JP2018182784A - 回転電機のステータ - Google Patents
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Abstract
【課題】回転電機の軸方向長さを抑制しつつ、安価、且つ簡単な構造でコイル間の絶縁を確保可能な回転電機のステータを提供する。
【解決手段】回転電機のステータ10は、複数のスロット23を有するステータコア21と、セグメント化されたU相コイル50U、V相コイル50V、及びW相コイル50Wと、を備える。U相コイル50U、V相コイル50V、及びW相コイル50Wは、ステータコア21の複数のスロット23にそれぞれ挿入され、略直線状に延びる複数のスロットコイル25と、同相のスロットコイル25同士を接続して渡り部を構成する複数の接続コイル40と、を有する。複数の接続コイル40は、それぞれ絶縁プレート31R,31Lに形成された外側面溝37及び内側面溝38に収容されており、複数の接続コイル40のうち周方向で一つ置きの接続コイル40に絶縁カバー150が設けられて絶縁されている。
【選択図】図11
【解決手段】回転電機のステータ10は、複数のスロット23を有するステータコア21と、セグメント化されたU相コイル50U、V相コイル50V、及びW相コイル50Wと、を備える。U相コイル50U、V相コイル50V、及びW相コイル50Wは、ステータコア21の複数のスロット23にそれぞれ挿入され、略直線状に延びる複数のスロットコイル25と、同相のスロットコイル25同士を接続して渡り部を構成する複数の接続コイル40と、を有する。複数の接続コイル40は、それぞれ絶縁プレート31R,31Lに形成された外側面溝37及び内側面溝38に収容されており、複数の接続コイル40のうち周方向で一つ置きの接続コイル40に絶縁カバー150が設けられて絶縁されている。
【選択図】図11
Description
本発明は、電気自動車、ハイブリッド自動車等に搭載可能な回転電機のステータに関する。
特許文献1には、同相のコイルバー同士を接続する渡り部を、絶縁プレートによって絶縁された状態で、軸方向の異なる位置に配置される内側コネクトコイルと外側コネクトコイルによって構成して、渡り部の軸方向への張り出しを抑制すると共にステータの小型化を図った回転電機のステータが記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の回転電機のステータによると、隣接するコネクトコイル間の絶縁は、絶縁プレートに形成され、コネクトコイルが挿入された溝部の隔壁によって確保している。従って、隣接するコネクトコイル間の絶縁に必要な沿面距離を確保するためには、隔壁の高さを高くする必要があり、回転電機の軸方向長さが長くなって、車両への搭載性に影響を及ぼす可能性があった。さらに、絶縁プレートが樹脂製の場合、隔壁の高い絶縁プレートは、成型金型の製作や型抜き性など、製作し難い課題があった。また、ステータコイルを構成するすべてのコイル部材に対して絶縁処理することも考えられるが、製造コストが嵩む問題があり、改善の余地があった。
本発明の目的は、回転電機の軸方向長さを抑制しつつ、安価、且つ簡単な構造で接続コイル間の絶縁を確保可能な回転電機のステータを提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
複数のスロット(例えば、後述の実施形態でのスロット23)を有するステータコア(例えば、後述の実施形態でのステータコア21)と、
セグメント化された複数相のコイル(例えば、後述の実施形態でのU相コイル50U、V相コイル50V、及びW相コイル50W)と、を備え、
前記セグメント化された複数相のコイルは、前記ステータコアの複数のスロットにそれぞれ挿入され、略直線状に延びる複数のスロットコイル(例えば、後述の実施形態でのスロットコイル25)と、同相の前記スロットコイル同士を接続して渡り部を構成する複数の接続コイル(例えば、後述の実施形態での接続コイル40)と、を有する、回転電機のステータ(例えば、後述の実施形態での回転電機のステータ10)であって、
複数の前記接続コイルは、それぞれ絶縁プレート(例えば、後述の実施形態での絶縁プレート31L、31R)に形成された溝部(例えば、後述の実施形態での外側面溝37及び内側面溝38)に収容されており、
複数の前記接続コイルのうち周方向で一つ置きの接続コイルに絶縁部(例えば、後述の実施形態での絶縁カバー150、絶縁被膜160)が設けられている。
複数のスロット(例えば、後述の実施形態でのスロット23)を有するステータコア(例えば、後述の実施形態でのステータコア21)と、
セグメント化された複数相のコイル(例えば、後述の実施形態でのU相コイル50U、V相コイル50V、及びW相コイル50W)と、を備え、
前記セグメント化された複数相のコイルは、前記ステータコアの複数のスロットにそれぞれ挿入され、略直線状に延びる複数のスロットコイル(例えば、後述の実施形態でのスロットコイル25)と、同相の前記スロットコイル同士を接続して渡り部を構成する複数の接続コイル(例えば、後述の実施形態での接続コイル40)と、を有する、回転電機のステータ(例えば、後述の実施形態での回転電機のステータ10)であって、
複数の前記接続コイルは、それぞれ絶縁プレート(例えば、後述の実施形態での絶縁プレート31L、31R)に形成された溝部(例えば、後述の実施形態での外側面溝37及び内側面溝38)に収容されており、
複数の前記接続コイルのうち周方向で一つ置きの接続コイルに絶縁部(例えば、後述の実施形態での絶縁カバー150、絶縁被膜160)が設けられている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記絶縁部は、前記絶縁プレートに固定される絶縁カバー(例えば、後述の実施形態での絶縁カバー150)である。
前記絶縁部は、前記絶縁プレートに固定される絶縁カバー(例えば、後述の実施形態での絶縁カバー150)である。
また、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、
前記接続コイルが収容される前記溝部と前記絶縁カバーとにより冷媒通路(例えば、後述の実施形態での冷媒通路151)が形成される。
