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JP2018175755A - 脳内血腫除去用デバイス - Google Patents

脳内血腫除去用デバイス Download PDF

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JP2018175755A
JP2018175755A JP2017084255A JP2017084255A JP2018175755A JP 2018175755 A JP2018175755 A JP 2018175755A JP 2017084255 A JP2017084255 A JP 2017084255A JP 2017084255 A JP2017084255 A JP 2017084255A JP 2018175755 A JP2018175755 A JP 2018175755A
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正一郎 石原
Shoichiro Ishihara
正一郎 石原
一雄 ▲徳▼重
一雄 ▲徳▼重
Kazuo Tokushige
崇 脇
Takashi Waki
崇 脇
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Abstract

【課題】 内視鏡の動きに追従する柔軟な本体チューブにワーキングチャンネルよりも大口径の血腫吸引ルーメンを設けることで内視鏡と共に脳内に誘導でき効果的に脳内血腫を吸引して除去することができる脳内血腫除去用デバイスを提供する。【解決手段】 この脳内血腫除去用デバイス1は、所定長さからなるフレキシブル性本体チューブ2を具えている。本体チューブ2には、軸方向に共に前後端が開口した内視鏡挿入用ルーメン3と血腫吸引用ルーメン4が形成されている。血腫吸引用ルーメン4は、内視鏡のワーキングチャンネルよりも口径が大きく形成されている。本体チューブ2の少なくとも内視鏡挿入用ルーメン3に挿入される内視鏡の先端近くの先端部は透明材料からなっている。【選択図】 図3

Description

この発明は、脳内血腫除去用デバイスに関し、特に神経内視鏡下において、内視鏡とともに脳室内深部に誘導できて効果的に血腫を吸引して除去することができる技術に係るものである。
従来、脳内出血の際の血腫除去術には、主に開頭術が施行されてきたが、近年は低侵襲の目的から内視鏡下血腫除去術が普及してきている。この内視鏡下血腫除去術は、脳内に留置した透明の管(シース)の内腔に金属製の内視鏡(硬性鏡)と吸引管を挿入し、内視鏡で血腫を確認しながら吸引して除去する技術である。しかし、硬性鏡は金属製直管であるため、フレキシブル性に欠き、挿入方向となる脳室内の深部に病変部があってもそこへ誘導することが困難である。そこで、脳室深部の病変部にはフレキシブル性に富み先端が可動する軟性鏡をシース内腔より脳室内へ挿入して血腫の吸引を行っている。血腫の吸引は内視鏡に設けられているワーキングチャンネルと呼ばれる鉗子を挿入するルーメンより行うが、ワーキングチャンネルの径が小さい(細径)ために血腫の塊がワーキングチャンネル内に詰まり血腫の除去が困難になることが起きる。その場合は、内視鏡を体外に一度引き抜きワーキングチャンネルに生理食塩水を勢いよく流して血腫を取り去り、再度脳室に挿入することになる。そのため非常にその作業が煩雑である。更にワーキングチャンネルは内視鏡のレンズと並列に内視鏡先端に設けられているので、吸引時に血腫がレンズに付着して視野が悪化することもある。
ところで、出願人の調査によれば、前記で説明した脳内血腫を吸引して除去する技術として、特許文献1に開示されているようなものが提案されている。これは明細書の段落0019〜0020に記載されているように発明の対象である外套管の他に、内視鏡を内腔に挿入した状態で外套管に挿通され、脳内部の血腫位置等を観察しながら、確実に脳内病変部まで外套管先端を刺入する際に使用される内筒管、及び外套管が病変部に到達した後、内筒管と入れ替えて、内筒管とともに外套管に挿入され、血腫の除去、洗浄を行うための洗浄具で構成されているものである。
