JP2018191272A - 送信装置、送信方法、受信装置、及び受信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】シングルキャリアを用いたMIMO通信における周波数ダイバーシチ効果を高めること。
【解決手段】送信装置が、第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とにプリコーディング処理を施して、第1のプリコーデッド信号と第2のプリコーデッド信号とを生成するプリコーディング部と、第2のプリコーデッド信号を構成するシンボル系列の順序を反転させ、反転信号を生成する順序反転部と、第1のプリコーデッド信号と反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナからシングルキャリアで送信する送信部と、を備える構成を採る。
【選択図】図23
【解決手段】送信装置が、第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とにプリコーディング処理を施して、第1のプリコーデッド信号と第2のプリコーデッド信号とを生成するプリコーディング部と、第2のプリコーデッド信号を構成するシンボル系列の順序を反転させ、反転信号を生成する順序反転部と、第1のプリコーデッド信号と反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナからシングルキャリアで送信する送信部と、を備える構成を採る。
【選択図】図23
Description
本開示は、マルチアンテナを用いた通信を行う送信装置、送信方法、受信装置、及び受信方法に関する。
無線LAN関連規格の1つであるIEEE802.11ad規格は、60GHz帯のミリ波を用いる無線通信に関する規格である(非特許文献1)。IEEE802.11ad規格には、シングルキャリアによる送信が規定されている。
また、マルチアンテナを用いた通信技術の1つに、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)がある(非特許文献2)。MIMOを用いることにより、空間ダイバーシチ効果が高まり、受信品質が向上する。
IEEE802.11adTM -2012 2012年12月28日
"MIMO for DVB-NGH, the next generation mobile TV broadcasting," IEEE Commun. Mag., vol.57, no.7, pp.130-137, July 2013.
IEEE802.11-16/0631r0 2016年5月15日
IEEE802.11-16/0632r0 2016年5月15日
しかしながら、シングルキャリアを用いたMIMO通信では、周波数ダイバーシチ効果が十分に得られない場合がある。
本開示の非限定的な実施例は、シングルキャリアを用いたMIMO通信における、周波数タイバーシチ効果を高めた送信装置、送信方法、受信装置及び受信方法の提供に資する。
本開示の一態様に係る送信装置は、第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とにプリコーディング処理を施して、第1のプリコーデッド信号と第2のプリコーデッド信号とを生成するプリコーディング部と、前記第2のプリコーデッド信号を構成するシンボル系列の順序を反転させて、反転信号を生成する順序反転部と、前記第1のプリコーデッド信号と前記反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナからシングルキャリアで送信する送信部と、を備える。
本開示の一態様に係る受信装置は、送信装置によってプリコーディング処理が施されたシングルキャリアの第1のプリコーデッド信号と、前記送信装置によって前記プリコーディング処理が施され、かつ、シンボル系列の順序が反転されたシングルキャリアの反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナで受信する受信部と、前記反転信号を構成するシンボル系列の順序を反転させて、第2のプリコーデッド信号を生成する順序反転部と、前記第1のプリコーデッド信号と前記第2のプリコーデッド信号とに逆プリコーディング処理を施して、第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とを生成する逆プリコーディング部と、を備える。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一態様によれば、シングルキャリアを用いたMIMO通信における、周波数ダイバーシチ効果を高めることができる。
本開示の一態様における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、MIMO通信システムの構成の一例を示す図である。送信装置は、複数の送信アンテナを備える。受信装置は、複数の受信アンテナを備える。
図1は、MIMO通信システムの構成の一例を示す図である。送信装置は、複数の送信アンテナを備える。受信装置は、複数の受信アンテナを備える。
各送信アンテナと各受信アンテナとの間の無線伝搬路を、チャネルと呼ぶ。図1において、第1の送信アンテナと第1の受信アンテナとの間、第1の送信アンテナと第2の受信アンテナとの間、第2の送信アンテナと第1の受信アンテナとの間、及び、第2の送信アンテナと第2の受信アンテナとの間には、それぞれ、チャネルH11(k)、チャネルH12(k)、チャネルH21(k)、及び、チャネルH22(k)がある。各チャネルでは、例えば、直接波、反射波、回折波、及び/又は、散乱波が合成される。チャネルH11(k)、H12(k)、H21(k)、H22(k)の値は、各チャネルの周波数応答である。周波数応答は、周波数のインデックスkにおける複素数である。
送信装置は、各送信アンテナから異なる送信データを同時に、つまり、D/A変換器において同じサンプリングタイミングで送信する。受信装置は、複数の受信アンテナを備える。受信装置は、各受信アンテナにて受信データを同時に、つまり、A/D変換器において同じサンプリングタイミングで受信する。ただし、各チャネルの遅延が異なるため、送信装置が同時に送信した送信データが受信装置で同時に受信されるとは限らない。
図2は、周波数応答の振幅成分の例を示す図である。図2には、チャネル毎の周波数応答が異なり、チャネル間の相関が低い状態の一例が示されている。
受信装置は、第1の送信アンテナからの送信データx1(b,n)を受信する場合、例えば、次の処理を行う。すなわち、受信装置は、チャネルH11(k)及びチャネルH12(k)からの受信信号が強調され、チャネルH21(k)及びチャネルH22(k)からの受信信号が抑圧されるように、第1の受信アンテナの受信データと第2の受信アンテナの受信データとに複素数の重み係数を乗算し、データを加算する。重み係数は、例えば、後述するMMSE(Minimum Mean Square Error)法を用いて算出される。
図3は、送信装置100の構成の一例を示す図である。図3において、送信装置100は、MAC部(MAC回路)101、ストリーム生成部(ストリーム生成回路)102、符号化部(符号化回路)103a、103b、データ変調部(データ変調回路)104a、104b、プリコーディング部(プリコーディング回路)105、GI(Guard Interval)付加部(GI付加回路)106a、106b、シンボル順序反転部(シンボル順序反転回路)107、データシンボルバッファ108a、108b、位相回転部(位相反転回路)109、送信F/E回路(フィルタD/A変換RF回路)110a、110b、及び、送信アンテナ111a、111bを備える。
送信装置100は、データ変調部104a、104bにおいてπ/2−BPSK変調を行い、送信アンテナ111a、111bから、それぞれ、異なるデータを送信する。
MAC部101は、送信データを生成し、その生成した送信データをストリーム生成部102へ出力する。
ストリーム生成部102は、送信データを、第1のストリームデータと第2のストリームデータの2つに分割する。例えば、ストリーム生成部102は、送信データの奇数番目のビットを第1のストリームデータに割り当て、送信データの偶数番目のビットを第2のストリームデータに割り当てる。そして、ストリーム生成部102は、第1のストリームデータを符号化部103aへ出力し、第2のストリームデータを符号化部103bへ出力する。ストリーム生成部102は、送信データのCRC(Cyclic Redundancy Check)を算出し、そのCRCを送信データの最後に付加してからストリームデータを生成しても良い。
ストリーム生成部102から出力される第1のストリームデータに対する処理を、第1の送信ストリーム処理と呼ぶ。第1の送信ストリーム処理は、符号化部103a及びデータ変調部104aによって行われる。
ストリーム生成部102から出力される第2のストリームデータに対する処理を、第2の送信ストリーム処理と呼ぶ。第2の送信ストリーム処理は、符号化部103b及びデータ変調部104bによって行われる。
符号化部103a、103bは、各ストリームデータに対して誤り訂正符号化処理を行う。符号化部103a、103bは、誤り訂正符号化方式に、例えば、LDPC(Low Density Parity Check)符号を用いて良い。
データ変調部104a、104bは、符号化部103a、103bによって誤り訂正符号化処理が行われた各ストリームデータに対して、変調処理を施す。データ変調部104a、104bは、データ変調方式に、例えば、π/2−BPSKを用いる。
図4Aは、シンボルインデックスmが奇数である、π/2−BPSKのコンスタレーションの例を示す。図4Bは、シンボルインデックスmが偶数である、π/2−BPSKのコンスタレーションの例を示す。データ変調部104aが出力するデータ(「変調信号」とも呼ぶ)を、変調シンボルs1(m)と表す。また、データ変調部104bが出力するデータを、変調シンボルs2(m)と表す。ここで、mは、シンボルインデックスを表し、正の整数である。
データ変調部104aがπ/2−BPSK変調を行う場合、変調シンボルs1(m)、s2(m)は、以下の値となる。
・mが奇数の場合、s1(m)及びs2(m)は、I軸上に配置され、+1又は−1の何れかの値となる。
・mが偶数の場合、s1(m)及びs2(m)は、Q軸上に配置され、+j又は−jの何れかの値となる。ここで、jは虚数単位である。
・mが奇数の場合、s1(m)及びs2(m)は、I軸上に配置され、+1又は−1の何れかの値となる。
・mが偶数の場合、s1(m)及びs2(m)は、Q軸上に配置され、+j又は−jの何れかの値となる。ここで、jは虚数単位である。
ただし、式2のプリコーディング行列は一例であり、別の行列をプリコーディング行列Gに用いても良い。例えば、別のユニタリ行列をプリコーディング行列Gに用いても良い。ここで、ユニタリ行列とは、式2−1を満たす行列である。式2−1において、GHは行列Gの複素共役転置を表し、Iは単位行列を表す。
式2のプリコーディング行列Gは、式2−1を満たすので、ユニタリ行列の一例である。
式2−5において、a,bをいずれも1とし、ρを−π/4にした場合、式2−5は、式2と等しくなる。
図4Cは、プリコーディング部105の出力データx1(m)、x2(m)のコンスタレーションの一例を示す図である。図4Cは、QPSK変調のコンスタレーションと同じである。すなわち、プリコーディング部105は、式1を用いて、π/2−BPSKで変調された2つの変調シンボルs1(m)、s2(m)を、QPSKシンボルに相当する2つのプリコーデッドシンボルx1(m)、x2(m)に変換する。
プリコーディング部105から出力されるプリコーデッドシンボルx1(m)に対する処理を、第1の送信RFチェーン処理と呼ぶ。第1の送信RFチェーン処理は、GI付加部106a、データシンボルバッファ108a、送信F/E(Front End)回路110a及び送信アンテナ111aによって行われる。
