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JP2018192735A - 印刷装置及び搬送ベルトの滑り検出方法 - Google Patents

印刷装置及び搬送ベルトの滑り検出方法 Download PDF

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JP2018192735A
JP2018192735A JP2017099544A JP2017099544A JP2018192735A JP 2018192735 A JP2018192735 A JP 2018192735A JP 2017099544 A JP2017099544 A JP 2017099544A JP 2017099544 A JP2017099544 A JP 2017099544A JP 2018192735 A JP2018192735 A JP 2018192735A
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belt
unit
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movement amount
medium
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JP2017099544A
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小島 健嗣
Kenji Kojima
健嗣 小島
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】搬送ベルトと駆動ローラーとの間の滑りを検出する。【解決手段】印刷装置100は、媒体95に印刷を行う印刷部40と、媒体95を支持する搬送ベルト23と、搬送ベルト23を回転移動させることで、媒体95を搬送方向に搬送するベルト駆動ローラー25と、ベルト駆動ローラー25の回転量を検出する第1検出部と、搬送方向に沿って設けられているスケール部と、スケール部に対して相対的な移動量を検出する第2検出部と、スケール部又は第2検出部と一体に移動するように構成され、搬送ベルト23を把持して搬送ベルト23と共に移動する把持部80と、第1検出部92の検出する回転量から求められる搬送ベルト23の移動量である第1移動量と第2検出部の検出する搬送ベルト23の移動量である第2移動量との差が基準値以上であるか否かを判断する制御部と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、印刷装置及び搬送ベルトの滑り検出方法に関する。
近年、綿、絹、ウール、化学繊維、混紡等の布帛に対する捺染では、布帛の表面に向か
ってインクを吐出し布帛に模様などの印刷を行うインクジェット方式の印刷装置が使用さ
れている。捺染で使用される印刷装置は、伸縮性のある布帛を媒体として扱うために、媒
体を載置して搬送方向に搬送させる搬送ベルトを備えている。このような印刷装置では、
搬送ベルトの搬送精度を向上させるために、搬送ベルトの移動量を検出する機構を備えた
ものが知られている。例えば、特許文献1には、搬送ベルトと係合して移動するスケール
部と、基台に固定されスケール部の移動量を計測するセンサ部とで構成された移動量検出
部を備えたインクジェット記録装置(印刷装置)が開示されている。
特開2013−28143号公報
しかしながら、媒体の搬送に用いられる搬送ベルトは、回転移動させながら繰り返し使
用するうちに搬送ベルトが伸びたり、搬送ベルトの裏面が摩耗したりして、搬送ベルトを
回転移動させる駆動ローラーと搬送ベルトとの間で滑りが生じる場合がある。特許文献1
に記載の印刷装置は、搬送ベルトの移動量を直接計測することで搬送ベルトの搬送精度を
向上させることはできるが、搬送精度の低下を引き起こす駆動ローラーと搬送ベルトとの
滑りを検出することは困難であった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る印刷装置は、媒体に印刷を行う印刷部と、前記媒体を支持
する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを回転移動させることで、前記媒体を搬送方向に搬送
する駆動ローラーと、前記駆動ローラーの回転量を検出する第1検出部と、前記搬送方向
に沿って設けられているスケール部と、前記スケール部に対して相対的な移動量を検出す
る第2検出部と、前記スケール部又は前記第2検出部と一体に移動するように構成され、
前記搬送ベルトを把持して前記搬送ベルトと共に移動する把持部と、前記第1検出部の検
出する前記回転量から求められる前記搬送ベルトの移動量である第1移動量と前記第2検
出部の検出する前記搬送ベルトの移動量である第2移動量との差が基準値以上であるか否
かを判断する制御部と、を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、印刷装置は、搬送ベルトを回転移動させる駆動ローラーの回転量を
検出する第1検出部と、搬送方向に沿って設けられたスケール部に対して相対的な移動量
を検出する第2検出部と、を備えている。スケール部又は第2検出部は、搬送ベルトを把
持して搬送ベルトと共に移動する把持部に設けられているので、第2検出部は搬送ベルト
の移動量を検出する。そして、印刷装置は、第1検出部で検出された回転量から求めた搬
送ベルトの移動量である第1移動量と、第2検出部で検出された搬送ベルトの移動量であ
る第2移動量との差が基準値以上であるか否かを判断する制御部を備えている。これによ
り、印刷装置は、搬送ベルトと駆動ローラーとの間で基準値以上の滑りが生じたことを検
出することができる。
[適用例2]上記適用例に記載の印刷装置において、前記制御部は、前記第1移動量と
前記第2移動量との差が基準値以上であると判断した場合に、警告動作を行うことが好ま
しい。
本適用例によれば、制御部は、第1移動量と第2移動量との差が基準値以上の場合に警
告動作を行う。これにより、搬送ベルトと駆動ローラーとの間で基準値以上の滑りが生じ
ていることをユーザーに知らせることができる。
[適用例3]上記適用例に記載の印刷装置において、前記制御部は、前記第1移動量と
前記第2移動量との差が基準値以上であると判断した場合でも、前記媒体への印刷動作を
継続することが好ましい。
本適用例によれば、制御部は、第1移動量と第2移動量との差が基準値以上の場合であ
っても、媒体への印刷動作を続ける。搬送ベルトと駆動ローラーとの間に滑りが生じた場
合でも、制御部は、搬送ベルトの実移動量を第2検出部で検出することが可能であるので
、この影響が直ちに印刷動作に及ぶわけではない。本適用例の印刷装置は、搬送ベルトと
駆動ローラーとの間に滑りが検出された場合も印刷を続けるので、印刷装置の生産効率が
低下することを抑制することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の印刷装置において、前記搬送ベルトが前記媒体を搬送
した回数をnとした時、前記制御部は、前記第1移動量と前記第2移動量との差を第n滑
り量として記憶し、前記第n滑り量を記憶した時より前に前記媒体を搬送させた時の前記
第1移動量と前記第2移動量との差を第n−1滑り量として記憶していることが好ましい
本適用例によれば、制御部は、第1移動量と第2移動量との差を時系列で第n−1滑り
量、第n滑り量として記憶する。第n滑り量は、搬送ベルトが媒体をn回目に搬送させた
時に生じた搬送ベルトと駆動ローラーとの間の滑り量を表すので、搬送ベルトと駆動ロー
ラーとの間の滑り量の経時的な変化を確認することができる。
