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JP2018195020A - 導電性フィルム、タッチパネル、および、表示装置 - Google Patents

導電性フィルム、タッチパネル、および、表示装置 Download PDF

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JP2018195020A
JP2018195020A JP2017097573A JP2017097573A JP2018195020A JP 2018195020 A JP2018195020 A JP 2018195020A JP 2017097573 A JP2017097573 A JP 2017097573A JP 2017097573 A JP2017097573 A JP 2017097573A JP 2018195020 A JP2018195020 A JP 2018195020A
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友洋 中込
Tomohiro Nakagome
友洋 中込
ルイス・マヌエル・ムリジョーモラ
Manuel Murijomora Luis
佑美 滝澤
Yumi Takizawa
佑美 滝澤
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VTS Touchsensor Co Ltd
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Abstract

【課題】外観の品質の低下を抑えることのできる導電性フィルム、タッチパネル、および、表示装置を提供する。【解決手段】透明誘電体層の第1面に位置する複数の電極線は、第1電極方向D1に延びる屈曲線形状を有する複数のセンシング電極線53SRを含み、センシング電極線53SRは、複数の屈曲部53Qと複数の短線部53Eとを含む。複数の屈曲部53Qには、離間屈曲部53Qaが含まれ、第2電極方向D2に沿って互いに隣り合う2つのセンシング電極線53SRにおいて、一方のセンシング電極線53SRの離間屈曲部53Qaと、他方のセンシング電極線53SRの離間屈曲部53Qaとは、隙間を空けて対向し、これらの離間屈曲部53Qaの各々に対する仮想交点53KPの位置は一致する。【選択図】図5

Description

本発明は、複数の電極線を備える導電性フィルム、この導電性フィルムを備えるタッチパネル、および、このタッチパネルを備える表示装置に関する。
タッチパネルを入力デバイスとして用いる表示装置は、画像を表示する表示パネルと、表示パネルに重ねられた上記タッチパネルとを備えている。タッチパネルにおける指などの接触位置の検出方式としては、指などがタッチパネルの操作面に接触することを静電容量の変化として検出する静電容量方式が広く用いられている。静電容量方式のタッチパネルにおいて、タッチパネルの備える導電性フィルムは、第1方向に沿って延びる複数の第1電極と、第1方向と直交する第2方向に沿って延びる複数の第2電極と、第1電極と第2電極とに挟まれた透明誘電体層とを備えている。そして、1つの第1電極と複数の第2電極の各々との間における静電容量の変化が第1電極ごとに検出されることに基づき、操作面における指などの接触位置が検出される。
こうした導電性フィルムの一例では、複数の第1電極の各々は、第1方向に沿って延びる複数の第1電極線から構成され、複数の第2電極の各々は、第2方向に沿って延びる複数の第2電極線から構成される。電極線としては、銀や銅などの金属からなる細線が用いられる。電極線の材料として金属が用いられることによって、接触位置の検出に際しての迅速な応答性や高い分解能が得られるとともに、タッチパネルの大型化や製造コストの削減が可能となる。
ところで、可視光を吸収、あるいは、反射する金属から電極線が形成される構成では、タッチパネルの操作面から見て、複数の第1電極線と複数の第2電極線とが、これらの電極線が相互に直交した格子状のパターンを形成している。一方で、タッチパネルが積層される表示パネルでも、第1方向と第2方向とに沿って複数の画素を区画するブラックマトリクスが、格子状のパターンを形成している。
上記構成において、相互に隣り合う第1電極線の間の間隔は、相互に隣り合う画素間の第2方向における間隔とは一般に異なり、また、相互に隣り合う第2電極線の間の間隔も、相互に隣り合う画素間の第1方向における間隔とは異なる。そして、タッチパネルの操作面から見て、第1電極線と第2電極線とから形成される格子状の周期構造と、画素を区画する格子状の周期構造とが重なることによって、2つの周期構造のずれが、モアレ(moire)を誘起する場合がある。モアレが視認されると、表示装置にて視認される画像の品質の低下が生じる。
こうしたモアレを抑えるための方策の1つとして、電極線の周期構造の周期性を低下させることが提案されている。複数の電極線から構成されたパターンの周期性が低いと、この電極線パターンは周期構造として認識され難くなるため、画素を区画するパターンと電極線パターンとのずれが、2つの周期構造のずれとして認識され難くなる。それゆえ、モアレが視認されることが抑えられる。
例えば、特許文献1に記載のタッチパネルでは、第1電極線と第2電極線との各々が、山部と谷部とが交互に繰り返される折れ線形状を有しており、これらの電極線から構成されるパターンは、矩形とは異なる多角形の繰り返し構造を有する。したがって、こうした電極線パターンの周期性は、矩形が並ぶ格子状の電極線パターンの周期性と比較して低い。
国際公開第2014/115831号
ところで、特許文献1に記載のタッチパネルにおいて、1つの面内に配置された複数の電極線の各々は、折れ線形状を有する1つの電極線が電極線の並ぶ方向に沿って平行移動された形状を有する。例えば、図19が示すように、第1電極線101は、屈曲を繰り返しながら第1方向Daに延びる折れ線形状を有する。詳細には、第1電極線101は、互いに異なる方向に直線状に延びる2種類の短線部110が第1方向Daに沿って交互に並ぶ形状を有する。そして、第2方向Dbに沿って並ぶ複数の第1電極線101の各々は、1つの第1電極線101が第2方向Dbに沿って平行移動された形状を有する。こうした構成においては、同一の方向に延びる複数の短線部110が第1方向Daの位置を揃えて第2方向Dbに沿って並ぶ帯状領域110Rが形成される。そして、短線部110の延びる方向が互いに異なる2種類の帯状領域110Rが、第1方向Daに沿って隙間なく交互に並ぶ。その結果、複数の帯状領域110Rの並びが、帯状のパターンとして視認されやすくなる。この帯状のパターンは、特に、表示装置が画像を表示していない非点灯時に外光の反射によって視認されやすく、こうした帯状のパターンが視認されると、操作面から見た外観の品質が低くなる。
本発明は、外観の品質の低下を抑えることのできる導電性フィルム、タッチパネル、および、表示装置を提供することを目的とする。
上記構成において、第1面と、前記第1面とは反対側の面である第2面とを有する透明誘電体層と、前記第1面にて、第1方向に沿って延びるとともに、前記第1方向と交差する第1交差方向に沿って並ぶ複数の第1電極と、前記第2面にて、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延びるとともに、前記第2方向と交差する第2交差方向に沿って並ぶ複数の第2電極と、を備え、前記第1電極は、前記第1方向に延びる屈曲線形状を有する複数の第1電極線を含み、前記第1電極線は、複数の屈曲部と、前記第1電極線に沿って互いに隣り合う前記屈曲部を結ぶ直線形状を有した複数の短線部とを含み、前記第1方向に対する前記短線部の傾きは、前記複数の短線部において前記短線部の並ぶ順序に対し不規則に変化し、前記複数の屈曲部には、離間屈曲部が含まれ、前記離間屈曲部の両端に繋がる2つの前記短線部の各々の延長線の交点が仮想交点であり、前記第1交差方向に沿って互いに隣り合う2つの前記第1電極線において、一方の前記第1電極線の前記離間屈曲部と、他方の前記第1電極線の前記離間屈曲部とが、隙間を空けて対向し、これらの前記離間屈曲部の各々に対する前記仮想交点の位置は一致する。
上記構成によれば、複数の第1電極線のなかで同一の方向に延びる部分が、第1交差方向に沿って並ぶ帯状の領域が形成されること、さらに、互いに異なる方向に延びる上記部分から構成される2種類の帯状の領域が第1方向に沿って隙間なく交互に並ぶことが抑えられる。したがって、こうした帯状の領域の並びに起因した帯状のパターンが、反射光等によって視認されることが抑えられる。それゆえ、導電性フィルムを用いたタッチパネルの操作面から見た外観の品質が低くなることが抑えられる。
また、複数の短線部における傾きが不規則に変化するため、複数の第1電極線からなるパターンにおいて、モアレの誘因となる周期性を低く抑えられる。したがって、電極線パターンと画素パターンとを重ね合わせたパターンにてモアレが視認されることが好適に抑えられる。
上記構成において、前記複数の屈曲部には、接続屈曲部が含まれ、前記第1交差方向に沿って互いに隣り合い、かつ、共通の前記第1電極に含まれる2つの前記第1電極線において、一方の前記第1電極線の有する前記接続屈曲部と、他方の前記第1電極線の有する前記接続屈曲部とは接続していてもよい。
上記構成によれば、互いに隣り合う2つの第1電極線が接続屈曲部にて接続していることにより、第1電極線に断線が生じた場合であっても、周囲から絶縁された部分が第1電極線のなかに発生することが抑えられる。こうした導電性フィルムを用いることにより、タッチパネルにおける接触位置の検出精度の低下が抑えられる。
上記構成において、前記離間屈曲部には、円弧状を有する弧状屈曲部が含まれ、前記弧状屈曲部に繋がる前記短線部は、前記弧状屈曲部の構成する円弧の端から、当該端での前記弧状屈曲部の接線に追従するように延びていてもよい。
上記構成によれば、離間屈曲部が折れ線状である構成と比較して、離間屈曲部にて電極線の延びる方向が緩やかに変化するため、電極線の線幅が設計寸法に従って均一に形成されやすい。したがって、屈曲部にて線幅が拡大することに起因して屈曲部が視認されやすくなることが抑えられる。
上記構成において、前記離間屈曲部には、折線屈曲部が含まれ、前記折線屈曲部は、当該折線屈曲部を挟む2つの前記短線部の端部間に位置する複数の点を繋ぐように、前記端部の一方から他方へ向けて延びていてもよい。
上記構成によれば、点状である屈曲部や上記端部間の1つの点を通る折れ線状の屈曲部と比較して、屈曲部にて電極線の延びる方向が緩やかに変化するため、電極線の線幅が設計寸法に従って均一に形成されやすい。したがって、屈曲部にて線幅が拡大することに起因して屈曲部が視認されやすくなることが抑えられる。
上記構成において、複数の仮想屈曲部を有して前記第1方向に所定の周期で屈曲を繰り返す屈曲線形状を有する仮想的な電極線が第1基準電極線であり、前記第1基準電極線における前記周期内での前記第1方向における位置が位相であって、複数の前記第1基準電極線は、前記第1交差方向に沿って、互いに隣り合う2つの前記第1基準電極線にて前記第1交差方向に並ぶ部分の前記位相が反転し、かつ、一方の前記第1基準電極線の前記仮想屈曲部と他方の前記第1基準電極線の前記仮想屈曲部とが接続するように並び、前記第1電極線は、前記第1電極線に対する前記仮想交点が前記第1基準電極線の前記仮想屈曲部に対して変位した位置に配置されるように構成されていてもよい。
上記構成によれば、第1電極線の有する屈曲線形状が的確に実現される。
上記構成において、前記第1基準電極線において前記第1交差方向の一方側で隣り合う前記仮想屈曲部間の前記第1方向に沿った長さが基準周期であり、複数の前記第1基準電極線の配列間隔が基準間隔であり、前記仮想屈曲部を中心とする矩形状の領域が変位領域であって、前記変位領域の前記第1方向に沿った長さは、前記基準周期の0.05倍以上0.45倍以下であり、前記変位領域の前記第1交差方向に沿った長さは、前記基準間隔の0.05倍以上0.45倍以下であり、複数の前記仮想交点の各々が、各別の前記変位領域内に位置するように、前記第1電極線は構成されていてもよい。
上記構成によれば、変位領域の長さが上記下限値以上であることによって、第1電極線の形状として、基準電極線の周期性が十分に崩れた形状に基づく形状が得られる。一方、変位領域の長さが上記上限値以下であることによって、第1電極線が過度に不規則な屈曲線形状を有することが抑えられるため、電極線パターンにおいて電極線の配置の密度が過度に不均一になることが抑えられる。
