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JP2018189933A - 格子及びx線タルボ撮影装置、格子の製造方法 - Google Patents

格子及びx線タルボ撮影装置、格子の製造方法 Download PDF

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JP2018189933A JP2017095169A JP2017095169A JP2018189933A JP 2018189933 A JP2018189933 A JP 2018189933A JP 2017095169 A JP2017095169 A JP 2017095169A JP 2017095169 A JP2017095169 A JP 2017095169A JP 2018189933 A JP2018189933 A JP 2018189933A
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北村 光晴
Mitsuharu Kitamura
光晴 北村
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Abstract

【課題】湾曲状態を維持して取り扱いやすさを向上できるとともに、格子の製造に係るコストの上昇を抑えるようにする。【解決手段】格子12,14,15が、撮影有効範囲A内に複数のスリットSが配列された格子母材20と、格子母材20における撮影有効範囲A外に一体的に接合されて、かつ塑性変形領域を持つ塑性変形部材21と、を備えており、これら格子母材20と塑性変形部材21とが略等しい曲率で湾曲形成されている。このような格子12,14,15の製造するに当たっては、格子母材20の撮影有効範囲A外に塑性変形部材21を一体的に接合し、その後、格子母材20と塑性変形部材21とを同時にプレス成型し、塑性変形部材21を塑性変形させて、格子母材20と塑性変形部材21を略等しい曲率となるように湾曲形成する。【選択図】図4

Description

本発明は、格子及びX線タルボ撮影装置、格子の製造方法に関する。
従来、一次元格子を有するタルボ干渉計又はタルボ・ロー干渉計を用いたX線撮影装置(以下、X線タルボ撮影装置という。)が知られている。そして、X線タルボ撮影装置で撮影されたモアレ画像を画像処理装置によって再構成することで、少なくとも吸収画像、微分位相画像、小角散乱画像の3種類の高精細の再構成画像を得ることができる。
また、従来、X線タルボ撮影装置による撮影範囲を広げるために格子の面積を大きくしたいという要望があった。ところが、X線タルボ撮影装置においては、X線源から照射されたX線が、通常、コーンビーム状に拡がるため、格子が平板状に形成されていると、格子の周縁部ではX線の透過率が悪化し、いわゆるケラレの問題が生じる。
このような問題を解決するため、格子を、X線源の一点を中心とし、かつX線の入射角度に対応する円弧状に湾曲させた状態とした上で撮影を行う技術が知られている(例えば特許文献1参照。)。
特開2016−220787号公報
ところで、特許文献1に記載の技術においては、格子を保持する格子ホルダーが、それぞれカーブの付いた受け部と押さえ部とを備え、これら受け部と押さえ部との間に、格子と弾性部材とを挟み込むような形で格子を円弧状に湾曲させていた。また、格子は、主にシリコンウエハーのような硬い材料で形成されるため、格子ホルダーによって保持する際の、割れ等の損傷には十分に注意が必要であった。
以上の点に鑑みると、格子ホルダーによって格子を保持するに当たっては、格子の損傷に十分注意を払いながら、弾性部材と共に受け部と押さえ部との間に挟み込ませ、その上で格子を湾曲させなければならず、作業の精密さが求められていた。
しかしながら、このような精密な作業を、格子を格子ホルダーに装着させるたびに行うとなると手間であるため、上述のようなケラレの問題を解消しつつ、格子をもっと取り扱いやすいものにしたいという要望がある。
さらに、格子の材料としてシリコンウエハーを用いる場合は、割れ等の損傷を防ぐために極力薄くして湾曲させやすくすることが求められているが、シリコンウエハーを薄く加工する場合のコストが高いという問題もあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、湾曲状態を維持して取り扱いやすさを向上できるとともに、格子の製造に係るコストの上昇を抑えることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、格子であって、
撮影有効範囲内に複数のスリットが配列された格子母材と、
前記格子母材における撮影有効範囲外に一体的に接合されて、かつ塑性変形領域を持つ塑性変形部材と、を備え、
