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JP2018195362A - 不揮発性記憶装置、半導体装置、及び、電子機器 - Google Patents

不揮発性記憶装置、半導体装置、及び、電子機器 Download PDF

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竹志 宮▲崎▼
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Abstract

【課題】閾値電圧が高いプログラム状態のメモリーセルのベリファイを行う際に判定基準を厳しく設定する。【解決手段】不揮発性記憶装置は、イレーズ状態とプログラム状態との中間状態又はプログラム状態の第1のリファレンスセルと、イレーズ状態の第2のリファレンスセルと、第1のリファレンスセルに流れる電流に比例する第1のミラー電流を生成する回路と、第2のリファレンスセルに流れる電流に比例する第2のミラー電流を生成する回路と、メモリーセルに流れる電流をリファレンス電流と比較してデータを読み出すセンスアンプと、読み出しモードにおいて少なくとも第1のミラー電流に基づいてリファレンス電流が生成され、ベリファイモードにおいて第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流が生成されるように、第1のリファレンスセル又は第2のリファレンスセルの選択状態を設定する選択回路とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、フラッシュメモリーやEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の電気的に書き換え可能な不揮発性記憶装置に関する。さらに、本発明は、そのような不揮発性記憶装置を用いた半導体装置及び電子機器等に関する。
近年においては、フラッシュメモリーやEEPROM等の電気的に書き換え可能な不揮発性記憶装置が広く普及している。そのような不揮発性記憶装置において、メモリーセルがイレーズ状態であるかプログラム状態であるかを判定するために、複数のリファレンスセルに流れる電流に基づいてリファレンス電流を生成し、メモリーセルに流れる電流をリファレンス電流と比較することが行われている。
関連する技術として、特許文献1には、不揮発性のメモリーセルからデータを読み出す際の動作マージンを広げることができるリファレンス電流発生回路が開示されている。このリファレンス電流発生回路は、イレーズ状態に設定される第1のリファレンスセルと、プログラム状態に設定される第2のリファレンスセルとを含み、第1のリファレンスセルの選択状態で流れる第1の電流に対応した電流と第2のリファレンスセルの選択状態で流れる第2の電流に対応した電流とを加算した電流を、リファレンス電流として発生する。
特開2012−146374号公報(段落0025−0026、0078−0079、図1、図4)
一般に、不揮発性記憶装置においては、メモリーセルにデータを書き込んだ後に、書き込まれたデータが正しく読み出されるか否かを確認(ベリファイ)することが行われている。温度や電源電圧の変動を考慮すると、ベリファイモードにおいては、通常の読み出しモードにおけるよりもデータの判定基準を厳しく設定することが望まれる。
データ書き込み時にプログラム状態に設定されたメモリーセルのトランジスターの閾値電圧は高くなるので、プログラム状態のメモリーセルのベリファイを行う際に判定基準を厳しく設定するためには、セルに印加される駆動電位の変化に対して緩やかに変化するリファレンス電流を生成する必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示されているリファレンス電流発生回路においては、プログラム状態の第2のリファレンスセルに流れる電流が高電圧側で急激に立ち上がると、それに追従してリファレンス電流も高電圧側で急激に立ち上がる(段落0079、図4参照)。そのようなリファレンス電流をベリファイモードにおいて使用すると、プログラム状態のメモリーセルのベリファイを行う際に判定基準を厳しく設定することができない。
また、読み出しモードにおいて、同時に読み出されるデータのビット数が多い場合には、リファレンスセルに流れる電流に対応した電流を生成するカレントミラー回路が多数のセンスアンプに接続されると共に、配線長も長くなるので、カレントミラー回路の負荷容量が大きくなってリファレンス電流の確定に時間を要してしまう。特に、閾値電圧が高いプログラム状態のリファレンスセルは、電流供給能力が低いので問題となる。
そこで、上記の点に鑑み、本発明の第1の目的は、閾値電圧が高いプログラム状態のメモリーセルのベリファイを行う際に判定基準を厳しく設定できる不揮発性記憶装置を提供することである。また、本発明の第2の目的は、そのような不揮発性記憶装置において、リファレンス電流を生成するために用いられるリファレンスセルの電流供給能力を向上させて、読み出しモードにおいてリファレンス電流の確定に要する時間を短縮することである。さらに、本発明の第3の目的は、そのような不揮発性記憶装置を用いた半導体装置及び電子機器等を提供することである。
以上の課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の第1の観点に係る不揮発性記憶装置は、イレーズ状態とプログラム状態との中間状態又はプログラム状態の第1のリファレンスセルと、イレーズ状態の第2のリファレンスセルと、第1のリファレンスセルの選択状態において、第1のリファレンスセルに流れる電流に比例する第1のミラー電流を生成する第1のカレントミラー回路と、第2のリファレンスセルの選択状態において、第2のリファレンスセルに流れる電流に比例する第2のミラー電流を生成する第2のカレントミラー回路と、メモリーセルに流れる電流をリファレンス電流と比較することにより、メモリーセルに記憶されているデータを読み出すセンスアンプと、読み出しモードにおいて、少なくとも第1のミラー電流に基づいてリファレンス電流が生成され、ベリファイモードにおいて、第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流が生成されるように、第1のリファレンスセル又は第2のリファレンスセルの選択状態を設定する選択回路とを備える。
本発明の第1の観点によれば、ベリファイモードにおいて、閾値電圧が低いイレーズ状態の第2のリファレンスセルに流れる電流に比例する第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流が生成されるので、セルに印加される駆動電位の変化に対して、読み出しモードにおけるよりも緩やかに変化するリファレンス電流を生成することが可能となる。従って、閾値電圧が高いプログラム状態のメモリーセルのベリファイを行う際に判定基準を厳しく設定することができる。
ここで、選択回路が、読み出しモードにおいて第1のミラー電流が生成され、ベリファイモードにおいて第1のミラー電流が生成されないように、第1のリファレンスセルと第1のカレントミラー回路との接続状態又は第1のカレントミラー回路の接続状態を設定するようにしても良い。それにより、第1のリファレンスセルを選択又は非選択に設定することができる。
また、読み出しモードにおいて、第1のミラー電流及び第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流が生成されるようにしても良い。それにより、第1のリファレンスセルに電流が流れない低電圧状態においても、第2のリファレンスセルを用いてリファレンス電流を生成することができる。
あるいは、第1のリファレンスセルが、イレーズ状態とプログラム状態との中間状態に設定されていても良い。それにより、リファレンス電流を生成するために用いられるリファレンスセルの電流供給能力を向上させて、読み出しモードにおいてリファレンス電流の確定に要する時間を短縮することができる。その結果、データの高速読み出しが可能となる。
その場合に、選択回路が、ベリファイモードにおいて第2のミラー電流が生成され、読み出しモードにおいて第2のミラー電流が生成されないように、第2のリファレンスセルと第2のカレントミラー回路との接続状態又は第2のカレントミラー回路の接続状態を設定するようにしても良い。それにより、読み出しモードにおいて、中間状態の第1のリファレンスセルのみを用いてリファレンス電流が高速に生成されると共に、温度や電源電圧の変動に対してリファレンス電流がメモリーセルの電流と同様に変化するので、第1及び第2のリファレンスセルの両方を用いる場合よりも動作マージンを大きくすることができる。
あるいは、不揮発性記憶装置が、電源電圧が所定の電圧よりも高いときに検出信号を活性化する電圧検出回路と、読み出しモードにおいて、検出信号が活性化されているときに、第1のミラー電流に基づいてリファレンス電流が生成されるように選択回路を制御し、検出信号が活性化されていないときに、第1のミラー電流及び第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流が生成されるように選択回路を制御する選択制御回路とをさらに備えるようにしても良い。
