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JP2018183454A - 電圧印加装置 - Google Patents

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JP2018183454A
JP2018183454A JP2017087668A JP2017087668A JP2018183454A JP 2018183454 A JP2018183454 A JP 2018183454A JP 2017087668 A JP2017087668 A JP 2017087668A JP 2017087668 A JP2017087668 A JP 2017087668A JP 2018183454 A JP2018183454 A JP 2018183454A
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JP2017087668A
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剛 松下
Takeshi Matsushita
剛 松下
浩勝 宮本
Hirokatsu Miyamoto
浩勝 宮本
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Mitsumi Electric Co Ltd
MTG Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
MTG Co Ltd
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Abstract

【課題】電極から人体に電圧を印加する電圧印加装置において、電極に接続されたリードと外部とを絶縁する絶縁部の絶縁性の低下を感知するとともにノイズ耐性を向上することができる電圧印加装置を提供すること。【解決手段】電圧印加装置1において、印加電極30は人体に印加される印加電圧を出力する。制御部40は本体部10に収納されており、電源部20は本体部10に収納されて制御部40に接続されている。リード部38、39は、印加電極30と制御部40とを電気的に接続している。感知電極80は制御部40のグランド端子40aに接続されている。絶縁部70はリード部38、39及び感知電極80を覆ってリード部38、39及び感知電極80を外部から絶縁する。制御部40は感知電極80と人体2及び印加電極30の少なくとも一方とが通電したことを検知して絶縁部70の絶縁性が低下したことを感知する。【選択図】図8

Description

本発明は、電圧印加装置に関する。
従来、人体に電圧を印加して筋肉に電気刺激を与えることにより筋収縮を促したり、人体に電圧を印加して得られる電気抵抗値から体脂肪率や心拍等を取得することが行われている。例えば、医療・スポーツの分野において筋肉増強を目的とした活用がなされている。具体的には、人体に張り付けた電極を介して通電し、電気信号に基づいて筋肉を緊張及び弛緩させる筋肉刺激方法が用いられている。
特許文献1には、電気信号を利用して筋肉に刺激を与える電圧印加装置として、電源を内蔵し操作部を有する本体部と、本体部から延設されたシート状の基材に形成された複数の電極とを備え、該電極を人体に貼り付けることにより、電気パルスを人体に印加して筋刺激を与えるように構成されたものが開示されている。そして、各電極はリード部を介して電源と接続されているとともに、粘着性及び導電性を有するゲル状のパッドが貼付されている。そして、当該パッドの粘着性を利用して電極及び本体部が人体に貼り付けられるとともに、当該パッドの導電性を利用して電極と人体とを通電可能にしている。
特開2016−202796号公報
特許文献1に開示の電圧印加装置では、リード部には絶縁性材料からなるコーティングによって絶縁部が形成されており、リード部が外部から絶縁されている。これにより、リード部と肌面との間に直接電流が流れないようになっている。しかし、長期間の使用に伴って当該絶縁部が劣化したり、外部から衝撃を受けて当該絶縁部の絶縁性が低下したりした場合には、リード部の絶縁性が低下して、当該絶縁性が低下した部分を介してリード部と肌面との間に直接電流が流れるおそれがある。かかる場合には、絶縁性が低下した部分に接する肌面に過度の刺激が生じて使用者に不快感を与えたり、電極から筋肉に所望の電気刺激を与えられなくなったりして、使用者の体感を低下させるおそれがある。かかる事態を回避するには絶縁部の絶縁性が低下したことを感知することが望まれる。しかしながら、特許文献1の構成では絶縁部の絶縁性の低下を感知するための特段の構成を有していない。また、特許文献1の構成では、本体部が電気パルスを出力するための制御回路等を備えており、外部からの電磁波ノイズの影響を受けるおそれがある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、電極から人体に電圧を印加する電圧印加装置において、電極に接続されたリードと外部とを絶縁する絶縁部の絶縁性の低下を感知するとともにノイズ耐性を向上することができる電圧印加装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、人体に電気刺激を付与するため又は人体の電気的情報を取得するために人体に電圧を印加する電圧印加装置であって、
本体部と、
該本体部に収納されている制御部と、
上記本体部に収納されるとともに上記制御部に接続された電源部と、
上記人体に印加される印加電圧を出力するように構成された印加電極と、
該印加電極と上記制御部とを電気的に接続しているリード部と、
上記制御部のグランド端子に接続された感知電極と、
上記リード部及び上記感知電極を覆って上記リード部及び上記感知電極を外部から絶縁する絶縁部と、
を備え、
上記制御部は、上記感知電極が上記人体及び上記印加電極の少なくとも一方と通電したことを検知して、上記絶縁部の絶縁性が低下したことを感知するように構成されている、電圧印加装置にある。
上記電圧印加装置では、電圧を印加するための印加電極とは別に備えられた感知電極がリード部とともに絶縁部に覆われている。そして、感知電極は制御部のグランド端子に接続されている。そのため、絶縁部の絶縁性が低下して感知電極が人体及び印加電極の少なくとも一方と通電した場合は、印加電極から出力された電流が感知電極を介してグランドに流れるため、印加電極における印加電圧が降下する。これにより、制御部は感知電極が人体及び印加電極の少なくとも一方と通電したことを検知して、絶縁部の絶縁性が低下したことを感知することができる。そのため、万が一、リード部を絶縁する絶縁部の絶縁性が低下したときには、制御部によってこれを感知することができるため、使用者の体感の低下を防止するための措置等を取ることができる。
さらに、感知電極は制御部のグランド端子に接続されているため、外部からの電磁波ノイズを遮蔽すること又は閉じ込めることができる。その結果、外部からの電磁波ノイズが制御部等に及ぼす影響を低減することができ、当該電圧印加装置のノイズ耐性を向上することができる。また、当該電圧印加装置におけるノイズ特性の改善も期待できる。
以上のように、本発明によれば、電極から電気刺激が出力される電圧印加装置において、電極に接続されたリードを外部から絶縁する絶縁部の絶縁性の低下を感知するとともにノイズ耐性を向上することができる電圧印加装置を提供することができる。
実施例1における、電圧印加装置の正面図。 実施例1における、電圧印加装置の背面図。 実施例1における、電圧印加装置の側面図。 (a)は図1におけるIVa-IVa線位置断面一部拡大図、(b)は図1におけるIVb-IVb線位置断面一部拡大図。 実施例1における、一部分解斜視図。 図1におけるIVa-IVa線位置断面概略図。 実施例1における電圧印加装置の通常の通電状態を説明する概念図。 図8(a)及び図8(b)はいずれも実施例1の電圧印加装置における絶縁部の絶縁性低下時の通電状態を説明する概念図。 比較例の電圧印加装置における絶縁部の絶縁性低下時の通電状態を説明する概念図。 実施例1における、基材の背面図。 実施例1における、絶縁性シートの正面図。 実施例1における、第2ケースを外した状態の背面図。 実施例1における、電圧印加装置の使用態様を説明する概略図。 実施例1における、電圧印加装置の構成を示すブロック図。 実施例1における、電圧印加装置の回路構成の一部を示す回路図。 実施例1における、電圧印加装置に記憶された基本波形を示す図。 実施例1における、電圧印加装置から出力されるバースト波を示す図。 実施例1における、通常の通電状態の電圧印加装置から出力されるパルス信号と印加電圧の電圧値と、昇圧期間との関係を示す概念図。 実施例1における、通常の通電状態の電圧印加装置から出力されるパルス信号と印加電圧の電圧値と、昇圧期間との関係を示す他の概念図。 実施例1における、絶縁性低下時の通電状態の電圧印加装置から出力されるパルス信号と印加電圧の電圧値との関係を示す概念図。 実施例1における、絶縁性低下を検知するための制御態様を表すフロー図。 実施例1における、絶縁性低下を検知するための制御態様を表すフロー図。 実施例2における、電圧印加装置の正面図。 実施例2における、電圧印加装置の背面図。 実施例3における、電圧印加装置の正面図。 実施例3における、電圧印加装置の背面図。 図26におけるXXVII-XXVII線位置断面図。
上記制御部は、上記印加電圧の目標電圧値を設定する目標電圧設定部と、上記印加電極から出力された印加電圧の電圧値を取得する印加電圧取得部と、上記目標電圧設定部により設定された目標電圧値と上記印加電圧取得部により取得された取得電圧値とを比較する比較部と、該比較部の比較結果が、上記目標電圧値に対する上記取得電圧値の割合が所定値以下であるときに、上記絶縁部の絶縁性が低下したと判定する判定部と、を備えることが好ましい。絶縁部の絶縁性が維持されている通常の通電状態では、印加電極から人体に印加される印加電圧の電圧値は、目標電圧値と同程度となっている。しかし、絶縁部に破損等が生じて絶縁部の絶縁性が低下した場合には、感知電極が人体と通電すると両者間に電流が発生することで抵抗が増え、また、感知電極が印加電極と通電すると印加電極と人体との間の通電量が低下する。その結果、いずれも印加電極における印加電圧は目標電圧値よりも低い状態となる。そして、上記構成では、判定部は、印加電極から人体への印加電圧である取得特電圧の目標電圧値に対する割合が所定値以下のときに、絶縁部の絶縁性の低下を感知するように構成されている。そのため、当該絶縁性の低下を高精度に感知することができる。
上記制御部は、上記印加電圧の印加周波数を設定する印加周波数設定部と、上記印加周波数設定部により設定された設定周波数に対応付けられた複数の基準電圧維持率が予め記憶された基準値記憶部と、上記設定周波数に基づいて上記基準値記憶部から基準値を抽出する基準値抽出部と、を有し、上記判定部は、上記目標電圧値に対する上記取得電圧値の割合が、上記基準値抽出部により抽出された基準値以下であるとき、上記絶縁部の絶縁性が低下したと判定することが好ましい。この場合は、判定部が、印加電圧の印加周波数に対応した基準値に基づいて上記判定を行うため、印加電圧の印加周波数が変更される場合であっても、高精度に絶縁部の絶縁性の低下を感知することができる。