[適用例5]上記適用例に記載の印刷装置において、前記制御部は、前記第n−1滑り
量に対する前記第n滑り量の変化量が基準値以上であると判断した場合に、警告動作を行
うことが好ましい。
本適用例によれば、制御部は、第n−1滑り量に対する第n滑り量の変化量が基準値以
上の場合、警告動作を行う。第n−1滑り量と第n滑り量とを比較することで搬送ベルト
と駆動ローラーとの間の滑り量が大きくなることを予測することが可能になるので、事前
に装置の異常をユーザーに知らせることができる。
[適用例6]上記適用例に記載の印刷装置において、前記搬送ベルトが1回転した回数
をmとした時、前記制御部は、前記第2検出部によって前記搬送ベルトの回転回数をカウ
ントし、前記搬送ベルトが1回転した際に前記第1検出部で検出された前記駆動ローラー
の回転量を第m回転量として記憶し、前記第m回転量を記憶した時より前に前記搬送ベル
トが1回転した際に検出された前記駆動ローラーの回転量を第m−1回転量として記憶し
、前記第m−1回転量に対する前記第m回転量の変化量が基準値以上であるか否かを判断
することが好ましい。
本適用例によれば、制御部は、搬送ベルトが1回転した際に第1検出部で検出された駆
動ローラーの回転量を時系列で第m−1回転量、第m回転量として記憶する。そして、制
御部は、第m−1回転量と第m回転量との差が基準値以上であるか否かを判断する。第m
−1回転量と第m回転量とに差が生じる場合は、搬送ベルトと駆動ローラーとの間に滑り
が生じていることを意味するので、搬送ベルトと駆動ローラーとの間に基準値以上の滑り
が生じているか否かを判断することができる。また、搬送ベルトと駆動ローラーとの間の
滑り量の経時的な変化を確認することができる。
[適用例7]上記適用例に記載の印刷装置において、前記駆動ローラーは、前記印刷部
よりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記把持部は、前記印刷部よりも前記搬送方向
の上流側で前記搬送ベルトを把持することが好ましい。
本適用例によれば、搬送ベルトを回転移動させる駆動ローラーは印刷部よりも下流側に
設けられ、把持部は印刷部より上流側で搬送ベルトを把持する。把持部を搬送ベルトと共
に搬送方向に移動させるために駆動ローラーを回転駆動した場合、駆動ローラーより搬送
方向の下流側、かつ、把持部よりも搬送方向の上流側の部分の搬送ベルトは緩みやすい。
しかし、駆動ローラーと把持部との位置関係をこのように設定することで、搬送ベルトの
緩みやすい部分を短い範囲にすることができるので、駆動ローラーと搬送ベルトとの間に
滑りを生じ難くすることができる。
[適用例8]本適用例に係る搬送ベルトの滑り検出方法は、媒体に印刷を行う印刷部と
、前記媒体を支持する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを回転させることで、前記媒体を搬
送方向に搬送する駆動ローラーと、前記駆動ローラーの回転量を検出する第1検出部と、
前記搬送方向に沿って設けられているスケール部と、前記スケール部に対して相対的な移
動量を検出する第2検出部と、前記スケール部又は前記第2検出部と一体に移動するよう
に構成され、前記搬送ベルトを把持して前記搬送ベルトと共に移動する把持部と、を備え
た印刷装置における搬送ベルトの滑り検出方法であって、前記第1検出部の検出する前記
回転量から求められる前記搬送ベルトの移動量である第1移動量と前記第2検出部の検出
する前記搬送ベルトの移動量である第2移動量との差が基準値以上であるか否かを判断す
る判断工程を含んでいることを特徴とする。
本適用例によれば、搬送ベルトの滑り検出方法は、第1検出部で検出された回転量から
求めた搬送ベルトの移動量である第1移動量と、第2検出部で検出された搬送ベルトの移
動量である第2移動量との差が基準値以上であるか否かを判断する判断工程を含んでいる
。第1移動量は、第1検出部で検出された搬送ベルトを回転させる駆動ローラーの回転量
から求めた搬送ベルトの移動量である。第2移動量は、搬送方向に沿って設けられたスケ
ール部と第2検出部との相対的な移動量である。スケール部又は第2検出部は、搬送ベル
トを把持する把持部と一体で移動するので、第2検出部は、搬送ベルトの移動量を検出す
る。したがって、搬送ベルトの滑り検出方法によれば、搬送ベルトと駆動ローラーとの間
で基準値以上の滑りが生じたことを検出することができる。
実施形態に係る印刷装置の概略全体構成を示す模式図。 印刷装置の要部を示す平面図。 ベルト移動量計測部の構成を示す斜視図。 図2におけるA−A線での断面図。 印刷装置の電気的な構成を示す電気ブロック図。 搬送ベルトの滑り検出方法を説明するフローチャート図。 変形例1に係る搬送ベルトの滑り検出方法を説明するフローチャート図。 変形例2に係る搬送ベルトの滑り検出方法を説明するフローチャート図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図におい
ては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際と
は異ならせている。
また、図1から図4では、説明の便宜上、互いに直交する三軸として、X軸、Y軸及び
Z軸を図示しており、軸方向を図示した矢印の先端側を「+側」、基端側を「−側」とし
ている。X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平
行な方向を「Z軸方向」という。
(実施形態)
<印刷装置の概略構成>
図1は、実施形態に係る印刷装置の概略全体構成を示す模式図である。図2は、印刷装
置の要部を示す平面図である。まず、本実施形態に係る印刷装置100の概略構成につい
て図1及び図2を参照して説明する。なお、本実施形態では、媒体95に画像などを形成
することで媒体95に捺染を行うインクジェット式の印刷装置100を例に上げて説明す
る。
図1に示すように、印刷装置100は、媒体搬送部20、媒体密着部60、印刷部40
、乾燥ユニット27、ベルト移動量計測部70、洗浄ユニット50などを備えている。そ
して、これらの各部を制御する制御部1を有している。印刷装置100の各部は、フレー
ム部90に取り付けられている。
媒体搬送部20は、媒体95を搬送方向に搬送するものである。媒体搬送部20は、媒
体供給部10、搬送ローラー22、搬送ベルト23、ベルト回転ローラー24、駆動ロー
ラーとしてのベルト駆動ローラー25、搬送ローラー26,28、及び媒体回収部30を
備えている。まず、媒体供給部10から媒体回収部30に至る媒体95の搬送経路につい
て説明する。なお、本実施形態では、重力に沿う方向をZ軸とし、印刷部40において媒
体95が搬送される方向をX軸とし、Z軸及びX軸の双方と交差する媒体95の幅方向を
Y軸とする。また、媒体95の搬送方向又は搬送ベルト23の移動方向に沿う位置関係を
「上流側」「下流側」ともいう。
媒体供給部10は、画像を形成させる媒体95を印刷部40側に供給するものである。
媒体95としては、例えば、天然繊維、綿、絹、麻、モヘヤ、ウール、カシミア、再生繊
維、合成繊維、ナイロン、ポリウレタン、ポリエステルや、これらの混紡からなる織布ま
たは不織布等を用いることができる。織布や不織布には、発色性や定着性の促進のための
前処理剤が塗布されていても良い。媒体供給部10は、供給軸部11及び軸受部12を有
している。供給軸部11は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に
設けられている。供給軸部11には、帯状の媒体95がロール状に巻かれている。供給軸
部11は、軸受部12に対して着脱可能に取り付けられている。これにより、予め供給軸
部11に巻かれた状態の媒体95は、供給軸部11と共に軸受部12に取り付けできるよ
