JP2018172325A - 口唇化粧料 - Google Patents
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例えば、特許文献1には、固形の炭化水素系ワックス、液状油及びデキストリン脂肪酸エステルを含有し、特定の針入硬度の口唇化粧料が、仕上がりの艶を損なわず、唇が乾きにくく、潤い性能が高いことが記載されている。
(A)炭素数20〜55のアルキル基を有し、融点が60℃以上120℃未満であるアルキル変性シリコーンワックス 0.5〜20質量%、
(B)25℃で固形の炭化水素系ワックス 0.5〜24質量%、
(C)25℃で液状の油成分 5〜90質量%、
(D)デキストリン脂肪酸エステル 0.1〜10質量%
を含有する口唇化粧料に関する。
成分(A)のシリコーンワックスは、25℃で液状の油成分中で結晶性の高いワックスを形成する点から、融点が60℃以上120℃未満であり、63℃以上100℃未満が好ましく、63℃以上90℃未満がより好ましい。
本発明において、融点は、JIS K2235-1991に規定されている融点の試験方法に従い測定される値である。
かかる炭化水素系ワックスとしては、鉱物系ワックス、石油系ワックス及び合成炭化水素が挙げられ、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックスが好ましく、少なくとも、セレシン、マイクロクリスタリンワックスが含まれることがより好ましい。
これらのワックスは、市販品を使用することができ、例えば、マイクロクリスタリンワックスとして、Multiwax W−445、W−835(以上、SONNEBORN社製)、Paracera M(Paramelt社製)、Hi−Mic−1045、1070、2045(以上、日本精鑞社製)、精製マイクロクリスタリンワックス(日興リカ社製)、155°マイクロワックス(日本石油社製)等が挙げられ;セレシンとして、セレシン♯810(日興リカ社製)、セレシンワックスSP−1020P(STRAHL&PITSCH社製)等が挙げられ;パラフィンとして、パラフィンワックス145、155、HNP−9(以上、日本精蝋社製)等が挙げられる。
ここで、針入度は、25±0.1℃に保ったワックスの試料に、規定の針(針の質量2.5±0.02g、針保持具の質量47.5±0.02g、おもりの質量50±0.05g)が、5秒間に針入する長さを測定し、その針入距離(mm)を10倍した値を針入度とするものであり、JIS K−2235−5.4(1991年)に準じて測定した値である。
かかる(C)25℃で液状の油成分としては、通常の化粧料に用いられるものであれば良く、例えば、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、流動イソパラフィン、ミネラルオイル、ポリブテン、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分岐の炭化水素油;アボガド油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、パーム油、ヤシ油、ヒマシ油、ホホバ油、ヒマワリ油、ツバキ油、トウモロコシ油等の植物油;液状ラノリン等の動物油;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸オレイル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソステアリル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、パルミチン酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチル、メトキシケイ皮酸オクチル、酢酸トコフェロール、炭酸プロピレン、リンゴ酸ジイソステアリル、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸プロパンジオール、モノイソステアリン酸モノミリスチン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジ(カプリン酸/カプリル酸)プロパンジオール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリエチルヘキサノイン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリット、テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール、イソステアリン酸ポリグリセリル−2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2、オクタカプリル酸ポリグリセリル−6、(イソステアリン酸/セバシン酸)ジトリメチロールプロパンオリゴエステル、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、イソステアリン酸トレハロースエステルズ、テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチル、ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、フィトステロール脂肪酸エステル、コレステロール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール等の脂肪酸エステル;オクチルドデカノール等の高級アルコール;ジフェニルジメチコン、ジメチルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン、トリス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン等のシリコーン油;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン等のフッ素油;クリーム状やペースト状として、トリラノリン脂肪酸グリセリル、軟質ラノリン脂肪酸、ワセリン、分岐又はヒドロキシル化した脂肪酸コレステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル(ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット等)、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリド、乳酸ミリスチル、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、ダイマージリノール酸(フィトルテリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、オレイン酸フィトステリル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等が挙げられる。
(C1)25℃で液状の炭化水素油としては、通常の化粧料に用いられるものであれば良く、例えば、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、流動イソパラフィン、ミネラルオイル、ポリブテン、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分岐の炭化水素油が挙げられ、ミネラルオイル、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン、スクワランが好ましい。
デキストリン脂肪酸エステルとしては、例えば、レオパールKL2(商品名、千葉製粉社製)等の市販品を用いることができる。
成分(E)のシリコーンワックスにおいて、炭素数12〜19のアルキル基は、直鎖又は分岐鎖のいずれでも良く、炭素数16〜18が好ましい。アルキル基は、シリコーン鎖のいずれに置換されていても良く、置換の形態により、くし型、架橋型、両末端型等のいずれでも良い。また、2以上のアルキル基は同一でも異なっていても良い。
成分(E)のシリコーンワックスは、唇のカサツキ感をより目立ちにくくする点から、融点が0℃以上60℃未満であり、20℃以上50℃未満が好ましい。
成分(E)としては、ステアリルジメチコンが好ましい。
体質顔料としては、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、クレー、ベントナイト、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の無機顔料及びこれらの複合粉体が挙げられる。
これらの粉体は、通常の方法により、撥水処理、撥水・撥油化処理等の各種表面処理を施したものを用いることもできる。
本発明において「針入硬度」とは、不動工業社製のレオメーターを用い、30℃にて、プランジャーの直径が5mmでtable speedが2cm/minの速さで、プランジャーが深さ2mmまで針入したときの最大値である。
製造例1(パルミトイルヒドロキシプロピルセルロースの製造)
窒素下トルエン、メチルエチルケトン混合溶媒中50℃で、57.8g(0.165mol)のヒドロキシプロピルセルロース(セルニーM;日本曹達社製)に、94g(1.01mol)の3−メチルピリジンを加えて溶解させる。85.1g(0.31mol)の塩化パルミトイルを0.5時間かけて滴下する。その後50℃で5時間反応させ、エタノール中で沈殿させて精製し、乾燥させると、パルミトイルヒドロキシプロピルセルロースが得られた(質量平均分子量150万、平均アシル置換度は全水酸基の60mol%)。尚、得られたパルミトイルヒドロキシプロピルセルロースは、配合時に溶解しやすいように細かく裁断した。
重合体の平均分子量(Mw)は、日立L−6000型高速液体クロマトグラフィーを使用し、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によって測定した。溶離液流路ポンプは日立L−6000、検出器はショーデックスRI SE−61示差屈折率検出器、カラムはGMHHR−Hをダブルに接続したものを用いた。サンプルは、溶離液で0.5g/100mLの濃度に調整し、20μLを用いた。溶離液には、1mmol/LのN,N‐ジメチルドデシルアミン(ファーミンDM20、花王社製)のクロロホルム溶液を使用した。カラム温度は40℃で、流速は1.0mL/分で行った。
