JP2018168140A - ブルーライト吸収化合物 - Google Patents
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Abstract
【課題】有害な380〜500nmのブルーライトの遮断効果が高いブルーライト吸収化合物の提供。【解決手段】エチレントリチオカーボネート、ジベンジルトリチオカーボネート等の、式(1)で表される分子内に1個以上のトリチオカーボネート基を有するブルーライト吸収化合物。前記化合物はチオカーボネートが飽和/不飽和の複素環を形成しても良い。これらの化合物を含む組成物、及び成形体の使用。【選択図】なし
Description
本発明は、ブルーライト吸収化合物、それを含む光学材料用組成物およびその光学材料に関する。
従来から、眼に対する紫外線の悪影響が問題視されている。さらに、近年、自然光、オフィス機器の液晶ディスプレイや、スマートフォンまたは携帯電話等の携帯機器のディスプレイ等からの発光に含まれるブルーライトにより、眼の疲れや痛みを感じるなど、眼への影響が問題となってきており、波長380〜500nmのブルーライトの曝露量を低減させることが望まれてきている。
特に420nm程度の短波長ブルーライトの眼への影響については、非特許文献1に記載されている。
特に420nm程度の短波長ブルーライトの眼への影響については、非特許文献1に記載されている。
また、長期間、眼がブルーライトに曝露されることは、眼精疲労やストレスが生じる要因となっており、さらに加齢黄斑変性を引き起こす要因とも考えられている。
特許文献1には、ウレタン樹脂材料と、クロロホルム溶液中における極大吸収波長が345nm以上である紫外線吸収剤とを含有するプラスチックレンズ用組成物を用いて形成されるプラスチックレンズが開示されている。そして、特許文献1には、当該紫外線吸収剤の添加によるレンズの黄色化や屈折率変化等がなく、さらにレンズの機械強度が低下しないと記載されている。紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系化合物が例示されている。
特許文献2には、特定の化合物を含む紫外線吸収剤と、高分子化合物とを含む高分子材料が開示されている。そして、特許文献2には、この高分子材料によれば、紫外線吸収剤の析出や長期使用によるブリードアウトが生じることなく、長波紫外線吸収能に優れ、かつ前記吸収能を長期間維持して耐光性に優れると記載されている。
The European journal of neuroscience, vol.34, Iss.4, 548-58, (2011)
特許文献1には、波長400nmの光に対するプラスチックレンズの分光透過率が開示されているが、波長420nm、440nmの光透過率に関する記載はなく、紫外線吸収剤のブルーライト吸収効果は明らかではない。また、特許文献2に記載の紫外線吸収剤は、最大吸収波長が300〜400nmの範囲にあり、ブルーライト吸収効果は明らかではない。
ベンゾトリアゾール系化合物或いはトリアジン系化合物といった一般的な紫外線吸収剤を含む組成物からレンズを調製し、波長380nm〜500nmのブルーライト波長領域をカットしようとすると、紫外線吸収剤を多量に添加する必要がある。そのため、紫外線吸収剤が樹脂に溶解しきれずに析出したり、硬化した樹脂が白濁したりすることがあり、透明性等の外観に改善の余地があった。また、紫外線吸収剤が溶解したとしても、420nmを超えた長波長領域のブルーライトをカットすることは困難であった。
本発明者らは、目に有害な波長380〜500nmのブルーライトを効率的に吸収する化合物の探索を行った結果、トリチオカーボネート基がブルーライト吸収効果に優れることを見出した。すなわち、トリチオカーボネート基を有する化合物が上記の課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は以下の通りである。
[1] 分子内に1個以上のトリチオカーボネート基を有するブルーライト吸収化合物。
[2] 下記一般式(1)で表される、[1]に記載のブルーライト吸収化合物。
(一般式(1)中、R1およびR2はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の有機残基を表す。また当該有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。R3およびR4はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の2価の有機残基を表す。また当該2価の有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。複数存在するR3同士は同一でも異なっていてもよく、複数存在するR4同士は同一でも異なっていてもよい。mは、0〜3の整数を表す。R1およびR3は結合して環を形成していてもよく、R2およびR4は結合して環を形成していてもよい。mが0の場合、R1およびR2は結合して環を形成していてもよい。)
[3] 一般式(1)で表される化合物が、下記一般式(2)または下記一般式(3)で表される化合物である、[2]に記載のブルーライト吸収化合物。
(一般式(2)中、R1およびR2はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の有機残基を表す。また当該有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。また、R1およびR2は結合して環を形成していてもよい。)
(一般式(3)中、R1およびR2はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の有機残基を表す。また当該有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。R3およびR4はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の2価の有機残基を表す。また当該2価の有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。また、R1およびR3は結合して環を形成していてもよく、R2およびR4は結合して環を形成していてもよい。)
[4] 一般式(2)で表される化合物が、下記一般式(4)で表される化合物である[3]に記載のブルーライト吸収化合物。
(一般式(4)中、R5およびR6はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、シアノ基、炭素数1〜20の有機残基を表す。また当該有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。R5およびR6は結合して環を形成していてもよい。)
[5] 一般式(2)で表される化合物が、下記一般式(5)で表される化合物である、[3]に記載のブルーライト吸収化合物。
(一般式(5)中、R7およびR8はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、シアノ基、炭素数1〜20の有機残基を表す。また当該有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。R7およびR8は結合して環を形成していてもよい。)
[6] 一般式(5)で表される化合物が、下記一般式(6)で表される化合物である、[5]に記載のブルーライト吸収化合物。
(一般式(6)中、Qはハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基を表す。)
[7] 一般式(3)で表される化合物が、下記一般式(7)で表される化合物である、[3]に記載のブルーライト吸収化合物。
(一般式(7)中、R9は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、またはフェニル基を表す。pおよびqはそれぞれ独立して0〜10の整数を表す。)
[8] 下記一般式(8)で表される、[1]に記載のブルーライト吸収化合物。
(一般式(8)中、Mはニッケル、パラジウム、プラチナ、亜鉛、銅、銀、および金から選択される金属原子を表す。Aは、窒素原子またはリン原子を表す。Y1〜Y4はそれぞれ独立して炭素数1〜10のアルキル基、または炭素数3〜10のアリール基を表す。rは1または2を表す。)
[9] [1]〜[8]のいずれかに記載のブルーライト吸収化合物を含む、ブルーライト吸収剤。
[10] [1]〜[8]のいずれかに記載のブルーライト吸収化合物と、樹脂または重合性化合物とを含む、光学材料用組成物。
[11] 前記ブルーライト吸収化合物を30重量%以下の範囲で含む、[10]に記載の光学材料用組成物。
[12] 前記重合性化合物が、ポリイソ(チオ)シアネート化合物、(チオ)エポキシ化合物、オキセタニル化合物、チエタニル化合物、(メタ)アクリロイル化合物、(メタ)アリル化合物、アリルカーボネート化合物、アルケン化合物、アルキン化合物、二官能以上の活性水素化合物、酸無水物、アルコキシシラン化合物およびその加水分解物から選択される少なくとも一種である、[10]または[11]に記載の光学材料用組成物。
[13] 前記樹脂は、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、およびポリシロキサン樹脂よりなる群から選択される少なくとも一種である、[10]または[11]に記載の光学材料用組成物。
[14] [10]〜[13]のいずれかに記載の光学材料用組成物を硬化した成形体。
[15] 前記ブルーライト吸収化合物を30重量%以下の範囲で含む、[14]に記載の成形体。
[16] [1]〜[8]のいずれかに記載のブルーライト吸収化合物を30重量%以下の範囲で含む、成形体。
[17] 厚さ1.6mmにおいて、380〜500nmの範囲にあるブルーライト光の何れかの波長を5%以上カットする、[14]〜[16]のいずれかに記載の成形体。
[18] ポリ(チオ)ウレタン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、ポリアリルカーボネート樹脂、ポリ(チオ)エーテル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、およびポリシロキサン樹脂よりなる群から選択される少なくとも一種を含んでなる、[14]または[15]に記載の成形体。
[19] ガラスを含んでなる、[16]に記載の成形体。
[20] [14]〜[19]のいずれかに記載の成形体からなる光学材料。
[21] 下記一般式(7)で表される化合物。
(一般式(7)中、R9は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、またはフェニル基を表す。pおよびqはそれぞれ独立して0〜10の整数を表す。)
なお本発明における「ブルーライト」とは、波長380〜500nmにおける光線を意味する。
即ち、本発明は以下の通りである。
[1] 分子内に1個以上のトリチオカーボネート基を有するブルーライト吸収化合物。
[2] 下記一般式(1)で表される、[1]に記載のブルーライト吸収化合物。
[3] 一般式(1)で表される化合物が、下記一般式(2)または下記一般式(3)で表される化合物である、[2]に記載のブルーライト吸収化合物。
[4] 一般式(2)で表される化合物が、下記一般式(4)で表される化合物である[3]に記載のブルーライト吸収化合物。
[5] 一般式(2)で表される化合物が、下記一般式(5)で表される化合物である、[3]に記載のブルーライト吸収化合物。
[6] 一般式(5)で表される化合物が、下記一般式(6)で表される化合物である、[5]に記載のブルーライト吸収化合物。
[7] 一般式(3)で表される化合物が、下記一般式(7)で表される化合物である、[3]に記載のブルーライト吸収化合物。
[8] 下記一般式(8)で表される、[1]に記載のブルーライト吸収化合物。
[9] [1]〜[8]のいずれかに記載のブルーライト吸収化合物を含む、ブルーライト吸収剤。
[10] [1]〜[8]のいずれかに記載のブルーライト吸収化合物と、樹脂または重合性化合物とを含む、光学材料用組成物。
[11] 前記ブルーライト吸収化合物を30重量%以下の範囲で含む、[10]に記載の光学材料用組成物。
[12] 前記重合性化合物が、ポリイソ(チオ)シアネート化合物、(チオ)エポキシ化合物、オキセタニル化合物、チエタニル化合物、(メタ)アクリロイル化合物、(メタ)アリル化合物、アリルカーボネート化合物、アルケン化合物、アルキン化合物、二官能以上の活性水素化合物、酸無水物、アルコキシシラン化合物およびその加水分解物から選択される少なくとも一種である、[10]または[11]に記載の光学材料用組成物。
[13] 前記樹脂は、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、およびポリシロキサン樹脂よりなる群から選択される少なくとも一種である、[10]または[11]に記載の光学材料用組成物。
[14] [10]〜[13]のいずれかに記載の光学材料用組成物を硬化した成形体。
[15] 前記ブルーライト吸収化合物を30重量%以下の範囲で含む、[14]に記載の成形体。
[16] [1]〜[8]のいずれかに記載のブルーライト吸収化合物を30重量%以下の範囲で含む、成形体。
[17] 厚さ1.6mmにおいて、380〜500nmの範囲にあるブルーライト光の何れかの波長を5%以上カットする、[14]〜[16]のいずれかに記載の成形体。
[18] ポリ(チオ)ウレタン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、ポリアリルカーボネート樹脂、ポリ(チオ)エーテル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、およびポリシロキサン樹脂よりなる群から選択される少なくとも一種を含んでなる、[14]または[15]に記載の成形体。
[19] ガラスを含んでなる、[16]に記載の成形体。
[20] [14]〜[19]のいずれかに記載の成形体からなる光学材料。
[21] 下記一般式(7)で表される化合物。
なお本発明における「ブルーライト」とは、波長380〜500nmにおける光線を意味する。
本発明によれば、有害な波長380〜500nmのブルーライトの遮断効果が高いブルーライト吸収化合物を提供することができ、さらに当該化合物を含むブルーライト吸収剤または光学材料用組成物、当該組成物から得られる成形体、光学材料を提供することができる。特に本発明の光学材料は、有害光の眼への影響が軽減されており眼精疲労やストレスなどを抑えることもできるため、プラスチック眼鏡レンズとして好適に用いることができる。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。
[ブルーライト吸収化合物]
本実施形態のブルーライト吸収化合物は、分子内にトリチオカーボネート基を1個以上有するトリチオカーボネート化合物である。なお、本明細書において、「トリチオカーボネート化合物」は、トリチオカーボネート化合物と、当該トリチオカーボネート化合物が金属原子に配位した構造体(錯体)とを含むものである。
トリチオカーボネート化合物が金属原子に配位した構造体(錯体)は、380〜500nmのブルーライトのより長波長の光を効果的に吸収できる傾向にある。
[ブルーライト吸収化合物]
本実施形態のブルーライト吸収化合物は、分子内にトリチオカーボネート基を1個以上有するトリチオカーボネート化合物である。なお、本明細書において、「トリチオカーボネート化合物」は、トリチオカーボネート化合物と、当該トリチオカーボネート化合物が金属原子に配位した構造体(錯体)とを含むものである。
トリチオカーボネート化合物が金属原子に配位した構造体(錯体)は、380〜500nmのブルーライトのより長波長の光を効果的に吸収できる傾向にある。
トリチオカーボネート基を1個以上有することによって、波長380〜500nmの範囲にある有害なブルーライトを効率的に吸収することができる。本実施形態において、トリチオカーボネート化合物は、分子内にトリチオカーボネート基を好ましくは1〜4個、さらに好ましくは1〜3個、特に好ましくは1〜2個有することができる。
