JP2018191091A - 無線基地局装置、無線通信システム及び無線通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】サービス品質を向上させる無線基地局装置、無線通信システム及び無線通信制御方法を提供する。【解決手段】APP(Application)主導HO(Hand Over)実施部134は、無線端末装置が実行する通信処理で要求される通信性能を取得し、通信性能を基に提供する通信環境が異なる複数のセル種別の中から特定のセル種別を選択する。RRC機能部11は、APP主導HO実施部134により選択された特定のセル種別を有するセルへの接続の切り替えを無線端末装置に実行させる。【選択図】図2
Description
本発明は、無線基地局装置、無線通信システム及び無線通信制御方法に関する。
近年、次世代の移動通信システムとして第5世代移動通信方式(以下、「5G(5 Generation)」という。)の検討が進められている。5Gのネットワーク要件の1つとして、LTE(Long Term Evolution)の伝送速度をさらに向上させた超高速通信(EMBB:Enhanced Mobile Broad Band)がある。EMBBにおいて、最高伝送速度をLTEの100倍である10Gbpsとすることが目標とされている。EMBBの伝送速度が達成されることで、4K/8Kなどの高精細映像も超高速に伝送可能となる。
さらに、5Gでは、IoT(Internet of Things)サービスの基盤技術となる新たなネットワーク要件を備えていることも要件となっている。IoTサービスには、例えば、超低遅延通信(URLLC:Ultra-Reliable and Low Latency Communications)や多数同時接続(mMTC:Massive Machine-Type Communications)といったサービスが存在する。
URLLCは、自動運転や遠隔ロボットといったリアルタイム操作を用いるサービス向けのネットワーク要件である。URLLCの要件を満足するためには、エンド・ツー・エンドの遅延時間を短縮させることが重要となる。LTEの無線区間の遅延時間への要求条件は10msであるが、5Gでは、これを1ms以下に短縮することが目標とされている。標準化作業を実施する3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、遅延時間短縮の具体策として、スケジューリングの最小単位であるTTI(Transmission Time Interval:伝送時間)長の短縮が検討されている。TTI長を短くすることにより、無線基地局装置及び通信端末におけるデータ処理の待ち時間が短縮され、その結果、無線区間の遅延時間が短縮される。
mMTCは、スマートメータによるデータ管理などといったスモールパケットが大量に送信されるようなサービス向けのネットワーク要件である。mMTCの要件を満足するためには、カバレッジ拡大に加えて、同時接続端末数の向上のために制御情報を不要とする制御チャネルの設計が重要となる。制御情報を不要とする制御チャネルの設計の技術としては、例えば、Grant free Accessと呼ばれる、データ送信の際に事前許可を不要とするチャネルアクセス技術がある。5Gでは、LTEの1000倍である100万台/km2の同時接続端末数が目標とされている。
さらに、5Gを用いた通信のサービス用のセル配置に関して、サービス導入初期は全国的にエリアをカバーする既存のLTEセルをマクロセル、スポット的に配置された5Gサービス用のセルをスモールセルとしてオーバレイさせて展開させる案が検討されている。
また、無線通信システムにおけるハンドオーバは、ハンドオーバ設定、Measurement Report送信、ハンドオーバ要否判定及びハンドオーバの実行の順に処理が行われる。
ハンドオーバ設定は以下のような手順で実行される。無線基地局装置は、配下のUE(User Equipment)と接続確立時に取得するコンテクスト情報に基づき、接続対象のUEに対してMeasurement Reportのトリガ設定を実施する。トリガ設定は、イベントタイプ及びイベントに対応する処理を用いて設定される。
Measurement Report送信は以下のような手順で実行される。UEは、ハンドオーバ設定で設定されたトリガ条件が満たされた場合、無線基地局装置に対してMeasurement Reportを送信する。
ハンドオーバ要否判定は以下のような手順で実行される。無線基地局装置は、受信したMeasurement Reportの報告値からハンドオーバを実施するか否かを判定する。
ハンドオーバの実行は以下のような手順で実行される。無線基地局装置は、ハンドオーバ要否判定でハンドオーバを実行すると判定した場合、ハンドオーバの対象のUEに対してハンドオーバ要求を送信する。その後、UEは、接続先を他の無線基地局装置に切り替える。
また、従来LTEにおけるQoS(Quality of Service)制御は、コアネットワークの構成要素であるP−GW(Packet data network Gateway)により実施される。P−GWは、帯域制御の有無、遅延許容時間及びパケットエラーロス率などに応じて9段階の設定が可能なQCI(QoS Class Identifier)と呼ばれるパラメータを使用してQoS制御を実施する。QCIは、MME(Mobility Management Entry)からUEに対して送信されるACTIVATED DERAULT EPS(Evolved Packet System) BEARER CONTEXT REQUESTメッセージの中で通知される。
なお、ハンドオーバに関する技術として、セルの再選択時に、セルの品質測定を行い、受信電界強度を含む品質パラメータとともに負荷状態を考慮してセルの再選択を行う従来技術がある。また、無線リソースの管理方法として、TCPポート番号毎にパケットのトラフィックを統計学的モデルを用いて分析して無線リソースの割り当てを行う従来技術がある。
しかしながら、従来のハンドオーバの処理では、ハンドオーバ要否判定は、UEに設定されたトリガ条件を満たした場合に通知されるMeasurement Reportに基づいて無線基地局装置により実行される。したがって、例えばUEが静止状態であるといったUE周辺の無線状況に変化がない場合には、Measurement Report送信のトリガ条件が満たされず、ハンドオーバ処理も発生しない。そのため、5Gに対応したセル配置の環境下では、以下に示すようにUEに対して提供するサービスにおいて適切な品質を保つことが困難となる場合がある。
ここで、UEに提供するサービスの品質を適切に保つことが困難となる場合の一例について説明する。ここでは、無線通信ネットワークは以下の環境にあるものとする。特定の通信端末が、通信可能な電波強度の条件を満たしたセルが3つオーバレイされた環境に置かれる。3つのセルは、それぞれ、既存LTEセル、EMBBサービスが可能な5Gセル(以下、「EMBBセル」という。)、URLLCサービスが可能な5Gセル(以下、「URLLCセル」という。)である。また、特定の通信端末は、静止状態で使用されており、周囲の無線品質は安定的である。
