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JP2018109700A - 光導波路部品及びその製造方法 - Google Patents

光導波路部品及びその製造方法 Download PDF

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JP2018109700A JP2017000265A JP2017000265A JP2018109700A JP 2018109700 A JP2018109700 A JP 2018109700A JP 2017000265 A JP2017000265 A JP 2017000265A JP 2017000265 A JP2017000265 A JP 2017000265A JP 2018109700 A JP2018109700 A JP 2018109700A
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優生 倉田
Masao Kurata
優生 倉田
渡邉 啓
Hiroshi Watanabe
啓 渡邉
笠原 亮一
Ryoichi Kasahara
亮一 笠原
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

【課題】表面実装した光素子との間での低損失な光結合を実現する光導波路部品、及びその製造方法を提供する。【解決手段】基板上に設けられ、コア106、アンダークラッド104及びオーバークラッド108からなる光導波路と、コアへ信号光を入力するポートと、基板の垂直方向に対して傾斜し、コアよりも深く形成された傾斜面の、少なくともコアの出射方向と交わる領域に、反射膜を被着させたミラー110が形成された光路変換ポートと、光路変換ポートにおいて光路変換されたビームが通過するオーバークラッドの表面に設けられた凸レンズ160とを備えた光導波路部品であって、オーバークラッド108と凸レンズ160との間に、オーバークラッド及び凸レンズの材料よりも軟化温度の高い材料からなる仕切り層150を備えた。仕切り層にレンズ層を形成した後にアニールすることで凸レンズは形成される。【選択図】図6

Description

本発明は、光導波路部品及びその製造方法に関し、より詳細には、光通信システムに応用可能な光導波路部品に関し、フォトダイオードやレーザーダイオードなどの光素子を実装する際に用いる反射ミラー構造を有する光導波路部品及びその作製方法に関する。
近年、光ファイバ伝送の普及に伴い、多数の光機能素子を高密度に集積する技術が求められており、その一つとして、石英系平面光波回路(以下、PLC(Planar Lightwave Circuit))が知られている。PLCは低損失、高信頼性、高い設計自由度といった優れた特徴を有する導波路型光デバイスであり、実際に光通信伝送端における伝送装置には合分波器、分岐・結合器等の機能を集積したPLCが搭載されている。また、伝送装置内にはPLC以外の光デバイスとして、光と電気の信号を変換するフォトダイオード(以下PD(Photodiode))や、レーザーダイオード(LD(Laser diode))などの光素子も搭載されている。さらなる通信容量の拡大に向けて、光信号処理を行うPLC等の光導波路と光電変換を行うPD等の光デバイスを集積した高機能な光電子集積型デバイスが求められている。このような集積型光デバイスのプラットフォームとしてPLCは有望であり、PDチップとPLCチップをハイブリッドに集積した光電子集積型デバイスが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の例では、導波路の一部の領域に45度ミラーを設け、その導波路上にPDを実装することで、光導波路を伝搬する光をミラーで垂直に光路変換し、PDとの光結合を行う方法が採用されている。このようなPLC上に光結合用の光路変換ミラー、及びPD等の光素子を実装するデバイス構造は、デバイスの小型化、及び光回路の設計自由度の面で利点がある。
さらに、近年では数十GHzに及ぶ高速な光素子を集積するため、PLC表面へのレンズ集積が検討されている。
