JP2018178970A - 流体式推力方向制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
推力偏向性能と高推力とを両立させた流体式推力方向制御装置を提供する。
【解決手段】
流体式推力方向制御装置におけるノズル10を、ノズル入口11の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも狭く形成され、その下流側端部が第一スロート13とされた第一絞り部12と、第一絞り部12の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも広く形成された第一広がり部14と、第一広がり部14の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも狭く形成され、その下流側端部が第二スロート16とされた第二絞り部15と、第二絞り部15の下流側に設けられ、ノズル出口18に向かって断面積が広がるように形成された第二広がり部17とを有するものとした。
【選択図】 図2
推力偏向性能と高推力とを両立させた流体式推力方向制御装置を提供する。
【解決手段】
流体式推力方向制御装置におけるノズル10を、ノズル入口11の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも狭く形成され、その下流側端部が第一スロート13とされた第一絞り部12と、第一絞り部12の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも広く形成された第一広がり部14と、第一広がり部14の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも狭く形成され、その下流側端部が第二スロート16とされた第二絞り部15と、第二絞り部15の下流側に設けられ、ノズル出口18に向かって断面積が広がるように形成された第二広がり部17とを有するものとした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ロケットエンジンやジェットエンジン等の推力の方向を制御するための流体式推力方向制御装置に関する。
航空機や各種の飛翔体の多くは、空力操舵により運動の制御を行うが、動圧が低い状況下では、空力操舵が有効に働かない場合がある。例えば、宇宙空間や高高度において運用される宇宙ロケットのように、機体の周りが真空若しくは低密度の場合、又は、地上から発射された各種飛翔体の発射直後のように機体速度が非常に遅い場合に、空気力を用いた運動制御が著しく困難となる。このような条件下で機体を制御するために、推力方向制御(TVC: Thrust Vector Control)が用いられる。推力方向制御とは、ロケットエンジンあるいはジェットエンジンから排出される噴流の向きを何らかの方法で変えることにより、推力の向きを制御する技術である。これにより、空力操舵が有効でない状況でも、機体の姿勢や進行方向の制御が可能となる。また、近年では、航空機における高機動性を確保するための手段として、空力操舵とTVCとが併用されるケースもある。
推力方向制御装置の方式は、機械式と流体式の2つに大別できる。機械式の推力方向制御装置(機械式推力方向制御装置)は、噴流の流路の形状を機械的に変化させるものとなっており、機械式推力方向制御装置としては、エンジンノズル内に傾斜板を設けるものや、ノズル形状を変化させるものや、エンジン自体の向きを変えるもの等がある。一方、流体式の推力方向制御装置(流体式推力方向制御装置)は、流れ自体の作用を用いるものであり、その代表例として、ノズル内を流れる主流に対して二次噴流を注入することにより、主流の流れに変化を起こさせ、全体としての噴流の向きを偏向させるものが挙げられる。流体式推力方向制御は、軽量化を図りやすく、応答性能を高くしやすいという点等で、機械式推力方向制御よりも優れている。
二次噴流を用いる流体式推力方向制御装置としては、デュアルスロートノズルを用いたものが提案されている(例えば、非特許文献1及び2を参照。)。ここで、「デュアルスロートノズル」とは、ロケットエンジン等のノズルとして通常用いられるラバールノズルの出口を絞って、第二スロートを設けた形状のノズルである。図1に、従来から提案されているデュアルスロートノズル10’’の概念図を示す。同図において、符号「10’’」はデュアルスロートノズルを、符号「10a」はノズルの中心線を、符号「11」はノズル入口を、符号「12」は第一絞り部を、符号「13」は第一スロートを、符号「14」は第一広がり部を、符号「15」は第二絞り部を、符号「16」は第二スロートを、符号「18」はノズル出口を、符号「19」は二次噴流注入口を、符号「FIN1」はエンジン燃焼室からノズル入口に流入する主流を、符号「FIN2」は二次噴流注入口から注入する二次噴流を、符号「FOUT」はノズル出口から噴出する噴流を、符号「Fa」、「Fb」、「Fc」及び「Fd」は代表的な流線を、符号「α1」は剥離領域(同図において網掛けハッチングで示した領域)をそれぞれ示している。
図1に示すように、二次噴流FIN2により流線Fdの近傍の流れは、デュアルスロートノズル10’’における下側の内壁面から剥離し、二次噴流注入口19と当該下側の内壁面における第二スロート16との間に剥離領域α1を生じる。剥離領域α1の広がりは、デュアルスロートノズル10’’の下側の内壁面における第二絞り部15の存在により、第二絞り部15が存在しないラバールノズルの場合よりも広範囲にわたり、その結果、主流FIN1は上側に大きく押しやられる。しかし、デュアルスロートノズル10’’の上側の内壁面付近においては、ノズル出口18の直前の第二絞り部15で逆方向に押し戻される。このため、ノズル出口18から噴出する噴流FOUTは、二次噴流FIN2がない場合における右向きから、右下を向くように偏向し、その反作用として生じる推力が、二次噴流FIN2のない場合における左向きから、左上を向くように偏向する。このようなメカニズムにより、ラバールノズルを用いた場合よりも、大きな推力偏向角を得ることが可能となっている。
Flamm,J.D.,Deere,,K.A.,Mason,M.L.,Berrier,B.L.,and Johnson,S. K.,"Experimental Study of an Axisymmetric Dual Throat Fluidic Thrust Vectoring Nozzle for Supersonic Aircraft Application",AIAA Paper,2007−5084,2007.