それにより、電源電圧が比較的高いときには、第1のリファレンスセルのみを用いて、リファレンス電流を高速に生成することができる。一方、電源電圧が比較的低いときには、中間状態の第1のリファレンスセルがオン状態になり難いが、第1のリファレンスセルがオン状態にならなくても第2のリファレンスセルを用いてリファレンス電流を生成することができる。
以上において、第2のカレントミラー回路が、ミラー比を変更できるように構成されていても良い。それにより、リファレンスセルの数を増やしたりリファレンスセルの駆動電位を調整したりすることなく、簡単な構成でリファレンス電流を変更してベリファイモードにおける判定基準を設定することができる。
また、不揮発性記憶装置が、第1のカレントミラー回路及び第2のカレントミラー回路に接続されて、第1のミラー電流、第2のミラー電流、又は、第1のミラー電流及び第2のミラー電流が流れる第1のトランジスターをさらに備え、センスアンプが、第1のトランジスターと共に第3のカレントミラー回路を構成する第2のトランジスターを含み、第2のトランジスターが、第1のトランジスターに流れる電流に比例するリファレンス電流を生成するようにしても良い。それにより、第1又は第2のカレントミラー回路によって負荷を駆動するために電流を増幅しても、第3のカレントミラー回路によってリファレンス電流の大きさを適切に設定することができる。
その場合に、第3のカレントミラー回路が、第1のミラー電流に基づいて、第1のリファレンスセルに流れる電流と略同じ大きさの電流を生成し、第2のミラー電流に基づいて、第2のリファレンスセルに流れる電流のβ倍(0<β<1)の電流を生成するようにしても良い。
それにより、読み出しモードにおいて、駆動電位の変化に対するリファレンス電流の変化量を第1のリファレンスセルに流れる電流の変化量に近付けて、温度や電源電圧の変動の影響を低下させることができる。また、ベリファイモードにおいて、駆動電位の変化に対するリファレンス電流の変化量を比較的小さくして、プログラム状態のメモリーセルのベリファイにおける判定基準を厳しく設定することができる。
本発明の第2の観点に係る半導体装置、及び、本発明の第3の観点に係る電子機器は、上記いずれかの不揮発性記憶装置を備える。本発明の第2又は第3の観点によれば、不揮発性記憶装置において閾値電圧が高いプログラム状態のメモリーセルのベリファイを行う際に判定基準を厳しく設定できる半導体装置又は電子機器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る不揮発性記憶装置の構成例を示すブロック図。 図1に示すメモリーセルアレイ及びその周辺の構成例を示す回路図。 図1に示すメモリー制御回路の第1の構成例を示す回路図。 リファレンス電流設定回路によるリファレンス電流の設定例を示す図。 図1に示すメモリー制御回路の第2の構成例を示す回路図。 図1に示すメモリー制御回路の第3の構成例を示す回路図。 本発明の一実施形態に係る電子機器の構成例を示すブロック図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
本発明は、フラッシュメモリーやEEPROM等の電気的に書き換え可能な各種の不揮発性記憶装置に適用可能であるが、以下においては、一例として、本発明をフラッシュメモリーに適用した実施形態について説明する。
<不揮発性記憶装置の全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る不揮発性記憶装置の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、この不揮発性記憶装置は、メモリーセルアレイ10と、電源回路20と、ワード線昇圧回路30と、ワード線駆動回路40と、ソース線駆動回路50と、スイッチ回路60と、メモリー制御回路70とを含んでいる。
メモリーセルアレイ10において、複数のメモリーセルが、m行n列のマトリクス状に配置されている(m及びnは、2以上の整数)。例えば、メモリーセルアレイ10は、2048行のメモリーセルを含んでいる。また、1行のメモリーセルは、1024個のメモリーセルを含み、128個の8ビットデータを記憶することができる。
また、メモリーセルアレイ10は、複数のワード線WL0、WL1、・・・、WLmと、複数のソース線SL0、SL1、・・・、SLmと、複数のビット線BL0、BL1、・・・、BLnとを含んでいる。各々のワード線及び各々のソース線は、それぞれの行に配置された複数のメモリーセルに接続されている。また、各々のビット線は、それぞれの列に配置された複数のメモリーセルに接続されている。
電源回路20には、例えば、ロジック回路及びデータ読み出し用のロジック電源電位VDDと、データ書き込み及びデータ消去用の高電源電位VPPと、基準電源電位VSSとが、外部から供給される。あるいは、電源回路20は、外部から供給される電源電位を昇圧又は降圧することにより、他の電源電位を生成しても良い。
基準電源電位VSSは、他の電位に対して相対的な基準となる基準電位であり、以下においては、基準電源電位VSSが接地電位(0V)である場合について説明する。ロジック電源電位VDDは、基準電源電位VSSよりも高い電位であり、例えば、1.2V〜1.8V程度である。なお、ロジック電源電位VDDは、不揮発性記憶装置と共に使用される機能回路の電源電位と共用されても良い。高電源電位VPPは、ロジック電源電位VDDよりも高い電位であり、例えば、5V〜10V程度である。
電源回路20は、ロジック電源電位VDDをメモリー制御回路70に供給すると共に、メモリー制御回路70の制御の下で、高電源電位VPP及びロジック電源電位VDDを、必要に応じて不揮発性記憶装置の各部に供給する。図1においては、電源回路20からワード線昇圧回路30に供給される電源電位が昇圧回路電源電位VBCとして示されており、ワード線昇圧回路30からワード線駆動回路40に供給される電源電位がワード線電源電位VWLとして示されている。また、電源回路20からソース線駆動回路50に供給される電源電位がソース線電源電位VSLとして示されている。
例えば、メモリーセルにデータを書き込む書き込みモード、及び、メモリーセルを消去状態にする消去モードにおいて、電源回路20は、高電源電位VPPをワード線昇圧回路30及びソース線駆動回路50に供給する。ワード線昇圧回路30は、高電源電位VPPをワード線駆動回路40に供給する。
また、メモリーセルからデータを読み出す読み出しモード、及び、メモリーセルに書き込まれたデータをベリファイするベリファイモードにおいて、電源回路20は、ロジック電源電位VDDをワード線昇圧回路30及びソース線駆動回路50に供給する。読み出しモードにおいて、ワード線昇圧回路30は、ロジック電源電位VDDを昇圧してワード線昇圧電位VUP(例えば、2.8V)を生成し、ワード線昇圧電位VUPをワード線駆動回路40に供給する。ベリファイモードにおいて、ワード線昇圧回路30は、ロジック電源電位VDD又はワード線昇圧電位VUPをワード線駆動回路40に供給する。
ワード線駆動回路40は、複数のワード線WL0、WL1、・・・、WLmに接続されており、メモリー制御回路70によって選択されるメモリーセルに接続されたワード線を駆動する。ソース線駆動回路50は、複数のソース線SL1、SL2、・・・、SLmに接続されており、メモリー制御回路70によって選択されるメモリーセルに接続されたソース線を駆動する。
スイッチ回路60は、例えば、複数のビット線BL0、BL1、・・・、BLnの経路にそれぞれ接続された複数のNチャネルMOSトランジスターを含み、それらのトランジスターは、メモリー制御回路70の制御の下でオン状態又はオフ状態となる。メモリー制御回路70は、スイッチ回路60を介して、複数のビット線BL0、BL1、・・・、BLnに接続されたメモリーセルに接続可能となっている。
メモリー制御回路70は、メモリーセルアレイ10に含まれている複数のメモリーセルに、書き込み動作、読み出し動作、ベリファイ動作、又は、消去動作を行わせるように、電源回路20〜スイッチ回路60を制御する。例えば、メモリー制御回路70は、論理回路及びアナログ回路等で構成され、リファレンス電流設定回路71と、センスアンプ72と、選択制御回路73とを含んでいる。
リファレンス電流設定回路71は、読み出しモード及びベリファイモードにおいて、選択されたリファレンスセルを用いてリファレンス電流を設定する。センスアンプ72は、メモリーセルに流れる電流をリファレンス電流と比較することにより、メモリーセルに記憶されているデータを読み出す。選択制御回路73は、リファレンス電流設定回路71におけるリファレンスセルの選択を制御する制御回路である。
メモリー制御回路70には、チップセレクト信号CS、モードセレクト信号MS、クロック信号CK、及び、アドレス信号ADが供給される。メモリー制御回路70は、チップセレクト信号CSによって不揮発性記憶装置が選択されたときに、モードセレクト信号MSに従って、書き込みモード、読み出しモード、ベリファイモード、又は、消去モードに不揮発性記憶装置を設定する。
書き込みモードにおいて、メモリー制御回路70は、クロック信号CKに同期して書き込みデータを入力し、アドレス信号ADによって指定されたメモリーセルにデータを書き込むように不揮発性記憶装置の各部を制御する。また、読み出しモード及びベリファイモードにおいて、メモリー制御回路70は、アドレス信号ADによって指定されたメモリーセルからデータを読み出すように不揮発性記憶装置の各部を制御し、クロック信号CKに同期して読み出しデータを出力する。
