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JP2018191848A - X線診断装置および医用画像診断システム - Google Patents

X線診断装置および医用画像診断システム Download PDF

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JP2018191848A
JP2018191848A JP2017097114A JP2017097114A JP2018191848A JP 2018191848 A JP2018191848 A JP 2018191848A JP 2017097114 A JP2017097114 A JP 2017097114A JP 2017097114 A JP2017097114 A JP 2017097114A JP 2018191848 A JP2018191848 A JP 2018191848A
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秀徳 山口
Hidenori Yamaguchi
秀徳 山口
由康 林
Yoshiyasu Hayashi
由康 林
和夫 今川
Kazuo Imagawa
和夫 今川
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Canon Medical Systems Corp
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Abstract

【課題】異なるモダリティからリアルタイムに取得された画像を重畳する場合に、時系列の揃った重畳画像を生成する。
【解決手段】実施形態によれば、X線診断装置は、開始トリガ取得部、フレームレート設定部、第1の取得部、第2の取得部、および重畳画像生成部を備える。開始トリガ取得部は、被検体の生体情報に基づく開始トリガを他のモダリティから取得する。フレームレート設定部は、他のモダリティによる医用画像の取得に関する第1のフレームレートに基づいて、第2のフレームレートを設定する。第1の取得部は、開始トリガを契機として、X線画像を第2のフレームレートでリアルタイムに取得する。第2の取得部は、X線画像の取得と並行して、医用画像をリアルタイムに取得する。重畳画像生成部は、X線画像と医用画像とを重畳した重畳画像を順次生成する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、X線診断装置および医用画像診断システムに関する。
現在、X線診断装置において、例えばX線画像および超音波画像(或いは、X線動画像および超音波動画像)を互いに重畳させて表示する機能がある。この種のX線診断装置は、上記機能により、例えば、予め取得されたX線画像と、他のモダリティ(医用画像診断装置)から予め取得された超音波画像とを重畳させる場合がある。また、X線診断装置は、上記機能により、例えば、リアルタイムに取得されたX線透視画像に対し、他のモダリティから予め取得された超音波画像を重畳させる場合などがある。
特開2014−61093号公報
しかしながら、以上のようなX線診断装置は、前述した場合には特に問題ないが、本発明者の検討によれば、それぞれリアルタイムに取得されたX線画像および超音波画像を重畳する場合には、時系列のずれた重畳画像が生成される可能性がある。例えば、X線診断装置の有する時計と超音波診断装置の有する時計とのずれによって、X線画像の取得を開始するタイミングと超音波画像の取得を開始するタイミングとが一致しない可能性がある。また、X線画像と超音波画像との重畳画像において、画像更新レートにずれが生じる可能性がある。
目的は、異なるモダリティからリアルタイムに取得された画像を重畳する場合に、時系列の揃った重畳画像を生成し得るX線診断装置および医用画像診断システムを提供することにある。
実施形態によれば、X線診断装置は、開始トリガ取得部と、フレームレート設定部と、第1の取得部と、第2の取得部と、重畳画像生成部とを備える。開始トリガ取得部は、被検体の生体情報に基づく、X線画像の取得開始を示す開始トリガを、他のモダリティから取得する。フレームレート設定部は、他のモダリティによる医用画像の取得に関する第1のフレームレートに基づいて、X線画像の取得に関する第2のフレームレートを設定する。第1の取得部は、開始トリガを契機として、被検体のX線画像を第2のフレームレートでリアルタイムに取得する。第2の取得部は、X線画像の取得と並行して、被検体の医用画像を他のモダリティからリアルタイムに取得する。重畳画像生成部は、取得されたX線画像と、取得された医用画像とを重畳した重畳画像を順次生成する。
一実施形態に係る医用画像診断システムに含まれるX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態における医用画像診断システムに含まれる超音波診断装置の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態における動作を説明するためのシーケンス図である。 同実施形態におけるX線画像の取得開始を示すトリガのタイミングを決定する方法の一例を示すタイミングチャートである。 同実施形態におけるX線画像の取得開始を示すトリガのタイミングを決定する方法の一例を示すタイミングチャートである。 同実施形態の第1の変形例における不整脈が発生した場合の心周期を算出する方法の一例を示すタイミングチャートである。 同実施形態の第2の変形例における不整脈が発生した場合の心周期を算出する方法の一例を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しながら一実施形態について説明する。解説済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号を付して重複する説明を省略し未解説の要素について主に述べる。
図1は、一実施形態に係る医用画像診断システムに含まれるX線診断装置1の構成例を示すブロック図である。X線診断装置1は、X線高電圧装置2、X線管3、X線検出器4、サポートフレーム5、および天板6を有する寝台と、画像発生回路7と、通信インタフェース回路8と、入力インタフェース回路9と、制御回路10と、処理回路11と、記憶回路12と、表示回路13とを備える。
X線高電圧装置2は、X線管3に供給する管電流と、X線管3に印加する管電圧とを発生する。X線高電圧装置2は、制御回路10による制御のもとで、X線撮影およびX線透視にそれぞれ適した管電流をX線管3に供給し、X線撮影およびX線透視にそれぞれ適した管電圧をX線管3に印加する。