この環境下で、特定の通信端末が電源を投入すると、従来技術に規定されるセル選択論理に基づき、セルが選択される。ここでは、特定の通信端末が、既存LTEセルに収容された場合を考える。特定の通信端末が、例えば10Mbpsといった低レートのデータ通信を使用するメール送受信やブラウジングなどのサービスを利用する場合は、既存LTEセルのスループット性能が使用中のサービス条件を満たすため、適切なサービス品質が維持される。次に、特定の端末装置が、例えば5Gbpsといった大容量のデータ通信を行うアプリケーションに切り替える。大容量のデータ通信には、4K動画鑑賞などがある。この場合、特定の端末装置は、無線品質が安定的であるので、Measurement Report送信を行わない。つまり、EMBBセルへのハンドオーバは発生せず、特定の端末装置は、大容量のデータ通信を用いるサービスを使用しているにも関わらず、既存LTEセルに収容されたままとなる。その結果、特定の端末装置が収容されたセルのスループット性能がサービスの推奨スループット性能を下回り、無線基地局装置は、特定の端末装置に対する適切なサービス品質の維持が困難となる。
また、品質パラメータとともに負荷状態を考慮してセルの再選択を行う従来技術を用いても、上述したような状況で無線品質は変わらないためハンドオーバは発生せず、端末装置に対する適切なサービス品質の維持は困難となる。また、TCPポート番号毎にトラフィックを分析して無線リソースの割り当てを行う従来技術であっても、上述したような状況では無線品質は変わらないためハンドオーバは発生せず、無線基地局装置は、端末装置に対する適切なサービス品質の維持は困難となる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、サービス品質を向上させる無線基地局装置、無線通信システム及び無線通信制御方法を提供することを目的とする。
本願の開示する無線基地局装置、無線通信システム及び無線通信制御方法の一つの態様において、以下の各部を備える。選択部は、無線端末装置が実行する通信処理で要求される通信性能を取得し、前記通信性能を基に、提供する通信環境が異なる複数のセル種別の中から特定のセル種別を選択する。接続切替部は、前記選択部により選択された前記特定のセル種別を有するセルへの接続の切り替えを前記無線端末装置に実行させる。
1つの側面では、本発明は、サービス品質を向上させることができる。
以下に、本願の開示する無線基地局装置、無線通信システム及び無線通信制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する無線基地局装置、無線通信システム及び無線通信制御方法が限定されるものではない。
図1は、無線通信システムのシステム構成図である。図1に示すように、無線通信システム10は、eNB(evolved Node B)1及び2、UE3、MME4、S−GW(Serving Gateway)5、P−GW6及びPDN(Packet Data Network)7を有する。
PDN7は、データの送受信を行うコアネットワークの外のパケットネットワークである。P−GW6は、コアネットワークのPDN7との接続点となるゲートウェイ装置である。P−GW6は、IP(Internet Protocol)アドレスの割当てなどを実施する。また、P−GW6は、パケットの伝達品質制御などを行う。さらに、P−GW6は、帯域制御の有無、遅延許容時間、パケットエラーロス率などに応じて9段階の設定が可能なQCIを用いてQoS制御を行う。
S−GW5は、ユーザデータの伝送を行うパケットゲートウェイであり、eNB1及び2との間でユーザデータの送受信を行う。また、S−GW5は、S−GW5及びP−GW6の区間の、接続するPDN7単位の通信経路の設定・解放を実施する。また、S−GW5は、パケットの伝達品質制御などを行う。
MME4は、無線通信におけるUE3の移動管理、セキュリティ制御を含む認証処理及びS−GW5とeNB1及び2との間のユーザデータ転送経路の設定処理及び制御信号の送受信を行う。さらに、MME4は、UE3がeNB1及び2を含むどの無線基地局装置のどのセルに収容されたかを管理する。さらに、MME4は、QoS制御を行うためのポリシー管理を行う。例えば、MME4は、各UE3に適用するQCIを、各UE3を収容するeNB1又は2に通知する。このMME4が、「通信制御装置」の一例にあたる。
eNB1及び2は、無線基地局装置である。図1では、eNB1は、通信エリアであるセル100を有する。eNB1は、セル100に在圏するUE3との間で通信を行うことができる。同様に、eNB2は、セル200を有する。
eNB1及び2は、IPパケットと無線信号との変換を行い、UE3とコアネットワークとの間の通信の中継を行う。また、eNB1及び2は、UE3に対する信号の送受信のスケジューリングを行い、UE3との間で無線信号の送受信を行う。
さらに、eNB1及び2は、UE3のハンドオーバ制御を行う。本実施例では、ハンドオーバには、電波品質の悪化による通常のハンドオーバと、要求される通信性能の変化により実施されるアプリケーション主導ハンドオーバとがある。
例えば、図1のように、UE3が、セル100及び200の双方に在圏し、eNB1と接続している場合で、通常のハンドオーバについて説明する。図1の状態でUE3がセル100からセル200の方向へ移動し、UE3とeNB1との間の電波品質が悪化した場合、eNB1は、UE3に対してセル200へのハンドオーバを指示し、ハンドオーバをUE3に実施させる。
ここで、図1では、異なるeNB1及び2のそれぞれが有するセル100とセル200との間のハンドオーバを説明した。ただし、例えば、eNB1又は2がセル100及び200の双方を有してもよい。その場合でも、eNB1又は2は、セル100とセル200との間におけるUE3のハンドオーバを行うことができる。アプリケーション主導ハンドオーバの処理を含むeNB1及び2の機能については、後で詳細に説明する。
UE3は、無線端末装置である。UE3は、eNB1又は2のうちの接続した無線基地局装置との間で無線通信を行う。また、UE3は、接続中の無線基地局装置であるeNB1又は2からハンドオーバの指示を受けてハンドオーバを実行する。
次に、図2を参照して、本実施例に係るeNB1及び2の詳細について説明する。図2は、実施例に係るeNBのブロック図である。eNB1及び2は共に同じ機能を有するので、eNB1を例に説明する。すなわち、eNB1にUE3が接続されている場合で説明する。また、UE3のハンドオーバに関しては、eNB1がハンドオーバを実行する前に接続されるソース基地局とし、eNB2がハンドオーバ後の接続先となるターゲット基地局として説明する。
eNB1は、図2に示すように、RRC機能部11、無線処理部12、ベースバンド処理部13、伝送路処理部14及びデータ格納部15を有する。
無線処理部12は、アンテナを用いてセル100を形成する。そして、無線処理部12は、アンテナを介してセル100に収容されたUE3との間で無線信号の送受信を行う。無線処理部12は、無線信号処理を行う。
