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JP2018107692A - 動画像復号装置、動画像復号方法、動画像符号化装置、動画像符号化方法及びコンピュータ可読記録媒体 - Google Patents

動画像復号装置、動画像復号方法、動画像符号化装置、動画像符号化方法及びコンピュータ可読記録媒体 Download PDF

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JP2018107692A JP2016253682A JP2016253682A JP2018107692A JP 2018107692 A JP2018107692 A JP 2018107692A JP 2016253682 A JP2016253682 A JP 2016253682A JP 2016253682 A JP2016253682 A JP 2016253682A JP 2018107692 A JP2018107692 A JP 2018107692A
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Kei Kawamura
圭 河村
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Abstract

【課題】イントラ予測の予測確度を高める。
【解決手段】動画像復号装置102は、イントラ予測を用いて符号化されるブロックを含む動画像を表すビットストリームを復号するエントロピー復号部602と、復号の結果得られるブロックのレベル値を逆量子化および逆変換してブロックの差分値を生成する逆量子化・逆変換部604と、ブロックの周りの再構成済みブロックに基づくイントラ予測によりブロックの予測値を生成するイントラ予測部610と、生成された差分値および生成された予測値に基づいてブロックを再構成する再構成部606と、を備える。イントラ予測部は、ブロックの輝度成分と色差成分との間の非線形モデルを用いて、ブロックの色差成分の予測値を生成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、動画像復号装置、動画像復号方法、動画像符号化装置、動画像符号化方法及びコンピュータ可読記録媒体に関する。
イントラ予測またはインター予測と、残差変換と、エントロピー符号化とを用いた動画像符号化方式が提案されている。イントラ予測を用いることにより、画像の空間的な冗長性を減少させることができる。イントラ予測の基本的なメカニズムは以下の通りである。まず、予測ブロック(の上および左)に隣接する参照ラインを生成し、予測ブロック中の原サンプルを選択された予測方向に沿って参照ラインに投影する。その後、参照ラインのサンプルとそこに投影された原サンプルとの差分(残差、誤差)は変換、量子化される。
一般に、処理対象のブロックの輝度成分および色差成分のそれぞれに対してイントラ予測が行われる。特許文献1には、輝度成分と色差成分との間の線形モデルを用いて、色差成分のイントラ予測を行う技術が開示されている。
特開2014−195142号公報
Siwei Ma, Shiqi Wang, Shanshe Wang, Liang Zhao, Qin Yu, Wen Gao, "Low Complexity Rate Distortion Optimization for HEVC", 2013 Data Compression Conference.
特許文献1に記載の技術によると、良好なイントラ予測を実現することができる。しかしながら、これにとどまることなく、イントラ予測の確度をさらに高めることが望まれている。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、イントラ予測の確度を高めることができる技術の提供にある。
本発明のある態様は、動画像復号装置に関する。この動画像復号装置は、イントラ予測を用いて符号化されるブロックを含む動画像を表すビットストリームを復号する復号手段と、復号の結果得られるブロックのレベル値を逆量子化および逆変換してブロックの差分値を生成する逆処理手段と、ブロックの周りの再構成済みブロックに基づくイントラ予測によりブロックの予測値を生成するイントラ予測手段と、生成された差分値および生成された予測値に基づいてブロックを再構成する再構成手段と、を備える。イントラ予測手段は、ブロックの輝度成分と色差成分との間の非線形モデルを用いて、ブロックの色差成分の予測値を生成する。
本発明の別の態様は、動画像符号化装置である。この動画像符号化装置は、動画像のブロックの周りの符号化済みブロックに基づくイントラ予測によりブロックの予測値を生成するイントラ予測手段と、生成された予測値に基づいてブロックの差分値を生成する差分生成手段と、生成された差分値を変換および量子化し、レベル値を生成する処理手段と、生成されたレベル値を符号化してビットストリームを生成する符号化手段と、を備える。イントラ予測手段は、ブロックの輝度成分と色差成分との間の非線形モデルを用いて、ブロックの色差成分の予測値を生成する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を装置、方法、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、イントラ予測の確度を高めることができる。
