JP2018172230A - 銀アセチリド及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
そして、この低電流密度での出力電圧を改善するためには、担体炭素材料の比表面積を大きくすると共に、細孔径2〜50nmのメソ孔容積を大きくすることが重要であるが、触媒金属、特にPt又はPt合金の高分散状態で担持させ、その利用率を向上させるためには、細孔面積を大きくすると共にメソ孔の内の特に細孔径2〜5nmのメソ孔容積V2-5を大きくすることが重要であることを突き止めた。
なお、本発明において「銀アセチリド」とは、分子構造式Ag-C≡C-Agで表される化合物そのものではなく、上述の如き銀アセチリド合成工程で得られた洗浄後の反応生成物をいう。
また、本発明の他の目的は、このような固体高分子形燃料電池の触媒を製造する際に用いられる担体炭素材料として好適な3次元樹状構造を有する樹状炭素ナノ構造体を製造する上で有用な銀アセチリドの製造方法を提供することにある。
(1) アセチレンの水素原子が1価の銀原子と置換したM2C2型の銀アセチリドであって、
3次元樹状構造を有し、自己分解爆発反応後の分解生成物を測定用試料とする空気雰囲気下での400℃までの熱重量分析において、400℃近傍での残量から算出される銀のモル量(MAg)に対して銀以外のものを炭素のモル量(MC)として求められる銀−炭素モル比(MC/MAg)が1.0≦MC/MAg≦1.06であることを特徴とする銀アセチリド。
(2) 前記自己分解爆発反応後の分解生成物を測定用試料とする空気雰囲気下での熱重量分析において、質量減少率が0.5%になるときの温度T0.5(0.5%質量減少温度)が130℃以上であることを特徴とする前記(1)に記載の銀アセチリド。
前記硝酸銀に対するアセチレンガスのモル比を0.50〜0.53の範囲に制御すると共に、前記アセチレンガスの吹込み時間を10〜30時間に調整することを特徴とする銀アセチリドの製造方法。
(4) 前記硝酸銀とアセチレンガスとの反応の際における反応温度を0〜20℃に調整することを特徴とする前記(3)に記載の銀アセチリドの製造方法。
また、本発明の銀アセチリドの製造方法によれば、上記の比表面積及びメソ孔容積、特に細孔径2〜5nmのメソ孔容積が大きい樹状炭素ナノ構造体からなり、固体高分子形燃料電池用触媒の担体炭素材料用製造原料として有用な銀アセチリドを容易に製造することができる。
本発明の銀アセチリドは、アセチレンの水素原子が1価の銀原子と置換したM2C2型の銀アセチリドであって、3次元樹状構造を有すると共に、自己分解爆発反応後の分解生成物 (金属状態の銀と炭素との複合体)についての空気雰囲気下での熱重量分析において、最終残量から算出される銀のモル量(MAg)と銀以外のものを炭素のモル量(MC)として求められる銀−炭素モル比(MC/MAg)が1.0≦MC/MAg≦1.06の範囲内である。なお、上記の「銀以外のもの」には、酸素、水素等の炭素以外の元素が僅かに含まれていることがある。
本発明において、銀アセチリドの特性を調べるために行うその自己分解爆発反応の分解生成物を測定用試料とする空気雰囲気下での400℃までの熱重量分析(以下、この熱重量分析を単に「銀アセチリドの熱重量分析」ということがある。)については、銀アセチリドの銀−炭素モル比(MC/MAg)を正確に測定するために、熱重量分析を以下の方法に従って行う必要がある。