図1に示すように、例えば、ミラー110による光路変換でPLC100から光を出射する場合、ビームは導波路から出射されるときに回折され広がっていく。そのため、高速PD200が有する小さい径の受光部202へ低損失に光結合するにはレンズなどの光結合素子により集光する必要がある。また、LDからビームが入射されることを想定すると、レンズが無い限りはビームが拡がってしまう。そのため、この場合もレンズ無しでは導波路への高効率な光結合が困難であることがわかる。
しかし、レンズなどの光結合素子を別途実装するとなると、部材自体のサイズに加えて実装用の余分な面積が必要になる。したがって、光結合部が大型化してしまうため、低損失かつ小型な光結合部を実現するべく、図2に示すようにPLC表面に直接レンズ160を作製することが求められている。
このような表面レンズ形成方法として、下記の方法が挙げられる。
第1の方法は、レジストや樹脂によりレンズを形成する方法である。図3は、基板102上に形成されたアンダークラッド104、コア106、及びオーバークラッド108からなる光導波路の断面を示す図である。例えば、図3に示すように、オーバークラッド108の表面に樹脂を成膜し(図3(a))、これを円柱加工することでレジストを生成し(図3(b))、さらにアニール処理すること(図3(c))により、レンズ160となる半球状の樹脂を表面に設ける方法がある。あるいは、成膜した樹脂に対して、同心円状のシャドウマスクでレジストを露光する手法により、レンズとなる半球状の樹脂を表面に設ける方法がある。
しかし、材料的な問題があり、例えば、熱によりレジストや樹脂が変形し、温度による屈折率変化が大きいなど、レンズ特性が変化しやすく、レンズ材料として樹脂は不向きである。
第2の方法は、光回路表面にレンズ形状を転写する方法である。例えば、図4に示すように、第1の方法と同様の方法によりレジストや樹脂で半球形状を表面に形成した後(図4(a))、さらに形成したレジストや樹脂をマスクとしてオーバークラッド108をドライエッチングすることでレンズ形状を表面へ転写する方法がある。これにより、レンズ材料としてオーバークラッド108を利用する、あるいはオーバークラッド上に予め製膜した材料を用いることが可能になるため、樹脂ではないレンズの形成ができる。
しかし、エッチングの選択比や速度により転写されるレンズ形状が変化するため、選択比や速度のわずかな違いによる仕上がりレンズ形状の誤差が生じやすく、所望のレンズ形状を作製することが困難である。また、ドライエッチングされた面は表面荒れが生じるため、光散乱による損失が発生する。したがって、ドライエッチングで半球形状をオーバークラッド108の表面へ転写する手法は、レンズ形成においては好ましくない。
上記の2つの手法の問題をクリアする第3の手法として、図5に示すような、ドライエッチングによりPLC(オーバークラッド108)の表面にレジストを成膜し(図5(a)、円柱形状144を形成し(図5(b))、ドライエッチングでオーバークラッドに円柱を転写し(図5(c)、アニールすることで半球状のレンズ160を設ける(図5(d))手法がある。図5(b)に示す円柱形状144の加工は、従来のフォト・ドライエッチングプロセスで精密にできるため、加工誤差が小さい。また、熱で円柱をなますことにより、表面荒れの無い滑らかなレンズ表面を形成できるため光散乱が生じにくいというメリットがある。このような利点から円柱をアニールする第3の手法はPLC表面にレンズを形成するのに適した手法と言える。
特開2005−70365号公報
しかしながら、実際に想定される複数の高速PDやLDを集積するためには、レンズを均一かつ精密に形成して集光することが必要であり、そういった観点でみると2つの問題がある。
第1の問題は、曲率半径の小さいレンズ形状の作製が困難ということである。円柱をアニールでなましてレンズを形成する際に、材料が溶融して周りに広がるため、曲率半径の小さいレンズ形状の作製が難しい。曲率半径を小さくする手法として、円柱半径の小径化やアニール温度を低温化があるものの、前者はレンズへ入射できるビーム径が小さくなってしまうという問題があり、後者は精密な温度制御が必要で、再現性が低くなるという問題があるため、形成可能な曲率半径には限界がある。曲率半径を小さくすることで高屈折な集光用レンズとなるため、受光径の小さい高速PDを始め、様々なPDへの高効率な光結合を実現するためには、曲率半径の小さいレンズの実現が必要である。