Shin,C.S.,Suryan,A.,Kim,H.D.,and Setoguchi,T.,"A Computational Study on the Supersonic Flow in a Dual Throat Nozzle",Proc. 13th Asian Congress of Fluid Mechanics,pp.329−333,2010.
上記のデュアルスロートノズルは、推力方向の偏向を効果的に行うよう工夫されたものであるが、その一方で、ノズル出口の断面積が絞られているため、推力自体は低下するという欠点を有している。というのも、超音速流においては、流体の圧縮性の影響により、断面積がより広い所で流速がより大きくなるため、ラバールノズルでは、この効果を利用してノズル出口から高速で流体を噴出させ高推力を得ているところ、デュアルスロートノズルの出口に設けた第二スロートが、この効果を一部打ち消してしまうからである。一方、ラバールノズルに二次噴流を注入した場合、推力偏向効果は、デュアルスロートノズルよりも著しく劣ることが判明している。したがって、これらのノズル形状を用いる限り、推力偏向性能と高推力とを両立させることはできず、一方を重視すれば他方の性能を犠牲にせざるを得なかった。
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、推力偏向性能と高推力とを両立させた流体式推力方向制御装置を提供するものである。
上記課題は、
ノズル内をノズル入口からノズル出口に向かって流れる主流に対し、ノズルの中途部分に設けた二次噴流注入口から二次噴流を注入することによって、主流の流れに変化を起こさせ、全体としての噴流の向きを変更させる流体式推力方向制御装置であって、
ノズルが、
前記ノズル入口の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも狭く形成され、その下流側端部が第一スロートとされた第一絞り部と、
第一絞り部の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも広く形成された第一広がり部と、
第一広がり部の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも狭く形成され、その下流側端部が第二スロートとされた第二絞り部と、
第二絞り部の下流側に設けられ、前記ノズル出口に向かって断面積が広がるように形成された第二広がり部と
を有することを特徴とする流体式推力方向制御装置
を提供することによって解決される。
ノズル内をノズル入口からノズル出口に向かって流れる主流に対し、ノズルの中途部分に設けた二次噴流注入口から二次噴流を注入することによって、主流の流れに変化を起こさせ、全体としての噴流の向きを変更させる流体式推力方向制御装置であって、
ノズルが、
前記ノズル入口の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも狭く形成され、その下流側端部が第一スロートとされた第一絞り部と、
第一絞り部の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも広く形成された第一広がり部と、
第一広がり部の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも狭く形成され、その下流側端部が第二スロートとされた第二絞り部と、
第二絞り部の下流側に設けられ、前記ノズル出口に向かって断面積が広がるように形成された第二広がり部と
を有することを特徴とする流体式推力方向制御装置
を提供することによって解決される。
このように、ノズル(デュアルスロートノズル)の出口直前に、第二広がり部を付加することにより、第二スロートで速度が低下した噴流を第二広がり部で再加速させることができる。このため、本発明の流体式推力方向制御装置は、第二広がり部を有さない従来から提案されているデュアルスロートノズルを用いた場合と比較して、推力を増加させることが可能なものとなっている。また、本発明の流体式推力方向制御装置におけるノズルには、従来から提案されているデュアルスロートノズルと同様、ノズル出口付近に第二スロートが存在している。このため、本発明の流体式推力方向制御装置は、第二スロートを有さない従来のラバールノズルを用いた場合と比較して、優れた推力偏向性能を得ることができるものとなっている。
