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JP2018168888A - 密封型転がり軸受 - Google Patents

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JP2018168888A JP2017064958A JP2017064958A JP2018168888A JP 2018168888 A JP2018168888 A JP 2018168888A JP 2017064958 A JP2017064958 A JP 2017064958A JP 2017064958 A JP2017064958 A JP 2017064958A JP 2018168888 A JP2018168888 A JP 2018168888A
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泰裕 上堀
Yasuhiro Uehori
泰裕 上堀
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NTN Corp
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

【課題】 シール部材を取り付ける際の工程数を増加させることなく、シール溝にシール部材をシール耳残りなく取り付けることができる密封型転がり軸受を提供する。
【解決手段】 外輪2と、内輪3と、外輪2の内径面両端部に設けられた一対のシール嵌合溝8に嵌合する嵌合部12a、内輪3の外径面両端部に形成された一対のシール溝9に弾性接触させるシールリップ部12e、12dを有する一対のシール部材10とを備えた密封型転がり軸受1において、外輪2の大径肩部2abの表面粗さをシール嵌合溝8の表面粗さより粗くした。
【選択図】 図4

Description

この発明は、例えば、自動車のトランスミッション、自動車用補機など耐水性、耐グリース漏れ性が要求される密封型転がり軸受に関する。
従来の密封型転がり軸受は、軸受内部に封入したグリース等の潤滑剤の漏れ防止や外部からの異物(例えば、泥水等)流入を防止するために、内輪と外輪の開口部がシール部材で密封されている。
図9に示すように、従来例の密封型転がり軸受100は、軌道輪である外輪102と内輪103の軌道溝104、105の間に複数のボール106を介在させ、外輪102及び内輪103の軸方向両端部に環状のシール部材110が嵌め込まれている。複数のボール106は保持器107により円周方向等間隔に保持されている。
このシール部材110は、合成ゴム等のゴム製部分112を芯金111で補強したものであり、外輪102に形成されたシール嵌合溝108に嵌合部が嵌め込まれて固定され、内周部に設けられたシールリップ113、114の内端縁と内輪103のシール溝109のシール面との間でシールを形成している。
このシール部材110により、軸受内部のグリースが外部に漏出することを防止すると共に、外部からの異物の流入を防止している。
ところで、この密封型転がり軸受100のシール部材110のシール嵌合溝108への取り付けは、図10に示すように、転がり軸受100の外輪102の端面にシール部材110を配置し、シール部材110の嵌合部をシール嵌合溝108の側面(軸方向を向く面)に押し付けて、圧入治具(図示しない)を用いてシール嵌合溝108に圧入する。この圧入により、シール部材110がシール嵌合溝108に取り付けられる。
しかし、シール部材110はゴム製部分112を芯金111で補強したものであるので、図9、図11に示すように、圧入された嵌合部が弾性復元力によってシール嵌合溝108にきちんと収まらず円周上の一部がはみ出して残ることが生じる。本明細書では、この一部が残るはみ出し部をシール耳残りEとする。以降も同じである。つまり、密封型転がり軸受100は工業的に大量生産されるもので、機械により、シール部材110をシール嵌合溝108に取付けることになるが、外輪102の軸心とシール部材110の軸心がズレた場合や、外輪102のシール嵌合溝108入口内径の真円度またはシール部材110の嵌合部外径の真円度が崩れていたりした場合には、圧入された嵌合部が弾性復元力によってシール溝108にきちんと収まらずシール耳残りEが残る場合が生じる。