<メモリーセルアレイ>
図2は、図1に示すメモリーセルアレイ及びその周辺の構成例を示す回路図である。各々のメモリーセルMCは、例えば、コントロールゲート、フローティングゲート、ソース、及び、ドレインを有するNチャネルMOSトランジスターで構成される。メモリーセルMCのトランジスターは、フローティングゲートに蓄積される電荷に応じて1ビットのデータを記憶する。
ワード線WL0〜WLmの各々は、それぞれの行に配置された複数のメモリーセルMCのトランジスターのコントロールゲートに接続されている。ソース線SL0〜SLmの各々は、それぞれの行に配置された複数のメモリーセルMCのトランジスターのソースに接続されている。また、ビット線BL0〜BLnの各々は、それぞれの列に配置された複数のメモリーセルMCのトランジスターのドレインに接続されている。
ワード線駆動回路40(図1)は、ワード線WL0〜WLmに接続されたメモリーセルMCのトランジスターのコントロールゲートを駆動する複数のワード線ドライバー41と、複数のNチャネルMOSトランジスター42と、インバーター43とを含んでいる。ワード線ドライバー41は、例えば、レベルシフター、バッファー回路、又は、インバーター等で構成される。
インバーター43には、電源回路20(図1)からワード線電源電位VWLが供給される。インバーター43の入力端子には、消去モードにおいてハイレベルに活性化される消去モード信号ERが、メモリー制御回路70から供給される。インバーター43は、消去モード信号ERがローレベルに非活性化されているときに、ワード線電源電位VWLを複数のワード線ドライバー41に供給する。
複数のワード線ドライバー41の入力端子には、メモリーセルアレイを構成する複数のメモリーセルの内から1行又は複数行のメモリーセルを選択する際にハイレベルに活性化されるワード線選択信号SW0〜SWmが、メモリー制御回路70から入力される。ワード線ドライバー41は、ワード線選択信号がハイレベルに活性化されているときに、ワード線電源電位VWLをワード線に出力し、ワード線選択信号がローレベルに非活性化されているときに、基準電源電位VSSをワード線に出力する。
ソース線駆動回路50(図1)は、ソース線SL0〜SLmに接続されたメモリーセルMCのトランジスターのソースを駆動するために、ソース線ドライバー51と、複数のトランスミッションゲートTGと、複数のインバーター52とを含んでいる。ソース線ドライバー51は、例えば、レベルシフター、バッファー回路、又は、インバーター等で構成される。複数のトランスミッションゲートTGは、ソース線ドライバー51の出力端子とソース線SL0〜SLmとの間に接続されている。
ソース線ドライバー51には、電源回路20(図1)からソース線電源電位VSLが供給される。ソース線ドライバー51の入力端子には、ソース線に高電源電位を供給する際にハイレベルに活性化されるソース線駆動信号SSLが、メモリー制御回路70から入力される。ソース線ドライバー51は、ソース線駆動信号SSLがハイレベルに活性化されているときに、ソース線電源電位VSLを出力し、ソース線駆動信号SSLがローレベルに非活性化されているときに、基準電源電位VSSを出力する。
トランスミッションゲートTGは、NチャネルMOSトランジスターと、PチャネルMOSトランジスターとで構成され、ソース線ドライバー51の出力端子とソース線との間の接続を開閉するスイッチ回路として機能する。トランスミッションゲートTGにおいて、NチャネルMOSトランジスターのゲートは、ワード線ドライバー41の出力端子に接続され、PチャネルMOSトランジスターのゲートは、インバーター52の出力端子に接続されている。
インバーター52には、ワード線駆動回路40(図1)からワード線電源電位VWLが供給される。インバーター52の入力端子には、ワード線選択信号SW0〜SWmが、メモリー制御回路70から入力される。複数のインバーター52は、ワード線選択信号SW0〜SWmを反転して、反転されたワード線選択信号SW0〜SWmをトランスミッションゲートTGのPチャネルMOSトランジスターのゲートに印加する。
スイッチ回路60は、ビット線BL0〜BLnとメモリー制御回路70との間に接続されたNチャネルMOSトランジスターQ0〜Qnを含んでいる。トランジスターQ0〜Qnのゲートには、メモリーセルアレイを構成する複数のメモリーセルの内から1列又は複数列のメモリーセルを選択する際にハイレベルに活性化されるビット線選択信号SB0〜SBnが、メモリー制御回路70から印加される。
書き込みモードにおいて、メモリー制御回路70は、アドレス信号によって指定されたメモリーセルMCに接続されたワード線及びビット線を選択するために、対応するワード線選択信号及びビット線選択信号をハイレベルに活性化し、それ以外のワード線選択信号及びビット線選択信号をローレベルに非活性化すると共に、ソース線駆動信号SSLをハイレベルに活性化する。以下においては、一例として、ワード線WL0及びビット線BL0が選択される場合について説明する。
インバーター43、ソース線ドライバー51、及び、インバーター52には、高電源電位VPPが供給される。ローレベルに非活性化された消去モード信号ERが入力されるインバーター43は、高電源電位VPPを複数のワード線ドライバー41に供給する。ハイレベルに活性化されたワード線選択信号SW0が入力されるワード線ドライバー41は、高電源電位VPPをワード線WL0に出力する。ハイレベルに活性化されたソース線駆動信号SSLが入力されるソース線ドライバー51は、高電源電位VPPを出力する。
ワード線WL0に接続されたトランスミッションゲートTGのNチャネルMOSトランジスターのゲートには、高電源電位VPPが印加される。また、ハイレベルに活性化されたワード線選択信号SW0が入力されるインバーター52は、ワード線選択信号SW0を反転して、基準電源電位VSSをトランスミッションゲートTGのPチャネルMOSトランジスターのゲートに印加する。それにより、ワード線WL0に接続されたトランスミッションゲートTGがオン状態となって、ソース線ドライバー51から出力される高電源電位VPPをソース線SL0に出力する。
また、ハイレベルに活性化されたビット線選択信号SB0が入力されるスイッチ回路60のトランジスターQ0がオン状態となって、メモリー制御回路70が、基準電源電位VSSをビット線BL0に出力する。このように、メモリー制御回路70は、アドレス信号によって指定されたメモリーセルMCのトランジスターのコントロールゲート及びソースに高電源電位VPPを印加するようにワード線駆動回路40(図1)及びソース線駆動回路50(図1)を制御すると共に、ドレインに基準電源電位VSSを印加する。
その結果、アドレス信号によって指定されたメモリーセルMCのトランジスターのソースからドレインに向けて電流が流れる。その電流によって発生したホットキャリア(本実施形態においては、電子)がフローティングゲートに注入されることにより、フローティングゲートに負の電荷が蓄積されるので、トランジスターの閾値電圧が上昇する。
一方、ローレベルに非活性化されたワード線選択信号SW1〜SWmが入力されるワード線ドライバー41は、基準電源電位VSSをワード線WL1〜WLmに出力する。ワード線WL1〜WLmに接続されたトランスミッションゲートTGのNチャネルMOSトランジスターのゲートには、基準電源電位VSSが印加される。また、ローレベルに非活性化されたワード線選択信号SW1〜SWmが入力される複数のインバーター52は、ワード線選択信号SW1〜SWmを反転して、高電源電位VPPをトランスミッションゲートTGのPチャネルMOSトランジスターのゲートに印加する。それにより、ワード線WL1〜WLmに接続されたトランスミッションゲートTGがオフ状態となる。
また、ローレベルに非活性化されたビット線選択信号SB1〜SBnが入力されるスイッチ回路60のトランジスターQ1〜Qnがオフ状態となる。その結果、アドレス信号によって指定されていないメモリーセルMCのトランジスターのソース・ドレイン間には電流が流れないので、トランジスターの閾値電圧は変化しない。
消去モードにおいて、メモリー制御回路70は、アドレス信号によって指定されたメモリーセルMCに接続されたワード線を選択するために、対応するワード線選択信号をハイレベルに活性化し、それ以外のワード線選択信号をローレベルに非活性化すると共に、ビット線選択信号SB0〜SBnをローレベルに非活性化し、ソース線駆動信号SSLをハイレベルに活性化する。以下においては、一例として、ワード線WL0が選択される場合について説明する。
インバーター43、ソース線ドライバー51、及び、インバーター52には、高電源電位VPPが供給される。ハイレベルに活性化された消去モード信号ERが入力されるインバーター43は、基準電源電位VSSを複数のワード線ドライバー41に供給して動作を停止させる。
ハイレベルに活性化された消去モード信号ERがゲートに印加される複数のNチャネルMOSトランジスター42は、オン状態となって、基準電源電位VSSをワード線WL0〜WLmに供給する。また、ハイレベルに活性化されたソース線駆動信号SSLが入力されるソース線ドライバー51は、高電源電位VPPを出力する。