本実施形態のブルーライト吸収化合物であるトリチオカーボネート化合物としては、下記一般式(1)で表される化合物を挙げることができる。
一般式(1)中、R1およびR2はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の有機残基を表す。また当該有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。
炭素数1〜20の有機残基としては、置換または無置換の炭素数1〜20の脂肪族基、置換または無置換の炭素数3〜20の脂環族基、置換または無置換の炭素数1〜20のアルコキシ基、置換または無置換の炭素数3〜20のアリール基、置換または無置換の炭素数3〜20の複素環基等を挙げることができる。
上記の基の置換基としては、ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種が挙げられる。
ヘテロ原子としては、硫黄原子、酸素原子、ハロゲン原子、窒素原子、リン原子等が挙げられる。
上記の基の置換基としては、ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種が挙げられる。
ヘテロ原子としては、硫黄原子、酸素原子、ハロゲン原子、窒素原子、リン原子等が挙げられる。
R3およびR4はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の2価の有機残基を表す。また当該2価の有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。複数存在するR3同士は同一でも異なっていてもよく、複数存在するR4同士は同一でも異なっていてもよい。
mは、0〜3の整数を表し、好ましくは0または1である。
R1およびR3は結合して環を形成していてもよく、R2およびR4は結合して環を形成していてもよい。mが0の場合、R1およびR2は結合して環を形成していてもよい。
mは、0〜3の整数を表し、好ましくは0または1である。
R1およびR3は結合して環を形成していてもよく、R2およびR4は結合して環を形成していてもよい。mが0の場合、R1およびR2は結合して環を形成していてもよい。
炭素数1〜20の2価の有機残基としては、置換または無置換の炭素数1〜20の2価の脂肪族基、置換または無置換の炭素数3〜20の2価の脂環族基、置換または無置換の炭素数1〜20の2価のアルコキシ基、置換または無置換の炭素数3〜20の2価のアリール基、置換または無置換の炭素数3〜20の2価の複素環基等を挙げることができる。
上記の基の置換基としては、ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種が挙げられる。
ヘテロ原子としては、硫黄原子、酸素原子、ハロゲン原子、窒素原子、リン原子等が挙げられる。
上記の基の置換基としては、ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種が挙げられる。
ヘテロ原子としては、硫黄原子、酸素原子、ハロゲン原子、窒素原子、リン原子等が挙げられる。
R1およびR3が結合して形成される環、R2およびR4が結合して形成される環、さらにmが0の場合にR1およびR2は結合して形成される環は、2つの硫黄原子が結合している炭素原子を含んで形成され、同一でも異なっていてもよい。環構造としては、置換または無置換の五員環〜八員環、置換または無置換の縮合環等を挙げることができ、具体的に、置換されていてもよい、1,3−ジチアン、1,3−ジチオラン、1,3,5−トリチアン、レンチオニン、下記式(i)〜式(iii)で表される環構造等を挙げることができる。
下記式(i)または式(ii)で表される環の置換基としては、置換または無置換の炭素数1〜20の脂肪族基、置換または無置換の炭素数3〜20の脂環族基、置換または無置換の炭素数1〜20のアルコキシ基、置換または無置換の炭素数1〜20のアルキルチオ基、置換または無置換の炭素数1〜20のアルコキシカルボニル基、置換または無置換の炭素数1〜20のアルキルカルボニルオキシ基、置換または無置換の炭素数3〜20のアリールオキシ基、置換または無置換の炭素数3〜20のアリールカルボニルオキシ基、置換または無置換の炭素数3〜20のアリールチオ基、置換または無置換の炭素数3〜20のアリールアミノ基、置換または無置換のベンゾイルチオ基、置換または無置換の炭素数3〜20のアリール基、置換または無置換の炭素数3〜20の複素環基等を挙げることができる。
一般式(1)で表される化合物として、好ましくは下記一般式(2)または下記一般式(3)で表される化合物を挙げることができる。
まず、下記一般式(2)で表される化合物について説明する。
まず、下記一般式(2)で表される化合物について説明する。
一般式(2)中、R1およびR2はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の有機残基を表す。また当該有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。また、R1およびR2は結合して環を形成していてもよい。
R1およびR2は一般式(1)と同義である。なお、R1およびR2が結合して形成される環は、2つの硫黄原子が結合している炭素原子を含んで形成される環であり、置換または無置換の五員環〜八員環、置換または無置換の縮合環等を挙げることができ、環構造としては、具体的に、置換されていてもよい、1,3−ジチアン、1,3−ジチオラン、1,3,5−トリチアン、レンチオニン、上記式(i)〜式(iii)で表される環構造等を挙げることができる。式(i)または式(ii)で表される環の置換基は上記と同様である。
一般式(2)で表される化合物としては、例えば、トリチオカルボニック酸−S,S−ジエチルエステル、トリチオカルボニック酸−S,S−ジフェニルエステル、トリチオカルボニック酸−S,S−ジベンジルエステル、トリチオカルボニック酸−S,S−ジナフチルエステル、トリチオカルボニック酸−S,S−ビス(2−ヒドロキシエチル)エステル、トリチオカルボニック酸−S,S−ビス(2−メルカプトエチル)エステル、下記一般式(4)で表される化合物、下記一般式(5)で表される化合物、およびそれらの金属配位化合物等が挙げられる。
一般式(4)中、R5およびR6はそれぞれ独立して、ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、シアノ基、炭素数1〜20の有機残基を表す。また当該有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。R5およびR6は結合して環を形成していてもよい。
ヘテロ原子としては、硫黄原子、酸素原子、ハロゲン原子、窒素原子、リン原子等が挙げられる。
ヘテロ原子としては、硫黄原子、酸素原子、ハロゲン原子、窒素原子、リン原子等が挙げられる。
炭素数1〜20の有機残基としては、置換または無置換の炭素数1〜20の脂肪族基、置換または無置換の炭素数3〜20の脂環族基、置換または無置換の炭素数1〜20のアルコキシ基、置換または無置換の炭素数1〜20のアルキルチオ基、置換または無置換の炭素数1〜20のアルコキシカルボニル基、置換または無置換の炭素数1〜20のアルキルカルボニルオキシ基、置換または無置換の炭素数3〜20のアリールオキシ基、置換または無置換の炭素数3〜20のアリールカルボニルオキシ基、置換または無置換の炭素数3〜20のアリールチオ基、置換または無置換の炭素数3〜20のアリールアミノ基、置換または無置換のベンゾイルチオ基、置換または無置換の炭素数3〜20のアリール基、置換または無置換の炭素数3〜20の複素環基等を挙げることができる。
上記の基の置換基としては、ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種が挙げられる。
上記の基の置換基としては、ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種が挙げられる。
R5およびR6が結合して形成される環は、R5が結合している炭素原子およびR6が結合している炭素原子を含んで形成され、置換または無置換の五員環〜八員環、置換または無置換の縮合環等を挙げることができる。環構造としては、具体的に、シクロペンタン、シクロヘキサン、ベンゼン、フラン、1,3−ジチアン、1,3−ジチオラン、チオフェン、チアゾール、ピリジン、ナフタレン、キノリン、下記式(iv)または式(v)で表される環構造等を挙げることができる。
式(iv)で表される環の置換基としては、式(i)または式(ii)で表される環の置換基を挙げることができる。
一般式(4)で表される化合物としては、例えば、1,3−ジチオール−2−チオン、4−メチル−1,3−ジチオール−2−チオン、4,5−ビス(メチルチオ)−1,3−ジチオール−2−チオン、4,5−ビス(ベンジルチオ)−1,3−ジチオール−2−チオン、4,5−ビス(ベンゾイルチオ)−1,3−ジチオール−2−チオン、4,5−ビス(2−シアノエチルチオ)−1,3−ジチオール−2−チオン、ジメチル−1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジカルボキシレート、4,5−メチレンジチオ−1,3−ジチオール−2−チオン、4,5−エチレンジチオ−1,3−ジチオール−2−チオン、5−プロピル−1,3−ジチオロ[4,5−d][1,3]ジチオール−2−チオン、5−ヘキシル−1,3−ジチオロ[4,5−d][1,3]ジチオール−2−チオン、1,3,4,6−テトラチアペンタレン−2,5−ジチオン等を挙げることができる。
一般式(4)で表される化合物が金属原子に配位した構造体(錯体)としては、下記一般式(8)で表される化合物が挙げられる。
一般式(8)中、Mはニッケル、パラジウム、プラチナ、亜鉛、銅、銀、および金から選択される金属原子を表し、パラジウム、亜鉛が好ましい。
Aは、窒素原子、リン原子を表す。Y1〜Y4はそれぞれ独立して炭素数1〜10のアルキル基、または炭素数3〜10のアリール基を表す。rは1または2を表す。
Aは、窒素原子、リン原子を表す。Y1〜Y4はそれぞれ独立して炭素数1〜10のアルキル基、または炭素数3〜10のアリール基を表す。rは1または2を表す。
一般式(8)で表される化合物としては、例えば、テトラブチルアンモニウムビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオレート)ニッケル(III)錯体、ビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオレート)パラジウム(II)錯体、ビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオレート)亜鉛錯体、テトラブチルホスホニウムビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオレート)ニッケル(III)錯体、ビス(テトラブチルホスホニウム)ビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオレート)パラジウム(II)錯体、ビス(テトラブチルホスホニウム)ビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオレート)亜鉛錯体、ジオクタデシルジメチルアンモニウムビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオレート)金錯体等が挙げられる。
一般式(5)中、R7およびR8はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、シアノ基、炭素数1〜20の有機残基を表す。また当該有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。R7およびR8は結合して環を形成していてもよい。
R7およびR8は、一般式(4)中、R5およびR6と同義であり、形成される環も同義である。
R7およびR8は、一般式(4)中、R5およびR6と同義であり、形成される環も同義である。
一般式(5)で表される化合物としては、例えば、エチレントリチオカーボネート、4−メチル−エチレントリチオカーボネート、4−エチル−エチレントリチオカーボネート、4−ヒドロキシ−エチレントリチオカーボネート、4−ベンジルオキシ−エチレントリチオカーボネート、4−フェニルオキシ−エチレントリチオカーボネート、4−ナフトキシ−エチレントリチオカーボネート、4−ノナデシロキシ−エチレントリチオカーボネート、4−アセトキシ−エチレントリチオカーボネート、エチレントリチオカーボネート−4−ベンゾエート、エチレントリチオカーボネート−4−ナフトエート、エチレントリチオカーボネート−4−アントラセンカルボキシレート、4−アントラキノニルアミノ−エチレントリチオカーボネート、4−メルカプト−エチレントリチオカーボネート、4−メチルチオ−エチレントリチオカーボネート、4−ベンジルチオ−エチレントリチオカーボネート、下記一般式(6)で表される化合物、およびそれらの金属配位化合物等が挙げられる。
一般式(6)中、Qはハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基を表す。
一般式(6)で表される化合物としては、例えば、4−フルオロメチル−エチレントリチオカーボネート、4−クロロメチル−エチレントリチオカーボネート、4−ブロモメチル−エチレントリチオカーボネート、4−ヨードメチル−エチレントリチオカーボネート、4−ヒドロキシメチル−エチレントリチオカーボネート、4−メルカプトメチル−エチレントリチオカーボネート、およびそれらの金属配位化合物等が挙げられる。
一般式(6)で表される化合物としては、例えば、4−フルオロメチル−エチレントリチオカーボネート、4−クロロメチル−エチレントリチオカーボネート、4−ブロモメチル−エチレントリチオカーボネート、4−ヨードメチル−エチレントリチオカーボネート、4−ヒドロキシメチル−エチレントリチオカーボネート、4−メルカプトメチル−エチレントリチオカーボネート、およびそれらの金属配位化合物等が挙げられる。
一般式(3)中、R1〜R4は、一般式(1)のR1〜R4と同義であり、形成される環も同義である。
一般式(3)で表される化合物としては、例えば、プロピレン−1,3−トリチオカーボネート、ブチレン−1,4−トリチオカーボネート、新規化合物である下記一般式(7)で表される化合物およびそれらの金属配位化合物等が挙げられる。
一般式(7)中、R9は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、またはフェニル基を表す。pおよびqはそれぞれ独立して0〜10の整数を表す。
R9は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、またはフェニル基を表し、樹脂や重合性化合物との溶解性の面から水素原子または炭素数1〜4のアルキル基が比較的に好ましく、水素原子であれば最も好ましい。pおよびqは独立して0〜10の整数を表し、それぞれ0〜5の整数の範囲が好ましく、0〜3の整数の範囲がより好ましく、0〜2の整数の範囲が最も好ましい。
