21L〜21Rの操作タイミングによっては入賞ラインにボーナス役を構成する図柄を引き込むことができない場合があり、取りこぼす可能性がある。よって、図7に示すように、「ボーナス役」のいずれかに当選しているときには、当選しているボーナス役を引込み可能範囲内で引込むリール制御を行うものの、いずれの役にも入賞しない場合が生じる。
しかし、「CBB」に当選したときには、図7で示したように、「CBB1」〜「CBB6」のすべてに入賞可能となる。また、「CBB」に当選しているときには、ストップスイッチ21L〜21Rの操作タイミングにかかわらず、必ず「CBB1」〜「CBB6」のいずれかを構成する図柄を入賞ラインに引き込むことができる。その結果、「CBB」に当選したときには、ストップスイッチ21L〜21Rの操作タイミングにかかわらず、必ずいずれかの「CBB」を入賞させることができる。なお、「RBB1」「RBB2」については、当選した遊技において入賞させることができなかった場合、RBB内部当選状態に制御されて当該ボーナス役に入賞するまで当該ボーナス役の当選フラグを持ち越す処理が行われる。一方、「SFT」および「SB」については、当選した遊技において入賞させることができなかった場合には当選フラグが消去されて、以降に当選フラグが持ち越されることはない。
「通常リプ」に含まれる「RPC」を構成する図柄「RP」は、図3に示すように、リール11L〜11Rのすべてにおいて引込み可能範囲内に配列されている。また、「昇格リプ」に含まれる「RTT1」〜「RTT9」各々を構成する図柄は、リールの図柄配列において引込み可能範囲内に存在しない個所が存在するが、「昇格リプ」当選時には「RTT1」〜「RTT9」のすべてに当選する。その結果、「CBB」当選時と同様に、「昇格リプ」に当選したときには、ストップスイッチ21L〜21Rの操作タイミングにかかわらず、必ず「RTT1」〜「RTT9」のうちのいずれかを入賞させることができる。
小役のうち「1枚役」に含まれる「CH」を構成する図柄(「R7」「MD」)は、図3に示すとおり、リールの図柄配列において引込み可能範囲内に存在しない個所が存在する。このため、「1枚役」は、当選していてもストップスイッチ21L〜21Rの操作タイミングによっては入賞ラインに「CH」を構成する図柄を引き込むことができない場合があり、取りこぼす可能性がある。
また、リール停止処理では、複数種類の役に当選しているときには、当選している役の種類(役抽選の結果)およびストップスイッチ21L〜21Rの操作タイミングおよび押し順(操作態様)に応じて、優先して引き込む対象が予め定められている。
ここで、「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」のいずれかに当選しているときのリール停止処理について説明する。「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」のいずれかに当選しているときには、第1停止されたリールの種類に応じて優先して引き込む対象が異なるように定められている。第1停止とは、すべてのリール11L〜11Rが回転しているときに最初にリールを停止させることをいう。また、第1停止されたリールは、第1停止リールともいう。
例えば、「左正解ベル1」に当選しているときにおいて、図7に示すように、左第1停止(左のリール11Lを第1停止)したときには、「BE」を他の役よりも優先して引き込むように定められている。「BE」を構成する図柄「BE」は、引込み可能範囲内に配列されているために、「BE」の取りこぼしが発生することはない。よって、「左正解ベル1」に当選しているときにおいて、左第1停止したときには、必ず「BE」に入賞するようにリール制御が行われる。
一方、「左正解ベル1」に当選しているときにおいて、中あるいは右第1停止(中あるいは右のリール11Mあるいは11Rを第1停止)したときには、「BE」よりも同時当選している「ATA1」または「ATA4」を優先して引き込むように定められている。「ATA1」および「ATA4」を構成する図柄「R7」「T1」および「T2」は、いずれも、図3に示されるようにリール11L〜11Rの図柄配列から引込み可能範囲内に配列されていない箇所が存在する。このため、ストップスイッチの操作タイミングによっては、入賞ラインに「ATA1」および「ATA4」を構成する図柄を引き込むことができず、「左正解ベル1」に当選してもいずれの役にも入賞させることができない場合が生じる。
また、「左正解ベル2」〜「左正解ベル4」当選時においても、左第1停止したときには必ず「BE」を入賞させることができるものの、中あるいは右第1停止したときにはいずれの役にも入賞させることができない場合が生じるようにリール制御が行われる。同様に、「中正解ベル1」〜「中正解ベル4」当選時においても、中第1停止したときには必ず「BE」を入賞させることができるものの、左あるいは右第1停止したときにはいずれの役にも入賞させることができない場合が生じるようにリール制御が行われ、「右正解ベル1」〜「右正解ベル4」当選時においても、右第1停止したときには必ず「BE」を入賞させることができるものの、左あるいは中第1停止したときにはいずれの役にも入賞させることができない場合が生じるようにリール制御が行われる。なお、「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」のすべてに当選しているとき(例えば、「RBB」中や「CT」中など)には、ストップスイッチ21L〜21Rの操作態様にかかわらず、必ず「BE」に入賞するようにリール制御が行われる。
「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」のいずれかに当選しているときにおいて「BE」を入賞させる押し順は、正解手順ともいう。前述したAT中において「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」のいずれかに当選したときには、有利操作態様として正解手順を特定可能な情報が報知される。
「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」のいずれかに当選しているときにおいて、正解手順で操作できず、かつ「ATA1」〜「ATA12」のうちの当選している役のいずれも入賞させることができないタイミングで停止操作されたときには、「はずれ」図柄組合せのうち、「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」に当選していないときには入賞ライン上に停止することがない特定の「はずれ」図柄組合せを入賞ライン上に引き込むリール制御が行われる。特定の「はずれ」図柄組合せは、「初期RT」あるいは「有利RT」において入賞ラインNL上に停止すると「通常RT」への移行を伴う。このため、特定の「はずれ」図柄組合せは、通常移行出目ともいう(図7参照)。
また、「CBB」において「SFT」に入賞すると、「CBB」中において次の1遊技が「CT」になる。「CT」中は、一般遊技状態のときよりも引込み可能範囲が狭くなる(リールの滑り図柄数(コマ)が少ない(例えば、滑りが2コマ))。しかし、すべての小役に当選する。このため、「CT」中におけるリール停止処理では、ストップスイッチ21L〜21Rの操作タイミングに応じて、引込み可能な小役の中で、より払出枚数が多い小役を優先して引き込むように定められている。
また、ボーナス役の当選が持ち越されている状態(RBB内部当選状態)において再遊技役や小役に当選したときにおけるリール停止処理では、ボーナス役よりも再遊技役や小役を優先して引き込むように定められている。
リール停止処理においては、リール11L〜11Rのいずれかが停止する毎に、停止したリール、および停止位置(例えば、中段に停止されている図柄の図柄番号等)などを特定可能なリール停止コマンドを出力する。これにより、サブ制御基板73は、停止したリール、および停止位置が特定可能となり、対応する演出を実行可能となる。リール11L〜11Rすべてが停止すると、S500の出目判定処理に移行する。
(出目判定処理)
