以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
本発明において、「再剥離型」とは、被着体に対する貼着および剥離を繰り返し行うことが可能なもののことを指す。
[発明の概略]
ところで、従来の再剥離型の粘着フィルム(粘着体)では、経時的に粘着剤が劣化し、粘着フィルムを被着体から剥離する際に糊残りを生じるという問題があった。特に、液体を含浸したウェットシートを収納する包材に適用される再剥離型の粘着体では、このような問題の発生が顕著であった。本発明者は、このような問題を解決する目的で、鋭意研究を行った。その結果、紫外線が粘着剤の劣化に大きな影響を与えることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明の粘着体は、液体を含浸したウェットシートを収納する包材に適用されるものであって、基材と、粘着剤および紫外線を吸収する機能を有する紫外線吸収剤を含む再剥離型の粘着剤層とを備えるものである。
このように、粘着剤層が紫外線吸収剤を含むことにより、紫外線(特に、太陽光等の外光に含まれる紫外線領域の光)による粘着剤の劣化を効果的に防止することができ、粘着体(例えば、粘着フィルム等)を被着体から剥離する際の糊残りの問題を効果的に防止することができる。特に、再剥離型の粘着体では、被着体から粘着体を剥離した際に、粘着剤層が直接的に外光に曝されるため、紫外線による粘着剤の劣化が進行しやすかった。これに対し、本発明では、このような再剥離型の粘着体においても、紫外線による粘着剤の劣化を十分に防止することができ、粘着体(例えば、粘着フィルム等)を被着体から剥離する際の糊残りの問題を効果的に防止することができる。
特に、本発明の粘着体は、液体を含浸したウェットシートを収納する包材に適用されるものである。このような包材においては、通常、複数枚のウェットシートが収納され、収納物であるウェットシートを取り出すたびに、粘着剤層に紫外線が照射される。また、このような包材は、紫外線の強度が強い屋外で使用されることもある。したがって、各種粘着体の中でも、特に上記のような問題が生じやすかったが、本発明によれば、上記のような問題の発生を効果的に防止することができる。
[再剥離型粘着剤組成物]
まず、本発明の粘着体の製造に好適に用いることができる再剥離型粘着剤組成物について説明する。
本発明の粘着体の製造に用いる本実施形態の再剥離型粘着剤組成物は、粘着剤と、紫外線を吸収する機能を有する紫外線吸収剤とを含むものである。
<粘着剤>
再剥離型粘着剤組成物中に含まれる粘着剤としては、例えば、アクリル系、合成ゴム系、天然ゴム系等が挙げられるが、アクリル系粘着剤が好ましい。
これにより、被着体に対する粘着性をより優れたものとすることができる。
アクリル系粘着剤は、アクリル酸、メタクリル酸(以下、これらをまとめて「(メタ)アクリル酸」とも表記する。)またはこれらのエステル化合物(アクリレート、メタクリレート(以下、これらをまとめて「メタ(アクリレート)」とも表記する。))等の(メタ)アクリル酸誘導体をモノマー成分として含むものであればよく、共重合体であってもよい。また、上記以外のモノマー成分を含むものであってもよい。
粘着剤は、炭素数が5以上の飽和脂肪族炭化水素基を有するモノマーを構成成分として含むものであるのが好ましい。
これにより、粘着剤そのものの紫外線に対する耐性を優れたものとすることができ、前述したような粘着剤の劣化、糊残りの問題の発生をより効果的に防止することができる。
また、再剥離型粘着剤組成物全体(粘着剤層全体)としての親油性をより優れたものとすることができる。その結果、再剥離型粘着剤組成物が後に詳述するオイル吸収材を含む場合、オイル吸収材を含むことによる効果(後に詳述する効果)と相まって、吸収したオイルをより好適に内部に保持することができ、オイルに接触した場合における粘着力の保持効果をより優れたものとすることができる。また、粘着剤とオイル吸収材(中でも、複数の脂環構造(特に、不飽和結合を有さない脂環構造)を有する高分子化合物であるオイル吸収材)との親和性をより優れたものとすることができ、再剥離型粘着剤組成物中、粘着剤層中での不本意な組成のばらつきをより効果的に防止することができ、各部位でより安定したオイル吸収機能が発揮される。
このように、粘着剤は、炭素数が5以上の飽和脂肪族炭化水素基を有するモノマーを構成成分として含むものであるのが好ましいが、当該飽和脂肪族炭化水素基の炭素数は、6以上であるのがより好ましく、8以上16以下であるのがより好ましい。
これにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。
また、前記脂肪族炭化水素基は、環状構造や分岐鎖構造を有するものであってもよいが、直鎖構造のものであるのが好ましい。
これにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。
粘着剤を構成する分子(高分子)中において前記脂肪族炭化水素基を有するモノマーの占める割合は、50質量%以上であるのが好ましく、60質量%以上であるのがより好ましい。
これにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。
アクリル系粘着剤を構成するモノマーとしては、粘着性を付与するモノマー、凝集力を付与するモノマー及び架橋性官能基を有するモノマーが挙げられる。
粘着性を付与するモノマーとしては、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、テトラデシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
凝集力を付与するモノマーとしては、メチル(メタ)アクリレート、スチレン、酢酸ビニル等が挙げられる。
架橋性官能基を有するモノマーとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基を有するモノマー、(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基を有するモノマー等が挙げられる。
これにより、粘着剤そのものの紫外線に対する耐性をより優れたものとすることができ、前述したような粘着剤の劣化、糊残りの問題の発生をさらに効果的に防止することができる。
また、再剥離型粘着剤組成物全体(粘着剤層全体)としての親油性をより優れたものとすることができる。その結果、再剥離型粘着剤組成物が後に詳述するオイル吸収材を含む場合、オイル吸収材を含むことによる効果と相まって、吸収したオイルをより好適に内部に保持することができ、オイルに接触した場合における粘着力の保持効果をより優れたものとすることができる。また、粘着剤とオイル吸収材(中でも、複数の脂環構造(特に、不飽和結合を有さない脂環構造)を有する高分子化合物であるオイル吸収材)との親和性をより優れたものとすることができ、再剥離型粘着剤組成物中、粘着剤層中での不本意な組成のばらつきをより効果的に防止することができ、各部位でより安定したオイル吸収機能が発揮される。
