[go: up one dir, main page]

JP2018105920A - 電気光学装置 - Google Patents

電気光学装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018105920A
JP2018105920A JP2016249522A JP2016249522A JP2018105920A JP 2018105920 A JP2018105920 A JP 2018105920A JP 2016249522 A JP2016249522 A JP 2016249522A JP 2016249522 A JP2016249522 A JP 2016249522A JP 2018105920 A JP2018105920 A JP 2018105920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
electrode
electro
optical device
electrolyte layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016249522A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6886288B2 (ja
Inventor
恵介 加藤
Keisuke Kato
恵介 加藤
平野 智也
Tomoya Hirano
智也 平野
朋朗 小泉
Tomoaki Koizumi
朋朗 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2016249522A priority Critical patent/JP6886288B2/ja
Publication of JP2018105920A publication Critical patent/JP2018105920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6886288B2 publication Critical patent/JP6886288B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

【課題】エレクトロクロミック材料を用いる装置において良好な白色状態を実現する。
【解決手段】一面側に第1電極15を有する第1基板11と、一面側に第2電極16を有し第1基板と対向配置される第2基板12と、エレクトロデポジション材料を含有しており第1電極と第2電極との間に配置される電解質層を含み、第1電極は、電解質層と接する一面側に凹凸形状を有しており、当該凹凸形状の表面粗さRaと平均長さRSmの比であるRa/RSmの値が0.018以上である、電気光学装置である。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレクトロクロミック材料を用いて構成される電気光学装置に関する。
国際公開第2012/118188号パンフレット(特許文献1)には、一対の基板と、一対の基板の対向する面に形成され、一方がナノオーダーの凹凸のある透明電極である一対の電極と、一対の電極の間に矜持され、電解質、銀を含むエレクトロクロミック材料及びメディエータを含む電解質層と、を有する調光素子が開示されている。この調光素子は、一対の電極の間に電圧を印加すると、一方の電極ではエレクトロクロミック材料中の銀イオンが還元されて銀として析出して膜を形成し、電圧を解除すると析出した銀は再び銀イオンとして溶解する。この場合に、銀が平滑な電極上に形成されたとすれば外観上は鏡面状態となり、銀が粒子修飾電極上に形成されたとすれば光の乱反射により外観上は暗状態(黒状態)となる。このため、一対の電極の片方を平滑に、もう片方を粒子修飾電極にすれば、電圧の極性によって鏡面状態と暗状態を切り替えることができる。また、電圧を解除したときには基板間が透明な状態(光が透過する状態)となる。
上記した調光素子は、外観上得られる状態としては鏡面状態、暗状態または透明状態の何れかであるため、例えばこの調光素子を用いてプロジェクタによって投影される画像を表示するためのスクリーンを構成しようとした場合には、鏡面状態を利用することになる。しかし、鏡面状態を利用すると、画像を構成する光の入射角と反射角が等しい方向にのみ強い反射が生じるため、視野角が狭くなるという不都合がある。このため、良好な白色状態を実現することが望まれる。
国際公開第2012/118188号パンフレット
本発明に係る具体的態様は、エレクトロクロミック材料を用いる装置において良好な白色状態を実現することが可能な技術を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る一態様の電気光学装置は、(a)一面側に第1電極を有する第1基板と、(b)一面側に第2電極を有し、前記第1基板と対向配置される第2基板と、(c)エレクトロデポジション材料を含有しており、前記第1電極と前記第2電極との間に配置される電解質層を含み、(d)前記第1電極は、前記電解質層と接する一面側に凹凸形状を有しており、当該凹凸形状の表面粗さRaと平均長さRSmの比であるRa/RSmの値が0.018以上である、電気光学装置である。
上記構成によれば、エレクトロクロミック材料を用いる装置において、入射光の散乱による良好な白色状態を実現することが可能になる。
