JP2018168909A - 直動アクチュエータの潤滑剤塗布方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】直動アクチュエータにおけるグリースの塗布作業を短時間で行うことを可能とする。【解決手段】直動アクチュエータ(ボールねじ装置17)は、ねじ軸18と、ナット19と、有底筒形状であってナット19が取り付けられているハウジング21とを備えている。ナット19及びねじ軸18を一体とした組立体43をハウジング21に取り付ける前に、ハウジング21内にグリース44を設ける。組立体43をハウジング21に取り付けてから、ハウジング21及びナット19とねじ軸18とを相対回転させてねじ軸18の端部33とハウジング21の底部32とを接近させることで端部33によりグリース44を押して流動させ、グリース44をナット19とねじ軸18との間に侵入させる。【選択図】 図6
Description
本発明は、直動アクチュエータの潤滑剤塗布方法に関する。
直動アクチュエータは、回転運動を直線運動に変換することができ、様々な分野で広く用いられている。直動アクチュエータは、ねじ軸と、このねじ軸の外周側に設けられているナットとを有しており、例えばモータによってねじ軸を回転させることで、ナットをねじ軸に沿って直線的に移動させることができる。このような直動アクチュエータのうち、回転運動を直線運動に効率良く変換する装置として、ボールねじ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、自動車のブレーキ装置の断面図である。このブレーキ装置が備えている直動アクチュエータは、ボールねじ装置90からなり、ねじ軸91と、このねじ軸91の外周側に設けられているナット92と、ねじ軸91の螺旋溝とナット92の螺旋溝との間に設けられている複数のボール93と、ナット92が取り付けられているハウジング94とを備えている。ハウジング94は、有底筒形状であり、開口側(図8の右側)においてナット92が取り付けられており、ハウジング94とナット92とは一体となっている。ブレーキ装置が有する筒部(シリンダ)98内において、ハウジング94は軸方向に移動可能でありかつ周方向に回転不能となって設けられており、図外のモータによってねじ軸91が回転すると、ナット92及びハウジング94が前進(又は後退)する。ブレーキ装置の場合、ハウジング94にバックアッププレート95を介してパッド96が取り付けられており、ハウジング94が前進することで、自動車の車輪と一体回転するディスク100に対してパッド96が接触し、制動力を生じさせることができる。
前記のような直動アクチュエータでは、ねじ軸91とナット92との間に潤滑剤が必要であり、潤滑剤としてグリースが塗布される。グリースの塗布は、従来、図9に示すように、直動アクチュエータ(ボールねじ装置90)の組み立て後、ハウジング94の開口側から、ねじ軸91とナット92との間の隙間97にノズル99を差し込み、このノズル99からグリースを注入する方法で行われている。しかし、この隙間97は狭いことから、用いられるノズル99は細く、このノズル99を通じて所定量のグリースを隙間97に注入してねじ軸91とナット92との間に塗布するためには、長い時間を要する。また、ねじ軸91とナット92との間には複数のボール93等が設けられていることから、ノズル99を深く差し入れることはできず、作業性が悪い。なお、このような課題は、ボールねじ装置90に限らず、他の形式の(例えば、台形ねじを有するナット及びねじ軸の組み合わせによる)直動アクチュエータにおいても生じる。
そこで、本発明は、直動アクチュエータにおけるグリースの塗布作業を短時間で行うことを可能とする方法を提供することを目的とする。
本発明は、ねじ軸と、当該ねじ軸の外周側に設けられているナットと、有底筒形状であって軸方向一方の底部側において前記ねじ軸の軸方向一方の端部を収容可能としかつ軸方向他方の開口側において前記ナットが取り付けられているハウジングと、を備えた直動アクチュエータの潤滑剤塗布方法であって、前記ナット及び前記ねじ軸を一体とした組立体を前記ハウジングに取り付ける前に、当該ハウジング内の前記底部側にグリースを設け、前記組立体を前記ハウジングに取り付けてから、当該ハウジング及び前記ナットと前記ねじ軸とを相対回転させて当該ねじ軸の前記端部と当該ハウジングの前記底部とを接近させることで当該端部により前記グリースを押して流動させ、当該グリースを前記ナットと前記ねじ軸との間に侵入させる。