プリコーディング部105から出力されるプリコーデッドシンボルx2(m)に対する処理を、第2の送信RFチェーン処理と呼ぶ。第2の送信RFチェーン処理は、複素共役GI付加部106b、シンボル順序反転部107、データシンボルバッファ108b、位相回転部109、送信F/E回路110b及び送信アンテナ111bによって行われる。
図5Aは、GI付加部106a、複素共役GI付加部106bにおけるGI付加方法の一例を示す図である。
GI付加部106aは、プリコーデッドシンボルx1(m)を、448シンボル毎のデータブロックに分割する。例えば、x1(m)の最初の448シンボルを第1データブロック(x1(1,n))に、その次の448シンボルを第2データブロック(x1(2,n))に、・・・、b番目の448シンボルを第bデータブロック(x1(b,n))に分割する。ここで、本実施の形態の場合、nは1以上かつ448以下の整数であり、bは正の整数である。すなわち、x1(b,n)は、第bデータブロック内におけるn番目のプリコーデッドシンボルを表している。なお、これらのシンボル数は一例であり、本実施の形態は、これら以外のシンボル数であってもよい。
GI付加部106aは、各データブロックの前段に64シンボルのGIを付加する。GIは、既知の系列をπ/2−BPSK変調したシンボル系列である。さらに、GI付加部106aは、最後のデータブロックの後段に64シンボルのGIを付加する。これにより、図5Aに示すような送信シンボルu1が生成される。
同様に、複素共役GI付加部106bも、プリコーデッドシンボルx2(m)を、448シンボル毎のデータブロックに分割し、各データブロックの前段に64シンボルのGIを付加し、最後のデータブロックの後段に64シンボルのGIを付加する。ただし、複素共役GI付加部106bが付加するGIは、GI付加部106aが付加するGIの複素共役である。これにより、図5Aに示すような送信シンボルu2が生成される。
ここで、GI付加部106aが付加するGIのp番目のシンボルを、GI1(p)と表現する。また、複素共役GI付加部106bが付加するGIのp番目のシンボルを、GI2(p)と表現する。pは、本実施の形態の場合、1以上64の以下の整数である。この場合、GI1(p)とGI2(p)は、式3に示す関係にある。なお、記号「*」は、複素共役を表す。
図5Bは、プリコーデッドシンボルx1(b,n)にGI(p)が付加されたシンボルブロック(図5Aの送信シンボルu1を参照)をDFT(Discrete Fourier Transform、離散フーリエ変換)した後のDFT信号X1(b,k)の例を示す。図5Cは、プリコーデッドシンボルx2(b,n)にGI*(p)が付加されたシンボルブロック(図5Aの送信シンボルu2を参照)をDFTした後のDFT信号X2(b,k)の例を示す。次に、DFT信号X1(b,k)を用いて、GI付加部106aから出力される信号の周波数特性を説明する。また、DFT信号X2(b,k)を用いて、複素共役GI付加部106bから出力される信号の周波数特性を説明する。
式2のプリコーディング行列Gを用いた場合、x2(b,n)及びGI*(p)は、x1(b,n)及びGI(p)の複素共役であるから、DFT信号X2(b,k)は、DFT信号X1(b,k)の複素共役を周波数反転し、周波数領域で位相回転を加えた信号となる。すなわち、X2(b,k)は、式3−1で表される。
プリコーディング処理によって、2つの変調シンボルs1(m)、s2(m)を織り交ぜて、2つの異なる送信アンテナを用いて送信することができる。これにより、空間ダイバーシチ効果が得られる。また、プリコーディング処理によって、2つの変調シンボルs1(m)、s2(m)を織り交ぜて、2つの異なる周波数インデックスk,−kを用いて送信することができる。これにより、周波数ダイバーシチ効果が得られる。
なお、図5B及び図5Cにおいて、2つの異なる周波数インデックスk,−kの絶対値|k|が小さい場合、2つの周波数が近接するため、周波数ダイバーシチ効果が減少する。以下では、このように2つの周波数が近接し、周波数ダイバーシチ効果が減少することを抑制する技術について説明する。
図6Aは、シンボル順序反転部107におけるシンボル順序反転処理の一例を示す。
図6Aに示すように、シンボル順序反転部107は、各シンボルブロックについて、プリコーデッドシンボルx2(b,n)の順序を反転させ、当該プリコーデッドシンボルx2(b,n)に付加されたGI(p)の順序を反転させる。説明をわかりやすくするため、順序が反転されたプリコーデッドシンボルx2 (time reversal)(b,n)を、式4のように表わす。すなわち、順序が反転されたシンボル系列を、「−n」で表す。
図6Cは、プリコーデッドシンボルx1(b,n)にGI(p)が付加されたシンボルブロック(図5Aの送信シンボルu1を参照)をDFTした後のDFT信号X1(b,k)の例である。図6Cは、図5Bと同様である。また、図6Dは、反転シンボルx2(−m)をDFTした後の反転DFT信号X2r(b,k)の例である。ここで、反転シンボルx2(−m)は、シンボル順序反転後のプリコーデッドシンボル信号x2(b,−n)と、GIの複素共役をシンボル順序反転したGI*(−p)とを含む。次に、反転DFT信号X2r(b,k)を用いて、シンボル順序反転部107から出力される信号の周波数特性を説明する。
式2のプリコーディング行列Gを用いた場合、x2(b,−n)及びGI*(−p)は、x1(b,n)及びGI(p)の順序を反転したシンボルブロックの複素共役であるから、X2r(b,k)は、式5−2で表される。
反転DFT信号X2r(b,k)は、DFT信号X1(b,k)の複素共役に位相回転を与えた信号である。また、式5−2において、Wに含まれるNはDFTサイズ(例えば、シンボルブロックの長さ「512」)である。
図6C、図6Dに示す例では、図5B、図5Cの場合と異なり、第1の送信RFチェーン処理に係るDFT信号X1(b,k)と、第2の送信RFチェーン処理に係る反転DFT信号X2r(b,k)=X1 *(b,k)×Wとが、同じ周波数インデックスkで送信される。したがって、空間ダイバーシチ効果が得られる。
図6Bは、シンボル順序反転部107におけるシンボル順序反転処理の別の一例を示す図である。
図6Bに示すように、シンボル順序反転部107は、各シンボルブロックについて、シンボルブロック全体のシンボル系列の順序(シンボル系列の並び)を反転させる。このとき、シンボル順序反転部107は、シンボル順序の反転前のシンボルブロックと、シンボル順序の反転後のシンボルブロックとの間でGIの位置を等しくするために、最後のデータブロックの後段に付加されたGIを取り除き、最初のデータブロックの前にシンボル順序を反転させたGIを付加しても良い。なお、シンボルブロックは、既出のとおり、例えば、64シンボルのGIと448シンボルのデータブロックとを合わせた512シンボルのブロックである。
シンボル順序反転部107は、複素共役GI付加部106bが出力する送信シンボルu2のうち、448シンボル分のデータシンボルを順次、データシンボルバッファ108bに保存し、当該データシンボルバッファ108bから保存時と異なる順序(逆の順序)でデータシンボルを読み出すことにより、シンボル順序の反転を実現してよい。すなわち、データシンボルバッファ108bは、LIFO(Last In, First Out)バッファに相当するものであってよい。なお、データシンボルバッファ108bは、メモリ、RAM又はレジスタ等であって良い。
シンボル順序反転部107では、送信シンボルu2のシンボル順序を反転させる処理が行われるため、入力データに対する出力データの遅延が発生する。そこで、データシンボルバッファ108aを用いて、GI付加部106aが出力する送信シンボルu2のうち、データシンボル(例えばx2(b,n))に対し、シンボル順序反転部107で発生する遅延と同じ時間の遅延を与える。これにより、GI付加部106aが出力する送信シンボルu1と複素共役GI付加部106bが出力する送信シンボルu2とが同じタイミングで送信される。なお、以下の説明において、シンボル順序反転部107が送信シンボルu2を反転させたシンボルブロックを、反転シンボルu2rと表現する場合がある。
位相回転部109は、シンボル順序反転部107が出力した反転シンボルu2rのうち、データシンボル(例えばx2(b,n))に対して、シンボル毎に異なる位相回転を与える。つまり、位相回転部109は、シンボル毎に異なる位相変更を施す。位相回転部109は、式6を用いて、データシンボル(例えばx2(b,n))に位相回転を与え、式7を用いて、GI(例えばGI2(p))に位相回転を与える。なお、式6、式7において、θは、位相回転量を表す。
なお、図3では、第2の送信RFチェーン処理に位相回転部109を配置しているが、第1の送信RFチェーン処理と第2の送信RFチェーン処理の両方に位相回転部を配置してもよい。この配置の場合は、式9に示す位相回転の行列を用いることができる。
なお、式8において、nが1以上かつ448以下の場合はデータシンボルに関する式(例えば式6)とみなし、nが449以上かつ512以下の場合はGIに関する式(例えば式8のnから448を減算した値をpとした場合における式7)とみなしても良い。この場合、式8は、nが1以上かつ512以下となり、x1(b,n)及びx2(b,−n)は、データシンボルとGIの両方を含む。
図6Eは、位相回転後シンボルt1(b,n)をシンボルブロック毎にDFTしたDFT信号T1(b,k)を示す図である。図6Fは、位相回転後シンボルt2(b,n)をシンボルブロック毎にDFTしたDFT信号T2(b,k)を示す図である。次に、T1(b,k)、T2(b,k)を用いて、位相回転後の信号の周波数特性を説明する。
式8より、X1(b,k)とT1(b,k)は等しい。つまり、図6Cと図6Eは、記号をX1からT1に置き換えた点を除き、同じである。
図6Fに示すT2(b,k)は、X2r(b,k)に時間領域で位相回転を与えた信号である。式8を用いて時間領域で位相回転を与えた場合、周波数領域では、周波数インデックスが、式9−1によって算出される周波数ビンdの分、シフトする。NはDFTサイズ(例えば、シンボルブロックの長さ「512」)である。
したがって、X1(b,k)は、式9−2により、T1(b,k)、T2(b,k+d)において、2つの送信アンテナ、及び、2つの周波数インデックスk、k+dを用いて送信される。すなわち、空間ダイバーシチ効果及び周波数ダイバーシチ効果が得られる。
送信装置100は、位相回転量θをπラジアン(180度)又は−πラジアン(−180度)に近い値に設定することにより、周波数ダイバーシチ効果を高め、データスループットを高めることができる。
なお、送信装置100は、位相回転量θをπラジアン(180度)と異なる値に設定してもよい。これにより、送信アンテナ111aの送信信号と、送信アンテナ111bの送信信号との間の信号分離が容易になる。また、データスループットも高まる。
OFDMにおける送信シンボルにπラジアンと異なる位相回転を与える方法は、非特許文献2において、PH(Phase Hopping)技術として開示されている。しかし、本開示の送信装置100は、非特許文献2の場合とは異なり、シングルキャリア送信を用いており、第2の送信ストリーム処理においてシンボル順序反転を行っている。これにより、2つの送信信号の間の信号分離が容易になる。また、比較的高い周波数ダイバーシチ効果が得られる。
送信装置100は、位相回転量θに、例えば、−7π/8ラジアン(dは−224)、−15π/16ラジアン(dは240)などの値を設定してもよい。
送信F/E回路110a、110bは、ディジタル及びアナログフィルタ、D/A変換器、及び、RF(無線)回路を含む。送信F/E回路110aは、データシンボルバッファ108aから出力された送信データv1(図8に示すGI(p)及びt1(b,n)を含む信号)を無線信号に変換し、送信アンテナ111aへ出力する。送信F/E回路110bは、位相回転部109から出力された送信データv2(図8に示すGI*(−p)及びt2(b,−n)を含む信号)を無線信号に変換し、送信アンテナ111bへ出力する。
送信アンテナ111aは、送信F/E回路110aから出力された無線信号を送信する。送信アンテナ111bは、送信F/E回路110bから出力された無線信号を送信する。すなわち、送信アンテナ111a及び111bは、それぞれ、異なる無線信号を送信する。
