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JP2018178500A - ゴルフ用人工芝及びこれに用いられるヤーン - Google Patents

ゴルフ用人工芝及びこれに用いられるヤーン Download PDF

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JP2018178500A
JP2018178500A JP2017078303A JP2017078303A JP2018178500A JP 2018178500 A JP2018178500 A JP 2018178500A JP 2017078303 A JP2017078303 A JP 2017078303A JP 2017078303 A JP2017078303 A JP 2017078303A JP 2018178500 A JP2018178500 A JP 2018178500A
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golf
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JP2017078303A
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佑樹 山條
Yuki Sanjo
佑樹 山條
羽嶋 宏治
Koji Hajima
宏治 羽嶋
孝志 堀尾
Takashi Horio
孝志 堀尾
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

【課題】ゴルフボールの弾みを抑えることのできるゴルフ用人工芝を提供する。
【解決手段】ゴルフ用人工芝が提供される。前記ゴルフ用人工芝は、基材と、前記基材上に起立する芝葉を模した多数のパイルとを備える。前記パイルは、10重量%以上の金属又は金属化合物或いはこれらの混合物を含有する。なお、前記パイル全体における前記金属又は金属化合物或いはこれらの混合物の含有率は、20重量%以上であることがより好ましい。前記金属又は前記金属化合物の好ましい例は、酸化亜鉛である。前記パイルは、捲縮されていることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフ用人工芝、並びにこれに用いられるヤーン及びその製造方法に関する。
近年、サッカー場やラグビー場、野球場等の様々な運動競技施設において、人工芝が普及している。人工芝は、多くの場合、基材上に芝葉を模した多数のパイルを植設することにより製造される。このようなパイルは、典型的には、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂からなるヤーンから形成される。特許文献1には、抗菌性を付与するべく、0.1〜5.0重量%の酸化亜鉛の微粒子を含有する人工芝用のヤーンが開示されている。
人工芝は、ゴルフにも用いられることがある。ゴルフ用の人工芝とは、主としてパット用やゴルフ練習場の打席位置用である。そのため、これまでゴルフ用の人工芝に求められてきた性能とは、ゴルフボールの転がり性能であり、ゴルフボールのバウンド性能については考慮されてこなかった。このような背景の下、ゴルフ用の人工芝としては、サッカー場やラグビー場、野球場等の運動競技施設用の人工芝と同じものがそのまま用いられてきた。
特開2000−239923号公報
しかしながら、発明者は、以上のような従来の人工芝では、ゴルフボールのバウンド挙動が天然芝でのそれと大きく異なることに気が付いた。そのため、例えば、アプローチショットのようなゴルフボールのバウンドが入るプレーでは、ゴルフボールが高く弾みすぎるという問題がある。
本発明は、ゴルフボールの弾みを抑えることのできるゴルフ用人工芝、並びにこれに用いられるヤーン及びその製造方法を提供することを目的とする。
第1観点に係るゴルフ用人工芝は、基材と、前記基材上に起立する芝葉を模した多数のパイルとを備える。前記パイルは、10重量%以上の金属又は金属化合物或いはこれらの混合物を含有する。
第2観点に係るゴルフ用人工芝は、第1観点に係る人工芝であって、前記パイルは、20重量%以上の金属又は金属化合物或いはこれらの混合物を含有する。
