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JP2018180488A - 電子写真用の定着部材、定着装置および電子写真画像形成装置 - Google Patents

電子写真用の定着部材、定着装置および電子写真画像形成装置 Download PDF

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JP2018180488A JP2017084755A JP2017084755A JP2018180488A JP 2018180488 A JP2018180488 A JP 2018180488A JP 2017084755 A JP2017084755 A JP 2017084755A JP 2017084755 A JP2017084755 A JP 2017084755A JP 2018180488 A JP2018180488 A JP 2018180488A
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Abstract

【課題】トナー離型性に優れ、長期に亘って高品位な定着画像を形成し得る電子写真用の定着部材、定着装置および電子写真画像形成装置を提供する。【解決手段】基層と、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイル、および、フッ素ゴムを含む弾性層と、フッ素樹脂、および、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルを含み、かつ、複数の孔を有する多孔質構造を有する表面層と、を有する電子写真用の定着部材。【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真用の定着部材、並びに、該定着部材を備えた定着装置および電子写真画像形成装置に関する。
電子写真画像の形成装置における定着工程においては、紙の如き記録媒体上の未定着のトナーを溶融させて定着させる際に、溶融したトナーが定着部材の表面に付着する、所謂「オフセット」と称する現象が生じる場合がある。
このような現象を抑制するために、特許文献1では、定着ローラと、加圧ローラと、定着ローラの表面へのオイル塗布機構と、加圧ローラに当接するクリーニング手段とを有する定着装置を開示している。
特開平10−10904号公報
特許文献1に係る、定着ローラの表面へのオイル塗布機構は、電子写真画像形成装置の小型化への障害となり得る。そこで、本発明者らは、オイル塗布機構の如き装置に因らずに、長期にわたって高いトナー離形性を維持し得る定着部材の開発が必要であるとの認識を持つに至った。
そこで、本発明の一態様は、トナー離型性に優れ、長期に亘って高品位な定着画像を形成し得る電子写真用の定着部材の提供に向けたものである。
また、本発明の他の態様は、高品位な電子写真画像を、安定して形成し得る定着装置および電子写真画像形成装置の提供に向けたものである。
本発明の一態様によれば、基層と、弾性層と、表面層と、を有する電子写真用の定着部材であって、
該弾性層は、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルと、フッ素ゴムと、を含み、
該表面層は、フッ素樹脂と、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルと、を含み、かつ、複数の孔を有する多孔質構造を有し、
該定着部材は、下記の条件(i)を満たす電子写真用の定着部材が提供される:
[条件(i)]該表面層の表面から、少なくとも、該表面層に含まれているパーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルの質量に相当する質量のパーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルを吸収して除去し、引き続いて、該表面層の表面に対して、水晶振動子マイクロバランス(QCM)センサの検出面を0.4MPaの圧力で、温度180℃にて、50msec間、押圧したときに該検出面の単位面積(1cm)に付着する、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルを含む付着物の質量が、1.0×10ng以上5.0×10ng未満である。
本発明の他の態様によれば、上記定着部材を有する定着装置が提供される。
本発明のさらに他の態様によれば、像担持体と、該像担持体を帯電させる帯電装置と、該帯電した像担持体に露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置と、該像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像装置と、該像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、該記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着装置と、を有し、該定着装置が上記定着装置である電子写真画像形成装置が提供される。
本発明の一態様によれば、トナー離型性に優れ、長期に亘って高品位な定着画像を形成し得る電子写真用の定着部材を得ることができる。
また、本発明の他の態様によれば、高品位な電子写真画像を、安定して形成し得る定着装置および電子写真画像形成装置を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る定着部材の一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る電子写真画像形成装置の一例を示す断面図である。 実施例1に係る定着部材の表面のSEM画像である。
本発明者等は、定着部材の表面に離型性に優れるフッ素オイルを徐々に供給する機能を、未定着トナーと直接接する該定着部材自体に担持させることについて検討を重ねた。その結果、弾性層と表面層とを備え、それぞれが以下の如き機能を有する定着部材とすることで定着部材の表面に離型性に優れるフッ素オイルが徐々に供給(放出)されることがわかった。