このように、送信装置100は、2つの送信ストリームデータに対してプリコーディングを施した後、一方の送信ストリームデータに対して、シンボル順序反転及び位相回転を施す。これにより、空間ダイバーシチ効果と周波数ダイバーシチ効果が高まる。また、データ通信における誤り率が低下し、データスループットが向上する。
図7は、受信装置200の構成を示す図である。
受信アンテナ201a、201bは、それぞれ、無線信号を受信する。受信アンテナ201aに受信信号に対する処理を、第1の受信RFチェーン処理と呼ぶ。第1の受信RFチェーン処理は、受信F/E回路202a、時間領域同期部(時間領域同期回路)203a、及び、DFT部(DFT回路)205aによって行われる。受信アンテナ201bの受信信号に対する処理を、第2の受信RFチェーン処理と呼ぶ。第2の受信RFチェーン処理は、受信F/E回路202b、時間領域同期部203b、及び、DFT部205bによって行われる。
受信F/E回路202a、202bは、例えば、RF回路、A/D変換器、ディジタルフィルタ、アナログフィルタ、及び、ダウンサンプル処理部を含み、無線信号をディジタルベースバンド信号に変換する。
時間領域同期部203a、203bは、受信パケットのタイミング同期を行う。なお、時間領域同期部203aと時間領域同期部203bは、相互にタイミング情報を交換し、第1の受信RFチェーン処理と第2の受信RFチェーン処理との間のタイミング同期をとってもよい。
チャネル推定部(チャネル推定回路)204は、第1の受信RFチェーン処理に係る受信信号と、第2の受信RFチェーン処理に係る受信信号とを用いて、送信装置と受信装置との間の無線チャネルの周波数応答を算出する。つまり、図1のH11(k)、H12(k)、H21(k)、H22(k)を、周波数インデックスk毎に算出する。
DFT部205a、205bは、受信データをDFTブロックに分割して、DFTを行う。DFTブロックは、例えば、512シンボルである。図8は、DFT部205a、205bにおいて受信データをDFTブロックに分割する方法を示す図である。
第1の受信RFチェーン処理に係る受信データ(DFT部205aへの入力データ)をy1(n)、第2の受信RFチェーン処理に係る受信データ(DFT部205bへの入力データ)をy2(n)とする。次に、図8を用いて、y1(n)に係る処理を説明する。なお、y2(n)に係る処理についても同様である。
前述の通り、送信装置100は、2つの送信アンテナ111a、111bを用いて、2つの無線信号(図8に示す送信データv1、送信データv2)を送信する。また、2つの無線信号は、それぞれ、チャネルにおいて、直接波と複数の遅延波を発生させ、受信アンテナ201a及び201bへ到達する場合がある。
なお、受信信号は、それぞれ、直接波及び遅延波のほか、例えば、回折波及び散乱波を含んでも良い。
DFT部205aは、送信データv1のデータブロックt1(1,n)、及び、送信データv2のデータブロックt2(1,n)の直接波及び遅延波が含まれるように、第1のDFTブロックの時間を決定する。第1のDFTブロックのDFT計算結果をY1(1,k)と表す。kは、既出のとおり、周波数インデックスを示し、例えば、1以上かつ512以下の整数である。
同様に、DFT部205a、205bにおける、第bのDFTブロックのDFT計算結果を、それぞれ、Y1(b,k)、Y2(b,k)と表す(bは1以上の整数)。
受信装置200は、MMSEウェイト計算部(MMSEウェイト計算回路)206、MMSEフィルタ部(MMSEフィルタ回路)207、逆位相回転部(逆回転回路)208、IDFT(逆DFT)部(IDFT回路)209a、IDFT及びシンボル順序反転部(IDFT及びシンボル順序反転回路)209b、及び、逆プリコーディング部(逆プリコーディング回路)210を用いて、送信された変調シンボルs1(n)、s2(n)の推定値を算出する。次に、送信された変調シンボルs1(n)、s2(n)の推定値を算出する方法について説明する。
ここで、T1(b,k)は、送信装置100のシンボルブロック(式8のt1(b,n))をDFTした信号である。T2(b,k)は、送信装置100のシンボルブロック(式8のt2(b,n))をDFTした信号である。Z1(b,k)は、第1のRFチェーン部におけるノイズをDFTした信号である。Z2(b,k)は、第2のRFチェーン部におけるノイズをDFTした信号である。
式12−1において、HHは行列Hの複素共役転置を表す。また、σ2はノイズZ1(b,k)、Z2(b,k)の分散である。また、I2×2は2行2列の単位行列である。
MMSEフィルタ部207は、式12−2を用いて、T1(b,k)、T2(b,k)の推定値T^ 1(b,k)、T^ 2(b,k)を算出する。なお、推定値T^ 1(b,k)に対する処理を、第1の受信ストリーム処理といい、T^ 2(b,k)に対する処理を、第2の受信ストリーム処理という。
式12−2の計算を、MMSE方式という。MMSEフィルタ部207は、MMSE方式に基づいて、送信データv1に含まれるt1(b,n)と、送信データv2に含まれるt2(b,n)と、それぞれの直接波及び遅延波とが交じり合った受信データy1及びy2(図8参照)から、位相回転後のデータシンボルt1(b,n)、t2(b,n)の推定値を得る。ただし、MMSEフィルタ部207は、チャネル推定値(チャネルの周波数応答の推定値)H11(k)、H12(k)、H21(k)、H22(k)を活用し、計算を容易にするため、式12−2に示すように、周波数領域信号に対して計算を行う。
逆位相回転部208は、図3の位相回転部109と逆の処理を行う。位相回転部109の処理は、周波数領域では、図6Fに示すように、周波数インデックスk,−kが、周波数ビンdの分、シフトする処理に相当する。ここで、dは、式9−1より算出される。そこで、逆位相回転部208は、MMSEフィルタ部207から出力される第2の受信ストリームの周波数領域信号を、−dの分、シフトする。すなわち、逆位相回転部208は、周波数領域において、式12−3の処理を行う。
なお、受信装置200は、IDFT部209a、IDFT及びシンボル順序反転部209bと、逆位相回転部208とを入れ替え、MMSEフィルタ部からの出力をIDFTした後、逆位相回転を与えてもよい。この場合、逆位相回転部208は、時間領域において、式12−4の処理を行う。
つまり、逆位相回転部208は、第2の受信ストリームデータに対して逆位相回転を与えるが、IDFT及びシンボル順序反転部209bでシンボル順序が反転されるため、式9に定める行列Pの乗算と同じ処理を行う。
IDFT部209aは、逆位相回転部208から出力される第1の受信ストリームデータに対し、IDFTを行う。また、IDFT及びシンボル順序反転部209bは、逆位相回転部208から出力される第2の受信ストリームデータに対して、IDFTを行い、各DFTブロックについてシンボル順序を反転させる。
逆プリコーディング部210は、図3のプリコーディング部105が用いたプリコーディング行列Gの逆行列を、第1の受信ストリームデータ及び第2の受信ストリームデータに対して乗算し、s1(b,n)、s2(b,n)の推定値を算出する。逆プリコーディング部210の処理を、式12−5に示す。
データ復調部211a、211bは、逆プリコーディング部210から出力されるs1(b,n)、s2(b,n)の推定値をデータ復調し、ビットデータの推定値を算出する。
復号部212a、212bは、ビットデータの推定値に対し、LDPC符号による誤り訂正処理を行う。
ストリーム統合部213は、第1の受信ストリームデータと第2の受信ストリームデータを統合し、受信データとしてMAC部215に通知する。
ヘッダデータ抽出部214は、受信データからヘッダデータを抽出し、例えばMCS(Modulation and Coding Scheme)、図3の位相回転部109で用いる位相回転量θを決定する。また、ヘッダデータ抽出部214は、逆プリコーディング部210に適用するプリコーディング行列G、IDFT及びシンボル順序反転部209bにおけるシンボル反転処理の有無、及び、逆位相回転部208が用いる位相回転量θを制御しても良い。
受信装置200では、MMSEフィルタ部207が、第2の送信ストリームデータが周波数シフトされた送信信号T1(b,k)、T2(b,k)を用いて推定を行うため、より高い周波数ダイバーシチ効果が得られる。また、受信誤り率が低下し、データスループットが向上する。
<実施の形態1の効果>
実施の形態1では、送信装置100は、第2のプリコーデッドシンボルに対して、第1のプリコーデッドシンボルに付加するGIの複素共役を付加し、シンボル順序を反転し、位相回転(位相変更)を与える。
実施の形態1では、送信装置100は、第2のプリコーデッドシンボルに対して、第1のプリコーデッドシンボルに付加するGIの複素共役を付加し、シンボル順序を反転し、位相回転(位相変更)を与える。
これにより、MIMOチャネルにおいて、高い周波数ダイバーシチ効果が得られる。また、通信データの誤り率が低下し、データスループットが向上する。
(実施の形態2)
実施の形態1では、送信装置100が、データ変調部104a、104bにおいてπ/2−BPSK変調を行うことによって、MIMO送信を行う場合について説明した。実施の形態2では、送信装置300(図9参照)が、データ変調部104a、104bにおいて、複数のデータ変調方式(例えばπ/2−BPSK変調とπ/2−QPSK変調)を切り替えてMIMO送信を行う場合について説明する。
実施の形態1では、送信装置100が、データ変調部104a、104bにおいてπ/2−BPSK変調を行うことによって、MIMO送信を行う場合について説明した。実施の形態2では、送信装置300(図9参照)が、データ変調部104a、104bにおいて、複数のデータ変調方式(例えばπ/2−BPSK変調とπ/2−QPSK変調)を切り替えてMIMO送信を行う場合について説明する。
図9は、実施の形態2に係る送信装置300の構成を示す図である。なお、図9において、図3と同じ構成要素については、同じ番号を付与し、説明を省略する。
データ変調部104c、104dは、符号化部103a、103bが出力する符号化データに対し、MAC部101の制御に応じたデータ変調を行う。
次に、プリコーディング部105aが、π/2−BPSK変調とπ/2−QPSK変調とによってプリコーディング処理を切り替える例について説明する。
図10Aは、π/2−QPSK変調のコンスタレーションの一例を示す図である。データ変調部104c、104dから出力される変調シンボルs1(m)及びs2(m)は、それぞれ、+1,−1,+j、−jのいずれかの値となる。なお、π/2−BPSK変調のコンスタレーションは、図4Aに示した通りである。
データ変調部104c、104dにおいてπ/2−BPSKが使用される場合、プリコーディング部105aは、例えば、式2、式2−3、又は式2−5に示すプリコーディング行列Gを用いる。
プリコーディング部105aが、π/2−BSPKシンボルに対して、式2を用いてプリコーディングを行う場合、コンスタレーションは、π/2−QPSKと同様となる(図4Cを参照)。また、プリコーディング部105aが、π/2−QSPKシンボル(図10A参照)に対して、式14を用いてプリコーディングを行う場合、コンスタレーションは、16QAMと同様となる(図10Bを参照)。
π/2−BPSKのシンボル候補点の数は2、π/2−QPSKのシンボル候補点の数は4、π/2−16QAMのシンボル候補点の数は16である。つまり、プリコーディングを行うことにより、コンスタレーションにおけるシンボル候補点の数が増加する。
第2の送信RFチェーン処理は、変調方式及びプリコーディング行列Gの種類により異なる。データ変調部104c、104dにおいてπ/2−BPSKが使用され、プリコーディング部105aにおいて式2、式2−3又は式2−5に示すプリコーディング行列Gが使用される場合、送信装置300は、図3の送信装置100と同様に、複素共役GI付加部106b及びシンボル順序反転部107を用いて、第2の送信RFチェーン処理を行う。
複素共役GI付加部106bは、プリコーディング部105aの出力x2(m)に対し、GIの複素共役を付加する。シンボル順序反転部107は、GIの複素共役が付加された出力x2(n)に対して、シンボル順序反転処理を行う。
