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JP2018181398A - 強誘電体メモリ及びその制御方法 - Google Patents

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JP2018181398A
JP2018181398A JP2017084485A JP2017084485A JP2018181398A JP 2018181398 A JP2018181398 A JP 2018181398A JP 2017084485 A JP2017084485 A JP 2017084485A JP 2017084485 A JP2017084485 A JP 2017084485A JP 2018181398 A JP2018181398 A JP 2018181398A
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康宏 藤井
Yasuhiro Fujii
康宏 藤井
将一郎 川嶋
Shoichiro Kawashima
将一郎 川嶋
心之介 鎌田
Shinnosuke Kamata
心之介 鎌田
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Fujitsu Semiconductor Ltd
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Abstract

【課題】強誘電体メモリの信頼性を確保しつつ強誘電体メモリのデータの読み出し精度の低下を防止する。【解決手段】強誘電体メモリ(1)は、複数のワード線(18)と、複数のビット線(16、17)と、複数のメモリセル(10)と、プレート線(19)と、センスアンプ(40)とを有する。複数のメモリセル(10)は、強誘電体キャパシタ(12、14)、及び強誘電体キャパシタ(12、14)の第1電極を複数のビット線(16、17)に接続するセルトランジスタ(11、13)を有する。センスアンプ(40)は、複数のメモリセル(10)から読み出されたデータを示す電気量を第1電圧(VII)で増幅する。複数のメモリセル(10)の何れかに記憶されたデータを読み出すときに、データが読み出されるメモリセル(10)の第2電極に接続されたプレート線(19)は、第1電圧(VII)よりも高い第2電圧(SVII)がパルス状に印加される。【選択図】図10

Description

本発明は、強誘電体メモリ及びその制御方法に関する。
強誘電体メモリ(Ferroelectric Random Access Memory、FRAM(登録商標)、FeRAM)では、強誘電体キャパシタを記憶素子として使用しており電源オフ時であっても情報を保持できるため、ICカードの記憶媒体等として使用されている。
強誘電体メモリの構造を改良する種々の技術が知られている。例えば、強誘電体キャパシタに蓄積される電気量がリラクゼーションや分極疲労により減少した場合でもメモリセルデータの読み出しを正確に行うことが可能になる技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、強誘電体メモリがデータを保持する時間を長くする技術が知られている(例えば、特許文献2を参照)。また、強誘電体メモリの消費電力を低減すると共に、センス時のビット線間の電圧マージンを増大させる技術が知られている(例えば、特許文献3を参照)。
特開平11−238387号公報 特開平8−273375号公報 特開平11−273361号公報
近年の強誘電体メモリの微細化の進展によって、強誘電体キャパシタの面積が減少して蓄電できる電気量が減少することにより強誘電体キャパシタからデータを読み出すときの電位差が小さくなってきている。強誘電体キャパシタからデータを読み出すときの電位差が小さくなると、強誘電体キャパシタからのデータの読み出し精度が低下するおそれがある。また、強誘電体メモリの微細化の進展によって、強誘電体メモリに供給される電源電圧が低下することで、データを読み出すときの電位差だけではなく、データを書き込むときの電圧が低くなる。データを書き込むときの電圧が低くなると、データの書き込み精度が低下するおそれがある。
強誘電体キャパシタに接続されるセルトランジスタのチャネル長の縮小化及びゲート酸化膜の薄膜化、並びに強誘電体キャパシタの薄膜化により、強誘電体メモリのデータの読み出し精度及び書き込み精度の低下が防止される。しかしながら、セルトランジスタのチャネル長の縮小化及びゲート酸化膜の薄膜化は、セルトランジスタの耐圧の低下及び酸化膜経時破壊(Time Dependent Dielectric Breakdown、TDDB)特性の劣化を招くおそれがある。また、強誘電体キャパシタの薄膜化は、強誘電体キャパシタの信頼性が低下するおそれがある。
一実施形態では、強誘電体メモリの信頼性を確保しつつ強誘電体メモリのデータの読み出し精度の低下を防止可能な技術を提供することを目的とする。
1つの実施形態では、強誘電体メモリは、複数のワード線と、複数のビット線と、複数のメモリセルと、プレート線と、センスアンプとを有する。複数のメモリセルは、強誘電体キャパシタ、及びワード線の選択に応じて強誘電体キャパシタの第1電極を複数のビット線に接続するセルトランジスタを有する。プレート線は、強誘電体キャパシタの第2電極に接続される。センスアンプは、複数のメモリセルから読み出されたデータを示す電気量を第1電圧で増幅する。複数のメモリセルの何れかに記憶されたデータを読み出すときに、データが読み出されるメモリセルの第2電極に接続されたプレート線は、第1電圧よりも高い第2電圧がパルス状に印加される。
一実施形態では、強誘電体メモリの信頼性を確保しつつ強誘電体メモリのデータの読み出し精度の低下を防止することができる。