本発明の流体式推力方向制御装置において、ノズルの中心線に対する第二広がり部の内壁の傾斜角度(図2における傾斜角度θ1を参照。傾斜角度θ1が場所によって異なる場合にはその平均値。)は、0°よりも大きく、90°よりも小さければ、特に限定されない。しかし、この傾斜角度θ1を小さくしすぎる(第二広がり部の広がりが弱い)と、推力偏向角度を大きくしにくくなる虞がある。このため、傾斜角度θ1は、30°以上とすると好ましい。後述するように、傾斜角度θ1が30°以上であれば、従来のラバールノズルよりも推力偏向角度を大きくできることが確認できている。一方、この傾斜角度θ1を大きくしすぎると、推力を大きくしにくくなる虞がある。このため、傾斜角度θ1は、70°以下とすると好ましい。後述するように、傾斜角度θ1が70°以下であれば、従来から提案されているデュアルスロートノズルよりも推力を大きくできることが確認できている。
また、本発明の流体式推力方向制御装置において、ノズルの前記ノズル入口の開口径(図2における開口径D1を参照。前記ノズル入口が非円形である場合には、等価円直径で定義する。)に対する、第二広がり部のノズルの中心線に沿った方向の長さ(図2における長さL1を参照。)の比L1/D1は、特に限定されないが、比L1/D1を小さくしすぎると、第二広がり部による高推力化が限定的になる虞がある。このため、比L1/D1は、0.2以上とすると好ましく、0.3以上とするとより好ましく、0.4以上とするとさらに好ましい。一方、比L1/D1を大きくしすぎると、偏向性能が低下する虞がある。このため、比L1/D1は、2以下とすると好ましい。
さらに、本発明の流体式推力方向制御装置において、ノズルは、ノズル入口からノズル出口に向かって、第一絞り部、第一スロート、第一広がり部、第二絞り部、第二スロート、第二広がり部の順で各部が設けられたものであれば特に限定されない。ノズルとしては、その中心線を含む一の平面に平行な断面の形状が同一のもの(いわゆる二次元ノズル)や、その中心線を軸とした回転体形状を為すもの等が挙げられる。
以上のように、本発明によって、推力偏向性能と高推力とを両立させた流体式推力方向制御装置を提供することが可能になる。本発明の流体式推力方向制御装置を用いると、従来から提案されているデュアルスロートノズルを用いたエンジンよりも推進性能を高めるとともに、従来のラバールノズルを用いたエンジンよりも推力方向の制御性能を改善することも可能である。したがって、航空機や飛翔体の飛行性能や機動性を向上させることも可能となる。
1.本発明の流体式推力方向制御装置の概要
本発明の流体式推力方向制御装置の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。図2は、本発明の流体式推力方向制御装置で用いるノズル10の概念図である。同図において、符号「10」はノズルを、符号「10a」はノズルの中心線を、符号「11」はノズル入口を、符号「12」は第一絞り部を、符号「13」は第一スロートを、符号「14」は第一広がり部を、符号「15」は第二絞り部を、符号「16」は第二スロートを、符号「17」は第二広がり部を、符号「18」はノズル出口を、符号「19」は二次噴流注入口を、符号「D1」はノズル入口の開口径を、符号「L1」は第二広がり部のノズルの中心線に沿った方向の長さを、符号「θ1」はノズルの中心線に対する第二広がり部の内壁の傾斜角度を、符号「FIN1」はエンジン燃焼室からノズル入口に流入する主流を、符号「FIN2」は二次噴流注入口から注入する二次噴流を、符号「FOUT」はノズル出口から噴出する噴流をそれぞれ示している。
本発明の流体式推力方向制御装置の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。図2は、本発明の流体式推力方向制御装置で用いるノズル10の概念図である。同図において、符号「10」はノズルを、符号「10a」はノズルの中心線を、符号「11」はノズル入口を、符号「12」は第一絞り部を、符号「13」は第一スロートを、符号「14」は第一広がり部を、符号「15」は第二絞り部を、符号「16」は第二スロートを、符号「17」は第二広がり部を、符号「18」はノズル出口を、符号「19」は二次噴流注入口を、符号「D1」はノズル入口の開口径を、符号「L1」は第二広がり部のノズルの中心線に沿った方向の長さを、符号「θ1」はノズルの中心線に対する第二広がり部の内壁の傾斜角度を、符号「FIN1」はエンジン燃焼室からノズル入口に流入する主流を、符号「FIN2」は二次噴流注入口から注入する二次噴流を、符号「FOUT」はノズル出口から噴出する噴流をそれぞれ示している。
上記の図2は、ノズル10を、その中心線10aを含む平面(xz平面に平行な平面)で切断した断面図として描いている。ノズル10の立体的形状としては、図3(a)に示すように、その中心線10aを含む一の平面(図中のxz平面)に平行な断面の形状が同一のもの(いわゆる二次元ノズル)や、図3(b)に示すように、その中心線10aを軸とした回転体形状を為すもの等が挙げられる。図3は、本発明の流体式推力方向制御装置で用いるノズル10の形態例を示した斜視図である。
