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JP2018182214A - ハウジング及び物理量測定装置 - Google Patents

ハウジング及び物理量測定装置 Download PDF

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康久 田中
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博之 鳥羽
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Abstract

【課題】装置構成部品に対する視認又は作業を容易に行えるハウジングを提供する。
【解決手段】ハウジングは、一方側に開口23を有し、端子台9を収納するケース2と、ケース2の開口23の一部を閉じる前面パネル31と、ケース2の開口23の他の一部を開閉可能な蓋4と、を備える。蓋4は、前面パネル31に係合した係合部41と、前面パネル31に対して回動可能な蓋本体42と、係合部41と蓋本体42とを接続し、蓋本体42の回動に伴って屈曲可能な弾性部43と、蓋本体42の前面パネル側に延出して設けられた延出部44と、を有する。延出部44は、蓋4が開いたときに屈曲した弾性部43の復元力によって前面パネル31に押し当たる座部441を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、ハウジング及びこれを備える物理量測定装置に関する。
物理量測定装置として、測定対象の配管に接続されて流体圧力等の物理量を測定し、表示ないし外部出力する圧力トランスミッタが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の圧力トランスミッタでは、装置構成部品を収納する有底筒状のケースに対し、ケースの開口を塞ぐ透明カバーと、透明カバーより内側に配置されたパネルとが設けられている。パネルは、折板形状を有し、透明カバーに近いパネル(前面パネル)と遠いパネル(後面パネル)とが段差状に接続されている。前面パネルには、測定結果を表示する表示部や操作用ボタン等が配置される。一方、後面パネルには、外部から引き込まれるケーブルを接続するための端子台が配置される。作業者は、ケーブルから端子台に至る芯線を、透明カバーを介して目視することができる。
このような構成の圧力トランスミッタにおいて、端子台の目視だけでなく、必要に応じた端子台への配線作業等を可能にするために、透明カバーの替わりに、開閉可能な蓋を設けることが望まれている。
一方、端子台を覆う蓋の従来例として、ヒンジピンによって開閉可能にされた端子カバーが存在する(特許文献2参照)。特許文献2の従来例では、端子カバーに設けられたヒンジピンが、端子台本体のヒンジ用突起部に設けられた支承孔に挿入されており、このヒンジピンを中心として端子カバーが開閉する。
蓋の他の従来例として、端子台カバーの一部を屈撓部とすることによって開閉可能にされた端子台カバーが存在する(特許文献3参照)。特許文献3の従来例では、合成樹脂材料で形成された端子台カバーの一部が薄肉厚状の屈撓部として構成されており、この屈撓部がヒンジとして機能することで端子台カバーが開閉する。
意匠第1568331号公報 特開2006−260829号公報 実願昭62−33539号(実開昭63−141569号)のマイクロフィルム
しかし、特許文献2,3等の従来例の端子カバーや端子台カバーを、特許文献1の端子台を覆う蓋として用いる場合、以下の問題がある。
特許文献2では、端子カバーを容易に回動させるためには、支承孔とヒンジピンとの間に遊びを持たせることが好ましい。しかし、そのような構成では、ヒンジピンを回動中心として端子カバーが閉じる方向又は開ける方向に倒れてしまう。
特許文献3では、端子台カバーの一部である屈撓部がヒンジとして機能しているが、このような端子台カバーは、屈撓部を回動中心として、閉じる方向または開ける方向に簡単に倒れてしまう。
前述したように、特許文献1で示される物理量測定装置では、配線作業を行うための端子台がケース内に収納されている。このため、特許文献1の端子台を覆う蓋として特許文献2,3等の従来例の端子カバーや端子台カバーを用いると、蓋が簡単に回動してしまい、端子台に対する配線作業が不便となる。
このような課題は、作業対象として端子台を有する物理量測定装置に限られず、作業対象や視認対象となる装置構成部品を収納するハウジングに広く共通する。