一般式(7)で表される化合物としては、例えば、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)スルフィド、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)ジスルフィド、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)トリスルフィド、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)ジスルフィド、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)テトラスルフィド、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)ペンタスルフィド、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)−1,3−ジチアプロパン、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)−2−メチル−1,3−ジチアプロパン、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)−2−エチル−1,3−ジチアプロパン、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)−2−プロピル−1,3−ジチアプロパン、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)−2−ブチル−1,3−ジチアプロパン、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)−2−フェニル−1,3−ジチアプロパン、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)−1,3,5−トリチアペンタン、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)−1,3,5,7−テトラチアヘプタン、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)−1,3,5,7,9−ペンタチアノナン、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)−1,4−ジチアブタン、ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)−1,4,7−トリチアヘプタン、およびそれらの金属配位化合物等が挙げられる。
一般式(7)で表される化合物は、公知の製造方法で製造できる。例えば、一般式(7)で表される化合物の中から選択された、下記一般式(d)〜(f)で表される代表的な化合物を例に挙げて、その主な製造ルートを下記反応式に示す。
まず、工程(A)→工程(D)の順に行われる製造ルートについて説明する。
なお、下記において化合物の記号は、上記反応式中の化合物の記号に対応する。Xはハロゲン原子を意味し、化合物(a)中に複数存在するXは同一でも異なっていてもよい。
なお、下記において化合物の記号は、上記反応式中の化合物の記号に対応する。Xはハロゲン原子を意味し、化合物(a)中に複数存在するXは同一でも異なっていてもよい。
工程(A):
2,3−ジハロゲノ−1−プロパノール(a)にアルカリ金属トリチオカーボネートを反応させる。原料アルカリ金属トリチオカーボネートは硫化ナトリム9水和物等の硫化アルカリ金属と二硫化炭素とを反応させる等の公知の製造方法によって得られる。このアルカリ金属トリチオカーボネートを2,3−ジハロゲノ−1−プロパノール(a)に対して1〜10倍モル量、好ましくは2〜5倍モル量、さらに好ましくは3〜4倍モル量で加え、0℃〜200℃、好ましくは室温〜150℃、さらに好ましくは30〜120℃の範囲で1〜36時間反応させる。当該工程により、化合物(b)を含む反応混合物が得られる。
2,3−ジハロゲノ−1−プロパノール(a)にアルカリ金属トリチオカーボネートを反応させる。原料アルカリ金属トリチオカーボネートは硫化ナトリム9水和物等の硫化アルカリ金属と二硫化炭素とを反応させる等の公知の製造方法によって得られる。このアルカリ金属トリチオカーボネートを2,3−ジハロゲノ−1−プロパノール(a)に対して1〜10倍モル量、好ましくは2〜5倍モル量、さらに好ましくは3〜4倍モル量で加え、0℃〜200℃、好ましくは室温〜150℃、さらに好ましくは30〜120℃の範囲で1〜36時間反応させる。当該工程により、化合物(b)を含む反応混合物が得られる。
この反応の速度を向上させる目的で、テトラブチルアンモニウムブロミド、トリオクチルメチルアンモニウムクロリド等の4級アンモニウム塩、テトラブチルホスフィンブロミド、テトラフェニルホスフィンブロミド等の4級ホスフィン塩、オクチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、オクチルフェニルスルホン酸カリウム塩等のアリールスルホン酸塩などの公知の界面活性剤を添加してもよい。これら界面活性剤の添加量はアルカリ金属トリチオカーボネートに対して、例えば、0.01〜30モル%が好ましく、好ましくは0.1〜10モル%、さらに好ましくは0.3〜3モル%の範囲である。
もう一方の原料として、上記に記載した2,3−ジハロゲノ−1−プロパノール(a)ではなく、異性体である1,3−ジハロゲノ−2−プロパノールを使用しても同様に目的とする化合物(b)が得られる。これらジハロゲノプロパノールを構成するハロゲノ基としては、クロロ基、ブロモ基、ヨード基が挙げられ、それらの中ではクロロ基およびブロモ基が好ましく、ブロモ基であれば最も好ましい。
最後に上記で得られた反応混合液を公知の精製方法(例えば、水洗→濃縮→カラムクロマトグラフィー→濃縮、水洗→濃縮→蒸留、等)にて精製して中間体である化合物(b)を得る。
工程(D):
工程(A)で得られた化合物(b)に、硫黄、酸素、過酸化水素、過酢酸、塩素、臭素、ヨウ素、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム(サラシ粉、サラシ液)等の公知の酸化剤から選ばれる1種または2種以上を加えてメルカプト基を酸化する。
これら酸化剤の中では操作性に優れる硫黄、臭素、及びヨウ素が比較的好ましい。化合物(b)のメルカプト基に対してこれらの酸化剤を0.1〜2倍モル量、好ましくは0.2〜1倍モル量、さらに好ましくは0.4〜0.6倍モル量となる量で加え、−60℃〜120℃、好ましくは−40〜80℃、さらに好ましくは−10〜50℃で1〜36時間反応させる。当該工程により、化合物(d)を含む反応混合物が得られる。
工程(A)で得られた化合物(b)に、硫黄、酸素、過酸化水素、過酢酸、塩素、臭素、ヨウ素、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム(サラシ粉、サラシ液)等の公知の酸化剤から選ばれる1種または2種以上を加えてメルカプト基を酸化する。
これら酸化剤の中では操作性に優れる硫黄、臭素、及びヨウ素が比較的好ましい。化合物(b)のメルカプト基に対してこれらの酸化剤を0.1〜2倍モル量、好ましくは0.2〜1倍モル量、さらに好ましくは0.4〜0.6倍モル量となる量で加え、−60℃〜120℃、好ましくは−40〜80℃、さらに好ましくは−10〜50℃で1〜36時間反応させる。当該工程により、化合物(d)を含む反応混合物が得られる。
反応工程(D)において、反応速度を向上させる目的で塩基性化合物の添加が有効である。塩基性化合物として、具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム等の無機塩基性化合物、或いは、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン、N−メチルピペラジン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン等の有機塩基性化合物が挙げられる。該塩基性化合物の化合物(b)のメルカプト基に対する使用量は0.001〜10倍モル量、好ましくは0.01〜3倍モル量、さらに好ましくは0.1〜1倍モル量の範囲である。
工程(A)→工程(D)の反応において、公知の溶剤が使用可能であるが、原料、中間体、および最終目的物と反応し難い溶剤が選択されるとともに、さらにそれら溶剤の中でも原料、中間体、および最終目的物の性状等に応じて適切な溶剤が選択される。
溶剤として、具体的には、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アニソール等のエーテル類、アセトニトリル、アジポニトリル、シアノベンゼン等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルイミドゾリジノン等の非プロトン性極性化合物類、メタノール、エタノール、イソブロパノール、ブタノール、ヘキサノール、オクタノール、2−メトキシエタノール、2−メブトキシエタノール、1−メトキシ−2−プロパノール等のアルコール類、水、及びアルコール類と水の混合液などが挙げられる。
溶剤として、具体的には、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アニソール等のエーテル類、アセトニトリル、アジポニトリル、シアノベンゼン等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルイミドゾリジノン等の非プロトン性極性化合物類、メタノール、エタノール、イソブロパノール、ブタノール、ヘキサノール、オクタノール、2−メトキシエタノール、2−メブトキシエタノール、1−メトキシ−2−プロパノール等のアルコール類、水、及びアルコール類と水の混合液などが挙げられる。
最後に上記で得られた反応混合液を公知の精製方法(例えば、水洗→濃縮→カラムクロマトグラフィー→濃縮、水洗→濃縮→再結晶→濾過→乾燥、等)を経て目的物である化合物(d)を得る。
次に、工程(A)→工程(E)の順に行われる製造ルートについて説明する。工程(A)は前述の工程(A)と同様に行うことができる。工程(E)について説明する。
工程(E):
工程(A)で得られた中間体である化合物(b)に、ホルマリン、パラホルムアルデヒド等のアルデヒド類、ジクロロメタン、ジブロモメタン等のジハロゲノメタン類、またはジメトキシメタン、ジエトキシメタン、ジブトキシメタン等のジアルコキシメタン類から選ばれる1種または2種以上を加える。これらの中では反応性と操作性に優れるホルマリン、パラホルムアルデヒド、ジブロモメタン、ジメトキシメタン、ジエトキシメタンが比較的に好ましい。
工程(A)で得られた中間体である化合物(b)に、ホルマリン、パラホルムアルデヒド等のアルデヒド類、ジクロロメタン、ジブロモメタン等のジハロゲノメタン類、またはジメトキシメタン、ジエトキシメタン、ジブトキシメタン等のジアルコキシメタン類から選ばれる1種または2種以上を加える。これらの中では反応性と操作性に優れるホルマリン、パラホルムアルデヒド、ジブロモメタン、ジメトキシメタン、ジエトキシメタンが比較的に好ましい。
これらの化合物を、化合物(b)のメルカプト基に対して0.1〜2倍モル量、好ましくは0.2〜1倍モル量の量で加え、さらに好ましくは0.4〜0.6倍モル量の量で加え−20℃〜200℃、好ましくは0〜150℃、さらに好ましくは20〜100℃で1〜36時間反応させる。当該工程により、化合物(e)を含む反応混合物が得られる。
この反応工程(E)において、反応速度を向上させる目的で酸性或いは塩基性化合物の添加が有効である。
この反応工程(E)において、反応速度を向上させる目的で酸性或いは塩基性化合物の添加が有効である。
中間体である化合物(b)に反応させる化合物がアルデヒド類或いはジアルコキシメタン類の場合は、酸性化合物が触媒として有効である。酸性化合物として、例えば、塩酸、硫酸、リン酸等の鉱酸類、酢酸、トルフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸等の有機酸類、塩化亜鉛、三フッ化ホウ素等のルイス酸類等が挙げられる。これら酸性化合物の化合物(b)のメルカプト基に対する添加量は、例えば、0.01〜30モル%が好ましく、好ましくは0.1〜10モル%、さらに好ましくは0.3〜3モル%の範囲である。
中間体(b)に反応させる化合物がジハロゲノメタン類の場合、反応の進行に伴って生成するハロゲン化水素の捕捉剤(中和剤)として塩基性化合物を加えると反応速度が向上する。
この塩基性化合物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム等の無機塩基性化合物、或いは、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン、N−メチルピペラジン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン等の有機塩基性化合物等が挙げられる。該塩基性化合物の化合物(b)のメルカプト基に対する使用量は0.1〜5倍モル量、好ましくは0.2〜3倍モル量、さらに好ましくは0.4〜1.5倍モル量の範囲である。
この塩基性化合物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム等の無機塩基性化合物、或いは、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン、N−メチルピペラジン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン等の有機塩基性化合物等が挙げられる。該塩基性化合物の化合物(b)のメルカプト基に対する使用量は0.1〜5倍モル量、好ましくは0.2〜3倍モル量、さらに好ましくは0.4〜1.5倍モル量の範囲である。
工程(E)の反応において溶剤を用いる場合、溶剤としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アニソール等のエーテル類、アセトニトリル、アジポニトリル、シアノベンゼン等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルイミドゾリジノン等の非プロトン性極性化合物類、メタノール、エタノール、イソブロパノール、ブタノール、ヘキサノール、オクタノール、2−メトキシエタノール、2−メブトキシエタノール、1−メトキシ−2−プロパノール等のアルコール類等が比較的に好ましく用いられる。
こうして得られた反応混合液を公知の精製方法(例えば、水洗→濃縮→カラムクロマトグラフィー→濃縮、水洗→濃縮→再結晶→濾過→乾燥、等)を経て目的物である化合物(e)を得る。
こうして得られた反応混合液を公知の精製方法(例えば、水洗→濃縮→カラムクロマトグラフィー→濃縮、水洗→濃縮→再結晶→濾過→乾燥、等)を経て目的物である化合物(e)を得る。
なお、化合物(e)の類似化合物である下記化合物(e−2)を合成する場合は、中間体である化合物(b)と、アセトアルデヒド、1,1−ジハロゲノエタン、または1,1−ジアルコキシエタン等とを反応させればよい。
同様に、下記化合物(e−3)を合成する場合は、中間体である化合物(b)に、ベンズアルデヒドまたはジアルコキシメチルベンゼン等を反応させればよい。
また、下記化合物(e−4)を合成する場合、例えば、中間体である化合物(b)に、ジハロゲノメタン類或いはジアルコキシメタン類を反応させた後に硫化水素を反応させ、再びジアルコキシメタン類と硫化水素を反応させる操作を繰り返した後、最後にジハロゲノメタン類或いはジアルコキシメタン類を反応させて次いで化合物(b)を反応させることによって得られる。
式(e−4)中、qは式(7)と同義である。
さらに、下記化合物(e−5)を合成する場合、ジハロゲノメタン類或いはジアルコキシメタン類の代わりにアセトアルデヒドを用いて化合物(e−4)と同様の操作を行えばよい。
さらに、下記化合物(e−5)を合成する場合、ジハロゲノメタン類或いはジアルコキシメタン類の代わりにアセトアルデヒドを用いて化合物(e−4)と同様の操作を行えばよい。
式(e−5)中、qは式(7)と同義である。
次に、工程(A)→工程(C)→工程(F)の順で行われる製造ルートについて説明する。工程(A)は前述の工程(A)と同様に行うことができる。まず、工程(C)について説明する。
次に、工程(A)→工程(C)→工程(F)の順で行われる製造ルートについて説明する。工程(A)は前述の工程(A)と同様に行うことができる。まず、工程(C)について説明する。
工程(C):
中間体である化合物(b)に、ハロゲン化スルフリル、N−ハロゲノサクシイミド等の塩素化剤を加え、次いでトリフェニルホスフィン、トリフェニルホスファイト等のリン系の有機塩基化合物を加える。これら塩素化剤およびリン系の塩基性化合物の添加量は、化合物(b)のメルカプト基に対して各々0.3〜3倍モル量、好ましくは0.5〜2倍モル量、さらに好ましくは0.9〜1.2倍モル量であり、各々において−60℃〜100℃、好ましくは−40〜50℃、さらに好ましくは−25〜30℃の範囲で1〜72時間反応させる。当該工程により、化合物(c)を含む反応混合物が得られる。