このシール耳残りEが生じると、シール部材110の嵌合部がシール嵌合溝108にきっちり嵌まっていないので、この部分からグリース漏れが発生する。また、極端になるとシール部材110が傾いた状態になってしまい、その場合は、シール部材110の内径側のシールリップ114と内径シール溝109の接触が設計通りにならずに、密封性が不安定になるなどの問題が発生する。さらに、軸受運転中にシール部材110がシール嵌合溝108から外れる虞もある。
特許文献1には、シール部材がシール嵌合溝から外れることを防止するために、プラスチック製のシール部材の外周部に、軸受外輪のシール嵌合溝と嵌合する嵌合部を設け、その嵌合部にレーザー光受面を設けて、このシール部材を取り付ける際に、レーザー光受面にレーザー光を照射して、照射した部分を当該プラスチックの成形可能温度に加熱して、直ちに加圧して局部変形させつつシール嵌合溝に嵌合することが開示されている。
特開平9−177801号公報
上記特許文献1のものは、シール部材の嵌合部をレーザー光の照射による局部加熱で軟化させてシール嵌合溝内に圧入により加締めるので、強固にシール部材がシール嵌合溝に嵌合され、シール部材のシール嵌合溝からの脱落が防止される。
しかし、上記のものでは、シール部材の嵌合部をレーザー光の照射により、局部加熱をして直ちにシール嵌合溝に加締める必要となる。このため、シール部材の取り付けの際に、レーザー光の照射工程と圧入工程が必要となり、工程数が増加するという難点があった。さらに、圧入工程において、シール部材の嵌合部をシール嵌合溝内に加締めるために、外輪の変形が伴い、軸受の精度に影響を及ぼすなどの問題があった。
そこで、この発明は、密封型転がり軸受において、シール部材を取り付ける際の工程数を増加させることなく、シール嵌合溝にシール部材をシール耳残りなく取り付けることができる密封型転がり軸受を提供することを課題とするものである。
前記の課題を解決するために、この発明は、外輪と、内輪と、前記外輪の内径面両端部に設けられた一対のシール嵌合溝に嵌合する嵌合部、前記内輪の外径面両端部に形成された一対のシール溝に弾性接触させるシールリップ部を有する一対のシール部材とを備えた密封型転がり軸受において、前記シール嵌合溝の軸方向の外側に設けられる外輪大径肩部の内径面の表面粗さを前記シール嵌合溝の表面粗さより粗くしたことを特徴とする。
そして、前記外輪大径肩部の内径面の表面粗さは、算術平均粗さ(Ra)で0.5μm〜1.0μmの範囲にすればよい。
また、前記シール部材が、芯金と前記芯金と一体に形成されるゴム製部分とからなり、前記シール部材の前記シール嵌合溝に嵌合されるゴム製部分の嵌合部頭部の表面の粗さを算術平均粗さ(Ra)で2.5μm以下にすればよい。
上記密封型転がり軸受を自動車補機用又はトランスミッション用転がり軸受に用いればよい。
この発明の密封型転がり軸受は、外輪の大径肩部の表面粗さをシール嵌合溝の表面粗さより粗くすることで、シール部材の嵌合部がシール溝に圧入される際に、嵌合部とシールの入口部分である大径肩部の摩擦抵抗が低くなり、嵌合部のシール嵌合溝への挿入性能が向上し、シール部材のシール耳残りの発生を防止することができる。
この発明の実施形態に係る密封型転がり軸受の一部を拡大して示す縦断正面図である。 図1のシール部材を拡大して示す断面図である。 この発明の密封型転がり軸受のシール嵌合溝にシール部材を圧入する状態を示す模式的断面図である。 この発明の実施形態に係る密封型転がり軸受のシール嵌合部部分を示す模式的断面図である。 算術平均粗さ(Ra)が0.1μmの金属平板にゴムシートを載せてゴムシート引いた時の摩擦力を示す図である。 算術平均粗さ(Ra)が1.0μmの金属平板にゴムシートを載せてゴムシート引いた時の摩擦力を示す図である。 図1に示す密封型転がり軸受を用いたプーリを示した断面図である。 図1に示す密封型転がり軸受をトランスミッションに用いた例を示す概略図である。 従来例の密封型転がり軸受の一部を拡大して示す縦断正面図である。 従来例の密封型転がり軸受のシール嵌合溝にシール部材を圧入する状態を示す模式的断面図である。 従来例の密封型転がり軸受のシール嵌合部部分を示す模式的断面図である。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、密封型転がり軸受1は、外輪2と、内輪3と、その外輪2の内径面に形成された軌道溝4と内輪3の外径面に形成された軌道溝5間に組込まれた複数のボール6とそのボール6を円周方向等間隔に保持する保持器7および両端に設けられ内部空間を密封する一対のシール部材10からなる。外輪2、内輪3、ボール6及び保持器7は、金属製部材である。本実施形態では、保持器7は鉄製であるが、樹脂製であってもよい。本実施形態の密封型転がり軸受1は、深溝玉軸受である。