上記構成において、前記第2電極は、前記第2方向に延びる屈曲線形状を有する複数の第2電極線を含み、前記第2電極線は、複数の屈曲部と、前記第2電極線に沿って互いに隣り合う前記屈曲部を結ぶ直線形状を有した複数の短線部とを含み、前記第2方向に対する前記短線部の傾きは、前記複数の短線部において前記短線部の並ぶ順序に対し不規則に変化し、前記第2電極線の前記複数の屈曲部には、離間屈曲部が含まれ、前記離間屈曲部の両端に繋がる2つの前記短線部の各々の延長線の交点が仮想交点であり、前記第2交差方向に沿って互いに隣り合う2つの前記第2電極線において、一方の前記第2電極線の前記離間屈曲部と、他方の前記第2電極線の前記離間屈曲部とが、隙間を空けて対向し、これらの前記離間屈曲部の各々に対する前記仮想交点の位置は一致し、複数の仮想屈曲部を有して前記第2方向に所定の周期で屈曲を繰り返す屈曲線形状を有する仮想的な電極線が第2基準電極線であり、前記第2基準電極線における前記周期内での前記第2方向における位置が位相であって、複数の前記第2基準電極線は、前記第2交差方向に沿って、互いに隣り合う2つの前記第2基準電極線にて前記第2交差方向に並ぶ部分の前記位相が反転し、かつ、一方の前記第2基準電極線の前記仮想屈曲部と他方の前記第2基準電極線の前記仮想屈曲部とが接続するように並び、前記第2電極線は、前記第2電極線に対する前記仮想交点が前記第2基準電極線の前記仮想屈曲部に対して変位した位置に配置されるように構成されており、複数の前記第1基準電極線の配列間隔が第1基準間隔であり、前記第1基準電極線において前記第1交差方向の一方側で隣り合う仮想屈曲部間の前記第1方向に沿った長さが第1基準周期であり、複数の前記第2基準電極線の配列間隔が第2基準間隔であり、前記第2基準電極線において前記第2交差方向の一方側で隣り合う仮想屈曲部間の前記第2方向に沿った長さが第2基準周期であり、前記第1基準周期は、前記第2基準間隔の2倍の長さであり、前記第2基準周期は、前記第1基準間隔の2倍の長さであってもよい。
上記構成によれば、複数の第1基準電極線と複数の第2基準電極線が重ねられたパターン内においては、第2基準電極線の屈曲部に対する第1基準電極線の屈曲部の位置が一定となる。したがって、こうした基準電極線のパターンにおける電極線の配置の密度の均一性が高くなるように、電極線を配置することができる。そして、複数の第1電極線と複数の第2電極線とが重ねられた電極線パターンは、基準電極線のパターンに基づくパターンであることから、電極線パターンにおいても、電極線の配置の密度が過度に不均一になることが抑えられる。その結果、電極線の疎密の差に起因して生じる砂目が視認されることが抑えられる。
上記課題を解決するタッチパネルは、上記導電性フィルムと、前記導電性フィルムを覆うカバー層と、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を測定する周辺回路と、を備える。
上記構成によれば、操作面から見た外観の品質が低くなることが抑えられたタッチパネルが実現される。
上記課題を解決する表示装置は、格子状に配列された複数の画素を有して情報を表示する表示パネルと、前記表示パネルの表示する前記情報を透過するタッチパネルと、前記タッチパネルの駆動を制御する制御部と、を備え、前記タッチパネルは、上記タッチパネルである。
上記構成によれば、タッチパネルの操作面から見た外観の品質が低くなることが抑えられた表示装置が実現され、特に、表示装置の非点灯時に外光の反射によって帯状のパターンが視認されることが抑えられる。
本発明によれば、タッチパネルにおいて外観の品質の低下を抑えることができる。
表示装置の一実施形態について、表示装置の断面構造を示す断面図。 一実施形態における導電性フィルムの平面構造を示す平面図。 一実施形態における表示パネルの画素配列を示す平面図。 一実施形態におけるタッチパネルの電気的構成を説明するための模式図。 一実施形態におけるセンシング電極線の構成を示す図。 一実施形態における離間屈曲部の構成を示す図。 (a)は、一実施形態における基準パターンを示す図、(b)は、一実施形態におけるセンシング基準電極線の構成を示す図。 一実施形態におけるセンシング電極線の作成過程を示す図であって、センシング基準電極線に対して設定されたセンシング変位電極線を示す図。 一実施形態におけるセンシング電極線の作成過程を示す図であって、センシング変位電極線をセンシング基準電極線とともに示す図。 一実施形態におけるセンシング電極線の作成過程を示す図であって、センシング電極線をセンシング基準電極線とともに示す図。 一実施形態における対向する離間屈曲部の関係を示す図。 一実施形態におけるドライブ電極線の構成を示す図。 (a)は、一実施形態におけるドライブ電極線をドライブ基準電極線とともに示す図、(b)は、一実施形態におけるドライブ基準電極線の構成を示す図。 一実施形態におけるセンシング基準電極線とドライブ基準電極線とから構成されるパターンを示す図。 一実施形態におけるセンシング電極線とドライブ電極線とから構成される電極線パターンの一例を示す図。 変形例の離間屈曲部の構成を示す図。 変形例における表示装置の断面構造を示す断面図。 変形例における表示装置の断面構造を示す断面図。 従来の電極線の構成を示す図。
図1〜図15を参照して、導電性フィルム、タッチパネル、および、表示装置の一実施形態について説明する。なお、各図は、一実施形態の導電性フィルム、タッチパネル、および、表示装置を説明するために、これらの構成を模式的に示した図であり、各図に示される構成が有する各部位の大きさの比率は、実際の比率とは異なる場合がある。
[表示装置の構成]
図1を参照して、表示装置の構成について説明する。
図1が示すように、表示装置100は、例えば、液晶パネルである表示パネル10と、タッチパネル20とが、図示しない1つの透明接着層によって貼り合わされた積層体を備え、さらに、タッチパネル20を駆動するための回路やタッチパネル20の駆動を制御する制御部を備えている。なお、表示パネル10とタッチパネル20との相対的な位置が筐体などの他の構成によって固定される前提であれば、上記透明接着層は割愛されてもよい。
表示パネル10の表面には、略矩形形状の表示面が区画され、表示面には、画像データに基づく画像などの情報が表示される。
表示パネル10を構成する構成要素は、タッチパネル20から遠い構成要素から順番に、以下のように並んでいる。すなわち、タッチパネル20から遠い順番に、下側偏光板11、薄膜トランジスタ(以下、TFT)基板12、TFT層13、液晶層14、カラーフィルタ層15、カラーフィルタ基板16、上側偏光板17が位置している。
これらのうち、TFT層13には、サブ画素を構成する画素電極がマトリクス状に位置している。また、カラーフィルタ層15が有するブラックマトリクスは、矩形形状を有した複数の単位格子から構成される格子形状を有している。そして、ブラックマトリクスは、こうした格子形状によって、サブ画素の各々と向かい合う領域として矩形形状を有する複数の領域を区画し、ブラックマトリクスの区画する各領域には、白色光を赤色、緑色、および、青色のいずれかの色の光に変える着色層が位置している。
なお、表示パネル10が有色の光を出力するELパネルであって、赤色の光を出力する赤色画素、緑色の光を出力する緑色画素、および、青色の光を出力する青色画素を有する構成であれば、上述したカラーフィルタ層15は割愛されてもよい。この際に、ELパネルにおいて相互に隣り合う画素の境界部分は、ブラックマトリクスとして機能する。また、表示パネル10は放電によって発光するプラズマパネルであってもよく、この場合、赤色の蛍光体層と、緑色の蛍光体層と、青色の蛍光体層とを区画する境界部分がブラックマトリクスとして機能する。
タッチパネル20は、静電容量方式のタッチパネルであり、導電性フィルム21とカバー層22とが透明接着層23によって貼り合わされた積層体であって、表示パネル10の表示する情報を透過する光透過性を有している。
詳細には、タッチパネル20を構成する構成要素のなかで表示パネル10に近い構成要素から順番に、透明基板31、複数のドライブ電極31DP、透明接着層32、透明誘電体基板33、複数のセンシング電極33SP、透明接着層23、カバー層22が位置している。このうち、透明基板31、ドライブ電極31DP、透明接着層32、透明誘電体基板33、および、センシング電極33SPが、導電性フィルム21を構成している。
透明基板31は、表示パネル10の表示面が表示する画像などの情報を透過する光透過性と絶縁性とを有し、表示面の全体に重ねられている。透明基板31は、例えば、透明ガラス基板や、透明樹脂フィルムや、シリコン基板などの基材から構成される。透明基板31に用いられる樹脂としては、例えば、PET(Polyethylene Terephthalate)、PMMA(Polymethyl methacrylate)、PP(Polypropylene)、PS(Polystyrene)などが挙げられる。透明基板31は、1つの基材から構成される単層構造体であってもよいし、2つ以上の基材が重ねられた多層構造体であってもよい。
透明基板31における表示パネル10とは反対側の面は、ドライブ電極面31Sとして設定され、ドライブ電極面31Sには、複数のドライブ電極31DPが配置されている。複数のドライブ電極31DP、および、ドライブ電極面31Sにおいてドライブ電極31DPが位置しない部分は、1つの透明接着層32によって透明誘電体基板33に貼り合わされている。
透明接着層32は、表示面に表示される画像などの情報を透過する光透過性を有し、透明接着層32には、例えば、ポリエーテル系接着剤やアクリル系接着剤などが用いられる。
透明誘電体基板33は、表示面に表示される画像などの情報を透過する光透過性と、電極間における静電容量の検出に適した比誘電率とを有する。透明誘電体基板33は、例えば、透明ガラス基板や、透明樹脂フィルムや、シリコン基板などの基材から構成される。透明誘電体基板33に用いられる樹脂としては、例えば、PET、PMMA、PP、PSなどが挙げられる。透明誘電体基板33は、1つの基材から構成される単層構造体であってもよいし、2つ以上の基材が重ねられた多層構造体であってもよい。
複数のドライブ電極31DPが透明接着層32によって透明誘電体基板33に貼り合わされる結果、透明誘電体基板33における透明基板31と向かい合う面である裏面には、複数のドライブ電極31DPが並んでいる。
透明誘電体基板33における透明接着層32とは反対側の面である表面は、センシング電極面33Sとして設定され、センシング電極面33Sには、複数のセンシング電極33SPが配置されている。すなわち、透明誘電体基板33は、複数のドライブ電極31DPと、複数のセンシング電極33SPとに挟まれている。複数のセンシング電極33SP、および、センシング電極面33Sにおいてセンシング電極33SPが位置しない部分は、1つの透明接着層23によってカバー層22に貼り合わされている。
透明接着層23は、表示面に表示される画像などの情報を透過する光透過性を有し、透明接着層23には、例えば、ポリエーテル系接着剤やアクリル系接着剤などが用いられる。透明接着層23として用いられる接着剤の種類は、ウェットラミネート接着剤であってもよいし、ドライラミネート接着剤やホットラミネート接着剤であってもよい。
カバー層22は、強化ガラスなどのガラス基板や樹脂フィルムなどから形成され、カバー層22における透明接着層23とは反対側の面は、タッチパネル20における表面であって操作面20Sとして機能する。
なお、上記構成要素のうち、透明接着層23は割愛されてもよい。透明接着層23の省略される構成においては、カバー層22が有する面のなかで透明誘電体基板33と対向する面がセンシング電極面33Sとして設定され、センシング電極面33Sに形成される1つの薄膜のパターニングによって、複数のセンシング電極33SPが形成されればよい。
また、タッチパネル20の製造に際しては、導電性フィルム21とカバー層22とが、透明接着層23によって貼り合わされる方法が採用されてもよいし、こうした製造方法とは異なる他の例として、以下の製造方法が採用されてもよい。すなわち、樹脂フィルムなどのカバー層22に、銅などの導電性金属から構成される薄膜層が直に、もしくは、下地層を介して形成され、薄膜層の上にセンシング電極33SPのパターン形状を有したレジスト層が形成される。次いで、塩化第二鉄などを用いたウェットエッチング法によって、薄膜層が複数のセンシング電極33SPに加工されて、第1のフィルムが得られる。また、センシング電極33SPと同様に、透明基板31として機能する他の樹脂フィルムに形成された薄膜層が複数のドライブ電極31DPに加工されて、第2のフィルムが得られる。そして、第1フィルムと第2フィルムとが透明誘電体基板33を挟むように、透明誘電体基板33に対して透明接着層23,32によって貼り付けられる。