しかしながら、特許文献1に開示されている血腫除去は、外套管から抜いた内筒管に代えて内視鏡とともに外套管に挿入する洗浄具により血腫を除去するというだけのものであり、具体的にどのようにして血腫を除去するのか記載がなく不明であるとともに、除去後の血腫の処理もどのように行うかの具体的な説明がないのに加え、除去のために内筒管をその都度外套管から抜かなければならず、その作業が煩雑で時間のかかるものとなる、等の問題があった。
特開2004−57520号公報
そこで、この発明は、特許文献1に開示されている技術をはじめ、従来のものがもつ問題を解決し、内視鏡の動きに追従する柔軟な本体チューブにワーキングチャンネルよりも大口径の血腫吸引用ルーメンを設けることで内視鏡と共に脳内に誘導でき効果的に脳内血腫を吸引して除去することができる脳内血腫除去用デバイスを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、内視鏡を脳内に挿入して脳内血腫を吸引除去することを可能とした脳内血腫除去用デバイスであって、所定長さからなるフレキシブル性本体チューブを具え、この本体チューブには、軸方向に共に前後端が開口した内視鏡挿入用ルーメンと血腫吸引用ルーメンが形成され、前記血腫吸引用ルーメンは、内視鏡のワーキングチャンネルよりも口径が大きく形成され、前記本体チューブの少なくとも内視鏡挿入用ルーメンに挿入される内視鏡の先端近くの先端部は透明材料からなっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、本体チューブの血腫吸引用ルーメンが形成された先端部は、内視鏡挿入用ルーメンに挿入される内視鏡の先端より前方に所定長さ突出し、前記血腫吸引用ルーメンと連通する血腫吸引用ルーメンを有するノーズ部に形成されている。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、ノーズ部の血腫吸引用ルーメンは、内視鏡の視野を妨げない範囲で、ノーズ部以外の血腫吸引用ルーメンよりさらに口径が大きく形成されている。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3において、ノーズ部の血腫吸引用ルーメンの先端開口面は、斜めカットされた形状になっている。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかにおいて、本体チューブの内視鏡挿入用ルーメンの先端開口近くには、挿入される内視鏡のそれ以上の挿入を阻止するストッパが設けられている。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかにおいて、本体チューブの後端部には、血腫吸引用ルーメンから流れてくる血腫を排出するための排出チューブが設けられている。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかにおいて、本体チューブの後端部には、内視鏡挿入用ルーメンに挿通される内視鏡を固定するコネクタが設けられている。
請求項8に記載の発明は、請求項7において、コネクタは、雌筒と、該雌筒に軸方向かつ周方向に摺動自在に嵌合した雄筒とからなり、雌筒の周壁に傾斜溝と係止溝が連接して切り欠き形成され、雄筒の周壁に軸方向に先端が開いたスリットが周方向に複数個、所定間隔に切り欠き形成され、スリット間となる周壁に雄筒を雌筒に押し込むと雄筒の係止突起が雌筒の傾斜溝を摺動して係止溝に係止するようになっている。