無線処理部12による無線信号処理の詳細について説明する。無線処理部12は、ベースバンド信号の入力をベースバンド処理部13から受ける。そして、無線処理部12は、受信したデジタル信号であるベースバンド信号をアナログ信号に変換する。次に、無線処理部12は、アナログ信号に変換されたベースバンド信号にローカル発振器の出力周波数を混合して直交変調を行うことでRF(Radio Frequency)信号を生成する。次に、無線処理部12は、取得したRF信号に対してフィルタ処理を施し、予め決められた周波数帯のRF信号を取得する。その後、無線処理部12は、RF信号を増幅し、UE3へアンテナを介して送信する。
また、無線処理部12は、UE3から送信されたRF信号をアンテナを介して受信する。無線処理部12は、取得したRF信号を増幅する。次に、無線処理部12は、増幅したRF信号に対してフィルタ処理を施し、予め決められた周波数帯のRF信号を取得する。次に、無線処理部12は、RF信号にローカル発振器の出力周波数を混合して直交復調を行うことでベースバンド信号を生成する。そして、無線処理部12は、生成したベースバンド信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。その後、無線処理部12は、デジタル信号に変換したベースバンド信号をベースバンド処理部13へ出力する。
ベースバンド処理部13は、信号処理部131、NASメッセージ監視部132、APP(Application)主導HO(Hand Over)状態管理部133及びAPP主導HO実施部134を有する。
信号処理部131は、IPパケットなどの信号の入力を伝送路処理部14から受ける。そして、信号処理部131は、受信した信号に変調を施してベースバンド信号を生成する。さらに、信号処理部131は、ベースバンド信号を送信するための無線リソースを決定してスケジューリングを行う。さらに、信号処理部131は、決定した無線リソースにベースバンド信号をマッピングする。その後、信号処理部131は、ベースバンド信号に逆フーリエ変換を施し、無線処理部12へ出力する。
また、信号処理部131は、ベースバンド信号の入力を無線処理部12から受ける。そして、信号処理部131は、ベースバンド信号に対してフーリエ変換を施した後に、復調を施してIPパケットなどの信号を生成する。その後、信号処理部131は、生成した信号を伝送路処理部14へ出力する。
さらに、信号処理部131は、通常のハンドオーバの制御を行う。具体的には、信号処理部131は、無線処理部12及びアンテナを介してMeasurement Reportを受信する。そして、信号処理部131は、Measurement Reportを用いて受信感度が閾値を満たすセルの中からUE3の切替後の接続先とするターゲットセルを決定する。ここでは、信号処理部131は、ターゲットセルとしてセル202を選択し、eNB2をターゲット基地局とする。
次に、信号処理部131は、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット基地局であるeNB2へ伝送路処理部14を介して送信する。このハンドオーバ要求メッセージには、eNB1が保持するQoS情報を含むRRC context情報が含まれる。その後、信号処理部131は、ハンドオーバ要求メッセージに対するeNB2からの応答を伝送路処理部14を介して受信する。この応答には、UE3がeNB2へ接続するために用いるセキュリティアルゴリズムなどの情報が含まれる。そして、信号処理部131は、UE3に対するeNB2への接続切替の指示をRRC機能部11に通知する。この通知には、eNB2からの応答に含まれる接続に用いる情報が含まれる。
また、アプリケーション主導ハンドオーバを実行する場合、信号処理部131は、後述する推奨セルの情報の入力をAPP主導HO実施部134から受ける。そして、信号処理部131は、通常のハンドオーバの処理と同様に処理を実行する。ただし、ターゲット基地局の選択において、受信感度が閾値を満たすセルで且つ推奨セル種別にあたるセルをターゲットセルとして選択する。
次に、ベースバンド処理部13におけるアプリケーション主導ハンドオーバ実施の機能について説明する。ここでは、UE3は、図3に示すセル環境に置かれた場合で説明する。図3は、複数の異なる通信性能を有するセル内に在圏するUEの周囲のセル環境を表す図である。異なる通信性能を有するセル100、201及び202は、図3のように重なることが考えられる。
例えば、セル100は、図1と同様にeNB1により形成されたセルであり、既存のLTE通信を行うセルである。セル100は、スループットが150Mbspであり、TTI値が1.0msである。
また、セル201及びセル202は、図1のeNB2により形成されたセル200に対応するセルである。セル201は、URLLCにより通信を行う場合のネットワーク要件を備えたURLLCセルである。セル201は、スループットが150Mbpsであり、TTI値が0.2msである。また、セル202は、EMBBにより通信を行う場合のネットワーク要件を備えたEMBBセルである。セル202は、スループットが5Gbpsであり、TTI値が1.0msである。
このように、セル100、201及び202のそれぞれにおけるスループット及びTTI値が、「提供する通信環境」の一例にあたる。そして、セル種別とは、各セル100、201及び202のそれぞれが満足するネットワーク要件に対応する従来LTE、URLLC及びEMBBなどの分類がセル種別である。
そして、UE3は、既存LTEセルであるセル100、URLLCセルであるセル201及びEMBBセルであるセル202が重畳された場所に在圏する。この場合、UE3は、セル100、セル201及びセル202の何れにも収容され得る。この環境下で、UE3に電源を投入すると、UE3は、セル選択論理に基づき、セル100、セル201又はセル202のいずれかを選択し、選択したセルに収容される。ここでは、UE3は、既存LTEセルであるセル100に収容された場合で説明する。
NASメッセージ監視部132は、EPS(Evolved Packet System)ベアラ設定時にMME4から送信されるNAS(Non Access Stratum)メッセージを監視する。例えば、NASメッセージ監視部132は、信号処理部131が受信した信号の中からNASメッセージを特定して、特定したNASメッセージの内容を確認することで監視を行う。NASメッセージは、UE3とMME4との間で情報の送受信を行うためのメッセージである。
図4は、NASメッセージのフォーマットを表す図である。NASメッセージは、図4に示すフォーマット300を有する。NASメッセージは、フォーマット300におけるメッセージタイプの領域に、自己がどのようなメッセージかを表す情報を格納する。図5は、NASメッセージのメッセージタイプの一例を表す図である。NASメッセージは、そのメッセージタイプに対応させて表301の左側の8ビットの値が決められている。そこで、NASメッセージは、自己のメッセージタイプを表す8ビットの値をフォーマット300におけるメッセージタイプの領域に格納する。このNASメッセージが、「通信制御情報」の一例にあたる。