[導電性フィルムの平面構造]
図2を参照して、センシング電極33SPとドライブ電極31DPとの位置関係を中心に、導電性フィルム21の平面構造について説明する。なお、図2は、透明誘電体基板33の表面と対向する方向から導電性フィルム21を見た図であり、二点鎖線で囲まれた横方向に沿って延びる帯状領域の各々は、1つのセンシング電極33SPが配置される領域を示し、二点鎖線で囲まれた縦方向に沿って延びる帯状領域の各々は、1つのドライブ電極31DPが配置される領域を示している。なお、センシング電極33SPおよびドライブ電極31DPの数は簡略化して示している。
また、センシング電極33SPとドライブ電極31DPとの構成を理解しやすくするために、図2にて最も上側に位置するセンシング電極33SPについてのみ、センシング電極33SPを構成するセンシング電極線を太線で示し、図2にて最も左側に位置するドライブ電極31DPについてのみ、ドライブ電極31DPを構成するドライブ電極線を細線で示している。
図2が示すように、透明誘電体基板33のセンシング電極面33Sにおいて、複数のセンシング電極33SPの各々は、1つの方向である第1電極方向D1に沿って延びる帯形状を有し、かつ、第1電極方向D1と直交する第2電極方向D2に沿って並んでいる。各センシング電極33SPは、隣り合う他のセンシング電極33SPと互いに絶縁されている。
各センシング電極33SPは、複数のセンシング電極線53SRから構成され、センシング電極面33Sには、これら複数のセンシング電極線53SRの集合であるセンシング電極線群が配置されている。センシング電極線53SRの形成材料には、銅や銀やアルミニウムなどの金属膜が用いられ、センシング電極線53SRは、例えば、センシング電極面33Sに成膜された金属膜がエッチングによってパターニングされることにより形成される。
複数のセンシング電極33SPの各々は、センシングパッド33Pを介して個別にタッチパネル20の周辺回路の一例である検出回路に接続され、検出回路によって電流値を測定される。1つのセンシングパッド33Pに接続されて互いに電気的に接続されている複数のセンシング電極線53SRが、1つのセンシング電極33SPを構成するセンシング電極線53SRである。1つのセンシング電極33SPを構成する複数のセンシング電極線53SRは、協働して、当該センシング電極33SPが位置する領域での静電容量の変化の検出に寄与する。
透明基板31のドライブ電極面31Sにおいて、複数のドライブ電極31DPの各々は、第2電極方向D2に沿って延びる帯形状を有し、かつ、第1電極方向D1に沿って並んでいる。各ドライブ電極31DPは、隣り合う他のドライブ電極31DPと互いに絶縁されている。
各ドライブ電極31DPは、複数のドライブ電極線51DRから構成され、ドライブ電極面31Sには、これら複数のドライブ電極線51DRの集合であるドライブ電極線群が配置されている。ドライブ電極線51DRの形成材料には、銅や銀やアルミニウムなどの金属膜が用いられ、ドライブ電極線51DRは、例えば、ドライブ電極面31Sに成膜された金属膜がエッチングによってパターニングされることにより形成される。
複数のドライブ電極31DPの各々は、ドライブパッド31Pを介して個別にタッチパネル20の周辺回路の一例である選択回路に接続され、選択回路が出力する駆動信号を受けることによって選択回路に選択される。1つのドライブパッド31Pに接続されて互いに電気的に接続されている複数のドライブ電極線51DRが、1つのドライブ電極31DPを構成するドライブ電極線51DRである。1つのドライブ電極31DPを構成する複数のドライブ電極線51DRは、協働して、当該ドライブ電極31DPが位置する領域での静電容量の変化の検出に寄与する。
透明誘電体基板33の表面と対向する平面視において、センシング電極33SPとドライブ電極31DPとが相互に重なる部分は、図2の二点鎖線によって区画される四角形状を有した容量検出部NDである。1つの容量検出部NDは、1つのセンシング電極33SPと、1つのドライブ電極31DPとが立体的に交差する部分であって、タッチパネル20において使用者の指などが触れている位置を検出することの可能な最小の単位である。
なお、センシング電極線53SRおよびドライブ電極線51DRの形成方法としては、上述のエッチングに限らず、例えば印刷法などの他の方法が用いられてもよい。
[表示パネルの平面構造]
図3を参照して、表示パネル10におけるカラーフィルタ層15の平面構造、すなわち、表示パネル10の画素配列について説明する。
図3が示すように、カラーフィルタ層15のブラックマトリクス15aは、上記第1電極方向D1と上記第2電極方向D2とに沿って並ぶ矩形形状を有した複数の単位格子から構成される格子パターンを有している。1つの画素15Pは、第1電極方向D1に沿って連続する3つの単位格子から構成され、複数の画素15Pは、第1電極方向D1、および、第2電極方向D2の各々に沿って格子状に並んでいる。
複数の画素15Pの各々は、赤色を表示するための赤色着色層15R、緑色を表示するための緑色着色層15G、および、青色を表示するための青色着色層15Bから構成されている。カラーフィルタ層15において、例えば、赤色着色層15R、緑色着色層15G、および、青色着色層15Bが、第1電極方向D1に沿って、この順で、繰り返し並んでいる。また、複数の赤色着色層15Rは、第2電極方向D2に沿って連続して並び、複数の緑色着色層15Gは、第2電極方向D2に沿って連続して並び、複数の青色着色層15Bは、第2電極方向D2に沿って連続して並んでいる。
1つの赤色着色層15R、1つの緑色着色層15G、および、1つの青色着色層15Bは、1つの画素15Pを構成し、複数の画素15Pは、第1電極方向D1における赤色着色層15R、緑色着色層15G、および、青色着色層15Bの並ぶ順番を維持した状態で、第1電極方向D1に沿って並んでいる。また、換言すれば、複数の画素15Pは、第2電極方向D2に沿って延びるストライプ状に配置されている。
画素15Pにおける第1電極方向D1に沿った幅が第1画素幅P1であり、画素15Pにおける第2電極方向D2に沿った幅が第2画素幅P2である。第1画素幅P1、および、第2画素幅P2の各々は、表示パネル10の大きさや表示パネル10に求められる解像度などに応じた値に設定される。
[タッチパネルの電気的構成]
図4を参照して、タッチパネル20の電気的構成を、表示装置100の備える制御部の機能とともに説明する。なお、以下では、静電容量方式のタッチパネル20の一例として、相互容量方式のタッチパネル20における電気的構成を説明する。
図4が示すように、タッチパネル20は、周辺回路として、選択回路34および検出回路35を備えている。選択回路34は、複数のドライブ電極31DPに接続され、検出回路35は、複数のセンシング電極33SPに接続され、表示装置100の備える制御部36は、選択回路34と検出回路35とに接続されている。
制御部36は、各ドライブ電極31DPに対する駆動信号の生成を選択回路34に開始させるための開始タイミング信号を生成して出力する。制御部36は、駆動信号が供給される対象を1番目のドライブ電極31DP1からn番目のドライブ電極31DPnに向けて選択回路34に順次走査させるための走査タイミング信号を生成して出力する。
制御部36は、各センシング電極33SPを流れる電流の検出を検出回路35に開始させるための開始タイミング信号を生成して出力する。制御部36は、検出の対象を1番目のセンシング電極33SP1からn番目のセンシング電極33SPnに向けて検出回路35に順次走査させるための走査タイミング信号を生成して出力する。
選択回路34は、制御部36の出力した開始タイミング信号に基づいて、駆動信号の生成を開始し、制御部36の出力した走査タイミング信号に基づいて、駆動信号の出力先を1番目のドライブ電極31DP1からn番目のドライブ電極31DPnに向けて走査する。
検出回路35は、信号取得部35aと信号処理部35bとを備えている。信号取得部35aは、制御部36の出力した開始タイミング信号に基づいて、各センシング電極33SPに生成されたアナログ信号である電流信号の取得を開始する。そして、信号取得部35aは、制御部36の出力した走査タイミング信号に基づいて、電流信号の取得元を1番目のセンシング電極33SP1からn番目のセンシング電極33SPnに向けて走査する。
信号処理部35bは、信号取得部35aの取得した各電流信号を処理して、デジタル値である電圧信号を生成し、生成された電圧信号を制御部36に向けて出力する。このように、選択回路34と検出回路35とは、静電容量の変化に応じて変わる電流信号から電圧信号を生成することによって、ドライブ電極31DPとセンシング電極33SPとの間の静電容量の変化を測定する。
制御部36は、信号処理部35bの出力した電圧信号に基づいて、タッチパネル20において使用者の指などが触れている位置を検出し、検出した位置の情報を、表示パネル10の表示面に表示される情報の生成などの各種の処理に利用する。なお、タッチパネル20は、上述した相互容量方式のタッチパネル20に限らず、自己容量方式のタッチパネルであってもよい。
[センシング電極の構成]
図5を参照して、センシング電極33SPの構成について説明する。
図5が示すように、複数のセンシング電極線53SRの各々は、屈曲を繰り返しながら第1電極方向D1に延びる屈曲線形状を有している。
詳細には、センシング電極線53SRは、複数の屈曲部53Qと、センシング電極線53SRに沿って互いに隣り合う屈曲部53Qを結ぶ直線形状を有した複数の短線部53Eとを含んでいる。屈曲部53Qは、互いに隣り合う2つの短線部53Eを連結する部分であり、図中山部に相当する屈曲部53Qと、図中谷部に相当する屈曲部53Qとが、センシング電極線53SRに沿って1つずつ交互に並んでいる。
各センシング電極線53SRは、全体として第1電極方向D1に沿って延び、複数のセンシング電極線53SRは、第2電極方向D2に沿って並んでいる。1つのセンシング電極33SPを構成する複数のセンシング電極線53SRの各々は、第1電極方向D1における一方の端部にて共通のセンシングパッド33Pに接続されている。図5における破線N1は、互いに隣り合うセンシング電極33SPの境界を示す。すなわち、破線N1を挟んで隣り合うセンシング電極線53SRは、互いに異なるセンシング電極33SPを構成し、互いに異なるセンシングパッド33Pに接続されている。
複数の短線部53Eの各々は、短線部53Eの延びる方向に沿って長さL1を有し、複数の短線部53Eには、互いに異なる長さL1を有する短線部53Eが含まれる。すなわち、複数の短線部53Eにおいて、長さL1は一定ではない。第1電極方向D1に沿って並ぶ複数の短線部53Eの間で、短線部53Eの並びの順序に対し長さL1は不規則に変化している。
複数の短線部53Eの各々は、第1電極方向D1に沿って延びる仮想的な直線である基軸線A1に対して傾きθ1を有し、複数の短線部53Eには、互いに異なる大きさの傾きθ1を有する短線部53Eが含まれる。すなわち、複数の短線部53Eにおいて、傾きθ1の絶対値は一定ではない。傾きθ1は、0度以外の角度であり、互いに隣り合う2つの短線部53Eのうちの一方の傾きθ1は正であり、他方の傾きθ1は負である。換言すれば、1つのセンシング電極線53SRにおいては、傾きθ1が正である短線部53Eと、傾きθ1が負である短線部53Eとが、第1電極方向D1に沿って交互に繰り返されている。そして、第1電極方向D1に沿って並ぶ複数の短線部53Eの間で、短線部53Eの並びの順序に対し傾きθ1の絶対値は不規則に変化している。
複数の屈曲部53Qには、離間屈曲部53Qaと、接続屈曲部53Qbとが含まれる。離間屈曲部53Qaは、円弧状を有し、当該離間屈曲部53Qaを有するセンシング電極線53SRと隣り合うセンシング電極線53SRの離間屈曲部53Qaと隙間を空けて対向している。離間屈曲部53Qaと接続する短線部53Eは、離間屈曲部53Qaの構成する円弧から連続して延びている。
ここで、短線部53E上を通って延びる仮想的な直線が仮想線K1であり、1つの離間屈曲部53Qaを挟む2つの短線部53Eの各々に対して設定される仮想線K1の交点が仮想交点53KPである。換言すれば、仮想交点53KPは、1つの離間屈曲部53Qaの両端に繋がる2つの短線部53Eの各々の延長線の交点である。センシング電極線53SRに対する第2電極方向D2の一方側および他方側の各々において、第2電極方向D2における仮想交点53KPの位置は、複数の仮想交点53KPの間で仮想交点53KPの並びの順序に対し不規則に変化している。