X線管3は、X線高電圧装置2から供給された管電流と、X線高電圧装置2により印加された管電圧とに基づいてX線を発生する。X線管3から発生されたX線は、被検体Pに照射される。X線管3は、例えば、回転陽極型のX線管であってもよいし、固定陽極型X線管などの他の型のX線管でもよい。
X線検出器4は、X線管3から発生され、被検体Pを透過したX線を検出する。X線検出器4は、例えば、フラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector:FPD)を備える。FPDは、複数の半導体検出素子を有する。半導体検出素子には、直接変換形と間接変換形とがある。直接変換形とは、入射X線を直接的に電気信号に変換する形式である。間接変換形とは、入射X線を蛍光体で光に変換し、その光を電気信号に変換する形式である。尚、X線検出器4として、イメージインテンシファイア(Imageintensifier)が用いられてもよい。
X線の入射に伴って複数の半導体検出素子で発生された電気信号は、図示しないアナログディジタル変換器(Analog to Digital Converter:A/D変換器)に出力される。A/D変換器は、電気信号をディジタルデータに変換する。A/D変換器は、ディジタルデータを、画像発生回路7に出力する。
サポートフレーム5は、互いに対向配置されたX線管3およびX線検出器4を移動可能に支持する。具体的には、サポートフレーム5は、Cアームに相当する。尚、サポートフレーム5として、Cアームの代わりに、Ωアームが用いられてもよい。また、サポートフレーム5は、CアームおよびΩアームによる構造に限定されず、例えば、X線管3およびX線検出器4をそれぞれ独立に支持する2つのアーム(例えばロボットアームなど)による構造を有していてもよい。また、サポートフレーム5は、オーバーチューブ方式(over tube system)、およびアンダーチューブ方式(under tube system)などに限定されず任意の形態に適用可能である。
図示しない寝台は、被検体Pが載置される天板6(臥位テーブルとも言う)を有する。天板6には、被検体Pが載置される。
図示しない駆動装置は、例えば、制御回路10の制御の下で、サポートフレーム5と寝台とをそれぞれ駆動する。X線透視時およびX線撮影時においては、X線管3とX線検出器4との間に、天板6に載置された被検体Pが配置される。駆動装置は、制御回路10の制御のもとで、X線管3に対してX線検出器4を回転させてもよい。
画像発生回路7は、X線検出器4からA/D変換器(図示せず)を介して出力されたディジタルデータに基づいてX線画像を発生する。例えば、画像発生回路7は、時系列に沿って撮影された複数のX線画像を生成する。画像発生回路7は、発生したX線画像を記憶回路12などに出力する。尚、画像発生回路7は、発生したX線画像と、心電計(図示せず)から取得された被検体Pの心電波形および時間情報とを対応付けて、記憶回路12などに出力してもよい。また、画像発生回路7は、発生したX線画像を表示回路13へと出力してもよい。
通信インタフェース回路8は、例えば、ネットワーク、超音波診断装置20、および図示しない外部記憶装置に関する回路である。X線診断装置1によって得られたX線画像のデータなどは、通信インタフェース回路8およびネットワークを介して他の装置に転送可能である。また、通信インタフェース回路8は、超音波診断装置20から超音波画像などを受信することができる。尚、以降、通信インタフェース回路8を介して情報がやりとりされる場合に、「通信インタフェース回路8を介して」という記載を省略する。
入力インタフェース回路9は、操作者が所望するX線撮影の撮影条件およびX線透視の透視条件などのX線照射条件、透視・撮影位置、照射範囲、およびX線画像における関心領域(region of interest:ROI)などを、操作者の指示により入力する。具体的には、入力インタフェース回路9は、操作者からの各種指示、命令、情報、選択、および設定を、X線診断装置1に取り込む。
入力インタフェース回路9は、関心領域の設定などを行うためのジョイスティック、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、および表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチパネルディスプレイなどにより実現される。入力インタフェース回路9は、制御回路10に接続されており、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し制御回路10へと出力する。
本明細書において、入力インタフェース回路9は、マウスおよびキーボードなどの物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、受け取った電気信号を制御回路10へ出力する電気信号の処理回路も入力インタフェース回路9の例に含まれる。
制御回路10は、ハードウェア資源として、例えば、プロセッサとメモリとを備える。制御回路10は、例えば、X線診断装置1における各回路および駆動装置などを制御するプロセッサである。制御回路10は、入力インタフェース回路9から入力された操作者の指示などの情報、処理回路11が取得したX線画像の取得開始を示す開始トリガの情報(後述される)などを、メモリに一時的に記憶する。制御回路10は、メモリに記憶された操作者の指示およびX線画像取得開始に関する開始トリガなどに従って、X線撮影およびX線透視を実行するために、X線高電圧装置2および駆動装置などを制御する。また、制御回路10は、メモリに記憶された操作者の指示などに従って、画像発生回路7におけるX線画像発生処理および処理回路11における重畳画像生成処理などを制御する。
処理回路11は、ハードウェア資源として、例えば、プロセッサとメモリとを備える。処理回路11は、操作者により入力インタフェース回路9を介して入力された開始指示に応じて、記憶回路12に記憶された制御プログラムを読み出す。処理回路11は、読み出した制御プログラムに従って、X線画像と医用画像(例えば、超音波画像など)とを重畳した重畳画像を生成するための各機能を実行する。上記各機能は、例えば、開始トリガ取得機能11a、フレームレート設定機能11b、第1の取得機能11c、第2の取得機能11d、および重畳画像生成機能11eなどがある。尚、処理回路11は、記憶回路12が記憶する時系列に沿った複数のX線画像を処理することにより、動画像を作成してもよい。
開始トリガ取得機能11aは、超音波診断装置20からX線画像の取得開始を示す開始トリガを取得する機能である。この時、制御回路10は、開始トリガを契機としてX線画像の取得開始に関する制御を行う。
フレームレート設定機能11bは、超音波診断装置20から超音波画像の取得に関するフレームレート(第1のフレームレート)を取得し、超音波画像の取得に関する第1のフレームレートに基づいて、X線画像の取得に関する第2のフレームレートを設定する。