第2の問題は、レンズ形成の再現性・均一性が低いということである。形成されるレンズ形状(高さ、曲率半径)は、アニール前の円柱形状や円柱材料、及びアニール温度により変化する。先に述べたように円柱は従来のフォト・エッチングプロセスにより加工可能であり、円柱材料も従来の成膜プロセス(CVD(chemical vapor deposition)やスパッタ、FHD(Flame Hydrolysis Deposition))を利用できるため、良好な再現性・均一性をもって加工可能である。しかし、数度のアニール温度の違いでもレンズ形状が大きく変化してしまうことから、温度トレランスが低く、したがって再現性が低いという問題がある。アニール温度は数百度から千度近いため、加熱炉内のヒーターからの距離により生じる僅かな温度勾配でも数度から十度近くの温度の違いとなる。この加熱炉内温度の位置依存性により、レンズ形状のウェハ面内位置依存性が生じ、均一性が低下してしまう。再現性・均一性が低いということは、レンズをアレイ化してPDアレイに入射した際に、ビーム径がばらつくことになり、均一にPDへ光結合することが困難であることを示している。
このようにPLCのプラットフォームと光素子とのミラーを用いたハイブリッド集積の小型化、高速化、低損失化に必要となる表面レンズにおいて、レンズ特性の温度依存性が小さく、光散乱が小さい滑らかな表面を有するレンズ形成と、小さい曲率半径で再現性・均一性の高いレンズ形成とは、相反する事項であり、これらを両立することにより高機能化が可能な集積型デバイスの実現が課題であった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、表面実装した光素子との間での低損失な光結合を実現する光導波路部品、及びその製造方法を提供する。
このような目的を達成するために、本発明の一態様は、基板上に設けられ、コア、アンダークラッド及びオーバークラッドからなる光導波路を備えた光導波路部品である。一実施形態の光導波路部品は、当該光導波路部品の端部に設けられた、コアへ信号光を入力するまたはコアから信号光を出力するポートと、コアの出射方向と交わり、基板の垂直方向に対して傾斜し、コアよりも深く形成された傾斜面の、少なくともコアの出射方向と交わる領域に、反射膜を被着させたミラーが形成された光路変換ポートと、光路変換ポートにおいて光路変換されたビームが通過するオーバークラッドの表面に設けられた凸レンズとを備える。一実施形態では、光導波路部品は、オーバークラッドと凸レンズとの間に、オーバークラッド及び凸レンズの材料よりも軟化温度の高い材料からなる仕切り層を備える。
本発明の一態様は、基板上に設けられ、コア、アンダークラッド及びオーバークラッドからなる光導波、並びに基板の垂直方向に対して傾斜し、コアよりも深く形成された傾斜面に反射膜を被着させたミラーを備えた光導波路部品の製造方法である。一実施形態では、光導波路部品の製造方法は、オーバークラッド上へ、オーバークラッドより軟化温度の高い材料からなる仕切り層を形成することと、仕切り層の上に、軟化温度がオーバークラッドと略等しいまたは低い材料からなるレンズ層を形成することと、ミラーにより光路変換されたビームが通過する位置でフォトリソグラフィー及びエッチングでレンズ層を柱状の突起に加工することと、柱状の突起に加工されたレンズ層をアニールすることで突起を溶融し、凸レンズを形成することとを備える。
以上説明したように、本発明によれば、表面実装した光素子との間での低損失な光結合を実現する光導波路部品、及びその製造方法を提供するが可能となる。
PLCの導波路から光路変換されて出射されるビームを示す図である。 PLCの導波路から光路変換されてレンズで集光されるビームを示す図である。 PLCの導波路から光路変換されて出射されるビームを集光するレンズの作製方法を説明する図である。 PLCの導波路から光路変換されて出射されるビームを集光するレンズの作製方法を説明する図である。 PLCの導波路から光路変換されて出射されるビームを集光するレンズの作製方法を説明する図である。 本発明の一実施形態の光導波路部品の断面図である。 PLCの導波路から光路変換されて出射されるビームを集光するレンズの作製方法を説明する図である。 本発明の一実施形態の光導波路部品の製造方法を説明する図である。 本発明の一実施形態の光導波路部品の上面図である。 本発明の一実施形態の光導波路部品の光路変換部の構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態の光導波路部品の製造方法により作製したレンズの曲率半径を示す図である。 本発明の一実施形態の光導波路部品の製造方法により作製したレンズの高さを示す図である。 本発明の一実施形態の光導波路部品の上面図である。 