また、密封型転がり軸受1は、例えば、後述するアイドラプーリ等の自動車補機およびタイミングベルトに用いられるプーリ用軸受、トランスミッション用軸受に用いられる。なお、以下の説明において、密封型転がり軸受1の中心軸に沿った方向を「軸方向」、当該中心軸に対して直交する方向を「径方向」と呼ぶ。
密封型転がり軸受1の軸受内部空間S1には、グリース(図示せず)が封入されている。ここで、軸受内部空間S1とは、外輪2の内径面と内輪3の外径面との間の空間を意味する。グリースのちょう度は、例えば、200〜350のものが好ましい。ちょう度が200未満の場合、油分離が小さく潤滑不良となる可能性がある。ちょう度が350を超える場合、グリースが軟質となり、軸受外部S2へと漏れ易い。
外輪2の内径面2aには、軸方向の両端部に一対のシール嵌合溝8が形成され、一方、内輪3の外径面3aには、上記一対のシール嵌合溝8と径方向に対向する一対のシール溝9が形成されている。
外輪2の内径面2aは、小径肩部2aaと大径肩部2abとを有している。小径肩部2aaは外輪2の軌道溝4よりも軸方向外側およびその両側に位置している。大径肩部2abは一対のシール嵌合溝8の軸方向外側にそれぞれ位置し、小径肩部2aaよりも大径であり、その内径面が小径肩部2aaよりも外径側に位置している。小径肩部2aaと大径肩部2abとの間には、上記シール嵌合溝8が設けられている。この大径肩部2abがシール嵌合溝8にシール部材10を圧入する際の入口となる。
内輪3の外径面3aは、大径肩部3aaと小径肩部3abとを有している。大径肩部3aaは内輪3の軌道溝5よりも軸方向外側およびその両側に位置している。小径肩部3abは一対のシール溝9の軸方向外側にそれぞれ位置し、小径肩部3abは大径肩部3aaよりも小径であり、その外径面が大径肩部3aaよりも内径側に位置している。大径肩部3aaと小径肩部3abとの間には、上記シール溝9が設けられている。
外輪2に形成された一対のシール嵌合溝8のそれぞれには、シール部材10の嵌合部12aが嵌合されている。シール部材10は、芯金11と芯金11と一体に形成されたゴム製部分12とからなる。
図1及び図2に示すように、芯金11は金属製であり、軸方向から視て、環状である。芯金11の径方向外端部11aは、軸方向内側に向かって折り曲げられている。そして、芯金11の径方向外端部11aは、シール嵌合溝8と軸方向に対向している。芯金11の径方向内端部11bは、保持器7の内径面7aよりも下方で、かつ、後述するゴム製部分12のくびれ部12cよりも上方に位置している。
ゴム製部分12は、軸方向から視て、環状である。ゴム製部分12は、例えば、ニトリルゴム、耐熱ニトリルゴム、水素添加ニトリルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム等の耐油性や耐熱性に優れたゴムを素材としている。ゴム製部分12は、芯金11に加硫成型することで一体形成されている。
図1及び図2に示すように、ゴム製部分12は、嵌合部12aと、本体部12bと、くびれ部12cと、内向きリップ部12dと、外向きリップ部12eとを有している。嵌合部12aは、シール嵌合溝8に嵌合され、かつ、芯金11の径方向外端部を覆っている部分である。本体部12bは、嵌合部12aよりも内径側に位置し、かつ、芯金11のうち径方向外端部を除く部分を覆っている部分である。
くびれ部12cは、本体部12bの径方向内端部よりも内径側に位置している部分である。すなわち、くびれ部12cは、芯金11の径方向内端部よりも内径側に位置している。また、くびれ部12cは、保持器7の内径面7aと内輪3の外径面3aとの間に位置している。
くびれ部12cの内径側には、内向きリップ部12d及び外向きリップ部12eが設けられている。内向きリップ部12dは、シール溝9の内側面に接触している。外向きリップ部12eは、内向きリップ部12dよりも軸方向外側に設けられており、シール溝9の軸方向外方に形成された小径肩部3abとラビリンスを形成している。
シール部材10は、嵌合部12aを外輪2のシール嵌合溝8に圧入して固定される。前述したように、圧入された嵌合部12aが弾性復元力によってシール嵌合溝8にきちんと収まらず一部がはみ出すシール耳残りが生じることがある。そこで、この発明においては、このシール耳残りが発生しないように、シール部材10の嵌合部12aが圧入される際に、嵌合部12aとシール嵌合溝8の入口となる大径肩部2ab部分の摩擦抵抗を低くして、嵌合部12aのシール嵌合溝8への挿入性能を向上させている。