この塗布方法によれば、直動アクチュエータの組み立てにおいて、ナット及びねじ軸を一体とした組立体をハウジングに取り付ける前に、このハウジング内にグリースを設け、そして、組立体をハウジングに取り付けてから、ハウジング及びナットとねじ軸とを相対回転させれば、前記グリースがねじ軸に押されて流動しナットとねじ軸との間に侵入するので、グリースの塗布作業を短時間で行うことが可能となる。
また、前記ねじ軸の外周に第一螺旋溝が形成され、前記ナットの内周に第二螺旋溝が形成され、前記直動アクチュエータは、更に、前記第一螺旋溝と前記第二螺旋溝との間に設けられている複数のボールを備えているボールねじ装置であって、前記ナット、前記ボール及び前記ねじ軸を一体とした前記組立体を前記ハウジングに取り付ける前に、当該ハウジング内の前記底部側にグリースを設け、前記組立体を前記ハウジングに取り付けてから、当該ハウジング及び前記ナットと前記ねじ軸とを相対回転させて当該ねじ軸の前記端部と当該ハウジングの前記底部とを接近させることで当該端部により前記グリースを押して流動させ、前記グリースを前記第一螺旋溝と前記第二螺旋溝との間に侵入させるのが好ましい。この塗布方法によれば、第一螺旋溝と第二螺旋溝との間であって複数のボールが存在する軌道路にグリースが充填され、この塗布方法は、ボールねじ装置にグリースを塗布する方法として好適である。
また、前記ハウジングは、前記ナットの外周面が嵌合する内周面と、当該ナットの軸方向一方の端面と接触する環状面と、前記ナットの軸方向他方の端面と接触する止め輪を取り付ける凹溝と、を有し、前記凹溝に前記止め輪を取り付けることで、前記ナットを前記ハウジングの軸方向他方側から脱落不能としかつ当該ナットを前記環状面に押し付けた状態とするのが好ましい。この場合、グリースが流動して、ナットとハウジングとの間に侵入するよりも優先して、ナットとねじ軸との間に侵入することができる。
本発明によれば、グリースの塗布作業を短時間で行うことが可能となり、直動アクチュエータの生産効率が向上する。
本発明の塗布方法によって潤滑剤であるグリースが塗布される対象となる直動アクチュエータは、例えば、車両(自動車)のブレーキ装置に用いられる。図1はブレーキ装置5の一例を示す断面図である。ブレーキ装置5は、自動車の車輪と一体回転するディスク6に対して摩擦による制動力を付与する。この制動力を発生させるために、ブレーキ装置5は直動アクチュエータを備えており、図1に示す直動アクチュエータはボールねじ装置17により構成されている。なお、図1では、ブレーキ装置5は非制動状態にある。
ブレーキ装置5は、図外のナックル等に支持されたフローティングタイプのキャリパ7と、ディスク6を挟む一対のパッド8とを備えている。キャリパ7は、第一ボディ9と、この第一ボディ9と一体となっている第二ボディ10と、第一ボディ9に取り付けられているカバー11とを備えている。一方(図1では右側)のパッド8は、ボールねじ装置17が有する後述のハウジング21に取り付けられている第一バックアッププレート12に支持されており、他方(図1では左側)のパッド8は、第二ボディ10に取り付けられている第二バックアッププレート13に支持されている。
第一ボディ9は、筒本体部14と底板部15とを含む筒形状(有底筒形状)を有しており、ディスク6側に向かって開口している。筒本体部14の内側にボールねじ装置17が設けられており、ボールねじ装置17は、ねじ軸18と、ナット19と、複数のボール20と、ハウジング21とを備えている。ねじ軸18の中心線Cがボールねじ装置17の中心線となり、この中心線Cに平行な方向を軸方向と呼ぶ。
第一ボディ9の底板部15に貫通孔16が形成されている。この貫通孔16に転がり軸受22が取り付けられており、ねじ軸18は、転がり軸受22を介して、第一ボディ9により、中心線C回りの周方向に回転可能でかつ軸方向について移動不能として支持されている。ハウジング21と筒本体部14との間にはキー24が設けられており、ハウジング21は筒本体部14に対して軸方向に往復移動可能であるが、中心線C回りの周方向に回転不能となっている。
ナット19とハウジング21とは後にも説明するが一体となっており、ねじ軸18が一方向に回転(正回転)すると、ナット19とハウジング21とはねじ軸18に沿って軸方向一方側(図1では左側)へ移動する。これに対して、ねじ軸18が他方向に回転(逆回転)すると、ナット19とハウジング21とはねじ軸18に沿って軸方向他方側(図1では右側)へ移動する。図1に示すブレーキ装置5では、移動するハウジング21がピストンとして機能し、第一ボディ9(筒本体部14)がハウジング21を収容してガイドするシリンダとして機能する。