前記接続コイルが収容される前記溝部と前記絶縁カバーとにより冷媒通路(例えば、後述の実施形態での冷媒通路151)が形成される。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記絶縁部は、前記接続コイルを覆う絶縁被膜(例えば、後述の実施形態での絶縁被膜160)である。
前記絶縁部は、前記接続コイルを覆う絶縁被膜(例えば、後述の実施形態での絶縁被膜160)である。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、
前記溝部の高さ(例えば、後述の実施形態での溝部の高さH1,H3)は前記接続コイルの高さ(例えば、後述の実施形態での接続コイルの高さH2,H4)よりも高い。
前記溝部の高さ(例えば、後述の実施形態での溝部の高さH1,H3)は前記接続コイルの高さ(例えば、後述の実施形態での接続コイルの高さH2,H4)よりも高い。
請求項1に記載の発明によれば、周方向で一つ置きの接続コイルに絶縁部を設けることで、全ての接続コイルに絶縁部を設けた場合と比較して、隣接する接続コイルの絶縁性を確保しながら製造コストの増加を抑制できる。また、溝部を区画する隔壁の高さを抑えることができるのでステータの大型化が抑制される。さらに、絶縁部を設けない接続コイルは冷却性能が高いので、コイルの冷却性への影響を低減できる。
請求項2に記載の発明によれば、絶縁カバーにより、接続コイルが収容される溝部を封止することで絶縁カバーと溝部とで画成される空間を冷媒の貯留空間とすることができ、接続コイルを効果的に冷却できる。
請求項3に記載の発明によれば、溝部と絶縁カバーとにより形成された冷媒通路に冷媒を流すことで、効率的に接続コイルを冷却できる。
請求項4に記載の発明によれば、接続コイルを絶縁被覆することで容易に絶縁部を形成することができ、製造コストを抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、溝を区画する隔壁によって絶縁距離を確保できるので、絶縁部を簡素化でき、製造コストが低減する。
以下、本発明の一実施形態の回転電機のステータについて、図面を参照して説明する。
[ステータ]
図2に示すように、ステータ10は、ステータコア組立体20と、一対の絶縁プレート組立体30L、30Rと、を備え、絶縁プレート組立体30L、30Rが、ステータコア組立体20の両側に配置されて組み付けられている。
[ステータ]
図2に示すように、ステータ10は、ステータコア組立体20と、一対の絶縁プレート組立体30L、30Rと、を備え、絶縁プレート組立体30L、30Rが、ステータコア組立体20の両側に配置されて組み付けられている。
[1 ステータコア組立体]
ステータコア組立体20は、ステータコア21と、複数のスロットコイル25と、を備える。
ステータコア組立体20は、ステータコア21と、複数のスロットコイル25と、を備える。
[1−1 ステータコア]
ステータコア21は、例えば、プレス抜きされた複数枚の珪素鋼板が積層されて構成され、その径方向内側に、複数のティース22と、隣接するティース22間に形成される複数のスロット23とを備える。スロット23は、ステータコア21の軸方向に貫通して形成され、軸方向から見てステータコア21の径方向に長い略長円形状に形成され、開口部24がステータコア21の内周面に開口している。なお、ステータコア21の外周部には、ステータコア21を不図示のハウジングに締結する複数の締結部15が設けられている。
ステータコア21は、例えば、プレス抜きされた複数枚の珪素鋼板が積層されて構成され、その径方向内側に、複数のティース22と、隣接するティース22間に形成される複数のスロット23とを備える。スロット23は、ステータコア21の軸方向に貫通して形成され、軸方向から見てステータコア21の径方向に長い略長円形状に形成され、開口部24がステータコア21の内周面に開口している。なお、ステータコア21の外周部には、ステータコア21を不図示のハウジングに締結する複数の締結部15が設けられている。
[1−2 スロットコイル]
各スロット23に挿入されるスロットコイル25は、図3及び図6も参照して、断面長方形状の板状導体である外径側スロットコイル26と中間スロットコイル27と内径側スロットコイル28とを有し、各スロットコイル26,27,28の周囲が射出成形された樹脂などで絶縁されている。
各スロット23に挿入されるスロットコイル25は、図3及び図6も参照して、断面長方形状の板状導体である外径側スロットコイル26と中間スロットコイル27と内径側スロットコイル28とを有し、各スロットコイル26,27,28の周囲が射出成形された樹脂などで絶縁されている。
外径側スロットコイル26、中間スロットコイル27、及び内径側スロットコイル28は、この順で長く設定されている。具体的には、外径側スロットコイル26は、ステータコア21の軸方向幅L1(図1参照)と、後述する接続コイル40の3枚分の軸方向幅(3×L2)の和と略等しい長さ(L1+3×L2)に設定され、中間スロットコイル27は、ステータコア21の軸方向幅L1と、接続コイル40の7枚分の軸方向幅(7×L2)の和と略等しい長さ(L1+7×L2)に設定され、内径側スロットコイル28は、ステータコア21の軸方向幅L1と、接続コイル40の11枚分の軸方向幅(11×L2)の和と略等しい長さ(L1+11×L2)に設定されている。
図6に示すように、外径側スロットコイル26、中間スロットコイル27、及び内径側スロットコイル28は、この順でスロット23の外径側から径方向内側に向かって配置される。即ち、外径側スロットコイル26は、スロット23の外径側に挿入され、内径側スロットコイル28は、スロット23の内径側に挿入され、中間スロットコイル27は、外径側スロットコイル26と内径側スロットコイル28との間(中間)に挿入される。
また、外径側スロットコイル26は、ステータコア21の一方の端面21aから接続コイル40の2枚分の軸方向幅(2×L2)だけ突出するように、従って、ステータコア21の他方の端面21bからは接続コイル40の1枚分の軸方向幅(L2)だけ突出するようにスロット23に挿入されている。以後、この挿入状態の外径側スロットコイル26を凸状態の外径側スロットコイル26とも言う。
