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JP2018188242A - 記録システム及び中継ユニット - Google Patents

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JP2018188242A JP2017089863A JP2017089863A JP2018188242A JP 2018188242 A JP2018188242 A JP 2018188242A JP 2017089863 A JP2017089863 A JP 2017089863A JP 2017089863 A JP2017089863 A JP 2017089863A JP 2018188242 A JP2018188242 A JP 2018188242A
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Hidetoshi Kodama
秀俊 児玉
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友浩 安福
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Abstract

【課題】中継ユニットにおける記録後の媒体の効率のよい乾燥と、スループット低下の抑制との両立を図る。また、前記中継ユニットから後処理装置に導入される用紙のスキューの抑制または回避と、スループット低下の抑制との両立を図る。【解決手段】用紙の搬送動作を制御する制御部27は、中継ユニット3において、上流側搬送手段84による搬送速度を第1搬送速度V1とし、下流側搬送手段85による搬送速度を前記第1搬送速度V1よりも速い第2搬送速度V2とする。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送される媒体などの用紙に記録を行う記録ユニットと、後処理を施す後処理ユニットと、記録ユニットから後処理ユニットへ送られる前記媒体の搬送を中継する中継ユニットとを備える記録システム及び前記中継ユニットに関する。
従来、媒体の一例である用紙にインク(液体)を吐出して画像を記録する記録装置(画像形成装置)と、画像が記録された用紙に対してパンチング処理やステープル処理などの後処理を施す後処理装置とを有する記録システムが知られている。
このような記録システムとして、特許文献1には、用紙に画像を記録するプリンター等の記録装置(特許文献1におけるプリンター100)と、画像が記録された用紙に対して後処理を施す後処理装置(特許文献1における後処理装置300)と、記録装置と後処理装置との間の搬送経路を構成する中継ユニット(特許文献1における搬送装置200)とを有する構成が開示されている。
特開2016−185867号公報
ここで、前記記録装置において複数枚の用紙に対して連続して記録を行い、前記中継ユニットを介して前記後処理装置に記録後の用紙を送り、パンチング処理やステープル処理などの後処理を行うために重ねると、例えば用紙に吐出されるインク量が多い記録では記録面が乾燥せず、前記記録面が擦れて記録画像がにじむ等の画像品質低下の問題があった。
装置内における用紙の搬送速度を遅くすれば乾燥時間が確保されるが、単位時間当たりの処理速度、すなわち、スループットが低下する。つまり、乾燥に要する用紙搬送時間の確保と、スループットとがトレードオフの関係にある。
一方、記録装置や中継ユニットの搬送経路では、例えば用紙を搬送するローラーの回転軸の偏心や用紙のカールなどの様々な原因によって、用紙が搬送方向に対して斜めに搬送されるスキュー(斜行)が生じやすい。前記スキューの発生を抑制または回避するため、搬送経路に用紙のスキューを補正する補正手段が設けられる場合がある。例えば、特許文献1には、記録部110の上流側に、前記補正手段としての整列ローラー対149を備えている。
用紙のスキューが前記中継ユニットから後処理装置に導入される用紙に生じると、用紙を適正に整合或いは整列することが難しくなり、前記後処理を適正に施すことが難しくなる虞がある。このため、前記後処理装置の上流側、すなわち、前記中継ユニットにおける下流側の搬送経路に整列ローラー対149のような補正手段を設ける場合を仮定すると、以下の課題が生じる。
すなわち、用紙のスキューは、前記補正手段(整列ローラー対149)に用紙先端が突き当たり、この突き当て状態によって搬送方向に対する傾きが補正(スキュー取り)される。このとき、用紙の搬送が一旦止められる、或いは搬送速度が減速されるので、先に搬送される媒体(以下、先行媒体)に対するスキュー取りが成されている間に、後続の媒体(以下、後続媒体)が前記先行媒体に衝突する虞がある。
前記先行媒体と前記後続媒体との間隔を多くとれば、前記衝突の虞は回避できるが、単位時間当たりの処理速度(スループット)は低下する。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録装置と、後処理装置と、これらの間に設けられる中継ユニットを備える記録システムにおいて、中継ユニットにおける記録後の媒体の効率のよい乾燥と、スループット低下の抑制との両立を図ることにある。また、前記中継ユニットから後処理装置に導入される用紙のスキューの抑制または回避と、スループット低下の抑制との両立を図ることにある。
上記課題を解決するための、本発明の第1の態様に係る記録システムは、媒体に液体を吐出して記録を行う記録部を備える記録ユニットと、前記記録ユニットにおいて記録が実行された前記媒体に後処理を実行する後処理ユニットと、前記記録ユニットと前記後処理ユニットとの間に配置され、前記媒体を前記記録ユニットから前記後処理ユニットに搬送する中継ユニットと、前記媒体の搬送動作を制御する制御部と、を備え、前記中継ユニットは、前記記録ユニットから導入された前記媒体を搬送する上流側搬送経路と、前記上流側搬送経路に設けられる上流側搬送手段と、前記上流側搬送経路の下流側に連なり、前記媒体を前記後処理ユニットに向けて搬送する下流側搬送経路と、前記下流側搬送経路に設けられる下流側搬送手段と、前記下流側搬送経路において、前記下流側搬送手段の下流側に設けられ、前記媒体に対する斜行補正動作を実行した後に前記媒体を搬送する補正搬送手段と、を備え、前記斜行補正動作は、前記補正搬送手段に対して前記媒体の先端が突き当てられる動作を含み、前記制御部は、前記上流側搬送手段による搬送速度を第1搬送速度とし、前記下流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第2搬送速度とする、
ことを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、前記下流側搬送手段による搬送速度(第2搬送速度)を、前記上流側搬送手段による搬送速度(第1搬送速度)よりも速くするので、前記下流側搬送経路における搬送速度(平均搬送速度)よりも相対的に遅い搬送速度(平均搬送速度)で搬送される前記上流側搬送経路において記録面の乾燥時間を確保することができる。
前記補正搬送手段において実行される前記斜行補正動作は、前記補正搬送手段に対して前記媒体の先端が突き当てられる動作を含むので、前記斜行補正動作に伴い先行媒体と後続媒体の間隔が詰まる場合がある。
加えて、前記下流側搬送手段による相対的に速い搬送速度(第2搬送速度)により、前記補正搬送手段による斜行(スキュー)の補正(以下、スキュー取りと言う場合がある)に伴う先行媒体と後続媒体の間隔の詰まりを広げることができる。したがって、前記先行媒体と前記後続媒体との間隔を必要以上に広げることなく、前記先行媒体に対する後続媒体の衝突の虞を低減することができる。以って、適切な前記斜行の補正と、スループット低下の抑制とを図ることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記制御部は、前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が所定の閾値以上の場合に、前記上流側搬送手段による搬送速度を第1搬送速度とし、前記下流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第2搬送速度とし、前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が所定の閾値未満の場合に、前記上流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第3搬送速度とし、前記下流側搬送手段による搬送速度を前記第3搬送速度よりも速い第4搬送速度とする、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、前記下流側搬送手段による搬送速度(第2搬送速度、或いは第4搬送速度)を、前記上流側搬送手段による搬送速度(第1搬送速度、或いは第3搬送速度)よりも速くするので、前記下流側搬送経路よりも相対的に遅い搬送速度で搬送される前記上流側搬送経路において記録面の乾燥時間を確保することができる。