中間体である化合物(b)に、ハロゲン化スルフリル、N−ハロゲノサクシイミド等の塩素化剤を加え、次いでトリフェニルホスフィン、トリフェニルホスファイト等のリン系の有機塩基化合物を加える。これら塩素化剤およびリン系の塩基性化合物の添加量は、化合物(b)のメルカプト基に対して各々0.3〜3倍モル量、好ましくは0.5〜2倍モル量、さらに好ましくは0.9〜1.2倍モル量であり、各々において−60℃〜100℃、好ましくは−40〜50℃、さらに好ましくは−25〜30℃の範囲で1〜72時間反応させる。当該工程により、化合物(c)を含む反応混合物が得られる。
工程(C)の反応において、溶剤を用いる場合、溶剤として、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アニソール等のエーテル類、アセトニトリル、アジポニトリル、シアノベンゼン等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルイミドゾリジノン等の非プロトン性極性化合物類等が比較的に好ましく用いられる。
こうして得られた反応混合物を公知の精製方法(例えば、水洗→濃縮→カラムクロマトグラフィー→濃縮、水洗→濃縮→再結晶→濾過→乾燥、等)を経て目的物である化合物(c)を得る。
こうして得られた反応混合物を公知の精製方法(例えば、水洗→濃縮→カラムクロマトグラフィー→濃縮、水洗→濃縮→再結晶→濾過→乾燥、等)を経て目的物である化合物(c)を得る。
工程(F):
工程(C)で得られた化合物(c)を中間体である化合物(b)に加える。化合物(b)に対する化合物(c)の添加量は0.3〜3倍モル量、好ましくは0.5〜2倍モル量、さらに好ましくは0.8〜1.2倍モル量であり、−10℃〜200℃、好ましくは0〜150℃、さらに好ましくは20〜100℃の範囲で1〜72時間反応させる。当該工程により、化合物(f)を含む反応混合物が得られる。
工程(C)で得られた化合物(c)を中間体である化合物(b)に加える。化合物(b)に対する化合物(c)の添加量は0.3〜3倍モル量、好ましくは0.5〜2倍モル量、さらに好ましくは0.8〜1.2倍モル量であり、−10℃〜200℃、好ましくは0〜150℃、さらに好ましくは20〜100℃の範囲で1〜72時間反応させる。当該工程により、化合物(f)を含む反応混合物が得られる。
上記の反応において反応速度を向上させる目的で塩基性化合物が好ましく用いられる。塩基性化合物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム等の無機塩基性化合物、或いは、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン、N−メチルピペラジン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン等の有機塩基性化合物等が挙げられる。該塩基性化合物の使用量は、化合物(b)のメルカプト基に対して0.1〜5倍モル量、好ましくは0.2〜3倍モル量、さらに好ましくは0.4〜1.5倍モル量の範囲である。
工程(F)において溶剤を用いる場合、溶剤として、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アニソール等のエーテル類、アセトニトリル、アジポニトリル、シアノベンゼン等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルイミドゾリジノン等の非プロトン性極性化合物類、メタノール、エタノール、イソブロパノール、ブタノール、ヘキサノール、オクタノール、2−メトキシエタノール、2−メブトキシエタノール、1−メトキシ−2−プロパノール等のアルコール類、水、及びアルコール類と水の混合液などが比較的に好ましく用いられる。
こうして得られた反応混合物を公知の精製方法(例えば、水洗→濃縮→カラムクロマトグラフィー→濃縮、水洗→濃縮→再結晶→濾過→乾燥、等)を経て目的物である化合物(f)を得ることができる。
こうして得られた反応混合物を公知の精製方法(例えば、水洗→濃縮→カラムクロマトグラフィー→濃縮、水洗→濃縮→再結晶→濾過→乾燥、等)を経て目的物である化合物(f)を得ることができる。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物としては、好ましくは一般式(1)で表される化合物およびその金属配位化合物(錯体)、より好ましくは一般式(2)〜(3)で表される化合物およびそれらの金属配位化合物(錯体)、さらに好ましくは一般式(4)〜(7)で表される化合物およびそれらの金属配位化合物(錯体)または一般式(8)で表される化合物であり、最も好ましくは一般式(8)で表される化合物である。
金属錯体用の中心金属は特に限定されるものではないが、比較的に好ましく用いられる金属としては、ニッケル、パラジウム、プラチナ等の8A族の金属類、亜鉛等の2B族の金属類、銅、銀、金等の1B族の金属類が挙げられ、さらに好ましくは8A族の金属類および2B族の金属類が挙げられる。
本実施形態のブルーライト吸収化合物として、上述のトリチオカーボネート化合と金属化合物との金属配位化合物(錯体)を用いる場合、その配位モル比は、通常トリチオカーボネート化合物:金属化合物で6:1〜1:3の範囲、好ましくは4:1〜1:2の範囲、さらに好ましくは3:1〜1:1の範囲である。
[ブルーライト吸収剤]
本実施形態のブルーライト吸収剤は上記のトリチオカーボネート化合物であるブルーライト吸収化合物を含んでなる。ブルーライト吸収剤は、トリチオカーボネート化合物のみで構成されていてもよいし、トリチオカーボネート化合物以外のその他の成分との混合物であってもよい。
本実施形態のブルーライト吸収剤は上記のトリチオカーボネート化合物であるブルーライト吸収化合物を含んでなる。ブルーライト吸収剤は、トリチオカーボネート化合物のみで構成されていてもよいし、トリチオカーボネート化合物以外のその他の成分との混合物であってもよい。
その他の成分としては、例えば、トリチオカーボネート化合物の原料、中間体、溶剤、添加剤、および重合反応性モノマーおよびそのポリマーなどの本実施形態に係わるトリチオカーボネート化合物以外の化合物等が挙げられる。
本実施形態に係わるトリチオカーボネート化合物とその他の成分との混合比は、トリチオカーボネート化合物:その他の成分との重量混合比で表すと0.001〜100wt%:99.999〜0wt%、好ましくは0.1〜100wt%:99.9〜0wt%、より好ましくは1〜100wt%:99〜0wt%、さらに好ましくは10〜100wt%:90〜0wt%、最も好ましくは30〜100wt%:70〜0wt%の範囲である。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含んでなるブルーライト吸収剤は、380〜500nmの波長範囲にある有害なブルーライトをカットするために、様々な材料に添加することができる。
この有害なブルーライトから目を保護するためには少なくとも380〜500nmの範囲にあるブルーライト光を平均で5%以上カット(透過率で5%以上減少)することが望まれ、平均で10%以上のカット率(透過率で10%以上減少)が好ましく、平均で40%以上(透過率で40%以上減少)がより好ましく、60%以上(透過率で60%以上減少)がさらに好ましく、80%以上(透過率で80%以上減少)が最も好ましい。本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含んでなるブルーライト吸収剤を用いることにより、上記のカット率を実現することができる。
この有害なブルーライトから目を保護するためには少なくとも380〜500nmの範囲にあるブルーライト光を平均で5%以上カット(透過率で5%以上減少)することが望まれ、平均で10%以上のカット率(透過率で10%以上減少)が好ましく、平均で40%以上(透過率で40%以上減少)がより好ましく、60%以上(透過率で60%以上減少)がさらに好ましく、80%以上(透過率で80%以上減少)が最も好ましい。本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含んでなるブルーライト吸収剤を用いることにより、上記のカット率を実現することができる。
この有害なブルーライトの中で、特にエネルギーの高い380〜420nmの短波長範囲にある特定のブルーライト領域は一般的な紫外線吸収剤として用いられるベンゾトリアゾール系化合物(例えばチヌビン326、エバーソーブ109など)を大量に添加することで解決されつつあるが、420〜500nmの長波長領域までは吸収できていない状況にある。従って、本実施形態によって一般的な紫外線吸収剤では対応できない420〜500nmの範囲にある特定ブルーライト光についても平均で少なくとも5%以上カットする事が好ましく、10%以上であればより好ましく、30%以上であればさらに好ましく、50%以上であれば最も好ましい。
有害なブルーライトをカットするために添加される本実施形態のトリチオカーボネート基を有するブルーライト吸収剤は、その種類および構造等によって目的とする波長カット領域が決められ、カット率については添加量によって制御される傾向にある。
例えば、本実施形態のトリチオカーボネート基を有するブルーライト吸収剤の中でも、比較的長波長領域(420〜500nm)をカットしたい場合、一般式(4)で表される化合物または一般式(8)で表される金属配位化合物(錯体)を用いることが好ましい。特に有害な短波長領域(380〜420nm)をカットしたい場合、一般式(5)〜(7)で表される化合物およびそれらの金属配位化合物(錯体)を用いることが好ましい。
[光学材料用組成物]
本実施形態の光学材料用組成物は、ブルーライト吸収化合物(またはブルーライト吸収剤)と、樹脂または重合性化合物とを含む。
本実施形態の光学材料用組成物は、ブルーライト吸収化合物(またはブルーライト吸収剤)と、樹脂または重合性化合物とを含む。
前記樹脂は、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、およびポリシロキサン樹脂よりなる群から選択される少なくとも一種である。
前記重合性化合物は、ポリイソ(チオ)シアネート化合物、(チオ)エポキシ化合物、オキセタニル化合物、チエタニル化合物、(メタ)アクリロイル化合物、(メタ)アリル化合物、アリルカーボネート化合物、アルケン化合物、アルキン化合物、二官能以上の活性水素化合物、酸無水物、アルコキシシラン化合物およびその加水分解物から選択される少なくとも一種である。
ポリイソ(チオ)シアネート化合物は、イソシアナート基またはイソチオシアナート基を合わせて2個以上有する化合物であり、例えば、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、ビス(イソシアナトメチル)ノルボルナン、ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン、ビス(イソシアンアトメチルチオ)メタン、ビス(イソシアナトメチル)ジスルフィド、ジチオランジイソシアネート、イソホロンジイソチオシアネート、ビス(イソチオシアナトメチル)シクロヘキサン、ビス(イソチオシアナトメチル)ノルボルナン、ビス(イソチオシアナトシクロヘキシル)メタン、トリス(イソシアナトペンチル)イソシアヌレート、トリス(イソシアナトヘキシル)イソシアヌレート等を挙げることができる。
(チオ)エポキシ化合物としては、例えば、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジルエーテル、ヘキサヒドロ無水フタル酸ジグリシジルエステル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3',4'−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ジグルシジルエーテル、ジグルシジルスルフィド、ジグルシジルジスルフィド、ジチオグルシジルスルフィド、ジチオグルシジルジスルフィド等の(チオ)エポキシ化合物、
3−エチル−3−ヒドロキシエチルオキセタン、1,4−ビス{(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル}ベンゼン等のオキセタニル化合物、
ジチエタニルスルフィド、ジチエタニルジスルフィド等のチエタニル化合物が挙げられる。
3−エチル−3−ヒドロキシエチルオキセタン、1,4−ビス{(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル}ベンゼン等のオキセタニル化合物、
ジチエタニルスルフィド、ジチエタニルジスルフィド等のチエタニル化合物が挙げられる。
オキセタニル化合物としては、例えば、としては、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、1,4−ビス{[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシ]メチル}ベンゼン、3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン、ジ[1−エチル−(3−オキセタニル)]メチルエーテル、3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン、フェノールノボラックオキセタン等を挙げることができる。
チエタニル化合物としては、例えば、1−{4−(6−メルカプトメチルチオ)−1,3−ジチアニルチオ}−3−{2−(1,3−ジチエタニル)}メチル−7,9−ビス(メルカプトメチルチオ)−2,4,6,10−テトラチアウンデカン、1,5−ビス{4−(6−メルカプトメチルチオ)−1,3−ジチアニルチオ}−3−{2−(1,3−ジチエタニル)}メチル−2,4−ジチアペンタン、4,6−ビス[3−{2−(1,3−ジチエタニル)}メチル−5−メルカプト−2,4−ジチアペンチルチオ]−1,3−ジチアン、3−{2−(1,3−ジチエタニル)}メチル−7,9−ビス(メルカプトメチルチオ)−1,11−ジメルカプト−2,4,6,10−テトラチアウンデカン、9−{2−(1,3−ジチエタニル)}メチル−3,5,13,15−テトラキス(メルカプトメチルチオ)−1,17−ジメルカプト−2,6,8,10,12,16−ヘキサチアヘプタデカン、3−{2−(1,3−ジチエタニル)}メチル−7,9,13,15−テトラキス(メルカプトメチルチオ)−1,17−ジメルカプト−2,4,6,10,12,16−ヘキサチアヘプタデカン、3,7−ビス{2−(1,3−ジチエタニル)}メチル−1,9−ジメルカプト−2,4,6,8−テトラチアノナン、4,5−ビス[1−{2−(1,3−ジチエタニル)}−3−メルカプト−2−チアプロピルチオ]−1,3−ジチオラン、4−[1−{2−(1,3−ジチエタニル)}−3−メルカプト−2−チアプロピルチオ]−5−{1,2−ビス(メルカプトメチルチオ)−4−メルカプト−3−チアブチルチオ}−1,3−ジチオラン、4−{4−(5−メルカプトメチルチオ−1,3−ジチオラニル)チオ}−5−[1−{2−(1,3−ジチエタニル)}−3−メルカプト−2−チアプロピルチオ]−1,3−ジチオラン等を挙げることができる。
(メタ)アクリロイル化合物としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ジエチレングルコールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、N−(メタ)アクロイルピロリドン、N−(メタ)アクロイルイミダゾール、N−(メタ)アクロイルカプロラクトン等の単官能の(メタ)アクリロイル化合物;
例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、およびヒドロキシブチル(メタ)アクリレートとフェニルイソシアネートと反応したウレタン(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、およびヒドロキシブチル(メタ)アクリレートとベンジルイソシアネートと反応したウレタン(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、およびヒドロキシブチル(メタ)アクリレートとシクロヘキシルイソシアネートと反応したウレタン(メタ)アクリレート等の単官能のウレタン(メタ)アクリロイル化合物;