すなわち、弾性層は、フッ素オイルがその層中に適度に保持されるような構成とすることでオイルの貯蔵層としての機能を有する。また、表面層は、弾性層の外表面上に設けられてなり、複数の孔を有する多孔質構造を備えることで、該弾性層中に含まれるフッ素オイルを定着部材の表面側に徐々に移行し得る、オイル透過性を有する層としての機能を有する。
これらの機能を有する弾性層および表面層を備える定着部材によれば、弾性層に貯蔵されたフッ素オイルが表面層中を移行して定着部材の表面に徐々に放出されるため、フッ素オイルを長期に亘って定着部材の表面に供給することができることがわかった。
[電子写真用の定着部材]
以下、本発明の一実施形態に係る電子写真用の定着部材について図1を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一態様にかかる、ローラ形状を有する定着部材10(以下、「定着ローラ」ともいう)の長手方向に直交する方向の断面図である。なお、定着部材の形状はローラ形状に限定されるものではなく、ベルト形状であってもよい。
定着ローラ10は、円筒形状の基層11と、弾性層12と、表面層13と、を有する。弾性層12は、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルと、フッ素ゴムと、を含んでいる。また、表面層13は、フッ素樹脂と、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルと、を含み、かつ、複数の孔を有する多孔質構造を有している。
そして、定着ローラ10は、下記の条件(i)を満たす:
[条件(i)]該表面層13の表面から、少なくとも、該表面層13が含む該フッ素オイルの全質量に相当する質量の、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルを吸収して除去し、引き続いて、該表面層の表面に対して、水晶振動子マイクロバランス(QCM)センサの検出面を0.4MPaの圧力で、温度180℃にて、50msec間、押圧したときに該検出面の単位面積(1cm)に付着する、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルを含む付着物の質量が、1.0×10ng以上5.0×10ng未満である。
すなわち、条件(i)を満たすことは、初期状態の表面層13に含まれるパーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルに相当する量が定着ローラ10から失われた場合であっても、圧力0.4MPa、温度180℃、押圧時間50msec間の如き一般的な定着条件で定着することで、弾性層12に貯蔵されているパーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルが表面層13に移行し、その際に表面層13の表面から被定着物(定着画像)に付着するパーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルの量が、適切な範囲内に制御されているという技術的意味を有する。
ここで、パーフロオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルを含む弾性層12は、フッ素オイルの貯蔵層として機能している。また、表面層13は、複数の孔を有する多孔質構造を有しており、オイル透過性を有する層として機能しているため、弾性層12中のフッ素オイルが該多孔質構造を通過して定着部材10の表面に移行する。弾性層12中のフッ素オイルや初期に多孔質構造に保持されていたフッ素オイルは、定着部材10表面に移行してトナーの離型剤として機能する。この際、多孔質構造の孔径が微細であるため、定着部材10表面に移行するオイル量が微量となるように制御することができる。また、初期に多孔質構造に保持されていたフッ素オイルが長期使用で消失した後でも、熱および圧力が加わることによって弾性層12からフッ素オイルが供給されるため、長期に亘る使用においてもトナーの離型性を担保できる。さらに、定着部材10の表面に供給されるフッ素オイルが微量であるため、フッ素オイルが過剰に存在することにより発生する定着画像の品質の劣化を抑制することができる。
以下、定着部材を構成する各層についてより詳細に説明する。
(基層)
ローラ形状の定着部材の場合、円筒形状の基層を構成する材料としては特に限定されないが、アルミニウム、ステンレス鋼、真鍮、銅等の金属、ガラス、セラミックス等が挙げられる。
また、シームレスベルト形状の定着部材の場合、ベルト状の基層を構成する材料としては特に限定されないが、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等の樹脂;ニッケル、ステンレス鋼等の金属が挙げられる。
(フッ素オイル)
弾性層および表面層に含まれるフッ素オイルは、パーフルオロポリエーテル構造を有する。パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイル(以下、単にフッ素オイルと称する場合もある。)は、パーフルオロポリエーテル構造を有していれば特に制限はない。例えば、F(CFCFCFO)、F(CF(CF)CFO)、R(OCFCF(OCFOR、R(OCF(CF)CF(OCFORのような、直鎖構造のみ、もしくは分岐構造を一部有するものから適宜選択される。ここで、Rはそれぞれ任意のパーフルオロアルキル基を表す。m、nはそれぞれ独立に1〜200の任意の整数を表す。この中でも耐熱性を有するものが特に好ましい。例えば、大気中、250℃で1時間加熱した後の重量減少率が、10%未満のフッ素オイルが好ましく、5.0%未満であることがより好ましく、1.0%未満であることが特に好ましい。
(表面層)
表面層は、フッ素樹脂と、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルと、を含み、かつ、複数の孔を有する多孔質構造を備えている。フッ素オイルは多孔質構造の孔内に保持されていて、その一部は定着の際に表面層の表面に移行し、被定着物(定着画像)に付着することで表面層から失われる。一方、定着の際には弾性層に貯蔵されているフッ素オイルの一部が表面層に移行するため、多孔質構造の孔内に新たなフッ素オイルが供給され、孔内に保持される。したがって、初期状態(未使用時)において多孔質構造の孔内に保持されているフッ素オイルは、使用に伴って徐々に失われていくが、弾性層から新たなフッ素オイルが補充されるため、長期に亘って多孔質構造の孔内にフッ素オイルが保持された状態が維持される。