さらに、該スロット23と周方向で隣接するスロット23には、ステータコア21の一方の端面21aから接続コイル40の1枚分の軸方向幅(L2)だけ突出するように、従って、ステータコア21の他方の端面21bからは接続コイル40の2枚分の軸方向幅(2×L2)だけ突出するようにスロット23に挿入されている。以後、この挿入状態の外径側スロットコイル26を凹状態の外径側スロットコイル26とも言う。
この凸状態、及び凹状態の外径側スロットコイル26は、ステータコア21の周方向に交互に配置されている。即ち、スロット23に挿入された外径側スロットコイル26は、ステータコア21の周方向に凸状態と凹状態とが、交互に配置される。
凸状態の外径側スロットコイル26が挿入されたスロット23には、外径側スロットコイル26の内径側に中間スロットコイル27が挿入される。該中間スロットコイル27は、ステータコア21の一方の端面21aから接続コイル40の3枚分の軸方向幅(3×L2)だけ突出するように、従って、ステータコア21の他方の端面21bからは接続コイル40の4枚分の軸方向幅(4×L2)だけ突出するようにスロット23に挿入されている。以後、この挿入状態の中間スロットコイル27を凹状態の中間スロットコイル27とも言う。
また、該スロット23に周方向で隣接し、凹状態の外径側スロットコイル26が挿入されたスロット23に挿入される中間スロットコイル27は、ステータコア21の一方の端面21aから接続コイル40の4枚分の軸方向幅(4×L2)だけ突出するように、従って、ステータコア21の他方の端面21bからは接続コイル40の3枚分の軸方向幅(3×L2)だけ突出するようにスロット23に挿入されている。以後、この挿入状態の中間スロットコイル27を凸状態の中間スロットコイル27とも言う。
そして、外径側スロットコイル26の内径側でスロット23に挿入された中間スロットコイル27は、ステータコア21の周方向に凹状態と凸状態とが、交互に配置される。
凸状態の外径側スロットコイル26、及び凹状態の中間スロットコイル27が挿入されたスロット23には、中間スロットコイル27の内径側に内径側スロットコイル28が挿入される。該内径側スロットコイル28は、ステータコア21の一方の端面21aから接続コイル40の6枚分の軸方向幅(6×L2)だけ突出するように、従って、ステータコア21の他方の端面21bからは接続コイル40の5枚分の軸方向幅(5×L2)だけ突出するようにスロット23に挿入されている。以後、この挿入状態の内径側スロットコイル28を凸状態の内径側スロットコイル28とも言う。
従って、このスロット23には、径方向外側から凸状態の外径側スロットコイル26、凹状態の中間スロットコイル27、及び凸状態の内径側スロットコイル28が径方向に配列されている。
また、該スロット23に周方向で隣接し、凹状態の外径側スロットコイル26、及び凸状態の中間スロットコイル27が挿入されたスロット23には、中間スロットコイル27の内径側に内径側スロットコイル28が挿入される。該内径側スロットコイル28は、ステータコア21の一方の端面21aから接続コイル40の5枚分の軸方向幅(5×L2)だけ突出するように、従って、ステータコア21の他方の端面21bからは接続コイル40の6枚分の軸方向幅(6×L2)だけ突出するようにスロット23に挿入されている。以後、この挿入状態のスロットコイル25を凹状態の内径側スロットコイル28とも言う。
このように、各スロットコイル25(外径側スロットコイル26、中間スロットコイル27、及び内径側スロットコイル28)は、ステータコア21の複数のスロット23に、周方向及び径方向で、凸状態及び凹状態で交互に挿入されてステータコア21の周方向及び径方向に並べられ、ステータコア組立体20を構成する。
また、外径側スロットコイル26、中間スロットコイル27、及び内径側スロットコイル28と、ステータコア21のスロット23との間は、各スロットコイル26、27、28を被覆する絶縁材によりステータコア21との絶縁が確保されている。
[2 絶縁プレート組立体]
ステータコア組立体20の両側にそれぞれ配置される絶縁プレート組立体30L、30Rは、それぞれ絶縁プレート31L、31Rと、複数の接続コイル40と、を備える。詳細には、絶縁プレート組立体30L、30Rは、軸方向外側から順に、第1絶縁プレート組立体301L、301Rと、第2絶縁プレート組立体302L、302Rと、第3絶縁プレート組立体303L、303Rと、を備える。各絶縁プレート組立体301L、301R、302L、302R、303L、303Rは、それぞれ略円環状の第1絶縁プレート311L、311R、第2絶縁プレート312L、312R、及び第3絶縁プレート313L、313Rと、複数の接続コイル40を有し、略同一構造を有する。
ステータコア組立体20の両側にそれぞれ配置される絶縁プレート組立体30L、30Rは、それぞれ絶縁プレート31L、31Rと、複数の接続コイル40と、を備える。詳細には、絶縁プレート組立体30L、30Rは、軸方向外側から順に、第1絶縁プレート組立体301L、301Rと、第2絶縁プレート組立体302L、302Rと、第3絶縁プレート組立体303L、303Rと、を備える。各絶縁プレート組立体301L、301R、302L、302R、303L、303Rは、それぞれ略円環状の第1絶縁プレート311L、311R、第2絶縁プレート312L、312R、及び第3絶縁プレート313L、313Rと、複数の接続コイル40を有し、略同一構造を有する。
第1絶縁プレート311L、311R、第2絶縁プレート312L、312R、及び第3絶縁プレート313L、313Rは、略円環状部材であり、外径がこの順で次第に大きく形成されている(図6参照)。
[2−1 絶縁プレート]
図6に示すように、第1絶縁プレート311R、第2絶縁プレート312R、及び第3絶縁プレート313Rは、絶縁性を有する樹脂(非磁性材)等によって成形された略円環状部材である。第1絶縁プレート311R、第2絶縁プレート312R、及び第3絶縁プレート313Rの内径は、スロット23に挿入された内径側スロットコイル28の内周側をつなぐ仮想円の直径よりわずかに小さくなっている。なお、各絶縁プレート311L、311R、312L、312R、313L、313Rは略同一の構成を有するので、以下では、主として第1絶縁プレート311Rを例に説明する。