例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、アルコキシル化ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン修飾ネオペンチルグリコールヒドロキシピバレートジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エトキシル化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、4,4’−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシ−3−ヒドロキシ−1−オキサブチル)ビスフェノールA、4,4’-ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシ−3−ヒドロキシ−1−オキサブチル)−ジシクロヘキシル−2,2ープロパン、ヒドロキシピバラルデヒド修飾トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロポキシル化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
グリセロールトリ(メタ)アクリレート、エトキシル化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロポキシル化グリセリルトリ(メタ)アクリレート、プロポキシル化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、エトキシル化ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、カプロラクトン修飾ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、N,N’−ジ(メタ)アクロイルエチレンウレア、N,N’,N’−トリ(メタ)アクロイルイソシアヌレート、1,2−ビス{(メタ)アクリロイルチオ}エタン、1,5−ビス{(メタ)アクリロイルチオ}−3−チアペンタン等の2官能以上のポリ(メタ)アクリロイル化合物;
例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート、グリセリン−2−ヒドロキシ−1,3−ジ(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート等2官能以上のウレタン(メタ)アクリロイル化合物等が挙げられる。
例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、およびヒドロキシブチル(メタ)アクリレートとフェニルイソシアネートと反応したウレタン(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、およびヒドロキシブチル(メタ)アクリレートとベンジルイソシアネートと反応したウレタン(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、およびヒドロキシブチル(メタ)アクリレートとシクロヘキシルイソシアネートと反応したウレタン(メタ)アクリレート等の単官能のウレタン(メタ)アクリロイル化合物;
例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、アルコキシル化ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン修飾ネオペンチルグリコールヒドロキシピバレートジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エトキシル化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、4,4’−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシ−3−ヒドロキシ−1−オキサブチル)ビスフェノールA、4,4’-ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシ−3−ヒドロキシ−1−オキサブチル)−ジシクロヘキシル−2,2ープロパン、ヒドロキシピバラルデヒド修飾トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロポキシル化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
グリセロールトリ(メタ)アクリレート、エトキシル化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロポキシル化グリセリルトリ(メタ)アクリレート、プロポキシル化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、エトキシル化ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、カプロラクトン修飾ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、N,N’−ジ(メタ)アクロイルエチレンウレア、N,N’,N’−トリ(メタ)アクロイルイソシアヌレート、1,2−ビス{(メタ)アクリロイルチオ}エタン、1,5−ビス{(メタ)アクリロイルチオ}−3−チアペンタン等の2官能以上のポリ(メタ)アクリロイル化合物;
例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート、グリセリン−2−ヒドロキシ−1,3−ジ(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートと上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と反応したウレタン(メタ)アクリレート等2官能以上のウレタン(メタ)アクリロイル化合物等が挙げられる。
(メタ)アリル化合物としては、例えば、(メタ)アリルアルコール、(メタ)アリルクロライド、(メタ)アリルシクロヘキサン、(メタ)アリルベンゼン、(メタ)アリルナフタレン、ビス{(メタ)アリル}エーテル、ビス{(メタ)アリル}スルフィド、ビス{(メタ)アリル}ジスルフィド、ビス{(メタ)アリル}ベンゼン等の(メタ)アリル化合物が挙げられる。
アリルカーボネート化合物としては、例えば、エチレングリコールジアリルカーボネート、ジエチレングリコールジアリルカーボネート、トリエチレングリコールジアリルカーボネート、テトラエチレングリコールジアリルカーボネート、プロピレングリコールジアリルカーボネート、ジプロピレングリコールジアリルカーボネート、ブチレングリコールジアリルカーボネート、キシリレンジオールジアリルカーボネート等が挙げられる。
アルケン化合物としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)、ジビニルベンゼン等が挙げられる。
アルキン化合物としては、例えば、2−ブチン、2−ペンチン、2−ヘキシン、3−ヘキシン、2−ヘプチン、3−ヘプチン、2−オクチン、3−オクチン、4−オクチン、ジイソプロピルアセチレン、2−ノニン、3−ノニン、4−ノニン、5−ノニン、2−デシン、3−デシン、4−デシン、5−デシン、ジ−tert−ブチルアセチレン、ジフェニルアセチレン、ジベンジルアセチレン、メチル−iso−プロピルアセチレン、メチル−tert−ブチルアセチレン、エチル−iso−プロピルアセチレン、エチル−tert−ブチルアセチレン、n−プロピル−iso−プロピルアセチレン、n−プロピル−tert−ブチルアセチレン、フェニルメチルアセチレン、フェニルエチルアセチレン、フェニル−n−プロピルアセチレン、フェニル−iso−プロピルアセチレン、フェニル−n−ブチルアセチレン、フェニル−tert−ブチルアセチレンなどの炭化水素系アルキン類;
アセチレンジオール、プロピンオール、ブチンオール、ペンチンオール、ヘキシンオール、ヘキシンジオール、ヘプチンオール、ヘプチンジオール、オクチンオール、オクチンジオール等のアルキニルアルコール類、および上記アルキニルアルコール類の一部または全部のOH基がNH2基に置換されたアルキニルアミン類などが挙げられる。
アセチレンジオール、プロピンオール、ブチンオール、ペンチンオール、ヘキシンオール、ヘキシンジオール、ヘプチンオール、ヘプチンジオール、オクチンオール、オクチンジオール等のアルキニルアルコール類、および上記アルキニルアルコール類の一部または全部のOH基がNH2基に置換されたアルキニルアミン類などが挙げられる。
2官能以上の活性水素化合物は、ヒドロキシ基、メルカプト基、およびアミノ基から選択される官能基を2以上を有する化合物であり、例えば、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、チオグリセリン等のヒドロキシ基を有する2官能以上の活性水素化合物、
トリチオグリセリン、ペンタエリスリトールテトラキス(チオグリコレート)、トリメチロールプロパン(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、ジペンタエリスリトールヘキサ(3−メルカプトプロピオネート)、ビス(2−メルカプトエチル)スルフィド、4−メルカプトメチル−3,6−ジチアオクタン−1,8−ジチオール、4,8−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン−1,11−ジチオール、4,7−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン−1,11−ジチオール、5,7−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン−1,11−ジチオール、1,1,3,3−テトラキス(メルカプトメチル)−2−チアプロパン、1,4−ジチアン−2,5−ジチオール、2,5−ビス(メルカプトメチル)−1,4−ジチアン、キシリレンジチオール等のメルカプト基を有する2官能以上の活性水素化合物、
シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、キシリレンジアミン、α、α、α'、α'−テトラメチル−キシリレンジアミン、1,5−ジアミノペンタン、1,6−ジアミノヘキサン、ジアミノポリプロピレン、ジアミノポリエチレン、イソホロンジアミン、ビス(アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ビス(アミノメチル)ノルボルナン等のアミノ基を有する2官能以上の活性水素化合物等が挙げられる。
トリチオグリセリン、ペンタエリスリトールテトラキス(チオグリコレート)、トリメチロールプロパン(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、ジペンタエリスリトールヘキサ(3−メルカプトプロピオネート)、ビス(2−メルカプトエチル)スルフィド、4−メルカプトメチル−3,6−ジチアオクタン−1,8−ジチオール、4,8−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン−1,11−ジチオール、4,7−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン−1,11−ジチオール、5,7−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン−1,11−ジチオール、1,1,3,3−テトラキス(メルカプトメチル)−2−チアプロパン、1,4−ジチアン−2,5−ジチオール、2,5−ビス(メルカプトメチル)−1,4−ジチアン、キシリレンジチオール等のメルカプト基を有する2官能以上の活性水素化合物、
シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、キシリレンジアミン、α、α、α'、α'−テトラメチル−キシリレンジアミン、1,5−ジアミノペンタン、1,6−ジアミノヘキサン、ジアミノポリプロピレン、ジアミノポリエチレン、イソホロンジアミン、ビス(アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ビス(アミノメチル)ノルボルナン等のアミノ基を有する2官能以上の活性水素化合物等が挙げられる。
酸無水物は、硬化剤として用いることができ、例えば、無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸等が挙げられる。
アルコキシシラン化合物はアルコキシシリル基を1個以上有する化合物であり、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、グルシジルトリメトキシシラン、アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、イソシアナトプロピルトリメトキシシラン、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド等が挙げられる。それらの加水分解物としては、上記アルコキシシラン化合物のアルコキシシリル基の一部または全部が加水分解し水酸基に変化した化合物等が挙げられる。
本実施形態の光学材料用組成物は、必要に応じて、触媒、紫外線重合開始剤、熱重合開始剤、紫外線重合開始剤、内部離型剤、硬化剤等を含むことができる。さらに、紫外線吸収剤、酸化防止剤、フォトクロミック剤、サーモクロミック剤、色素、染料、顔料、レベリング剤、界面活性剤、可塑剤等の様々なその他の成分をさらに含むことができる。その他の成分の含有量は、通常50wt%以下の範囲であり、好ましくは20wt%以下、さらに好ましくは10wt%以下であり、5wt%以下が最も好ましい。
なお、本実施形態の成形体がガラスから構成される場合は、光学材料用組成物は、ブルーライト吸収化合物と、上記のアルコキシシラン化合物に含まれるテトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン等のテトラアルコシシラン化合物およびそれらを加水分解して得られるテトラヒドロキシシラン等の水酸基に変化したシラン化合物とを含む。
本実施形態のブルーライト吸収剤は、ブルーライト吸収化合物として、光学材料用組成物中に、通常30wt%以下、好ましくは0.0001〜30wt%の範囲、さらに好ましくは0.001〜10wt%の範囲、より好ましくは0.001〜3wt%の範囲、最も好ましくは0.01〜2wt%の範囲で含まれる。これにより有害なブルーライト(380〜500nm)を効果的にカットすることができる。
[成形体]
本実施形態の成形体は、上記の光学材料用組成物を硬化して得ることができる。
成形体は、ガラス;または
ポリ(チオ)ウレタン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、ポリアリルカーボネート樹脂、ポリ(チオ)エーテル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリシロキサン樹脂等よりなる群から選択される少なくとも一種の樹脂;を含んでなる。
本実施形態の成形体は、上記の光学材料用組成物を硬化して得ることができる。
成形体は、ガラス;または
ポリ(チオ)ウレタン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、ポリアリルカーボネート樹脂、ポリ(チオ)エーテル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリシロキサン樹脂等よりなる群から選択される少なくとも一種の樹脂;を含んでなる。