第1の取得機能11cは、記憶回路12から、被検体PのX線画像をリアルタイムに取得する機能である。具体的には、第1の取得機能11cは、開始トリガを契機として、被検体のX線画像を第2のフレームレートでリアルタイムに取得する。ここで、「リアルタイム」は、「短期間毎」を意味し、詳しくは「第2のフレームレートで定まる短期間毎」を意味する。第1の取得機能11cは、取得したX線画像を重畳画像生成機能11eへと出力する。尚、上記X線画像には、被検体Pの生体情報が対応付けられていてもよい。生体情報は、例えば、被検体Pの心電波形や呼吸波形などに相当する。呼吸波形は、例えば図示しない呼吸センサにより取得される。
第2の取得機能11dは、他のモダリティである超音波診断装置20から、被検体Pの医用画像である超音波画像をリアルタイムに取得する機能である。具体的には、第2の取得機能11dは、第1の取得機能11cによるX線画像の取得と並行して、X線画像に時系列が一致する超音波画像をリアルタイムに取得する。ここで、「リアルタイム」は、「短期間毎」を意味し、詳しくは「第1のフレームレートで定まる短期間毎」を意味する。第2の取得機能11dは、取得した超音波画像を重畳画像生成機能11eへと出力する。尚、上記超音波画像には、被検体Pの生体情報が対応付けられていてもよい。また、「X線画像に時系列が一致する超音波画像」は、「X線画像に同期する超音波画像」、或いは「X線画像の動的な変化に対応する超音波画像」と呼んでもよい。
重畳画像生成機能11eは、第1の取得機能11cから出力されたX線画像と、第2の取得機能11dから出力された超音波画像とを重畳することによって重畳画像を順次生成する機能である。重畳画像生成機能11eが受け取ったX線画像および超音波画像は、超音波診断装置20から受け取ったX線照射の開始トリガによって取得開始時間が揃っている。従って、重畳画像生成機能11eは、X線画像および超音波画像の重畳において、時間的なずれのない重畳画像を生成することができる。
重畳させるX線画像および超音波画像は、リアルタイムに取得される2次元画像または3次元画像のいずれでもよい。リアルタイムに取得される3次元画像は、4次元画像と呼んでもよい。重畳画像の形態としては、対象の臓器の画像同士を重ねる形態としてもよく、対象の臓器同士を並べる形態としてもよい。前者の場合、例えば、X線透視像上の心臓の位置に、心臓の断面像(超音波画像)を重ねる形態などがある。また、例えば、アンギオグラフィ法による心臓の3D血管画像(X線画像)に、心臓の断面像(超音波画像)を重ねる形態などがある。後者の場合、所望の画像同士を並べる形態とすればよい。
なお、重畳画像生成機能11eは、X線画像と超音波画像とを重畳する際に、両画像の位置合わせを実行してもよい。位置合わせの方法としては、例えば、超音波プローブが経食道プローブの場合、X線画像内の経食道プローブ画像から経食道プローブの座標を検出することにより、X線画像の座標系と、超音波画像の座標系とを関連付ける手法が使用可能である。この手法は、経食道プローブに限らず、被検体Pの内側から超音波を送信する体内用プローブであれば、同様に使用可能となっている。また、例えば、超音波プローブが体外用プローブの場合、超音波プローブに取り付けた位置センサの出力に基づいて超音波プローブの座標を検出することにより、X線画像の座標系と、超音波画像の座標系とを関連付ける手法が使用可能である。位置合わせの他の方法としては、例えば、被検体内の特定の形状部分をランドマークとし、X線画像内のランドマークの座標と、超音波画像内のランドマークの座標とを関連付ける手法が使用可能である。
記憶回路12は、HDD(Hard Disk Drive)など電気的情報を記録するメモリと、それらメモリに付随するメモリコントローラやメモリインタフェースなどの周辺回路から構成される。メモリとしては、HDDに限らず、SSD(ソリッドステートドライブ)、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD、DVD、Blu−ray(登録商標)など)、および半導体メモリなどが適宜、使用可能となっている。
記憶回路12は、画像発生回路7で発生された種々のX線画像、処理回路11で生成された重畳画像、X線診断装置1のシステム制御プログラム、制御回路10において実行される診断プロトコル、入力インタフェース回路9から送られてくる操作者の指示、X線撮影に関する撮影条件およびX線透視に関する透視条件などの各種データ群、エラー情報、および通信インタフェース回路8とネットワークとを介して送られてくる種々のデータなどを記憶する。
表示回路13は、医用画像などを表示するディスプレイ、当該ディスプレイに表示用の信号を供給する内部回路、およびディスプレイと内部回路とをつなぐコネクタやケーブルなどの周辺回路から構成される。ディスプレイは、透視・撮影位置、X線照射条件などの入力に関する入力画面を表示する。
ディスプレイは、処理回路11によって順次生成された重畳画像を表示する。また、ディスプレイは、画像発生回路7で発生された複数のX線画像を単独で、或いは重畳画像とは異なる領域に動画像表示してもよい。また、ディスプレイは、X線画像と、超音波画像と、重畳画像とを並べて動画像表示してもよい。
図2は、医用画像診断システムに含まれる超音波診断装置20の構成例を示すブロック図である。超音波診断装置20は、超音波プローブ21と、入力インタフェース回路22と、表示回路23と、心電計24と、送受信回路25と、Bモードデータ生成回路26と、ドプラデータ生成回路27と、画像生成回路28と、通信インタフェース回路29と、記憶回路30と、制御回路31と、処理回路32とを備える。
超音波プローブ21は、複数の圧電振動子、圧電振動子の超音波放射面側に設けられる整合層、圧電振動子の背面側に設けられるバッキング材などを有する。複数の圧電振動子の各々は、送受信回路25から供給される駆動信号に応答して超音波を発生する。超音波プローブ21は、例えば、経食道心エコー(transesophageal echocardiography:TEE)プローブなどである。
入力インタフェース回路22は、操作者からの各種指示、命令、情報、選択、および設定を超音波診断装置20に取り込む。入力インタフェース回路22は、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、および表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチパネルディスプレイなどにより実現される。入力インタフェース回路22は、制御回路31に接続されており、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し制御回路31へと出力する。