アクリル系粘着剤の分子(高分子)中における極性基(例えば、水酸基、カルボキシル基、アミノ基や、これらの塩等)を有するモノマーの含有率は、十分に低いものであるのが好ましい。
より具体的には、アクリル系粘着剤の分子(高分子)中における極性基を有するモノマーの含有率は、10質量%以下であるのが好ましく、5質量%以下であるのがより好ましい。
これにより、再剥離型粘着剤組成物全体(粘着剤層全体)としての親油性をより優れたものとすることができる。その結果、再剥離型粘着剤組成物が後に詳述するオイル吸収材を含む場合、オイル吸収材を含むことによる効果と相まって、吸収したオイルをより好適に内部に保持することができ、オイルに接触した場合における粘着力の保持効果をより優れたものとすることができる。
なお、粘着剤としては、溶剤型、エマルジョン型のいずれを用いてもよい。
また、再剥離型粘着剤組成物は、粘着剤として、架橋剤により架橋した架橋型粘着剤を含むものであるのが好ましい。
これにより、粘着剤層の凝集力をより優れたものとすることができ、被着体から剥離する際の糊残りをより効果的に防止することができる。
架橋剤としては、例えば、脂肪族イソシアネート化合物、芳香族イソシアネート化合物、エポキシ化合物、金属キレート化合物、アジリジン系化合物等のポリイミン化合物、メラミン樹脂、尿素樹脂、ジアルデヒド類、メチロールポリマー、金属アルコキシド、金属塩等が使用できる。より具体的には、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)等やその誘導体である脂肪族イソシアネート化合物、N,N,N’,N’−テトラグリシジル−m−キシレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラグリシジル−4,4−ジアミノジフェニルメタン、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)トルエン等のエポキシ化合物、アルミニウム−イソプロピレート、アルミニウム−secブチレート、アルミニウムアセチルアセトナート等のアルミニウムキレート化合物や、テトライソプロピルチタネート、テトラキス(2−エチルヘキソキシ)チタネート等のチタンキレート化合物等の金属キレート化合物等が挙げられる。
架橋剤量は、特に限定されないが、粘着主剤のポリマー成分100質量部に対して、0.01質量部以上2.0質量部以下であるのが好ましく、0.03質量部以上1.0質量部以下であるのがより好ましく、0.05質量部以上0.5質量部以下であるのがさらに好ましい。
これにより、より好適に再剥離が行えるより適切な粘着力が得られるとともに、糊残りの問題の発生をより効果的に防止することができる。
<紫外線吸収剤>
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収する機能を有するものである。
このような紫外線吸収剤を含むことにより、紫外線(特に、太陽光等の外光に含まれる紫外線領域の光)による粘着剤の劣化を効果的に防止することができ、粘着体(例えば、粘着フィルム等)を被着体から剥離する際の糊残りの問題を効果的に防止することができる。
紫外線吸収剤としては、例えば、共役した不飽和結合を有する化合物、特に、芳香族化合物を好適に用いることができる。
これにより、紫外線の吸収効率をより優れたものとすることができる。
共役した不飽和結合を有する化合物としては、例えば、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、シュウ酸アニリド系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤等が挙げられる。
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン、[2−ヒドロキシ−4−(オクチルオキシ)フェニル](フェニル)メタノン、ビス(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルフェニル)メタン等が挙げられる。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、例えば、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(3’’,4’’,5’’,6’’,−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5’−メチルフェニル]ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール、2,2’−メチレンビス[6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール]、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−p−クレゾール、2−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−tert−ブチル−4−メチルフェノール、[2(2’−ヒドロキシ−5’−メタアクリロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール等が挙げられる。
トリアジン系紫外線吸収剤としては、例えば、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−ブトキシフェニル)−6−(2,4−ジブトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[2−ヒドロキシ−4−(3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ−3−メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン等が挙げられる。
サリチル酸系紫外線吸収剤としては、例えば、フェニルサリシレート、p−tert−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレート等が挙げられる。
シアノアクリレート系紫外線吸収剤としては、例えば、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート等が挙げられる。
また、紫外線吸収剤としては、例えば、チタニア等の無機材料を用いることができる。無機材料(特に、チタニア)は、化学的安定性等が特に優れており、より長期間にわたって、より安定的に紫外線を吸収する機能を発揮することができる。
再剥離型粘着剤組成物中に含まれる紫外線吸収剤の含有率は、特に限定されないが、粘着剤100質量部に対し、0.1質量部以上10質量部以下であるのが好ましく、0.3質量部以上5質量部以下であるのがより好ましい。