NASメッセージ監視部132は、QCI値を設定するためのメッセージを表すメッセージタイプを予め有する。たとえば、図5におけるメッセージタイプ311〜313がQCI値を設定するためのメッセージを表す。メッセージタイプ311は、「11000001」の8ビットの値を有する。メッセージタイプ312は、「11000101」の8ビットの値を有する。メッセージタイプ313は、「11001001」の8ビットの値を有する。すなわち、NASメッセージ監視部132は、メッセージタイプ311〜313にあたる8ビットの値を予め有する。
NASメッセージ監視部132は、信号処理部131が受信したNASメッセージのメッセージタイプを確認し、QCI値を設定するためのメッセージか否かを判定する。すなわち、NASメッセージ監視部132は、NASメッセージのメッセージタイプが図5のメッセージタイプ311〜313の何れかに一致するか否かを判定する。
NASメッセージがQCI値を設定するためのメッセージの場合、NASメッセージ監視部132は、NASメッセージからQCI値を取得する。そして、NASメッセージ監視部132は、UE3に設定された現在のQCI値と新たに設定されるUE3のQCI値とが異なるか否かを判定する。
UE3に設定されている現在のQCI値と新たに設定されるUE3のQCI値とが異なる場合、NASメッセージ監視部132は、新たに設定されるUE3のQCI値とともにQCIの変更をAPP主導HO状態管理部133に通知する。
データ格納部15は、記憶装置である。データ格納部15は、UE管理テーブル151、プロトコル推奨スループット対応表152、推奨セル種別表153及び収容セル管理テーブル154を記憶する。
UE管理テーブル151は、eNB1に収容されるUE3を含む全ての端末装置に関して、各端末装置のIPアドレス、各端末装置に設定されたQCI値、セルID及びハンドオーバの状態が対応付けられた表である。IPアドレスは、UE3を含む各端末装置がネットワークに対してUEコンテクスト情報を登録した時(「ATTACH」と呼ばれる場合がある。)に割り当てられたIPアドレスが登録される。セルIDは、各端末装置が収容される物理セルIDである。物理セルIDは、eNB1がUE3に対して通知する報知情報に含まれる。ハンドオーバ状態は、アプリケーション主導ハンドオーバを実行する状態か通常のハンドオーバを実行する状態かを表す情報である。
プロトコル推奨スループット対応表152は、各プロトコルを用いて通信を行う場合のそれぞれにおいて求められる要件である推奨スループットを表す推奨スループット指数が登録された表である。図6は、プロトコル推奨スループット対応表の一例を表す図である。
収容セル管理テーブル154は、eNB1及び2が生成する全てのセル100、201及び202に対してセル種別が対応付けられた表である。収容セル管理テーブル154において各セル100、201及び202は、セルIDにより特定される。また、各セル100、201及び202のセル種別は、対応する無線基地局装置であるeNB1及び2のハードウェアの仕様に応じて決定される。例えば、収容セル管理テーブル154は、eNB1及び2のハードウェアの仕様に応じて、管理者が固定的に設定してもよい。そのほかにも、eNB1が、自装置及びeNB2のそれぞれの起動時にそれぞれのハードウェア構成を取得して可変的に設定してもよい。
図6のプロトコル推奨スループット対応表152で表されるように、インターネット層、トランスポート層及びアプリケーション層におけるプロトコルの組み合わせにより、推奨スループットが異なる。すなわち、インターネット層、トランスポート層及びアプリケーション層におけるプロトコルの組み合わせに応じて、推奨スループットが決定される。
推奨セル種別表153は、許容遅延量と推奨スループット指数との組み合わせに対応させてセル種別が登録された表である。図7は、推奨セル種別表の一例を表す図である。図7に示すように、許容遅延量と推奨スループット指数との組み合わせに応じて、セル種別が決定される。
APP主導HO状態管理部133は、ATTACH時にUE3に割り当てられるIPアドレスを信号処理部131から取得する。そして、APP主導HO状態管理部133は、取得したUE3のIPアドレスをUE管理テーブル151に登録する。APP主導HO状態管理部133は、このIPアドレスによりUE3を含む各端末装置を識別する。
APP主導HO状態管理部133は、新たに設定されるUE3のQCI値とともにQCIの変更の通知をNASメッセージ監視部132から受ける。そして、APP主導HO状態管理部133は、新たにUE3に設定されたQCI値の情報をUE管理テーブル151に登録する。
次に、APP主導HO状態管理部133は、UE3のQCI値の変更をAPP主導HO実施部134に通知する。その後、APP主導HO実施部134からアプリケーション主導ハンドオーバの実施の通知を受けると、APP主導HO状態管理部133は、UE管理テーブル151におけるUE3のハンドオーバの状態をアプリケーション主導ハンドオーバに変更する。さらに、UE3のアプリケーション主導ハンドオーバが完了した場合、UE3が未だeNB1に収容されていれば、APP主導HO状態管理部133は、UE管理テーブル151におけるUE3のハンドオーバの状態を通常のハンドオーバに変更する。ただし、ここでは、eNB1がソース基地局でありeNB2がターゲット基地局である場合を説明しているため、アプリケーション主導ハンドオーバ後に、UE3が未だeNB1に収容されていることはない。また、UE3がeNB2に収容されるなどによりeNB1に収容されていない場合、APP主導HO状態管理部133は、UE管理テーブル151におけるUE3の情報を削除する。このAPP主導HO状態管理部133が、「情報取得部」の一例にあたる。そして、QCI値が、「サービス品質の情報」の一例にあたる。
APP主導HO実施部134は、各QCI値に対応する許容遅延量を予め有する。各QCI値に対応する許容遅延量は、図8に示すように予め決められている。図8は、QCI一覧を表す図である。図8のリソースタイプにおけるGBR(Guaranteed Bit Rate)は、転送レートが保証されるリソースタイプを表す。また、Non−GBRは、転送レートが保証されないリソースタイプを表す。QCI値は、それぞれに対応させて、リソースタイプ、優先度、許容遅延量及びパケットエラーロス率が決まっている。さらに、図8では、各QCI値が設定されるサービスの例が記載されている。すなわち、APP主導HO実施部134は、図8に示す情報のうち各QCI値に対応する許容遅延量を記憶する。
APP主導HO実施部134は、UE3のQCI値の変更の通知をAPP主導HO状態管理部133から受ける。そして、APP主導HO実施部134は、UE3のQCI値に対応する許容遅延量を取得する。