S500の出目判定処理では、入賞ラインNL上の図柄組合せに基づいて、当該図柄組合せに対応する処理を実行する。例えば、小役が入賞したときには、図6の払出欄に記載のメダルを払い出すか、あるいはクレジット加算するための払出処理を実行する。また、再遊技役が入賞したときには、再遊技フラグを設定するための処理を実行する。出目判定処理では、入賞ラインNL上の図柄組合せ、入賞の有無、入賞した役の種類等を特定可能な遊技結果コマンドを出力する。これにより、サブ制御基板73側においては、入賞ラインNL上の図柄組合せに応じた演出を実行可能となる。また、出目判定処理では、遊技の結果に応じて、有利期間滞在比率および役物比率を更新してRAM65の所定領域に記憶する。出目判定処理が終了すると、S600の遊技状態設定処理に移行する。
(遊技状態設定処理)
S600の遊技状態設定処理では、役抽選あるいは遊技の結果等に基づいて、次回以降の遊技状態を特定可能な遊技状態フラグを設定する。遊技状態フラグは、RAM65の所定領域に記憶される。メインCPU61は、遊技状態フラグに基づいて、現在制御されている遊技状態を特定する。図8(a)には、遊技状態の遷移が示されている。
遊技状態設定処理は、「初期RT」または「有利RT」において通常移行出目が入賞ラインNL上に停止されたときに、「通常RT」を特定可能な遊技状態フラグを設定する。また、遊技状態設定処理は、「通常RT」において昇格リプレイである「RTT1」〜「RTT9」に入賞したときに、「有利RT」を特定可能な遊技状態フラグを設定する。
また、遊技状態設定処理は、「初期RT」「通常RT」および「有利RT」のいずれかにおいて「RBB」に当選した遊技において入賞しなかったときに、「RBB内部当選状態」を特定可能な遊技状態フラグを設定する。また、遊技状態設定処理は、「RBB」に入賞したときに、「RBB」を特定可能な遊技状態フラグを設定する。遊技状態設定処理は、「RBB1」「RBB2」中における払出枚数を計数し、払出枚数が所定枚数を超えたときに「初期RT」を特定可能な遊技状態フラグを設定する。また、スロットマシン1は、設定変更等により初期化されると「初期RT」を特定可能な遊技状態フラグを設定する。
また、遊技状態設定処理は、「CBB」に入賞したときに、そのときのRT状態を維持(RTを特定するための遊技状態フラグを維持)しつつ「CBB」を特定可能な遊技状態フラグを設定する。このため、図8(a)に示すように、例えば、「通常RT」において「CBB」に入賞したときには、通常RTにおける再遊技役の当選確率を維持した通常RT中CBBに制御され、「有利RT」において「CBB」に入賞したときには、有利RTにおける再遊技役の当選確率を維持した有利RT中CBBに制御される。
遊技状態設定処理は、「CBB」中において「SFT」に入賞したときに、「CBB」中の「CT」を特定可能な遊技状態フラグを設定し、1遊技のCTが終了すると「CT」を特定可能な遊技状態フラグを消去して「CBB」に戻る。なお、「SFT」は、取りこぼす可能性を有しているが、前述したとおり取りこぼしたとしても以降に「SFT」の当選状況が持ち越されることはない。したがって、「SFT」に当選した遊技で入賞しない限りCTには移行しない。また、遊技状態設定処理は、「CBB」中における払出枚数を計数し、払出枚数が所定枚数を超えるか「SB」当選した遊技終了時において「CBB」を特定可能な遊技状態フラグを消去してRT状態に戻る。遊技状態設定処理が終了すると、S700の有利期間設定処理に移行する。
ここで、図8(a)を参照して、遊技状態の遷移について説明する。以下では、まず、有利期間のうちのATに制御されないとき(以下、非ATともいう)の遊技状態の遷移について説明する。
スロットマシン1は、設定変更等により初期化されると遊技状態として初期RTに設定されて遊技が開始される。初期RTにおいては、「押し順ベル」が比較的高確率(1/5)で当選する一方、「押し順ベル」当選時において有利操作態様を報知するAT遊技が行われることがない。このため、比較的早いタイミングで押し順ベルを取りこぼして通常移行出目が停止されることになり、通常RTに制御されることになる。
通常RTでは、「昇格リプ」に当選して「昇格リプレイ」が入賞すると有利RTに制御される。しかし、有利RTに制御された後においも非AT中であるため、初期RT中と同様、「押し順ベル」が比較的高確率で当選する結果、比較的早いタイミングで通常移行出目が停止されて「通常RT」に制御されることになる。よって、非AT中においては、遊技の大半を通常RTにおいて行うことになる。
また、通常RT中等において「RBB」に当選したとしても、当該「RBB」を構成する図柄を入賞ラインNL上に引き込むことができるタイミングで停止操作しなければ入賞させることができない。その結果、「RBB」に当選した遊技において入賞させることができなかった場合、「RBB内部当選状態」に制御される。
「RBB」に入賞すると、「RBB」に制御される。RBB中においては、高確率で「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」のすべてに当選する結果、操作態様にかかわらず「BE」を入賞させることができるため、効率的にメダルを獲得できる。払出枚数が所定枚数を超えるとボーナス終了となり「初期RT」に制御される。
これに対し、通常RT中等において「CBB」に当選したときには、ストップスイッチ21L〜21Rの操作タイミングにかかわらず、「CBB1」〜「CBB6」のうちのいずれかに入賞するため、「CBB」に制御される。しかし、CBBは、払出枚数が8枚を超えるか「SB」当選したときに終了となる。また、CBB中においては「SFT」についても役抽選が行われるものの、「SFT」の当選確率は図7に示すように1/13に設定されている。このため、「CBB」に制御されたとしても「RBB」のようにはメダルを効率よく獲得することはできない。
一方、有利期間のうちのATに制御されているときには、「通常RT」「有利RT」「CBB」中において「押し順ベル」に当選したときに、「BE」を入賞させるための有利操作態様が報知用表示器60および液晶表示器27により報知される。これにより、停止操作を誤らない限り、確実に「BE」を入賞させることができる。その結果、メダルが9枚払い出される割合が高まる。また、通常移行出目を回避できるため、「有利RT」から「通常RT」に転落してしまうことも防止でき、「再遊技役」に当選・入賞する割合も高まった状態を保った有利な状態で遊技を行うことができる。なお、有利期間のうちのCZ中は、「押し順ベル」に当選したとしても有利操作態様が報知されることはない。また、「初期RT」中においては、ATに制御されて「押し順ベル」に当選したとしても、「ベル」を入賞させるための有利操作態様が報知されることはない。
(有利期間設定処理)
S700の有利期間設定処理では、役抽選あるいは遊技の結果等に基づいて、有利期間のうちのCZに制御可能となる最低保障遊技回数を特定するためのCZゲーム数カウンタ、有利期間のうちのATに制御可能となる遊技回数を特定するためのATゲーム数カウンタ、および有利期間に制御可能となる遊技回数を特定するための有利期間カウンタを設定する。CZゲーム数カウンタ、ATゲーム数カウンタ、および有利期間カウンタは、RAM65の所定領域に記憶される。メインCPU61は、有利期間カウンタに基づいて現在が有利期間であるか通常期間であるかを特定し、有利期間である場合はCZゲーム数カウンタあるいはATゲーム数カウンタに基づいてCZ中であるかAT中であるかを特定する。以下に、有利期間の設定および遷移について、図8(b)、図9、および図10を参照しつつ説明する。
通常期間における有利期間設定処理では、今回遊技で所定のCZ移行抽選条件が成立していたときに、有利期間(有利期間のうちのCZ)に制御するか否か、および有利期間開始時のCZに制御可能となる最低保障遊技回数(つまりCZの有利度)を決定するCZ移行抽選を実行する。最低保障遊技回数を消化したときには、AT当選しているか否かが報知される。このため、CZ移行抽選は、最低保障遊技回数を決定することによって、AT当選しているか否かを報知するタイミングを決定する抽選であるともいえる。
CZ移行抽選は、図9(a)に示すCZ移行抽選用テーブルを参照して行われる。CZ移行抽選用テーブルは、ROM67に記憶されている。CZ移行抽選用テーブルは、成立したCZ移行抽選条件に応じた割合に従ってCZ移行抽選が行われるように定められている。なお、通常期間であってもRBB内部当選状態およびボーナス中においては、所定のCZ移行抽選条件が成立してもCZ移行抽選を実行しない。