本発明の流体式推力方向制御装置は、図2に示すように、ノズル10内をノズル入口11からノズル出口18に向かって流れる主流FIN1に対し、ノズル10の中途部分に設けた二次噴流注入口19から二次噴流FIN2を注入することによって、主流FIN1の流れに変化を起こさせ、全体としての噴流FOUTの向きを変更することが可能なものとなっている。
ノズル10において、ノズル入口11の下流側には、第一絞り部12が形成されている。この第一絞り部12は、上流側(x軸方向負側)から下流側(x軸方向正側)に向かって絞られて形成された部分となっており、第一絞り部12の下流側端部の断面積(開口面積)は、第一絞り部12の上流側端部の断面積(開口面積)よりも狭くなっている。第一絞り部12の下流側端部は、第一スロート13となっている。
また、ノズル10における第一絞り部12の下流側には、第一広がり部14が形成されている。この第一広がり部14は、上流側から下流側に向かって広げられて形成された部分となっており、第一広がり部14の下流側端部の断面積(開口面積)は、第一広がり部14の上流側端部の断面積(開口面積)よりも広くなっている。
さらに、ノズル10における第一広がり部14の下流側には、第二絞り部15が形成されている。この第二絞り部15は、上記の第一絞り部12と同様、上流側から下流側に向かって絞られて形成された部分となっており、第二絞り部15の下流側端部の断面積(開口面積)は、第二絞り部15の上流側端部の断面積(開口面積)よりも狭くなっている。第二絞り部15の下流側端部は、第二スロート16となっている。
ここまでは、図1に示したデュアルスロートノズル10’’と同様である。しかし、本発明の流体式推力方向制御装置に係るノズル10では、図2に示すように、第二絞り部15のさらに下流側に、第二広がり部17が形成されている。この第二広がり部17は、上流側から下流側のノズル出口18に向かって広げられて形成された部分となっており、第二広がり部17の下流側端部の断面積(開口面積)は、第二広がり部17の上流側端部の断面積(開口面積)よりも広くなっている。
また、ノズル10の周壁部には、ノズル10内に二次噴流FIN2を注入するための二次噴流注入口19が設けられている。この二次噴流注入口19は、通常、第二広がり部17よりも上流側に設けられ、好ましくは、第二絞り部15よりも上流側に設けられる。本実施態様のノズル10において、二次噴流注入口19は、第一スロート13付近に設けている。
二次噴流注入口19は、図示省略のガス移送手段に接続され、当該ガス移送手段と二次噴流注入口19とを接続するガス移送路には、当該ガス移送路の開閉を行うための開閉弁が設けられる。二次噴流注入口19に接続するガス移送手段は、主流FIN1を供給するエンジン燃焼室として、このエンジン燃焼室からのガス移送路を、主流FIN1を移送する主流移送用のものと、二次噴流FIN2を移送する二次噴流移送用のものとに分岐させてもよい。
二次噴流注入口19を設ける個数は、特に限定されないが、1つしか設けていないと、推力を同じ側にしか偏向させることができない。このため、二次噴流注入口19を複数箇所に設け、それらのうちの一部の二次噴流注入口19に接続されたガス移送路の開閉弁のみを開くことにより、目的とする方向に推力を偏向させることが可能となる。例えば、図3(a)に示した二次元ノズルの場合には、二次噴流注入口19は図2における下側の二次噴流注入口19aと上側の二次噴流注入口19bとの二つを設け、推力を偏向させようとする向きに応じて、いずれか一方のみの二次噴流注入口19から二次噴流FIN2を注入させる。これにより、推力の向きを図3(a)におけるy軸に垂直な面内で、左上または左下の方向に向けることが可能となる。推力を偏向させる角度の調節は、ガス移送路の開閉弁の開度を調節して二次噴流FIN2の流量を調節することにより、行うことが可能である。一方、図3(b)に示した回転体形状のノズルの場合は、二次噴流注入口19を、ノズル10の中心線10a回りの180°を超える範囲に少なくとも3箇所に設け、そのうち一部の二次噴流注入口19のみから二次噴流FIN2を注入させ、それぞれの二次噴流注入口19からの二次噴流FIN2の流量を調節することにより、推力を、中心線10a回りの360°の範囲のいずれの向きとすることも可能となる。
上記のノズル10を備えた流体式推力方向制御装置による、推力の偏向原理は、以下の通りである。
図示省略のエンジン燃焼室(ロケットエンジンやジェットエンジン等の燃焼室)から送出された燃焼ガスが主流FIN1として、ノズル入口11からノズル10内に流入し、噴流FOUTとしてノズル出口18から噴出するようになる。この噴流FOUTの反作用によって、噴流FOUTの持つ総運動量と逆向きの力をエンジンが受けるようになり、推力が発生する。
