背景
(分野)
本開示の態様は、概して、基板エッジ近傍のプラズマシースを制御するための方法及び装置に関する。
(関連技術の説明)
現在の半導体製造業界では、構成は縮小し続け、トランジスタ構造はますます複雑になっている。処理要求を満たすために、高度な処理制御技術は、コスト管理及び基板及びダイの歩留まりの最大化にとって有用である。通常、基板エッジのダイは、歩留まりの問題(例えば、ミスアライメントを介した接触、ハードマスクに対する選択性の悪さなど)を抱えている。これらの問題の原因の1つは基板エッジ近傍のプラズマシースの屈曲である。
したがって、基板エッジにおいて微細で局所的な処理調整を可能にする方法及び装置が必要とされている。
概要
一態様において、処理チャンバは、チャンバ本体と、チャンバ本体内に配置された基板サポートと、基板サポート内に配置された再帰的配電アセンブリと、基板サポート内に配置され、再帰的配電アセンブリに結合されたエッジリングアセンブリであって、導電性電極を含むエッジリングアセンブリと、電極の上方にある基板サポート上に配置された絶縁サポートと、絶縁サポート上に配置された第1のシリコンリングとを備える。
一態様において、処理チャンバは、チャンバ本体と、チャンバ本体内に配置された基板サポートと、基板サポート内に配置された再帰的配電アセンブリと、基板サポート内に配置され、再帰的配電アセンブリに結合されたエッジリングアセンブリであって、導電性円形電極を含むエッジリングアセンブリと、電極の上方にある基板サポート上に配置された絶縁サポートと、絶縁サポート上に配置された第1のシリコンリングとを備える。
別の態様では、再帰的配電アセンブリは、第1の半円形要素と、第1の半円形要素の中心部に結合された同軸構造と、第1の半円形要素の第1の端部に配置され第1の半円形要素の平面部分から直角に延在する第1の垂直継手と、第1の半円形要素の第2の端部に配置され第1の半円形要素の平面部分から直角に延在する第2の垂直継手と、第1の垂直継手に接続された第2の半円形要素であり第1の垂直継手が第2の半円形要素の中央部分に接続された第2の半円形要素と、第2の垂直継手に接続された第3の半円形要素であり第2の垂直継手が第3の半円形要素の中央部分に接続された第3の半円形要素とを備える。
上記で列挙された本開示の構成が詳細に理解され得るように、上で簡単に要約した本開示のより詳細な説明は態様を参照して行うことができ、そのいくつかの態様が添付の図面に示される。しかし、本開示は他の等しく有効な態様を認めることができるので、添付の図面は、例示的な態様のみを示しており、したがって、範囲の限定であると見なされるべきではないことに留意すべきである。
本開示の一態様による処理チャンバの断面図である。
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本開示の一態様によるサポートアセンブリの概略断面図である。
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本開示の態様による配電アセンブリの概略斜視図である。
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本開示の態様による回路構成の概略図である。
理解を容易にするために、可能な限り同一の参照番号を使用し、図面に共通の同一の要素を指定している。1つの態様の要素および特徴は、更なる説明なしに他の態様に有益に組み込むことができると考えられる。
発明の詳細な説明
本開示は、概して、基板エッジ近傍でプラズマシースを制御するための方法及び装置に関する。本装置は、静電チャックに隣接して配置され得る補助電極を備える。補助電極は、等しい長さ及び等しいインピーダンス電気接続を使用して、電源から再帰的に給電される。補助電極は、垂直方向に作動可能であり、プラズマ発生の要因である接地又は他の周波数に関して調整可能である。それを使用する方法もまた提供される。
図1は本開示の一態様による処理チャンバ100の断面図である。図示の通り、処理チャンバ100は基板(例えば、基板101など)をエッチングするのに適したエッチングチャンバである。本明細書に記載の態様から利益を受ける処理チャンバの例は、カリフォルニア州サンタクララにあるアプライドマテリアルズ社から入手可能である。他の製造業者からのものを含めて他の処理チャンバは、本開示の態様から利益を受けるように適合できると考えられる。