本発明の目的は、装置構成部品に対する視認又は作業を容易に行えるハウジング及び物理量測定装置を提供することにある。
本発明のハウジングは、一方側に開口を有し、装置構成部品を収納可能なケースと、前記ケースの前記開口の一部を閉じる前面パネルと、前記ケースの前記開口の他の一部を開閉可能な蓋と、を備え、前記蓋は、前記前面パネルに係合した係合部と、前記前面パネルに対して回動可能な蓋本体と、前記係合部と前記蓋本体とを接続し、前記蓋本体の回動に伴って屈曲可能な弾性部と、前記蓋本体から前記前面パネル側に延出して設けられた延出部と、を備え、前記延出部は、前記蓋が開いたときに屈曲した前記弾性部の復元力によって前記前面パネルに押し当たる座部を有することを特徴とする。
本発明のハウジングでは、ケースに収納された装置構成部品は、通常、閉じた状態の蓋によって外部から保護される。この蓋は、作業者がケース内の装置構成部品を視認あるいは作業するときに開けられる。なお、蓋が「閉じた」状態とは、ケースの開口を完全に塞ぐことを必要としない。
作業者は、蓋を開くとき、弾性ヒンジとして機能する弾性部を中心として蓋本体を回動させると共に、蓋本体を前面パネルから離れる側に引っ張る。このとき、蓋本体の回動に伴って、弾性部が屈曲する一方、延出部の姿勢が変化する。そして、蓋本体が前面パネルに対して所定角度(例えば90度)に配置された後に、作業者が手を離すと、延出部の一部である座部が弾性部よりもケースの開口側で前面パネルに当接可能である。これにより、蓋は開状態になる。なお、座部は、延出部のうち、蓋が開いたときに前面パネルに押し当たるいずれか一部であればよい。
蓋が開状態のとき、弾性的に屈曲した弾性部には、元の状態に戻るための復元力が発生しており、蓋本体をケースの開口側に付勢する。ただし、このとき、座部が前面パネルに押し当たることで延出部は蓋本体を支持しているため、蓋本体が弾性部の付勢により回動することはない。よって、開状態の蓋が意図せずに閉まることはない。
したがって、本発明によれば、ケース内の装置構成部品の視認あるいは作業が容易になる。
本発明のハウジングにおいて、前記延出部は、前記蓋が閉じた状態において前記前面パネルに押し当たる第二座部を有することが好ましい。
本発明では、閉じた状態の蓋の姿勢が保たれるため、蓋本体がケースの内側に入り込んで装置構成部品に干渉することが防止される。なお、第二座部は、延出部のうち、蓋が閉じたときに前面パネルに押し当たるいずれか一部であればよい。
本発明の物理量測定装置は、前記ハウジングと、物理量を検出するセンサ部と、前記ケースの内部に収納された前記装置構成部品と、を備える物理量測定装置であって、前記装置構成部品は、前記センサ部に電気的に接続された回路部と、前記回路部に電気的に接続された作業対象部と、を有し、前記作業対象部は、前記蓋が閉じたときに当該蓋に覆われ、前記蓋が開いたときに外部に露出することを特徴とする。
本発明の物理量測定装置では、ケースに収納された回路部及び作業対象部は、通常、閉じた状態の蓋によって外部から保護される。この蓋は、作業者がケース内の作業対象部を視認あるいは作業するときに開けられる。なお、センサ部は、ケース内に収納されてもよいし、ケース外に配置されてもよい。
作業者は、蓋を開くとき、弾性ヒンジとして機能する弾性部を中心として蓋本体を回動させると共に、蓋本体を前面パネルから離れる側に引っ張る。このとき、蓋本体の回動に伴って、弾性部が屈曲する一方、延出部の姿勢が変化する。そして、蓋本体が前面パネルに対して所定角度(例えば90度)に配置された後に、作業者が手を離すと、延出部の一部である座部が弾性部よりもケースの開口側で前面パネルに当接可能である。これにより、蓋は開状態になる。
蓋が開状態のとき、弾性的に屈曲した弾性部には、元の状態に戻るための復元力が発生しており、蓋本体をケースの開口側に付勢する。ただし、このとき、座部が前面パネルに押し当たることで延出部は蓋本体を支持しているため、蓋本体が弾性部の付勢により回動することはない。よって、開状態の蓋が意図せずに閉まることはない。
したがって、本発明によれば、ケース内の作業対象部の視認あるいは作業が容易になる。
本発明の物理量測定装置において、前記作業対象部は、前記ケースの取出部を挿通するケーブルに電気的に接続され、かつ、前記回路部に電気的に接続される端子台を有し、前記前面パネルの表示面には、前記センサ部の検出結果を表示する表示窓と、前記回路部の駆動を制御する操作部との少なくとも一方が配置されていることが好ましい。