紫外線吸収剤の含有率が低すぎると、紫外線吸収剤の種類等によっては、前述したような紫外線吸収剤を含むことによる効果が十分に発揮されない可能性がある。また、紫外線吸収剤の含有率が高すぎると、粘着剤の含有率が相対的に低下し、粘着剤の機能が十分に発揮されない可能性がある。
<オイル吸収材>
再剥離型粘着剤組成物は、オイルを吸収する機能を有するオイル吸収材を含むものであってもよい。
これにより、粘着体がオイルと接触した際に、オイルを効率よく吸収、保持し、被着体との接触面におけるオイルの存在量を低下させることができる。その結果、オイルと接触した場合であっても、被着体に対する粘着力を好適に維持することができる。
オイルとしては、例えば、炭素数が5以上の炭化水素、炭素数が5以上の脂肪酸やそのエステル化合物(グリセリン等の多価アルコールとのエステル(例えば、トリグリセリド等)等の油脂等を含む)、各種シリコーンオイル(例えば、メチコン、シクロメチコン等)等が挙げられる。
また、オイルには、鉱物油、合成油のほか、オリーブオイル、ごま油、ホホバ油の植物油、魚油、ラード等の動物油等も含まれる。
オイル吸収材は、オイルを吸収し、粘着剤層に接触したオイルを粘着剤層の内部に取り込む機能を有するもの、または、オイルを粘着剤層中に保持する機能であれば、いかなるものであってもよいが、例えば、内部に空孔を有する多孔質体(フィラーの凝集体等を含む)、オイルを吸収することにより膨潤・ゲル化するゲル化剤等が挙げられる。
このようなオイル吸収材は、より高い効率で、オイル吸収材の内部にオイルを取り込み、その状態をより好適に保持することができる。したがって、このようなオイル吸収材を用いることにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。
多孔質体の空孔率は、特に限定されないが、10体積%以上80体積%以下であるのが好ましく、15体積%以上70体積%以下であるのがより好ましい。
これにより、より多くのオイルを吸収することができるとともに、多孔質体の機械的強度をより優れたものとすることができ、より安定的に吸収したオイルを保持することができる。
多孔質体は、粒子状のものであるのが好ましい。
多孔質体が凝集体として粒子状をなすものである場合、当該多孔質体の平均粒径(2次粒子径)は、0.1μm以上30μm以下であるのが好ましく、1.0μm以上15μm以下であるのがより好ましい。
これにより、再剥離型粘着剤組成物中における多孔質体の分散安定性や塗工性を優れたものとしつつ、形成される粘着剤層の表面における不本意な凹凸の発生をより効果的に防止することができる。
本明細書において、平均粒径とは、特に断りのない限り、体積基準の平均粒径のことを指し、例えば、対象となる粒子の分散液をコールターカウンター法粒度分布測定器(COULTER ELECTRONICS INC製TA−II型等)にて、50μmのアパチャーを用いて測定することにより求めることができる。
多孔質体の構成材料としては、例えば、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、ケイ藻土、二酸化ケイ素(シリカ)、酸化アルミニウム(アルミナ)、モンモリロナイト、カオリン等の粘土鉱物、各種ガラス、各種金属、食塩等の無機化合物、乳酸カルシウム、乳糖等の低分子有機化合物、デキストリン、加工澱粉、多孔質澱粉等の澱粉類、結晶セルロース、メチルセルロース、セルロースエーテル化合物等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
また、多孔質体は、疎水化処理(親油化処理)等の表面処理が施されたものであってもよい。
これにより、多孔質体とオイルとの親和性が向上し、多孔質体は、より高い効率で、オイルを吸収することができる。
特に、多孔質体である場合、空孔の内壁面に疎水化処理が施されているのが好ましい。
これにより、前述した効果がより顕著に発揮される。
疎水化処理としては、例えば、シラン系カップリング剤、チタネ−ト系カップリング剤等のカップリング剤で処理する方法、脂肪酸の亜鉛塩やマグネシウム塩やアルミ塩を用いた金属石鹸処理法等が挙げられる。
また、オイル吸収材としては、繰り返し単位中に、複数の脂環構造を有する高分子化合物を用いてもよい。
これにより、オイル吸収材とオイルとの親和性が向上し、オイル吸収材は、より高い効率で、オイルを吸収することができる。また、このようなオイル吸収材(特に、不飽和結合を有さない脂環構造を有する高分子化合物)は、前述したような粘着剤(特に、炭素数が5以上の飽和脂肪族炭化水素基を有するモノマーを構成成分として含む高分子としての粘着剤)との親和性が特に優れたものであり、再剥離型粘着剤組成物中、粘着剤層中での不本意な組成のばらつきをより効果的に防止することができ、各部位でより安定したオイル吸収機能が発揮される。
特に、オイル吸収材は、下記式(1)で示される化学構造を有するものであるのが好ましい。
(ただし、式(1)中、nは2以上の整数、mは1以上4以下の整数を示す。)
これにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。
再剥離型粘着剤組成物は、複数種のオイル吸収材を含むものであってもよい。これにより、これらが相乗的に作用しあい、前述したような効果がより顕著に発揮される。特に、作用メカニズムが異なる複数種のオイル吸収材を含む場合(例えば、多孔質体と、繰り返し単位中に、複数の脂環構造を有する高分子化合物とを含む場合等)に、上記のような効果はさらに顕著なものとなる。より具体的には、例えば、オイル吸収剤として、主に速やかなオイルの吸収に寄与する成分(例えば、繰り返し単位中に、複数の脂環構造を有する高分子化合物等)と、粘着剤層に吸収されたオイルを貯蔵する機能を有する成分(例えば、多孔質体等)とを含む場合、これらの成分の間でのオイルの移動により、速やかなオイル吸収と、長期間にわたってオイルの染みだしの防止とを、両立することができ、優れた効果が安定的に得られる。
再剥離型粘着剤組成物中に含まれるオイル吸収材の含有率は、特に限定されないが、粘着剤100質量部に対し、0.1質量部以上50質量部以下であるのが好ましく、1質量部以上30質量部以下であるのがより好ましく、5質量部以上20質量部以下であるのがさらに好ましい。
オイル吸収材の含有率が低すぎると、オイル吸収材の種類等によっては、前述したようなオイル吸収材を含むことによる効果が十分に発揮されない可能性がある。また、オイル吸収材の含有率が高すぎると、粘着剤の含有率が相対的に低下し、粘着剤の機能が十分に発揮されない可能性がある。
<可塑剤>
再剥離型粘着剤組成物は、可塑剤を含むものであってもよい。
これにより、再剥離型粘着剤組成物の柔軟性、弾性をより優れたものとすることができる。また、再剥離型粘着剤組成物を用いて形成される粘着剤層の再剥離性をより優れたものとすることができ、再剥離型粘着剤組成物を用いて製造された粘着体(例えば、粘着フィルム)を被着体から剥離する際の手めくり感をより優れたものとすることができる。