フッ素樹脂としては特に制限はないが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリクロロテトラフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)等の結晶性フッ素樹脂、また環状パーフルオロポリエーテル構造を有する非晶性フッ素樹脂が挙げられる。
これらのうち、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルとの化学的親和性が高く、溶液状態からの成膜性に優れるという観点から環状パーフルオロポリエーテル構造を有する非晶性フッ素樹脂(環状パーフルオロポリエーテル樹脂)が好ましい。
本発明者らが鋭意検討した結果、環状パーフルオロポリエーテル構造を有する非晶性フッ素樹脂を成膜すると微細な孔径を有する多孔質体になることを見出した。これは溶液状態から溶剤が揮発する過程で、樹脂成分と溶剤との相分離が起こり易く、その結果、孔が形成されるものと考えている。よって、成膜時の樹脂濃度を変えることにより、孔径も制御することができる。上記したように、この多孔質構造の孔が微細であり、フッ素オイルの表面移行量を微量に制御することに適しているため、本発明を完成するに至った。
また、環状パーフルオロポリエーテル構造を有する非晶性フッ素樹脂とフッ素オイルとの化学的親和性が高いため、定着ニップ時に接触・摺擦を受けても、表面層からフッ素オイルが消失しにくく、耐久性が向上する。さらに、環状パーフルオロポリエーテル構造を有する非晶性フッ素樹脂は溶液状態から成膜するため、積層がしやすく、また塗布した際に一部が下層に染み込み、その状態で硬化するため、接着性が向上する。
表面層の表面におけるパーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルの量は、水晶振動子を用いて測定することができる。水晶振動子はng〜μgオーダーの質量が測定できる感度を有する。水晶振動子は水晶の結晶を極薄い板上にカットし、両側に金属薄膜を取り付けた構造になっており、両側の金属電極に交流電場を印加すると水晶の逆圧電効果により一定の周波数(共振周波数)で振動するという性質を有する。金属薄膜上に微量の物質が吸着すると物質の質量に比例して共振周波数が減少するため、微量天秤として利用することができるものである。周波数の変化量と電極上の付着物質の質量は、以下のSauebreyの式(式(a))に従うことが知られている。
(ΔF:周波数変化、Δm:質量変化量、F:基本周波数、ρ:水晶の密度、μ:水晶のせん断応力、A:電極面積)
この測定方法は、水晶振動子マイクロバランス(Quartz Crystal Microbalance:QCM)法とも称される。
本発明者等は鋭意検討を重ねた結果、極めて好適な定着部材表面のフッ素オイルの量を見出して本発明を為すに至った。すなわち、以下の方法で算出したフッ素オイルの量を好適な範囲とすることで所期の効果を奏することを知見した。
具体的には、まず、タック試験機TAC−1000(株式会社レスカ製)のステージ部に水晶振動子を載せて、タック試験機のプローブ部に取り付けた定着部材を上部から振動子に押し付ける。定着部材を押し付ける際には、圧力を0.4MPa、押付時間50msec、押し込み量一定モード、押付および引き上げ速度1.0mm/sec、プローブ設定温度180℃の条件で押圧した。そして、このときに水晶振動子検出面の単位面積(1cm)に付着する、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルの付着量が、1.0×10ng以上5.0×10ng未満である。
上記押圧条件は、定着ニップにおける条件に準ずるものであり、付着量が上記範囲となることで、実機での長期使用においてもフッ素オイル起因の弊害のない定着条件となる。なお、付着量が1.0×10ng未満であると、離型性が低下するためトナーオフセットが発生しやすく、それに伴う画像劣化が発生しやすい。また、付着量が5.0×10ng以上であると、過剰なフッ素オイルに起因したトナーオフセット、過剰なフッ素オイルが画像に移着することによる光沢ムラが発生しやすい。
ここで、検出面に付着した付着物が、弾性層中に含まれていたパーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルを含むように、表面層は、弾性層中に含まれているフッ素オイルを当該表面層の厚み方向に通過させるものであることが好ましい。すなわち、表面層が、弾性層中のパーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルを透過させるオイル透過性を有することが好ましい。
環状パーフルオロポリエーテル構造を有する非晶性フッ素樹脂として具体的には、下記式(1)〜(3)で示される構造が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
式(1)〜(3)において、n〜nおよびm〜mは1以上の任意の整数であって、目的に応じて適宜選択すればよく特に制限はない。例えば、nは100以上2000以下、mは300以上4500以下、nは100以上2000以下、mは300以上4500以下、nは100以上1500以下、mは100以上1500以下である。
多孔質構造の平均孔径は、1nm以上200nm以下であることが好ましく、さらに10nm以上100nm以下であることが好ましい。平均孔径が1nm以上であると、フッ素オイルの定着部材表面への移行性が高く、長期の使用によって離型性が低下しづらいため好ましい。また平均孔径が200nm以下であると、定着部材表面のフッ素オイルの量が過剰とならず、トナーオフセット、画像濃度ムラ、光沢ムラを抑制すると共に、トナーの粒子が孔に入り込みづらく定着部材への残トナーの発生を抑制できる。
また、表面層の厚みは10nm以上20μm以下であることが好ましい。表面層の厚みが10nm以上であると、耐久摩耗により表面層が消失することが抑制される。表面層が存在することで、過剰なフッ素オイルを接触対象に供給してしまう弾性層が表面に露出することを抑制でき、光沢ムラや、過剰なフッ素オイルによるトナーオフセットも抑制できる。表面層の厚みが20μm以下であると、熱容量が大きくなりすぎず、定着部材の内部の加熱源からの熱をトナーに充分伝えることができる。
