JP2018179325A - 熱交換器、および、それを用いたヒートポンプシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 熱交換器のフィン表面に生成される結露水を積極的にフィンから排出し、伝熱性能の低下を抑制できる熱交換器およびそれを用いたヒートポンプシステムを得ることを目的とする。
【解決手段】 上記目的を達成するために、本発明に係る熱交換器は、液冷媒が流入する入口配管が接続された第一ヘッダと、ガス冷媒が流出する出口配管が接続された第二ヘッダと、前記第一ヘッダと前記第二ヘッダの間に設けられた複数のフィンと、該フィンと接続され、前記第一ヘッダから前記第二ヘッダへの冷媒流路を形成する複数の伝熱管と、を具備した熱交換器であって、前記複数のフィンには、前記第一ヘッダの接続面に対して略垂直な垂直フィンと、該垂直フィンと隣接する傾斜フィンと、が含まれており、前記垂直フィンと前記傾斜フィンの間隔を、前記第一ヘッダ側と前記第二ヘッダ側で異ならせた。
【選択図】図1
【解決手段】 上記目的を達成するために、本発明に係る熱交換器は、液冷媒が流入する入口配管が接続された第一ヘッダと、ガス冷媒が流出する出口配管が接続された第二ヘッダと、前記第一ヘッダと前記第二ヘッダの間に設けられた複数のフィンと、該フィンと接続され、前記第一ヘッダから前記第二ヘッダへの冷媒流路を形成する複数の伝熱管と、を具備した熱交換器であって、前記複数のフィンには、前記第一ヘッダの接続面に対して略垂直な垂直フィンと、該垂直フィンと隣接する傾斜フィンと、が含まれており、前記垂直フィンと前記傾斜フィンの間隔を、前記第一ヘッダ側と前記第二ヘッダ側で異ならせた。
【選択図】図1
Description
本発明は、気液二相流となる冷媒を用いる熱交換器、および、それを用いたヒートポンプシステムに関する。
近年、ヒートポンプシステムに用いられる熱交換器は、管外の通風抵抗低減および管内伝熱性能向上を目的として、伝熱管の細径化が進んでいる。細径化に伴って、伝熱管内の圧力損失が増加するため、複数の伝熱管を組み合わせて流路を並列に構成することで流路面積を拡大し、圧力損失を低減させている。
この種の従来の熱交換器としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1の例えば図3等には、冷媒の流れる冷媒孔が内部に形成された伝熱管と、外気が熱交換するためのフィンが示されており、フィンに凹凸をつけることで、フィン表面に付着する外気の結露水を凹部に沿って排出させる熱交換器が示されている。
熱交換器を蒸発器として使用する場合、低温冷媒によって冷却された外気中の水分がフィン表面に結露する。このとき、特許文献1に記載されているような、伝熱管とフィンが垂直となる熱交換器では、結露水の排水が伝熱管とフィンとの接続部によって阻害される問題があった。
さらに、フィンに凹凸をつけることで結露水の排水を促進する構成であると、外気の温湿度が高い場合や、風量が少ない場合には、結露水の排出量よりも生成量が多くなり、排水が間に合わない。これにより、結露水が隣り合うフィン間を塞いでしまい、熱交換器の伝熱性能が低下する問題があった。
そこで、本発明は、フィンに付着した結露水を効率的に排水することで、伝熱性能の低下を抑制できる熱交換器、および、それを用いたヒートポンプシステムを得ることにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る熱交換器は、液冷媒が流入する入口配管が接続された第一ヘッダと、ガス冷媒が流出する出口配管が接続された第二ヘッダと、前記第一ヘッダと前記第二ヘッダの間に設けられた複数のフィンと、該フィンと接続され、前記第一ヘッダから前記第二ヘッダへの冷媒流路を形成する複数の伝熱管と、を具備した熱交換器であって、前記複数のフィンには、前記第一ヘッダの接続面に対して略垂直な垂直フィンと、該垂直フィンと隣接する傾斜フィンと、が含まれており、前記垂直フィンと前記傾斜フィンの間隔を、前記第一ヘッダ側と前記第二ヘッダ側で異ならせた。