通常期間において「CBB」に当選することにより第1CZ移行抽選条件が成立したときには、95%の割合で「非当選」つまり有利期間のうちのCZに制御しない旨が決定され、5%の割合でCZに制御する旨が決定される。また、「CBB」当選によりCZに制御する場合は、CZの最低保障遊技回数として、2%、2%、1%の割合で「10」「15」「20」のいずれかに決定される。このため、「CBB」当選によりCZに制御された場合の最低保障遊技回数の平均値は、0.7(=10×2%+15×2%+20×1%)となる。
通常期間において「1枚役」に当選することにより第2CZ移行抽選条件が成立したときには、50%の割合で「非当選」に決定され、50%の割合でCZに制御する旨が決定される。また、「1枚役」当選によりCZに制御する場合は、CZの最低保障遊技回数として、15%、15%、20%の割合で各々「10」「15」「20」のいずれかに決定される。このため、「1枚役」当選によりCZに制御された場合の最低保障遊技回数の平均値は、7.75(=10×15%+15×15%+20×20%)となる。
なお、通常期間において「1枚役」に当選する場合には、役抽選における「1枚役」当選の他、「CBB」中の「CT」中においてすべての小役に当選する場合の「1枚役」当選も含む。このため、通常期間において「CBB」に制御されかつ「CT」に制御された場合には、CZに制御されることに対する期待感を向上させることができる。
図9(a)に示すように、いずれのCZ移行抽選条件が成立したかに応じて、CZ(有利期間)の有利度として異なる有利度を設定できる。また、「CBB」よりも「1枚役」の方が、CZに制御されることおよびCZの最低保障遊技回数として多い回数に決定されることに対する期待感が高まる。このため、「CBB」および「1枚役」に当選することに対する期待感を抱かせつつ、「1枚役」の価値を高めることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
CZに制御する旨の決定が行われた場合、有利期間設定処理では、CZ移行抽選により決定された最低保障遊技回数をCZゲーム数カウンタに設定するとともに、1500を有利期間カウンタに設定する。これにより、図8(b)に示すように、通常期間から有利期間のうちのCZに制御される。
CZ移行抽選は、役抽選のために抽出した抽出値を用いて一括して行う(以下では、一括抽選方式ともいう)。「CBB」は、図7で示したとおり1/15で当選することから、判定値として4369(≒65536/15)が定められている。このため、例えば、「CBB」当選となる判定値4369のうち、95%に相当する「4150」がCZ移行抽選において非当選となる判定値に定められ、2%に相当する「87」が各々最低保障遊技回数「10」「15」となる判定値に定められ、1%に相当する残りの判定値が最低保障遊技回数「20」となる判定値に定められており、役抽選のために抽出した抽出値がいずれに属するかによってCZ移行抽選を行う。「1枚役」当選となる判定値についても同様に、図9(a)で示した振分率となるように判定値が定められており、抽出値がいずれに属するかによってCZ移行抽選を行う。CZ移行抽選は、1遊技の終了時に行うが、これに限らず、内部抽選処理における役抽選の際に一括して行うものであってもよい。なお、CZ移行抽選は、役抽選の結果に応じて行うものであれば一括抽選方式に限らず、例えば、役抽選において「CBB」あるいは「1枚役」に当選したときに、CZ移行抽選用の乱数を別途抽出して、当該乱数を用いてCZ移行抽選を行うものであってもよい。
CZ移行抽選は、役抽選のために抽出した抽出値を用いて一括して行う(以下では、一括抽選方式ともいう)。「CBB」は、図7で示したとおり1/15で当選することから、判定値として4369(≒65536/15)が定められている。このため、例えば、「CBB」当選となる判定値4369のうち、95%に相当する「4150」がCZ移行抽選において非当選となる判定値に定められ、2%に相当する「87」が各々最低保障遊技回数「10」「15」となる判定値に定められ、1%に相当する残りの判定値が最低保障遊技回数「20」となる判定値に定められており、役抽選のために抽出した抽出値がいずれに属するかによってCZ移行抽選を行う。「1枚役」当選となる判定値についても同様に、図9(a)で示した振分率となるように判定値が定められており、抽出値がいずれに属するかによってCZ移行抽選を行う。CZ移行抽選は、1遊技の終了時に行うが、これに限らず、内部抽選処理における役抽選の際に一括して行うものであってもよい。なお、CZ移行抽選は、役抽選の結果に応じて行うものであれば一括抽選方式に限らず、例えば、役抽選において「CBB」あるいは「1枚役」に当選したときに、CZ移行抽選用の乱数を別途抽出して、当該乱数を用いてCZ移行抽選を行うものであってもよい。
また、有利期間設定処理では、CZに制御されてから有利期間が終了するまで、有利期間報知ランプ80を点灯させることにより有利期間中であることを報知するための処理を実行する。また、有利期間に制御された以降における有利期間設定処理では、1遊技が実行される毎にCZゲーム数カウンタおよび有利期間カウンタを1減算する。本実施形態では、CZゲーム数カウンタおよび有利期間カウンタを1遊技毎に減算して0に到達したか否か(減算方式)により、CZあるいは有利期間の終了判定を行う例について説明するが、CZあるいは有利期間の終了判定については、減算方式に限らず、例えば1遊技毎にCZゲーム数カウンタおよび有利期間カウンタを1加算して、当該カウント値が所定値(CZの最低保障遊技回数、1500)に到達したか否かにより行うもの(加算方式)であってもよい。なお、ATの終了判定についても同様に、本実施形態では減算方式を例示するが、これに限らず、ATの終了判定を加算方式で行うものであってもよい。
有利期間設定処理では、今回遊技でAT移行抽選条件あるいは終了条件のいずれかが成立しているか否かを判定する。AT移行抽選条件が成立したと判定したときには、成立したAT移行抽選条件に応じてATに制御するか否か、およびATの有利度に相当するATゲーム数を決定するためのAT移行抽選を行う。AT移行抽選は、図9(b)に示すAT移行抽選用テーブルを参照して行われる。AT移行抽選用テーブルは、ROM67に記憶されている。AT移行抽選用テーブルは、成立したAT移行抽選条件に応じた割合に従ってAT移行抽選が行われるように定められている。
CZ中において「CBB」に当選することにより第1AT移行抽選条件が成立したときには、67%の割合で「非当選」つまりATに制御しない旨が決定され、33%の割合でATに制御する旨が決定される。また、「CBB」当選によりATに制御する場合は、ATゲーム数として、13%、10%、10%の割合で「50」「100」「150」のいずれかに決定される。このため、「CBB」当選によりATに制御された場合のATゲーム数の平均値は、31.5(=50×13%+100×10%+150×10%)となる。
なお、CZ中において「CBB」に当選する場合には、すでにCZに制御されているときにおける「CBB」当選の他、通常期間中の「CBB」当選によるCZ移行抽選において当選してCZに移行することが確定したときの当該「CBB」当選も含む。このため、通常期間において「CBB」当選したときには、CZ移行抽選が行われるとともに、AT移行抽選も行われる場合が生じ得る。このため、通常期間において「CBB」に当選したときの遊技の興趣を向上させることができる。
CZ中において「1枚役」に当選することにより第2AT移行抽選条件が成立したときには、10%の割合で「非当選」に決定され、90%の割合でATに制御する旨が決定される。また、「1枚役」当選によりATに制御する場合は、ATゲーム数として、20%、30%、40%の割合で「50」「100」「150」のいずれかに決定される。このため、「1枚役」当選によりATに制御された場合のATゲーム数の平均値は、100(=50×20%+100×30%+150×40%)となる。
