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JP2018194384A - レール用超音波探傷治具、レールの足先部の超音波探傷方法、レールの品質保証方法、及びレールの製造方法 - Google Patents

レール用超音波探傷治具、レールの足先部の超音波探傷方法、レールの品質保証方法、及びレールの製造方法 Download PDF

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JP2018194384A JP2017097091A JP2017097091A JP2018194384A JP 2018194384 A JP2018194384 A JP 2018194384A JP 2017097091 A JP2017097091 A JP 2017097091A JP 2017097091 A JP2017097091 A JP 2017097091A JP 2018194384 A JP2018194384 A JP 2018194384A
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Abstract

【課題】レールの足先部の超音波探傷を確実に行うことができるレール用超音波探傷治具、レールの足先部の超音波探傷方法、レールの品質保証方法、及びレールの製造方法を提供する。【解決手段】レール用超音波探傷治具1は、レール60の足部62の足裏面62aに対向配置されてなるとともに、超音波探傷器の探触子50を固定する足裏対向部2と、足部62の足甲面62bに対向配置されてなるとともに、レール用超音波探傷治具1を足部62に対してレールの長手方向に沿って移動可能に固定する固定機構30を備えた足甲対向部3と、足裏対向部2と足甲対向部3とを接続する接続部4とを備える。足裏対向部2に、探触子50が挿入される貫通した開口21が形成されてなるとともに、開口21の形成位置を、挿入された探触子50の先端に形成された超音波発振面51が足先部64の足裏面62aに接触可能な位置とする。【選択図】図3

Description

本発明は、レール用超音波探傷治具、レールの足先部の超音波探傷方法、レールの品質保証方法、及びレールの製造方法に関する。
一般的にレールは遅れ破壊により内部に割れが発生するケースがある。このため、レールの圧延終了後に超音波による非破壊検査を行ってレールの内部の割れを確認している。レール内部の超音波による非破壊検査では、超音波探傷器の探触子(プローブ)をレール用超音波探傷治具に固定し、当該探触子を固定したレール用超音波探傷治具を用いてレール内部を検査することが一般的に行われる。
従来のレール用超音波探傷治具として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。
特許文献1に示すレール用超音波探傷治具は、レール足部の溶接欠陥を超音波探傷で検査するものであり、探傷面に付着させるマグネットと、溶接線と平行で走査方向と直交するX軸に設けたスライドレール及びスライダと、溶接線と直交する方向で走査方向のY軸に設けたスライドレール及びスライダと、被探傷面と探触子の超音波発振面を密着させるために設けた首振り機構を有する探触子保持具とを備えている。
この特許文献1に示すレール用超音波探傷治具によれば、レール足部の溶接欠陥を超音波で探傷する際、治具の走査方向を溶接線に対して直交するように設置することにより、正確で高能率なレール用超音波探傷治具とすることができる。
実開平4−63061号公報
しかしながら、この従来の特許文献1に示すレール用超音波探傷治具にあっては、以下の問題点があった。
即ち、特許文献1に示すレール用超音波探傷治具は、レールの足部の溶接欠陥を超音波で探傷するものであるため、レールの足部の幅方向先端に形成された足先部(レールの足部の幅方向先端面から約10mm以内)の探傷を確実に行うことができなかった。
従って、本発明はこの従来の問題点を解消するためになされたものであり、その目的は、レールの足先部の超音波探傷を確実に行うことができるレール用超音波探傷治具、レールの足先部の超音波探傷方法、レールの品質保証方法、及びレールの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るレール用超音波探傷治具は、頭部、足部及び前記頭部と前記足部とを連結する腹部を備えたレールの前記足部の幅方向先端に形成されてなる足先部を超音波探傷するためのレール用超音波探傷治具であって、前記足部の足裏面に対向配置されてなるとともに、超音波探傷器の探触子を固定する足裏対向部と、前記足部の足甲面に対向配置されてなるとともに、レール用超音波探傷治具を前記足部に対してレールの長手方向に沿って移動可能に固定する固定機構を備えた足甲対向部と、前記足裏対向部と前記足甲対向部とを接続する接続部とを備え、前記足裏対向部に、前記探触子が挿入される貫通した開口が形成されてなるとともに、該開口の形成位置は、挿入された前記探触子の先端に形成された超音波発振面が前記足先部の足裏面に接触可能な位置であることを要旨とする。
