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JP2018182195A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボンディングパッド間の短絡を抑制する技術を提供する。
【解決手段】 半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上面に設けられており、アルミニウムを含有する金属によって構成されている第1ボンディングパッドと、前記半導体基板の前記上面に設けられている第2ボンディングパッド、を有している。前記第1ボンディングパッドの上面は、前記第2ボンディングパッドに近づくにつれて上方に位置するように傾斜している。
【選択図】図2

Description

本明細書に開示の技術は、半導体装置に関する。
アルミニウムを含有する金属によって構成されているボンディングパッドが上面に設けられた半導体基板を有する半導体装置が知られている。ボンディングパッドに対してワイヤをボンディングする場合、ボンディングの際にボンディングパッドに加わる応力によって、ボンディングパッドが変形する。その結果、ボンディングパッドを構成する金属が、ワイヤとの接合部からその周囲に排出される。この現象は、アルミスプラッシュと呼ばれる。アルミスプラッシュが他のボンディングパッドの近くへ達すると、ボンディングパッド間の絶縁距離が短くなり、短絡のおそれが生じる。
特許文献1には、表面に凹部を有するボンディングパッドが開示されている。凹部は、ワイヤがボンディングされる領域の周囲に配置されている。ボンディングパッドに対してワイヤをボンディングすると、ボンディングにより生じたアルミスプラッシュが凹部内に進入する。このため、アルミスプラッシュがボンディングパッドの外側に広がることが抑制される。したがって、アルミスプラッシュと他のボンディングパッドとの短絡が抑制される。
特開2012−109419号公報
特許文献1の半導体装置では、ワイヤのボンディング位置がずれたときに凹部内にアルミスプラッシュが好適に進入しない場合があり、ボンディングパッドに正確にワイヤをボンディングする必要がある。本明細書では、特許文献1とは異なる構成により、アルミスプラッシュによるボンディングパッド間の短絡を抑制する技術を提供する。
本明細書に開示する半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上面に設けられており、アルミニウムを含有する金属によって構成されている第1ボンディングパッドと、前記半導体基板の前記上面に設けられている第2ボンディングパッド、を有し、前記第1ボンディングパッドの上面は、前記第2ボンディングパッドに近づくにつれて上方に位置するように傾斜している。
アルミスプラッシュは、ボンディングパッドの上面に対して斜め上方に向かって生じる。上記の半導体装置では、第1ボンディングパッドの上面が第2ボンディングパッドに近づくにつれて上方に位置するように傾斜している。このため、第1ボンディングパッドの第2ボンディングパッド側で生じるアルミスプラッシュが、第1ボンディングパッドの上面に傾斜がない場合と比較して、より上方向に向かう角度で生じるようになる。このため、アルミスプラッシュが第1ボンディングパッドから第2ボンディングパッドに向かって横方向に突出する距離が短くなり、アルミスプラッシュが第2ボンディングパッドに接触し難くなる。したがって、ワイヤをボンディングした際にアルミスプラッシュが生じた場合であっても、第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドとが短絡することを好適に抑制することができる。また、この構成では、第1ボンディングパッドに対するボンディング位置にかかわらず、第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドとの短絡を抑制できる。したがって、第1ボンディングパッドに対するワイヤのボンディング位置にそれほど高い精度が要求されない。この構成によれば、より容易に第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドとの短絡を抑制できる。
半導体装置10の平面図。 図1のII−II線におけるワイヤボンディング前の状態を示す断面図。 図1のII−II線におけるワイヤボンディング後の状態を示す断面図。 比較例の半導体装置のワイヤボンディング後の状態を示す断面図(図3に対応)。