一実施形態では、処理チャンバ100は、チャンバ本体105と、ガス分配プレートアセンブリ110と、サポートアセンブリ106とを備える。処理チャンバ100のチャンバ本体105は、処理に適した1つ以上の材料(例えば、アルミニウム、陽極酸化アルミニウム、ニッケルメッキされたアルミニウム、ニッケルメッキされたアルミニウム6061−T6、ステンレス鋼、及びそれらの組み合わせ及び合金)から形成することができる。サポートアセンブリ106は、ガス分配プレートアセンブリ110と共に電極として機能することができ、ガス分配プレートアセンブリ110とサポートアセンブリ106の上面との間に画定された処理容積120内にプラズマが形成される。サポートアセンブリ106は、伝導性材料(例えば、アルミニウム)、又はセラミック材料、あるいはその両方の組み合わせで作ることができる。チャンバ本体105は、ポンプ及びバルブを含む真空システム136に結合されてもよい。ライナ138は、処理容積120内のチャンバ本体105の表面上に配置されてもよい。
チャンバ本体105は、その側壁に形成されたポート140を含む。ポート140は、選択的に開閉され、基板ハンドリングロボット(図示せず)によってチャンバ本体105の内部にアクセスすることが可能になる。基板101は、処理チャンバ100の内外に、ポート140を介して、隣接する搬送チャンバ及び/又はロードロックチャンバ、又はクラスタツール内の別のチャンバに搬送することができる。基板101は、処理のためにサポートアセンブリ106の上面130上に配置される。リフトピン(図示せず)を使用して基板101をサポートアセンブリ106の上面から離して配置し、基板搬送中に基板ハンドリングロボットで交換することができる。
ガス分配プレートアセンブリ110は、チャンバ本体105上に配置される。高周波(RF)電源132は、ガス分配プレートアセンブリ110に結合されて、サポートアセンブリ106に対してガス分配プレートアセンブリ110に電気的バイアスをかけて、処理チャンバ100内のプラズマ生成を促進する。サポートアセンブリ106は静電チャック159を含み、当該チャックを電源109aに接続して、基板101のチャッキングを容易にし、及び/又は処理容積120内に位置するプラズマに影響を与えることができる。電源109aは、電源(例えば、DC又はRF電源)を含み、静電チャック159の1つ以上の電極に接続される。バイアス電源109bは、サポートアセンブリ106と任意に結合されてもよく、プラズマの生成及び/又は制御を補助することができる。
バイアス電源109bは、例えば、約13.56MHzの周波数で約1000W(しかし、約1000Wに限定されるものではない)までのRFエネルギー源であり得るが、特定の用途に所望されるように他の周波数及び電力を供給してもよい。バイアス電源109bは、連続電力又はパルス電力のいずれか又は両方を生成することができる。いくつかの態様では、バイアス電源は複数の周波数(例えば、13.56MHz及び2MHz)を供給することができる。
処理チャンバ100は、コントローラ191を含むこともできる。コントローラ191は、メモリ194および大容量記憶装置で動作可能なプログラマブル中央処理装置(CPU)192、入力制御部、及び表示部(図示せず)を備え、例えば、電源、クロック、キャッシュ、入出力(I/O)回路、及びライナなど、処理システムの様々な構成要素に結合され、基板処理の制御を容易にする。
上述の処理チャンバ100の制御を容易にするために、CPU192は様々なチャンバ及びサブプロセッサを制御するための工業用環境で使用できる任意の形態の汎用コンピュータプロセッサ(例えば、プログラマブル論理コントローラ(PLC)など)の1つであってもよい。メモリ194はCPU192に結合され、メモリ194は持続的であり、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、ハードディスク、又はローカルあるいはリモートの他の形式のデジタル記憶装置であってもよい。サポート回路196はCPU192に結合され、プロセッサをサポートする。荷電種生成、加熱、及び他の処理のためのアプリケーション又はプログラムは、一般に、メモリ194に、通常はソフトウェアルーチンとして記憶される。ソフトウェアルーチンは第2のCPU(図示せず)によって記憶され及び/又は実行されてもよく、当該第2のCPUはCPU192によって制御される処理チャンバ100から遠隔に位置する。