実施の形態に係る配信システムの構成を示す模式図である。 図1の動画像符号化装置の機能および構成を示すブロック図である。 図2のイントラ予測部における一連の処理の流れを示すフローチャートである。 CCNMモードにおける一連の処理の流れを示すフローチャートである。 図5(a)、(b)は、処理対象Yブロックおよび処理対象Cbブロックをそれぞれ示す模式図である。 図1の動画像復号装置の機能および構成を示すブロック図である。 図6のイントラ予測部における一連の処理の流れを示すフローチャートである。 図8(a)、(b)は、処理対象Yブロックおよび処理対象Cbブロックに対して選択される第1変形例に係る参照ラインを示す模式図である。 図9(a)、(b)は、参照ラインが複数のブロックに跨がる場合の重み付けを説明するための模式図である。 図10(a)、(b)は、ひとつのブロックから複数の参照ラインが選択される場合の重み付けを説明するための模式図である。 第2変形例に係るイントラ予測部における一連の処理の流れを示すフローチャートである。 図12(a)、(b)は、第4変形例に係る予測モデルの説明図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面において説明上重要ではない部材の一部は省略して表示する。
実施の形態では、動画像符号化/復号(video encoding/decoding)のイントラ予測(intra-prediction、画面内予測)において、色差成分(chroma component)の予測値を対応する輝度成分(luma component)を入力とする非線形モデルから算出する。その際、非線形モデルのパラメータは、予測対象のブロックの周りの符号化済み/再構成済みブロックの輝度成分、色差成分それぞれの参照ラインに基づき算出される。これにより、シグナリングされるデータ量の増大を抑えつつ、より確度の高い色差成分のイントラ予測を実現することができる。
図1は、実施の形態に係る配信システム100の構成を示す模式図である。配信システム100は、動画像を配信する動画像配信サービスにおいて使用されるシステムである。動画像配信サービスは例えばVOD(Video On Demand)であってもよい。配信システム100はインターネットなどのネットワーク106を介して、ユーザサイトに設置されているセットトップボックスやパーソナルコンピュータなどの動画像復号装置102と接続される。動画像復号装置102は、テレビ受像機やモニタなどの表示装置104と接続される。動画像復号装置102および表示装置104は合わせてスマートフォンなどの携帯端末を構成してもよい。
なお、動画像配信サービスにおける配信システムは一例であり、動画像の符号化または復号を含む任意のシステムやサービスに、本実施の形態に係る技術的思想を適用できることは、本明細書に触れた当業者には明らかである。
配信システム100は、ネットワーク106を介してユーザから観たい動画コンテンツの指定を受ける。配信システム100は、指定された動画コンテンツのデータを符号化してビットストリームBSを生成する。配信システム100は、生成されたビットストリームBSをネットワーク106を介して要求元のユーザの動画像復号装置102に送信する。動画像復号装置102は受信したビットストリームBSを復号して動画像データを生成し、表示装置104に送信する。表示装置104は、受信した動画像データを処理し、指定された動画コンテンツを出力する。
配信システム100は、動画像DB(データベース)108と、動画像符号化装置110と、を備える。動画像DB108は、動画像のデータを保持する。動画像符号化装置110は、指定された動画コンテンツに対応する動画像データを動画像DB108から取得し、取得された動画像データを符号化し、動画像を表すビットストリームBSを生成する。
図2は、図1の動画像符号化装置110の機能および構成を示すブロック図である。本明細書のブロック図に示す各ブロックは、ハードウエア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解される。動画像符号化装置110を実現するコンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶されて、又は、ネットワーク経由で配布が可能なものであってもよい。
動画像符号化装置110は、フレームバッファ202と、インループフィルタ204と、インター予測部206と、イントラ予測部208と、変換・量子化部210と、エントロピー符号化部212と、逆量子化・逆変換部214と、減算部218と、加算部220と、ブロック分割部222と、を備える。
ブロック分割部222は、動画像DB108からの動画像データ(video data)に含まれる符号化対象のピクチャ(picture)を複数のブロック(block)に分割する。ブロックのサイズは様々であり、複数のブロックは四分木構造を有する。複数のブロックは二分木構造を有してもよい。ブロック分割部222におけるピクチャのブロックへの分割はHEVC(High Efficiency Video Coding)におけるピクチャのブロックへの分割に準じる。ブロック分割部222は処理対象ブロックを減算部218とインター予測部206とイントラ予測部208とに出力する。
インター予測部206には、フレームバッファ202から処理対象ブロックに対応する参照ピクチャが入力される。インター予測部206は、入力された参照ピクチャに基づき、インター予測(inter-prediction、画面間予測)により処理対象ブロックの動き補償画像を出力する。
イントラ予測部208には、処理対象ブロックの周りの符号化済みブロック(既に符号化処理されたブロック)の画像データが加算部220から入力される。イントラ予測部208は、入力された符号化済みブロックの画素値に基づくイントラ予測により、処理対象ブロックの画素の予測値を生成し、出力する。処理対象ブロックにインター予測を適用するか、イントラ予測を適用するかに応じて、インター予測部206の出力またはイントラ予測部208の出力のいずれか一方が減算部218に出力される。
画素値は輝度成分と色差成分とを含む。本実施の形態では輝度成分としてYを、色差成分としてCb、Crを用い、カラーフォーマットとして4:2:0を用いる場合を説明する。しかしながら、他の輝度成分/色差成分や他のカラーフォーマット(例えば、4:4:4、4:2:2)が採用される場合にも本実施の形態に係る技術的思想を適用できることは、本明細書に触れた当業者には明らかである。