また、前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が所定の閾値未満の場合に、前記上流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第3搬送速度とするので、前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が少ない場合には、前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が多い場合よりも相対的に速い速度で前記上流側搬送経路を搬送し、スループットを高める構成とすることができる。
つまり、前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が多い場合には、前記上流側搬送経路をゆっくり搬送して長い搬送時間をとり、確実に記録面を乾燥させるとともに、前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が少ない場合には、前記上流側搬送経路を速やかに搬送することによりスループットを向上することができる。
また、第1の態様と同様に、前記先行媒体と前記後続媒体との間隔を必要以上に広げることなく、前記先行媒体に対する後続媒体の衝突の虞を低減することができる。以って、適切な前記斜行の補正と、スループット低下の抑制とを図ることができる。
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様において、前記制御部は、前記媒体の先端が前記補正搬送手段に到達する際に、前記媒体の搬送速度を減速させる斜行補正制御を実行する、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、前記媒体の先端が前記補正搬送手段に到達する際に、前記媒体の搬送速度を減速させる斜行補正制御を実行し、前記媒体の斜行(スキュー)を補正することができる。
本発明の第4の態様は、第1の態様から第3の態様のいずれか一つにおいて、前記媒体の、前記記録ユニットから前記上流側搬送経路への導入速度は、前記上流側搬送手段による搬送速度と等速であり、前記媒体の、前記下流側搬送経路から前記後処理ユニットへの導出速度は、前記下流側搬送手段による搬送速度と等速である、ことを特徴とする。
本明細書において「等速」とは、実質的に等速であればよい意味であり、厳密な意味で完全に等速であることは要しない意味である。例えば、「等速」とは、完全に同一の場合の他に、搬送手段としての搬送ローラー等のローラー径や回転軸の偏心等に起因する搬送誤差等を考慮した場合に等速であるとみなせる場合を含むものとする。
本態様によれば、前記媒体の、前記記録ユニットから前記上流側搬送経路への導入速度は、前記上流側搬送手段による搬送速度と等速であり、前記媒体の、前記下流側搬送経路から前記後処理ユニットへの導出速度は、前記下流側搬送手段による搬送速度と等速であるので、前記記録ユニットから前記中継ユニットへの媒体の受け渡し、或いは前記中継ユニットから前記後処理ユニットへの媒体の受け渡しをスムースに行うことができる。
本発明の第5の態様は、第1の態様から第4の態様のいずれか一つにおいて、前記制御部は、前記下流側搬送手段により搬送され、先端が前記補正搬送手段に到達した状態の先行媒体の後端と、前記上流側搬送手段により搬送される後続媒体の先端と、の間に所定の間隔を維持するように、前記上流側搬送手段及び前記下流側搬送手段を制御する、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記先行媒体の後端と前記後続媒体の先端との衝突を回避し、搬送不良の発生を抑制することができる。
本発明の第6の態様は、第1の態様から第5の態様のいずれか一つにおいて、前記制御部が前記上流側搬送手段及び前記下流側搬送手段を制御する際に参照する、前記液体の吐出量は、一の後処理を伴う記録ジョブにおける平均吐出量、或いは、前記記録ジョブにおいて最も吐出量が多い媒体に対する吐出量である、ことを特徴とする。
本態様によれば、一の後処理を伴う記録ジョブにおける平均吐出量、或いは、前記記録ジョブにおいて最も吐出量が多い媒体に対する送吐出量に基づいて、前記制御部が前記上流側搬送手段及び前記下流側搬送手段を制御する構成とすることができる。
本発明の第7の態様は、第1の態様から第6の態様のいずれか一つにおいて、前記上流側搬送経路は、前記媒体の搬送方向を逆転するスイッチバック動作を実行する経路である第1スイッチバック経路及び第2スイッチバック経路と、前記記録ユニットから導入された前記媒体を、前記第1スイッチバック経路か、前記第2スイッチバック経路か、のいずれかに送る分岐経路と、前記第1スイッチバック経路におけるスイッチバック後の媒体を反転させる第1反転経路と、前記第2スイッチバック経路におけるスイッチバック後の媒体を反転させる第2反転経路と、前記第1反転経路と前記第2反転経路とが合流する合流経路と、を含み、前記合流経路は、前記下流側搬送経路に接続されることを特徴とする。
本態様によれば、前記上流側搬送経路が、前記第1スイッチバック経路を通る搬送経路と、前記第2スイッチバック経路を通る搬送経路と、の2つの搬送経路を備える構成とすることができる。これにより、例えば、複数の媒体を搬送する際に、前記2つの搬送経路を交互に用い、効率よく媒体の搬送することができる。
また、前記第1スイッチバック経路及び前記第2スイッチバック経路においてスイッチバック動作を行うので、前記上流側搬送経路における搬送距離(搬送時間)を長くとり、以って媒体の乾燥時間をより長くする構成とすることができる。
本発明の第8の態様は、第1の態様から第7の態様のいずれか一つにおいて、前記後処理ユニットは、前記下流側搬送経路から導出される前記媒体を搬送する後処理ユニット経路と、前記後処理ユニット経路に設けられる後処理経路搬送手段と、前記後処理経路搬送手段の下流側に設けられ、後処理前の前記媒体を一時的にスタックする中間スタッカーと、後処理後の前記媒体を排出する排出部と、を備え、前記制御部は、前記後処理経路搬送手段の搬送速度を前記下流側搬送手段と等速に制御する、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、前記後処理経路搬送手段の搬送速度を前記下流側搬送手段と等速に制御するので、前記先行媒体と前記後続媒体との間隔を確保して前記中間スタッカーに各媒体をスタックし、適切に後処理を施すことができる。