ハイレベルに活性化されたワード線選択信号SW0が入力されるインバーター52は、ワード線選択信号SW0を反転して、基準電源電位VSSをトランスミッションゲートTGのPチャネルMOSトランジスターのゲートに印加する。それにより、ワード線WL0に接続されたトランスミッションゲートTGがオン状態となって、ソース線ドライバー51から出力される高電源電位VPPをソース線SL0に出力する。
また、ローレベルに非活性化されたビット線選択信号SB0〜SBnが入力されるスイッチ回路60のトランジスターQ0〜Qnがオフ状態となる。このように、メモリー制御回路70は、複数のメモリーセルMCのトランジスターのドレインをオープン状態(ハイ・インピーダンス状態)とし、コントロールゲートに基準電源電位VSSを印加するようにワード線駆動回路40(図1)を制御すると共に、ワード線WL0に接続されたメモリーセルMCのトランジスターのソースに高電源電位VPPを印加するようにソース線駆動回路50(図1)を制御する。その結果、ワード線WL0に接続されたメモリーセルMCのトランジスターのフローティングゲートに負の電荷が蓄積されている場合に、フローティングゲートに蓄積されている負の電荷がソースに放出されて、トランジスターの閾値電圧が低下する。
一方、ローレベルに非活性化されたワード線選択信号SW1〜SWmが入力される複数のインバーター52は、ワード線選択信号SW1〜SWmを反転して、高電源電位VPPをトランスミッションゲートTGのPチャネルMOSトランジスターのゲートに印加する。それにより、ワード線WL1〜WLmに接続されたトランスミッションゲートTGがオフ状態となる。その結果、ワード線WL1〜WLmに接続されたメモリーセルMCのトランジスターのフローティングゲートに蓄積されている負の電荷が放出されないので、トランジスターの閾値電圧は変化しない。
読み出しモードにおいて、メモリー制御回路70は、アドレス信号によって指定されたメモリーセルMCに接続されたワード線及びビット線を選択するために、対応するワード線選択信号及びビット線選択信号をハイレベルに活性化し、それ以外のワード線選択信号及びビット線選択信号をローレベルに非活性化すると共に、ソース線駆動信号SSLをローレベルに非活性化する。以下においては、一例として、ワード線WL0及びビット線BL0が選択される場合について説明する。
インバーター43及び52には、ワード線昇圧電位VUPが供給され、ソース線ドライバー51には、ロジック電源電位VDDが供給される。ローレベルに非活性化された消去モード信号ERが入力されるインバーター43は、ワード線昇圧電位VUPを複数のワード線ドライバー41に供給する。ハイレベルに活性化されたワード線選択信号SW0が入力されるワード線ドライバー41は、ワード線昇圧電位VUPをワード線WL0に出力する。また、ローレベルに非活性化されたソース線駆動信号SSLが入力されるソース線ドライバー51は、基準電源電位VSSを出力する。
ワード線WL0に接続されたトランスミッションゲートTGのNチャネルMOSトランジスターのゲートには、ワード線昇圧電位VUPが印加される。また、ハイレベルに活性化されたワード線選択信号SW0が入力されるインバーター52は、ワード線選択信号SW0を反転して、基準電源電位VSSをトランスミッションゲートTGのPチャネルMOSトランジスターのゲートに印加する。それにより、ワード線WL0に接続されたトランスミッションゲートTGがオン状態となって、ソース線ドライバー51から出力される基準電源電位VSSをソース線SL0に出力する。
また、ハイレベルに活性化されたビット線選択信号SB0が入力されるスイッチ回路60のトランジスターQ0がオン状態となって、メモリー制御回路70が、ハイレベルの電位をビット線BL0に出力する。このように、メモリー制御回路70は、アドレス信号によって指定されたメモリーセルMCのトランジスターのコントロールゲートにワード線昇圧電位VUPを印加するようにワード線駆動回路40(図1)を制御し、ソースに基準電源電位VSSを印加するようにソース線駆動回路50(図1)を制御すると共に、ドレインにハイレベルの電位を印加する。
その結果、アドレス信号によって指定されたメモリーセルMCのトランジスターのドレインからソースに向けてドレイン電流が流れる。ドレイン電流の大きさは、フローティングゲートに蓄積されている負の電荷の量によって異なるので、メモリー制御回路70は、ドレイン電流の大きさに基づいてメモリーセルMCからデータを読み出すことができる。なお、ベリファイモードにおいては、ワード線昇圧電位VUPの替りにロジック電源電位VDDをインバーター43及び52に供給しても良い。
<メモリー制御回路1>
図3は、図1に示すメモリー制御回路の第1の構成例を示す回路図である。図3には、リファレンス電流設定回路71、センスアンプ72、及び、選択制御回路73が示されている。
アドレス信号によって指定されたメモリーセルMCのトランジスターのコントロールゲートには、ワード線駆動回路40(図1)からワード線電源電位(「駆動電位」ともいう)VWLが印加され、ソースには、基準電源電位VSSが供給される。それにより、アドレス信号によって指定されたメモリーセルMCに、記憶されたデータに応じた電流IMが流れる。
リファレンス電流設定回路71は、第1のリファレンスセルR1と、第2のリファレンスセルR2と、第1のカレントミラー回路CM1と、第2のカレントミラー回路CM2と、選択回路71aと、NチャネルMOSトランジスターQN1(第1のトランジスター)とを含んでいる。
第1のリファレンスセルR1及び第2のリファレンスセルR2の各々は、メモリーセルMCと同様に、例えば、コントロールゲート、フローティングゲート、ソース、及び、ドレインを有するNチャネルMOSトランジスターで構成される。第1のリファレンスセルR1は、イレーズ(消去)状態とプログラム(書き込み)状態との中間状態又はプログラム状態に設定されている。一方、第2のリファレンスセルR2は、イレーズ状態に設定されている。
ここで、イレーズ状態とプログラム状態との中間状態とは、同一の駆動電位が印加されたときに、当該セルに流れる電流Iが、イレーズ状態のセルに流れる電流Iよりも小さく、プログラム状態のセルに流れる電流Iよりも大きいような記憶状態のことをいう。
<I<I ・・・(1)
即ち、複数種類のセルを構成するトランジスターのサイズが同一である場合に、中間状態のセルのトランジスターは、イレーズ状態のセルのトランジスターよりも大きい閾値電圧を有しており、プログラム状態のセルのトランジスターよりも小さい閾値電圧を有している。
式(1)に示すように、電流Iは、電流Iと電流Iとの完全な中間値でなくても良い。ただし、カレントミラー回路の温度特性による電流値のずれ等を考慮すると、イレーズ状態やプログラム状態との間にマージンを設けるために、次式(2)で表されるように中間状態を設定することが望ましく、次式(3)で表されるように中間状態を設定することがさらに望ましい。
1.1×I≦I≦0.9×I ・・・(2)
1.2×I≦I≦0.8×I ・・・(3)
第1のリファレンスセルR1のトランジスター及び第2のリファレンスセルR2のトランジスターは、基準電源電位VSSが供給されるソースを有し、ドレインにハイレベルの電位が印加されているときに、コントロールゲートに印加される駆動電位VWLに従って電流IR1及びIR2をそれぞれ流す。
第1のカレントミラー回路CM1は、第1のリファレンスセルR1の選択状態において、第1のリファレンスセルR1に流れる電流IR1に比例する第1のミラー電流を生成する。図3に示す例においては、第1のカレントミラー回路CM1が、PチャネルMOSトランジスターQP1及びQP2を含んでいる。
トランジスターQP1は、ロジック電源電位VDDが供給されるソースと、第1のリファレンスセルR1のトランジスターのドレインに接続されたゲート及びドレインとを有している。トランジスターQP2は、ロジック電源電位VDDが供給されるソースと、トランジスターQP1のゲート及びドレインに接続されたゲートとを有している。
第2のカレントミラー回路CM2は、第2のリファレンスセルR2の選択状態において、第2のリファレンスセルR2に流れる電流IR2に比例する第2のミラー電流を生成する。図3に示す例においては、読み出しモード及びベリファイモードにおいて第2のリファレンスセルR2が常に選択状態となっている。また、第2のカレントミラー回路CM2が、PチャネルMOSトランジスターQP3及びQP4を含んでいる。
トランジスターQP3は、ロジック電源電位VDDが供給されるソースと、第2のリファレンスセルR2のトランジスターのドレインに接続されたゲート及びドレインとを有している。トランジスターQP4は、ロジック電源電位VDDが供給されるソースと、トランジスターQP3のゲート及びドレインに接続されたゲートとを有している。
トランジスターQN1は、第1のカレントミラー回路CM1のトランジスターQP2のドレイン及び第2のカレントミラー回路CM2のトランジスターQP4のドレインに接続されたドレイン及びゲートと、基準電源電位VSSが供給されるソースを有している。第1のミラー電流又は第2のミラー電流が電流IR3としてトランジスターQN1に流れて、トランジスターQN1のドレイン及びゲートにおいてリファレンス電位Vrefが生成される。