うになっている。
軸受部12は、供給軸部11の軸方向の両端を回転可能に支持している。媒体供給部1
0は、供給軸部11を回転駆動させる回転駆動部(図示せず)を有している。回転駆動部
は、媒体95が送り出される方向に供給軸部11を回転させる。回転駆動部の動作は、制
御部1によって制御される。搬送ローラー22は、媒体95を媒体供給部10から搬送ベ
ルト23まで中継する。
搬送ベルト23は、搬送ベルト23を回転させる少なくとも2つのローラー間に保持さ
れ、搬送ベルト23が回転移動することで媒体95を搬送方向(+X軸方向)に搬送する
。詳しくは、搬送ベルト23は、帯状のベルトの両端部が接続されて無端状に形成され、
ベルト回転ローラー24及びベルト駆動ローラー25の2つのローラー間に掛けられてい
る。搬送ベルト23は、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間の部分
が水平になるように、所定の張力が作用した状態で保持されている。搬送ベルト23の表
面(支持面)23aには、媒体95を粘着させる粘着層29が設けられている。搬送ベル
ト23は、搬送ローラー22から供給され、後述する媒体密着部60で粘着層29に密着
された媒体95を支持(保持)している。これにより、伸縮性のある布帛などを媒体95
として扱うことができる。
ベルト回転ローラー24及びベルト駆動ローラー25は、搬送ベルト23の内周面23
bを支持する。なお、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間に、搬送
ベルト23を支持するローラーなどの支持部が設けられた構成であってもよい。
ベルト駆動ローラー25は、搬送ベルト23を回転移動させることで、媒体95を搬送
方向に搬送する。ベルト駆動ローラー25には、ベルト駆動ローラー25を回転駆動させ
るモーター25aが備えられている。ベルト駆動ローラー25は、媒体95の搬送方向に
おいて印刷部40よりも下流側に設けられ、ベルト回転ローラー24は、印刷部40より
も上流側に設けられている。ベルト駆動ローラー25が回転駆動されるとベルト駆動ロー
ラー25の回転に伴って搬送ベルト23が回転移動し、搬送ベルト23の回転移動により
ベルト回転ローラー24が回転する。搬送ベルト23の回転により、搬送ベルト23に支
持された媒体95が搬送方向(+X軸方向)に搬送され、後述する印刷部40で媒体95
に画像が形成される。
ベルト駆動ローラー25には、ベルト駆動ローラー25の回転軸と交差する一方の側面
に円盤状のロータリースケール93が設けられている。本実施形態のロータリースケール
93には、円周方向に沿って極性の異なる磁石が交互に配置された磁気スケールが用いら
れている。ロータリースケール93を介してベルト駆動ローラー25の一方の側面と対向
する位置には、第1検出部92が設けられている。第1検出部92は、磁界の変化を電気
信号に変化する素子(例えば、ホール素子やMR素子など)を備えており、ロータリース
ケール93に対して相対的な移動量を検出する。すなわち、第1検出部92は、所謂ロー
タリーエンコーダーであり、ベルト駆動ローラー25の回転量を検出する。
なお、本実施形態では、ベルト駆動ローラー25の回転量を検出するロータリーエンコ
ーダー(第1検出部92)を例示したが、モーター25aの回転量を検出するロータリー
エンコーダーであってもよい。
また、本実施形態では、ロータリースケール93と第1検出部92との相対的な移動量
を磁界の変化によって求める所謂磁気式エンコーダーを例示したが、光学的変化によって
移動量を求める光学式エンコーダーであってもよい。
本実施形態では、搬送ベルト23の表面23aが印刷部40と対向する側(+Z軸側)
において媒体95が支持され、媒体95が搬送ベルト23と共にベルト回転ローラー24
側からベルト駆動ローラー25側に搬送される。また、搬送ベルト23の表面23aが洗
浄ユニット50と対向する側(−Z軸側)においては、搬送ベルト23のみがベルト駆動
ローラー25側からベルト回転ローラー24側に移動する。なお、搬送ベルト23は、媒
体95を密着させる粘着層29を備えているものと説明したが、これに限定するものでは
ない。例えば、搬送ベルトは、静電気で媒体をベルトに吸着させる静電吸着式のベルトで
あってもよい。
搬送ローラー26は、画像の形成された媒体95を搬送ベルト23の粘着層29から剥
離させる。搬送ローラー26,28は、媒体95を搬送ベルト23から媒体回収部30ま
で中継する。
媒体回収部30は、媒体搬送部20によって搬送された媒体95を回収する。媒体回収
部30は、巻取り軸部31及び軸受部32を有している。巻取り軸部31は、円筒状又は
円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。巻取り軸部31には、
帯状の媒体95がロール状に巻き取られる。巻取り軸部31は、軸受部32に対して着脱
可能に取り付けられている。これにより、巻取り軸部31に巻き取られた状態の媒体95
は、巻取り軸部31と共に取り外せるようになっている。
軸受部32は、巻取り軸部31の軸線方向の両端を回転可能に支持している。媒体回収
部30は、巻取り軸部31を回転駆動させる回転駆動部(図示せず)を有している。回転
駆動部は、媒体95が巻き取られる方向に巻取り軸部31を回転させる。回転駆動部の動
作は、制御部1によって制御される。
次に、媒体搬送部20に沿って設けられている媒体密着部60、ベルト移動量計測部7
0、印刷部40、乾燥ユニット27、洗浄ユニット50の各部について説明する。
媒体密着部60は、媒体95を搬送ベルト23に密着させるものである。媒体密着部6
0は、搬送方向において印刷部40より上流側(−X軸側)に設けられている。媒体密着
部60は、押圧ローラー61、押圧ローラー駆動部62及びローラー支持部63を有して
いる。押圧ローラー61は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に
設けられている。押圧ローラー61は、搬送方向に沿った方向に回転するように、軸線方
向が搬送方向と交差するように配置されている。ローラー支持部63は、搬送ベルト23
を挟んで押圧ローラー61と対向する搬送ベルト23の内周面23b側に設けられている
押圧ローラー駆動部62は、押圧ローラー61を鉛直方向の下方側(−Z軸側)に押圧
しながら搬送方向(+X軸方向)、及び搬送方向と逆向きの方向(−X軸方向)に押圧ロ
ーラー61を移動させる。搬送ベルト23に重ね合された媒体95は、押圧ローラー61
とローラー支持部63との間で搬送ベルト23に押し当てられる。これにより、搬送ベル
ト23の表面23aに設けられている粘着層29に媒体95を確実に粘着させることがで
き、搬送ベルト23上での媒体95の浮きの発生を防止することができる。
ベルト移動量計測部70は、媒体密着部60と印刷部40との間に設けられている。ベ
ルト移動量計測部70については、後で詳述する。
印刷部40は、搬送ベルト23の配置位置に対して上方(+Z軸側)に配置され、搬送
ベルト23の表面23a上に載置された媒体95に印刷を行うものである。印刷部40は
、ヘッドユニット42、ヘッドユニット42が搭載されるキャリッジ43、キャリッジ4
3を搬送方向と交差する媒体95の幅方向(Y軸方向)に移動させるキャリッジ移動部4
5などを有している。本実施形態のヘッドユニット42は、4つのサブユニット42aで
構成され、さらに、サブユニット42aには、搬送ベルト23に載置された媒体95に図
示しないインク供給部から供給されたインク(例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、ブ