この発明は、前記のようであって、所定長さからなるフレキシブル性本体チューブを具え、この本体チューブには、軸方向に共に前後端が開口した内視鏡挿入用ルーメンと血腫吸引用ルーメンが形成され、前記血腫吸引用ルーメンは、内視鏡のワーキングチャンネルよりも口径が大きく形成され、前記本体チューブの少なくとも内視鏡挿入用ルーメンに挿入される内視鏡の先端近くの先端部は透明材料からなっているので、脳内の血腫を内視鏡のワーキングチャンネルよりも口径の大きい血腫吸引用ルーメンによって、従前のように詰まることもなく内視鏡で簡易に除去することが可能となり、脳内出血を起こした患者の予後が良好となるという優れた効果がある。
また、本体チューブの血腫吸引用ルーメンが形成された先端部を、該血腫吸引用ルーメンと連通する血腫吸引用ルーメンを有するノーズ部に形成したものとすれば、血腫の吸引がより効率のよいものとなり、血腫が塊状のものでも詰まることなく吸引することが可能であるし、吸引口を広く取れて吸引し易いものとなる。
さらに、本体チューブの内視鏡挿入用ルーメンの先端開口近くにストッパを設ければ、内視鏡のそれ以上の挿入を確実に阻止することができるし、本体チューブの後端部に排出チューブを設ければ、血腫吸引用ルーメンからの血腫を、該チューブを経て排出することが可能となる。さらにまた、本体チューブの後端部にコネクタを設ければ、本体チューブに挿入される内視鏡の一体保持が可能となり、内視鏡の操作性がより良くなる。
この発明の一実施の形態に係る脳内血腫除去用デバイスを示す一部省略の全体正面図である。 同上の縦断正面図である。 同上の先端部の拡大断面図である。 図3の線IV−IVに沿う断面図である。 図3の線V−Vに沿う断面図である。 内視鏡にデバイスを装着した状態を示す縦断正面図である。 使用例を示す作用説明図である。 血腫吸引作用の説明図である。 内視鏡の視野範囲の作用説明図である。
以下、図面を参照しながら、この発明の一実施の形態について説明する。
図1〜5において、1は脳内血腫除去用デバイスで、このデバイス1は、所定長さを有し、内視鏡の動きにも追従可能なフレキシブル性本体チューブ2を具えている。本体チューブ2は一面、内視鏡のカバー体ともなっており、軸方向に2ルーメン、すなわち、メインルーメン3とサブルーメン4が前後端開口して並列して形成されている。メインルーメン3は内視鏡挿通用であり、サブルーメン4は血腫吸引用である。メインルーメン3の前端開口からはメインルーメン3に挿通される内視鏡のワーキングチャンネルから鉗子の操作を行なったり、あるいは灌流液(人工髄液)を流せるようになっている。また、サブルーメン4の口径は内視鏡のワーキングルーメンより口径が大きく形成されている。ワーキングルーメンの口径は通常2mm程度なので、これの倍程度の径に形成される。なお、ここでの内視鏡は軟性鏡と呼ばれる湾曲可能な内視鏡のことを指称している。また、本体チューブ2は後述のノーズ部以外が半透明材料から形成されている。
サブルーメン4前方となる本体チューブ2の先端部には軸線方向前方に所定長さ延びるとともに、メインルーメン3に挿通される内視鏡の視野を妨げないように透明材料からなる略円筒状ノーズ部5が一体に設けられている。このノーズ部5にはサブルーメン4と連通するとともに、サブルーメン4より径の大きい血腫吸引口6aのあるルーメン6(血腫吸引用ルーメン)が形成されている。ノーズ部5の軸線方向の長さは吸引する血腫が内視鏡のレンズに付着しないような適度の長さに設定されており、この例では10mm〜15mm程度になっている。
ノーズ部5におけるルーメン6の血腫吸引口6aの先端開口面はメインルーメン3の中心軸線に対して約45°の傾き角度でカットされた斜めカット面7に形成され、この斜めカット面を有することにより血腫吸引口6aの先端方向だけではなく、その周囲の血腫も吸引可能になっている。また、ノーズ部5の喉元となる後端側の壁はメインルーメン3の中心軸線に対して約20°傾いた平坦面8に形成され、内視鏡の視野画像がより鮮明に得られるようになっている。なお、ノーズ部5があることにより内視鏡画像が不鮮明にならないようにノーズ部5はより高透明素材を用いてもよく、このようにすることにより視野の確保が容易、かつ確実に行なえる。また、図示はしていないがノーズ部5の先端が内視鏡で確認できるようにそこにマーカーを設けることも可能である。