本発明では、蓋が開いたとき、蓋が意図せずに閉まることが防止されるだけでなく、弾性部の復元力が働くことで、蓋本体が前面パネルに対して所定角度以上に回動することが抑制される。このため、蓋本体は前面パネルに対する所定角度を維持され、前面パネルに配置される表示窓や操作部は、蓋に覆われることがない。よって、端子台に対する作業を行いながら、表示窓に表示される情報を確認したり、操作部を操作したりを容易に行うことができる。これにより、端子台に対するケーブル接続作業を容易に行うことができる。
本発明の物理量測定装置において、前記係合部、前記蓋本体、前記弾性部、及び、前記座部は、ゴム又は弾性を有する合成樹脂から一体に形成されたものであることが好ましい。
このような構成によれば、蓋を容易に製造することができる。
本発明の物理量測定装置において、前記蓋本体は、前記作業対象部と対向可能な面に形成されたリブを有していることが好ましい。
このような構成によれば、リブにより蓋本体を補強できるため、蓋本体を前面パネルに対して直角に立てることが容易になる。
本発明の物理量測定装置において、前記蓋本体は、前記ケースの開口縁に近接する縁部分の一部を切り欠いた形状の切欠部を有することが好ましい。
このような構成によれば、切欠部に指をかけて蓋を引っ張ることにより、蓋を容易に開くことができる。
本発明の一実施形態にかかる物理量測定装置を示す斜視図であって、蓋が閉じた様子を示す図。 前記実施形態にかかる物理量測定装置を示す斜視図であって、蓋が開いた様子を示す図。 前記実施形態にかかる物理量測定装置を示す正面図であって、蓋を省略して示す図。 図3のA−A線断面図であって、蓋を示す図。 前記実施形態の蓋を示す斜視図。 図4のB−B線断面図であって、蓋及び前面パネル以外を省略して示す図。 (A)〜(C)は、前記実施形態の蓋が開く様子を説明するための模式図。 前記実施形態の変形例にかかる物理量測定装置を示す斜視図であって、蓋が開いた様子を示す図。
本発明の一実施形態にかかる物理量測定装置を図面に基づいて説明する。本実施形態の物理量測定装置は、圧力を検出するための圧力測定装置として構成される。
図1〜図4に示すように、本実施形態の圧力測定装置100は、第一ケース1、第二ケース2、パネル3及び蓋4を有するハウジング10と、圧力を検出するセンサ部5と、センサ部5に接続された回路部6と、検出結果を表示する表示部7と、使用者が操作可能な操作部8と、回路部6に接続された作業対象部としての端子台9とを備える。
第一ケース1は、例えばステンレス等の金属から形成される筒状の部材である。具体的には、第一ケース1は、大径円筒部11と、小径円筒部12と、大径円筒部11と小径円筒部12とを接続する連結円筒部13と、大径円筒部11に接続されたフランジ部14とを有する。
第二ケース2は、本発明のケースに相当し、例えばステンレス等の金属から形成される有底筒状の部材である。具体的には、第二ケース2は、第一ケース1に対して軸方向が直交するように配置された円筒部21と、円筒部21の一方側(圧力測定装置100の後側)の開口を閉塞する底部22とを有する。言い換えると、第二ケース2は、圧力測定装置100の前側に開口23を有する。
第一ケース1の小径円筒部12は、第二ケース2の円筒部21に形成された孔に挿入されており、留め具等を用いることで、第一ケース1と第二ケース2とは互いに結合されている。
また、第二ケース2の円筒部21には、円筒状のケーブル取出部24が接続されている。外部から延びるケーブル(不図示)は、ケーブル取出部24を挿通することで、第二ケース2内に到達し、後述する端子台9に接続可能である。
パネル3は、一枚の板状パネルが2カ所で折り曲がった形状を有し、前面パネル31と、後面パネル32と、これらを接続する側面パネル33とを有している。
前面パネル31は、円形が一部弓形に欠けた平面形状を有しており、円筒部21の軸方向に直交するように配置され、第二ケース2の開口23の一部を塞いでいる。前面パネル31には、後述の表示部7に対向する部分に、ガラス等の光透過性の表示窓311が設けられている。また、前面パネル31には、後述の操作部8を配置するための操作孔312が設けられている。また、前面パネル31には、表面を保護する保護シートが設けられてもよい。
前面パネル31のうち、側面パネル33に隣接する縁部313には、蓋4が係合するための2つの孔314が形成されている(図3参照)。
後面パネル32は、略弓形の平面形状を有しており、円筒部21の軸方向に直交するように配置されている。また、後面パネル32は、第二ケース2の円筒部21の軸方向において、前面パネル31よりも後側であって、前面パネル31とは重ならない位置に配置されている。