ラックなど)を液滴に吐出する複数の吐出ヘッド(図示せず)が備えられている。
キャリッジ移動部45は、搬送ベルト23の上方(+Z軸側)に設けられている。キャ
リッジ移動部45は、Y軸方向に沿って延在する一対のガイドレール45a,45bを有
している。ガイドレール45a,45bは、搬送ベルト23の外側に垂直に設けられてい
るフレーム部90a,90bの間に架け渡されている。ヘッドユニット42は、キャリッ
ジ43と共にY軸方向に沿って往復移動可能な状態でガイドレール45a,45bに支持
されている。
キャリッジ移動部45は、図示しない移動機構及び動力源を備えている。移動機構とし
ては、例えば、ボールねじとボールナットとを組み合わせた機構や、リニアガイド機構な
どを採用することができる。さらに、キャリッジ移動部45は、キャリッジ43をガイド
レール45a,45bに沿って移動させるための動力源として、モーター(図示せず)を
有している。モーターとしては、ステッピングモーター、サーボモーター、リニアモータ
ーなどの種々のモーターを採用することができる。制御部1の制御によりモーターが駆動
されると、ヘッドユニット42は、キャリッジ43と共にY軸方向に沿って移動する。
乾燥ユニット27は、搬送ローラー26と搬送ローラー28との間に設けられている。
乾燥ユニット27は、媒体95上に吐出されたインクを乾燥するものであり、乾燥ユニッ
ト27には、例えば、IRヒーターが含まれ、IRヒーターを駆動させることにより媒体
95上に吐出されたインクを短時間で乾燥させることができる。これにより、画像などの
形成された帯状の媒体95を巻取り軸部31に巻き取ることができる。
洗浄ユニット50は、X軸方向においてベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー
25の間に配置されている。洗浄ユニット50は、洗浄部51、押圧部52及び移動部5
3を有している。移動部53は、床面99に沿って洗浄ユニット50を一体的に移動させ
て所定の位置に固定させる。
押圧部52は、例えば、エアーシリンダー56とボールブッシュ57とで構成された昇
降装置であり、その上部に備えられている洗浄部51を搬送ベルト23の表面23aに当
接させるものである。洗浄部51は、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25
との間で所定の張力が作用した状態で掛けられ、ベルト駆動ローラー25からベルト回転
ローラー24に向かって移動する搬送ベルト23の表面(支持面)23aを下方(−Z軸
方向)から洗浄する。
洗浄部51は、洗浄槽54、洗浄ローラー58及びブレード55を有している。洗浄槽
54は、搬送ベルト23の表面23aに付着したインクや異物の洗浄に用いる洗浄液を貯
留する槽であり、洗浄ローラー58及びブレード55は洗浄槽54の内側に設けられてい
る。洗浄液としては、例えば、水や水溶性溶剤(アルコール水溶液など)を用いることが
でき、必要に応じて界面活性剤や消泡剤を添加させてもよい。
洗浄ローラー58が回転すると、洗浄液が搬送ベルト23の表面23aに供給されると
共に、洗浄ローラー58と搬送ベルト23とが摺動する。これにより、搬送ベルト23に
付着したインクや媒体95としての布帛の繊維などが洗浄ローラー58で取り除かれる。
ブレード55は、例えば、シリコンゴムなどの可撓性の材料で形成することができる。
ブレード55は、搬送ベルト23の搬送方向において洗浄ローラー58よりも下流側に設
けられている。搬送ベルト23とブレード55とが摺動することにより、搬送ベルト23
の表面23aに残っている洗浄液が除去される。
図3は、ベルト移動量計測部の構成を示す斜視図である。図4は、図2におけるA−A
線での断面図である。次に、ベルト移動量計測部70の構成について図2から図4を参照
して説明する。
ベルト移動量計測部70は、印刷部40の上流側に設けられ、搬送ベルト23の幅方向
(Y軸方向)における両端のいずれか一方の端に沿って設けられる。本実施形態のベルト
移動量計測部70は、搬送ベルト23の+Y軸側に設けられている。ベルト移動量計測部
70は、媒体95の搬送方向(X軸方向)に沿って長い直方体状の基台71、基台71の
上方に設けられているスケール貼付け部73、基台71上に設けられX軸方向に延在する
ガイドレール72に沿って移動する把持部80、把持部80を搬送方向の上流側に移動さ
せる戻し部76などを含んでいる。
スケール貼付け部73は、基台71の長手方向(X軸方向)の両端に垂直に設けられて
いる柱部73a,73bの間に架け渡されている。スケール貼付け部73は、−Y軸方向
に庇状に突出する突出部を有し、その一部が平面視にて搬送ベルト23と重なっている。
スケール貼付け部73の突出部の下面(−Z軸側の面)には、媒体95の搬送方向に沿っ
てスケール部75が設けられている。本実施形態のスケール部75には、極性の異なる磁
石が交互に配置された磁気スケールが用いられている。
本実施形態の把持部80は、印刷部40よりも搬送方向の上流側で搬送ベルト23を把
持する。把持状態の把持部80を搬送ベルト23と共に搬送方向に移動させるためにベル
ト駆動ローラー25を回転駆動した場合、ベルト駆動ローラー25より搬送方向の下流側
、かつ、把持部80よりも搬送方向の上流側の部分の搬送ベルト23は緩みやすい。しか
し、ベルト駆動ローラー25と把持部80との位置関係をこのように設定することで、搬
送ベルト23の緩みやすい部分を短い範囲にすることができるので、ベルト駆動ローラー
25と搬送ベルト23との間に滑りを生じ難くすることができる。
把持部80は、把持基板81、ガイドブロック82、第2検出部85などを含んでいる
。把持基板81は、搬送ベルト23の幅方向(Y軸方向)に長い長方形の板状をなしてい
る。把持基板81の−Y軸側の端部81cは、平面視にてスケール貼付け部73の−Y軸
側の側壁73cと略一致し、搬送ベルト23と重なっている。把持基板81の+Y軸側の
端部81dは、平面視にて基台71の+Y軸側の側壁71dよりも+Y軸方向に突出して
いる。把持基板81の底面(−Z軸側の面)には、ガイドブロック82が設けられている
。ガイドブロック82には、凸状に突出するガイドレール72の形状に倣った、−Z軸側
に開口する凹状の溝が形成されている。ガイドブロック82とガイドレール72とが係合
することで、把持部80は搬送方向(X軸方向)に沿って往復移動可能に構成されている
把持基板81の上面(+Z軸側の面)には、弾性部材83が設けられている。弾性部材
83は、把持基板81よりも短い長方形の板状をなしている。弾性部材83の+Y軸側の
端部83dは、把持基板81の略中央で把持基板81と接合されている。弾性部材83の
−Y軸側の端部83cは、平面視にて把持基板81の−Y軸側の端部81cと略一致して
いる。把持基板81の端部81cと弾性部材83の端部83cとは、搬送ベルト23の厚
さよりも僅かに広い隙間を有している。把持部80は、弾性部材83の弾性力によって把
持基板81の端部81cと弾性部材83の端部83cとの間で搬送ベルト23を挟持可能
に構成されている。弾性部材83の材料としては、金属材料よりも比重が軽く、強度、弾
性率や耐摩耗性に優れている炭素繊維などを使用することができる。
把持部80は、強磁性体84を有している。強磁性体84は、平面視にて搬送ベルト2
3と重ならない弾性部材83の上面(+Z軸側の面)に設けられている。強磁性体84と
しては、鉄、ニッケル、コバルトなどを用いることができる。
また、把持部80の把持基板81の下面であって強磁性体84と対向する位置には、把
持部80を把持状態と非把持状態とに切り替える切替え部74が設けられている。切替え
部74は、電磁石を含んでおり、電磁石に電流が流れる場合に生じる磁力によって強磁性