筒本体部14の外側に、モータ(電動モータ)51と、減速装置23とが設けられている。モータ51にはコントロールユニット52から指令信号が入力され、この指令信号に基づいてモータ51は正回転、逆回転、停止する。減速装置23は、モータ51の出力軸に固定されている第一のギヤ25と、ねじ軸18の軸方向他方側の端部に固定されている第二のギヤ26と、これらギヤ25,26の間に設けられている中間ギヤ27とを有している。なお、減速装置23は他の構成であってもよい。
以上の構成により、モータ51が回転するとナット19及びハウジング21が、軸方向に移動する。つまり、モータ51から減速装置23を介して伝達されるねじ軸18の回転運動が、ボールねじ装置17によって、ハウジング21の軸方向の直線運動に変換される。これにより、一対のパッド8がディスク6を挟み制動力を発生させる。
図2は、ボールねじ装置17の分解斜視図である。図3は、ボールねじ装置17の断面図である。図2及び図3に示すように、ボールねじ装置17は、入力部材としてのねじ軸18と、ねじ軸18の外周側に設けられている出力部材としてのナット19とを備えている。ねじ軸18の外周に第一螺旋溝29が形成されており、ナット19の内周に第二螺旋溝30が形成されている。ねじ軸18は、ナット19よりも軸方向に長く、ナット19(第二螺旋溝30)よりも軸方向に広い範囲で第一螺旋溝29が形成されている。複数のボール20は、第一螺旋溝29と第二螺旋溝30との間に設けられている。なお、本実施形態では、後にも説明するが、第一螺旋溝29と第二螺旋溝30との間には、コイルスプリング53も設けられている。
ハウジング21は、筒部31と底部32とを含む有底筒形状であって、軸方向一方側である底部32側においてねじ軸18の軸方向一方側の端部33を収容可能としており、かつ、軸方向他方側となる開口側においてナット19が取り付けられている。ナット19をハウジング21に取り付ける(固定する)ために、ボールねじ装置17は、ナット19の軸方向他方の端面38と接触するC形の止め輪28を備えている。
図3において、ハウジング21の筒部31は、ナット19の外周面34が嵌合する内周面35と、ナット19の軸方向一方側の端面36と接触する環状面37と、止め輪28を取り付けるための凹溝39とを有している。ハウジング21の内周面35にナット19を嵌め入れ、凹溝39に止め輪28を取り付けることで、ナット19は、ハウジング21の環状面37と止め輪28とによって軸方向に挟まれた状態となり、ナット19はハウジング21の軸方向他方側から脱落不能となる。ハウジング21の内周側に形成される空間は、環状面37(の内周縁)から軸方向一方側に位置する小径の穴部49と、環状面37を含みこの環状面37から軸方向他方側(開口側)に位置する大径の穴部48とによって構成されており、大径の穴部48にナット19が取り付けられている。
図4は、凹溝39及び止め輪28を拡大して示す断面図である。凹溝39に止め輪28を嵌め入れるためには、止め輪28を縮径方向に弾性変形させる。また、止め輪28は凹溝39に嵌め入れられた状態で、(自然状態から)僅かに縮径方向に弾性変形しており、その復元力として拡径方向の弾性力が生じている。凹溝39は、軸方向他方側に傾斜状である溝側面41を有している。溝側面41は、軸方向他方側に向かうにしたがって直径が小さくなるテーパ面である。止め輪28は、この溝側面41に対応した形状の傾斜面50を軸方向他方側に有している。凹溝39に止め輪28が嵌め入れられた状態で、この止め輪28には前記のとおり拡径方向の弾性力が生じていることから、止め輪28の傾斜面50が溝側面41に接触することで、止め輪28はナット19を軸方向一方側へ付勢する。つまり、ナット19を軸方向一方側へ押す力が生じる。このため、ナット19は、ハウジング21の環状面37(図3参照)に強く押し付けられた状態となる。このように、本実施形態では、凹溝39に止め輪28が取り付けられることで、ナット19をハウジング21の軸方向他方側から脱落不能とすると共に、ナット19をハウジング21の環状面37に押し付ける軸方向力を付与することができる。
また、図2に示すように、ナット19の軸方向一方側の端部40における外周形状は多角形となっており、ハウジング21の内周面35の軸方向一方側が、ナット19の前記端部40の形状に対応する多角形となっている。以上より、ナット19とハウジング21とは一体となっており、また、ナット19とハウジング21とは相対的に回転不能となる。