表面層は、熱伝導性等を向上させる目的から、必要に応じて無機酸化物、窒化ホウ素、カーボンブラック、炭素繊維等の熱伝導性フィラーを含有してもよい。
表面層は、表面自由エネルギーが10mJ/m以上15以下mJ/mであることが好ましく、10mJ/m以上15以下mJ/mであることがより好ましい。
(弾性層)
弾性層は、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルと、フッ素ゴムと、を含む。
フッ素ゴムは、フッ素オイルとの親和性が高く、耐熱性を有するものであることが好ましい。具体的には二元系、三元系のフッ化ビニリデン系フッ素ゴム(FKM)の如き一般的なフッ素ゴムや、これらをシリコーン変性したシリコーン変性フッ素ゴム(フロロシリコーンゴムともいう。)が好適に用いられる。二元系、三元系のフッ化ビニリデン系フッ素ゴムとしては、例えば、ダイエル(ダイキン工業社製)、ヴァイトン(Viton)、カルレッツ(以上、デュポン社製)等が挙げられる。シリコーン変性フッ素ゴムとしては、例えば、SIFEL(信越化学工業社製)等が挙げられる。
また、弾性層を形成する際の成型のしやすさや加熱硬化性を考慮して、液状付加型のフッ素ゴムから形成されることが好ましい。なお、これらのフッ素ゴムは1液および2液いずれのタイプから形成されてもよい。
弾性層はパーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルを含んだ層となっている。フッ素オイルを弾性層に含ませる手法としては特に限定はなく、液状状態のフッ素ゴムにフッ素オイルを添加して、その後、フッ素ゴムを硬化させてもよいし、硬化した後のフッ素ゴムにフッ素オイルを含浸させてもよい。
弾性層に含ませるフッ素オイルは、弾性層を構成するフッ素ゴムとの化学的親和性が制御されていることが好ましい。化学的親和性は両者の溶解度パラメータ(SP値)差で制御することが可能である。
ここで本発明における溶解度パラメータ(Solubility Parameters、SP値)は、2種以上の物質の親和性の目安となり、分子凝集エネルギーの平方根で表されるパラメータである。本発明において、SP値は、ハンセン(Hansen)の手法を用いて導出する。ここでハンセンの手法とは、一つの物質のエネルギーを、分散エネルギー項(δD)、分極エネルギー項(δP)、水素結合エネルギー項(δH)の3成分で表し、3次元空間にベクトルとして表すものである。仮に、2種類の物質のSP値の差が小さい(2種の物質間の距離が短い)場合は、当該2種類の物質は溶解性が高い、即ち、混和しやすいことを示す。一方、2種類の物質のSP値の差が大きい(2種の物質間の距離が長い)場合は、当該2種類の物質は溶解性が低い、即ち、混和しにくいことを示す。
本発明におけるδD、δP、δHと、グループ寄与法で計算する場合に使用する置換基ごとのパラメータは、ハンセングループが開発、販売しているデータベース付き計算ソフト「HSPiP」の3rd Edition 3.1.14を使用して、算出する。このとき、各成分のSP値は、それぞれ下記式(b)に基づいて算出する。
SP値=(δD 2+δP 2+δH 20.5 (b)
また、2種類の成分における溶解度パラメータの差(ΔSP)は、上記3次元空間における距離で定義するものとし、次の式(c)で値を算出している。
ΔSP={4(δD1−δD22+(δP1−δP22+(δH1−δH220.5 (c)
弾性層が含むフッ素オイルと、弾性層が含むフッ素樹脂との間の溶解度パラメータの差の絶対値ΔSPが1(MPa)0.5以上13(MPa)0.5以下であることが好ましく、さらに好ましくは1(MPa)0.5以上7.5(MPa)0.5以下であることが好ましい。
ΔSPが1(MPa)0.5以上であるとフッ素樹脂とフッ素オイルとの相互作用が大きくなり過ぎないため、ニップ時に定着部材に熱や圧力がかかるとフッ素オイルが表面に移行し易く、より良好な離型性を発揮できる。また、ΔSPが13(MPa)0.5以下であると両者の相互作用が小さくなり過ぎないため、フッ素オイルの過剰な分離が起こらず、過剰なフッ素オイルが表面に供給され難くなる。その結果、画像の光沢ムラや弾性層と表面層の密着性低下、剥がれ、といった弊害をさらに抑制できる。
弾性層に含ませるフッ素オイルの量は、弾性層におけるフッ素ゴムの重量に対して、1phr以上50phr以下、さらに好ましくは5phr以上40phr以下であることが好ましい。1phr以上であると、長期使用によっても離型性が低下し難くなる。50phr以下であると、弾性層と後述する接着層の密着がより良好となり剥がれ難くなり、また、表面に存在するオイルが過剰となりづらく、画像光沢ムラなどの弊害の発生をより抑制できる。
弾性層は、熱伝導性等を向上させる目的から、必要に応じて無機酸化物、窒化ホウ素、カーボンブラック、炭素繊維等の熱伝導性フィラーを含有してもよい。
弾性層の厚さは、表面硬度への寄与、および定着時の未定着トナーへの熱伝導の効率から100μm以上500μm以下、特に200μm以上400μm以下であることが好ましい。
また、弾性層と表面層との間には必要に応じて接着層を設けてもよい。弾性層に貯蔵されているフッ素オイルが表面に移行する必要があるため、接着層はフッ素系のプライマー材料からなることが好ましい。また、接着層の厚みは1μm以下であることが好ましい。
以上説明した定着部材によれば、フッ素オイルを制御した状態で微量だけ定着部材表面に供給することができる。したがって、過剰なフッ素オイルが定着部材の表面に移行することが抑制され、この過剰なフッ素オイルに起因する弊害も抑制でき、かつ、通常用いられるフッ素樹脂よりも高い優れたトナー離型性を実現することができる。さらに、長期に亘って弾性層からフッ素オイルが供給されるため、フッ素オイルの外部供給システムが不要であり、また、トナーにワックスを含有する必要もないため、トナーのワックス含有量を減らすもしくはゼロにすることができるので、トナー中のワックス起因の弊害も抑制することができる。なお、従来の定着部材では、定着部材に供給するオイルの量が多いと、定着部材に接触している他の部材を汚染するという問題もあったが、微量のフッ素オイルを定着部材の表面に供給しているため、このような汚染の問題も解決できる。