第2電極方向D2に沿って互いに隣り合うセンシング電極線53SRにおいて、対向する2つの離間屈曲部53Qaの各々に対する仮想交点53KPの位置は一致する。換言すれば、第2電極方向D2に沿って互いに隣り合うセンシング電極線53SRのうち、一方のセンシング電極線53SRの離間屈曲部53Qaの両端に繋がる2つの短線部53Eの各々の延長線と、この離間屈曲部53Qaと向かい合う、他方のセンシング電極線53SRの離間屈曲部53Qaの両端に繋がる2つの短線部53Eの各々の延長線とは、1つの点で交わる。
離間屈曲部53Qaが有する曲率は1つの離間屈曲部53Qa内において一定である。また、センシング電極線53SRが有する複数の離間屈曲部53Qaにおいて、各離間屈曲部53Qaの曲率は一定であってもよいし、異なっていてもよい。
接続屈曲部53Qbは、点状であり、当該接続屈曲部53Qbを有するセンシング電極線53SRと隣り合うセンシング電極線53SRの接続屈曲部53Qbに接続している。1つのセンシング電極線53SRにおいて、接続屈曲部53Qbを挟んで隣り合う2つの短線部53Eは、接続屈曲部53Qbの位置で接続しており、接続屈曲部53Qbとこれら2つの短線部53Eとは、折れ線状の部分を形成している。
1つのセンシング電極33SP内において、センシング電極線53SRは、当該センシング電極線53SRと隣接する他のセンシング電極線53SRと、接続屈曲部53Qb同士が接続することにより、少なくとも一箇所で接続している。
1つの電極線のうちの2箇所で断線が生じると、この電極線にて断線箇所に挟まれた部分は、周囲から絶縁されたフローティング部となり、フローティング部の発生は、接触位置の検出精度の低下を引き起こす。センシング電極線53SRが、隣接する他のセンシング電極線53SRと接続屈曲部53Qbにて接続している構成であれば、センシング電極線53SRにおいて、接続屈曲部53Qbを挟む2箇所で断線が生じたとしても、断線箇所に挟まれた部分は接続屈曲部53Qbにて他のセンシング電極線53SRと電気的に接続されているため、周囲から絶縁された状態とはならない。したがって、電極線の断線によるフローティング部の発生が抑えられる。
接続屈曲部53Qbの数が多いほど、フローティング部の発生は抑えられる。ただし、接続屈曲部53Qbが多すぎると、以下の問題が生じる。すなわち、接続屈曲部53Qbの周囲には、電極線が形成する4つの角部が集まる。角部の集まる部分の形状を設計形状の通りに精密に形成することは難しく、特に、電極線が金属薄膜のエッチングによって形成される場合には、角部における電極線の線幅が設計寸法よりも太くなって、接続屈曲部53Qbが点状に視認されやすくなる。したがって、接続屈曲部53Qbが多すぎると、表示装置100にて視認される画像の品質の低下を招きかねない。
それゆえ、フローティング部の発生を抑えることと、画像の品質の低下を抑えることとの両立のためには、センシング電極線53SRに沿って隣り合う2つの接続屈曲部53Qbの間には、センシング電極線53SRに沿って5個以上19個以下の離間屈曲部53Qaが位置することが好ましく、9個以上13個以下の離間屈曲部53Qaが位置することがさらに好ましい。また、接続屈曲部53Qbの配置の周期性が高いと、こうした周期性に起因して、表示パネル10の画素パターンとタッチパネル20の電極線パターンとを重ね合わせたときに、モアレが視認される場合がある。こうしたモアレを抑えるためには、接続屈曲部53Qbは不規則な間隔で配置されることが好ましい。
一方、互いに異なるセンシング電極33SPを構成するセンシング電極線53SR、すなわち、破線N1を挟んで隣り合うセンシング電極線53SRは、これらの電極線の間で屈曲部53Qの接続する箇所を有さない。
図6を参照して、離間屈曲部53Qaの構成について詳述する。
図6が示すように、離間屈曲部53Qaの構成する円弧は、当該離間屈曲部53Qaの両端に繋がる2つの短線部53Eの各々に対して設定される仮想線K1に、離間屈曲部53Qaと短線部53Eとの接続点にて接する円Cの円弧である。離間屈曲部53Qaと短線部53Eとの接続点は、センシング電極線53SRの構成する屈曲線にて曲率が0を超える部分と曲率が0である部分との境界である。短線部53Eは、離間屈曲部53Qaの構成する円弧の端から、当該端での離間屈曲部53Qaの接線に追従するように延びている。例えば、短線部53Eが2つの離間屈曲部53Qaに挟まれてこれらの離間屈曲部53Qaに接続するとき、短線部53Eは、2つの離間屈曲部53Qaの間で、これらの離間屈曲部53Qaの構成する円弧の各々の端から、当該端での離間屈曲部53Qaの接線に追従するように延びている。
なお、上記構成は、センシング電極線53SRを幅のない理想的な線と見做した場合における構成であり、線幅を有する実際のセンシング電極線53SRにおいては、センシング電極線53SRの幅方向の中央部を通るように仮想線K1と円Cとが規定されることにより、上記構成が成り立つ。
[センシング電極線の作成方法]
図7〜図10を参照して、上述の複数のセンシング電極線53SRからなるパターンの作成方法について説明する。本実施形態のセンシング電極線53SRのパターンは、複数の菱形が規則的に並ぶパターンである基準パターンを基に作成される。まず、図7を参照して、基準パターンについて説明する。
図7(a)が示すように、基準パターンは、第1電極方向D1と第2電極方向D2とのいずれに対しても傾斜した方向に延びる複数の直線から構成される格子状のパターンである。そして、基準パターンは、複数の菱形が第1電極方向D1および第2電極方向D2の各々に沿って隙間なく並ぶパターンである。
ここで、基準パターンは、折れ線形状を有して第1電極方向D1に沿って延びる仮想的な電極線である複数のセンシング基準電極線40KRが、第2電極方向D2に沿って並ぶパターンであると捉えられる。図7(b)は、基準パターンから、1つのセンシング基準電極線40KRを抜き出して示す。
複数のセンシング基準電極線40KRの各々は、直線形状を有して相互に異なる傾きを有する2種類の基準短線部40Eの集合であり、第1電極方向D1に沿って交互に繰り返される2種類の基準短線部40Eと、2種類の基準短線部40Eが接続される部分である基準屈曲部40Qとを含んでいる。基準屈曲部40Qは点状である。換言すれば、複数のセンシング基準電極線40KRの各々は、複数の基準短線部40Eが基準屈曲部40Qを介して連なり、第1電極方向D1に沿って延びる折れ線形状を有する。
2種類の基準短線部40Eの各々は、基準短線部40Eの延びる方向に沿って長さLkを有している。複数の基準短線部40Eの長さLkはすべて等しい。2種類の基準短線部40Eのうち、一方の基準短線部40Eaは、第1電極方向D1に沿って延びる直線である基軸線A1に対して角度+θkの傾きを有し、他方の基準短線部40Ebは、基軸線A1に対して角度−θkの傾きを有している。互いに隣り合う2つの基準短線部40Eのなす角の角度は、基準角度Kαsであって、複数のセンシング基準電極線40KRにおける基準角度Kαsはすべて等しい。また、基準角度Kαsは、基準屈曲部40Qを通り、第2電極方向D2に沿った方向に延びる直線によって、二等分される。
換言すれば、複数の基準屈曲部40Qは、第1仮想屈曲部の一例である図中山部と、第2仮想屈曲部の一例である図中谷部とから構成され、第1仮想屈曲部と第2仮想屈曲部とは、センシング基準電極線40KRに沿って周期的に1つずつ交互に並ぶ。そして、複数の第1仮想屈曲部と複数の第2仮想屈曲部とは、第1電極方向D1に沿って延びる別々の直線上に位置する。
第1電極方向D1に沿って隣り合う基準屈曲部40Qの間の長さは、基準周期KWsである。すなわち、基準周期KWsは、センシング基準電極線40KRにおいて第2電極方向D2の一方側で互いに隣り合う第1仮想屈曲部間の長さであるとともに、上記第2電極方向D2の他方側で互いに隣り合う第2仮想屈曲部間の長さである。複数のセンシング基準電極線40KRにおいて、基準周期KWsは一定である。
複数のセンシング基準電極線40KRは、位相の反転した状態で第2電極方向D2に沿って並んでいる。すなわち、第2電極方向D2に沿って互いに隣り合うセンシング基準電極線40KRにおいて、第2電極方向D2に沿って並ぶ部分の位相は、逆位相になっている。位相は、センシング基準電極線40KRにおける1周期内での第1電極方向D1における位置である。そして、互いに隣り合う2つのセンシング基準電極線40KRにて、隣接するセンシング基準電極線40KRに近い側の基準屈曲部40Q同士、すなわち、1つのセンシング基準電極線40KRにおける第2電極方向D2の一方側の基準屈曲部40Qと、もう1つのセンシング基準電極線40KRにおける第2電極方向D2の他方側の基準屈曲部40Qとが接続している。換言すれば、互いに隣り合う2つのセンシング基準電極線40KRにおいて、一方のセンシング基準電極線40KRの第1仮想屈曲部と、他方のセンシング基準電極線40KRの第2仮想屈曲部とが接続している。
複数のセンシング基準電極線40KRの配列間隔、すなわち、互いに隣り合うセンシング基準電極線40KRにおける、第1仮想屈曲部である基準屈曲部40Q同士の間、もしくは、第2仮想屈曲部である基準屈曲部40Q同士の間の第2電極方向D2に沿った距離が、基準間隔KPsである。換言すれば、基準間隔KPsは、1つのセンシング基準電極線40KRにおける第2電極方向D2の一方側に位置する基準屈曲部40Q、すなわち第1仮想屈曲部と、第2電極方向D2の他方側に位置する基準屈曲部40Q、すなわち第2仮想屈曲部との間の第2電極方向D2に沿った長さであり、第2電極方向D2において1つのセンシング基準電極線40KRが占める幅である。
基準角度Kαs、基準周期KWs、および、基準間隔KPsの各パラメータは、フーリエ解析を利用して、基準パターンと表示パネル10の画素パターンとを重ね合わせたときに、モアレの発生が抑えられる値に設定されることが好ましい。具体的には、センシング電極線53SRの作成に用いられる基準パターンとドライブ電極線51DRの作成に用いられる基準パターンとを重ね合わせたパターンを、所定周期の画素パターンと重ね合わせたときに生じるモアレのコントラストや、モアレとして視認される縞のピッチおよび角度を算出する。算出結果に基づき、モアレが視認され難くなるように、各パラメータの値が設定される。このとき、互いに異なるサイズや互いに異なる解像度の複数の表示パネル10が有する画素パターンに対し、共通してモアレの発生が抑えられる各パラメータの値が求められることが好ましい。重ね合わせの対象となる複数の表示パネル10は、少なくとも、互いに異なるサイズを有する2種類の表示パネル、もしくは、互いに異なる解像度を有する2種類の表示パネルを含んでいればよい。
フーリエ解析では、重ね合わされるパターンに対してフーリエ変換を行って周波数情報を取得し、得られた二次元フーリエパターンの畳み込み(Convolution)を計算した上で、2次元マスクをかけて、逆フーリエ変換によって画像の再構成を行う。モアレのピッチは、重ね合わされる元のパターンの周期より大きいため、上記2次元マスクは、2次元マスクによって高周波成分が取り除かれ、低周波成分のみが取り出されるようにかければよい。マスクの大きさを、人間の視覚応答特性に応じて決まるサイズに設定することによって、画像の再構成後に、モアレのコントラストやピッチや角度を算出することに基づき、視認されるモアレの程度を判断できる。
また、基準間隔KPsは、表示パネル10における第1画素幅P1および第2画素幅P2の10%以上600%以下の範囲で設定されることが好ましい。第1画素幅P1と第2画素幅P2とが異なる場合には、第1画素幅P1および第2画素幅P2のうちの大きい方の画素幅が基準とされればよい。基準間隔KPsが第1画素幅P1および第2画素幅P2の10%以上であれば、センシング基準電極線40KRを基に作成されるパターン内にて電極線の占める割合が過剰になりすぎないため、タッチパネル20における光の透過率の低下が抑えられる。一方、基準間隔KPsが第1画素幅P1および第2画素幅P2の600%以下であれば、タッチパネルにおける位置の検出精度が高められる。
また、基準角度Kαsは、95度以上150度以下であることが好ましく、100度以上140度以下であることがさらに好ましい。基準角度Kαsが95度以上であると、基準短線部40Eの数が多くなってパターン内で電極線の占める割合が過剰になることが抑えられる。一方、基準角度Kαsが150度以下であると、基準間隔KPsや基準周期KWsを適切な範囲内の値に設定することが容易となる。
図8〜図10を参照して、複数のセンシング電極線53SRからなるパターンを、基準パターンを基に作成する方法について説明する。
