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JP2018197680A - 距離測定装置及び走査方法 - Google Patents

距離測定装置及び走査方法 Download PDF

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JP2018197680A
JP2018197680A JP2017101973A JP2017101973A JP2018197680A JP 2018197680 A JP2018197680 A JP 2018197680A JP 2017101973 A JP2017101973 A JP 2017101973A JP 2017101973 A JP2017101973 A JP 2017101973A JP 2018197680 A JP2018197680 A JP 2018197680A
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laser light
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JP2017101973A
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夏香 堺
Natsuka Sakai
夏香 堺
八寿彦 吉田
Yasuhiko Yoshida
八寿彦 吉田
古山 将樹
Masaki Furuyama
将樹 古山
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Ortus Technology Co Ltd
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Abstract

【課題】 受信強度を向上させることが可能な距離測定装置を提供する。
【解決手段】 距離測定装置10は、レーザ光を発光する発光素子12と、発光素子12により発光されたレーザ光を第1角度の出射角で投光する走査素子13と、対象物により反射されたレーザ光を検知する受光素子16と、受光素子16に入射するレーザ光を、第1角度の入射角で入射するレーザ光に制限する角度制限素子15とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザ光を走査することによって物体の位置を測定する距離測定装置及び走査方法に関する。
LIDAR(Light Detection and Ranging)と呼ばれる距離測定装置が知られている。LIDARは、光学的に周囲の物体との距離を測定するセンサである。LIDARは、対象物にパルス状のレーザ光を照射し、対象物で反射されたレーザ光が戻るまでの往復時間から距離を計測する。最近では、LIDARは、先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driving Assistant System)や自動運転に使われている。
LIDARには、同軸光学系方式、分離光学系方式、及びCCD/CMOSイメージセンサ方式などがある。
同軸光学系方式に使われるポリゴンミラー(特許文献1)や、MEMSミラー(特許文献2)は、可動部が存在するため、車両の振動により、長期信頼性に懸念がある。また、ポリゴンミラーやMEMSミラーが光学部品であるため、コストが高くなってしまう。
分離光学系方式では、電気的に位相を変えることにより、光の出射角を変える方式が提案されている(特許文献3、特許文献4)。この構成は、可動部がなく、より安価に製造できる可能性があるが、測定距離に懸念がある。測定距離が短くなる要因として、フォトダイオードに入射する光のうち、信号であるレーザ光に対し、太陽光などの外乱光の強度が強くなってしまう、つまり、SN比(signal-to-noise ratio)の低下が挙げられる。SN比が低下すると、精度よく信号を受信及び検知することができない。
特開2010−38859号公報 特開2009−216789号公報 国際公開2014/110017号 国際公開2016/022220号
本発明は、受信強度を向上させることが可能な距離測定装置及び走査方法を提供する。
本発明の一態様に係る距離測定装置は、レーザ光を発光する発光素子と、前記発光素子により発光されたレーザ光を第1角度の出射角で投光する走査素子と、対象物により反射されたレーザ光を検知する受光素子と、前記受光素子に入射するレーザ光を、前記第1角度の入射角で入射するレーザ光に制限する角度制限素子とを具備する。