側面パネル33は、円筒部21の軸方向に沿って配置され、前面パネル31と後面パネル32とを接続している。
なお、前面パネル31、後面パネル32及び側面パネル33は、一枚の板状パネルから形成されてもよいし、それぞれ分割形成されたものを接続することで構成されてもよい。
このように構成されたパネル3は、第二ケース2の内部空間25の一部を覆っている。第二ケース2の内部空間25のうち、パネル3に覆われていない空間、すなわち第二ケース2の開口23から外部に露出可能である空間を作業可能空間26とする。
蓋4の詳細な構成については後述するが、蓋4は、作業可能空間26を覆う又は外部に露出することができるように、前面パネル31に開閉可能に設けられている。
なお、本実施形態において蓋4が「閉じた」状態とは、第二ケース2の開口23が完全に閉塞していることを必要としない。
センサ部5は、第一ケース1内に収納され、かつ、第一ケース1のフランジ部14側の開口から外部に面するように配置されている。センサ部5は、例えば静電容量型のセンサを有し、被測定物の圧力変化を静電容量の変化として検出し、容量信号として出力する。
回路部6は、第二ケース2に収納され、電子部品が搭載された2枚の回路基板61,62を有する(図4参照)。回路基板61,62は、第二ケース2の円筒部21の軸方向に直交するように、互いに平行に配置されている。
回路基板61は、第二ケース2の円筒部21の軸方向において回路基板62よりも後側に配置されており、第二ケース2の底部22に形成された支持台601に、ねじ等を介して固定されている。また、回路基板61は、回路基板62よりも平面形状が大きく形成され、回路基板62に対向するのみならず、後面パネル32にも対向している。また、回路基板61は、センサ部5に配線(図示略)を介して電気的に接続されており、センサ部5から容量信号が入力される。
回路基板62は、支持柱602を介して回路基板61に支持され、配線(図示略)を介して回路基板61と電気的に接続されている。また、回路基板62は、回路基板61よりも平面形状が小さく、前面パネル31に近接して配置されている。
このように構成された回路部6は、センサ部5から容量信号が入力されると、この容量信号に基づく被測定流体の圧力値を演算し、圧力値を表示させるための制御信号を表示部7や端子台9に出力可能である。
表示部7は、回路基板62に支持されると共に電気的に接続されている。また、表示部7は、表示素子を備え、回路部6から入力される制御信号に基づいて、被測定流体の圧力値を表示素子に表示する。表示素子は、例えば有機ELや液晶などである。表示部7に表示される数値等は、前面パネル31の表示窓311を介して使用者に視認される。
操作部8は、使用者が操作するための操作ボタン81を有する。操作部8は、回路基板62に設けられ、操作ボタン81は、前面パネル31の操作孔312を介することで、前面パネル31の表示面に配置される。操作部8は、操作ボタン81に使用者の押し操作を受けることにより、回路部6の駆動を制御するための設定等を変更する。
端子台9は、回路基板61に設置され、かつ、後面パネル32に設けられた孔を挿通しており、第二ケース2の作業可能空間26に配置された接続部91を有している。
端子台9の接続部91に接続される電源ケーブルや信号ケーブル等のケーブルは、端子台9を介して、回路部6に電気的に接続可能である。
次に、蓋4の構成について、さらに図5及び図6を参照して詳細に説明する。
図5に示すように、蓋4は、ゴム又は合成樹脂から一体に形成された係合部41、蓋本体42、弾性部43、及び、延出部44を有している。なお、図5では、2つの係合部41のうち一方(図中矢印O)は、蓋4が開いて弾性部43が屈曲したときの状態を示しており、他方(図中矢印C)は、蓋4が閉じて弾性部43に力が加わっていないときの状態を示している。
係合部41は、基部411と、基部411から延びる一対の爪412とを有している。
一対の爪412の先端には、互いに反対側に突出する突起413が形成されている。係合部41では、一対の爪412が前面パネル31の孔314を挿通した状態で、各爪412の突起413が前面パネル31に引っかかっている。すなわち、係合部41は、いわゆるスナップフィット方式により、前面パネル31に係合している。
蓋本体42は、略弓形の平面形状を有しており、第二ケース2の開口23のうち、前面パネル31に塞がれていない一部を塞ぐことが可能である。言い換えると、蓋本体42は、作業可能空間26の端子台9を覆うことが可能である。蓋本体42の裏面を端子台9に対向可能な対向面423とする。