強誘電体メモリに搭載される2T2C型の強誘電体メモリセルの回路図である。 (a)は読み出し動作時の動作を示すタイミングチャートであり、(b)〜(e)は(a)に示す動作における印加電圧と分極量との関係を示す図である。 実施形態に係る強誘電体メモリに関連する強誘電体メモリのブロック図である。 図3に示す強誘電体メモリの回路図である。 図3に示す強誘電体メモリの動作を示すタイミングチャートである。 第1実施形態に係る強誘電体メモリの機能ブロック図である。 (a)は図6に示す第1電圧生成回路の一例を示す図であり、(b)は図6に示す第2電圧生成回路の一例を示す図である。 (a)は基準電圧VBGR、第1電圧VII、第2電圧SVII及び第3電圧VPPと外部電圧VDDとの関係の一例を示す図であり、(b)は基準電圧VBGR、第1電圧VII、第2電圧SVII及び第3電圧VPPと外部電圧VDDとの関係の他の例を示す図である。 図6に示す強誘電体メモリのブロック図である。 図6に示す強誘電体メモリの回路図である。 図6に示す強誘電体メモリの動作を示すタイミングチャートである。 第2実施形態に係る強誘電体メモリのブロック図である。 図12に示す強誘電体メモリの回路図である。 図12に示す昇圧回路の回路図である。 図12に示す強誘電体メモリの動作を示すタイミングチャートである。
以下図面を参照して、本発明に係る強誘電体メモリ及びその制御方法について説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明との均等物に及ぶ点に留意されたい。
(強誘電体メモリセルの動作)
実施形態に係る強誘電体メモリについて説明する前に、図1を参照して強誘電体メモリの動作について説明する。図1は、強誘電体メモリに搭載される2T2C型の強誘電体メモリセルの回路図である。
メモリセル10は、2T2C(2トランジスタ2キャパシタ)型の強誘電体メモリセルであり、第1セルトランジスタ11と、第1強誘電体キャパシタ12と、第2セルトランジスタ13と、第2強誘電体キャパシタ14とを有する。
第1セルトランジスタ11及び第2セルトランジスタ13のそれぞれは、n型のMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)である。第1セルトランジスタ11のソースは第1ビット線16に接続され、第1セルトランジスタ11のゲートはワード線18に接続され、第1セルトランジスタ11のドレインは第1強誘電体キャパシタ12の第1電極に接続される。第2セルトランジスタ13のソースは第2ビット線17に接続され、第2セルトランジスタ13のゲートはワード線18に接続され、第2セルトランジスタ13のドレインは第2強誘電体キャパシタ14の第1電極に接続される。
第1強誘電体キャパシタ12及び第2強誘電体キャパシタ14のそれぞれは、IrOx膜である第1電極と、Pt膜である第2電極と、第1電極と第2電極との間に配置されるPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)膜である強誘電体とを有する。第1強誘電体キャパシタ12及び第2強誘電体キャパシタ14の第2電極はプレート線19に接続される。
図2(a)は図1に示す強誘電体メモリの読み出し動作時の動作を示すタイミングチャートであり、図2(b)〜2(e)はそれぞれ図2(a)に示す動作における印加電圧と分極量との関係を示す図である。図2(b)〜2(e)において、黒丸は第1強誘電体キャパシタ12の動作を示し、白丸は第2強誘電体キャパシタ14の動作を示す。また、図2(b)〜2(e)において、横軸は第1強誘電体キャパシタ12及び第2強誘電体キャパシタ14に印加される電圧を示し、縦軸は分極量を示す。図2(a)〜2(e)では、第1強誘電体キャパシタ12には「1」が記憶され、第2強誘電体キャパシタ14には「0」が記憶される。すなわち、第1強誘電体キャパシタ12の残留分極は分極反転するPタームであり、第2強誘電体キャパシタ14の残留分極は分極反転しないUタームである。
読み出し動作においては、まず、ワード線信号WL1を立上り遷移させてワード線18を選択状態にして、第1セルトランジスタ11及び第2セルトランジスタ13をオンする。このとき、第1強誘電体キャパシタ12及び第2強誘電体キャパシタ14には電荷が蓄積されていないので、図2(a)の(1)及び図2(b)に示すように、第1ビット線信号BL1及び第2ビット線信号/BL1の電位は変化しない。
次いで、図2(a)の(2)及び図2(c)に示すように、プレート線信号CP1を立上り遷移させて電源電圧VDDに設定する。このとき、第1ビット線信号BL1及び第2ビット線信号/BL1は略0Vに保たれており、第1強誘電体キャパシタ12及び第2強誘電体キャパシタ14には正電圧が印加される。
第1強誘電体キャパシタ12にはデータ値「1」が記憶されているので、第1強誘電体キャパシタ12に印加される電圧は書き込み時と反対極性であるために、分極の反転が起こり、大きな電気量の反転電荷が第1ビット線16に流れる。一方、第2強誘電体キャパシタ14にはデータ値「0」が記憶されているので、第2強誘電体キャパシタ14に印加される電圧は書き込み時と同一の極性であるために、分極の反転は起こらず、比較的小さな電気量の電荷が第2ビット線17に流れる。第1ビット線16及び第2ビット線17に流れる電気量は、不図示のセンスアンプによって電圧に変換され、第1ビット線16及び第2ビット線17のそれぞれに印加される電圧の差は、電源電圧VDDまで増幅される。
次いで、図2(a)の(3)及び図2(d)に示すように、プレート線CP1を0Vに設定する。プレート線CP1を0Vに設定すると、第1ビット線信号BL1の電圧は電源電圧VDDであるので、第1強誘電体キャパシタ12には、電源電圧VDDの反転電圧が印加される。一方、第2ビット線信号/BL1の電圧は0Vであるので、第2強誘電体キャパシタ14に印加される電圧は0Vになる。