データ変調部104c、104dにおいてπ/2−QPSKが使用され、プリコーディング部105aにおいて式14に示すプリコーディング行列Gが使用される場合、送信装置300は、図3の送信装置100と異なり、GI付加部106cを用いて、第2の送信RFチェーン処理を行う。
GI付加部106cは、プリコーディング部105aの出力x2(m)に対し、第1のRFチェーン処理においてGI付加部106aが付加するGIと同じGIを付加する。
なお、GI付加部106cは、GI付加部106aが付加するGI(GI1)と異なるGI(GI2)を付加してもよい。GI1とGI2に、相互に直交する系列(相互相関が0)が用いられても良い。例えば、GI1には、11ad規格(非特許文献1を参照)に規定されるGa64系列が用いられても良く、GI2には、11ad規格に規定されるGb64系列が用いられても良い。
π/2−BPSK変調と、式2、式2−3又は式2−5のプリコーディング行列Gとの組み合わせを、第1のプリコーディング方式タイプと呼ぶ。π/2−QPSK変調と、式14のプリコーディング行列Gとの組み合わせを、第2のプリコーディング方式タイプと呼ぶ。なお、第1のプリコーディング方式タイプと第2のプリコーディング方式タイプの判別方法については、後述する。
第1のプリコーディング方式タイプの場合、選択部112aは、データシンボルバッファ108aの出力を選択し、選択部112bは、シンボル順序反転部107の出力を選択する。
第2のプリコーディング方式タイプの場合、選択部112aは、GI付加部106aからの出力を選択し、選択部112bは、GI付加部106cからの出力を選択する。
なお、選択部112aは、GI付加部106aの後段に配置されても良い。また、選択部112bは、プリコーディング部105aの後段に配置されても良い。
次に、送信装置300が、プリコーディング方式に応じて第2の送信RFチェーン処理を変更する理由について説明する。
第1のプリコーディング方式タイプでは、式2−2、式2−4又は式2−6のように、x1(b,n)とx2(b,n)とは、複素共役の関係にあり、さらに、定数倍された関係にある。したがって、図5B及び図5Cに示したように、周波数領域において、第2の送信RFチェーン処理の信号は、第1の送信RFチェーン処理の信号の周波数を反転したものであり、第1の送信RFチェーン処理の信号と複素共役の関係にある。
一方、第2のプリコーディング方式タイプでは、x1(b,n)とx2(b,n)とは、複素共役の関係に無い。したがって、図11A及び図11Bに示すように、周波数領域において、第1の送信RFチェーン処理の信号と第2の送信RFチェーン処理の信号とは、同一の周波数で送信される。例えば、X1(b,k)とX2(b,k)とは同一の周波数で送信され、X1(b,−k)とX2(b,−k)とは同一の周波数で送信される。
以上の考察から、送信装置300は、第1のプリコーディング方式タイプでは、第2の送信RFチェーン処理において複素共役のGIを付加し、シンボル順序を反転する。つまり、選択部112bは、シンボル順序反転部107からの出力を選択する。一方、第2のプリコーディング方式タイプでは、第2のRFチェーン処理において、第1のRFチェーン処理と同じGIを付加し、シンボル順序の反転を行わない。つまり、選択部112bは、GI付加部106cからの出力を選択する。
これにより、送信装置300は、データ変調方式及びプリコーディング行列の種類に関わらず、図6E、図6Fに示すように、位相回転部109が与える位相回転θ(及び、θから式9−1を用いて換算されるd)に応じた周波数ダイバーシチ効果を実現できる。
π/2−BPSKでは、式2のプリコーディング行列を用いることにより、プリコーディング後のコンスタレーションは、QPSKと同等となる(図4Bを参照)。この場合は、第1のプリコーディング方式タイプが該当する。また、π/2−QPSKでは、式14のプリコーディング行列を用いることにより、プリコーディング後のコンスタレーションは、16QAMと同等となる(図10Bを参照)。この場合は、第2のプリコーディング方式タイプが該当する。
なお、選択部112a、112bは、π/2−BPSK変調では、プリコーディング方式のタイプに応じて、入力データを選択してもよい。
また、送信装置300は、プリコーディングを行わない送信時におけるπ/2−QPSK及びπ/2−16QAMと同じ送信パラメータを用いて送信してもよい。送信パラメータは、例えば、送信F/E回路110a、110bのRFアンプのバックオフの設定値を含む。すなわち、送信装置300は、変調方式に応じて、式2又は式14のいずれかを用いてプリコーディングを行ってもよい。これにより、送信F/E回路110a、110bの構成を変更することなく送信できる。以下、その理由を説明する。
一般的なミリ波通信では、送信F/E回路におけるRFアンプのバックオフの設定値は、送信コンスタレーション配置(図10A,図10Bなど)に応じて適切に設定及び変更される。例えば、図10Bのような16QAMでは、平均電力に対するピーク電力(PAPR)が大きくなるため、RFアンプのバックオフを大きくし、RFアンプにて信号が飽和しないように設定される。また、プリコーディング処理を施すことによって送信信号のコンスタレーションの配置が変わるため、送信F/E回路の設定は変更される。
これに対して、本実施の形態に係る送信装置300では、例えば式2及び式14を用いることで、プリコーディング処理を施すことによって、プリコーディング処理の前のコンスタレーション配置とは異なるが、既知の変調と同じコンスタレーション配置となる。すなわち、プリコーディング処理の有無にかかわらず、送信信号は、既知のコンスタレーション配置となるので、送信F/E回路の構成及び設定の変更が不要となり、制御が容易となる。
<実施の形態2の効果>
実施の形態2では、送信装置300は、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルとが複素共役の関係にある場合、第2のプリコーデッドシンボルに対して、第1のプリコーデッドシンボルに付加するGIの複素共役を付加し、シンボル順序を反転し、位相回転(位相変更)を与える。
実施の形態2では、送信装置300は、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルとが複素共役の関係にある場合、第2のプリコーデッドシンボルに対して、第1のプリコーデッドシンボルに付加するGIの複素共役を付加し、シンボル順序を反転し、位相回転(位相変更)を与える。
これにより、MIMOチャネルにおいて、複数のデータ変調方式を切り替えることができる。よって、高い周波数ダイバーシチ効果が得られる。また、通信データの誤り率が低下し、データスループットが向上する。
(実施の形態3)
実施の形態3では、複数のデータ変調方式(例えばπ/2−BPSK変調とπ/2−QPSK変調)を切り替えてMIMO送信を行う、実施の形態2とは別の方法について説明する。
実施の形態3では、複数のデータ変調方式(例えばπ/2−BPSK変調とπ/2−QPSK変調)を切り替えてMIMO送信を行う、実施の形態2とは別の方法について説明する。
図12は、実施の形態3における送信装置400の構成を示す図である。なお、図12において、図9と同じ構成要素には、同じ番号を付与し、説明を省略する。
プリコーディング部105aは、送信RF(Radio Frequency)チェーン2のためのデータシンボル(x2)を、複素共役部113及び選択部112cへ出力する。複素共役部113は、そのデータシンボル(x2)について複素共役を計算する。
選択部(選択回路)112cは、プリコーディング部105aが第1のプリコーディング方式タイプのプリコーディングを行う場合、プリコーディング部105aからの出力を選択する。選択部112cは、プリコーディング部105aが第2のプリコーディング方式タイプのプリコーディングを行う場合、複素共役部113からの出力を選択する。このため、送信装置400は、第2のプリコーディング方式タイプを選択する場合、プリコーディング部105aが出力する送信RFチェーン2のデータシンボル(x2)について、複素共役を計算する。
シンボル順序反転部107aは、GI及びデータシンボルの順序を反転する(図6A、図6Bを参照)。送信装置400は、プリコーディング方式タイプに関わらず、シンボル順序反転部107aを用いて、シンボル順序を反転する。
シンボル遅延部108cは、データシンボルバッファ108aからの出力シンボルに、1シンボル時間以上の遅延を加える。すなわち、シンボル遅延部108cは、送信RFチェーン1の送信シンボルが、送信RFチェーン2の送信シンボルに対して遅れて送信されるようにする。
例えば、シンボル遅延部108cは、1シンボルの遅延を付加する。これにより、送信RFチェーン1の第1シンボルと、送信RFチェーン2の第2シンボルとが、同時刻に送信される。
シンボル遅延部108cは、1シンボルの遅延を付加する場合、送信RFチェーン2の第1シンボルを送信するのと同時刻に、送信RFチェーン1に対して、あらかじめ定められたダミーシンボルを出力しても良い。シンボル遅延部108cは、ダミーシンボルに、例えば、GIの最終シンボルを用いても良い。例えば、シンボル遅延部108cは、3シンボルの遅延を付加する場合、GIの最終3シンボルを、ダミーシンボルに用いても良い。
なお、シンボル遅延部108cは、送信RFチェーン1に含められる代わりに、送信RFチェーン2に含められてもよい。例えば、シンボル遅延部108cは、シンボル順序反転部107aと送信F/E回路110bとの間に挿入されてもよい。
図13Aは、プリコーディング部105aの出力シンボル系列(プリコーデッドシンボル系列x1,x2)の一例を示す図である。プリコーデッドシンボル系列は、プリコーデッドシンボルの系列と、GIのシンボルの系列とを含む系列である。
図13Aにおいて、x1(b,n)及びx2(b,n)は、送信RFチェーン1及び送信RFチェーン2の第bシンボルブロックのn番目のプリコーデッドシンボルを表す。GI(n)は、GI付加部106aが出力するGIである。
図13Aにおいて、DFTウィンドウのサイズ(シンボル数)をN_DFT、DFTウィンドウ内のデータのシンボル数をN_CBPB、GIのGI長(シンボル数)をN_GIと表す。一例では、N_DFTは512シンボル、N_CBPBは448シンボル、N_GIは64シンボルである。
本実施の形態において、プリコーデッドシンボルを表すx1(b,n)及びx2(b,n)におけるnの値は、0以上N_CBPB未満の整数である。また、GIのシンボルを表すGI(n)におけるnの値は、N_CBPB以上N_DFT未満の整数である。
例えば、データシンボル数(N_CBPB)が448、GI長(N_CB)が64である場合、データシンボルx1(1,n)におけるnの値は、0以上かつ448未満、GI(n)におけるnの値は、448以上かつ512未満である。
図13Bは、プリコーデッドシンボル系列x1及びx2を、DFTウィンドウ1においてDFTすることによって算出される、x1及びx2の周波数領域信号を示す図である。ここで、DFTウィンドウ1は、N_DFTシンボルの幅を持ち、先頭のシンボル(n=0の位置)はx1(b,0)及びx2(b,0)であり、最終のシンボル(n=511の位置)は、GI(511)である。
プリコーデッドシンボル系列x1の周波数領域信号は、プリコーデッドシンボルx1(b,n)(nは0以上N_CBPB未満の整数)をDFTした信号成分(X1(b,k)、kは0以上N_DFT未満の整数)と、GI(n)(nは、N_CBPB以上かつN_DFT未満の整数)をDFTした信号成分(G(k)、kは0以上N_DFT未満の整数)を加算した信号である。
プリコーデッドシンボルx1(b,n)をDFTした信号X1(b,k)とは、DFTウィンドウ1において、GI部分の値を0に置き換えてDFTした信号である。また、GI(n)をDFTした信号G(k)とは、DFTウィンドウ1において、GI以外の部分の値を0に置き換えてDFTした信号である。
同様に、プリコーデッドシンボル系列x2の周波数領域信号は、プリコーデッドシンボルx2(b,n)(nは0以上かつN_CBPB未満の整数)をDFTした信号成分(X2(b,k)、kは0以上かつN_DFT未満の整数)と、GI(n)(nはN_CBPB以上かつN_DFT未満の整数)をDFTした信号成分(G(k)、kは0以上かつN_DFT未満の整数)を加算した信号である。