これらの材料の中では、溶解性が高く透明性に優れるポリ(チオ)ウレタン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、ポリアリルカーボネート樹脂、ポリ(チオ)エーテル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂が好ましく、さらに主に低粘度でモノマー状態の重合性化合物に本実施形態のトリチオカーボネート基を有するブルーライト吸収化合物を混合溶解して注型重合することにより容易に成形体を製造できるポリ(チオ)ウレタン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、ポリアリルカーボネート樹脂、およびポリ(チオ)エーテル樹脂がより好ましい。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含むポリ(チオ)ウレタン樹脂成形体は、上記ポリイソ(チオ)シアネート化合物と2官能以上の上記活性水素化合物とトリチオカーボネート化合物とを混合溶解して得られた重合性化合物を熱により重合硬化させることによって得られる。
重合性化合物には、必要に応じてウレタン触媒および内部離型剤が添加されてもよい。ウレタン触媒としては、例えば、ジメチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジラウレート、ジメチル錫ジクロライド、ジブチル錫ジクロライド、ジオクチル錫ジクロライド、ビス(2−エチルヘキサノエート)亜鉛等の有機金属化合物、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、ピリジン等の3級アミン化合物、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン等のホスフィン化合物等が挙げられる。
内部離型剤としては、モノブチルリン酸、ジブチルリン酸、モノヘキシルリン酸、ジヘキシルリン酸、モノオクチルリン酸、ジオクチルリン酸、モノウンデカンリン酸、ジウンデカンリン酸、モノブトキシエチルリン酸、ジブトキシエチルリン酸、モノオクチルフェニルリン酸、ジオクチルフェニルリン酸等のリン酸化合物が挙げられる。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含むポリ(メタ)アクリレート樹脂成形体は、上記(メタ)アクリロイル化合物に本実施形態のトリチオカーボネート化合物を混合溶解して得られた重合性組成物を、熱または放射線により重合硬化させることにより得られる。
重合性組成物を、UV等の放射線を用いて重合する場合は、紫外線重合開始剤が添加されもよく、熱によって重合する場合は熱重合開始剤が添加されてもよい。
紫外線重合開始剤としては、例えば、イルガキュアー127(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー651(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー184(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、ダロキュアー1173(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、ベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、イルガキュアー500(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー2959(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー907(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー369(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー1300(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー819(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー1800(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、ダロキュアーTPO(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、ダロキュアー4265(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアーOXE01(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアーOXE02(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製))、エサキュアーKT55(ランベルティー社製)、エサキュアーONE(ランベルティー社製)、エサキュアーKIP150(ランベルティー社製)、エサキュアーKIP100F(ランベルティー社製)、エサキュアーKT37(ランベルティー社製)、エサキュアーKTO46(ランベルティー社製)、エサキュアー1001M(ランベルティー社製)、エサキュアーKIP/EM(ランベルティー社製)、エサキュアーDP250(ランベルティー社製)、エサキュアーKB1(ランベルティー社製)、2,4−ジエチルチオキサントン等が挙げられる。
紫外線重合開始剤としては、例えば、イルガキュアー127(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー651(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー184(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、ダロキュアー1173(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、ベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、イルガキュアー500(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー2959(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー907(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー369(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー1300(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー819(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアー1800(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、ダロキュアーTPO(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、ダロキュアー4265(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアーOXE01(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、イルガキュアーOXE02(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製))、エサキュアーKT55(ランベルティー社製)、エサキュアーONE(ランベルティー社製)、エサキュアーKIP150(ランベルティー社製)、エサキュアーKIP100F(ランベルティー社製)、エサキュアーKT37(ランベルティー社製)、エサキュアーKTO46(ランベルティー社製)、エサキュアー1001M(ランベルティー社製)、エサキュアーKIP/EM(ランベルティー社製)、エサキュアーDP250(ランベルティー社製)、エサキュアーKB1(ランベルティー社製)、2,4−ジエチルチオキサントン等が挙げられる。
熱重合開始剤としては、例えば、メチルイソブチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド類;
イソブチリルパーオキサイド、o−クロロベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド類;
トリス(t−ブチルパーオキシ)トリアジン、t−ヌチルクミルパーオキサイド等のジアルキルパーオキサイド類;
2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−ジ(t−ブチルパーオキシ)ブタン等のパーオキシケタール類;
α−クミルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシピバレート、2,4,4−トリメチルペンニルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート等のアルキルパーエステル類;
ジ−3−メトキシブチルパーオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジエチレングリコールビス(t−ブチルパーオキシカーボネート)等のパーカボネート類等が挙げられる。
イソブチリルパーオキサイド、o−クロロベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド類;
トリス(t−ブチルパーオキシ)トリアジン、t−ヌチルクミルパーオキサイド等のジアルキルパーオキサイド類;
2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−ジ(t−ブチルパーオキシ)ブタン等のパーオキシケタール類;
α−クミルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシピバレート、2,4,4−トリメチルペンニルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート等のアルキルパーエステル類;
ジ−3−メトキシブチルパーオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジエチレングリコールビス(t−ブチルパーオキシカーボネート)等のパーカボネート類等が挙げられる。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含むポリアリルカーボネート樹脂成形体は、上記アリルカーボネート化合物とトリチオカーボネート化合物とを混合溶解して得られた重合性組成物を、熱または放射線で重合硬化させることによって得られる。
重合性組成物には、必要に応じて(メタ)アクリロイル化合物と同様の重合開始剤が添加されてもよい。
重合性組成物には、必要に応じて(メタ)アクリロイル化合物と同様の重合開始剤が添加されてもよい。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含むポリ(チオ)エーテル樹脂成形体は、上記(チオ)エポキシ化合物、上記オキセタニル化合物、および上記チエタニル化合物にトリチオカーボネート化合物を混合溶解して得られた重合性組成物を熱または放射線により重合硬化させることによって得られる。
重合性組成物には、必要に応じて3級アミン、4級アミンハライド、ホスフィン、ホスフィンハライド、アリルジアゾニウム塩、ジアリルヨードニウム塩、或いはトリアリルスルホニウム塩等の触媒、シリコーン系化合物或いはリン酸系化合物等の内部離型剤、酸無水物等の硬化剤が添加されてもよい。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含むポリシロキサン樹脂成形体は、上記アルコキシシラン化合物にトリチオカーボネート化合物を混合溶解して得られた重合性組成物を熱により重合硬化させて得られる。
重合性組成物には、必要に応じてリン酸、塩酸、硫酸等の酸性触媒、水酸化ナトリウム、アンモニア等塩基性触媒、テトラアルコキシチタン、酸化チタン粒子、シリカ粒子等の充填剤成分が添加されてもよい。
本実施形態の成形体の製造方法としては、注型重合、射出成型、RIM(reaction injection molding process)等を挙げることができる。本実施形態においては、注型重合により説明する。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含む重合性組成物を、ガラスまたは金属モールド等から形成されるキャビティー内に注入し、熱または放射線により重合させて樹脂成形体を得る。その際、重合性組成物中に残存溶剤および水分が大量に残存していると、注入および重合硬化中に気泡が発生し易く、最終的には成形体内部に気泡が固定化(固化)されるため、組成物中には極力溶剤および水は含まれない方が好ましい。従って、キャビティーに注入する直前の重合性組成物中に含まれる溶剤および水の量は少なくとも20重量%以下が好ましく、5重量%以下がより好ましく、1重量%以下であればさらに好ましく、0.3重量%以下が最も好ましい。
加熱により重合する場合、対流による重合不均一(脈理)を防止する目的で、加熱は、通常、低温から徐々に昇温して数日間かけて重合される。加熱条件としては、例えば−25〜200℃の範囲で低温から徐々に昇温して64時間、同様に5〜160℃の範囲で40時間、同様に20〜140℃の範囲で16時間といった条件等が挙げられる。
UV等の放射線により重合する場合も同様に、対流による重合不均一(脈理)を防止するために、通常、放射線の照射の分割をしたり、照度を低下させたりして、徐々に重合させる。より対流が起こらないようにする目的で、均一な重合性組成物をキャビティーに注入した後に一旦冷却して対流が起こり難い状態を形成し、次いで弱い放射線を照射して均一なゲル状態を形成した半硬化組成物を、加熱によって完全に硬化させるデュアルキュアー方式等が取られる場合もある。
放射線により重合する場合、用いられる放射線としては波長領域が0.0001〜800nm範囲のエネルギー線が通常用いられる。上記放射線は、α線、β線、γ線、X線、電子線、紫外線、可視光等に分類されており、上記混合物の組成に応じて適宜選択して使用できる。これら放射線の中でも紫外線が好ましく、紫外線の出力ピークは、好ましくは200〜450nmの範囲、より好ましくは220〜445nmの範囲、さらに好ましくは230〜430nm範囲、特に好ましくは240〜400nmの範囲である。上記出力ピークの範囲の紫外線を用いた場合には、重合時の黄変及び熱変形等の不具合が少なく、且つ紫外線吸収剤を添加した場合も比較的に短時間で重合を完結できる。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含むガラス成形体は、トリチオカーボネート化合物をアルコキシシランに添加し、次いで加水分解に必要な水と硫酸および塩酸等の触媒を添加して混合しアルコキシシランの加水分解を行う。得られた混合溶液を減圧下で脱溶剤および脱泡を行った後、注型重合することにより得られる。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含むポリエステル樹脂成形体は、主にPET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)が用いられ、上記と同様に溶融混合し、次いで射出成型することによって得られる。その際に必要に応じて内部離型剤等の添加剤が添加されてもよい。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含むポリカーボネート樹脂成形体は、主にPC(ポリカーボネート樹脂)が用いられ、上記と同様に溶融混合し、次いで射出成型することによって得られる。その際に必要に応じて内部離型剤等の添加剤が添加されてもよい。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を含むポリオレフィン樹脂成形体は、主にPE(ポリエチレン樹脂)、PP(ポリプロピレン樹脂)、及びTPX(ポリメチルペンテン樹脂)等が用いられ、上記と同様に溶融混合し、次いで射出成型することによって得られる。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を添加して射出成型することによってガラスまたは樹脂成形体が得られるが、ガラス成形体は溶融温度が極めて高くなるため(>400℃)、添加されたトリチオカーボネート基を有するブルーライト吸収剤が熱分解することがある。そのため、樹脂成形体を用いる方が好ましい。