体84が切替え部74(電磁石)に引き寄せられる。この時、弾性部材83が把持基板8
1側に弾性変形し、その弾性力によって搬送ベルト23が把持基板81と弾性部材83と
の間に把持される把持状態になる。また、電磁石に流れる電流が遮断された場合、把持部
80は把持状態から非把持状態になる。
弾性部材83の端部83cの上面であって、スケール部75と対向する位置には、第2
検出部85が設けられている。第2検出部85は、磁界の変化を電気信号に変化する素子
(例えば、ホール素子やMR素子など)を備えており、スケール部75に対して相対的な
移動量を検出する。本実施形態の第2検出部85は、スケール部75に近接配置させるた
めの台座の上に設けられている。第2検出部85は、把持部80と一体に移動するように
構成されているので、搬送ベルト23を把持する把持部80が搬送ベルト23と共に移動
する時に搬送ベルト23の移動量を検出することができる。
戻し部76は、非把持状態の把持部80を搬送方向と逆方向に移動させるものである。
戻し部76は、移動レバー78と、移動レバー78を搬送方向に沿って往復移動させるレ
バー移動部77とを含んでいる。レバー移動部77は、搬送方向に長い直方体形状をなし
、基台71の+Y軸側の側壁71dに固定されている。レバー移動部77の上面(+Z軸
側の面)及び下面(−Z軸側の面)には、搬送方向に延びる凹状のガイド溝が形成されて
いる。
移動レバー78は、ガイド溝の形状に倣った凸状の突起を有する台座78aと台座78
aから鉛直方向(+Z軸方向)に延びる長柄部78bとを有している。移動レバー78は
、レバー移動部77のガイド溝に沿って往復移動可能に構成されている。レバー移動部7
7は、移動レバー78を搬送方向に往復移動させる図示しない移動機構を備えている。移
動機構としては、例えば、エアーシリンダーなどを採用することができる。移動レバー7
8が、レバー移動部77によって搬送方向の上流側に移動されると、移動レバー78の長
柄部78bと把持部80の把持基板81とが当接し、非把持状態の把持部80が搬送方向
と逆方向の上流側に戻される。これにより、把持状態の把持部80を搬送ベルト23と共
に繰り返し移動させることが可能となり、搬送ベルト23の移動量を第2検出部85で繰
り返し検出することができる。
なお、本実施形態では、第2検出部85が把持部80と一体で移動し、スケール部75
が固定された構成を示したが、スケール部が把持部と一体で移動し、検出部が固定された
構成であってもよい。
また、本実施形態では、スケール部75と第2検出部85との相対的移動量を磁界の変
化によって求める所謂磁気式エンコーダーを例示したが、光学的変化によって移動量を求
める光学式エンコーダーであってもよい。
<電気的構成>
図5は、印刷装置の電気的な構成を示す電気ブロック図である。次に、印刷装置100
の電気的構成について図5を参照して説明する。
印刷装置100は、印刷条件などが入力される入力装置6や印刷装置100の各部の制
御を行う制御部1などを備えている。入力装置6としては、表示部6aを備えたデスクト
ップ型あるいはラップトップ型のパーソナルコンピューター(PC)や、タブレット型端
末、携帯型端末等を使用することができる。入力装置6は、印刷装置100と別体で設け
られていてもよい。
制御部1は、インターフェイス部(I/F)2、CPU(Central Processing Unit)
3、記憶部4、制御回路5などを含んで構成されている。インターフェイス部2は、入力
信号や画像を取り扱う入力装置6と制御部1との間でデータの送受信を行うためのもので
ある。CPU3は、第1、第2検出部92,85を含む各種の検出器群7からの入力信号
処理や、印刷装置100の印刷動作の制御を行うための演算処理装置である。例えば、C
PU3は、第1検出部92で検出されたベルト駆動ローラー25の回転量から搬送ベルト
23の移動量(第1移動量)を算出する。また、CPU3は、第2検出部85で検出され
たスケール部75に対する相対移動量から搬送ベルト23の移動量(第2移動量)を算出
する。
記憶部4は、CPU3のプログラムを格納する領域や作業領域などを確保するための記
憶媒体であり、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasabl
e Programmable Read Only Memory)などの記憶素子を有している。
制御部1は、制御回路5から出力する制御信号によってヘッドユニット42に備えられ
ている吐出ヘッドの駆動を制御して媒体95に向かってインクを吐出させる。制御部1は
、制御回路5から出力する制御信号によってキャリッジ移動部45に備えられているモー
ターの駆動を制御してヘッドユニット42が搭載されているキャリッジ43を主走査方向
(Y軸方向)に往復移動させる。制御部1は、制御回路5から出力する制御信号によって
ベルト駆動ローラー25に備えられているモーターの駆動を制御して搬送ベルト23を回
転移動させる。これにより、搬送ベルト23上に載置された媒体95が搬送方向(+X軸
方向)に移動される。
制御部1が、キャリッジ移動部45及びヘッドユニット42を制御して吐出ヘッドから
インクを吐出させながらヘッドユニット42(キャリッジ43)を移動させる主走査と、
ベルト駆動ローラー25を制御して媒体95を搬送方向に搬送させる副走査と、を交互に
繰り返す印刷動作によって媒体95に画像などが形成される。
制御部1は、制御回路5から出力する制御信号によって切替え部74に備えられている
電磁石に流す電流を制御して把持部80を把持状態と非把持状態とに切り替える。制御部
1は、制御回路5から出力する制御信号によってレバー移動部77の移動機構を制御して
移動レバー78を搬送方向に沿って往復移動させる。また、制御部1は、図示しない各装
置を制御する。
<搬送ベルトの滑り検出方法>
図6は、搬送ベルトの滑り検出方法を説明するフローチャート図である。次に、印刷装
置100の印刷動作における搬送ベルト23の滑り検出方法について図6を参照して説明
する。
ステップS1は、印刷データを受信する印刷情報受信工程である。制御部1は、入力装
置6から媒体95に画像を記録する印刷データや印刷情報の入力を受信し記憶部4に格納
する。
ステップS2は、把持部80を搬送ベルト23に把持させる把持工程である。制御部1
は、切替え部74の電磁石に電流を流して電磁石に磁力を発生させる。これにより、把持
部80は、把持状態となり搬送ベルト23を把持する。
ステップS3は、搬送ベルト23を搬送方向に移動させる副走査工程である。制御部1
は、搬送ベルト23の移動に伴って、第2検出部85から出力される信号から算出される
第2移動量に基づいてベルト駆動ローラー25のモーター25aを制御する。制御部1は
、ベルト駆動ローラー25のモーター25aを制御して把持状態の把持部80を搬送ベル
ト23と共に移動させる。そして、制御部1は、第2検出部85で検出される移動量にし
たがって、把持部80が、第1位置(初期位置)から第1位置よりも搬送方向の下流側に
位置する第2位置まで移動した場合に搬送ベルト23の回転を停止させる。これにより、
搬送ベルト23上に載置された媒体95が、搬送方向に搬送される。なお、最初の副走査
工程では、第1位置と第2位置との間隔は印刷動作を開始させる所定位置までの搬送量で
ある。2回目以降の副走査工程では、第1位置と第2位置との間隔は印刷動作中の改行量
である。
ステップS4は、搬送ベルト23の滑り量を算出する滑り量算出工程である。搬送ベル
ト23は、回転移動させながら繰り返し使用するうちに搬送ベルト23が伸びたり、搬送
ベルト23の内周面23bが摩耗したりして、搬送ベルト23を回転移動させるベルト駆
動ローラー25と搬送ベルト23との間で滑りが生じる場合がある。このため、制御部1
