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JP2018193884A - 制御弁 - Google Patents

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JP2018193884A JP2017096201A JP2017096201A JP2018193884A JP 2018193884 A JP2018193884 A JP 2018193884A JP 2017096201 A JP2017096201 A JP 2017096201A JP 2017096201 A JP2017096201 A JP 2017096201A JP 2018193884 A JP2018193884 A JP 2018193884A
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Abstract

【課題】 コンタミによる弁部の詰まりを抑制可能な制御弁構造を提供する。
【解決手段】 制御弁1は、上流室と下流室とが弁孔を介して軸線方向に連通するように形成され、上流室の内外を連通させる横孔が流体の導入ポートとして設けられた円筒状のボディと、弁孔に接離して弁部を開閉する弁体と、弁体を弁部の開閉方向に駆動する駆動部と、を備える。横孔は、その中心軸がボディの軸線に対してオフセットするように設けられる。上流室を画定するボディの内周面には、横孔の周辺から軸線方向に延びる螺旋状のガイド溝が設けられる。ガイド溝は、横孔から導かれた流体を弁孔から離れる方向にガイドするよう螺旋方向が設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は制御弁に関し、弁部への異物の詰まりを抑制可能な構造に関する。
自動車用空調装置は、一般に、圧縮機、凝縮器、蒸発器等を冷媒循環通路に配置して構成される。この冷媒循環通路の切り替えや冷媒流量の調整等のために、種々の制御弁が設けられる(例えば特許文献1参照)。このような制御弁には、一般にいわゆるコンタミ対策が求められる。すなわち、圧縮機の摺動部等で発生した異物が冷媒とともに循環し、弁部の詰まりを生じさせないよう、制御弁の上流側ポートにフィルタ部材を設けるなどの対策がとられている。
特開2010−150967号公報
しかしながら、特に弁ストロークが小さい制御弁においては、フィルタ部材を通過した小さな異物でさえ弁部の詰まりを生じさせる可能性がある。それにより弁部の開口面積が設計値よりも小さくなり、制御性を低下させる懸念があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、コンタミによる弁部の詰まりを抑制可能な制御弁構造を提供することにある。
本発明のある態様の制御弁は、上流室と下流室とが弁孔を介して軸線方向に連通するように形成され、上流室の内外を連通させる横孔が流体の導入ポートとして設けられた円筒状のボディと、弁孔に接離して弁部を開閉する弁体と、弁体を弁部の開閉方向に駆動する駆動部と、を備える。横孔は、その中心軸がボディの軸線に対してオフセットするように設けられる。上流室を画定するボディの内周面には、横孔の周辺から軸線方向に延びる螺旋状のガイド溝が設けられる。ガイド溝は、横孔から導かれた流体を弁孔から離れる方向にガイドするよう螺旋方向が設定されている。
この態様によれば、横孔の中心軸がボディの軸線に対してオフセットしているため、導入ポートを経た流体は、ボディの内周面に概ね沿って旋回しつつ弁孔へ導かれる。一方、流体に含まれる異物は、相対的に比重が大きいため、遠心力によってガイド溝の螺旋に沿って移動し易い。すなわち、流体全体としては弁孔へ導かれるが、異物は弁孔から離れた位置で旋回する態様で留まり易い。その結果、異物による弁部の詰まりを抑制できる。
本発明の制御弁によれば、コンタミによる弁部の詰まりを抑制可能な制御弁構造を提供できる。
制御弁の外観を表す正面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 異物対策構造を表す説明図である。 実施形態について、ポートに異物が侵入したときの流れを解析した結果を表す図である。 第1比較例について、ポートに異物が侵入したときの流れを解析した結果を表す図である。 第2比較例について、ポートに異物が侵入したときの流れを解析した結果を表す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。