本発明の一実施形態の光導波路部品の光路変換部の構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態の光導波路部品の製造方法により作製したレンズの曲率半径を示す図である。 本発明の一実施形態の光導波路部品の製造方法により作製したレンズの高さを示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。表面実装した光素子との間での低損失な光結合を実現する光導波路部品、及びその製造方法の実施形態として、フォトダイオードの表面集積において、ミラーによる光路変換で光導波路素子と光素子と間で光信号を入出力する際に、低損失で光結合できる構造を備えた光導波路部品、及びその製造方法を説明する。
図6は、本実施形態の光導波路部品の断面を示す図である。本実施形態の光導波路部品は、Si基板102上に順次形成された、アンダークラッド104、コア106、及びオーバークラッド108からなる導波路と、仕切り層150と、レンズ160とを備える。また、Si基板102の面を基準として、30〜60度の角度でPLC面内に形成され、光路変換して導波路へ光信号を入出力するミラー110も備える。
仕切り層150は、オーバークラッドより高い軟化温度を有する。レンズ160は、オーバークラッドの軟化温度以下の軟化温度を有する層からなる円柱状の突起を形成し、アニールすることで溶融させて形成したマイクロレンズ160である。
図6に示す光導波路部品を用いて、光信号の入出力の際に拡がったビームをレンズ160により集光することで、レンズの上方のフォトダイオード(不図示)への光結合効率を改善する。レンズ160の下に軟化温度の高い材料からなる仕切り層150を設けることで、曲率半径の小さい集光用レンズ160を形成することが可能であり、結果として、焦点距離が短くなり、光結合が短距離化するため、小型な集積を実現することができる。
以上説明したように、本発明は、光路変換用ミラーと、基板表面に形成されたレンズと、レンズとオーバークラッドの間に設けられた軟化温度の高い層が形成されていることを最大の特長としている。一般的にPLCの断面構造はSiやSiO2の基板上に、SiO2の薄膜が、アンダークラッド104として約20μm、コア106として3〜10μm、オーバークラッド108として約20μm堆積されている。このようなPLCに、PLCの基板に対して垂直方向に光路変換する角度45°のミラー110を形成し、導波路を伝搬する光を跳ね上げたと想定すると、オーバークラッド108の面におけるビーム中心とミラー端との距離はちょうど20μmとなる。このとき、そのビーム中心をレンズ中心として円形の凸をレンズ形成することを想定すると、その際のビーム径(ガウシアンビームを想定した際に、ビーム強度分布の1/e2の強度となる全幅)に依存するものの、レンズ部に到達するまでに広がったビームを集光するための曲率半径の小さいレンズが必要である。このようなレンズ付きミラーに対しPDやLD等の光素子を集積する際に、低損失に光結合するためには、レンズの曲率半径を10〜40μmで制御することで焦点距離やビームのスポットサイズを光素子やその実装形態に合わせることが求められる。
図7は、図5を参照して上述した半球形状をオーバークラッド108の表面へ転写する手法を示す図である。図7(a)〜(c)は、図5(a)〜(c)にそれぞれ対応する。図7に示すように、単純にオーバークラッド108を円柱状に加工しただけでは、アニールした際に、レンズとなる円柱とオーバークラッド材料が同じため、図7(d)に示すように周りへ広がりつつ、オーバークラッド側に融解してしまうため、曲率半径を小さいレンズ形成は困難である。また、オーバークラッド上に軟化温度の低いレンズ層を設けて円柱加工した場合でも、アニールすると周りに広がってしまい、曲率半径を小さくすることが困難である。これは、レンズ層の軟化温度を下げるため、ホウ素やリンなどの酸化物をドーパントとして導入されるが、オーバークラッドも屈折率調整のため、ドーパントが導入されており、レンズ層が溶融した際に、濡れ性の近いオーバークラッド上で広がってしまうためである。
一方、本実施形態では、レンズ層108bとオーバークラッド108aとの間に、レンズ層及びオーバークラッド層よりもドーパント量が少なく軟化温度が高い仕切り層148を導入することで、このような問題を解決し、より曲率半径の小さいレンズを実現することができる。