上記基準値記憶部において、上記設定周波数が高いほど、高い上記基準値が対応付けられていることが好ましい。この場合は、基準値と設定周波数との対応関係に基づいて、判定部は一層高精度に上記絶縁部の絶縁性が低下したことを感知することができる。
上記制御部は上記絶縁性の低下を感知したとき、上記電源部の出力を停止又は低減するように構成されていることが好ましい。この場合には、絶縁部の絶縁性が低下したときに、当該絶縁性が低下した部分から人体に過度に電圧が印加されることを防止できるため、意図しない通電を防止することができるとともに、使用者の体感の低下を防止することができる。
上記制御部は、上記電源部から上記印加電極に出力される出力電圧を、上記目標電圧値まで昇圧する昇圧部を有し、該昇圧部は、上記目標電圧値が所定の閾値未満である場合は、上記印加周波数に応じた印加周期ごとに上記出力電圧を上記目標電圧値まで昇圧し、上記目標電圧値が所定の閾値以上である場合は、上記印加電圧の印加開始時から所定期間にわたって上記出力電圧を昇圧するように構成されていることが好ましい。目標電圧値が比較的低い場合には、昇圧部によって電源部の出力電圧を早期に目標電圧まで昇圧することができる。そのため、印加周波数に応じた印加周期ごとに昇圧することにより、印加電圧が印加される期間の間に、昇圧回路が作動しない期間を設けることが可能となるため、消費電力の低減を図ることができる。一方、目標電圧が比較的高い場合には、昇圧部が電源部の出力電圧を目標電圧値まで昇圧するのに比較的長い時間を要することとなる。そのため、上述の如く、印加電圧の印加開始時から所定期間にわたって上記出力電圧を昇圧することにより、複数の印加周期に亘って昇圧して、電源部の出力電圧を目標電圧値まで昇圧することを可能としている。
上記電圧印加装置は、上記本体部から延設されたシート状の基材を有し、上記印加電極及び上記リード部は上記基材の表面に形成されており、上記絶縁部は、上記リード部を覆うように上記基材に積層された第1絶縁層と、該第1絶縁層に積層された第2絶縁層とを有しており、上記感知電極は、上記第1絶縁層と上記第2絶縁層との間に設けられていることが好ましい。この場合には、印加電極及びリード部はシート状の基材の表面に形成されて、絶縁部は第1絶縁層及び第2絶縁層を有するため、当該電圧印加装置を薄型とすることができるとともに、かかる薄型の電圧印加装置において、リード部の絶縁性が損なわれる前に、感知電極を介して絶縁部の絶縁性の低下を感知しやすくなる。また、当該電圧印加装置を薄型としつつも、絶縁部が第1絶縁層及び第2絶縁層の二層となっているため、リード部の絶縁性を高めやすくなっている。
上記感知電極は、上記第1絶縁層と上記第2絶縁層との積層方向において、上記リード部と重なる位置に形成されていることが好ましい。この場合には、リード部の絶縁性が損なわれる前に、感知電極を介して絶縁部の絶縁性の低下を一層感知しやすくなる。
(実施例1)
上記電圧印加装置の実施例について、図1〜図14を用いて説明する。
本実施例の電圧印加装置1は、図13に示すように、人体2の腹部3の筋肉4に電気刺激を付与するためのものである。電圧印加装置1は、図1、図2に示すように、本体部10、印加電極30、リード部38、39を備え、図4(a)、図4(b)に示すように、電源部20、制御部40を備え、図5に示すように、絶縁部70及び感知電極80を備える。図4(a)、図4(b)に示すように、制御部40は本体部10に収納されている。電源部20は本体部10に収納されるとともに制御部40に接続されている。印加電極30は人体2に印加される印加電圧を出力するように構成されている。図14に示すように、リード部38、39は、印加電極30と制御部40とを電気的に接続している。感知電極80は、制御部40のグランド端子40aに接続されている。絶縁部70は、リード部38、39及び感知電極80を覆ってリード部38、39及び感知電極80を外部から絶縁する。制御部40は、感知電極80と人体2及び印加電極30の少なくとも一方とが通電したことを検知して、絶縁部70の絶縁性が低下したことを感知するように構成されている。
以下、電圧印加装置1について詳述する。
本例の電圧印加装置1は、図13に示すように、人体2の腹部3に取り付けて使用される。そして、本例では、人体2の背丈の方向を身長方向Yとする。また、人体2の正面に面して、身長方向Yに平行でへそ3aを通る人体2の中心軸2aから人体2の右手5a側への方向を右方向X1とし、中心軸2aから人体2の左手5b側への方向を左方向X2とする。そして、右方向X1と左方向X2とを合わせて左右方向Xという。
図1に示すように、電圧印加装置1の中央には、本体部10が設けられている。図1及び図3に示すように、本体部10は、略円盤状をなしている。図4(a)、図4(b)に示すように、本体部10は、後述の電源部20及び制御部40を収納するケース11と、ケース11に取り付けられて電圧印加装置1の外殻を形成する外殻形成体12と、からなる。
図4に示すように、外殻形成体12は、後述の基材33が設けられる側の裏側面12bと、その反対側の表側面12aとを有している。外殻形成体12はエラストマーからなり、本例では黒色のシリコン製である。外殻形成体12の外縁には外方に延出した電極支持部121が設けられている。図5に示すように、電極支持部121の裏側面121aには、第1両面粘着テープ75を介して、基材33が貼り付けられている。基材33の裏側面33aには、後述の各印加電極30(311〜313、321〜323)が形成されている。そして、電極支持部121の表側面121bには、図1に示すように、後述の各印加電極311〜313、321〜323の外縁に略沿った線状を成す着色領域122が形成されている。本例では、着色部122は橙色に着色されている。
図4(a)、図4(b)に示すように、ケース11は凹状をなす第1ケース111と、第1ケース111に取り付けられて、第1ケース111との間に制御部40を収納する収納部13を形成する第2ケース112とからなる。第1ケース111及び第2ケース112はいずれもABS製である。そして、第2ケース112の外縁に沿って、立設されたリブ112aが、第1ケース111の外縁部111aの内側に嵌合して第1ケース111に第2ケース112が接合されている。
第1ケース111には、図1、図4(b)に示すように、後述する操作部50の一部を形成する第1カンチレバー51a及び第2カンチレバー51bが形成されている。第1カンチレバー51a及び第2カンチレバー51bは、第1ケース111の壁の一部をくり抜いて片持ち梁の状態に形成されている。第1カンチレバー51aと第2カンチレバー51bとは、身長方向Yの上側から下側に向かって、この順で配列している。
図1、図4(b)に示すように、両カンチレバー51a、51bは、外殻形成体12に覆われている。そして、外殻形成体12において、第1カンチレバー51aの直上には記号「+」が突出形成されており、第2カンチレバー51bの直上には記号「−」が突出形成されており、後述する操作部50の一部を形成する操作面54を形成している。両カンチレバー51a、51bの配列により、「+」が身長方向Yの上側となるとともに、「−」が身長方向Y下側となり、人間工学的に使用者が操作しやすいものとなっている。
図4(a)、図4(b)に示すように、第1ケース111と第2ケース112との間に形成された収納部13には、制御部40(図14参照)を形成する制御基板41が収納されている。制御基板41はプリント基板であって、制御基板41には図示しない配線パターンと電子部品42等とが設けられて、制御回路が形成されている。制御基板41は、第1ケース111の内側面に突出形成された4つのボス116とねじ115を介して、第1ケース111に固定されている。また、制御基板41には、表面実装型の小型のブザー43が電気的に接続されている。制御基板41には、図14に示す昇圧部404を形成する昇圧回路が形成されている。昇圧部404により、電池21の電力は所定の電圧(例えば、40V)に昇圧されて印加電極30に供給される。
また、図12に示すように、制御部40としての制御基板41には、第1端子451、第2端子452、第3端子453及び第4端子454が備えられている。図4(b)に示すように、第1端子451、第2端子452及び第4端子454は、制御基板41において、ボス116に対向する位置に形成されている。図示しないが、第3端子453も、同様に、制御基板41においてボス116に対向する位置に形成されている。そして、後述するように、第1端子451には第1制御部接続部380の先端が接続され、第2端子452には第2制御部接続部390の先端が接続され、第3端子453には第3制御部接続部82の先端が接続され、第4端子454には第4制御部接続部83の先端が接続されている。
図4(b)に示すように、収納部13には、操作部50を形成するスイッチ機構52も収納されている。スイッチ機構52はタクトスイッチであって、押下可能なスイッチ部53を備える。スイッチ機構52は制御部40に電気的に接続されている。スイッチ機構52は第1ケース111に形成された第1カンチレバー51a及び第2カンチレバー51b(図1参照)の直下にそれぞれ配設されている。これにより、第1ケース111を覆う外殻形成体12の操作面54を介して外部から第1カンチレバー51aを押圧すると、片持ち梁状態の第1カンチレバー51aが撓むことにより、スイッチ機構52のスイッチ部53が押下されるようになっている。そして、操作面54における押圧を解除すると、片持ち梁状態の第1カンチレバー51aの復元力により、第1カンチレバー51aは元の位置に戻ることとなる。第2カンチレバー51bにおいても同様に押圧及び押圧の解除が行われるように構成されている。
図4(a)、図4(b)に示すように、第2ケース112には、電源部20を構成する電池21を保持する電池保持部14が形成されている。これにより、本体部10に電源部20が内蔵されることとなっている。電池21は交換可能であって、例えば、コイン電池又はボタン電池とすることができる。本例では、電池21として、小型で薄型のコイン電池(リチウムイオン電池CR2032、公称電圧3.0V)を採用している。なお、当該電池21に替えて、公称電圧が3.0〜5.0Vの電池を採用してもよい。
上記電池21が保持される電池保持部14には、電池21の脱落を防止する蓋15が着脱可能に取り付けられている。蓋15は、電池21よりも一回り大きい円盤状をなしており、その外周には蓋15と第2ケース112との間をシールするОリング16が嵌装されている。電池21は、図示しないリードを介して制御部40に電気的に接続されている。図2に示すように、第2ケース112には、蓋15の外周から放射状に延びる線状の溝113が等間隔に複数形成されている。図4(a)、図4(b)に示すように、第2ケース112には、リブ112aの外側に突出した鍔部112bが形成されている。鍔部112bと第1ケース111の外縁部111aとの間には、基材33を含むシート状複合体7(図5参照)が挟持されている。そして、図2に示すように、シート状複合体7は、本体部10からシート状に延出している。