本実施形態の制御弁は、スクロール型圧縮機(以下、単に「圧縮機」という)の背圧を制御する背圧制御弁として構成される。この圧縮機は、自動車用空調装置の冷凍サイクルに設置され、その冷凍サイクルを流れる冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒にして吐出する。この冷媒は凝縮器にて凝縮され、さらに膨張装置により断熱膨張されて低温・低圧の霧状の冷媒となる。その冷媒が蒸発器に導かれ、その蒸発潜熱により車室内空気を冷却する。蒸発器を通過した冷媒は、再び圧縮機へと戻されて冷凍サイクルを循環する。
圧縮機は、固定スクロールと可動スクロールを有し、それらが背圧室の圧力(背圧Pm)によって互いに押し付けられる。圧縮機は、蒸発器側から吸入室に導入された吸入圧力Psの冷媒を圧縮室へ導く。可動スクロールが旋回運動することで、圧縮室が外周側から中央へ向けて容積を減少しながら移動する。その過程で圧縮室内の冷媒が徐々に圧縮され、高温・高圧となる。この冷媒は、吐出圧力Pdの冷媒として吐出室に吐出され、凝縮器へ向けて導出される。その吐出冷媒の一部は、制御弁を介して背圧室に導入され、背圧制御に供される。
図1は、制御弁の外観を表す正面図である。図2は、図1のA−A矢視断面図である。
図1に示すように、制御弁1は、段付円筒状のボディ2を有する。図示しない圧縮機のハウジングには取付孔が設けられ、制御弁1は、その取付孔に挿入されて固定される。ボディ2の下端部には、導入ポート(後述する「ポート10」)への異物の侵入を抑制するフィルタ部材3が嵌着されている。ボディ2の外周面には、制御弁1が取付孔に組み付けられた際にシール機能を発揮する複数のOリング90〜94が嵌着されている。
図2に示すように、ボディ2は、第1ボディ4と第2ボディ6とを同軸状に接続して構成される。第1ボディ4の上部に雄ねじ部、第2ボディ6の下半部に雌ねじ部がそれぞれ形成されている。第1ボディ4の上部を第2ボディ6に螺入することで、両者が同軸状に連結される。第2ボディ6の上端開口部を閉止するようにパワーエレメント8(「感圧部」,「駆動部」として機能する)が組み付けられている。
第1ボディ4の側部には、下方からポート10,12,14が設けられている。ポート10は「吐出室連通ポート」として機能し、圧縮機の吐出室に連通する。ポート12は「背圧室連通ポート」として機能し、圧縮機の背圧室に連通する。ポート14は「吸入室連通ポート」として機能し、圧縮機の吸入室に連通する。ポート10は、吐出圧力Pdの冷媒を導入するための「導入ポート」としても機能する。
第1ボディ4は、その下半部の内径が下方に向けて段階的に拡径されている。ポート10とポート12とを連通させる通路には、ポート12の近傍に弁座形成部材16が圧入されている。弁座形成部材16は、内径が上方に向けて段階的に縮径する円筒状をなし、その上部に弁孔18が設けられている。弁孔18の上端開口部に弁座20が形成されている。弁座形成部材16の下半部には、円筒状の通路形成部材22の上端部が圧入されている。通路形成部材22は、第1ボディ4の下方に向けて軸線方向に延出し、弁孔18と同軸状の内部通路23を有する。
第1ボディ4の下部には、ねじ穴24(雌ねじ)が形成され、通路形成部材26が組み付けられている。ねじ穴24は、第1ボディ4の内周面に螺旋状に形成された「ガイド溝」として機能し、ポート10の上方にまで延在している。通路形成部材26は有底段付円筒状をなし、その底部28がねじ穴24に螺合している。底部28の螺入位置は、ポート10の下方に設定されている。底部28から上方に向けて円筒状の本体30が延出し、その先端が弁座形成部材16の下面に当接している。本体30は、通路形成部材22を内方に配置することで二重管構造を形成している。本体30の上部には、内外を連通させる連通孔32が設けられている。
第1ボディ4の下部には、ポート10を外側から覆うようにフィルタ部材3が嵌着されている。フィルタ部材3は、第1ボディ4内への異物の侵入を抑制するメッシュを含む。弁座形成部材16と通路形成部材26との間に吐出圧力室34が形成され、ポート10と連通している。ポート10は「横孔」として機能し、吐出圧力室34は「上流室」として機能する。