前記格子母材と前記塑性変形部材は略等しい曲率で湾曲形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の格子において、前記格子母材は、前記複数のスリットが一定の方向に延在して形成された一次元格子であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の格子において、前記塑性変形部材は、前記格子母材の撮影有効範囲を取り囲むような枠状に形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の格子において、複数の前記塑性変形部材が、前記格子母材の撮影有効範囲外に接合されており、
前記複数の塑性変形部材は、前記撮影有効範囲を挟み込む位置関係で互いに離間し、かつ湾曲方向に沿って配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の格子において、前記格子母材は、シリコンウエハーで構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の格子において、前記格子母材は、アルミニウム又は酸化アルミニウムで構成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の格子において、前記格子母材は、ガラスで構成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の格子において、前記塑性変形部材は、前記格子母材と同一の材料で構成されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の格子において、前記塑性変形部材は、前記格子母材と異なる材料で構成されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、タルボ干渉計又はタルボ・ロー干渉計を用いたX線タルボ撮影装置であって、
請求項1〜9のいずれか一項に記載の格子を備えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のX線タルボ撮影装置において、前記格子を保持する格子ホルダーを更に備え、
前記格子ホルダーは、前記格子を受ける受け面を有する受け部と、前記格子を前記受け面側に押さえる押さえ面を有する押さえ部と、を含んで構成され、
前記受け面及び前記押さえ面は、X線の照射角度に対応するように湾曲形成され、
前記格子母材及び前記塑性変形部材の曲率は、前記格子ホルダーにおける前記受け面及び前記押さえ面の曲率よりも小さく設定されていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、格子の製造方法であって、
複数のスリットが配列された格子母材の撮影有効範囲外に、塑性変形領域を持つ塑性変形部材を一体的に接合し、
その後、前記格子母材と前記塑性変形部材とを同時にプレス成型し、前記塑性変形部材を塑性変形させて、前記格子母材と前記塑性変形部材を略等しい曲率となるように湾曲形成することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の格子の製造方法において、前記格子母材と前記塑性変形部材とを常温接合することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の格子の製造方法において、前記格子母材と前記塑性変形部材とを、表面活性化接合方式又は原子拡散接合方式により常温接合することを特徴とする。
本発明によれば、湾曲状態を維持して取り扱いやすさを向上できるとともに、格子の製造に係るコストの上昇を抑えることができる。
X線タルボ撮影装置の全体像を表す概略図である。 タルボ干渉計の原理を説明する図である。 線源格子や第1格子、第2格子の概略平面図である。 湾曲形成された格子の一例を説明する斜視図である。 湾曲形成された格子の他の一例を説明する斜視図である。 格子の製造方法を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
本実施形態では、撮影された被写体Hのモアレ画像Moを読み取ることができるX線タルボ撮影装置1と、このX線タルボ撮影装置1に用いられる湾曲形成された格子12,14,15と、この格子12,14,15の製造方法について説明する。
なお、X線タルボ撮影装置1で撮影されたモアレ画像Moを、図示しない画像処理装置によって再構成することで、少なくとも吸収画像と微分位相画像と小角散乱画像の3種類の再構成画像を含む複数種類の再構成画像を生成することができる。
また、本実施形態におけるX線タルボ撮影装置1としては、線源格子(マルチ格子やマルチスリット、G0格子等ともいう。)12を備えるタルボ・ロー干渉計を用いたものが採用されている。なお、線源格子12を備えず、第1格子(G1格子ともいう。)14と第2格子(G2格子ともいう。)15のみを備えるタルボ干渉計を用いたX線タルボ撮影装置を採用することもできる。
[X線タルボ撮影装置について]
図1は、本実施形態に係るX線タルボ撮影装置1の全体像を表す概略図である。本実施形態に係るX線タルボ撮影装置1は、X線発生装置11と、線源格子12と、被写体台13と、第1格子14と、第2格子15と、X線検出器16と、支柱17と、基台部18と、を備えている。