図1は、一実施形態の電気光学装置の構成を示す模式的な断面図である。 図2は、第1電極の構成を詳細に説明するための模式的な断面図である。 図3は、電気光学装置の動作原理を説明するための模式的な断面図である。 図4は、実施例の電気光学装置の各サンプルにおける表面処理状態の観察画像を示す図である。 図5は、実施例の電気光学装置のスクリーン特性を示す図である。 図6は、実施例の電気光学装置の相対反射輝度と表面粗さの関係を示す図である。 図7は、実施例の電気光学装置の相対反射輝度とRa/RSm(RaとRSmの比)との関係を示す図である。 図8は、表面凹凸のサイズと散乱効率の関係を示す図である。
図1は、一実施形態の電気光学装置の構成を示す模式的な断面図である。図1に示す電気光学装置は、例えばプロジェクタによって投影される画像を表示するためのスクリーンとして用いられるものであり、第1基板11、第2基板12、電解質層13、シール材14、駆動装置20を含んで構成されている。第1基板11と第2基板12とは、互いの一面側を向かい合わせて配置されている。
第1基板11は、例えば透光性を有する硬質の基板(例えばガラス基板)である。この第1基板11の一面側には、そのほぼ全面にわたって微細な凹凸形状を有する第1電極15が設けられている。同様に、第2基板12は、例えば透光性を有する硬質の基板(例えばガラス基板)である。この第2基板12の一面側には、そのほぼ全面にわたって平坦な第2電極16が設けられている。
電解質層13は、エレクトロデポジション材料を含む電解液を用いて構成されており、第1基板11と第2基板12の各一面側の間に配置されている。詳細には、電解質層13を構成する電解液は、エレクトロクロミック材料、メディエータ、支持電解質、溶媒、ゲル化用ポリマーなどを含んで構成される。
電解質層13を構成する材料の一例として、エレクトロクロミック材料にはAgBrを350mM用い、メディエータにはCuClを30mM用い、支持電解質にはLiBrを700mM用い、溶媒にはトリグライムを用いることができる。
なお、銀化合物は上記に限定されず、塩化銀、酸化銀、臭化銀、ヨウ化銀、硝酸銀などを用いることができる。銀化合物の濃度は、例えば5mM以上500mM以下であることが好ましいがこれに限定されない。
支持電解質は、発色材料の酸化還元反応等を促進するものであれば特に限定されず、例えばリチウム塩(LiCl、LiBr、LiI、LiBF、LiClO等)、カリウム塩(KCl、KBr、KI等)、ナトリウム塩(NaCl、NaBr、NaI等)を好適に用いることができる。支持電解質の濃度は、例えば10mM以上1M以下であることが好ましいがこれに限定されない。
溶媒は、発色材料等を安定的に保持することができるものであって、第1基板11、第2基板12の構成材料と屈折率nが近いか同程度であれば特に限定されない。屈折率が同程度であることが望ましいのは、電気光学装置を透明状態とする場合において界面での反射が極力生じないようにして透明性を高めるためである。例えば、各基板の屈折率が1.52の無アルカリガラスであるとすると、溶媒とガラスとの屈折率差が±0.15であれば界面反射を1%以下にでき、屈折率差が±0.10であれば界面反射を0.5%以下にできる。このような溶媒としては炭酸プロピレン等の極性溶媒、極性のない有機溶媒、さらには、イオン性液体、イオン導電性高分子、高分子電解質等を用いることができる。具体的には、トリグライム(n=1.432)、炭酸プロピレン(n=1.419)、ジメチルスルホキシド(n=1.479)、N,N−ジメチルホルムアミド(n=1.431)、テトラヒドロフラン(n=1.409)、γ−ブチロラクトン(n=1.436)等を用いることができる。
シール材14は、第1基板11と第2基板12の各一面側の間において、基板同士が重なる領域を囲んで設けられており、電解質層13を封止する。シール材14としては、例えばUV硬化型のシール材、UV・熱硬化型のシール材、熱硬化型のシール材を用いることができる。
本実施形態では、シール材14にはギャップ材(例えば直径50μm)が添加されており、このギャップ材によって第1基板11と第2基板12の相互間距離(セル厚)を確保する。なお、第1基板11、第2基板12として大面積のものを用いる場合には、セル厚のムラを低減するために基板面内にギャップ材を分散配置することが好ましい。
駆動装置20は、第1電極15および第2電極16と接続されており、これらを介して電解質層13へ駆動電圧を供給する。
図2は、第1電極の構成を詳細に説明するための模式的な断面図である。第1電極15の構成としてはいくつかの態様が考えられる。図2(A)に示す態様の第1電極15は、第1基板11の一面側に形成された多数の微細な凹部21の表面形状に沿って設けられた導電膜22を含んで構成されている。図示のように導電膜22は、凹部21の表面形状に沿って設けられ、第1基板11の一面側において多数の凹部24からなる凹凸形状を有する。図2(B)に示す態様の第1電極15は、第1基板11の一面側に設けられた導電膜23を有しており、導電膜23はその一面側に微細な多数の凹部24からなる凹凸形状を有する。これらの何れの態様によっても微細な凹凸形状を有する第1電極15が得られる。