[定着装置]
次に、本発明の一実施形態に係る定着装置について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る定着装置の一例を示す断面図である。本発明の定着装置は図2に示す例に限定されるものではない。
定着装置100は、上述した定着部材である定着ローラ10と、定着ローラ10に内蔵されたハロゲンヒータ15と、加圧ローラ20と、を有する。
加圧ローラ20は、芯金21上に、耐熱性ゴムを含む弾性層22および離型層23が順次積層されている。加圧ローラ20は、定着ローラ10に圧接されており、ニップ部が形成されている。このとき、トナーTが付着している記録媒体Pがニップ部を通過する際に、記録媒体Pに付着しているトナーTは、定着ローラ10により加熱されて軟化すると共に、加圧されて、記録媒体Pに定着する。
[電子写真画像形成装置]
また、図3は本発明の一実施形態に係る電子写真画像形成装置の一例を示す断面図であり、上述した電子写真用の定着部材が用いられた電子写真画像形成装置を示す。
図3において、円筒状の電子写真感光体(像担持体)301は、軸302を中心に矢印方向(時計回り方向)に所定の周速度で回転駆動される。
回転駆動される電子写真感光体301の表面(周面)は、帯電装置303により正または負の電位に帯電され、次いで、露光装置(不図示)から照射される露光光(画像露光光)304を受ける。こうして電子写真感光体301の表面には、目的の画像に対応した静電潜像が形成されていく。帯電装置としては、例えば、コロトロン、スコロトロンなどを用いたコロナ帯電装置や、ローラ、ブラシ、フィルムなどを用いた接触帯電装置などが挙げられる。また、帯電装置に印加する電圧は、直流電圧のみであってもよいし、交流電圧を重畳した直流電圧であってもよい。また、露光装置としては、例えば、スリット露光、レーザービーム走査露光などが挙げられる。
電子写真感光体301の表面に形成された静電潜像は、現像装置305によってトナーで現像されてトナー像となる。現像方式としては、磁性もしくは非磁性の一成分または二成分トナーを接触または非接触させて現像する方式が挙げられる。
電子写真感光体301の表面に形成されたトナー像は、転写装置306によって、記録媒体(紙など)Pに順次転写されていく。記録媒体Pは、記録媒体供給装置(不図示)から電子写真感光体301と転写装置306との間(当接部)に電子写真感光体301の回転と同期して取り出されて給送される。
トナー像が転写された記録媒体Pは、電子写真感光体301の表面から分離されて、定着装置である上述した定着装置100へ導入されて像定着を受けることにより、画像形成物(プリント、コピー)として電子写真装置外へプリントアウトされる。
トナー像が転写された後の電子写真感光体301の表面は、クリーニング装置であるクリーニングブレード309によって転写残トナーの除去を受けた後、前露光装置(不図示)からの前露光光311により除電処理され、繰り返し画像形成に使用される。
また、電子写真感光体301、帯電装置303、現像装置305およびクリーニングブレード309はプロセスカートリッジ310に一体で支持されてカートリッジ化している。プロセスカートリッジ310は、電子写真画像形成装置本体のレールなどの案内手段308を用いて電子写真画像形成装置本体に着脱自在である。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例および比較例で作製した定着部材は、以下の測定方法・評価方法によって測定・評価を行った。
[付着量]
タック試験機TAC−1000(株式会社レスカ製)のステージ部に水晶振動子を載せて、タック試験機のプローブ部に取り付けた定着部材を上部から振動子に押し付けることにより、フッ素オイルの付着量を定量した。
水晶振動子は基本周波数6MHz付近の6A202PN(ピエゾパーツ株式会社製)を用いた。付着前後の周波数特性測定はQCM−A法(QCM based on Admittance method)を用いて、付着前後の直列共振周波数Fsおよび振動エネルギーの喪失を表す周波数Fwの変化を測定し、式(a)より付着量を算出した。
具体的には、まず事前に定着部材への押し付けを実施し、フッ素オイルを定着部材の表面に染み出させた。そのまま、質量換算で表面層に存在していた量相当以上のフッ素オイルを除去した状態の定着部材を作製し、その状態を測定サンプルとした。なお、表面層を有しない定着部材については、作製した状態のサンプルを測定サンプルとした。
タック試験の条件としては、サンプル面積φ0.7cmに切り抜いた測定サンプルをプローブに取り付けて、水晶振動子の移着が均一になるように圧力を0.4MPa、押付時間50msec、押し込み量一定モード、押付および引き上げ速度1.0mm/secで押し付けた。温度はプローブ設定温度180℃の条件で行った。
[表面自由エネルギー]
純水、ヘキサデカン、ジヨードメタンに対する接触角を測定し、北崎−畑(kitazaki−hata)の式をベースに算出される値を用いた。接触角はDM−701(協和界面科学(株)製)を用いて、液滴1.8μL、液滴着弾時から1秒後の値を用いた。値の算出にはθ/2法を用いた。また、表面自由エネルギーは付属のソフト(FAMAS 3.5.5、協和界面科学(株)製)で上記3種液体に対する接触角より算出した。
[膜厚]
膜厚は作製した定着部材の表面層を切り出し、切り出した膜断面をSEM(S−4800、日立ハイテクノロジーズ製)で観察することにより、算出した。
[平均孔径]
平均孔径は、作製した定着部材表面をSEM(S−4800、日立ハイテクノロジーズ製)観察することにより算出した。50,000倍で観察した画像の空孔部と非空孔部とで2値化し、空孔部の最大径を長軸方向として固定し、短軸を新たに設定して、空孔部の面積と等しい面積の楕円形を設定したときの、楕円形の長径と短径との平均値を孔径とした。30個の空孔部の平均値を求めて、これを定着部材(表面層中)の平均孔径とした。
[耐熱性]
耐熱性は、大気中、サンプルを250℃、1時間加熱した時の重量減少率を評価した。測定は、示差走査熱量分析装置(DSC823、メトラー・トレド(株)製)を用いて行った。耐熱性の評価の基準を以下に示す。
(評価基準)
A:重量減少率が1%未満
B:重量減少率が1%以上5%未満
C:重量減少率が5%以上10%未満
D:重量減少率が10%以上
[耐トナーオフセット性評価]