図5及び図6に金属平板とゴムシートとの間の摩擦力を測定した結果を示す。表面粗さを変えた金属平板を用意し、金属シートにゴムシート載せ、ゴムシートを引いた時の摩擦力を測定している。用いたゴムシートは、材質がアクリル、その硬度はHS70である。また、金属平板は、算術平均粗さ(Ra)が1.0μmと、0.1μmのものを用意した。
図5は、算術平均粗さ(Ra)が0.1μmの場合、図6は、算術平均粗さ(Ra)が1.0μmの場合を示している。通常、外輪2の内径面2aは、算術平均粗さ(Ra)は0.1μ未満に仕上げられている。図5に示す摩擦力が通常の内径面2aとゴム製部分12の嵌合部12aが接触する時のものと考えられる。
図5に示すように、算術平均粗さ(Ra)が0.1μmの場合、摩擦力は50N近くあり、また、ゴムの復元力により摩擦力の変動も大きい。これに対して、算術平均粗さ(Ra)が1.0μmの場合、摩擦力は25Nより小さく、また、摩擦力の変動も小さい。これらの結果から、ゴムが接触する側の金属の表面の粗さは粗い方が摩擦力は小さく、また変動も小さいことが分かる。
このことから、シール嵌合溝8の入口部分である大径肩部2abの表面の粗さを、シール嵌合溝8を含む他の内径面2aの表面粗さより粗くして摩擦力を小さくすることにより、シール部材10の挿入性を向上させることができる。
このため、図3及び図4に示すように、この発明においては、外輪2の大径肩部2abの表面部20aをシール嵌合溝8の表面粗さより粗くして低摩擦領域を形成している。シール嵌合溝8の表面粗さは、算術平均粗さ(Ra)で0.1μm未満であり、大径肩部2abの表面部20aは、このシール嵌合溝8の粗さより粗い、算術表面粗さ(Ra)を0.5μm〜1.0μmの範囲にしている。ここで、表面部20aの算術表面粗さ(Ra)が1.0μmを超えると、シール部材10の頭部12aaが削られて、シール性が低下することで、軸受外部にグリースが漏れる虞がある。また、表面部20aの算術表面粗さ(Ra)が0.5μmを下回ると、従来と同等の粗さとなり、優位性を見出すことができない。
この表面粗さは、切削加工時の姿バイトを大径肩部2abだけ粗くすることで、外輪シール溝入口部の表面粗さを粗くすることができる。また、コーティングにより、大径肩部2ab部分を粗くしてもよい。
尚、シール嵌合溝8の表面を粗くすると、この部分からグリースが漏れる虞があるので、シール嵌合溝8の表面は、算術平均粗さ(Ra)で0.1μm未満にしている。
さらに、この実施形態では、挿入性を向上させるために、シール部材10のゴム製部分12の嵌合部12aの頭部12aaの粗さを算術平均粗さ(Ra)が1.5μm以上2.5μm以下になるように粗くしている。ここでは、加工しやすいシール部材10側の粗さを上述の範囲のように粗くした。シール成型金型の表面粗さを粗くすることで、嵌合部12aの頭部12aaの粗さを粗くすることができる。嵌合部12aの頭部12aaの粗さが2.5μmを超えると、シール性が低下し、この部分からグリースが漏れ出す虞がある。また、シール部材10の頭部12aaの算術平均粗さ(Ra)が1.5μmを下回ると、軌道輪の粗さ(ここでは、外輪2のうち大径肩部2abの表面部20aの粗さ:1.0μm)に近づくため、シール部材10の頭部12aaと大径肩部2abの表面部20aの表面が重なり易くなり、シール挿入性が改善されない。
図3に示すように、シール部材10を大径肩部2abに合わせて圧入して行くと、嵌合部12aと大径肩部2abが接触するが、両者の摩擦力は低いので、図4に示すように、シール嵌合溝8へシール部材10の嵌合部12aがスムーズに入り込み、シール部材10のシール耳残りの発生を防ぐことができる。
この実施形態では、大径肩部2abの表面と嵌合部12aの頭部の双方の表面を粗くしているが、大径肩部2abの表面の粗さを粗くするだけでも、両者を粗くするより挿入性は少し落ちるが、シール耳残りの発生は抑制できる。
本実施形態の密封型転がり軸受1は、自動車補機用転がり軸受として用いられる。自動車補機の一例として、自動車補機の駆動ベルトのベルトテンショナーとして用いられるアイドラプーリ(以下、単にプーリと呼ぶ)を図7に示す。図7は、アイドラプーリの構造の断面図である。アイドラプーリは、例えば、オルタネータ又はコンプレッサ等の自動車補機の駆動ベルトを案内する。
図7に示す通り、プーリは、鋼板製のプーリ本体51と、プーリ本体51の内径に嵌合された密封型転がり軸受1とで構成されている。プーリ本体51は、環状体である。プーリ本体51は、内径円筒部51aと、内径円筒部51aの一端から外側に延びたフランジ部51bと、フランジ部51bから軸方向に延びた外径円筒部51cと、内径円筒部51aの他端から内径側に延びた鍔部51dとを有している。内径円筒部51aの内径には、密封型転がり軸受1の外輪2が嵌合され、外径円筒部51cの外径にはエンジンによって駆動されるベルトと接触するプーリ周面51eが設けられている。このプーリ周面51eをベルトに接触させることにより、プーリがアイドラとしての役割を果たす。