本明細書において、入力インタフェース回路22は、マウスおよびキーボードなどの物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、受け取った電気信号を制御回路31へ出力する電気信号の処理回路も入力インタフェース回路22の例に含まれる。
表示回路23は、超音波画像などを表示するディスプレイ、当該ディスプレイに表示用の信号を供給する内部回路、およびディスプレイと内部回路とをつなぐコネクタやケーブルなどの周辺回路から構成される。ディスプレイは、操作者が各種設定要求を入力するための入力画面を表示する。また、ディスプレイは、画像生成回路28によって生成された各種画像を表示する。
心電計24は、被検体Pに取り付けられた電極(図示せず)を介して当該被検体Pの心電波形(Electrocardiogram:ECG)を取得する。心電計24は、取得した心電波形を、時間情報と共に、通信インタフェース回路29を介して処理回路32へと出力する。尚、心電計24は、取得した心電波形を、時間情報と共に、通信インタフェース回路29を介して画像生成回路28へと出力してもよい。また、心電計24は、取得した心電波形を、時間情報と共に、X線診断装置1の画像発生回路7へと出力してもよい。また、心電計24は、超音波診断装置20に内蔵されていない外部装置でもよく、X線診断装置1に内蔵されていてもよい。
送受信回路25は、パルス発生器、送信遅延回路、パルサ回路を有し、超音波プローブ21における複数の圧電振動子各々に駆動信号を供給する。パルス発生器は、所定のレート周波数frHz(周期:1/fr秒)で、送信超音波を形成するためのレートパルスを繰り返し発生する。送信遅延回路は、送信超音波をビーム状に収束し、かつ送信指向性を決定するために必要な遅延時間を、各レートパルスに与える。パルサ回路は、レートパルスに基づくタイミングで、超音波プローブ21の圧電振動子ごとに電圧パルスを駆動信号として印加する。これにより、超音波ビームが被検体Pに送信される。
送受信回路25は、プリアンプ、アナログディジタル変換器(Analog to Digital Converter:A/D変換器)、受信遅延回路、加算器をさらに有し、各圧電振動子によって発生された受信エコー信号に基づいて、受信信号を発生する。プリアンプは、超音波プローブ21を介して取り込まれた被検体Pからのエコー信号をチャンネル毎に増幅する。A/D変換器は、増幅された受信エコー信号をディジタル信号に変換する。受信遅延回路は、ディジタル信号に変換された受信エコー信号に、受信指向性を決定するために必要な遅延時間を与える。加算器は、遅延時間が与えられた複数のエコー信号を加算する。この加算により、送受信回路25は、受信指向性に応じた方向からの反射成分を強調した受信信号を生成する。この送信指向性と受信指向性とにより超音波送受信の総合的な指向性が決定される。この総合的な指向性により、超音波ビーム(いわゆる「超音波走査線」)が決まる。
Bモードデータ生成回路26は、包絡線検波器、対数変換器を有し、受信信号に基づいてBモードデータを生成する。包絡線検波器は、受信信号に対して包絡線検波を実行する。対数変換器は、包絡線検波された信号に対して対数変換を行い、包絡線検波された信号における弱い信号を相対的に強調する。Bモードデータ生成回路26は、対数変換器により強調された信号に基づいて、各走査線における深さごとの信号値(Bモードデータと称される)を生成する。Bモードデータ生成回路26は、2次元スキャンによる2次元Bモードデータまたは3次元スキャンによる受信信号に基づいて、3次元的なBモードデータに対応するボリュームデータを生成する。
ドプラデータ生成回路27は、ミキサー、低域通過フィルタ(Low Pass Filter:LPF)などを有し、受信信号に基づいてドプラデータを生成する。ミキサーは、送信超音波の周波数f0を有する基準信号を受信信号に掛け合わせ、ドプラ偏移周波数fdの成分の信号と、(2f0+fd)の周波数成分を有する信号とを生成する。LPFは、ミキサーから出力された信号のうち、高い周波数成分(2f0+fd)の信号を取り除く。これにより、ドプラデータ生成回路27は、受信信号のうちドプラ偏移周波数fdの成分を有するドプラデータを生成する。
画像生成回路28は、いずれも図示していないディジタルスキャンコンバータ(Digital Scan Converter:DSC)、画像メモリなどを有する。DSCは、Bモードデータおよびドプラデータからなる超音波スキャンの走査線信号列を、ビデオフォーマットの走査線信号列に変換する(スキャンコンバート)。画像生成回路28は、スキャンコンバートされたBモードデータおよびドプラデータに対して種々のパラメータの文字情報、メモリ等を合成し、画像データ(これは、超音波画像とも称する)を生成する。画像データは表示用のデータであるのに対して、Bモードデータ、ボリュームデータおよびドプラデータは、生データ(Raw Data)とも呼ばれる。画像メモリは、フリーズ操作の入力直前の一連のフレームに対応する複数の画像データを保存する。画像メモリに記憶された複数の画像データは、超音波画像の動画表示(シネ表示)に用いられる。画像生成回路28は、生成した超音波画像を記憶回路30などに出力する。尚、画像生成回路28は、生成した超音波画像と、被検体Pの心電波形および時間情報とを対応付けて、記憶回路12などに出力してもよい。
通信インタフェース回路29は、例えば、ネットワーク、X線診断装置1、および図示しない外部記憶装置に関する回路である。超音波診断装置20によって得られた超音波画像のデータなどは、通信インタフェース回路29およびネットワークを介して他の装置に転送可能である。また、通信インタフェース回路29は、X線診断装置1へと超音波画像などを送信することができる。尚、以降、通信インタフェース回路29を介して情報がやりとりされる場合に、「通信インタフェース回路29を介して」という記載を省略する。
記憶回路30は、HDD(Hard Disk Drive)など電気的情報を記録するメモリと、それらメモリに付随するメモリコントローラやメモリインタフェースなどの周辺回路から構成される。メモリとしては、HDDに限らず、SSD(ソリッドステートドライブ)、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD、DVD、Blu−rayなど)、および半導体メモリなどが適宜、使用可能となっている。
記憶回路30は、画像生成回路28で生成された種々の超音波画像、超音波診断装置20のシステム制御プログラム、超音波送受信に関するプログラム、制御回路31および処理回路32で実行される各種処理に対応するプログラム、入力インタフェース回路22から送られてくる操作者の指示、および通信インタフェース回路29とネットワークとを介して送られてくる種々のデータなどを記憶する。