なお、CZ中において「1枚役」に当選する場合には、役抽選における「1枚役」当選の他、「CBB」中の「CT」中においてすべての小役に当選する場合の「1枚役」当選も含む。このため、CZ中において「CBB」に制御された場合には「CT」に制御されることおよびAT移行抽選が行われることに対する期待感を抱かせることができる。
図9(b)に示すように、いずれのAT移行抽選条件が成立したかに応じて、ATの有利度として異なる有利度を設定できる。また、「CBB」よりも「1枚役」の方が、ATに制御されることおよびATゲーム数として多い回数に決定されることに対する期待感が高まる。このため、「CBB」および「1枚役」に当選することに対する期待感を抱かせつつ、「1枚役」の価値を高めることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
AT移行抽選は、CZ移行抽選と同様に、一括抽選方式で行う。例えば、「CBB」当選となる判定値4369のうち、67%に相当する「2927」がAT移行抽選において非当選となる判定値に定められ、13%に相当する「568」がATゲーム数「50」となる判定値に定められ、10%に相当する「437」がATゲーム数「100」となる判定値に定められ、10%に相当する残りの判定値がATゲーム数「150」となる判定値に定められており、役抽選のために抽出した抽出値がいずれに属するかによってAT移行抽選を行う。「1枚役」当選となる判定値についても同様に、図9(b)で示した振分率となるように判定値が定められており、抽出値がいずれに属するかによってAT移行抽選を行う。AT移行抽選は、1遊技の終了時に行うが、これに限らず、内部抽選処理における役抽選の際に一括して行うものであってもよい。なお、AT移行抽選は、役抽選の結果に応じて行うものであれば一括抽選方式に限らず、例えば、役抽選において「CBB」あるいは「1枚役」に当選したときに、AT移行抽選用の乱数を別途抽出して、当該乱数を用いてAT移行抽選を行うものであってもよい。
AT移行抽選は、CZ移行抽選と同様に、一括抽選方式で行う。例えば、「CBB」当選となる判定値4369のうち、67%に相当する「2927」がAT移行抽選において非当選となる判定値に定められ、13%に相当する「568」がATゲーム数「50」となる判定値に定められ、10%に相当する「437」がATゲーム数「100」となる判定値に定められ、10%に相当する残りの判定値がATゲーム数「150」となる判定値に定められており、役抽選のために抽出した抽出値がいずれに属するかによってAT移行抽選を行う。「1枚役」当選となる判定値についても同様に、図9(b)で示した振分率となるように判定値が定められており、抽出値がいずれに属するかによってAT移行抽選を行う。AT移行抽選は、1遊技の終了時に行うが、これに限らず、内部抽選処理における役抽選の際に一括して行うものであってもよい。なお、AT移行抽選は、役抽選の結果に応じて行うものであれば一括抽選方式に限らず、例えば、役抽選において「CBB」あるいは「1枚役」に当選したときに、AT移行抽選用の乱数を別途抽出して、当該乱数を用いてAT移行抽選を行うものであってもよい。
AT移行抽選によりATに制御する旨が決定されることなくCZゲーム数カウンタが「0」となり最低保障遊技回数を消化したときには、有利期間設定処理においてAT非当選である旨のAT非当選報知を行うためのAT非当選報知処理を行う。AT非当選報知処理は、例えば、「−−」を表示するように報知用表示器60等を駆動制御する処理や、AT非当選を特定可能なAT非当選コマンドをサブ制御基板73に出力して、液晶表示器27において「残念!」といったメッセージを表示させるための処理を含む。これにより、AT非当選を遊技者に報知することができる。また、AT非当選が報知されることにより、第1終了条件が成立する。
また、有利期間設定処理では、CZにおいて終了条件が成立したか否かを判定する。具体的には、AT非当選が報知されて第1終了条件が成立し、かつ、「CBB」に制御されて「CZ」でありかつ「CBB」となった後に、当該「CBB」が終了して第2終了条件が成立したか否かが判定される。有利期間設定処理では、終了条件が成立したと判定したときに、図8(b)に示すように、有利期間を終了させて通常期間に移行する。
ここで、図10を参照して、有利期間に制御されたもののATに制御されずに当該有利期間が終了する場合の主なパターンについて説明する。図10は、ATに制御されずに有利期間が終了する場合のパターンを説明するためのタイミングチャートである。図10には、3つのパターンが示されており、各々、タイミングチャートの立ち上がりにより、上段から、有利期間であること、AT移行抽選の結果報知が行われたこと、CBB中であること、有利期間報知ランプ80が点灯していることが示されている。
図10(a)に示すパターン1は、CZの最低保障遊技回数分の遊技が行われるまでに「CBB」に制御されて終了した場合の例を示している。まず、有利期間への制御が開始されるとともに、有利期間報知ランプ80が点灯する。この点は、他のパターンも同様である。
その後、CZ中における数回目の遊技において「CBB1」〜「CBB6」のうちのいずれかに入賞して「CBB」に制御され、CZの最低保障遊技回数分の遊技が行われるまでに「CBB」が終了している。これにより、第2終了条件が成立する。続いて、CZの最低保障遊技回数分の遊技が行われたとき(図10のタイミング1)において、AT非当選報知が行われている。これにより、第1終了条件が成立して有利期間の終了条件が成立する。その結果、有利期間(CZ)への制御が終了するとともに、有利期間報知ランプ80が消灯する。
なお、「CBB」への制御が開始されたタイミングや「CBB」中の遊技の進行具合などに応じて、タイミング1においてAT非当選報知とともに「CBB」が終了することもある。この場合も同様に、タイミング1において第1終了条件と第2終了条件とが成立することになるため、タイミング1において有利期間(CZ)への制御が終了するとともに、有利期間報知ランプ80が消灯する。
図10(b)に示すパターン2は、CZの最低保障遊技回数分の遊技が行われた後に、「CBB」が終了した場合の例を示している。図10(b)に示すとおり、タイミング1においてAT非当選報知が行われて第1終了条件が成立した後に、「CBB」に制御されタイミング2において「CBB」が終了することにより第2終了条件が成立している。この場合には、終了条件が成立するまで有利期間が延長される。その結果、タイミング1ではなくタイミング2において有利期間(CZ)への制御が終了するとともに、有利期間報知ランプ80が消灯する。タイミング1〜2までの延長された期間においても、AT移行抽選条件が成立したときには、AT移行抽選が行われる。このため、延長されている期間における遊技の興趣を向上させることができる。
なお、「CBB」への制御がタイミング1までに開始された場合であっても、タイミング1以降において「CBB」が終了することもある。この場合も同様に、タイミング1以降に終了条件が成立することになるため、当該終了条件が成立したタイミングにおいて有利期間(CZ)への制御が終了するとともに、有利期間報知ランプ80が消灯する。
図10(c)に示すパターン3は、CZへの制御と「CBB」への制御とが同時に開始された場合の例を示している。「CBB」に当選したときには、必ず「CBB1」〜「CBB6」のいずれかに入賞するために、次の遊技から「CBB」への制御が開始される。また、CZ移行抽選においてCZに移行する旨が決定されたときには、次の遊技からCZへの制御が開始される。このため、「CBB」当選によりCZに移行されたときには、当該CZと同時に「CBB」へ制御されることになる。このように、CZと同時に開始された「CBB」の終了によっても、有利期間の第2終了条件は成立する。
図10(c)に示すように、CZと同時に開始された「CBB」が終了した後、タイミング1においてAT非当選報知がされることにより第1終了条件が成立し、有利期間の終了条件が成立する。その結果、タイミング1において有利期間(CZ)への制御が終了するとともに、有利期間報知ランプ80が消灯する。