図14Aは、第2のプリコーディング方式タイプの場合における、データシンボルバッファ108aの出力シンボル系列(w1)、及び、シンボル順序反転部107aの出力シンボル系列(w2)の一例を示す図である。
シンボル系列w1及びw2のGIのシンボルは、GI*(−n)である。ここで、GI*(−n)は、GI(n)の複素共役を時間反転したシンボル系列である。GI*(−n)は、GI(N_DFT−n+N_CBPC−1)の複素共役に等しい。例えば、N_DFTの値が512、N_CBPBの値が448、N_GIの値が64の場合、GI*(−511)は、GI(448)の値の複素共役に等しい。
シンボル系列w1のデータシンボルw1(b,n)は、x1(b,n)の値と等しく、式16−1で表される。また、シンボル系列w2のデータシンボルw2(b,n)は、x2を複素共役及びシンボル順序反転したシンボル系列であり、式16−2で表される。
図14Bは、図14Aのシンボル系列w1、w2を、DFTウィンドウ1においてDFTすることによって算出される、w1及びw2の周波数領域信号(W1及びW2)を示す図である。W1(b,k)及びW2(b,k)は、式17及び式18で表される。
次に、図15A及び図15Bを用いて、シンボル系列w2の周波数領域信号W2(b,n)が、式18で表される理由について説明する。図15Aは、複素共役部113及びシンボル順序反転部107aがシンボル系列x2に対して行う処理を、時間領域において示すフローチャートである。図15Bは、複素共役部113及びシンボル順序反転部107aがシンボル系列x2に対して行う処理を、周波数領域において示すフローチャートである。
複素共役部113及びGI付加部106bは、シンボル系列x2であるプリコーデッドシンボルx2(b,n)及びGI(n)の複素共役の値を算出し、それぞれ、x2 *(b,n)及びGI*(n)を得る(図15AのステップS101)。
シンボル順序反転部107aは、まず、DFTウィンドウ1内でシンボル順序を反転する。シンボル順序反転部107aは、先頭のシンボル(x2 *(b,0))の位置を変更せず、他のシンボルの順序を変更する(図15AのステップS102)。例えば、シンボル順序反転部107aは、シンボル位置n=0,1,2,3,...,511を、シンボル位置n=0,511,510,509,...,2,1に移動する。
図15AのステップS102で得られたシンボル系列をDFTした信号は、プリコーデッドシンボル系列x2の周波数領域信号の複素共役である。送信装置400は、ステップS101及びステップS102の処理を行うことにより、プリコーデッドシンボル系列を、周波数領域において複素共役の関係にある信号に変換する(図15BのステップS101f)。なお、送信装置400は、図15AのステップS101及びステップS102の処理を行う代わりに、DFT、複素共役及び逆DFTを行うことにより、図15BのステップS101fの処理を行ってもよい。
シンボル順序反転部107aは、図15AのステップS102で得られた信号に巡回シフトを行い、プリコーデッドシンボル系列x1のGIの位置と、シンボル系列w2のGIの位置とを合わせる(図15AのステップS103)。シンボル順序反転部107aは、ステップS102で得られた信号を、N_GI+1シンボル(例えば65シンボル)ぶん左(負の方向)へ巡回シフトする。ステップS103において得られた信号が、シンボル系列w2である。
時間領域におけるN_GI+1シンボルの巡回シフトは、周波数領域における位相回転係数(exp(jπ(N_GI+1)/N_DFT))の乗算に相当する(図15BのステップS103f)。
以上、シンボル系列w2のデータシンボルw2(b,n)が式18で表されることについて説明した。
式17及び式18によれば、送信装置400が、プリコーデッドシンボルx1には周波数領域における位相回転を施さず、プリコーデッドシンボルx2には周波数領域における位相回転を施すことに等しい。これは、複素共役部113及びシンボル順序反転部107aが、周波数領域において、以下の式19に示す、周波数ビン番号kに応じたプリコーディングを施すことに等しい。
プリコーディング部105aが行うプリコーディングの行列Gとあわせると、これは、送信装置400が、Gr(k)×Gのプリコーディングを行って送信することに等しい。
図16Aは、第1のプリコーディング方式タイプにおける、プリコーディング部105aの出力シンボル系列(プリコーデッドシンボル系列x1,x2)の一例を示す図である。また、図16Bは、図16Aのシンボル系列w1、w2を、DFTウィンドウ1においてDFTすることによって算出される、w1及びw2の周波数領域信号を示す図である。
第1のプリコーディング方式タイプでは、プリコーデッドシンボルx1,x2は、式2−2、式2−4又は式2−6の関係を満たす。ここで、一例として、x2(b,n)がx1(b,n)の複素共役である場合、つまり式2−2を満たす場合について説明する。
図16Aは、図14Aにおけるx2をx1に置き換えた場合と等しい。よって、シンボル系列w1及びw2の時間領域信号は、式20及び式21で表され、シンボル系列w1及びw2の周波数領域信号は、式22及び式23で表される。
第2のプリコーディング方式タイプと同様に、式22及び式23より、送信装置400は、第1のプリコーディング方式タイプにおいて、式19に示すプリコーディング行列の演算結果を得ることができる。
このように、送信装置400は、プリコーデッドシンボルx2に対して、プリコーディング方式タイプに応じて複素共役の処理を行い、シンボル順序反転処理を行う。これにより、送信装置400は、周波数ビン番号kに応じたプリコーディングを施すことに等しい結果を得て、周波数ビン番号k毎にプリコーディング行列を変えて送信できる。よって、周波数ダイバーシチ効果が得られ、通信性能が向上する。
図7の受信装置200は、図12に示す送信装置400からの送信信号を受信する場合、逆位相回転部208において、式19による位相回転を除去しても良い。また、受信装置200は、MMSEウェイト計算部206において、式19による位相回転をチャネル行列に乗算し、MMSEフィルタ部207の出力から、式19による位相回転を除去してもよい。また、受信装置200は、IDFT及びシンボル順序反転部209bにおいて、受信シンボル系列に対して、図15AのステップS103と逆方向のシフトを行い、式19による位相回転を除去しても良い。
なお、図12のプリコーディング部105aは、第1のプリコーディング方式タイプのプリコーディング行列を、第2のプリコーディング方式タイプのプリコーディング行列に変換してプリコーディングを行ってもよい。この場合、送信装置400は、変調方式に関わらず複素共役部113を用いるので、選択部112cを備えなくても良い。よって、送信装置400における回路規模を削減できる。
図12のシンボル遅延部108cは、シンボル系列w1に、あらかじめ定められたシンボル数の遅延(dシンボル(dは整数))を加える。これにより、送信RFチェーン1と送信RFチェーン2との間の送信信号タイミングが変化する。
シンボル遅延部108cが遅延dを加えた場合における、シンボル系列の時間軸信号v1及びv2を、式25及び式26に表す。また、シンボル系列v1及びv2の周波数領域信号V1及びV2を、式27及び式28に表す。
式18(遅延を加えない場合)と式28とを比較すると、式28は、式18と比べて位相回転量が大きい。そこで、送信装置400は、送信RFチェーン1のシンボル系列に遅延を加える。これにより、ダイバーシチ効果が増大し、通信品質が向上し得る。
また、N_GI及びN_DFTが偶数である場合、シンボル遅延部108cは、遅延量dを奇数にしてもよい。これにより、式28の位相回転量の係数に含まれる(N_GI+d+1)/N_DFTの値が通分され、式29が満たされる。このため、周波数ビンkと周波数ビンk+N_DFT/2との位相回転量が等しい。
式29より、受信装置200の逆位相回転部208は、周波数ビンkと周波数ビンk+N_DFT/2のいずれかの位相回転量を計算する。これにより、位相回転量の計算が半分に減るため、回路規模を削減できる。
また、シンボル遅延部108cは、N_DFTの値が4の倍数である場合に、遅延量dの値を、N_GI+d+1が4の倍数となる値に定める。これにより、4つの周波数ビンk、k+N_DFFT/4、k+N_DFFT/2、k+N_DFFT*3/4において位相回転量が等しくなる。よって、受信装置200における計算量をさらに削減できる。
同様に、シンボル遅延部108cは、N_DFTが2のべき乗の倍数である場合に、遅延量dを、N_GI+d+1が2のべき乗の倍数となる値に定める。これにより、受信装置200における回路規模を削減できる。
遅延量dが大きくなることによって、送信RFチェーン1と送信RFチェーン2のGIの位置のずれが増大するため、dの値は、GIのシンボル数より小さいことが望ましい。シンボル遅延部108cは、GI長に応じて遅延量dの値を定めても良い。シンボル遅延部108cは、例えば、GI長が64である場合、dの値を、1,3,7,15のいずれかに定めて良い。また、シンボル遅延部108cは、例えば、GI長が128である場合、dの値を、3,7,15,31のいずれかに定めて良い。
なお、送信装置400は、送信RFチェーン1にシンボル遅延部108cを挿入する代わりに、送信RFチェーン2にシンボル遅延部108cを挿入しても良い。シンボル系列v2の周波数領域信号V2は、式29の代わりに、式30のようになる。
N_GI及びN_DFTが偶数である場合、シンボル遅延部108cは、遅延量dを、奇数にすることにより、受信装置200における回路規模を削減できる。また、N_DFTが2のべき乗の値である場合、シンボル遅延部108cは、遅延量dを、N_GI−d+1の値が2のべき乗となる値に定めることにより、受信装置200における回路規模を削減できる。
<実施の形態3の効果>
実施の形態3では、送信装置400は、プリコーデッドシンボルx2に対して、プリコーディング方式タイプに応じて複素共役を行い、シンボル順序反転処理を行う。これにより、送信装置400は、周波数ビン番号kに応じたプリコーディングを施すことに等しい結果を得る。
実施の形態3では、送信装置400は、プリコーデッドシンボルx2に対して、プリコーディング方式タイプに応じて複素共役を行い、シンボル順序反転処理を行う。これにより、送信装置400は、周波数ビン番号kに応じたプリコーディングを施すことに等しい結果を得る。
よって、MIMOチャネルにおいて、高い周波数ダイバーシチ効果が得られる。また、通信データの誤り率が下がり、データスループットが向上する。
(実施の形態4)
実施の形態4では、複数のデータ変調方式(例えばπ/2−BPSK変調とπ/2−QPSK変調)を切り替えてMIMO送信を行う、実施の形態2とは別の方法について説明する。
実施の形態4では、複数のデータ変調方式(例えばπ/2−BPSK変調とπ/2−QPSK変調)を切り替えてMIMO送信を行う、実施の形態2とは別の方法について説明する。
図17は、実施の形態4における送信装置500の構成を示す図である。なお、図17において、図9と同じ構成要素については、同じ番号を付与し、説明を省略する。
ストリーム生成部102aは、図9のストリーム生成部102と異なり、MAC部101からの指示に応じて、2つの送信ストリームを出力する場合と、1つの送信ストリームを出力する場合とを切り替えて動作する。
ストリーム生成部102aが2つの送信ストリームを出力する場合(「2ストリーム送信」という)、送信装置500は、図9に示す送信装置300と同様の動作を行う。よって、ここでは説明を省略する。
次に、ストリーム生成部102aが1つの送信ストリームを出力する場合(1ストリーム送信という)について説明する。なお、この場合、符号化部103b及びデータ変調部104dは、動作を停止しても良い。
式31のプリコーディングでは、プリコーデッドシンボルx1とx2とは、同じ値を有する。プリコーディング部105bは、1つのシンボルを2つの送信アンテナ(送信RFチェーン)に対して均等に送信エネルギーを分配する。これにより、空間ダイバーシチ効果が得られる。