メモリ194はコンピュータ可読記憶媒体の形態であり、同媒体にはCPU192によって実行されると処理チャンバ100の動作を容易にする命令が含まれる。メモリ194内の命令はプログラム製品(例えば、本開示の方法を実施するプログラム)を含む。プログラムコードは多数の異なるプログラミング言語のうちのいずれか1つに準拠することができる。一実施例では、本開示は、コンピュータシステムと共に使用するためのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されたプログラム製品として実装されてもよい。プログラム製品のプログラムは、態様(本明細書に記載の方法を含む)の機能を定義する。例示的なコンピュータ可読記憶媒体には、(i)書き込み不能な記憶媒体(例えば、コンピュータ内のリードオンリーメモリ装置(例えば、CD−ROMドライブによって読み出し可能なCD−ROMディスク、フラッシュメモリ、ROMチップ、又は任意のタイプのソリッドステート不揮発性半導体メモリなど))で情報が永続的に記憶される媒体と、(ii)書き込み可能な記憶媒体(例えば、ディスケットドライブ又はハードディスクドライブ内のフロッピーディスク又は任意のタイプの固体ランダムアクセス半導体メモリ)で変更可能な情報が記憶される媒体とが含まれるが、これに限定されない。本明細書に記載の方法の機能を指示するコンピュータ可読命令を担持する場合、このようなコンピュータ可読記憶媒体は本開示の態様である。
図2A、2Bは、本開示の一態様によるサポートアセンブリ206の概略断面図である。図2Bは図2Aの拡大図である。サポートアセンブリ206はサポートアセンブリ106と同様であり、サポートアセンブリ106の代わりに使用されてもよい。サポートアセンブリ206は、基部255と、カソード基部256と、ファシリティーズプレート257と、誘電体プレート258と、垂直スタック内に配置された静電チャック259とを備える。垂直開口部297は、カソード基部256、ファシリティーズプレート257、及び誘電体プレート258を貫通して配置され、電源及び/又はバイアス電源との結合部を収容する。基部255には横方向に延在する部分が含まれ、この部分は下部チャンバライナとして機能することができる。石英パイプリング(図示せず)は誘電体プレート258を囲み、静電チャック259のカソード基部256からの電気絶縁を容易にすることができる。メッシュフローイコライザ260は、伝導性リング230の下面、及びカソード基部256の半径方向外側の上面に隣接して配置され、処理チャンバ100(図1に示す)内でのプラズマ閉じ込めを容易にするが、ここで伝導性リング230は金属(例えば、アルミニウムなど)から形成され接地することができる。バッフルリング261は伝導性リング230の上面に配置され、メッシュフローイコライザ260の上方に半径方向外向きに延在するが、ここでバッフルリング261は金属(例えば、アルミニウムなど)から形成され電気的に接地することができる。一実施例では、バッフルリング261はその中に埋め込まれるヒータ(例えば、抵抗加熱要素など)を任意に含むことができる。一実施例では、伝導性リング230及びバッフルリング261は一体構成部品であってもよい。
ファシリティーズプレート257は、導電性材料から形成され、カソード基部256と誘電体プレート258との間に配置される。一実施例では、誘電体プレート258は、石英から形成される。ファシリティーズプレート257は、1つ以上のチャネル262(2つが示されている)を任意に含み、これを通して流体を供給し、基板サポート106(図1に示す)の温度制御を容易にする。静電チャック259は、伝導性プレート267と、伝導性プレート267の最上部に配置されたセラミックプレート266とを備える。電極263は、伝導性材料の薄片から形成され、1つ以上の電極263が伝導性プレート267のセラミック又は誘電体材料に埋め込まれる。高電圧DC電源は、1つ以上の電極263に結合されて基板101のチャッキングを容易にし、バイアスRF電源は整合ネットワークを介して伝導性プレート267に結合されカソードに電力を供給する。
ヒータ265は、静電チャック259の上面に配置され、基板101の温度制御を容易にする。ヒータ265は、例えば、1つ以上の抵抗発熱体を含む抵抗ヒータであってもよい。セラミックプレート(例えば、炭化ケイ素又はアルミナなど)266は、ヒータ265の上方に配置され、ヒータ265及び/又は静電チャック259と基板101との間の保護用インタフェースを提供する。