メインルーメン3の先端開口部の内面にはメインルーメン3に挿通した内視鏡がそれ以上進入しないようにその先端を摩擦抵抗で係止してストッパとして働く環状の凸部10が軸方向に複数個設けられている。この環状の凸部10は挿入される内視鏡の先端が当接するとメインルーメン3の先端開口側に斜めに撓みながら内視鏡のそれ以上の進入を阻止する。
本体チューブ2の後端開口部には内視鏡挿入口となる鍔付き略円錐型の短チューブ12が一体に連接され、この短チューブには本体チューブ2のメインルーメン3に挿通される内視鏡を固定するコネクタ14が嵌挿して着脱可能に装着されている。コネクタ14の嵌挿に際しては短チューブ12の鍔部を径小に潰すようにするが、そのために短チューブ12は全体が軟質材料からなっている。
コネクタ14は、雌筒15と、該雌筒に軸方向かつ周方向に摺動自在に嵌合した雄筒16とから構成されている。雌筒15の相対向する周壁には傾斜溝17が対称に切り欠き形成されているとともに、傾斜溝17の雄筒側となる一辺には係止溝18が複数個、傾斜溝17と連接して形成されている。一方、雄筒16の周壁には軸方向に先端が開いたスリット20が周方向に複数個(4個)、等間隔に切り欠き形成されているとともに、スリット間となる相対向する周壁には雌筒15の傾斜溝17に沿って摺動し、係止溝18に係止する係止突起21が設けられている。前記コネクタ14は、内視鏡を取り付けない前の状態では雄筒16が図1,2等のように雌筒15に押し込まれる前の状態にあり、内視鏡を短チューブ12から本体チューブ2のメインルーメン3に挿通して取り付けた状態では雄筒15がスリット20によって先窄み状に雌筒15に向けて押し込まれるとともに回動すると、雄筒16の係止突起21が雌筒15の傾斜溝17を摺動して係止溝18に係止し、固定された状態となる。
また、短チューブ12の取り付け基部近くの本体チューブ2の外周壁にはサブルーメン4と連通して吸引した血腫を排出するための排出チューブ23が分岐して設けられている。排出チューブ23は、取り付け基部から先端部まで所定の長さを有し、先端には先端開口を開閉する栓24が設けられている。そして、血腫吸引時には先端開口を吸引装置F(図7)に接続する一方、吸引時以外には先端開口に栓24をして閉じる。
デバイス1の各部の寸法は、次の通りである。すなわち、本体チューブ2の全長L1は、290mm程度、ノーズ部5の長さL2は10〜25mm程度、排出チューブ23の長さL3は150〜300mm程度、また、本体チューブ2のメインルーメン3の口径D1は5.2mm程度、サブルーメン4の断面積(口径D2と表示した部分)は8.9mm程度、ルーメン6の口径D3は5.0mm程度となっている。
デバイス1はシリコーンゴムの他、PUやPVCなど医療用具(主にチューブ類)で使用されている原料を使用することが可能である。また、先端のノーズ部5は高透明シリコーンゴムの他クリヤな素材が使用可能である。
デバイス1における本体チューブ2への内視鏡の装着、及びデバイス1を装着した内視鏡の脳への取り付けについて、以下に説明する。
図6に示すように、デバイス1の本体チューブ2のメインルーメン3に内視鏡Aを、その先端がコネクタ14の雄筒16の端面開口から鍔が現出している短チューブ12内に挿し込めるようにした後、さらにメインルーメン3に向けて押し進めることにより挿通してやる。そして、内視鏡Aの先端が環状凸部10に突き当たると、それ以上の進入が阻止され、その位置に保持される。この後、コネクタ14の雄筒16を雌筒15に向けて押し込み回動すると、雄筒16の係止突起21が傾斜溝17に沿って摺動し、雌筒15の係止溝18に係止することになり、ロックがかかって固定状態となる。これでデバイス1の内視鏡Aへの装着は完了する。