以下、処理対象ブロックの輝度成分(Y)からなるブロックを処理対象Yブロック、二つの色差成分(Cb、Cr)からなるブロックをそれぞれ処理対象Cbブロック、処理対象Crブロックと称す。カラーフォーマットは4:2:0であるから、処理対象Yブロックのサイズが16×16画素であれば、対応する処理対象Cbブロック(処理対象Crブロック)のサイズはダウンサンプリングにより8×8画素となり、処理対象Yブロックのサイズよりも小さい。
減算部218は、処理対象Yブロック、処理対象Cbブロック、処理対象Crブロックのそれぞれについて、画素の実際の画素値と、インター予測またはイントラ予測で生成される対応する予測値と、の間で減算を行い、画素の差分値(予測残差信号)を生成する。減算部218は、生成された差分値を変換・量子化部210に出力する。
変換・量子化部210は、減算部218から取得された処理対象ブロックの画素の差分値を変換(例えば、直交変換)および量子化し、レベル値を生成する。変換・量子化部210は、生成されたレベル値をエントロピー符号化部212および逆量子化・逆変換部214に出力する。
エントロピー符号化部212は、変換・量子化部210によって生成されたレベル値と、インター予測部206やイントラ予測部208から取得されるサイド情報と、をエントロピー符号化して、ビットストリームBSを生成する。
なお、サイド情報(side information)は、復号装置において使用される画素値の再構成に必要な情報であり、イントラ予測またはインター予測の何れを使用したかを示す予測モード、インター予測における動き情報、量子化パラメータ、ブロックサイズ等の関連情報を含む。
輝度成分のイントラ予測の種別を示す予測モードとして、HEVCで規定される35種類のイントラ予測モード(intra prediction mode)を採用する。35種類のイントラ予測モードは、Planarモード、DCモードおよび33種類の方向性モード(directional mode)からなる。33種類の方向性モードはそれぞれ異なる予測方向(prediction direction)を有する。
色差成分のイントラ予測の種別を示す予測モードとして、HEVCで規定される5種類のイントラ予測モードに本実施の形態に係るCCNM(Cross Component Nonlinear prediction Model)モードを加えた6種類を採用する。5種類の既存のイントラ予測モードはPlanarモード、DCモード、2種類の方向性モード(Horizontal, Vertical)およびDerived/Uprightモードからなる。
逆量子化・逆変換部214は、変換・量子化部210における処理とは逆の処理を行って処理対象ブロックの画素の差分値を生成する。
加算部220は、逆量子化・逆変換部214が出力する差分値と、インター予測またはイントラ予測で生成される対応する予測値と、を加算して処理対象ブロックの画素の画素値を再構成する。加算部220は、再構成されたブロックを、イントラ予測部208とインループフィルタ204とに出力する。
インループフィルタ204は、処理対象のフレームに対応する局所復号画像を生成してフレームバッファ202に出力する。フレームバッファ202は、局所復号画像を保持する。この局所復号画像は、インター予測部206におけるインター予測に使用される。
図3は、図2のイントラ予測部208における一連の処理の流れを示すフローチャートである。イントラ予測部208は、ブロック分割部222から処理対象ブロックを取得する(S302)。イントラ予測部208は、取得された処理対象ブロックの周りの符号化済みブロックに基づくイントラ予測により、処理対象ブロックの輝度成分に適用されるべきイントラ予測モードを決定し、かつ、決定されたイントラ予測モードにしたがい予測値を生成し、出力する(S304)。ステップS304における輝度成分のイントラ予測は、HEVCのイントラ予測により実現されてもよい。イントラ予測部208は、ステップS304で決定された輝度成分のイントラ予測モードを含むサイド情報を生成し、エントロピー符号化部212に出力する。
イントラ予測部208は、処理対象ブロックの色差成分について、CCNMモードを含む6種類のイントラ予測モードのそれぞれで予測した場合のR−Dコストを算出する(S306)。R−Dコストは、例えば非特許文献1に記載されるrate−distortion optimizationで用いられるrate−distortion costであってもよい。イントラ予測部208は、算出されたR−Dコストに基づいて、処理対象ブロックの色差成分に適用されるべきイントラ予測モードを決定する(S308)。例えばイントラ予測部208は、6種類のイントラ予測モードのなかから、算出されたR−Dコストが最小となるイントラ予測モードを適用されるべきイントラ予測モードとして選択する。イントラ予測部208は、処理対象ブロックの色差成分の予測値を決定されたイントラ予測モードにしたがい生成し、出力する(S310)。イントラ予測部208は、上述の通り輝度成分のサイド情報が生成された後、ステップS308で決定された色差成分のイントラ予測モードを含むサイド情報を生成し、エントロピー符号化部212に出力する(S310)。
図3のステップS306で用いられるCCNMモードについてより詳細に説明する。CCNMモードでは、イントラ予測部208は、処理対象Yブロックと処理対象Cbブロックとの間の非線形モデルを用いて、該処理対象Cbブロックの予測値を生成する。処理対象Crブロックについても同様であるから、以下では処理対象Cbブロックの予測値の生成を説明し、処理対象Crブロックの予測値の生成については説明を省略する。
図4は、CCNMモードにおける一連の処理の流れを示すフローチャートである。図5(a)、(b)は、処理対象Yブロック502および処理対象Cbブロック504をそれぞれ示す模式図である。本例では、処理対象ブロックおよびその周りの符号化済みブロックはいずれも16×16画素とする。したがって、処理対象Yブロック502は16×16画素のサイズを有し、処理対象Cbブロック504は8×8画素のサイズを有する。なお、32×32画素、8×8画素などの他のサイズの対称的な処理対象ブロックや、16×8画素、16×4画素、8×16画素、8×32画素などの非対称的な処理対象ブロックに、本実施の形態に係る技術的思想を適用できることは、本明細書に触れた当業者には明らかである。