次に、CZ中におけるAT移行抽選においてATに制御する旨が決定された場合を説明する。有利期間設定処理では、ATに制御する旨が決定されたときに、図8(b)に示すようにATに制御される旨のAT当選報知を行うためのAT当選報知処理を行って、所定のAT開始タイミング(例えば次の遊技開始タイミング)からATに制御する。AT当選報知処理は、例えば、「77」を表示するように報知用表示器60等を駆動制御する処理や、AT当選を特定可能なAT当選コマンドをサブ制御基板73に出力して、液晶表示器27において「AT当選」といったメッセージを表示させるための処理を含む。これにより、AT当選を遊技者に報知することができる。AT当選報知は、CZの最低保障遊技回数を消化したときに行う。このため、CZの最低保障遊技回数を消化するまでの間においてAT当選していることに対する期待感を抱かせることができる。
また、有利期間設定処理では、AT当選報知を行ったときには、その時点において「CBB」に制御されていたか「CBB」が終了しているかなど第2終了条件の成否にかかわらず、即座にCZを終了し、AT移行抽選において決定されたATゲーム数をATゲーム数カウンタに設定してATに制御する。また、有利期間設定処理では、1遊技が実行される毎にATゲーム数カウンタおよび有利期間カウンタを1減算する。
AT中における有利期間設定処理では、所定の上乗せ抽選条件(例えば、「CBB」当選、「1枚役」当選など)が成立したときに、ATゲーム数に上乗せするための上乗せ抽選を行う。また、AT中における有利期間設定処理では、図8(b)に示すように、ATゲーム数カウンタ=0となってATが終了し、かつ当該AT中にATゲーム数の上乗せがされていたとき(継続条件が非成立時)、あるいは有利期間カウンタ=0となったときに、ATゲーム数カウンタを初期化(例えば0)して、ATを含む有利期間を終了させて通常期間に制御する。継続条件とは、AT中にATゲーム数の上乗せが行われなかったときに成立する。
一方、AT中における有利期間設定処理では、図8(b)に示すように、ATゲーム数カウンタ=0となりAT終了となるときであっても、当該AT中にATゲーム数の上乗せがなかったとき(継続条件が成立時)にはCZに制御する。この場合、有利期間設定処理では、CZの上限回数を決定し、CZゲーム数カウンタに設定することにより、再度CZに制御する。これにより、AT中にATゲーム数が上乗せされなかったことを補完することができる。
有利期間設定処理では、遊技状態設定処理および有利期間設定処理により設定された結果、次回以降の遊技がいずれの遊技状態であるのか、通常期間、有利期間のうちのCZ(CZゲーム数カウンタの値を含む)、有利期間のうちのAT(ATゲーム数カウンタの値を含む)のうちのいずれであるのかなどを特定可能な状態コマンドを出力する。これにより、サブ制御基板73側においては、次回以降の状態に応じた演出を実行可能となる。有利期間設定処理が終了すると、S100の賭数設定処理に移行して次回の遊技に備える。スロットマシン1は、1遊技毎にS100〜S700の処理を繰り返し実行する。
<演出制御処理>
サブCPU71は、メイン制御基板63からのコマンドに基づいて、ROM77に記憶されている演出制御プログラムを実行し、遊技の進行に応じた演出内容の決定等を行い、その結果に基づいてサブ制御基板73に接続された液晶表示器27、スピーカ31L、31R、および各種ランプ・LEDなどの演出手段を駆動制御するための演出制御処理を行う。演出制御処理により実行される演出例を以下に説明する。
(当選役グループに関する演出)
演出制御処理では、役抽選において当選した当選役グループの種別を特定可能な当選種別コマンドを受信したときには、当選役グループの種別に応じた演出を実行可能となる。当選種別コマンドを受信したときには、例えば、「RBB」の当選種別コマンド受信時は「ボーナス確定!」といった画像を液晶表示器27に表示する演出や、「押し順ベル」を特定可能な当選種別コマンドに基づいてベルと類似色の「黄色い風船」の画像を液晶表示器27に表示する演出を実行する。これにより、遊技者は当選した当選役グループを推測しながら遊技を進行させることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
また、演出制御処理では、AT中に有利操作態様を特定可能な有利操作態様コマンドを受信したときには、当該コマンドから特定される有利操作態様を特定可能な画像を液晶表示器27に表示する演出を実行する。これにより、AT中において「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」のいずれかに当選したときに正解手順で停止操作を行って、確実に「BE」を入賞させることが可能となる。また、「有利RT」かつAT中であるART中は、「左正解ベル1」〜「右正解ベル4」のいずれかに当選したときでも「BE」を入賞させることができるため、通常移行出目が停止してしまい「通常RT」に転落してしまうことを確実に防止できる。
(各種条件に関連する演出)
前述したとおり、S300の有利期間関連処理においては、所定のCZ移行抽選条件、所定のAT移行抽選条件、所定の終了条件各々を成立させ得る状況となったときに条件関連コマンドがサブ制御基板73に出力される。
演出制御処理では、通常期間において所定のCZ移行抽選条件が成立し得ることを特定可能な条件関連コマンドを受信したときに、1遊技の開始時に液晶表示器27において例えば「チャンスだ!」といったメッセージを表示する。また、1遊技の終了時において出力される状態コマンドに基づいて、次遊技からCZであることを特定したときには、「CZ突入!」といったメッセージを表示する突入演出を実行することにより、CZに制御される旨を報知する。
また、演出制御処理では、有利期間のうちCZ中においては、液晶表示器27において、CZ中の背景画面、および状態コマンドから特定されるCZの残りゲーム数を表示するとともに、例えば所定のバトル演出や連続演出を実行する。また、CZゲーム数を消化して、AT抽選の結果を報知するときに、バトル演出や連続演出の結果を報知する。CZゲーム数を消化した後においても「CBB」への制御が開始されていないか、または「CBB」が終了していないときには、その後もCZが継続するため、追加のバトル演出や連続演出を実行し、CZを終了するときに結果を報知する。
<スロットマシン1により奏される効果の例>
スロットマシン1は、有利期間であるか否かにかかわらず「CBB」に制御可能とすることにより、有利期間であってかつ「CBB」となる状態に制御できるため遊技の興趣を向上させることができる。また、図8(b)などで示したとおり、有利期間(CZ)の終了条件は、「CBB」に制御されることのみならず、AT非当選報知が行われることにより成立する。このため、有利期間が終了する際、ATに制御されないことを遊技者が確実に認識できるため、残念感を抱かせてしまうことを防止できる。
また、「CBB」は、「RBB」のようにはメダルを効率よく獲得することはできないボーナス状態である。なぜなら、払出枚数が8枚を超えるか「SB」当選したときに終了となり、かつ「CBB」中において役抽選の対象となる「SFT」の当選確率が図7に示すように1/13に設定されているためである。このため、「CBB」に制御されて終了することを有利期間の終了条件の一要素に含めても、有利期間のうちのCZ中の払出率を高め過ぎてしまうことがなく、スロットマシン1の設計段階におけるベースを担保することができる。
スロットマシン1における「CBB」の当選確率は、図7で示したとおり、設定値にかかわらず一律の確率に定められている。また、図9(b)に示すように、「CBB」当選となることによりAT移行抽選が行われる。このため、有利期間(CZ)に制御されてから終了するまでの期間が設定値によって変動してしまうような不都合の発生を防止できるとともに、有利期間(CZ)が終了するまでに必ず1回はAT移行抽選を行うことができるために期待感を向上させることができる。
さらに、図9(b)に示すように、「1枚役」当選となることによってもAT移行抽選が行われる。また、「CBB」の「CT」中においては、すべての小役に当選するため必ず「1枚役」に当選し、その結果、必ずAT移行抽選が行われる。このため、有利期間(CZ)が終了するまでに「1枚役」当選すること、および「CBB」に制御されさらに「CT」に制御されることに対する期待感を抱かせることができる。