図8が示すように、まず、複数のセンシング基準電極線40KRのうち、位相の揃っているセンシング基準電極線40KRに対し、これらのセンシング基準電極線40KRにおける基準屈曲部40Qの位置を不規則に変位させた折れ線形状を有するセンシング変位電極線45TRが設定される。位相の揃っているセンシング基準電極線40KRは、すなわち、第2電極方向D2に並ぶセンシング基準電極線40KRのなかで、第2電極方向D2に沿って1つおきに選択されるセンシング基準電極線40KRである。
センシング変位電極線45TRが有する変位屈曲部45Qは、センシング基準電極線40KRの基準屈曲部40Qに対して変位した位置に配置される。そして、変位屈曲部45Qは、基準屈曲部40Qごとに設定される変位領域Ss内に位置する。すなわち、基準屈曲部40Qを、センシング基準電極線40KRに沿った基準屈曲部40Qの並びの順序に対して変位領域Ss内で不規則に変位した位置に、変位屈曲部45Qが位置する。
変位領域Ssは、基準屈曲部40Qを中心とする矩形形状を有する。詳細には、変位領域Ssを構成する矩形は、第1電極方向D1に沿って延びる辺と第2電極方向D2に沿って延びる辺とを有し、矩形の対角線の交点に基準屈曲部40Qが位置する。変位領域Ssにおける第1電極方向D1に沿った長さds1は、基準周期KWsの0.05倍以上0.45倍以下の範囲で設定されることが好ましい。変位領域Ssにおける第2電極方向D2に沿った長さds2は、基準間隔KPsの0.05倍以上0.45倍以下の範囲で設定されることが好ましい。
図9が示すように、続いて、第2電極方向D2に沿って隣り合う2つのセンシング変位電極線45TRの間に、これらのセンシング変位電極線45TRの変位屈曲部45Qを順に結ぶ折れ線形状を有するセンシング変位電極線46TRが設定される。すなわち、センシング変位電極線46TRは、互いに隣り合う2つのセンシング変位電極線45TRのうち、1つのセンシング変位電極線45TRにおいて第2電極方向D2の一方側に位置する変位屈曲部45Qと、もう1つのセンシング変位電極線45TRにおいて第2電極方向D2の他方側に位置する変位屈曲部45Qとを、交互に繋ぐことによって作成される折れ線形状を有する。換言すれば、センシング変位電極線46TRは、互いに隣り合う2つのセンシング変位電極線45TRにおいて、隣接するセンシング変位電極線45TRに近い側の変位屈曲部45Qを結ぶ折れ線形状を有する。
センシング変位電極線46TRが有する変位屈曲部46Qの位置は、変位屈曲部45Qの位置と一致する。センシング変位電極線46TRは、センシング変位電極線45TRの基となるセンシング基準電極線40KRとは逆位相のセンシング基準電極線40KRに対して、基準屈曲部40Qの位置を変位領域Ss内で不規則に変位させた折れ線形状を有する。
図10が示すように、続いて、センシング変位電極線45TR,46TRの一部の変位屈曲部45Q,46Qについて、変位屈曲部45Q,46Qの付近の形状を、円弧状に変更することによって、センシング電極線53SRが作成される。このとき、互いに隣り合うセンシング変位電極線45TR,46TRであって、共通のセンシング電極33SPを構成するセンシング電極線53SRの基となるセンシング変位電極線45TR,46TRについては、これらのセンシング変位電極線45TR,46TRが共有する変位屈曲部45Q,46Qの一部が円弧状に変更される。円弧状に変更された部分が、センシング電極線53SRの離間屈曲部53Qaであり、変位屈曲部45Q,46Qの位置が、仮想交点53KPの位置に相当する。一方、変位屈曲部45Q,46Qのうちで円弧状に変更されなかった部分が、センシング電極線53SRの接続屈曲部53Qbである。
また、互いに隣り合うセンシング変位電極線45TR,46TRであって、互いに異なるセンシング電極33SPを構成するセンシング電極線53SRの基となるセンシング変位電極線45TR,46TRについては、これらのセンシング変位電極線45TR,46TRが共有する変位屈曲部45Q,46Qのすべてが円弧状に変更される。
以上のように、センシング電極線53SRに対する仮想交点53KPは、センシング基準電極線40KRの基準屈曲部40Qに対し、基準屈曲部40Qごとの変位領域Ss内で、基準屈曲部40Qの並びの順序に対して不規則に変位した位置に配置される。また、センシング電極線53SRの接続屈曲部53Qbも、基準屈曲部40Qに対し、変位領域Ss内で不規則に変位した位置に配置される。すなわち、仮想交点53KPおよび接続屈曲部53Qbは、基準屈曲部40Qに対し、基準屈曲部40Qごとの変位領域Ss内で、センシング基準電極線40KRにおける基準屈曲部40Qの並びの順序に対して不規則に変位した位置に配置される。
なお、上述のセンシング変位電極線45TR,46TRは、センシング基準電極線40KRからセンシング電極線53SRを作成する過程の説明のために用いた仮想的な電極線であり、センシング変位電極線45TR,46TRの明示的な設定を経ずにセンシング電極線53SRが作成されてもよい。
図11を参照して、センシング基準電極線40KRの基準間隔KPsと、センシング電極線53SRの離間屈曲部53Qaの形状との関係について説明する。
図11が示すように、第2電極方向D2に沿って互いに隣り合うセンシング電極線53SRにおいて対向する離間屈曲部53Qaについて、これらの離間屈曲部53Qaの間の第2電極方向D2に沿った最短距離が、離間距離Gpである。
離間距離Gpは、5μm以上であることが好ましい。離間距離Gpが5μm以上であれば、離間屈曲部53Qaの形状が精密に形成されやすい。また、離間距離Gpは、基準間隔KPsの0.25倍以下であることが好ましい。離間距離Gpが大きすぎると、互いに隣り合うセンシング電極線53SRの間の隙間が周期性を有するパターンとして認識されやすくなり、こうした周期性に起因して、表示パネル10の画素パターンとタッチパネル20の電極線パターンとを重ね合わせたときに、モアレが視認される場合がある。離間距離Gpが基準間隔KPsの0.25倍以下であれば、こうしたモアレが視認されることが好適に抑えられる。なお、図面においては、対向する離間屈曲部53Qa間の距離を実際よりも強調して示している。
また、離間屈曲部53Qaは、第1電極方向D1において離間屈曲部53Qaの占める幅が、センシング電極線53SRの線幅の2倍以上となる曲率半径Rs、すなわち、円Cの半径Rsを有することが好ましい。さらに、モアレを抑えるためには、基準間隔KPsに対する離間屈曲部53Qaの曲率半径Rsの比は、0.5以下であることが好ましい。曲率半径Rsが大きくなるほど、短線部53Eの長さは短くなる。
[ドライブ電極の構成]
図12を参照して、ドライブ電極31DPの構成について説明する。
図12が示すように、ドライブ電極線51DRは、屈曲を繰り返しながら第2電極方向D2に延びる屈曲線形状を有しており、センシング電極線53SRと同様に、規則的な折れ線形状を有する基準電極線を基に作成される。
詳細には、ドライブ電極線51DRは、離間屈曲部51Qaと接続屈曲部51Qbとを含む複数の屈曲部51Qと、ドライブ電極線51DRに沿って互いに隣り合う屈曲部51Qを結ぶ直線形状を有した複数の短線部51Eとを含んでいる。
複数のドライブ電極線51DRは、第1電極方向D1に沿って並んでいる。1つのドライブ電極31DPを構成する複数のドライブ電極線51DRは、第2電極方向D2における一方の端部にて共通のドライブパッド31Pに接続されている。図12における破線N2は、互いに隣り合うドライブ電極31DPの境界を示す。すなわち、破線N2を挟んで隣り合うドライブ電極線51DRは、互いに異なるドライブ電極31DPを構成し、互いに異なるドライブパッド31Pに接続されている。
短線部51Eの延びる方向に沿った長さは、第2電極方向D2に沿って並ぶ複数の短線部53Eの間で、短線部53Eの並びの順序に対し不規則に変化している。また、第2電極方向D2に沿って延びる直線に対する短線部51Eの傾きは、複数の短線部53Eの間で、短線部53Eの並びの順序に対し不規則に変化している。そして、1つのドライブ電極線51DRにおいては、上記傾きが正である短線部51Eと、上記傾きが負である短線部51Eとが、第2電極方向D2に沿って交互に繰り返されている。
離間屈曲部51Qaは、円弧状を有し、当該離間屈曲部51Qaを有するドライブ電極線51DRと隣り合うドライブ電極線51DRの離間屈曲部51Qaと隙間を空けて対向している。離間屈曲部51Qaと繋がる短線部51Eは、離間屈曲部51Qaの構成する円弧の端から、当該端での離間屈曲部51Qaの接線に追従するように延びている。離間屈曲部51Qaが有する曲率は1つの離間屈曲部51Qa内において一定である。また、ドライブ電極線51DRが有する複数の離間屈曲部51Qaにおいて、各離間屈曲部51Qaの曲率は一定であってもよいし、異なっていてもよい。
1つの離間屈曲部51Qaの両端に繋がる2つの短線部51Eの各々の延長線の交点が、仮想交点51KPであり、第1電極方向D1に沿って互いに隣り合うドライブ電極線51DRにおいて、対向する2つの離間屈曲部51Qaの各々に対する仮想交点51KPの位置は一致する。
接続屈曲部51Qbは、点状であり、当該接続屈曲部51Qbを有するドライブ電極線51DRと隣り合うドライブ電極線51DRの接続屈曲部51Qbと接続している。1つのドライブ電極線51DRにおいて、接続屈曲部51Qbを挟んで隣り合う2つの短線部51Eは、接続屈曲部51Qbの位置で接続しており、接続屈曲部51Qbとこれら2つの短線部51Eとは、折れ線状の部分を形成している。
1つのドライブ電極31DP内において、ドライブ電極線51DRは、当該ドライブ電極線51DRと隣接する他のドライブ電極線51DRと、接続屈曲部51Qb同士が接続することにより、少なくとも一箇所で接続している。フローティング部の発生を抑えることと、画像の品質の低下を抑えることとの両立のためには、ドライブ電極線51DRに沿って隣り合う2つの接続屈曲部51Qbの間には、ドライブ電極線51DRに沿って5個以上19個以下の離間屈曲部51Qaが位置することが好ましく、9個以上13個以下の離間屈曲部51Qaが位置することがさらに好ましい。また、接続屈曲部51Qbは不規則な間隔で配置されることが好ましい。
一方、互いに異なるドライブ電極31DPを構成するドライブ電極線51DR、すなわち、破線N2を挟んで隣り合うドライブ電極線51DRは、これらの電極線の間で屈曲部51Qの接続する箇所を有さない。
図13(a)が示すように、複数のドライブ電極線51DRから構成されるパターンは、センシング電極線53SRのパターンと同様に、複数の菱形が規則的に並ぶパターンである基準パターンを基に作成される。
基準パターンは、折れ線形状を有して第2電極方向D2に沿って延びる仮想的な電極線である複数のドライブ基準電極線41KRが、第1電極方向D1に沿って並ぶパターンであると捉えられる。図13(b)は、基準パターンから、1つのドライブ基準電極線41KRを抜き出して示す。
ドライブ基準電極線41KRは、第1電極方向D1に沿って交互に繰り返される2種類の基準短線部41Eと、2種類の基準短線部41Eが接続される部分である基準屈曲部41Qとを含んでいる。2種類の基準短線部41Eの各々の長さは一定である。2種類の基準短線部41Eのうち、一方の基準短線部41Eが第2電極方向D2に沿って延びる直線に対して有する傾きは正であり、他方の基準短線部41Eが第2電極方向D2に沿って延びる直線に対して有する傾きは負であり、これらの傾きの絶対値は等しい。ドライブ基準電極線41KRにおける第1電極方向D1の一方側に位置する基準屈曲部41Qと他方側に位置する基準屈曲部41Qとは、第2電極方向D2に沿って延びる別々の直線上に位置する。
互いに隣り合う2つの基準短線部41Eのなす角の角度は、基準角度Kαdであって、複数のドライブ基準電極線41KRにおける基準角度Kαdはすべて等しい。第2電極方向D2に沿って隣り合う基準屈曲部41Qの間の長さは、基準周期KWdである。複数のドライブ基準電極線41KRにおいて、基準周期KWdは一定である。
複数のドライブ基準電極線41KRは、位相の反転した状態で第1電極方向D1に沿って並んでいる。すなわち、第1電極方向D1に沿って互いに隣り合うドライブ基準電極線41KRにおいて、第1電極方向D1に沿って並ぶ部分の位相は、逆位相になっている。位相は、ドライブ基準電極線41KRにおける1周期内での第2電極方向D2における位置である。そして、互いに隣り合う2つのドライブ基準電極線41KRにて、1つのドライブ基準電極線41KRにおける第1電極方向D1の一方側の基準屈曲部41Qと、もう1つのドライブ基準電極線41KRにおける第1電極方向D1の他方側の基準屈曲部41Qとが接続している。
複数のドライブ基準電極線41KRの配列間隔、すなわち、互いに隣り合うドライブ基準電極線41KRにおける、第1電極方向D1の一方側の基準屈曲部40Q同士の間の第1電極方向D1に沿った距離が、基準間隔KPdである。