可塑剤としては、例えば、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジシクロヘキシル等のフタル酸エステル系可塑剤、トリメリット酸トリオクチル、トリメリット酸トリイソノニル、トリメリット酸トリイソデシル、トリメリット酸2−エチルヘキシル等のトリメリット酸エステル系可塑剤、フタル酸系ポリエステル等のポリエステル系可塑剤、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン酸トリフェニル等のリン酸エステル系可塑剤、エポキシ化アマニ油、エポキシ化ステアリン酸ブチル等のエポキシ系可塑剤等が挙げられるが、炭素数が4以上のアルキレン基を分子内に有するものが好ましい。
これにより、可塑剤の紫外線に対する耐性をより優れたものとすることができ、再剥離型粘着剤組成物全体としての紫外線に対する耐性、再剥離型粘着剤組成物を用いて形成される粘着剤層の紫外線に対する耐性をより優れたものとすることができる。
また、再剥離型粘着剤組成物全体(粘着剤層全体)としての親油性がより優れたものとなる。その結果、オイル吸収材とともに上記のような可塑剤を含む場合において、オイル吸収材を含むことによる効果と相まって、吸収したオイルをより好適に内部に保持することができ、オイルに接触した場合における粘着力の保持効果をより優れたものとすることができる。また、可塑剤とオイル吸収材(中でも、複数の脂環構造(特に、不飽和結合を有さない脂環構造)を有する高分子化合物であるオイル吸収材)との親和性や、可塑剤と粘着剤(特に、前述したような好適な化学構造を有する粘着剤)との親和性をより優れたものとすることができ、再剥離型粘着剤組成物中、粘着剤層中での不本意な組成のばらつきをより効果的に防止することができ、各部位でより安定したオイル吸収機能が発揮される。
また、可塑剤としては、分子内に、芳香族環構造を有さないものを用いるのが好ましい。
これにより、可塑剤の紫外線に対する耐性をより優れたものとすることができ、再剥離型粘着剤組成物全体としての紫外線に対する耐性、再剥離型粘着剤組成物を用いて形成される粘着剤層の紫外線に対する耐性をより優れたものとすることができる。
また、再剥離型粘着剤組成物全体(粘着剤層全体)としての親油性がより優れたものとなる。その結果、オイル吸収材とともに上記のような可塑剤を含む場合において、オイル吸収材を含むことによる効果と相まって、吸収したオイルをより好適に内部に保持することができ、オイルに接触した場合における粘着力の保持効果をより優れたものとすることができる。また、可塑剤とオイル吸収材(中でも、複数の脂環構造(特に、不飽和結合を有さない脂環構造)を有する高分子化合物であるオイル吸収材)との親和性や、可塑剤と粘着剤(特に、前述したような好適な化学構造を有する粘着剤)との親和性をより優れたものとすることができ、再剥離型粘着剤組成物中、粘着剤層中での不本意な組成のばらつきをより効果的に防止することができ、各部位でより安定したオイル吸収機能が発揮される。
また、可塑剤が多価カルボン酸成分とアルコール成分とのエステル化合物である場合、前記アルコール成分は、炭素数が8以上のアルキル基を有するものであるのが好ましい。
これにより、再剥離型粘着剤組成物全体(粘着剤層全体)としての親油性がより優れたものとなる。その結果、オイル吸収材とともに当該可塑剤を含む場合において、オイル吸収材を含むことによる効果と相まって、吸収したオイルをより好適に内部に保持することができ、オイルに接触した場合における粘着力の保持効果をより優れたものとすることができる。また、可塑剤とオイル吸収材(中でも、複数の脂環構造(特に、不飽和結合を有さない脂環構造)を有する高分子化合物であるオイル吸収材)との親和性や、可塑剤と粘着剤(特に、前述したような好適な化学構造を有する粘着剤)との親和性をより優れたものとすることができ、再剥離型粘着剤組成物中、粘着剤層中での不本意な組成のばらつきをより効果的に防止することができ、各部位でより安定したオイル吸収機能が発揮される。
上記のような条件を満たす可塑剤としては、例えば、下記式(2)、下記式(3)で示される化学構造を有するもの等が挙げられる。
(ただし、式(2)中、mは4以上の整数、lは8以上の整数を示す。)
このような可塑剤を用いることにより、再剥離型粘着剤組成物全体(粘着剤層全体)としての親油性がさらに優れたものとなる。その結果、オイル吸収材とともに当該可塑剤を含む場合において、オイル吸収材を含むことによる効果と相まって、吸収したオイルをさらに好適に内部に保持することができ、オイルに接触した場合における粘着力の保持効果をさらに優れたものとすることができる。また、可塑剤とオイル吸収材(中でも、複数の脂環構造(特に、不飽和結合を有さない脂環構造)を有する高分子化合物であるオイル吸収材)との親和性や、可塑剤と粘着剤(特に、前述したような好適な化学構造を有する粘着剤)との親和性をさらに優れたものとすることができ、再剥離型粘着剤組成物中、粘着剤層中での不本意な組成のばらつきをさらに効果的に防止することができ、各部位でさらに安定したオイル吸収機能が発揮される。
このような効果は、上記式(2)で示される化学構造を有する可塑剤、上記式(3)で示される化学構造を有する可塑剤のうち少なくとも一方を、前述した複数の脂環構造(特に、不飽和結合を有さない脂環構造)を有する高分子化合物であるオイル吸収材、および、炭素数が5以上の脂肪族炭化水素基を有するモノマーを構成成分として含む粘着剤と併用した場合により顕著に発揮される。
再剥離型粘着剤組成物中に含まれる可塑剤の含有率は、特に限定されないが、粘着剤100質量部に対し、1質量部以上30質量部以下であるのが好ましく、5質量部以上25質量部以下であるのがより好ましい。
可塑剤の含有率が低すぎると、可塑剤の種類等によっては、前述したような可塑剤を含むことによる効果が十分に発揮されない可能性がある。また、可塑剤の含有率が高すぎると、粘着剤の含有率が相対的に低下し、粘着剤の機能が十分に発揮されない可能性がある。
<その他の成分>
再剥離型粘着剤組成物は、前述した以外の成分(その他の成分)を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、各種樹脂、硬化触媒、溶媒、軟化剤、染料、顔料等の着色剤、アニリド系、フェノール系等の酸化防止剤、分散剤、レベリング剤、帯電防止剤等が挙げられる。
光安定剤としては、例えば、ヒンダードアミン系光安定剤、紫外線安定剤等が挙げられる。
ヒンダードアミン系光安定剤としては、例えば、[ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート]、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、メチル1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルセバケート等を挙げることができる。
