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JP2018169501A - 観察光学系および画像観察装置 - Google Patents

観察光学系および画像観察装置 Download PDF

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JP2018169501A
JP2018169501A JP2017066784A JP2017066784A JP2018169501A JP 2018169501 A JP2018169501 A JP 2018169501A JP 2017066784 A JP2017066784 A JP 2017066784A JP 2017066784 A JP2017066784 A JP 2017066784A JP 2018169501 A JP2018169501 A JP 2018169501A
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丈慶 齋賀
Takeyoshi Saiga
丈慶 齋賀
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Abstract

【課題】小型でありながらも水平方向において広画角な観察光学系を提供する。【解決手段】観察光学系を構成する光学素子2は、第1面4、正のパワーを有する第2面3および第3面5を少なくとも有し、画像表示素子6からの光束を第3面での透過、第1面での内部反射、第2面での反射および第1面での透過を少なくとも経て射出瞳に導く。観察画角が広い方向を第1の方向、狭い方向を第2の方向とする。中心画角主光線に対する第1の方向および第2の方向での光学素子のパワーをそれぞれ、φx0およびφy0とするとき、0.70≦φy0/φx0≦0.96なる条件を満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示素子に表示された原画を拡大して観察者(ユーザ)に観察させるヘッドマウントディスプレイ(HMD)等の画像観察装置に好適な観察光学系に関する。
現実世界と仮想世界を融合した画像を観察させるMR(Mixed Reality)画像観察装置として、ビデオシースルー型HMDが知られている。ビデオシースルー型HMDは、現実世界をビデオカメラ等の撮像部により撮像して得られた撮像画像とコンピュータグラフィック(CG)により生成されたCG画像とを画像表示素子に重畳表示して、観察光学系を介してユーザに観察させる。
このような画像観察装置では、より広範囲の画像の観察が可能となるように、観察光学系の特に水平方向での広画角化が求められている。ただし、観察光学系の広画角化によって観察光学系のサイズが大きくなると、画像観察装置のサイズおよび重量が増加する。特許文献1には、自由曲面プリズムを用いた小型かつ広画角な観察光学系が開示されている。
特開平07−333551号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された観察光学系では、全体的な焦点距離やパワーが水平方向と垂直方向とで同等である。この観察光学系において水平方向の画角をより広げることは、全反射条件等の制約によって困難である。
本発明は、小型でありながらも特に水平方向において広画角な観察光学系およびこれを用いた画像観察装置を提供する。
本発明の一側面としての観察光学系は、画像表示素子からの光束を射出瞳に導く光学素子を有する。光学素子は、屈折面かつ内部反射面である第1面、正のパワーを有する反射面である第2面および屈折面である第3面を少なくとも有し、画像表示素子からの光束を第3面での透過、第1面での内部反射、第2面での反射および第1面での透過を少なくとも経て射出瞳に導く。観察画角が広い方向を第1の方向、狭い方向を第2の方向とする。画像表示素子における表示領域の中心から出射して光学素子を介して射出瞳の中心を通る中心画角主光線に対する第1の方向および第2の方向での光学素子のパワーをそれぞれ、φx0およびφy0とする。このとき、
0.70≦φy0/φx0≦0.96