本発明の一態様に係る走査方法は、第1角度の出射角でレーザ光を投光する工程と、受光素子に入射するレーザ光を、前記第1角度の入射角で入射するレーザ光に制限する工程とを具備する。
本発明によれば、受信強度を向上させることが可能な距離測定装置及び走査方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る距離測定装置のブロック図。 投光部の構成を示す模式図。 受光部の構成を示す模式図。 走査素子及び角度制限素子の平面図。 図4のA−A´線に沿った走査素子の断面図。 図4のB−B´線に沿った角度制限素子の断面図。 距離測定装置の基本動作を説明する概略図。 距離測定装置によるレーザ光の波形を説明する図。 距離測定装置の動作を説明するフローチャート。 実施例に係る投光部の構成を示す模式図。 実施例に係る受光部の構成を示す模式図。 本発明の第2実施形態に係る走査素子及び角度制限素子の平面図。 図12のC−C´線に沿った走査素子及び角度制限素子の断面図。 走査素子及び角度制限素子の動作を説明する概略図。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、図面の相互間で同じ部分を表す場合においても、互いの寸法の関係や比率が異なって表される場合もある。特に、以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置等によって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
[第1実施形態]
[1] 距離測定装置の構成
[1−1] 距離測定装置のブロック構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る距離測定装置10のブロック図である。
距離測定装置10は、LIDAR(Light Detection and Ranging)とも呼ばれる。LIDARは、レーザ光を用いて例えば車両前方のある範囲を走査し、この走査範囲に存在する対象物によって反射されたレーザ光を検出する。そして、LIDARは、送信したレーザ光と受信したレーザ光とを用いて、対象物の検出、及び車両から対象物までの距離を測定する。
距離測定装置10は、車両の前側(例えば、フロントバンパー、又はフロントグリル)、車両の後ろ側(例えば、リアバンパー、又はリアグリル)、及び/又は、車両の側方(例えば、フロントバンパーの側方)に配置される。また、距離測定装置10は、ルーフやボンネット等、車両の上部に配置されてもよい。
距離測定装置10は、投光部11、受光部14、パルスタイミング制御部17、距離演算部18、及び主制御部19を備える。
投光部11は、レーザ光を発光するとともに、このレーザ光を走査(ステアリングともいう)する。投光部11は、発光素子12、及び走査素子13を備える。
発光素子12は、走査素子13に向けて、レーザ光を発光する。発光素子12は、レーザーダイオードなどで構成される。レーザ光としては、例えば、赤外線レーザ光(例えば波長λ=905nm)が用いられる。また、発光素子12は、所定の周波数を有するパルス信号としてレーザ光を発生する。
走査素子13は、発光素子12から出射されたレーザ光を受け、このレーザ光を透過する。また、走査素子13は、発光素子12からのレーザ光の出射角を制御することで、レーザ光を走査する。
受光部14は、対象物2によって反射されたレーザ光を検出する。この際、受光部14は、受光部14に入射するレーザ光のうち、特定の方向から入射するレーザ光に制限して、レーザ光の検知動作を行う。受光部14は、角度制限素子15、及び受光素子16を備える。
角度制限素子15は、対象物2によって反射されたレーザ光を受け、このレーザ光を透過する。この際、角度制限素子15は、レーザ光を所定の角度で屈折させる。換言すると、角度制限素子15は、所定の角度で入射したレーザ光のみを受光素子16に向けて屈折させる。所定の角度以外の角度で入射したレーザ光は、角度制限素子15を透過するが、受光素子16には入射しない。
受光素子16は、角度制限素子15を透過したレーザ光を検出する。受光素子16は、例えば赤外線センサから構成される。赤外線センサは、フォトダイオードやCMOS(complementary metal oxide semiconductor)フォトセンサを含む。その他、受光素子16として赤外線カメラを用いてもよい。