H-NMRにおいて、エステル化されたセルロースのカルボニル基の隣のメチン基のプロトンは、5ppm付近に現れ、セルロースの6員環酸素の隣のプロトンとセルロースの水酸基の隣のメチレン基の合計が3.5ppm付近に現れる。その積分値から算出した。
以下に示す製造方法により、表1に示す組成の口唇化粧料(液状口紅)を製造した。
得られた口唇化粧料について、針入硬度を測定し、また、「塗布用具(チップ)で取った際の液切れ」、「塗布膜のべたつき感のなさ」、「塗布膜の密着感」、「唇のカサツキの目立ちにくさ」及び「仕上がりの透明感」を評価した。結果を表1に併せて示す。
色材以外の基材原料を100℃で30分間加熱溶解し、ディスパーにて均一混合した。次に、色材原料を加えて更に15分間均一混合し、脱泡した後、ディッピング容器に流し込み、冷却固化させ、口唇化粧料(液状口紅)を得た。
(1)針入硬度:
各口唇化粧料は、バルクを90℃に加熱し、アルミ製のセルに流し込み20℃で冷却固化させ、30℃に2時間置いた。このサンプルを、不動工業社製のレオメーターを用い、30℃にて、直径5mmφの円板状のプランジャーにて測定を行った。Table Speedが2cm/minの速さで、プランジャーが深さ2mmまで針入した際の最大値を、針入硬度とした。
専門評価者5人が、各液状口紅を化粧チップで取った際の液切れの良さを、以下の基準で評価した。結果は、専門評価者5人の合計点で示した。
操作としては、液状口紅が収容された容器の中に化粧チップを差し込み、口紅を付着させ、化粧チップに付着した余分な口紅をしごき部でしごき、引き抜いた際の容器の口部の汚れの状態を観察した。
なお、化粧チップは、扁平形状の塗布部の表面が植毛されたものを用いる。
4;化粧チップで取った際に、容器の口部が汚れない。
3;化粧チップで取った際に、容器の口部に若干口紅が付着する。
2;化粧チップで取った際に、容器の口部にやや口紅が付着して汚れる。
1;化粧チップで取った際に、容器の口部に多くの口紅が付着して汚れる。
専門評価者5人が、各液状口紅を化粧チップで唇に塗布し、塗布した直後の上唇と下唇が貼りつく感触を、以下の基準で評価した。結果は、専門評価者5人の合計点で示した。
4;口を開いた際にべたつき感がない。
3;口を開いた際にあまりべたつき感がない。
2;口を開いた際にややべたつき感がある。
1;口を開いた際にべたつき感がある。
専門評価者5人が、各液状口紅を化粧チップで唇に塗布し、塗布した直後の上唇と下唇をすり合せたときの密着している感じを、以下の基準で評価した。結果は、専門評価者5人の合計点で示した。
4;唇に口紅が密着している感じがある。
3;唇に口紅が密着しているやや感じがある。
2;唇に口紅が密着している感じがあまりしない。
1;唇に口紅が密着している感じがしない。
唇にカサツキがある専門評価者5人が、各液状口紅を化粧チップで唇に塗布し、塗布した直後の唇のカサツキの目立ちにくさを、以下の基準で評価した。結果は、専門評価者5人の合計点で示した。
4;唇のカサツキが目立ちにくい。
3;唇のカサツキがやや目立ちにくい。
2;唇のカサツキがやや目立つ。
1;唇のカサツキが目立つ。
専門評価者5人が、各液状口紅を化粧チップで唇に塗布し、塗布した直後の仕上がりの透明感を、以下の基準で評価した。結果は、専門評価者5人の合計点で示した。
4;透明感があり口唇が潤って見える。
3;やや透明感があり口唇が潤って見える。
2;透明感があまりなく口唇が潤って見えない。
1;透明感がなく口唇が潤って見えない。
実施例1〜11と同様にして、表2に示す組成の口唇化粧料(液状口紅)を製造した。
得られた口唇化粧料は、塗布用具(チップ)で取った際の液切れが良く、塗布膜のべたつき感がなく、密着している感じがあり、唇のカサツキが目立ちにくく、仕上がりの透明感があり口唇が潤って見えるものであった。
Claims (4)
- 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)炭素数20〜55のアルキル基を有し、融点が60℃以上120℃未満であるアルキル変性シリコーンワックス 0.5〜20質量%、
(B)25℃で固形の炭化水素系ワックス 0.5〜24質量%、
(C)25℃で液状の油成分 5〜90質量%、
(D)デキストリン脂肪酸エステル 0.1〜10質量%
を含有する口唇化粧料。 - 成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.1〜2である請求項1記載の口唇化粧料。
- 成分(D)に対する成分(A)及び(B)の合計の質量割合((A)+(B))/(D)が、2〜50である請求項1又は2記載の口唇化粧料。
- さらに、(E)炭素数が12〜19のアルキル基を有し、融点が0℃以上60℃未満であるアルキル変性シリコーンワックス 0.01〜5質量%を含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の口唇化粧料。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN113208994A (zh) * | 2021-05-26 | 2021-08-06 | 云南龙仕化妆品有限公司 | 一种滋润保湿天然植物型口红及其制备方法 |
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