そして、図2(a)の(4)及び図2(e)に示すように、第1ビット線信号BL1の電圧を0Vに設定すると、第1強誘電体キャパシタ12に印加される電圧も0Vに戻る。
図2を参照して説明した例では、第1ビット線信号BL1、第2ビット線信号/BL1及びプレート線信号CP1が電源電圧VDDに設定されるが、データ値「1」を示す高電圧には、電源電圧VDDを降圧回路で降圧した降圧電圧が使用されてもよい。一方、データ値「0」を示す低電圧には0Vすなわちグランドレベルの電圧が使用されてもよい。メモリセル10において、データを読み出すときに十分な電気量の電荷を流すためには第1強誘電体キャパシタ12及び第2強誘電体キャパシタ14にデータを書き込みときに、電荷を蓄積するのに十分な程度の電位が印加されることが好ましい。例えば、メモリセル10が180nmの設計ルールで設計されたるとき、1.8〔V〕程度の電圧でデータを書き込むことが好ましい。すなわち、第1ビット線信号BL1、第2ビット線信号/BL1及びプレート線信号CP1のそれぞれは、0〔V〕及び1.8〔V〕の何れかに設定される。
一方、ワード線信号WL1は、第1強誘電体キャパシタ12及び第2強誘電体キャパシタ14の両端に十分な電圧を印加するために、第1セルトランジスタ11及び第2セルトランジスタ13の動作しきい値電圧よりも大きい電圧に設定されることが好ましい。例えば、ワード線信号WL1は、3〔V〕程度の電圧に設定される。
(実施形態に係る強誘電体メモリに関連する強誘電体メモリの構成及び動作)
図3は実施形態に係る強誘電体メモリに関連する強誘電体メモリのブロック図であり、図4は図3に示す強誘電体メモリの回路図である。
強誘電体メモリ900は、n行m列のアレイ状に配置されたメモリセル10と、n個のセンスアンプ20と、n対のプリチャージトランジスタ31及び32とを有する。メモリセル10の構成及び動作は、図1及び2を参照して説明したので、ここでは詳細な説明は省略する。
センスアンプ20は、第1センストランジスタ21〜第6センストランジスタ26を有する。センスアンプ20は、データ値が「1」であるとき、第1ビット線16、及び第2ビット線17の電圧を第1電圧VIIに昇圧する。また、センスアンプ20は、データ値が「0」であるとき、第1ビット線16、及び第2ビット線17をグランド電圧VSSに降圧する。例えば、第1ビット線16のデータ値が「1」であるとき、第1ビット線16の電圧を第1電圧VIIに昇圧し、第2ビット線17のデータ値が「0」であるとき、第2ビット線17の電圧をグランド電圧VSSに降圧する。
n対のプリチャージトランジスタ31及び32は、n型のMOSFETであり、ゲートにプリチャージ信号φPRnが入力され、ソースが接地され、ドレインが第1ビット線16及び第2ビット線17のそれぞれに接続される。n対のプリチャージトランジスタ31及び32は、オンしたときに第1ビット線16及び第2ビット線17のそれぞれを接地する。
図5は、強誘電体メモリ900の動作を示すタイミングチャートである。図5において、波形501はチップイネーブル信号CEBを示し、波形502はプリチャージ信号φPRnを示し、波形503は第1センスアンプ信号φ/SAを示し、波形504は第2センスアンプ信号φSAを示す。波形505はワード線信号WL1を示し、波形506はプレート線信号CP1を示し、波形507は第1ビット線信号BL1を示し、波形508は第2ビット線信号/BL1を示す。
図5に示すタイミングチャートでは、第1強誘電体キャパシタ12に記憶されるデータ値「1」及び第2強誘電体キャパシタ14に記憶されるデータ値「0」が読み出される。次いで、第1強誘電体キャパシタ12にデータ値「0」が書き込まれると共に、第2強誘電体キャパシタ14にデータ値「1」が書き込まれる。
時間t0において、チップイネーブル信号CEBが立下り遷移することに応じて、強誘電体メモリ900は、活性化状態になる。次いで、時間t1において、プリチャージ信号φPRnが立下り遷移することに応じて、第1ビット線16及び第2ビット線17のグランド電圧VSSへのプリチャージが停止される。次いで、時間t2において、ワード線の選択に応じて、ワード線信号WL1が第1電圧VIIに昇圧され、時間t3において、ワード線信号WL1が昇圧電圧VPPに更に昇圧される。ワード線信号WL1が昇圧電圧VPPに更に昇圧されることに応じて、第1セルトランジスタ11及び第2セルトランジスタ13はオンする。
次いで、時間t4において、プレート線信号CP1が第1電圧VIIに立上り遷移することに応じて、強誘電体メモリ900は読み出し動作を開始する。データ値「1」を示す第1ビット線信号BL1は、データ値「0」を示す第2ビット線信号/BL1よりも高電圧になる。次いで、時間t5において、第1センスアンプ信号φ/SAが立下り遷移すると共に第2センスアンプ信号φSAが立上り遷移することに応じて、第1ビット線信号BL1は第1電圧VIIに昇圧される。一方、第2ビット線信号/BL1はグランド電圧VSSに降圧される。
次いで、時間t6において、チップイネーブル信号CEBが立上り遷移することに応じて、強誘電体メモリ900は、活性化状態を終了する。次いで、時間t7において、第1ビット線信号BL1が立下り遷移すると共に、第2ビット線信号/BL1が立上り遷移する。第1ビット線信号BL1が立下がり遷移することで、第1強誘電体キャパシタ12にデータ値「0」が書き込まれる。次いで、時間t8において、プレート線信号CP1がグランド電圧VSSに立下がり遷移することに応じて、第2強誘電体キャパシタ14にデータ値「1」が書き込まれる。