ノズル10は、その内部に主流FIN1のみが流入している場合(二次噴流FIN2が注入されていない場合)において、噴流FOUT全体が持つ運動量がノズル10の中心線10aに平行な方向の一側(x軸方向正側)を向き、その他側(x軸方向負側)を向く推力が生じるように設計されている。
ここで、例えば推力の向きを、z軸方向正側に傾けたい場合(図2の紙面における左上方向に偏向させようとする場合)には、同図中の下側の二次噴流注入口19aから、ノズル10内に二次噴流FIN2を注入する。すると、主流FIN1は、図1に示したデュアルスロートノズル10’’の場合と同様に、ノズル10内で上側(z軸方向正側)に押しやられるが、第二絞り部15によって右下方向を向くように下側(z軸方向負側)に曲げられるので、第二スロート16を通過する噴流全体の運動量は、下向きの成分を持つようになる。その結果、エンジンの推力は、図2の紙面における左上方向に偏向する。このとき、第二広がり部17によって、ノズル出口18の断面積(開口面積)は、第二スロート16の断面積(開口面積)よりも広がるため、第二広がり部17内を通過するガスが加速され、第二広がり部17を設けていない場合よりも、噴流FOUTの総運動量の絶対値が大きくなり、推力が増大する。
一方、推力の向きを、z軸方向負側に傾けたい場合(図2における左下方向に偏向させようとする場合)には、図中の上側の二次噴流注入口19bより、ノズル10内に二次噴流FIN2(図示省略)を注入する。これにより、下側の二次噴流注入口19aから二次噴流FIN2を注入した場合と同様の原理によって、推力は、図2の紙面における左下方向に偏向する。
2.シミュレーション(本シミュレーション及びテストシミュレーション)
本発明の流体式推力方向制御装置に係るノズルが、推力偏向性能と高推力性とに関し、どの程度の効果を発揮できるものであるかを確認するため、ノズル内の流れのシミュレーションを行った。
本発明の流体式推力方向制御装置に係るノズルが、推力偏向性能と高推力性とに関し、どの程度の効果を発揮できるものであるかを確認するため、ノズル内の流れのシミュレーションを行った。
2.1 シミュレーション方法
2.1.1 本シミュレーションの方法
このシミュレーションにおいて、本発明のノズル10は、図3(a)に示したものと同様に、y軸方向に垂直な任意断面の形状が同一となる二次元ノズルとして定義した。本発明のノズル10の断面(y軸方向に垂直な断面)における各部の寸法(ノズル入口11の開口径D1に対する各部の寸法)は、図4に示す値に設定した。図4は、本発明に係るノズル10の計算モデルを示した図である。
2.1.1 本シミュレーションの方法
このシミュレーションにおいて、本発明のノズル10は、図3(a)に示したものと同様に、y軸方向に垂直な任意断面の形状が同一となる二次元ノズルとして定義した。本発明のノズル10の断面(y軸方向に垂直な断面)における各部の寸法(ノズル入口11の開口径D1に対する各部の寸法)は、図4に示す値に設定した。図4は、本発明に係るノズル10の計算モデルを示した図である。
このシミュレーションでは、ノズル入口11からノズル10内に主流FIN1(図2を参照)を流入させるとともに、二次噴流注入口19aから二次噴流FIN2(図2を参照)も注入した。二次噴流FIN2の流量は、主流FIN1の流量(「QIN1」とする。)と二次噴流FIN2の流量(「QIN2」とする。)との比(QIN1:QIN2)が95:5となるように設定した。また、ノズル10の中心線10aに対する二次噴流FIN2の注入角度は、30°(デュアルスロートノズルでの予備計算において最大の推力偏向角度が得られた値)に設定した。
また、このシミュレーションにおいて、本発明に係るノズル10は、第二広がり部17の長さL1及び傾斜角度θ1の異なる計14パターン(実施例1.1〜1.7及び実施例2.1〜2.7)についてシミュレーションを行った。実施例1.1〜1.7及び実施例2.1〜2.7における第二広がり部17の長さL1及び傾斜角度θ1の値は、下記表1に示す通りである。
また、このシミュレーションでは、上記の本発明に係るノズルの範疇に属するもの(実施例1.1〜1.7及び2.1〜2.7)のほか、従来から提案されているラバールノズルに属するもの(比較例1)と、従来から提案されているデュアルスロートノズルに属するもの(比較例2)とについても行った。図5は、比較例1として採用した、従来のラバールノズル10’’の計算モデルを示した図である。図6は、比較例2として採用した、従来から提案されているデュアルスロートノズル10’の計算モデルを示した図である。