プリコーディング部105bは、式32のプリコーディングを行ってもよい。プリコーディング部105bは、2つの送信RFチェーンに送信エネルギーを分配し、I,Q軸上でシンボルを直交させて送信する。これにより、ダイバーシチ効果が高まる。
ストリーム生成部102aが1つの送信ストリームを出力する場合、第2のプリコーディング方式タイプと同様に、選択部112dは、GI付加部106aの出力を選択し、選択部112eは、GI付加部106cの出力を選択する。
なお、式31及び式32のプリコーディング行列は、2つのプリコーデッドシンボルの間に複素共役の関係が無いため、第2のプリコーディング方式タイプに分類される。
受信装置200が、1つの送信ストリームを含む信号を受信した場合、MMSEフィルタ部207は、1つの送信ストリームを出力する動作を切り替える。これにより、計算量が削減され、消費電力が低減する。
送信装置500が1ストリーム送信を行う場合、空間−周波数ダイバーシチ効果によって通信性能が向上する。また、受信装置200における消費電力が低減する。
なお、送信装置500は、2ストリーム送信を行う場合、異なるプリコーデッドシンボルx1及びx2を送信する。したがって、1ストリーム送信と比べて、空間−周波数ダイバーシチ効果がさらに高まり、通信性能が向上する。
また、送信装置500は、スループットに応じて、1ストリーム送信と2ストリーム送信とを切り替えてもよい。これにより、受信装置200における消費電力が低減し、空間−周波数ダイバーシチ効果が高まり、通信性能が向上する。
図18Aは、1ストリーム送信におけるプリコーディング行列の一例を示す。Nssはストリーム数、Rateは1送信シンボルあたりの送信ビット数、Modulationは変調方式、Precoderはプリコーディング行列、Typeはプリコーディング方式タイプを表す。また、Modulationにおいて、pi/2−BPSKは、π/2シフトBPSK(Binary Phase Shift Keying)、pi/2−QPSKは、π/2シフトQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、pi/2−16QAMは、π/2シフト16QAM(16点Quadrature Amplitude Modulation)、pi/2−64QAMは、π/2シフト64QAM(64点Quadrature Amplitude Modulation)である。
このため、送信装置500は、1ストリーム送信において、変調方式によらず、式31のプリコーディング行列を用いる。
図18Bは、2ストリーム送信におけるプリコーディング行列の一例を示す。Modulationにおいて、pi/2−(BPSK,BPSK)は、送信ストリーム1及び送信ストリーム2において、π/2シフトBPSKを用いることを表す。pi/2−(QPSK,16QAM)は、送信ストリーム1においてπ/2シフトQPSKを用い、送信ストリーム2においてπ/2シフト16QAMを用いることを表す。
送信装置500は、2ストリーム送信において、変調方式がpi/2−(BPSK,BPSK)の場合、式33のプリコーディング行列を用いる。式33のプリコーディング行列は、式2のプリコーディング行列と同等の性能を有する。送信F/E回路110a及び110bにおける送信シンボルは、π/2シフトQPSKと同等のコンスタレーション点を有する(図4Cを参照)。
送信装置500は、変調方式がpi/2−(QPSK,QPSK)である場合、式34のプリコーディング行列を用いる。式34のプリコーディング行列は、式14と同等の性能を有し、位相回転を加えることにより、π/2シフト16QAMと同等のコンスタレーション点を有する。
プリコーディング行列G1は、pi/2−QPSK変調された送信ストリーム1と、pi/2−16QAM変調された送信ストリーム2との電力を調整し、MIMOチャネル容量を最大化するために用いられてもよい。また、プリコーディング行列G2は、電力調整後の送信ストリーム1と送信ストリーム2とを、送信RFチェーン1と送信RFチェーン2とに、電力が均等となるように分配し、空間ダイバーシチを得るために用いられてもよい。
図19は、変調方式がpi/2−(QPSK,16QAM)の場合における、コンスタレーション点の一例を示す。図19は、π/2シフト64QAMにおいてシンボル点間隔を変更したコンスタレーションに相当する。
送信装置500は、変調方式がpi/2−(16QAM,16QAM)である場合、式38のプリコーディング行列を用いる。式38のプリコーディング行列は、π/2シフト256QAM(256点QAM)と同等のコンスタレーション点を有する。
以上のように、プリコーディング部105bが2ストリームのプリコーディングを行う場合、送信シンボルのコンスタレーションが、π/2シフトBPSK、π/2シフトQPSK、π/2シフト16QAM、π/2シフト64QAM、π/2シフト256QAMと同等となる。よって、送信装置500は、低いPAPR(Peak to Average Power Ratio)で送信を行える。
また、送信装置500において、式34及び式38のプリコーディング行列を用いることは、送信ストリーム1と送信ストリーム2との電力比を、送信RFチェーン1と送信RFチェーン2とにおいて異なる値に設定して送信することに相当する。これにより、送信装置500は、空間ダイバーシチ効果を高めることができる。
なお、本実施の形態における送信装置500は、図9の送信装置300を、1ストリーム送信と2ストリーム送信とを切り替えて用いる構成にしたことに相当する。同様に、図12の送信装置400を、1ストリーム送信と2ストリーム送信とを切り替えて用いる構成にしても良い。1ストリーム送信において、プリコーディング行列は、第2のプリコーディング方式タイプに分類される。この場合、送信装置400における選択部112cは、複素共役部113からの出力を選択する。
なお、送信装置400は、1ストリーム送信では、送信RFチェーン2の信号に複素共役とシンボル順序反転とを行う。よって、式19における位相回転の効果により、周波数ダイバーシチ効果が得られ、通信性能が向上する。
<実施の形態4の効果>
実施の形態4では、送信装置500は、2つの送信ストリームを出力する場合と、1つの送信ストリームを出力する場合とを切り換える。また、送信装置500は、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルとが複素共役の関係にある場合、第2のプリコーデッドシンボルに対して、第1のプリコーデッドシンボルに付加するGIの複素共役を付加し、シンボル順序を反転し、位相回転(位相変更)を与える。
実施の形態4では、送信装置500は、2つの送信ストリームを出力する場合と、1つの送信ストリームを出力する場合とを切り換える。また、送信装置500は、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルとが複素共役の関係にある場合、第2のプリコーデッドシンボルに対して、第1のプリコーデッドシンボルに付加するGIの複素共役を付加し、シンボル順序を反転し、位相回転(位相変更)を与える。
これにより、MIMOチャネルにおいて、複数のデータ変調方式を切り替えることができる。よって、高い周波数ダイバーシチ効果が得られる。また、通信データの誤り率が低下し、データスループットが向上する。
(実施の形態2の変形例)
実施の形態2では、送信装置300が、π/2−BPSK変調の場合、シンボル順序反転部107においてデータシンボル及びGIのシンボルにシンボル順序反転を行うMIMO送信について説明した。実施の形態2の変形例では、送信装置600(図20参照)が、GI付加部106d、106eにおいて、ストリーム毎に異なる系列(例えば直交する系列)を付加するMIMO送信について説明する。
実施の形態2では、送信装置300が、π/2−BPSK変調の場合、シンボル順序反転部107においてデータシンボル及びGIのシンボルにシンボル順序反転を行うMIMO送信について説明した。実施の形態2の変形例では、送信装置600(図20参照)が、GI付加部106d、106eにおいて、ストリーム毎に異なる系列(例えば直交する系列)を付加するMIMO送信について説明する。
図20は、実施の形態2の変形例に係る送信装置600の構成を示す図である。なお、図20において、図9と同じ構成要素については、同じ番号を付与し、説明を省略する。
GI付加部106d、106eは、選択部112a、112b及び位相回転部109よりも後段に配置される。図9の送信装置300と異なり、送信装置600は、変調方式に関わらずストリーム毎に定められたGIシンボルを付加しても良い。
図21及び図22は、送信装置600のGI付加部106d、106eから出力(v3、v4)される送信シンボルフォーマットの一例を示す図である。図21はデータシンボルの変調がπ/2−BPSK変調である場合、図22はデータシンボルの変調がπ/2−BPSK変調以外である場合を示す。
GI付加部106dは、プリコーデッドシンボルx1(m)を、448シンボル毎のデータブロックに分割し、各データブロックの前段に64シンボルのGI(GI1(p))を付加する。GIは、既知の系列をπ/2−BPSK変調したシンボル系列である。さらに、GI付加部106dは、最後のデータブロックの後段に64シンボルのGIを付加する。これにより、図21及び図22に示すような送信シンボルv3が生成される。なお、これらのシンボル数は一例であり、本実施の形態は、これら以外のシンボル数であってもよい。
同様に、GI付加部106eも、プリコーデッドシンボルx2(m)を、448シンボル毎のデータブロックに分割し、各データブロックの前段に64シンボルのGI(GI2(p))を付加し、最後のデータブロックの後段に64シンボルのGIを付加する。これにより、図21及び図22に示すような送信シンボルv4が生成される。GI付加部106eが付加するGIは、GI付加部106dが付加するGIと異なる系列であっても良い。
受信装置200は、図21及び図22のフォーマットを有する、送信装置600からの送信信号を受信した場合、実施の形態1に示したように、式12−2を用いてMMSE等化を行い、受信処理を行ってもよい。
受信装置200は、MMSE等化されたGIシンボル(MMSEフィルタ部207の出力のうちGIに係る部分)と、既知のGIシンボルとを比較し、チャネル推定行列の誤差を検出してチャネル推定行列の補正を行ってもよい。GI1(p)とGI2(p)が直交系列である場合、MMSE等化により推定されたGI1(p)と、既知のGI1(p)との相関を算出する。この算出では、MMSE等化の残留誤差が軽減され、例えば位相ずれの値が高精度に算出される。よって、チャネル推定行列を高精度に補正し、受信性能を改善できる。
次に、受信装置200のMMSEフィルタ部207が、図21及び図22のフォーマットを有する、送信装置600からの送信信号を受信する、別の方法について説明する。
受信装置200は、GI1(p)及びGI2(p)のレプリカ信号を、式39により生成する。ここで、レプリカ信号とは、既知パターン(例えばGI1(p)及びGI2(p))を送信した場合に、受信アンテナで受信される信号の推定値であり、既知パターンにチャネル行列(式12参照)を乗算することによって算出される。
式39において、XG1(k)及びXG2(k)は、GI時間領域信号(シンボル)GI1(p)及びGI2(p)をDFTした信号(GIの周波数領域信号)である。また、YG1(k)及びYG2(k)は、GI1(p)及びGI2(p)を受信装置200が受信した場合の周波数領域信号である。YG1(k)及びYG2(k)に記号「^」を付与することにより、推定値であることを示す。
受信装置200は、式40により、受信信号Y1(b,k)からY^G1(k)を差し引いて受信信号に含まれるデータ信号成分Y^D1(k)を推定し、Y2(b,k)からY^G2(k)を差し引いてデータ信号成分Y^D2(k)を推定する。
式41で行う計算処理は式12−2と同様であるが、式12−2の入力Y1(b,k)及びY2(b,k)はデータ及びGIの信号成分を含むのに対し、式18の入力Y^D1(k)及びY^D2(k)はGIの信号成分が差し引かれたデータの信号成分を含む点が異なる。