本発明によれば、結露水を効率的に排出し熱交換性能が高い熱交換器、およびそれを用いたヒートポンプシステムを得ることができる。
以下、本発明の熱交換器およびそれを用いたヒートポンプシステムにおける具体的実施例を、図面を用いて説明する。各図及び各実施例において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
実施例1に係る熱交換器1を、図1〜図4を用いて説明する。
まず、本実施例の熱交換器1の説明に先立ち、図3を用いて、熱交換器1を備えたヒートポンプシステム10の冷凍サイクルとその動作を説明する。ここに示すように、ヒートポンプシステム10は、主に、二つの熱交換器1、2、膨張弁3、圧縮機4から構成されている。なお、このヒートポンプシステム10は、熱交換器に外気を供給するための送風機なども備えているが、それら周知の構成については図示を省略している。
このヒートポンプシステム10の冷凍サイクルを圧縮機4を起点として説明する。圧縮機4で昇圧された高温のガス冷媒は、凝縮器として作用する第二熱交換器2で凝縮され、液冷媒となる。第二熱交換器2から流出した液冷媒は、膨張弁3で断熱膨張し、低温の気液二相流となる。膨張弁3から流出した気液二相流は、蒸発器として作用する熱交換器1に流入し、図示しないファンから送風された外気と熱交換して気化することで、ガス冷媒となる。熱交換器1から流出したガス冷媒は、再び圧縮機4で昇圧され、高温のガス冷媒となって凝縮器である第二熱交換器2に流入する。ここで、蒸発器として利用されている熱交換器1では、高温の外気と低温の冷媒の熱交換時にフィン表面が結露する。以下では、この結露を効率良く排水するための熱交換器1の構造を詳細に説明する。
図1は、本実施例の熱交換器1の正面図である。図1において、下向きの矢印gは重力方向を示しており、熱交換器1は、下側に配置された第一ヘッダ11、上側に配置された第二ヘッダ12、両ヘッダ間に設けられた複数のフィン14、第一ヘッダ11に接続された入口配管16、第二ヘッダ12に接続された出口配管17を備えている。なお、図示しないファン等から供給される外気は、図1紙面垂直方向に流れ、フィン14の表面に設けられた伝熱管内を流れる低温冷媒と熱交換することで、液冷媒を蒸発させる。
本実施例では、ヘッダに対して垂直な垂直フィン14aと、垂直フィン14aに対して傾斜した傾斜フィン14bを交互に配置した構成としている。また、垂直フィン14aに伝熱管を設ける一方、傾斜フィン14bに伝熱管を設けない構成としているが、垂直フィン14aと傾斜フィン14bの両方に伝熱管13を設ける構成としても良い。なお、垂直フィン14aは厳密に垂直配置される必要はなく、隣接するフィン同士が平行にならないのであれば、垂直フィン14aをやや傾斜させて設けても良い。
図1に示すように、入口配管16から熱交換器1に侵入した低温冷媒は、第一ヘッダ11にてフィン14内の各伝熱管へ分配され、伝熱管内部で外気との熱交換により気化し、第二ヘッダ12で合流した後にガス冷媒となって出口配管17から排出される。本実施例では、液冷媒に比べて密度が小さいガス冷媒を効率よく第二ヘッダ12に輸送するために重力に逆らって低温冷媒が流れる構成としているが、第一ヘッダ、第二ヘッダをともに垂直に配置する構成としても良い。その場合は、伝熱管が設けられた垂直フィン14aを第一ヘッダ11側がやや低く、第二ヘッダ12側がやや高くなるよう設置することで、密度が小さいガス冷媒が第二ヘッダ側へ流れるため、ガス冷媒を効率よく輸送することができる。
図2は、垂直フィン14aの平面図である。ここに示すように、垂直フィン14aの表面には、複数の伝熱管13がその外周と垂直フィン14aが密着するように保持されており、これによって、伝熱管13内を流れる低温冷媒とファンから供給される高温外気とを垂直フィン14aを介して熱交換させ、液冷媒を気化させる。この熱交換を促進させるため、伝熱管13およびフィン14には、熱伝導率の大きい材料、例えば銅やアルミを用いるのが好適である。傾斜フィン14bに伝熱管13を設ける場合も、これと同等の構成を採ればよい。