また、本発明の別の態様に係るレールの足先部の超音波探傷方法は、前述のレール用超音波探傷治具を用いることを要旨とする。
また、本発明の別の態様に係るレールの品質保証方法は、前述のレールの足先部の超音波探傷方法により品質保証を実施することを要旨とする。
更に、本発明の別の態様に係るレールの製造方法は、前述のレールの品質保証方法によりレールの品質保証を実施する工程を有することを要旨とする。
本発明に係るレール用超音波探傷治具、レールの足先部の超音波探傷方法、レールの品質保証方法、及びレールの製造方法によれば、レールの足先部の超音波探傷を確実に行うことができる。
レールの概略説明図である。 レールの製造工程を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るレール用超音波探傷治具を用いてレールの足先部の超音波探傷を行う方法を説明するための図である。 図3に示すレール用超音波探傷治具の平面図である。 図3に示すレール用超音波探傷治具の正面図である。 図3に示すレール用超音波探傷治具の左側面図である。 図3に示すレール用超音波探傷治具の右側面図である。 図4における8−8線に沿う断面図である。 図4における9−9線に沿う断面図である。 参考例に係るレール用超音波探傷治具を用いてレールの足先部の超音波探傷を行う方法を説明するための図である。 図10に示す参考例に係るレール用超音波探傷治具を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、図面は模式的なものであり、各要素の寸法関係、各要素の比率等は、現実的なものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
先ず、図1には、本発明の一実施形態に係るレール用超音波探傷治具の探傷対象となるレール60が示されており、レール60は、鋼材で構成されて長手方向(図1において紙面に対して直交する前後方向)に細長く延び、頭部61と、足部62と、頭部61と足部62とを連結する腹部63とを備えている。頭部61は腹部63の上端に設けられ、足部62は腹部63の下端に設けられている。
そして、足部62は、腹部63を基準に線対称形状をなして幅方向(図1における左右方向)に細長く延び、幅方向の先端には一対の足先部64が設けられている。各足先部64は、足部62の幅方向先端面から約10mm以内の部分を指す。足部62の下面は足裏面62aを形成し、足裏面62aは平坦面で構成される。また、足部62の上面は一対の足甲面62bを形成し、各足甲面62bは、足部62の幅方向先端から腹部63に向けて徐々に立ち上がる傾斜面で構成されている。
このレール60の製造方法について述べると、図2に示すように、加熱工程において素材を所定の温度まで加熱し、加熱された素材を圧延工程において、所定の寸法、形状に仕上げる。その後、品質保証工程を経て製品は出荷される。ここで、品質保証工程は、製品となるレール60の頭部61、足部62及び腹部63の形状や内部の割れなどの検査工程を含むものであり、本実施形態に係るレール用超音波探傷治具1(図3乃至図9参照)を用いるレール60の足先部64の超音波探傷方法によりレール60の品質保証を実施することをも含むものである。
次に、手動によってレール60の足先部64の超音波探傷を行う、本実施形態に係るレール用超音波探傷治具1について説明する。
レール用超音波探傷治具1は、レール60の足部62に固定されるものであり、図3乃至図9に示すように、レール60の足部62の足裏面62aに接触するように対向配置され、超音波探傷器の探触子50を固定する足裏対向部2と、足部62の足甲面62bに対向配置される足甲対向部3と、足裏対向部2と足甲対向部3とを接続する接続部4とを備えている。足裏対向部2、足甲対向部3及び接続部4は、たとえば鋼材により一体に形成されている。