図7に示すようなプーリ用軸受に使用される転がり軸受(外輪回転用軸受)では、自動車が悪路を走行した場合に備えて、耐水要求が高まっている。
プーリに用いられるプーリ用軸受では、軸受内部空間S1への異物(ここでは、泥水等の水)が浸入するのを防ぐために、外輪2と内輪3との間にシール部材10が設けられている。これにより、プーリ用軸受の耐水性を高めることができる。
前述の実施形態では、密封型転がり軸受1は、アイドラプーリを支持する軸受であったが、これに限らず、他のベルト伝動装置を支持する軸受であってもよく、油圧オートテンショナによって押し付けられることでベルトの張力変動を吸収するテンションナプーリを支持する軸受であってもよい。また、密封型転がり軸受1は、他の自動車補機に用いられてもよい。例えば、密封型転がり軸受1は、自動車エンジンのファンカップリング装置、オルタネータ、自動車エンジンのフライホイールダンパ、カーエアコン、ウォータポンプ等に用いられてもよい。
図8は、この発明の実施形態に係る密封型転がり軸受1を、自動車のトランスミッションに組み込んだ一例を示す概略図である。同図はオートマチックトランスミッションの例である。ケース23の軸方向両端に密封型転がり軸受1、1の各外輪2が嵌合され、これら軸受1、1の内輪3に、メインシャフト24の両端がそれぞれ回転自在に支持されている。ケース23に、カウンターシャフト25が前記メインシャフト24と平行に設けられている。このカウンターシャフト25は、メインシャフト24のギヤ部に噛み合うギヤ部を有し、前記ケース23に軸受を介して回転自在に支持されている。
このように密封型転がり軸受1、1を、自動車のトランスミッションに組み込んだ場合、トランスミッション内におけるギヤの摩耗粉等の異物が、軸受内に流入することを確実に防止することができる。
なお、いずれかの実施形態に係る転がり軸受を、無断変速式トランスミッションや、手動変速式トランスミッションに用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :密封型転がり軸受
2 :外輪
2a :内径面
2aa :小径肩部
2ab :大径肩部
3 :内輪
3a :外径面
3aa :大径肩部
3ab :小径肩部
4、5 :軌道溝
6 :ボール
7 :保持器
7a :内径面
8 :シール嵌合溝
9 :シール溝
10 :シール部材
11 :芯金
11a :径方向外端部
11b :径方向内端部
12 :ゴム製部分
12a :嵌合部
12aa :頭部
12b :本体部
12c :くびれ部
12d :内向きリップ部
12e :外向きリップ部

Claims (5)

  1. 外輪と、内輪と、前記外輪の内径面両端部に設けられた一対のシール嵌合溝に嵌合する嵌合部、前記内輪の外径面両端部に形成された一対のシール溝に弾性接触させるシールリップ部を有する一対のシール部材とを備えた密封型転がり軸受において、
    前記シール嵌合溝の軸方向の外側に設けられる外輪大径肩部の内径面の表面粗さを前記シール嵌合溝の表面粗さより粗くしたことを特徴とする密封型転がり軸受。
  2. 前記外輪大径肩部の前記内径面の表面粗さを算術平均粗さ(Ra)で0.5μm〜1.0μmの範囲にしたことを特徴とする請求項1に記載の密封型転がり軸受。
  3. 前記シール部材が、芯金と前記芯金と一体に形成されるゴム製部分とからなることを特徴とする特徴とする請求項1又は2に記載の密封型転がり軸受。
  4. 前記シール部材の前記シール嵌合溝に嵌合されるゴム製部分の嵌合部頭部の表面の粗さを算術平均粗さ(Ra)で2.5μm以下にしたことを特徴とする請求項3に記載の密封型転がり軸受。
  5. 自動車補機用又はトランスミッション用転がり軸受に用いられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の密封型転がり軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022149315A (ja) * 2021-03-25 2022-10-06 Ntn株式会社 転がり軸受

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