本発明の第9の態様に係る中継ユニットは、記録部から媒体に液体を吐出して記録を行う記録ユニットから導入された前記媒体を搬送する上流側搬送経路と、前記上流側搬送経路に設けられる上流側搬送手段と、前記上流側搬送経路の下流側に連なり、前記媒体を、前記記録ユニットにおいて記録が実行された前記媒体に後処理を実行する後処理ユニットに向けて搬送する下流側搬送経路と、前記下流側搬送経路に設けられる下流側搬送手段と、前記下流側搬送経路において、前記下流側搬送手段の下流側に設けられ、前記媒体に対する斜行補正動作を実行した後に前記媒体を搬送する補正搬送手段と、を備え、前記斜行補正動作は、前記補正搬送手段に対して前記媒体の先端が突き当てられる動作を含み、前記媒体の搬送動作を制御する制御部は、前記上流側搬送手段による搬送速度を第1搬送速度とし、前記下流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第2搬送速度とする、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記記録ユニットと前記後処理ユニットとの間に前記中継ユニットを設けて構成される記録ユニットにおいて、第1の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明の第10の態様は、第9の態様において、前記制御部は、前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が所定の閾値以上の場合に、前記上流側搬送手段による搬送速度を第1搬送速度とし、前記下流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第2搬送速度とし、前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が所定の閾値未満の場合に、前記上流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第3搬送速度とし、前記下流側搬送手段による搬送速度を前記第3搬送速度よりも速い第4搬送速度とする、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記記録ユニットと前記後処理ユニットとの間に前記中継ユニットを設けて構成される記録ユニットにおいて、第2の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明に係る記録システムの概略図。 記録ユニットの一部及び中継ユニットの側断面図。 記録ユニットの搬送経路を示す概略図。 中継ユニットの搬送経路を示す概略図。 両面記録時の搬送経路について説明する図。 中継ユニット経路における第1経路を示す概略図。 中継ユニット経路における第2経路を示す概略図。 中継ユニット経路における複数の用紙の搬送について説明する図。 中継ユニット経路における複数の用紙の搬送について説明する図。 第2スイッチバック経路周辺の拡大斜視図。 図10を別角度から見た図。 図10に示す第2スイッチバック経路のJ−J矢視断面図。 図10に示す第2スイッチバック経路のK−K矢視断面図。
[実施例1]
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る記録システムの概略図である。図2は、記録ユニットの一部及び中継ユニットの側断面図である。図3は、記録ユニットの搬送経路を示す概略図である。図4は、中継ユニットの搬送経路を示す概略図である。図5は、両面記録時の搬送経路について説明する図である。図6は、中継ユニット経路における第1経路を示す概略図である。図7は、中継ユニット経路における第2経路を示す概略図である。図8及び図9は、中継ユニット経路における複数の用紙の搬送について説明する図である。図10は、第2スイッチバック経路周辺の拡大斜視図である。図11は、図10を別角度から見た図である。図12は、図10に示す第2スイッチバック経路のJ−J矢視断面図である。図13は、図10に示す第2スイッチバック経路のK−K矢視断面図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX軸方向が記録媒体の幅方向であり、装置奥行き方向を示し、Y軸方向が記録装置内の搬送経路における記録媒体の搬送方向であり、装置幅方向を示し、Z軸方向が装置高さ方向を示している。
■■■記録システムの概要■■■
図1に示す記録システム1は、「媒体」としての用紙に記録を行う記録ユニット2と、中継ユニット3と、後処理ユニット4とを備えている。記録システム1は、一例として、図1の右方から左方に向かって順に記録ユニット2、中継ユニット3、後処理ユニット4が設けられている。記録ユニット2、中継ユニット3、及び後処理ユニット4は互いに接続されて、記録ユニット2から後処理ユニット4まで媒体を搬送可能に構成されている。
また、記録システム1は、記録ユニット2に設けられる操作パネル(図示省略)から、記録ユニット2、中継ユニット3及び後処理ユニット4における媒体への記録動作等を入力することができるように構成されている。
以下、記録ユニット2、中継ユニット3と、後処理ユニット4の順にそれぞれの概略構成を説明する。
<<<記録ユニット>>>
記録ユニット2(図1)は、用紙に「液体」の一例としてのインクを吐出して記録を行う「記録部」としてのラインヘッド10(図3)を備えるプリンター部5と、スキャナー部6を備える複合機として構成されている。本実施形態において、前記インクは水性インク等の水系インクであり、プリンター部5は、所謂インクジェットプリンターである。
記録ユニット2は、用紙の第1面(おもて面とも言う)への記録後に、用紙を反転して第2面(裏面とも言う)への記録を行う両面記録が可能に構成されている。
記録ユニット2(図1)の装置下部には、複数の用紙収容カセット7が設けられている。用紙収容カセット7に収容された用紙がラインヘッド10に向けて送られて、記録動作が行われる。ラインヘッド10による記録後の用紙は、記録ユニット2に設けられる第1排出部8か、後処理ユニット4に設けられる「排出部」としての第2排出部40かのいずれかに排出されるように構成されている。第2排出部40には、後処理ユニット4において裁断やステープル等の後処理を実行した後の媒体が排出される。
記録後の用紙が第2排出部40から排出される場合、前記用紙は受渡部28から中継ユニット3に送られ、更に中継ユニット3を介して後処理ユニット4に向けて送られる。
尚、プリンター部5における用紙搬送経路については後で詳述する。
<<<中継ユニット>>>
中継ユニット3(図1)は、記録ユニット2と後処理ユニット4との間に配置され、受渡部28から受け渡される用紙を上流側中継部34で受けて、記録後の用紙を記録ユニット2から後処理ユニット4に搬送するように構成されている。
また、中継ユニット3は、用紙に対して所定の期間以上に亘り搬送を行うことにより、用紙を乾燥させる。これにより、用紙の搬送時間を稼ぐことができる。
中継ユニット3の内部を搬送された用紙は、中継ユニット3に設けられる下流側中継部35から後処理ユニット4の受入部41を介して後処理ユニット4内に送られる。
中継ユニット3における用紙搬送経路(中継ユニット経路32)については、プリンター部5における用紙搬送経路とともに後で詳述する。
<<<後処理ユニット>>>
また、後処理ユニット4(図1)は、記録ユニット2において記録された用紙に対して後処理を行うように構成されている。前記後処理としては、一例として裁断、紙折り、パンチ穴あけ、ステープル及びソート等が挙げられる。
後処理ユニット4における用紙搬送経路(後処理ユニット経路33)についても、プリンター部5における用紙搬送経路、及び中継ユニット経路32とともに後で説明する。
以下、記録ユニット2における用紙搬送経路と、中継ユニット3、及び後処理ユニット経路33における用紙搬送経路について順次説明する。
■■■記録ユニットの媒体搬送経路について■■■
次に、図3を用いて、記録ユニット2における用紙搬送経路について説明する。
図3において、符号Tで示す点線は、用紙収容カセット7からの用紙搬送経路の一部を示している。用紙搬送経路Tは、用紙収容カセット7からピックアップされた用紙を送る給送経路14と、給送経路14に接続されて、ラインヘッド10による記録領域を含むストレート経路12とを備えて構成されている。
更に、ストレート経路12の下流側には、第1排出部8まで用紙を送る第1搬送経路13(図3において二点鎖線で示す)と、中継ユニット3(図1)に用紙を受け渡す受渡部28までの経路である記録ユニット経路31(図3において一点鎖線で示す)が設けられている。
ストレート経路12と第1搬送経路13及び記録ユニット経路31の接続部には、記録後の用紙の搬送先を、受渡部28と第1排出部8との間で切り替える案内フラップ等の切替部26が設けられている。切替部26は、制御部27によってその動作が制御されている。尚、制御部27は、記録システム1における用紙の搬送動作の他、切替部26の動作等の記録に係わる動作を制御するものである。
以下において、先に用紙収容カセット7から第1排出部8までの用紙の搬送について説明し、続いて、記録後の用紙を中継ユニット3を介して第2排出部40に送る場合の搬送について説明する。