図2Bを参照すると、誘電体リング(例えば、セラミック又はシリコンから形成され得る)268は、セラミックプレート266の半径方向外側の上面に配置され、静電的に所定の位置にチャックされるとき、基板を横方向から支持する。絶縁サポート269は、石英から形成することができ、誘電体リング268を囲む。絶縁サポート269は、その上面に埋め込まれた第2のシリコンリング270を含む。シリコンリング270は、プラズマ(図示せず)とエッジリングアセンブリ274との結合を容易にし、プラズマはサポートアセンブリ206の上方の処理容積120内に生成される。このような例では、第2のシリコンリング270は電極として機能し、エッジリングアセンブリ274に容量結合することができる。一実施例では、第2のシリコンリング270は単結晶シリコンである。しかし、他の形態のシリコン(例えば、ポリシリコンなど)を利用することも考えられる。
エッジリングアセンブリ274は、セラミック基部275と、セラミックキャップ276と、それらの間に埋め込まれた電極277とを備える。セラミック基部275、セラミックキャップ276、及び電極277のそれぞれは、円形の形状を有する。しかし、他の形状も考えられる。一実施例では、電極277は、その保護のために、セラミック基部275及びセラミックキャップ276の一方又は両方に埋め込まれるか、又は部分的に埋め込まれる。このような例では、セラミック基部275及びセラミックキャップ276の対向する表面、例えば、その半径方向内側及び半径方向外側のエッジで互いに接触してもよい。電極277は、導電性ワイヤ又は平坦化されたリング(例えば、箔など)であってもよい。一実施例では、電極277は、アルミニウムもしくは銅、又は他の導電性金属もしくは材料から形成することができる。一実施例では、電極277は、約0.2インチ〜約0.4インチ(例えば、約0.3インチ)の幅を有する平らなリングであってもよい。電極277はセラミック基部275及びセラミックキャップ276の幅に対して中央に位置するように図示されているが、電極とセラミック基部275及びセラミックキャップ276の半径方向内向きのエッジと位置合わせしてもよい。一実施例では、電極277は基板(例えば、図1に示す基板101など)の外径から約1センチメートルのところに配置される。
セラミックキャップ276の上面は、処理中、絶縁サポート269の下面に接触して配置される。しかし、絶縁サポート269は、リフト機構278によってセラミックキャップ276の上に持ち上げられ、セラミックキャップ276から分離されてもよい。リフト機構278は、アクチュエータ217によって駆動される1つ以上のサポートピン279(一方が図示されている)を備える。絶縁サポート269を垂直に作動させることにより、第2のシリコンリング270の対応する作動がもたらされ、それによって、第2のシリコンリング270と処理チャンバ100の処理容積120(図1に示す)に形成されたプラズマとの間の間隔が調整される。さらに、絶縁サポート269を垂直に作動させることにより、第2のシリコンリング270と電極277との間の間隔が調整され、それによって、それらの間の容量結合に影響を与える。第2のシリコンリング270の位置は、第2のシリコンリング270に隣接する、従って、基板エッジに隣接するプラズマシースに影響を及ぼす。したがって、第2のシリコンリング270を垂直方向に作動させることによって、基板エッジに隣接するプラズマシースを調整することができる。
電力は、RFコネクタ281及び配電アセンブリ282を介してエッジリングアセンブリ274に印加される。RFコネクタ281は、調整可能なRF電源(例えば、バイアス電源109b、又は、例えば図4A〜図4Cに示される)に結合され、エッジリングアセンブリ274への電力の伝達を容易にする。しかし、いくつかの態様では、エッジリングアセンブリ274はRF電力によって能動的に給電されないことがあると考えられる。このような例では、RFコネクタ281は、外部RFインピーダンス同調部、又は調整可能な負荷に接続される。同調部は、電源RF周波数(例えば、RF電源132)でのインピーダンスを調整しプラズマ密度分布を変化させるように、若しくはバイアスRF周波数でインピーダンスを調整し基板エッジRFプラズマシースを同調させるように設計されるか、又は接地電極277及びそれに対応して結合されたシリコンリング270を介してRFコネクタ281を接地してもよく、したがって基板エッジにより近い接地点を配置することができる。