制御回路31は、ハードウェア資源として、例えば、プロセッサとメモリとを備える。制御回路31は、例えば、超音波診断装置20における各回路などを制御するプロセッサである。制御回路31は、入力インタフェース回路22から入力された操作者の指示などの情報などを、メモリに一時的に記憶する。制御回路31は、メモリに記憶された操作者の指示などに従って、画像生成回路28における超音波画像生成処理および処理回路32における開始トリガ生成処理などを制御する。
処理回路32は、ハードウェア資源として、例えば、プロセッサとメモリとを備える。処理回路32は、操作者により入力インタフェース回路22を介して入力された開始指示に応じて、記憶回路30に記憶された制御プログラムを読み出す。処理回路32は、読み出した制御プログラムに従って、X線診断装置1におけるX線画像の取得開始を示す開始トリガを生成するための各機能を実行する。上記各機能は、例えば、波形検出機能32a、心周期算出機能32b、取得周期算出機能32c、および開始トリガ生成機能32dなどがある。尚、処理回路32は、記憶回路30が記憶する時系列に沿った超音波画像を処理することによって、動画像を作成してもよい。
波形検出機能32aは、心電計24から受け取った被検体の心電波形を検出する。具体的には、波形検出機能32aは、例えば、被検体の心電波形からR波のピークを検出する。
心周期算出機能32bは、検出した心電波形から心周期を算出する。具体的には、心周期算出機能32bは、例えば、心電波形におけるR波のピークの間隔から心周期を算出する。
取得周期算出機能32cは、算出された心周期と、超音波画像の取得に関するフレームレートとを用いて、超音波画像の取得開始間隔を算出する。尚、超音波画像の取得に関するフレームレートとしては、例えば、2次元画像の場合には、〜120[fps]程度の値が用いられ、3次元画像の場合には、〜2[fps]程度の値が用いられる。
開始トリガ生成機能32dは、取得開始間隔に基づいて、X線診断装置1によるX線画像の取得開始を示す開始トリガを生成する。
次に、以上のように構成された画像診断システムの動作について、図3のシーケンス図および図4のタイミングチャートを用いて説明する。以下の説明は、主に、超音波診断装置20の処理回路32による開始トリガ生成処理およびX線診断装置1の処理回路11による重畳画像生成処理について述べる。これらの処理は、操作者の操作によって開始する。
始めに、寝台の天板6上に被検体Pが載置され、被検体Pに心電計24の電極が取り付けられる。これにより、心電計24は、被検体Pの心電波形を取得し、この心電波形を時間情報とともに、処理回路32およびX線診断装置1などへと出力する。
次に、超音波プローブ21である経食道プローブが被検体Pの食道へと挿入され、経食道プローブの先端部が被検体Pの心臓下部に位置される。これにより、超音波診断装置20では、経食道プローブの出力に基づいて、超音波画像を生成し、超音波画像に心電波形および時間情報を付帯させる。
X線診断装置1は、操作者の操作により、被検体Pの撮影条件などを設定した後、被検体PのX線透視またはX線撮影の開始を待機する。しかる後、ステップS11を開始する。
ステップS11において、波形検出機能32aは、心電計24から受け取った被検体の心電波形を検出する。具体的には、波形検出機能32aは、被検体の心電波形(図4(a))からR波のピークを示す位置(図4(b))を検出する。尚、検出する心電波形のピークは、R波に限らず、Q波やS波などを用いてもよい。
ステップS12において、心周期算出機能32bは、検出した心電波形から心周期を算出する。具体的には、心周期算出機能32bは、心電波形におけるR波のピークの間隔から心周期TCを算出する。尚、図4では、時刻t0から時刻t1の間を1秒と仮定する。即ち、心周期TCが1秒となるため、被検体Pの心拍数は60である。
ステップS13において、取得周期算出機能32cは、算出された心周期と、超音波画像(これは「医用画像」、或いは「第1の医用画像」と呼んでもよい)の取得に関するフレームレート(これは、「第1のフレームレート」、或いは「フレームレートX」と呼んでもよい)とを用いて、超音波画像の取得開始間隔を算出する。具体的には、取得周期算出機能32cは、心周期TCに対して、超音波画像を取得するフレームレートX(図4(d))の更新タイミングが合うように、取得開始間隔TDを算出する。フレームレートXは、1秒間にX枚(X[fps])の超音波画像を取得、生成、或いは表示することを示す。図4では、心周期TCがフレームレートの更新タイミングと同様の1秒であるため、取得開始間隔TDも1秒となる。
一方、心周期がフレームレートの更新タイミングと一致しない場合の例を図5に示す。図5(a)および図5(b)に示す例では、心周期TCが0.8秒であり、フレームレートの更新タイミングTが1秒であるため、心周期TCおよび更新タイミングTの1周期の時間長が一致しない。そのため、図5(c)および図5(d)に示すように、心周期TCおよび更新タイミングTが一致する周期である4秒を取得開始間隔TDとすることで、X線画像の取得開始を容易に設定することができる。
ステップS14において、開始トリガ生成機能32dは、取得開始間隔に基づいて、X線診断装置1によるX線画像の取得開始を示す開始トリガを生成する。具体的には、開始トリガ生成機能32dは、超音波画像の取得開始(図4(c))の時点(時刻t1)から、取得開始間隔TDの周期でX線画像の取得開始を示すトリガ(図4(e))を生成する。図4では、時刻t2においてX線画像の取得開始を示すトリガを生成しているが、時刻t1から2TD経過した時刻t3においてトリガを生成してもよい。尚、「X線画像の取得開始」は、「X線画像の生成開始」、或いは「X線照射開始」に適宜読み替えてよい。
ステップS15において、超音波診断装置20は、X線照射開始を示すトリガ(これは、「X線画像取得開始トリガ」、或いは「開始トリガ」とも呼ばれる)およびフレームレートXを、X線診断装置1の処理回路11へと出力する。尚、超音波診断装置20は、ステップS15よりも前の段階で予めフレームレートXをX線診断装置1へと出力してもよい。また、超音波診断装置20は、フレームレートXを整数倍したフレームレートを含む、複数のフレームレートをX線診断装置1へと提示してもよい。尚、「整数倍」は、「正の整数倍」又は「自然数倍」と呼んでもよい。
ステップS16において、X線診断装置1の開始トリガ取得機能11aは、超音波診断装置20からX線画像取得開始トリガを受け取る。この時、制御回路10は、X線画像取得開始トリガを契機としてX線画像の取得に関する制御を行う。