図5(a)、(b)に示される例では、処理対象ブロックの周りには5つの符号化済みブロックがあり、そのそれぞれはYブロック(以下、符号化済みYブロックと称す)およびCbブロック(以下、符号化済みCbブロックと称す)を有する。
ピクチャは左上のブロックから水平方向にジグザグに符号化されていく。したがって、処理対象Yブロック502の周りには、処理対象Yブロック502の上に接する第2符号化済みYブロック508と、処理対象Yブロック502の左に接する第4符号化済みYブロック512と、第2符号化済みYブロック508の左に接する第1符号化済みYブロック506と、第2符号化済みYブロック508の右に接する第3符号化済みYブロック510と、第4符号化済みYブロック512の下に接する第5符号化済みYブロック514と、がある。処理対象Cbブロック504の周りには、処理対象Cbブロック504の上に接する第2符号化済みCbブロック518と、処理対象Cbブロック504の左に接する第4符号化済みCbブロック522と、第2符号化済みCbブロック518の左に接する第1符号化済みCbブロック516と、第2符号化済みCbブロック518の右に接する第3符号化済みCbブロック520と、第4符号化済みCbブロック522の下に接する第5符号化済みCbブロック524と、がある。
イントラ予測部208は、処理対象ブロックの周りの符号化済みブロックに含まれる複数のラインから参照ラインを選択する(S402)。イントラ予測部208は、第4符号化済みCbブロック522に含まれる上下方向に延びるラインのうち処理対象Cbブロック504に隣接するラインと、該ラインと繋がる第5符号化済みCbブロック524のラインと、を合わせた左隣接Cb参照ライン526を選択する。イントラ予測部208は、第2符号化済みCbブロック518に含まれる左右方向に延びるラインのうち処理対象Cbブロック504に隣接するラインと、該ラインと繋がる第3符号化済みCbブロック520のラインと、を合わせた上隣接Cb参照ライン528を選択する。
なお、イントラ予測の際に第5符号化済みCbブロック524が利用可能でない場合、左隣接Cb参照ライン526のうち利用可能でない部分の画素の画素値は、第4符号化済みCbブロック522のラインの下端の画素の画素値を複製することにより構成される。第3符号化済みCbブロック520が利用可能でない場合も同様である。
イントラ予測部208は、選択された左隣接Cb参照ライン526および上隣接Cb参照ライン528のそれぞれに対応する符号化済みYブロック506、508、510、512、514の左隣接Y参照ライン530、上隣接Y参照ライン532を特定する。左隣接Y参照ライン530は第4符号化済みYブロック512、第5符号化済みYブロック514に跨がるラインであり、上隣接Y参照ライン532は第2符号化済みYブロック508、第3符号化済みYブロック510に跨がるラインである。
イントラ予測部208は、ステップS304において実行された輝度成分のイントラ予測により既に生成されている処理対象Yブロック502の再構成値ならびにステップS402で特定された左隣接Y参照ライン530および上隣接Y参照ライン532、をダウンサンプリングする(S404)。このダウンサンプリングは、動画像のカラーフォーマットに応じたレートで行われる。例えば、図5(a)、(b)の例では、Yブロックの2×2画素(=4画素)を1画素にするダウンサンプリングが行われ、これはカラーフォーマット4:2:0に対応する。図5(a)において右上から左下へと向かう斜線でハッチングされた丸534は、対応する2×2画素の領域536がそれらの画素の再構成値の内挿により得られる画素値を有する1画素にダウンサンプリングされることを示す。白抜きの丸538は、対応する3×2画素の領域540がそれらの画素の再構成値の内挿により得られる画素値を有する1画素にダウンサンプリングされることを示す。他の実施の形態において輝度成分のサイズと色差成分のサイズとが同じである場合はダウンサンプリングは行われない。
イントラ予測部208は、ダウンサンプリングの結果得られる処理対象Yブロック502の画素(白抜きの丸538)の画素値、左隣接Y参照ライン530および上隣接Y参照ライン532(右上から左下へと向かう斜線でハッチングされた丸534)をフィルタリングする(S406)。フィルタリングは色差成分とダウンサンプリング後の輝度成分との整合の度合いを高めるための処理であり、例えば平滑化処理であってもよい。この平滑化処理で用いられるフィルタはローパスフィルタ、例えばガウシアンフィルタであってもよい。フィルタ係数の一例は(1/4、1/2、1/4)であるが、これに限定されない。
あるいはまた、処理対象Yブロック502のイントラ予測モードがPlanarモード、DCモードのいずれでもない場合、方向性フィルタ(directional filter)によるフィルタリングが行われてもよい。この方向性フィルタの方向は、処理対象Yブロック502に適用された方向性モードの予測方向に基づいて決定されてもよい。処理対象Yブロック502のイントラ予測モードがPlanarモードまたはDCモードのいずれかである場合、非方向性フィルタ(non-directional filter)によるフィルタリングが行われてもよい。このように、輝度成分のイントラ予測における予測方向の有無およびその角度に応じて、適用するフィルタを変えてもよい。
イントラ予測部208は、フィルタリングの結果得られる左隣接Y参照ライン530および上隣接Y参照ライン532ならびにステップS402で選択された左隣接Cb参照ライン526および上隣接Cb参照ライン528に基づいて非線形モデルのパラメータを決定する(S408)。本実施の形態では、非線形モデルは、色差成分を対応する輝度成分の多項式で表すモデルである。cをCb成分の値、yを対応するY成分の値とすると、cはyの多項式として以下の式1で表される。
Figure 2018107692
…(式1)
ここで、
Figure 2018107692