通路形成部材26は「円筒部材」として機能し、本体30が第1ボディ4の内周面との間に環状通路36を形成する。連通孔32は、ポート10から軸線方向に十分に離間した位置に形成され、ポート10と弁孔18とを連通させるための「連通路」として機能する。通路形成部材22は、「内筒部材」として機能し、連通孔32と弁孔18とを離隔し、通路形成部材26との間に環状通路38を形成する。すなわち、環状通路36、連通孔32、環状通路38および内部通路23により、ポート10と弁孔18とを連通させる上流側通路が形成されている。
第1ボディ4の内部を軸線方向に区画するように隔壁40が設けられている。隔壁40の上方に吸入圧力室42が形成され、下方に第1圧力室44が形成されている。隔壁40の中央を軸線方向に貫通するようにガイド孔46が設けられている。ガイド孔46には、長尺状の弁体48が摺動可能に挿通されている。弁体48は、下端部がテーパ形状となっており、そのテーパ面にて弁座20に着脱し、弁部を開閉する。第1圧力室44は、弁孔18とポート12との間の圧力空間を形成し、「下流室」として機能する。第1圧力室44と吐出圧力室34が、弁孔18を介して軸線方向に連通している。弁体48が第1圧力室44側から弁孔18に接離することにより、弁部の開度が調整される。
第1ボディ4、第2ボディ6およびパワーエレメント8により囲まれる圧力空間を軸線方向に区画するように連結部材50が配設されている。連結部材50は、その圧力空間を上方の第2圧力室45と下方の吸入圧力室42とに区画する。吸入圧力室42は、ポート14と連通し、吸入圧力Psが満たされる。第1ボディ4の周縁部近傍には、軸線と平行な連通路47が設けられている。連通路47は、第2圧力室45とポート12とを連通させる。このような構成により、第1圧力室44の背圧Pmが連通路47を介して第2圧力室45にも導入される。
連結部材50は、第1ボディ4の上端開口部を閉止するように組み付けられ、第1ボディ4の上部に形成されたガイド孔49に摺動可能に支持されている。弁体48は、その上半部が吸入圧力室42に延在し、その上端面が連結部材50の底部に当接している。弁体48の上部には止輪52(Eリング)が嵌合され、その止輪52によって上方への移動が規制されるように円板状のばね受け54が設けられている。ばね受け54と隔壁40との間には、スプリング56が介装されている。スプリング56は、弁体48を上方(開弁方向)に付勢する「第1付勢部材」として機能する。
第2ボディ6の上端開口部を閉止するようにパワーエレメント8が組み付けられている。パワーエレメント8は、第2ボディ6の上端部に固定されるハウジング60と、「感圧部材」としてのダイヤフラム62と、ダイヤフラム62の中央を軸線方向に支持する作動部材64とを含む。
ハウジング60は、有底円筒状のアッパーハウジング66と、段付円板状のロアハウジング68とを含む。パワーエレメント8は、アッパーハウジング66とロアハウジング68との間にダイヤフラム62を挟むように組み付けて得られる。ロアハウジング68と第2ボディ6との間には、シール用のOリング70が介装されている。第2ボディ6の上端部には環状のプレート72が加締め接合され、アッパーハウジング66のフランジ部を上方から押さえるように支持している。プレート72がフランジ部を広範囲に押さえることで、パワーエレメント8が第2ボディ6に安定に固定される。なお、変形例においては、プレート72を第2ボディ6の上端部に圧入してもよい。
パワーエレメント8の内部は、ダイヤフラム62により密閉空間S1と開放空間S2とに仕切られ、密閉空間S1には大気が満たされている。一方、開放空間S2は、第2圧力室45に開放されている。
アッパーハウジング66の下端部には、円板状の区画部材74が圧入されている。区画部材74の下面中央に凹部76が形成されている。区画部材74は、密閉空間S1を凹部76により画定される基準圧力室80と作動室82とに離隔する。区画部材74を軸線方向に貫通するように挿通孔84が設けられている。作動部材64は、挿通孔84を摺動可能に貫通しており、その下端部がやや拡径されて作動連結部86となっている。作動連結部86は、ダイヤフラム62の中央部を挟んで連結部材50ひいては弁体48に作動連結される。連結部材50の上端面中央には、作動連結部86とほぼ同径の作動連結部88が突設されており、これらの作動連結部がダイヤフラム62を挟んで連結されている。