センスアンプ72は、トランジスターQN1と共に第3のカレントミラー回路CM3を構成するNチャネルMOSトランジスターQN2(第2のトランジスター)を含み、トランジスターQN2が、トランジスターQN1に流れる電流IR3に比例するリファレンス電流IRを生成する。それにより、第1のカレントミラー回路CM1及び第2のカレントミラー回路CM2によって負荷を駆動するために電流を増幅しても、第3のカレントミラー回路CM3によってリファレンス電流IRの大きさを適切に設定することができる。
トランジスターQN2は、トランジスターQN1のドレイン及びゲートに接続されたゲートと、基準電源電位VSSが供給されるソースとを有している。また、センスアンプ72は、PチャネルMOSトランジスターQP21〜QP24と、NチャネルMOSトランジスターQN21及びQN22とをさらに含んでいる。
トランジスターQP21は、ロジック電源電位VDDが供給されるソースと、トランジスターQN2のドレインに接続されたゲート及びドレインとを有している。トランジスターQP22は、ロジック電源電位VDDが供給されるソースと、トランジスターQP21のゲート及びドレインに接続されたゲートと、メモリーセルMCのトランジスターのドレインに接続されたドレインとを有している。ここで、トランジスターQP21及びQP22は、カレントミラー回路を構成している。
トランジスターQP23は、ロジック電源電位VDDが供給されるソースと、トランジスターQN2のドレインに接続されたゲートとを有している。トランジスターQP24は、ロジック電源電位VDDが供給されるソースと、メモリーセルMCのトランジスターのドレインに接続されたゲートとを有している。ここで、トランジスターQP23及びQP24は、差動アンプの差動対を構成している。
トランジスターQN21は、トランジスターQP23のドレインに接続されたドレイン及びゲートと、基準電源電位VSSが供給されるソースとを有している。トランジスターQN22は、トランジスターQP24のドレインに接続されたドレインと、トランジスターQN21のドレイン及びゲートに接続されたゲートと、基準電源電位VSSが供給されるソースとを有している。ここで、トランジスターQN21及びQN22は、カレントミラー回路を構成している。トランジスターQP24とトランジスターQN22との接続点において、センスアンプ72の出力信号OUTが生成される。
センスアンプ72は、メモリーセルMCに流れる電流IMをリファレンス電流IRと比較することにより、メモリーセルMCに記憶されているデータを読み出す。例えば、センスアンプ72は、メモリーセルMCに流れる電流IMがリファレンス電流IRよりも大きいときに、出力信号OUTをハイレベルにし、メモリーセルMCに流れる電流IMがリファレンス電流IRよりも小さいときに、出力信号OUTをローレベルにする。
選択回路71aは、読み出しモードにおいて、少なくとも第1のミラー電流に基づいてリファレンス電流IRが生成され、ベリファイモードにおいて、第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流IRが生成されるように、第1のリファレンスセルR1又は第2のリファレンスセルR2の選択状態を設定する。
図3に示す例においては、選択回路71aが、ワード線駆動回路40(図1)と第1のリファレンスセルR1のトランジスターのコントロールゲートとの間に接続されている。あるいは、選択回路71aが、ロジック電源電位VDDの配線とトランジスターQP1又はQP2のソースとの間、又は、トランジスターQP1のドレインと第1のリファレンスセルR1のトランジスターのドレインとの間、又は、トランジスターQP2のドレインとトランジスターQN1のドレインとの間に接続されても良い。
その場合に、選択回路71aは、読み出しモードにおいて第1のミラー電流が生成され、ベリファイモードにおいて第1のミラー電流が生成されないように、第1のリファレンスセルR1と第1のカレントミラー回路CM1との接続状態又は第1のカレントミラー回路CM1の接続状態を設定する。それにより、第1のリファレンスセルR1を選択又は非選択に設定することができる。
例えば、選択回路71aは、複数のアナログスイッチ等で構成され、選択制御回路73から供給される制御信号XSAPに従って、駆動電位VWLと基準電源電位VSSとの内の一方を選択して第1のリファレンスセルR1のトランジスターのコントロールゲートに印加する。
読み出しモードにおいては、選択制御回路73が制御信号XSAPをローレベルに活性化することにより、選択回路71aが、駆動電位VWLを第1のリファレンスセルR1のトランジスターのコントロールゲートに印加する。従って、第1のリファレンスセルR1に電流IR1が流れ、第1のカレントミラー回路CM1に第1のミラー電流が流れるので、第1のミラー電流及び第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流IRが生成される。それにより、第1のリファレンスセルR1に電流が流れない低電圧状態においても、第2のリファレンスセルR2を用いてリファレンス電流IRを生成することができる。
ベリファイモードにおいては、選択制御回路73が制御信号XSAPをハイレベルに非活性化することにより、選択回路71aが、基準電源電位VSSを第1のリファレンスセルR1のトランジスターのコントロールゲートに印加する。従って、第1のリファレンスセルR1及び第1のカレントミラー回路CM1に電流が流れないので、第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流IRが生成される。
その際に、第1のカレントミラー回路CM1は、第1のリファレンスセルR1に流れる電流IR1をa倍して第1のミラー電流を生成する。また、第2のカレントミラー回路CM2は、第2のリファレンスセルR2に流れる電流IR2をb倍して第2のミラー電流を生成する。さらに、第3のカレントミラー回路CM3は、第1のミラー電流及び第2のミラー電流をc倍してリファレンス電流IRを生成する。
ここで、ac≒1、かつ、0<bc<1とすれば、第3のカレントミラー回路CM3が、第1のミラー電流に基づいて、第1のリファレンスセルR1に流れる電流IR1と略同じ大きさの電流を生成し、第2のミラー電流に基づいて、第2のリファレンスセルR2に流れる電流IR2のβ倍(0<β<1)の電流を生成することになる。例えば、a=8、b=4、c=1/8の場合には、β=1/2となる。あるいは、0.2≦β≦0.6としても良い。
それにより、読み出しモードにおいて、駆動電位VWLの変化に対するリファレンス電流IRの変化量を第1のリファレンスセルR1に流れる電流IR1の変化量に近付けて、温度や電源電圧の変動の影響を低下させることができる。また、ベリファイモードにおいて、駆動電位VWLの変化に対するリファレンス電流IRの変化量を比較的小さくして、プログラム状態のメモリーセルMCのベリファイにおける判定基準を厳しく設定することができる。
図4は、図3に示すリファレンス電流設定回路によるリファレンス電流の設定例を示す図である。図4において、横軸は、第1のリファレンスセルR1及び第2のリファレンスセルR2に印加される駆動電位を表しており、縦軸は、駆動電位に従って流れる電流を表している。また、実線(a)は、第1のリファレンスセルR1に流れる電流を表しており、実線(b)は、第2のリファレンスセルR2に流れる電流を表している。
ベリファイモードにおいては、例えば、イレーズ状態の第2のリファレンスセルR2に流れる電流IR2を第2のカレントミラー回路CM2及び第3のカレントミラー回路CM3によって約1/3倍にすることにより、破線(c)で表されるリファレンス電流IRが得られる。このように、駆動電位の変化に対するリファレンス電流IRの変化量を比較的小さくすることにより、プログラム状態のメモリーセルMCのベリファイにおける判定基準を厳しく設定することができる。
一方、読み出しモードにおいては、例えば、イレーズ状態とプログラム状態との中間状態又はプログラム状態の第1のリファレンスセルR1に流れる電流IR1と略同じ大きさの電流と、イレーズ状態の第2のリファレンスセルR2に流れる電流IR2の約1/3倍の電流とを足し合わせることにより、破線(d)で表されるリファレンス電流IRが得られる。このように、駆動電位の変化に対するリファレンス電流IRの変化量を第1のリファレンスセルR1に流れる電流の変化量に近付けることにより、温度や電源電圧の変動の影響を低下させることができる。
さらに、ベリファイモードにおいて、イレーズ状態のメモリーセルMCをベリファイするイレーズベリファイと、プログラム状態のメモリーセルMCをベリファイするプログラムベリファイとにおいて、異なるリファレンス電流IRを用いても良い。それにより、判定基準をさらに厳しく設定して、メモリーセルMCに記憶されるデータの信頼性を高めることができる。
例えば、イレーズベリファイを行う際には、第2のリファレンスセルR2に流れる電流を第2のカレントミラー回路CM2及び第3のカレントミラー回路CM3によって約1/2倍にし、プログラムベリファイを行う際には、第2のリファレンスセルに流れる電流を第2のカレントミラー回路CM2及び第3のカレントミラー回路CM3によって約1/3倍にすることにより、リファレンス電流を生成しても良い。
第1の構成例によれば、ベリファイモードにおいて、閾値電圧が低いイレーズ状態の第2のリファレンスセルR2に流れる電流に比例する第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流IRが生成されるので、セルに印加される駆動電位VWLの変化に対して、読み出しモードにおけるよりも緩やかに変化するリファレンス電流IRを生成することが可能となる。従って、閾値電圧が高いプログラム状態のメモリーセルMCのベリファイを行う際に判定基準を厳しく設定することができる。