パルスタイミング制御部17は、発光素子12の動作を制御する。発光素子12は、パルス信号としてレーザ光(すなわち、パルス状のレーザ光)を発光する。パルスタイミング制御部17は、レーザ光に含まれるパルスのタイミングを制御する。パルスのタイミングには、パルス信号の周期、パルス信号の周波数、及びパルス幅が含まれる。
距離演算部18は、送信されたレーザ光のタイミング情報をパルスタイミング制御部17から受け、レーザ光の出射角の情報を主制御部19から受け、受信されたレーザ光のタイミング情報及び光強度の情報を受光素子16から受ける。距離演算部18は、これらの情報を用いて、車両から対象物までの距離を算出する。具体的には、距離演算部18は、出射角や発光から受光までの時間などの情報を用いて、直線距離、水平距離、及び垂直距離を算出する。また、距離演算部18は、出射角や発光から受光までの時間などの情報を用いて、対象物の相対座標を算出する。距離演算部18によって算出された距離及び/又は相対座標は、例えばデータDOUTとして外部に出力可能である。
主制御部19は、距離測定装置10の全体動作を統括的に制御する。主制御部19は、走査素子13に複数の電圧を印加することで、走査素子13の走査動作を制御する。主制御部19は、角度制限素子15に複数の電圧を印加することで、角度制限素子15の角度制限動作を制御する。
[1−2] 投光部11の構成
次に、投光部11の構成について説明する。図2は、投光部11の構成を示す模式図である。
発光素子12は、走査素子13に向けて、レーザ光を発光する。発光素子12からのレーザ光は、走査素子13の出射面に対して垂直方向に進む。発光素子12から出射されるレーザ光は、高い指向性を有し、コヒーレントで幅の狭いレーザ光である。
走査素子13は、角度2αの走査範囲でレーザ光を走査するものとする。角度αは、0度より大きく、90度より小さい。走査素子13は、出射角θでレーザ光を投光する。角度θは、角度α以下である。例えば、走査素子13の出射面に対して垂直方向に進むレーザ光の角度を0度、垂直方向に対して右側が角度“+θ”、垂直方向に対して左側が角度“−θ”とすると、出射角“+θ”、すなわち垂直方向に対して右側にレーザ光を出射することも可能であるし、出射角“−θ”、すなわち垂直方向に対して左側にレーザ光を出射することも可能である。走査素子13によるレーザ光の出射角は、主制御部19によって制御される。
走査素子13は、屈折率が変化する様々な光学素子を用いることができる。走査素子13は、熱光学素子、電気光学素子、電界吸収型光学素子、自由キャリア吸収型光学素子、又は磁気光学素子などを用いることが可能である。
本実施形態では、走査素子13は、例えば液晶素子から構成される。走査素子13は、マトリクス状に区分けされた複数の領域を備え、複数の領域の各々において、光の位相を制御することが可能である。走査素子13の具体的な構成については後述する。
[1−3] 受光部14の構成
次に、受光部14の構成について説明する。図3は、受光部14の構成を示す模式図である。
角度制限素子15は、対象物によって反射されたレーザ光を受け、このレーザ光を透過する。また、角度制限素子15は、走査素子13によるレーザ光の出射角と同じ入射角で入射したレーザ光を、角度制限素子15の入射面に対して垂直になるように(屈折角が0度になるように)屈折させる。角度制限素子15によるレーザ光の入射角は、主制御部19によって制御される。
走査素子13による出射角θである場合、角度制限素子15は、入射角θで入射するレーザ光を垂直方向に、すなわち屈折角が0度で屈折させる。走査素子13による出射角が0度である場合、角度制限素子15は、垂直方向に入射するレーザ光を屈折させずに透過する。
角度制限素子15は、液晶素子から構成される。角度制限素子15は、マトリクス状に区分けされた複数の領域を備え、複数の領域の各々において、光の位相を制御することが可能である。角度制限素子15の具体的な構成については後述する。
角度制限素子15を透過したレーザ光は、集光レンズ20を透過する。集光レンズ20は、例えば平凸レンズで構成される。平凸レンズ20は、その平面が角度制限素子15に向き合うように配置される。平凸レンズ20は、所定の屈折角でレーザ光を集光する。平凸レンズ20を設けない場合には、受光素子16のサイズを角度制限素子15と同程度とすればよいが、平凸レンズ20を設けることで、受光素子16のサイズを小さくできるため、好ましい。平凸レンズ20を透過したレーザ光は、受光素子16に入射する。