なる条件を満足することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての観察光学系は、画像表示素子からの光束を射出瞳に導く光学素子を有する。光学素子は、屈折面かつ内部反射面である第1面、正のパワーを有する反射面である第2面および屈折面である第3面を少なくとも有し、画像表示素子からの光束を第3面での透過、第1面での内部反射、第2面での反射および第1面での透過を少なくとも経て射出瞳に導く。観察画角が広い方向を第1の方向、狭い方向を第2の方向とする。光束に対する第1の方向および第2の方向での光学素子のパワーをそれぞれ、φxTOTALおよびφyTOTALとするとき、
0.5≦φyTOTAL/φxTOTAL≦0.95
なる条件を満足することを特徴とする。
なお、画像表示素子と上記観察光学系とを有する画像観察装置も、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、小型でありながらも特に第1の方向(水平方向)において広画角な観察光学系を実現することができる。そして、この観察光学系を用いることで、小型で軽量な画像観察装置を実現することができる。
本発明の実施例における座標系を説明する図。 実施例1の観察光学系のYZ断面図。 実施例1の観察光学系のXZ断面図。 実施例1の観察光学系の画角ごとのMTF特性を示す図。 実施例1の観察光学系のYZ断面図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。まず、後述する各実施例の観察光学系の概要について説明する。
[観察光学系の構成]
図1に示す観察光学系は、光学素子としてのプリズム2を用いて構成され、画像表示素子6から出射した光束を射出瞳に導く。該射出瞳の位置またはその近傍には、ユーザの眼1の瞳が配置される。観察光学系2は、画像表示素子6に表示された画像をユーザの眼に対して拡大投影する。画像表示素子6としては、液晶パネルや有機EL素子等を用いることができる。
プリズム2は、複数(本実施例では3つ)の光学面としての第1面4、第2面3および第3面5を有し、それら3面により囲まれた内部は1より大きい屈折率を有する透光性媒質により満たされている。第2面3は、正のパワーを有する反射面である。複数の光学面(3〜5)は、後述するZ軸に対していずれも同一面(YZ面)内でチルトしたチルト面である。
なお、本実施例では、プリズム2が3面を有する場合について説明するが、4面以上を有していてもよい。
[観察光学系の絶対座標系]
図1に示す観察光学系の絶対座標系のZ軸、Y軸およびX軸を以下のように定める。このとき、絶対座標系の原点を、観察光学系の射出瞳の位置に設定する。また、Z軸は、画像表示素子6から出射して観察光学系に入射した後、該観察光学系から出射して射出瞳に向かう光束を逆トレースすることで以下のように定義する。
Z軸:逆トレースしたときに射出瞳の中心からプリズム2を通って画像表示素子6における表示領域の中心に至る中心画角主光線が辿る基準軸のうち、射出瞳からプリズム2に向かう部分の直線。
Y軸:Z軸に対して直交し、ユーザの眼幅方向(第1の方向としての水平方向)に対して直交する方向(第2の方向としての垂直方向または鉛直方向)に延びる直線。
X軸:Z軸およびY軸に対して直交し、眼幅方向に平行な方向に延びる直線。
なお、第1の方向は観察画角が広い方向、第2の方向は観察画角が狭い方向と言い換えることができる。また、以下の説明では、Y軸およびX軸が延びる方向をそれぞれ、Y方向およびX方向という。
[観察光学系のローカル座標系]
プリズム2の第i面(i=1〜3)の面形状は、第i面のローカル座標系を設定し、該ローカル座標系で表す。また、第i面のYZ面内でのチルト角は、絶対座標系のZ軸に対して反時計回り方向を正とした角度θi(単位は°)で表す。
実施例では、全ての第i面のローカル座標の原点はYZ平面上にある。また、いずれの第i面も、XZ面内およびXY面内での偏心はない。さらに、第i面のローカル座標(x,y,z)のz軸およびy軸は、絶対座標(X,Y,Z)に対してYZ面内でも角度θiだけ傾いている。z軸、y軸およびx軸を以下のように設定する。
z軸:ローカル座標の原点を通り、絶対座標系のZ軸に対してYZ面内において反時計回り方向に角度θiをなす直線。
y軸:ローカル座標の原点を通り、z軸に対してYZ面内において反時計回り方向に90°をなす直線・
x軸:ローカル座標系の原点を通り、YZ面に対して直交する直線。