MMSEフィルタ部207は、送信装置600の送信信号を受信する場合、ストリーム毎のGIは複素共役及び時間順序反転の関係ではないため、GIのシンボルの復調において、実施の形態1と同様の周波数ダイバーシチ効果を得ることは困難である。よって、GIのシンボルからデータシンボルへのシンボル間干渉がMMSE等化後に残留し、受信性能が低下する場合がある。
ここで、MMSEフィルタ部207は、送信装置600の送信信号を受信する場合、式39、式40及び式41を用いてGIのシンボルレプリカを受信信号から差し引いてMMSE等化を行う。すなわち、GIの影響を軽減してデータシンボルのMMSE等化を行う。
受信装置200は、MMSEフィルタ部207が式41を用いて生成した送信データシンボルの推定値T^D1(k)及びT^D2(k)に対して、逆位相回転及び逆プリコーディングを含む実施の形態1及び実施の形態2と同様の受信処理を行う。
<実施の形態2の変形例の効果>
実施の形態2の変形例では、送信装置600は、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルとが複素共役の関係にある場合、第2のプリコーデッドシンボルに対して、シンボル順序を反転し、位相回転(位相変更)を与える。また、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルに異なるGIを挿入する。
実施の形態2の変形例では、送信装置600は、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルとが複素共役の関係にある場合、第2のプリコーデッドシンボルに対して、シンボル順序を反転し、位相回転(位相変更)を与える。また、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルに異なるGIを挿入する。
これにより、MIMOチャネルにおいて、複数のデータ変調方式を切り替えることができる。よって、高い周波数ダイバーシチ効果が得られる。また、通信データの誤り率が低下し、データスループットが向上する。
(実施の形態3の変形例)
実施の形態3では、送信装置400が、シンボル順序反転部107aにおいてデータシンボル及びGIのシンボルにシンボル順序反転を行うMIMO送信について説明した。実施の形態3の変形例では、送信装置700(図23参照)が、GI付加部106d、106eにおいて、ストリーム毎に異なる系列(例えば直交する系列)を付加するMIMO送信について説明する。
実施の形態3では、送信装置400が、シンボル順序反転部107aにおいてデータシンボル及びGIのシンボルにシンボル順序反転を行うMIMO送信について説明した。実施の形態3の変形例では、送信装置700(図23参照)が、GI付加部106d、106eにおいて、ストリーム毎に異なる系列(例えば直交する系列)を付加するMIMO送信について説明する。
図23は、実施の形態3の変形例に係る送信装置700の構成を示す図である。なお、図23において、図12、図20と同じ構成要素については、同じ番号を付与し、説明を省略する。
GI付加部106d、106eは、データシンボルバッファ108a、シンボル遅延部108c、選択部112c、及びシンボル順序反転部107aよりも後段に配置される。図12の送信装置400と異なり、送信装置700は、変調方式に関わらず、ストリーム毎に定められたGIシンボルを付加しても良い。
図24及び図25は、送信装置700のGI付加部106d、106eから出力(v5、v6)される送信シンボルフォーマットの一例を示す図である。図24はデータシンボルの変調がπ/2−BPSK変調である場合、図25はデータシンボルの変調がπ/2−BPSK変調以外である場合を示す。
GI付加部106dは、プリコーデッドシンボルx1(m)を、448シンボル毎のデータブロックに分割し、各データブロックの前段に64シンボルのGI(GI1(p))を付加する。GIは、既知の系列をπ/2−BPSK変調したシンボル系列である。さらに、GI付加部106dは、最後のデータブロックの後段に64シンボルのGIを付加する。これにより、図24及び図25に示すような送信シンボルv5が生成される。なお、これらのシンボル数は一例であり、本実施の形態は、これら以外のシンボル数であってもよい。
同様に、GI付加部106eも、プリコーデッドシンボルx2(m)を、448シンボル毎のデータブロックに分割し、各データブロックの前段に64シンボルのGI(GI2(p))を付加し、最後のデータブロックの後段に64シンボルのGIを付加する。これにより、図24及び図25に示すような送信シンボルv6が生成される。GI付加部106eが付加するGIは、GI付加部106dが付加するGIと異なる系列であっても良い。
受信装置200は、図24及び図25のフォーマットを有する、送信装置700からの送信信号を受信した場合、実施の形態3に示したように、式12−2を用いてMMSE等化を行い、受信処理を行ってもよい。
受信装置200は、MMSE等化されたGIシンボル(MMSEフィルタ部207の出力のうちGIに係る部分)と、既知のGIシンボルとを比較し、チャネル推定行列の誤差を検出してチャネル推定行列の補正を行ってもよい。GI1(p)とGI2(p)が直交系列である場合、MMSE等化により推定されたGI1(p)と、既知のGI1(p)との相関を算出する。この算出では、MMSE等化の残留誤差が軽減され、例えば位相ずれの値が高精度に算出される。よって、チャネル推定行列を高精度に補正し、受信性能を改善できる。
また、受信装置200のMMSEフィルタ部207が、図24及び図25のフォーマットを有する、送信装置700からの送信信号を受信する場合、実施の形態2の変形例と同様に、式39、式40及び式41を用いてGIのシンボルレプリカを受信信号から差し引いて、MMSE等化を行ってもよい。これにより、GIの影響を軽減してデータシンボルのMMSE等化を行うことができ、受信性能を改善できる。
<実施の形態3の変形例の効果>
実施の形態3の変形例では、送信装置700は、プリコーデッドシンボルx2に対して、プリコーディング方式タイプに応じて複素共役を行い、シンボル順序反転処理を行う。これにより、送信装置700は、周波数ビン番号kに応じたプリコーディングを施すことに等しい結果を得る。また、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルに異なるGIを挿入する。
実施の形態3の変形例では、送信装置700は、プリコーデッドシンボルx2に対して、プリコーディング方式タイプに応じて複素共役を行い、シンボル順序反転処理を行う。これにより、送信装置700は、周波数ビン番号kに応じたプリコーディングを施すことに等しい結果を得る。また、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルに異なるGIを挿入する。
これにより、MIMOチャネルにおいて、高い周波数ダイバーシチ効果が得られる。また、通信データの誤り率が低下し、データスループットが向上する。
(実施の形態4の変形例)
実施の形態4では、送信装置500が、1ストリーム送信と2ストリーム送信を切り替える機能を有し、2ストリーム送信の場合であって、プリコーディング行列が第1のプリコーディング方式タイプである場合に、シンボル順序反転を行うMIMO送信について説明した。実施の形態4の変形例では、送信装置800(図26参照)が、GI付加部106d、106eにおいて、ストリーム毎に異なる系列(例えば直交する系列)を付加するMIMO送信について説明する。
実施の形態4では、送信装置500が、1ストリーム送信と2ストリーム送信を切り替える機能を有し、2ストリーム送信の場合であって、プリコーディング行列が第1のプリコーディング方式タイプである場合に、シンボル順序反転を行うMIMO送信について説明した。実施の形態4の変形例では、送信装置800(図26参照)が、GI付加部106d、106eにおいて、ストリーム毎に異なる系列(例えば直交する系列)を付加するMIMO送信について説明する。
図26は、実施の形態4の変形例に係る送信装置800の構成を示す図である。なお、図26において、図17と同じ構成要素については、同じ番号を付与し、説明を省略する。
GI付加部106d、106eは、選択部112d、112e及び位相回転部109よりも後段に配置される。図17の送信装置500と異なり、送信装置800は、変調方式に関わらず、ストリーム毎に定められたGIシンボルを付加しても良い。
送信装置800の送信信号は、送信装置500の送信信号のGIを、GI付加部106d及び106eが出力するGIに置き換えた信号である。GI付加部106d及び106eが出力するGIを含む信号の受信及び復調方法は、実施の形態2の変形例における受信装置200の動作として説明した。
実施の形態2の変形例に説明した場合と同様に、送信装置800は、GIを置き換えた場合であっても、GIを置き換えない場合(実施の形態4)と同様に、シンボル順序反転及び位相回転を行うことによるダイバーシチ効果を得ることができる。
なお、本実施の形態4の変形例の送信装置900は、図20の送信装置600を、1ストリーム送信と2ストリーム送信とを切り替えて用いる構成にしたことに相当する。同様に、図23の送信装置700を、1ストリーム送信と2ストリーム送信とを切り替えて用いる構成にしても良い。1ストリーム送信において、プリコーディング行列は、第2のプリコーディング方式タイプに分類される。この場合、送信装置700における選択部112cは、複素共役部113からの出力を選択する。
なお、送信装置700は、1ストリーム送信では、送信RFチェーン2の信号に複素共役とシンボル順序反転とを行う。よって、式19における位相回転の効果により、周波数ダイバーシチ効果が得られ、通信性能が向上する。
<実施の形態4の変形例の効果>
実施の形態4の変形例では、送信装置800は、2つの送信ストリームを出力する場合と、1つの送信ストリームを出力する場合とを切り換える。また、送信装置800は、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルとが複素共役の関係にある場合、第2のプリコーデッドシンボルに対して、シンボル順序を反転し、位相回転(位相変更)を与える。また、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルに異なるGIを挿入する。
実施の形態4の変形例では、送信装置800は、2つの送信ストリームを出力する場合と、1つの送信ストリームを出力する場合とを切り換える。また、送信装置800は、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルとが複素共役の関係にある場合、第2のプリコーデッドシンボルに対して、シンボル順序を反転し、位相回転(位相変更)を与える。また、第1のプリコーデッドシンボルと第2のプリコーデッドシンボルに異なるGIを挿入する。
これにより、MIMOチャネルにおいて、高い周波数ダイバーシチ効果が得られる。また、通信データの誤り率が低下し、データスループットが向上する。
なお、図3(送信装置100)、図9(送信装置300)、図12(送信装置400)、図17(送信装置500)、図20(送信装置600)、図23(送信装置700)、図26(送信装置800)の各送信装置は、ストリーム生成部102又は102aが送信データをストリームに分割した後、符号化部103a及び103bが各ストリームを符号化し、データ変調部104a及び104b、又は、データ変調部104c及び104dがストリーム毎にデータ変調を行う構成としたが、送信データを符号化した後、ストリームに分割しても良い。
例えば、図27に示すように、まず、符号化部103が送信データを符号化し、次に、ストリーム生成部102aがその符号化された送信データからストリームを生成し、データ変調部104c及び104dへ出力してもよい。このような図27に示す構成においても、図3、図9、図12、図17、図20、図23、又は図26に示す構成と、同様の効果が得られる。
<その他>
上述した実施形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