本実施形態のトリチオカーボネート化合物を添加して加熱混合された溶融ポリマーを、ガラスおよび金属製モールド等から形成されるキャビティー内に注入し、冷却することによって成形体を得る。この射出成型においても、注型重合と同様の理由により、極力溶剤および水は含まない方が好ましい。キャビティーに注入する直前の本実施形態のブルーライト吸収剤が添加された溶融ポリマー中に含まれる溶剤および水の量は少なくとも20重量%以下が好ましく、5重量%以下がより好ましく、1重量%以下であればさらに好ましく、0.3重量%以下が最も好ましい。
本実施形態の樹脂成形体またはガラス成形体は、コロナ処理、プラズマ処理、紫外線処理、フレアー処理、イトロ処理等の様々な表面処理を施すことができる。
また、本実施形態の成形体上に、接着性を向上させるプライマー層、傷付きを防止するハードコート層、反射率を抑えてさらに透明性を向上させる反射防止層、滑り性を付与する撥水層、或いは防曇性を付与する親水層および吸水層等の様々な層を積層することができる。
さらにファッション性付与のための染色処理を行ったり、表面およびエッジの研磨等の処理を行ったり、さらには偏光性を付与する目的で偏光フィルムを内部に入れたり表面に貼り付けたり様々な機能性を付与する加工等を行ってもよい。
本実施形態のブルーライト吸収剤は、ブルーライト吸収化合物として、成形体中に、通常30wt%以下、好ましくは0.0001〜30wt%の範囲、さらに好ましくは0.001〜10wt%の範囲、より好ましくは0.001〜3wt%の範囲、最も好ましくは0.01〜2wt%の範囲で含まれる。これにより有害なブルーライト(380〜500nm)を効果的にカットすることができる。
本実施形態の成形体は、ブルーライト吸収化合物を含有することにより、厚さ1.6mmにおいて、380〜500nmの範囲にあるブルーライト光を平均で5%以上カット(透過率で5%以上減少)することができ、好ましくは平均で10%以上のカット率(透過率で10%以上減少)することができ、さらに好ましくは平均で40%以上(透過率で40%以上減少)することができ、より好ましくは60%以上(透過率で60%以上減少)することができ、最も好ましくは80%以上(透過率で80%以上減少)することができる。
本実施形態の成形体は、有害なブルーライトを遮断することを目的とする様々な用途に使用可能である。中でも高い透明性が要求される眼鏡レンズ、カメラレンズ、ピックアップレンズ、サングラス、ゴーグル、パネル材料、窓ガラス、ヘルメット等のシールド等の光学材料の用途に好適に用いることができる。
さらに上記の光学材料の用途の中でも、有害なブルーライト光の眼への影響が軽減され眼精疲労やストレスなどの障害を抑えることに直接的に効果が見込まれる眼鏡レンズとして特に好適に用いることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、硬化樹脂およびプラスチックレンズの評価は以下の方法により実施した。
<ブルーライト吸収剤の透過率測定>
ブルーライト吸収剤にクロロホルム10mlを加えて混合溶解し均一溶液を調整した。得られた均一溶液を、SHIMADZU UV-1850 紫外可視分光光度計10mm角セル に充填し紫外線から可視光までの透過率を測定した。尚、最初のゼロ点補正(リファレンス)はクロロホルムで行った。
ブルーライト吸収剤にクロロホルム10mlを加えて混合溶解し均一溶液を調整した。得られた均一溶液を、SHIMADZU UV-1850 紫外可視分光光度計10mm角セル に充填し紫外線から可視光までの透過率を測定した。尚、最初のゼロ点補正(リファレンス)はクロロホルムで行った。
<樹脂板の透過率測定>
厚さ1.6mmの樹脂板を作製し、得られた樹脂板をSHIMADZU UV-1850 に固定して紫外線から可視光までの透過率を測定した。尚、最初のゼロ点補正(リファレンス)は空気で行った。
厚さ1.6mmの樹脂板を作製し、得られた樹脂板をSHIMADZU UV-1850 に固定して紫外線から可視光までの透過率を測定した。尚、最初のゼロ点補正(リファレンス)は空気で行った。
[実施例1]
(ETC 0.01wt% 添加試験)
ブルーライト吸収剤として、下記式で表されるエチレントリチオカーボネート(以下、ETC) 0.01重量部(0.01wt%)、内部離型剤としてアルキルリン酸エステル(商品名:ZelecUN) 0.12重量部(0.12wt%)、触媒としてDBC(ジブチル錫ジラウレート) 0.13重量部(0.13wt%)、紫外線吸収剤としてチヌビン326 1.1重量部(1.1wt%)とエバーソーブ109 5.0重量部(5wt%)、並びに H12MDI{ビス(4−イソシアナトシクロヘキシル)メタン}58.9重量部を混合溶解し、次いでFSH(4,8−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン−1,11−ジチオール、4,7−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン−1,11−ジチオール、及び5,7−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン−1,11−ジチオールの混合物)41.1重量部を加えて、40torr以下の減圧度で1時間混合溶解・脱泡し、1μmテフロンフィルターを通液させて、均一な重合性組成物を得た。
解圧後、ガラスモールドとテープからなる成形型内のキャビティーに、得られた重合性組成物を流し込み、テープで蓋をして重合オーブン内に設置し、20〜140℃まで24時間かけて徐々に昇温して重合を行った。室温まで冷却後、離型して、キャビティー内に形成されていた厚さ1.6mmのプラスチックレンズ(プラノレンズ)を取り出した。得られた成形体を再び130℃で2時間再加熱した後に室温まで徐冷して、測定用サンプルとした。
得られたプラスチックレンズ(プラノレンズ)の透過率を測定した。透過率曲線を図1に示し、各波長領域の平均透過率を表1に示す。
(ETC 0.01wt% 添加試験)
ブルーライト吸収剤として、下記式で表されるエチレントリチオカーボネート(以下、ETC) 0.01重量部(0.01wt%)、内部離型剤としてアルキルリン酸エステル(商品名:ZelecUN) 0.12重量部(0.12wt%)、触媒としてDBC(ジブチル錫ジラウレート) 0.13重量部(0.13wt%)、紫外線吸収剤としてチヌビン326 1.1重量部(1.1wt%)とエバーソーブ109 5.0重量部(5wt%)、並びに H12MDI{ビス(4−イソシアナトシクロヘキシル)メタン}58.9重量部を混合溶解し、次いでFSH(4,8−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン−1,11−ジチオール、4,7−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン−1,11−ジチオール、及び5,7−ビス(メルカプトメチル)−3,6,9−トリチアウンデカン−1,11−ジチオールの混合物)41.1重量部を加えて、40torr以下の減圧度で1時間混合溶解・脱泡し、1μmテフロンフィルターを通液させて、均一な重合性組成物を得た。
解圧後、ガラスモールドとテープからなる成形型内のキャビティーに、得られた重合性組成物を流し込み、テープで蓋をして重合オーブン内に設置し、20〜140℃まで24時間かけて徐々に昇温して重合を行った。室温まで冷却後、離型して、キャビティー内に形成されていた厚さ1.6mmのプラスチックレンズ(プラノレンズ)を取り出した。得られた成形体を再び130℃で2時間再加熱した後に室温まで徐冷して、測定用サンプルとした。
得られたプラスチックレンズ(プラノレンズ)の透過率を測定した。透過率曲線を図1に示し、各波長領域の平均透過率を表1に示す。
[比較例1]
(ETC 無添加試験)
ETCを添加しなかった以外は実施例1と同様にしてプラスチックレンズ(プラノレンズ)成形体を調製した。透過率スペクトルを図1に示し、各波長領域の平均透過率を表1に示す。
(ETC 無添加試験)
ETCを添加しなかった以外は実施例1と同様にしてプラスチックレンズ(プラノレンズ)成形体を調製した。透過率スペクトルを図1に示し、各波長領域の平均透過率を表1に示す。
[実施例2]
(ブルーライト吸収剤の透過率測定(溶液))
実施例1で用いたブルーライト吸収剤であるETC(エチレントリチオカーボネート)0.01gにクロロホルム10mlを加えて混合溶解した0.1%(wt/vol)の溶液について透過率を測定した。但し、測定は予めクロロホルムのみでベースライン補正して実施した。透過率スペクトルを図2に示し、波長380〜500nmの平均透過率を表2に示す。
(ブルーライト吸収剤の透過率測定(溶液))
実施例1で用いたブルーライト吸収剤であるETC(エチレントリチオカーボネート)0.01gにクロロホルム10mlを加えて混合溶解した0.1%(wt/vol)の溶液について透過率を測定した。但し、測定は予めクロロホルムのみでベースライン補正して実施した。透過率スペクトルを図2に示し、波長380〜500nmの平均透過率を表2に示す。
[実施例3〜4、比較例2]
ブルーライト吸収剤を、下記式で表される4,5−ビス(メチルチオ)−1,3−ジチオール−2−チオン(以下、MTTC)、トリチオカルボニック酸−S,S−ジベンジルエステル(以下、BZTC)、トリチオカルボニック酸−S,S−ジエチルエステル(以下、DEDC)に変更した以外は、実施例2と同様に0.1%(wt/vol)の溶液を調製して透過率の測定を行った。透過率スペクトルを図3に示し、波長380〜500nmの平均透過率を表3に示す。
透過率測定の結果から、ブルーライト吸収剤であるMTTCとBZTCは、波長380〜500nmのブルーライトの遮断効果が高く、当該ブルーライト吸収剤を含むレンズも同様の効果が得られることが推定された。
ブルーライト吸収剤を、下記式で表される4,5−ビス(メチルチオ)−1,3−ジチオール−2−チオン(以下、MTTC)、トリチオカルボニック酸−S,S−ジベンジルエステル(以下、BZTC)、トリチオカルボニック酸−S,S−ジエチルエステル(以下、DEDC)に変更した以外は、実施例2と同様に0.1%(wt/vol)の溶液を調製して透過率の測定を行った。透過率スペクトルを図3に示し、波長380〜500nmの平均透過率を表3に示す。
透過率測定の結果から、ブルーライト吸収剤であるMTTCとBZTCは、波長380〜500nmのブルーライトの遮断効果が高く、当該ブルーライト吸収剤を含むレンズも同様の効果が得られることが推定された。
[実施例5〜6、比較例3]
ブルーライト吸収剤を、下記式で表される5−n−プロピル−1,3−ジチオロ[4,5−d][1,3]ジチオール−2−チオン(以下、PDTTC)、5−n−ヘキシル−1,3−ジチオロ[4,5−d][1,3]ジチオール−2−チオン(以下、HDTTC)、4,5−メチレンジチオ−1,3−ジチオール−2−オン(以下、MDTO)に変更した以外は、実施例2と同様に0.1%(wt/vol)の溶液を調製して透過率の測定を行った。透過率スペクトルを図4に示し、波長380〜500nmの平均透過率を表4に示す。
透過率測定の結果から、ブルーライト吸収剤であるPDTTCとHDTTCは、波長380〜500nmのブルーライトの遮断効果が高く、当該ブルーライト吸収剤を含むレンズも同様の効果が得られることが推定された。
ブルーライト吸収剤を、下記式で表される5−n−プロピル−1,3−ジチオロ[4,5−d][1,3]ジチオール−2−チオン(以下、PDTTC)、5−n−ヘキシル−1,3−ジチオロ[4,5−d][1,3]ジチオール−2−チオン(以下、HDTTC)、4,5−メチレンジチオ−1,3−ジチオール−2−オン(以下、MDTO)に変更した以外は、実施例2と同様に0.1%(wt/vol)の溶液を調製して透過率の測定を行った。透過率スペクトルを図4に示し、波長380〜500nmの平均透過率を表4に示す。
透過率測定の結果から、ブルーライト吸収剤であるPDTTCとHDTTCは、波長380〜500nmのブルーライトの遮断効果が高く、当該ブルーライト吸収剤を含むレンズも同様の効果が得られることが推定された。
[実施例7〜8、比較例4]
ブルーライト吸収剤を、下記式で表されるビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオレート)パラジウム(II)錯体(以下、BTC−Pd)、ビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオレート)亜鉛錯体(以下、BTC−Zn)、1,3,4,6−テトラチアペンタレン−2,5−ジオン(以下、TPDO)に変更し、濃度を0.01%(wt/vol)に変更した以外は、実施例2と同様に透過率の測定を行った。透過率スペクトルを図5に示し、波長380〜500nmの平均透過率を表5に示す。
透過率測定の結果から、ブルーライト吸収剤であるBTC−PdとBTC−Znは、低濃度(0.01%)であっても波長380〜500nmのブルーライトの遮断効果が高く、当該ブルーライト吸収剤を含むレンズも同様の効果が得られることが推定された。
ブルーライト吸収剤を、下記式で表されるビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオレート)パラジウム(II)錯体(以下、BTC−Pd)、ビス(テトラブチルアンモニウム)ビス(1,3−ジチオール−2−チオン−4,5−ジチオレート)亜鉛錯体(以下、BTC−Zn)、1,3,4,6−テトラチアペンタレン−2,5−ジオン(以下、TPDO)に変更し、濃度を0.01%(wt/vol)に変更した以外は、実施例2と同様に透過率の測定を行った。透過率スペクトルを図5に示し、波長380〜500nmの平均透過率を表5に示す。
透過率測定の結果から、ブルーライト吸収剤であるBTC−PdとBTC−Znは、低濃度(0.01%)であっても波長380〜500nmのブルーライトの遮断効果が高く、当該ブルーライト吸収剤を含むレンズも同様の効果が得られることが推定された。
[実施例9]
反応試剤トリチオ炭酸ナトリウム(Na2CS3)の製造
Na2S・9H2O 240.2g(1.0mol)に水560mlを加えて混合溶解し、界面活性剤テトラブチルアンモニウムブロミド0.2gを加えたのち、二硫化炭素 91.4g(1.2mol)を20〜40℃の範囲で滴下し40〜45℃で1.5時間、更に還流下で30分間加熱撹拌後、過剰の二硫化炭素と一部の水と共にロータリーエバポレーターで減圧留去し、含有率30wt%のトリチオ炭酸ナトリウムNa2CS3 513.9g(1.0mol)を得た。
反応試剤トリチオ炭酸ナトリウム(Na2CS3)の製造
Na2S・9H2O 240.2g(1.0mol)に水560mlを加えて混合溶解し、界面活性剤テトラブチルアンモニウムブロミド0.2gを加えたのち、二硫化炭素 91.4g(1.2mol)を20〜40℃の範囲で滴下し40〜45℃で1.5時間、更に還流下で30分間加熱撹拌後、過剰の二硫化炭素と一部の水と共にロータリーエバポレーターで減圧留去し、含有率30wt%のトリチオ炭酸ナトリウムNa2CS3 513.9g(1.0mol)を得た。
[実施例10]
4−メルカプトメチル−トリチオカーボネート(MMTC、別名: 4−メルカプトメチル−1,3−ジチオラン−2−チオン)の製造
ベンゼン500mlに実施例9で得られたトリチオ炭酸ナトリウムNa2CS3(含有率30wt%) 308.3g(0.60mol)と相関移動触媒としてトリオクチルメチルアンモニウムクロリド 3.2g(8mmol)を加え、撹拌しながら2,3−ジブロモ−1−プロパノール 43.6g(0.20mol)と滴下した後、60℃で8時間加熱撹拌した。
静置後、有機層(ベンゼン層)を分液分取し、水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過した。得られた濾液をロータリーエバポレーターにて濃縮した。
その濃縮液をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、再びロータリーエバポレーターで濃縮して、液状の下記式で表される4−メルカプトメチル−エチレントリチオカーボネート(MMTC) 108.0g(収率59%)を得た。