図5、図6に示すように、シート状複合体7は、第1両面粘着テープ75、基材33、第2両面粘着テープ71及び絶縁性シート72からなり、この順で外殻形成体12から延出された電極支持部121に積層されている。基材33は、第1両面粘着テープ75により電極支持部121に貼り付けられている。絶縁性シート72は第2両面粘着テープ71により基材33に貼り付けられている。第1両面粘着テープ75、基材33、第2両面粘着テープ71及び絶縁性シート72の外形はいずれも、電極支持部121の外形と一致しているとともに、中央には本体部10の外形に略沿った円形の孔が形成されている。これにより、図1、図3及び図5に示すように、操作面54が露出する側の面である基材33の表側面33bは第1両面粘着テープ75と電極支持部121により覆われている。
図10に示すように、基材33の裏側面33aには、印加電極30とリード部38、39が設けられている。上述のごとく、基材33が本体部10に取り付けられることにより、印加電極30及びリード部38、39は本体部10と一体的に形成される。なお、印加電極30及びリード部38、39は基材33に埋め込むように形成してもよい。本例では、印加電極30及びリード部38、39は、銀ペーストを含む導電性インクを基材33の裏側面33aに印刷して形成されている。
図2及び図10に示すように、印加電極30は第1印加電極群31と第2印加電極群32を備える。第1印加電極群31は本体部10から右方向X1のG1領域に延出しており、第2印加電極群32は本体部10から左方向X2のG2領域に延出している。第1印加電極群31及び第2印加電極群32に含まれる印加電極30の数は特に限定されないが、本例では図2に示すように、第1印加電極群31と第2印加電極群32とはそれぞれ3個の印加電極311〜313、321〜323を含んでいる。すなわち、第1印加電極群31には、第1右側印加電極311、第2右側印加電極312及び第3右側印加電極313が備えられ、第2印加電極群32には、第1左側印加電極321、第2左側印加電極322及び第3左側印加電極323が備えられている。そして、基材33において、第1右側印加電極311、第2右側印加電極312及び第3右側印加電極313が形成される部分をそれぞれ、第1右側基部331、第2右側基部332及び第3右側基部333とし、第1左側印加電極321、第2左側印加電極322及び第3左側印加電極323が形成される部分をそれぞれ、第1左側基部341、第2左側基部342及び第3左側基部343とする。図1に示すように、第1〜第3右側基部331〜333、第1〜第3左側基部341〜343のそれぞれの間には本体部10に向って切り込まれた切り込み部17が設けられて、切り込み部17の最も切り込まれた部分が最深部17aとなっている。
図2に示すように、第1印加電極群31と第2印加電極群32は、電圧印加装置1を腹部3(図13参照)に取り付けたときに、中心線10aを基準として線対称に位置するように構成されている。すなわち、腹部3に取り付けたときに中心線10aを基準として、第1右側印加電極311と第1左側印加電極321とが線対称に位置し、第2右側印加電極312と第2左側印加電極322とが線対称に位置し、第3右側印加電極313と第3左側印加電極323とが線対称に位置するように構成されている。
図2に示すように、各印加電極311〜313、321〜323はいずれも、角部が丸みを帯びた略長方形に形成されている。そして、各印加電極311〜313、321〜323の長手方向(例えば、図2に示す第3右側印加電極313において符号wで示す方向)が、左右方向Xに概ね沿っている。本例では、各印加電極311〜313、321〜323はいずれも同一の形状を成している。各印加電極311〜313、321〜323の形状は、例えば、長手方向の長さをw、短手方向の長さをhとしたとき、h/wを0.40〜0.95、好ましくは0.50〜0.80とすることができ、本例では、h/wは0.55としている。
図2及び図10に示すように、各印加電極311〜313、321〜323の内側には所定大きさの六角形をなす電極非形成部34が所定間隔をあけて、複数形成されている。また、第1右側印加電極311、第2右側印加電極312及び第3右側印加電極313には、リード部としての第1リード部38が接続されており、第1左側印加電極321、第2左側印加電極322及び第3左側印加電極323には、リード部としての第2リード部39が接続されている。
図10に示すように第1リード部38は、第1制御部接続部380と、第1端子接続部383と、第1電極接続部群384とを有する。第1制御部接続部380は、基材33の中央の孔の内側(すなわち、本体部10側)に突出している。第1電極接続部群384は、印加電極311〜313に接続される複数の電極接続部(第1電極接続部385、第2電極接続部386、第3電極接続部387)からなる。本例では第1電極接続部385、第2電極接続部386、第3電極接続部387はいずれも線状に形成されている。第1端子接続部383は、第1制御部接続部380と第1電極接続部群384とを接続しており、基材33の中央の孔の外縁に沿って半円弧状に形成されている。
また、第2リード部39は、図10に示すように、第1リード部38と同様に、第2制御部接続部390と、第2端子接続部393と、第2電極接続部群394とを有する。第2制御部接続部390は、基材33の中央の孔の内方(すなわち、本体部10側)に突出している。第2電極接続部群394は、印加電極321〜323に接続される複数の電極接続部(第4電極接続部395、第5電極接続部396、第6電極接続部397)からなる。本例では第4電極接続部395、第5電極接続部396、第6電極接続部397はいずれも線状に形成されている。第2端子接続部393は、第2制御部接続部390と第2電極接続部群394とを接続しており、基材33の中央の孔の外縁に沿って半円弧状に形成されている。
図5及び図11に示すように、絶縁性シート72には、印加電極30と重なる位置に切り抜き部721が形成されているとともに、感知電極80が形成されている。また、基材33と同様に、絶縁性シート72の中央には、本体部10の外縁10cよりも一回り小さく、制御基板41を通せる程度の大きさの円形の孔が形成されている。絶縁性シート72はPET製である。
図5、図11に示すように、感知電極80は、絶縁性シート72の表側面72bに導電性の銀ペーストを印刷して形成されている。感知電極80は、リード被覆部81、第3制御部接続部82及び第4制御部接続部83を有する。図12に示すように、リード被覆部81は、シート複合体7の積層方向(すなわち、図7に示す厚さ方向Z)において、第1リード部38の第1端子接続部383及び第1電極接続部群384に重なる位置と、第2リード部39の第2端子接続部393及び第2電極接続部群394に重なる位置とに形成されている。そして、リード被覆部81は、リード部38、39の延設方向に沿って形成されている。
図5、図12に示すように、リード被覆部81の幅は、各リード部38、39の幅よりも大きくなっている。図11、図12に示すように、リード被覆部81において切り抜き部721に対向する端部811(すなわち、リード部38、39において印加電極30に接続される部分の近傍)は切り抜き部721につながっておらず、端部811と切り抜き部721とは2mm程度離れている。一方、リード被覆部81の内側縁部812は、絶縁性シート72の中央の孔の内側(すなわち、本体部10側)の縁部まで形成されている。第3制御部接続部82及び第4制御部接続部83は、基材33の中央の穴の内方(すなわち、本体部10側)に突出している。
図5に示すように、印加電極30は基材33の裏面側33aに形成されており、感知電極80は絶縁性シート72の表側面72bに形成されている。そのため、図5、図6に示すように、印加電極30と感知電極80とは第2両面粘着シート71を介して対向した状態で重なっている。そして、図12に示すように、基材33及び感知電極80の中央の孔に突出した第1制御部接続部380、第2制御部接続部390、第3制御部接続部82及び第4制御部接続部83は、基材33及び絶縁性シート72の中央の穴の内方に突出しており、制御基板41の第1端子451、第2端子452、第3端子453、第4端子454にそれぞれ接続される。
詳細には、図4(b)に示すように、第1制御部接続部380は第1ケース111の内壁に沿って厚さ方向に折り曲げられるとともに、その先端が制御基板41と平行に折り曲げられてボス116と制御基板41との間に挟み込まれる。これにより、第1制御部接続部380の先端が第1端子451に接続される。同様に、第2制御部接続部390の先端が第2端子452に接続され、第4制御部接続部83の先端が第4端子454に接続される。また、図示しないが、第3制御部接続部82の先端も同様に、第3端子453に接続される。
図6に示すように、リード部38、39は、基材33の裏側面33aに形成されるとともにシート状の第2両面粘着テープ71により覆われることにより外部から絶縁されている。第2両面粘着テープ71には、シート状の絶縁性シート72が積層されており、リード部38、39は絶縁性シート72によっても外部から絶縁されている。絶縁性シート72は感知電極80が設けられた表側面72b(図11参照)が第2両面粘着テープ71に貼り付けられている。これにより、絶縁部70は、リード部38、39を覆う第1絶縁層として第2両面粘着テープ71と、第1絶縁層(第2両面粘着テープ71)を覆う第2絶縁層として絶縁性シート72とを有している。そして、感知電極80は第1絶縁層71と第2絶縁層72との間に設けられて、リード部38、39よりも第2絶縁層72の外表面72aに近い位置に位置している。そして、感知電極80は通常状態では外部に露出しない状態となって外部から絶縁されている。これらにより、図7に示すように、リード部38、39及び感知電極80と肌面60との間に直接電流が流れることが防止されている。
一方、印加電極30は、図5に示すように、第2両面粘着テープ71及び絶縁性シート72に切り抜き部711、721が設けられているため、図2に示すように、両者に覆われていない。そして、各印加電極311〜313、321〜323には、ゲルパッド35(積水化成品工業株式会社製「テクノゲル(登録商標)」、型番SR−RA240/100)が貼付されている。ゲルパッド35は導電性を有しており、各印加電極311〜313、321〜323はゲルパッド35を介して腹部3(図13参照)への通電が可能となっている。また、ゲルパッド35は高い粘着性を有しており、ゲルパッド35を介して、電圧印加装置1が腹部3に取り付けられるようになっている。
図2に示すように、ゲルパッド35は、各印加電極311〜313、321〜323よりも一回り大きい形状を有しており、各印加電極311〜313、321〜323を個別に覆っている。ゲルパッド35は交換可能となっているため、ゲルパッド35が、使用に伴って粘着力が低下したり、破損したり、汚れが目立つようになったりした場合などには、適宜交換することができる。また、所定期間(例えば、1ヶ月、2か月など)ごとに使用済みのゲルパッド35を新品のものと交換することとしてもよい。