第3観点に係るゴルフ用人工芝は、第2観点に係る人工芝であって、前記パイルは、50重量%以上の金属又は金属化合物或いはこれらの混合物を含有する。
第4観点に係るゴルフ用人工芝は、第1観点から第3観点のいずれかに係る人工芝であって、前記パイルは、酸化亜鉛を含有する。
第5観点に係るゴルフ用人工芝は、第1観点から第4観点のいずれかに係る人工芝であって、前記パイルは、捲縮されている。
第6観点に係るヤーンは、ゴルフ用人工芝に含まれる芝葉を形成するためのヤーンであって、10重量%以上の金属又は金属化合物或いはこれらの混合物を含有する。
第7観点に係るヤーンは、第6観点に係るヤーンであって、20重量%以上の金属又は金属化合物或いはこれらの混合物を含有する。
第8観点に係るヤーンの製造方法は、ゴルフ用人工芝に含まれる芝葉を形成するためのヤーンの製造方法であって、以下のステップを含む。
(1)樹脂材料と金属及び金属化合物の少なくとも一方とを混練し、前記金属又は前記金属化合物或いはこれらの混合物を10重量%以上含有する高密度樹脂材料を用意するステップ。
(2)前記高密度樹脂材料を糸状に成形するステップ。
第9観点に係るヤーンの製造方法は、第8観点に係る製造方法であって、前記高密度樹脂材料は、前記金属又は前記金属化合物或いはこれらの混合物を20重量%以上含有する。
本発明によれば、ゴルフ用人工芝において、10重量%以上の金属又は金属化合物或いはこれらの混合物を含有する高密度のパイル又はヤーンが用いられる。その結果、ゴルフボールは、人工芝上に落下してくるときにパイルの曲げや撓み等の変形を引き起す際に、より多くの運動エネルギーを失う。その結果、硬い地面(人工芝の基材)と衝突した際の反発エネルギーが減少し、人工芝上でのゴルフボールの弾みを抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る人工芝の側面図。 本発明の別の実施形態に係る人工芝の側面図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るゴルフ用人工芝、並びにこれに用いられるヤーン及びその製造方法について説明する。
<1.人工芝の全体構成>
図1に示す人工芝1は、ゴルフ用途で用いられる人工芝であり、例えば、ゴルフコースに敷設することもできるし、パット用やゴルフ練習場の打席位置用として用いることもできる。人工芝1は、アスファルト面や地面等の設置面上に設置される。
図1に示すように、人工芝1は、基材2と、基材2上に起立する芝葉を模した多数のパイル3とを有する。基材2は、シート状に形成されており、パイル3は、基材2上に所定の間隔をあけて植設されている。また、基材2の裏面側には、パイル3が抜け落ちるのを防止するためバッキング剤が塗布され、バッキング層4が形成されている。
基材2の材質及び形状は、特に限定されないが、例えば、基材2は、樹脂材料からなる平織布として形成することができる。樹脂材料としては、典型的には、ポリプロピレンやポリエチレン等の熱可塑性樹脂を選択することができる。
パイル3の主原料は、特に限定されないが、典型的には、樹脂材料である。パイル3の主原料としては、好ましくは、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を選択することができる。パイル3は、タフティングマシンを用いてパイル3となるヤーンを基材2に縫い込むことにより基材2に対して固定され、基材2上の各植設点P1において複数本ずつ植設される。ただし、1つの植設点P1におけるパイル3の本数は、適宜選択することができ、勿論1本であってもよい。
パイル3又はパイル3を構成するヤーンは、以上のような主原料の他、添加物として金属(特に断らない限り、金属単体だけでなく、金属化合物、並びに金属単体及び金属化合物の混合物も含む。本明細書において以下同じ。)を含有する材料(以下、パイル材料という)から構成される。添加物となる金属は、主原料よりも比重が大きく、従って、パイル材料は、主原料よりも高密度である。
パイル材料全体における金属の含有率u1は、10重量%以上である。また、u1≧15%であることが好ましく、u1≧20%であることがより好ましく、u1≧30%であることがより好ましく、u1≧40%であることがより好ましく、u1≧50%であることがより好ましく、u1≧60%であることがより好ましく、u1≧70%であることがより好ましい。なお、金属の含有率u1(重量%)とは、金属に金属単体が含まれるが、金属化合物が含まれない場合には、金属単体の含有率(重量%)を意味し、金属単体は含まれないが、金属化合物が含まれる場合には、金属化合物の含有率(重量%)を意味し、金属単体及び金属化合物の両方が含まれる場合には、両者を合わせた含有率(重量%)を意味する。