図1は、半導体装置10の上面を示している。半導体装置10は、半導体基板12を有している。半導体基板12は、Si(ケイ素)を主成分とする半導体により構成されている。なお、半導体基板12は、SiC(炭化ケイ素)またはGaN(窒化ガリウム)等を主成分とするワイドバンドギャップ半導体により構成されていてもよい。半導体基板12の上面には、主電極14と、複数の信号用ボンディングパッド22が設けられている。各信号用ボンディングパッド22のサイズは、各主電極14のサイズよりも小さい。主電極14は、はんだによって図示しない配線部材に接続されている。半導体基板12の側方に、複数のリード線15が配置されている。各信号用ボンディングパッド22は、銅を含有する金属によって構成されているワイヤ20(以下、銅ワイヤ20という。)によって、対応するリード線15に接続されている。また、図示していないが、半導体基板12の下面には、下部電極が設けられている。下部電極は、はんだによって図示しない配線部材に接続されている。以下では、図1に示すように、半導体基板12の上面に沿う一方向をx方向といい、半導体基板12の上面に沿う方向であってx方向に直交する方向をy方向といい、半導体基板12の厚み方向をz方向という。
各信号用ボンディングパッド22は、例えば、Al(アルミニウム)またはAlSi(アルミニウムシリコン)等の、アルミニウムを含有する金属によって構成されている。各信号用ボンディングパッド22は、y方向に間隔を空けて配列されている。本実施形態では、5個の信号用ボンディングパッド22がy方向に間隔を空けて配列されている。信号用ボンディングパッド22には、例えば、半導体基板12の温度を示す電圧を出力するもの、半導体基板12を流れる電流値を示す電圧を出力するもの、半導体基板12のゲートパッドとなるもの等がある。
図2は、図1のII−II線における半導体装置10の断面を示している。なお、図2は、銅ワイヤ20がボンディングされる前の状態を示している。図2では、複数の信号用ボンディングパッド22のうちの2つの信号用ボンディングパッドを示している。以下では、図2において左側の信号用ボンディングパッド22を第1ボンディングパッド16といい、右側の信号用ボンディングパッド22を第2ボンディングパッド17という。
第1ボンディングパッド16と第2ボンディングパッド17は、半導体基板12の上面に設けられている。半導体基板12の上面のうち、第1ボンディングパッド16と第2ボンディングパッド17が設けられていない範囲には、絶縁膜24が設けられている。
第1ボンディングパッド16と第2ボンディングパッド17が配置されている範囲において、半導体基板12の上面は平坦である。第1ボンディングパッド16の上面は、第2ボンディングパッド17に近づくにつれて上方に位置するように傾斜している。すなわち、第1ボンディングパッド16の上面は、第2ボンディングパッド17に近づくにつれて第1ボンディングパッド16の高さが高くなるように傾斜している。なお、本明細書において、ボンディングパッドの高さは、半導体基板12の上面に対して垂直に測定したときのボンディングパッドの上面と半導体基板12の上面との間の距離を意味する。
第2ボンディングパッド17の上面は、第1ボンディングパッド16から離れるにつれて上方に位置するように傾斜している。すなわち、第2ボンディングパッド17の上面は、第1ボンディングパッド16から離れるにつれて第2ボンディングパッド17の高さが高くなるように傾斜している。第1ボンディングパッド16の上面と第2ボンディングパッド17の上面は、略平行となっている。
第1ボンディングパッド16の上面の第2ボンディングパッド17側の端部16aは、第2ボンディングパッド17の上面の第1ボンディングパッド16側の端部17aよりも上方に位置している。すなわち、端部16aにおける第1ボンディングパッド16の高さが、端部17aにおける第2ボンディングパッド17の高さよりも高い。第1ボンディングパッド16の端部16aの反対側の端部16bの高さは、第2ボンディングパッド17の端部17aの高さと略一致している。また、端部16aの高さは、端部17bの高さと略一致している。端部16b及び端部17aは、絶縁膜24より上方に位置している。