このようなX線タルボ撮影装置1によれば、被写体台13に対して所定位置にある被写体Hのモアレ画像Moを縞走査法の原理に基づく方法で撮影したり、モアレ画像Moをフーリエ変換法を用いて解析したりすることで、少なくとも3種類の画像を再構成することができる(再構成画像という)。すなわち、モアレ画像Moにおけるモアレ縞の平均成分を画像化した吸収画像(通常のX線の吸収画像と同じ)と、モアレ縞の位相情報を画像化した微分位相画像と、モアレ縞のVisibility(鮮明度)を画像化した小角散乱画像の3種類の画像である。なお、これらの3種類の再構成画像を再合成する等してさらに多くの種類の画像を生成することもできる。
なお、縞走査法とは、複数の格子のうちのひとつを格子のスリット周期の1/M(Mは正の整数、吸収画像はM>2、微分位相画像と小角散乱画像はM>3)ずつスリット周期方向に移動させてM回撮影したモアレ画像を用いて再構成を行い、高精細の再構成画像を得る方法である。
また、フーリエ変換法とは、被写体が存在する状態で、X線タルボ撮影装置でモアレ画像を1枚撮影し、画像処理において、そのモアレ画像をフーリエ変換する等して微分位相画像等の画像を再構成して生成する方法である(例えば、国際公開第10/050483号参照。)。
ここで、まず、タルボ干渉計やタルボ・ロー干渉計に共通する原理について、図2を用いて説明する。
なお、図2では、タルボ干渉計の場合が示されているが、タルボ・ロー干渉計の場合も基本的に同様に説明される。また、図2におけるz方向が図1のX線タルボ撮影装置1における鉛直方向に対応し、図2におけるx、y方向が図1のX線タルボ撮影装置1における水平方向(前後・左右方向)に対応する。
また、図3に示すように、第1格子14や第2格子15は(タルボ・ロー干渉計の場合は線源格子12も)、X線の照射方向であるz方向と直交するx方向に、所定の周期dで複数のスリットS(y軸方向に長い。)が配列されて形成された一次元格子である。なお、所定の周期dは、第1格子14や第2格子15、線源格子12でそれぞれ異なる。
このように複数のスリットSが形成された箇所を含む一定の範囲が、X線源11aから照射されたX線が入射するX線入射面となる撮影有効範囲Aとされている。また、各格子14,15(12)における撮影有効範囲Aの裏側は、X線出射面とされている。撮影有効範囲Aは、X線の透過する範囲を指すものとし、各格子14,15(12)の表裏に亘って設定されているものとする。
なお、図3においては撮影有効範囲Aを一点鎖線(図4,図5では実線)で示したが、実際に使用される各格子14,15(12)には、このような撮影有効範囲Aを示す線がなくてもよいし、あってもよい。
そして、本実施形態においては、これら各格子14,15(12)が、X線源11aの一点を中心とする円弧状に湾曲形成されている。
X線タルボ撮影装置1は、図示はしないが、各格子14,15(12)を保持する格子ホルダーを備えている。
格子ホルダーは、各格子の位置に対応して配置されており、格子14,15(12)を受ける受け面を有する受け部と、格子14,15(12)を受け面側に押さえる押さえ面を有する押さえ部と、を含んで構成されている。そして、これら受け面及び押さえ面は、X線の照射角度に対応するように湾曲形成されている。
なお、格子ホルダーは、各格子14,15(12)における撮影有効範囲A外の箇所を保持するように形成されているものとする。
図2に示すように、X線源11aから照射されたX線(タルボ・ロー干渉計の場合はX線源11aから照射されたX線が線源格子12(図2では図示省略)で多光源化されたX線)が第1格子14を透過すると、透過したX線がz方向に一定の間隔で像を結ぶ。この像を自己像(格子像等ともいう。)といい、このように自己像がz方向に一定の間隔をおいて形成される現象をタルボ効果という。
すなわち、タルボ効果とは、図3に示すように一定の周期dでスリットSが設けられた第1格子14を可干渉性(コヒーレント)の光が透過すると、上記のように光の進行方向に一定の間隔でその自己像を結ぶ現象をいう。
そして、図2に示すように、第1格子14の自己像が像を結ぶ位置に、第1格子14と同様にスリットSが設けられた第2格子15を配置する。その際、第2格子15のスリットSの延在方向(すなわち図2ではx軸方向)が、第1格子14のスリットSの延在方向に対して略平行になるように配置すると、第2格子15上でモアレ画像Moが得られる。
なお、図2では、モアレ画像Moを第2格子15上に記載するとモアレ縞とスリットSとが混在する状態になって分かりにくくなるため、モアレ画像Moを第2格子15から離して記載している。しかし、実際には第2格子15上およびその下流側でモアレ画像Moが形成される。そして、このモアレ画像Moが、第2格子15の直下に配置されるX線検出器16で撮影される。
また、図2に示すように、X線源11aと第1格子14との間に(すなわち図1の被写体台13上に)被写体Hが存在すると、被写体HによってX線の位相がずれるため、モアレ画像Moのモアレ縞が被写体の辺縁を境界に乱れる。一方、図示を省略するが、X線源11aと第1格子14との間に被写体Hが存在しなければ、モアレ縞のみのモアレ画像Moが現れる。以上がタルボ干渉計やタルボ・ロー干渉計の原理である。