パイル3は、以上のように高密度の材料から構成されることにより、剛性が高められており、捩れや曲げ等の変形が生じにくくなっている。その結果、ゴルフボールは、人工芝1上に落下してくるときにパイル3の曲げや撓み等の変形を引き起こす際に、より多くの運動エネルギーを失うことになる。そして、このようなパイル3の優れたクッション効果により、硬い地面(人工芝1の基材2)と衝突した際の反発エネルギーが減少するため、人工芝1上でのゴルフボールの弾みが抑えられる。
本実施形態では、パイル3に含有される金属として、酸化亜鉛が用いられる。しかしながら、この例に限らず、人工芝1の機能を損なわない限り、任意の金属を添加することができる。酸化亜鉛以外の好ましい例としては、例えば、酸化チタンを挙げることができる。勿論、金属化合物ではなく、金属単体を添加することもできるし、これらの混合物を添加することもできる。また、添加される金属は、パイル材料の混錬のし易さを考慮すると、粉末状であることが好ましい。
パイル3は、本実施形態では、図1に示すとおり捲縮ヤーンから形成されているが、図2に示すようにストレートヤーンから形成することもできる。また、パイル3は、モノフィラメントヤーンとすることもできるし、スプリットヤーンとすることもできる。なお、捲縮ヤーンが用いられる場合には、人工芝1においてパイル3の単位空間当たりの密度が高まるため、クッション性が増し、人工芝1上でのゴルフボールの弾みをさらに抑えることができる。
パイル3の芝長さW1は、20mm≦W1<50mmと比較的短くすることもできるし(一般にショートパイルと呼ばれる)、50mm≦W1と比較的長くすることもできる(一般にロングパイルと呼ばれる)。なお、ここでいう芝長さW1とは、パイル3を直線状に伸ばしたときの長さであり、基材2の表面からパイル3の先端までの長さである。
バッキング層4の材質も、特に限定されないが、例えば、バッキング層4は、SBRラテックスから構成することができる。なお、バッキング層4は、省略することもできる。
本実施形態では、基材2の表面上においてパイル3間には充填材5が充填され、充填材層が形成される。充填材5は、芝葉を保護する他、プレーヤーがプレー中に怪我をしないようにするためのクッション材としての役割を果たすこともできる。また、充填材5は、競技に使用されるボールの弾み具合を調整したり、選手の走り易さをコントロールすることも可能であり、人工芝1上での競技のプレー性能を向上させることもできる。
本実施形態では、充填材5には、弾性充填材5a及び硬質充填材5bが含まれる。図1の例では、弾性充填材5a及び硬質充填材5bの層が上下方向に交互に繰り返し形成されており、最上段が弾性充填材5aの層である。弾性充填材5aの最上段の層の単独での厚みは、10mm以上であることが好ましい。
弾性充填材5aは、ゴム弾性を有する材料を主原料とし、比較的軟らかく軽い粒状の充填材であり、本実施形態では、ゴムチップである。ただし、弾性充填材5aは、一般に人工芝用の充填材として用いられている廃タイヤ等の破砕品であるゴムチップよりも重く、言い換えると、真比重が大きくなるように構成されている。
より具体的には、弾性充填材5aの真比重t1は、t1≧1.5であることが好ましく、t1≧1.7であることがより好ましく、t1≧2.0であることがさらに好ましく、t1≧2.5であることがさらに好ましい。なお、廃タイヤ等の破砕品であるゴムチップの真比重は、1.0前後であり、せいぜい1.2程度である。
上述したような高比重の弾性充填材5aを得るべく、本実施形態の弾性充填材5aには金属(特に断らない限り、金属単体だけでなく、金属化合物、並びに金属単体及び金属化合物の混合物も含む。本明細書において以下同じ。)が添加されている。本実施形態の弾性充填材5aは、例えば、以下のように製造することができる。まず、原料ゴム及び各種配合剤を用意し、これらを配合する。配合剤には、前述の金属としての酸化亜鉛の粉末の他、加硫剤等が含まれる。その後、ニーダー等を用いて、原料ゴム及び配合剤を混練し、配合剤を原料ゴムに均一に分散させる。そして、混練後のゴムコンパウンドを加熱して加硫し、これを粉砕してチップ状に成形することにより、本実施形態のゴムチップが製造される。或いは、混練後のゴムコンパウンドを粉砕してチップ状に成形した後、これを加熱して加硫してもよい。