実施例および比較例で得られた定着部材を、改造したキヤノン製複写機「iRC3200」に装着した。別途、A4サイズの紙上に10cm×10cmのトナー未定着画像(トナー量0.6g/cm)を10,000枚分用意し、上記複写機において、オフセット性評価を行った。なお、トナーは離型剤(ワックス、オイル等)成分を含有していないものを用いた。試験条件は以下の通りである。
(試験条件)
トナー:iRC3200用Cyトナー(離型剤成分を含まない)
紙:キヤノン製ペーパーPB
定着温度:180℃
搬送速度:300mm/sec
定着装置における定着枚数が10,000枚に達した時点で、定着ローラの表面を目視により観察して、トナーオフセットの有無を確認した。また、定着装置に白紙を通紙し、定着ローラ表面から白紙に転写されたトナーの有無を、目視により確認した。耐トナーオフセット性の評価の基準を以下に示す。
(評価基準)
A:トナーオフセットおよび白紙上に転写されたトナーが共にない。
B:トナーオフセットおよび白紙上に転写されたトナーがいずれか一方に微量確認される。
C:トナーオフセットおよび白紙上に転写されたトナーが共に確認される。
D:定着枚数が1枚目からトナーオフセットおよび白紙上に転写されたトナーが共に確認される。
[濃度ムラ評価]
上記試験条件下、ハーフトーン未定着画像を作製し、初期状態の定着部材で定着した画像を目視観察し、ハーフトーン画像の均質性、ムラの程度を評価した。濃度ムラ評価の基準を以下に示す。
(評価基準)
A:ハーフトーン画像の濃度ムラは観察されない。
B:ハーフトーン画像の濃度ムラが画像の一部に軽微にみられる。
C:ハーフトーン画像の濃度ムラが画像の半分程度にみられる。
D:ハーフトーン画像の濃度ムラが画像のほぼ全面にみられる。
[画像光沢ムラ評価]
定着画像の光沢ムラの評価は、定着枚数10,000枚目のベタ定着画像の光沢ムラを目視により評価した。画像光沢ムラ評価の基準を以下に示す。
(評価基準)
A:ベタ画像に光沢ムラなし
B:ベタ画像の一部に軽微な光沢ムラあり
C:ベタ画像の半分程度の領域に光沢ムラあり
D:ベタ画像の全面に亘って光沢ムラあり
とした。
[表層のシワ評価]
上記条件で耐久試験中、定着部材の表面層における周方向に発生するシワの有無を目視により評価した。表層のシワ評価の基準を以下に示す。
(評価基準)
A:10,000枚定着後もシワが確認できなかった。
B:10,000枚定着後に軽微なシワが発生していた。
C:1,000枚未満の定着でシワが発生した。
D:1枚定着した段階でシワが発生、もしくは表面層が剥離した。
(実施例1)
[弾性層の作製]
液状フッ素エラストマー(SIFEL2662、信越化学工業(株)製)100質量部、フッ素オイル(デムナムS−200、ダイキン工業(株)製、動粘度=500cSt(20℃))10質量部を混合し、撹拌脱泡装置(AR−250、(株)シンキー)を用いて撹拌を10分間、脱泡を1分間実施して弾性層材料液を得た。
SUS(ステンレス鋼)で形成された基体(厚み35μm、径24mm)上に、得られた弾性層材料液を硬化後のゴムの厚さが300μmの厚みになるように塗布した後、200℃・4時間の条件で硬化することで弾性層を形成した。
[表面層の作製]
式(1)の構造を有する非晶性フッ素樹脂溶液(ソマフロンB1、ソマール(株)製)を、スプレー塗布法により、上記弾性層上に塗布した。その後、乾燥炉に入れ、110℃で10分加熱した。さらに250℃で10分加熱することにより表面層を形成した。なお、表面層の形成過程において、弾性層中のフッ素オイルが、表面層の形成に伴って表面層中に形成される連通孔に移行していく。その結果、作製した表面層の膜厚は95nm、孔径は90nm、表面自由エネルギーは12.1mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、7.4×10ngであった。なお、用いたフッ素オイルの耐熱性を確認したところ、重量減少率は0.4%であった。
表面層を形成して得られた定着部材の表面を、倍率50,000倍、加速電圧1.0kVの条件でSEM(S−4800、日立ハイテクノロジーズ製)によって観察した。図4に、本実施例に係る定着部材の表面のSEM画像を示す。
(実施例2)
実施例1における非晶性フッ素樹脂溶液の樹脂濃度をフッ素溶剤(バートレルスープリオン、三井デュポンフロロケミカル(株)製)を用いて半分にして用いた以外は、実施例1と同様にして定着部材を作製した。
作製した表面層の膜厚は93nm、孔径は186nmであった。表面自由エネルギーは11.8mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、2.3×10ngであった。
(実施例3)
実施例1における表面層の作製における非晶性フッ素樹脂溶液として、ソマフロンB1に代わり、式(2)の構造を有する非晶性フッ素樹脂(ALGOFLON AD40H、ソルベイ(株)製)溶液を用いた以外は、実施例1と同様にして定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は87nm、孔径は93nmであった。表面自由エネルギーは12.4mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、8.4×10ngであった。
(実施例4)
実施例1における表面層の作製における非晶性フッ素樹脂溶液として、ソマフロンB1に代わり、式(3)の構造を有する非晶性フッ素樹脂溶液(サイトップ Atype、旭硝子(株)製)溶液を用いた以外は、実施例1と同様にして定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は89nm、孔径は93nmであった。表面自由エネルギーは12.3mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、6.4×10ngであった。
(実施例5)
実施例1におけるフッ素オイルとして、デムナムS−200に代わり、Fomblin M60(ソルベイ(株)製、動粘度=550cSt(20℃))を用いた以外は、実施例1と同様にして定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は97nm、孔径は89nmであった。表面自由エネルギーは11.5mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、4.1×10ngであった。なお、用いたフッ素オイルの耐熱性を確認したところ、重量減少率は0.2%であった。