は、搬送ベルト23の移動(搬送)を停止させた後、第1検出部92の検出するベルト駆
動ローラー25の回転量から求められる搬送ベルト23の移動量(第1移動量)と第2検
出部85の検出する搬送ベルト23の移動量(第2移動量)との差を算出する。
第2検出部85は搬送ベルト23と共に移動するので、第2検出部85の検出する第2
移動量は搬送ベルト23の実移動量を示している。一方、第1検出部92の検出するベル
ト駆動ローラー25の回転量から求められる搬送ベルト23の第1移動量には、搬送ベル
ト23の実移動量に加えて、ベルト駆動ローラー25と搬送ベルト23との間の滑り量が
含まれる。すなわち、ベルト駆動ローラー25と搬送ベルト23との間に滑りが生じた場
合には、第2移動量(実移動量)よりも第1移動量の方が大きな値を示すので、第1移動
量と第2移動量との差を算出することで、搬送ベルト23の滑りの有無を検知することが
できる。
ステップS5は、第1検出部92の検出するベルト駆動ローラー25の回転量から求め
られる搬送ベルト23の第1移動量と第2検出部85の検出する搬送ベルト23の第2移
動量との差は基準値以上であるか否かを判断する判断工程である。これにより、制御部1
は、搬送ベルト23とベルト駆動ローラー25との間で基準値以上の滑りが生じたことを
検出することができる。第1移動量と第2移動量との差が基準値以上の場合(ステップS
5:Yes)は、ステップS6に進む。第1移動量と第2移動量との差が基準値未満の場
合(ステップS5:No)は、ステップS7に進む。なお、基準値は、印刷装置100の
メンテナンス頻度や生産効率などを考慮して設定される。
ステップS6は、ユーザーに警告を行う警告工程である。制御部1は、第1移動量と第
2移動量との差が基準値以上であった場合に、警告動作を行う。これにより、搬送ベルト
23とベルト駆動ローラー25との間で基準値以上の滑りが生じていることをユーザーに
知らせることができる。
警告動作とは、搬送ベルト23とベルト駆動ローラー25との間に基準値以上の滑りが
生じているので、装置のメンテナンス時期が近いことを報知する動作である。制御部1は
、インターフェイス部2を介して入力装置6の表示部6aに、例えば「ベルトの滑り量が
大きくなってきています。印刷は可能ですが、メンテナンスを推奨します」といったメッ
セージを表示する。これにより、印刷装置100がメンテナンスの必要な時期に近づいて
いることをユーザーに知らせることができる。なお、本実施形態では、警告動作は、入力
装置6の表示部6aにメッセージを表示するものと説明したが、印刷装置は警告動作を行
う報知部を備え、報知部から音声や光などを発することでユーザーに警告を報知させるよ
うにしてもよい。
制御部1は、第1移動量と第2移動量との差が基準値以上であった場合でも、媒体95
への印刷を継続する。搬送ベルト23とベルト駆動ローラー25との間の滑り量が基準値
以上であったとしても、搬送ベルト23の移動量(搬送量)は、第2検出部85の検出す
る実移動量(第2移動量)に基づいて制御されるので、この影響が直ちに印刷動作や印刷
画質に影響を及ぼすわけではない。制御部1は、ステップS6で警告動作を行った後、ス
テップS7に戻り印刷動作を続ける。ユーザーは、媒体95や印刷品種の切り替え時など
に印刷装置100のメンテナンスを行うようにすることで、印刷装置100の生産効率を
向上させることができる。
ステップS7は、媒体95に向かってインクを吐出する主走査工程である。制御部1は
ヘッドユニット42及びキャリッジ移動部45を制御して、ヘッドユニット42の搭載さ
れたキャリッジ43を搬送方向と交差する媒体95の幅方向(Y軸方向)に移動させなが
らヘッドユニット42から媒体95に向かってインクを吐出する主走査を行う。
ステップS8は、搬送ベルト23を把持している把持部80を非把持状態にさせる非把
持工程である。制御部1は、切替え部74の電磁石に流れていた電流を遮断して電磁石の
磁力を消磁させる。これにより、把持部80は、非把持状態となる。
ステップS9は、戻し部76を搬送方向の上流側に戻す戻し工程である。制御部1は、
レバー移動部77を制御して把持部80よりも搬送方向の下流側の所定位置に待機してい
る移動レバー78を搬送方向の上流側に移動させる。これにより、把持部80と移動レバ
ー78とが当接し、第2位置に位置している非把持状態の把持部80が第1位置に戻され
る。これにより、把持状態の把持部80を搬送ベルト23と共に第1位置から第2位置へ
繰り返し移動させることができる。その後、移動レバー78は、第2位置よりも搬送方向
の下流側に移動され、所定位置に待機する。なお、説明の便宜上、ステップS7の主走査
工程からステップS9の戻し工程までを異なるステップで説明したが、ステップS8及び
ステップS9はステップS7と略同時に行われる。
ステップS10は、次行の印刷データがあるかを確認する印刷データ確認工程である。
制御部1は、記憶部4に格納されている印刷データを参照して次行の印刷データがあるか
を確認する。次行の印刷データがある場合(ステップS10:Yes)は、ステップS2
に戻りステップS2からステップS10を繰り返す。これにより、主走査と副走査とが繰
り返され媒体95に画像などが印刷される。次行の印刷データがない場合(ステップS1
0:No)は、制御部1は、印刷装置100の印刷動作を終了する。
なお、本実施形態では、1度の副走査工程及び主走査工程ごとに戻し工程を行うフロー
を示したが、副走査工程及び主走査工程を複数回繰り返した後に、把持部80が複数回で
移動した移動量を1度の戻し工程で戻すフローとしてもよい。
以上述べたように、本実施形態に係る印刷装置100によれば、以下の効果を得ること
ができる。
印刷装置100は、搬送ベルト23を回転移動させるベルト駆動ローラー25の回転量
を検出する第1検出部92と、搬送方向に沿って設けられたスケール部75に対して相対
的な移動量を検出する第2検出部85と、を備えている。第2検出部85は、搬送ベルト
23を把持して搬送ベルトと共に移動する把持部80に設けられているので、第2検出部
85は搬送ベルトの移動量(実移動量)を検出する。そして、印刷装置100は、第1検
出部92で検出されたベルト駆動ローラー25の回転量から求めた搬送ベルト23の移動
量である第1移動量と、第2検出部85で検出された搬送ベルトの実移動量である第2移
動量との差が基準値以上であるか否かを判断する制御部1を備えている。第1移動量には
、搬送ベルト23とベルト駆動ローラー25との間の滑り量が含まれるので、印刷装置1
00は、第1移動量と第2移動量との差が基準値以上であるか否かを判断することで、搬
送ベルト23とベルト駆動ローラー25との間に滑りが生じたことを検出することができ
る。
印刷装置100の制御部1は、第1移動量と第2移動量との差が基準値以上であった場
合に、警告動作を行う。これにより、搬送ベルト23とベルト駆動ローラー25との間に
滑りが生じていることをユーザーに知らせることができる。
制御部1は、搬送ベルト23とベルト駆動ローラー25との間に滑りが生じた場合であ
っても、滑りが生じたことを警告する警告動作を行った後も印刷動作を続ける。この警告
に基づいて、ユーザーが媒体95や印刷品種の切り替え時などに印刷装置100のメンテ
ナンスを行うようにすることで、印刷装置100の生産効率が低下することを抑制するこ
とができる。
把持部80は、印刷部40よりも搬送方向の上流側で搬送ベルト23を把持するので、
搬送ベルト23の緩みやすい部分を短い範囲にすることができる。これにより、ベルト駆
動ローラー25と搬送ベルト23との間に滑りを生じ難くすることができる。
印刷装置100における搬送ベルト23の滑り検出方法は、第1検出部92で検出され
たベルト駆動ローラー25の回転量から求めた搬送ベルト23の移動量である第1移動量