ドライブ基準電極線41KRにおいて、基準角度Kαd、基準周期KWd、および、基準間隔KPdの各々は、上述のセンシング基準電極線40KRの説明にて基準角度Kαs、基準周期KWs、および、基準間隔KPsの各々について示した条件と同じ条件を満たすように設定されることが好ましい。すなわち、基準角度Kαd、基準周期KWd、および、基準間隔KPdの各パラメータは、基準パターンと表示パネル10の画素パターンとを重ね合わせたときに、モアレの発生が抑えられる値に設定されることが好ましい。そして、基準角度Kαdは、95度以上150度以下であることが好ましく、100度以上140度以下であることがさらに好ましい。また、基準間隔KPdは、表示パネル10における第1画素幅P1および第2画素幅P2の10%以上600%以下の範囲で設定されることが好ましい。
ドライブ電極線51DRも、センシング電極線53SRと同様の手順で、基準パターンを基に作成される。すなわち、複数のドライブ基準電極線41KRのうち、位相の揃っているドライブ基準電極線41KRに対し、これらのドライブ基準電極線41KRにおける基準屈曲部41Qの位置を不規則に変位させた折れ線形状を有する仮想的な電極線である変位電極線が設定される。そして、隣り合う2つの変位電極線の間に、これらの変位電極線の屈曲部である変位屈曲部を順に結ぶ折れ線形状を有する変位電極線がさらに設定される。こうして設定された変位電極線の一部の変位屈曲部について、変位屈曲部の付近の形状を、円弧状に変更することによって、ドライブ電極線51DRが作成される。
複数の変位屈曲部のうちで円弧状に変更された部分が、ドライブ電極線51DRの離間屈曲部51Qaであり、変位屈曲部の位置が、仮想交点51KPの位置に相当する。一方、変位屈曲部のうちで円弧状に変更されなかった部分が、ドライブ電極線51DRの接続屈曲部51Qbである。仮想交点51KPおよび接続屈曲部51Qbは、ドライブ基準電極線41KRの基準屈曲部41Qに対し、基準屈曲部41Qごとの変位領域Sd内で、基準屈曲部41Qの並びの順序に対して不規則に変位した位置に配置される。
変位領域Sdは、基準屈曲部41Qを中心とする矩形状を有する。変位領域Sdにおける第2電極方向D2に沿った長さdd1は、基準周期KWdの0.05倍以上0.45倍以下の範囲で設定されることが好ましい。変位領域Sdにおける第1電極方向D1に沿った長さdd2は、基準間隔KPdの0.05倍以上0.45倍以下の範囲で設定されることが好ましい。
ドライブ電極31DPにおいても、第1電極方向D1に沿って互いに隣り合うドライブ電極線51DRにおいて対向する離間屈曲部51Qaについて、これらの離間屈曲部51Qaの間の第1電極方向D1に沿った最短距離である離間距離は、5μm以上であることが好ましい。また、離間距離は、基準間隔KPdの0.25倍以下であることが好ましい。
[電極線パターンの構成]
図14および図15を参照して、複数のセンシング電極線53SRと複数のドライブ電極線51DRとが重ね合わされることによって形成されるパターンである電極線パターンについて説明する。
まず、図14を参照して、センシング基準電極線40KRとドライブ基準電極線41KRとの好ましい形状および配置について説明する。なお、図14においては、センシング基準電極線40KRとドライブ基準電極線41KRとの識別を容易にするために、センシング基準電極線40KRを黒太線で示し、ドライブ基準電極線41KRを白抜き線で示している。
複数のセンシング基準電極線40KRから構成されるパターンと、複数のドライブ基準電極線41KRから構成されるパターンとは、同一の格子状のパターンであることが好ましい。すなわち、センシング基準電極線40KRの基準周期KWsは、ドライブ基準電極線41KRの基準間隔KPdの2倍であり(KWs=2×KPd)、ドライブ基準電極線41KRの基準周期KWdは、センシング基準電極線40KRの基準間隔KPsの2倍である(KWd=2×KPs)ことが好ましい。
導電性フィルム21では、透明誘電体基板33の表面と対向する方向から見て、複数のセンシング電極線53SRから構成されるパターンと、複数のドライブ電極線51DRから構成されるパターンとが重ね合わされたパターンである電極線パターンが形成される。このとき、センシング電極33SPの延びる方向とドライブ電極31DPの延びる方向とが直交するように、これらの電極線が重ねられる。こうした電極線パターンは、複数のセンシング基準電極線40KRから構成されるパターンと、複数のドライブ基準電極線41KRから構成されるパターンとが、センシング基準電極線40KRの延びる方向とドライブ基準電極線41KRの延びる方向とが直交するように重ね合わされたパターンに基づくパターンである。
図14が示すように、KWs=2×KPd、かつ、KWd=2×KPsである場合、ドライブ基準電極線41KRに対するセンシング基準電極線40KRの配置、すなわち、基準屈曲部41Qや基準短線部41Eに対する基準屈曲部40Qや基準短線部40Eの位置が、パターン内で一定となる。したがって、基準電極線40KR,41KRから構成されるパターンにおける電極線の配置の密度の均一性を高めることが可能であり、ひいては、センシング電極線53SRおよびドライブ電極線51DRから構成される電極線パターンにおける電極線の配置の密度がパターン内で過度に不均一になることが抑えられる。
例えば、図14が示すように、センシング基準電極線40KRのパターンと、ドライブ基準電極線41KRのパターンとは、各パターンが構成する格子が2分の1ピッチずれるように配置される。換言すれば、基準電極線40KR,41KRから構成されるパターンにおいて、センシング基準電極線40KRの基準屈曲部40Qは、互いに隣り合うドライブ基準電極線41KRによって形成される菱形の中央部に位置する。また、ドライブ基準電極線41KRの基準屈曲部40Qは、互いに隣り合うセンシング基準電極線40KRによって形成される菱形の中央部に位置する。そして、センシング基準電極線40KRの基準短線部40Eの中点と、ドライブ基準電極線41KRの基準短線部41Eの中点とが交差する。
図15は、図14に示した基準電極線40KR,41KRから構成されるパターンを基に作成されたセンシング電極線53SRおよびドライブ電極線51DRから構成される電極線パターンを示す。
電極線パターンを構成するセンシング電極線53SRおよびドライブ電極線51DRは、不規則に屈曲する屈曲線形状を有するため、電極線パターンには、電極線の疎密の差、すなわち、電極線が密に配置される領域と電極線が疎らである領域とが生じる場合がある。しかしながら、パターンにおける電極線の疎密が過度に不均一であると、電極線の疎密の差が、電極線パターンが位置する領域内に明るさ等のムラを生じさせ、結果として、砂目と呼ばれる現象を引き起こす要因となる場合がある。砂目は、タッチパネル20の操作面20Sから見て、砂状に分布するちらつきや画面のぎらつきが感じられる現象である。
基準電極線40KR,41KRから構成されるパターンとして、電極線の配置の密度の均一性が高いパターンを利用して電極線パターンを作成することによって、電極線パターンにおける電極線の配置の密度がパターン内で過度に不均一になることが抑えられる。
[作用]
本実施形態の作用を説明する。直線状に延びる電極線が交差するパターンのように、同一形状の矩形が繰り返されるパターンと比較して、本実施形態の電極線パターンは、矩形とは異なる図形から構成されるパターンであるため、パターンの周期性が低い。したがって、画素パターンと電極線パターンとのずれが、2つの周期構造のずれとして認識され難くなるため、本実施形態の電極線パターンを表示パネル10の画素パターンと重ね合わせた場合に、モアレが視認されることが抑えられる。その結果、表示装置100にて視認される画像の品質の低下が抑えられる。
特に、電極線パターンを構成するセンシング電極線53SRおよびドライブ電極線51DRの各々が不規則な屈曲線形状を有するため、規則的な屈曲線形状を有する電極線からパターンが構成される場合と比較して、パターンの周期性がより低くなる。したがって、電極線パターンと画素パターンとを重ね合わせた場合に、モアレが視認されることがより好適に抑えられる。
また、基準電極線40KR,41KRのパターンが有する周期性の一部は、センシング電極線53SRおよびドライブ電極線51DRから構成される電極線パターンにも残存し得る。本実施形態では、基準角度Kαs,Kαd、基準周期KWs,KWd、および、基準間隔KPs,KPdの各々が、モアレの生じ難い値に設定されている基準電極線40KR,41KRのパターンから電極線パターンが作成される。そのため、電極線パターンと画素パターンとを重ね合わせた場合に、基準電極線40KR,41KRの周期性に起因したモアレが視認されることも抑えられる。
そして、複数のセンシング電極線53SRと複数のドライブ電極線51DRとの各々は、互いに隣り合う電極線において位相が反転し、かつ、屈曲部同士が接続している基準電極線40KR,41KRのパターンに対して屈曲部の位置を不規則に変位することに基づき作成されたパターンである。それゆえ、互いに隣り合うセンシング電極線53SRにおいて、離間屈曲部53Qaが対向し、これらの離間屈曲部53Qaに対する仮想交点53KPの位置は一致する。同様に、互いに隣り合うドライブ電極線51DRにおいて、離間屈曲部51Qaは対向し、これらの対向する離間屈曲部51Qaに対する仮想交点51KPの位置は一致する。
こうした構成においては、第1電極方向D1や第2電極方向D2に沿って、同一の傾きの短線部が並ぶことは起こらない。そのため、同一の傾きの短線部が並ぶ帯状の領域が電極線の並ぶ方向に延びるように形成されること、さらに、短線部の延びる方向が互いに異なる2種類の帯状の領域が交互に並ぶことは起こらない。したがって、帯状のパターンが、特に、表示装置100の非点灯時に外光の反射によって視認されることが抑えられ、操作面20Sから見た外観の品質が低くなることが抑えられる。
また、上述のように、電極線パターンにて角部の集まる部分では、角部における電極線の線幅が設計寸法よりも太くなって、角部が点状に視認されやすくなる。したがって、基準電極線40KR,41KRの基準屈曲部40Q,41Qの位置を変位させたのみである変位電極線のパターンを電極線パターンとすると、換言すれば、電極線パターンが含むすべての屈曲部が接続屈曲部53Qb,51Qbであると、角部が多いために点状に視認される部分が増え、表示装置100にて視認される画像の品質の低下が生じる。これに対し、本実施形態では、一部の屈曲部53Q,53Qが円弧状の離間屈曲部53Qa,51Qaとされているため、画像の品質の低下が抑えられる。また、一部の屈曲部53Q,51Qは接続屈曲部53Qb,51Qbとされ、接続屈曲部53Qb,51Qbにて互いに隣接する電極線が接続しているため、電極線の断線によるフローティング部の発生が抑えられる。
なお、上記実施形態において、透明誘電体基板33は透明誘電体層の一例である。そして、透明誘電体基板33の表面を第1面とするとき、透明誘電体基板33の裏面が第2面であり、センシング電極33SPが第1電極であり、センシング電極線53SRが第1電極線であり、ドライブ電極31DPが第2電極であり、ドライブ電極線51DRが第2電極線である。また、センシング基準電極線40KRが第1基準電極線であり、ドライブ基準電極線41KRが第2基準電極線である。そして、第1電極方向D1が、第1方向かつ第2交差方向であり、第2電極方向D2が、第2方向かつ第1交差方向である。
また、透明誘電体基板33の表面を第2面とするとき、透明誘電体基板33の裏面が第1面であり、センシング電極33SPが第2電極であり、センシング電極線53SRが第2電極線であり、ドライブ電極31DPが第1電極であり、ドライブ電極線51DRが第1電極線である。また、センシング基準電極線40KRが第2基準電極線であり、ドライブ基準電極線41KRが第1基準電極線である。そして、第1電極方向D1が、第2方向かつ第1交差方向であり、第2電極方向D2が、第1方向かつ第2交差方向である。