また、蓋本体42は、第二ケース2の開口23の縁に近接する縁部分の一部を略弓形に切り欠いた形状の切欠部421を有する。切欠部421は、第二ケース2の開口23の縁と蓋本体42との間に、作業者の指が入る程度の空間を形成する(図1参照)。
また、蓋本体42は、蓋4が閉じた時に端子台9と対向する面である対向面423と、この対向面423に形成されたリブ422とを有する。リブ422は、切欠部421を除いた蓋本体42の縁に沿って形成されており、蓋本体42を補強する。
弾性部43は、蓋本体42と係合部41とを接続する部分である。具体的には、弾性部43は、蓋本体42の前面パネル31側から係合部41の基部411まで連続して形成された部分であり、屈曲し易いように蓋本体42よりも薄い厚みを有する。
延出部44は、蓋本体42から前面パネル31側に延出して設けられた部分であり、蓋本体42と同程度の厚みを有する。また、延出部44は、蓋本体42からの延出方向の先端部であって蓋本体42の対向面423に略直交する端面である座部441と、蓋本体42の対向面423と同じ側を向いた面であって、この対向面423と略平行な面である第二座部442とを有する。
ここで、延出部44と、係合部41及び弾性部43の各々との間には、スリット443が形成されている。このため、延出部44の姿勢は、後述する蓋本体42の回動と共に変化可能である。
本実施形態では、係合部41及び弾性部43の組み合わせと交互に配置される3つの延出部44が設けられている。
次に、蓋4の開閉動作について、図7(A)〜(C)を参照して説明する。
作業者が第二ケース2内の端子台9にケーブルを接続する作業を行うとき、あるいは、端子台9とケーブルとの接続状態を視認するとき等に、蓋4は開けられる。
図7(A)に示すように、蓋4が閉じた状態のとき、蓋本体42は、円筒部21の軸方向に直交するように配置され、作業可能空間26内の端子台9の上方を覆っている。このとき、延出部44は、その第二座部442が前面パネル31に対向して配置されている。
また、このとき、第二座部442から係合部41の突起413までの長さは、前面パネル31の厚みと同程度以下である。このため、係合部41は、第二座部442を前面パネル31側に引きつけており、第二座部442は前面パネル31に押し当たっている。よって、蓋4は閉じた状態の姿勢に保持される。
図7(B)に示すように、蓋4を開くとき、作業者は、弾性ヒンジとして機能する弾性部43を中心として蓋本体42を回動させると共に、蓋本体42を前面パネル31から離れる側に引っ張る。このとき、弾性部43は、蓋本体42の回動に伴って弾性的に屈曲する。また、延出部44は、蓋本体42の回動に伴って、第二座部442が前面パネル31から離れるように姿勢を変化させる。
蓋本体42が所定角度(例えば90度程度)に配置された後、作業者が手を離すと、延出部44の座部441が、弾性部43よりも第二ケース2の開口23側で前面パネル31の縁部313に当接する。これにより、蓋4は開状態になる。
図7(C)に示すように、蓋4が開状態のとき、弾性的に屈曲した弾性部43には、元の状態に戻るための復元力が発生しており、蓋本体42を第二ケース2の開口23側に付勢する。ただし、このとき、座部441が、蓋本体42の回動中心である弾性部43よりも第二ケース2の開口23側で前面パネル31に押し当たることにより、延出部44は蓋本体42を支持している。このため、蓋本体42が弾性部43の付勢により回動することはない。言い換えると、延出部44は、いわば蓋本体42に対するつっかい棒として機能し、蓋本体42が作業可能空間26側に向かって倒れることを防止している。よって、開状態の蓋4が意図せずに閉まることはない。
また、弾性部43の復元力が働くことで、蓋本体42が前面パネル31に対して所定角度以上に回動することが抑制され、蓋4は作業者の意図する以上に開くことはない。
よって、蓋本体42は、前面パネル31に対する所定角度を保つ。
蓋4を閉めるとき、作業者は、蓋本体42を前面パネル31から離れるように引っ張ると共に、蓋本体42を弾性部43を中心として第二ケース2の開口23側に向かって回動させる。すると、延出部44は、座部441が前面パネル31から離れ、第二座部442が前面パネル31に当接するように配置される。これにより、蓋4は閉状態になる。
本実施形態では、次の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、前述したように、蓋4を開けた状態で所定角度に維持することができるため、第二ケース2内の端子台9の視認あるいは作業が容易になる。また、通常時には、蓋4によって端子台9やケーブルを覆うことができるため、外観上優れている。