図2(C)は、第1電極の凹凸形状について詳細に説明するための模式的な断面図である。第1電極15の導電膜22(または23)の表面における凹凸は、例えば図示のように凹部24の深さLと幅Wによって定義することができる。凹部24の深さLは、例えば400nm程度であり、凹部24の幅Wは、例えば数μmである。なお、凹部24の形状モデルとしては図示のような半球状を考えるが、実際には半球状に近いランダム形状になると考えられ、その深さや幅も一定ではなくある一定範囲においてバラツキを有し得る。
図3は、電気光学装置の動作原理を説明するための模式的な断面図である。図3(A)には、白色状態を実現する際の動作原理を示す。第1電極15と第2電極16の間に、第1電極15側が相対的に低電位となるようにして直流電圧を印加することで、金属核が発生して成長し、図示のように第1電極15の凹部24上に金属膜30が析出する。ここで析出する金属膜30は、図示のように各凹部24を含んで構成される微小な凹凸形状に沿うようにして形成された緻密な膜となる。このときの凹凸形状が可視光の波長サイズ以上であれば入射光は散乱されるので、外観上は白色状態となる。
また、図3(B)には、鏡面状態を実現する際の動作原理を示す。第1電極15と第2電極16の間に、第2電極16側が相対的に低電位となるようにして直流電圧を印加することで、金属核が発生して成長し、図示のように第2電極16の表面上に平坦な金属膜30が析出する。このときの平坦な金属膜への入射光は正反射されるので、外観上は鏡面状態となる。なお、第1電極15と第2電極16の間に電圧を印加しない状態(電圧無印加状態)においては、金属膜が析出しないため、外観上は透明状態となる。
すなわち本実施形態の電気光学装置は、第1電極15と第2電極16の間への電圧印加の状態に応じて、外観上、白色状態(光散乱状態)、鏡面状態(光反射状態)および透明状態(光透過状態)の各状態を得ることができる。
次に、本実施形態の電気光学装置の製造方法について説明する。ここでは、第1基板11の一面側の多数の微細な凹部21に設けられた導電膜22を含んで第1電極15が構成されている場合(図2(A)参照)について、その好適な製造方法の一例を説明する。
無アルカリガラス基板などの透明基板の一面に、例えばブラスト処理を施すことにより、透明基板の一面側に微細な凹凸形状を形成する。これにより、一面側に微細な凹凸形状を有する第1基板11が得られる。このとき、ブラスト処理の諸条件を適宜設定することで、第1基板11の凹凸形状の粗さ具合を制御することができる。ブラスト処理を用いる場合に、その諸条件としては、投射材(砥粒)の粒径、投射材の材質、投射圧力、投射角度、処理時の基板距離、処理時間などが挙げられる。なお、ブラスト処理に変えてウェットエッチング処理などを用いてもよい。ウェットエッチング処理の諸条件としては、薬液組成、濃度、処理時間などが挙げられる。
次に、第1基板11の凹凸形状を有する面に導電膜を形成する。例えば、ITO(インジウム錫酸化物)からなる透明導電膜(ITO膜)をスパッタ法によって成膜する。これにより、第1基板11の一面側に設けられた多数の微細な凹部21に設けられた導電膜22によって構成される第1電極15が得られる。導電膜22としてのITO膜のシート抵抗は例えば5Ω/sq.程度であり、膜厚は数百nmである。
また、無アルカリガラス基板などの透明基板をもう1つ用意し、その一面に導電膜を形成する。例えば、ITO膜をスパッタ法によって成膜する。これにより、一面側に第2電極16を有する第2基板12が得られる。導電膜としてのITO膜のシート抵抗は例えば5Ω/sq.程度であり、膜厚は数百nmである。
なお、透明導電膜としては可視光領域での光透過性が高ければ特に限定されず、例えばZnO膜、Ga膜、グラフェン膜などを用いることもできる。また、透明導電膜の形成方法についても特に限定はなく、例えば真空蒸着法、イオンプレーティング法、スピンコーティング法など種々考えられる。
次に、一方の基板、例えば第1基板11の一面側にギャップ材を添加されたシール材料を塗布する。シール材料としては、例えば紫外線硬化型、熱硬化型、紫外線硬化と熱硬化の混合型など種々のものを用いることができる。
また、他方の第2基板12の一面側にギャップ材を散布する。このときの散布量は1〜3個/mmとするのが経験上好ましいがこれに限られない。なお、ギャップ材に代えて、リブなどの突起体を基板上に形成することでギャップコントロールを行ってもよい。この場合、突起体のアスペクト比はなるべく高いことが好ましい。
次に、第1基板11と第2基板12の間にエレクトロデポジション材料を含む電解液を封入する。この工程は、例えば、ワンドロップフィリング法(ODF法)によって行うことができる。具体的には、第1基板11の一面側のシール材料に囲まれた領域内に電解液を滴下した後、この第1基板11の一面と第2基板12の一面を向かい合わせて両者を貼り合わせる。そして、紫外線および/または熱を与えることによってシール材料を硬化させる。これにより、シール材14と、これによって周囲を封止された電解質層13が得られる。なお、第1基板11と第2基板12を先に貼り合わせた後に両者間へ真空注入法によって電解液を注入してもよいし、その他の方法を用いてもよい。
以上のようにして、本実施形態の電気光学装置を製造することができる。なお、第1電極15が第1基板11の一面側に設けられた導電膜23の一面に多数の微細な凹部24を設けて構成されている場合(図2(B)参照)についても、第1電極15を得る工程を除いて上記と同様の製造方法を用いることができる。なお、第1電極15を得る工程については、例えば、第1基板11の一面上にスパッタ法など適宜の成膜法によって導電膜23を形成し、その導電膜23の一面をブラスト処理やエッチング処理によって加工することによって多数の凹部24を形成すればよい。