先ず、熱重量分析装置には測定試料をその装置の仕込み量の上限値近くまで使用し、0.01質量%程度までの重量減少をできる限り正確に検出できるようにすると共に、使用する空気については、圧縮乾燥空気を用いて流量を一定に管理し、測定中に測定試料が動くのを極力抑制する。また、測定試料中に含まれる水分を予め十分に除去するために、測定試料を装置にセットした後、例えば窒素ガスフロー下で一晩50℃に保持して十分に乾燥させた後、室温に降温させ、乾燥空気に切り替えて測定する。更に、実際の測定及び解析に際しては、空気流量200cc/分及び昇温速度10℃/分の測定条件で室温から400℃まで行い、60℃以下の温度域での急激な重量減少は水分と推察されるため、質量の原点を70℃での値として解析する。そして、例えば、図1に示す例では、400℃近傍での残量が89.62質量%なので、炭素の原子量12.01と銀の原子量107.87を考慮し、銀−炭素モル比(MC/MAg)は1.04と計算される。
なお、以下の実施例及び比較例において、調製された銀アセチリドの銀−炭素モル比(MC/MAg)及び0.5%質量減少温度と、各実施例及び比較例の銀アセチリドを用いて得られた担体炭素材料のBET比表面積及びメソ孔容積V2-5とを、それぞれ以下のようにして測定した。
各実施例及び比較例で得られた銀アセチリドを用い、後述する第1の加熱処理工程及び第2の加熱処理工程により自己分解爆発反応させて分解生成物(洗浄処理前の炭素材料中間体)を調製し、得られた分解生成物から測定用試料約10mgを測り採り、また、熱重量分析装置〔(株)日立ハイテクサイエンス製STA7200〕を用い、前述した方法で測定と解析を行った。最終残量から算出される銀のモル量(MAg)と、この銀以外のものを炭素とみなして測定される炭素のモル量(MC)とを測定し、測定された銀のモル量(MAg)に対する炭素のモル量(MC)とのモル比(MC/MAg)を求めた。なお、熱重量分析は、同じ測定用試料に対して同じ測定条件で3回実施し、その平均値を測定値としているが、3回の測定結果は数%以内で一致していた。
前記の銀アセチリドの熱重量分析における銀−炭素モル比(MC/MAg)の測定の結果を用い、残重量が100%から99.5%に減少したときの温度を読み、その温度を0.5%質量減少温度とした。
各実施例及び比較例で得られた銀アセチリドを用い、後述する第1の加熱処理工程、第2の加熱処理工程、洗浄工程、及び第3の加熱処理工程により調製された樹状炭素ナノ構造体からなる担体炭素材料について、約30mgを測り採り、120℃で2時間真空乾燥した後に、自動比表面積測定装置(マイクロトラックベル社製BELSORP MAX)を用い、窒素ガスを吸着質に用いて窒素ガス吸着等温線を測定した。吸着時の等温線のp/p0が0.05〜0.15の範囲において、装置に付属の解析ソフトを用いてBET解析を実施しBET比表面積を算出した。
(1) 銀アセチリド生成工程
アンモニア濃度2.0質量%のアンモニア水溶液中に硝酸銀を濃度2.0質量%の割合で溶解して硝酸銀含有アンモニア水溶液を調製し、この硝酸銀含有アンモニア水溶液中にアルゴンや窒素等の不活性ガスを40〜60分間吹き込んで、溶存する酸素を不活性ガスに置換し、この銀アセチリド生成工程で生成した銀アセチリドが分解爆発を起こす危険性を排除した。
このようにして調製された硝酸銀濃度2.0質量%の硝酸銀含有アンモニア水溶液中に、反応系内の硝酸銀に対してこの反応系内に導入されるアセチレンのモル比(C2H2/AgNO3)が表1に示す値となるように、アセチレンガスの吹込み量及び吹込み速度を設定し、撹拌下に室温(25℃)で30時間をかけてアセチレンガスをゆっくりと一定の吹込み速度で吹き込み、反応系内に銀アセチリドの白い沈殿物を生成させた。
生成した銀アセチリドの沈殿物については、メンブレンフィルターで濾過して沈殿物を回収し、この回収された沈殿物をメタノールに再分散させ、再び濾過して得られた沈殿物をシャーレに取り出し、少量のメタノールを含浸させ、実施例1〜6及び比較例1(実験記号E1-1〜E1-6及びC1-1)の銀アセチリドを調製した。
上記の銀アセチリド生成工程で得られた各実施例及び比較例の銀アセチリドについて、メタノールが含浸された状態のまま約0.5gを直径5mmのステンレス製ペレット成形金型内に装入し、ゆっくりと圧力を高めて0.5kg/cm2まで加圧しペレットに成形した。