図3A〜3Eは、本開示の態様による配電アセンブリ282の概略斜視図である。配電アセンブリ282は再帰的配電アセンブリ284に接続された同軸構造283を含む。エッジリングアセンブリ274は再帰的配電アセンブリ284上に配置され、これに結合される。配電アセンブリ282は、エッジリングアセンブリ274の電極277(図2に示す)に電気的に接続される。
再帰的配電アセンブリ284は、2つ以上の等しい長さのセグメントに分岐することによって、電極277への均一な電力印加を促進する。各分岐セグメントは、別の等長セグメントに更に分割又は分岐されてもよい。したがって、電極277への電力の印加はより均一に分配され、それによって処理の均一性が改善される。例えば、再帰的配電アセンブリ284は第1の半円形要素285を含み、第1の半円形要素285の中心位置で同軸構造283に電気的に結合される。第1の半円形要素285の各半分は、互いに反対方向に延在する。第1の半円形要素285の終端部は、第1の半円形要素285の平面部分から直角に延在する垂直継手286を含む。垂直継手286は第1の半円形要素285を第2の半円形要素287に電気的に接続する。垂直継手286は第2の半円形要素287の中心位置で接続され、第2の半円形要素287の各端部は反対方向に延在する。追加の垂直継手288により、第2の半円形要素287はエッジリングアセンブリ274の電極277(図2Bに示す)に電気的に結合される。このようにして、単一の電源からの電力は、(例えば、RFコネクタ281を通って)電極277の複数の接触点を介してより均一に分配される。さらに、RFコネクタ281と、したがって電源と、電極277の各接続部との間の距離は実質的に同じである。一実施例では、第1の半円形要素285、第2の半円形要素287、及び垂直継手288は、金属(例えば銅又はアルミニウムなど)のような導電性材料から形成される。
本明細書で使用する再帰的配電アセンブリ284は、1回以上、同じ長さの複数のセグメントに分割する電気コネクタを指す。再帰的配電アセンブリ284は、本明細書では半円形の構成要素に関して記載されているが、必要に応じて、直線の構成要素を利用できると考えられる。さらに、電流の移動経路は、図示されているより多くの部分に分割されてもよい。例えば、移動経路は、1回以上、2回以上、3回以上、又は4回以上に分割されてもよい。一実施例では、第1の半円形要素285は約180度延在し、第2の半円形要素287のそれぞれは約90度延在する。したがって、各セグメントは前のセグメントの約半分の長さを有する。しかし、他の長さも考えられる。第1の半円形要素285、垂直継手286、第2の半円形要素287及び垂直継手288に適した材料は電気材料(例えば、金属(例えば、アルミニウム及び銅))を含む。
図3Bは、再帰的配電アセンブリ284の導電性要素の上に配置された電気絶縁体289a、289bを有する配電アセンブリ282(例えば、第1の半円形要素285(図3Aに示す)及び第2の半円形要素287(図3Aに示す))の概略図である。電気絶縁体289a、289bは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)又は他の電気絶縁材料であってもよい。図示の例では、電気絶縁体289a、289bは、その中に埋め込まれた構成要素(例えば、第1の半円形要素285及び第2の半円形要素287)を有する絶縁材料の完全なリングである。しかし、材料の不完全なリングを利用することが考えられる。
図3Cは、(図3Bに示す)電気絶縁体289a、289bの周りに配置されたハウジング290を備えた配電アセンブリ282の概略図である。ハウジング290は電気絶縁体289a、289bを有する円筒形の部分であり、したがって第1の半円形要素285及び第2の半円形要素287が埋め込まれている。ハウジングは、電気的接地点に結合され、電気絶縁体289a、289bによって第1の半円形要素285及び第2の半円形要素287から電気的に絶縁される。1つの例では、ハウジング290は半径方向外側の下面にハウジング290を取り囲むリップ291を備える。一実施例では、リップ291は、「H」字形状を有するか、さもなければ、径方向内側の構成要素よりも高い垂直高さを有する半径方向外側構成要素に結合された半径方向内側構成要素を含む。リップ291により、再帰的配電アセンブリの構成要素の組み立て及び/又は整列が容易になる。ハウジング290は、金属から形成されてもよく、電気的に接地されてもよい。