(実施例)
電気光学装置の実施例として、いくつかのサンプルを作製した。
各サンプルの電解質層13の層厚は50μmとした。電解質としては、溶媒をトリグライムとし、エレクトロクロミック材としてAgBrを350mM添加し、支持電解質としてLiBrを700mM加え、メディエータとしてCuClを30mM加えた。また、第1電極15、第2電極16としてはそれぞれシート抵抗5Ω/sq.のITO膜を用いた。
第1電極15の表面の凹凸形状については、ブラスト条件を変えることで以下のように表面状態、具体的には平均粗さ(算術平均粗さ)Ra、平均長さRSm、平均深さRcがそれぞれ異なるサンプルを作製した。ここでいう平均粗さ(算術平均粗さ)Ra、平均長さRSm、平均深さRcのそれぞれはJIS規格(JIS B 0601:2001)により定義されるものに対応している。
サンプル1: Ra=0.12μm、RSm=20.0μm、Rc=0.43μm
サンプル2: Ra=0.49μm、RSm=18.5μm、Rc=1.77μm
サンプル3: Ra=0.54μm、RSm=25.2μm、Rc=1.93μm
図4は、実施例の電気光学装置の各サンプルにおける表面処理状態の観察画像を示す図である。詳細には、図4(A)は上記サンプル1の観察画像、図4(B)は上記サンプル2の観察画像である。なお、サンプル3の観察画像は省略する。図示のように、サンプル1は、表面粗さRaが0.12μm、表面に形成される各凹部24の径が概ね2〜5μmである。サンプル2は、表面粗さRaが0.49μm、表面に形成される各凹部24の径が概ね3〜7μmである。
次に、各サンプルの視野角特性について説明する。一般的に、スクリーンの視野角の特性は、被測定物の基板面の法線方向を基準として5°傾いた角度における反射輝度に対する、各角度での反射輝度の角度依存性により評価される。スクリーンに投影した映像を視認できる範囲は視野範囲角度と呼ばれ、相対反射輝度が1/2の値となる角度をいう。スクリーンとして用いるには、視野範囲角度が60°以上であることが好ましい。各サンプルについて、各角度での反射輝度を5°〜60°の範囲で5°毎に測定した。
図5は、実施例の電気光学装置のスクリーン特性を示す図である。サンプル1では視野範囲角度が10°程度となるが、サンプル2、3では視野範囲角度が少なくとも60°以上であり、十分なスクリーン特性を有することが分かる。サンプル2、3のそれぞれの表面粗さRaは0.25μm以上である。一般的にRaが波長の1/2以上であると散乱が強まると言われており、このことと一致した結果が得られていることが分かる。
図6は、実施例の電気光学装置の相対反射輝度と表面粗さの関係を示す図である。表面粗さRaが0.4μmよりも大きくなると視野範囲角度は大きくなる傾向にあるが、必ずしも表面粗さRaに対して60°での相対反射輝度は単調に増加していない。これは、第1電極15の表面凹凸の密度に関係すると考えられる。表面凹凸は平均長さRSmの間隔で存在しているが、Raに対してRSmが大きくなると表面凹凸の密度が低くなり散乱は小さくなる。
図7は、実施例の電気光学装置の相対反射輝度とRa/RSm(RaとRSmの比)との関係を示す図である。図示のように、Ra/RSmが大きくなるほど60°での相対反射輝度は大きくなることが分かる。各プロットに基づいて得た近似曲線によれば、60°での相対反射輝度を0.5以上とするためには、Ra/RSmの値が少なくとも0.018以上であればよいことが分かる。
図8は、表面凹凸のサイズと散乱効率の関係を示す図である。表面凹凸による散乱は凹凸高さによってもその散乱効率が異なる。銀膜からなる第1電極15の表面凹凸を球で近似した場合、各サイズの凹凸部1個に対する散乱効率は図示の通りとなる。Mie散乱理論により散乱断面積を求め、散乱効率は散乱断面積と凹凸部1個の投影断面積の比により求めた。散乱断面積が投影断面積よりも大きくなる場合の散乱効率は1とした。図8より、散乱効率は表面凹凸のサイズが10μmになると可視光領域で0.5程度となる。すなわち50%は正反射成分となり、鏡面反射に近い反射特性となる。したがって、表面凹凸の平均深さRcはこれよりも小さい必要があり、10μm以下にするとよいことが分かる。また、一般的に表面凹凸のサイズが入射光の波長の1/10以下になると散乱は生じないため、これよりも大きなサイズにするとよいことが分かる。視野範囲角度が60°以上であるサンプル2、3の平均深さRcはそれぞれ1.77μm、1.93μmであり、計算によって求めた散乱効率の高い表面凹凸のサイズとよく一致している。
以上のような実施形態並びに実施例によれば、エレクトロクロミック材料を用いる電気光学装置において入射光の散乱による良好な白色状態を実現することが可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上記した説明では本発明に係る電気光学装置の好適な用途の一例としてスクリーンを挙げていたが、用途はこれに限定されるものではない。
11:第1基板
12:第2基板
13:電解質層
14:シール材
15:第1電極
16:第2電極
20:駆動装置
21、24:凹部
22、23:導電膜
30:金属膜