と、第2検出部で検出された搬送ベルト23の移動量(実移動量)である第2移動量との
差が基準値以上であるか否かを判断する判断工程を含んでいる。第1移動量には、搬送ベ
ルト23とベルト駆動ローラー25との間の滑り量が含まれるので、搬送ベルト23の滑
り検出方法によれば、第1移動量と第2移動量との差が基準値以上であるか否かを判断す
ることで、搬送ベルト23とベルト駆動ローラー25との間に滑りが生じたことを検出す
ることができる。
(変形例1)
図7は、変形例1に係る搬送ベルトの滑り検出方法を説明するフローチャート図である
。本変形例で説明する印刷装置100の搬送ベルト23の滑り検出方法は、第1移動量と
第2移動量との差(滑り量)を時系列で記憶し、さらに前後で記憶した滑り量の変化量が
基準値以上になった場合に警告動作を行うところが実施形態と異なっている。
以下、変形例1に係る印刷装置100の印刷動作における搬送ベルト23の滑り検出方
法について図7を参照して説明する。なお、本変形例の印刷装置100の構成は、実施形
態と同一であるので、その説明は省略する。また、図7に示すフローチャートのうち、ス
テップS101〜ステップS103は、実施形態で説明したステップS1〜ステップS3
と同じであり、ステップS108〜ステップS111は、実施形態で説明したステップS
7〜ステップS10と同じであるので、その説明は省略する。
ステップS104は、搬送ベルト23の滑り量を算出し記憶する滑り量算出記憶工程で
ある。搬送ベルト23が媒体95を搬送した回数(副走査の回数)をnとした時、制御部
1は、第1検出部92の検出するベルト駆動ローラー25の回転量から求められる搬送ベ
ルト23の第1移動量と第2検出部85の検出する搬送ベルト23の第2移動量(実移動
量)との差を算出し第n滑り量として記憶部4に記憶する。さらに、制御部1は、第n滑
り量を記憶した時より前に媒体95を搬送させた時の第1移動量と第2移動量との差を第
n−1滑り量として記憶部4に記憶している。これにより、搬送ベルト23とベルト駆動
ローラー25との間の滑り量の経時的な変化を確認することができる。
ステップS105は、搬送ベルト23の滑り量の変化量を算出し記憶する滑り変化量算
出記憶工程である。例えば、1回目の副走査(n=1)により算出された第1移動量と第
2移動量との差は第1滑り量として記憶部4に記憶され、2回目の副走査(n=2)によ
り算出された第1移動量と第2移動量との差は第2滑り量として記憶部4に記憶される。
そして、2回目の副走査(n=2)において制御部1は、第1(n−1)滑り量に対する
第2(n)滑り量の変化量(第2滑り変化量=第2滑り量−第1滑り量)を算出し記憶部
4に記憶する。
ステップS106は、第n−1滑り量に対する第n滑り量の変化量である第n滑り変化
量が基準値以上であるか否かを判断する判断工程である。制御部1は、ステップS105
で算出された搬送ベルト23とベルト駆動ローラー25との間の滑り変化量が所定の基準
値以上であるか否を判断する。滑り変化量が所定の基準値以上の場合(ステップS106
:Yes)は、ステップS107に進む。滑り変化量が所定の基準値未満の場合(ステッ
プS106:No)は、ステップS108に進む。なお、基準値は、印刷装置100のメ
ンテナンス頻度や生産効率などを考慮して設定される。
ステップS107は、ユーザーに警告を行う警告工程である。制御部1は、第n−1滑
り量に対する第n滑り量の変化量(第n滑り変化量)が基準値以上であった場合に、警告
動作を行う。これにより、搬送ベルト23とベルト駆動ローラー25との間の滑り量が大
きくなりすぎる前にユーザーに知らせることができる。そして、制御部1は、ステップS
107で警告動作を行った後、ステップS108に戻り印刷動作を続ける。なお、警告動
作の内容は、実施形態のステップS6で説明した警告動作の内容と同じであるので、その
説明は省略する。
変形例1に係る搬送ベルト23の滑り検出方法によれば、搬送ベルト23とベルト駆動
ローラー25との間の滑り変化量が基準値以上であると判断することで搬送ベルト23と
ベルト駆動ローラー25との間に滑りが生じたことを検出することができる。そして、滑
りが生じた場合であっても、制御部1は、滑りが生じたことを警告する警告動作を行った
後も印刷動作を続ける。この警告に基づいて、ユーザーが媒体95や印刷品種の切り替え
時などに印刷装置100のメンテナンスを行うようにすることで、印刷装置100の生産
効率が低下することを抑制することができる。
(変形例2)
図8は、変形例2に係る搬送ベルトの滑り検出方法を説明するフローチャート図である
。本変形例で説明する印刷装置100の搬送ベルト23の滑り検出方法は、搬送ベルト2
3の1回転当たりのベルト駆動ローラー25の回転数を時系列で記憶し、さらに前後で記
憶したベルト駆動ローラー25の回転数の変化量が基準値以上になった場合に警告動作を
行うところが実施形態と異なっている。
以下、変形例2に係る印刷装置100の印刷動作における搬送ベルト23の滑り検出方
法について図8を参照して説明する。なお、本変形例の印刷装置100の構成は、実施形
態と同一であるので、その説明は省略する。また、図8に示すフローチャートのうち、ス
テップS201及びステップS202は、実施形態で説明したステップS1及びステップ
S2と同じであり、ステップS210〜ステップS213は、実施形態で説明したステッ
プS7〜ステップS10と同じであるので、その説明は省略する。
ステップS203は、搬送ベルト23を搬送方向に移動させる副走査を開始させる副走
査開始工程である。制御部1は、搬送ベルト23の移動に伴って、第2検出部85から出
力される信号から算出される第2移動量に基づいてベルト駆動ローラー25のモーター2
5aを制御する。制御部1は、ベルト駆動ローラー25のモーター25aを制御して把持
状態の把持部80を搬送ベルト23と共に第1位置(初期位置)から第1位置よりも搬送
方向の下流側に位置する第2位置に向かって移動させる。そして、制御部1は、第2検出
部85によって搬送ベルト23の移動量(実移動量)を積算し、第1検出部92によって
ベルト駆動ローラー25の回転量を積算する。なお、最初の副走査における第1位置と第
2位置との間隔は、印刷動作を開始させる所定位置までの搬送量である。2回目以降の副
走査における第1位置と第2位置との間隔は、印刷動作中の改行量である。
ステップS204は、搬送ベルト23が1回転したかを判断する。制御部1は、搬送ベ
ルト23の実移動量の積算値と、記憶部4に記憶されている搬送ベルト23の搬送方向に
沿った1周の長さとを比較し、搬送ベルト23が1回転したかを判断する。搬送ベルト2
3が1回転した場合(ステップS204:Yes)は、ステップS205に進む。搬送ベ
ルト23が1回転しなかった場合(ステップS204:No)は、ステップS209に進
む。
ステップS205は、ベルト駆動ローラー25の回転量を算出し記憶するローラー回転
量算出記憶工程である。搬送ベルト23が1回転した回数をmとした時、制御部1は、第
2検出部85によって搬送ベルトの回転回数をカウントし、搬送ベルト23が1回転した
際に第1検出部92で検出されたベルト駆動ローラー25の回転量を算出し第m回転量と
して記憶部4に記憶する。さらに、制御部1は、第m回転量を記憶した時より前に搬送ベ
ルト23が1回転した際に検出されたベルト駆動ローラー25の回転量を第m−1回転量
として記憶部4に記憶している。
ステップS206では、ベルト駆動ローラー25の回転量の変化量である回転変化量を
算出し記憶する回転変化量算出記憶工程である。例えば、制御部1は、搬送ベルト23が
2回転(m=2)した際に、第1(m−1)回転量に対する第2(m)回転量の変化量で
ある第2(m)回転変化量(第2回転変化量=第2回転量−第1回転量)を算出し記憶部