この原理に基づいて、本実施形態に係るX線タルボ撮影装置1においても、例えば図1に示すように、第2のカバーユニット130内で、第1格子14の自己像が像を結ぶ位置に第2格子15が配置されるようになっている。また、前述したように、第2格子15とX線検出器16とを離すとモアレ画像Mo(図2参照)がぼやけるため、本実施形態では、X線検出器16は第2格子15の直下に配置されるようになっている。
なお、第2のカバーユニット130は、人や物が第1格子14や第2格子15、X線検出器16等にぶつかったり触れたりしないようにして、X線検出器16等を防護するために設けられている。
図示を省略するが、X線検出器16は、照射されたX線に応じて電気信号を生成する変換素子が二次元状(マトリクス状)に配置され、変換素子により生成された電気信号を画像信号として読み取るように構成されている。そして、本実施形態では、X線検出器16は、第2格子15上に形成されるX線の像である上記のモアレ画像Moを変換素子ごとの画像信号として撮影するようになっている。
そして、本実施形態では、X線タルボ撮影装置1は、いわゆる縞走査法を用いてモアレ画像Moを複数枚撮影するようになっている。すなわち、本実施形態に係るX線タルボ撮影装置1では、第1格子14と第2格子15との相対位置を図1〜図3におけるx軸方向(すなわちスリットSの延在方向(y軸方向)に直交する方向)にずらしながらモアレ画像Moを複数枚撮影する。
そして、X線タルボ撮影装置1から複数枚分のモアレ画像Moの画像信号を受信した図示しない画像処理装置における画像処理で、複数枚のモアレ画像Moに基づいて、吸収画像や、微分位相画像や、小角散乱画像等を再構成するようになっている。
そのため、本実施形態に係るX線タルボ撮影装置1で、縞走査法によりモアレ画像Moを複数枚撮影するために、第1格子14をy軸方向に所定量ずつ移動させるための図示しない移動装置等が設けられている。なお、第1格子14を移動させる代わりに第2格子15を移動させたり、或いは両方とも移動させたりするように構成することも可能である。
また、X線タルボ撮影装置1で、第1格子14と第2格子15との相対位置を固定したままモアレ画像Moを1枚だけ撮影し、画像処理装置における画像処理で、このモアレ画像Moをフーリエ変換法等を用いて解析する等して吸収画像や微分位相画像等を再構成するように構成することも可能である。
本実施形態に係るX線タルボ撮影装置1における他の部分の構成について説明する。本実施形態では、いわゆる縦型であり、X線発生装置11、線源格子12、被写体台13、第1格子14、第2格子15、X線検出器16が、この順序に重力方向であるz方向に配置されている。すなわち、本実施形態では、z方向が、X線発生装置11からのX線の照射方向ということになる。
X線発生装置11は、X線源11aとして、例えば医療現場で広く一般に用いられているクーリッジX線源や回転陽極X線源等を備えている。また、それ以外のX線源を用いることも可能である。本実施形態のX線発生装置11は、焦点からX線をコーンビーム状に照射するようになっている。すなわち、X線発生装置11から離れるほどX線が広がるように照射される。
そして、本実施形態では、X線発生装置11の下方に線源格子12が設けられている。その際、X線源11aの陽極の回転等により生じるX線発生装置11の振動が線源格子12に伝わらないようにするために、本実施形態では、線源格子12は、X線発生装置11には取り付けられず、支柱17に設けられた基台部18に取り付けられた固定部材12aに取り付けられている。
なお、本実施形態では、X線発生装置11の振動が支柱17等のX線タルボ撮影装置1の他の部分に伝播しないようにするために(あるいは伝播する振動をより小さくするために)、X線発生装置11と支柱17との間に緩衝部材17aが設けられている。
本実施形態では、上記の固定部材12aには、線源格子12のほか、線源格子12を透過したX線の線質を変えるためのろ過フィルター(付加フィルターともいう。)112や、照射されるX線の照射野を絞るための照射野絞り113、X線を照射する前にX線の代わりに可視光を被写体に照射して位置合わせを行うための照射野ランプ114等が取り付けられている。
なお、線源格子12とろ過フィルター112と照射野絞り113とは、必ずしもこの順番に設けられる必要はない。また、本実施形態では、線源格子12等の周囲には、それらを保護するための第1のカバーユニット120が配置されている。
また、コントローラー19(図1参照)は、本実施形態では、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューターで構成されている。なお、コントローラー19を、本実施形態のような汎用のコンピューターではなく、専用の制御装置として構成することも可能である。また、コントローラー19には、操作部を含む入力手段や出力手段、記憶手段、通信手段等の適宜の手段や装置が設けられている。
コントローラー19は、X線タルボ撮影装置1に対する全般的な制御を行うようになっている。すなわち、例えば、コントローラー19は、X線発生装置11に接続されており、X線源11aに管電圧や管電流、照射時間等を設定することができるようになっている。また、例えば、コントローラー19が、X線検出器16と画像処理装置等との信号やデータの送受信を中継するように構成することも可能である。