また、実施例における全光学面のうち少なくとも2面は自由曲面としての非球面(非回転対称面)で構成され、その非球面形状は次式(1)で表わされる。
ここで、Ci,j(i,j=0,1,2…)は非球面係数である。
上記式(1)は、xに関して偶数次の項のみである。このため、式(1)により表される曲面は、yz面を対称面とする面対称形状を有する。
また、実施例では、画像表示素子6から出射した光束に対するプリズム2のX方向およびY方向でのパワーφxTOTALおよびφyTOTALを以下の式で求める。
φxTOTAL=Px/2・TANθx (2)
φyTOTAL=Py/2・TANθy (3)
ただし、Pxは画像表示素子6の表示領域のX方向での有効領域幅であり、Pyは該表示領域のY方向での有効領域幅である。θxは上記基準軸に対するX方向での最軸外を通る主光線である最軸外主光線が射出瞳に入射するときのZ軸に対してなす角度であり、θyはY方向での最軸外を通る最軸外主光線が射出瞳に入射するときのZ軸に対してなす角度である。
なお、後述する各光学面のパワーは、近軸光線追跡により計算される一般的な光学パワー(焦点距離の逆数)を意味し、式(2),(3)で表されるプリズム2のトータルのパワーとは異なる。
図2には、本発明の実施例1である観察光学系およびこれを含む画像観察装置のYZ断面での構成を示している。図3には、本実施例の観察光学系および画像観察装置のXZ断面での構成を示している。
画像表示素子6から出射した光束は、観察光学系であるプリズム2に屈折面である第3面5を透過して入射し、内部反射面としての第1面4で内部全反射し、蒸着反射面である第3面3で反射し、屈折面としての第1面4を透過して射出瞳に向かう。これら3面のうち少なくとも2面、より好ましくは3面を非球面で構成することで偏心収差を良好に補正することができる。20は平行平板として形成されたカバーガラスである。
本実施例では、第1面4を内部反射面および屈折面(透過面)として用いることでプリズム2をコンパクト化している。第1面4で光束を内部全反射させるためには、ある程度Y方向でのパワーを抑える必要がある。
上述したように、第1、第2および第3面4,3,5はいずれもX方向において対称でY方向において非対称な非回転対称面で構成されている。これにより、各面の偏心に起因する非対称収差を含む各種収差を良好に補正し、図4に示すように画角ごとのMTF性能も全画角において良好としている。
本実施例は、以下の式(4),(5)で表される2つの条件を満足する。ただし、別の実施例としては、これら2つの条件のうち一方を満足するだけでもよい。
本実施例は、式(2),(3)で表されるプリズム2のパワーφxTOTALおよびφyTOTALの比率を、
0.50≦φyTOTAL/φxTOTAL≦0.95 (4)
なる条件を満足するように設定している。
また、本実施例では、画像表示素子6における表示領域の中心から出射してプリズム2を介して射出瞳の中心を通る中心画角主光線に対するプリズム2のX方向およびY方向でのパワーをそれぞれ、φx0およびφy0とするとき、以下の式(5)の条件を満足する。これにより、小型かつ広画角で良好な光学性能を有する観察光学系を実現することができる。
0.70≦φy0/φx0≦0.96 (5)
さらに、本実施例において、式(4)の条件を満足した上で、式(6)〜(8)の条件のうち少なくとも1つを満足することが望ましい。
第1面4のうち、光束が透過する領域のX方向およびY方向での光学有効径をそれぞれSxおよびSyとするとき、
1.1≦Sx/Sy≦1.5 (6)
なる条件を満足することが望ましい。
また、基準軸上における射出瞳から第1面4までの距離をLとするとき、
0.3≦L/Sy≦1.0 (7)
0.2≦L/Sx≦0.7 (8)
のうち少なくとも一方の条件を満足することが望ましい。
また、本実施例において、式(5)の条件を満足した上で、式(9)または(10)の条件のうち少なくとも1つを満足することが望ましい。
また、X方向において基準軸に対する最軸外を通る最軸外主光線に対するX方向でのプリズム2のパワーをφxmとするとき、
1.00≦φxm/φx0≦1.60 (9)
なる条件を満足することが望ましい。
さらに、Y方向において基準軸に対する最軸外を通る最軸外主光線に対するY方向でのプリズム2のパワーをφymとするとき、
1.10≦φym/φy0≦2.00 (10)
なる条件を満足することが望ましい。