<<<用紙収容カセットから第1排出部までの用紙搬送経路について>>>
給送経路14には、媒体搬送方向に沿って順に給送ローラー17と、複数枚の用紙を1枚に分離する分離ローラー対18が設けられている。
給送ローラー17は、図示しない駆動源により回転駆動する様に構成されている。また、分離ローラー対18はリタードローラーとも呼ばれ、後述するストレート経路12に向けて用紙を送る駆動ローラー18aと、駆動ローラー18aとの間で用紙をニップして分離する従動ローラー18bと、を備えて構成されている。
用紙収容カセット7には複数枚の用紙が収容可能であり、最上位の用紙が給送ローラー17によりピックアップされて搬送方向下流側に搬送される。この際、最上位の用紙とともに次位以降の用紙も搬送される場合があるが、分離ローラー対18により最上位の用紙と次位以降の用紙とが分離され、最上位の用紙のみが給送経路14に送られる。
分離ローラー対18の搬送方向下流側には、後述するベルト搬送手段20の上流側に設けられるレジストローラー対19が設けられている。
本実施例ではレジストローラー対19の位置で、給送経路14とストレート経路12とが接続されている。
ストレート経路12は略直線状に延びる経路として構成され、レジストローラー対19の下流側に、ベルト搬送手段20、除電部25、及びラインヘッド10が設けられている。
本実施形態において、ベルト搬送手段20は、ラインヘッド10のヘッド面と対向する領域に配置されており、用紙の記録面と反対側を支持している。
ラインヘッド10は、ベルト搬送手段20上のラインヘッド10と対向する位置に用紙が搬送された際、用紙の記録面に「液体」としてのインクを噴射して記録を実行するように構成されている。ラインヘッド10は、インクを噴射するノズルが用紙の全幅をカバーする様に設けられた記録ヘッドであり、媒体幅方向への移動を伴わないで媒体幅全体に記録が可能な記録ヘッドとして構成されている。
尚、本実施例の記録ユニット2はラインヘッド10を備えているが、キャリッジに搭載されて媒体搬送方向と交差する方向に往復移動しながら媒体に液体を噴射して記録を行うシリアル型記録ヘッドを備えていてもよい。
ストレート経路12を搬送される用紙は、続いて第1搬送経路13へ送られる。第1搬送経路13は、ラインヘッド10の下流側においてストレート経路12と接続される湾曲を有する搬送経路であって、ラインヘッド10によって記録された用紙の記録面を下にして第1排出部8から排出されるように送る経路である。
第1搬送経路13に入った用紙は、搬送ローラー対21、22、及び搬送ローラー対群23により搬送され、第1排出部8から排出されるとともに、記録面を下にして媒体載置部9に載置される。
<<<中継ユニット経路について>>>
以下において、中継ユニット3における搬送経路である中継ユニット経路32(図2、図4)について説明する。
中継ユニット3(図4)において、中継ユニット経路32は、上流側搬送経路81と下流側搬送経路82によって構成されている。
上流側搬送経路81は、記録ユニット2から導入された用紙を搬送する経路であり、本実施形態においては、後述する第5の搬送ローラー対群61よりも上流側の経路を言う。また、下流側搬送経路82は、上流側搬送経路81の下流側に連なり、用紙を後処理ユニット4に向けて搬送する経路である。
記録ユニット2において記録が行われた用紙は、記録ユニット2の受渡部28(図2、図3)から中継ユニット3に送られる。具体的には、記録後の用紙は記録ユニット経路31(図2、図3)に送られ、受渡部28を通り、中継ユニット3の上流側中継部34(図4)から上流側搬送経路81(中継ユニット経路32)に入る。
以下、図4を参照して中継ユニット経路32について更に詳しく説明する。尚、図4において示す各搬送ローラー対において、モーター等の駆動源によって駆動される駆動ローラーが大きな円で図示され、従動回転する従動ローラーが小さな円で図示されている。各搬送ローラー対の動ローラーの駆動が制御部27(図1及び図3)によって制御されて、中継ユニット経路32(上流側搬送経路81と下流側搬送経路82)を用紙が搬送される。
尚、本発明は、制御部27による、上流側搬送経路81と下流側搬送経路82とにおける用紙搬送速度の制御に特徴を有している。この点については、中継ユニット経路32の構成について説明した後で詳しく説明する。
中継ユニット経路32(図4)は、搬送経路が分岐する分岐点A、分岐点B、及び分岐点Cと、搬送経路が合流する合流点Dと、用紙の搬送経路の末端をなす端部E及び端部Fとを有する。また、分岐点Aと分岐点Bと分岐点Cとには、用紙の搬送経路を振り分ける案内フラップ(図示省略)が設けられている。
第1スイッチバック経路52及び第2スイッチバック経路55は、用紙の搬送方向を逆転するスイッチバック動作を実行する経路である。
第1分岐経路51及び第2分岐経路54は、記録ユニット2から導入された用紙を、第1スイッチバック経路52か、第2スイッチバック経路55か、のいずれかに送る「分岐経路」である。第1反転経路53は、第1スイッチバック経路52におけるスイッチバック後の用紙を反転させる経路である。第2反転経路56は、第2スイッチバック経路55におけるスイッチバック後の用紙を反転させる経路である。合流経路64は、第1反転経路53と第2反転経路56とが合流する経路である。合流経路64は、下流側搬送経路82に接続されている。
本実施形態において、導入経路50、第1分岐経路51、第1スイッチバック経路52、第1反転経路53、第2分岐経路54、第2スイッチバック経路55、第2反転経路56、及び合流経路64を含む経路が上流側搬送経路81であり、合流経路64よりも下流側の経路が下流側搬送経路82である。
導入経路50と第1分岐経路51と第2分岐経路54とには、第1の搬送ローラー対群57が設けられている。第1スイッチバック経路52には、第2の搬送ローラー対群58が設けられている。第2スイッチバック経路55には、第3の搬送ローラー対群59が設けられている。第1反転経路53と、第2反転経路56と、合流経路64には、第4の搬送ローラー対群60が設けられている。第1の搬送ローラー対群57、第2の搬送ローラー対群58、第3の搬送ローラー対群59、及び第4の搬送ローラー対群60は、上流側搬送経路81に設けられる上流側搬送手段84(図4)である。
下流側搬送経路82には、第5の搬送ローラー対群61と補正ローラー対62と排出ローラー対63とが設けられている。第5の搬送ローラー対群61は、下流側搬送経路82に設けられる下流側搬送手段85(図4)である。
また、補正ローラー対62は、用紙に対する「斜行補正動作」を実行した後に用紙を搬送する「補正搬送手段」の一例である。
補正ローラー対62は、中継ユニット経路32において搬送方向に対する用紙のスキュー(斜行)を是正する「斜行補正動作」を行う。「斜行補正動作」においては、制御部27が、用紙の先端が補正ローラー対62に到達する際に用紙の搬送速度を減速させる。本実施形態においては、停止状態の補正ローラー対62に用紙を当てることにより、搬送方向に対する用紙の先端位置が揃い、スキューが是正される。
「斜行補正動作」によりスキューが是正された用紙は、補正ローラー対62によってニップされ、下流側中継部35に送り出される。
補正ローラー対62は、第5の搬送ローラー対群61に対して搬送方向の下流側に位置し、補正ローラー対62による搬送中に、用紙の先端が下流側中継部35に到達するように配置されている。すなわち、補正ローラー対62は、下流側中継部35の近くに配置されている。
尚、第2の搬送ローラー対群58及び第3の搬送ローラー対群59は正転方向または逆転方向に回転可能であり、第1スイッチバック経路52及び第2スイッチバック経路55において用紙の搬送方向を反転させることができる。
また、下流側搬送経路82に設けられる第5の搬送ローラー対群61と補正ローラー対62と排出ローラー対63とは、共通の駆動源83により回転駆動される。第5の搬送ローラー対群61は、駆動源83の動力の伝達のオン/オフが可能に構成されており、「斜行補正動作」の実行時に駆動源83の動力の伝達をオフにするように構成されている。その結果、「斜行補正動作」の際、第5の搬送ローラー対群61が減速される。駆動源83の動力の伝達のオン/オフは、例えば、電磁クラッチ(図示省略)を用いて切り替えることができる。