ここで、足裏対向部2は、前後方向(図4において上が「後」、下が「前」、レール60の長手方向と同一方向))及び上下方向(図5において上が「上」下が「下」、レール60の幅方向と同一方向)に延び、左右方向(図5において左が「左」、右が「右」)に所定の板厚を有する長方形状の平板構成を有し、図4、図5、図7及び図8に示すように、略中央部に主面間を貫通する開口21が形成されている。超音波探傷器の探触子50は、図3に示すように、開口21に挿入される。探触子50は、取付フランジ52を備え、この取付フランジ52を複数(本実施形態にあっては2個)の取付けねじ54によって足裏対向部2に固定される。取付フランジ52には、図3に示すように、取付けねじ54の雄ねじ部が通る貫通孔53が形成され、足裏対向部2には、図3及び図7に示すように、取付けねじ54の雄ねじ部が螺合する雌ねじ部22が形成される。
ここで、開口21の形成位置は、図3に示すように、レール用超音波探傷治具1をレール60の足部62に対して固定した際に、挿入された探触子50の先端に形成された超音波発振面51が足先部64の足裏面62aに接触可能な位置である。開口21は、図7に示すように、上下方向にやや長い長穴形状を有し、その湾曲した上縁面21aは、図3に示すように、レール用超音波探傷治具1をレール60の足部62に固定した際に、足部62の足先ラインLよりも外側(上側)に位置する。上縁面21aの足先ラインLから最も離れた部分は、足先ラインLから約10〜15mm程度外側に位置する。開口21に挿入される探触子50の外形は円形を有し、探触子50を開口21に挿入して固定する際に、探触子50の外周面の一部分が開口21の湾曲した上縁面21aに沿って固定される。ここで、上縁面21aは、前述したように、レール用超音波探傷治具1をレール60の足部62に固定した際に、足部62の足先ラインLよりも外側(上側)に位置するので、開口21の上縁面21aに沿う探触子50の外周面の一部分も足部62の足先ラインLよりも外側(上側)に位置することになる。これにより、足先部64を確実に探傷することが可能となる。仮に、開口21の上縁面21aに沿う探触子50の外周面の一部分が足先ラインLよりも内側に位置すると、足先部24の足裏面62aのうち探触子50に対して外側にはみ出す部分に探触子50の超音波発振面51が接触せず、その部分について探傷をできない。
また、足甲対向部3は、図3及び図5に示すように、足部62の足甲面62bに対向する面は足甲面62bに沿って傾斜し、足甲面62bに対向する面と反対側の面は上下方向に延びて前後方向から見て台形状を有し、図6に示すように、左右方向から見て長方形状に形成されている。
そして、足甲対向部3には、図3乃至図9に示すように、複数の固定機構30が備えられている。各固定機構30は、レール用超音波探傷治具1を足部62に対してレール60の長手方向に沿って移動可能に固定するものである。本実施形態にあっては、固定機構30は図3乃至図9に示すように前後方向(レール60の長手方向)に沿って上下2列状に合計4つ備えられている。一番前側(図4における最も下側)の固定機構30及び一番後側(図4における最も上側)の固定機構30は上列に配置され、前側から2番目の固定機構30及び前側から3番目の固定機構30は下列に配置されている。
ここで、上列に配置された一番前側の固定機構30及び一番後側の固定機構30は、図3に示すように、足部62の幅方向先端側を足裏対向部2との間に挟み込み、下列に配置された前側から2番目の固定機構30及び前側から3番目の固定機構30は、足部62の幅方向中央側を足裏対向部2との間に挟み込み、レール用超音波探傷治具1を足部62に対してレール60の長手方向に沿って移動可能に固定するようになっている。
そして、各固定機構30は、図3乃至図9に示すように、足甲対向部3に形成された雌ねじ部31と、雌ねじ部31に螺合する雄ねじ部32aを外周に有する雄ねじ部材32と、雄ねじ部材32内に雄ねじ部材32の軸方向に移動自在に配置され、雄ねじ部材32が足甲面62b側に移動した際に足甲面62bに接触する接触部材34と、接触部材34を足甲面62b側に向けて付勢するばね部材35とを備えている。雄ねじ部材32の頂面には、工具用孔32bが形成されている。雄ねじ部材32、接触部材34及びばね部材35は、一般的にスプリングボールプランジャーと呼ばれるものである。
接触部材34は、球形のボール体で構成され、雄ねじ部材32に軸方向に長く延びるように穿設された凹部33内を軸方向に移動自在に配置されて足甲面62bに接触するようになっている。接触部材34は、完全な球形である必要はなく、円滑に足甲面62b上を転がるものであれば略球形であってもよい。
ばね部材35は、圧縮スプリングで構成され、雄ねじ部材32の凹部33内に配置されて接触部材34を足甲面62b側に向けて所定の付勢力で付勢するようになっている。これにより、接触部材34は、足甲面62bに対して所定の押圧力で接触する。
また、接続部4は、図3乃至図9に示すように、足裏対向部2の上端と足甲対向部3の上端とを接続するものであり、レール用超音波探傷治具1をレール60の足部62に固定した際に、足部62の幅方向先端の外側に配置される。