また、高温外気とフィン14との熱伝達率を向上させるため、または結露水を表面張力により集め易くするために、フィン14の表面に溝やスリット等を設けても良い。さらに、フィン14と伝熱管13の接触部では、熱を効率よく伝える必要があるため、両者の接触部分の隙間を埋めることが好ましい。例えば、フィン14の表面から突出する上下方向に整列した穴を設けておき、その穴に伝熱管13を挿入後、伝熱管13を拡管することによりフィン14と伝熱管13との接触部分の面圧を大きくしたり、熱伝導性の高い接着剤やグリス等での接続部分の隙間を埋めたり、或いは、接続部分の溶接やロウ付け、はんだ付け等によりフィン14と伝熱管13とを一体化させたりすることにより、フィン14と伝熱管13の接続部分の隙間を埋め、熱伝達率を向上させることができる。
なお、本実施例の伝熱管13は、円管により構成されているが、楕円形の管や四角形の管等、他の管形状としてもよい。また、伝熱管13を細径化することで、外気がフィン14を通る際の通風抵抗を削減させ、管内の熱伝達率を向上させることができ好適な構成とすることができる。このために、伝熱管13の内径は、1.0mm以下であることが好ましく、0.5mm以下にすることがより好ましい。また、円管以外の管断面形状場合には、その水力等価直径を1.0mm以下にすることが好ましく、0.5mm以下にすることがさらに好ましい。なお。管径を小さくするに伴い、冷媒の流動に伴う圧力損失の増加や、伝熱管13が閉塞する可能性がある。したがって、管径の下限は使用する冷媒の物性からこれらの影響を考慮して決める必要がある。また、伝熱管13は、内部を流れる冷媒の圧力損失等の違いから異なる形状、直径のものを組み合わせて用いても良い。なお、フィン14の長手方向に複数の長孔を設け、それぞれの長孔を伝熱管としてフィン14と伝熱管13とを一体で構成させても良い。
次に、図1を用いて、熱交換器1内の冷媒流について説明する。低温冷媒が流入する第一ヘッダ11は、フィン14の下部に設けられ、伝熱管13と入口配管16が接続されている。本実施例では、内部が密閉された状態で入口配管16から低温冷媒が流入し、その低温冷媒を複数の伝熱管13へ分配して流すことができるように第一ヘッダ11が構成されている。第一ヘッダ11の材質は伝熱管13との接続が容易であるものが良い。例えば、樹脂、ステンレスや、伝熱管13と同じ素材の銅やアルミを用いることができる。
ガス冷媒を吐出する第二ヘッダ12は、フィン14の上部に設けられ、伝熱管13と出口配管17が接続されている。伝熱管13内でガス化したガス冷媒は、第二ヘッダ12内で合流し、出口配管17へ流れる。第二ヘッダ12の材質も第一ヘッダ11の材質と同様に、樹脂、ステンレスまたは伝熱管13と同じ素材が好適である。 第一ヘッダ11、第二ヘッダ12と伝熱管13は、それぞれ内部が密閉された状態で接続されている。この接続は、伝熱管とヘッダの材質により接着剤やロウ付け、溶接等により行われる。
入口配管16および出口配管17は、熱交換器1と圧縮機4や膨張弁3等の他装置を接続するために設けられている。これらの材質は、無駄な熱侵入や熱放出がないよう、外部との熱交換のない断熱状態を維持できるものが好ましい。また、一般の空気調和機等においては装置の位置や配管の長さが設置場所により異なる。したがって、入口配管16及び出口配管17の位置は本実施例によらず、第一ヘッダ11および第二ヘッダ12それぞれで任意の位置に設けることができる。また入口配管16及び出口配管17の材質は、断熱維持に加えて加工しやすい材料であることが好ましい。例えば、配管を銅等の加工が容易な材料で構成し、配管の外周を断熱材で囲むことでより効率のよい熱交換器1とすることができる。
次に、図4A、図4Bを用いて、本実施例のフィン14の傾斜効果について説明する。これらの図は隣り合うフィン14の間に結露水が付着した際の正面図を示す。なお、図1と同様に、外気は紙面垂直方向に流れる。