(2)また、本実施形態では、第二座部442により、閉じた状態の蓋4の姿勢が保たれるため、蓋本体42が第二ケース2の内側に入り込んで、端子台9に干渉することが防止される。
(3)また、本実施形態では、端子台9にケーブルを接続する作業を行うとき、前面パネル31に設けられた表示窓311や操作ボタン81は、蓋4に覆われることがない。よって、端子台9に対する作業を行いながら、表示部7に表示される情報を確認したり、操作ボタン81を操作したりを容易に行うことができる。これにより、端子台9に対するケーブル接続作業を容易に行うことができる。
(4)また、本実施形態では、係合部41、蓋本体42、弾性部43、及び、延出部44は、ゴム又は合成樹脂から一体に形成されている。このため、蓋4を容易に製造することができる。
(5)また、本実施形態では、蓋本体42は、端子台9と対向可能な対向面423にリブ422が形成されている。リブ422により蓋本体42が補強されるため、蓋本体42を前面パネル31に対して直角に立てることが容易になる。
(6)また、本実施形態では、蓋本体42は、第二ケース2の開口23の縁に近接する縁部分の一部を切り欠いた形状の切欠部421を有する。このため、作業者は、切欠部421に指をかけて蓋4を引っ張ることにより、蓋4を容易に開くことができる。
〔変形例〕
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、蓋4の各部である係合部41、蓋本体42、弾性部43、及び、延出部44は、ゴム又は弾性を有する合成樹脂から一体に形成されているが、これに限られない。例えば、弾性部43以外は、非弾性の合成樹脂や金属等から形成されてもよい。なお、前記実施形態では、蓋本体42の回動時、延出部44の第二座部442が前面パネル31に当たることで若干弾性変形しているが、弾性部43の引っ張り強さを調整したり、延出部44の構成及び配置等を調整したりすることで、延出部44を非弾性材料から形成することもできる。
前記実施形態の蓋4における係合部41や延出部44の数は特に限定されない。
また、前記実施形態では、座部441は、蓋4が閉じているときに前面パネル31に対して略直交する面であるが、本発明はこれに限定されない。すなわち、座部441は、延出部44のうち、蓋4が開いたときに前面パネル31に押し当たるいずれか一部であればよい。例えば、蓋4が閉じているときの前面パネル31に対する座部441の角度は、蓋4が開いたときの前面パネル31に対する蓋4の所望角度に応じて任意に設定可能である。具体的には、座部441は、蓋4が閉じているときに前面パネル31に対して鋭角又は鈍角を挟んで配置されるように構成されてもよい。また、座部441は、平面であることに限定されず、例えば凹凸状に形成されてもよい。
同様に、第二座部442は、延出部44のうち、蓋4が閉じたときに前面パネル31に押し当たるいずれか一部であればよく、その形状は限定されない。
また、前記実施形態では、延出部44は、座部441と第二座部442とを異なる面として有しているが、これらは一連の面(例えば曲面)として形成されていてもよい。
前記実施形態では、蓋4の係合部41が一対の爪412を有し、前面パネル31が孔314を有しているが、この関係は逆でもよい。すなわち、蓋4の係合部41が孔を有し、前面パネル31が一対の爪を有するように構成してもよい。また、蓋4の係合部41と前面パネル31との係合方法は、スナップフィット方式以外であってもよい。
また、前記実施形態では、蓋本体42が略弓形の切欠部421を有するが、切欠部421の形状はこれに限定されない。また、蓋本体42は、切欠部421を有さなくてもよい。この場合、蓋4の開閉を容易にするために、蓋本体42の表側に取手構造を設けてもよい。
前記実施形態では、第一ケース1に接続される有底円筒状の第二ケース2が本発明のケースに相当するが、本発明のケースの構成はこれに限定されない。例えば、本発明のケースは、他のケースと組み合わせずに使用してもよいし、その形状は一方に開口を有する四角形の箱状であってもよい。
本発明の作業対象部は、端子台9であることに限定されず、例えば操作ボタンや半固定抵抗器(トリマ)等であってもよい。特に、校正のために操作されるトリマは、想定される操作回数が少なく、通常時は蓋に保護されることが好ましいため、本発明の作業対象部として好適である。