なお、弾性充填材5aは、ゴムに限らず、例えば、熱可塑性エラストマーを主原料とすることもできるし、ゴム及び熱可塑性エラストマーを配合したものを主原料とすることもできる。また、弾性充填材5aとして、ゴムを主原料とする充填材と熱可塑性エラストマーを主原料とする充填材とを混合したものを使用することもできる。熱可塑性エラストマーを主原料とする場合には、弾性充填材5aは、例えば、以下のように製造することができる。まず、熱可塑性エラストマーを用意するとともに、各種配合剤を用意し、熱可塑性エラストマーを加熱して溶融し、そこに配合剤を配合する。配合剤には、前述の金属としての酸化亜鉛の粉末が含まれる。また、ニーダー等を用いて、熱可塑性エラストマー及び配合剤を混練し、配合剤を熱可塑性エラストマーに均一に分散させる。そして、混練後の熱可塑性エラストマーコンパウンドを粉砕してチップ状に成形することにより、本実施形態の熱可塑性エラストマーのチップが製造される。
弾性充填材5aに添加される金属は、酸化亜鉛に限らず、人工芝1の機能を損なわない限り、任意の金属を添加することができる。酸化亜鉛以外の好ましい例としては、例えば、酸化チタンを挙げることができる。勿論、金属化合物ではなく、金属単体を添加することもできるし、これらの混合物を添加することもできる。また、添加される金属は、混錬のし易さを考慮すると、粉末状であることが好ましい。
硬質充填材5bは、比較的硬く重い粒状の充填材であり、本実施形態では、珪砂であり、その真比重t2は、2.5≦t2≦2.7である。なお、硬質充填材5bとしては、これに限らず、例えば、珪砂以外の砂やセラミックの粒状物を用いることもできる。弾性充填材5aの真比重t1と、硬質充填材5bの真比重t2との関係は、通常はt1<t2となるが、t1≧t2であってもよい。
以上述べたとおり、弾性充填材5aの真比重t1は、一般的な弾性充填材のそれよりも大きい。その結果、弾性充填材5aの真比重t1と硬質充填材5bの真比重t2との差が小さくなり、交互に繰り返し重ね合わされている弾性充填材5a及び硬質充填材5bが2層に分離しにくくなっている。また、弾性充填材5aは、一般的な弾性充填材に比べて、雨水等により流出し難くなっている。さらには、人工芝1とボールとの衝突時の衝撃により飛散する弾性充填材5aの量が減少し、プレー時の見た目の悪印象も防止される。
また、充填材5の以上の構成により、人工芝1上でゴルフが行われる場合には、ゴルフボールのバウンドが抑制される。すなわち、弾性充填材5aが高比重であるため、弾性充填材5aの構造が密になり、ボールの落下時の衝撃が周囲に伝播し易くなる。そのため、人工芝1の表面において、一般的な弾性充填材が用いられる場合には点で受け止めていた衝撃のエネルギーが、面で受け止められることになる。その結果、ゴルフボールに跳ね返ってくる反発のエネルギーが減少し、バウンド高さが低下すると考えられる。
弾性充填材5aの平均粒径r1は、r1≦2.0mmとすることが好ましい。また、硬質充填材5bの平均粒径r2も、r2≦2.0mmとすることが好ましい。
充填材5の層全体に占める弾性充填材5aの重量の割合Rは、R≧20%であることが好ましく、R≧30%であることがより好ましく、R≧40%であることがさらに好ましく、R≧50%であることがさらに好ましい。また、弾性充填材5aの割合Rは、80%以上とすることもできるし、90%以上とすることもできるし、100%(弾性充填材5aのみ使用する)とすることもできる。
なお、人工芝1上において、1.5mの高さからゴルフボールを垂直落下させたときに、ゴルフボールのバウンド高さの平均が30cm以下、より好ましくは25cm以下となるように、パイル3における金属の含有率(重量%)u1及び弾性充填材5aの真比重t1の少なくとも一方を調整することが好ましい。
<2.人工芝の製造方法>
次に、人工芝1の製造方法の一例について説明する。まず、パイル材料を構成する原料を用意する。ここでは、主原料となる樹脂材料として、直鎖状ポリエチレンが用意され、添加物として、酸化亜鉛の粉末が用意される。また、その他の添加物として、緑色の着色剤等も用意される。