紫外線安定剤としては、例えば、ニッケルビス(オクチルフェニル)サルファイド、[2,2’−チオビス(4−tert−オクチルフェノラート)]−n−ブチルアミンニッケル、ニッケルコンプレックス−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル−リン酸モノエチレート、ニッケル−ジブチルジチオカーバメート、ベンゾエートタイプのクエンチャー等が挙げられる。
これらの成分の含有量は、特に限定されないが、溶媒を除くこれらの成分(その他の成分)全体として、10質量%を超えないことが好ましい。
[粘着体]
次に、本発明の粘着体について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の粘着体(粘着フィルム)の第1実施形態を示す模式的な縦断面図である。
図1に示すように、粘着体としての粘着フィルム(再剥離型粘着フィルム)10は、基材1と、再剥離型の粘着剤層2とを備える。そして、粘着剤層2は、粘着剤と、紫外線を吸収する機能を有する紫外線吸収剤とを含む材料で構成されたものである。
これにより、経時的な劣化による被着体から剥離する際の糊残りを生じにくい再剥離型の粘着フィルム10を提供することができる。
なお、本明細書において、「粘着フィルム」には粘着シート、粘着テープ及び粘着ラベルの概念が含まれるものとする。
基材1は、粘着剤層2を支持する機能を有するものである。
基材1は、例えば、緻密体のほか、織布、不織布、紙、多孔質体、ポリプロピレンやポリエステル等の合成紙、発泡体等、いかなる形態のものであってもよい。
基材1の構成材料は、特に限定されず、例えば、樹脂材料、金属材料、パルプ等の植物性繊維、羊毛等の動物性繊維等が挙げられるが、樹脂材料が好適に用いられる。
基材1を構成する樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル;アセテート樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合(ABS)樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。また、基材1としては、例えば、気相成膜法等により形成された金属膜、例えばアルミニウム蒸着膜を備えるものを用いてもよい。
また、基材1は、前述した以外の成分を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、染料、顔料等の着色剤、アニリド系、フェノール系等の酸化防止剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤、光安定剤、改質剤、防錆剤、充填剤、表面潤滑剤、腐食防止剤、耐熱安定剤、滑剤、帯電防止剤、重合禁止剤、架橋剤、触媒、可塑剤、レベリング剤、増粘剤、軟化剤、分散剤等が挙げられる。
また、基材1は、単層より構成されるものであってもよいし、複数の層を備える積層体であってもよい。また、基材1は、例えば、厚さ方向に組成が傾斜的に変化する傾斜材料で構成されたものであってもよい。
また、基材1には、粘着剤層2との密着性を高めるために、プライマー層を形成したり、コロナ処理等をすることができる。プライマー層としては、アクリル系、オレフィン系、ポリエステル系およびポリウレタン系等が挙げられる。
これにより、粘着剤層2と被着体との密着力に対して、基材1と粘着剤層2との密着力を、特に大きいものとすることができ、粘着フィルム10を被着体から剥離する際に粘着剤層2が基材1から剥離して被着体に残留することをより効果的に防止することができる。
基材1の厚さは、特に限定されないが、15μm以上300μm以下であるのが好ましく、20μm以上50μm以下であるのがより好ましい。
粘着剤層2は、粘着剤と、紫外線を吸収する機能を有する紫外線吸収剤とを含む材料で構成されたものであればよいが、前述した再剥離型粘着剤組成物を用いることにより好適に形成することができる。
粘着剤層2中に含まれる紫外線吸収剤の含有率は、特に限定されないが、粘着剤100質量部に対し、0.1質量部以上5質量部以下であるのが好ましく、0.3質量部以上3質量部以下であるのがより好ましい。
紫外線吸収剤の含有率が低すぎると、紫外線吸収剤の種類等によっては、前述したような紫外線吸収剤を含むことによる効果が十分に発揮されない可能性がある。また、紫外線吸収剤の含有率が高すぎると、紫外線吸収剤が被着体に残留してしまうおそれがある。
粘着剤層2中に含まれるオイル吸収材の含有率は、特に限定されないが、粘着剤100質量部に対し、0.1質量部以上50質量部以下であるのが好ましく、1質量部以上30質量部以下であるのがより好ましく、5質量部以上20質量部以下であるのがさらに好ましい。
オイル吸収材の含有率が低すぎると、オイル吸収材の種類等によっては、前述したようなオイル吸収材を含むことによる効果が十分に発揮されない可能性がある。また、オイル吸収材の含有率が高すぎると、粘着剤の含有率が相対的に低下し、粘着剤の機能が十分に発揮されない可能性がある。
粘着剤層2の厚さは、特に限定されないが、1μm以上100μm以下であるのが好ましく、3μm以上50μm以下であるのがより好ましく、5μm以上30μm以下であるのがさらに好ましい。
[粘着フィルムの製造方法]
次に、本発明の粘着フィルムの製造方法について説明する。
<第1実施形態>
図2は、本発明の粘着体(粘着フィルム)の製造方法の第1実施形態を示す模式的な縦断面図である。
本実施形態の製造方法は、基材1を用意する基材用意工程(1a)と、基材1の表面に粘着剤層2を形成する粘着剤層形成工程(1b)とを有している。
まず、前述したような基材1を用意する(1a)。なお、後述する粘着剤層形成工程に先立ち、用意した基材1に対して、前述したようなプライマー層を形成してもよいし、コロナ処理をしてもよい。
次に、基材1上に粘着剤層2を形成する(1b)。
粘着剤層2の形成方法は、特に限定されないが、用意した基材1の一方の面上に、前述した再剥離型粘着剤組成物を付与することにより好適に形成することができる。
粘着剤層2を形成するための再剥離型粘着剤組成物の付与は、例えば、液状の再剥離型粘着剤組成物(塗工液)を、ロールコート、リバースコート、ナイフコート、ダイコート、グラビアコート、バーコート等の各種塗布法により、基材1上に塗布することにより行うことができる。
また、粘着剤層2の形成に際して、再剥離型粘着剤組成物と他の成分とを混合して、塗工液を調整してもよい。例えば、粘着剤層2の形成に際して、再剥離型粘着剤組成物を水や溶媒と混合してもよい。
溶媒としては、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶媒、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
塗工液は塗工可能なものであればよく、塗工液における固形分濃度は、特に限定されないが、20質量%以上70質量%以下であるのが好ましく、25質量%以上60質量%以下であるのがより好ましい。
また、粘着剤層2は、いったん剥離ライナー上に形成し、その後、基材1に貼り合せてもよい。
[包材(包装体)]
次に、本発明の粘着体が適用された包材(包装体)について説明する。