一方、使用に際しては、図7に示すようにシースBと呼ばれる円筒パイプを、脳Cを損傷しないように脳の表面から深い脳室D内に差し込み留置する。そして、このシースBの留置後、デバイス1のメインルーメン3に挿通して装着した内視鏡Aを、シースBの内腔を通して脳室D内に挿入する。脳室Dは入り組んでいるため、湾曲しない硬性鏡では患部に到達できなかったりするので、前述したように内視鏡Aとして湾曲可能な軟性鏡が使用される。また、デバイス1の排出チューブ23の先端開口を、栓24を取り外して吸引装置Fに接続する。これにより脳室内血腫の吸引除去の準備が整う。
次に、デバイス1を用いた使用方法について図7,8を参照して説明する。
前記のような準備の後、術者によって血腫Eの吸引を行うことになるが、吸引に際しては、術者が内視鏡Aを操作して内視鏡で血腫の位置や大きさ等を観察しながら本体チューブ2の先端部にあるノーズ部5を血腫Eのある近くまで誘導し、ノーズ部5の先端開口面である血腫吸引口6aが血腫Eに当たるようにし、このような状態で血腫を吸引する。吸引では内視鏡Aの先端を左右前後に屈曲させることにより周囲の血腫が満遍なく吸引できる。この際、フレキシブル性のある本体チューブ2の先端ノーズ部5もその動きに追従する。しかも、ノーズ部5の先端にある血腫吸引口6aの径がサブルーメン4のそれより倍以上大きく、先端が斜めカット面7となっていることもあり、吸引能力は従前の数倍も期待できて、比較的大きな血腫の塊も吸引が可能である。そして、図8に吸引作用のイメージを示すように吸引された血腫は順次、吸引装置Fで吸引され、サブルーメン4を経て排出チューブ23側に流れて排出除去される。
前記のようであって、デバイス1を用いれば、内視鏡Aのワーキングチャンネルの口径より大きい口径のサブルーメン4を使用することが可能となるので、血腫Eを詰まり難くして吸引することができ、脳室D内の深部の血腫を簡易に支障なく、除去することができる。すなわち、従前内視鏡に設けられているワーキングチャンネルは小径であるため、血腫の塊を吸引すると内腔が詰まってしまったり、内視鏡を血腫の直前まで近づけて吸引しなければならず、特に内腔が詰まった場合は、その都度内視鏡を引き抜きワーキングチャンネルに生理食塩水を勢いよく噴射して取り除き、再度脳室に挿入しなければならず非常に作業が煩雑で時間がかかるものとなっていたが、このデバイス1の場合はこのような面倒な作業が一切不要となるので取り扱いに便利なものとなる。そのため、脳内出血を起こした患者の予後が良好となる。
しかも、本体チューブ2をフレキシブル性のあるものとし、メインル−メン3とサブル−メン4が一体になる構造の2ル−メンタイプとしたこと、サブル−メン4が内視鏡挿入部よりも先端側になるようにしたこと、等から血腫吸引の操作性が極めて良い。すなわち、従前内視鏡に設けられているワーキングチャンネルは内視鏡のレンズと並列に内視鏡先端に設けられているため血腫を吸引する際に視野が血腫で埋め尽くされてしまい、視野を確保できなくなるが、この場合はこのような不便さがない。
なお、ノーズ部5を設け、血腫吸引口6aを大きくしたことによってもたらされる利点について、図9を参照して、ノーズ部5を設けないものとの対比で以下に説明する。すなわち、血腫を吸引して除去する際には、出血の有無や血腫を除去する付近に血管などが無いかなどを内視鏡で確認しながら手技を進める必要がある。一般的に内視鏡の視野角は80°〜120°近辺と言われている。このデバイス1の場合、本体チューブ2の先端にノーズ部5を設けているため、ノーズ部5で内視鏡の光などが反射し、実際に内視鏡Aで見える範囲は図9(A)に破線で示した範囲であり、その範囲の中で血腫を吸引可能な部分は血腫吸引口6aのある丸で囲んだ範囲である。これに対して、ノーズ部5を設けないで単に本体チューブ2のサブルーメン4を延長したものは、内視鏡Aで見える範囲は図9(B)に破線で示した範囲であり、その範囲の中で血腫を吸引可能な部分は丸で囲んだ範囲となる。これらのことから、ノーズ部5を設けないで、単に本体チューブ2のサブルーメン4を延長したに過ぎないものでは血腫を吸引する部分の視認性が良くないが、このデバイス1ではノーズ部5があり、その血腫吸引口6aも大きくしているため視認性がきわめ