[1−4] 走査素子13及び角度制限素子15の構成
次に、走査素子13及び角度制限素子15の構成について説明する。図4は、走査素子13及び角度制限素子15の平面図である。図5は、図4のA−A´線に沿った走査素子13の断面図である。図6は、図4のB−B´線に沿った角度制限素子15の断面図である。
(走査素子13)
走査素子13は、透過型の液晶素子である。走査素子13は、対向配置された基板30、31と、基板30、31間に挟持された液晶層32とを備える。基板30、31の各々は、透明基板(例えば、ガラス基板、又はプラスチック基板)から構成される。基板30は、発光素子12に対向配置され、発光素子12からのレーザ光は、基板30側から液晶層32に入射する。
液晶層32は、基板30、31間に充填される。具体的には、液晶層32は、基板30、31と、シール材33とによって包囲された領域内に封入される。図5の液晶層32に図示された楕円は、液晶分子を模式的に表している。シール材33は、例えば、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、又は紫外線・熱併用型硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいて基板30又は基板31に塗布された後、紫外線照射、又は加熱等により硬化させられる。
液晶層32を構成する液晶材料は、基板30、31間に印加された電圧(電界)に応じて液晶分子の配向が操作されて光学特性が変化する。本実施形態の走査素子13は、ホモジニアスモードある。すなわち、液晶層32として正の誘電率異方性を有するポジ型(P型)のネマティック液晶が用いられ、液晶分子は、電圧(電界)を印加しない時には基板面に対して概略水平方向に配向する。ホモジニアスモードでは、電圧を印加しない時に液晶分子の長軸(ダイレクタ)が概略水平方向に配向し、電圧を印加した時に液晶分子の長軸が垂直方向に向かって傾く。液晶分子の傾斜角は、印加される実効電圧に応じて変化する。液晶層32の初期配向は、液晶層32を挟むようにして基板30、31にそれぞれ設けられた2つの配向膜(図示せず)によって制御される。
なお、液晶モードとして、ネガ型(N型)のネマティック液晶を用いた垂直配向(VA:Vertical Alignment)モードを用いてもよい。VAモードでは、電界を印加しない時に液晶分子の長軸が概略垂直方向に配向し、電圧を印加した時に液晶分子の長軸が水平方向に向かって傾く。
基板30の液晶層32側には、それぞれがX方向に延びる複数のセル電極34が設けられる。任意の数のセル電極群は、単位電極35を構成する。図4には、3個の単位電極35−1〜35−3を例示しているが、単位電極35の数は任意に設定可能である。また、図4では、1つの単位電極35が4個のセル電極34を備えているが、1つの単位電極35に含まれるセル電極34の数は、任意に設定可能である。単位電極35−1は、セル電極34−1〜34−4から構成される。単位電極35−2は、セル電極34−5〜34−8から構成される。単位電極35−3は、セル電極34−9〜34−12から構成される。
単位電極35のY方向の長さは、これを構成するセル電極34の数を変更することで変えることができる。セル電極34は、透明電極から構成され、例えばITO(インジウム錫酸化物)が用いられる。
複数の単位電極35は、互いに電気的に分離されており、また、複数のセル電極34は、互いに電気的に分離されている。すなわち、セル電極34に対して個別に電圧制御が可能であり、また、単位電極35に対して個別に電圧制御が可能である。
基板31の液晶層32側には、それぞれがX方向に直交するY方向に延びる複数のセル電極36が設けられる。任意の数のセル電極群は、単位電極37を構成する。図4には、3個の単位電極37−1〜37−3を例示しているが、単位電極37の数は任意に設定可能である。また、図4では、1つの単位電極37が4個のセル電極36を備えているが、1つの単位電極37に含まれるセル電極36の数は、任意に設定可能である。単位電極37−1は、セル電極36−1〜36−4から構成される。単位電極37−2は、セル電極36−5〜36−8から構成される。単位電極37−3は、セル電極36−9〜36−12から構成される。
単位電極37のX方向の長さは、これを構成するセル電極36の数を変更することで変えることができる。セル電極36は、透明電極から構成され、例えばITOが用いられる。