比較例1,2のノズル10’,10’’も、本発明のノズル10と同様、y軸方向に垂直な任意断面の形状が同一となる二次元ノズルとして定義した。比較例1,2のノズル10’,10’’の断面(y軸方向に垂直な断面)における各部の寸法(ノズル入口11の開口径D1に対する各部の寸法)は、それぞれ図5,6に示す値に設定した。図6のデュアルスロートノズル10’’は、図4の本発明に係るノズル10から第二広がり部17を取り除いたこと以外は、図4の本発明に係るノズル10と同じ寸法形状を有している。また、図5のラバールノズル10’は、図6のデュアルスロートノズル10’’から第二絞り部15を取り除いたこと以外は、図6のデュアルスロートノズル10’’と同じ寸法形状を有している(図4の本発明に係るノズル10から第二広がり部17と第二絞り部15を取り除いたこと以外は、図4の本発明に係るノズル10と同じ寸法形状を有している)。
比較例1,2におけるシミュレーションでも、上記の実施例1.1〜1.7及び2.1〜2.7と同様、ノズル入口11からノズル10’,10’’内に主流FIN1(図2を参照)を流入させるとともに、二次噴流注入口19aから二次噴流FIN2(図2を参照)も注入した。主流FIN1の流量QIN1と二次噴流FIN2の流量QIN2との比QIN1:QIN2や、ノズルの中心線に対する二次噴流FIN2の注入角度も、上記の実施例1.1〜1.7及び2.1〜2.7と同一に設定した。
上記のシミュレーションにおける計算は、モンテカルロ直接シミュレーション(DSMC: Direct Simulation Monte Carlo)法において、分子モデルを剛体球とし、ノズルの内周壁での反射条件を鏡面反射として行った。推力(ベクトル量「f」とする。)は、微小時間(「Δt」とする。)の間にノズル出口から噴出した分子の総運動量(ベクトル量「Δp」とする。)の値から、下記式1を用いて求めた。また、推力偏向角度(「δ」とする。)は、下記式2を用いて求めた。
2.1.2 テストシミュレーションの方法
また、上記のシミュレーションで得られた結果の妥当性を確認するため、上記のシミュレーション(以下、「本シミュレーション」と呼ぶ。)に先立って、モンテカルロ直接シミュレーション(DSMC法)によるテストシミュレーションも行った。このテストシミュレーションでは、上記の比較例1のラバールノズル10’(図5)において、二次噴流注入口19から二次噴流を注入しない状態で、ノズル入口11から主流のみを流入させて行った。このテストシミュレーションでは、ノズル10’の中心線上におけるマッハ数M、流体密度ρ及び絶対温度Tの値の分布を算出し、これらの算出されたそれぞれの値を、ノズル入口11、第一スロート13及びノズル出口18における、等エントロピー流理論による予測値と比較した。
また、上記のシミュレーションで得られた結果の妥当性を確認するため、上記のシミュレーション(以下、「本シミュレーション」と呼ぶ。)に先立って、モンテカルロ直接シミュレーション(DSMC法)によるテストシミュレーションも行った。このテストシミュレーションでは、上記の比較例1のラバールノズル10’(図5)において、二次噴流注入口19から二次噴流を注入しない状態で、ノズル入口11から主流のみを流入させて行った。このテストシミュレーションでは、ノズル10’の中心線上におけるマッハ数M、流体密度ρ及び絶対温度Tの値の分布を算出し、これらの算出されたそれぞれの値を、ノズル入口11、第一スロート13及びノズル出口18における、等エントロピー流理論による予測値と比較した。
2.2 シミュレーションの結果
2.2.1 テストシミュレーションの結果
まず、テストシミュレーションの結果について説明する。
2.2.1 テストシミュレーションの結果
まず、テストシミュレーションの結果について説明する。
図7は、テストシミュレーションにより得られたラバールノズル10’の中心線上のマッハ数Mの分布を示したグラフである。図7における「Ma」、「Mb」及び「Mc」は、それぞれ、ノズル入口11、第一スロート13及びノズル出口18における、等エントロピー流理論によるマッハ数Mの予測値である。図8は、テストシミュレーションにより得られたラバールノズル10’の中心線上の流体密度ρの分布を示したグラフである。図8における「ρa」、「ρb」及び「ρc」は、それぞれ、ノズル入口11、第一スロート13及びノズル出口18における、等エントロピー流理論による流体密度ρの予測値である。図9は、テストシミュレーションにより得られたラバールノズル10’の中心線上の絶対温度Tの分布を示したグラフである。図9における「Ta」、「Tb」及び「Tc」は、それぞれ、ノズル入口11、第一スロート13及びノズル出口18における、等エントロピー流理論による絶対温度Tの予測値である。図7〜9において、横軸(x軸)は、ノズル10’の中心線に沿う座標である。図8における流体密度ρ及び図9における絶対温度Tは、それぞれ、ノズル入口11の流体密度ρ及び絶対温度Tを「1」として規格化した値で示している。