次いで、時間t9において、第1センスアンプ信号φ/SAが立上り遷移すると共に第2センスアンプ信号φSAが立下り遷移することに応じて、第2ビット線信号/BL1はグランド電圧VSSに降圧される。次いで、時間t10において、プリチャージ信号φPRnが立上り遷移することに応じて、第1ビット線16及び第2ビット線17のグランド電圧VSSへのプリチャージが再開される。そして、時間t11において、ワード線の選択が終了することに応じて、ワード線信号WL1が立下り遷移する。
(実施形態に係る強誘電体メモリに関連する強誘電体メモリの課題)
強誘電体メモリ900では、微細化の進展によって、強誘電体キャパシタの面積が減少して蓄電できる電気量が減少することによりデータを読み出すときの電位差が小さくなり、強誘電体キャパシタからのデータの読み出し精度が低下するおそれがある。また、強誘電体メモリ900では、強誘電体メモリ900に供給される電源電圧が低下することで、データを読み出すときの電位差だけではなく、データを書き込むときの電圧が低くなりデータの書き込み精度が低下するおそれがある。
強誘電体メモリ900において、第1ビット線16、第2ビット線17、及びプレート線19に印加する電圧を高くすることで、読み出し精度及び書き込み精度の低下が防止される。しかしながら、第1ビット線16、第2ビット線17、及びプレート線19に印加する電圧を高くすると、第1、第2セルトランジスタ11と13及び第1、第2強誘電体キャパシタ12と14のメモリセルの構成素子の信頼性が低下するおそれがある。
(実施形態に係る強誘電体メモリの概要)
実施形態に係る強誘電体メモリは、複数のメモリセルの何れかに記憶されたデータを読み出すときに、センスアンプに印加される第1電圧よりも高い第2電圧がプレート線にパルス状に印加される。実施形態に係る強誘電体メモリは、データを読み出すときにセンスアンプに印加される第1電圧よりも高い第2電圧がプレート線に印加されることで、データの読み出し精度が低下することを防止する。また、実施形態に係る強誘電体メモリは、データを読み出すときに高い第2電圧をプレート線にパルス状に印加することで、高電圧がメモリセルに印加される時間を最小化することで、メモリセルに含まれるセルトランジスタの信頼が低下することを防止する。
(第1実施形態に係る強誘電体メモリの構成及び機能)
図6は、第1実施形態に係る強誘電体メモリの機能ブロック図である。
強誘電体メモリ1は、メモリセルアレイ100と、ロウデコーダ101と、コラムデコーダ102と、アドレスラッチ回路103と、コントロール回路104とを有するHi−z方式により書き込み動作及び読み出し動作するメモリである。強誘電体メモリは、基準電圧生成回路105と、第1電圧生成回路106と、第2電圧生成回路107と、第3電圧生成回路108と、マルチプレクサ109とを更に有する。コラムデコーダ102は、センスアンプ及びライトアンプを含む。
メモリセルアレイ100は、メモリセル10がn行m列のアレイ状に配置される。ロウデコーダ101は、アドレスラッチ回路103から入力される行選択信号RSに基づいてメモリセルアレイ100に配置されるメモリセルの行を選択する。コラムデコーダ102は、アドレスラッチ回路103から入力される列選択信号CSに基づいてメモリセルアレイ100に配置されるメモリセルの行を選択すると共に、書き込みデータDin及び読み出しデータDoutを増幅する。アドレスラッチ回路103は、外部から入力されるアドレス信号ADDをラッチして、ラッチしたアドレス信号ADDから生成した行選択信号RSをロウデコーダ101に出力すると共に、列選択信号CSをコラムデコーダ102に出力する。コントロール回路104は、チップイネーブル信号CEB、ライトイネーブル信号WEB、アウトプットイネーブル信号OEB、下位バイト選択信号LBB及び上位バイト選択信号UBBが入力され、入力される信号に応じてコラムデコーダ102を制御する。コントロール回路104は、例えば、ロジック回路である。
メモリセルアレイ100、ロウデコーダ101、コラムデコーダ102及びアドレスラッチ回路103の回路構成は、広く知られているので、ここでは詳細な説明は省略する。
基準電圧生成回路105は、例えば、バンドギャップ・リファレンスであり、外部電源VDDからVBGRを生成する。第1電圧生成回路106は、第1電圧VIIを外部電源VDDから、基準電圧生成回路105によって生成された基準VBGRを用いて一定電圧に降圧する回路である。第2電圧生成回路107は、第1電圧VIIよりも高い第2電圧SVIIを基準電位VBGRに用いて外部電源VDDを一定電圧に昇圧するポンピング回路である。第3電圧生成回路108は、第2電圧生成回路107から入力される第2電圧VIIを自己ブーストして第3電圧VPPを生成する。第1電圧VII、第2電圧SVII及び第3電圧VPPは、外部電源VDDの動作保障範囲での変動によらず一定となる。
マルチプレクサ109は、コントロール回路104から入力される制御信号に基づいて、第1電圧VII、第2電圧SVII、第3電圧VPPの何れかを選択して電源信号SVIImとしてロウデコーダ101及びコラムデコーダ102に出力する。マルチプレクサ109は、電圧が同一の電源信号SVIImをロウデコーダ101及びコラムデコーダ102に出力してもよく、電圧が異なる電源信号SVIImをロウデコーダ101及びコラムデコーダ102に出力してもよい。また、マルチプレクサ109は、電圧が異なる複数の電源信号SVIImをロウデコーダ101及びコラムデコーダ102のそれぞれに出力してもよい。
図7(a)は第1電圧生成回路106の一例を示す図であり、図7(b)は第2電圧生成回路107の一例を示す図である。
第1電圧生成回路106は、第1抵抗素子161と、第2抵抗素子162と、コンパレータ163と、トランジスタ164とを有し、外部電圧VDDを降圧して第1電圧VIIを生成する。第1電圧VIIは、第1抵抗素子161の抵抗値R1、第2抵抗素子162の抵抗値R2及び基準電圧VBGRから、
VII=(R1+R2)/R2×VBGR
で示される。