次に、本例の電圧印加装置1の構成について、図14に示すブロック図を用いて説明する。図14に示すように、電圧印加装置1は、本体部10の内部に、電源部20、制御部40、操作部50を備える。そして、制御部40は、目標電圧設定部401、出力モード記憶部402、印加周波数設定部403、昇圧部404、EMS出力部405、印加電圧取得部406、基準値記憶部407、基準値抽出部408、比較部409、判定部410、肌検知部411、電池電圧検出部412、ディスチャージ回路部413、電源オフカウンタ414、タイマー415を備える。
目標電圧設定部401は、印加電極30から出力する印加電圧の目標値である目標電圧値を設定する。目標電圧値は、操作部50により使用者が適宜設定することができる。本実施例では、目標電圧値は、レベル1からレベル15までの15段階となっている。目標電圧値の設定可能範囲は10〜40Vで、レベル15のとき、設定範囲の最大値となり、レベルが1下がるごとに100%出力時の電圧が2.0Vずつ低下するように設定されている。
出力モード記憶部402には、図16に示す5つのバースト波パターンの基本波形B1〜B5が記憶されている。各基本波形B1〜B5は、パルス群出力期間Pとパルス群出力中断期間R1〜R5とからなる。すなわち、各基本波形B1〜B5において、パルス群出力期間Pは共通であるが、パルス群出力中断期間R1〜R5は長さが互いに異なっている。
図16に示すように、パルス群出力期間Pは、矩形波パルス信号S1〜S5が出力停止時間N1〜N5を挟んで複数出力される。本例では、5個の矩形波パルス信号S1〜S5が出力される。すなわち、パルス群出力期間Pは、第1の矩形波パルス信号S1、第1の出力停止時間N1、第2の矩形波パルス信号S2、第2の出力停止時間N2、第3の矩形波パルス信号S3、第3の出力停止時間N3、第4の矩形波パルス信号S4、第4の出力停止時間N4、第5の矩形波パルス信号S5、第5の出力停止時間N5の順に実行される。
そして、本例では、各矩形波パルス信号S1〜S5のパルス幅、パルス電圧は一定であり、出力停止時間N1〜N5の継続時間も一定である。本例では、各矩形波パルス信号S1〜S5のパルス幅が100μsであって、パルス電圧(すなわち、印加電圧値)は100%出力時に±40Vであり、出力停止時間N1〜N5の継続時間は100μsである。そのため、パルス群出力期間Pの継続時間は1msとなっている。そして、各矩形波パルス信号S1〜S5における電圧極性は出力順に交互に変更されている。すなわち、第1の矩形波パルス信号S1、第3の矩形波パルス信号S3及び第5の矩形波パルス信号S5が正の極性を有し、第2の矩形波パルス信号S2及び第4の矩形波パルス信号S4が負の極性を有している。
上述のように、パルス群出力期間Pにおける各矩形波パルス信号S1〜S5のパルス幅及び各出力停止時間N1〜N5の継続時間はそれぞれ100μsである。そのため、パルス群出力期間Pにおける各矩形波パルス信号S1〜S5のパルス周期は200μsであって、十分短い。そのため、使用者はこれらの矩形波パルス信号S1〜S5を一つの電気刺激として認識することとなる。なお、パルス群出力期間Pにおける各矩形波パルス信号S1〜S5の周波数は5,000Hzである。
図16に示すように、各基本波形B1〜B5において、パルス群出力中断期間R1〜R5はパルス信号を出力しない。そして、パルス群出力中断期間R1〜R5の継続時間は、パルス群出力期間Pの継続時間よりも長い。本例では、図16に示すように、パルス群出力期間Pの継続時間は、1msであり、パルス群出力中断期間R1〜R5の継続時間は、それぞれ、499ms、249ms、124ms、61.5ms、49msである。このように、パルス群出力中断期間R1〜R5は、パルス群出力期間Pにおける出力停止時間に比べて、非常に長い継続時間を有するものである。
したがって、図16に示すように、基本波形B1は1msのパルス群出力期間Pと、499msのパルス群出力中断期間R1とからなる。そして、図17(a)に示すように、基本波形B1を繰り返し出力することにより、パルス群出力期間Pが2Hzの印加周波数で出力される第1バースト波(2Hz)が出力される。
また、図17(b)に示すように、基本波形B2は1msのパルス群出力期間Pと、249msのパルス群出力中断期間R2とからなる。そして、図17(b)に示すように、基本波形B2を繰り返し出力することにより、パルス群出力期間Pが4Hzの印加周波数で出力される第2バースト波(4Hz)が出力される。
また、図16に示すように、基本波形B3は1msのパルス群出力期間Pと、124msのパルス群出力中断期間R3とからなる。そして、図17(c)に示すように、基本波形B3を繰り返し出力することにより、パルス群出力期間Pが8Hzの印加周波数で出力される第3バースト波(8Hz)が出力される。
また、図16に示すように、基本波形B4は1msのパルス群出力期間Pと、61.5msのパルス群出力中断期間R4とからなる。そして、図17(d)に示すように、基本波形B4を繰り返し出力することにより、パルス群出力期間Pが16Hzの印加周波数で出力される第4バースト波(16Hz)が出力される。
また、図16に示すように、基本波形B5は1msのパルス群出力期間Pと、49msのパルス群出力中断期間R5とからなる。そして、図17(e)に示すように、基本波形B5を繰り返し出力することにより、パルス群出力期間Pが20Hzの印加周波数で出力される第5バースト波(20Hz)が出力される。
なお、上記基本波形B1〜B4は、所定の組み合わせで所定期間繰り返し出力することができる。
上述のように、使用者は、パルス群出力期間Pにおける複数の矩形波パルス信号S1〜S5を一つの電気刺激と認識することから、図17(a)に示す第1バースト波では、周波数2Hzの電気刺激が出力されることとなる。同様に、図17(b)に示す第2バースト波では、周波数4Hzの電気刺激が出力され、図17(c)に示す第3バースト波では、周波数8Hzの電気刺激が出力され、図17(d)に示す第4バースト波では、周波数16Hzの電気刺激が出力され、図17(e)に示す第5バースト波では、周波数20Hzの電気刺激が出力されることとなる。
本実施例では、出力モード記憶部402には上記第1〜第5バースト波及び無出力期間を適宜組み合わせてなる複数の出力モードが予め記憶されている。本実施例では、第1出力モード、第2出力モード及び第3出力モードが記憶されている。
まず、第1出力モードは、下記の第1ステータス〜第4ステータスを順に行うように構成されたウォームアップモードである。各ステータスの条件は以下のとおりである。
(1)第1ステータスでは、第1バースト波(2Hz)で20秒間、100%の出力を行う。なお、第1ステータスにおける開始5秒間は出力電圧を0%から徐々に大きくして100%にする、いわゆるソフトスタートを行う。
(2)第2ステータスでは、第2バースト波(4Hz)で20秒間、100%の出力を行う。
(3)第3ステータスでは、第3バースト波(8Hz)で10秒間、100%の出力を行う。
(4)第4ステータスでは、第4バースト波(16Hz)で10秒間、100%の出力を行う。
そして、第1出力モードの継続期間(すなわち、第1ステータス〜第4ステータスの継続期間の合計)は1分間である。かかる第1出力モードでは、バースト波の周波数が2Hzから16Hzへ段階的に高くなるように構成されているため、第1出力モードをウォームアップモードと呼んでいる。
また、第2出力モードは、下記の第1ステータス〜第4ステータスを順に行うように構成されたトレーニングモードである。
(1)第1ステータスでは、第5バースト波(20Hz)で3秒間、100%の出力を行った後、無出力期間を2秒間維持する。これを5分間繰り返す。
(2)第2ステータスでは、第5バースト波(20Hz)で3秒間、100%の出力を行った後、第2バースト波(4Hz)で2秒間、100%の出力を行う。これを5分間繰り返す。
(3)第3ステータスでは、第5バースト波(20Hz)で4秒間、100%の出力を行った後、第2バースト波(4Hz)で2秒間、100%の出力を行う。これを5分間繰り返す。
(4)第4ステータスでは、第5バースト波(20Hz)で5秒間、100%の出力を行った後、第2バースト波(4Hz)で2秒間、100%の出力を行う。これを5分間繰り返す。
なお、第2出力モードでは第1ステータス〜第4ステータスにおけるそれぞれの開始5秒間は、出力電圧を0%から徐々に大きくして100%にする、いわゆるソフトスタートを行う。
そして、第2出力モードの継続期間は20分間である。かかる第2出力モードでは、周波数20Hzの第5バースト波を所定期間維持した後、出力なし又は周波数4Hzの第2バースト波を所定期間維持するため、筋肉を効果的に刺激するのに優れている。そのため、第2出力モードをトレーニングモードと呼んでいる。
次に、第3出力モードは、下記の第1ステータス〜第4ステータスを順に行うように構成されたクールダウンモードである。各ステータスの条件は以下のとおりである。
(1)第1ステータスでは、第4バースト波(16Hz)で10秒間、出力を行う。
(2)第2ステータスでは、第3バースト波(8Hz)で10秒間、出力を行う。
(3)第3ステータスでは、第2バースト波(4Hz)で20秒間、出力を行う。
(4)第4ステータスでは、第1バースト波(2Hz)で20秒間、出力を行う。
なお、第3出力モードでは、各ステータスにおける出力は、第1ステータス開始時には100%とし、第4ステータス終了時に50%となるように徐々に減少させる。
そして、第3出力モードの継続期間は1分間である。かかる第3出力モードでは、バースト波の周波数が16Hzから2Hzへ段階的に低くなるように構成されているため、第3出力モードをクールダウンモードと呼んでいる。
図14に示す、印加周波数設定部403は、出力モード記憶部402に記憶された第1〜第3出力モードから出力モードを適宜選択して、印加電圧の印加周波数を設定する。印加周波数設定部403における印加周波数の設定は、操作部50から使用者が行うことができる。本例では、印加周波数設定部403により、設定される印加電圧の印加周波数は、上記バースト波の周波数である、2Hz、4Hz、8Hz、16Hz及び20Hzのいずれかである。
図14に示す昇圧部404は、電源部20の出力電圧を目標電圧設定部401で設定された目標電圧値まで昇圧する。本実施例では、昇圧部404は、図示しない昇圧チョッパ回路を有している。例えば、印加電圧の目標電圧値Vtが所定値以下である場合は、図18に示すように、印加フラグがオンとなった以降、パルス群出力期間Pが開始されるタイミング毎に、昇圧フラグがオンになり、昇圧部404の昇圧動作が開始され、目標電圧値Vtに到達したら昇圧フラグがオフになり、昇圧部404の昇圧動作が停止される。これにより、昇圧部404は、印加電圧の目標電圧値Vtが所定値以下である場合には、印加周波数に応じた印加周期ごとに電源部20の出力電圧を目標電圧値まで昇圧すように構成されている。