次に式(4)〜(10)の条件の技術的な意味について説明する。式(4)の条件は、観察光学系のトータルのパワーのX方向とY方向の比率に関する。φyTOTAL/φxTOTALの値が式(4)の下限値を下回ると、X方向とY方向でのパワーの差が大きくなりすぎ、この結果、X方向とY方向での解像力の差が大きくなりすぎる。例えば、一般的な画像表示素子の各画素のX方向とY方向でサイズはほぼ同じである。この画像表示素子を用いる際にφyTOTAL/φxTOTALの値が式(4)の下限値を下回ると、画像表示素子に表示する画像のアスペクト比が大きくなりすぎ、該画像の一般的な電気的補正を行ったときの画質劣化が大きくなる。したがって、鮮明な観察画像を提示できなくなる。
一方、φyTOTAL/φxTOTALの値が式(4)の上限値を超えると、Y方向のパワーを大きくすることが必要となり、さらにX方向の画角を広げる場合に屈折面と内部反射面(全反射面)を兼ねている第1面4における全反射条件を満足することが困難になる。
このように式(4)の条件を満足することで、広画角でコンパクトな観察光学系を実現することができる。しかも、この式(4)の条件を満足することで、特にX方向でのパワーを必要以上に強くすることなく、パワー増加に伴う偏心収差等の収差の発生を抑えた良好な光学性能を実現することができる。
式(6)の条件は、X方向とY方向での光学有効径の比率に関する。観察光学系の光学有効径の比率は、表示画像のX方向とY方向の画角に応じて適切に設定する必要がある。Sx/Syの値が式(6)の下限値を下回ると、X方向の観察画角が狭くなって視野角を広げることができない。また、Sx/Syの値が式(6)の上限値を超えると、X方向の観察画角とY方向の観察画角の差が大きくなり、X方向とY方向でのパワーの差が大きくなりすぎ、この結果、X方向とY方向での解像力の差が大きくなりすぎる。
式(7),(8)の条件はそれぞれ、Y方向とX方向での観察光学系の光学有効径およびユーザの眼球と観察光学系との間のクリアランスに関する。観察光学系の光学有効径は、ユーザの眼球の回転によって観察画像が見えなくならないように、かつHMDのようにユーザが画像観察装置を装着したときの装着位置誤差の影響を考慮して、ある程度大きめに設定される。また、ユーザの眼球と観察光学系との間のクリアランスは、人間の顔の特徴や眼鏡を使用するユーザ等も考慮して設定する必要があり、少なくとも15mmは確保する必要がある。
L/SyおよびL/Sxの値がそれぞれ式(7),(8)の下限値を下回ると、観察光学系(プリズム2)が大型化し、装置全体の大型化および重量増加を招く。一方、L/SyおよびL/Sxの値がそれぞれ式(7),(8)の上限値を超えると、観察光学系の視野角を広げることができず、小型軽量化と広画角化との両立が難しくなる。
このように式(7),(8)の条件を満足することで、広画角でコンパクトで軽量な観察光学系を実現することができる。
式(5)の条件は、観察光学系の基準軸上におけるX方向とY方向でのパワーの比率に関する。φy0/φx0の値が式(5)の下限値を下回ると、X方向とY方向での基準軸上のパワーの差が大きくなりすぎ、この結果、X方向とY方向での解像力の差が大きくなりすぎる。これにより、式(4)でも説明したように一般的な画像表示素子に表示する画像のアスペクト比が大きくなりすぎ、該画像の一般的な電気的補正を行ったときの画質劣化が大きくなって鮮明な観察画像を提示できなくなる。特にユーザが認識しやすい基準軸上での画質劣化は、観察画像の画質に関するユーザの印象を大きく下げることになり、好ましくない。一方、φy0/φx0の値が式(5)の上限値を超えると、Y方向のパワーを大きくすることが必要となり、さらにX方向の画角を広げる場合に屈折面と内部反射面(全反射面)を兼ねている第1面4における全反射条件を満足することが困難になる。
このように式(5)の条件を満足することで、広画角でコンパクトな観察光学系を実現することができる。しかも、この式(5)の条件を満足することで、特にX方向でのパワーを必要以上に強くすることなく、パワー増加に伴う偏心収差等の収差の発生を抑えた良好な光学性能を実現することができる。