図8は、本実施形態の光導波路部品の製造方法を説明する図である。図8(a)に示すように、ミラーを形成する前の段階で、PLCのオーバークラッド108a上に該オーバークラッドより軟化温度が高く、ドーパント量の少ない仕切り層148を形成し、仕切り層148の上にオーバークラッド108aと同じ、あるいはオーバークラッドより軟化温度が低いレンズ層108bを形成し、レジストを成膜する。次いで、レジストを円柱形状144加工する(図8(b))。
その後、図8(b)に示すように、ミラーにより光路変換されたビームが通過すると見積もられる位置でフォトリソグラフィー及びエッチングで円柱形状を転写して、レンズ層142を柱状の突起に加工する(図8(c))。さらに、柱状のレンズ層142をアニールすることで、レンズ160を得る(図8(d))。アニールによって柱状の突起が溶融し、角が流れることで滑らかな面を形成し、凸レンズ形状が得られる(図8(d))。仕切り層148として、例えば、ドーパントを導入無しのSiO2をCVDあるいはスパッタによりオーバークラッド108a上に成膜し、その上に軟化温度の低いレンズ層108bを設け、円柱146を形成してアニールすることで、レンズ層108bと仕切り層148の間の濡れ性の違いにより表面張力が発生し、レンズ層108bが周りに広がることなく融解、その結果、曲率半径の小さいレンズを実現できる。このとき、仕切り層はドーパント導入量が少なく、熱膨張係数が小さいため、熱膨張・収縮によりクラックなどの欠陥が生じやすい。したがって、仕切り層厚は2μm以下まで薄くすることが望ましい。また、円柱形成時のエッチングを仕切り層の途中、あるいは仕切り層以下までエッチングし、各円柱のレンズ層を孤立させることで、アニールの際、レンズ層が周りに広がることをより効果的に抑制することができる。このとき、上記の熱膨張係数差による仕切り層の欠陥発生を抑制するため、仕切り層以下まで円柱エッチングすることが望ましい。
このように、光路変換のためのミラーを備えた光導波路部品と光素子とのハイブリッド集積において、オーバークラッドとレンズの間に、軟化温度が高い仕切り層を設ける工夫により、集積型デバイスのより一層の低損失化と小型化に貢献する光導波路部品を提供することが可能となる。
(実施例1)
本発明の実施例1にかかる光導波路部品は、入力用光導波路と、光路変換ミラー及びレンズを含む光路変換部とを備える。入力用光導波路に入力された光信号は、ミラーで跳ね上げられた(光路変換された)後、レンズで集光される。上記の光導波路部品を用い、レンズで集光されたビームの直径を求めた。
図9は、光導波路部品の上面図である。図9の光導波路部品のサイズは、縦が5mm、横が10mmであり、コア径が6μm、コア上面からみたオーバークラッドの膜厚が14μm、コアとクラッドの屈折率差が1.5%の導波路904がシリコン基板上に形成された石英系PLCを用いた。光入力はPLCの短辺側に設けられた導波路(入力ポート)から行い、光路変換部(ミラー110及びレンズ160を含む光路変換ポート)はチップの中央に形成されている。
図10は、光路変換部の構造を示す断面図である。図10に示すように、傾斜面には反射膜としてアルミが蒸着されており、コア904の傾斜面側から出射されたビームを光路変換するためのミラー110として機能する。このとき、基板102に対する傾斜面の角度をミラー角度とし、ここでは角度45°のミラー110を形成した。レンズ160は、中心位置が光路変換されたビーム中心と一致するように設計されている。
レンズ形成は次のように行った。まず、PLCの上に仕切り層としてSiO2を1μm成膜し、その上にレンズ層としてホウ素及びリンの酸化物をドーパントとして導入して、軟化温度をオーバークラッドより低くしたレンズ層を10μm成膜した。製膜方法としてスパッタやCVD、FHDなどが挙げられるが、本発明はこれらの製膜方法に限定されるものではない。その後フォトリソグラフィーとドライエッチングでホウ素およびリンの酸化物をドーパントとして導入したSiO2膜を、直径が10〜60μmで高さが11.5μmの円柱に加工した後、円柱を1000℃でアニールすることでレンズ160を作製した。円柱加工の際、仕切り層以下までエッチングすることで、アニール時にレンズ層が周りに広がるのを防ぐだけでなく、残る仕切り層にかかる応力を低減し、クラックなどの欠陥が生じるのを防ぐことができる。この場合でも、仕切り層の膜厚は2μm以上にすると、欠陥が発生しやすいため、2μmより薄く成膜することが望ましい。作製したレンズの曲率半径、高さを、それぞれ図11、図12に示す。