図3Dは、図3Cに示される配電アセンブリ282の断面図である。図示の通り、電気絶縁体(ゴム又はPTFEなど)292で囲まれた同軸構造283は第1の半円形要素285に接続される。第1の半円形要素285は、電気絶縁体289aによって囲まれ、ハウジング290内に配置される。第1の半円形要素285の上方軸方向に配置されるのは電気絶縁体289bである。第2の半円形要素287は完全な円内に延在していないので、追加の電気絶縁体292を電気絶縁体289b内に配置し、第2の半円形要素287によって占められていない空間を占めることができる。追加の電気絶縁体はPTFEから形成されてもよい。図示されていないが、第1の半円形要素285によって占められていない電気絶縁体289b内の空間も、PTFEによって占めてもよい。したがって、一実施例では、追加の電気絶縁体292及び第2の半円形要素287が一緒になって完全なリングを形成する。第1の半円形要素285も同様に構成することができる。
図3Eは、図3Cに示される配電アセンブリ282の別の断面図である。図3Eに示す断面図は、第2の半円形要素287をエッジリングアセンブリ274の電極277に電気的に接続する垂直継手288を示す。垂直継手288は、1つ以上の電気絶縁層(例えば、PTFEなど)294a、294b(2つが示されている)によって囲まれた導電性接続部293を備える。垂直継手はセラミック基部275の下面を貫通して電極277に接触する。
図3Fは、図3Cに示される配電アセンブリ282の別の断面図である。図3Fに示す断面図は、第2の半円形要素287を第1の半円形要素285に電気的に接続する垂直継手286を示す。垂直継手286、第1の半円形要素285、及び第2の半円形要素287は、それぞれハウジング290、電気絶縁体289a、及び電気絶縁体289bによって囲まれる。電気絶縁体289a及び電気絶縁体289bにより、垂直継手286、第1の半円形要素285、及び第2の半円形要素287のハウジング290からの電気的絶縁が容易になり、処理中にハウジング290を接地することができる。
図4A〜4Cは、本開示の態様による回路構成の概略図である。図4Aは、回路455aの受動的構成を示し、基板サポート206を内部に有する処理チャンバ400a内のプラズマ456を調整する。処理チャンバ400aは、処理チャンバ100と同様である。プラズマ456は、電源132によって生成される。バイアス電源109bが基板サポート206に結合され、処理チャンバ400a内のプラズマ処理を容易にする。回路455aは、同軸ケーブル283及び再帰的配電アセンブリ284を介して電極277に結合される。回路455aの同調により、電極277の電気的特性が影響を受け、これにより基板に隣接するプラズマ456又はプラズマ456のシースが影響を受ける。本明細書に記載の態様を使用して、プラズマ456を調整し、結果として基板のより均一な処理が行われ、それによって基板エッジの不均一性を緩和することができる。
回路455aは、接地調整部457、バイアス感知調整部458、及び電源感知調整部459を備える。接地調整部457、バイアス感知調整部458、及び電源感知調整部459のそれぞれは、 スイッチング素子437を介して同軸構造283に接続される。接地調整部457、バイアス感知調整部458、及び電源感知調整部459のそれぞれは、調整可能なキャパシタ及びインダクタを含む。接地調整部457、バイアス感知調整部458、及び電源感知調整部459の各コンデンサ及びインダクタを選択し、バイアス周波数又はバイアス周波数の範囲を調整して、プラズマ特性の調整を容易にすることができる。一実施例では、接地調整部457、バイアス感知調整部458、及び電源感知調整部459はそれぞれ、互いに異なる範囲で周波数調整を容易にするように構成される。
さらに、スイッチング素子437には、電源(例えば、DC電源など)433が追加的に接続される。スイッチング素子437は、コントローラ191(図1に示す)によって制御され、電極277を電源433、接地調整部457、バイアス感知調整部458、及び/又は電源感知調整部459のいずれかに選択的に結合することができる。したがって、スイッチング素子437の変調により、基板エッジに隣接する電極277でのプラズマ特性の制御が容易になる。