また、円弧状を有する離間屈曲部53Qa,51Qaは、弧状屈曲部の一例である。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)互いに隣り合うセンシング電極線53SRにおいて、離間屈曲部53Qaが対向し、これらの離間屈曲部53Qaに対する仮想交点53KPの位置が一致する。こうした構成においては、同一の方向に延びる短線部が、第2電極方向D2に沿って並ぶ帯状の領域が形成されること、さらに、短線部の延びる方向が互いに異なる2種類の帯状の領域が第1電極方向D1に沿って交互に並ぶことが抑えられる。したがって、こうした帯状の領域の並びに起因した帯状のパターンが、反射光等によって視認されることが抑えられ、操作面20Sから見た外観の品質が低くなることが抑えられる。同様に、互いに隣り合うドライブ電極線51DRにおいて、離間屈曲部51Qaが対向し、これらの離間屈曲部51Qaに対する仮想交点51KPの位置が一致する。こうした構成においては、同一の方向に延びる短線部が、第1電極方向D1に沿って並ぶ帯状の領域が形成されること、さらに、短線部の延びる方向が互いに異なる2種類の帯状の領域が第2電極方向D2に沿って交互に並ぶことが抑えられる。したがって、こうした帯状の領域の並びに起因した帯状のパターンが視認されることが抑えられ、操作面20Sから見た外観の品質が低くなることが抑えられる。
また、センシング電極線53SRにおいて短線部53Eの傾きが不規則であること、および、ドライブ電極線51DRにおいて短線部51Eの傾きが不規則であることによっても、上記帯状の領域の形成が抑えられる。
(2)センシング電極線53SRが不規則に屈曲する屈曲線形状を有するため、センシング電極線が規則的に屈曲する屈曲線形状を有する構成と比較して、電極線パターンにおける周期性が低く抑えられる。そのため、電極線パターンと画素パターンとを重ね合わせたパターンにてモアレが視認されることが好適に抑えられる。同様に、ドライブ電極線51DRが、不規則に屈曲する屈曲線形状を有するため、電極線パターンと画素パターンとを重ね合わせたパターンにてモアレが視認されることが好適に抑えられる。
(3)1つのセンシング電極33SP内において、互いに隣り合うセンシング電極線53SRは、接続屈曲部53Qbにて接続している。同様に、1つのドライブ電極31DP内において、互いに隣り合うドライブ電極線51DRは、接続屈曲部51Qbにて接続している。こうした構成によれば、電極線の断線によるフローティング部の発生が抑えられ、その結果、接触位置の検出精度の低下が抑えられる。
(4)離間屈曲部53Qa,51Qaは円弧状を有し、離間屈曲部53Qa,51Qaに繋がる短線部53E,51Eは、離間屈曲部53Qa,51Qaの構成する円弧の端から、当該端での離間屈曲部53Qa,51Qaの接線に追従するように延びている。こうした構成によれば、離間屈曲部53Qa,51Qaが折れ線状である構成と比較して、屈曲部分にて電極線の延びる方向が緩やかに変化するため、電極線の線幅が設計寸法に従って均一に形成されやすい。したがって、離間屈曲部53Qa,51Qaにて線幅が拡大することに起因して離間屈曲部53Qa,51Qaが視認されやすくなることが抑えられる。それゆえ、表示装置100にて視認される画像の品質の低下を抑えられる。
(5)複数のセンシング電極線53SRは、互いに隣り合う電極線において位相が反転し、かつ、屈曲部が接続しているセンシング基準電極線40KRの基準屈曲部40Qに対して変位した位置に仮想交点53KPが配置されるように構成されている。また同様に、複数のドライブ電極線51DRは、互いに隣り合う電極線において位相が反転し、かつ、屈曲部が接続しているドライブ基準電極線41KRの基準屈曲部41Qに対して変位した位置に仮想交点51KPが配置されるように構成されている。こうした構成によれば、上記(1),(2)の効果を得られる電極線が的確に実現される。
(6)センシング基準電極線40KRの基準屈曲部40Qに対して仮想交点53KPが変位する範囲である変位領域Ssにおいて、第1電極方向D1に沿った長さds1は、基準周期KWsの0.05倍以上0.45倍以下であり、第2電極方向D2に沿った長さds2は、基準間隔KPsの0.05倍以上0.45倍以下の範囲である。長さds1,ds2が上記下限値以上であれば、センシング電極線53SRとして、センシング基準電極線40KRの周期性が十分に崩れた電極線形状が得られる。一方、長さds1,ds2が上記上限値以下であれば、センシング電極線53SRが過度に不規則な屈曲線形状を有することが抑えられる。そのため、電極線パターンにおける電極線の配置の密度がパターン内で過度に不均一になることが抑えられる。同様に、ドライブ基準電極線41KRの基準屈曲部41Qに対して仮想交点51KPが変位する範囲である変位領域Sdにおいて、第2電極方向D2に沿った長さdd1は、基準周期KWdの0.05倍以上0.45倍以下であり、第1電極方向D1に沿った長さdd2は、基準間隔KPdの0.05倍以上0.45倍以下の範囲である。長さdd1,dd2が上記下限値以上であれば、ドライブ電極線51DRとして、ドライブ基準電極線41KRの周期性が十分に崩れた電極線形状が得られる。一方、長さdd1,dd2が上記上限値以下であれば、ドライブ電極線51DRが過度に不規則な屈曲線形状を有することが抑えられる。そのため、電極線パターンにおける電極線の配置の密度がパターン内で過度に不均一になることが抑えられる。
(7)センシング基準電極線40KRの基準周期KWsが、ドライブ基準電極線41KRの基準間隔KPdの2倍であり、ドライブ基準電極線41KRの基準周期KWdが、センシング基準電極線40KRの基準間隔KPsの2倍である。こうした構成によれば、複数のセンシング基準電極線40KRと複数のドライブ基準電極線41KRとが重ね合わされたパターンにて、ドライブ基準電極線41KRの基準屈曲部41Qに対するセンシング基準電極線40KRの基準屈曲部40Qの位置が、パターン内で一定となる。それゆえ、パターン内にて電極線の配置の密度が均等になるように、パターンを形成することが可能であり、こうしたパターンに基づいて作成される電極線パターンにおいても、電極線の配置の密度が過度に不均一になることが抑えられる。したがって、電極線の疎密の差に起因して生じる砂目が視認されることが抑えられるため、表示装置100にて視認される画像の品質の低下が抑えられる。
(変形例)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。
・上記実施形態では、離間屈曲部53Qa,51Qaは円弧状を有していたが、離間屈曲部53Qa,51Qaの形状は円弧状に限られない。離間屈曲部53Qa,51Qaは、円弧状とは異なる曲線形状を有していてもよいし、折れ線形状を有していてもよい。図16は、折れ線形状を有する離間屈曲部53Qaである折線屈曲部の例を示す。
図16が示すように、離間屈曲部53Qaは、センシング電極線53SRに沿って互いに隣り合う2つの短線部53Eの間に並ぶ複数の中間点Pを結ぶ折れ線形状を有する。中間点Pは、互いに隣り合う2つの短線部53Eの各々の延長線の交点である仮想交点53KPと、2つの短線部53Eにおける仮想交点53KPに近い側の端部とを繋ぐことにより形成される三角形の領域の内部に位置する。例えば、中間点Pは、2つの短線部53Eの端部にて仮想線K1に接する円上に位置してもよい。離間屈曲部53Qaは、2つの短線部53Eにおける一方の短線部53Eの端部から、第1電極方向D1における位置が当該端部に近い点から順に中間点Pを通って、他方の短線部53Eの端部まで延びている。こうした離間屈曲部53Qaは、山部が連続する折れ線形状を有する。
中間点Pの数が多いほど、離間屈曲部53Qaが折れ曲がる部分に形成される角の角度が大きくなるため、電極線の延びる方向の変化は緩やかになる。そのため、電極線の線幅が設計寸法に従って均一に形成されやすい。こうした観点によれば、中間点Pの数は2点以上であることが好ましい。
離間屈曲部53Qaが円弧状とは異なる形状を有する場合であっても、離間距離Gpは、互いに対向する2つの離間屈曲部53Qaの間の第2電極方向D2に沿った最短距離である。
以上のように、離間屈曲部53Qaは、センシング電極線53SRに沿って互いに隣り合う2つの短線部53Eの各々の延長線の交点である仮想交点53KPよりも、第2電極方向D2においてこれらの短線部53Eに近い側でこれらの短線部53Eを繋いでいればよい。換言すれば、離間屈曲部53Qaは、仮想交点53KPと、2つの短線部53Eの端部とを直線状に繋ぐことにより形成される三角形の領域の内部にて、これらの2つの短線部53Eの端部同士を繋いでいればよい。同様に、離間屈曲部51Qaは、ドライブ電極線51DRに沿って互いに隣り合う2つの短線部51Eの各々の延長線の交点である仮想交点51KPよりも、第1電極方向D1においてこれらの短線部51Eに近い側でこれらの短線部51Eを繋いでいればよい。
なお、センシング電極線53SRにおいて、複数の離間屈曲部53Qaには、互いに異なる形状の離間屈曲部53Qaが含まれてもよいし、ドライブ電極線51DRにおいて、複数の離間屈曲部51Qaには、互いに異なる形状の離間屈曲部51Qaが含まれてもよい。また、離間屈曲部53Qaの形状と離間屈曲部51Qaの形状とは異なっていてもよい。
・1つのセンシング電極33SP内において、センシング電極線53SRは、第2電極方向D2の両側で、隣り合う他のセンシング電極線53SRと接続屈曲部53Qbにて接続していてもよい。あるいは、センシング電極線53SRは、第2電極方向D2の一方側のみで、隣り合う他のセンシング電極線53SRと接続屈曲部53Qbにて接続していてもよい。さらに、センシング電極33SPは、他のセンシング電極線53SRと接続していないセンシング電極線53SRを含んでいてもよいし、センシング電極33SPはセンシング電極線53SRの接続箇所を有していなくてもよい。すなわち、センシング電極線53SRは、接続屈曲部53Qbを有さなくてもよい。
同様に、1つのドライブ電極31DP内において、ドライブ電極線51DRは、第1電極方向D1の少なくとも一方側で、隣り合う他のドライブ電極線51DRと接続屈曲部51Qbにて接続していればよい。そして、ドライブ電極31DPは、他のドライブ電極線51DRと接続していないドライブ電極線51DRを含んでいてもよいし、ドライブ電極31DPはドライブ電極線51DRの接続箇所を有していなくてもよい。
・互いに隣り合うセンシング電極線53SRにて互いに対向する2つの離間屈曲部53Qaが隙間を空けて離間している構成であれば、一方の離間屈曲部53Qaのみが上述のように曲線状や折れ線状の形状を有し、他方の離間屈曲部53Qaは点状であって、接続屈曲部53Qbと同様の形状を有していてもよい。
・センシング電極線53SRに対する第2電極方向D2の一方側のみで、第2電極方向D2における仮想交点53KPの位置が、複数の仮想交点53KPの間で仮想交点53KPの並びの順序に対し不規則に変化していてもよい。すなわち、センシング変位電極線45TR,46TRは、センシング基準電極線40KRにおける第1仮想屈曲部と第2仮想屈曲部との一方のみが、不規則に変位した形状を有していてもよい。同様に、ドライブ電極線51DRに対する第1電極方向D1の一方側のみで、第1電極方向D1における仮想交点51KPの位置が、複数の仮想交点51KPの間で仮想交点51KPの並びの順序に対し不規則に変化していてもよい。
・上記実施形態においては、センシング電極線53SRおよびドライブ電極線51DRの各々のパターンを、菱形の並ぶパターンである基準電極線40KR,41KRのパターンを基に作成したが、基準電極線40KR,41KRのパターンは、上記実施形態とは異なるパターンであってもよい。例えば、基準電極線40KR,41KRのパターンは、矩形の並ぶ格子状のパターンであってもよい。また、センシング基準電極線40KRの基準周期KWsとドライブ基準電極線41KRの基準間隔KPdとの関係や、ドライブ基準電極線41KRの基準周期KWdとセンシング基準電極線40KRの基準間隔KPsとの関係は、上記実施形態と異なってもよい。
さらに、上記実施形態に示した形状的特徴を有するセンシング電極線およびドライブ電極線の各々のパターンであれば、その作成方法は限定されない。
・複数のセンシング電極線53SRから構成されるパターンと、複数のドライブ電極線51DRから構成されるパターンとのいずれか一方のみが、上記実施形態にて説明したパターンであってもよい。こうした構成によっても、複数のセンシング電極線から構成されるパターンと、複数のドライブ電極線から構成されるパターンの双方において、並列された電極線の位相が揃っている構成と比較して、帯状のパターンが視認されることを抑える効果は得られる。また、センシング電極33SPとドライブ電極31DPとの各々は、上記実施形態の形状の電極線に加えて、上記実施形態の形状とは異なる形状の電極線を含んでいてもよい。また、センシング電極線53SRとドライブ電極線51DRとの各々は、少なくとも帯状のパターンが視認されることを抑制したい領域、例えば、操作面20Sから見た中央の領域等に配置される部分において、上記実施形態の形状を有していればよい。また、複数のセンシング電極線53SRからなるパターンは、このパターンに含まれる一部の領域のパターンが第1電極方向D1や第2電極方向D2に沿って繰り返されるパターンであってもよい。同様に、複数のドライブ電極線51DRからなるパターンは、このパターンに含まれる一部の領域のパターンが第1電極方向D1や第2電極方向D2に沿って繰り返されるパターンであってもよい。この場合、上記一部の領域、すなわち、繰り返しの単位領域に含まれる部分が第1電極線もしくは第2電極線である。