(実施例6)
実施例1におけるフッ素オイルとして、デムナムS−200に代わり、Krytox107(ケマーズ(株)、動粘度=1600cSt(20℃))を用いた以外は、実施例1と同様にして定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は90nm、孔径は96nmであった。表面自由エネルギーは12.1mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、3.9×10ngであった。なお、用いたフッ素オイルの耐熱性を確認したところ、重量減少率は0.6%であった。
(実施例7)
実施例1において、フッ素オイルを2質量部とした以外は、実施例1と同様に定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は94nm、孔径は88nmであった。表面自由エネルギーは12.6mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、1.7×10ngであった。
(実施例8)
実施例1において、フッ素オイルを6質量部とした以外は、実施例1と同様に定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は96nm、孔径は91nmであった。表面自由エネルギーは12.2mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、6.5×10ngであった。
(実施例9)
実施例1において、フッ素オイルを35質量部とした以外は、実施例1と同様に定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は95nm、孔径は85nmであった。表面自由エネルギーは12.0mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、7.9×10ngであった。
(実施例10)
実施例1において、フッ素オイルを48質量部とした以外は、実施例1と同様に定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は97nm、孔径は98nmであった。表面自由エネルギーは11.9mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、1.4×10ngであった。
(実施例11)
実施例1におけるフッ素オイルとして、デムナムS−200に代わり、デムナムS−65(ダイキン工業(株)製)を用いた以外は、実施例1と同様にして定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は92nm、孔径は93nmであった。表面自由エネルギーは12.4mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、7.8×10ngであった。用いたフッ素オイルの耐熱性を確認したところ、重量減少率は8.3%であった。
(比較例1)
[弾性層の作製]
SUSで形成された基体(厚み35μm、径24mm)上に、液状フッ素エラストマー(SIFEL2662、信越化学工業(株)製)を硬化後の厚さが300μmの厚みになるように塗布した後、200℃・4時間の条件で硬化することで弾性層を形成した。
[表面層の作製]
式(1)の構造を有する非晶性フッ素樹脂溶液(ソマフロンB1、ソマール(株)製)を、スプレー塗布法により、上記弾性層に塗布した。その後、乾燥炉に入れ、110℃で10分加熱した。さらに250℃で10分加熱することにより表面層を形成した。本比較例においては、弾性層が、フッ素オイルを含んでいないため、表面層の形成過程における弾性層から表面層へのフッ素オイルの移行が生じない。作製した表面層の膜厚は95nm、孔径は99nmであった。表面自由エネルギーは13.1mJ/mであった。
(比較例2)
比較例1における表面層の作製における非晶性フッ素樹脂溶液として、ソマフロンB1に代わり、式(3)の構造を有する非晶性フッ素樹脂溶液(サイトップ Atype、旭硝子(株)製)溶液を用いた以外は、比較例1と同様にして定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は91nm、孔径は91nmであった。表面自由エネルギーは13.4mJ/mであった。
(比較例3)
実施例1において、表面層を形成せずに弾性層のみを作製した以外は実施例1と同様にして定着部材を作製した。表面自由エネルギーは12.1mJ/mであった。付着量を測定したところ、9.3×10ngであった。
(比較例4)
比較例3において、フッ素オイルとして、デムナムS−200に代わり、Fomblin M60(ソルベイ(株)製)を用いた以外は、比較例3と同様にして定着部材を作製した。表面自由エネルギーは12.2mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、21.8×10ngであった。
(比較例5)
実施例1において、フッ素オイル(デムナムS−200、ダイキン(株)製)を定着部材作製後に表面層にのみ塗布・含浸させた以外は実施例1と同様にして定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は96nm、孔径は91nmであった。表面自由エネルギーは12.3mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、7.6×10ngであった。
(比較例6)
実施例1におけるフッ素オイルとして、デムナムS−200に代わり、Fluorolink MD700(ソルベイ(株)製)を用いた以外は、実施例1と同様にして定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は97nm、孔径は90nmであった。表面自由エネルギーは12.0mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、5.8×10ngであった。
(比較例7)