図4Aに示す従来構造例では、隣り合うフィン同士が平行に設けられており、フィン間に結露水が付着した場合、その結露水は、外気流によって吹き飛ばされるか、重力によって下方に流れることで除去される。しかしながら、熱交換器1の性能向上を目的に、フィン間の間隔は数mmから数100μm程度まで狭く構成されているため、重力よりも表面張力の影響が大きくなり、外気流が弱い場合には、付着した結露水を除去することができない。フィン間に結露水が残っている部分では、低温冷媒と高温外気の熱交換に中間温度の結露水を介在するため、図4Aの従来構造では、伝熱性能が低下してしまう。
それに対して、図4Bに示す本実施例では、垂直フィン14aの隣に傾斜フィン14bを設け、垂直フィン14aと傾斜フィン14bの間隔を、第一ヘッダ11側と第二ヘッダ12側で異ならせている。例えば、図4B(a)では下方に行くほどフィン間隔が狭くなり、図4B(b)では上方に行くほどフィン間隔が狭くなっている。付着した結露水に働く表面張力はフィン間隔が狭いほど大きくなるため、図4B中の矢印に示すように、表面張力の作用によって、結露水はフィン14の間隔が広い部分から狭い部分に向かって輸送される。これにより、外気の温湿度が高い場合や風量が少なくフィン間に結露水が残っている場合においても、表面張力によりフィン14端部へ結露水が輸送され、フィン14の長手方向中心部分から結露水を排出することができる。このように、図4Bの本実施例の構造では、フィン14の中心部分から結露水を効率的に排水できるため、結露水の付着によるフィン14の伝熱性能の劣化を回避することができる。
以上のように、本実施例に係る熱交換器1は、フィン14の一部を傾斜させることにより、フィン14に付着した結露水を第一ヘッダ11または第二ヘッダ12側に集めることができるので、フィン長手方向中心部分での伝熱性能低下を抑制することができる。また、伝熱管13とフィン14とが平行に設けられているために、伝熱管13とフィン14との接続部は結露水の流れ方向と平行となり、結露水の流れを阻害することなく結露水をフィン14端部まで輸送することができ、排水性の高い熱交換器1とすることができる。さらに、結露水が集まる第一ヘッダ11、第二ヘッダ12は、高温外気と低温冷媒の熱交換を目的に設けられたものではなく、その表面積もフィン14と比べて小さいため、第一ヘッダ11、第二ヘッダ12が結露水で覆われたとしても、フィン14に結露水が付着する場合に比べて、伝熱性能の低下に与える影響は小さい。
次に、図5を用いて、本発明の実施例2を説明する。実施例2の熱交換器1は、第一ヘッダ11および第二ヘッダ12の表面構造が実施例1と異なるものである。なお、実施例1と共通する点は重複説明を省略する。
図5は、実施例2に係る熱交換器1の正面図である。図5では、第一ヘッダ11と第二ヘッダ12の表面に点線で示した溝が設けられており、その他の構成は実施例1と同様である。第一ヘッダ11と第二ヘッダ12にある溝の幅は、隣り合うフィン14間の間隔に比べて小さくなるよう構成されている。本実施例では、第一ヘッダ11および第二ヘッダ12のうち、フィン14間の狭くなっている部分にのみ溝を設けているが、隣りあう溝を接続するように水平方向に追加で溝を設ける他、溝でなく多孔質体で第一ヘッダ11および第二ヘッダ12を構成しても良い。
このような構成とすることにより、フィン14端部に集められた結露水は図5中に矢印で示したように溝を介して第一ヘッダ11または第二ヘッダ側へ表面張力により輸送される。したがって、実施例1と比べて更に排水性を向上させることができる。なお、第一ヘッダ11の下方に、第一ヘッダ11の保水量を超えて溢れた結露水を蓄えるドレンパンを設けておき、このドレンパンを介して外部に結露水を排水できる構成としておくのが望ましい。
また、第一ヘッダ11および第二ヘッダ12を断熱性の高い、例えば樹脂材で構成することにより、第一ヘッダ11および第二ヘッダ12は外気温とほぼ同じ温度となる。したがって、溝または多孔質体により輸送された結露水は再び外気温まで温度が上昇するため、一部が外気中に蒸発する。したがって、結露水が大量に生じた場合においても、結露水の蒸発量だけ第一ヘッダ11および第二ヘッダ12側へ再度排水することができ、伝熱性能の低下を抑制することができる。