図6に示すように、第1絶縁プレート311R、第2絶縁プレート312R、及び第3絶縁プレート313Rは、絶縁性を有する樹脂(非磁性材)等によって成形された略円環状部材である。第1絶縁プレート311R、第2絶縁プレート312R、及び第3絶縁プレート313Rの内径は、スロット23に挿入された内径側スロットコイル28の内周側をつなぐ仮想円の直径よりわずかに小さくなっている。なお、各絶縁プレート311L、311R、312L、312R、313L、313Rは略同一の構成を有するので、以下では、主として第1絶縁プレート311Rを例に説明する。
図4に示すように、第1絶縁プレート311Rの内径側には、外側面35と内側面36とを連通する複数の貫通孔32が形成されている。この複数の貫通孔32は、スロット23と略同一形状を有し、スロット23に対応して、同一円周上に等間隔に形成されている。
図6に示すように、第1絶縁プレート311Rの貫通孔32は、後述する外側接続コイル41に接合される凸状態の内径側スロットコイル28が軸方向に貫通する孔であるとともに、後述する内側接続コイル42と凹状態の内径側スロットコイル28とを接合するための接合作業孔である。第2絶縁プレート312Rの貫通孔32は、後述する外側接続コイル41に接合される凸状態の中間スロットコイル27と中間スロットコイル27よりも内径側に位置する内径側スロットコイル28とが軸方向に貫通する孔であるとともに、後述する内側接続コイル42と凹状態の中間スロットコイル27とを接合するための接合作業孔である。第3絶縁プレート313Rの貫通孔32は、後述する外側接続コイル41に接合される凸状態の外径側スロットコイル26と外径側スロットコイル26よりも内径側に位置する内径側スロットコイル28及び中間スロットコイル27とが軸方向に貫通する孔であるとともに、後述する内側接続コイル42と凹状態の外径側スロットコイル26とを接合するための接合作業孔である。
また、第1絶縁プレート311Rの外径側には、外側面35と内側面36とを連通する複数の接続コイル接合孔34が等間隔に形成されている。接続コイル接合孔34は、外側接続コイル41の外径側端部43と内側接続コイル42の外径側端部44とをレーザー溶接などで接合するための貫通孔である。
外側面35及び内側面36には、図4及び図6に示すように、それぞれ外側面35及び内側面36に開口する断面略コの字型の複数の外側面溝37及び内側面溝38が円周方向に近接して形成されている。
図4に示すように、各内側面溝38は、正面視において、接続コイル接合孔34と、この接続コイル接合孔34から反時計方向に所定の角度離間した貫通孔32とを接続するように、略S字形状に形成されている。また、各外側面溝37は、接続コイル接合孔34と、この接続コイル接合孔34から時計方向に所定の角度離間した貫通孔32とを接続するように略S字形状に形成されている(図示せず)。即ち、第1絶縁プレート311Rにおいては、凸状態の内径側スロットコイル28が貫通する貫通孔32と該貫通孔32と周方向に離間した凹状体の内径側スロットコイル28が位置する貫通孔32とは、外側面溝37及び内側面溝38が共通に連続する接続コイル接合孔34を介して接続されている。
内側面溝38の深さH1は、内側接続コイル42の厚さH2(図5に示す軸方向幅L2と同じ)より深く、外側面溝37の深さH3は、外側接続コイル41の厚さH4(図5に示す軸方向幅L2と同じ)より深くなっている。
互いに隣接する各外側面溝37、37間、及び各内側面溝38、38間は、隔壁31b及び後述する絶縁構造によって絶縁され、また、軸方向において対向する外側面溝37と内側面溝38とは中間壁31cによって絶縁される。
[2−2 接続コイル]
図4〜図6に示すように、接続コイル40は、銅などの導電材料によって板状に形成されており、外側面溝37にそれぞれ挿入される外側接続コイル41と、内側面溝38にそれぞれ挿入される内側接続コイル42とに分けることができる。外側接続コイル41及び内側接続コイル42は同一の板厚を有する。なお、ここで言う外側接続コイル41とは、ステータコア組立体20と絶縁プレート組立体30L、30Rとが組み付けられたとき、ステータ10の軸方向外側となる接続コイル40のことであり、内側接続コイル42とは、ステータ10の軸方向内側となる接続コイル40のことである。
図4〜図6に示すように、接続コイル40は、銅などの導電材料によって板状に形成されており、外側面溝37にそれぞれ挿入される外側接続コイル41と、内側面溝38にそれぞれ挿入される内側接続コイル42とに分けることができる。外側接続コイル41及び内側接続コイル42は同一の板厚を有する。なお、ここで言う外側接続コイル41とは、ステータコア組立体20と絶縁プレート組立体30L、30Rとが組み付けられたとき、ステータ10の軸方向外側となる接続コイル40のことであり、内側接続コイル42とは、ステータ10の軸方向内側となる接続コイル40のことである。
図5も参照して、外側接続コイル41は、一様厚(L2)を有する断面長方形状の板状導体であって、矩形部41aと矩形部41aから一体に延設された延設部41bとを有し、外側面溝37と同一形状の略S字形状に形成されている。なお、第1絶縁プレート311L、311Rと第2絶縁プレート312L、312Rと第3絶縁プレート313L、313Rとに配置される外側接続コイル41は、基本的に同一の構成を有するが、接続されるスロットコイル25の位置に応じて矩形部41aの大きさ(径方向幅)が異なっている。ここでも、第1絶縁プレート311Rに接続される外側接続コイル41を例に説明すると、外側接続コイル41が外側面溝37に挿入されたとき、貫通孔32に対応する矩形部41aの角部は、内側部分の厚さが略半分削除されて内径側スロットコイル28との接合部41cが形成されている。また、延設部41bは、その先端の内側部分の厚さが略半分削除されて、内側接続コイル42との接合部41dが形成されている。