補正ローラー対62も、第5の搬送ローラー対群61と同様に、不図示の電磁クラッチにより駆動源83の動力の伝達のオン/オフを切り替え可能に構成されている。加えて、補正ローラー対62は、「斜行補正動作」の実行に伴い、その回転を停止する際にブレーキをかけるための電磁クラッチ(図示省略)を備えている。
続いて、図6及び図7を参照して、中継ユニット経路32における用紙搬送の流れについて説明する。尚、図6及び図7は、図4に対応する図であり、第1の搬送ローラー対群57〜第5の搬送ローラー対群61や補正ローラー対62、排出ローラー対63等の搬送系の説明に不要な構成要素の図示が省略されている。更に、図6及び図7では、中継ユニット経路32のうち用紙の搬送で使用される部分が実線で示され、中継ユニット経路32のうち用紙の搬送で使用されない部分が破線で示されている。また、図6及び図7において、図中の矢印は用紙の搬送方向を示し、それぞれH1〜H6の符号が付されている。
中継ユニット経路32は、図6に示す第1経路32a(図6において実線で示す経路)と図7に示す第2経路32b(図7において実線で示す経路)の二つの経路で用紙を搬送することができる。
図6の実線で示すように、用紙が搬送される第1経路32aは、導入経路50と、第1分岐経路51と、第1スイッチバック経路52と、第1反転経路53と、合流経路64と、下流側搬送経路82で構成される。
第1経路32a(図6)では、上流側中継部34から送られた用紙が、導入経路50を通過し、第1分岐経路51を搬送方向H1に進行し、第1スイッチバック経路52に入る。第1スイッチバック経路52に搬入された用紙は、搬送方向H2の方向に進行した後、用紙の進行方向が反転され(スイッチバックされ)、搬送方向H2と逆方向の搬送方向H3に進行し、第1反転経路53に入る。続いて用紙は、第1反転経路53において搬送方向H4に進行して合流経路64に入り、更に合流経路64から下流側搬送経路82に入り、下流側中継部35から後処理ユニット4の受入部41(図1)に向けて搬出される(搬送方向H5及び搬送方向H6を参照)。
一方、図7において実線で示す第2経路32bは、導入経路50と、第2分岐経路54と、第2スイッチバック経路55と、第2反転経路56と、合流経路64と、下流側搬送経路82と、で構成される。
第2経路32bでは、上流側中継部34から搬入された用紙は、導入経路50を通過し、第2分岐経路54を搬送方向H1に進行し、第2スイッチバック経路55に搬入される。第2スイッチバック経路55に搬入された用紙は、搬送方向H2に進行した後、用紙の進行方向が反転され(スイッチバックされ)、搬送方向H2と逆方向の搬送方向H3に進行し、第2反転経路56に搬入される。続いて用紙は、第2反転経路56において搬送方向H4に進行し、合流経路64に搬入され、更に合流経路64から下流側搬送経路82に入り、下流側中継部35から後処理ユニット4の受入部41(図1)に向けて搬出される(搬送方向H5及び搬送方向H6を参照)。
複数枚の用紙に連続して記録を行う場合、上流側中継部34から搬入される用紙は、例えば先に記録が行われた先行媒体が、分岐点Aに設けられた不図示の案内フラップによって第1経路32aに案内される。続いて、上流側中継部34から搬入される後続媒体は、分岐点Aに設けられた不図示の案内フラップによって、第2経路32bに案内される。
そして、第1経路32aによる用紙の搬送と、第2経路32bによる用紙の搬送とが交互に繰り返される。
前述した第1搬送経路13(記録後の用紙を第1排出部8から排出する経路)では、制御部27が、第1搬送経路13において用紙の搬送方向を逆転するスイッチバック動作を行わず、そのままの搬送方向で用紙を排出する。
一方、用紙が中継ユニット3を通って第2排出部40から排出される場合には、第1スイッチバック経路52或いは第2スイッチバック経路55においてスイッチバック動作を行うので、搬送時間をより長くとり、以って用紙の乾燥時間をより長くする構成とすることができ、ひいては後処理ユニット4での後処理を適切に行うことができる。
また、中継ユニット経路32が、スイッチバック経路(第1スイッチバック経路52、第2スイッチバック経路55)を二つ備えていることにより、二つの搬送経路(第1経路32a、第2経路32b)を有する構成とすることができ、一つの搬送経路を有している場合と比べて、用紙の搬送能力を高めることができる。
また前述したように、複数枚の用紙に連続して記録を行う場合に、先行媒体と後続媒体に対して異なる搬送経路を使うことができる。以って、先行媒体と後続媒体との間隔を短くでき、スループットの低下を抑えつつ、乾燥時間を確保することができる。
記録ユニット2において、ラインヘッド10からインク(本実施形態においては水系インク)が用紙に吐出されるとインク中の水分が用紙に浸透し、吸収される。中継ユニット3では、用紙を中継ユニット経路32で搬送する間に、用紙に吸収された水分を蒸発させ、乾燥させる。中継ユニット経路32(第1経路32a、第2経路32b)は第1スイッチバック経路52、第2スイッチバック経路55により搬送距離が長くなっているので、搬送距離が短い場合、例えば、記録ユニット2の第1搬送経路13を搬送される場合と比べて、用紙に付着したインクをより適正に乾燥させることができる。
尚、第1スイッチバック経路52或いは第2スイッチバック経路55では、用紙の進行方向がスイッチバックされる前後で、搬送方向に対する用紙の面(例えば第1面)の位置が反転される。
このため、上流側中継部34から搬入された用紙は、第1経路32aまたは第2経路32bを搬送される間に、搬送方向に対する表裏(第1面と第2面の位置)が反転される。そして、搬送方向に対する表裏が反転された状態で、用紙が下流側中継部35から後処理ユニット4(図1)に向けて搬出される。
<<<後処理ユニット経路について>>>
下流側中継部35から搬出される用紙は、図1に示す後処理ユニット4の受入部41から後処理ユニット経路33に搬入される。後処理ユニット経路33は、下流側搬送経路82から導出される用紙を搬送する経路である。
後処理ユニット4は、後処理ユニット経路33に設けられる「後処理経路搬送手段」としての第6の搬送ローラー対群42と、第6の搬送ローラー対群42の下流側に設けられ、後処理前の用紙を一時的にスタックする中間スタッカー44と、後処理後の用紙を排出する「排出部」としての第2排出部40と、を備えている。
後処理ユニット経路33に入った用紙は、第6の搬送ローラー対群42により送られて、用紙先端側が、一旦、第2排出部40に至る。第2排出部40の上流側近傍にはガイドフラップ45が設けられており、用紙は、ガイドフラップ45にガイドされて用紙後端側を−Z軸方向側にして、一時的に中間スタッカー44にスタックされる。
後処理を行うために設定された枚数(1枚でもよい)の用紙が中間スタッカー44にスタックされると、後処理(裁断、ステープル処理等)が実行される。後処理が実行された後の用紙、或いは用紙束は、排出ローラー46によって+Y軸方向に排出され、排出スタッカー47に載置される。
以上が、記録システム1における用紙搬送の一連の流れである。
■■■上流側搬送経路及び下流側搬送経路における用紙搬送速度について■■■
前述したように、本発明は、中継ユニット経路32を構成する上流側搬送経路81と下流側搬送経路82とにおける用紙搬送速度の制御に特徴を有している。
具体的には、制御部27は、ラインヘッド10による用紙へのインクの吐出量Mが所定の閾値M1以上の場合に、上流側搬送手段84(第1の搬送ローラー対群57〜第4の搬送ローラー対群60)による搬送速度を第1搬送速度V1とし、下流側搬送手段85(第5の搬送ローラー対群61)による搬送速度を第1搬送速度V1よりも速い第2搬送速度V2とする。そして、ラインヘッド10による用紙へのインクの吐出量が所定の閾値M1未満の場合には、上流側搬送手段84による搬送速度を第1搬送速度V1よりも速い第3搬送速度V3とし、下流側搬送手段85による搬送速度を第3搬送速度V3よりも速い第4搬送速度V4とする。つまり、以下の表1に示すような制御を行う。
Figure 2018188242
これにより、以下のような作用効果が得られる。
すなわち、上流側搬送経路81では、下流側搬送経路82よりも相対的に遅く用紙が搬送されるので、上流側搬送経路81において記録面の乾燥時間を確保することができる。