この接続部4には、足先部64の先端面に接触する突起部40が設けられている。この突起部40は、接続部4において上下方向に貫通するように形成された雌ねじ部41に螺合する雄ねじ部材42で構成され、雄ねじ部材42を雌ねじ部41に螺合することにより雄ねじ部材42の先端が足先部64の先端面に接触する。この雄ねじ部材42は六角穴付きボルトである。これにより、レール用超音波探傷治具1をレール60の足部62に固定した際に、接続部4が足先部64の先端面から浮いた状態となり、レール用超音波探傷治具1をレール60の長手方向に動かしながら探傷を実施する場合に、レール用超音波探傷治具1の接続部4と足先部64の先端面との間の摩擦、摩耗が低減され、超音波探傷作業の作業性の向上及び測定精度の維持、確保が図れることになる。
次に、レール用超音波探傷治具1の足部62への固定方法及びレール用超音波探傷治具1を用いたレール60の足先部64の超音波探傷方法について図3を参照して説明する。
先ず、レール用超音波探傷治具1の足裏対向部2に超音波探傷器の探触子50を図3に示すように固定する。この際に、足裏対向部2に形成された開口21の上縁面21aに探触子50の外周面の一部が沿うように探触子50を開口21に挿入し、取付けねじ54を探触子50の取付フランジ52に形成された貫通孔53を挿通して雌ねじ部22に螺合する。このとき、探触子50の超音波発振面51は足裏対向部2の主面と面一になる。
次いで、レール用超音波探傷治具1を、レール60の足部62の長手方向の一端に長手方向に沿って移動可能に固定する。この際に、図3に示すように、足裏対向部2を足部62の足裏面62aに対向させ、足甲対向部3を足部62の足甲面62bに対向させるように足部62を跨ぎ、複数(4つ)の固定機構30によってレール用超音波探傷治具1をレール60の足部62に固定する。具体的に述べると、スプリングボールプランジャーを構成する複数(4つ)の雄ねじ部材32を足甲対向部3に形成された各雌ねじ部31に螺合する。このとき、足裏対向部2が足部62の足裏面62aに接触するとともに、足裏対向部2に固定された探触子50の超音波発振面51が足部62の足先部64の足裏面62aに接触する。一方、各接触部材34が足部62の足甲面62bに接触するが、各ばね部材35の付勢力により各接触部材34が所定の押圧力で足甲面62bに接触し、足部62を足裏対向部2との間に挟み込む。
これにより、レール用超音波探傷治具1はレール60の足部62の長手方向の一端にレール60の長手方向に沿って移動可能に固定される。
但し、この際に、レール用超音波探傷治具1の接続部4は足先部64の先端面に接触し、それらによる摩擦力がやや大きく、レール用超音波探傷治具1の移動がややしづらい。このため、突起部40を構成する雄ねじ部材42を接続部4に形成された雌ねじ部41に螺合することにより雄ねじ部材42の先端を足先部64の先端面に接触させて、接続部4が足先部64の先端面から浮いた状態にする。これにより、レール用超音波探傷治具1の接続部4と足先部64の先端面との間の摩擦、摩耗が低減され、レール用超音波探傷治具1をレール60の長手方向に容易に移動できる。
そして、レール用超音波探傷治具1を足部62の長手方向の一端からレール60の長手方向に沿って他端側に向けて移動させつつ探触子50によって足先部64の探傷をする。
ここで、本実施形態に係るレール用超音波探傷治具1によれば、足部62の足裏面62aに接触するように対向配置されるとともに、超音波探傷器の探触子50を固定する足裏対向部2と、足部62の足甲面62bに対向配置されるとともに、レール用超音波探傷治具1を足部62に対してレール60の長手方向に沿って移動可能に固定する固定機構30を備えた足甲対向部3と、足裏対向部2と足甲対向部3とを接続する接続部4とを備えるので、足裏から足先、足甲までを覆うようにして超音波探傷器の探触子50を固定するレール用超音波探傷治具1をレール60の長手方向に沿って移動可能に安定して固定することができる。
そして、足裏対向部2に、探触子50が挿入される貫通した開口21を形成するとともに、開口21の形成位置は、挿入された探触子50の先端に形成された超音波発振面51が足先部64の足裏面62aに接触可能な位置であるので、超音波探傷の実施が困難な部位であったレールの足先部64の超音波探傷を製品全長にわたり確実に行うことができる。
また、固定機構30は、足甲対向部3に形成された雌ねじ部31と、雌ねじ部31に螺合する雄ねじ部材32と、雄ねじ部材32内に雄ねじ部材32の軸方向に移動自在に配置され、雄ねじ部材32が足甲面62b側に移動した際に足甲面62bに接触する接触部材34と、接触部材34を足甲面62b側に向けて付勢するばね部材35とを備えている。このため、雄ねじ部材32の雌ねじ部31に対する螺合程度を調整することにより、足部62の板厚の異なる様々なレール60に対応することができるレール用超音波探傷治具1とすることができる。