その後、APP主導HO実施部134は、UE3のQCI更新後に、無線処理部12とP−GW6との間の通信において、信号処理部131が最初に受信したパケットを取得する。そして、APP主導HO実施部134は、取得したパケットを解析し、そのパケットにおけるインターネット層以上のプロトコルを取得する。
次に、APP主導HO実施部134は、プロトコルに対応する推奨スループット値をプロトコル推奨スループット対応表152から取得する。そして、APP主導HO実施部134は、取得した許容遅延量と推奨スループット値との組み合わせに対応するセル種別を推奨セル種別表153から取得する。この許容遅延量及び推奨スループットが、「通信性能」の一例にあたる。
次に、APP主導HO実施部134は、UE3が現在収容されている現セルであるセル100のセルIDをUE管理テーブル151から取得する。次に、APP主導HO実施部134は、取得したセルIDに対応するセル種別を収容セル管理テーブル154から取得する。これにより、APP主導HO実施部134は、UE3の現セルであるセル100のセル種別が既存LTEセルであることを特定する。以下では、現セルのセル種別を「現在セル種別」という。
そして、APP主導HO実施部134は、現在セル種別と推奨セル種別とが一致しないか否かを判定する。現在セル種別と推奨セル種別とが一致する場合、APP主導HO実施部134は、アプリケーション主導ハンドオーバの実施を行わずに処理を終了する。
これに対して、現在セル種別と推奨セル種別とが一致しない場合、APP主導HO実施部134は、アプリケーション主導ハンドオーバの実施を決定する。例えば、現セルであるセル100が既存LTEセルであり、推奨セル種別がEMBBセルの場合、APP主導HO実施部134は、アプリケーション主導ハンドオーバの実施を決定する。
そして、APP主導HO実施部134は、アプリケーション主導ハンドオーバの実施をAPP主導HO状態管理部133に通知する。その後、APP主導HO実施部134は、アプリケーション主導ハンドオーバの実施をRRC機能部11に指示する。さらに、APP主導HO実施部134は、推奨セル種別を信号処理部131に通知する。このAPP主導HO実施部134が、「選択部」の一例にあたる。そして、推奨セル種別が、「特定のセル種別」の一例にあたる。
RRC機能部11は、無線コネクションの設定やリリースの制御を実行する。また、RRC機能部11は、UE3に対するeNB2への接続切替の指示を信号処理部131から受信する。そして、RRC機能部11は、RRC connection Reconfigurationメッセージを送信して、UE3に対してターゲット基地局であるeNB2へのRRC接続設定の指示を出す。このRRC connection Reconfigurationメッセージには、eNB2から受信したハンドオーバ要求に対する応答に含まれる接続に用いる情報が含まれる。その後、UE3は、eNB2へのハンドオーバを行う。
また、RRC機能部11は、アプリケーション主導ハンドオーバを実施する場合、アプリケーション主導ハンドオーバの実施の指示をAPP主導HO実施部134から受ける。そして、RRC機能部11は、RRC connection Reconfigurationメッセージを無線処理部12を介してUE3へ送信し、UE3がMeasurement Reportを即時報告するようにトリガ設定を変更する。例えば、RRC機能部11は、UE3の周期報告設定における報告周期を0sに設定する。
図9は、アプリケーション主導ハンドオーバによるUEの収容セルの変更を説明するための図である。図9における状態501は、アプリケーション主導ハンドオーバ実行前の状態である。また、状態502は、アプリケーション主導ハンドオーバ実行後の状態である。そして、図9では、UE3が配置されたセルがUE3を収容するセルである。
状態501では、UE3が既存LTEセルであるセル100に収容されている。ここで、UE3がEMBBの通信を用いるサービスの提供を受けることになると、QCIが変更される。そして、QCIの変更を受けて、APP主導HO実施部134は、例えば、許容遅延量として300msを取得する。さらに、APP主導HO実施部134は、QCI変更後の最初のパケットを解析して、インターネット層のプロトコルがIPであり、トランスポート層のプロトコルがUNAP(Universal Network Acceleration Protocol)であり、アプリケーション層のプロトコルがHTTPであることを把握する。そして、APP主導HO実施部134は、プロトコル推奨スループット対応表152を用いて推奨スループット指数を5と特定する。その後、APP主導HO実施部134は、推奨セル種別表153を用いて、許容遅延量が300msを満たし、推奨スループット指数が5であるセル種別がEMBBセルであると特定する。この場合、現在セル種別が既存LTEセルであり、推奨セル種別と異なるため、APP主導HO実施部134は、アプリケーション主導ハンドオーバの実施を決定する。
その後、RRC機能部11によりMeasurement Reportを即時報告するようにUE3のトリガ設定が変更され、信号処理部131は、Measurement ReportをUE3から受信する。そして、信号処理部131は、UE3において受信感度が閾値を超えるセルとしてセル100、201及び202を抽出する。さらに、信号処理部131は、抽出したセル100、201及び202の中から、推奨セル種別であるEMBBセルであるセル202をターゲットセルとして特定する。そして、信号処理部131は、eNB2のセル202へUE3をハンドオーバさせる指示をRRC機能部11に通知する。そして、RRC機能部11は、UE3をeNB2のセル202へハンドオーバさせる。これにより、状態502に示すように、UE3は、EMBBセルであるセル202に収容される。
次に、図10を参照して、本実施例に係る無線通信システム10によるアプリケーション主導ハンドオーバ処理の流れについて説明する。図10は、実施例に係る無線通信システムによるアプリケーション主導ハンドオーバ処理のシーケンス図である。eNB1では、UE3やMME4とRRC機能部11や信号処理部131との通信は、無線処理部12や伝送路処理部14を介して行われるが、ここでは、説明の都合上、無線処理部12や伝送路処理部14による中継を省いて説明する。
管理者は、プロトコル推奨スループット対応表152をeNB1に登録する(ステップS1)。また、管理者は、推奨セル種別表153をeNB1に登録する(ステップS2)。
eNB1のRRC機能部11は、ATTACHしてきたUE3と接続する(ステップS3)。
APP主導HO状態管理部133は、ATTACH時にUE3に割り振られたIPアドレスをRRC機能部11から取得する。また、APP主導HO状態管理部133は、UE3が収容されたセル100のセルIDをRRC機能部11から取得する。さらに、APP主導HO状態管理部133は、UE3に設定されたQCI値をNASメッセージ監視部132から取得する。そして、APP主導HO状態管理部133は、UE3のIPアドレス、セル100のセルID及びQCI値をUE管理テーブル151に登録する(ステップS4)。さらに、APP主導HO状態管理部133は、UE3のHO状態を通常のハンドオーバに設定する。