例えば、スイッチング素子437は、バイアス感知調整部458を電極277に結合させることができる。バイアス感知調整部458は、電極277をバイアス電源109bの基本周波数又は高調波周波数と直列又は並列にするように調整することができる。このような調整により、電極277(及び結果として図2Bに示す第2のシリコンリング270)に所望の電圧を課し、それによってプラズマ456の局部的なシースを変化させる。
同様に、電源感知調整部459はスイッチング素子437に対して選択されてもよい。このような例では、電極277は、バイアス感知調整部458及びバイアス電源109bに関して上述したやり方で、電源132に関して同調させることができる。電源感知調整部459を介したプラズマ456の同調により、プラズマ密度は増加(又は減少)する。プラズマ密度の増加はプラズマシースの圧縮をもたらす。
別の実施例では、スイッチング素子437は接地調整部457を電極277に結合させることができる。一実施例では、接地調整部はRFリレー及び/又はPINダイオードであってもよく、これらによって電極277の接地が容易になる。電極277の接地により、電極277でのプラズマ456のシースの終了が容易になる。プラズマ456にさらに影響を及ぼすために、電極277が接地されたときに第2のシリコンリング270(図2bに示す)を垂直に作動させることができ、それにより基板エッジに隣接するプラズマの同調性を高めることができる。一実施例では、PINダイオードを利用する場合、PINダイオードを順方向にバイアスして電極277でDC短絡を形成してもよく、又は逆方向にバイアスして電気的遮断を容易にしてもよい。別の実施例では、電源433により、第2のシリコンリング270を電極277に向かって静電チャックすることが容易になり、したがって、第2のシリコンリング270と、絶縁サポート269(図2Bに示す)と、エッジリングアセンブリ274との間の熱接触が増加する。熱接触の増加により熱除去が増加し、それによって構成要素の寿命が改善され、隣接する基板エッジの熱的な不均一性が低減する。
図4Bは回路455bの能動的構成を示し、同回路は処理チャンバ400b内のプラズマ456を調整する。処理チャンバ400bは、処理チャンバ100及び処理チャンバ400aと同様である。能動的構成では、回路455bは整合回路429を介して同軸ケーブル283に結合された補助電源(RF電源など)427を含む。回路455bは、また、整合回路429に結合された電源433を含む。電源433も、処理チャンバ400aに関して上述したように、同様に動作する。さらに、処理チャンバ400bは、バイアス電源109bが基板サポート206に結合される第2の整合回路405を含む。整合回路429及び電源427を含めることにより、プラズマ特性をさらに制御することができる。
図4Cは、回路455cの能動的構成を示し、基板サポート206を内部に有する処理チャンバ400c内のプラズマ456を調整する。回路455cは、回路455bと同様であるが、同軸ケーブル283、したがって再帰的配電アセンブリ284は、整合回路405に接続される。したがって、処理チャンバ400bとは対照的に、整合回路429及び電源427は除外される。一実施例では、RF分配器(図示せず)を、整合回路405と電源433の間又は整合回路405の内部に、同軸ケーブル283のラインに配置することができ、所望のチャンバ構成要素へのRF電力の印加を容易にする。
任意に、図4A〜図4Cに示された構成のいずれかは、電極277に結合されたDC電源を任意に利用できると考えられる。電極277へのDC電力の印加により、基板エッジ近傍での熱伝達が高まる。このような例では、セラミックキャップ276は、窒化アルミニウムから形成することができる。
本開示の利益には、基板エッジに隣接するプラズマの制御性を向上させることが含まれる。プラズマ制御性の向上の結果、特に基板エッジ近傍での処理の均一性が向上する。さらに、本開示の態様によるプラズマ調整が基板エッジで局所的に発生するので、基板表面に亘るプラズマの均一性に悪影響を及ぼさない。
前述のものは本開示の態様に向けられているが、本開示の他の態様及び更なる態様はその基本的な範囲から逸脱することなく考案され、その範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。