実施例1における表面層として、PFA粒子の分散塗料(AW−5000L、ダイキン工業(株)製)を加熱硬化して積層した以外は、実施例1と同様にして定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は99nm、空孔は確認できなかった。表面自由エネルギーは18.1mJ/mであった。付着量は測定限界以下であった。
(比較例8)
比較例6における表面層として、多孔質PTFE樹脂(ポアフロン、住友電工ファインポリマー(株)製、孔径220nm)を積層した以外は、実施例1と同様にして定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は1.2μm、孔径は220nmであった。表面自由エネルギーは12.3mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、6.2×10ngであった。
(比較例9)
比較例6における表面層として、多孔質PTFE樹脂(ポアフロン、住友電工ファインポリマー(株)製、孔径1210nm)を積層した以外は、実施例1と同様にして定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は7.8μm、孔径は1200nmであった。表面自由エネルギーは12.1mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、28.5×10ngであった。
(比較例10)
実施例1において、フッ素オイルを0.80質量部とした以外は、実施例1と同様に定着部材を作製した。作製した表面層の膜厚は93nm、孔径は89nmであった。表面自由エネルギーは13.0mJ/mであった。また、付着量を測定したところ、0.98×10ngであった。
(比較例11)
実施例1において、フッ素オイルを55質量部とした以外は、実施例1と同様に定着部材を作製した。均一な表面層を作製することができず、以降の評価ができなかった。
以上の実施例および比較例について、表1にまとめて示す。また、実施例および比較例により作製した定着部材の評価結果を表2に示す。
上記結果より以下のことがわかる。すなわち本発明によれば、フッ素ゴムからなる多孔質構造を備える表面層に離型性の高いフッ素オイルが供給されることにより、ワックスを低減したトナーであっても長期に亘ってトナー離型が可能である。また、表面層の孔径が微細であるため、フッ素オイルの表面への供給量を制御することができ、そのために、オイル成分に起因するトナーオフセット、画像劣化等の弊害を抑制することができることがわかる。
10 定着ローラ
11 基層
12 弾性層
13 表面層
15 ハロゲンヒータ
20 加圧ローラ
21 芯金
22 弾性層
23 離型層
100 定着装置
T トナー
P 記録媒体

Claims (8)

  1. 基層と、弾性層と、表面層と、を有する電子写真用の定着部材であって、
    該弾性層は、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルと、フッ素ゴムと、を含み、
    該表面層は、フッ素樹脂と、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルと、を含み、かつ、複数の孔を有する多孔質構造を有し、
    該定着部材は、下記の条件(i)を満たすことを特徴とする電子写真用の定着部材:
    [条件(i)]該表面層の表面から、少なくとも、該表面層が含む該フッ素オイルの全質量に相当する質量の、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルを吸収して除去し、引き続いて、該表面層の表面に対して、水晶振動子マイクロバランス(QCM)センサの検出面を0.4MPaの圧力で、温度180℃にて、50msec間、押圧したときに該検出面の単位面積(1cm)に付着する、パーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルを含む付着物の質量が、1.0×10ng以上5.0×10ng未満である。
  2. 前記表面層が有する多孔質構造が、前記検出面に付着した前記付着物が、前記弾性層中に含まれていたパーフルオロポリエーテル構造を有するフッ素オイルを含むように、該弾性層中に含まれている該フッ素オイルを該表面層の厚み方向に通過させるものである、請求項1に記載の定着部材。
  3. 前記表面層が含むフッ素樹脂が、環状パーフルオロポリエーテル樹脂を含む、請求項1または2に記載の定着部材。
  4. 前記表面層中の孔の平均孔径が1nm以上200nm以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着部材。
  5. 前記弾性層が含む前記フッ素ゴムと、前記弾性層が含む前記フッ素オイルとの溶解度パラメータの差の絶対値が1(MPa)0.5以上13(MPa)0.5以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着部材。
  6. 前記フッ素オイルが、大気中、250℃で1時間加熱した後の重量減少率が1.0%未満である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着部材。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の定着部材を有することを特徴とする定着装置。
  8. 像担持体と、
    該像担持体を帯電させる帯電装置と、
    該帯電した像担持体に露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置と、
    該像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像装置と、
    該像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、
    該記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着装置と、を有し、
    該定着装置が請求項7に記載の定着装置であることを特徴とする電子写真画像形成装置。
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