内側接続コイル42は、一様厚(L2)を有する断面長方形状の板状導体であって、矩形部42aと矩形部42aから一体に延設された延設部42bとを有し、内側面溝38と同一形状の略S字形状に形成されている。なお、第1絶縁プレート311L、311Rと第2絶縁プレート312L、312Rと第3絶縁プレート313L、313Rとに配置される内側接続コイル42は、基本的に同一の構成を有するが、接続されるスロットコイル25の位置に応じて矩形部42aの大きさ(径方向幅)が異なっている。ここでも、第1絶縁プレート311Rに接続される内側接続コイル42を例に説明すると、内側接続コイル42が内側面溝38に挿入されたとき、貫通孔32に対応する矩形部42aの角部は、内側部分の厚さが略半分削除されて内径側スロットコイル28との接合部42cが形成されている。また、延設部42bは、その先端が外面側に向かってクランク状に屈曲形成され、外側接続コイル41との接合部42dが形成されている。
外側接続コイル41及び内側接続コイル42は、所定の板厚を有する金属板(例えば銅板)からプレス打抜等の加工を行うことにより、所望の軸方向幅及び所望の平面形状に形成することができる。
図4に示すように、内側接続コイル42は、第1絶縁プレート311Rの内側面溝38に挿入される。内側接続コイル42の接合部42cは、貫通孔32に対応して配置される。これにより、第2絶縁プレート組立体302R上に第3絶縁プレート組立体303Rを組み付ける際、ステータコア21のスロット23に挿入されて貫通孔32(図中左側の貫通孔32)に位置する凹状態の内径側スロットコイル28と当接する。
外側接続コイル41が第1絶縁プレート311Rの外側面溝37に挿入されると、外側接続コイル41の接合部41cは貫通孔32に対応して配置される。これにより、第2絶縁プレート組立体302R上に第3絶縁プレート組立体303Rを組み付ける際、ステータコア21のスロット23に挿入されて貫通孔32を貫通して突出する凸状態の内径側スロットコイル28と当接する。
外側接続コイル41の接合部41dと内側接続コイル42の接合部42dとは、図4に示すように、いずれも接続コイル接合孔34に対応して配置され、図5に示すように対応する外側接続コイル41の接合部41dの下面と内側接続コイル42の接合部42dの上面とが、全面に亘って当接する。
[3 接合]
互いに当接する、外側接続コイル41の接合部41cと凸状態の内径側スロットコイル28、内側接続コイル42の接合部42cと凹状態の内径側スロットコイル28、及び、外側接続コイル41の接合部41dと内側接続コイル42の接合部42dは、いずれも板厚方向に対して交差する平面状の板表面同士が溶接により、好ましくはレーザー溶接により接合される。このとき、いずれの接合部も、第1絶縁プレート組立体301Rの外面側に露出しているので、容易に接合することができる。このことは、第1絶縁プレート組立体301L、第2絶縁プレート組立体302L、302R、及び第3絶縁プレート組立体303L、303Rでも同様である。
互いに当接する、外側接続コイル41の接合部41cと凸状態の内径側スロットコイル28、内側接続コイル42の接合部42cと凹状態の内径側スロットコイル28、及び、外側接続コイル41の接合部41dと内側接続コイル42の接合部42dは、いずれも板厚方向に対して交差する平面状の板表面同士が溶接により、好ましくはレーザー溶接により接合される。このとき、いずれの接合部も、第1絶縁プレート組立体301Rの外面側に露出しているので、容易に接合することができる。このことは、第1絶縁プレート組立体301L、第2絶縁プレート組立体302L、302R、及び第3絶縁プレート組立体303L、303Rでも同様である。
複数の外側接続コイル41及び内側接続コイル42がそれぞれ第3絶縁プレート313Rの外側面溝37及び内側面溝38に組み込まれた第3絶縁プレート組立体303Rを、各スロット23にそれぞれ外径側スロットコイル26、中間スロットコイル27、及び内径側スロットコイル28が挿入されたステータコア組立体20の側面に配置すると、図6に示すように、各外側接続コイル41の接合部41cと各凸状態の外径側スロットコイル26の端面とが当接すると共に、各内側接続コイル42の接合部42cと各凹状態の外径側スロットコイル26の端面とが当接する。また同時に、外側接続コイル41の接合部41dと内側接続コイル42の接合部42dとが当接する。
このとき、外径側スロットコイル26は、凸状態と凹状態とが周方向に交互に配置されているので、外側接続コイル41の接合部41cに当接する外径側スロットコイル26が凸状態とすると、内側接続コイル42の接合部42cに当接する外径側スロットコイル26は凹状態となる。
第3絶縁プレート組立体303Rがステータコア組立体20の側面に配置されたとき、内側接続コイル42の接合部42cの外側面は、第3絶縁プレート313Rの貫通孔32、及び外側接続コイル41の切欠き部41eを介して外側面に露出している(図9も参照)。
従って、第3絶縁プレート組立体303Rの外側面から接合部にレーザーを照射することが可能となる。これにより、外側接続コイル41の接合部41cと凸状態の外径側スロットコイル26、内側接続コイル42の接合部42cと凹状態の外径側スロットコイル26、及び外側接続コイル41の接合部41dと内側接続コイル42の接合部42dを外側面からレーザー溶接することができる。
第3絶縁プレート組立体303Rがステータコア組立体20に組み付けられたとき、中間スロットコイル27及び内径側スロットコイル28は、第3絶縁プレート313Rの貫通孔32を通って軸方向に突出している。
図7は、6ターン、72スロットのステータ10における、外側接続コイル41、内側接続コイル42、及び外径側スロットコイル26のU相コイルを抜き出してその接続状態を模式的に示す図であり、第3絶縁プレート組立体303Rの外側接続コイル41(理解を容易にするためここでは図7では41Aとする。)及び内側接続コイル42(理解を容易にするためここでは図7では42Aとする。)の接続を実線で、第3絶縁プレート組立体303Lの外側接続コイル41(理解を容易にするためここでは図7では41Bとする。)及び内側接続コイル42(理解を容易にするためここでは図7では42Bとする。)の接続を一点鎖線で示している。また、図7では、U相、V相、W相のうち同一の相の外径側スロットコイル26、中間スロットコイル27、及び内径側スロットコイル28には同じハッチングを付している。