・センシング電極線とドライブ電極線との重ね合わせに際して、センシング電極線の延びる方向である第1電極方向D1とドライブ電極線の延びる方向である第2電極方向D2とは直交していなくてもよく、これらの方向は交差していればよい。すなわち、一方の電極線の延びる方向である第1方向と、他方の電極線の延びる方向である第2方向とは、直交していなくてもよい。なお、第1方向と第2方向とが直交する構成では、センシング電極線とドライブ電極線とが重ね合わされた電極線パターンが容易に得られ、また、導電性フィルム21の製造に際して、センシング電極線とドライブ電極線との位置合わせが容易である。
また、センシング電極線の延びる方向とセンシング電極線の並ぶ方向とは、互いに直交していなくてもよく、これらの方向は交差していればよい。同様に、ドライブ電極線の延びる方向とドライブ電極線の並ぶ方向とは、互いに直交していなくてもよく、これらの方向は交差していればよい。すなわち、一方の電極線の延びる方向である第1方向と、一方の電極線の並ぶ方向である第1交差方向とは互いに交差する方向であればよく、他方の電極線の延びる方向である第2方向と、他方の電極線の並ぶ方向である第2交差方向とは、互いに交差する方向であればよい。
また、上記実施形態では、第1方向と第2交差方向とは同一の方向であり、第2方向と第1交差方向とは同一の方向であるが、これらの方向のすべてが互いに異なる方向であってもよい。
・図17が示すように、タッチパネル20を構成する導電性フィルム21において、透明基板31および透明接着層32が割愛されてもよい。こうした構成では、透明誘電体基板33の面のなかで、表示パネル10と対向する裏面がドライブ電極面31Sとして設定され、ドライブ電極面31Sには、ドライブ電極31DPが位置する。そして、透明誘電体基板33における裏面と反対側の面である表面はセンシング電極面33Sであって、センシング電極面33Sには、センシング電極33SPが位置する。なお、こうした構成において、ドライブ電極31DPは、例えば、透明誘電体基板33の一方の面に形成された1つの薄膜が、エッチングによってパターニングされることにより形成され、センシング電極33SPは、例えば、透明誘電体基板33の他方の面に形成された1つの薄膜が、エッチングによってパターニングされることにより形成される。
なお、上記各実施形態のように、センシング電極33SPとドライブ電極31DPとが互いに異なる基材上に形成されている構成では、1つの基材の両面に電極線が形成されている構成と比較して、電極線の形成が容易である。
・図18が示すように、タッチパネル20において、表示パネル10に近い構成要素から順番に、ドライブ電極31DP、透明基板31、透明接着層32、透明誘電体基板33、センシング電極33SP、透明接着層23、カバー層22が位置してもよい。
こうした構成において、例えば、ドライブ電極31DPは、透明基板31のドライブ電極面31Sとなる1つの面に形成され、センシング電極33SPは、透明誘電体基板33のセンシング電極面33Sとなる1つの面に形成される。そして、透明基板31においてドライブ電極面31Sの反対側の面と、透明誘電体基板33においてセンシング電極面33Sの反対側の面とが、透明接着層32によって接着される。この場合、透明基板31、透明接着層32、および、透明誘電体基板33が、透明誘電体層を構成し、透明基板31のドライブ電極面31Sが、第1面および第2面の一方であり、透明誘電体基板33のセンシング電極面33Sが、第1面および第2面の他方である。
・表示パネル10とタッチパネル20とは、個別に形成されていなくともよく、タッチパネル20は、表示パネル10と一体に形成されてもよい。こうした構成では、例えば、導電性フィルム21のうち、複数のドライブ電極31DPがTFT層13に位置する一方、複数のセンシング電極33SPがカラーフィルタ基板16と上側偏光板17との間に位置するインセル型の構成とすることができる。あるいは、導電性フィルム21がカラーフィルタ基板16と上側偏光板17との間に位置するオンセル型の構成でもよい。こうした構成においては、ドライブ電極31DPとセンシング電極33SPとに挟まれる層が、透明誘電体層を構成する。
D1…第1電極方向、D2…第2電極方向、Gp…離間距離、KPs,KPd…基準間隔、KWs,KWd…基準周期、Kαs,Kαd…基準角度、ND…容量検出部、Ss,Sd…変位領域、10…表示パネル、11…下側偏光板、12…薄膜トランジスタ基板、13…TFT層、14…液晶層、15…カラーフィルタ層、15P…画素、16…カラーフィルタ基板、17…上側偏光板、20…タッチパネル、21…導電性フィルム、22…カバー層、23…透明接着層、31…透明基板、31S…ドライブ電極面、31DP…ドライブ電極、33…透明誘電体基板、33S…センシング電極面、33SP…センシング電極、34…選択回路、35…検出回路、36…制御部、40KR…センシング基準電極線、40E…基準短線部、40Q…基準屈曲部、41KR…ドライブ基準電極線、41E…基準短線部、41Q…基準屈曲部、45TR,46TR…センシング変位電極線、45Q,46Q…変位屈曲部、51DR…ドライブ電極線、51E…短線部、51Q…屈曲部、51Qa…離間屈曲部、51Qb…接続屈曲部、51KP…仮想交点、53SR…センシング電極線、53E…短線部、53Q…屈曲部、53Qa…離間屈曲部、53Qb…接続屈曲部、53KP…仮想交点、100…表示装置。

Claims (9)

  1. 第1面と、前記第1面とは反対側の面である第2面とを有する透明誘電体層と、
    前記第1面にて、第1方向に沿って延びるとともに、前記第1方向と交差する第1交差方向に沿って並ぶ複数の第1電極と、
    前記第2面にて、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延びるとともに、前記第2方向と交差する第2交差方向に沿って並ぶ複数の第2電極と、を備え、
    前記第1電極は、前記第1方向に延びる屈曲線形状を有する複数の第1電極線を含み、
    前記第1電極線は、複数の屈曲部と、前記第1電極線に沿って互いに隣り合う前記屈曲部を結ぶ直線形状を有した複数の短線部とを含み、前記第1方向に対する前記短線部の傾きは、前記複数の短線部において前記短線部の並ぶ順序に対し不規則に変化し、
    前記複数の屈曲部には、離間屈曲部が含まれ、前記離間屈曲部の両端に繋がる2つの前記短線部の各々の延長線の交点が仮想交点であり、
    前記第1交差方向に沿って互いに隣り合う2つの前記第1電極線において、一方の前記第1電極線の前記離間屈曲部と、他方の前記第1電極線の前記離間屈曲部とが、隙間を空けて対向し、これらの前記離間屈曲部の各々に対する前記仮想交点の位置は一致する
    導電性フィルム。
  2. 前記複数の屈曲部には、接続屈曲部が含まれ、
    前記第1交差方向に沿って互いに隣り合い、かつ、共通の前記第1電極に含まれる2つの前記第1電極線において、一方の前記第1電極線の有する前記接続屈曲部と、他方の前記第1電極線の有する前記接続屈曲部とは接続している
    請求項1に記載の導電性フィルム。
  3. 前記離間屈曲部には、円弧状を有する弧状屈曲部が含まれ、
    前記弧状屈曲部に繋がる前記短線部は、前記弧状屈曲部の構成する円弧の端から、当該端での前記弧状屈曲部の接線に追従するように延びている
    請求項1または2に記載の導電性フィルム。
  4. 前記離間屈曲部には、折線屈曲部が含まれ、
    前記折線屈曲部は、当該折線屈曲部を挟む2つの前記短線部の端部間に位置する複数の点を繋ぐように、前記端部の一方から他方へ向けて延びている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の導電性フィルム。
  5. 複数の仮想屈曲部を有して前記第1方向に所定の周期で屈曲を繰り返す屈曲線形状を有する仮想的な電極線が第1基準電極線であり、前記第1基準電極線における前記周期内での前記第1方向における位置が位相であって、複数の前記第1基準電極線は、前記第1交差方向に沿って、互いに隣り合う2つの前記第1基準電極線にて前記第1交差方向に並ぶ部分の前記位相が反転し、かつ、一方の前記第1基準電極線の前記仮想屈曲部と他方の前記第1基準電極線の前記仮想屈曲部とが接続するように並び、
    前記第1電極線は、前記第1電極線に対する前記仮想交点が前記第1基準電極線の前記仮想屈曲部に対して変位した位置に配置されるように構成されている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の導電性フィルム。
  6. 前記第1基準電極線において前記第1交差方向の一方側で隣り合う前記仮想屈曲部間の前記第1方向に沿った長さが基準周期であり、複数の前記第1基準電極線の配列間隔が基準間隔であり、
    前記仮想屈曲部を中心とする矩形状の領域が変位領域であって、
    前記変位領域の前記第1方向に沿った長さは、前記基準周期の0.05倍以上0.45倍以下であり、
    前記変位領域の前記第1交差方向に沿った長さは、前記基準間隔の0.05倍以上0.45倍以下であり、
    複数の前記仮想交点の各々が、各別の前記変位領域内に位置するように、前記第1電極線は構成されている
    請求項5に記載の導電性フィルム。
  7. 前記第2電極は、前記第2方向に延びる屈曲線形状を有する複数の第2電極線を含み、
    前記第2電極線は、複数の屈曲部と、前記第2電極線に沿って互いに隣り合う前記屈曲部を結ぶ直線形状を有した複数の短線部とを含み、前記第2方向に対する前記短線部の傾きは、前記複数の短線部において前記短線部の並ぶ順序に対し不規則に変化し、
    前記第2電極線の前記複数の屈曲部には、離間屈曲部が含まれ、前記離間屈曲部の両端に繋がる2つの前記短線部の各々の延長線の交点が仮想交点であり、前記第2交差方向に沿って互いに隣り合う2つの前記第2電極線において、一方の前記第2電極線の前記離間屈曲部と、他方の前記第2電極線の前記離間屈曲部とが、隙間を空けて対向し、これらの前記離間屈曲部の各々に対する前記仮想交点の位置は一致し、
    複数の仮想屈曲部を有して前記第2方向に所定の周期で屈曲を繰り返す屈曲線形状を有する仮想的な電極線が第2基準電極線であり、前記第2基準電極線における前記周期内での前記第2方向における位置が位相であって、複数の前記第2基準電極線は、前記第2交差方向に沿って、互いに隣り合う2つの前記第2基準電極線にて前記第2交差方向に並ぶ部分の前記位相が反転し、かつ、一方の前記第2基準電極線の前記仮想屈曲部と他方の前記第2基準電極線の前記仮想屈曲部とが接続するように並び、
    前記第2電極線は、前記第2電極線に対する前記仮想交点が前記第2基準電極線の前記仮想屈曲部に対して変位した位置に配置されるように構成されており、
    複数の前記第1基準電極線の配列間隔が第1基準間隔であり、前記第1基準電極線において前記第1交差方向の一方側で隣り合う仮想屈曲部間の前記第1方向に沿った長さが第1基準周期であり、
    複数の前記第2基準電極線の配列間隔が第2基準間隔であり、前記第2基準電極線において前記第2交差方向の一方側で隣り合う仮想屈曲部間の前記第2方向に沿った長さが第2基準周期であり、
    前記第1基準周期は、前記第2基準間隔の2倍の長さであり、前記第2基準周期は、前記第1基準間隔の2倍の長さである
    請求項5または6に記載の導電性フィルム。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の導電性フィルムと、
    前記導電性フィルムを覆うカバー層と、
    前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を測定する周辺回路と、を備える
    タッチパネル。
  9. 格子状に配列された複数の画素を有して情報を表示する表示パネルと、
    前記表示パネルの表示する前記情報を透過するタッチパネルと、
    前記タッチパネルの駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記タッチパネルは、請求項8に記載のタッチパネルである
    表示装置。
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