第2電圧生成回路107は、第1抵抗素子171と、第2抵抗素子172と、コンパレータ173と、オシレータ回路174と、ポンプ回路175とを有し、外部電圧VDDを昇圧して第2電圧SVIIを生成する。第2電圧SVIIは、第1抵抗素子171の抵抗値R1´、第2抵抗素子172の抵抗値R2´及び基準電圧VBGRから、
SVII=(R1´+R2´)/R2´×VBGR
で示される。
図8(a)は、基準電圧VBGR、第1電圧VII、第2電圧SVII及び第3電圧VPPと外部電圧VDDとの関係の一例を示す図である。図8(b)は、基準電圧VBGR、第1電圧VII、第2電圧SVII及び第3電圧VPPと外部電圧VDDとの関係の他の例を示す図である。図8(a)及び8(b)において、横軸は外部電圧を示し、縦軸は基準電圧VBGR、第1電圧VII、第2電圧SVII及び第3電圧VPPを示す。図8(a)に示す図は180〔nm〕の設計ルールで周辺回路が形成される例を示し、図8(b)に示す図は110〜130〔nm〕の設計ルールで周辺回路が形成される例を示す。
図8(a)に示す例では、外部電圧VDDが1.8〔V〕から3.6〔V〕までの範囲で基準電圧VBGR、第1電圧VII、第2電圧SVII及び第3電圧VPPが一定電圧になり、強誘電体メモリ1の動作が保障される。一方、図8(b)に示す例では、外部電圧VDDが1.5〔V〕から3.6〔V〕までの範囲で基準電圧VBGR、第1電圧VII、第2電圧SVII及び第3電圧VPPが一定電圧になり、強誘電体メモリ1の動作が保障される。なお、図8(b)に示す例では、高い信頼性が求められる製品では、外部電圧VDDが1.8〔V〕から3.6〔V〕までの範囲で強誘電体メモリ1の動作が保障される。
図9は強誘電体メモリ1のブロック図であり、図10は強誘電体メモリ1の回路図である。
メモリセルアレイ100は、n行m列のアレイ状に配置されたメモリセル10が配置され、n対のプリチャージトランジスタ31及び32と、n個のセンスアンプ40と、n対のトランスファトランジスタ41及び42に接続される。メモリセル10及びn対のプリチャージトランジスタ31及び32の構成及び動作は、図1及び4等を参照して既に説明したので、ここでは詳細な説明は省略する。
センスアンプ40は、第1センストランジスタ21〜第6センストランジスタ26を有し、マルチプレクサから入力される電圧信号SVIImに対応する電圧が電源電圧として供給される。センスアンプ40は、データ値が「1」であるとき、第1ビット線16、及び第2ビット線17の電圧を電圧信号SVIImに対応する電圧に昇圧する。また、センスアンプ20は、データ値が「0」であるとき、第1ビット線16、及び第2ビット線17をグランド電圧VSSに降圧する。例えば、第1ビット線16のデータ値が「1」であるとき、第1ビット線16の電圧を電圧信号SVIImに対応する電圧に昇圧し、第2ビット線17のデータ値が「0」であるとき、第2ビット線17の電圧をグランド電圧VSSに降圧する。
n対のトランスファトランジスタ41及び42は、n型のMOSFETであり、ゲートにビットトランスファ信号φBTが入力され、ソースがセンスアンプ40に接続され、ドレインが第1ビット線16及び第2ビット線17のそれぞれに接続される。n対のトランスファトランジスタ41及び42は、オンしたときに第1ビット線16及び第2ビット線17とセンスアンプ40との間を接続し、オフしたときに第1ビット線16及び第2ビット線17とセンスアンプ40との間の接続を遮断する。
図11は、強誘電体メモリ1の動作を示すタイミングチャートである。図11において、波形1101はチップイネーブル信号CEBを示し、波形1102はプリチャージ信号φPRnを示し、波形1103はビットトランスファ信号φBTnを示す。波形1104は第1センスアンプ信号φ/SAを示し、波形1105は第2センスアンプ信号φSAを示し、波形1106はワード線信号WL1を示す。波形1107はプレート線信号CP1を示し、波形1108は第1ビット線信号BL1を示し、波形1109は第2ビット線信号/BL1を示す。波形1110は非選択ビット線信号BL´及び/BL´を示し、波形1111は第1センスアンプデータ信号SADを示し、波形1112は第2センスアンプデータ信号SA/Dを示し、波形1113は非選択キャパシタ信号nを示す。
図11に示すタイミングチャートでは、第1強誘電体キャパシタ12に記憶されるデータ値「1」及び第2強誘電体キャパシタ14に記憶されるデータ値「0」が読み出される。次いで、第1強誘電体キャパシタ12にデータ値「0」が書き込まれると共に、第2強誘電体キャパシタ14にデータ値「1」が書き込まれる。
時間t0において、チップイネーブル信号CEBが立下り遷移することに応じて、強誘電体メモリ1は、活性化状態になる。次いで、時間t1において、プリチャージ信号φPRnが立下り遷移することに応じて、第1ビット線16及び第2ビット線17のグランド電圧VSSへのプリチャージが停止される。併せて、ビットトランスファ信号φBTnが第2電圧SVIIに立上り遷移することに応じて、n対のトランスファトランジスタ41及び42のそれぞれがオンして、第1ビット線16及び第2ビット線17に印加される電圧がセンスアンプ40に伝送可能になる。さらに、時間t1において、ビットトランスファ信号φBTnは、第2電圧SVIIに昇圧される。しかしながら、トランスファトランジスタ41及び42のしきい値電圧が第1電圧VIIよりも低い場合は、ビットトランスファ信号φBTnは、第1電圧VIIに維持されてもよい。
次いで、時間t2において、ワード線の選択に応じて、ワード線信号WL1が第2電圧SVIIに昇圧されると、第1セルトランジスタ11及び第2セルトランジスタ13はオンする。第1セルトランジスタ11及び第2セルトランジスタ13がオンすることで、第1ビット線16と第1強誘電体キャパシタ12との間、及び第2ビット線17と第2強誘電体キャパシタ14との間が電気的に接続される。