作動部材64の上半部は、支持部材78によって上方から支持されている。アッパーハウジング66の上部(底部)には、アジャスト部材90が螺合されている。アジャスト部材90と支持部材78との間に、スプリング92が介装されている。スプリング92は、作動部材64および連結部材50を介して弁体48を閉弁方向に付勢する「第2付勢部材」として機能する。アッパーハウジング66の上面(底面)中央を軸線方向に押圧変形させ、アジャスト部材90の固定位置を調整することにより、スプリング92の荷重(付勢力)を調整できる。
作動連結部86は、挿通孔84よりもやや大径であるため、ストッパとして機能する。すなわち、作動部材64が上方に変位しても作動連結部86が区画部材74に係止されることで、その脱落が防止される。また、その区画部材74が係止されるときの弁部の開度が、最大開度となる。
作動室82内は、基準圧力Poとしての大気圧となる。その基準圧力Poが、作動部材64と挿通孔84との間隙を介して基準圧力室80にも満たされる。本実施形態の基準圧力室80は、第2圧力室45よりも低圧に維持される。
ダイヤフラム62は、第2圧力室45と基準圧力室80とを仕切るとともに、連結部材50を介して弁体48を軸線方向に支持する。ダイヤフラム62は、第2圧力室45の背圧Pmと基準圧力室80の基準圧力Poとの差圧を感知して弁部の開閉方向に作動する。
以上のような構成により、弁体48には実質的に、吸入圧力Psおよび吐出圧力Pdが開弁方向に作用する一方、背圧Pmが閉弁方向に作用する。すなわち、図示のように、ダイヤフラム62の有効受圧面積A、ガイド孔49の断面積B、ガイド孔46の断面積C、弁孔18の断面積Dとする。このとき、弁体48の有効受圧面積(相殺後の受圧面積)について、吐出圧力Pdが作用する有効受圧面積Ad=D(開弁方向)、吸入圧力Psが作用する有効受圧面積As=B−C(開弁方向)、背圧Pmが作用する有効受圧面積Am=(B−A)−(C−D)(閉弁方向)となり、As>Am>Adの関係が成立する。ただし、ダイヤフラム62には、背圧Pmが開弁方向に作用する。
次に、制御弁1の制御動作について説明する。
図示しない圧縮機が駆動されると、可動スクロールが固定スクロールの軸線周りに旋回(公転)する。この可動スクロールの公転によって、両スクロール間に形成される圧縮室が外周側から中央へ向けて容積を減少しながら移動される。この過程で冷媒圧力が吸入圧力Psから吐出圧力Pdへ昇圧される。その吐出冷媒が冷凍サイクルを循環することにより、車両用空調装置の空調が行われる。このとき、吐出冷媒の一部が制御弁1のポート10へ供給される。
このとき、制御弁1により圧縮機の背圧Pmが制御される。弁体48は、吐出圧力Pdによる開弁方向の力、吸入圧力Psによる開弁方向の力、背圧Pmによる閉弁方向の力、ダイヤフラム62による開弁方向の駆動力、スプリング56による開弁方向の力、およびスプリング92による閉弁方向の力がつり合う弁リフト位置に保たれる。
背圧の制御過程で吐出圧力Pdおよび吸入圧力Psのいずれか一方が上昇すると、弁体48に作用する開弁方向の力が大きくなる。このため、その荷重につり合う閉弁方向の力を大きくするよう背圧Pmも上昇する。本実施形態によれば、吐出圧力Pdおよび吸入圧力Psの上昇に伴って背圧Pmが上昇する制御特性が得られる。
次に、本実施形態の主要部である異物対策構造について詳細に説明する。
図3は、異物対策構造を表す説明図である。(A)は図1の下部に対応し、フィルタ部材3を除いた状態を示す。(B)は(A)のA−A矢視断面図である。
図3(A)に示すように、ポート10は、その中心軸L1がボディ2の軸線L2に対して右側にオフセットするように設けられている。一方、図3(B)に示すように、ボディ2の下部内周面にねじ穴24が螺旋状に形成されている。その螺旋方向(螺旋の巻き方向)が、ポート10から導かれる媒体(冷媒)を旋回させながら下方にガイドする方向とされている。すなわち、ポート10の中心軸L1がボディ2の軸線L2に対して右側にオフセットされることにより、冷媒は底面視右旋回(時計回りに旋回)するのに対し、ねじ穴24が左ねじ(反時計回りがねじの締結方向)とされている。このため、ねじ穴24は、ポート10から導かれた媒体(冷媒)を連通孔32から遠ざける方向(つまり弁孔18から離れる方向)にガイドする螺旋形状を有することとなる。
吐出圧力室34と第1圧力室44との間に差圧があるため、ポート10から導入される冷媒は、全体として環状通路36,38等に沿って弁孔18へ導かれる(太い実線矢印参照)。しかし、冷媒に含まれる異物は、遠心力によってねじ穴24の螺旋形状に沿って移動し易い。すなわち、異物は、冷媒の主流から外れて(分離されるようにして)ねじ穴24に沿って旋回し、弁孔18から離れた下方位置に留まり易い(二点鎖線矢印参照)。その結果、異物による弁部の詰まりを抑制できる。