第3絶縁プレート組立体303Rの第3絶縁プレート313Rでは、図中実線で示すように、凸状態の外径側スロットコイル26に接合された外側接続コイル41Aと、該外径側スロットコイル26と同一円周上に配置され、且つ該外径側スロットコイル26から周方向に7個離間した凹状態の外径側スロットコイル26に接合された内側接続コイル42Aとが、外側接続コイル41Aの外径側端部43と内側接続コイル42Aの外径側端部44とで接合されている。即ち、第3絶縁プレート組立体303Rでは、同一円周上に配置された外径側スロットコイル26同士が、接続ピッチP1で接続されている。
また、第3絶縁プレート組立体303Lの第3絶縁プレート313Lでは、図中一点鎖線で示すように、凹状態(第3絶縁プレート組立体303L側では凸状態)の外径側スロットコイル26に外側接続コイル41Bが接合し、該外径側スロットコイル26と同一円周上に配置され、且つ該外径側スロットコイル26からさらに5個離間した凸状態(第3絶縁プレート組立体303L側では凹状態)の外径側スロットコイル26に接合された内側接続コイル42Bとが、外側接続コイル41Bの外径側端部43と内側接続コイル42Bの外径側端部44とで接合されている。即ち、第3絶縁プレート組立体303Lでは、同一円周上に配置された外径側スロットコイル26同士が、接続ピッチP2で接続されている。
このように第3絶縁プレート組立体303Rの第3絶縁プレート313Rにおける接続ピッチP1と、第3絶縁プレート組立体303Lの第3絶縁プレート313Lにおける接続ピッチP2とは、異なるピッチに設定されている。
ステータコア組立体20の両側面に第3絶縁プレート組立体303R,303Lが組み付けられた後、第3絶縁プレート組立体303Rと同様に、第2絶縁プレート312R,312Lの外側面溝37に外側接続コイル41が挿入され、内側面溝38に内側接続コイル42が挿入された第2絶縁プレート組立体302R,302Lが、第3絶縁プレート組立体303R,303L上に重ね合わされて、各外側接続コイル41の接合部41cと各凸状態の中間スロットコイル27の端面、各内側接続コイル42の接合部42cと各凹状態の中間スロットコイル27の端面、及び各外側接続コイル41の外径側端部43と各内側接続コイル42の外径側端部44とが、レーザー溶接などで接合される。中間スロットコイル27は、第3絶縁プレート313R,313Lの貫通孔32から軸方向に突出しているので、第2絶縁プレート組立体302R,302Lを容易に中間スロットコイル27に接合できる。
このように第2絶縁プレート組立体302R,302Lが組み付けられた後、さらに、図8に示すように、第1絶縁プレート311R,311Lの外側面溝37に外側接続コイル41が挿入され、内側面溝38に内側接続コイル42が挿入された第1絶縁プレート組立体301R,301Lが、それぞれ第2絶縁プレート組立体302R、302Lに重ね合わされて、各外側接続コイル41の接合部41cと各凸状態の内径側スロットコイル28の端面、各内側接続コイル42の接合部42cと各凹状態の内径側スロットコイル28の端面、及び各外側接続コイル41の外径側端部43と内側接続コイル42の外径側端部44とが、レーザー溶接などで接合されてステータ10が組み付けられる。このときも、内径側スロットコイル28は、第2絶縁プレート312R,312Lの内径側から軸方向に突出しているので、第1絶縁プレート組立体301R,301Lを容易に内径側スロットコイル28に接合できる。
このように接合することで、ステータコア21のスロット23に挿入された外径側スロットコイル26、中間スロットコイル27、及び内径側スロットコイル28が、外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して電気的に接続された状態で、ステータコア組立体20に第3絶縁プレート組立体303L、303Rと、第2絶縁プレート組立体302L、302Rと、第1絶縁プレート組立体301L、301Rとが、軸方向内側からこの順で組み付けられる。第1、第2、及び第3絶縁プレート組立体301L、301R、302L、302R、303L、303Rの各外側接続コイル41及び内側接続コイル42は、同一円周上に配置された同相(例えば、U相)のスロットコイル25同士を接続してコイルの渡り部(コイルエンド)を構成する。
続いて、上記したように構成された回転電機のステータ10のコイル50の接続について図10を参照しながらより具体的に説明する。
U相の内径側スロットコイル28同士は第1絶縁プレート組立体301L、301RのU相の外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して直列に接続されて第1U相コイル51Uを形成し、U相の中間スロットコイル27同士は第2絶縁プレート組立体302L、302RのU相の外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して直列に接続されて第2U相コイル52Uを形成し、U相の外径側スロットコイル26同士は第3絶縁プレート組立体303L、303RのU相の外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して直列に接続されて第3U相コイル53Uを形成する。そして、第1〜第3U相コイル51U〜53Uが直列に接続されることでU相コイル50Uが形成される。なお、図9は、U相接続コイル50Uの斜視図である。
U相の内径側スロットコイル28同士は第1絶縁プレート組立体301L、301RのU相の外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して直列に接続されて第1U相コイル51Uを形成し、U相の中間スロットコイル27同士は第2絶縁プレート組立体302L、302RのU相の外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して直列に接続されて第2U相コイル52Uを形成し、U相の外径側スロットコイル26同士は第3絶縁プレート組立体303L、303RのU相の外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して直列に接続されて第3U相コイル53Uを形成する。そして、第1〜第3U相コイル51U〜53Uが直列に接続されることでU相コイル50Uが形成される。なお、図9は、U相接続コイル50Uの斜視図である。