図3は、第1ボンディングパッド16と第2ボンディングパッド17それぞれに銅ワイヤ20がボンディングされた状態を示す図である。なお、銅ワイヤ20をボンディングするときには、図示しないキャピラリが半導体基板12の上面に対して略垂直方向に移動することで、銅ワイヤ20の先端(ボール部)に対して前記垂直方向に荷重が加えられる。第1ボンディングパッド16に銅ワイヤ20をボンディングすると、ボンディング位置に存在する金属(第1ボンディングパッド16を構成する金属)が銅ワイヤ20によって押し出されることによって、図3に示すように、アルミスプラッシュ18が生じる。同様に、第2ボンディングパッド17に銅ワイヤをボンディングすると、アルミスプラッシュ19が生じる。
アルミスプラッシュは、ボンディングパッドの上面に対して所定の角度で斜め上方に伸びるように形成される。図4の比較例に示すように、信号用ボンディングパッド22の上面が傾斜していない場合には、アルミスプラッシュ118、119が、水平面(すなわち、半導体基板12の上面に対して平行な面)に対して一定の角度θ3で傾斜した状態で信号用ボンディングパッド22から斜め上方に向かって伸びるように形成される。これに対し、図3の第1ボンディングパッド16では、上面が第2ボンディングパッド17に近づくにつれて上方に位置するように傾斜している。このため、アルミスプラッシュ18の第2ボンディングパッド側の部分18aは、角度θ3よりも大きい角度θ1で傾斜した状態で第1ボンディングパッド16から斜め上方に向かって伸びるように形成される。つまり、部分18aは、従来のアルミスプラッシュの部分118aよりもより上方に向かって伸びる。このため、図3、4に示すように、部分18aが横方向に突出する距離W1と、部分118aが横方向に突出する距離W3の間には、W1<W3の関係が成立する。
図3の第2ボンディングパッド17では、上面が第1ボンディングパッド16から離れるにつれて上方に位置するように傾斜している。このため、アルミスプラッシュ19の第1ボンディングパッド側の部分19aは、角度θ3よりも小さい角度θ2で傾斜した状態で第2ボンディングパッド17から斜め上方に向かって伸びるように形成される。つまり、部分19aは、従来のアルミスプラッシュの部分119aよりもより下方に向かって伸びる。このため、図3、4に示すように、部分19aが横方向に突出する距離W2と、部分119aが横方向に突出する距離W4の間には、W2>W4の関係が成立する。但し、距離W2と距離W4の差は小さい。
また、第2ボンディングパッド17では、アルミスプラッシュ19の部分19aとは反対側の部分19bは、部分18aと同様に、角度θ3よりも大きい角度で傾斜した状態で第2ボンディングパッド17から斜め上方に向かって伸びるように形成される。つまり、部分19bは、従来のアルミスプラッシュの部分119bよりもより上方に向かって伸びる。このため、部分19bが横方向に突出する距離は、部分119bが横方向に突出する距離よりも短くなる。
また、第1ボンディングパッド16では、アルミスプラッシュ18の部分18aとは反対側の部分18bは、部分19aと同様に、角度θ3よりも小さい角度で傾斜した状態で第1ボンディングパッド16から斜め上方に向かって伸びるように形成される。つまり、部分18bは、従来のアルミスプラッシュの部分118bよりもより下方に向かって伸びる。このため、部分18bが横方向に突出する距離は、部分118bが横方向に突出する距離よりも長くなる。
上述したように、W1〜W4の間には、W1<W3およびW2>W4の関係が成立する。但し、距離W1と距離W3の差は大きい一方で、距離W2と距離W4の差はそれほど大きくない。このため、W1+W2<W3+W4の関係が成立する。このように、図4に示す比較例に比べて、図3に示す実施形態では、第1ボンディングパッド16と第2ボンディングパッド17の間においてアルミスプラッシュの部分18a、19aが横方向に突出する合計距離を短くすることができる。したがって、第1ボンディングパッド16に生じるアルミスプラッシュの部分18aと、第2ボンディングパッド17に生じるアルミスプラッシュの部分19aとの間の絶縁距離を稼ぐことができる。
また、第1ボンディングパッドの上面の端部16aが、第2ボンディングパッド17の上面の端部17aよりも上方に位置している。このため、第1ボンディングパッド16に生じるアルミスプラッシュ18と第2ボンディングパッド17の絶縁距離を半導体基板の厚み方向(z方向)に稼ぐことができる。
このように、銅ワイヤ20をボンディングした際にアルミスプラッシュが生じた場合であっても、第1ボンディングパッド16と第2ボンディングパッド17とが短絡することを好適に抑制することができる。