図4〜図6は、ポート10に異物が侵入したときの流れを解析した結果を表す図である。図4は本実施形態の解析結果を示し、図5は第1比較例の解析結果し、図6は第2比較例の解析結果を示す。第1比較例は、ねじ穴の螺旋方向が本実施形態と逆向きとされている。第2比較例は、ねじ穴そのものが形成されていない。図中の数値は異物の粒子径の大きさを相対的に示す。各図の(A)〜(E)は、異物を含む冷媒の流れを時系列的に示している。
図4に示すように、本実施形態によれば、異物は吐出圧力室34の下部で旋回し続けるようにして留まり易い。一方、図5に示す第1比較例のように、仮に螺旋方向が旋回流を上方に向けて移動させる方向である場合、異物は冷媒と共に旋回しつつ積極的に上方に導かれ、上流側通路を通って弁孔18へ導かれ易い。図6に示す第2比較例のように、螺旋状のガイド溝そのものがない場合、異物はより速やかに上方に導かれ、上流側通路を通って弁孔18へ導かれ易くなる。このため、第1,第2変形例において弁開度が小さい場合、弁部を詰まらせる可能性がある。これに対し、本実施形態によれば、冷媒から異物を分離して下部に留め易いため、異物による弁部の詰まりが発生し難い。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はその特定実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態では、図3に示したように、ポート10の中心軸L1をボディ2の軸線L2に対して右側にオフセットさせ、ねじ穴24を左ねじとする例を示した。変形例においては、ポート10の中心軸L1をボディ2の軸線L2に対して左側にオフセットさせ、ねじ穴24を右ねじとしてもよい。その場合、冷媒が底面視左旋回(反時計回りに旋回)することになるが、ねじ穴24は、ポート10から導かれた冷媒を連通孔32から遠ざける方向(つまり弁孔18から離れる方向)にガイドする螺旋形状を有する。このため、異物の詰まり防止に関し、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態では、通路形成部材26を締結するためのねじ穴24の延長部分を「ガイド溝」とする例を示した。変形例においては、通路形成部材26を固定するためのねじ穴と、「ガイド溝」としてのねじ穴とを個別に設けてもよい。すなわち、ボディ2の下端開口部からみて奥方(上方)のねじ穴(第1雌ねじ)と、手前方(下方)のねじ穴(第2雌ねじ)の寸法を異ならせてもよい。例えば、第1雌ねじの谷の径を、第2雌ねじの内径以下としてもよい。このような構成により、「ガイド溝」としてのねじ穴について設計自由度が高まる。つまり、異物を弁孔18へ向かわないようボディ2の下部で旋回させる、という作用効果を狙った最適なねじ寸法の選択が容易となる。
上記実施形態では、「ガイド溝」をねじ穴としたが、必ずしも「ねじ」という概念に含まれない(ねじとしての機能が全く予定されない)螺旋溝としてもよい。
上記実施形態では、通路形成部材26,22による二重管構造を例示したが、例えば内側の通路形成部材22を省略してもよい。このような構成としても、ポート10と連通孔32とが軸線方向に離間しているため、異物を弁孔18へ向かい難くするようボディ2の下部で旋回させる、という作用効果は得られる。
上記実施形態では、通路形成部材26の上部に連通孔32を設け、ポート10と弁孔18とを連通させるための「連通路」を形成した。変形例においては、通路形成部材26の上端部にスリットを設け、「連通路」を形成してもよい。あるいは、通路形成部材26と弁座形成部材16との間に隙間を設け、「連通路」を形成してもよい。
上記実施形態では、基準圧力室80に大気を満たす例を示したが、真空状態としてもよい。また、上記実施形態では、制御弁1の感圧部材としてダイヤフラムを例示したが、ベローズその他の感圧部材としてもよい。
上記実施形態では述べなかったが、異物を弁部から離れた位置に滞留させる観点からは、制御弁1を図2に示した上下位置関係にて圧縮機(取付対象)に取り付けることが好ましい。異物の滞留位置をボディにおける重力方向下方とすることで、滞留していた異物が圧縮機の停止時に弁部に向かうことを防止又は抑制できる。また、滞留する異物を弁部と異なる位置にて外部に排出するための排出通路を設けてもよい。例えば、通路形成部材26に「排出通路」として機能する排出孔を設けてもよい。