図3は、包装体(包材)の好適な実施形態を示す斜視図、図4は、図3に示す包装体(包材)の蓋体を閉じた状態(未使用時)における断面側面図、図5は、図3に示す包装体(包材)の蓋体を開いた状態(使用時)における断面側面図である。なお、以下の説明では、図4および図5中の上側を「上」、下側を「下」と言い、図3〜図5中左側を「基端部」、右側を「先端部」と言う。
図3〜図5に示すように、包装体P1は、包材P2と、包材P2の内部に形成された空間Sに収納された収納物P10とを有している。
収納物P10は、液体を含浸したシート(ウェットシート)P11であり、このようなシートP11が所望に折りたたまれた状態で複数枚(例えば、6枚以上100枚以下)収納されている。液体を含浸したシートP11の具体例としては、ウェットティッシュ、化粧落としシート、油とりペーパー、薬用ペーパー、抗菌ペーパー、おしりふき、自動車用ペーパー、窓ふきペーパー、トイレ掃除用ペーパー等が挙げられる。
シートP11に含浸されている液体としては、その用途により適宜決定されるが、例えば、水分、オイル成分(例えば、クレンジングオイル、パラフィン、流動パラフィン、ワックス、ワセリン、セレシン、モンタンロウ、ホホバ種子油、ヒマシ油等)、アルコール等の揮発成分、界面活性剤、ローション、グリセリン等の保湿成分、香料、抗菌剤等が含まれている。このうち、クレンジングオイルとしては、鉱物油およびシリコーンオイルを含むものがある。
包材P2は、包材本体P3と、基材1としての蓋体P4とで構成されている。包材本体P3は、その内部に収納物P10すなわち複数枚のシートP11を収納する空間Sを有しており、所望の形状のシート材P31(フィルム)を適宜成形、接合等して袋状としたものである。例えば、筒状に形成したシート材P31の両端開口部を融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)または接着により封止して封止部P32を形成し、袋状としたものである。
シート材P31は、液体または気体を透過しない樹脂材料と、融着性を有する樹脂材料の積層体であるのが好ましい。
液体または気体を透過しない樹脂材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステルが挙げられる。
融着性を有する樹脂材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン等が挙げられる。
また、シート材P31は、単層でも複数の層の積層体でもよい。シート材P31が積層体で構成されている場合、前記で例示した樹脂材料のうち異なる2種以上の樹脂の層を積層したものが挙げられる。また、樹脂の層に金属層(例えば、金属箔、金属蒸着層等)が接合されたものを用いてもよい。金属層を構成する金属の種類は、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金、ステンレス鋼等があげられる。
このように、シート材P31を積層体で構成すること、特に積層体が金属層を有することにより、シート材P31の気体不透過性(ガスバリア性)を向上したり、紫外線の不透過性を付与したりすることができ、収納物P10の保存性を向上することができる。
また、シート材P31は、各種の表面処理、例えば粘着剤層2との密着性を高めるための表面処理が施されたものであってもよい。例えば、シート材P31の少なくとも粘着剤層2が貼着される部分(外周部P24の上面および破断片P23の上面)に、粘着剤層2との密着性、気密性を高めるための表面処理が施されたものであってもよい。
また、シート材P31の表面に、例えば、文字や図形を印刷するための印刷層(印刷用コート層)、保護層、表面性状(光沢等)を改善するための層等の各種の機能層が設けられていてもよい。このような機能層は、蓋体P4の上面にも設けられていてもよい。
シート材P31の厚さは、特に限定されないが、15μm以上500μm以下であるのが好ましく、20μm以上100μm以下であるのがより好ましい。
このような包材本体P3は、使用の際、収納物P10であるシートP11を取り出すための開口P22が形成される。図4には、包装体P1の未使用時、すなわち、蓋体P4が閉じられ、開口P22が形成される前の状態が示されている。図4に示すように、包材本体P3の上部には、例えば、ハーフカット、ノッチ(V次状溝)、ミシン目等で構成される易破断部P21が線状に設けられている。この易破断部P21は、シート材P31の他の箇所(易破断部P21の近傍)よりも破断強度が小さく、外力が付与されると、シート材P31はこの易破断部P21で破断され、開封される。易破断部P21は、開口P22の輪郭に対応した形状(例えば、円形、楕円形、小判形、四角形)に形成されており、易破断部P21を破断した後は、シート材P31の易破断部P21で囲まれる部分(易破断部P21より内側の部分)は、破断片P23となる。
蓋体P4は、開口P22をふさぐためのものであり、シート材P31と同様の可撓性を有するシート材(フィルム)で構成されている。蓋体P4の構成材料としては、前述した基材1の構成材料と同様のものが挙げられ、また、その好ましい厚さも基材1の厚さと同様である。なお、蓋体P4を構成するシート材と包材P2を構成するシート材P31とは、構成材料や厚さが異なっていてもよい。
蓋体P4は、図4中左側に位置する基端部P41を有し、その反対側の端部(先端部)にタブP42を有している。このタブP42を指でつまんで蓋体P4を先端部側から上方へ持ち上げ、開口P22を形成(開封)し、または既に形成された開口P22を露出する操作を行う。かかる操作の際、蓋体P4の基端部P41は、その直下の粘着剤層2を剥離せず、貼着状態を維持する。これにより、開口P22よりシートP11を取り出す際には、蓋体P4はその基端部P41において包材本体P3との連結状態が維持される。
この蓋体P4の下面(包材本体P3側の面)には、後に詳述する粘着剤層2が例えば塗工により形成(接合)されており、この粘着剤層2により包材本体P3と蓋体P4とが接合されている。この粘着剤層2は、蓋体P4の下面のタブP42を除く部分に形成されている。
粘着剤層2の蓋体P4に対する接合強度は、包材本体P3に対する接合強度よりも大(好ましくは、1.2倍以上50倍以下)となっている。これにより、蓋体P4をタブP42側から上方へ持ち上げ、開口P22を形成(開封)または露出する操作を行う際、粘着剤層2は、蓋体P4側に接合された状態を維持しつつ、包材本体P3から剥離する。特に、包材本体P3側への糊残り、すなわち粘着剤層2を構成する粘着剤組成物の外周部P24表面への残余も防止される。
図4に示すように、包装体P1が未使用の状態では、易破断部P21は破断されておらず、蓋体P4に形成された粘着剤層2が包材本体P3の上面に貼着されている。粘着剤層2は、易破断部P21すなわち後に形成される開口P22を包含する領域に形成されており、粘着剤層2および蓋体P4により易破断部P21、その内側の部分(破断片P23となる部分)および易破断部P21の外周部P24が覆われている。