一方、印加電圧の目標電圧値Vtが所定値より大きい場合は、図19に示すように、印加フラグがオンとなった以降、昇圧フラグがオンになり、昇圧部404の昇圧動作が開始される。そして、昇圧部404の昇圧動作はパルス群出力期間Pが開始されるタイミングと無関係に実施されて、後述する印加電圧取得部406により所定間隔で取得された取得電圧値(Feedback電圧値)を監視しながら目標電圧値Vtまで昇圧する。印加電圧取得部406により取得電圧値を取得する間隔は、タイマー415によるカウントに基づいて適宜設定することができる。
なお、印加電圧の目標電圧値Vtにおける上記所定値は、昇圧部404において目標電圧値Vtまで昇圧するのに要する時間を考慮して決定できる。すなわち、目標電圧値Vtが比較的高い場合は、電源部20の出力電圧を目標電圧値Vtまで昇圧するのに比較的時間を要することとなる。この場合、パルス群出力期間Pが開始されるタイミング毎に昇圧部404の昇圧動作を行うとすると、次回のパルス群出力期間Pが開始されるタイミングまでに、目標電圧値Vtまで昇圧できないという問題が生じるおそれがある。そのため、印加電圧の目標電圧値Vtが所定値よりも高い場合は、パルス群出力期間Pが開始されるタイミング毎に昇圧部404の昇圧動作を行うことに替えて、上述のように印加電圧の印加開始タイミングで昇圧部404の昇圧動作を開始して、パルス群出力期間Pが開始されるタイミング毎とは無関係に、目標電圧値Vtに達するまで昇圧動作を継続する。これにより、上記問題を解消している。
図18、図19に示すように、印加電圧取得部406により所定間隔で取得された取得電圧値(Feedback電圧値)は、昇圧部404による昇圧動作の終了の直後にピーク値であるピーク電圧値Vpを有し、その後、印加電極30から肌面60へのわずかな放電等により若干ではあるが徐々に低下していく。なお、昇圧部404による昇圧動作は目標電圧値Vtに到達した後に停止されるため、ピーク電圧値Vpは目標電圧値Vtよりも大きな値となっている。
図14に示す、EMS出力部405は、印加周波数設定部403で設定された印加周波数でパルス信号を昇圧部404で昇圧された電圧で印加電極30に出力する。EMS出力部405は、図15に示すEMS出力ブリッジ回路405aからなり、印加電極群31、32に電気的に接続されている。
図14に示す、印加電圧取得部406は、印加電極30から出力された印加電圧の電圧値を取得するように構成されている。本実施例では、印加電圧取得部406は昇圧部404においてFeedback電圧値を取得する昇圧回路の一部として形成されている。
図14に示す基準値記憶部407は、目標電圧値Vtに対する取得電圧値の割合の基準値が、印加周波数設定部403により設定される設定周波数ごとに対応付けられて予め記憶されている。当該基準値は、放電電圧の電圧降下から論理的に導き出したり、昇圧部404における電圧降下試験を行って得た実測値とすることができる。本実施例では、基準値は、設定周波数が2Hzの場合は20%、4Hzの場合は50%、8Hzの場合は60%、16Hzの場合は70%、20Hzの場合は80%となっており、設定周波数が高いほど基準値も高い値となっている。
図14に示す基準値抽出部408は、印加周波数設定部403により設定された設定周波数に基づいて基準値記憶部407から上記基準値を抽出する。
図14に示す比較部409は、目標電圧設定部401により設定された目標電圧値と印加電圧取得部406により取得された取得電圧値とを比較する。そして、比較部409は、目標電圧値Vtに対する上記取得電圧値の割合を算出する。以下、本明細書では、目標電圧値Vtに対する取得電圧値の割合を「電圧維持率」ともいう。
図14に示す判定部410は、比較部409の比較結果が、目標電圧値Vtに対する取得電圧値の割合(電圧維持率)が所定値以下であるときに、絶縁部70の絶縁性が低下したと判定する。そして、判定部410は、目標電圧値Vtに対する取得電圧値の割合が、基準値抽出部408により抽出された基準値以下であるとき、絶縁部70の絶縁性が低下したこと判定するように構成されている。例えば、図8(a)に示すように、万が一、絶縁性シート72における第1リード部38に重なる位置に感知電極80に至たる亀裂B1が形成された場合、汗等の導電性物質が入り込むことにより、亀裂B1を介して感知電極80と肌面60とが通電すると、図20に示すように、印加電圧は急激に低下することとなる。そして、印加電圧取得タイミングとなるT1において、目標電圧値Vtに対する取得電圧値の割合が、基準値抽出部408により抽出された基準値以下であるとき、判定部410は、絶縁部70の絶縁性が低下したと判定する。
肌検知部411は、印加電極30が肌に接しているか否かを検知する。詳細には、肌検知部411は、図15に示すように、印加電極30に電気的に接続された肌検知回路411aにより構成される。肌検知回路411aは、第1印加電極群31及び第2印加電極群32における印加電圧の電圧値を取得して両者間の抵抗値を検出する。そして、検出した値と予め設定された閾値とを比較して、検出した値が閾値よりも大きいときに、第1印加電極群31及び第2印加電極群32が肌に接していることを検知する。なお、肌検知部411は肌検知回路411aにより印加電圧の電圧値を取得するため、印加電圧取得部として機能させることができる。
電池電圧検出部412は、電源部20における電池21の電圧を検知し、検知された電源部20における電池21の電池電圧Vが所定の閾値Vmよりも低いか否か判定する。本例では電池21の公称電圧Vは3.0Vであって、閾値Vmは2.1Vである。
制御部40は、判定部410において絶縁性が低下したと判定されたとき、制御基板41に搭載されたマイコンのON/OFFを制御して、電源部20から印加電極30への電力供給を停止又は低減する。印加電極30への電力供給が停止されると、電圧印加装置1は自動停止することとなる。
本例では、昇圧部404の一部を構成するコンデンサに溜まった電力を外部に開放するディスチャージ回路部413が備えられている。そして、制御部40は、感知電極80を介して絶縁部70の絶縁性の低下の感知に基づいて印加電極30への電力供給を停止又は低減した後、ディスチャージ回路部413を介してコンデンサに溜まった電力を外部に開放する。具体的には、コンデンサに溜まった電力は、ディスチャージ回路部413が有する抵抗器(図示せず)によって放電される。これにより、電圧印加装置1を再起動した際にも、昇圧部404のコンデンサに溜まった電力によって想定外の高電圧電流が印加電極30に流れることを防止する。
制御部40における絶縁部70の絶縁性の低下を感知したときの上記制御は、電力供給の停止若しくは低減に替えて、又はこれらと共にブザー43から絶縁部70の絶縁性の低下を感知したことを報知するためのブザー音などの音声を出力してもよい。また、これらに替えて又はこれらと共に、本体部10に所定の表示部を設けて、当該表示部に絶縁部70の絶縁性の低下を感知したことを報知するための所定の表示を行ってもよい。また、本体部10にLEDなどの発光装置を設けて、絶縁部70の絶縁性の低下を感知したことを報知するために当該発光装置を所定の発光態様で発光させてもよい。また、本体部10にバイブレータなどの所定の振動発生装置を設けて、絶縁部70の絶縁性の低下を感知したことを報知するために当該振動発生装置から所定の態様の振動を発生させてもよい。また、制御部は絶縁部70の絶縁性の低下を感知したときに、所定以上の電流が流れたことにより閉回路L1を切断するように構成されたヒューズを備えていてもよい。また、電圧印加装置1にスマートフォン等の携帯型端末と無線通信又は有線通信を行うための通信部を設けて、当該通信部を介して端末画面上に上記所定の表示を行ったり、当該端末から上記報知のための音声を出力したり、当該端末の振動発生装置から上記所定の態様の振動を発生させたりしてもよい。
次に、電圧印加装置1の使用態様について説明する。
図13に示すように、電圧印加装置1を人体2の腹部3に貼り付ける。貼り付け位置は、電圧印加装置1を正面側から見たときに、各印加電極30が腹直筋4の各区画4aに重なる位置であって、電圧印加装置1が腹部3における腹直筋4を左右方向に包み込む位置とする。これにより、図7に示すように、ゲルパッド35を介して、印加電極30と腹部3の肌面60とが通電可能となる。これにより、印加電極30、人体2、制御部40及び電源部20が電気的に繋がった状態となり、通常状態における閉回路L1が形成される。そして、図14に示す印加周波数設定部403により設定された所定の印加パターンで印加電圧が印加電極30から出力される。印加電極30から出力される印加電圧の印加パターンは、タイマー415によるカウントに基づく所定のタイミングや操作部50に入力された操作に基づき、適宜変更できるようになっている。
そして、図8(a)に示すように、万が一、絶縁性シート72における第1リード部38に重なる位置に感知電極80に至たる亀裂B1が形成されて、絶縁部70の絶縁性が低下している場合には、当該絶縁性が低下している部分である亀裂B1に汗等の導電性物質が入り込むことにより、亀裂B1を介して感知電極80と肌面60とが通電可能な状態となる。これにより、感知電極80、亀裂B1、人体2、印加電極30、制御部40のグランド端子40a及び電源部20が電気的に繋がった状態となり、閉回路L2が形成されることとなる。
そして、制御部40は、図21に示すフローに基づいて、絶縁部70の絶縁性が低下したことを感知する。
まず、図21に示すステップS1において、操作部50から設定された出力レベルに応じて、目標電圧設定部401により、印加電極30から印加する印加電圧の目標表電圧値を設定する。また、操作部50により選択された出力モードに応じて、印加周波数設定部403によって印加電圧の印加周波数である設定周波数を設定する。その後、ステップS2において、制御部40により、EMSパルス信号の送信直前のタイミングか否かを判定する。例えば、図18において、現在の時点がEMSパルス信号の送信直前のタイミングT1であるか否かを判定する。現在の時点がT1でない場合は、ステップS2のNoに進み、再度ステップS2を繰り返す。一方、現在の時点がT1である場合は、ステップS2のYesに進み、ステップS3において、印加電圧取得部406により、昇圧部404のFeedback電圧から現在の出力電圧を取得する。なお、印加電圧取得部406による電圧の取得は、常時又は間隔で行うこととしてもよい。
その後、ステップS4において、制御部40により、現在の時点が上述の第2出力モードの第1ステータスにおける無出力期間であるか否かを判定する。現在の時点が当該無出力期間である場合は、ステップS4のYesに進む。そして、ステップS5において、比較部409により、ステップS3で取得した取得電圧値と、ステップS1で設定した設定電圧値とを比較する。同ステップS5において、判定部410により、比較部409の比較結果が、当該取得電圧値が設定電圧値の50%以下であるか否かを判定する。
ステップS5において、取得電圧値が設定電圧値の50%以下であると判定された場合は、ステップS5のYesに進む。そして、ステップS6において、判定部410により、絶縁部70の絶縁性が低下していると判定する。その後、ステップS7において、制御部40が電源部20の出力を停止し、この制御を終了する。
一方、ステップS5において、取得電圧値が設定電圧値の50%以下でないと判定された場合は、ステップS5のNoに進む。そして、ステップS8において、操作部50により設定された出力レベルが12以下か否かを判定する。なお、出力レベル12は印加電圧値35Vに相当する。出力レベルが12以下と判定された場合は、後述するステップS20に進む。