<メモリー制御回路2>
図5は、図1に示すメモリー制御回路の第2の構成例を示す回路図である。第2の構成例においては、図3に示す第1の構成例における選択回路71aの替りに選択回路80が設けられており、他の回路の構成も変更されている。それにより、第1のリファレンスセルR1の選択/非選択のみならず、第2のリファレンスセルR2の選択/非選択を設定したり、第2のカレントミラー回路CM2のミラー比を変更したりすることも可能である。その他の点に関しては、第2の構成例は、第1の構成例と同様でも良い。
図5に示すように、リファレンス電流設定回路71は、イレーズ状態とプログラム状態との中間状態又はプログラム状態の第1のリファレンスセルR1と、イレーズ状態の第2のリファレンスセルR2と、第1のカレントミラー回路CM1と、第2のカレントミラー回路CM2と、インバーター71bと、選択回路80と、NチャネルMOSトランジスターQN1、QN5、及び、QN6とを含んでいる。
メモリー制御回路70は、読み出しモード及びベリファイモードにおいて制御信号RDをハイレベルに活性化する。インバーター71bは、制御信号RDを反転して、反転された制御信号RDを、第1のカレントミラー回路CM1、第2のカレントミラー回路CM2、及び、センスアンプ72に供給する。
選択制御回路73は、第1のリファレンスセルR1を選択するときに、制御信号XSAPをローレベルに活性化し、第2のリファレンスセルR2を選択するときに、第2のカレントミラー回路CMのミラー比の設定に従って、制御信号XSA0〜XSA3の内の少なくとも1つをローレベルに活性化する。
第1のカレントミラー回路CM1においては、図3に示すトランジスターQP1及びQP2に加えて、PチャネルMOSトランジスターQP11及びQP12が追加されている。トランジスターQP11は、ロジック電源電位VDDの配線とトランジスターQP1との間に接続されて、制御信号RDがハイレベルに活性化されているときにオン状態となる。トランジスターQP12は、ロジック電源電位VDDの配線とトランジスターQP2との間に接続されて、制御信号XSAPがローレベルに活性化されているときにオン状態となる。
第2のカレントミラー回路CM2においては、図3に示すトランジスターQP4の替りにPチャネルMOSトランジスターQP40〜QP43が設けられると共に、トランジスターQP30及びQP50〜QP53が追加されている。トランジスターQP30は、ロジック電源電位VDDの配線とトランジスターQP3との間に接続されて、制御信号RDがハイレベルに活性化されているときにオン状態となる。
トランジスターQP50は、ロジック電源電位VDDの配線とトランジスターQP40との間に接続されて、制御信号XSA0がローレベルに活性化されているときにオン状態となる。トランジスターQP51は、ロジック電源電位VDDの配線とトランジスターQP41との間に接続されて、制御信号XSA1がローレベルに活性化されているときにオン状態となる。
トランジスターQP52は、ロジック電源電位VDDの配線とトランジスターQP42との間に接続されて、制御信号XSA2がローレベルに活性化されているときにオン状態となる。トランジスターQP53は、ロジック電源電位VDDの配線とトランジスターQP43との間に接続されて、制御信号XSA3がローレベルに活性化されているときにオン状態となる。
トランジスターQP50〜QP53の内の少なくとも1つがオン状態であるときに、トランジスターQP40〜QP43の内の対応する少なくとも1つが、トランジスターQP3とカレントミラーを構成する。従って、第2のカレントミラー回路CM2は、制御信号XSA0〜XSA3によってミラー比を変更できるように構成されている。
それにより、リファレンスセルの数を増やしたりリファレンスセルの駆動電位を調整したりすることなく、簡単な構成でリファレンス電流IRを変更してベリファイモードにおける判定基準を設定することができる。図5に示す例においては、トランジスターQP50〜QP53の内の何れをオン状態とするかによって、第2のカレントミラー回路CM2のミラー比を16通りに変更することができる。
選択回路80は、インバーター81と、AND回路82及び84と、NAND回路83と、NチャネルMOSトランジスターQN3及びQN4とを含んでいる。トランジスターQN3は、第1のカレントミラー回路CM1のトランジスターQP1のドレインに接続されたドレインと、第1のリファレンスセルR1のトランジスターのドレインに接続されたソースとを有している。トランジスターQN4は、第2のカレントミラー回路CM2のトランジスターQP3のドレインに接続されたドレインと、第2のリファレンスセルR2のトランジスターのドレインに接続されたソースとを有している。
インバーター81は、制御信号XSAPを反転して、反転された制御信号XSAPをAND回路82に供給する。AND回路82は、制御信号RDがハイレベルに活性化されると共に制御信号XSAPがローレベルに活性化されているときに、ハイレベルの出力信号をトランジスターQN3のゲートに印加する。それにより、トランジスターQN3がオン状態となって、第1のリファレンスセルR1のトランジスターのドレインにハイレベルの電位が印加される。
NAND回路83は、制御信号XSA0〜XSA3の内の少なくとも1つがローレベルに活性化されているときに、ハイレベルの出力信号をAND回路84に供給する。AND回路84は、制御信号RDがハイレベルに活性化されると共にNAND回路83の出力信号がハイレベルに活性化されているときに、ハイレベルの出力信号をトランジスターQN4のゲートに印加する。それにより、トランジスターQN4がオン状態となって、第2のリファレンスセルR2のトランジスターのドレインにハイレベルの電位が印加される。
第1のリファレンスセルR1のトランジスター及び第2のリファレンスセルR2のトランジスターのコントロールゲートには、ワード線駆動回路40(図1)から駆動電位VWLが供給される。トランジスターQN5は、第1のリファレンスセルR1のトランジスター及び第2のリファレンスセルR2のトランジスターのソースに接続されたドレインと、基準電源電位VSSが供給されるソースとを有している。トランジスターQN5は、ゲートに印加される駆動電位VWLに従ってオン状態となり、第1のリファレンスセルR1のトランジスター及び第2のリファレンスセルR2のトランジスターのソースに基準電源電位VSSを供給する。
それにより、第1のリファレンスセルR1は、制御信号RDがハイレベルに活性化されると共に制御信号XSAPがローレベルに活性化されているときに、コントロールゲートに印加される駆動電位VWLに従って電流IR1を流す。また、第2のリファレンスセルR2は、制御信号RDがハイレベルに活性化されると共に制御信号XSA0〜XSA3の内の少なくとも1つがローレベルに活性化されているときに、コントロールゲートに印加される駆動電位VWLに従って電流IR2を流す。一方、トランジスターQN5は、ゲートに駆動電位VWLが印加されていないときに、第1のリファレンスセルR1のトランジスター及び第2のリファレンスセルR2のトランジスターのソースを基準電源電位VSSから切り離す。
第1のカレントミラー回路CM1は、制御信号RDがハイレベルに活性化されると共に制御信号XSAPがローレベルに活性化されているときに、第1のリファレンスセルR1に流れる電流IR1に比例する第1のミラー電流を生成する。第2のカレントミラー回路CM2は、制御信号RDがハイレベルに活性化されると共に制御信号XSA0〜XSA3の内の少なくとも1つがローレベルに活性化されているときに、第2のリファレンスセルR2に流れる電流IR2に比例する第2のミラー電流を生成する。
トランジスターQN1は、カレントミラー回路CM1のトランジスターQP2のドレイン及び第2のカレントミラー回路CM2のトランジスターQP40〜QP43のドレインに接続されたドレイン及びゲートを有している。トランジスターQN6は、トランジスターQN1のソースに接続されたドレインと、基準電源電位VSSが供給されるソースとを有し、ゲートに印加される制御信号RDがハイレベルに活性化されているときにオン状態となる。それにより、第1のミラー電流又は第2のミラー電流(第1のミラー電流、第2のミラー電流、又は、第1のミラー電流及び第2のミラー電流)が電流IR3としてトランジスターQN1及びQN6に流れる。
センスアンプ72は、図3に示すトランジスターQN2、QP21、及び、QP22に加えて、PチャネルMOSトランジスターQP23及びQP24と、NチャネルMOSトランジスターQN7と、出力回路72aとを含んでいる。なお、NチャネルMOSトランジスターQN8は、スイッチ回路60(図2)のトランジスターであり、NチャネルMOSトランジスターQN9は、トランスミッションゲートTG(図2)のトランジスターである。
トランジスターQP23及びQP24は、ロジック電源電位VDDの配線とトランジスターQP21及びQP22との間にそれぞれ接続されて、制御信号RDがハイレベルに活性化されているときにオン状態となる。トランジスターQN7は、トランジスターQN2のソースに接続されたドレインと、基準電源電位VSSが供給されるソースとを有し、制御信号RDがハイレベルに活性化されているときにオン状態となる。従って、制御信号RDがハイレベルに活性化されているときに、トランジスターQN2は、トランジスターQN1に流れる電流IR3に比例するリファレンス電流IRを生成する。