は、多項式モデルのパラメータである。Nは3以上の自然数であり、予め定められた同じ値が符号化装置および復号装置の両方に保持される。あるいはまた、符号化装置は適応的にNの値を決定し、ビットストリームに含めて復号装置に伝送してもよい。なお、N=2は線形モデルに対応する。Nの値を増やすと予測の確度は向上するが、モデルはより複雑となり、演算量が増大する。したがって、Nの値を、例えば予測の確度の向上による影響と、演算量の増大による影響と、が拮抗する値、例えば3に設定してもよい。
ステップS408では、イントラ予測部208はパラメータaを決定するために最小二乗法(Least squares method)による線形回帰(Linear regression)分析を行う。上記の多項式モデルを以下の式2で書き直すことができる。
Figure 2018107692
…(式2)
ここで、
Figure 2018107692
Mはパラメータの評価に用いられるサンプルの総数であり、図5(a)、(b)の例では左隣接Cb参照ライン526および上隣接Cb参照ライン528に含まれる画素の総数(=32)である。式2を解くことにより、パラメータベクトルAは以下の式3により求められる。
Figure 2018107692
…(式3)
イントラ予測部208は、処理対象Cbブロック504の参照ラインおよび処理対象Yブロック502の参照ラインから得られる再構成値を式3に代入することでパラメータベクトルAを算出する。その際、処理対象Cbブロック504の参照ラインの画素(例えば、丸542の画素)の再構成値と、処理対象Yブロック502の参照ラインの対応するダウンサンプリング後の画素(例えば、丸534の画素)の再構成値と、が測定値の組(c、y)とされる。
図5(a)、(b)の例では、左隣接Cb参照ライン526に含まれる16個の画素の再構成されたCb値を下からc〜c15とし、左隣接Y参照ライン530に含まれるダウンサンプリングおよびフィルタリング後の16個の画素の再構成されたY値を下からy〜y15とする。上隣接Cb参照ライン528に含まれる16個の画素の再構成されたCb値を左からc16〜c31とし、上隣接Y参照ライン532に含まれるダウンサンプリングおよびフィルタリング後の16個の画素の再構成されたY値を左からy16〜y31とする。
イントラ予測部208は、非線形モデルを用いて処理対象Cbブロック504の予測値を生成する(S410)。イントラ予測部208は、ステップS408で決定されたパラメータaを式1に適用する。イントラ予測部208は、ステップS406におけるフィルタリングの結果得られる処理対象Yブロック502の画素の再構成値を式1のyに代入することで、処理対象Cbブロック504の対応する画素の予測値cを算出する。図5(a)、(b)の例では、例えば処理対象Cbブロック504の画素544の予測値は、処理対象Yブロック502のダウンサンプリング後の対応する画素546の再構成値を式1に代入することで算出される。イントラ予測部208は処理対象Cbブロック504の全ての画素について同様に予測値を算出する。
図6は、図1の動画像復号装置102の機能および構成を示すブロック図である。動画像復号装置102は、エントロピー復号部602と、逆量子化・逆変換部604と、加算部606と、インター予測部608と、イントラ予測部610と、フレームバッファ612と、インループフィルタ614と、を備える。動画像復号装置102は、基本的には動画像符号化装置110で行われる手順と逆の手順により、ビットストリームBSから出力動画像データを得る。
エントロピー復号部602は、ネットワーク106を介して配信システム100からビットストリームBSを受信する。エントロピー復号部602は、受信したビットストリームをエントロピー復号し、レベル値とサイド情報とを取り出す。なお、ビットストリームからサイド情報およびレベル値を得る処理はパース(parse)処理と称される。このようにして得られたサイド情報およびレベル値を用いて画素値を再構成することは、復号処理と称される。
逆量子化・逆変換部604は、エントロピー復号の結果得られる処理対象ブロックのレベル値を逆量子化および逆変換して処理対象ブロックの画素の差分値を生成する。
加算部606は、処理対象ブロックがイントラ予測されたものであるかインター予測されたものであるかに応じて、インター予測部608またはイントラ予測部610で生成される予測値を取得する。加算部606は、Y、Cb、Crの各成分について、逆量子化・逆変換部604によって生成された差分値と、取得された対応する予測値と、を加算して処理対象ブロックの各成分の画素の画素値を再構成する。加算部606は、再構成された処理対象ブロックの各成分をイントラ予測部610とインループフィルタ614とに出力する。
インター予測部608には、フレームバッファ612から処理対象ブロックに対応する参照ピクチャが入力される。インター予測部608は、入力された参照ピクチャに基づき、インター予測により処理対象ブロックの動き補償画像を出力する。
イントラ予測部610には、処理対象ブロックの周りの再構成済みブロック(既に復号処理されたブロック、または既に再構成されたブロック)の画像データが加算部606から入力される。イントラ予測部610は、入力された再構成済みブロックの画素値に基づくイントラ予測により、処理対象ブロックの画素の予測値を生成し、出力する。
インループフィルタ614は例えばデブロックフィルタである。インループフィルタ614は、処理対象のフレームに対応する局所復号画像を生成してフレームバッファ612に出力する。この局所復号画像は、インター予測部608におけるインター予測に使用されると同時に、出力動画像データとして表示装置104に出力される。
図7は、図6のイントラ予測部610における一連の処理の流れを示すフローチャートである。イントラ予測部610は、エントロピー復号部602で取り出されたサイド情報のうち、処理対象ブロックの輝度成分についてのイントラ予測モードを取得する(S702)。イントラ予測部610は、取得されたイントラ予測モードに基づき、処理対象ブロックの周りの再構成済みブロックの輝度成分に含まれるラインのなかから参照ラインを特定する(S704)。イントラ予測部610は、ステップS702で取得されたイントラ予測モードにしたがい、ステップS704で特定された参照ラインを用いて輝度成分のイントラ予測を行う(S706)。イントラ予測部610は、イントラ予測により生成された輝度成分の予測値を出力する。ステップS706における輝度成分のイントラ予測は、HEVCのイントラ予測により実現されてもよい。