そして、UE3は、eNB1、MME4及びS−GW5を介してP−GW6との間でパケットデータ通信を行う(ステップS5)。
その後、UE3は、実行するアプリケーションが変更される(ステップS6)。例えば、UE3で実行されるアプリケーションがインターネットブラウジングのアプリケーションから、自動運転のアプリケーションに変更される。UE3は、実行するアプリケーションが変更されることで、供給されるサービスが変更される。
UE3は、変更されたサービスを受けるために利用するQoSの情報を含むBEARER RESOURCE ALLOCATION REQUESTをMME4へ送信する(ステップS7)。
MME4は、REARER BESOURCE ALLOCATION REQUESTをUE3から受信する。そして、BEARER RESOURCE ALLOCATION REQUESTで指定されたQoSのUE3への設定を要求するベアラ設定要求をP−GW6へ送信する(ステップS8)。
P−GW6は、ベアラ設定要求をMME4から受信する。そして、P−GW6は、UE3から設定を求められた要求QoSを確認し、設定が許可可能か否かを判定する。設定が許可可能な場合、要求QoSをUE3に設定することを決定する(ステップS9)。
その後、P−GW6は、要求QoSのUE3への設定を通知するベアラ設定応答をMME4へ送信する(ステップS10)。
MME4は、ベアラ設定応答をP−GW6から受信する。そして、MME4は、P−GW6でUE3への設定が決定されたQoSのQCI値を格納したNASメッセージであるACTIVATED DEDICATED EPS BEARER CONTEXT REQUESTを生成する。その後、MME4は、UE3へQCI値を通知するために、生成したACTIVATED DEDICATED EPS BEARER CONTEXT REQUESTをeNB1へ送信する(ステップS11)。
eNB1の信号処理部131は、ACTIVATED DEDICATED EPS BEARER CONTEXT REQUESTをMME4から受信する。NASメッセージ監視部132は、QCI値の変更のNASメッセージを検出してUE3のQCIの変化を検知する(ステップS12)。そして、NASメッセージ監視部132は、QCIの変化をAPP主導HO状態管理部133に通知する。
APP主導HO状態管理部133は、QCIの変化の通知をNASメッセージ監視部132から受ける。そして、APP主導HO状態管理部133は、UE管理テーブル151におけるUE3のQCI値を、新しくUE3に設定されたQCIのQCI値に更新する(ステップS13)。その後、APP主導HO状態管理部133は、QCI値の変更をAPP主導HO実施部134に通知する。
APP主導HO実施部134は、QCI値の変更の通知をAPP主導HO状態管理部133から受ける。そして、APP主導HO実施部134は、新しくUE3に設定されたQCI値に対応する許容遅延量を取得する(ステップS14)。
信号処理部131は、ACTIVATED DEDICATED EPS BEARER CONTEXT REQUESTをUE3へ送信する(ステップS15)。
UE3は、ACTIVATED DEDICATED EPS BEARER CONTEXT REQUESTをeNB1から受信する。そして、UE3は、受信応答であるACTIVATED DEDICATED EPS BEARER CONTEXT ACCEPTをeNB1を介してMME4へ送信する(ステップS16)。
その後、UE3は、新しく設定されたQoSの条件の下、eNB1、MME4及びS−GW5を介してP−GW6との間でパケットデータ通信を行う(ステップS17)。
eNB1のAPP主導HO実施部134は、新しく設定されたQoSの条件の下でMME4からUE3に送信されたパケットを信号処理部131から取得する。そして、APP主導HO実施部134は、取得したパケットのプロトコル解析を実施する(ステップS18)。これにより、APP主導HO実施部134は、取得したパケットで用いられる各層のプロトコルを取得する。
次に、APP主導HO実施部134は、各層のプロトコルに対応する推奨スループット指数をプロトコル推奨スループット対応表152から取得する(ステップS19)。
次に、APP主導HO実施部134は、許容遅延量及び推奨スループット指数を用いて推奨セル種別表153からUE3に対する推奨セル種別を取得する(ステップS20)。
次に、APP主導HO実施部134は、UE3が収容されている現セルのセル種別と推奨セル種別とが異なればアプリケーション主導ハンドオーバの実施を決定する(ステップS21)。ここでは、UE3が収容されている現セルのセル種別と推奨セル種別とが異なる場合で説明する。
次に、APP主導HO実施部134は、UE3に対するアプリケーション主導ハンドオーバの実施をAPP主導HO状態管理部133に通知する。APP主導HO状態管理部133は、アプリケーション主導ハンドオーバの実施の通知をAPP主導HO実施部134から受ける。そして、APP主導HO実施部134は、UE3に対するアプリケーション主導ハンドオーバの実行の要求をRRC機能部11へ出力する(ステップS22)。
RRC機能部11は、UE3に対するアプリケーション主導ハンドオーバの実行の要求の入力をAPP主導HO実施部134から受ける。そして、RRC機能部11は、Measurement Reportのトリガ設定を変更するためのRRC connection Reconfig RequestをUE3へ送信する(ステップS23)。これにより、RRC機能部11は、Measurement ReportをUE3が即時に報告するようにMeasurement Reportのトリガ設定を変更する。
UE3は、RRC connection Reconfig RequestをeNB1から受信する。そして、UE3は、受信応答であるRRC connection Reconfig AcceptをeNB1へ送信する(ステップS24)。
その後、UE3は、eNB1に指示された設定にMeasurement Reportのトリガを変更する(ステップS25)。
Measurement Reportのトリガの変更により、UE3は、Measurement ReportのeNB1への送信を即時に行う(ステップS26)。
eNB1の信号処理部131は、Measurement ReportをUE3から受信する。また、信号処理部131は、UE3に対する推奨セル種別をAPP主導HO実施部134から取得する。そして、信号処理部131は、Measurement Reportの内容を確認し、受信感度及び推奨セル種別を用いてターゲットセルを決定する(ステップS27)。ここでは、信号処理部131は、eNB2が形成するセル202をターゲットセルとして決定する。
その後、信号処理部131は、UE3のeNB2へのハンドオーバの実行要求をRRC機能部11へ出力する。RRC機能部11は、ハンドオーバの実行要求であるHandover RequestをeNB2へ送信する(ステップS28)。