4に記憶する。ベルト駆動ローラー25と搬送ベルト23との間に滑りが生じる場合は、
ベルト駆動ローラー25の回転量が徐々に増加するので、搬送ベルト23が1回転する毎
に、ベルト駆動ローラー25の回転変化量を記憶することで、搬送ベルト23の滑り量が
大きくなることを予測することができる。
ステップS207は、第m−1回転量に対する第m回転量の変化量である回転変化量が
基準値以上であるか否かを判断する判断工程である。制御部1は、ステップS206で算
出されたベルト駆動ローラー25の回転変化量が基準値以上であるか否かを判断する。回
転変化量が所定の基準値以上の場合(ステップS207:Yes)は、ステップS208
に進む。回転変化量が所定の基準値未満の場合(ステップS207:No)は、ステップ
S209に進む。このように、搬送ベルト23の1回転毎にベルト駆動ローラー25の回
転変化量を判断することで、搬送ベルト23の繋ぎ目などの特異点で生じる変化を平準化
することができる。なお、基準値は、印刷装置100のメンテナンス頻度や生産効率など
を考慮して設定される。
ステップS208は、ユーザーに警告を行う警告工程である。制御部1は、第m−1回
転量に対する第m回転量の変化量(第m回転変化量)が基準値以上であった場合に、警告
動作を行う。これにより、搬送ベルト23とベルト駆動ローラー25との間の滑り量が大
きくなりすぎる前にユーザーに知らせることができる。そして、制御部1は、ステップS
208で警告動作を行った後、ステップS209に戻る。なお、警告動作の内容は、実施
形態のステップS6で説明した警告動作の内容と同じであるので、その説明は省略する。
ステップS209は、ステップS203で開始した副走査を終了させる副走査終了工程
である。制御部1は、第2検出部85によって算出された搬送ベルト23の実移動量に基
づいて、把持部80が第2位置に達したらベルト駆動ローラー25のモーター25aの駆
動を停止し、副走査を終了する。
変形例2に係る搬送ベルト23の滑り検出方法によれば、ベルト駆動ローラー25の回
転変化量が基準値以上であると判断することで搬送ベルト23とベルト駆動ローラー25
との間に滑りが生じたことを検出することができる。そして、回転変化量が基準値以上で
あっても、制御部1は、滑りが生じたことを警告する警告動作を行った後も印刷動作を続
ける。この警告に基づいて、ユーザーが媒体95や印刷品種の切り替え時などに印刷装置
100のメンテナンスを行うようにすることで、印刷装置100の生産効率が低下するこ
とを抑制することができる。
1…制御部、2…インターフェイス部、3…CPU、4…記憶部、5…制御回路、6…
入力装置、6a…表示部、7…検出器群、10…媒体供給部、20…媒体搬送部、23…
搬送ベルト、24…ベルト回転ローラー、25…ベルト駆動ローラー、25a…モーター
、27…乾燥ユニット、30…媒体回収部、40…印刷部、42…ヘッドユニット、43
…キャリッジ、45…キャリッジ移動部、50…洗浄ユニット、60…媒体密着部、70
…ベルト移動量計測部、74…切替え部、75…スケール部、80…把持部、83…弾性
部材、84…強磁性体、85…第2検出部、92…第1検出部、93…ロータリースケー
ル、95…媒体、100…印刷装置。

Claims (8)

  1. 媒体に印刷を行う印刷部と、
    前記媒体を支持する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトを回転移動させることで、前記媒体を搬送方向に搬送する駆動ローラー
    と、
    前記駆動ローラーの回転量を検出する第1検出部と、
    前記搬送方向に沿って設けられているスケール部と、
    前記スケール部に対して相対的な移動量を検出する第2検出部と、
    前記スケール部又は前記第2検出部と一体に移動するように構成され、前記搬送ベルト
    を把持して前記搬送ベルトと共に移動する把持部と、
    前記第1検出部の検出する前記回転量から求められる前記搬送ベルトの移動量である第
    1移動量と前記第2検出部の検出する前記搬送ベルトの移動量である第2移動量との差が
    基準値以上であるか否かを判断する制御部と、
    を備えていることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記第1移動量と前記第2移動量との差が基準値以上であると判断した
    場合に、警告動作を行うことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記第1移動量と前記第2移動量との差が基準値以上であると判断した
    場合でも、前記媒体への印刷動作を継続することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記搬送ベルトが前記媒体を搬送した回数をnとした時、
    前記制御部は、
    前記第1移動量と前記第2移動量との差を第n滑り量として記憶し、
    前記第n滑り量を記憶した時より前に前記媒体を搬送させた時の前記第1移動量と前
    記第2移動量との差を第n−1滑り量として記憶していることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項4に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、
    前記第n−1滑り量に対する前記第n滑り量の変化量が基準値以上であると判断した
    場合に、警告動作を行うことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記搬送ベルトが1回転した回数をmとした時、
    前記制御部は、
    前記第2検出部によって前記搬送ベルトの回転回数をカウントし、
    前記搬送ベルトが1回転した際に前記第1検出部で検出された前記駆動ローラーの回
    転量を第m回転量として記憶し、
    前記第m回転量を記憶した時より前に前記搬送ベルトが1回転した際に検出された前
    記駆動ローラーの回転量を第m−1回転量として記憶し、
    前記第m−1回転量に対する前記第m回転量の変化量が基準値以上であるか否かを判
    断することを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記駆動ローラーは、前記印刷部よりも前記搬送方向の下流側に設けられ、
    前記把持部は、前記印刷部よりも前記搬送方向の上流側で前記搬送ベルトを把持するこ
    とを特徴とする印刷装置。
  8. 媒体に印刷を行う印刷部と、前記媒体を支持する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを回転
    させることで、前記媒体を搬送方向に搬送する駆動ローラーと、前記駆動ローラーの回転
    量を検出する第1検出部と、前記搬送方向に沿って設けられているスケール部と、前記ス
    ケール部に対して相対的な移動量を検出する第2検出部と、前記スケール部又は前記第2
    検出部と一体に移動するように構成され、前記搬送ベルトを把持して前記搬送ベルトと共
    に移動する把持部と、を備えた印刷装置における搬送ベルトの滑り検出方法であって、
    前記第1検出部の検出する前記回転量から求められる前記搬送ベルトの移動量である第
    1移動量と前記第2検出部の検出する前記搬送ベルトの移動量である第2移動量との差が
    基準値以上であるか否かを判断する判断工程を含んでいることを特徴とする搬送ベルトの
    滑り検出方法。
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