また、レール用超音波探傷治具1を長期間使用した場合でも、雌ねじ部31に螺合する雄ねじ部材32を、雄ねじ部材32内に配置された接触部材34とばね部材35とともに交換することで、治具の本体を交換する必要がないため、安価でメンテナンスが可能となる。
また、ばね部材35の付勢力により接触部材34が所定の押圧力で足甲面62bに接触し、足部62を足裏対向部2との間に挟み込むことによってレール用超音波探傷治具1はレール60の足部62にレール60の長手方向に沿って移動可能に固定されるので、レール60の長手方向の探傷をスムーズに実施することができる。
また、接触部材が球形あるいは略球形であるので、レール用超音波探傷治具1のレール60の長手方向の移動をよりスムーズにすることができる。
更に、前述したように、レール用超音波探傷治具1の接続部4は、足先部64の先端面に接触する突起部40を有する。このため、レール用超音波探傷治具1をレール60の足部62に固定した際に、接続部4が足先部64の先端面から浮いた状態となり、レール用超音波探傷治具1をレール60の長手方向に動かしながら探傷を実施する場合に、レール用超音波探傷治具1の接続部4と足先部64の先端面との間の摩擦、摩耗がより低減され、超音波探傷作業の作業性の向上及び測定精度の維持、確保が図れることになる。
また、本実施形態に係るレール用超音波探傷治具1を用いたレール60の足先部64の超音波探傷方法によりレール60の品質保証を実施するレールの品質保証方法が提供される。このため、レール60の高精度・高効率な品質保証が可能となる。
更に、レール60の製造工程においては、本実施形態に係るレール用超音波探傷治具1を用いたレール60の足先部64の超音波探傷方法によりレール60の品質保証を実施する品質保証工程を含んでいる。このため、高品質の足先部64を有するレール60を効率よく製造することができる。
次に、参考例に係るレール用超音波探傷治具を用いて行うレールの足先部の超音波探傷について、図10及び図11を参照して説明する。図10及び図11において、図3に示す部材と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
図11に示す参考例に係るレール用超音波探傷治具101は、レール60の足部62の超音波探傷を行う一般的なレール用超音波探傷治具の一例であり、円環状に形成され、中央部に探触子50用の開口102が形成されている。そして、レール60の足部62の超音波探傷を行う場合には、レール用超音波探傷治具101に探触子50を固定した状態で、図10に示すように、レール用超音波探傷治具101をレール60の足部62の足裏面62a上に載せ、レール60の長手方向にレール用超音波探傷治具101を移動させて足部62の超音波探傷を行う。
この図11に示す参考例に係るレール用超音波探傷治具101を用いてレール60の足先部64の超音波探傷を行おうとすると、足先部64は端部であるため、確実な探傷を行うことができない。なぜなら、レール用超音波探傷治具101を用いてレール60の足先部64の超音波探傷を行おうとすると、足先部64は端部であることから、レール用超音波探傷治具101がレール60から外れてしまうからである。
一方、図10に示すように、レール60を並列した状態で、レール用超音波探傷治具101を用いてレール60の足先部64の超音波探傷を行う場合には、レール用超音波探傷治具101が隣接する2つの足先部64上に跨って載るため、レール用超音波探傷治具101がレール60から外れてしまうことはない。しかし、この場合には、並列したレール60の微小な曲がりや寸法変動が要因で、足先部64の安定した超音波探傷を行うことができない。
これに対して、本実施形態に係るレール用超音波探傷治具1の場合には、図3に示すように、足部62の足裏面62aに接触するように対向配置されるとともに、超音波探傷器の探触子50を固定する足裏対向部2と、足部62の足甲面62bに対向配置されるとともに、レール用超音波探傷治具1を足部62に対してレール60の長手方向に沿って移動可能に固定する固定機構30を備えた足甲対向部3と、足裏対向部2と足甲対向部3とを接続する接続部4とを備えるので、足裏から足先、足甲までを覆うようにして超音波探傷器の探触子50を固定するレール用超音波探傷治具1をレール60の長手方向に沿って移動可能に安定して固定することができる。