トランジスターQN8は、トランジスターQP22のドレインに接続されたドレインと、メモリーセルMCのトランジスターのドレインに接続されたソースとを有し、メモリーセルMCを選択するビット線選択信号SBがハイレベルに活性化されているときにオン状態となる。また、トランジスターQN9は、メモリーセルMCのトランジスターのソースに接続されたドレインと、基準電源電位VSSが供給されるソースとを有し、駆動電位VWLに従ってオン状態となる。従って、制御信号RD及びビット線選択信号SBがハイレベルに活性化されているときに、駆動電位VWLが印加されるメモリーセルMCに、記憶されたデータに応じた電流IMが流れる。
センスアンプ72は、制御信号RDがハイレベルに活性化されているときに、アドレス信号によって指定されたメモリーセルMCに流れる電流IMをリファレンス電流IRと比較することにより、メモリーセルMCに記憶されているデータを読み出す。出力回路72aは、トランジスターQP22のドレインとトランジスターQN8のドレインとの接続点の電位に基づいて出力信号OUTを生成する。
例えば、センスアンプ72は、メモリーセルMCに流れる電流IMがリファレンス電流IRよりも大きいときに、出力信号OUTをローレベルにし、メモリーセルMCに流れる電流IMがリファレンス電流IRよりも小さいときに、出力信号OUTをハイレベルにする。
選択回路80は、読み出しモードにおいて、少なくとも第1のミラー電流に基づいてリファレンス電流IRが生成され、ベリファイモードにおいて、第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流IRが生成されるように、第1のリファレンスセルR1又は第2のリファレンスセルR2の選択状態を設定する。
読み出しモードにおいて、第1のミラー電流のみに基づいてリファレンス電流IRを生成するか、又は、第1のミラー電流及び第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流IRを生成するかの設定は、半導体装置の出荷検査時に固定しても良いし、出荷後に変更できるようにしても良い。
以下においては、一例として、第1のリファレンスセルR1がイレーズ状態とプログラム状態との中間状態に設定されており、第2のリファレンスセルR2がイレーズ状態に設定されているものとする。それにより、リファレンス電流IRを生成するために用いられるリファレンスセルの電流供給能力を向上させて、読み出しモードにおいてリファレンス電流IRの確定に要する時間を短縮することができる。その結果、データの高速読み出しが可能となる。
その場合に、選択回路80が、ベリファイモードにおいて第2のミラー電流が生成され、読み出しモードにおいて第2のミラー電流が生成されないように、第2のリファレンスセルR2と第2のカレントミラー回路CM2との接続状態又は第2のカレントミラー回路CM2の接続状態を設定するようにしても良い。それにより、読み出しモードにおいて、中間状態の第1のリファレンスセルR1のみを用いてリファレンス電流IRが高速に生成されると共に、温度や電源電圧の変動に対してリファレンス電流IRがメモリーセルMCの電流IMと同様に変化するので、第1のリファレンスセルR1及び第2のリファレンスセルR2の両方を用いる場合よりも動作マージンを大きくすることができる。
あるいは、読み出しモードにおけるリファレンスセルの選択が、メモリー制御回路70に供給される電源電圧(VDD−VSS)に基づいて行われても良い。その場合には、電源電圧(VDD−VSS)が所定の電圧よりも高いときに検出信号DETを活性化する電圧検出回路74が、メモリー制御回路70に設けられる。
選択制御回路73は、読み出しモードにおいて、検出信号DETが活性化されているときに、第1のミラー電流に基づいてリファレンス電流IRが生成されるように選択回路80を制御し、検出信号DETが活性化されていないときに、第1のミラー電流及び第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流IRが生成されるように選択回路80を制御する。
それにより、電源電圧(VDD−VSS)が比較的高いときには、第1のリファレンスセルR1のみを用いてリファレンス電流IRを高速に生成することができる。一方、電源電圧(VDD−VSS)が比較的低いときには、中間状態の第1のリファレンスセルR1がオン状態になり難いが、第1のリファレンスセルR1がオン状態にならなくても第2のリファレンスセルR2を用いてリファレンス電流IRを生成することができる。
<メモリー制御回路3>
図6は、図1に示すメモリー制御回路の第3の構成例を示す回路図である。第3の構成例においては、複数の第1のリファレンスセル(図6には、一例として、4つの第1のリファレンスセルR1a〜R1dを示す)が並列接続されており、複数の第2のリファレンスセル(図6には、一例として、2つの第2のリファレンスセルR2a〜R2bを示す)が並列接続されている。その他の点に関しては、第3の構成例は、第1の構成例と同様でも良い。
第1のリファレンスセルR1a〜R1d及び第2のリファレンスセルR2a〜R2bの各々は、メモリーセルMCと同様に、例えば、コントロールゲート、フローティングゲート、ソース、及び、ドレインを有するNチャネルMOSトランジスターで構成される。第1のリファレンスセルR1a〜R1dの各々は、イレーズ状態とプログラム状態との中間状態又はプログラム状態に設定されている。一方、第2のリファレンスセルR2a〜R2bの各々は、イレーズ状態に設定されている。
第1のリファレンスセルR1a〜R1dのトランジスター及び第2のリファレンスセルR2a〜R2bのトランジスターは、基準電源電位VSSが供給されるソースを有し、ドレインにハイレベルの電位が印加されているときに、コントロールゲートに印加される駆動電位VWLに従って電流IR1及びIR2をそれぞれ流す。ここで、電流IR1は、第1のリファレンスセルR1a〜R1dに流れる電流の合計値を表しており、電流IR2は、第2のリファレンスセルR2a〜R2bに流れる電流の合計値を表している。
リファレンス電流設定回路71において、トランジスターQP1及びQP2で構成される第1のカレントミラー回路CM1は、第1のリファレンスセルR1a〜R1dの選択状態において、第1のリファレンスセルR1a〜R1dに流れる電流IR1に比例する第1のミラー電流を生成する。
また、トランジスターQP3及びQP4で構成される第2のカレントミラー回路CM2は、第2のリファレンスセルR2a〜R2bの選択状態において、第2のリファレンスセルR2a〜R2bに流れる電流IR2に比例する第2のミラー電流を生成する。
第1のミラー電流又は第2のミラー電流は、電流IR3としてトランジスターQN1に流れる。トランジスターQN1及びQN2で構成される第3のカレントミラー回路CM3は、電流IR3に比例するリファレンス電流IRを生成する。センスアンプ72は、メモリーセルMCに流れる電流IMをリファレンス電流IRと比較することにより、メモリーセルMCに記憶されているデータを読み出す。
選択回路71aは、選択制御回路73の制御の下で、第1のリファレンスセルR1a〜R1d又は第2のリファレンスセルR2a〜R2bの選択状態を設定する。それにより、読み出しモードにおいて、少なくとも第1のミラー電流に基づいてリファレンス電流IRが生成され、ベリファイモードにおいて、第2のミラー電流に基づいてリファレンス電流IRが生成される。
4つの第1のリファレンスセルR1a〜R1dを設けることにより、第1のリファレンスセルR1a〜R1dに流れる電流IR1は4倍になる。また、2つの第2のリファレンスセルR2a〜R2bを設けることにより、第2のリファレンスセルR2a〜R2bに流れる電流IR2は2倍になる。それに応じて、第1のカレントミラー回路CM1〜第3のカレントミラー回路CM3の内のいずれかのミラー比を調節することにより、リファレンス電流IRの電流値が適切に設定される。
同時に読み出されるデータのビット数が多い場合には、リファレンスセルに流れる電流に対応した電流を生成するカレントミラー回路が多数のセンスアンプに接続されると共に、配線長も長くなるので、カレントミラー回路の負荷容量が大きくなってリファレンス電流の確定に時間を要してしまう。特に、閾値電圧が高いプログラム状態のリファレンスセルは、電流供給能力が低いので問題となる。
そこで、第3の構成例によれば、複数の第1のリファレンスセルを設けることにより、リファレンス電流IRを生成するために用いられるリファレンスセルの電流供給能力を向上させて、読み出しモードにおいてリファレンス電流IRの確定に要する時間を短縮することができる。その結果、データの高速読み出しが可能となる。また、複数の第1のリファレンスセル又は複数の第2のリファレンスセルを設けることにより、プロセスばらつきによるリファレンスセルの閾値電圧のばらつきの影響を低減することができる。
<電子機器>