複数の単位電極37は、互いに電気的に分離されており、また、複数のセル電極36は、互いに電気的に分離されている。すなわち、セル電極36に対して個別に電圧制御が可能であり、また、単位電極37に対して個別に電圧制御が可能である。
図4から理解されるように、走査素子13は、パッシブマトリクス方式(単純マトリクス方式)であり、また、ドットマトリクス方式である。すなわち、走査素子13は、ドットマトリクスのパターンを有する。走査素子13は、1つのセル電極34と1つのセル電極36とが交差する1つのドット毎に、液晶配向を制御できる。
単位電極35と単位電極37との1つの交差領域は、図4の例では概略正方形であり、この交差領域は、光の位相を制御する単位となる。単位電極35及び単位電極37の電圧制御は、主制御部によって行われる。
(角度制限素子15)
次に、角度制限素子15の構成について説明する。角度制限素子15は、前述した走査素子13と同じ構成を有する。
図4及び図6に示すように、角度制限素子15は、基板40、基板41、液晶層42、シール材43を備える。基板40には、複数の単位電極45(45−1〜45−3)が設けられる。基板41には、複数の単位電極47(47−1〜47−3)が設けられる。
単位電極45は、複数のセル電極44から構成される。一例として、単位電極45−1は、セル電極44−1〜44−4から構成される。単位電極45−2は、セル電極44−5〜44−8から構成される。単位電極45−3は、セル電極44−9〜44−12から構成される。
単位電極47は、複数のセル電極46から構成される。一例として、単位電極47−1は、セル電極46−1〜46−4から構成される。単位電極47−2は、セル電極46−5〜46−8から構成される。単位電極47−3は、セル電極46−9〜46−12から構成される。
なお、走査素子13(及び角度制限素子15)として、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)方式を用いた透過型液晶素子(透過型LCOS)を用いてもよい。透過型LCOSを用いることで、電極を微細加工することが可能となり、より小型の走査素子13を実現できる。透過型LCOSでは、シリコン基板(又は透明基板上に形成されたシリコン層)が用いられる。シリコン基板は、バンドギャップとの関係で、特定の波長以上の波長を有する光(赤外線を含む)を透過するため、LCOSを透過型液晶素子として使用することができる。LCOSを使用することにより、セル電極がより小さい液晶素子とすることができるため、さらに小型化することが可能となる。また、液晶分子の移動度が高いため、レーザ光を高速で走査することが可能となる。
[1−5] 回路構成
次に、前述した図4を用いて、走査素子13及び角度制限素子15の周辺の回路構成について説明する。
走査素子13は、主制御部19によって電圧制御される。このために、走査素子13は、主制御部19に複数の信号線を介して電気的に接続される。
具体的には、セル電極34−1、34−5、34−9は、信号線SL1に電気的に接続される。セル電極34−2、34−6、34−10は、信号線SL2に電気的に接続される。セル電極34−3、34−7、34−11は、信号線SL3に電気的に接続される。セル電極34−4、34−8、34−12は、信号線SL4に電気的に接続される。
セル電極36−1、36−5、36−9は、信号線SL5に電気的に接続される。セル電極36−2、36−6、36−10は、信号線SL6に電気的に接続される。セル電極36−3、36−7、36−11は、信号線SL7に電気的に接続される。セル電極36−4、36−8、36−12は、信号線SL8に電気的に接続される。
このような接続関係により、単位電極35−1〜35−3はそれぞれ、主制御部19によって同じ電圧制御が行われる。よって、単位電極35−1〜35−3はそれぞれ、液晶層に同じ屈折率の勾配を形成することができる。また、単位電極37−1〜37−3はそれぞれ、主制御部19によって同じ電圧制御が行われる。よって、単位電極37−1〜37−3はそれぞれ、液晶層に同じ屈折率の勾配を形成することができる。
角度制限素子15は、主制御部19によって電圧制御される。このために、角度制限素子15は、主制御部19に複数の信号線を介して電気的に接続される。
具体的には、セル電極34−1、34−5、34−9は、信号線SL1に電気的に接続される。セル電極34−2、34−6、34−10は、信号線SL2に電気的に接続される。セル電極34−3、34−7、34−11は、信号線SL3に電気的に接続される。セル電極34−4、34−8、34−12は、信号線SL4に電気的に接続される。