尚、上流側搬送経路81における搬送速度とは、上流側搬送経路81における「平均搬送速度」を意味する。また、下流側搬送経路82における搬送速度とは、下流側搬送経路82における「平均搬送速度」を意味する。尚、より詳しくは、本実施形態では平均搬送速度を定義する際の上流側搬送経路81の範囲を、後述する端部E或いは端部Fから、図4の位置Sまでの経路とする。また同様に、平均搬送速度を定義する際の下流側搬送経路82の範囲を、図4の位置Sから、補正ローラー対62までの経路と定義する。
上流側搬送経路81においてはスイッチバック動作を行うため、また、下流側搬送経路82においては斜行補正動作を行うため、上流側搬送経路81或いは下流側搬送経路82における平均搬送速度は、必ずしも上流側搬送手段84或いは下流側搬送手段85の或るタイミングでの搬送速度に一致しない場合がある。上記「平均搬送速度」とは、このような搬送速度の一時的な変動を排除し、上記特定の搬送経路範囲における平均の搬送速度を意味する。
また、ラインヘッド10による用紙へのインクの吐出量Mが所定の閾値M1未満の場合に、上流側搬送手段84による搬送速度を第1搬送速度V1よりも速い第3搬送速度V3とするので、インク吐出量が少なく記録面が乾き易い場合に、インク吐出量が多い場合よりも相対的に速い速度で上流側搬送経路81を搬送し、スループットを高める構成とすることができる。
つまり、ラインヘッド10からのインク吐出量が多い場合には、上流側搬送経路81をゆっくり搬送して長い搬送時間をとり、確実に記録面を乾燥させるとともに、ラインヘッド10からのインク吐出量が少ない場合には、上流側搬送経路81を速やかに搬送することによりスループットを向上させることができる。
また、前述したように、下流側搬送手段85においては、補正ローラー対62による「斜行補正動作」が実行される。「斜行補正動作」は、補正ローラー対62に用紙の先端が到達したときに用紙を減速(本実施形態においては停止)するので、「斜行補正動作」が行われた用紙(先行媒体)と、後続の用紙(後続媒体)との間隔(紙間)が詰まる。以下、図8及び図9を参照して、複数の用紙が連続して搬送される動作について説明する。
図8及び図9の各図においては、A3の用紙が搬送される様子を示しており、また、第1スイッチバック経路52を用いる第1経路32a(図6)を通る用紙を実線で示し、第2スイッチバック経路55を用いる第2経路32b(図7)を通る用紙を点線で示している。用紙は、用紙P1、用紙P2、用紙P3、用紙P4、用紙P5、用紙P6の順に搬送されている。
図8の右図は、先頭の用紙P1に対して補正ローラー対62による「斜行補正動作」が行われる直前の状態を示している。このとき、それぞれの用紙の間には、所定の間隔L1が確保されている。尚、図8の右図には、用紙P1の後端と用紙P2の先端との間の間隔L1を示している。
用紙P1の先端が補正ローラー対62に到達すると、「斜行補正動作」が行われる。このとき、用紙P1は停止状態の補正ローラー対62に当たるので、一瞬その搬送が停止、或いは減速される。
「斜行補正動作」が行われる間も、後続の用紙P2〜用紙P4は上流側搬送手段84により搬送されるため、図8の中図に示すように、用紙P2〜用紙P4は距離L2だけ進む。これにより、先頭の用紙P1の後端と、これに続く用紙P2の先端との間の間隔が距離L2の分だけ詰まり、例えば後処理ユニット4に送られた際に衝突する虞がある。
前記衝突を回避するためには、それぞれの用紙の間の間隔L1を十分に広げることが考えられるが、間隔L1を広げると、装置としてのスループットは低下する。
しかし、本実施形態においては、下流側搬送手段85の搬送速度(第2搬送速度、或いは第4搬送速度)が、上流側搬送手段84の搬送速度(第1搬送速度、或いは第3搬送速度)よりも相対的に速く制御されているので、「斜行補正動作」後に下流側搬送手段85による搬送が再開されることにより、「斜行補正動作」に伴う用紙P1(先行媒体)と用紙P2(後続媒体)の間隔の詰まりを広げることができる。つまり、図8の左図において、用紙P1と用紙P2の間の間隔L3は、間隔L1よりも大きくなる。これにより、先行媒体に対する後続媒体の衝突の虞を低減することができる。以って、適切な斜行の補正と、スループット低下の抑制とを図ることができる。
図9は、用紙P1に続き、用紙P2に対する「斜行補正動作」の直前の状態(図9の右図)から、用紙P2に対する「斜行補正動作」の実行時の状態(図9の中図)を経て、「斜行補正動作」後に下流側搬送手段85による搬送が再開された状態(図9の左図)を示している。
尚、制御部27は、第5の搬送ローラー対群61(下流側搬送手段85)により搬送され、先端が補正ローラー対62に到達した状態の先行媒体(例えば図8の左図における用紙P1)の後端と、第4の搬送ローラー対群60(上流側搬送手段84)により搬送される後続媒体の先端と、の間に所定の間隔を維持するように、第5の搬送ローラー対群61及び第4の搬送ローラー対群60を制御する。
これにより、「斜行補正動作」の実行時における先行媒体と後続媒体との衝突を回避し、搬送不良の発生を抑制することができる。
制御部27が制御する上流側搬送手段84の搬送速度と下流側搬送手段85の搬送速度の組み合わせは、複数の組み合わせで変更できるように構成することもできる。
例えば、上流側搬送手段84の搬送速度と下流側搬送手段85の搬送速度の組み合わせパターンとして、表2に示すように3つ以上の組み合わせを設定とすることもできる。
Figure 2018188242
組み合わせ1と組み合わせ2、或いは、組み合わせ2と組み合わせ3の間で、表1における第1搬送速度V1、第2搬送速度V2、第3搬送速度V3、第4搬送速度V4の関係が成り立っていればよい。尚、表2において、組み合わせ1と組み合わせ2の関係のように、搬送速度W2(第2搬送速度V2に相当)と搬送速度W4(第4搬送速度V4に相当)は等速(W2=W4)とすることもできる。
尚、上流側搬送手段84による搬送速度は、例えば、搬送速度W5を基準として他の搬送速度(W3やW1)を設定するとよい。例えば、搬送速度W5を基準としたときに、搬送速度W3が搬送速度W5の1/2の速度、搬送速度W1が搬送速度W5の1/4の速度(搬送速度W3の1/2の速度)になるように設定することができる。
上流側搬送手段84の搬送速度と下流側搬送手段85の搬送速度の組み合わせパターンを複数有することにより、例えば、インク吐出量Mに対する閾値を、複数設定することができる(例えば、閾値M1の他に、閾値M2を設定する)。
また、本実施形態において、記録ユニット2から上流側搬送経路81への用紙の導入速度は、上流側搬送手段84(第1の搬送ローラー対群57〜第4の搬送ローラー対群60)による搬送速度と等速である。つまり、上流側搬送経路81における平均搬送速度が第1搬送速度V1であれば、記録ユニット2から上流側搬送経路81への導入速度も第1搬送速度V1にし、上流側搬送経路81における平均搬送速度が第3搬送速度V3であれば、記録ユニット2から上流側搬送経路81への導入速度も第3搬送速度V3にする。
また、下流側搬送経路82から後処理ユニット4への用紙の導出速度は、下流側搬送手段85(第5の搬送ローラー対群61)による搬送速度と等速である。つまり、下流側搬送経路82における平均搬送速度が第2搬送速度V2である場合には、下流側搬送経路82から後処理ユニット4への導入速度も第2搬送速度V2にし、下流側搬送経路82における平均搬送速度が第4搬送速度V4である場合には、下流側搬送経路82から後処理ユニット4への導入速度も第4搬送速度V4にする。
これにより、記録ユニット2から中継ユニット3への用紙の受け渡し、或いは中継ユニット3から後処理ユニット4への用紙の受け渡しをスムースに行うことができる。
更に、後処理ユニット経路33に設けられる第6の搬送ローラー対群42の搬送速度を、下流側搬送経路82に設けられる第5の搬送ローラー対群61と等速にすることが好ましい。
後処理ユニット経路33を搬送される後処理前の用紙が、下流側搬送経路82における搬送速度と等速(第2の搬送速度或いは第4の搬送速度)で中間スタッカー44まで搬送されることにより、先行媒体と後続媒体との間隔をより確実に確保して中間スタッカー44に用紙をスタックし、適切に後処理を施すことができる。