ステップS17において、フレームレート設定機能11bは、超音波診断装置20からフレームレートXを受け取る。フレームレート設定機能11bは、フレームレートXに基づいて、X線画像(第2の医用画像)の取得に関するフレームレート(これは、「第2のフレームレート」、或いは「フレームレートY」とも呼ばれる)を設定する。具体的には、フレームレート設定機能11bは、フレームレートY(図4(f))をフレームレートXの整数倍に設定する。フレームレート設定機能11bは、例えば、フレームレートXが4[fps]であれば、フレームレートYを4[fps]、8[fps]などに設定する。尚、フレームレート設定機能11bは、モダリティの性能などに合わせて、フレームレートYを、フレームレートXの約数に設定してもよい。また、フレームレート設定機能11bは、演算によってフレームレートを設定してもよいし、フレームレートの一覧が保存されたテーブルを参照することによってフレームレートを設定してもよい。また、ステップS17は、ステップS16よりも前に行われてもよい。
ステップS18において、X線診断装置1は、X線画像取得開始トリガを契機として、被検体のX線画像を第2のフレームレートで生成する。
ステップS19において、第1の取得機能11cは、X線画像取得開始トリガを契機として、X線診断装置1から被検体のX線画像を第2のフレームレートでリアルタイムに取得する。
ステップS20において、超音波診断装置20は、被検体の超音波画像を第1のフレームレートで生成する。
ステップS21において、超音波診断装置20は、超音波画像を、X線診断装置1の処理回路11へと出力する。
ステップS22において、第2の取得機能11dは、ステップS19によるX線画像の取得と並行して、被検体の超音波画像を超音波診断装置20からリアルタイムに取得する。即ち、ステップS19およびステップS22は、同時に行われてもよい。
ステップS23において、重畳画像生成機能11eは、ステップS19で取得されたX線画像と、ステップS22で取得された超音波画像とを重畳することによって重畳画像を順次生成する。
ステップS24において、表示回路13は、処理回路11によって順次生成された重畳画像を動画像表示する。
以上説明したように一実施形態によれば、超音波診断装置は、X線診断装置におけるX線画像取得開始を示す開始トリガを生成する。X線診断装置は、当該開始トリガを契機として、X線画像の生成および取得を行う。また、X線診断装置は、超音波診断装置の超音波画像取得に関するフレームレートに基づいて、X線画像取得に関するフレームレートを設定する。そして、X線診断装置は、取得したX線画像と、超音波画像とを重畳した重畳画像を順次生成する。
従って、異なるモダリティからリアルタイムに取得された画像を重畳する場合に、時系列の揃った重畳画像を生成することができる。
また、一実施形態によれば、X線画像取得に関する第2のフレームレートを超音波画像取得に関する第1のフレームレートの整数倍に設定する。
従って、画像のフレームレートの不一致(例えば、一方のフレームレートが他方のフレームレートの整数倍になっていない場合)に起因する、重畳画像の視覚的なずれを防ぐことができるため、視認性の高い重畳画像を提供することができる。そして、視認性の高い重畳画像を用いることによって、正確な情報に基づく治療が可能となり、手技効率の向上を期待することができる。
また、一実施形態によれば、生体情報が心電波形であるので、心拍に応じて動く臓器を対象としたX線画像の取得における開始トリガの生成を精度良く行うことができる。
また、一実施形態によれば、医用画像が超音波画像であるので、それぞれリアルタイムに取得されたX線画像と超音波画像とを重畳させて、時系列の揃った重畳画像を生成することができる。例えば、アンギオグラフィ法によるX線画像には、造影剤およびカテーテルが明瞭に含まれるが、心臓の弁が含まれない。超音波画像には、造影剤、カテーテル、および心臓の弁が含まれるが、不明瞭で視認しにくい場合がある。第1の施形態では、このようなX線画像と超音波画像とを重畳させることにより、造影剤、カテーテル、および心臓の弁を含み、視認し易い重畳画像を生成することができる。
また、X線画像および医用画像の両者をリアルタイムに取得する構成により、いずれか一方が予め取得した画像である場合とは異なり、動的な変化に追従した重畳画像を生成できるので、正確な重畳画像に基づく治療が可能となる。例えば、一方が予め取得した画像である場合、リアルタイムに取得した画像との間で心拍が合わず、動的な変化に追従した重畳画像を生成できない。これに対し、本実施形態では、X線画像および超音波画像の両者をリアルタイムに取得するので、動的な変化に追従した重畳画像を生成できる。
なお、一実施形態では、超音波診断装置の処理回路によってX線診断装置の開始トリガを生成する例を述べたが、X線診断装置の処理回路によって超音波診断装置の開始トリガが生成される構成に変形しても、同様の効果を得ることができる。補足すると、一実施形態に述べた如き、超音波診断装置の処理回路が、超音波画像のフレームレートを基準にして、X線画像のフレームレートを設定する場合に限定されない。同様に、超音波診断装置側からX線診断装置側に、フレームレートの整数倍の値を提示する場合に限定されない。例えば、一実施形態を変形し、X線診断装置の処理回路が、X線画像のフレームレートを基準にして、超音波画像のフレームレートを設定する構成としてもよい。同様に、X線診断装置側から超音波診断装置側に、フレームレートの整数倍の値を提示してもよい。また、一実施形態では、X線診断装置の処理回路によって重畳画像を生成する例を述べたが、超音波診断装置の処理回路によって重畳画像が生成される構成に変形しても、同様の効果を得ることができる。また、これらの変形を次の変形例に適用した場合でも、同様の効果を得ることができる。
(第1の変形例)
次に、一実施形態の第1の変形例について説明する。
この第1の変形例は、不整脈がある場合に、不整脈の頻度に応じた周期で開始トリガを再生成することにより、X線画像の取得開始を再調整する形態である。
これに伴い、超音波診断装置20の処理回路32における心周期算出機能32b、取得周期算出機能32c、および開始トリガ生成機能32dは、前述した機能に加え、次の機能を有する。
心周期算出機能32bは、心周期を複数回計算し、互いに略同一の第1心周期と、当該第1心周期とは異なる第2心周期とが得られたとき、当該第1心周期からなる心周期と、当該第2心周期が得られる頻度の情報とを取得周期算出機能32cへと出力する機能をもっている。ここで、心周期の計算回数としては、例えば、3回以上の任意の回数が使用可能となっている。
取得周期算出機能32cは、心周期算出機能32bから出力された頻度の情報に基づいて、取得開始間隔を再算出する機能をもっている。
開始トリガ生成機能32dは、再算出された取得開始間隔に基づいて、開始トリガを再生成する機能をもっている。
他の構成は、前述した一実施形態とほぼ同様である。