次いで、時間t3において、プレート線信号CP1が第2電圧SVIIに立上り遷移することに応じて、強誘電体メモリ1は読み出し動作を開始する。データ値「1」を示す第1ビット線信号BL1は、大きな電気量の反転電荷がが流れて、データ値「0」を示す第2ビット線信号/BL1よりも高電圧になる。
次いで、時間t4において、ビットトランスファ信号φBTnが立下り遷移することに応じて、n対のトランスファトランジスタ41及び42がオフして、第1ビット線16及び第2ビット線17とセンスアンプ40との間の電気的な接続が遮断される。
次いで、時間t5において、プリチャージ信号φPRnが立上り遷移することに応じて、第1ビット線16及び第2ビット線17のグランド電圧VSSへのプリチャージが再開されて、第1ビット線16及び第2ビット線17の電圧がグランド電圧になる。第1セルトランジスタ11及び第2セルトランジスタ13は、オンしているので、第1ビット線16及び第2ビット線17と第1強誘電体キャパシタ12及び第2強誘電体キャパシタ14の第1電極の電圧は、グランド電圧VSSになる。一方、第1強誘電体キャパシタ12及び第2強誘電体キャパシタ14の第2電極の電圧は、プレート線信号CP1が第2電圧SVIIであるので、第2電圧SVIIになる。第1強誘電体キャパシタ12及び第2強誘電体キャパシタ14は、第1電極にグランド電圧VSSに印加され且つ第2電極に第2電圧SVIIが印加されるので、データ値「0」が書き込まれる。
次いで、時間t6において、第1センスアンプ信号φ/SAが立下り遷移すると共に第2センスアンプ信号φSAが立上り遷移することに応じて、第1センスアンプデータ信号SADは、第1電圧VIIに昇圧される。一方、第2センスアンプデータ信号SA/Dは、グランド電圧VSSに降圧される。時間t4において、第1ビット線16及び第2ビット線17とセンスアンプ40との間の電気的な接続が遮断されているので、センスアンプ40で増幅された電圧は、第1強誘電体キャパシタ12及び第2強誘電体キャパシタ14に印加されることはない。
次いで、時間t7において、プレート線信号CP1がグランド電圧VSSに立下り遷移することに応じて、強誘電体メモリ1は読み出し動作を終了する。なお、プレート線信号CP1に第2電圧SVIIが印加される時間t3から時間t7までの期間において、非選択の強誘電体メモリの電圧は、強誘電体のカップリングにより昇圧される。第1強誘電体キャパシタ12及び第2強誘電体キャパシタ14の第1電極と第2電極との間に第2電圧SVIIが印加される期間は、20〔ns〕程度であることが好ましい。すなわち、プリチャージ信号φPRnが立上り遷移する時間t5とプレート線信号CP1立下り遷移する時間t7との間の期間は、20〔ns〕程度であることが好ましい。
次いで、時間t8において、チップイネーブル信号CEBが立上り遷移することに応じて、強誘電体メモリ1は、活性化状態を終了する。時間t9において、プリチャージ信号φPRnが立下り遷移することに応じて、第1ビット線16及び第2ビット線17のグランド電圧VSSへのプリチャージが再度停止される。
次いで、時間t10において、センスアンプ40の第5センストランジスタ25のソースに第2電圧SVIIが印加させる。また、グランド電位VSSを示す第1センスアンプデータ信号SADが不図示の外部装置から入力されると共に、第2電位SVIIを示す第2センスアンプデータ信号SA/Dが不図示の外部装置から入力される。
次いで、時間t11において、ビットトランスファ信号φBTnは、第3電圧VPPに昇圧されて、n対のトランスファトランジスタ41及び42がオンして、第1ビット線16及び第2ビット線17とセンスアンプ40との間が電気的に接続される。併せて、ワード線信号WL1は、第3電圧VPPに昇圧されて、第2セルトランジスタ13を介して第2強誘電体キャパシタ14にデータ値「1」が書き込まれる。
次いで、時間t12において、第1センスアンプ信号φ/SAが立上り遷移すると共に第2センスアンプ信号φSAが立下り遷移する。次いで、時間t13において、プリチャージ信号φPRnが立下り遷移することに応じて、第1ビット線16及び第2ビット線17のグランド電圧VSSへのプリチャージが再開されて、第1ビット線16及び第2ビット線17の電圧がグランド電圧になる。そして、時間t14において、ワード線の選択が終了することに応じて、ワード線信号WL1が立下り遷移する。ワード線18に第3電圧VPPが印加される時間t11から時間t14までの期間は、プレート線19に第2電圧SVIIが印加される期間と同様に20〔ns〕程度であることが好ましい。
(第1実施形態に係る強誘電体メモリの作用効果)
強誘電体メモリ1では、メモリセルに記憶されたデータを読み出すときに、データが読み出されるメモリセルの第2電極に接続されたプレート線は、ビット線の信号を増幅する第1電圧よりも高い第2電圧がパルス状に印加される。強誘電体メモリ1は、プレート線にビット線の信号を増幅する第1電圧よりも高い第2電圧をパルス状に印加してメモリセルに記憶されたデータを読み出すことで、強誘電体メモリの信頼性を確保しつつ強誘電体メモリのデータの読み出し精度の低下を防止する。
また、強誘電体メモリ1では、メモリセルにデータを書き込むときに、データが書き込まれるメモリセルは、ビット線の信号を増幅する第1電圧よりも高い第2電圧がパルス状に印加される。強誘電体メモリ1は、ビット線の信号を増幅する第1電圧よりも高い第2電圧をメモリセルにパルス状に印加してメモリセルにデータを書き込むことで、強誘電体メモリの信頼性を確保しつつ強誘電体メモリのデータの書き込み精度の低下を防止する。
また、強誘電体メモリ1では、メモリセルにデータ値「1」を書き込むときに、セルトランジスタ及び強誘電体キャパシタに高電圧が印加される期間は、20〔ns〕程度にすることができる。