このようにして成形されたペレットを直径5cm程度のステンレス製円筒容器内に移し、これを真空加熱電気炉に入れ、60℃で約15〜30分間かけて真空乾燥し、各実施例及び比較例の銀アセチリド由来の銀粒子内包中間体を調製した。
次に、上記第1の加熱処理工程で得られた真空乾燥直後の60℃の銀粒子内包中間体を、そのまま更に真空加熱電気炉から取り出すことなく、昇温速度約10℃/分で200℃まで昇温させて加熱し、この過程で、銀アセチリドの自己分解爆発反応を誘発させ、銀と炭素との複合物からなる分解生成物(洗浄処理前の炭素材料中間体)を調製した。
上記第2の加熱処理工程で得られた銀と炭素との複合物からなる分解生成物の炭素材料中間体について、濃度60質量%の濃硝酸による洗浄処理を実施し、炭素材料中間体の表面に残存した銀粒子やその他の不安定な炭素化合物を除去し清浄化した。
上記洗浄処理工程で清浄化された炭素材料中間体について、不活性ガス雰囲気中で表1に示す加熱温度条件で2時間加熱処理を実施し、各実施例及び比較例の銀アセチリド由来の担体炭素材料を得た。この第3の加熱処理工程での熱処理温度は、結晶性の制御のためにこれまで一般的に採用されている温度であり、この加熱処理により各実施例及び比較例の銀アセチリド由来の炭素材料の物性変化と電池特性への影響を調べたものである。
結果を表1に示す。
上記の銀アセチリド生成工程において、硝酸銀-アセチレンモル比(C2H2/AgNO3)を0.53に固定し、また、アセチレンガス吹込み時の反応温度を室温(25℃)に固定し、アセチレンガス吹込み時のアセチレンガス吹込み時間を表1に示す時間に変化させて銀アセチリドの合成を行ったこと以外は、実施例1〜6及び比較例1の場合と同様にして、銀アセチリド生成工程、第1の加熱処理工程、第2の加熱処理工程、洗浄処理工程、及び第3の加熱処理工程を実施し、それぞれ各実施例7〜12(実験記号E2-1〜E2-6)の銀アセチリドを調製すると共に、これら銀アセチリド由来の担体炭素材料を調製した。
結果を表1に示す。
上記の銀アセチリド生成工程において、硝酸銀-アセチレンモル比(C2H2/AgNO3)を0.53に固定し、また、アセチレンガス吹込み時のアセチレンガス吹込み時間を20時間に固定し、アセチレンガス吹込み時の反応温度を表1に示す時間に変化させて銀アセチリドの合成を行ったこと以外は、実施例1〜6及び比較例1の場合と同様にして、銀アセチリド生成工程、第1の加熱処理工程、第2の加熱処理工程、洗浄処理工程、及び第3の加熱処理工程を実施し、それぞれ各実施例13〜16(実験記号E3-1〜E3-4)の銀アセチリドを調製すると共に、これら銀アセチリド由来の担体炭素材料を調製した。
結果を表1に示す。
上記の銀アセチリド生成工程において、硝酸銀-アセチレンモル比(C2H2/AgNO3)を0.60とし、また、アセチレンガス吹込み時のアセチレンガス吹込み時間及び反応温度を表1に示す時間に変化させて銀アセチリドの合成を行ったこと以外は、実施例1〜6及び比較例1の場合と同様にして、銀アセチリド生成工程、第1の加熱処理工程、第2の加熱処理工程、洗浄処理工程、及び第3の加熱処理工程を実施し、それぞれ各比較例2〜8(実験記号C4-1〜C4-7)の銀アセチリドを調製すると共に、これら銀アセチリド由来の担体炭素材料を調製した。
結果を表1に示す。
上記の銀アセチリド生成工程において、硝酸銀-アセチレンモル比(C2H2/AgNO3)を0.53とし、アセチレンガス吹込み時のアセチレンガス吹込み時間を30時間とし、また、アセチレンガス吹込み時の反応温度を5℃とし、第3の加熱処理工程での熱処理温度を表1に示す温度に変化させたこと以外は、実施例1〜6及び比較例1の場合と同様にして、銀アセチリド生成工程、第1の加熱処理工程、第2の加熱処理工程、洗浄処理工程、及び第3の加熱処理工程を実施し、それぞれ各実施例17〜20(実験記号E5-2〜E5-5)の銀アセチリドを調製すると共に、これら銀アセチリド由来の担体炭素材料を調製した。