図7〜9を見ると、テストシミュレーションによる結果(グラフ曲線)は、揺らぎ(上記のDSMC法に伴って必然的に現れる揺らぎ)を含んでいるものの、マッハ数M、流体密度ρ及び絶対温度Tのいずれの物理量においても、理論値(等エントロピー流理論による予測値)とよく一致していることが分かる。このことから、モンテカルロ直接シミュレーション(DSMC法)は、本発明のノズル10の有用性を検証するシミュレーション方法として、適切なものであることが確認された。
2.2.2 本シミュレーションの結果
続いて、本シミュレーションの結果について説明する。
続いて、本シミュレーションの結果について説明する。
図10は、本シミュレーションにより得られた結果を示したグラフである。図10における、マーカー「E1.1」、「E1.2」、「E1.3」、「E1.4」、「E1.5」、「E1.6」及び「E1.7」、並びに、「E2.1」、「E2.2」、「E2.3」、「E2.4」、「E2.5」、「E2.6」及び「E2.7」は、それぞれ、本発明に係る、実施例1.1、実施例1.2、実施例1.3、実施例1.4、実施例1.5、実施例1.6及び実施例1.7、並びに、実施例2.1、実施例2.2、実施例2.3、実施例2.4、実施例2.5、実施例2.6及び実施例2.7の結果を示したものであり、マーカー「C1」は、ラバールノズルに係る比較例1の結果を示したものであり、マーカー「C2」は、デュアルスロートノズルに係る比較例2の結果を示したものである。
また、図10における横軸は、実施例1.1〜1.7及び実施例2.1〜2.7、並びに、比較例1及び比較例2のノズルにおける推力偏向角度δを、デュアルスロートノズルである比較例2(同図中の「C2」)の値を「1」として規格化して示したものである。さらに、図10における縦軸は、実施例1.1〜1.7及び実施例2.1〜2.7、並びに、比較例1及び比較例2のノズルにおける推力の絶対値を、ラバールノズルである比較例1(同図中の「C1」)の値を「1」として規格化して示したものである。
図10を見ると、本発明に係る実施例1.1〜1.7及び実施例2.1〜2.7の全てのノズルにおいて、推力fの絶対値は、1よりも大きくなっており、デュアルスロートノズルに係る比較例2(マーカーC2)の推力fの絶対値を上回っている。このことから、本発明の流体式推力方向制御装置のノズルのように、第二広がり部17を設けることによって、従来から提案されているデュアルスロートノズルよりも、推力fを増大させることが可能であることが確認できた。
また、図10を見ると、本発明に係る実施例1.1〜1.7及び実施例2.1〜2.7の多くのノズルにおいて、推力偏向角度δは、1よりも大きくなっており、ラバールノズルに係る比較例1(マーカーC1)の推力偏向角度δを上回っている。具体的には、第二広がり部17の傾斜角度θ1が30°未満の実施例(実施例1.1、実施例1.2、実施例2.1及び実施例2.2)を除いた全ての実施例(傾斜角度θ1が30°以上の実施例1.3〜1.7及び実施例2.3〜2.7)において、推力偏向角度δが、比較例1(マーカーC1)の推力偏向角度δを上回っている。このことから、本発明の流体式推力方向制御装置のノズルのように、第二広がり部17を設け、その傾斜角度θ1を適切な範囲(例えば、30〜70°の範囲)に設定することにより、従来のラバールノズルよりも、推力偏向角度δを増大させることが可能であることが確認できた。
ところで、図10の結果からは、第二広がり部17の長さL1が0.59×D1と比較的短い実施例1.1〜1.7よりも、第二広がり部17の長さL1が1.18×D1と比較的長い実施例2.1〜2.7の方が、推力fの増大効果が高くなる傾向にあることも読み取れる。また、図10の結果からは、第二広がり部17の傾斜角度θ1が20°を超える場合には、第二広がり部17の傾斜角度θ1が小さいほど、推力fの増大効果が大きくなる傾向があることも読み取れる。さらに、図10の結果からは、第二広がり部17の傾斜角度θ1が大きいほど、推力偏向角度δが大きくなり、殆どのケースでは、第二広がり部17の長さL1が短い場合に、推力偏向角度δがやや大きくなることも読み取れる。
10 ノズル
10a ノズルの中心線
10’ 従来から提案されているラバールノズル
10’’ 従来から提案されているデュアルスロートノズル
11 ノズル入口
12 第一絞り部
13 第一スロート
14 第一広がり部
15 第二絞り部
16 第二スロート
17 第二広がり部
18 ノズル出口
19 二次噴流注入口