同様に、V相の内径側スロットコイル28同士は第1絶縁プレート組立体301L、301RのV相の外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して直列に接続されて第1V相コイル51Vを形成し、V相の中間スロットコイル27同士は第2絶縁プレート組立体302L、302RのV相の外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して直列に接続されて第2V相コイル52Vを形成し、V相の外径側スロットコイル26同士は第3絶縁プレート組立体303L、303RのV相の外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して直列に接続されて第3V相コイル53Vを形成する。そして、第1〜第3V相コイル51V〜53Vが直列に接続されることでV相コイル50Vが形成される。
同様に、W相の内径側スロットコイル28同士は第1絶縁プレート組立体301L、301RのW相の外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して直列に接続されて第1W相コイル51Wを形成し、W相の中間スロットコイル27同士は第2絶縁プレート組立体302L、302RのW相の外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して直列に接続されて第2W相コイル52Wを形成し、W相の外径側スロットコイル26同士は第3絶縁プレート組立体303L、303RのW相の外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して直列に接続されて第3W相コイル53Wを形成する。そして、第1〜第3W相コイル51W〜53Wが直列に接続されることでW相コイル50Wが形成される。
このように接続されたU相コイル50U、V相コイル50V、及びW相コイル50Wは、一端がそれぞれU相接続端子61U、V相接続端子61V、W相接続端子61Wに接続され、他端が中点62でスター結線されている。
[4 接続コイルの絶縁構造]
以下、本発明の特徴である接続コイルの絶縁構造の各実施形態について説明する。なお、接続コイルの絶縁構造は、第1、第2、及び第3絶縁プレート311R,311L、312R,312L、313R,313Lのいずれの接続コイル40の絶縁構造も同一の構造を有するので、ここでは絶縁プレート31Rの第3絶縁プレート313Rに設けられた接続コイル40の絶縁構造について説明する。
以下、本発明の特徴である接続コイルの絶縁構造の各実施形態について説明する。なお、接続コイルの絶縁構造は、第1、第2、及び第3絶縁プレート311R,311L、312R,312L、313R,313Lのいずれの接続コイル40の絶縁構造も同一の構造を有するので、ここでは絶縁プレート31Rの第3絶縁プレート313Rに設けられた接続コイル40の絶縁構造について説明する。
(第1実施形態)
図11は、本発明に係る第1実施形態の絶縁構造を有する絶縁プレート組立体の外側面図であり、図12(a)は、図11のXII−XII線断面図である。
図11に示すように、本実施形態の第3絶縁プレート313Rは、周方向に1つおきの外側面溝37の開口面が絶縁性素材からなる絶縁カバー150で覆われている。即ち、周方向に1つおきの外側面溝37に挿入される外側接続コイル41が、絶縁部である絶縁カバー150で覆われて絶縁されている。
図11は、本発明に係る第1実施形態の絶縁構造を有する絶縁プレート組立体の外側面図であり、図12(a)は、図11のXII−XII線断面図である。
図11に示すように、本実施形態の第3絶縁プレート313Rは、周方向に1つおきの外側面溝37の開口面が絶縁性素材からなる絶縁カバー150で覆われている。即ち、周方向に1つおきの外側面溝37に挿入される外側接続コイル41が、絶縁部である絶縁カバー150で覆われて絶縁されている。
従って、周方向に隣接する外側接続コイル41同士は、外側面溝37を画成する隔壁31bにより絶縁されるとともに絶縁カバー150によっても絶縁されている。また、導通部が露出している外側接続コイル41(絶縁カバー150を有しない外側接続コイル41)は、周方向に1つおきに配置されるので、外側接続コイル41同士間の沿面距離を大きく確保することができる。
このため、本実施形態の第3絶縁プレート313Rの隔壁31bの高さH3は、従来の隔壁高さHが、図12(b)に示すように、外側接続コイル41の外側面から、例えば、3mm以上必要であったのに比較して、図12(a)に示すように、外側接続コイル41の外側面から例えば、1mm程度に低くすることができる。これにより、第3絶縁プレート313Rの製作が容易になる。なお、この絶縁構造は、第3絶縁プレート313Rの内側面溝38に挿入される内側接続コイル42についても同様に施されている。
回転電機1の左右に配置される絶縁プレート31R,31Lは、最低でも左右で2枚必要であるので、回転電機1の軸方向長さを合計4mm短縮することができる。さらに、本実施形態の回転電機1のように、左右3枚ずつの絶縁プレート31R,31Lを備える回転電機1では、合計12mm程度、軸方向長さを短縮することができ、回転電機1の小型化が可能となる。
また、外側接続コイル41の外側面を覆う絶縁カバー150の径方向外側に冷媒導入口152を設けるとともに、絶縁カバー150の径方向内側に冷媒排出口153を設けておき、冷媒導入口152から取り入れた冷媒を、絶縁カバー150と外側面溝37に配置された外側接続コイル41とで画成される空間Sである冷媒通路151を介して、冷媒排出口153から排出するようにすれば、外側接続コイル41を絶縁カバー150で覆うことによるコイル冷却への影響を最小にすることができる。また、周方向に1つおきの外側接続コイル41は、絶縁カバー150で覆われることなく露出しているので、従来と同様の冷却性能が維持される。