また、制御部27が上流側搬送手段84及び下流側搬送手段85を制御する際に参照する、インクの吐出量Mは、一の後処理を伴う記録ジョブにおける平均吐出量、或いは、前記記録ジョブにおいて最も吐出量が多い媒体に対する吐出量である。
「一の後処理を伴う記録ジョブ」とは、例えば、複数枚の用紙に対して記録を行い、中間スタッカー44に記録後の用紙を所定枚数スタックし、スタックされた用紙をステープル処理により綴じて排出するという、一連のジョブ(仕事)を言うものとする。
制御部27が、前記記録ジョブにおける平均吐出量、或いは、前記記録ジョブにおいて最も吐出量が多い用紙に対する吐出量に基づいて、第1の搬送ローラー対群57〜第4の搬送ローラー対群60(上流側搬送手段)及び第5の搬送ローラー対群61(下流側搬送手段)の搬送速度を決めることにより、適切に用紙を乾燥させるとともに、記録システム1におけるスループットの低下を効果的に抑制できる。
また、制御部27は、前記記録ジョブにおける後処理の内容、すなわち、ステープル処理を行うのか、裁断処理を行うのか、単に所定枚数毎に仕分けするだけか、等に応じて、上流側搬送手段84の搬送速度と下流側搬送手段85の搬送速度を変えることも可能である。
尚、本実施形態においては、記録システム1が、個別の記録ユニット2と、中継ユニット3と、後処理ユニット4とを組み合わせて構成されているが、記録ユニット2、中継ユニット3、及び後処理ユニット4を一体に構成した記録システムとすることもできる。
■■■中継ユニットにおける他の構成について■■■
以下において、図10〜図13を参照して、中継ユニット3における他の構成について説明する。
中継ユニット3(図2)には、中継ユニット経路32を搬送される用紙を効率よく乾燥させるため、乾燥手段90a、90bが設けられている。乾燥手段90a、90bとしては、送風ファンやヒーター等が挙げられる。
本実施形態において、乾燥手段90a、90bは、送風ファンであり、第2スイッチバック経路55に向けて風を送る様に設けられている(図10及び図11)。
第2スイッチバック経路55は、第2スイッチバック経路55の湾曲の内側に位置する内側経路面91と、第2スイッチバック経路55の湾曲の外側に位置する外側経路面92と、を備え、乾燥手段90aは、内側経路面91に向けて風を送り、乾燥手段90bは、外側経路面92に向けて風を送る様に配置されている。
外側経路面92及び内側経路面91には、それぞれに複数のスリット部93が設けられている。スリット部93は、搬送方向(Y軸方向)に細長い形状をしている。外側経路面92及び内側経路面91にスリット部93が設けられていることにより、乾燥手段90a及び乾燥手段90bから送られる風による用紙の乾燥効果が高められる。
第2スイッチバック経路55は、図4に示すように、分岐点Cから第2スイッチバック経路55への搬入方向に向けて一旦湾曲する湾曲部94(図10及び図11)と、端部Fに向けて直線状に延びる直線部95とを備えて構成されている。そして、内側経路面91は、直線部95において、用紙搬送方向と交差する幅方向(X軸方向)の中央部のみに設けられている。
図12に示すように、第2スイッチバック経路55の前記幅方向の中央付近では、湾曲部94から直線部95まで、外側経路面92及び内側経路面91の双方によって用紙Pが挟まれるように構成されている。この構成により、湾曲部94から直線部95までに亘って用紙を押さえ、第2スイッチバック経路55における用紙の安定した搬送が実現できる。
一方、図13に示すように、前記幅方向の端部側は、湾曲部94においては外側経路面92及び内側経路面91の双方によって用紙Pが挟まれるが、直線部95では、外側経路面92のみによって用紙が支持されるようになっている。この構成により、第2スイッチバック経路55における紙詰まり等の処理を容易に行うことができる。
尚、図12及び図13において、符号96は、周囲に複数の突起を備え、用紙と点接触するように構成されたギザローラーである。
■■■記録ユニットにおける他の構成について■■■
<<<両面記録時の搬送経路について>>>
記録ユニット2は、前述したように両面記録を実行可能に構成されており、ラインヘッド10の下流側であって第1搬送経路13よりも上流側(本実施形態においては図3における搬送ローラー対21の上流側)においてストレート経路12から分岐する両面記録用スイッチバック経路15と、両面記録用スイッチバック経路15に接続され、用紙の表裏(第1面と第2面)を反転させてストレート経路12に戻す反転経路16と、を備えている。尚、ストレート経路12と両面記録用スイッチバック経路15の接続部、及び両面記録用スイッチバック経路15と反転経路16の接続部には、それぞれ案内フラップ36、37(図3)が設けられており、これらの切り替えによって用紙が送られる経路が切り替えられるようになっている。尚、案内フラップ36、37の動作も制御部27によって制御される。また、ベルト搬送手段20や各種搬送ローラー対を駆動して行う搬送タイミングも制御部27が制御する。
ラインヘッド10による両面記録を行う際、制御部27は、第1面への記録が行われた用紙を所定の待機時間待機させた後に反転させて、第2面への記録を行う。
具体的には、第1面に記録を行い(図5の一番上の図)、記録後の用紙(図5において符号Pで示す)がストレート経路12から両面記録用スイッチバック経路15へ送られる(図5の上から二番目の図)。
両面記録用スイッチバック経路15では、第1面の記録を乾燥させるため、用紙Pを所定の待機時間待機させる。
両面記録用スイッチバック経路15で所定の待機時間待機した用紙P(図5の上から二番目の図)は、搬送ローラー対24(図3)によって、両面記録用スイッチバック経路15に送り込まれた方向(+Y軸方向)と逆方向に(−Y軸方向)に送られて反転経路16に入るとともに、記録面が反転され、再びストレート経路12に入り、ラインヘッド10による第2面への記録が行われる(図5の下から二番目の図)。尚、図3において符号29は、反転経路16に設けられる搬送ローラー対である。
両面に記録が行われた用紙Pは、ストレート経路12から、搬送先の一例として第1搬送経路13に入り、第1排出部8から排出されて媒体載置部9(図3)に載置される(図5の一番下の図)。後処理ユニット4において後処理を行う際には、両面に記録が行われた用紙Pは、ストレート経路12から記録ユニット経路31に送られる。
<<<手差しによる給紙について>>>
記録ユニット2(図3)は、用紙収容カセット7に収容された用紙を給送して記録を行う場合の他、手差しトレイ70からの給紙が可能に構成されている。図3において、点線Rは、手差しトレイ70から給紙した場合の搬送経路を示している。
手差しトレイ70から給紙された用紙は、搬送ローラー対71により送られ、ストレート経路12に合流し、ラインヘッド10による記録が行われる。両面記録を行う場合には、第1面への記録後に、両面記録用スイッチバック経路15及び反転経路16を通って反転され、第2面への記録が行われる。
記録後の用紙は、ストレート経路12に連なり、直線的に延設される第3搬送経路74を搬送され、第3排出部72を通って排紙トレイ73に載置される。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1…記録システム、2…記録ユニット、3…中継ユニット、4…後処理ユニット、
5…プリンター部、6…スキャナー部、7…用紙収容カセット、8…第1排出部、
9…媒体載置部、10…ラインヘッド、12…ストレート経路、
13…第1搬送経路、14…給送経路、15…両面記録用スイッチバック経路、
16…反転経路、17…給送ローラー、18…分離ローラー対、
19…レジストローラー対、20…ベルト搬送手段、21…搬送ローラー対、
22…搬送ローラー対、23…搬送ローラー対群、24…搬送ローラー対、
25…除電部、26…切替部、27…制御部、28…受渡部、29…搬送ローラー対、
31…記録ユニット経路、32…中継ユニット経路、33…後処理ユニット経路、
34…上流側中継部、35…下流側中継部、36、37…案内フラップ、
40…第2排出部、41…受入部、42…第6の搬送ローラー対群、
44…中間スタッカー、45…ガイドフラップ、46…排出ローラー、
47…排出スタッカー、50…導入経路、51…第1分岐経路、