その後、RRC機能部11は、ハンドオーバの実行要求に対する肯定応答であるHandover Reqest Ack(Acknowledgement)をeNB2から受信する(ステップS29)。
そして、RRC機能部11は、eNB2へのRRC接続の切り替えの指示を行うためのメッセージであるRRC configration Reconfig ReqestをUE3へ送信する(ステップS30)。
UE3は、RRC configration Reconfig ReqestをeNB1から受信する。そして、UE3は、ハンドオーバを実行し、eNB2に接続する(ステップS31)。
次に、図11を参照して、本実施例に係るeNB1によるアプリケーション主導ハンドオーバ処理の流れについてさらに説明する。図11は、実施例に係るeNBによるアプリケーション主導ハンドオーバ処理のフローチャートである。
NASメッセージ監視部132は、信号処理部131が受信したMME4からUE3へ向けて送信されたNASメッセージのメッセージタイプを取得する(ステップS101)。
次に、NASメッセージ監視部132は、取得したメッセージタイプが予め記憶する所定のタイプか否かを判定する(ステップS102)。メッセージタイプが所定のタイプでない場合(ステップS102:否定)、NASメッセージ監視部132は、ステップS101へ戻る。
これに対して、メッセージタイプが所定のタイプであった場合(ステップS102:肯定)、NASメッセージ監視部132は、UE3のQCI値の更新があるか否かを判定する(ステップS103)。QCI値の更新がない場合(ステップS103:否定)、NASメッセージ監視部132は、ステップS101へ戻る。
これに対して、QCI値の更新があった場合(ステップS103:肯定)、NASメッセージ監視部132は、新しいUE3のQCI値をAPP主導HO状態管理部133に通知する(ステップS104)。
APP主導HO状態管理部133は、新しいUE3のQCI値の通知をNASメッセージ監視部132から受ける。そして、APP主導HO状態管理部133は、UE管理テーブル151のUE3のHO状態をアプリケーション主導ハンドオーバに変更する。その後、APP主導HO状態管理部133は、UE3のQCI値の変更をAPP主導HO実施部134に通知する。APP主導HO実施部134は、UE3のQCI値の変更の通知を受けて、QCI値に応じた許容遅延量を取得する(ステップ105)。
次に、APP主導HO実施部134は、QCI値変更後にMME4からUE3に送られた最初のパケットを取得し、取得したパケットのプロトコルの分析を行う(ステップS106)。これにより、APP主導HO実施部134は、UE3で実行されるアプリケーションで用いられる各層のプロトコルを取得する。
その後、APP主導HO実施部134は、取得したプロトコルに対応する推奨スループット指数をプロトコル推奨スループット対応表152から取得する(ステップS107)。
次に、APP主導HO実施部134は、許容遅延量及び推奨スループット指数を用いて推奨セル種別表153からUE3に対する推奨セル種別を取得する(ステップS108)。
次に、APP主導HO実施部134は、UE3の現在セル種別と推奨セル種別とが異なるか否かを判定する(ステップS109)。現在セル種別と推奨セル種別とが一致する場合(ステップS109:否定)、APP主導HO実施部134は、アプリケーション主導ハンドオーバの処理を終了する。
これに対して、現在セル種別と推奨セル種別とが異なる場合(ステップS109:肯定)、APP主導HO実施部134は、UE3におけるアプリケーション主導ハンドオーバの実施を決定する。そして、APP主導HO実施部134は、UE3に対するアプリケーション主導ハンドオーバの実施をRRC機能部11に指示する。
RRC機能部11は、UE3に対するアプリケーション主導ハンドオーバの実施の指示をAPP主導HO実施部134から受ける。そして、RRC機能部11は、Measurement Reportのトリガ設定の変更をUE3へ通知して、UE3に対してMeasurement Reportの要求を行う(ステップS110)。
信号処理部131は、Measurement ReportをUE3から受信する。また、信号処理部131は、UE3に対する推奨セル種別をAPP主導HO実施部134から取得する。そして、信号処理部131は、Measurement Reportの内容を確認し、受信感度及び推奨セル種別を用いてターゲットセルを決定する(ステップS111)。
その後、信号処理部131は、UE3のターゲットセルへのハンドオーバの実行要求をRRC機能部11へ出力する。RRC機能部11は、UE3に対してハンドオーバの実施を指示する。UE3は、RRC機能部11からのハンドオーバの指示を受けて、指定されたターゲットセルに対するハンドオーバを実施する(ステップS112)。
以上に説明したように、本実施例に係るeNBは、アプリケーションが変更されQCI値が変化した場合に、変更後のアプリケーションに適した推奨セル種別を特定し、現在セル種別と推奨セル種別が異なる場合に、UEにハンドオーバを実行させる。これにより、UEは実行するアプリケーションに適した環境のセルに収容されることとなり、UEに対して最適なサービス環境が提供でき、サービス品質を向上させることが可能となる。
(ハードウェア構成)
図12は、eNBのハードウェア構成図である。eNB1は、例えば、図12に示すように、CPU(Central Processing Unit)91、メモリ92、NIC(Network Interface Card)93及びストレージ94を有する。
図12は、eNBのハードウェア構成図である。eNB1は、例えば、図12に示すように、CPU(Central Processing Unit)91、メモリ92、NIC(Network Interface Card)93及びストレージ94を有する。
CPU91は、メモリ92、NIC93及びストレージ94とバスで接続される。NIC93は、UE3、MME4及びS−GW5と通信を行うためのインタフェースである。
ストレージ94は、ハードディスクなどを含む補助記憶装置である。ストレージ94は、図2で例示した、データ格納部15の機能を実現する。また、ストレージ94は、図2で例示した、RRC機能部11、信号処理部131、NASメッセージ監視部132、APP主導HO状態管理部133及びAPP主導HO実施部134の機能を実現するためのプログラムを含む各種プログラムを格納する。
CPU91は、ストレージ94に格納された各種プログラムを読み出し、メモリ92上に展開して実行する。これにより、CPU91及びメモリ92は、図2で例示した、RRC機能部11、信号処理部131、NASメッセージ監視部132、APP主導HO状態管理部133及びAPP主導HO実施部134の機能を実現する。
1,2 eNB
3 UE
4 MME
5 S−GW
6 P−GW
7 PDN
10 無線通信システム
11 RRC機能部
12 無線処理部
13 ベースバンド処理部
14 伝送路処理部