図11、図12には、比較のため仕切り層無しでレンズ層を11μm堆積し、上記と同様の手順で作製したレンズの曲率半径及び高さもあわせて載せている。図11より、仕切り層を設けた場合、円柱の直径が小さくなるにつれて、レンズの曲率半径が小さくなっており、所望の曲率半径に合わせて円柱の直径を設定することで、集光に必要な40μm以下の曲率半径のレンズ形状を形成することが可能となる。一方で仕切り層が無い場合は、円柱直径が小さくなるにつれて、レンズの曲率半径が小さくなるという傾向は同様であるものの、最小の曲率半径でも集光に必要な40μm以下まで到達しないことがわかる。ここで図12をみると、仕切り層が無い場合、円柱の直径が小さくなるにつれてレンズ高さが減少していることがわかる。これはアニールによりレンズ層が融解し、周りに広がったためである。円柱の外周側から周りにひろがるため、円柱の直径が大きくなると高さが減少しにくいといえる。しかし仕切り層を設けると、レンズ高さが減少することなく、一定となっていることがわかる。これはレンズ層が周りに広がることなく、その場に留まったまま融解していることを示しており、上記の円柱構造にすることで、濡れ性を制御しつつ、レンズ層が周りに広がることを抑制していることが確認できた。仕切り層を設けたPLCにて、実際に波長1.55μmの光を入力し、ミラーで跳ね上げたビームを評価したところ、40μmより小さい直径の円柱から作製したレンズにおいて、レンズ無しの場合のビーム径よりも小さいビーム径へと集光できることを確認した。以上のように本発明のオーバークラッドとレンズの間に、軟化温度が高い仕切り層を設けた光導波路部品を用いることで、より低損失な光デバイスを簡便に提供することができる。
(実施例2)
本発明の実施例2にかかる光導波路部品は、入力用光導波路と、光路変換ミラー及びレンズを含む光路変換部とを備える。PLCを作製し、レンズを形成した後、レンズ形状を評価した。最後に光路変換ミラーを形成することで、光導波路部品を作製した。
図13は、光導波路部品の上面図である。。図13の光導波路部品のサイズは、縦が5mm、横が10mmであり、コア径が4.5μm、コア上面からみたオーバークラッドの膜厚が15.5μm、コアとクラッドの屈折率差が2.5%の導波路904がシリコン基板上に形成された石英系PLCを用いた。光入力はPLCの短辺側に設けられた導波路904(入力ポート)から行い、光路変換部(ミラー110及びレンズ160を含む光路変換ポート)はチップの中央に形成されている。
図14は、光路変換部の構造を示す断面図である。図14に示すように、傾斜面には反射膜としてアルミが蒸着されており、コア904の傾斜面側から出射されたビームを光路変換するためのミラー110として機能する。このとき、基板102に対する傾斜面の角度をミラー角度とし、ここでは角度45°のミラー110を形成した。レンズ160は、中心位置が光路変換されたビーム中心と一致するように設計されている。
PLCとして、6インチウェハ上に上記の光導波路部品が縦20列、横10列となるよう配置されたものを用いた。レンズ形成は次のように行った。まず、PLCの上に仕切り層としてSiO2を0.5μm成膜し、その上にレンズ層としてホウ素及びリンの酸化物をドーパントとして導入して、軟化温度をオーバークラッドより低くしたレンズ層を6μm成膜した。製膜方法としてスパッタやCVD、FHDなどが挙げられるが、本発明はこれらの製膜方法に限定されるものではない。その後フォトリソグラフィーとドライエッチングでホウ素およびリンの酸化物をドーパントとして導入したSiO2膜を、直径が30μm、オーバークラッドへのオーバーエッチング込みで高さが7μmの円柱に加工した。このようなウェハを3枚作製し、マッフル炉を用いて、それぞれ990、1000、1010℃でアニールすることで光導波路部品を作製した。円柱加工の際、仕切り層以下までエッチングすることで、アニール時にレンズ層が周りに広がるのを防ぐだけでなく、残る仕切り層にかかる応力を低減し、クラックなどの欠陥が生じるのを防ぐことができる。この場合でも、仕切り層の膜厚は2μm以上にすると、欠陥が発生しやすいため、2μmより薄く成膜することが望ましい。