次に、図6、図7を用いて、本発明の実施例3を説明する。実施例3の熱交換器1は、フィンの構造が前述の実施例と異なるものである。なお、前述の実施例と共通する点は重複説明を省略する。
図6は、実施例3の熱交換器1の正面図である。本実施例では、長手方向で2分割された傾斜フィン14bが、垂直フィン14aと一体化された構造となっている。図に示すように、垂直フィン14aの一端にのみ傾斜フィン14bを接続したV型フィン141は熱交換器1の両側面部に設けられており、垂直フィン14aの両端に傾斜フィン14bを接続したZ型フィン142は両側面部のV型フィン141の間に設けられている。
図7の斜視図を用いて、Z型フィン142の構造を説明する。ここに示すように、伝熱管13は垂直フィン14aにのみ設けられている。また、傾斜フィン14bと垂直フィン14aの接合部分には、穴143が設けられている。なお、図示していないが、図7中上部側の傾斜フィンについても同様に穴143が設けられている。
傾斜フィン14bに伝熱管13を設けない場合、Z型フィン142全体としては伝熱性能が低下するが、傾斜フィン14bへの伝熱管13の設置が不要となるため、熱交換器1をより簡易に製造することが可能となる。なお、フィン厚さを増加させることで伝熱性能の低下をある程度抑制することができる。
また、垂直フィン14aの端部に集められた結露水を穴143を介して第一ヘッダ11、第二ヘッダ12側へ輸送することができるため、実施例2と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施例を拡張して、全てのV型フィンおよびZ型フィンを接続し一体成型させた構造とすることで、熱交換器1をさらに簡易に製造することができる。
次に、図8を用いて、本発明の実施例4を説明する。実施例4の熱交換器1は、ヘッダと伝熱管の接続構造が実施例1と異なるものである。なお、実施例1と共通する点は重複説明を省略する。
図8は、実施例4の熱交換器1の第一ヘッダ11の上面図である。なお、第二ヘッダ12にも同等の構造が適用されるが、図示、および、重複説明は省略する。
実施例1にて、傾斜フィン14bに伝熱管13を設ける構成を採る場合、垂直フィン14aと傾斜フィン14bの各々に設ける伝熱管13の本数の関係については特に言及していないが、両者に同数の伝熱管13を設ける場合、第一ヘッダ11に設ける、垂直フィン14aの伝熱管13用の垂直接続穴と、傾斜フィン14bの伝熱管13用の傾斜接続穴が干渉しないように、垂直フィン14aと傾斜フィン14bをある程度離して設置する必要があった。これは、フィン間隔の増大、すなわち、設置フィン数の減少を招いており、熱交換器1の伝熱性能の劣化を招いていた。
これに対し、本実施例では、傾斜フィン14bに伝熱管13を設ける場合であっても、垂直フィン14aと傾斜フィン14bの間隔をなるべく小さくし伝熱性能の向上を図るべく、以下に述べる構成を採った。
すなわち、本実施例では、取り付ける伝熱管13の本数を、垂直フィン14aは3本(奇数)、傾斜フィン14bは4本(偶数)と、異なる本数とした。また、伝熱管13を第一ヘッダ11へ差し込み、隙間を接着材またはロウ付けや溶接により塞ぐことにより第一ヘッダ11と伝熱管13とを接続する構成としている。
垂直フィン14a側の伝熱管13は、第一ヘッダ11の接続面に垂直に差し込まれるのに対し、傾斜フィン14b側の伝熱管13は、第一ヘッダ11の接続面に対して傾斜させて差し込む必要がある。このため、接続穴同士が干渉しないように、図8中に点線で示した傾斜接続穴112を、垂直接続穴111からずらして千鳥状に配置する必要がある。
本実施例では、垂直フィン14aと傾斜フィン14bで伝熱管13の本数を異ならせることで、各々の接続穴を千鳥状に配置できるため、フィン間隔をより密にしても、垂直接続穴111と傾斜接続穴112の干渉を避けることができる。フィン間隔の縮小により、第一ヘッダ11の長手方向の長さを短尺化し、より小型な熱交換器とした構成であっても、良好な伝熱性能を得ることができる。