15 データ格納部
100 セル
131 信号処理部
132 NASメッセージ監視部
133 APP主導HO状態管理部
134 APP主導HO実施部
151 UE管理テーブル
152 プロトコル推奨スループット対応表
153 推奨セル種別表
154 収容セル管理テーブル
200〜202 セル
3 UE
4 MME
5 S−GW
6 P−GW
7 PDN
10 無線通信システム
11 RRC機能部
12 無線処理部
13 ベースバンド処理部
14 伝送路処理部
15 データ格納部
100 セル
131 信号処理部
132 NASメッセージ監視部
133 APP主導HO状態管理部
134 APP主導HO実施部
151 UE管理テーブル
152 プロトコル推奨スループット対応表
153 推奨セル種別表
154 収容セル管理テーブル
200〜202 セル
Claims (7)
- 無線端末装置が実行する通信処理で要求される通信性能を取得し、前記通信性能を基に、提供する通信環境が異なる複数のセル種別の中から特定のセル種別を選択する選択部と、
前記選択部により選択された前記特定のセル種別を有するセルへの接続の切り替えを前記無線端末装置に実行させる接続切替部と
を備えたことを特徴とする無線基地局装置。 - 前記選択部は、前記無線端末装置が接続中のセルの接種別が前記特定のセル種別と異なる場合に、前記無線端末装置の接続の切り替えの実行を指示し、
前記接続切替部は、前記選択部からの指示を基に、接続の切り替えを前記無線端末装置に実行させる
ことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。 - 前記選択部は、前記無線端末装置に割り当てられた許容遅延量を前記通信性能として取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線基地局装置。
- 前記無線端末装置が実行する通信処理に応じたサービス品質の情報を取得する情報取得部をさらに備え、
前記選択部は、前記情報取得部により取得されたサービス品質の情報に対応する前記許容遅延量を取得する
ことを特徴とする請求項3に記載の無線基地局装置。 - 前記選択部は、前記無線端末装置へ送信されるパケットを取得し、取得したパケットから前記無線端末装置との通信に用いるプロトコルを特定し、特定したプロトコルに応じたデータ転送能力を前記通信性能として取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の無線基地局装置。
- 無線基地局装置、無線端末装置及び通信制御装置を有する無線通信システムであって、
前記通信制御装置は、前記無線端末装置が実行する通信処理に関する通信制御情報を前記無線基地局装置を介して前記無線端末装置へ送信し、
前記無線基地局装置は、
前記通信制御装置から受信した前記通信制御情報を基に、前記無線端末装置が実行する通信処理で要求される通信性能を取得し、前記通信性能を基に、提供する通信環境が異なる複数のセル種別の中から特定のセル種別を選択する選択部と、
前記選択部により選択された前記特定のセル種別を有するセルへの接続の切り替えを前記無線端末装置に実行させる接続切替部と
を備えた
ことを特徴とする無線通信システム。 - 無線端末装置が実行する通信処理で要求される通信性能を取得し、
取得した前記通信性能を基に、提供する通信環境が異なる複数のセル種別の中から特定のセル種別を選択し、
前記特定のセル種別を有するセルへの接続の切り替えを前記無線端末装置に実行させる
ことを特徴とする無線通信制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017090757A JP2018191091A (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 無線基地局装置、無線通信システム及び無線通信制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017090757A JP2018191091A (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 無線基地局装置、無線通信システム及び無線通信制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018191091A true JP2018191091A (ja) | 2018-11-29 |
Family
ID=64478796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017090757A Pending JP2018191091A (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 無線基地局装置、無線通信システム及び無線通信制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018191091A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2020202384A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | ||
| JPWO2020202381A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | ||
| CN112449388A (zh) * | 2019-09-04 | 2021-03-05 | 中兴通讯股份有限公司 | 网络连接控制方法、装置、移动终端及存储介质 |
-
2017
- 2017-04-28 JP JP2017090757A patent/JP2018191091A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPWO2020202381A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | ||
| JP7144599B2 (ja) | 2019-03-29 | 2022-09-29 | 本田技研工業株式会社 | 端末装置、通信システム、通信方法、及びプログラム |
| US12096301B2 (en) | 2019-03-29 | 2024-09-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Terminal apparatus, communication system, communication method, and computer-readable storage medium |
| CN112449388A (zh) * | 2019-09-04 | 2021-03-05 | 中兴通讯股份有限公司 | 网络连接控制方法、装置、移动终端及存储介质 |
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