て良いことがわかる。
なお、前記実施の形態では、脳室内血腫を吸引して除去する脳内血腫除去用デバイスについて説明したが、脳内血腫にも使用することが可能である。
また、前記実施の形態では、ノーズ部5として図示したような構造のものを示したが、これは好ましい一例にすぎず、必ずしも図示した通りのものでなくともよく、特許請求の範囲に記載した範囲内であればこのような種々の設計に変更することが可能である。また、ストッパとして働く環状の凸部10やコネクタ14をはじめとする構成部材も一例であり、同効のものであればほかの構成も採用することが可能である。さらに、メインルーメン3に内視鏡Aを挿通させ易くするために、メインルーメン3の内面に滑り性の良いコーティングを施すことも可能である。
1 脳内血腫除去用デバイス
2 本体チューブ
3 メインルーメン(内視鏡挿入用ルーメン)
4 サブルーメン(血腫吸引用ルーメン)
5 ノーズ部
6 ルーメン(血腫吸引用ルーメン)
6a 血腫吸引口
7 斜めカット面
8 平坦面
10 環状の凸部
12 短チューブ
14 コネクタ
15 雌筒
16 雄筒
17 傾斜溝
18 係止溝
20 スリット
21 係止突起
23 排出チューブ
24 栓
A 内視鏡
B シース
C 脳
D 脳室
E 血腫
F 吸引装置

Claims (8)

  1. 内視鏡を脳内に挿入して脳内血腫を吸引除去することを可能とした脳内血腫除去用デバイスであって、所定長さからなるフレキシブル性本体チューブを具え、この本体チューブには、軸方向に共に前後端が開口した内視鏡挿入用ルーメンと血腫吸引用ルーメンが形成され、前記血腫吸引用ルーメンは、内視鏡のワーキングチャンネルよりも口径が大きく形成され、前記本体チューブの少なくとも内視鏡挿入用ルーメンに挿入される内視鏡の先端近くの先端部は透明材料からなっていることを特徴とする脳内血腫除去用デバイス。
  2. 本体チューブの血腫吸引用ルーメンが形成された先端部は、内視鏡挿入用ルーメンに挿入される内視鏡の先端より前方に所定長さ突出し、前記血腫吸引用ルーメンと連通する血腫吸引用ルーメンを有するノーズ部に形成されている請求項1に記載の脳内血腫除去用デバイス。
  3. ノーズ部の血腫吸引用ルーメンは、内視鏡の視野を妨げない範囲で、ノーズ部以外の血腫吸引用ルーメンよりさらに口径が大きく形成されている請求項2に記載の脳内血腫除去用デバイス。
  4. ノーズ部の血腫吸引用ルーメンの先端開口面は、斜めカットされた形状になっている請求項2又は3に記載の脳内血腫除去用デバイス。
  5. 本体チューブの内視鏡挿入用ルーメンの先端開口近くには、挿入される内視鏡のそれ以上の挿入を阻止するストッパが設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の脳内血腫除去用デバイス。
  6. 本体チューブの後端部には、血腫吸引用ルーメンから流れてくる血腫を排出するための排出チューブが設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の脳内血腫除去用デバイス。
  7. 本体チューブの後端部には、内視鏡挿入用ルーメンに挿通される内視鏡を固定するコネクタが設けられている請求項1ないし6のいずれかに記載の脳内血腫除去用デバイス。
  8. コネクタは、雌筒と、該雌筒に軸方向かつ周方向に摺動自在に嵌合した雄筒とからなり、雌筒の周壁に傾斜溝と係止溝が連接して切り欠き形成され、雄筒の周壁に軸方向に先端が開いたスリットが周方向に複数個、所定間隔に切り欠き形成され、スリット間となる周壁に雄筒を雌筒に押し込むと雄筒の係止突起が雌筒の傾斜溝を摺動して係止溝に係止するようになっている請求項7に記載の脳内血腫除去用デバイス。
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