4−メルカプトメチル−トリチオカーボネート(MMTC、別名: 4−メルカプトメチル−1,3−ジチオラン−2−チオン)の製造
ベンゼン500mlに実施例9で得られたトリチオ炭酸ナトリウムNa2CS3(含有率30wt%) 308.3g(0.60mol)と相関移動触媒としてトリオクチルメチルアンモニウムクロリド 3.2g(8mmol)を加え、撹拌しながら2,3−ジブロモ−1−プロパノール 43.6g(0.20mol)と滴下した後、60℃で8時間加熱撹拌した。
静置後、有機層(ベンゼン層)を分液分取し、水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過した。得られた濾液をロータリーエバポレーターにて濃縮した。
その濃縮液をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、再びロータリーエバポレーターで濃縮して、液状の下記式で表される4−メルカプトメチル−エチレントリチオカーボネート(MMTC) 108.0g(収率59%)を得た。
[実施例11]
ビス(エチレントリチオカーボネート−4−メチル)ジスルフィド(BEDS,別名: ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)ジスルフィド)の製造
実施例10で得られた4−メルカプトメチル−エチレントリチオカーボネート 91.2g(0.50mol)に、水60ml、メタノール20ml、および炭酸ナトリウム46.2g(0.55mol)を加えた混合液に、内温を10〜15℃に制御しながら臭素 44.0g(0.175mol)を液中に滴下し、15℃で1時間熟成した。
得られた反応液にトルエン100mlおよび水100mlを加えて混合撹拌し、静置後、下層の水層を廃棄した。次に得られた有機層(トルエン層)を1wt%の酢酸水溶液100mlで洗浄し、再び水100mlで洗浄して得られた有機層(トルエン層)をロータリーエバポレーターにて濃縮した。
その濃縮液をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、再びロータリーエバポレーターで濃縮して、純度98%の下記式で表されるビス(エチレントリチオカーボネート−4−メチル)ジスルフィド68.0g(収率73%)を得た。
ビス(エチレントリチオカーボネート−4−メチル)ジスルフィド(BEDS,別名: ビス(1,3−ジチオラン−2−チオン−4−メチル)ジスルフィド)の製造
実施例10で得られた4−メルカプトメチル−エチレントリチオカーボネート 91.2g(0.50mol)に、水60ml、メタノール20ml、および炭酸ナトリウム46.2g(0.55mol)を加えた混合液に、内温を10〜15℃に制御しながら臭素 44.0g(0.175mol)を液中に滴下し、15℃で1時間熟成した。
得られた反応液にトルエン100mlおよび水100mlを加えて混合撹拌し、静置後、下層の水層を廃棄した。次に得られた有機層(トルエン層)を1wt%の酢酸水溶液100mlで洗浄し、再び水100mlで洗浄して得られた有機層(トルエン層)をロータリーエバポレーターにて濃縮した。
その濃縮液をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、再びロータリーエバポレーターで濃縮して、純度98%の下記式で表されるビス(エチレントリチオカーボネート−4−メチル)ジスルフィド68.0g(収率73%)を得た。
得られた化合物の同定データを以下に示す。
1H−NMR(CDCl3): σ=3.1(2H,CH2), σ=4.0(1H,CH), σ=4.2(1H,CH), σ=4.4(1H,CH)
1H−NMR(CDCl3): σ=3.1(2H,CH2), σ=4.0(1H,CH), σ=4.2(1H,CH), σ=4.4(1H,CH)
[実施例12]
ブルーライト吸収剤を実施例10で得られた4−メルカプトメチル−エチレントリチオカーボネートに変更するとともに濃度(wt/vol)を0.01%、0.05%、0.30%、1.00%に変更した以外は、実施例2と同様に溶液を調製して、透過率の測定を行った。各濃度における透過率スペクトルを図6に示す。
透過率測定の結果から、ブルーライト吸収剤である4−メルカプトメチル−エチレントリチオカーボネート(MMTC)は、波長380〜500nmのブルーライトの遮断効果が高く、当該ブルーライト吸収剤を含むレンズも同様の効果が得られることが推定された。
ブルーライト吸収剤を実施例10で得られた4−メルカプトメチル−エチレントリチオカーボネートに変更するとともに濃度(wt/vol)を0.01%、0.05%、0.30%、1.00%に変更した以外は、実施例2と同様に溶液を調製して、透過率の測定を行った。各濃度における透過率スペクトルを図6に示す。
透過率測定の結果から、ブルーライト吸収剤である4−メルカプトメチル−エチレントリチオカーボネート(MMTC)は、波長380〜500nmのブルーライトの遮断効果が高く、当該ブルーライト吸収剤を含むレンズも同様の効果が得られることが推定された。
[実施例13]
ブルーライト吸収剤を実施例11で得られたビス(エチレントリチオカーボネート−4−メチル)ジスルフィド(BEDSと略す)に変更した以外は、実施例2と同様に溶液を調製して、透過率の測定を行った。透過率スペクトルを図7に示す。
透過率測定の結果から、ブルーライト吸収剤であるBEDSは、波長380〜500nmのブルーライトの遮断効果が高く、当該ブルーライト吸収剤を含むレンズも同様の効果が得られることが推定された。
ブルーライト吸収剤を実施例11で得られたビス(エチレントリチオカーボネート−4−メチル)ジスルフィド(BEDSと略す)に変更した以外は、実施例2と同様に溶液を調製して、透過率の測定を行った。透過率スペクトルを図7に示す。
透過率測定の結果から、ブルーライト吸収剤であるBEDSは、波長380〜500nmのブルーライトの遮断効果が高く、当該ブルーライト吸収剤を含むレンズも同様の効果が得られることが推定された。
[実施例14]
NBDI{ビス(イソシアナトメチル)ノルボルナン} 32.9重量部に触媒としてDBC(ジブチル錫ジクロライド) 0.023重量部(0.035wt%)、内部離型剤としてアルキルリン酸エステル(商品名:ZelecUN) 0.065重量部(0.10wt%)、紫外線吸収剤としてチヌビン326(BASF) 0.65重量部(1.0wt%)、及びブルーライト吸収剤としてPDTTC 0.0065重量部(0.010wt%)を添加して室温で混合溶解した。
次いでPEMP{ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)} 15.5重量部とGST(4−メルカプトメチル−3,6−ジチアオクチル−1,8−ジチオール) 16.6重量部を加えて再度混合溶解した後、得られた溶液を40torr以下の減圧度で1時間混合脱泡し、3μmテフロンフィルターを通液させて、均一な重合性組成物を得た。
解圧後、ガラスモールドとテープからなる成形型内のキャビティーに、得られた重合性組成物を流し込み、テープで蓋をして重合オーブン内に設置し、20〜130℃まで24時間かけて徐々に昇温して重合を行った。室温まで冷却後、離型して、キャビティー内に形成されていた厚さ1.6mmのプラスチックレンズ(プラノレンズ)成型体を取り出した。得られた成形体を再び130℃で2時間再加熱した後に室温まで徐冷して、測定用サンプルとした。
得られたプラスチックレンズ(プラノレンズ)の透過率を測定した。透過率曲線を図8に示し、各波長領域の平均透過率を表6に示す。
NBDI{ビス(イソシアナトメチル)ノルボルナン} 32.9重量部に触媒としてDBC(ジブチル錫ジクロライド) 0.023重量部(0.035wt%)、内部離型剤としてアルキルリン酸エステル(商品名:ZelecUN) 0.065重量部(0.10wt%)、紫外線吸収剤としてチヌビン326(BASF) 0.65重量部(1.0wt%)、及びブルーライト吸収剤としてPDTTC 0.0065重量部(0.010wt%)を添加して室温で混合溶解した。
次いでPEMP{ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)} 15.5重量部とGST(4−メルカプトメチル−3,6−ジチアオクチル−1,8−ジチオール) 16.6重量部を加えて再度混合溶解した後、得られた溶液を40torr以下の減圧度で1時間混合脱泡し、3μmテフロンフィルターを通液させて、均一な重合性組成物を得た。
解圧後、ガラスモールドとテープからなる成形型内のキャビティーに、得られた重合性組成物を流し込み、テープで蓋をして重合オーブン内に設置し、20〜130℃まで24時間かけて徐々に昇温して重合を行った。室温まで冷却後、離型して、キャビティー内に形成されていた厚さ1.6mmのプラスチックレンズ(プラノレンズ)成型体を取り出した。得られた成形体を再び130℃で2時間再加熱した後に室温まで徐冷して、測定用サンプルとした。
得られたプラスチックレンズ(プラノレンズ)の透過率を測定した。透過率曲線を図8に示し、各波長領域の平均透過率を表6に示す。
[実施例15]
チヌビン326(BASF)を添加せず、ブルーライト吸収剤PDTTCを0.013重量部(0.020wt%)に増量して、実施例14と同様に試験した。
透過率曲線を図8に示し、各波長領域の平均透過率を表6に示す。
チヌビン326(BASF)を添加せず、ブルーライト吸収剤PDTTCを0.013重量部(0.020wt%)に増量して、実施例14と同様に試験した。
透過率曲線を図8に示し、各波長領域の平均透過率を表6に示す。
[実施例16]
ブルーライト吸収剤としてPDTTCの代わりにHDTTCを用いて、実施例15と同様に試験した。
透過率曲線を図8に示し、各波長領域の平均透過率を表6に示す。
ブルーライト吸収剤としてPDTTCの代わりにHDTTCを用いて、実施例15と同様に試験した。
透過率曲線を図8に示し、各波長領域の平均透過率を表6に示す。
[比較例5]
ブルーライト吸収剤PDTTCを添加せずに実施例14と同様に試験した。
透過率曲線を図8に示し、各波長領域の平均透過率を表6に示す。
ブルーライト吸収剤PDTTCを添加せずに実施例14と同様に試験した。
透過率曲線を図8に示し、各波長領域の平均透過率を表6に示す。
Claims (21)
- 分子内に1個以上のトリチオカーボネート基を有するブルーライト吸収化合物。
- 下記一般式(1)で表される、請求項1に記載のブルーライト吸収化合物。
(一般式(1)中、R1およびR2はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の有機残基を表す。また当該有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。R3およびR4はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の2価の有機残基を表す。また当該2価の有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。複数存在するR3同士は同一でも異なっていてもよく、複数存在するR4同士は同一でも異なっていてもよい。mは、0〜3の整数を表す。R1およびR3は結合して環を形成していてもよく、R2およびR4は結合して環を形成していてもよい。mが0の場合、R1およびR2は結合して環を形成していてもよい。) - 一般式(1)で表される化合物が、下記一般式(2)または下記一般式(3)で表される化合物である、請求項2に記載のブルーライト吸収化合物。
(一般式(2)中、R1およびR2はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の有機残基を表す。また当該有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。また、R1およびR2は結合して環を形成していてもよい。)
(一般式(3)中、R1およびR2はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の有機残基を表す。また当該有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。R3およびR4はそれぞれ独立して、炭素数1〜20の2価の有機残基を表す。また当該2価の有機残基はヘテロ原子を含んでいてもよく、水素原子の一部がハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、およびシアノ基から選択される少なくとも一種で置換されていてもよい。また、R1およびR3は結合して環を形成していてもよく、R2およびR4は結合して環を形成していてもよい。) - 請求項1〜8のいずれかに記載のブルーライト吸収化合物を含む、ブルーライト吸収剤。
- 請求項1〜8のいずれかに記載のブルーライト吸収化合物と、樹脂または重合性化合物とを含む、光学材料用組成物。
- 前記ブルーライト吸収化合物を30重量%以下の範囲で含む、請求項10に記載の光学材料用組成物。
- 前記重合性化合物が、ポリイソ(チオ)シアネート化合物、(チオ)エポキシ化合物、オキセタニル化合物、チエタニル化合物、(メタ)アクリロイル化合物、(メタ)アリル化合物、アリルカーボネート化合物、アルケン化合物、アルキン化合物、二官能以上の活性水素化合物、酸無水物、アルコキシシラン化合物およびその加水分解物から選択される少なくとも一種である、請求項10または11に記載の光学材料用組成物。
- 前記樹脂は、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、およびポリシロキサン樹脂よりなる群から選択される少なくとも一種である、請求項10または11に記載の光学材料用組成物。
- 請求項10〜13のいずれかに記載の光学材料用組成物を硬化した成形体。
- 前記ブルーライト吸収化合物を30重量%以下の範囲で含む、請求項14に記載の成形体。
- 請求項1〜8のいずれかに記載のブルーライト吸収化合物を30重量%以下の範囲で含む、成形体。
- 厚さ1.6mmにおいて、380〜500nmの範囲にあるブルーライト光の何れかの波長を5%以上カットする、請求項14〜16のいずれかに記載の成形体。
- ポリ(チオ)ウレタン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、ポリアリルカーボネート樹脂、ポリ(チオ)エーテル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、およびポリシロキサン樹脂よりなる群から選択される少なくとも一種を含んでなる、請求項14または15に記載の成形体。
- ガラスを含んでなる、請求項16に記載の成形体。
- 請求項14〜19のいずれかに記載の成形体からなる光学材料。
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Cited By (2)
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|---|---|---|---|---|
| JP2020125414A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 国立大学法人愛媛大学 | 光ストレージ材料 |
| CN113307742A (zh) * | 2021-05-19 | 2021-08-27 | 南京工业大学 | 一种蓝光吸光材料及其制备方法和应用、防蓝光镜片 |
-
2017
- 2017-08-23 JP JP2017160556A patent/JP2018168140A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP7207713B2 (ja) | 2019-02-05 | 2023-01-18 | 国立大学法人愛媛大学 | 光ストレージ材料 |
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| CN113307742B (zh) * | 2021-05-19 | 2022-05-17 | 南京工业大学 | 一种蓝光吸光材料及其制备方法和应用、防蓝光镜片 |
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