スロットマシン1は、有利期間報知ランプ80により有利期間に制御されている旨を報知する。特に、有利期間報知ランプ80による点灯を終了するときには、図10で示したとおり、有利期間への制御が終了するときに有利期間報知が終了する。このため、有利期間への制御が終了していないにもかかわらず、例えば「CBB」が終了したときやAT非当選報知がされたときなどに有利期間報知が終了してしまうことを防止できる。
スロットマシン1は、CZ移行抽選条件が成立したときに、最低保障遊技回数を決定することによって、AT当選しているか否かを報知するタイミングを決定する。このため、いつまで経ってもAT当選しているか否かが報知されずに延々と有利期間が継続してしまうことを防止できる。
スロットマシン1は、図10(b)で示したとおり、最低保障遊技回数を消化するタイミング1に到達したとしても、「CBB」に制御されていないか制御されていたとしても「CBB」が終了していない場合には、第1終了条件のみならず「CBB」が終了して第2終了条件が成立するまでのCZの延長期間においてもAT移行抽選条件成立によりAT移行抽選を行う。このため、CZの延長期間における遊技の興趣を向上させることができる。
スロットマシン1は、AT当選報知を行ったときには、その時点において「CBB」に制御されていたか「CBB」が終了しているかなど第2終了条件の成否にかかわらず、即座にCZを終了してATに制御する。このため、AT当選報知を行ったときには遊技者を待たせることなくATを開始することができる。
また、最低保障遊技回数を消化するタイミング1に到達したときに、「CBB」に制御されていないか制御されていたとしても「CBB」が終了していない場合には、再度、CZを終了させるタイミングなどを別途決定することなく、遊技の進行に応じて終了する「CBB」に基づいてCZを終了させることができる。これにより、メインCPU61の処理負担を軽減できる。
スロットマシン1は、「CBB」当選時にはストップスイッチ21L〜21Rの操作タイミングにかかわらず、必ず「CBB1」〜「CBB6」のいずれかを構成する図柄を入賞ラインに引き込むことができる。これにより、「CBB」に制御されるタイミングが遊技者の技量によって変動してしまうことがなく、その結果、遊技者の技量によって有利期間に制御される期間が変動してしまうことを防止できる。
スロットマシン1における「CBB」は、払出されたメダルが所定数である8枚を超えたときに終了する。このため、例えば、有利期間に制御されると少なくとも所定数以上のメダルを獲得することに対する期待感を遊技者に抱かせることができ、有利期間における遊技の興趣を向上させることができる。
また、スロットマシン1における「CBB」は、「SB」に当選したときに終了する。このため、「CBB」に制御されたとしても「SB」に当選してしまうと当該「CBB」が終了してしまうため、「CBB」中における緊張感を高め、その結果、「CBB」における遊技の興趣を向上させることができる。
スロットマシン1は、AT中においては、押し順ベル当選時に「BE」を入賞させる有利操作態様を報知する。これにより、AT中における遊技者にとっての有利度を高めることができ遊技の興趣を向上させることができる。
<変形例>
上記実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。以下に、実施形態に対する変更を例示する。
上記実施形態では、有利期間の第1期間として、AT移行抽選条件が成立したときにAT抽選を行うCZを例示した。しかし、有利期間の第1期間は、CZに限らず、すでに実行されているAT移行抽選の結果を報知するまでの期間(以下、前兆期間ともいう)であってもよい。例えば、有利期間を開始するときにAT移行抽選を行い、有利期間として第1期間に相当する前兆期間に制御し、当該前兆期間においてAT当選している可能性を煽る演出を実行した後、前兆期間が終了する際において既に実行されているAT抽選の結果を報知するものであってもよい。
具体的には、上記実施形態のうちCZ移行抽選を有利期間に移行するか否かの「有利期間移行抽選」に置き換え、かつ、上記実施形態のうちAT移行抽選を当該「有利期間移行抽選」において有利期間に移行すると決定されたときに行うようにしてもよい。例えば、図9(a)の抽選テーブルなどを用いて、通常期間において「CBB」や「1枚役」当選時において有利期間に制御するか否かを決定し、有利期間に制御する場合には前兆期間の遊技回数を決定する。また、有利期間に制御すると決定されたときには、図9(b)の抽選テーブルなどを用いてAT抽選を行う。これにより、有利期間開始時にAT抽選を行うことができるため、処理負担を分散することができる。また、前兆期間中においてAT抽選の実際の結果に応じた演出を実行するようにした場合には、前兆期間中における遊技の興趣を向上させることができる。
なお、前兆期間中においても、上記実施形態におけるCZ中のように、AT移行抽選条件が成立したときにはAT移行抽選を行うようにしてもよく、この場合、既にAT移行することが決定されている場合には今回のAT移行抽選において決定されたATゲーム数を既に決定されていたATゲーム数に上乗せするようにしてもよい。
上記実施形態では、図10で示したように、第1期間(CZ)の最低保障遊技回数を消化したときにAT抽選の結果報知を行う例について説明した。しかし、これに限らず、例えば、図11(a)に示すように、第1期間の最低保障遊技回数を消化したとき(タイミング1)に未だ「CBB」に制御されていないか「CBB」が終了していないときには、「CBB」が終了して有利期間が終了するまで(タイミング2)、AT抽選の結果報知を遅延させるようにしてもよい。これにより、有利期間が終了していないにもかかわらず早々とAT非当選報知が行われてしまい、遊技者の期待感を損ねてしまうことを防止できる。
上記実施形態では、図10で示したように、第1終了条件と第2終了条件とのいずれもが成立したときに有利期間を終了する例について説明した。しかし、これに限らず、例えば、図11(b)に示すように、第1終了条件と第2終了条件とのいずれもが成立したタイミング(タイミング1)以降のタイミング(タイミング3)まで、有利期間(CZ)を延長するようにしてもよい。これにより、有利期間がいつまで続くのかといった期待感を遊技者に抱かせることができる。この場合であっても、有利期間報知ランプ80は、有利期間が終了したとき(タイミング3)において消灯となる。第1終了条件と第2終了条件とのいずれもが成立した以降において有利期間を終了させるタイミングは、所定条件が成立したときであってもよい。所定条件は、例えば、第1終了条件と第2終了条件とのいずれも成立してから以降に行われる遊技毎に終了抽選を行って当選することや、役抽選において所定の役に当選することなどにより成立するものであってもよい。
なお、図11(a)および(b)では、有利期間の第1期間としてCZを例示したが、有利期間の第1期間は、CZに限るものではなく、例えば前述したように、すでに実行されているAT移行抽選の結果を報知するまでの前兆期間などであってもよい。
なお、図11(a)および(b)では、有利期間の第1期間としてCZを例示したが、有利期間の第1期間は、CZに限るものではなく、例えば前述したように、すでに実行されているAT移行抽選の結果を報知するまでの前兆期間などであってもよい。
上記実施形態では、図9(b)で示したとおり、AT移行抽選条件の種類に応じた振分率に従ってAT移行抽選を行う例について説明した。しかし、AT移行抽選の振分率は、遊技の進行状況に応じて異ならせてもよい。例えば、AT移行抽選の振分率は、AT移行抽選条件の成立タイミングがCZの最低保障遊技回数を消化するまでであったかそれ以降であったに応じて異ならせてもよい。これにより、AT移行抽選条件の成立タイミングに遊技者を注目させることができる。また、AT移行抽選の振分率は、CZの最低保障遊技回数として決定された遊技回数に応じて異ならせてもよい。これにより、CZの長さによってAT移行されることに対する期待感を異ならせることができる。