一方、出力レベルが12以下ではない場合は、ステップS8のNoに進む。そして、ステップS9において、操作部50により設定された出力レベルが14以下か否かを判定する。出力レベルが14以下でないと判定された場合は、ステップS9のNoに進み、ステップS10において、ステップS3で取得した取得電圧値と、ステップS1で設定した設定電圧値とを比較する。同ステップS10において、判定部410により、比較部409の比較結果が、当該取得電圧値が設定電圧値の78%以下であるか否かを判定する。
ステップS10において、取得電圧値が設定電圧値の78%以下であると判定された場合は、ステップS10のYesに進む。そして、ステップS6において、判定部410により、絶縁部70の絶縁性が低下していると判定する。その後、ステップS7において、制御部40が電源部20の出力を停止し、この制御を終了する。一方、ステップS10において、取得電圧値が設定電圧値の78%以下でないと判定された場合は、ステップS10のNoに進む。そして、再度ステップS2に戻る。
また、ステップS9において、出力レベルが14以下であると判定された場合は、ステップS9のYesに進み、ステップS11において、ステップS3で取得した取得電圧値と、ステップS1で設定した設定電圧値とを比較する。同ステップS11において、判定部410により、比較部409の比較結果が、当該取得電圧値が設定電圧値の80%以下であるか否かを判定する。
ステップS11において、取得電圧値が設定電圧値の80%以下であると判定された場合は、ステップS10のYesに進む。そして、ステップS6において、判定部410により、絶縁部70の絶縁性が低下していると判定する。その後、ステップS7において、制御部40が電源部20の出力を停止し、この制御を終了する。一方、ステップS11において、取得電圧値が設定電圧値の80%以下でないと判定された場合は、ステップS11のNoに進む。そして、再度ステップS2に戻る。
また、上述のステップS8において、出力レベルが12以下と判定された場合は、図22に示すステップS20に進む。そして、ステップS20において、印加周波数設定部403により設定された印加周波数(設定周波数)がいずれの値か判定する。
当該設定周波数が2Hzの場合はステップS21に進む。ステップS21において、基準値抽出部408により、設定周波数(2Hz)に基づいて基準値記憶部407から第1基準値として20%を抽出する。そして、同ステップS21において、比較部409によって取得電圧値と目標電圧値とを比較し、判定部410によって目標電圧値に対する取得電圧値の割合が20%以下であるか否かを判定する。同ステップS21において、取得電圧値が目標電圧値の20%以下であると判定された場合は、ステップS21のYesに進み、図21に示すステップS6に進む。ステップS6において、判定部410によって絶縁部70の絶縁性が低下していると判定した後、ステップS7において、制御部40が電源部20の出力を停止して、この制御を終了する。なお、ステップS7において、電源部20の出力の停止後、ディスチャージ回路部413により、昇圧部404のコンデンサに溜まった電力の外部への開放とを行うように制御してもよい。また、ステップS7において、電源部20の出力の停止に替えて、電源部20の出力を低減することとしてもよい。
一方、同ステップS21において、取得電圧値が目標電圧値の20%以下でないと判定された場合は、ステップS21のNoに進み、ステップS22において、設定周波数(2Hz)に基づいて基準値記憶部407から第2基準値として30%を抽出する。そして、同ステップS22において、比較部409によって取得電圧値とピーク電圧値とを比較し、判定部410によってピーク電圧値に対する取得電圧値の割合が30%以下であるか否かを判定する。同ステップS22において、取得電圧値がピーク電圧値の30%以下であると判定された場合は、ステップS22のYesに進み、図21に示すステップS6に進む。ステップS6において、判定部410によって絶縁部70の絶縁性が低下していると判定し、ステップS7において、制御部40が電源部20の出力を停止し、この制御を終了する。一方、ステップS22において、取得電圧値がピーク電圧値の30%以下でないと判定された場合は、ステップS22のNoに進み、図21に示すステップS2に戻る。
また、図22に示すステップS20において、設定周波数が4Hzである場合は、上述のステップS21、S22と同様にステップS23、S24を実施する。ただし、ステップS23では、基準値抽出部408により、設定周波数(4Hz)に基づいて基準値記憶部407から第1基準値として50%を抽出する。また、ステップS24では、基準値抽出部408により、設定周波数(4Hz)に基づいて基準値記憶部407から第2基準値である60%を抽出する。
また、ステップS20において、設定周波数が8Hzである場合も、上述のステップS21、S22と同様にステップS25、S26を実施する。ただし、ステップS25では、基準値抽出部408により、設定周波数(8Hz)に基づいて基準値記憶部407から第1基準値として60%を抽出する。また、ステップS26では、基準値抽出部408により、設定周波数(8Hz)に基づいて基準値記憶部407から第2基準値として70%を抽出する。
また、ステップS20において、設定周波数が16Hzである場合も、上述のステップS21、S22と同様にステップS27、S28を実施する。ただし、ステップS27では、基準値抽出部408により、設定周波数(16Hz)に基づいて基準値記憶部407から第1基準値として70%を抽出する。また、ステップS28では、基準値抽出部408により、設定周波数(16Hz)に基づいて基準値記憶部407から第2基準値として85%を抽出する。
また、ステップS20において、設定周波数が20Hzである場合も、上述のステップS21、S22と同様にステップS29、S30を実施する。ただし、ステップS29では、基準値抽出部408により、設定周波数(20Hz)に基づいて基準値記憶部407から第1基準値として80%を抽出する。また、ステップS30では、基準値抽出部408により、設定周波数(20Hz)に基づいて基準値記憶部407から第2基準値として88%を抽出する。
以上のように、電圧印加装置1は、感知電極80が人体2と通電したことを検知して、絶縁部70の絶縁性が低下したことを感知するように構成されている。なお、図示しないが、絶縁性シート72における第2リード部39に重なる位置に亀裂B1が形成された場合も同様に、制御部40による上記制御が行われる。
また、本例では、図8(b)に示すように、万が一、第1絶縁層71における第2リード部38に重なる位置に第1印加電極群31に至たる亀裂B2が形成されて、絶縁部70の絶縁性が低下している場合にも、制御部40による上記制御が行われるようになっている。すなわち、感知電極80、絶縁性が低下した部分である亀裂B2、印加電極群30、制御部40及び電源部20が電気的に繋がった状態となり、図示しない閉回路が形成されることとなる。そして、この場合は、肌検知部411を印加電圧検出部として、肌検知部411により検出された出力電圧を印加電圧検出部による取得電圧値とすることができる。なお、図示しないが亀裂B2が第1絶縁層71における第2リード部39に重なる位置に形成された場合も同様に、制御部40による上記制御が行われる。
一方、比較例として、図9に示すように、本実施例における絶縁層70の替わりにリード部38、39のみを覆ってリード部38、39を外部から絶縁するシリコン樹脂製のコーティング層901を備える構成の場合について説明する。当該比較例では、図9に示すように、コーティング層901に亀裂B3が生じてコーティング層901の絶縁性が低下すると、亀裂B3を介して印加電極30と肌面60とが通電可能な状態となり、亀裂B3を介してリード部38、39と肌面60との間に直接電流が流れる。そして、亀裂B3に接する肌面60に過度の刺激が生じて使用者に不快感を与えたり、印加電極30から筋肉に所望の電気刺激を与えられなくなったりして、使用者の体感を低下させるおそれがある。
本例の電圧印加装置1の作用効果について、以下に詳述する。
電圧印加装置1では、電圧を印加するための印加電極30とは別に備えられた感知電極80がリード部38、39とともに絶縁部に覆われている。そして、感知電極80は制御部40のグランド端子40aに接続されている。そのため、絶縁部70の絶縁性が低下して感知電極80が人体2及び印加電極30の少なくとも一方と通電した場合は、印加電極30から出力された電流が感知電極80を介してグランドに流れるため、印加電極30における印加電圧が降下する。これにより、制御部40は感知電極30が人体2及び印加電極30の少なくとも一方と通電したことを検知して、絶縁部70の絶縁性が低下したことを感知することができる。そのため、万が一、リード部38、39を絶縁する絶縁部70の絶縁性が低下したときには、制御部40によってこれを感知することができるため、使用者の体感の低下を防止するための措置等を取ることができる。
さらに、感知電極80は制御部40のグランド端子40aに接続されているため、外部からの電磁波ノイズを遮蔽すること又は閉じ込めることができる。その結果、外部からの電磁波ノイズが制御部40等に及ぼす影響を低減することができ、当該電圧印加装置1のノイズ耐性を向上することができる。また、電圧印加装置1におけるノイズ特性の改善も期待できる。
また、本例では、制御部40は、印加電圧の目標電圧値を設定する目標電圧設定部401と、印加電極30から出力された印加電圧の電圧値を取得する印加電圧取得部406と、目標電圧設定部401により設定された目標電圧値と印加電圧取得部406により取得された取得電圧値とを比較する比較部409と、比較部409の比較結果が、目標電圧値に対する取得電圧値の割合が所定値以下であるときに、絶縁部70の絶縁性が低下したと判定する判定部410と、を備える。絶縁部70の絶縁性が維持されている状態では、印加電極30から人体2に印加される印加電圧の電圧値は、目標電圧値と同程度となっている。しかし、絶縁部70に破損等が生じて絶縁部70の絶縁性が低下した場合には、感知電極80が人体2と通電すると両者間に電流が発生することで負荷が増え、また、感知電極80が印加電極30と通電すると印加電極30と人体2との通電量が低下する。その結果、いずれも印加電極30における印加電圧は目標電圧値よりも低い状態となる。そして、上記構成では、判定部410は、印加電極30から人体2への印加電圧である取得特電圧の目標電圧値に対する割合が所定値以下のときに、絶縁部70の絶縁性の低下を感知するように構成されている。そのため、当該絶縁性の低下を高精度に感知することができる。