上記実施形態では、「駆動部」として差圧により動作するメカ的構造を例示したが、ソレノイドその他の電磁的・電気的構造を採用してもよい。
上記実施形態では、制御弁1が適用されるスクロール型圧縮機として、自動車用空調装置に搭載される圧縮機を例示した。変形例においては、一般用(家庭用、業務用)の空調装置に搭載されるスクロール型圧縮機に対し、制御弁1を適用してもよい。また、冷媒以外を作動流体とするスクロール型圧縮機に制御弁1を適用してもよい。
上記実施形態では、異物対策構造をスクロール型圧縮機の背圧制御弁に適用した例を示した。変形例においては、同様の異物対策構造を、コンタミ対策が必要な他の制御弁に適用してもよい。例えば、可変容量圧縮機の制御弁において、ボディにおいて高圧冷媒が導入される上流室側に上記ガイド溝(螺旋形状)を適用してもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1 制御弁、2 ボディ、3 フィルタ部材、8 パワーエレメント、10 ポート、12 ポート、14 ポート、18 弁孔、20 弁座、22 通路形成部材、23 内部通路、24 ねじ穴、26 通路形成部材、32 連通孔、34 吐出圧力室、36 環状通路、38 環状通路、40 隔壁、42 吸入圧力室、44 第1圧力室、45 第2圧力室、46 ガイド孔、47 連通路、48 弁体、49 ガイド孔、50 連結部材、56 スプリング、60 ハウジング、62 ダイヤフラム、64 作動部材、74 区画部材、78 支持部材、80 基準圧力室、90 アジャスト部材、92 スプリング、L1 中心軸、L2 軸線、S1 密閉空間、S2 開放空間。

Claims (6)

  1. 上流室と下流室とが弁孔を介して軸線方向に連通するように形成され、前記上流室の内外を連通させる横孔が流体の導入ポートとして設けられたボディと、
    前記弁孔に接離して弁部を開閉する弁体と、
    前記弁体を前記弁部の開閉方向に駆動する駆動部と、
    を備え、
    前記横孔は、その中心軸が前記ボディの軸線に対してオフセットするように設けられ、
    前記上流室を画定する前記ボディの内周面に、前記横孔の周辺から軸線方向に延びる螺旋状のガイド溝が設けられ、
    前記ガイド溝は、前記横孔から導かれた流体を前記弁孔から離れる方向にガイドするよう螺旋方向が設定されていることを特徴とする制御弁。
  2. 前記ガイド溝が、ねじ穴からなることを特徴とする請求項1に記載の制御弁。
  3. 前記上流室の内方にて軸線方向に延びる円筒部材をさらに備え、
    前記円筒部材は、前記ボディの内周面との間に流体を旋回させるための環状通路を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御弁。
  4. 前記円筒部材は、前記横孔から軸線方向に離隔した位置に、前記横孔と前記弁孔とを連通させるための連通路を有することを特徴とする請求項3に記載の制御弁。
  5. 前記円筒部材の内方に同心状に配置された内筒部材をさらに備え、
    前記内筒部材は、前記連通路と前記弁孔とを離隔し、前記円筒部材との間にもう一つの環状通路を形成することを特徴とする請求項4に記載の制御弁。
  6. 固定スクロールと可動スクロールとが背圧室の圧力によって互いに押し付けられ、吸入室に導入された流体を両スクロール間に形成される圧縮室にて圧縮し、吐出室から吐出するスクロール型圧縮機に適用され、前記背圧室の圧力を制御する制御弁として構成され、
    前記吐出室に連通する吐出圧力室と、前記背圧室に連通する第1圧力室と、前記吸入室に連通する吸入圧力室と、前記背圧室に連通する第2圧力室と、基準圧力が導入される基準圧力室とを直列に有する前記ボディと、
    前記第1圧力室から前記第2圧力室にわたって延在し、前記第1圧力室の側から前記弁孔に接離して弁部の開度を調整する前記弁体と、
    前記第2圧力室と前記基準圧力室とを仕切るとともに前記弁体を軸線方向に支持し、前記第2圧力室と前記基準圧力室との差圧を感知して前記弁部の開閉方向に作動する感圧部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の制御弁。
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