この状態から、タブP42を指でつまんで蓋体P4を先端部側から上方へ持ち上げると、図3および図5に示すように、粘着剤層2は、蓋体P4側に接合された状態を維持しつつ、包材本体P3から剥離する。このとき、易破断部P21の内側の部分、すなわち破断片P23となる部分は、粘着剤層2の下面に貼着された状態が維持され、蓋体P4と共に持ち上げられるため、易破断部P21が徐々に破断し、開口P22が形成(開封)されてゆく。易破断部P21の外側近傍である外周部P24においては、粘着剤層2が剥離される。蓋体P4の基端部P41における粘着剤層2を残して(基端部P41における粘着剤層2は、シート材P31から剥離せずに貼着された状態を維持して)、粘着剤層2をシート材P31の易破断部P21の外周部P24から剥離すると、易破断部P21のほぼ全体が破断され、破断片P23が粘着剤層2に貼着され(蓋体P4側に移行し)、これと共に開口P22が形成される。このようにして、包材P2が開封される。
以上のようにして包材P2が開封されたら、収納物P10のうち最上部にあるシートP11を指でつまみ、開口P22より取り出すことができる。なお、シートP11は、通常は1枚ずつ取り出すが、複数枚を同時に取り出してもよい。
シートP11を取り出した後は、蓋体P4を元の状態(図4に示す状態)に戻す。すなわち、包材本体P3の上側に位置するシート材P31に形成された開口P22の外周部P24(開口P22を囲む領域)に、粘着剤層2を再び貼着する。これにより、開口P22が封止される。このとき、破断片P23は、開口P22内に戻って開口P22を封止すると共に、粘着剤層2は、シート材P31の開口P22の外周部に好ましくは隙間なく密着するため、包材P2の密閉性を確保することができる。これにより、以降の保管中に、収納物P10に含浸された液体が揮発し、包材P2外に放散されること(収納物P10が乾燥すること)が防止される。また、保管中に、外部から包材P2内に、塵、埃、細菌等が侵入し、収納物P10が汚染することも防止される。
このように、蓋体P4にて開口P22が封止された状態(図4に示す状態)から次回シートP11を取り出す際には、タブP42を指でつまんで蓋体P4を先端部側から上方へ持ち上げると、粘着剤層2は、蓋体P4側に接合された状態を維持しつつ、外周部P24から剥離される。易破断部P21は既に破断しているため、破断片P23も粘着剤層2に貼着された状態を維持しつつ、蓋体P4と共に持ち上げられ、開口P22が先端部側から徐々に露出する。蓋体P4の基端部P41における粘着剤層2を残して、粘着剤層2を外周部P24から剥離すると、開口P22のほぼ全体が露出する。このようにして、包材P2が再び開状態となる。これにより、再び、最上部にあるシートP11を取り出すことができる。
シートP11を取り出した後は、開口P22の外周部P24に、粘着剤層2を再び貼着し、蓋体P4を閉じる(図4に示す元の状態に戻す)。これにより、開口P22が再び封止される。このように、複数回シートP11を取り出す作業が行われるが、シートP11を取り出す度に、粘着剤層2の外周部P24からの剥離および貼着が行われる。すなわち、包装体P1では、粘着剤層2の外周部P24からの剥離および貼着が繰り返し行われる(以下「複数回の剥離・貼着操作」と言う)。この回数は、未使用の包材P2内に収納されているシートP11の枚数に相当する場合がある。
粘着剤層2は、蓋体P4を基材1として、当該蓋体P4の下面(裏面)に形成されている。そして、蓋体P4(基材1)と粘着剤層2とは、包材本体P3を被着体とする粘着フィルム10を構成している。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。
例えば、粘着体(例えば、粘着フィルム)は、基材の粘着剤層に対向する面とは反対の面側に、少なくとも1層の被覆層を有するものであってもよい。例えば、基材の粘着剤層に対向する面とは反対の面側は、印刷層が設けられていてもよい。また、印刷層との密着性を向上させるために、印刷用コート層等が設けられていてもよい。また、粘着フィルムの表面を保護する等の機能を有するコート層が設けられていてもよい。
また、前述した実施形態では、粘着体が、フィルム状の基材を備え、粘着体全体としてのフィルム状をなす粘着フィルムである場合について代表的に説明したが、基材の形状、粘着体の形状は、フィルム状に限らず、いかなるものであってもよい。
また、前記基材(粘着フィルム基材)の粘着剤層に対向する面とは反対の面側に、ラミネート材が被覆されていてもよい。ラミネート材としては、例えば、ラミネート基材と粘着剤層(ラミネート粘着剤層)とを備えるものを用いることができる。
また、本発明において、紫外線吸収剤は、少なくとも粘着剤層中に含まれていればよいが、さらに、粘着体の他の構成中に含まれていてもよい。例えば、紫外線吸収剤は、粘着体としての粘着フィルムの基材(粘着フィルム基材)や、印刷層、ラミネート材(ラミネート基材、粘着剤層(ラミネート粘着剤層))うちの少なくとも1つに含まれていてもよい。
また、本発明の粘着体が適用される包材は、前述したような構成のものに限定されず、ウェットシートを収納するものであれば、いかなる構成のものであってもよい。
以下に具体的な実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。なお、以下の説明において、特に温度条件を示していない処理は、室温(23℃)、相対湿度50%において行ったものである。また、各種測定条件についても特に温度条件を示していないものは、室温(23℃)における数値である。
[1]粘着フィルムの製造
(実施例1)
表1に示すようなモノマー組成を有し、重量平均分子量が80万であるアクリル系共重合体(アクリル系粘着剤)と、エポキシ系架橋剤としての1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロへキサンと、紫外線吸収剤としての2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノールと、繰り返し単位中に複数の脂環構造を有する高分子化合物であるオイル吸収材としてのクイントン1105(日本ゼオン社製)と、可塑剤としての下記式(4)で示される化合物と、溶媒としてのトルエンとを混合し、塗工液としての粘着剤組成物(再剥離型粘着剤組成物)を調製した。
次に、ナイフコーターを用いて、乾燥後の厚さが25μmとなるように、上記の粘着剤組成物をグラシン製の剥離ライナー(剥離紙)上に塗工した。
その後、100℃で2分間加熱することにより、溶媒を除去し、室温で7日間架橋させることにより、粘着剤層を形成した。
次に、この粘着剤層に、表面にコロナ処理が施された、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート製のフィルム状の基材を貼り合せ、温度23℃、相対湿度50%の条件で1週間熟成することで、剥離ライナーで粘着剤層が保護された粘着フィルムを得た。膜厚は、マイクロゲージにて測定した。
(実施例2〜8)