セル電極36−1、36−5、36−9は、信号線SL5に電気的に接続される。セル電極36−2、36−6、36−10は、信号線SL6に電気的に接続される。セル電極36−3、36−7、36−11は、信号線SL7に電気的に接続される。セル電極36−4、36−8、36−12は、信号線SL8に電気的に接続される。
このような接続関係により、単位電極35−1〜35−3はそれぞれ、主制御部19によって同じ電圧制御が行われる。よって、単位電極35−1〜35−3はそれぞれ、液晶層に同じ屈折率の勾配を形成することができる。また、単位電極37−1〜37−3はそれぞれ、主制御部19によって同じ電圧制御が行われる。よって、単位電極37−1〜37−3はそれぞれ、液晶層に同じ屈折率の勾配を形成することができる。
ここで、走査素子13及び角度制限素子15は、共通の信号線SL1〜SL8を用いて主制御部19に電気的に接続される。よって、主制御部19は、走査素子13及び角度制限素子15を確実に同期して電圧制御できるとともに、走査素子13及び角度制限素子15の屈折率を同じに設定することができる。すなわち、走査素子13の出射角と、角度制限素子15の入射角とを同じにすることができる。換言すると、走査素子13の出射角と同じ角度の入射角で角度制限素子15に入射したレーザ光を受光素子16に入射させることができる。
なお、走査素子13及び角度制限素子15の電圧制御が同じであれば、走査素子13及び角度制限素子15を共通の信号線で接続せずに、走査素子13及び角度制限素子15と主制御部19とをそれぞれ別の信号線で電気的に接続してもよい。
[2] 距離測定装置10の動作
[2−1] 距離測定装置10の基本動作
まず、距離測定装置10の基本動作について説明する。図7は、距離測定装置10の基本動作を説明する概略図である。なお、図7では、距離測定装置10が車両1の前方を走査する態様を一例として示している。
距離測定装置10に含まれる投光部11は、角度2αの走査範囲でレーザ光を投光する。受光部14は、対象物2によって反射されたレーザ光を受光する。想定する対象物2までの距離L、距離Lにおける走査範囲Rとする。例えば、角度2α=10度、距離L=10mである場合は、走査範囲R=1.7mであり、角度2α=10度、距離L=50mである場合は、走査範囲R=8.7mである。角度2α、距離L、及び走査範囲Rは、距離測定装置10に求められる仕様に応じて任意に設計可能である。
図8は、距離測定装置10によるレーザ光の波形を説明する図である。図8の上側が投光の波形、下側が受光の波形である。図8の横軸が時間であり、図8の縦軸が強度(光強度)である。
発光素子12は、パルス信号からなるレーザ光を発光する。すなわち、発光素子12は、時分割でレーザ光を出射する。距離測定装置10は、パルス信号としてレーザ光を投光する。パルス信号の周期P、パルス幅Wとする。1つのパルスを送信してから、このパルスが対象物で反射されたパルスを受信するまでの時間である遅れ量Δ、光の速度Cとする。遅れ量Δは、“Δ=2L/C”で算出される。
例えば、パルス幅W=10nsec、周期P=10μsec(すなわち、周波数f=100kHz)であるものとする。遅れ量Δ=67nsecの場合、距離L=10mが算出される。
このような動作により、対象物が検出でき、また、対象物までの距離が算出できる。
[2−2] 距離測定装置10の走査動作
信号強度を向上させるためには、外乱となる太陽光などの外乱光をカットする必要がある。外乱光は、あらゆる角度から入射する一方で、信号は、距離測定装置10から発した角度からしか返ってこない。そこで、信号が返ってくる角度に制限してレーザ光を受信することで、信号強度を向上させるようにしている。
図9は、距離測定装置10の動作を説明するフローチャートである。主制御部19は、走査素子13の出射角を角度θに設定し、角度制限素子15の入射角を角度θに設定する(ステップS100)。すなわち、主制御部19は、走査素子13と角度制限素子15とを同期して動作させる。同期とは、走査素子13による屈折角と、角度制限素子15による屈折角とを同じにすることを意味する。
例えば、図5に示すように、主制御部19は、単位電極37−1において、セル電極36−1〜36−4に、この順に低くなる実効電圧を印加する。セル電極34とセル電極36との間に印加される電圧は、交流電圧である。単位電極37−2、37−3においても、主制御部19は、単位電極37−1と同じ電圧を印加する。これにより、単位電極37−1〜37−3のそれぞれにおいて、同じ屈折率の勾配が生じる。