上述した実施形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又は、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてあり得る。
<本開示のまとめ>
本開示における送信装置は、第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とにプリコーディング処理を施して、第1のプリコーデッド信号と第2のプリコーデッド信号とを生成するプリコーディング部と、前記第2のプリコーデッド信号を構成するシンボル系列の順序を反転させて、反転信号を生成する順序反転部と、前記第1のプリコーデッド信号と前記反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナからシングルキャリアで送信する送信部と、を備える。
本開示における送信装置は、第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とにプリコーディング処理を施して、第1のプリコーデッド信号と第2のプリコーデッド信号とを生成するプリコーディング部と、前記第2のプリコーデッド信号を構成するシンボル系列の順序を反転させて、反転信号を生成する順序反転部と、前記第1のプリコーデッド信号と前記反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナからシングルキャリアで送信する送信部と、を備える。
本開示における送信装置は、前記プリコーディング部において生成された第1のプリコーデッド信号、又は、前記順序反転部において生成された第2の反転信号の何れか一方を遅延させる遅延部、をさらに備える。
本開示における送信装置は、前記プリコーディング部において生成された第2のプリコーデッド信号を複素共役の信号に変換する複素共役部、をさらに備える。
本開示における送信装置は、前記第1のプリコーデッド信号及び前記第2のプリコーデッド信号に、それぞれ、既知信号を付加する付加部、をさらに備える。
本開示における送信装置は、送信データに対して符号化処理を行う符号化部と、前記符号化処理された送信データから、第1の送信データと第2の送信データとを生成するストリーム生成部と、前記第1の送信データから前記第1のベースバンド信号を生成し、前記第2の送信データから前記第2のベースバンド信号を生成する、変調部と、をさらに備える。
本開示における送信装置は、送信データから、第1の送信データと第2の送信データとを生成するストリーム生成部と、前記第1の送信データ及び前記第2の送信データに対して、それぞれ、符号化処理を行う符号化部と、前記符号化処理された第1の送信データから前記第1のベースバンド信号を生成し、前記符号化処理された第2の送信データから前記第2のベースバンド信号を生成する、変調部と、をさらに備える。
本開示における送信方法は、第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とにプリコーディング処理を施して、第1のプリコーデッド信号と第2のプリコーデッド信号とを生成し、前記第2のプリコーデッド信号を構成するシンボル系列の順序を反転させ、第2の反転信号を生成し、前記第1のプリコーデッド信号と前記第2の反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナからシングルキャリアで送信する。
本開示における受信装置は、送信装置によってプリコーディング処理が施されたシングルキャリアの第1のプリコーデッド信号と、前記送信装置によって前記プリコーディング処理が施され、かつ、シンボル系列の順序が反転されたシングルキャリアの反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナで受信する受信部と、前記反転信号を構成するシンボル系列の順序を反転させて、第2のプリコーデッド信号を生成する順序反転部と、前記第1のプリコーデッド信号と前記第2のプリコーデッド信号とに逆プリコーディング処理を施して、第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とを生成する逆プリコーディング部と、を備える。
本開示における受信方法は、送信装置によってプリコーディング処理が施されたシングルキャリアの第1のプリコーデッド信号と、前記送信装置によって前記プリコーディング処理が施され、かつ、シンボル系列の順序が反転されたシングルキャリアの反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナで受信し、前記反転信号を構成するシンボル系列の順序を反転させて、第2のプリコーデッド信号を生成し、前記第1のプリコーデッド信号と前記第2のプリコーデッド信号とに逆プリコーディング処理を施して、第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とを生成する。
本開示は、マルチアンテナを用いた通信を行う送信装置、送信方法、受信装置及び受信方法に好適である。
100、300、400、500、600、700、800、900 送信装置
200 受信装置
101 MAC部
102、102a、ストリーム生成部
103、103a、103b 符号化部
104a、104b、104c、104d データ変調部
105、105a、105b プリコーディング部
106a、106b、106c、106d、106e GI付加部
107、107a シンボル順序反転部
108a、108b データシンボルバッファ
108c シンボル遅延部
109 位相回転部
110a、110b 送信F/E回路
111a、111b 送信アンテナ
112a、112b、112c、112d、112e 選択部
113 複素共役部
201a、201b 受信アンテナ
202a、202b 受信F/E回路
203a、203b 時間領域同期部
204 チャネル推定部
205a、205b DFT部
206 MMSEウェイト計算部
207 MMSEフィルタ部
208 逆位相回転部
209a IDFT部
209b IDFT及びシンボル順序反転部
210 逆プリコーディング部
211a、211b データ復調部
212a、212b 復号部
213 ストリーム統合部
214 ヘッダデータ抽出部
215 MAC部
200 受信装置
101 MAC部
102、102a、ストリーム生成部
103、103a、103b 符号化部
104a、104b、104c、104d データ変調部
105、105a、105b プリコーディング部
106a、106b、106c、106d、106e GI付加部
107、107a シンボル順序反転部
108a、108b データシンボルバッファ
108c シンボル遅延部
109 位相回転部
110a、110b 送信F/E回路
111a、111b 送信アンテナ
112a、112b、112c、112d、112e 選択部
113 複素共役部
201a、201b 受信アンテナ
202a、202b 受信F/E回路
203a、203b 時間領域同期部
204 チャネル推定部
205a、205b DFT部
206 MMSEウェイト計算部
207 MMSEフィルタ部
208 逆位相回転部
209a IDFT部
209b IDFT及びシンボル順序反転部
210 逆プリコーディング部
211a、211b データ復調部
212a、212b 復号部
213 ストリーム統合部
214 ヘッダデータ抽出部
215 MAC部
Claims (9)
- 第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とにプリコーディング処理を施して、第1のプリコーデッド信号と第2のプリコーデッド信号とを生成するプリコーディング部と、
前記第2のプリコーデッド信号を構成するシンボル系列の順序を反転させて、反転信号を生成する順序反転部と、
前記第1のプリコーデッド信号と前記反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナからシングルキャリアで送信する送信部と、
を備える送信装置。 - 前記プリコーディング部において生成された第1のプリコーデッド信号、又は、前記順序反転部において生成された第2の反転信号の何れか一方を遅延させる遅延部、
をさらに備える、請求項1に記載の送信装置。 - 前記プリコーディング部において生成された第2のプリコーデッド信号を複素共役の信号に変換する複素共役部、
をさらに備える、請求項1又は2に記載の送信装置。 - 前記第1のプリコーデッド信号及び前記第2のプリコーデッド信号に、それぞれ、既知信号を付加する付加部、
をさらに備える、請求項1から3の何れか1項に記載の送信装置。 - 送信データに対して符号化処理を行う符号化部と、
前記符号化処理された送信データから、第1の送信データと第2の送信データとを生成するストリーム生成部と、
前記第1の送信データから前記第1のベースバンド信号を生成し、前記第2の送信データから前記第2のベースバンド信号を生成する、変調部と、
をさらに備える、請求項1から4の何れか1項に記載の送信装置。 - 送信データから、第1の送信データと第2の送信データとを生成するストリーム生成部と、
前記第1の送信データ及び前記第2の送信データに対して、それぞれ、符号化処理を行う符号化部と、
前記符号化処理された第1の送信データから前記第1のベースバンド信号を生成し、前記符号化処理された第2の送信データから前記第2のベースバンド信号を生成する、変調部と、
をさらに備える、請求項1から4の何れか1項に記載の送信装置。 - 第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とにプリコーディング処理を施して、第1のプリコーデッド信号と第2のプリコーデッド信号とを生成し、
前記第2のプリコーデッド信号を構成するシンボル系列の順序を反転させ、第2の反転信号を生成し、
前記第1のプリコーデッド信号と前記第2の反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナからシングルキャリアで送信する、
送信方法。 - 送信装置によってプリコーディング処理が施されたシングルキャリアの第1のプリコーデッド信号と、前記送信装置によって前記プリコーディング処理が施され、かつ、シンボル系列の順序が反転されたシングルキャリアの反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナで受信する受信部と、
前記反転信号を構成するシンボル系列の順序を反転させて、第2のプリコーデッド信号を生成する順序反転部と、
前記第1のプリコーデッド信号と前記第2のプリコーデッド信号とに逆プリコーディング処理を施して、第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とを生成する逆プリコーディング部と、
を備える受信装置。 - 送信装置によってプリコーディング処理が施されたシングルキャリアの第1のプリコーデッド信号と、前記送信装置によって前記プリコーディング処理が施され、かつ、シンボル系列の順序が反転されたシングルキャリアの反転信号とを、それぞれ、異なるアンテナで受信し、
前記反転信号を構成するシンボル系列の順序を反転させて、第2のプリコーデッド信号を生成し、
前記第1のプリコーデッド信号と前記第2のプリコーデッド信号とに逆プリコーディング処理を施して、第1のベースバンド信号と第2のベースバンド信号とを生成する、
受信方法。
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Legal Events
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| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20190717 |
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| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20191114 |