次に、以上の材料を混練押出機に投入し、所定の温度条件下で溶融混練及び押出し成形を行う。このとき、最終的に製造されるヤーンにおける酸化亜鉛の粉末の含有率u1が上述した数値範囲を満たすように、各材料が配合される。そして、これらの材料が均一に分散されるように十分に混練された後、成形用の開口から糸状のパイル材料が押し出される。このときの温度条件は、パイルの主原料の融点よりも高い温度、例えば、180℃とすることができる。続いて、押出機から押し出された糸状のパイル材料を水槽内で冷却固化し、この糸を一軸延伸加工する。一軸延伸加工の方法としては、ロール延伸法を用いることができる。その後、糸状のパイル材料は、熱水槽内で弛緩熱処理され、続いて、捲縮加工が施され、捲縮ヤーンに加工される。人工芝のパイル用のヤーンの捲縮処理の方法としては、熱処理を行うもの等、様々なものが公知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。捲縮ヤーンの製造後、ヤーンはボビンに巻き取られる。
続いて、以上のボビンから繰出されるヤーンを、タフティングマシンを用いて基材2上に植設する。本実施形態では、捲縮ヤーンが巻き取られた複数のボビンを用意し、各々から繰出される複数本のヤーンを一束に撚り合わせた後、この撚り合わされたヤーンをタフティングマシンにより基材2に縫い付ける。また、このタフティングの工程では、基材2から起立するループ状のヤーンの束が形成され、束の頂点がカットされる。その結果、基材2上の各植設点P1からは、撚り合わされたヤーンの本数の2倍の本数の芝葉が起立することになる。
続いて、パイル3を固定するべく、基材2の裏面にバッキング剤を塗布し、バッキング層4を形成する。その後、バッキング剤を高温環境下で乾燥させ、最終的な人工芝1を得る。
また、人工芝1の施工時には、上記の態様で製造された人工芝1を、パイル3が上側を向くようにして設置場所に敷き広げる。そして、必要に応じて、人工芝1のパイル3間に充填材5を充填する。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
充填材5は、省略することもできる。また、充填材5を用いるとしても、上述したような充填材5を用いて上述したような層構成を形成する必要はなく、1又は複数の任意の充填材5を用いて任意の充填材層を形成することができる。例えば、充填材5として、従来典型的に用いられているような廃タイヤ等の破砕品であるゴムチップ及び/又は砂を用いることもできる。
<4.評価>
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されない。以下に説明される試験1は、充填材なしの人工芝上でのゴルフボールのバウンド性能を評価する試験である。また、試験2は、金属を含有する高密度パイルではなく、一般的なパイルを含む人工芝において、高比重の充填材を用いた場合のゴルフボールのバウンド性能を評価する試験である。
<4−1.試験1>
(実施例1〜3)
直鎖状低密度ポリエチレン樹脂組成物(密度0.926g/cm3)に、着色剤の他、酸化亜鉛の粉末を添加して混練し、パイル材料を得た。その後、パイル材料をφ60mmの押出機を用いて180℃で溶融押出して糸状とし、この糸を30℃の水槽で冷却固化した。次に、この糸をロール延伸法を用いて90〜100℃で一軸延伸加工した後、90〜100℃の熱水槽内で弛緩熱処理を行い、さらに捲縮加工を行って、ヤーンを作製した。ヤーンの断面形状は、幅約1.0mm、厚み約0.15mmとした。上記方法で作製されたヤーンを6本一束に撚り合わせて1本のパイルとし、5/16ゲージのタフティング機を用いて、ポリプロピレン製の平織布に芝長さW1=3cmとなるように植設した。その後、基布の裏面側に固形分として70%SBRラテックスを塗布量1100g/m2で塗布し、105℃で高温乾燥させた。なお、酸化亜鉛の含有率u1は、下表1のとおり、20%、50%及び70%の3種類とし、それぞれ得られた人工芝を実施例1〜3とした。
(比較例1)
酸化亜鉛の粉末の添加及びヤーンの捲縮処理を省略した他は、実施例1〜3と同様の方法で、比較例1に係る人工芝を得た。
(比較例2)
酸化亜鉛の粉末の添加を省略した他は、実施例1〜3と同様の方法で、比較例2に係る人工芝を得た。
(試験方法)