次に、以上のように構成された第1の変形例の動作について図6を用いて説明する。
図6は、不整脈が発生した場合の心周期を算出する方法の一例を示すタイミングチャートである。いま、前述の一実施形態と同様にステップS11を実行した後、ステップS12の心周期の算出処理において、超音波診断装置20の処理回路32における各機能は以下のように動作する。尚、図6では、時刻t0から時刻t1の間を1秒と仮定し、心周期TCも1秒と仮定する。また、不整脈発生後に検出されるピークの時刻t’から時刻t’の間も1秒と仮定する。また、心周期TCがフレームレートの更新タイミングと同様の1秒であるため、取得開始間隔も1秒となる。
心周期算出機能32bは、図6(a)および図6(b)に示すように、被検体の心電波形におけるR波のピークの間隔から心周期TCを算出する(時刻t0〜t2)。このとき、時刻t2の後に、時刻tarにおいてR波のピークが検出され、次のピークが時刻t4’で検出されたとする(図6(c))。即ち、不整脈の発生によって、一時的に心周期TCよりも短い心周期TC’および、心周期TCよりも長い心周期TC’’が算出される。心周期算出機能32bは、一時的に変動した心周期TC’,TC’’の情報から不整脈の頻度を求め、略一定の心周期TCを心周期の算出結果とする。心周期算出機能32bは、これら頻度の情報、及び心周期を取得周期算出機能32cに出力する。
換言すると、心周期算出機能32bは、心周期を複数回計算し、互いに略同一の第1心周期TCと、第1心周期TCとは異なる第2心周期TC’,TC’’とが得られたとき、第1心周期TCからなる心周期と、第2心周期TC’,TC’’が得られる頻度の情報とを取得周期算出機能32cへと出力する。なお、頻度の情報は、例えば、第2心周期TC’,TC’’が得られる周期を示す情報である。
以下、出力された心周期に基づいて、前述同様にステップS13〜S24の処理が実行される。
一方、取得周期算出機能32cは、出力された頻度の情報に基づいて、ステップS13を再実行することにより、取得開始間隔TDを再算出する。
開始トリガ生成機能32dは、再算出された取得開始間隔TDに基づいて、ステップS14を再実行することにより、開始トリガを再生成する。
以下、再生成された開始トリガに基づいて、前述同様にステップS15〜S24の処理が再実行される。また、ステップS13〜S24を再実行する動作は、頻度の情報に基づいて、繰り返し実行される。
以上説明したように第1の変形例によれば、心周期を複数回計算し、互いに略同一の第1心周期と、第1心周期とは異なる第2心周期とが得られたとき、第1心周期からなる心周期と、第2心周期が得られる頻度の情報とを出力する。しかる後、当該頻度の情報に基づいて、取得開始間隔を再算出し、当該再算出された取得開始間隔に基づいて、開始トリガを再生成する。従って、被検体の心拍において不整脈が発生したとしても、不整脈の頻度に応じた適切なタイミングで開始トリガを再設定することができる。
(第2の変形例)
次に、一実施形態の第2の変形例について説明する。
この第2の変形例は、不整脈を検出した際に、開始トリガを再生成することにより、X線画像の取得開始を再調整する形態である。尚、第2の変形例では、一時的に不整脈が発生した期間だけ心電波形がずれる場合を想定しており、一実施形態において取得された取得周期は大枠で変化しない(即ち、再算出しない)ものとする。
これに伴い、超音波診断装置20の処理回路32における心周期算出機能32bおよび開始トリガ生成機能32dは、前述した機能に加え、次の機能を有する。
心周期算出機能32bは、通常の心周期よりも短い心周期を検出した場合に、当該短い心周期を開始トリガ生成機能32dへと出力する機能をもっている。
開始トリガ生成機能32dは、短い心周期に基づいて、開始トリガを再生成する機能をもっている。
他の構成は、前述した一実施形態とほぼ同様である。
次に、以上のように構成された第2の変形例の動作について図7を用いて説明する。
図7は、不整脈が発生した場合の心周期を算出する方法の一例を示すタイミングチャートである。前述の一実施形態と同様にステップS11を実行した後、ステップS12の心周期の算出処理において、超音波診断装置20の処理回路32における各機能は以下のように動作する。尚、図7では、時刻t0から時刻t1の間を1秒と仮定し、心周期TCも1秒と仮定する。また、心周期TCがフレームレートの更新タイミングと同様の1秒であるため、取得開始間隔も1秒となる。
心周期算出機能32bは、図7(a)および図7(b)に示すように、被検体の心電波形におけるR波のピークの間隔から心周期TCを算出する(時刻t0〜時刻t2)。このとき、時刻t2の後に、時刻tarにおいてR波のピークが検出され、次のピークが時刻t4で検出されたとする(図7(c))。即ち、不整脈の発生によって、一時的に心周期TCよりも短い心周期TC’および、心周期TCよりも長い心周期TC’’が算出される。心周期算出機能32bは、一時的に変動した心周期TC’および心周期TC’’の上方を開始トリガ生成機能32dへと出力する。
換言すると、心周期算出機能32bは、通常の心周期とは異なる心周期を検出した場合に、当該異なる心周期を開始トリガ生成機能32dへと出力する。
以下、出力された心周期に基づいて、前述同様にステップS13〜S24の処理が実行される。尚、ステップS13の処理は、既に行われているものとして省略する。
開始トリガ生成機能32dは、出力された異なる心周期に更に基づいて、ステップS14を再実行することにより、開始トリガを再生成する。
以下、再生成された開始トリガに基づいて、前述同様にステップS15〜S24の処理が再実行される。また、ステップS12〜S24を再実行する動作は、不整脈が検出される度に繰り返し実行される。
以上説明したように第2の変形例によれば、本来の心周期とは異なる心周期を検出し、当該異なる心周期に基づいてX線画像の取得開始を示す開始トリガを再設定する。従って、被検体の心拍において不整脈が発生したとしても、不整脈が発生する度に適切なタイミングで開始トリガを再設定することができる。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Comlex Programmable Logic Device:CPLD)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
プロセッサは、記憶回路に保存されたプログラムを読み出して実行することで、各種機能を実現する。尚、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成してもよい。この場合、プロセッサは、回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで、各種機能を実現する。
なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その各種機能を実現するようにしてもよい。更に、複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。また、処理回路で行われる各機能が、制御回路で行われてもよい。
一実施形態における開始トリガ取得機能11a、フレームレート設定機能11b、第1の取得機能11c、第2の取得機能11d、重畳画像生成機能11e、および表示回路13は、特許請求の範囲における開始トリガ取得部、フレームレート設定部、第1の取得部、第2の取得部、重畳画像生成部、および表示部の一例である。一実施形態における心周期算出機能32b、取得周期算出機能32c、および開始トリガ生成機能32dは、特許請求の範囲における第1の算出機能、第2の算出機能、および生成機能の一例である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…X線診断装置、2…X線高電圧装置、3…X線管、4…X線検出器、5…サポートフレーム、6…天板、7…画像発生回路、8…通信インタフェース回路、9…入力インタフェース回路、10…制御回路、11…処理回路、11a…開始トリガ取得機能、11b…フレームレート設定機能、11c…第1の取得機能、11d…第2の取得機能、11e…重畳画像生成機能、12…記憶回路、13…表示回路、20…超音波診断装置、21…超音波プローブ、22…入力インタフェース回路、23…表示回路、24…心電計、25…送受信回路、26…Bモードデータ生成回路、27…ドプラデータ生成回路、28…画像生成回路、29…通信インタフェース回路、30…記憶回路、31…制御回路、32…処理回路、32a…波形検出機能、32b…心周期算出機能、32c取得周期算出機能、32d…開始トリガ生成機能。

Claims (14)

  1. 被検体の生体情報に基づく、X線画像の取得開始を示す開始トリガを、他のモダリティから取得する開始トリガ取得部と、
    前記他のモダリティによる医用画像の取得に関する第1のフレームレートに基づいて、前記X線画像の取得に関する第2のフレームレートを設定するフレームレート設定部と、
    前記開始トリガを契機として、前記被検体のX線画像を前記第2のフレームレートでリアルタイムに取得する第1の取得部と、
    前記X線画像の取得と並行して、前記被検体の医用画像を前記他のモダリティからリアルタイムに取得する第2の取得部と、
    前記取得されたX線画像と、前記取得された医用画像とを重畳した重畳画像を順次生成する重畳画像生成部と、
    を具備する、X線診断装置。
  2. 前記フレームレート設定部は、前記第2のフレームレートを前記第1のフレームレートの整数倍に設定する、請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記重畳画像を表示する表示部
    を更に具備する、請求項1または請求項2に記載のX線診断装置。
  4. 前記表示部は、前記取得されたX線画像を前記重畳画像とは異なる領域に表示する、請求項3に記載のX線診断装置。
  5. 前記生体情報は、心電波形である、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のX線診断装置。
  6. 前記医用画像は、超音波画像である、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のX線診断装置。
  7. 第1のモダリティおよび第2のモダリティを含む医用画像診断システムであって、
    前記第1のモダリティは、
    被検体の生体情報に関する周期を算出する第1の算出部と、
    前記周期と、当該第1のモダリティによる第1の医用画像の取得に関する第1のフレームレートとを用いて、当該第1の医用画像の取得開始間隔を算出する第2の算出部と、
    前記取得開始間隔に基づいて、前記第2のモダリティによる第2の医用画像の取得開始を示す開始トリガを生成する生成部と
    を備え、
    前記第2のモダリティは、
    前記開始トリガを、前記第1のモダリティから取得する開始トリガ取得部と、
    前記第1のフレームレートに基づいて、前記第2の医用画像の取得に関する第2のフレームレートを設定するフレームレート設定部と、
    前記開始トリガを契機として、前記被検体の第2の医用画像を前記第2のフレームレートでリアルタイムに取得する第1の取得部と、
    前記第2の医用画像の取得と並行して、前記被検体の第1の医用画像を前記第1のモダリティからリアルタイムに取得する第2の取得部と、
    前記取得された第2の医用画像と、前記取得された第1の医用画像とを重畳した重畳画像を順次生成する重畳画像生成部と
    を備える、医用画像診断システム。
  8. 前記フレームレート設定部は、前記第2のフレームレートを前記第1のフレームレートの整数倍に設定する、請求項7に記載の医用画像診断システム。
  9. 前記第2のモダリティは、前記重畳画像を表示する表示部を更に備える、請求項7または請求項8に記載の医用画像診断システム。
  10. 前記表示部は、前記取得されたX線画像を前記重畳画像とは異なる領域に表示する、請求項9に記載の医用画像診断システム。
  11. 前記第1の医用画像は、超音波画像であり、
    前記第2の医用画像は、X線画像である、
    請求項7乃至請求項10のいずれか一項に記載の医用画像診断システム。
  12. 前記生体情報が、心電波形である場合に、
    前記第1の算出部は、前記心電波形から、前記周期に相当する心周期を算出し、
    前記第2の算出部は、前記第1のフレームレートと、前記心周期とを用いて、前記取得開始間隔を算出する、
    請求項7乃至請求項11のいずれか一項に記載の医用画像診断システム。
  13. 前記第1の算出部は、前記心周期を複数回計算し、互いに略同一の第1心周期と、当該第1心周期とは異なる第2心周期とが得られたとき、前記第1心周期からなる前記心周期と、前記第2心周期が得られる頻度の情報とを前記第2の算出部へと出力し、
    前記第2の算出部は、前記頻度の情報に基づいて、前記取得開始間隔を再算出し、
    前記生成部は、前記再算出された取得開始間隔に基づいて、前記開始トリガを再生成する、
    請求項12に記載の医用画像診断システム。
  14. 前記第1の算出部は、前記心周期とは異なる心周期を検出した場合に、当該異なる心周期の情報を前記生成部へと出力し、
    前記生成部は、前記異なる心周期に更に基づいて、前記開始トリガを再生成する、
    請求項12に記載の医用画像診断システム。
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