そして、足裏対向部2に、探触子50が挿入される貫通した開口21を形成するとともに、開口21の形成位置は、挿入された探触子50の先端に形成された超音波発振面51が足先部64の足裏面62aに接触可能な位置であるので、レール60の足先部64の超音波探傷を製品全長にわたり確実に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されず種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、固定機構30は、レール用超音波探傷治具1を足部62に対してレール60の長手方向に沿って移動可能に固定するものであればよく、足甲対向部に形成された雌ねじ部31と、雌ねじ部31に螺合する雄ねじ部材32と、接触部材34と、接触部材34を足甲面62b側に向けて付勢するばね部材35とを備えている必要は必ずしもない。
また、接触部材34は、レール用超音波探傷治具1をレール60の長手方向に移動する際にスムーズに移動できれば球形や略球形である必要は必ずしもない。
また、雄ねじ部材32、接触部材34及びばね部材35は、スプリングボールプランジャーである必要は必ずしもない。
また、突起部40は、足先部64の先端面に接触するものであればよく、接続部4において上下方向に貫通するように形成された雌ねじ部41に螺合する雄ねじ部材42で構成される必要は必ずしもない。
また、突起部40を球形や略球形にすると、レール用超音波探傷治具1のレール60の長手方向に沿っての移動をさらにスムーズにすることができる。この場合、突起部40および雄ねじ部材42として、例えば、スプリングボールプランジャーを用いてもよい。
また、レールの製造方法においては、圧延工程と品質保証工程との間に、熱処理工程や矯正工程を設けてもよい。
1 レール用超音波探傷治具
2 足裏対向部
3 足甲対向部
4 接続部
21 開口
22 雌ねじ部
30 固定機構
31 雌ねじ部
32 雄ねじ部材
32a 雄ねじ部
32b 工具用孔
33 凹部
34 接触部材
35 ばね部材
40 突起部
41 雌ねじ部
42 雄ねじ部材
50 探触子
51 超音波発振面
52 取付フランジ
53 貫通孔
54 取付けねじ
60 レール
61 頭部
62 足部
62a 足裏面
62b 足甲面
63 腹部
64 足先部

Claims (8)

  1. 頭部、足部及び前記頭部と前記足部とを連結する腹部を備えたレールの前記足部の幅方向先端に形成されてなる足先部を超音波探傷するためのレール用超音波探傷治具であって、
    前記足部の足裏面に対向配置されてなるとともに、超音波探傷器の探触子を固定する足裏対向部と、前記足部の足甲面に対向配置されてなるとともに、レール用超音波探傷治具を前記足部に対してレールの長手方向に沿って移動可能に固定する固定機構を備えた足甲対向部と、前記足裏対向部と前記足甲対向部とを接続する接続部とを備え、
    前記足裏対向部に、前記探触子が挿入される貫通した開口が形成されてなるとともに、該開口の形成位置は、挿入された前記探触子の先端に形成された超音波発振面が前記足先部の足裏面に接触可能な位置であることを特徴とするレール用超音波探傷治具。
  2. 前記固定機構が、前記足甲対向部に形成された雌ねじ部と、該雌ねじ部に螺合する雄ねじ部材と、該雄ねじ部材内に該雄ねじ部材の軸方向に移動自在に配置され、該雄ねじ部材が前記足甲面側に移動した際に前記足甲面に接触する接触部材と、該接触部材を前記足甲面側に向けて付勢するばね部材とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のレール用超音波探傷治具。
  3. 前記接触部材が略球形であることを特徴とする請求項2に記載のレール用超音波探傷治具。
  4. 前記雄ねじ部材、前記接触部材及び前記ばね部材がスプリングボールプランジャーであることを特徴とする請求項3に記載のレール用超音波探傷治具。
  5. 前記接続部は、前記足先部の先端面に接触する突起部を有することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載のレール用超音波探傷治具。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載のレール用超音波探傷治具を用いることを特徴とするレールの足先部の超音波探傷方法。
  7. 請求項6に記載のレールの足先部の超音波探傷方法によりレールの品質保証を実施することを特徴とするレールの品質保証方法。
  8. 請求項6に記載のレールの足先部の超音波探傷方法によりレールの品質保証を実施する品質保証工程を有することを特徴とするレールの製造方法。
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