式(9),(10)の条件はそれぞれ、観察光学系のX方向およびY方向での画角ごとのパワーに関する。φxm/φx0およびφym/φy0の値がそれぞれ式(9),(10)の下限値を下回ると、観察光学系の基準軸上よりも軸外の方がパワーが弱くなる。このため、画像表示素子に表示される画像に対して歪補正を行ったときの画角ごとの分解能が軸外より基準軸上においてより劣化することになる。ユーザが認識しやすい基準軸上での分解能の劣化は観察画像の解像度に関するユーザの印象を大きく下げることになり、好ましくない。一方、φxm/φx0およびφym/φy0の値がそれぞれ式(9),(10)の上限値を超えると、軸外画角での分解能が低下しすぎてしまい、観察画像の端部がぼける等の問題が生じる。
さらに、上記式(4)〜(10)の下限値と上限値のうち少なくとも一方を変更した以下の式(4a)〜(10a)を満足することがより望ましい。
0.60≦φyTOTAL/φxTOTAL≦0.85 (4a)
0.80≦φy0/φx0≦0.90 (5a)
1.18≦Sx/Sy≦1.40 (6a)
0.4≦L/Sy≦0.5 (7a)
0.3≦L/Sx≦0.4 (8a)
1.25≦φxm/φx0≦1.55 (9a)
1.6≦φym/φy0≦1.8 (10a)
また、観察光学系(プリズム2)の光束に対するパワーが、基準軸側から軸外側に向かって増加していることが望ましい。このようにすることでパワーの変化を徐々につけることができ、パワー変化による光学性能の劣化や見え方の違和感を提言することができる。
以下、実施例1に対する数値例1を示す。表1は各光学面に対するローカル座標系の原点の座標とチルト角を示す。表2は各光学面の非球面形状における非球面係数を示す。また、表2の下に、式(4)〜(10)に関する数値を示す。
θx=35° θy=20° Px=26.88 Py=16.8
φxTOTAL=0.052 φxTOTAL=0.043
φyTOTAL/φxTOTAL=0.83
L=17.5 Sx=50 Sy=40
Sx/Sy=1.25
L/Sy=0.44 L/Sx=0.35
φy0=0.033 φx0=0.04
φy0/φx0=0.825
φxm=0.050(半画角35°)
φym=0.057(半画角20°)
φxm/φx0=1.52
φym/φy0=1.73
図5には、本発明の実施例2である観察光学系およびこれを含む画像観察装置のYZ断面での構成を示している。画像表示素子6から出射した光束は、観察光学系であるプリズム7に屈折面である第3面10を透過して入射し、内部反射面としての第1面9で内部全反射し、蒸着反射面である第3面8で反射し、屈折面としての第1面9を透過して射出瞳に向かう。これら3面のうち少なくとも2面、より好ましくは3面を非球面で構成することで偏心収差を良好に補正することができる。20は平行平板として形成されたカバーガラスである。
本実施例でも、第1面9を内部反射面および屈折面(透過面)として用いることでプリズム7をコンパクト化している。実施例1と同様に、第1、第2および第3面9,8,10はいずれもX方向において対称でY方向において非対称な非回転対称面で構成されている。これにより、各面の偏心に起因する非対称収差を含む各種収差を良好に補正し、画角ごとのMTF性能も全画角において良好としている。
また、本実施例では、図5のYZ断面に示すように、第1面9が射出瞳側に凸の形状を有する。第1面9を射出瞳側に凸にすることによって、よりコンパクトな観察光学系を実現することができる。さらに、本実施例では、第1面9のうち屈折面として用いられる部分において射出瞳側に凸の形状を有し、内部反射面として用いられる部分においては射出瞳側とは反対側に凹の形状を有する。これにより、光学性能と小型化とのバランスをとることができる。
以下、実施例2に対する数値例2を示す。表3は各光学面に対するローカル座標系の原点の座標とチルト角を示す。表4は各光学面の非球面形状における非球面係数を示す。また、表4の下に、式(4)〜(10)に関する数値を示す。
θx=32.5° θy=20° Px=26.88 Py=16.8
φxTOTAL=0.047 φyTOTAL=0.043
φyTOTAL/φxTOTAL=0.91
L=17.0 Sx=48 Sy=40
Sx/Sy=1.2
L/Sy=0.425 L/Sx=0.354
φy0=0.039 φx0=0.041
φy0/φx0=0.951
φxm=0.047(半画角32.5°)
φym1=0.044(半画角−20°) φym2=0.038(半画角+20°)
φxm/φx0=1.14
φym1/φy0=1.13