各ウェハ面内位置における作製したレンズの曲率半径、高さをそれぞれ図15、図16に示す。図15、図16には、比較のため仕切り層無しでレンズ層を7μm堆積し、上記と同様の手順で作製したレンズの曲率半径及び高さもあわせて載せている。図15より、ウェハ中心をみると、仕切り層無しと比較して、仕切り層有りでは、曲率半径が小さくなっていることがわかる。これは仕切り層を設けることで、レンズ層が周りに広がることが抑制されているためである。また仕切り層無しでは、アニール温度が高くなるにつれて、曲率半径が大きくなっている。この時、レンズ高さをみるとアニール温度が高くなるにつれて、高さが減少していることから、温度が高いほど融解したレンズ層の粘度が低く、周りに広がりやすくなっていることがわかる。一方で仕切り層を設けた場合は、アニール温度の変化による曲率半径の変化が小さくなっており、温度により融解したレンズ層の粘度が変わったとしても、円柱形状の仕切り層によりレンズ層が周りに広がることが抑制される。したがって、レンズ層が融解する温度以上においては、形成されるレンズの形状をアニール前の円柱形状により制御することが可能となり、より再現性良くレンズ形状を作製することができる。ここで、ウェハ中心部とその左右でレンズ形状を比較すると、仕切り層無しでは、外側の曲率半径が大きく、高さが低くなっており、ウェハ中心から外側に向けてレンズ層が融解しやすくなっていることがわかる。これはマッフル炉内部でヒーター部に近い外側と、ヒーターから離れた内側で温度勾配が生じ、外側の温度が高くなっているためである。一方で仕切り層を設けた場合では、上記のようなウェハ面内における、レンズ形状の位置依存性が低く、均一にレンズが形成されている。これは、仕切り層を設けることで、温度変化によるレンズ形状の変化が抑制されているためである。
以上のように、仕切り層を設けることで、温度変化に対するレンズ形状の変化が抑制され、温度トレランスが向上する。その結果、複数のレンズを均一かつ再現性良く形成された光導波路部品を実現でき、より低損失な光デバイスを簡便に提供することができる。
100 PLC
102 基板
104 アンダークラッド
106 コア
108、108a オーバークラッド
108b レンズ層
110 ミラー
142 樹脂/レジスト
148、150 仕切り層
160 集光レンズ
200 高速PD
202 受光部
902 光入力部
904 導波路

Claims (6)

  1. 基板上に設けられ、コア、アンダークラッド及びオーバークラッドからなる光導波路を備えた光導波路部品であって、
    前記光導波路部品の端部に設けられた、前記コアへ信号光を入力するまたは前記コアから信号光を出力するポートと、
    前記コアの出射方向と交わり、前記基板の垂直方向に対して傾斜し、前記コアよりも深く形成された傾斜面の、少なくとも前記コアの出射方向と交わる領域に、反射膜を被着させたミラーが形成された光路変換ポートと、
    前記光路変換ポートにおいて光路変換されたビームが通過する前記オーバークラッドの表面に設けられた凸レンズと
    を備え、
    前記オーバークラッドと前記凸レンズとの間に、前記オーバークラッド及び前記凸レンズの材料よりも軟化温度の高い材料からなる仕切り層を備えた、ことを特徴とする光導波路部品。
  2. 前記仕切り層の前記基板の垂直方向の膜厚が2μm以下である、ことを特徴とする請求項1に記載の光導波路部品。
  3. 前記凸レンズの下のみに円柱状の前記仕切り層を備えた、ことを特徴とする請求項1または2に記載の光導波路部品。
  4. 基板上に設けられ、コア、アンダークラッド及びオーバークラッドからなる光導波、並びに前記基板の垂直方向に対して傾斜し、前記コアよりも深く形成された傾斜面に反射膜を被着させたミラーを備えた光導波路部品の前記オーバークラッド上へ、前記オーバークラッドより軟化温度の高い材料からなる仕切り層を形成することと、
    前記仕切り層の上に、軟化温度が前記オーバークラッドと略等しいまたは低い材料からなるレンズ層を形成することと、
    前記ミラーにより光路変換されたビームが通過する位置でフォトリソグラフィー及びエッチングで前記レンズ層を柱状の突起に加工することと、
    柱状の突起に加工された前記レンズ層をアニールすることで前記突起を溶融し、凸レンズを形成することと
    を備える、ことを特徴とする光導波路部品の製造方法。
  5. 前記柱状の突起が円柱形状であり、その直径が40μm以下である、ことを特徴とする請求項4に記載の光導波路部品の製造方法。
  6. 前記仕切り層がSiO2である、ことを特徴とする請求項4または5に記載の光導波路部品の製造方法。
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