強誘電体メモリ1は、プレート線に第2電圧に印加してデータを読み書きすることで、強誘電体キャパシタの読み書き動作の動作マージンを大きくできるので、低温時等の強誘電体キャパシタの抗電圧Vcが高いときに読み書き動作の精度が低下することを防止できる。
また、強誘電体メモリ1では、プレート線及びビット線を介して強誘電体キャパシタに高電圧が印加される期間は、一例では20〔ns〕であるパルス状の所定の期間である。強誘電体キャパシタに高電圧が印加される期間は、外部電源電圧及び温度によるばらつきは少なく、強誘電体メモリ1の外部に配置される装置の制御タイミングの影響も受けない。強誘電体メモリ1では、強誘電体キャパシタに高電圧が印加される期間が一定であるので、強誘電体キャパシタ及びセルトランジスタのゲート酸化膜に与える電圧ストレスは一定である。
例えば、第2電圧SVIIが2〔V〕であり強誘電体キャパシタの膜厚が500〔Å〕であるとき、強誘電体キャパシタに印加される電界の電界強度は、従来と同様に0.4〔MeV/cm〕程度になる。また、セルトランジスタに用いられているMOSFETのゲート酸化膜厚が40〔Å〕であり、且つワード線信号に印加される第3電圧VPPが3.0〔V〕であるとき、ゲート酸化に印加される電界の電界強度は、7.5〔MeV/cm〕程度になる。
7.5〔MeV/cm〕程度の電界強度がデータの書き込みのときにセルトランジスタに印加されるが、第3電圧VPPがワード線信号に印加される時間は20〔ns〕程度に限定されているので、トランジスタの耐圧特性に余裕を持たせることができる。
また、強誘電体メモリ1では、メモリセルに記憶されたデータを読み出した後にトランスファトランジスタをオフし且つプリチャージトランジスタをオンすることで、データが読み出されたメモリセルは、データ値「0」を示すデータが書き込まれる。強誘電体メモリ1は、2T2C型のメモリセルにおいてデータを読み出したときに双方の強誘電体キャパシタにデータ値「0」を書き込むことで、強誘電体キャパシタにデータ値「0」を書き込むために第2電圧をプレート線に印加する処理を省略することができる。強誘電体メモリ1は、強誘電体キャパシタにデータ値「0」を書き込むために第2電圧をプレート線に印加する処理を省略することができるので、プレート線に第2電圧を印加する期間を短くすることができる。
図5に示すように、強誘電体メモリ900では、時間t4から時間t8までの期間に亘ってプレート線に高電圧が印加される。一方、図11に示すように、強誘電体メモリ1では、時間t3から時間t7までの期間に亘ってプレート線に高電圧が印加される。強誘電体メモリ900における読み出し・書き込みサイクルの1回あたりの時間が200〔ns〕であるとき、時間t4から時間t8までの期間は100〔ns〕程度になる。強誘電体メモリ1は、上述のようにプレート線に高電圧が印加できるので、強誘電体メモリ900に対してプレート線に高電圧を印加する時間を1/5程度にすることができる。強誘電体メモリ1は、強誘電体メモリ900に対してプレート線に高電圧を印加する時間を1/5程度にすることができるので、メモリセル等リーク電流等の耐圧許容値が1/5程度になり、電圧ストレスの累積時間を5倍程度にすることができる。
(第2実施形態に係る強誘電体メモリの構成及び機能)
図12は第2実施形態に係る強誘電体メモリのブロック図であり、図13は図12に示す強誘電体メモリの回路図である。
第2実施形態に係る強誘電体メモリ2は、n対のトランスファトランジスタ41及び42のそれぞれに並列に昇圧回路51及び52が配置されることが第1実施形態に係る強誘電体メモリと相違する。また、強誘電体メモリ2は、センスアンプ20がセンスアンプ40の代わりに配置されることが第1実施形態に係る強誘電体メモリと相違する。強誘電体メモリ2は、センスアンプ20、昇圧回路51及び52が配置される以外は、第1実施形態に係る強誘電体メモリと同様な構成及び機能を有するので、全体の機能ブロック図を省略する。
図14は、昇圧回路51の回路図である。
昇圧回路51は、第1トランジスタ61〜第6トランジスタ66と、インバータ67とを有し、活性化信号/φWAnがグランド電圧になり第1トランジスタ61及び第2トランジスタ62がオンするときに供給電圧SVIImを第1ビット線16に供給する。昇圧回路52は、昇圧回路51と同様の回路構成を有し、活性化信号/φWAnがグランド電圧になり第1トランジスタ61及び第2トランジスタ62がオンするときに第2電圧SVIIを第2ビット線17に供給する。
図15は、強誘電体メモリ2の動作を示すタイミングチャートである。図15において、波形1501はチップイネーブル信号CEBを示し、波形1502はプリチャージ信号φPRnを示し、波形1503はビットトランスファ信号φBTnを示す。波形1504は第1センスアンプ信号φ/SAを示し、波形1505は第2センスアンプ信号φSAを示し、波形1506はワード線信号WL1を示す。波形1507はプレート線信号CP1を示し、波形1508は第1ビット線信号BL1を示し、波形1509は第2ビット線信号/BL1を示し、波形1510は活性化信号/φWAnを示す。波形1511は非選択ビット線信号BL´及び/BL´を示し、波形1512は第1センスアンプデータ信号SADを示し、波形1513は第2センスアンプデータ信号SA/Dを示し、波形1514は昇圧電源SVIImを示し、波形1515は非選択キャパシタ信号nを示す。
時間t0〜t7の動作は、t1においてビットトランスファ信号φBTnが第2電圧SVIIに立上り遷移せずに第1電圧VIIに維持すること以外は、図11を参照して説明した強誘電体メモリ1の動作と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