同様に、図6に示すように、主制御部19は、単位電極47−1において、セル電極46−1〜46−4に、この順に低くなる実効電圧を印加する。セル電極44とセル電極46との間に印加される電圧は、交流電圧である。単位電極47−2、47−3においても、主制御部19は、単位電極47−1と同じ電圧を印加する。これにより、単位電極47−1〜47−3のそれぞれにおいて、同じ屈折率の勾配が生じる。
続いて、主制御部19は、投光部11から出射角θでレーザ光を投光する(ステップS101)。具体的には、パルスタイミング制御部17は、パルス状のレーザ光を発光素子12から発光させる。発光素子12からのレーザ光は、走査素子13を透過するとともに、角度θだけ屈折する。図5の例では、基板30側から入射したレーザ光は、右側に屈折するようにして、走査素子13から出射される。
続いて、受光部14は、入射角θで入射したレーザ光を受光する(ステップS102)。具体的には、角度制限素子15は、入射角θで入射したレーザ光を、入射面に対して垂直方向に(屈折角が0度で)屈折させる。角度制限素子15を透過したレーザ光は、受光素子16に入射する。これにより、角度制限素子15は、受光素子16に入射するレーザ光を、入射角θで受光部14に入射するレーザ光に制限することができる。なお、入射角θ以外の角度で角度制限素子15に入射したレーザ光は、受光素子16に向かって屈折せず、受光素子16には入射しないので、このレーザ光は、受光素子16によって検出されない。
続いて、距離演算部18は、対象物までの距離を算出する(ステップS103)。具体的には、距離演算部18は、送信されたレーザ光のタイミング情報をパルスタイミング制御部17から受け、レーザ光の出射角の情報を主制御部19から受け、受信されたレーザ光のタイミング情報及び光強度の情報を受光素子16から受ける。距離演算部18は、これらの情報を用いて、車両から対象物までの距離を算出する。
[3] 実施例
次に、投光部11の実施例について説明する。図10は、実施例に係る投光部11の構成を示す模式図である。
走査素子13の出射面側には、平凹レンズ21が設けられる。平凹レンズ21は、その平面が走査素子13に向き合うように配置される。平凹レンズ21は、レーザ光を拡散する。すなわち、平凹レンズ21は、入射角θより大きい出射角(屈折角)θ´でレーザ光を出射する。実施例によれば、レーザ光の走査範囲を広くすることができる。
次に、受光部14の実施例について説明する。図11は、実施例に係る受光部14の構成を示す模式図である。
角度制限素子15の入射面側には、平凹レンズ22が設けられる。平凹レンズ22は、その平面が角度制限素子15に向き合うように配置される。平凹レンズ22は、入射角θ´で凹面側に入射したレーザ光を屈折角θで屈折させる。実施例によれば、レーザ光の受光範囲を広くすることができるとともに、投光部11の出射角θ´と、受光部14の入射角θ´とを同じにすることができる。
[4] 第1実施形態の効果
以上詳述したように第1実施形態では、距離測定装置10は、レーザ光を発光する発光素子12と、発光素子12により発光されたレーザ光を第1角度θの出射角で投光する走査素子13と、対象物により反射されたレーザ光を検知する受光素子16と、受光素子16に入射するレーザ光を、第1角度θの入射角で入射するレーザ光に制限する角度制限素子15とを備える。
従って第1実施形態によれば、距離測定装置10は、距離測定装置10に入射する光(太陽光などの外乱光を含む)のうち、送信したレーザ光が対象物によって反射されたレーザ光に制限して受信することができる。これにより、SN比を向上させることができる。また、SN比が向上するため、遠方の対象物によって反射された微小なレーザ光であっても精度良く検出することができるようになり、遠距離の信号を検出することが可能となるため、測定可能な距離を向上させることができる。
また、走査素子13及び角度制限素子15を同じ構造の液晶素子で構成するようにしている。また、走査素子13及び角度制限素子15を同じ信号で制御するようにしている。これにより、走査素子13及び角度制限素子15を同期させることが容易であり、受信の精度を向上させることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、走査素子13及び角度制限素子15を共通の液晶素子で構成するようにしている。