また、本例では、制御部40は、印加電圧の印加周波数を設定する印加周波数設定部403と、印加周波数設定部403により設定された設定周波数に対応付けられた複数の基準値が予め記憶された基準値記憶部407と、設定周波数に基づいて基準値記憶部407から基準値を抽出する基準値抽出部408と、を有し、判定部410は、目標電圧値に対する取得電圧値の割合が、基準値抽出部408により抽出された基準値以下であるとき、絶縁部70の絶縁性が低下したと判定する。これにより、判定部410が、印加電圧の印加周波数に対応した基準値に基づいて上記判定を行うため、印加電圧の印加周波数が変更される場合であっても、高精度に絶縁部70の絶縁性の低下を感知することができる。
また、本実施例では、基準値記憶部407には基準値として、目標電圧値Vtに対する第1基準値と、ピーク電圧値Vpに対する第2基準値とが記憶されている。そして、判定部410は、取得電圧値を第1基準値及び第2基準値の2つの基準値と比較して判定できるように構成されている。これにより、絶縁部70の絶縁性の低下の感知精度を一層高めている。
また、本例では、基準値記憶部407において、設定周波数が高いほど、高い基準値が対応付けられている。これにより、基準値と設定周波数との対応関係に基づいて、判定部410は一層高精度に絶縁部70の絶縁性が低下したことを感知することができる。
また、本例では、制御部40は絶縁性の低下を感知したとき、印加電極30への電力供給を停止又は低減するように構成されている。これにより、絶縁部70の絶縁性が低下したときに、当該絶縁性が低下した部分から人体2に過度に電圧が印加されることを防止できるため、使用者の体感の低下を防止することができる。
また、本例では、制御部70は、電源部20から印加電極30に出力される出力電圧を、目標電圧値まで昇圧する昇圧部404を有し、昇圧部404は、目標電圧値が所定の閾値未満である場合は、印加周波数に応じた印加周期ごとに出力電圧を目標電圧値まで昇圧し、目標電圧値が所定の閾値以上である場合は、印加電圧の印加開始時から所定期間にわたって上記出力電圧を昇圧するように構成されている。目標電圧値が比較的低い場合には、昇圧部404によって電源部20の出力電圧を早期に目標電圧値まで昇圧することができる。そのため、印加周波数に応じた印加周期ごとに昇圧することにより、印加電圧が印加される期間の間に、昇圧回路が作動しない期間を設けることが可能となるため、消費電力の低減を図ることができる。一方、目標電圧値が比較的高い場合には、昇圧部404が電源部20の出力電圧を目標電圧値まで昇圧するのに比較的長い時間を要することとなる。そのため、上述の如く、印加電圧の印加開始時から所定期間にわたって上記出力電圧を昇圧することにより、複数の印加周期にわたって昇圧して、電源部20の出力電圧を目標電圧値まで昇圧することを可能としている。
また、本例では、感知電極80はリード部38、39の延設方向に沿って形成されている。これにより、感知電極80はリード部38、39の絶縁性が損なわれる前に絶縁部70の絶縁性の低下を感知しやすくなっている。
また、本例では、感知電極80は、リード部38、39よりも絶縁部70の外表面72aに近い位置に設けられている。これにより、外部からの衝撃等によって絶縁部70の外表面72aが損層等した場合には、リード部38、39の絶縁性が損なわれる前に、感知電極80を介して制御部40が絶縁部70(第2絶縁層72)の絶縁性の低下を感知することができる。
また、本例の電圧印加装置1は、本体部10から延設されたシート状の基材33を有し、印加電極30及びリード部38、39は基材33の表面33aに形成されており、絶縁部70は、リード部38、39を覆うように基材33に積層された第1絶縁層71と、第1絶縁層71に積層された第2絶縁層72とを有しており、感知電極80は、第1絶縁層71と第2絶縁層72との間に設けられている。これにより、印加電極30及びリード部38、39はシート状の基材33の表面33aに形成されて、絶縁部70は第1絶縁層71及び第2絶縁層72を有するため、電圧印加装置1を薄型とすることができる。これとともに、かかる薄型の電圧印加装置1において、リード部38、39の絶縁性が損なわれる前に、感知電極80を介して絶縁部70の絶縁性の低下を感知しやすくなる。また、電圧印加装置1を薄型としつつも、絶縁部70が第1絶縁層71及び第2絶縁層72の二層となっているため、リード部38、39の絶縁性を高めやすくなっている。
また、本例では、感知電極80は、第1絶縁層71と第2絶縁層72との積層方向Zにおいて、リード部38、39と重なる位置に形成されている。これにより、リード部38、39の絶縁性が損なわれる前に、感知電極80を介して絶縁部70の絶縁性の低下を一層感知しやすくなる。さらに、本例では、積層方向Zから見て感知電極80は、リード部38、39よりも幅広に形成されている。これにより、リード部38、39の絶縁性が損なわれる前に、絶縁部70(第2絶縁層72)の絶縁性の低下をより一層感知しやすくなっている。
また、本例では、制御部40は、感知電極80が絶縁部70の絶縁性の低下を感知したとき、印加電極30への電力供給を停止又は低減するように構成されている。これにより、絶縁部70の絶縁性が低下したときに、絶縁性が低下した部分(亀裂B1)から人体2に過度の電気刺激が付与されることを防止できるため、使用者の体感の低下を防止することができる。
また、本例では、制御部40は、印加電極30への電力供給を停止又は低減した後、昇圧部404のコンデンサに溜まった電力を外部に開放するように構成されている。これにより、絶縁部70の絶縁性の低下を感知した後に、昇圧部404のコンデンサに溜まった電力が印加電極30から人体2に不用意に電気刺激が付与されることが防止されるため、使用者の体感の低下を防止することができる。
なお、本例では、リード部38、39はシート状の基材33に印刷して形成したがこれに限らず、変形例として、リード部38、39が導電性のワイヤからなることとしてもよい。リード部38、39のワイヤ形状は単線でも撚り線でもよい。この場合には、第1絶縁部71を当該ワイヤを被覆するチューブ状とし、該第1絶縁部71の外表面に沿って導電性のワイヤからなる感知電極80を設けて、更にチューブ状の第2絶縁部72により被覆することができる。かかる構成を採用した場合でも、本願と同等の作用効果を奏する。
以上のように、本例によれば、印加電極30から電気刺激が出力される電圧印加装置1において、印加電極30に接続されたリード部38、39を外部から絶縁する絶縁部70の絶縁性の低下を感知することができる。
また、電源部20に備えられる電池21はボタン電池又はコイン電池とすることができ、本例では、コイン電池である。これにより、電池21が小型となるため、電圧印加装置1の小型化に寄与する。そして、電圧印加装置1の小型化に伴って軽量化を図ることができるため、印加電極30が使用者の体から剥離、脱落しにくくなり、使い勝手が向上するとともに、携帯性も向上する。さらに、電池21は薄型でもあるため、電圧印加装置1の薄型化にも寄与する。そして、電圧印加装置1が薄型となることにより、使用者は、電圧印加装置1を取り付けたまま、その上から衣服を着用することが可能となる。そのため、電圧印加装置1を通勤中や通学中、家事や仕事等の作業中、その他様々な状況で使用することができる。また、ボタン電池及びコイン電池は、他の乾電池等に比べて、高い作動電圧で安定した放電特性を有するため、比較的長時間にわたって電圧印加装置1を安定して動作させることができる。
また、電池21として公称電圧が3.0〜5.0Vのものを採用することができ、本例では、3.0Vの電池21を採用している。電圧印加装置1に備えられる電子部品42、ブザー43等の駆動電圧が一致していることから、これらの電子部品42、43の駆動のために降圧回路や昇圧回路を別途備える必要がない。これにより、小型化に寄与できる。
また、電源部20には、上述の交換可能な電池21に替えて充電可能な電池が内蔵されていてもよい。かかる電池の充電手段として、外部電源と接続可能な給電用の端子を備えていてもよいし、電磁誘導を使用した非接触型の給電部を備えていてもよい。この場合には、当該電池を繰り返し使用できるため、非充電型の電池を使用する場合に比べて、消耗品を削減できる。
なお、本例では、印加電極30が形成される基材33は、本体部10から延設されるとともに、外殻形成体12から延設された電極支持部121に接着されることにより、印加電極30と本体部10とが一体的に形成されることとした。これに替えて、基材33と本体部10とを別体とするとともに、電極支持部121と外殻形成体12とを別体として形成することにより、本体部10と印加電極30とを非使用時において互いに分離可能なように構成してもよい。この場合には、印加電極30を本体部10から分離して、他の形態の印加電極と交換することができる。また、印加電極30は電子部品を有さないため、分離することにより、印加電極30を容易に洗浄することができる。
また、電圧印加装置1は無線通信部を有していてもよい。例えば、無線通信部を介して外部から制御部40を操作することにより電圧印加装置1の動作を制御してもよい。この場合、印加電極311〜313、321〜323への電力供給を個別に制御可能にしてもよい。また、無線通信部を介して、電圧印加装置1の使用履歴、現在の動作状態、電池残量などを外部に送信して、これらを確認できるようにしてもよい。外部の受信装置は、特に限定されず、スマートフォンなどの携帯型端末やパーソナルコンピュータなどを利用することができる。
(実施例2)
実施例2の電圧印加装置1では、図23、図24に示すように、腹直筋4(図13参照)に加え、脇腹の筋肉にも電気刺激を与えることができるように、G3、G4領域に第3印加電極群314及び第4印加電極群324が設けられている。なお、本例において、実施例1と同等の要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図23に示すように、電極支持部121は第2右側基部332から更に右方向X1に延在して第4右側基部334を形成している。第3右側基部334の右方向X1の端部には、図示しないベルトを取り付けるためのベルト取付部125が設けられている。そして、第4右側基部334の裏側面には、図24に示すように、第3印加電極群314が形成されている。第3印加電極群314は第4右側印加電極315と第5右側印加電極316とを有する。第4右側印加電極315は第3リード部381を介して制御部40接続されている。一方、第5右側印加電極316は第4リード部391を介して制御部40接続されている。そして、第4右側印加電極315と第5右側印加電極316にはそれぞれ実施例1の場合と同様のゲルパッド35が貼り付けられている。
同様に、図23に示すように、電極支持部121は第2左側基部342から更に左方向X2に延在して第4左側基部344を形成している。第4左側基部344の左方向X2の端部には、図示しないベルトを取り付けるためのベルト取付部125が設けられている。そして、第4左側基部334の裏側面には、図24に示すように、第4印加電極群324が形成されている。第4印加電極群324は第4左側印加電極325と第5左側印加電極326とを有する。第4左側印加電極325は第3リード部381を介して制御部40接続されている。一方、第5左側印加電極326は第4リード部391を介して制御部40接続されている。そして、第4左側印加電極325と第5右側印加電極326にはそれぞれ実施例1の場合と同様のゲルパッド35が貼り付けられている。