また、X線タルボ撮影装置1が、本実施形態のように縞走査法によりモアレ画像Moを複数枚撮影するように構成されている場合には、コントローラー19が、上記の移動装置を制御して、第1格子14(或いは第2格子15或いはその両方)を移動させる所定量を調整したり、格子の移動とX線発生装置11からのX線の照射とのタイミングを調整する等の処理を行うように構成される。
また、コントローラー19には、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して画像処理装置が接続されている。
なお、本実施形態では、コントローラー19と画像処理装置とは別の装置として構成されているが、両者を同じ装置として構成することも可能である。また、X線発生装置11を制御する図示しないジェネレーターを、コントローラー19とは別に設けるように構成することも可能である。すなわち、コントローラー19、画像処理装置およびX線発生装置11のジェネレーター等のうちのいずれか或いは複数を1つの装置として構成し、或いはそれぞれを別体の装置として構成するかは適宜任意に変更可能である。
また、上述の記憶手段やROMには、X線発生装置11のX線源11aの管電圧や管電流、照射時間等の設定や、格子の移動とX線発生装置11からのX線の照射とのタイミングの調整等を行うために必要な各種データや、各種処理を行うために必要な処理プログラム等が記憶されている。
[格子の構造及び湾曲構造について]
次に、本実施形態に係るX線タルボ撮影装置1における各格子(線源格子12や第1格子14、第2格子15)そのものの構成と、各格子を湾曲させるための構成等について詳しく説明する。
なお、図2では、第1格子14等が平面状であるように記載されているが、本実施形態では、実際には、各格子12,14,15のX線入射面のどの部分においてもX線入射面の法線方向に入射するようにするために、各格子12,14,15が、X線源11aの一点(すなわちX線源11aの図示しない焦点或いはX線源11aの図示しない出射口の位置等)を中心とする円弧状に湾曲されている。
また、円弧状に湾曲形成された格子は、湾曲格子ともいい、図3で示すようなx方向中央部(湾曲中心)が最も下方(z方向:X線照射方向)に落ち込むように湾曲して形成された状態となっている。この場合、y方向における任意の二つの地点の高さ位置(z方向の位置)は同一であり、湾曲格子をy方向から見た場合には、湾曲格子の端面が円弧状となって見えることになる。湾曲中心の左右両側は対称的に湾曲しており、端部までの長さが等しい。
線源格子12、第1格子14、第2格子15は、それぞれ湾曲しているため、その曲率に対応して、複数のスリットS同士の間隔や、これら複数のスリットSにおける配列周期dが異なる。このように形成されることで、格子の周縁部でのいわゆるケラレの問題が生じにくくなるという利点がある。
以下では、第1格子14の場合を例示して説明するが、線源格子12や第2格子15を湾曲させる場合にも同様に構成される。
第1格子14は、図4に示すように、撮影有効範囲A内に複数のスリットSが配列された格子母材20と、格子母材20における撮影有効範囲A外に一体的に接合されて、かつ塑性変形領域を持つ塑性変形部材21と、を備える。格子母材20と塑性変形部材21は略等しい曲率で湾曲形成されている。
格子母材20は、撮影有効範囲A内に複数のスリットSが配列されて形成された一次元格子である。複数のスリットSは、上述のようにy軸方向(すなわち、湾曲方向と直交する方向)に延在して形成されている。なお、図4中の双方向矢印で示す方向が、上述のy軸方向である。
なお、本実施形態における格子母材20は一次元格子であるとしたが、これに限られるものではなく、図3のx軸方向とy軸方向に複数のスリットSが延在する二次元格子タイプであってもよい。
格子母材20は、本実施形態においては、X線透過率の高い(X線吸収率の低い)1枚のシリコンウエハーで構成されているものとする。
ただし、これに限られるものではなく、格子母材20は、塑性変形領域を持つアルミニウム又は酸化アルミニウム(いわゆるアルミナ)や、X線透過率の高い(X線吸収率の低い)ガラスで構成されていてもよい。
塑性変形部材21は、格子母材20の撮影有効範囲Aを取り囲むような枠状に形成されている。すなわち、塑性変形部材21は、額縁状に形成されており、格子母材20の四辺に沿った状態で、撮影有効範囲A外に一体的に接合されている。
なお、本実施形態においては、塑性変形部材21が格子母材20の下面側(外側の湾曲面)に接合されている。ただし、これに限られるものではなく、上面側(内側の湾曲面)に接合されてもよいし、上下双方の面に接合されてもよい。
塑性変形部材21は、本実施形態においては、格子母材20と異なる材料で構成されている。格子母材20は、上述のようにシリコンウエハーで構成されており、本実施形態における塑性変形部材21は、塑性変形領域を持つアルミニウムで構成されている。
ただし、これに限られるものではなく、塑性変形部材21は、格子母材20と同一の材料で構成されていてもよい。例えば、格子母材20と塑性変形部材21の双方を、塑性変形領域を持つアルミニウムや酸化アルミニウムとしてもよい。