52…第1スイッチバック経路、53…第1反転経路、54…第2分岐経路、
55…第2スイッチバック経路、56…第2反転経路、
57…第1の搬送ローラー対群、58…第2の搬送ローラー対群、
59…第3の搬送ローラー対群、60…第4の搬送ローラー対群、
61…第5の搬送ローラー対群、62…補正ローラー対、63…排出ローラー対、
64…合流経路、70…手差しトレイ、71…搬送ローラー対、
72…第3排出部、73…排紙トレイ、74…第3搬送経路、
81…上流側搬送経路、82…下流側搬送経路、83…駆動源、
84…上流側搬送手段、85…下流側搬送手段、
90a、90b…乾燥手段、91…内側経路面、92…外側経路面、
93…スリット部、94…湾曲部、95…直線部、96…ギザローラー

Claims (10)

  1. 媒体に液体を吐出して記録を行う記録部を備える記録ユニットと、
    前記記録ユニットにおいて記録が実行された前記媒体に後処理を実行する後処理ユニットと、
    前記記録ユニットと前記後処理ユニットとの間に配置され、前記媒体を前記記録ユニットから前記後処理ユニットに搬送する中継ユニットと、
    前記媒体の搬送動作を制御する制御部と、を備え、
    前記中継ユニットは、
    前記記録ユニットから導入された前記媒体を搬送する上流側搬送経路と、
    前記上流側搬送経路に設けられる上流側搬送手段と、
    前記上流側搬送経路の下流側に連なり、前記媒体を前記後処理ユニットに向けて搬送する下流側搬送経路と、
    前記下流側搬送経路に設けられる下流側搬送手段と、
    前記下流側搬送経路において、前記下流側搬送手段の下流側に設けられ、前記媒体に対する斜行補正動作を実行した後に前記媒体を搬送する補正搬送手段と、を備え、
    前記斜行補正動作は、前記補正搬送手段に対して前記媒体の先端が突き当てられる動作を含み、
    前記制御部は、前記上流側搬送手段による搬送速度を第1搬送速度とし、前記下流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第2搬送速度とする、
    ことを特徴とする記録システム。
  2. 請求項1に記載の記録システムにおいて、
    前記制御部は、
    前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が所定の閾値以上の場合に、前記上流側搬送手段による搬送速度を第1搬送速度とし、前記下流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第2搬送速度とし、
    前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が所定の閾値未満の場合に、前記上流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第3搬送速度とし、前記下流側搬送手段による搬送速度を前記第3搬送速度よりも速い第4搬送速度とする、
    ことを特徴とする記録システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録システムにおいて、
    前記制御部は、前記媒体の先端が前記補正搬送手段に到達する際に、前記媒体の搬送速度を減速させる斜行補正制御を実行する、
    ことを特徴とする記録システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録システムにおいて、
    前記媒体の、前記記録ユニットから前記上流側搬送経路への導入速度は、前記上流側搬送手段による搬送速度と等速であり、
    前記媒体の、前記下流側搬送経路から前記後処理ユニットへの導出速度は、前記下流側搬送手段による搬送速度と等速である、
    ことを特徴とする記録システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録システムにおいて、
    前記制御部は、前記下流側搬送手段により搬送され、先端が前記補正搬送手段に到達した状態の先行媒体の後端と、前記上流側搬送手段により搬送される後続媒体の先端と、の間に所定の間隔を維持するように、前記上流側搬送手段及び前記下流側搬送手段を制御する、
    ことを特徴とする記録システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録システムにおいて、
    前記制御部が前記上流側搬送手段及び前記下流側搬送手段を制御する際に参照する、前記液体の吐出量は、一の後処理を伴う記録ジョブにおける平均吐出量、或いは、前記記録ジョブにおいて最も吐出量が多い媒体に対する吐出量である、
    ことを特徴とする記録システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録システムにおいて、
    前記上流側搬送経路は、
    前記媒体の搬送方向を逆転するスイッチバック動作を実行する経路である第1スイッチバック経路及び第2スイッチバック経路と、
    前記記録ユニットから導入された前記媒体を、前記第1スイッチバック経路か、前記第2スイッチバック経路か、のいずれかに送る分岐経路と、
    前記第1スイッチバック経路におけるスイッチバック後の媒体を反転させる第1反転経路と、
    前記第2スイッチバック経路におけるスイッチバック後の媒体を反転させる第2反転経路と、
    前記第1反転経路と前記第2反転経路とが合流する合流経路と、を含み、
    前記合流経路は、前記下流側搬送経路に接続される、
    ことを特徴とする記録システム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の記録システムにおいて、
    前記後処理ユニットは、
    前記下流側搬送経路から導出される前記媒体を搬送する後処理ユニット経路と、
    前記後処理ユニット経路に設けられる後処理経路搬送手段と、
    前記後処理経路搬送手段の下流側に設けられ、後処理前の前記媒体を一時的にスタックする中間スタッカーと、
    後処理後の前記媒体を排出する排出部と、を備え、
    前記制御部は、前記後処理経路搬送手段の搬送速度を前記下流側搬送手段と等速に制御する、
    ことを特徴とする記録システム。
  9. 記録部から媒体に液体を吐出して記録を行う記録ユニットから導入された前記媒体を搬送する上流側搬送経路と、
    前記上流側搬送経路に設けられる上流側搬送手段と、
    前記上流側搬送経路の下流側に連なり、前記媒体を、前記記録ユニットにおいて記録が実行された前記媒体に後処理を実行する後処理ユニットに向けて搬送する下流側搬送経路と、
    前記下流側搬送経路に設けられる下流側搬送手段と、
    前記下流側搬送経路において、前記下流側搬送手段の下流側に設けられ、前記媒体に対する斜行補正動作を実行した後に前記媒体を搬送する補正搬送手段と、を備え、
    前記斜行補正動作は、前記補正搬送手段に対して前記媒体の先端が突き当てられる動作を含み、
    前記媒体の搬送動作を制御する制御部は、前記上流側搬送手段による搬送速度を第1搬送速度とし、前記下流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第2搬送速度とする、
    ことを特徴とする中継ユニット。
  10. 請求項9に記載の中継ユニットにおいて、
    前記制御部は、
    前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が所定の閾値以上の場合に、前記上流側搬送手段による搬送速度を第1搬送速度とし、前記下流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第2搬送速度とし、
    前記記録部による前記媒体への前記液体の吐出量が所定の閾値未満の場合に、前記上流側搬送手段による搬送速度を前記第1搬送速度よりも速い第3搬送速度とし、前記下流側搬送手段による搬送速度を前記第3搬送速度よりも速い第4搬送速度とする、
    ことを特徴とする中継ユニット。
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