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
2,7 プリズム
3,8 第2面
4,9 第1面
5,10 第3面
6 画像表示素子

Claims (9)

  1. 画像表示素子からの光束を射出瞳に導く光学素子を有する観察光学系であって、
    前記光学素子は、屈折面かつ内部反射面である第1面、正のパワーを有する反射面である第2面および屈折面である第3面を少なくとも有し、前記画像表示素子からの前記光束を前記第3面での透過、前記第1面での内部反射、前記第2面での反射および前記第1面での透過を少なくとも経て前記射出瞳に導き、
    観察画角が広い方向を第1の方向、狭い方向を第2の方向とし、前記画像表示素子における表示領域の中心から出射して前記光学素子を介して前記射出瞳の中心を通る中心画角主光線に対する前記第1の方向および前記第2の方向での前記光学素子のパワーをそれぞれ、φx0およびφy0とするとき、
    0.70≦φy0/φx0≦0.96
    なる条件を満足することを特徴とする観察光学系。
  2. 前記第1の方向において前記中心画角主光線が辿る基準軸に対する最軸外を通る最軸外主光線に対する前記第1の方向での前記光学素子のパワーをφxmとするとき、
    1.0≦φxm/φx0≦1.6
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の観察光学系。
  3. 前記第2の方向において前記中心画角主光線が辿る基準軸に対する最軸外を通る最軸外主光線に対する前記第2の方向での前記光学素子のパワーをφymとするとき、
    1.4≦φym/φy0≦2.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の観察光学系。
  4. 画像表示素子からの光束を射出瞳に導く光学素子を有する観察光学系であって、
    前記光学素子は、
    屈折面かつ内部反射面である第1面、正のパワーを有する反射面である第2面および屈折面である第3面を少なくとも有し、前記画像表示素子からの前記光束を前記第3面での透過、前記第1面での内部反射、前記第2面での反射および前記第1面での透過を少なくとも経て前記射出瞳に導き、
    観察画角が広い方向を第1の方向、狭い方向を第2の方向とし、前記光束に対する前記第1の方向および前記第2の方向での前記光学素子のパワーをそれぞれ、φxTOTALおよびφyTOTALとするとき、
    0.50≦φyTOTAL/φxTOTAL≦0.95
    なる条件を満足することを特徴とする観察光学系。
  5. 前記第1面のうち前記光束が透過する領域の前記第1の方向および前記第2の方向での光学有効径をそれぞれSxおよびSyとするとき、
    1.1≦Sx/Sy≦1.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項4に記載の観察光学系。
  6. 前記中心画角主光線が辿る基準軸上における前記射出瞳から前記第1面までの距離をLとし、前記第1面のうち前記光束が透過する領域の前記第2の方向での光学有効径をSyとするとき、
    0.3≦L/Sy≦1.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項4または5に記載の観察光学系。
  7. 前記中心画角主光線が辿る基準軸上における前記射出瞳から前記第1面までの距離をLとし、前記第1面のうち前記光束が透過する領域の前記第1の方向での光学有効径をSxとするとき、
    0.2≦L/Sx≦0.7
    なる条件を満足することを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の観察光学系。
  8. 前記光学素子の前記光束に対するパワーが、前記中心画角主光線が辿る基準軸側から軸外側に向かって増加していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の観察光学系。
  9. 画像表示素子と、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の観察光学系とを有することを特徴とする画像観察装置。
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