図12は、本発明の第2実施形態に係る走査素子13及び角度制限素子15の平面図である。図13は、図12のC−C´線に沿った走査素子13及び角度制限素子15の断面図である。
基板30、31、及び液晶層32は、走査素子13及び角度制限素子15に共用される。また、セル電極34−1〜34−12は、走査素子13及び角度制限素子15に共用される。さらに、信号線SL1〜SL8は、走査素子13及び角度制限素子15に共通接続される。
図14は、走査素子13及び角度制限素子15の動作を説明する概略図である。主制御部19は、走査素子13の出射角を角度θに設定し、角度制限素子15の入射角を角度θに設定する。投光部11は、出射角θでレーザ光を投光する。受光部14は、入射角θで入射したレーザ光を受光する。
第2実施形態によれば、走査素子13及び角度制限素子15は、液晶素子として一体で形成される。これにより、走査素子13及び角度制限素子15とで、液晶層の厚さ(セルギャップ)、セル電極の幅、セル電極間のスペース、並びに基板の材料及び厚さなどの製造工程において生じる誤差を同じにすることができる。よって、走査素子13及び角度制限素子15の光学特性を同じにすることができる。この結果、受信の精度をより向上させることができる。
なお、上記各実施形態では、距離測定装置が扱うレーザ光として赤外線レーザを用いている。しかし、これに限定されず、上記実施形態にかかる距離測定装置は、赤外線以外の光にも適用可能である。
上記実施形態では、車両に搭載される距離測定装置について説明している。しかし、これに限定されず、距離測定装置は、レーザ光を走査する機能を有する様々な電子機器に適用できる。
上記実施形態では、角度制限素子15にパッシブマトリクス方式を適用しているが、他の電極構造を用いてもよい。例えば、第1基板に複数のドットに対応しかつ互いに電気的に分離された複数の第1電極を形成し、第1基板に対向する第2基板に平面状の1つの共通電極を形成する。そして、TFT(Thin Film Transistor)などで構成される複数のスイッチング素子を用いて複数の第1電極を駆動するようにしてもよい。走査素子13についても同様である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、1つの実施形態に開示される複数の構成要素の適宜な組み合わせ、若しくは異なる実施形態に開示される構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。例えば、実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、これらの構成要素が削除された実施形態が発明として抽出されうる。
10…距離測定装置、11…投光部、12…発光素子、13…走査素子、14…受光部、15…角度制限素子、16…受光素子、17…パルスタイミング制御部、18…距離演算部、19…主制御部、20…平凸レンズ、21,22…平凹レンズ、30,31…基板、32…液晶層、33…シール材、34,36…セル電極、35,37…単位電極、40,41…基板、42…液晶層、43…シール材、44,46…セル電極、45,47…単位電極、SL1〜SL8…信号線

Claims (6)

  1. レーザ光を発光する発光素子と、
    前記発光素子により発光されたレーザ光を第1角度の出射角で投光する走査素子と、
    対象物により反射されたレーザ光を検知する受光素子と、
    前記受光素子に入射するレーザ光を、前記第1角度の入射角で入射するレーザ光に制限する角度制限素子と
    を具備する距離測定装置。
  2. 前記角度制限素子及び前記走査素子を同期して動作させる
    請求項1に記載の距離測定装置。
  3. 前記角度制限素子は、液晶素子で構成される
    請求項1または2に記載の距離測定装置。
  4. 前記走査素子は、液晶素子で構成される
    請求項1から3のいずれかに記載の距離測定装置。
  5. 前記走査素子及び前記角度制限素子はそれぞれ、第1及び第2液晶素子で構成され、
    前記第1及び第2液晶素子は、一体で形成される
    請求項1から3のいずれかに記載の距離測定装置。
  6. 第1角度の出射角でレーザ光を投光する工程と、
    受光素子に入射するレーザ光を、前記第1角度の入射角で入射するレーザ光に制限する工程と
    を具備する走査方法。
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