格子母材20及び塑性変形部材21は一体的に接合されているため、曲率が略等しくなるように設定されているが、特に塑性変形部材21は塑性変形領域を持つため、湾曲させ過ぎてしまうと戻すことが困難である。そのため、格子母材20及び塑性変形部材21の曲率は、格子ホルダーにおける受け面及び押さえ面の曲率よりも若干小さく設定されていることが好ましい。すなわち、第1格子14を、第1格子14用の格子ホルダーで保持する時に、最終的な曲率の調整が行われることになる。
本実施形態における格子12,14,15は、図4に示すような額縁状の塑性変形部材21が備えられたものとしたが、これに限られるものではない。
すなわち、図5に示すように、格子母材20の撮影有効範囲A外に接合された複数の塑性変形部材31を備える格子12,14,15を採用してもよい。
複数の塑性変形部材31は、撮影有効範囲Aを挟み込む位置関係で互いに離間し、かつ湾曲方向に沿って配置されている。換言すれば、複数の塑性変形部材31は、格子母材20の撮影有効範囲Aを挟んで平行な位置関係にあり、格子母材20と略等しい曲率で湾曲形成されている。
このような複数の塑性変形部材31を備えた格子12,14,15であっても、額縁状の塑性変形部材21を備えた格子12,14,15と同様に取り扱うことができる。そして、額縁状の塑性変形部材21を備えた格子12,14,15の説明で挙げられた機能や特性、効果等は、複数の塑性変形部材31を備えた格子12,14,15でも発揮されるものとする。
[格子の製造方法について]
以下では、格子母材20に対して塑性変形部材21を接合して湾曲させる格子の製造方法について説明する。なお、格子母材20に対して複数のスリットSを形成する方法については、従来公知の技術(例えば、特開2015−022203号公報参照。)を利用して行うものとする。
まず、複数のスリットSが形成された状態の平板状の格子母材20の撮影有効範囲A外に、塑性変形領域を持つ額縁状の塑性変形部材21を一体的に接合する。
材質の異なる格子母材20と塑性変形部材21とを一体的に接合する場合は、熱膨張係数が異なっていたり、物質の体積が異なっていたりするため、環境変動の影響を受けにくい常温接合方式が採られる。
常温接合方式としては、例えば、表面活性化接合方式の常温接合や、原子拡散接合方式の常温接合が挙げられる。
表面活性化接合方式とは、物質の接合面を真空中で表面処理し、活性化することによって、接着剤や熱、圧力などを加えずに2つの部材を接合するものであり、格子母材20と塑性変形部材21とが材質の異なるものであっても原子レベルで接合することができる。
原子拡散接合方式は、接合面に超高真空中で微細結晶膜を形成し、それらの薄膜を真空中で重ね合わせることで、2つの部材を接合するものであり、格子母材20と塑性変形部材21とが材質の異なるものであっても原子レベルで接合することができる。
これらの方式は、格子母材20の材質や、塑性変形部材21の材質に合わせて適宜選択されるものとする。
なお、これら常温接合方式を採用しなくても十分な接着力が得られる場合は、接着剤を用いて、格子母材20と塑性変形部材21とを一体的に接着接合してもよい。
なお、格子母材20に採用される材質の温度特性や、塑性変形部材21に採用される材質の温度特性を十分に把握している場合は、高温での接合方式を採用してもよい。ただし、この場合は、常温に戻った際に所望の湾曲状態が得られるように、常温に戻る際の各材質の収縮を考慮することが望ましい。
格子母材20と塑性変形部材21とを一体的に接合した後は、図6に示すように、上下のプレス治具23,24を備えたプレス機22によって、格子母材20と塑性変形部材21とを同時にプレス成型する。
格子母材20と塑性変形部材21とを同時にプレスした場合、少なくとも塑性変形部材21は塑性変形領域を持つため、プレス治具23,24の加工面23a,24aと略等しい曲率で円弧状に湾曲するように塑性変形する。
また、この時、格子母材20が塑性変形領域を持つ材質でなかった場合でも、格子母材20と塑性変形部材21は一体的に接合されているため、塑性変形部材21が塑性変形するのに合わせて、格子母材20も略等しい曲率で円弧状に湾曲することになる。ただし、この場合、格子母材20は、所望の曲率で破断しない程度の厚みに設定されているものとする。
なお、格子母材20の材質と塑性変形部材21の材質が異なり、想定される使用環境の温度範囲において格子母材20よりも、塑性変形部材21の方が熱による伸びが大きい場合は、製造段階で、塑性変形部材21の湾曲状態をきつく(曲率を大きく)しておくことが好ましい。
以上のようにして、格子母材20と塑性変形部材21とが一体的に接合された格子を円弧状に湾曲させた状態に製造することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、撮影有効範囲A内に複数のスリットSが配列された格子母材20の撮影有効範囲A外に、塑性変形領域を持つ塑性変形部材21が一体的に接合され、格子母材20と塑性変形部材21は略等しい曲率で湾曲形成されているので、格子母材20が塑性変形領域を持たなくても、湾曲状態を維持することができる。しかも、塑性変形部材21が、格子母材20に対して、副木(いわゆる添え木)のような状態で接合されているため、格子12,14,15の剛性を向上させることができる。そして、湾曲状態を維持した格子12,14,15であれば、格子ホルダーに装着させるたびに精密な作業を行う必要もないので、従来に比して取り扱いやすくなる。