また、第2ボンディングパッド17の上面が、第1ボンディングパッド16から離れるにつれて上方に位置するように傾斜している。すなわち、第1ボンディングパッド16の上面と第2ボンディングパッド17の上面の双方が、y軸正方向に向かうにつれて上方に位置するように傾斜している。このため、第1ボンディングパッド16と第2ボンディングパッド17に対して、略同じ条件(荷重、ストローク等)でワイヤボンディングを行うことができる。特に、本実施形態では、第1ボンディングパッド16の上面と第2ボンディングパッド17の上面が略平行であるので、第1ボンディングパッド16と第2ボンディングパッド17に対して、略同じボンディング条件を採用することができる。
また、図示していないが、また、他の信号用ボンディングパッド22の上面も、第1ボンディングパッド16及び第2ボンディングパッド17と同様に傾斜している。したがって、各信号用ボンディングパッド22のアルミスプラッシュの間で絶縁距離を確保することができる。また、各信号用ボンディングパッド22を略同じ条件でボンディングすることができる。
本明細書が開示する技術要素について、以下に列挙する。なお、以下の各技術要素は、それぞれ独立して有用なものである。
本明細書が開示する一例の構成では、第1ボンディングパッドの上面の第2ボンディングパッド側の端部が、第2ボンディングパッドの上面の第1ボンディングパッド側の端部よりも上方に位置していてもよい。
この構成によれば、第1ボンディングパッドに生じるアルミスプラッシュと第2ボンディングパッドの絶縁距離を半導体基板の厚み方向に稼ぐことができる。したがって、第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドが短絡することを抑制することができる。
本明細書が開示する一例の構成では、第2ボンディングパッドが、アルミニウムを含有する金属によって構成されており、第2ボンディングパッドの上面は、第1ボンディングパッドから離れるにつれて上方に位置するように傾斜していてもよい。
この構成によれば、第1ボンディングパッドの上面と第2ボンディングパッドの上面の双方が、半導体基板に対して同じ方向に傾斜する。このため、第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドに対して、同様の条件でワイヤボンディングを行うことができる。
本明細書が開示する一例の構成では、第1ボンディングパッドに接続されており、銅を含有する金属によって構成されている第1ワイヤと、第2ボンディングパッドに接続されており、銅を含有する金属によって構成されている第2ワイヤ、をさらに有していてもよい。
銅を含有するワイヤは硬いので、アルミスプラッシュが生じやすい。したがって、銅を含有するワイヤに傾斜したボンディングパッドを用いるとより有用である。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:半導体装置
12:半導体基板
14:主電極
15:リード線
16:第1ボンディングパッド
16a:端部
17:第2ボンディングパッド
17a:端部
20:銅ワイヤ
24:絶縁膜

Claims (4)

  1. 半導体装置であって、
    半導体基板と、
    前記半導体基板の上面に設けられており、アルミニウムを含有する金属によって構成されている第1ボンディングパッドと、
    前記半導体基板の前記上面に設けられている第2ボンディングパッド、
    を有し、
    前記第1ボンディングパッドの上面は、前記第2ボンディングパッドに近づくにつれて上方に位置するように傾斜している、
    半導体装置。
  2. 前記第1ボンディングパッドの前記上面の前記第2ボンディングパッド側の端部が、前記第2ボンディングパッドの上面の前記第1ボンディングパッド側の端部よりも上方に位置している、請求項1の半導体装置。
  3. 前記第2ボンディングパッドが、アルミニウムを含有する金属によって構成されており、
    前記第2ボンディングパッドの上面は、前記第1ボンディングパッドから離れるにつれて上方に位置するように傾斜している、請求項1または2の半導体装置。
  4. 前記第1ボンディングパッドに接続されており、銅を含有する金属によって構成されている第1ワイヤと、
    前記第2ボンディングパッドに接続されており、銅を含有する金属によって構成されている第2ワイヤ、
    をさらに有する、請求項1〜3のいずれか一項の半導体装置。
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