時間t8において、チップイネーブル信号CEBが立上り遷移することに応じて、強誘電体メモリ2は、活性化状態を終了する。時間t9において、ビットトランスファ信号φBTnは、第1電圧VIIに昇圧される。併せて、プリチャージ信号φPRnが立下り遷移することに応じて、第1ビット線16及び第2ビット線17のグランド電圧VSSへのプリチャージが再度停止される。
次いで、時間t10において、昇圧回路52が第2ビット線17に供給する供給電圧SVIImを第1電圧VIIから第2電圧SVIIに昇圧する。次いで、時間t11において、活性化信号/φWAnがグランド電圧になり、昇圧回路52から第2ビット線17に第2電圧SVIIが供給される。
次いで、時間t12において、ワード線信号WL1は、第3電圧VPPに昇圧されて、第2セルトランジスタ13を介して第2強誘電体キャパシタ14にデータ値「1」が書き込まれる。
次いで、時間t13において、第1センスアンプ信号φ/SAが立上り遷移すると共に第2センスアンプ信号φSAが立下り遷移する。次いで、時間t14において、プリチャージ信号φPRnが立上り遷移することに応じて、第1ビット線16及び第2ビット線17のグランド電圧VSSへのプリチャージが再開されて、第1ビット線16及び第2ビット線17の電圧がグランド電圧になる。そして、時間t15において、ワード線の選択が終了することに応じて、ワード線信号WL1が立下り遷移する。ワード線18に第3電圧VPPが印加される時間t12から時間t15までの期間は、プレート線19に第2電圧SVIIが印加される期間と同様に、20〔ns〕程度であることが好ましい。
(第2実施形態に係る強誘電体メモリの作用効果)
強誘電体メモリ2では、データ値「1」を書き込むときに、センスアンプ及びトランスファトランジスタを介さずに昇圧回路からビット線に高電圧である第2電圧を供給するため、高耐圧のトランジスタの数を減らすことができる。また、第1電圧よりも高い第2電圧及び第3電圧が供給される素子の数を減らすことで、高電圧が供給される素子への充放電経路が減少することで、消費電力が削減される。
(実施形態に係る強誘電体メモリの変形例)
強誘電体メモリ1及び2は、Hi−z方式により書き込み動作及び読み出し動作するメモリであるが、実施形態に係る強誘電体メモリは、ビット線GND センス方式(BGS方式)等の他の方式により書き込み動作及び読み出し動作するメモリであってもよい。
(実施形態に係る強誘電体メモリの変形例)
また、強誘電体メモリ1及び2は、ビット線は階層化されていないが、実施形態に係る強誘電体メモリは、ビット線は階層化されていてもよい。
1、2 強誘電体メモリ
10 メモリセル
11 第1セルトランジスタ
12 第1強誘電体キャパシタ
13 第2セルトランジスタ
14 第2強誘電体キャパシタ
16 第1ビット線
17 第2ビット線
18 ワード線
19 プレート線
20、40 センスアンプ

Claims (5)

  1. 複数のワード線と、
    複数のビット線と、
    強誘電体キャパシタ、及び前記ワード線の選択に応じて前記強誘電体キャパシタの第1電極を前記複数のビット線に接続するセルトランジスタをそれぞれが有する複数のメモリセルと、
    前記強誘電体キャパシタの第2電極に接続されたプレート線と、
    複数のメモリセルのそれぞれから読み出されたデータを示す電気量を第1電圧で増幅するセンスアンプと、を有し、
    前記複数のメモリセルの何れかに記憶されたデータを読み出すときに、データが読み出されるメモリセルの前記第2電極に接続された前記プレート線は、前記第1電圧よりも高い第2電圧がパルス状に印加される、強誘電体メモリ。
  2. 前記複数のメモリセルの何れかにデータを書き込むときに、データが書き込まれるメモリセルは、前記セルトランジスタを介して接続された前記ビット線を介して前記第2電圧がパルス状に印加される、請求項1に記載の強誘電体メモリ。
  3. オンしたときに前記複数のビット線と前記センスアンプとの間を接続し、オフしたときに前記複数のビット線と前記センスアンプとの間の接続を遮断する複数のトランスファトランジスタと、
    オンしたときに前記複数のビット線のそれぞれを接地する複数のプリチャージトランジスタと、を更に有し、
    前記複数のメモリセルの何れかに記憶されたデータを読み出した後に、前記複数のトランスファトランジスタをオフし且つ前記複数のプリチャージトランジスタをオンすることで、データが読み出されたメモリセルは、データ値「0」を示すデータが書き込まれる、請求項1又は2に記載の強誘電体メモリ。
  4. 前記プレート線に前記第2電圧が印加される期間は、前記メモリセルからデータが読み出されてから前記メモリセルにデータ値「0」を示すデータが書き込まれるまでの期間である、請求項3に記載の強誘電体メモリ。
  5. 複数のワード線と、
    複数のビット線と、
    強誘電体キャパシタ、及び前記ワード線の選択に応じて前記強誘電体キャパシタの第1電極を前記複数のビット線に接続するセルトランジスタをそれぞれが有する複数のメモリセルと、
    前記強誘電体キャパシタの第2電極に接続されたプレート線と、
    複数のメモリセルのそれぞれから読み出されたデータを示す電気量を第1電圧で増幅するセンスアンプと、を有する強誘電体メモリの制御方法であって、
    データが読み出されるメモリセルの前記第2電極に接続された前記プレート線に、前記第1電圧よりも高い第2電圧をパルス状に印加し、
    前記セルトランジスタをオンして、前記強誘電体キャパシタからデータを示す電気量を前記複数のビット線の何れかを介して前記センスアンプに供給し、
    供給された前記電気量に対応する電圧を前記第1電圧に前記センスアンプによって増幅し、
    前記増幅された前記電圧を出力する、
    ことを含む、強誘電体メモリの制御方法。
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