なお、伝熱管13の本数は、垂直フィン側と傾斜フィン側とで互い違いになるよう構成されれば良く、冷媒側の伝熱性能および流動抵抗と、外気側のフィン効率から例示した本数以外の組合せとしても良い。
次に、図9を用いて、本発明の実施例5を説明する。実施例5の熱交換器1は、実施例1から4の熱交換器1の両側面に、複数のフィン14を挟むように補強材15を追加したものである。なお、上述の実施例と共通する点は重複説明を省略する。
実施例1から4の構成では、第二ヘッダ12や出口配管17からの重力方向にかかる力は、フィン14と伝熱管13で支持されている。しかし、熱交換器1の伝熱性能を更に向上させるために、フィン14の薄板化や伝熱管13の細径化を進めた場合、フィン14と伝熱管13では重力方向の力を支えることができなくなる。
そこで、本実施例では、図9の正面図に示すように、熱交換器1の両側面に機械的強度を高めるための補強材15を追加し、重力方向の力を補強材15で支持することで、フィン14の薄板化や伝熱管13の細径化を更に進めることができるようにした。
また、補強材15の材質を多孔質体とすることで、第一ヘッダ11や第二ヘッダ12へ輸送された結露水を、補強材15まで輸送し吸収できるようにした。このため、補強材15の材質には、重力方向にかかる第二ヘッダ12や出口配管17からの力を支持できる強度を持った上で、第一ヘッダ11および第二ヘッダ12と比べて大きく毛細管力が働くよう、微細な多孔質体を用いるのが良い。これにより、フィン14からの結露水の排水能力が更に高まるため、熱交換器1の伝熱性能を更に高めることができる。
次に、図10を用いて、本発明の実施例6を説明する。実施例6の熱交換器1は、実施例1から5の熱交換器1に中間ヘッダを加えたものである。なお、上述の実施例と共通する点は重複説明を省略する。
図10の正面図は、実施例1に中間ヘッダを加えた実施例6の熱交換器1である。本実施例では、実施例1の第一ヘッダ11と第二ヘッダ12の間に第三ヘッダ121を追加し、下側(上流側)の伝熱管13から流入した低温冷媒が、第三ヘッダ121で合流、撹拌された後、上側(下流側)の伝熱管13へ再分配されて流出するようになっている。
実施例1の構成の場合、第一ヘッダ11から伝熱管13へ冷媒を分配する際に、各伝熱管13へ同量の冷媒が分配されるとは限らず、液冷媒の量が少ない伝熱管13では管内の液冷媒がすぐ気化し管内がドライアウトする。ドライアウトした伝熱管13の温度は外気の温度に近づくため、熱交換器1全体としての伝熱性能が低下してしまう。
それに対して、本実施例のように第三ヘッダ121を設けると下側の伝熱管13の何れかでドライアウトが生じた場合であっても、第三ヘッダにて上側の全ての伝熱管13に液冷媒を分配することができ、ドライアウトを改善できるため、熱交換器1全体としての伝熱性能の低下を防ぐことができる。
さらに、第三ヘッダ121を設け、傾斜フィン14bを短くすることで、垂直フィン14aの間隔を変えない場合には、図10中にθで示したフィン14の傾斜角をより大きく取ることができる。これによって、結露水の重量方向にかかる表面張力差がより大きくなり、更に効率的に結露水をフィン14端部へ排水することができ、伝熱性能を更に高めた熱交換器1とすることができる。なお、本実施例では中間ヘッダを一つ設けた構成について示したが、複数の中間ヘッダを用いることで、さらに冷媒の分配性能を向上することができる。
次に、図11を用いて、本発明の実施例7を説明する。上述の各実施例のヒートポンプシステム10は、図3等に示すように、冷媒流の方向が固定されており、結露対策が必要な蒸発器として作用するのは熱交換器1だけであった。これに対し、図11に示す本実施例のヒートポンプシステム10は、四方弁5によって冷媒流の方向を切り替えることができ、熱交換器1、第二熱交換器2ともに蒸発器として用いられる状況がある。なお、ここでは四方弁5によって冷媒流の方向を切り替える構成を例示しているが、冷媒流の方向を切り替える目的で他の構成の弁等を用いても良い。