また、格子12,14,15の剛性を向上することができれば、割れ等の損傷が生じにくいため、格子母材20を必要以上に薄く加工する必要もなく、格子12,14,15の製造に係るコストの上昇を抑えることができる。
そして、このような格子12,14,15を提供することができれば、X線タルボ撮影装置1による撮影範囲を広げるために格子の面積を大きくすることが可能となる。
また、本実施形態によれば、複数のスリットSが一定の方向に延在して形成された一次元格子である格子母材20を採用した場合であっても、湾曲状態を維持して取り扱いやすさを向上できるとともに、格子の製造に係るコストの上昇を抑えることができる。
なお、複数のスリットSが直交方向(x軸方向とy軸方向のそれぞれ)に延在する二次元格子タイプの格子母材が採用された格子(図示せず)であっても、一次元格子タイプの格子母材20が採用された格子12,14,15と同様の効果を得ることができる。
また、図4に示すような塑性変形部材21は、格子母材20の撮影有効範囲Aを取り囲むような枠状(額縁状)に形成されているので、格子母材20の周縁部における剛性を向上して、格子母材20の周縁部を連続的に補強することができる。
図5に示すような複数の塑性変形部材31を備えた形態によれば、撮影有効範囲Aを挟み込む位置関係で互いに離間し、かつ湾曲方向に沿って配置されているので、これら複数の塑性変形部材31によって格子母材20の剛性を向上しつつ、接合された箇所が部分的である分、格子12,14,15の製造に係るコストの上昇を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、格子母材20がX線透過率の高いシリコンウエハーで構成されているので、X線タルボ撮影装置1の撮影に好適であり、良好な画質の再構成画像の取得に貢献できる。格子母材20がガラスで構成されている場合も同様の効果を得ることができる。
また、格子母材20が、塑性変形領域を持つアルミニウム又は酸化アルミニウム(いわゆるアルミナ)で構成されていれば、塑性変形部材21と共に塑性変形後に、格子12,14,15の湾曲状態を維持できるので、従来に比して取り扱いやすくなる。
塑性変形部材21が、格子母材20と異なる材料で構成されていれば、格子母材20の材質を選ばずに、円弧状に湾曲した格子12,14,15を製造することができるようになる。すなわち、塑性変形部材21は塑性変形領域を持つ材料で構成されていればよく、格子母材20の材質はそれ以外のものを利用できるため、格子母材20と塑性変形部材21とが様々なパターンに組み合わせられた格子12,14,15を提供することができる。塑性変形部材21としては、加工性の良い材料で構成されることが好ましい。
一方、塑性変形部材21が、格子母材20と同一の材料で構成されている場合は、材質の特性が同一であるため、格子母材20と塑性変形部材21とで機能を統一させる場合に有利となる。特に双方が塑性変形領域を持つ部材である場合には、加工性に優れ、格子12,14,15を製造しやすい。また、部材調達の面でも有利であり、格子12,14,15の製造に係るコストの上昇を抑えることができる。
また、格子12,14,15を製造するに当たっては、一体的に接合した格子母材20と塑性変形部材21とを同時にプレス成型し、塑性変形部材21を塑性変形させて、格子母材20と塑性変形部材21を略等しい曲率となるように湾曲形成するので、別々にプレス成型するよりも効率良く格子12,14,15を製造することができる。
そして、このように製造された格子12,14,15によれば、格子母材20が塑性変形領域を持たなくても湾曲状態を維持することができ、剛性も向上させることができ、従来に比して取り扱いやすくなる。さらに、格子12,14,15の製造に係るコストの上昇を抑えることができる。その結果、X線タルボ撮影装置1による撮影範囲を広げるために格子の面積を大きくすることが可能となる。
また、格子12,14,15を製造するに当たっては、格子母材20と塑性変形部材21とを常温接合するので、環境変動の影響を受けにくい。そのため、格子母材20と塑性変形部材21との接合時において破断等の損傷が生じることを抑制することができる。
また、格子母材20と塑性変形部材21とを常温接合するに当たっては、格子母材20と塑性変形部材21とを、表面活性化接合方式又は原子拡散接合方式により常温接合するので、格子母材20と塑性変形部材21とが材質の異なるものであっても原子レベルで接合することができる。そのため、接着剤での接着に比して接合強度が高く、耐久性にも優れる。また、接着剤を用いない分、厚みも小さくなるので、格子12,14,15自体の小型化に貢献することができる。
また、以上のような円弧状に湾曲形成された格子12,14,15を備えたX線タルボ撮影装置1によれば、格子12,14,15の面積を大きくすることができて、撮影範囲を広げることができる。これによって、いわゆるケラレの問題が生じにくくなるので、良好な画質の再構成画像の取得に貢献できる。すなわち、ケラレが生じることなくX線を的確に透過させることができるので、X線タルボ撮影装置1でモアレ画像Moを的確に撮影することが可能となり、的確に撮影されたモアレ画像Moを再構成して複数種類の再構成画像を的確に生成することが可能となる。