結果を表1に示す。また、これらの実施例で得られた銀アセチリドの熱重量分析の結果を図2に示す。
また、市販の多孔質炭素材料も比較例9〜12として検討した。
用いた多孔質炭素材料は、樹状構造を持ち細孔も発達し比表面積が大きい多孔質炭素材料A(ライオン社製ケッチェンブラックEC600JD)(比較例9)、この多孔質炭素材料Aを1800℃で2時間アルゴン流通下で熱処理した多孔質炭素材料B(比較例10)、樹状構造を持たない典型的な多孔質炭素材料として多孔質炭素材料C(東洋炭素社製CNOVEL-MH)(比較例11)、及びこの多孔質炭素材料Cを不活性雰囲気中で2000℃及び2時間の加熱処理した多孔質炭素材料D(比較例12)である。
これら比較例9〜12の各多孔質炭素材料A〜DのBET比表面積及び細孔径メソ孔容積V2-5を測定した。
結果を表1に示す。
次に、以上のようにして調製され、また、準備された担体炭素材料を用い、以下のようにして触媒金属が担持された固体高分子型燃料電池用触媒を調製し、また、得られた触媒を用いて触媒層インク液を調製し、次いでこの触媒層インク液を用いて触媒層を形成し、更に形成された触媒層を用いて膜電極接合体(MEA: Membrane Electrode Assembly)を作製し、この作製されたMEAを燃料電池セルに組み込み、燃料電池測定装置を用いて発電試験を行った。以下、各部材の調製及び発電試験によるセル評価について詳細に説明する。
上記で作製した担体炭素材料、或いは、市販の炭素材料を、蒸留水中に分散させ、この分散液にホルムアルデヒドを加え、40℃に設定したウォーターバスにセットし、分散液の温度がバスと同じ40℃になってから、撹拌下にこの分散液中にジニトロジアミンPt錯体硝酸水溶液をゆっくりと注ぎ入れた。その後、約2時間撹拌を続けた後、濾過し、得られた固形物の洗浄を行った。このようにして得られた固形物を90℃で真空乾燥した後、乳鉢で粉砕し、次いで水素を5体積%含むアルゴン雰囲気中200℃で1時間熱処理をして白金触媒粒子担持炭素材料を作製した。
なお、この白金担持炭素材料の白金担持量については、担体炭素材料と白金粒子の合計質量に対して30質量%となるように調整し、誘導結合プラズマ発光分光分析(ICP-AES: Inductively Coupled Plasma - Atomic Emission Spectrometry)により測定して確認した。
以上のようにして調製された白金担持炭素材料(Pt触媒)を用い、また、電解質樹脂としてDupont社製ナフィオン(登録商標:Nafion;パースルホン酸系イオン交換樹脂)を用い、Ar雰囲気下でこれらPt触媒とナフィオンとを白金触媒粒子担持炭素材料の質量に対してナフィオン固形分の質量が1.0倍、非多孔質炭素に対しては0.5倍の割合で配合し、軽く撹拌した後、超音波でPt触媒を解砕し、更にエタノールを加えてPt触媒と電解質樹脂とを合わせた合計の固形分濃度が1.0質量%となるように調整し、Pt触媒と電解質樹脂とが混合した触媒層インク液を調製した。
以上のようにして作製した触媒層を用い、以下の方法でMEA(膜電極複合体)を作製した。
ナフィオン膜(Dupont社製NR211)から一辺6cmの正方形状の電解質膜を切り出した。また、テフロン(登録商標)シート上に塗布されたアノード及びカソードの各触媒層については、それぞれカッターナイフで一辺2.5cmの正方形状に切り出した。
このようにして切り出されたアノード及びカソードの各触媒層の間に、各触媒層が電解質膜の中心部を挟んでそれぞれ接すると共に互いにずれが無いように、この電解質膜を挟み込み、120℃、100kg/cm2で10分間プレスし、次いで室温まで冷却した後、アノード及びカソード共にテフロン(登録商標)シートのみを注意深く剥ぎ取り、アノード及びカソードの各触媒層が電解質膜に定着した触媒層−電解質膜接合体を調製した。