図11において、四方弁5を実線の通りに切り替えた場合、冷媒は実施例1と同様に、実線矢印の方向に流れる。すなわち、圧縮機4で昇圧されたガス冷媒は、凝縮器として働く第二熱交換器2に流れ、凝縮され液化する。その後、液冷媒は、膨張弁3で断熱膨張し、気液二相流となる。熱交換器1に流入した二相流は、熱交換器1にて気化し、熱交換器1から吐出されたガス冷媒は、再び圧縮機4で昇圧され、凝縮器である第二熱交換器2に送られる。
一方、四方弁5を図5の点線の通りに切り替えた場合、冷媒は点線矢印に示すように、圧縮機4、熱交換器1、膨張弁3、第二熱交換器2、圧縮機4の順に流れる。この場合、熱交換器1は空気を加熱する凝縮器となり、第二熱交換器2は空気から吸熱する蒸発器となる。蒸発器として動作する第二熱交換器2には結露水が付着するが、熱交換器1と同様に垂直フィン14aと傾斜フィン14bを組み合わせて用いることで、排水性の高い熱交換器とすることができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例を含むものである。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。さらに、上述した実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1:熱交換器、
2:第二熱交換器、
3:膨張弁、
4:圧縮機、
5:四方弁、
10:ヒートポンプシステム、
11:第一ヘッダ、
111:垂直接続穴、
112:傾斜接続孔、
12:第二ヘッダ、
121:第三ヘッダ、
13:伝熱管、
14:フィン、
14a:垂直フィン、
14b:傾斜フィン、
141:V型フィン、
142:Z型フィン、
143:穴、
15:補強材、
16:入口配管、
17:出口配管
2:第二熱交換器、
3:膨張弁、
4:圧縮機、
5:四方弁、
10:ヒートポンプシステム、
11:第一ヘッダ、
111:垂直接続穴、
112:傾斜接続孔、
12:第二ヘッダ、
121:第三ヘッダ、
13:伝熱管、
14:フィン、
14a:垂直フィン、
14b:傾斜フィン、
141:V型フィン、
142:Z型フィン、
143:穴、
15:補強材、
16:入口配管、
17:出口配管
Claims (8)
- 液冷媒が流入する入口配管が接続された第一ヘッダと、
ガス冷媒が流出する出口配管が接続された第二ヘッダと、
前記第一ヘッダと前記第二ヘッダの間に設けられた複数のフィンと、
該フィンと接続され、前記第一ヘッダから前記第二ヘッダへの冷媒流路を形成する複数の伝熱管と、
を具備した熱交換器であって、
前記複数のフィンには、前記第一ヘッダの接続面に対して略垂直な垂直フィンと、該垂直フィンと隣接する傾斜フィンと、が含まれており、
前記垂直フィンと前記傾斜フィンの間隔を、前記第一ヘッダ側と前記第二ヘッダ側で異ならせたことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1に記載の熱交換器において、
前記第一ヘッダまたは前記第二ヘッダに、溝または多孔質体を備えたことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1または2に記載の熱交換器において、
前記垂直フィンと前記傾斜フィンを一体構造としたことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1乃至3の何れか一項に記載の熱交換器において、
前記複数の伝熱管は、前記垂直フィンと、前記傾斜フィンの両方に設けられており、
前記第一ヘッダおよび前記第二ヘッダの接続面には、
前記垂直フィンの伝熱管を差し込むための垂直接続穴と、
前記傾斜フィンの伝熱管を差し込むための傾斜接続穴と、
が千鳥状に配置されることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載の熱交換器において、
前記第一ヘッダと第二ヘッダの間には、前記複数のフィンを補強する補強材を設けたことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載の熱交換器において、