本実施形態のボールねじ装置17は(図3参照)、ボール20が循環しない非循環方式であり、第一螺旋溝29と第二螺旋溝30との間の軌道路42には、複数のボール20の他、コイルスプリング53(図2参照)が設けられる。
以上の構成を備えている前記ボールねじ装置17の潤滑方式はグリース潤滑であり、複数のボール20が設けられている軌道路42にはグリースが塗布されている。このグリースは、ボールねじ装置17を組み立てる際に塗布される。以下、この塗布方法について説明する。
図5に示すように、ねじ軸18の外周側にナット19を設けると共に、これらねじ軸18とナット19との間に複数のボール20(及び本実施形態では図2に示すコイルスプリング53)を介在させる(第一工程)。これにより、ナット19、ボール20及びねじ軸18を一体とした組立体43が得られる。この組立体43をハウジング21に取り付ける前に、このハウジング21内の底部32側にグリース44(グリース44の塊)を設ける。ハウジング21の姿勢は図5に示す姿勢以外であってもよいが、本実施形態では、ハウジング21の軸方向一方側の底部32を水平面上に載せ、ハウジング21の軸方向他方側の開口が上に向く姿勢とする。
組立体43が完成すると、この組立体43をハウジング21に取り付ける(第二工程:図6参照)。つまり、組立体43に含まれるナット19を、ハウジング21の内周面35に嵌合させ、凹溝39に止め輪28を取り付けて、ナット19をハウジング21と一体化する。この状態で、ハウジング21に設けられていたグリース44は、ハウジング21の底部32と、ねじ軸18の端部33との間に形成される空間54に存在する。
図6に示すように、組立体43のナット19をハウジング21に取り付けてから、このハウジング21及びナット19と、ねじ軸18とを相対回転させる(第三工程:図7参照)。本実施形態では、固定状態としたハウジング21に対してねじ軸18を中心線C回りに回転させる。図7に示すように、この回転によってねじ軸18を軸方向一方側(図7では下側)へ進め、ねじ軸18の端部33とハウジング21の底部32とを接近させることで、この端部33によりグリース44を押して流動させ、グリース44を第一螺旋溝29と第二螺旋溝30との間(軌道路42)に侵入させる。ねじ軸18の端部33が(押し潰されたグリース44の一部を介して)ハウジング21の底部32に接触するストロークエンドまで、ねじ軸18は進められる。グリース44は、ねじ軸18の端部33の外周面45とハウジング21の軸方向一方側の内周面46との間に形成される環状空間47を通って、第一螺旋溝29と第二螺旋溝30との間に侵入する。このため、環状空間47にもグリース44の一部が充填された状態となる。環状空間47にグリース44が存在していても、ハウジング21は有底筒形状であることから、そのグリース44が外部へ流出することはない。
第一工程において(図5参照)ハウジング21内に予め設けるグリース44の容積(量)は、図7に示す、ねじ軸18がストロークエンドまで進んだ状態で、ハウジング21の小径の穴部49及びナット19と、ねじ軸18との間に形成される空間の容積よりも(わずかに)大きい。このため、グリース44は、ナット19の軸方向他方側(つまり、ハウジング21の開口側)にまで到達することができ、軌道路42の全域にグリース44が行き渡って塗布される。
本実施形態では、前記のとおり(図4参照)凹溝39に止め輪28を取り付けることで、ナット19をハウジング21の環状面37(図6参照)に押し付けた状態としている。このため、ナット19は環状面37に密に接した状態となる。このため、図6から図7に示す間(第三工程)、ねじ軸18の端部33により押し潰されたグリース44は流動して、ナット19とハウジング21(環状面37)との間に侵入するよりも優先して、ナット19とねじ軸18との間に侵入することができる。
以上のように、本実施形態の潤滑剤塗布方法は、図5に示すように、ナット19及びねじ軸18を一体とした組立体43をハウジング21に取り付ける前に、このハウジング21内の底部32側にグリース44を設ける。そして、この組立体43をハウジング21に取り付けてから(図6参照)、ねじ軸18を回転させて、このねじ軸18の端部33をハウジング21の底部32に向けて進め、この端部33を底部32に接近させることで端部33によりグリース44を押して流動させ、このグリース44をナット19とねじ軸18との間に侵入させる。