図24に示すように、本例でも実施例1の場合と同様に、第1リード部38及び第2リード部39が形成され、積層方向Z(図6参照)において感知電極80に覆われている。さらに本例では、第3リード部381及び第4リード部391も積層方向Zにおいて感知電極80に覆われている。なお、第1印加電極群31及び第2印加電極群32はともに大型のゲルパッド350によって、それぞれ一括して覆われている。
そして、本例の電圧印加装置1を使用する際には、実施例1の場合と同様に第1印加電極群31と第2印加電極群32とを腹部3(図13参照)に貼り付けるとともに、第3印加電極群314を右側の脇腹に貼り付け、第4印加電極群324を左側の脇腹に貼り付ける。そして、図示しないベルトを介して人体2(図13参照)に巻き付けた状態で使用することができる。これにより、電圧印加装置1は、実施例1の場合と同様に腹部3に電気刺激を付与できる。さらに、第4右側印加電極315と第5右側印加電極316と人体2とを介して閉回路を形成して右側の脇腹に電気刺激を付与できるとともに、第4左側印加電極325と第5左側印加電極326と人体2とを介して閉回路を形成して左側の脇腹に電気刺激を付与できる。
本例の電圧印加装置1においても、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。本例では、第3リード部381及び第4リード部391は、第1リード部38及び第2リード部39に比べて長く形成されているとともに、電極支持部121の外縁に近い位置に形成されている。そのため、第3リード部381及び第4リード部391は外部からの衝撃を受けやすく、第3リード部381及び第4リード部391を絶縁する絶縁部70の絶縁性が低下しやすい場合がある。しかし、上述の如く感知電極80が形成されているため、万が一、第3リード部381及び第4リード部391を絶縁する絶縁部70の絶縁性が低下してもこれを確実に感知することができ、使用者の体感の低下を防止することができる。
(実施例3)
実施例3の電圧印加装置1では、図25〜図27に示すように、印加電極30として、実施例1の印加電極311、321と同様の構成ではあるが、一回り大きい印加電極311、321を2個備える。なお、図25に示すように、第1右側基部331及び第1左側基部341における本体部10との境界部には、本体部10に沿って切り込み部17に向って切り込まれた切り込み部175が形成されている。切り込み部175の最も切り込まれた部分が最深部17aとなっている。
図26に示すように、電圧印加装置1の裏面側から見て、感知電極801、802、803はリード部38、39に重なっていないが、リード部38、39の近傍においてリード部38、39の延設方向に沿って延びている。そして、図27に示すように、感知電極801、802はリード部80及び印加電極30(図26参照)と同様に、基材33の裏側面33aに形成されている。そして、シリコン樹脂からなるコーティングである絶縁部700が、感知電極801、802、リード部80及び印加電極30を一括して覆っている。
図27に示すよう、基材33に垂直な断面であって、リード部38のと延設方向において交差する断面において、感知電極801は、リード部38と、絶縁部700の一方の外縁701との間に位置している。また、感知電極802は、リード部38と、絶縁部700の他方の外縁702との間に位置している。
本例の電圧印加装置1によれば、例えば、図27に示す切り込み部170において、シート状の絶縁部700の外縁701(本例では、切り込み部170の最深部170a)又は、外縁702(すなわち本例では、切り込み部175の最深部175a)からリード部38に向けて、絶縁部700や基材33に亀裂が入った場合には、当該亀裂はリード部38に到達する前に感知電極801、802に到達し、当該亀裂により感知電極801、802が露出するなどして、絶縁部700の絶縁性が低下する。そのため、制御部40は、リード部38の絶縁性が損なわれる前に、感知電極801、802を介して絶縁部700の絶縁性の低下を感知することができる。図26に示すリード部39においても、同様にその絶縁性が損なわれる前に、感知電極801、802を介して絶縁部700の絶縁性の低下を感知することができる。
また、本例では、図27に示すように、リード部38は、基材33に垂直でリード部38に交差する断面において、2つの感知電極801、802の間に位置している。これにより、基材33に垂直な断面において基材33に平行な方向における絶縁部700の両方の外縁701、702(本例では最深部170a、175a)のどちらからリード部38に向けて亀裂が入っても、制御部40は、リード部38の絶縁性が損なわれる前に、感知電極80を介して絶縁部700の絶縁性の低下を感知することができる。なお、上記2つの感知電極801、802は、同一電位の感知電極を2つに枝分かれさせて形成されたものであってもよい。
その他、実施例1、2と共通する構成については、本例においても同等の作用効果を奏する。
なお、本例では、リード部38、39及び感知電極801、802はシート状の基材33に印刷して形成したがこれに限らず、変形例として、リード部38、39が導電性のワイヤからなるとともに、リード部38、39を一括して保持する絶縁部に感知電極800を設けてもよい。この場合も、本例と同様に当該絶縁部の端部や縁部から亀裂等が生じた場合に、リード部38、39の絶縁性が損なわれる前に、感知電極801、802を介して絶縁部の絶縁性の低下を感知することができる。なお、当該絶縁部の構成は特に限定されず、例えば、印加電極30を人体2に接触させるために人体2の胴体部や四肢等に巻き付け可能なベルト状の部材とすることができる。また、当該絶縁部の材質としては絶縁性を有する公知の材質を適宜採用することができ、例えば、絶縁性を有する帯状の布を絶縁部とし、該布にワイヤ状のリード部を組み付けるとともに感知電極を組み付けて、該布でリード部及び感知電極を覆う構成としてもよい。
上記実施例1〜3では、電圧印加装置1を、筋肉に電気刺激を付与する筋肉電気刺激装置としたが、これに限らず、人体2に電流を流して人体2の電気的情報を計測する体組成計とすることもできる。例えば、電圧印加装置1は、脈拍、心拍、血圧、血流量、体脂肪率などのうち少なくとも一つを測定することができる体組成計であってもよい。また、電圧印加装置1は、体組成計としての機能を有する腕時計であるスマートウォッチや、体組成計としての機能を有するメガネであるスマートメガネ等のウェアラブル端末装置であってもよい。これらの場合においても、制御部が絶縁部の絶縁性の低下を検知することができ、上記実施例1〜3と同等の作用効果を奏する。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 電圧印加装置
10 本体部
20 電源部
30 印加電極
33 基材
38、39、381、391 リード部
40 制御部
40a グランド端子
401 目標電圧値設定部
403 印加周波数設定部
404 昇圧部
406 印加電圧取得部
407 基準値記憶部
408 基準値抽出部
409 比較部
410 判定部
70、700 絶縁部
71 第1絶縁層
72 第2絶縁層
80、801、802 感知電極

Claims (8)

  1. 人体に電気刺激を付与するため又は人体の電気的情報を取得するために人体に電圧を印加する電圧印加装置であって、
    本体部と、
    該本体部に収納されている制御部と、
    上記本体部に収納されるとともに上記制御部に接続された電源部と、
    上記人体に印加される印加電圧を出力するように構成された印加電極と、
    該印加電極と上記制御部とを電気的に接続しているリード部と、
    上記制御部のグランド端子に接続された感知電極と、
    上記リード部及び上記感知電極を覆って上記リード部及び上記感知電極を外部から絶縁する絶縁部と、
    を備え、
    上記制御部は、上記感知電極が上記人体又は上記印加電極と通電したことを検知して、上記絶縁部の絶縁性が低下したことを感知するように構成されている、電圧印加装置。
  2. 上記制御部は、上記印加電圧の目標電圧値を設定する目標電圧設定部と、
    上記印加電極から出力された印加電圧の電圧値を取得する印加電圧取得部と、
    上記目標電圧設定部により設定された目標電圧値と上記印加電圧取得部により取得された取得電圧値とを比較する比較部と、
    該比較部の比較結果が、上記目標電圧値に対する上記取得電圧値の割合が所定値以下であるときに、上記絶縁部の絶縁性が低下したと判定する判定部と、
    を備える、請求項1に記載の電圧印加装置。
  3. 上記制御部は、上記印加電圧の印加周波数を設定する印加周波数設定部と、
    上記目標電圧値に対する上記取得電圧値の割合の基準値が、上記印加周波数設定部により設定される設定周波数ごとに対応付けられて予め記憶されている基準値記憶部と、
    上記設定周波数に基づいて上記基準値記憶部から上記基準値を抽出する基準値抽出部と、を有し、
    上記判定部は、上記目標電圧値に対する上記取得電圧値の割合が、上記基準値抽出部により抽出された基準値以下であるとき、上記絶縁部の絶縁性が低下したと判定する、請求項2に記載の電圧印加装置。
  4. 上記基準値記憶部において、上記設定周波数が高いほど、高い上記基準値が対応付けられている、請求項3に記載の電圧印加装置。
  5. 上記制御部は上記絶縁性の低下を感知したとき、上記電源部の出力を停止又は低減するように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電圧印加装置。
  6. 上記制御部は、上記電源部から上記印加電極に出力される出力電圧を、上記目標電圧値まで昇圧する昇圧部を有し、
    該昇圧部は、上記目標電圧値が所定の閾値未満である場合は、上記印加周波数に応じた印加周期ごとに上記出力電圧を上記目標電圧値まで昇圧する昇圧動作を行い、上記目標電圧値が所定の閾値以上である場合は、上記印加電圧の印加開始時から所定期間にわたって上記出力電圧を上記目標電圧値まで昇圧する昇圧動作を行うように構成されている、請求項3に記載の電圧印加装置。
  7. 上記本体部から延設されたシート状の基材を有し、
    上記印加電極及び上記リード部は上記基材の表面に形成されており、
    上記絶縁部は、上記リード部を覆うように上記基材に積層された第1絶縁層と、該第1絶縁層に積層された第2絶縁層とを有しており、
    上記感知電極は、上記第1絶縁層と上記第2絶縁層との間に設けられている、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の電圧印加装置。
  8. 上記感知電極は、上記第1絶縁層と上記第2絶縁層との積層方向において、上記リード部と重なる位置に形成されている、請求項7に記載の電圧印加装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2025164279A1 (ja) * 2024-01-31 2025-08-07 株式会社Mtg 電気刺激装置

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