イントラ予測部610は、エントロピー復号部602で取り出されたサイド情報のうち、処理対象ブロックの色差成分についてのイントラ予測モードを取得する(S708)。イントラ予測部610は、取得されたイントラ予測モードに基づき、処理対象ブロックの周りの再構成済みブロックの色差成分に含まれるラインのなかから参照ラインを特定する(S710)。イントラ予測部610は、ステップS708で取得されたイントラ予測モードにしたがい、ステップS710で特定された参照ラインを用いて色差成分のイントラ予測を行う(S712)。イントラ予測部610は、イントラ予測により生成された色差成分の予測値を出力する。
ステップS708で取得されたイントラ予測モードがCCNMモードである場合、ステップS710およびS712において図4に示される処理と同様の処理が行われる。特にステップS710はステップS402に対応し、ステップS712はステップS404、S406、S408、S410に対応する。図4の説明における「符号化済みブロック」を「再構成済みブロック」に読み替えることにより、ここでの説明を省略する。
本実施の形態に係る動画像符号化装置110または動画像復号装置102によると、輝度成分と色差成分との間の非線形モデルを用いて色差成分のイントラ予測が行われるので、線形モデルを用いる場合と比べて予測値の確度を高めることができる。特にイントラピクチャが複雑なテクスチャを有し、線形モデルでは対応しきれない場合に、本実施の形態に係る非線形モデルは有効である。
また、本実施の形態では、色差成分のイントラ予測の際に用いられる参照ラインは複数の符号化済み/再構成済みブロックに跨がる。したがって、単に隣接する符号化済み/再構成済みブロックのラインのみを参照ラインとする場合と比べてサンプル数が多くなるので、非線形モデルのパラメータの評価の精度を高めることができる、または該パラメータの評価の堅牢性(robustness)を高めることができる。また、参照ラインが右上および/または左下に延びることで、左下から右上に向かう方向性のテクスチャが存在する場合にも、精度の高いパラメータの評価が実現される。
また、本実施の形態では、輝度成分のダウンサンプリングの後にフィルタリングが行われる。したがって、ダウンサンプリングにより生じうる輝度成分と色差成分との乖離を抑えることができる。さらに、本実施の形態で採用されたカラーフォーマット4:2:0のように、色差成分がそもそもダウンサンプリングにより生成される場合であっても、輝度成分の再構成値には量子化ノイズ等によるノイズ成分が含まれうる。本実施の形態によると、フィルタリングにより輝度成分の参照ラインおよび輝度成分の再構成値の両方からそのようなノイズ成分を低減または除去できる。
また、本実施の形態に係るCCNMモードでは、動画像復号装置102および動画像符号化装置110のそれぞれで輝度成分の参照ラインと色差成分の参照ラインとから非線形モデルのパラメータaが決定される。したがって、そのパラメータaをビットストリームBSに含めて伝送する必要はないので、符号量の増大を抑えるか無くすことができる。
以上、実施の形態の構成と動作について説明した。この実施の形態は例示であり、各構成要素や各処理の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解される。
(第1変形例)
実施の形態では複数のブロックに跨がる参照ラインを用いる場合について説明したが、これに限られない。例えば、処理対象ブロックの周りの符号化済み/再構成済みブロックの輝度成分の複数の参照ラインおよび色差成分の対応する複数の参照ラインに基づいて非線形モデルのパラメータが決定されてもよい。この場合、ひとつの参照ラインを用いる場合と比べてサンプル数が多くなるので、非線形モデルのパラメータの評価の精度を高めることができる、または該パラメータの評価の堅牢性(robustness)を高めることができる。
図8(a)、(b)は、処理対象Yブロック502および処理対象Cbブロック504に対して選択される第1変形例に係る参照ラインを示す模式図である。第1変形例に係る動画像符号化装置のイントラ予測部は、第4符号化済みCbブロック522に含まれる上下方向に延びるラインのうち処理対象Cbブロック504に隣接するラインと、該ラインの左隣のラインと、を合わせた左隣接Cb参照ライン826を選択する。イントラ予測部は、第2符号化済みCbブロック518に含まれる左右方向に延びるラインのうち処理対象Cbブロック504に隣接するラインと、該ラインの上に隣接するラインと、を合わせた上隣接Cb参照ライン828を選択する。
イントラ予測部は、選択された左隣接Cb参照ライン826および上隣接Cb参照ライン828のそれぞれに対応する符号化済みYブロック508、512の左隣接Y参照ライン830、上隣接Y参照ライン832を特定する。左隣接Y参照ライン830は第4符号化済みYブロック512に含まれる(ダウンサンプリング後における)二つのラインであり、上隣接Y参照ライン832は第2符号化済みYブロック508に含まれる(ダウンサンプリング後における)二つのラインである。動画像復号装置のイントラ予測部は上記と同様の処理を行う。
(第2変形例)
実施の形態では、参照ラインに含まれる画素値を用いて非線形モデルのパラメータを決定する場合について説明したが、これに限られない。例えば、複数の参照ラインのそれぞれに割り当てられた重みに基づいて非線形モデルのパラメータが決定されてもよい。この場合、各参照ラインの信頼性(reliability)を個別に考慮することができるので、より正確なパラメータの評価が実現される。重みは、ブロックのサイズや輝度成分のイントラ予測モードに応じて決定されてもよい。