以上説明したように、本実施形態に係る回転電機のステータ10によれば、複数の接続コイル40は、それぞれ絶縁プレート31R,31Lに形成された外側面溝37及び内側面溝38に収容されており、複数の接続コイル40のうち周方向で一つ置きの接続コイル40に絶縁カバー150が設けられているので、全ての接続コイル40に絶縁カバー150を設けた場合と比較して、隣接する接続コイル40の絶縁性を確保しながら製造コストの増加を抑制できる。また、外側面溝37及び内側面溝38を区画する隔壁31bの高さH1,H3を抑えることができるのでステータ10の大型化が抑制される。さらに、絶縁カバー150を設けない接続コイル40は冷却性能が高いので、コイルの冷却性への影響を低減できる。
また、絶縁部は、絶縁プレート31R,31Lに固定される絶縁カバー150であるので、絶縁カバー150により接続コイル40が収容される外側面溝37及び内側面溝38を封止することで絶縁カバー150と外側面溝37及び内側面溝38とで画成される空間Sを冷媒の貯留空間とすることができ、接続コイル40を効果的に冷却できる。
また、接続コイル40が収容される外側面溝37及び内側面溝38と絶縁カバー150とにより冷媒通路151が形成されるので、外側面溝37及び内側面溝38と絶縁カバー150とにより形成された冷媒通路151に冷媒を流すことで、効率的に接続コイル40を冷却できる。
また、外側面溝37及び内側面溝38の高さH3,H1は、外側接続コイル41及び内側接続コイル42の高さH4,H2よりも高いので、外側面溝37及び内側面溝38を区画する隔壁31bによって絶縁距離を確保でき、絶縁部を簡素化して製造コストが低減する。
(第2実施形態)
図13は、本発明に係る第2実施形態の絶縁構造を有する絶縁プレート組立体の外側面図である。図13に示すように、本実施形態の外側接続コイル41は、周方向に1つおきの外側接続コイル41が、絶縁部である絶縁被膜160により絶縁されている。
図13は、本発明に係る第2実施形態の絶縁構造を有する絶縁プレート組立体の外側面図である。図13に示すように、本実施形態の外側接続コイル41は、周方向に1つおきの外側接続コイル41が、絶縁部である絶縁被膜160により絶縁されている。
本実施形態に係る回転電機のステータ10によれば、絶縁部は、接続コイル40を覆う絶縁被膜160であるので、接続コイル40を絶縁被覆することで容易に絶縁部を形成することができ、製造コストを抑制することができる。その他の構成及び作用は第1実施形態のステータ10と同様であるので、説明を省略する。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
10 回転電機のステータ
21 ステータコア
23 スロット
25 スロットコイル
26 外径側スロットコイル(スロットコイル)
27 中間スロットコイル(スロットコイル)
28 内径側スロットコイル(スロットコイル)
37 外側面溝(溝部)
38 内側面溝(溝部)
40 接続コイル
41 外側接続コイル(接続コイル)
42 内側接続コイル(接続コイル)
150 絶縁カバー(絶縁部)
151 冷媒通路
160 絶縁被膜(絶縁部)
H1,H3 溝部の高さ
H2,H4 接続コイルの高さ
21 ステータコア
23 スロット
25 スロットコイル
26 外径側スロットコイル(スロットコイル)
27 中間スロットコイル(スロットコイル)
28 内径側スロットコイル(スロットコイル)
37 外側面溝(溝部)
38 内側面溝(溝部)
40 接続コイル
41 外側接続コイル(接続コイル)
42 内側接続コイル(接続コイル)
150 絶縁カバー(絶縁部)
151 冷媒通路
160 絶縁被膜(絶縁部)
H1,H3 溝部の高さ
H2,H4 接続コイルの高さ
Claims (5)
- 複数のスロットを有するステータコアと、
セグメント化された複数相のコイルと、を備え、
前記セグメント化された複数相のコイルは、前記ステータコアの複数のスロットにそれぞれ挿入され、略直線状に延びる複数のスロットコイルと、同相の前記スロットコイル同士を接続して渡り部を構成する複数の接続コイルと、を有する、回転電機のステータであって、
複数の前記接続コイルは、それぞれ絶縁プレートに形成された溝部に収容されており、
複数の前記接続コイルのうち周方向で一つ置きの接続コイルに絶縁部が設けられている、回転電機のステータ。 - 請求項1に記載の回転電機のステータであって、
前記絶縁部は、前記絶縁プレートに固定される絶縁カバーである、回転電機のステータ。 - 請求項2に記載の回転電機のステータであって、
前記接続コイルが収容される前記溝部と前記絶縁カバーとにより冷媒通路が形成される、回転電機のステータ。 - 請求項1に記載の回転電機のステータであって、
前記絶縁部は、前記接続コイルを覆う絶縁被膜である、回転電機のステータ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機のステータであって、
前記溝部の高さは前記接続コイルの高さよりも高い、回転電機のステータ。
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP2018182784A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021069237A (ja) * | 2019-10-25 | 2021-04-30 | 日産自動車株式会社 | 回転電機及びステータ端板 |
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2017
- 2017-04-03 JP JP2017073782A patent/JP2018182784A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021069237A (ja) * | 2019-10-25 | 2021-04-30 | 日産自動車株式会社 | 回転電機及びステータ端板 |
| JP7331623B2 (ja) | 2019-10-25 | 2023-08-23 | 日産自動車株式会社 | 回転電機及びステータ端板 |
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