なお、作製された各MEAにおける触媒金属成分、炭素材料、電解質材料の各成分の目付量については、プレス前の触媒層付テフロン(登録商標)シートの質量とプレス後に剥がしたテフロン(登録商標)シートの質量との差からナフィオン膜(電解質膜)に定着させた触媒層の質量を求め、触媒層の組成の質量比より算出した。
各実施例及び比較例で調製され、また、準備された担体炭素材料を用いて作製したMEAについて、それぞれセルに組み込み、燃料電池測定装置にセットして、次の手順で燃料電池の性能評価を行った。
反応ガスについては、カソードに空気を、また、アノードに純水素を、それぞれ利用率が40%と70%となるように、セル下流に設けられた背圧弁で圧力調整し、背圧0.05MPaで供給した。また、セル温度は80℃に設定し、また、供給するガスについては、カソード及びアノード共に、加湿器中で65℃に保温された蒸留水でバブリングを行い、改質水素相当の水蒸気を含ませてセルに供給した。
〔合格ランク〕
◎:100mA/cm2における出力電圧が0.83V以上であって、且つ、1000mA/cm2における出力電圧が0.65V以上であるもの。
○:100mA/cm2における出力電圧が0.81V以上0.83未満であって、且つ、1000mA/cm2における出力電圧が0.60V以上0.65V未満であるもの。
〔不合格ランク〕
×:合格ランク○に満たないもの。
上記セルにおいて、アノードはそのままに、カソードには上記と同じ加湿条件のアルゴンガスを流しながら、セル電圧を1.0Vにして4秒間保持する操作とセル電圧を1.3Vにして4秒間保持する操作とを繰り返す操作(矩形波的電圧変動の繰返し操作)を1サイクルとし、この矩形波的電圧変動の繰返し操作を400サイクル実施した後、1000mA/cm2における出力電圧を基に、サイクル前に対するサイクル後の1000mA/cm2における出力電圧の「維持率」を算出した。この維持率を下記の合格ランク◎及び○と不合格ランク×の基準で評価を行った。結果を表1に、維持率の評価結果を示す。
〔合格ランク〕
◎:1000mA/cm2における出力電圧の低下率が10%以下であるもの。
○:1000mA/cm2における出力電圧の低下率が10〜15%であるもの
〔不合格ランク〕
×:合格ランク○に満たないもの、即ち、出力電圧の低下率が15%以上であるもの。
Claims (4)
- アセチレンの水素原子が1価の銀原子と置換したM2C2型の銀アセチリドであって、
3次元樹状構造を有し、自己分解爆発反応後の分解生成物を測定用試料とする空気雰囲気下での400℃までの熱重量分析において、400℃近傍での残量から算出される銀のモル量(MAg)に対して銀以外のものを炭素のモル量(MC)として求められる銀−炭素モル比(MC/MAg)が1.0≦MC/MAg≦1.06であることを特徴とする銀アセチリド。 - 前記自己分解爆発反応後の分解生成物を測定用試料とする空気雰囲気下での熱重量分析において、質量減少率が0.5%になるときの温度T0.5(0.5%質量減少温度)が130℃以上であることを特徴とする請求項1に記載の銀アセチリド。
- 硝酸銀のアンモニア水溶液中にアセチレンガスを吹き込んで硝酸銀とアセチレンガスとを反応させて3次元樹状構造を有する銀アセチリドを製造するに際し、
前記硝酸銀に対するアセチレンガスのモル比を0.50〜0.53の範囲に制御すると共に、前記アセチレンガスの吹込み時間を10〜30時間に調整することを特徴とする銀アセチリドの製造方法。 - 前記硝酸銀とアセチレンガスとの反応の際における反応温度を0〜20℃に調整することを特徴とする請求項3に記載の銀アセチリドの製造方法。
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