Claims (5)

  1. 一面側に第1電極を有する第1基板と、
    一面側に第2電極を有し、前記第1基板と対向配置される第2基板と、
    エレクトロデポジション材料を含有しており、前記第1電極と前記第2電極との間に配置される電解質層と、
    を含み、
    前記第1電極は、前記電解質層と接する一面側に凹凸形状を有しており、当該凹凸形状の表面粗さRaと平均長さRSmの比であるRa/RSmの値が0.018以上である、
    電気光学装置。
  2. 前記凹凸形状の前記表面粗さRaが可視光波長の1/2以上である、
    請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記凹凸形状の前記表面粗さRaが0.4μmより大きい、
    請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 前記凹凸形状の平均深さRcが10μm以下である、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の電気光学装置。
  5. 前記第1基板及び前記第2基板の各々の屈折率が1.42以上1.55以下であり、
    前記電解質層に含まれる溶媒の屈折率と前記第1基板及び前記第2基板の各々の屈折率との差が±0.15以内である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気光学装置。
JP2016249522A 2016-12-22 2016-12-22 電気光学装置 Active JP6886288B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016249522A JP6886288B2 (ja) 2016-12-22 2016-12-22 電気光学装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016249522A JP6886288B2 (ja) 2016-12-22 2016-12-22 電気光学装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018105920A true JP2018105920A (ja) 2018-07-05
JP6886288B2 JP6886288B2 (ja) 2021-06-16