上記実施形態では、有利期間の終了条件の一要素である「CBB」として、効率的にメダルを獲得することはできない状態を例示した。しかし、有利期間の終了条件の一要素である「CBB」としては、これに限らず、「CBB」に制御されると同時に「CT」状態となり必ず所定枚数払出となる小役(例えば「BE」)を入賞させる状態であってもよい。これにより、「CBB」において効率的にメダルを獲得することができる。なお、この場合であっても、「CBB」は8枚払出により終了するため、「CBB」に制御されて終了することを有利期間の終了条件の一要素に含めても、有利期間のうちのCZ中の払出率を高め過ぎてしまうことがなく、スロットマシン1の設計段階におけるベースを担保することができる。また、有利期間の終了条件は、「CBB」に制御されかつ終了することにより成立し得る例について説明したが、これに限らず、「CBB」への制御が開始されること(「CBB」の作動)により「CBB」の終了を待つことなく、成立し得るようにしてもよい。このように構成した場合であっても、有利期間に制御されたときには必ず「CBB」に制御されるようにすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態では、図10(b)および図11で示したように、有利期間(CZ)の延長期間においても延長以前と同じ有利度合い(振分率)でAT移行抽選が行われる例について説明した。しかし、AT移行抽選の有利度合いは、有利期間(CZ)の最低保障遊技回数を消化中の期間であるか、それ以降の延長期間であるかに応じて異なるようにしてもよい。例えば、AT移行抽選の有利度合いは、有利期間(CZ)の最低保障遊技回数を消化中の期間であるときよりも延長期間であるときの方が高くなる(例えばAT当選確率が高い、AT当選時のATゲーム数が多いなど)ようにしてもよい。
また、上記実施形態におけるAT移行抽選条件は、有利期間(CZ)の最低保障遊技回数を消化中の期間であるかそれ以降の延長期間であるかにかかわらず同じ条件(「CBB」当選や「1枚役」当選)である例について説明した。つまり、延長期間においてAT移行抽選を行う特定条件が、有利期間(CZ)の最低保障遊技回数を消化中の期間においてAT移行抽選を行うAT移行抽選条件と同じである例について説明した。しかし、延長期間においてAT移行抽選を行う特定条件は、これに限らず、有利期間(CZ)の最低保障遊技回数を消化中の期間におけるAT移行抽選条件と異なる条件が成立することによりAT移行抽選が行われるようにしてもよい。AT移行抽選条件と異なる条件としては、例えば、「CBB」や「1枚役」当選に加えて特定の役(「押し順ベル」)当選によっても成立する条件や1遊技毎に成立する条件などであってもよい。
また、上記実施形態におけるAT移行抽選条件は、有利期間(CZ)の最低保障遊技回数を消化中の期間であるかそれ以降の延長期間であるかにかかわらず同じ条件(「CBB」当選や「1枚役」当選)である例について説明した。つまり、延長期間においてAT移行抽選を行う特定条件が、有利期間(CZ)の最低保障遊技回数を消化中の期間においてAT移行抽選を行うAT移行抽選条件と同じである例について説明した。しかし、延長期間においてAT移行抽選を行う特定条件は、これに限らず、有利期間(CZ)の最低保障遊技回数を消化中の期間におけるAT移行抽選条件と異なる条件が成立することによりAT移行抽選が行われるようにしてもよい。AT移行抽選条件と異なる条件としては、例えば、「CBB」や「1枚役」当選に加えて特定の役(「押し順ベル」)当選によっても成立する条件や1遊技毎に成立する条件などであってもよい。
上記実施形態では、「CBB」中において「1枚役」に当選することによりAT移行抽選が行われる例について説明した。しかし、「CBB」中においてAT移行抽選を行う契機は、これに限らず、特定の役(「押し順ベル」)当選であってもよく、また、「CBB」中における1遊技毎にAT移行抽選が行われるようにしてもよい。これにより、「CBB」に制御されてAT移行抽選が行われることに対する期待感を向上させることができる。また、CZ中であれば、「CBB」当選あるいは「CBB」中でなくとも、AT移行抽選が行われる例について説明したが、AT移行抽選は、CZ中であっても、「CBB」当選あるいは「CBB」中でしか行われないようにしてもよい。これにより、CZ中において「CBB」の価値を高めることができる。
上記実施形態では、「CBB」の終了契機となる「SB」の当選確率が設定値に応じて異なる例について説明したが、これに限らず、「SB」の当選確率は、いずれの設定値が設定されているときでも一律の確率(例えば1/100)で当選するように、設定値にかかわらず共通の判定値が定められているものであってもよい。これにより、設定値によって「CBB」が終了するタイミングを変動させてしまう不都合の発生を防止できる。
上記実施形態では、第1期間に相当するCZが払出率1を超えない期間であるのに対し、第2期間に相当するATが払出率1を超える期間である例を説明した。しかし、第1期間と第2期間との対応関係は、第2期間であるときの方が第1期間であるときよりも払出率が高くなるなどにより有利度合いが高くなる関係であればこれに限らず、例えば、第2期間における払出率が1未満となる期間であってもよく、また、第1期間においてAT遊技が行われるものであってもよい。また、第1期間と第2期間との対応関係については、有利操作態様を報知する回数が第1期間よりも第2期間の方が多くなる関係や、有利操作態様の報知対象となる当選役グループに当選したときに有利操作態様を報知する割合が第1期間よりも第2期間の方が高くなる関係、ATゲーム数を付与(あるいは上乗せ)する割合が第1期間よりも第2期間の方が高くなる関係、付与(あるいは上乗せ)されることが確率的に期待できる期待ATゲーム数が第1期間よりも第2期間の方が大きくなる関係など、どのようなものであってもよい。
上記実施形態では、成立したCZ移行抽選条件に応じて、CZ移行抽選の確率に基づいて算出される有利度の平均値(最低保障遊技回数の平均値)が異なる例について説明したが、これに限らず、CZ移行抽選条件毎に異なる一の有利度(最低保障遊技回数)が定められており、成立したCZ移行抽選条件に応じて一の有利度が一義的に特定されるものであってもよい。また、成立したAT移行抽選条件に応じて、AT移行抽選の確率に基づいて算出される有利度の平均値(ATゲーム数の平均値)が異なる例について説明したが、これに限らず、AT移行抽選条件毎に異なる一の有利度(ATゲーム数)が定められており、成立したAT移行抽選条件に応じて一の有利度が一義的に特定されるものであってもよい。これにより、メインCPU61の処理負担を軽減できる。
上記実施形態では、図7〜図8を参照して役、当選役グループ、役抽選の対象、判定値、リール制御内容等について説明したが、これに限るものではない。例えば「CBB1」〜「CBB6」各々の図柄組合せが、入賞時に「BE」図柄が小Vに揃う組合せである例に説明したが、「CBB1」〜「CBB6」各々の図柄組合せはこれに限るものではない。例えば、入賞したことを遊技者が特定困難となる図柄組合せであってもよい。入賞したことを遊技者が特定困難となる図柄組合せとは、入賞したとしても、例えば、可変表示部13のいずれのライン(水平ライン、斜めライン、Vライン、小Vライン、山ライン、小山ラインなど)上にも同じ図柄が揃わない図柄組合せなどをいう。これにより、有利期間において「CBB」に制御されたか否かを特定しにくくできるため、遊技の興趣を向上させることができる。また、有利期間設定処理を遊技制御処理中の遊技終了タイミングにおいて行う例について説明したが、これに限るものではなく、たとえば、有利期間関連処理などの遊技開始タイミングにおいて行うものであってもよい。
上記実施形態では、AT当選報知についてはCZの最低保障遊技回数を消化したときに行う例について説明したが、これに限らず、AT当選報知を行うタイミングは、CZの最低保障遊技回数を消化する以前のタイミングであってもよく、AT移行抽選においてAT当選したタイミングであってもよい。これにより、AT当選したことをより早いタイミングで遊技者に認識させることができる。
上記実施形態では、図8(b)に示すとおり、有利期間のうちのAT中においてATゲーム数が0となっても継続条件が成立しているときには、再度CZに制御可能な例について説明した。また、継続条件としては、AT中に上乗せがなかったことにより成立する例について説明した。しかし、継続条件は、これに限らず、AT中に上乗せがあったことにより成立するものや、CZを含む有利期間中の上乗せの有無に応じて成立するもの、AT終了時に継続抽選を行うものにおいて当該継続抽選で当選することなどにより成立するものであってもよい。また、継続条件が設けられておらず、有利期間のうちのAT中においてATゲーム数が0となった場合には、再度CZに制御されずに、必ず通常期間に制御されるものであってもよい。これにより、CZとATとの間を延々と往復させてしまうことを防止できる。