実施例1〜3及び比較例1,2に係る人工芝を、無風環境下の平らな床面上に静置させた。そして、各人工芝のパイルの先端から1.5mの高さからゴルフボールを垂直落下させ、そのときのゴルフボールのバウンド挙動を、レンズ(Nikon 500mm f1.2)をとりつけたハイスピードカメラ(フォトロン製 FASTCAM APX RS)で撮影した。このとき、カメラを人工芝と同じ高さ位置で、人工芝から側方に1.5m離れた位置に固定し、シャッター速度を3000フレーム/secとした。そして、撮影した動画データに対し、株式会社ディテクト製の解析ソフトDIPP−MotionPro2Dを用いて、1フレームごとにゴルフボール中心の座標を追尾し、ゴルフボールのバウンド高さを求めた。
(試験結果)
試験結果は、表1のとおりとなった。表1の結果からは、ヤーンの密度が高密度になる程、バウンド高さが抑制されることが分かった。
<4−2.試験2>
(参考例1)
酸化亜鉛の粉末の添加を省略した他は、実施例1〜3と同様の方法で、参考例1に係る人工芝を得た。ただし、ヤーンの断面形状は、幅約1.0mm、厚み約0.15mmとした。
(参考例2)
トラック及びバスの廃タイヤのトレッドゴムを粒径2mm以下となるように粉砕してゴムチップを得た。このゴムチップの真比重は、1.20であった。そして、このゴムチップを参考例1と同じ人工芝に厚さ10mmの層を形成するように充填し、参考例2に係る人工芝を得た。
(参考例3)
以下の表2に記載のとおりの配合に従って、ニーダーを用いて材料の混練を行い、ゴムコンパウンドを作製した。続いて、これを加硫した後、粒径2mm以下となるように粉砕してゴムチップを得た。このゴムチップの真比重は、2.65であった。そして、このゴムチップを参考例1と同じ人工芝に厚さ10mmの層を形成するように充填し、参考例3に係る人工芝を得た。
(試験方法)
試験1と同じ試験を行った。
(試験結果)
試験結果は、表3のとおりとなった。表3の結果からは、高比重のゴムチップを充填することにより、ゴルフボールのバウンド高さを抑制できることが分かった。なお、上記試験では、カメラを静置させていたため、撮影範囲は38cmのバウンド高さまでに限られていた。従って、参考例3では、参考例1,2に対し、15cm(=38cm−23cm)以上のバウンドの抑制が確認された。
1 人工芝
2 基材
3 パイル
5 充填材
5a 弾性充填材
5b 硬質充填材

Claims (9)

  1. 基材と、
    前記基材上に起立する芝葉を模した多数のパイルと、
    を備え、
    前記パイルは、10重量%以上の金属又は金属化合物或いはこれらの混合物を含有する、
    ゴルフ用人工芝。
  2. 前記パイルは、20重量%以上の金属又は金属化合物或いはこれらの混合物を含有する、
    請求項1に記載のゴルフ用人工芝。
  3. 前記パイルは、50重量%以上の金属又は金属化合物或いはこれらの混合物を含有する、
    請求項2に記載のゴルフ用人工芝。
  4. 前記パイルは、酸化亜鉛を含有する、
    請求項1から3のいずれかに記載のゴルフ用人工芝。
  5. 前記パイルは、捲縮されている、
    請求項1から4のいずれかに記載のゴルフ用人工芝。
  6. ゴルフ用人工芝に含まれる芝葉を形成するためのヤーンであって、10重量%以上の金属又は金属化合物或いはこれらの混合物を含有する、ヤーン。
  7. 20重量%以上の金属又は金属化合物或いはこれらの混合物を含有する、
    請求項6に記載のヤーン。
  8. ゴルフ用人工芝に含まれる芝葉を形成するためのヤーンの製造方法であって、
    樹脂材料と金属及び金属化合物の少なくとも一方とを混練し、前記金属又は前記金属化合物或いはこれらの混合物を10重量%以上含有する高密度樹脂材料を用意するステップと、
    前記高密度樹脂材料を糸状に成形するステップと、
    を含む、
    ヤーンの製造方法。
  9. 前記高密度樹脂材料は、前記金属又は前記金属化合物或いはこれらの混合物を20重量%以上含有する、
    請求項8に記載のヤーンの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102148145B1 (ko) * 2020-06-19 2020-08-26 주식회사 주목씨지알 규조토를 이용한 인조잔디용 파일원사 조성물 및 그 조성물로 제조되는 파일원사

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