図9(a)、(b)は、参照ラインが複数のブロックに跨がる場合の重み付けを説明するための模式図である。図10(a)、(b)は、ひとつのブロックから複数の参照ラインが選択される場合の重み付けを説明するための模式図である。第2変形例に係る動画像符号化装置のイントラ予測部は、参照ラインを構成する画素を4つのゾーン(Zone)に分類する。ゾーンA(ZONEA)およびゾーンB(ZONEB)には重みwAB=0.6が、ゾーンC(ZONEC)およびゾーンD(ZONED)には重みwCD=0.4が、それぞれ割り当てられる。
イントラ予測部は、ゾーンAおよびゾーンBの画素を用いて以下の第1非線形モデルのパラメータa ABを決定する。
Figure 2018107692
イントラ予測部は、ゾーンCおよびゾーンDの画素を用いて以下の第2非線形モデルのパラメータa CDを決定する。
Figure 2018107692
イントラ予測部は、
C=wAB*CAB+wCD*CCD
を演算することにより色差成分の予測値を生成する。動画像復号装置のイントラ予測部は上記と同様の処理を行う。本例では重みを0.6:0.4としたが、これは一例であって他の重みが用いられてもよい。
図11は、第2変形例に係るイントラ予測部における一連の処理の流れを示すフローチャートである。イントラ予測部は、処理対象ブロックの周りの符号化済み/再構成済みブロックに含まれる参照ラインの画素を複数のグループに分類し、各グループに重みを割り当てる(S152)。イントラ予測部は、参照ラインの画素の再構成値に基づいて、複数のイントラ予測モデルのパラメータを決定する(S154)。上述の例では、第1非線形モデルのパラメータa ABおよび第2非線形モデルのパラメータa CDが決定される。イントラ予測部は、パラメータ評価時の誤差eが所定のしきい値δよりも小さいか、またはステップS154の繰り返し数Tが所定のしきい値th_iterよりも大きい場合(S156のYES)、その時点でのパラメータを保持する。イントラ予測部は、保持されたパラメータで構成される複数のモデルを用いた、色差成分のイントラ予測を行う(S158)。ステップS156においてe≧δかつT≦th_iterの場合、処理はステップS152に戻る。
(第3変形例)
第2変形例では、まず参照ラインの画素が複数のグループに分類され、各グループに重みが割り当てられる。最終的なモデルは各グループから導出された多項式モデルの重み付け和として表される。第3変形例では、複数の予測モデル、例えば線形モデルおよび非線形モデルを用意し、そのそれぞれのパラメータを参照ラインの画素全てを用いて決定する。具体的には、図11のステップS154における複数のモデルとして、線形モデルおよび非線形モデルを採用し、各モデルのパラメータを参照ラインの画素全てを用いて決定する。
第3変形例に係る動画像符号化装置のイントラ予測部は、参照ラインの画素を用いて以下の線形モデルのパラメータa、bを決定する。
Figure 2018107692
イントラ予測部は、参照ラインの画素を用いて以下の非線形モデルのパラメータa、a、aを決定する。
Figure 2018107692
イントラ予測部は、
C=w*C+w*C
を演算することにより色差成分の予測値を生成する。wおよびwはそれぞれ線形モデル、非線形モデルに割り当てられた重みである。動画像復号装置のイントラ予測部は上記と同様の処理を行う。
(第4変形例)
第2変形例および第3変形例では、複数の予測モデルを用いて色差成分の各画素の予測値を算出する場合を説明した。第4変形例では、イントラ予測部はまず処理対象Cbブロック504を複数のサブグループに分ける。イントラ予測部は、各サブグループに個別に予測モデルを設定する。すなわち、予測モデルの種別(線形モデル/非線形モデル)や予測パラメータはサブグループごとに異なりうる。イントラ予測部は、サブグループごとに該サブグループに設定された予測モデルを用いて色差成分の予測値を算出する。
(第5変形例)
実施の形態では、CCNMモードによりY成分の再構成値からCb成分およびCr成分のイントラ予測値を算出する場合について説明したが、これに限られない。図12(a)、(b)は、第5変形例に係る予測モデルの説明図である。図12(a)では、Y成分とCb成分との間の第1予測モデル180を用いてCb成分の予測値が生成される。Y成分とCr成分との間の第2予測モデル182およびCb成分とCr成分との間の第3予測モデル184を用いてCr成分の予測値が生成される。第1予測モデル180、第2予測モデル182および第3予測モデル184のうちの少なくともひとつは非線形モデルである。例えば、Cr成分の予測値は、
Cr=α*Y+(1−α)*Cb
により算出される。ここで、αは0以上1以下の重み付け係数である。
図12(b)では、Y成分とCr成分との間の第4予測モデル186を用いてCr成分の予測値が生成される。Y成分とCb成分との間の第5予測モデル188およびCr成分とCb成分との間の第6予測モデル190を用いてCb成分の予測値が生成される。第4予測モデル186、第5予測モデル188および第6予測モデル190のうちの少なくともひとつは非線形モデルである。例えば、Cb成分の予測値は、
Cb=β*Y+(1−β)*Cr
により算出される。ここで、βは0以上1以下の重み付け係数である。
実施の形態では、非線形モデルとして多項式モデルを採用する場合を説明したが、これに限られず、例えば指数関数や対数関数で展開したモデルを用いてもよい。
実施の形態では、色差成分の予測値を非線形モデルから算出する際に該非線形モデルに対応する輝度成分の再構成値を入力する場合について説明したが、これに限られず、例えば対応する輝度成分の予測値を入力してもよい。
実施の形態では、図4のステップS406においてYブロックの再構成値およびYブロックの参照ラインの両方をフィルタリングする場合を説明したが、これに限られず、例えばステップS406においてYブロックの参照ラインをフィルタリングし、ステップS408の前にYブロックの再構成値をフィルタリングしてもよい。あるいはまた、フィルタリングを行わなくてもよい。
100 配信システム、 102 動画像復号装置、 104 表示装置、 106 ネットワーク、 110 動画像符号化装置。