Family

ID=62787092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016249522A Active JP6886288B2 (ja) 2016-12-22 2016-12-22 電気光学装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6886288B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111123600A (zh) * 2018-11-01 2020-05-08 苏州苏大维格科技集团股份有限公司 电致变色显示面板及电子纸

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003511719A (ja) * 1999-09-30 2003-03-25 イノベイティブ・テクノロジー・ライセンシング・エルエルシー 拡散反射型の可逆的電気化学ミラー
US20050248825A1 (en) * 2004-05-04 2005-11-10 Rockwell Scientific Licensing, Llc Reversible electrodeposition optical modulation device with conducting polymer counter electrode
WO2012118188A2 (ja) * 2011-03-02 2012-09-07 国立大学法人 千葉大学 調光素子及びそれを含む製品
JP2013235149A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Panasonic Corp 映写用スクリーン及びこれを用いたホワイトボード装置、映写用スクリーンの製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003511719A (ja) * 1999-09-30 2003-03-25 イノベイティブ・テクノロジー・ライセンシング・エルエルシー 拡散反射型の可逆的電気化学ミラー
US20050248825A1 (en) * 2004-05-04 2005-11-10 Rockwell Scientific Licensing, Llc Reversible electrodeposition optical modulation device with conducting polymer counter electrode
WO2012118188A2 (ja) * 2011-03-02 2012-09-07 国立大学法人 千葉大学 調光素子及びそれを含む製品
JP2013235149A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Panasonic Corp 映写用スクリーン及びこれを用いたホワイトボード装置、映写用スクリーンの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111123600A (zh) * 2018-11-01 2020-05-08 苏州苏大维格科技集团股份有限公司 电致变色显示面板及电子纸

Also Published As

Publication number Publication date
JP6886288B2 (ja) 2021-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10409131B2 (en) Electro-optical apparatus, display apparatus
JP5751560B2 (ja) 調光素子及びそれを含む製品
CN105759469B (zh) 多功能调光玻璃及其制作方法
JP5782860B2 (ja) エレクトロクロミック表示装置並びにその製造方法及び駆動方法
JP2012063657A (ja) 表示装置
JP6978220B2 (ja) 電気光学装置、投影スクリーン
JP6890036B2 (ja) 液晶表示装置
JP2017097149A (ja) 電気光学装置
JP5135707B2 (ja) 表示方法及び表示素子
JP6886288B2 (ja) 電気光学装置
JP2018072490A (ja) ミラーデバイス、及び、エレクトロデポジション素子の駆動方法
US11402716B2 (en) Visual range adjustment component and driving method thereof, visual range adjustment device, and display device
JP2008281710A (ja) 表示媒体、表示装置および表示方法
JP2015114640A (ja) 電気泳動表示装置及び電子機器
JP6235841B2 (ja) 液晶表示装置
EP3731010A1 (en) Visibility range adjustment component and driving method therefor, visibility range adjustment apparatus, and display apparatus
WO2018021302A1 (ja) 電気化学装置(electro-chemicaldevice)
US11513374B2 (en) Display panel and display device
KR20140024642A (ko) 고분자 분산형 액정 필름을 이용한 시인성이 우수한 투명 디스플레이
JP2016126077A (ja) 表示装置
CN114127627B (zh) 电化学装置
JP6032666B2 (ja) 表示素子及びその製造方法
WO2012017864A1 (ja) 表示素子、表示装置および表示方法
US12105365B1 (en) Light reflecting device and switching method thereof
JP4986645B2 (ja) 光学装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6886288

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250