19a 下側の二次噴流注入口
19b 上側の二次噴流注入口
D1 ノズル入口の開口径
L1 第二広がり部のノズルの中心線に沿った方向の長さ
Fa 代表的な流線
Fb 代表的な流線
Fc 代表的な流線
Fd 代表的な流線
FIN1 エンジン燃焼室からノズル入口に流入する主流
FIN2 二次噴流
FOUT ノズル出口から噴出する噴流
α1 剥離領域
θ1 ノズルの中心線に対する第二広がり部の内壁の傾斜角度
10a ノズルの中心線
10’ 従来から提案されているラバールノズル
10’’ 従来から提案されているデュアルスロートノズル
11 ノズル入口
12 第一絞り部
13 第一スロート
14 第一広がり部
15 第二絞り部
16 第二スロート
17 第二広がり部
18 ノズル出口
19 二次噴流注入口
19a 下側の二次噴流注入口
19b 上側の二次噴流注入口
D1 ノズル入口の開口径
L1 第二広がり部のノズルの中心線に沿った方向の長さ
Fa 代表的な流線
Fb 代表的な流線
Fc 代表的な流線
Fd 代表的な流線
FIN1 エンジン燃焼室からノズル入口に流入する主流
FIN2 二次噴流
FOUT ノズル出口から噴出する噴流
α1 剥離領域
θ1 ノズルの中心線に対する第二広がり部の内壁の傾斜角度
Claims (5)
- ノズル内をノズル入口からノズル出口に向かって流れる主流に対し、ノズルの中途部分に設けた二次噴流注入口から二次噴流を注入することによって、主流の流れに変化を起こさせ、全体としての噴流の向きを変更させる流体式推力方向制御装置であって、
ノズルが、
前記ノズル入口の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも狭く形成され、その下流側端部が第一スロートとされた第一絞り部と、
第一絞り部の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも広く形成された第一広がり部と、
第一広がり部の下流側に設けられ、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも狭く形成され、その下流側端部が第二スロートとされた第二絞り部と、
第二絞り部の下流側に設けられ、前記ノズル出口に向かって断面積が広がるように形成された第二広がり部と
を有することを特徴とする流体式推力方向制御装置。
- ノズルの中心線に対する第二広がり部の内壁の傾斜角度が30〜70°とされた請求項1記載の流体式推力方向制御装置。
- ノズルの前記ノズル入口の開口径(D1とする。)に対する、第二広がり部のノズルの中心線に沿った方向の長さ(L1とする。)の比L1/D1が、0.2〜2とされた請求項1又は2記載の流体式推力方向制御装置。
- ノズルとして、その中心線を含む一の平面に平行な断面の形状が同一のものを用いた請求項1〜3いずれか記載の流体式推力方向制御装置。
- ノズルとして、その中心線を軸とした回転体形状を為すものを用いた請求項1〜3いずれか記載の流体式推力方向制御装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017084312A JP2018178970A (ja) | 2017-04-21 | 2017-04-21 | 流体式推力方向制御装置 |
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| JP2017084312A JP2018178970A (ja) | 2017-04-21 | 2017-04-21 | 流体式推力方向制御装置 |
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|---|---|
| JP2018178970A true JP2018178970A (ja) | 2018-11-15 |
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| JP2017084312A Pending JP2018178970A (ja) | 2017-04-21 | 2017-04-21 | 流体式推力方向制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2018178970A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
2017
- 2017-04-21 JP JP2017084312A patent/JP2018178970A/ja active Pending
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