前記第一ヘッダと第二ヘッダの間には、中間ヘッダが設けられており、
前記第一ヘッダと前記中間ヘッダを接続する複数の上流側伝熱管から流入した冷媒は、
前記中間ヘッダ内で合流、撹拌された後、
前記中間ヘッダと前記第二ヘッダを接続する複数の下流側伝熱管に分配されて流出することを特徴とする熱交換器。 - 請求項1乃至6の何れか一項に記載の熱交換器において、
前記伝熱管の内径は、1.0mm以下であることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1乃至7の何れか一項に記載の熱交換器と、膨張弁と、圧縮機と、を備えることを特徴とするヒートポンプシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017075007A JP2018179325A (ja) | 2017-04-05 | 2017-04-05 | 熱交換器、および、それを用いたヒートポンプシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017075007A JP2018179325A (ja) | 2017-04-05 | 2017-04-05 | 熱交換器、および、それを用いたヒートポンプシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018179325A true JP2018179325A (ja) | 2018-11-15 |
Family
ID=64281644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017075007A Pending JP2018179325A (ja) | 2017-04-05 | 2017-04-05 | 熱交換器、および、それを用いたヒートポンプシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018179325A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021096212A1 (en) * | 2019-11-13 | 2021-05-20 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Heat exchanger and air conditioner having the same |
| KR20210058652A (ko) | 2019-11-13 | 2021-05-24 | 삼성전자주식회사 | 열교환기 및 이를 포함하는 공기 조화기 |
| US11976855B2 (en) | 2019-11-13 | 2024-05-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Heat exchanger and air conditioner having the same |
-
2017
- 2017-04-05 JP JP2017075007A patent/JP2018179325A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021096212A1 (en) * | 2019-11-13 | 2021-05-20 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Heat exchanger and air conditioner having the same |
| KR20210058652A (ko) | 2019-11-13 | 2021-05-24 | 삼성전자주식회사 | 열교환기 및 이를 포함하는 공기 조화기 |
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