また、X線タルボ撮影装置1は、格子12,14,15を保持する格子ホルダーを更に備え、この格子ホルダーにおける受け部の受け面と、押さえ部の押さえ面とが、X線の照射角度に対応するように湾曲形成されているので、格子母材20及び塑性変形部材21の曲率を、格子ホルダーにおける受け面及び押さえ面の曲率よりも小さく設定すれば、格子12,14,15を、格子ホルダーで保持する時に、最終的な曲率の調整が行われることになる。すなわち、塑性変形部材21は塑性変形領域を持つため、湾曲させ過ぎてしまうと戻すことが困難であり、製造時には、格子母材20及び塑性変形部材21の湾曲度合いを若干緩くして湾曲させ過ぎないように留意し、格子ホルダーに装着する時に、若干緩くした分だけの曲率を調整する。このようにすれば、格子12,14,15を湾曲させ過ぎて使用不可能になるような事態が生じることを防げるので、格子12,14,15の製造に係るコストの上昇を抑えることができる。
1 X線タルボ撮影装置
11 X線発生装置
12 線源格子(G0格子)
13 被写体台
14 第1格子(G1格子)
15 第2格子(G2格子)
16 X線検出器(FPD)
17 支柱
18 基台部
19 コントローラー
20 格子母材
21 塑性変形部材
22 プレス機
23 プレス治具
24 プレス治具
30 格子母材
31 塑性変形部材

Claims (14)

  1. 撮影有効範囲内に複数のスリットが配列された格子母材と、
    前記格子母材における撮影有効範囲外に一体的に接合されて、かつ塑性変形領域を持つ塑性変形部材と、を備え、
    前記格子母材と前記塑性変形部材は略等しい曲率で湾曲形成されていることを特徴とする格子。
  2. 前記格子母材は、前記複数のスリットが一定の方向に延在して形成された一次元格子であることを特徴とする請求項1に記載の格子。
  3. 前記塑性変形部材は、前記格子母材の撮影有効範囲を取り囲むような枠状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の格子。
  4. 複数の前記塑性変形部材が、前記格子母材の撮影有効範囲外に接合されており、
    前記複数の塑性変形部材は、前記撮影有効範囲を挟み込む位置関係で互いに離間し、かつ湾曲方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の格子。
  5. 前記格子母材は、シリコンウエハーで構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の格子。
  6. 前記格子母材は、アルミニウム又は酸化アルミニウムで構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の格子。
  7. 前記格子母材は、ガラスで構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の格子。
  8. 前記塑性変形部材は、前記格子母材と同一の材料で構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の格子。
  9. 前記塑性変形部材は、前記格子母材と異なる材料で構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の格子。
  10. タルボ干渉計又はタルボ・ロー干渉計を用いたX線タルボ撮影装置であって、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の格子を備えることを特徴とするX線タルボ撮影装置。
  11. 前記格子を保持する格子ホルダーを更に備え、
    前記格子ホルダーは、前記格子を受ける受け面を有する受け部と、前記格子を前記受け面側に押さえる押さえ面を有する押さえ部と、を含んで構成され、
    前記受け面及び前記押さえ面は、X線の照射角度に対応するように湾曲形成され、
    前記格子母材及び前記塑性変形部材の曲率は、前記格子ホルダーにおける前記受け面及び前記押さえ面の曲率よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項10に記載のX線タルボ撮影装置。
  12. 複数のスリットが配列された格子母材の撮影有効範囲外に、塑性変形領域を持つ塑性変形部材を一体的に接合し、
    その後、前記格子母材と前記塑性変形部材とを同時にプレス成型し、前記塑性変形部材を塑性変形させて、前記格子母材と前記塑性変形部材を略等しい曲率となるように湾曲形成することを特徴とする格子の製造方法。
  13. 前記格子母材と前記塑性変形部材とを常温接合することを特徴とする請求項12に記載の格子の製造方法。
  14. 前記格子母材と前記塑性変形部材とを、表面活性化接合方式又は原子拡散接合方式により常温接合することを特徴とする請求項13に記載の格子の製造方法。
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