Claims (13)

  1. イントラ予測を用いて符号化されるブロックを含む動画像を表すビットストリームを復号する復号手段と、
    復号の結果得られる前記ブロックのレベル値を逆量子化および逆変換して前記ブロックの差分値を生成する逆処理手段と、
    前記ブロックの周りの再構成済みブロックに基づくイントラ予測により前記ブロックの予測値を生成するイントラ予測手段と、
    生成された前記差分値および生成された前記予測値に基づいて前記ブロックを再構成する再構成手段と、を備え、
    前記イントラ予測手段は、前記ブロックの輝度成分と色差成分との間の非線形モデルを用いて、前記ブロックの色差成分の予測値を生成する動画像復号装置。
  2. 前記非線形モデルは、色差成分を対応する輝度成分の多項式で表すモデルである請求項1に記載の動画像復号装置。
  3. 前記イントラ予測手段は、前記ブロックの周りの再構成済みブロックの輝度成分の参照ラインおよび色差成分の対応する参照ラインに基づいて前記非線形モデルのパラメータを決定する請求項1または2に記載の動画像復号装置。
  4. 前記ブロックの周りの再構成済みブロックは、前記ブロックに隣接する第1再構成済みブロックと、第1再構成済みブロックの輝度成分の第1参照ラインが延びる方向に第1再構成済みブロックと隣接する第2再構成済みブロックと、を含み、
    前記イントラ予測手段は、前記第1参照ラインおよび前記第2再構成済みブロックの輝度成分の第2参照ラインに基づいて前記非線形モデルのパラメータを決定する請求項3に記載の動画像復号装置。
  5. 前記イントラ予測手段は、前記ブロックの周りの再構成済みブロックの輝度成分の複数の参照ラインおよび色差成分の対応する複数の参照ラインに基づいて前記非線形モデルのパラメータを決定する請求項3に記載の動画像復号装置。
  6. 前記イントラ予測手段は、各参照ラインに割り当てられた重みに基づいて前記非線形モデルのパラメータを決定する請求項4または5に記載の動画像復号装置。
  7. 前記ブロックの色差成分のサイズは前記ブロックの輝度成分のサイズよりも小さく、
    前記イントラ予測手段は、
    前記ブロックの輝度成分と前記ブロックの周りの再構成済みブロックの輝度成分の参照ラインとをダウンサンプリングする手段と、
    ダウンサンプリングの結果得られる輝度成分および参照ラインに対してフィルタリングを行う手段と、
    フィルタリングの結果得られる参照ラインおよび色差成分の対応する参照ラインに基づいて前記非線形モデルのパラメータを決定する手段と、
    決定されたパラメータおよびフィルタリングの結果得られる輝度成分を用いて、対応する色差成分の予測値を生成する手段と、を含む請求項3から6のいずれか一項に記載の動画像復号装置。
  8. 前記フィルタリングを行う手段は、前記ブロックの輝度成分のイントラ予測に用いられた方向性モードの方向に応じた方向性フィルタである請求項7に記載の動画像復号装置。
  9. 前記ブロックの色差成分は第1色差成分と第2色差成分とを含み、
    前記イントラ予測手段は、前記ブロックの輝度成分と第1色差成分との間の第1予測モデルを用いて前記ブロックの第1色差成分の予測値を生成し、かつ、前記ブロックの輝度成分と第2色差成分との間の第2予測モデルおよび前記ブロックの第1色差成分と第2色差成分との間の第3予測モデルを用いて前記ブロックの第2色差成分の予測値を生成し、
    前記第1予測モデル、前記第2予測モデルおよび前記第3予測モデルのうちの少なくともひとつは非線形モデルである請求項1から8のいずれか一項に記載の動画像復号装置。
  10. イントラ予測を用いて符号化されるブロックを含む動画像を表すビットストリームを復号する復号ステップと、
    復号の結果得られる前記ブロックのレベル値を逆量子化および逆変換して前記ブロックの差分値を生成する逆処理ステップと、
    前記ブロックの周りの再構成済みブロックに基づくイントラ予測により前記ブロックの予測値を生成するイントラ予測ステップと、
    生成された前記差分値および生成された前記予測値に基づいて前記ブロックを再構成する再構成ステップと、を含み、
    前記イントラ予測ステップは、前記ブロックの輝度成分と色差成分との間の非線形モデルを用いて、前記ブロックの色差成分の予測値を生成するステップを含む動画像復号方法。
  11. 動画像のブロックの周りの符号化済みブロックに基づくイントラ予測により前記ブロックの予測値を生成するイントラ予測手段と、
    生成された前記予測値に基づいて前記ブロックの差分値を生成する差分生成手段と、
    生成された前記差分値を変換および量子化し、レベル値を生成する処理手段と、
    生成されたレベル値を符号化してビットストリームを生成する符号化手段と、を備え、
    前記イントラ予測手段は、前記ブロックの輝度成分と色差成分との間の非線形モデルを用いて、前記ブロックの色差成分の予測値を生成する動画像符号化装置。
  12. 動画像のブロックの周りの符号化済みブロックに基づくイントラ予測により前記ブロックの予測値を生成するイントラ予測ステップと、
    生成された前記予測値に基づいて前記ブロックの差分値を生成する差分生成ステップと、
    生成された前記差分値を変換および量子化し、レベル値を生成する処理ステップと、
    生成されたレベル値を符号化してビットストリームを生成する符号化ステップと、を含み、
    前記イントラ予測ステップは、前記ブロックの輝度成分と色差成分との間の非線形モデルを用いて、前記ブロックの色差成分の予測値を生成するステップを含む動画像符号化方法。
  13. 請求項1から9のいずれか一項に記載の動画像復号装置または請求項11に記載の動画像符号化装置としてコンピュータを機能させるプログラムを有することを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
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