ここで、前記実施形態の変形例を図8に示す。なお、図8では、前記実施形態と同一の機能を有する構成要素に同一符号を付している。
図8に示す物理量測定装置101では、四角形の箱状であるケース2内にセンサ(不図示)が収納されている。蓋4に覆われた作業可能空間26には、作業対象部としてのトリマ92が配置されている。前面パネル31には、表示窓311が設けられ、装置の型番315が記載されている。
このような構成では、作業者は、蓋4を前面パネル31に対して所定角度に維持した状態で、表示窓311に表示される情報や、前面パネル31に記載された型番を確認しながら、トリマ92を操作することができる。
本発明の物理量測定装置は、圧力測定装置であることに限定されない。例えば、前記実施形態の圧力測定装置100は、センサ部5が圧力を検出することを利用して、差圧や温度を測定する物理量測定装置としても利用できる。
本発明のハウジングは、物理量測定装置に適用されることに限定されない。すなわち、本発明のハウジングは、例えば端子台カバーや電源カバー等としても利用できる。
また、本発明のケースに収納される装置構成部品は、作業対象部であることに限定されず、視認のみを必要とするものでもよい。
1…第一ケース、2…第二ケース(ケース)、23…開口、3…パネル、31…前面パネル、311…表示窓、312…操作孔、32…後面パネル、33…側面パネル、4…蓋、41…係合部、42…蓋本体、421…切欠部、422…リブ、43…弾性部、44…延出部、441…座部、442…第二座部、5…センサ部、6…回路部、61…回路基板、62…回路基板、7…表示部、8…操作部、9…端子台(作業対象部)、10…ハウジング、100…圧力測定装置。

Claims (7)

  1. 一方側に開口を有し、装置構成部品を収納可能なケースと、
    前記ケースの前記開口の一部を閉じる前面パネルと、
    前記ケースの前記開口の他の一部を開閉可能な蓋と、を備え、
    前記蓋は、前記前面パネルに係合した係合部と、前記前面パネルに対して回動可能な蓋本体と、前記係合部と前記蓋本体とを接続し、前記蓋本体の回動に伴って屈曲可能な弾性部と、前記蓋本体から前記前面パネル側に延出して設けられた延出部と、を備え、
    前記延出部は、前記蓋が開いたときに屈曲した前記弾性部の復元力によって前記前面パネルに押し当たる座部を有することを特徴とするハウジング。
  2. 請求項1に記載のハウジングにおいて、
    前記延出部は、前記蓋が閉じた状態において前記前面パネルに押し当たる第二座部を有することを特徴とするハウジング。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のハウジングと、物理量を検出するセンサ部と、前記ケースの内部に収納された前記装置構成部品と、を備える物理量測定装置であって、
    前記装置構成部品は、
    前記センサ部に電気的に接続された回路部と、
    前記回路部に電気的に接続された作業対象部と、を有し、
    前記作業対象部は、前記蓋が閉じたときに当該蓋に覆われ、前記蓋が開いたときに外部に露出することを特徴とする物理量測定装置。
  4. 請求項3に記載の物理量測定装置であって、
    前記作業対象部は、前記ケースの取出部を挿通するケーブルに電気的に接続され、かつ、前記回路部に電気的に接続される端子台を有し、
    前記前面パネルの表示面には、前記センサ部の検出結果を表示する表示窓と、前記回路部の駆動を制御する操作部との少なくとも一方が配置されていることを特徴とする物理量測定装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の物理量測定装置であって、
    前記係合部、前記蓋本体、前記弾性部、及び、前記座部は、ゴム又は弾性を有する合成樹脂から一体に形成されたことを特徴とする物理量測定装置。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の物理量測定装置であって、
    前記蓋本体は、前記作業対象部と対向可能な面に形成されたリブを有していることを特徴とする物理量測定装置。
  7. 請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の物理量測定装置であって、
    前記蓋本体は、前記ケースの開口縁に近接する縁部分の一部を切り欠いた形状の切欠部を有することを特徴とする物理量測定装置。
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