粘着剤の組成、粘着剤組成物の組成、粘着フィルムの構成を表1に示すようにした以外は、実施例1と同様にして粘着フィルムを製造した。
(比較例1)
粘着剤の組成、粘着剤組成物の組成、粘着フィルムの構成を表1に示すようにした以外は、実施例8と同様にして粘着フィルムを製造した。
前記各実施例および比較例の粘着フィルムの製造に用いた粘着剤(アクリル系共重合体)のモノマー構成、粘着剤組成物の組成、粘着フィルムの構成を表1にまとめて示した。
なお、表1中、2−エチルヘキシルアクリレートをM1、デシルアクリレートをM2、テトラデシルアクリレートをM3、ブチルアクリレートをM4、アクリル酸をM5、2−ヒドロキシエチルアクリレートをM6、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロへキサンをC1、紫外線吸収剤としての2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノールをUA1、紫外線吸収剤としてのチタニアをUA2、紫外線吸収剤としての2,2’−メチレンビス[6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール]をUA3、紫外線吸収剤としての2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−p−クレゾールをUA4、紫外線吸収剤としての2−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−tert−ブチル−4−メチルフェノールをUA5、クイントン1105をOA1、多孔質体としてのシリカ(AGCエスアイテック社製、サンスフェア H−33)をOA2、多孔質体としてのシリカ(東ソー・シリカ社製、NIPSIL NS−T)をOA3、多孔質体としてのメタクリル酸メチルクロスポリマーの中空多孔質球状微粒子(松本油脂製薬社製、マツモトマイクロスフェアー MHB−R)をOA4、上記式(4)で示される化合物をP1、ポリエチレンテレフタレートをPETで示した。
[2]評価
<初期粘着力>
前記各実施例および比較例の粘着フィルム(剥離ライナーで保護された状態の粘着フィルム)を、幅25mm×長さ150mmの大きさに切断し、試験片とした。
得られた試験片から剥離ライナーを剥離し、露出した粘着剤層を厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに接触させ、2kgロールで1往復圧着することにより、粘着フィルム(試験片)を密着させた。
24時間放置した後に引張試験機を用いて180度方向に300mm/分の速度で引き剥がす180°ピール試験において粘着力を測定し、以下の基準に従い評価した。A評価のものが再剥離型の粘着フィルムとして最適な粘着力であり、B、C、D、Eの順で、好ましい粘着力の範囲から離れていっている。
A:粘着力が4N/25mm以上7N/25mm未満。
B:粘着力が3N/25mm以上4N/25mm未満(ただし、Aの範囲を除く))。
C:粘着力が2N/25mm以上3N/25mm未満(ただし、A、Bの範囲を除く)。
D:粘着力が1N/25mm以上2N/25mm未満(ただし、A、B、Cの範囲を除く)。
E:粘着力が1N/25mm未満または7N/25mm以上。
<初期糊残り>
前記の初期粘着力の評価に用いたポリエチレンテレフタレートフィルム(粘着フィルムを剥離した後のポリエチレンテレフタレートフィルム)について、粘着フィルムが剥離された部位を観察し、以下の基準に基づき評価した。
A:被着体の粘着フィルムを貼着した部位のうち糊残りがある部分の面積率が、1%未満。
B:被着体の粘着フィルムを貼着した部位のうち糊残りがある部分の面積率が、1%以上20%未満。
C:被着体の粘着フィルムを貼着した部位のうち糊残りがある部分の面積率が、20%以上40%未満。
D:被着体の粘着フィルムを貼着した部位のうち糊残りがある部分の面積率が、40%以上60%未満。
E:被着体の粘着フィルムを貼着した部位のうち糊残りがある部分の面積率が、60%以上。
<UV照射後の粘着力>
前記各実施例および比較例の粘着フィルム(剥離ライナーで保護された状態の粘着フィルム)を、幅25mm×長さ150mmの大きさに切断し、試験片とした。
試験片から剥離ライナーを剥離し、露出した粘着剤面に、紫外線フェードメータ U48(スガ試験機社製)を用いて紫外線を10時間照射した。
紫外線を照射した試験片をポリエチレンテレフタレートフィルム(被着体)に接触させ、2kgロールで1往復圧着することにより、粘着フィルム(試験片)を密着させた。
24時間放置した後に引張試験機を用いて180度方向に300mm/分の速度で引き剥がす180°ピール試験において粘着力を測定し、以下の基準に従い評価した。
A:粘着力が4N/25mm以上7N/25mm未満。
B:粘着力が3N/25mm以上4N/25mm未満。
C:粘着力が2N/25mm以上3N/25mm未満。
D:粘着力が1N/25mm以上2N/25mm未満。
E:粘着力が1N/25mm未満または7N/25mm以上。
<UV照射後の糊残り>
前記のUV照射後の粘着力の評価に用いたポリエチレンテレフタレートフィルム(粘着フィルムを剥離した後のポリエチレンテレフタレートフィルム)について、粘着フィルムが剥離された部位を観察し、以下の基準に基づき評価した。
A:被着体の粘着フィルムを貼着した部位のうち糊残りがある部分の面積率が、1%未満。
B:被着体の粘着フィルムを貼着した部位のうち糊残りがある部分の面積率が、1%以上20%未満。
C:被着体の粘着フィルムを貼着した部位のうち糊残りがある部分の面積率が、20%以上40%未満。
D:被着体の粘着フィルムを貼着した部位のうち糊残りがある部分の面積率が、40%以上60%未満。
E:被着体の粘着フィルムを貼着した部位のうち糊残りがある部分の面積率が、60%以上。
<オイル接触後の粘着力(剥離力)>
前記各実施例および比較例の粘着フィルム(剥離ライナーで保護された状態の粘着フィルム)を、幅25mm×長さ150mmの大きさに切断し、試験片とした。
ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、ミネラルオイル(鉱物油)とシクロメチコン(シリコーンオイル)とを含むクレンジングオイルを2g/m2で塗布した後、前記試験片から剥離ライナーを剥離し、露出した粘着剤層を接触させ、上記と同様にして圧着した。
24時間放置した後に引張試験機を用いて180度方向に300mm/分の速度で引き剥がす180°ピール試験において粘着力を測定し、以下の基準に従い評価した。
A:粘着力が4N/25mm以上7N/25mm未満。
B:粘着力が3N/25mm以上4N/25mm未満。
C:粘着力が2N/25mm以上3N/25mm未満。
D:粘着力が1N/25mm以上2N/25mm未満。
E:粘着力が1N/25mm未満または7N/25mm以上。
これらの結果を、表2にまとめて示す。
表2から明らかなように、本発明では優れた結果が得られたのに対し、比較例では満足のいく結果が得られなかった。