この塗布方法によれば、ボールねじ装置17の組み立てにおいて、ハウジング21内に予め設けられているグリース44が、ねじ軸18に押されて流動してナット19とねじ軸18との間に侵入する。このため、グリース44の塗布作業を短時間で行うことが可能となり、ボールねじ装置17の生産効率が向上する。特に、ボールねじ装置17では、ナット19とねじ軸18との間の軌道路42に比較的大きな隙間が生じているので、流動するグリース44が侵入しやすく、グリース44は軌道路42の全体に広く行き渡る。すなわち、前記塗布方法は、ボールねじ装置17にグリース44を塗布する方法として好適である。
なお、直動アクチュエータとしてボールねじ装置17を説明したが、これ以外であってもよい。つまり、直動アクチュエータは、ハウジング21とねじ軸18との内の一方の回転運動を、ハウジング21とねじ軸18との内の他方の直線運動に変換するものであればよく、例えば、図示しないが、ねじ軸の外周に台形ねじが形成され、ナットの内周にこの台形ねじと噛み合う台形ねじが形成された直動アクチュエータであってもよい。台形ねじを用いた直動アクチュエータの場合、ねじ部における軸方向隙間が比較的大きい方が、グリースの流動の容易性の点で好ましい。
以上のとおり開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。つまり、本発明の塗布方法は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態であってもよい。例えば、前記実施形態のボールねじ装置17は、ボール20が循環しない非循環方式であるが、循環方式であってもよい。また、ボールねじ装置17が、ブレーキ装置に用いられる場合を説明したが、その他の機器にも適用可能である。
17:ボールねじ装置(直動アクチュエータ) 18:ねじ軸
19:ナット 20:ボール 21:ハウジング
28:止め輪 29:第一螺旋溝 30:第二螺旋溝
32:底部 33:端部 34:外周面
35:内周面 36:端面 37:環状面
38:端面 39:凹溝 43:組立体
44:グリース
19:ナット 20:ボール 21:ハウジング
28:止め輪 29:第一螺旋溝 30:第二螺旋溝
32:底部 33:端部 34:外周面
35:内周面 36:端面 37:環状面
38:端面 39:凹溝 43:組立体
44:グリース
Claims (3)
- ねじ軸と、当該ねじ軸の外周側に設けられているナットと、有底筒形状であって軸方向一方の底部側において前記ねじ軸の軸方向一方の端部を収容可能としかつ軸方向他方の開口側において前記ナットが取り付けられているハウジングと、を備えた直動アクチュエータの潤滑剤塗布方法であって、
前記ナット及び前記ねじ軸を一体とした組立体を前記ハウジングに取り付ける前に、当該ハウジング内の前記底部側にグリースを設け、
前記組立体を前記ハウジングに取り付けてから、当該ハウジング及び前記ナットと前記ねじ軸とを相対回転させて当該ねじ軸の前記端部と当該ハウジングの前記底部とを接近させることで当該端部により前記グリースを押して流動させ、当該グリースを前記ナットと前記ねじ軸との間に侵入させる、直動アクチュエータの潤滑剤塗布方法。 - 前記ねじ軸の外周に第一螺旋溝が形成され、前記ナットの内周に第二螺旋溝が形成され、前記直動アクチュエータは、更に、前記第一螺旋溝と前記第二螺旋溝との間に設けられている複数のボールを備えているボールねじ装置であって、
前記ナット、前記ボール及び前記ねじ軸を一体とした前記組立体を前記ハウジングに取り付ける前に、当該ハウジング内の前記底部側にグリースを設け、
前記組立体を前記ハウジングに取り付けてから、当該ハウジング及び前記ナットと前記ねじ軸とを相対回転させて当該ねじ軸の前記端部と当該ハウジングの前記底部とを接近させることで当該端部により前記グリースを押して流動させ、前記グリースを前記第一螺旋溝と前記第二螺旋溝との間に侵入させる、請求項1に記載の直動アクチュエータの潤滑剤塗布方法。 - 前記ハウジングは、前記ナットの外周面が嵌合する内周面と、当該ナットの軸方向一方の端面と接触する環状面と、前記ナットの軸方向他方の端面と接触する止め輪を取り付ける凹溝と、を有し、
前記凹溝に前記止め輪を取り付けることで、前記ナットを前記ハウジングの軸方向他方側から脱落不能としかつ当該ナットを前記環状面に押し付けた状態とする、請求項1又は2に記載の直動アクチュエータの潤滑剤塗布方法。
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