上記実施形態では、CZ移行抽選で当選すると次の遊技からCZに制御する例について説明したが、これに限らず、CZ移行抽選で当選後において所定のCZ制御開始条件が成立したときにCZに制御するようにしてもよい。所定のCZ制御開始条件は、例えば、遊技を所定回数実行することにより成立する条件や、役抽選で所定役に当選することにより成立する条件、所定の操作態様でストップスイッチ21L〜21Rが操作されることにより成立する条件などであってもよい。
上記実施形態では、CZ終了後におけるAT開始タイミングからATに制御する例について説明したが、これに限らず、CZ終了後でかつAT開始タイミング到達後において所定のAT制御開始条件が成立したときにATに制御するようにしてもよい。所定のAT制御開始条件は、例えば、AT開始タイミング到達後において遊技を所定回数実行することにより成立する条件や、役抽選で所定役に当選することにより成立する条件、所定の操作態様でストップスイッチ21L〜21Rが操作されることにより成立する条件などであってもよい。
上記実施形態では、第1期間としてCZを例示し、第2期間としてATを例示したが、第1期間と第2期間との関係はこれに限るものではない。第1期間は、例えばATに制御するか否かのAT抽選において所定確率でATに制御する旨が決定される期間(通常モード)であり、第2期間は、例えばAT抽選において所定確率よりも高い確率でATに制御する旨が決定される期間(高確率モード)であってもよい。また、第1期間は、例えば再遊技役の当選確率が所定確率に定められており遊技を所定回数実行するか移行出目が停止するまで継続する期間(RTa)であり、第2期間は、RTaにおいて遊技を所定回数実行した後に制御される期間であって再遊技役の当選確率が所定確率よりも高い特定確率に定められている期間(RTb)であってもよい。
上記実施形態では、可変表示部13が3つの左可変表示列10L〜右可変表示列10Rを備える例について説明するが、これに限らず、1つの可変表示列を備える遊技機であっても、4つ以上の可変表示列を備える遊技機であってもよい。1つの可変表示列を備える遊技機における操作対応終了条件は、操作タイミングによって成立する条件となる。また、可変表示部13は、リール11L〜11Rにより構成される例を示したが、これに限らず、液晶表示器や7セグメントLEDなどの表示装置により構成されるものであってもよい。また、可変表示部13に対して入賞ラインとして1本のみ設定されている例について説明したが,これに限らず、複数の入賞ラインが設定されているものであってもよい。
1 スロットマシン、11L,11M,11R リール、14L,14M,14R リールモータ、21L,21M,21R ストップスイッチ、27 液晶表示器、63 メイン制御基板、73 サブ制御基板。
Claims (12)
- 特別役を含む複数の役のうちのいずれの役に当選したか否かを決定する役抽選を行う役抽選手段と、複数種類の図柄を可変表示する表示手段と、可変表示を停止させる停止操作手段とを備え、可変表示が停止したときの図柄に応じて特典を付与可能な遊技機において、
第1期間と前記第1期間終了後に制御可能な第2期間とを含む有利期間に制御する有利期間制御手段と、
前記第1期間において前記第2期間に制御するか否かを報知する報知手段と、
前記有利期間であるか否かにかかわらず、前記特別役に対応する図柄が停止されることにより特別状態に制御する特別状態制御手段とを備え、
前記有利期間の終了条件は、当該有利期間であり前記特別状態制御手段による制御が開始されて前記特別状態となった後において当該特別状態が終了し、かつ、前記報知手段により前記第2期間に制御しない旨が報知されることにより成立する条件を含む、遊技機。 - 前記第2期間に制御するか否かを決定する第2期間決定手段を備え、
前記役抽選手段は、複数の設定値のうち設定されている設定値に基づいて前記役抽選を行い、
前記役抽選手段の抽選結果が前記特別役に当選している特別抽選結果となる確率は、前記複数の設定値のうちのいずれが設定されているかにかかわらず所定確率であり、
前記第2期間決定手段は、前記役抽選手段の抽選結果が前記有利期間において前記特別状態に制御する契機となる特別抽選結果となることにより前記第2期間に制御するか否かを決定する、請求項1に記載の遊技機。 - 前記第2期間に制御するか否かを決定する第2期間決定手段を備え、
前記役抽選手段は、複数の設定値のうち設定されている設定値に基づいて前記役抽選を行い、
前記役抽選手段の抽選結果が前記特別役に当選している特別抽選結果となる確率は、前記複数の設定値のうちのいずれが設定されているかにかかわらず所定確率であり、
前記第2期間決定手段は、前記第1期間における前記特別状態中において前記第2期間に制御するか否かを決定する、請求項1に記載の遊技機。 - 前記有利期間に制御されている旨の有利期間報知を行う有利期間報知手段を備え、
前記有利期間報知手段は、前記有利期間の終了条件が成立して当該有利期間への制御が終了するときに前記有利期間報知を終了する、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の遊技機。 - 前記報知手段により前記第2期間に制御するか否かが報知されるタイミングを、前記第1期間に制御するときに決定する報知タイミング決定手段を備える、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の遊技機。
- 前記有利期間において前記特別状態に未だ制御されていないか制御された前記特別状態が未だ終了していない場合において、前記報知タイミング決定手段により決定されたタイミングであって前記報知手段により前記第2期間に制御しない旨を報知するタイミングに到達したときに、当該タイミングから前記特別状態が終了するまでの間において特定条件が成立することにより前記第2期間に制御するか否かを決定する第2期間決定手段を備える、請求項5に記載の遊技機。
- 前記有利期間において前記特別状態に未だ制御されていないか制御された前記特別状態が未だ終了していない場合において、前記報知タイミング決定手段により決定されたタイミングであって前記報知手段により前記第2期間に制御しない旨を報知するタイミングに到達したときに、前記報知手段により報知するタイミングを遅延させる報知タイミング遅延手段を備える、請求項5または請求項6に記載の遊技機。
- 前記有利期間制御手段は、前記報知手段により前記第2期間に制御する旨が報知されたときには、前記有利期間において前記特別状態に制御されたか前記特別状態が終了したかにかかわらず、前記第2期間に制御する、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の遊技機。
- 前記特別役に対応する図柄は、前記停止操作手段が操作されたタイミングにかかわらず停止表示可能となる図柄である、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の遊技機。
- 前記特別状態の終了条件は、当該特別状態中に払出された遊技媒体数が所定数を超えたことにより成立する条件を含む、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の遊技機。
- 前記特別状態の終了条件は、前記役抽選において前記複数の役のうちの特殊役に当選することにより成立する条件を含む、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の遊技機。
- 前記第2期間は、前記役抽選の抽選結果が、前記停止操作手段の操作態様によって遊技者にとっての有利度が異なる特定抽選結果となったときに、遊技者にとって有利度が高くなる操作態様を特定可能に報知する期間である、請求項1〜請求項11のいずれかに記載の遊技機。
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