次に、本発明の一実施形態に係る電子機器について、図7を参照しながら説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る電子機器の構成例を示すブロック図である。図7に示すように、電子機器100は、本発明の一実施形態に係る不揮発性記憶装置110と、CPU120と、操作部130と、ROM(リードオンリー・メモリー)140と、RAM(ランダムアクセス・メモリー)150と、通信部160と、表示部170と、音声出力部180とを含んでいる。図7に示す構成要素の内の少なくとも一部が半導体装置(IC)に内蔵されても良い。なお、図7に示す構成要素の一部を省略又は変更しても良いし、あるいは、図7に示す構成要素に他の構成要素を付加しても良い。
不揮発性記憶装置110は、各種のデータ等を記憶する。CPU120は、ROM140等に記憶されているプログラムに従って、不揮発性記憶装置110から読み出されたデータを用いて各種の演算処理や制御処理を行う。例えば、CPU120は、操作部130から供給される操作信号に応じて各種のデータ処理を行ったり、外部との間でデータ通信を行うために通信部160を制御したり、表示部170に各種の画像を表示させるための画像信号を生成したり、音声出力部180に各種の音声を出力させるための音声信号を生成したりする。
操作部130は、例えば、操作キーやボタンスイッチ等を含む入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU120に供給する。ROM140は、CPU120が各種の演算処理や制御処理を行うためのプログラムを記憶している。また、RAM150は、CPU120の作業領域として用いられ、ROM140等から読み出されたプログラム、不揮発性記憶装置110から読み出されたデータ、操作部130を用いて入力されたデータ、又は、CPU120がプログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部160は、例えば、アナログ回路及びデジタル回路で構成され、CPU120と外部装置との間のデータ通信を行う。表示部170は、例えば、LCD(液晶表示装置)等を含み、CPU120から供給される表示信号に基づいて各種の画像を表示する。また、音声出力部180は、例えば、スピーカー等を含み、CPU120から供給される音声信号に基づいて各種の音声を出力する。
電子機器100は、例えば、GPS等を用いた位置測定機能、体動センサー等を用いた体動検出機能、脈波センサー等を用いた身体情報取得機能、又は、計時機能等を有し、ユーザーの手首等に装着されるリスト機器であっても良い。
その他、電子機器100としては、例えば、スポーツウォッチや置時計等の時計、タイマー、携帯電話機や携帯情報端末等の携帯機器、オーディオ機器、デジタルスチルカメラ、デジタルムービー、テレビ、テレビ電話、防犯用テレビモニター、ヘッドマウント・ディスプレイ、パーソナルコンピューター、プリンター、ネットワーク機器、複合機、車載装置(ナビゲーション装置等)、電卓、電子辞書、電子ゲーム機器、ロボット、測定機器、及び、医療機器(例えば、電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、及び、電子内視鏡)等が該当する。
本実施形態によれば、不揮発性記憶装置110において閾値電圧が高いプログラム状態のメモリーセルのベリファイを行う際に判定基準を厳しく設定できる半導体装置又は電子機器を提供することができる。それにより、例えば、不揮発性記憶装置110にプログラムを記憶させて、ROM140を省略することもできる。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、当該技術分野において通常の知識を有する者によって、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。例えば、以上説明した実施形態の内から選択された複数の実施形態を組み合わせて実施することも可能である。
10…メモリーセルアレイ、20…電源回路、30…ワード線昇圧回路、40…ワード線駆動回路、41…ワード線ドライバー、42…NチャネルMOSトランジスター、43…インバーター、50…ソース線駆動回路、51…ソース線ドライバー、52…インバーター、60…スイッチ回路、70…メモリー制御回路、71…リファレンス電流設定回路、71a、80…選択回路、71b…インバーター、72…センスアンプ、72a…出力回路、73…選択制御回路、74…電圧検出回路、81…インバーター、82、84…AND回路、83…NAND回路、100…電子機器、110…不揮発性記憶装置、120…CPU、130…操作部、140…ROM、150…RAM、160…通信部、170…表示部、180…音声出力部、WL0〜WLm…ワード線、SL0〜SLm…ソース線、BL0〜BLn…ビット線、TG…トランスミッションゲート、MC…メモリーセル、R1、R1a〜R1d…第1のリファレンスセル、R2、R2a〜R2b…第2のリファレンスセル、CM1…第1のカレントミラー回路、CM2…第2のカレントミラー回路、CM3…第3のカレントミラー回路、Q0〜Qn、QN1〜QN22…NチャネルMOSトランジスター、QP1〜QP53…PチャネルMOSトランジスター

Claims (11)

  1. イレーズ状態とプログラム状態との中間状態又はプログラム状態の第1のリファレンスセルと、
    イレーズ状態の第2のリファレンスセルと、
    前記第1のリファレンスセルの選択状態において、前記第1のリファレンスセルに流れる電流に比例する第1のミラー電流を生成する第1のカレントミラー回路と、
    前記第2のリファレンスセルの選択状態において、前記第2のリファレンスセルに流れる電流に比例する第2のミラー電流を生成する第2のカレントミラー回路と、
    メモリーセルに流れる電流をリファレンス電流と比較することにより、前記メモリーセルに記憶されているデータを読み出すセンスアンプと、
    読み出しモードにおいて、少なくとも前記第1のミラー電流に基づいて前記リファレンス電流が生成され、ベリファイモードにおいて、前記第2のミラー電流に基づいて前記リファレンス電流が生成されるように、前記第1のリファレンスセル又は前記第2のリファレンスセルの選択状態を設定する選択回路と、
    を備える不揮発性記憶装置。
  2. 前記選択回路が、読み出しモードにおいて前記第1のミラー電流が生成され、ベリファイモードにおいて前記第1のミラー電流が生成されないように、前記第1のリファレンスセルと前記第1のカレントミラー回路との接続状態又は前記第1のカレントミラー回路の接続状態を設定する、請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  3. 読み出しモードにおいて、前記第1のミラー電流及び前記第2のミラー電流に基づいて前記リファレンス電流が生成される、請求項1又は2記載の不揮発性記憶装置。
  4. 前記第1のリファレンスセルが、イレーズ状態とプログラム状態との中間状態に設定されている、請求項1又は2記載の不揮発性記憶装置。
  5. 前記選択回路が、ベリファイモードにおいて前記第2のミラー電流が生成され、読み出しモードにおいて前記第2のミラー電流が生成されないように、前記第2のリファレンスセルと前記第2のカレントミラー回路との接続状態又は前記第2のカレントミラー回路の接続状態を設定する、請求項4記載の不揮発性記憶装置。
  6. 電源電圧が所定の電圧よりも高いときに検出信号を活性化する電圧検出回路と、
    読み出しモードにおいて、前記検出信号が活性化されているときに、前記第1のミラー電流に基づいて前記リファレンス電流が生成されるように前記選択回路を制御し、前記検出信号が活性化されていないときに、前記第1のミラー電流及び前記第2のミラー電流に基づいて前記リファレンス電流が生成されるように前記選択回路を制御する選択制御回路と、
    をさらに備える、請求項4記載の不揮発性記憶装置。
  7. 前記第2のカレントミラー回路が、ミラー比を変更できるように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項記載の不揮発性記憶装置。
  8. 前記第1のカレントミラー回路及び前記第2のカレントミラー回路に接続されて、前記第1のミラー電流、前記第2のミラー電流、又は、前記第1のミラー電流及び前記第2のミラー電流が流れる第1のトランジスターをさらに備え、
    前記センスアンプが、前記第1のトランジスターと共に第3のカレントミラー回路を構成する第2のトランジスターを含み、前記第2のトランジスターが、前記第1のトランジスターに流れる電流に比例する前記リファレンス電流を生成する、請求項1〜7のいずれか1項記載の不揮発性記憶装置。
  9. 前記第3のカレントミラー回路が、前記第1のミラー電流に基づいて、前記第1のリファレンスセルに流れる電流と略同じ大きさの電流を生成し、前記第2のミラー電流に基づいて、前記第2のリファレンスセルに流れる電流のβ倍(0<β<1)の電流を生成する、請求項8記載の不揮発性記憶装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項記載の不揮発性記憶装置を備える半導体装置。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項記載の不揮発性記憶装置を備える電子機器。
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